売掛金回収
年商二千万
個人事業主
世の中
不景気不景気
しか~し
払うものは払って下さい
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発布通知が届いて一週間。
郵便局で預かっているのか受け取っているのかは、
まだ解らない。
裁判所から送達通知が
来ないからだ。
もういい頃か…
何がいいか?
電話で心理的圧迫を
かける。
直接行ったところで
空振りに終る確率が高い。
圧迫をかけるだけだから
出なかったり
留守電のほうが都合が良い。
トシは千川氏へ1日五回前後電話をした。
全て、出ないが向こうは
精神的にやられるだろう。
受け取っていれば、正本を見ている筈だし、
局預りなら、差出人が
簡易裁判所だ。
何らかの気持ちの揺れは
あるはずだ。
そして、アイコ。
ここまで抑えてきたものを留守電に入れる。
今までにない口調で話す。
だが、こちらが不利になるような事はやはりいれない。
留守電を聞き
向こうから電話をしなければと思わせるような事を
話すつもりだ。
今まで常に冷静さを欠かさず対応してきた。
しかし
それは相手からしたら冷静ではなく言いくるめる簡単な奴と映っていただろう。
冷静さの中に冷酷さを持たせ、声は営業用の声を出さない。
バカにしたかのように
淡々と話す。
コール音がしだした。
もうすぐ留守電に切り替わる。
切り替わった。
名前など名乗らない。
『また、留守電ですか~?
話さないと何も解決しないのに変ですね。
もっと可笑しなことがありますよ。
お客様からお金頂いた日は、まだ貰っていないって言ってましたね。
変ですね~。
産廃代も随分お客様から頂いてるみたいだから
うちの産廃分引き取ってもらいたんで、いつ持っていけばいいか必ず連絡して下さいね~。
連絡ないなら
明日にでもお持ちしていいって解釈しますから。
それから
大人なんだから
ちゃんと出てきて
大人と大人の話しましょうよ。
社会の常識解ってますか?子供のやり取りじゃないんですよ?
会社と会社ですからね。
払えないから払わないで済むなんて思ってるんですか?
このまま
ずっとずっと一年も二年も逃げるんですかね。
そんな事が
許されるんですかね?
いいですね~。
払わないで済んだら楽ですよね~。』
『煩いのはうちだけなんて言ってましたっけ?
連絡すれは煩い。
しなければしないで連絡してこない。
何なんでしょうかね?
不思議ですね。
どっちにしろ
払わないんですからね。
あ~
それと』
ピー…
留守電の録音時間が終ってしまった。
もう一度かける。
さらに留守電に向かって
話す。
『あ~それから、
私と話すのが嫌なんでしたら、建材メーカーの人かお互い知ってる北村さんとかに入ってもらいましょうか?』
建材メーカーは奴らが
保証書に文言として謳っているから知られたくないだろう。
直接関係して材料を卸してもらっているのはうちだ。奴らはそれをメーカー保証としてお客様に保証書を発行していることが解ったから敢えてメーカー名を出して話した。
(ここでは、伏せます)
北村さんはこちらよりの人だが、奴らも知り合いだ。
『それでいいなら、直ぐに建材屋さんに連絡して
話し合いをしたいんですよね。
そのほうが話が早くて
いいんじゃないのかなぁ。
何処に話を持っていったら払えますか~?
建材屋さんですか?
北村さんですか?
他の共通の知人ですか?
司法ですか?
裁判所ですか?
警察ですか?
