まるたま
たまちゃん
「私達、もう中3なんだね…なんかあっと言う間の3年間だったね…でも、まるちゃんと3年間同じクラスで楽しかったよ!
…?
まるちゃん??」
まる子
「たまちゃん…私ね…たまちゃんに言わなきゃいけない事があるんだ…」
たまちゃん
「まるちゃん…?どうしたの…?」
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花輪くん
「さくらクン…本当にすまなかった!!ヒデじいのした事は僕の責任でもある!!」
まる子
「頭上げてよ~花輪くんは悪くないよ~!」
花輪くん
「それから…この事はみぎわクンには言わないでくれ…僕が真相を知ったと聞けば…彼女は更に傷付く…これ以上彼女を傷付ける訳にはいかない…」
まる子
「花輪くん…」
花輪くん
「彼女の面倒は一生見て行くつもりだよ…」
まる子
「そんな!?」
花輪くん
「それが僕に出来る唯一の償いさ…最初から僕が彼女を送っていれば、こんな事にはならなかったんだ…」
~立ち去る花輪くん~
まる子(心の声)
「花輪くん…本当にそれで良いの…?それで花輪くんは幸せになれるの…?」
ナレーション
「ヒデじいの衝撃告白を聞いた花輪くんの決意…まる子はただ見ている事しか出来ないのか…?
次回へ続く」
~1週間後~
冬田さん
「花輪くんにプロポーズされた!?」
みぎわさん
「そうなのよ~!!花輪くんも私の事愛してくれてたのよ~!!」
冬田さん(心の声)
「プロポーズまでさせるなんて一体どんなマジックを使ったのかしら…」
みぎわさん
「そ・こ・で…あなたにお願いがあるのよ~」
冬田さん
「な…何かしら?」
みぎわさん
「花輪くんが私にプロポーズした事を噂で広めて欲しいのよ~!!」
冬田さん
「えぇ!?」
みぎわさん
「そうすれば花輪くんを好きな女子も諦めがつくでしょ~?協力してくれるでしょ~?私だってこの前協力したんだから~」
冬田さん
「…分かったわよ~」
みぎわさん
「ふふ!!恩にきるわ~」
~こうしてあっと言う間に噂は広がった~
たまちゃん
「まるちゃん…噂なんて信じない方が良いよ…花輪くんからプロポーズなんて有り得ないよ…」
まる子(心の声)
「たまちゃんはヒデじいの事知らないから信じられないよね…」
たまちゃん
「まるちゃん…大丈夫…?」
まる子
「う、うん!大丈夫だよ!」
たまちゃん
「まるちゃん!!私には隠し事しないでね!!私もまるちゃんの力になるから!!」
まる子
「たまちゃん…」
~ヒデじいの事をたまちゃんに話すまる子~
たまちゃん
「ヒデじいが…信じられない…」
まる子
「私もびっくりしたけど…本当なんだよ…」
たまちゃん
「まるちゃんは大丈夫!?本当に何ともない!?」
まる子
「ありがとう!私は大丈夫だよ!実際、傷付いてるのはみぎわさんだしね…」
たまちゃん
「うん…」
まる子
「プロポーズも花輪くんの意思ならしょうがないよ…」
たまちゃん
「まるちゃん…」
ナレーション
「みぎわさんにプロポーズした花輪くん…それを受け入れようとするまる子…本当にそれで良いのか…?
