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霊感ドライバー大沢宗一郎

No.74 08/04/10 00:22
F.S ( EOhGh )
あ+あ-

≫73

幸之助は驚いて言葉を失った。
青い壁のおばちゃんとは、美雪の事に違いない。

でも…どうして…?

さすがに宗一郎の大きな泣き声には智江も起きてきた。
「宗ちゃん、どうしたん?怖い夢でも見たんか?」

宗一郎は更に
「おばちゃん怖いからー青い壁のおばちゃんとこに行かんといてー」

美雪をタクシーで送った事はあったが、家になど行った事はない…
それとも美雪の勤める店に行かないでと言っているのか…?
いずれにしても宗一郎が外を出歩くような時間の話ではない…

智江は宗一郎を抱き抱えると
「よしよし…宗ちゃん怖かったなあ…母ちゃんの布団で一緒に寝ような」
そう言って自分の布団に寝かし、宗一郎の頭をなだめるように何度も撫でた。

でも…確かに美雪の事だ…
宗一郎は何かを見たのか…?
それとも誰かに何かを聞いたのか…?
いや、そんなはずはない…
じゃあ…宗一郎は何かを予感しているのか…?

智江のおかげで宗一郎も、だいぶ落ち着いたようだ。

智江が小声で聞いた
「幸ちゃん…青い壁のおばちゃんて誰…?心当たりあるの…?」

幸之助は動揺した心を悟られぬように、落ち着いた口調で
「知らんよ…」
そう答えた。

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