言ってくれれば直ぐに連絡するし、連絡ないなら
建材屋さんと北村さんには間に入ってもらうんで。』
ピー…
また録音時間が終った。
留守電なだけに相手の反応は読めない。
だが、いつものアイコの口調や営業喋りと違うことや
こちらが動き出したことは感じたろう。
お客様の話を出したり
知人やメーカーの話。
奴らがどう感じるかは解らないが
いい思いはしない筈だ。
少しでも危機感を覚えたら良しとしよう。
当てにならない警察を出したのは、言葉の流れではない。
こちらが如何に動き出しているかと思わせる為だ。
こちらは手詰まりではないと思わせる、言わば合法の去勢に過ぎないが、
奴らが勝手に勘違いして
焦ってくれればいいのだ。
翌日の夜。
アイコは本屋にいた。
レジでお金を出す時に
携帯が鳴っているのに
気付く。
着信相手を確認すると
東氏である。
しかし、今ここで出るのは止めにした。
会計途中であり
雑音がある。
ゆっくり
感情的にならないように
話さなければないない。
着信は切れた。
アイコは急いで駐車場に停めてある車に戻ったが
二度目の着信も切れてしまった。
こちらがコンタクトをとっても散々逃げに回っていた奴らからの電話。
慎重にいかなければ
ならない。
呼吸を整え
リダイアルを押した。
……………出ない。
留守電に切り替わった。
何も入れずに切った。
10分後もう一度かけたが
同じだ。
何なんだ?!
掛けてきたくせに
掛け直すとでない。
子供の遊びか?
アイコは
張り詰めた気持ちのまま
自宅へ帰った。
リビングで一服。
気持ちを落ち着かせる。
少しするとトシが帰宅した。
『今日も千川さんに電話何回かしたけどさあ、でないんだよな!
極めつけに電源切られてさあ!
人としてどうなの?って
感じだよな。』
ふ~ん。
奴ら、追い詰められてる感がある。
アイコも電話の話をした。
そんな話をしていると
着信音が流れ出したのだ。
…………きた
携帯を開き録音ボタンを確認する。
『はい。猫田ですぅ~』
前日の留守電に録音されている声とは真逆の明るい営業色たっぷりの声で出た。
20代前半を
デパート勤務で過ごしたアイコには声のトーンを変えて話すのは容易い事だ。
全く真逆の声。
敵対心を出さない態度。
奴は
面食らっているだろう。
そして、録音ボタンに指を置き押した。
意図ある対応。
この電話での目的は
払う意思と書面にするという確約の言葉。
それを引き出すつもりだ。
アイコの対応に釣られてか
相手も今回は
キーキーキャンキャンしてこない。
言いたい事は山程あるが
言わない。
相手の切り出し方で
様子を見る。
『すみませんでした。』
謝ってきた。
裁判所効果か?
『やっと、少しお支払い出来そうなので、お電話したのですが。』
支払督促については
何も言ってこない。
『それで、どの位で
いつ頃ですか?』
取り敢えず聞いてやろう。
『すみませんが、五万円を来月半ばくらいに…』
はあ…
また五万かい?!
もっと払えるだろ?
そう思いつつ
『そうですかぁ。
ありがとうございます。
その後はどうなります?』
『その後もすみませんが
分割で月末ごとに五万ぐらいづつでお願いしたいんですけど。』
いったい
いつまでかかる払いだ?
まあ
いいや。
『解りました。それで
いいですよ。』
しっかり録音は
されている。
『あっ、でもお支払い出来る時はもう少しまとめて
お支払いします。』
言いましたね。
やっと言わせた。
何回も分割払いの提案をしたのにも拘わらず
奴らはうやむやにしてきた事を引き出した。
もう一息だ。
分割払いについて、本人の口から言わせた。
次は…書面化。
『以前もお話しましたけど、分割の詳細を書面にして頂きたいのですが?』
さあ、どう答える。
『解りました。猫田さんのほうで作って頂いて送ってもらえたら、直ぐに署名捺印して送り返します。』
ん?
案外あっさりと答えてきた。
奴の作戦か?
作戦にしても
この内容は録音されている。
後から知らないは通らないですからね………
『あの…
お怒りになられるかもしれませんが…』
これでもかと低姿勢で切り出した。
『お二人共、連絡してもお話出来ない状況で私共も困り果てまして、裁判所から支払督促を出させて頂いたのですが、ご覧になられましたか?』
さあ
どうなんですか?
『あっそうなんですか?