次回へ続く」
~さくら家~
お母さん
「まる子~!花輪くんから電話よ~!」
~受話器を渡されるまる子~
まる子
「もしもし…」
花輪くん
「もしもし…突然電話して、すまない…」
まる子
「ううん…」
花輪くん
「ヒデじいの事だけど…あれからすぐ警察に行ったよ…ただ花輪家もメンツを保つ為に一切報道はしないように手を回したんだ…情けないけどお金の力でね…」
まる子
「ヒデじいの事、ニュースで流れないから気にはなってけど…そうだったんだね…」
花輪くん
「君も被害者だから、こんなの納得いかないだろうけど…すまない…」
まる子
「私なら大丈夫だよ~だからもう謝らないで…ね?」
花輪くん
「ありがとう…でも償いはさせて欲しい!!君が望む事は何でもするよ!!慰謝料も言われた額を払うし!!どんな事でも良い!!言ってくれ!!」
まる子
「花輪くん…」
花輪くん
「さあ!!君の望みは!?」
まる子
「私は…お金も要らないし…花輪くんにして欲しい事もない…」
花輪くん
「え…」
まる子
「花輪くん…みぎわさんにプロポーズしたのも償いなんでしょ…?口出すつもりなかったけど…多分その償いは間違ってる…私が望む事が1つあるとすれば、花輪くんが本当に幸せになってくれる事だよ…」
花輪くん
「さくらクン…」
まる子
「ごめん…もう切るね…」
ナレーション
「自責の念に苛まれる花輪くんをまる子は救えるのか?
次回へ続く」
~翌朝~
はまじ
「おはよう、さくら」
まる子
「あっ!はまじ、おはよう」
はまじ
「…花輪とみぎわの噂聞いたか?」
まる子
「うん…びっくりしたよね」
はまじ
「お前…大丈夫か…?」
まる子
「え?なんで?」
はまじ
「いや、なんでもねぇ…」
はまじ(心の声)
「さくらは花輪の事、諦めたのかな…花輪がみぎわにプロポーズしたんじゃどうにもならないよな…複雑だけど…さくらが花輪を諦めれば俺にとっても好都合だしな…」
まる子
「ねぇ!そう言えば前田さんとは進展あった~?」
はまじ(心の声)
「しまった!この問題が残ってた!」
はまじ
「その事だけど…俺が好きなのは―」
たまちゃん
「まるちゃん、おはよう!」
まる子
「あっ!たまちゃん、おはよう!じゃあまたね!はまじ~」
はまじ
「あっ!待っ…くそ~…」
ナレーション
「誤解されたままのはまじ…まる子に想いが届く日は来るのか?
次回へ続く」
たまちゃん
「まるちゃん…ヒデじいの事も噂になってるね…」
まる子
「本当に!?知らなかったよ…」
たまちゃん
「噂って言っても、最近ヒデじい見かけないね~みたいな感じだけど…送り迎えも他の人がしてるしね…」
まる子
「花輪くん…隠し通せるのかな…?」
みぎわさん
「ねぇ…花輪くん…最近ヒデじい見かけないけど…何かあったの…?」
花輪くん
「…ヒデじいは…最近体調が悪くてね…これを機に引退したんだ…今は娘さんと一緒に暮らしてるよ…」
みぎわさん
「そう…」
みぎわさん
「ねぇ…花輪くん…ヒデじいは花輪家を辞める時、どんな感じだった…?何か言ってたなかった…?」
花輪くん
「…」
みぎわさん
「花輪くん…?」
花輪くん
「あぁ…特に何も言ってなかったよ…」
みぎわさん
「そう…」
ナレーション
「プロポーズをしつつも不穏な空気が流れる花輪くんとみぎわさん…
次回へ続く」
山根
「みんな、聞いたかい?花輪くんとみぎわの噂…」
藤木
「ああ、聞いたとも。中学生でプロポーズするなんて…花輪くんはやる事が違うよ…(ここから心の声)僕なんて笹山さんに告白すら出来ないのに…」
小杉
「俺は花輪くんは偉いと思ったよ」
山根
「なんでだい?」
小杉
「だって…みぎわって整形だろ?整形って何年かしたら元に戻ってくるって聞いたぜ?って言う事は何度も整形を繰り返さなきゃいけないだろ?そうとう金かかるぜ?」
藤木
「お金持ちの花輪くんにしか出来ない芸当だね」
山根
「それにしても…小杉くん…随分整形に詳しいね…まさか君も整形を考えてる訳じゃないよね…?」
小杉
「冗談はよしてくれよ!?たまたま母ちゃんが近所の人と話してるのを聞いたんだよ!!第一俺が食べる事以外にお金をかける訳ないだろ!!」
山根&藤木
「確かに…」
小杉
「そう言えば永沢くんは…?」
藤木
「永沢くん…最近休み時間になると黙ってどこかに行っちゃうんだよ…どこに行ってたのか聞いても、君には関係ないだろって言われちゃうし…」
小杉
「もしかして何かウマい物を独り占めしてるんじゃないのか!?」
山根
「それはないと思うよ…」
藤木(心の声)
「永沢くん本当にどうしちゃったんだろう…?」
ナレーション
「永沢くんは何処へ…?
