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霊感ドライバー大沢宗一郎

No.19 08/03/29 09:22
F.S ( EOhGh )
あ+あ-

≫18

鳴門の暖簾をくぐって店に入ると入り口からすぐ近くの席に岡島はいた。
岡島は一人ではなく見習いの圭一も一緒だった。

店内はカウンター席が八席で四人掛けのテーブルが二つある。
いつもはカウンター席で飲むのだが、今日はテーブル席の片側に二人並んで座って幸之助を待っていた。
幸之助の為に席を開けていてくれてたのだろう。

「岡ジすまん、待たせたみたいやな…圭一も久しぶりやな、親方に迷惑掛けんと頑張ってるか?」

圭一は岡島の下で働いて一年ほどになる。歳は17だった筈だ。
幸之助のキャリアでさえまだまだ勉強が必要な世界なのだから一年の経験ではほとんど何も出来ないに等しい。

幸之助が席に着くなり

「幸ちゃん…俺、大阪から出て行かなあかんねん…」

「な、何で?…出張か?」

「幸ちゃん…わざわざここへ呼び出して…出張の報告すると思うか?」

それはそうだ。全く予想してなかった話しの内容に、つい真面目にそう聞いてしまったのだ。


詳しく話しを聞くと…故郷の石川県で工務店を営む父親が病に倒れ、跡継ぎに岡島が指名されたと言うのだ。

不良をしていた岡島は19才の時に親から勘当され大阪に出てきていたのだった。

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