ちょっと千川の携帯がおかしくて&£#*#£』
最後は
口ごもって何言ってるか
聞き取れない。
知らないようなことをもごもごと言っているようだ。
ふ~ん。
知らないんだ。
知らない訳ないだろ。
じゃあ何で電話してきたのかなあ。
『そうですか。郵便局で
預かりになっているのかもしれないですね。』
それにしたって
局の不在票には差出人欄に簡易裁判所と入っているだろう。
見え見えの嘘。
まかり通ると思って言っているのか。
笑いすら出てこない。
『じゃあ、お支払いはしないでそれを受けとればいいんですか?』
何をワケわからない事を言っているんだ。
受け取って
払うんだよ。
『いえ、お支払いはお願いします。
それから、受け取りはしてください。』
取り敢えず流れだけ説明してやろう。
『そちらが、お受け取りになって二週間以内に異議申し立てをしなければ、
【仮執行宣言】をしまして強制執行へ移る流れになります。』
『はい。』
素直に聞いている。
『ですが、お支払いの意思があるのと書面化に合意して頂いたので、こちらが今後期日内に申し立てをしなければ、この支払督促は無効になります。』
『解りました。
書面は直ぐに送り返します。』
この言葉信じていいのか?
いや、
信じきれない。
信じきっては
いけない気がする。
電話を切った後
アイコは踞った。
激しい頭痛。
動悸。
手の震え。
立てない。
奴らとの関わりをやめない限り続くだろう。
この症状で止めようとは思わない。
自分をこれだけの身体にされたのなら、同じように追い詰めたいからだ。
踞っているアイコにトシが慌ててかけよる。
何も言わずに手をずっと
握ってくれる。
アイコが落ち着くまで。
ずっと
ずっと…
人の温もりは心安まる。
『もう大丈夫。
やらなきゃ。』
書面についてトシに説明し
パソコンに向かった。
『俺が
次は裁判所行くよ。』
トシの言葉はありがたくもらうがこうなると最後まで
自分が関わり終わりにしたい。
だから
トシは奴ら以外の仕事をしてほしいと訴えた。
渋々了解してくれた。
腑に落ちない顔だが、
終りが見えなく縁を切る奴らにトシは貴重な時間を使う必要はないのだ。
【債務承認及び債務弁済承認契約書】
ある司法書士のホームページから引っ張った。
この司法書士は自分で出来るならしたほうが良いと、丁寧に様々な雛型を掲載してくれている。
あいにく事務所までとてもじゃないが遠すぎて依頼するには無理があるが、
近場なら相談したいところだ。
コピペでエクセルに張り付け
多少文言を変える。
雛型では
債務者
債権者とあるが、
これでは奴らも抵抗、反発があるだろうから
支払人
受取人に変更だ。
ここまでの作業で夜中になってしまった。
この労力も請求してやりたいぐらいだ。
今日はこの辺でやめようとパソコンに向かうのを止めにしたが、今度は薬を服用しても眠れない。
結局、イライラしながら朝を迎えてしまった。
【分割払い確認書】
月五万
一回から八回までの年月日の確認。
それでも未払いが起きた時の対応方法の確認。
誰が払い
誰に払うかの確認。
署名捺印は当然であり、
先に作成した書面の連帯保証人にも債務を負ってもらう確認。
次は税務署に電話だ。
債務承認の書面に必要な収入印紙の金額を確認するためである。
税務署はパートらしい女性の対応であり、調べて折り返し電話するとの事で
一度電話を切った。
もっとパッパッと事は進まないのかと、イライラは続いたが仕方ないかと電話を待った。
収入印紙はより書面にリアルさを出す為に
こちらが負担しても貼りたいアイテム。
40万と額も少ないので
印紙は大した金額ではないだろうと考えているが、
中々折り返しの電話がこない。
電話待ちの状態で
ぼんやりしているのも時間が無駄である。
三枚の書類を宛名が書かれた封筒に入れ、郵便局に向かう準備をした。
玄関でブーツに足を通す時に着信音が鳴る。
何とも間の悪さに
はぁとため息をつき
ブーツを置き電話に出た。
時間がかかりすぎて恐縮そうに話す税務署の女性。
一生懸命話す彼女に何故か癒されている。
みんな一生懸命頑張ってるんだよなぁと思ったからである。
そして