次回へ続く」
~屋上から校庭を眺めている永沢~
永沢(心の声)
「…なんでまたここに来ちゃったんだろう…?ここに来れば野口に会えそうな気がするんだよな…でも会えたからってどうするつもりもないし…何も変わらないのにな…」
~永沢の背後でドアが開く音がする~
永沢(心の声)
「誰だ!?」
~開いたドアから野口さんが出て来る~
永沢(心の声)
「野口!?」
~永沢がいる方の反対側へ歩いて行く野口さん~
永沢(心の声)
「僕に気付いてない…?」
~体育座りで顔を膝に伏せる野口さん、その様子を伺う永沢~
野口さん
「クッ…」
~小刻みに肩が震えている野口さん~
永沢(心の声)
「野口の奴…どうしたんだ…?」
~顔を少しあげた野口さんの目から微かに涙がこぼれる~
永沢(心の声)
「え…?涙!?野口、何かあったのか!?」
~野口さんに駆け寄る永沢~
永沢
「野口っ!!大丈夫かっ!?」
~永沢を睨みつける野口さん~
永沢
「野口…?」
野口さん
「邪魔だよ」
永沢(心の声)
「ガーン!!」
~ショックを受けたまま走り去る永沢~
野口さん
「あ~あ…途中聞き逃しちゃったよ…」
~野口さんの隣には落語が流れるラジオが置いてある~
野口さん
「プッ…!!クックックックックッ…やっぱりお笑いはやめられないよ…」
ナレーション
「落語を聞きながら、泣き笑いする野口さん…まさかそれが原因で永沢がショックを受けているとは夢にも思わないのであった…
次回へ続く」
~フラフラと廊下を歩く永沢~
藤木
「あっ!永沢くん、どこ行ってたんだい!?もうすぐ授業始まるよ!」
永沢
「…」
藤木
「永沢くん…?」
永沢
「…具合が悪いから早退するよ…先生にもそう言っておいてくれ…」
藤木
「えぇ!?大丈夫かい!?」
山根
「どうしたんだい?もうすぐ先生が来るよ」
藤木
「永沢くん、具合が悪いから早退するって…」
小杉
「永沢くん、大丈夫かい?腹でも壊したのかい?」
永沢
「…」
~無言のまま立ち去る永沢~
小杉
「なんだよ!!人が心配してるのに!!」
山根
「…確かに、あの態度はないよね…」
藤木
「永沢くん…」
~商店街を歩く永沢~
佐々木のじいさん
「おや…?永沢くんじゃないですか?どうしたんですか?この時間はまだ学校でしょう?」
永沢
「…」
佐々木のじいさん
「顔色があまりよくないですね…」
永沢
「はい…」
~街路樹に手を当てる佐々木のじいさん~
佐々木のじいさん
「この木をご覧なさい…」
永沢
「え…?」
佐々木のじいさん
「すごく立派だと思いませんか…?雨や風…冬の寒さ…夏の暑さにもじっと耐えているんですよ…」
永沢
「はぁ…?」
佐々木のじいさん
「何があったのか知りませんが、木だって乗り越える力があるんです…あなたもきっと乗り越えられますよ…」
永沢
「佐々木のじいさん…」
佐々木のじいさん
「もう夏ですね…今年はどんな夏になりますかね…」
永沢(心の声)
「そうか…もうそんな季節なんだな…」
~空を見上げる永沢~
ナレーション
「みんなにとってどんな夏になるのか?