アイテムの金額は400円という答えをもらいお礼を言い電話を切った。
やはり少額である。
400円ぐらいの負担で
リアルさが出るなら安いものである。
車に乗り込み郵便局に向かった。
封筒はメール便で送付しようかとも思ったが印紙を購入するついでに郵便局から送付することに決めた。
郵便局にて印紙を購入し
張ってみて
それらしい書面になっていることにニンマリしてしまった。
おっ
ニンマリしている場合ではない。
鉛筆を借り
印紙に捺印してもらう為にマルを薄く書き捺印と記した。
その他の記入してもらうところには全て付箋で記してある。
これでもかってぐらい
説明書きをつけた。
さてさて
この労力は活かされるのか殺されるのか。
配達証明をつけようと思ったが、無駄打ちに終わるかもと脳裏に過り
安価な【特別記録】にした。
これはポストに確かに届けましたと言う記録だ。
封筒に
赤いインクで
【特別記録】と押されるので相手には多少なりとも
圧力はかかる。
アイコは自分で嫌な奴と考えながらも、
奴らにもそうだがアイコに圧力をかけた奥さんに圧力をかけ返したいのが本心である。
相手がどう感じるかが見えないのが残念だが、少なからずは嫌な思いはするだろう。
こんな事を考えてしまっている今のアイコは自分自身うんざりしていた。
局員は翌日には届くと教えてくれた。
郵便局を出た時には
少しすっきりしている感じがあった。
これで
終ってくれと言う願いもある。
一筋縄でいかない相手だということは体験済みなのに終る訳も無いのに…
このやり遂げた感は
すぐに無くなるだろう事はわざと考えから抜きたかった。
いや
抜いていた。
心底疲れていたのだ。
だから
今だけでもそう思っていたかった。
書面を見たら奴らは何らかのアクションを起こしてくるかと何日間は思っていた。
堅苦しいとか
連帯保証人についてとか
などだ。
しかし
何日待っても
何の連絡もなく
返送もない。
わざわざ切手を貼った返送用封筒を同封したのに。
時間をかけ書面作成したのに。
収入印紙まで貼ったのに。
全て無意味に終るのかもしれない。
そんな気持ちになっていく。
やるせない。
そんな気持ちのまま
約束の五万を振り込む日がきた。
振込みなどある訳がなかった。
奴らは無視を決め込んだのだ。
最低最悪な奴らだった。
腐ってると思っていたが
ここまで腐っているのかと、感情が止まらない。
でも感情に任せて電話などはするつもりはない。
やる事があるからだ。
アイコは出かける準備を始めた。
トシには
奴らに電話しないように
メールする。
そして車に乗り込み出発した。
支払督促から強制執行まで持ち込む為の手続きをする為。
【仮執行宣言】の申し立てである。
奴らから取れるものは今のところ無い訳だが
心理的圧力をかけるのだ。
この申し立てについても
相手は意義を申し立てられる。
そうなれば通常訴訟だ。
それならそれで良い考えだ。
何なら通常訴訟にしてもらってハッキリさせたいぐらいなのだから。
必要なものは
長形3号封筒二枚。
ハガキ一枚。
特別送達にかかる切手。
申し立て書。
封筒にはそれぞれの住所氏名。
ハガキにはこちらの住所氏名。
封筒は配達に使い
ハガキは授受記録をこちらに知らせる為に使う。
初めて行った時は慣れてなく時間がかかってしまったので、今回はスムーズにいくように予め全て用意しておいた。
前回支払督促で必要とされた印紙代切手代は
請求金額と共に相手に請求出来る。
そして
今回の送達費用も相手に請求出来るらしい。
合わせても7000円ぐらいである。
自分でここまでして7000円。
弁護士や司法書士に依頼すると10万円前後。
それとは別に成功報酬もとられる。
依頼して成果が出れば良いが、成果が期待出来ない相手であるなら自分で手続きしたほうが無駄骨に終わった時の落胆は少ないだろう。
しかし裁判所の近くは
弁護士やら司法書士やら行政書士の事務所が何件もあり、飛び込みで依頼してしまおうかと錯覚に陥る。
誰かに任せて楽になろう…そんな思いがあるからだ。
人間そんなに強くない。
逃げの思いを打ち消し
裁判所の玄関をくぐった。
仮執行宣言の申し立てをしたい事を伝え用意した物を出した。
今回は
簡単には手続きは終った。
これで終り?ってぐらい簡単で拍子抜けしたぐらいである。
往復三時間弱の道のり。
何だかこれで帰るのもと思い、強制執行について聞く事にする。
解らない事は
解決して帰らなければ。
そんな思いだ。
【強制執行】は
申し立てをした部屋とは
違う部屋で申し立てをするらしい。
また
目的別で部屋が違う。
取り敢えずは
銀行差し押さえについて聞く為の部署に行ってみた。
職員は早口だが
何が必要でどのようにするかを丁寧に説明してくれる。
そこで解ったことは
手当たり次第差し押さえにあたっては、10行差し押さえるならば
40万を10行分に分けて
たとえば4万づつ申請しなければならない。
差し押さえる件数に応じて申し立て金も加算される。
第三債務者になる銀行の資格証明書が必要。
これは法務局ですぐ取得できる。
一通千円だ。
手当たり次第にするには
それなりにお金もかさむ。
相手の取引銀行が不明なのは致命的だと言うことが解った。
それから
【債務名義の送達証明書】なるものが必要らしい。
これは
最初に申し立てをした部署で発行してもらう。
相手に送達されていれば
150円の印紙で申請できる。
少なくともあと二回は
裁判所を訪れなければならないらしい。
ここまできたら
とことんやってやりたい。
図々しいにも程がある奴らへ精神的圧力がかかるだけでもいいんだ。
裁判所の職員は
質問してきた。
『債権者の銀行はわかっているんですか?』
『いえ、そこがネックなんです。』
『そうですか。動産執行もありますよ。』
キラっ。
アイコの曇った目は少し見開き輝いた。
そっか
動産執行か。
【動産執行】
執行官が相手宅(事務所)に出向き、家の中の物を差し押さえることだ。
ただ、いつだったか法改正があり昔のように手当たり次第に差し押さえは出来ず、かなり事細かに差し押さえる物が決まっており家電製品などは対象外らしい。
なのでお金持ちの人間が債務者でない限りは大体は不発に終る
。
債権者も同行は可能だが
家(事務所)の中には入れない。
その後、差し押さえた物が競売にかかり配当が渡される。
差し押さえる物が見当たらない場合でも執行官の交通費を払う。
一度見た奴の家は
古いし借家で外見からは差し押さえる物など無さそうに感じた。
しかしだ
裁判所の執行官が家に入るというだけで、普通の人間ならかなりの苦痛だろう。
苦痛を与えるにもってこいだと思った。
執行するには五万弱くらいの予納金を必要とする。
どう攻めるか
良く考えて行動しなければとならない。
そして最後に車の差し押さえについて尋ねた。
『車はですね、新車とか高級車でそれなりに価値がないと無理ですね。』
やはり
そうか。
『どうですか?』
『いや~、価値無き車ですから無理そうですね。』
実際、アイコは見たことないがトシの話しによると
価値など無いボロ車らしい。
一台奴の家に停まっていた軽自動車も同様で10年くらい前のではないかと推測した。
『そうですか。売掛金なんかはどうですか? 』
『この相手はお客様からしかお金は入らないので無理だと思います。』
『では、やはり預金か動産ですね。』
『はい。色々ありがとうございました。』
また
お世話になりうる場所なので丁寧にお礼をし席を立った。
裁判所に行った3日後に
裁判所から特別送達で正本が届いた。
郵便局員に促されるまま捺印したが、事情を知らない局員は裁判所からの特別送達を受けとる事をどう思っているんだろうと、少しバツが悪い。
わざわざ話すのも変なので
お世話様でしたと玄関を閉めた。
相手はもっと嫌な気持ちになるのかもしれない。
こちらに届いたって事は
向こうにも局員は行ってる筈である。
先ずは
受け取ったかどうかが問題だ。
受け取った日より二週間後から強制執行に移れるからだ。
裁判所からのハガキを待つしかないが
中々届かないようならば
電話で確認しようと考えている。
中には
裁判所の送達だろうが
内容証明だろうが受け取らず放置する輩もいるらしいから、奴らも安心してはいられない。
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