次回へ続く」
~放課後~
まる子
「もうすぐ夏休みだね~たまちゃん、夏休みの予定は?」
たまちゃん
「うん…予定と言うか…」
まる子
「分かった!大野くんとどこか行くんでしょ~?」
たまちゃん
「そうじゃないんだけど…実は…」
まる子
「ん?」
たまちゃん
「お父さんとお母さんに大野くんを紹介しようと思って…」
まる子
「えぇ!?まだ早いんじゃないの!?」
たまちゃん
「私…登校拒否してた事でお父さんとお母さんに凄く心配かけたから…コソコソ付き合う真似したくないんだ…もう余計な心配かけたくないし…大野くんはちゃんとした人だし…会えば認めてもらえると思うんだ…」
まる子
「う~ん…おばさんはともかく…あのおじさんは…(汗)」
たまちゃん
「やっぱりそう思うよね…(汗)」
~力なく笑う2人~
はまじ
「ブー太郎!俺、決めた!!この夏休みにちゃんと告白する!!」
ブー太郎
「ほほほほ本気かブー?」
はまじ
「あぁ!振られたっていい!決めたんだ!!」
ブー太郎
「…よし!それならオイラも告白するブー!!」
はまじ
「お前も好きな奴がいたのか!?」
ブー太郎
「あぁ…それに…向こうは気付いてないだけで…実は両想いなんだブー…」
はまじ
「凄いじゃないか!!」
ブー太郎
「だから!はまじ!お前も相手に自分の気持ちを伝えろブー!きっと上手くいくブー!!」
はまじ
「おう!!」
ナレーション
「それぞれの決意を胸に夏休みが始まる…
次回へ続く」
ブー太郎(心の声)
「はまじ…オイラが好きな奴がいるって言っても動揺してなかったなブー…もしかして…はまじが好きなな奴ってオイラじゃない…?そ…そんなはずないブー!オイラははまじが告白してくるのを待っていれば良いんだブー!そこでオイラの気持ちも伝えて、めでたくハッピーエンドだブー!!」
はまじ(心の声)
「ブー太郎の好きな奴って誰なんだ…?まぁ誰でもいいか!ブー太郎に構ってる余裕もねぇしな!!」
たまちゃん
「まるちゃんは、夏休みどうするの?」
まる子
「う~ん…出来れば夏休みの間に花輪くんを説得したいんだけど…花輪くんの事だから夏休み中、海外に行ってるかもしれないし…」
たまちゃん
「そうだね…家にいたとしても、みぎわさんも一緒にいる可能性高いよね…」
~暗くなる2人~
まる子
「あ~あ…たまちゃんが羨ましいよ!彼氏と過ごす夏休みか~!」
たまちゃん
「まるちゃんだって夏休み中に出会いがあるかもしれないよ?花輪くんと進展あるかもしれないし、他にまるちゃんの事を好きだって言う人が現れるかもしれないよ!」
まる子
「そんな気遣わないでよ~私を好きになる人がいたら相当な物好きだね」
たまちゃん
「そんな事ないよ~」
ナレーション
「まる子の前に現れるのは花輪くんか?はまじか?それとも別の人物か?
次回へ続く」
~夏休み~
お母さん
「まる子!!夏休みだからって毎日ダラダラしてるんじゃないわよ!!部屋も散らかしっぱなしで!!少しは片付けなさい!!」
まる子
「もぅ~分かったよ~…」
~渋々、部屋の片付けを始めたまる子~
まる子(心の声)
「夏休み開始早々こんな生活を送ってるなんて…私ってつくづく恋愛に向いてないね…(汗)」
~まる子、机の引き出しの奥からある物を見つける~
まる子
「あっ…コレ……」
~まる子の手にはオルゴールが~
まる子(心の声)
「このオルゴール…小3の時、花輪くんがパリのお土産でくれたんだよね…」
~オルゴールを開くまる子~
まる子(心の声)
「この曲名…何だったけ…?思い出せないや…花輪くん、私にピッタリって言ってた気がするんだけど…」
~曲を聞きながら涙するまる子~
まる子(心の声)
「アレ…?私…なんで泣いてるんだろう…?どうしよう…止まらない……」
~部屋の前を通りかかる友蔵~
友蔵
「おや?」
~まる子が泣いている事に気付く友蔵~
友蔵(心の声)
「まっ…まる子が泣いている!?たっ…大変じゃ!!」
~まる子に駆け寄る友蔵~
友蔵
「まる子や、一体どうしたんじゃ!?」
まる子
「おじいちゃん…大丈夫だよ…たいした事じゃないから…心配しないで…」
友蔵
「いや!!ワシにとってまる子が泣くのは一大事じゃ!!ワシは心配するぞ!!まる子っーーーーー!!!!!」
~絶叫する友蔵~
まる子
「お…おじいちゃん…(顔にタテ線)」
ナレーション
「友蔵の叫びにより一気に涙が乾くまる子であった…
次回へ続く」
~友蔵の声を聞きつけてやった来たお母さん~
お母さん
「おじいちゃん、どうしたんですか?」
友蔵
「ああ!お母さん!大変なんじゃ!!まる子が泣いているんじゃ!!」
お母さん
「え!?まる子、どうしたの?」
まる子
「べつに…目にゴミが入っただけだよ…」
お母さん
「なんだ~」
まる子
「それより、私ちょっと出かけて来るよ!夕飯までには帰るから!」
~急いで部屋を出て行くまる子~
お母さん
「ちょっと…部屋の片付けもまだ途中じゃない!!…全くもう!!」
友蔵
「こうしちゃおれん!お母さん!ワシもちょっと出かけて来るよ!」
お母さん
「おじいちゃんまで?どこに行くんですか?」
友蔵
「まる子の為に目薬を買いに行こうと思ってのう!」
お母さん
「何もそこまでしなくても…」
~商店街~
佐々木のじいさん
「今日は暑いですね~永沢くん、そろそろ休憩してお茶でも飲みましょうか?」
永沢
「はい!!」
佐々木のじいさん
「おや?さくらさんじゃありませんか」
友蔵
「これは佐々木さん、暑い中ごせいがでますのう。おや…君は確か…まる子と同級生の…」
永沢
「永沢です」
~軽く会釈する永沢~
友蔵
「おぉ!そうじゃった!そうじゃった!」
佐々木のじいさん
「永沢くんは夏休みの間、木の世話を手伝ってくれているんですよ」
友蔵
「ほぉ!!そりゃあ大したもんじゃ!!偉いのう~!!」
~照れる永沢~
佐々木のじいさん
「調度、今からお茶にするところです。良かったら、さくらさんも一緒にどうですか?」
友蔵
「ありがたいお誘いですが、私はこれから急いで薬局へ行かねばならんのですよ…」
佐々木のじいさん
「さくらさん、どこか体調でも悪いのですか?」
友蔵
「いえ…私じゃなくて、まる子なんですがね…」
佐々木のじいさん
「そうでしたか…それは心配ですね…」
友蔵
「いやいや、大した事じゃないので心配なさらないで下さい」
ナレーション
「ならば何故そんなに急いで薬局へ行く?」
友蔵
「では失礼します。佐々木さんもお体には気を付けて…」
佐々木のじいさん
「ありがとうございます」
友蔵
「永沢くんも無理せんでのう…」
永沢
「はい」
ナレーション
「まる子の為に薬局へ向かう友蔵…そんな事は想像もしないまる子…まる子は一体どこへ向かったのか?
次回へ続く」
まる子
「花輪くん、家にいるかな!?みぎわさんも一緒かな…でも行かなきゃ!!行って自分の気持ちを伝えなくちゃ!!」
~花輪くんの家を目指して走るまる子、その途中、偶然はまじに会う~
はまじ
「あっ!さくら!!」
まる子
「はまじ!?」
はまじ
「調度良かった…さくら…少し話せないか…?」
まる子
「ごめん!私、急いでるんだよ!」
~走って行こうとするまる子の腕を掴むはまじ~
はまじ
「1分で良い!!お前に言わなきゃいけない事があるんだ!!」
まる子
「なにさ~?早くしてよ~!」
はまじ
「俺は…俺は…俺はさくらが好きだ!!さくら!!お前が好きなんだ!!」
まる子
「…」
はまじ
「…」
まる子
「はまじ!悪いけど、今あんたの冗談に付き合ってる暇はないんだよ~!!」
はまじ(心の声)
「ガーン!!!!!」
~腕を振りほどき走り去るまる子~
はまじ(心の声)
「真剣に告白したのに…冗談にしか思われないなんて…俺って一体……」
~白目でその場にへたり込むはまじ~
まる子
「全くもうっ!はまじってば人の気も知らないでっ!!」
ナレーション
「1番人の気を知らないのはあんたである」
まる子
「花輪くんの家までもう少しだね…!!」
~まる子の前を高級車が通る~
まる子
「えっ!?今の車に乗ってたの花輪くんじゃん!!どうしよう~!!」
ナレーション
「花輪くんに告白するつもりがすれ違いになってしまったまる子…一体どう動くのか…?そして、まる子に打ちのめされたはまじは…?
次回へ続く」
まる子
「と…とにかく追いかけよう!!お~い!!待って~!!」
~車を追いかけるまる子~
運転手
「ぼっちゃん…後ろから人が追いかけて来てますが…もしかして、ぼっちゃんのお知り合いですか…?」
花輪くん
「え?なんだって?」
~後ろを見る花輪くん~
花輪くん
「あれは!!さくらクンじゃないか!?」
まる子
「待って~!!」
花輪くん
「停めてくれ!!」
~車から降りてまる子に駆け寄る花輪くん~
花輪くん
「一体どうしたんだいベイビー!?」
まる子
「ハァハァ…花輪くんに…ハァハァ…話が…ハァ…あって…」
花輪くん
「それで、わざわざ車を追いかけて来たのかい…?君も相変わらずムチャをするな…」
まる子
「えへへ…」
花輪くん
「…とにかく車に乗りたまえ…話は車の中で聞くよ」
まる子
「う…うん…」
~車の後部座席に座るまる子と花輪くん~
花輪くん
「出してくれてまえ」
運転手
「かしこまりました」
まる子
「花輪くん…どこに行こうとしてるの…?」
花輪くん
「…ヒデじいの面会さ……」
まる子
「ヒデじいの!?」
花輪くん
「それで話って…?」
まる子
「あっ…後で話すよ…(ここから心の声)ヒデじいの面会前に告白なんて出来ないよ…」
ナレーション
「まる子は今度こそ花輪くんに想いを伝えられるのか?
次回へ続く」
~公園のベンチで落ち込んでいるはまじ~
はまじ
「はぁ…」
~偶然、公園の前を通りかかるブー太郎~
ブー太郎
「はまじ!?こんな所で何してるんだブー!?」
はまじ
「ブー太郎…」
ブー太郎
「元気ないなブー…」
はまじ
「ブー太郎…俺…失恋したんだ…」
ブー太郎
「はぁ!?何言ってるんだブー!?まだ告白もしてないだろブー!?」
はまじ
「さっき告白したんだよ…」
ブー太郎
「はぁ!?訳わからないブー!!オイラ、何も聞いてないぞブー!!」
はまじ
「だから、今話してるんじゃないか…お前こそ訳わからねぇよ…」
ブー太郎
「???」
~混乱するブー太郎~
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