小島と俺
これは携帯小説で、ヒィクションです。
エリート社員、山崎に新人社員の小島が部下として配属される。呑気で陽気な小島と出会ってから変なやつと思いつつも、山崎は 自分の私生活、生き方、考え方に疑問を感じ始める。そして、小島にはちょっとした秘密があるのだ…
携帯小説初めてです。
誤字、文法、表現おかしいところあるかもしれません。
更新、遅いかもしれません。
頑張って描きますね。
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小島は俺にかわって仕事をこなし、めきめき実力をつけていった。
人当たりのよい小島は人間関係がスムーズで、まわりの人間も小島には協力していた。
敵対していた山田(もうこんな奴は忘れたろうが…)もいつしか小島と飲みにまでいく仲になっていた。
小島といると様々な知識を取り入れられ、また楽しい会話からストレス発散にもなるのだろう…
そんな小島を見て俺も小島が入社してきた頃のあの敵対心のようなものは全くなくなり、むしろ嬉しくも思えた。
俺は決心した。
ある日俺は社長室へいった。
ノックして入る…
「おお…どうした。最近は仕事も放ってさっさと退社するとか?」
親父…社長はいった。
「実はその事で…」
「何だ?」
「社長…一身上の都合により退社させて下さい」
俺は辞表を親父に出した
「お前…」
親父は少し驚いたが…
「清美さん、ここの所調子が悪いんだろ?」
「なんで知って……」
俺は清美の件は小島以外には話をしていない。
「小島くんから聞いた。清美さんが体調不良だと…」
「親父…宮永は…宮永は…」
俺はありのまま親父に言おうとした… が …
「宮永は自殺したよ。それがどうした。後の業務の引き継ぎは大変だったがな…」
親父も清美が宮永を自殺に追い込んだ事や…その事を苦にしていること…俺の浮気で相当清美が傷ついていた事…
すべてお見通しなようだ。
親父も小島と同じ事をいった。
宮永は自殺だと…
そうだ、親父と小島は血をわけた親子だ…
「清美さん…しっかりそばについていてやれ。ただし、もう社長にはなれんぞ。勿論、この会社に戻る事も許されない。」
親父は穏やかに話すが目はギラツイテいた。
「わかってる」
「覚悟あっての事だろう…その辞表受けとるよ」
俺は辞表を渡した。
俺の退社は異例、意外な事態だと言われた。
次期社長が会社を辞めたのだ…
しかも、社長の息子だ…
なぜ?
の声がたくさんあがった。
俺はとにかく今は清美についてやりたかった。
勿論退職金で暫くは生活し、その後は就職する予定だ。
俺は恵まれている。
世の中には、家族が病気になっても、仕事を辞めたりなんてできない人がたくさんいる。
俺は裕福な家庭に育ち、今も裕福だと思う。
今までの俺なら退職なんてプライドが許さなかっただろうが…
今はなぜか晴れがましい気分だ。
俺が退社する日…
17時のチャイムが鳴ったあと…
各部署から人が集まってきた。
たくさん、何人も…
「部長、辞めないで下さいよ、俺部長みたいになりたかったんすから…」
「部長、尊敬してました」
「お疲れ様です」
田辺もいた。
「もー、俺より先に定年退職かよ…山崎ちゃんいないとつまんねー」
冗談まじりに明るく話しかける
みんなからと花束を渡してくれたり…
「部長、部長が思うほどみんな部長の事嫌ってないんすよ」
小島が耳打ちをした。
傲慢で、偉そうで、風あたりのきつい俺なのに… 俺はみんなに支えられていた…
俺は泣きそうになった。
が、流石に恥ずかしくて泣きはしなかった。
帰宅した俺は…
清美に会社を辞めた事を告げた。
清美は
「なっなんで?私のせい?私が、私がこんなんだから?」
と混乱していた。
「違う…清美、旅行に行かないか?たまには二人で…」
「旅行?旅行?何で?」
さらに混乱するが…
「行きたいからだよ。清美、セカンドハネムーンに行こうぜ!そこで、もっかい人生設計を練ろう!」
と言って清美をお姫様抱っこした。
「よくわからないけど…いく…」
清美もうなずいてくれた。
「あーパパ、ママ抱っこしてるーずるーい」
娘が言う。
「パパ達旅行いくの?ずるーい」
息子もいう。
「暫くじいちゃんちだぞ!お前らは学校。パパ達は久しぶりのお休みなの」
「行ってらっしゃい。じいちゃんにいっぱいおねだりするからね」
一10年後一
俺と清美は従業員わずか10人の小さな工場をやっていた。
大きかった家は売り、こじんまりとした家に引っ越した。
外車も売り、軽自動車に変更。
不景気で、たいして儲かるわけではないが、10人の従業員を養い、自分達がやっていくくらいでは十分だった。
仕事も楽ではないが、従業員もいい奴らばかりで…楽しくやっている。
清美も事務として協力してくれ、夫婦でずっと一緒の時間を過ごしている。
俺が退社した後、小島は部長に昇格。
その後は専務となり、親父の右腕ともなっている。
今では次期社長と呼ばれているそうだ。
俺もそうなって欲しいと思う。
社員は誰も知らないだろうが社長である俺の親父と小島は血が繋がっている。
そう考えると何だか自然な気もするし、何より小島は知識も人脈もある。
器もでかい。
今でも小島とも連絡をとっている。
たまに会うし、家にも行く。
「部長~カッパえびせん食べます?」
「もう部長じゃねーよ」
「んじゃ、たかちゃんって読んでいいすか?」
「あほか」
『たーかちゃ~ん』
満さんも一緒になってからかわれる。
こんな具合。
会社を辞めてすぐ清美と旅行でハワイに行ってこれから俺がどうしたいか…話をした。
今までの浮気も再度謝った。
清美を愛してる事も伝えた。
清美は俺のライフプランに…
「免許…」
「ん?」
「私、車の免許取らなきゃね。あと簿記とか…」
「はい?」
「やだ、まさか、一人でやる気?」
「手伝ってくれるのか?」
「私も…やってみたい…」
清美はその後、精神が落ち着くのに1年かかったが、少しずつよくなって、車の免許や簿記などの資格を取った。
俺も清美がよくなるまでは…料理を作ってみたり、洗濯を干したり…子供達とたくさん過ごしたり…
今までできなかった…しなかった事をやってみた
余談だが…
会社を辞めた後、覚えているだろうか…
美保(29)…実は、よし子(45)の店へ行って指名した。
もちろん、何もする気はない。
俺はよし子に言ってやろうと思った。
「浮気はよくない」
と…
で、俺は妻への愛へ再び目覚めたと…
指名したが…
辞めたそうだ…
伝言を預かってます。との事でボーイが小さな手紙を渡した。
「浮気はよくない。あたしは夫への愛に再び目覚めたから、もう浮気はしなくてよ。バイバーイ」
笑ってしまった。
「他を指名しますか?」
ボーイが尋ねた
「いや、帰る」
小島に会ってからいろいろびっくりな事も多かったが…
俺は身が軽くなり、清美とも仲良くやっている。
早苗が供養されているお寺には毎年清美と行って手を合わしている。
もし小島に出会わなかったら俺はどんな人生を…傲慢なままだったんだろうか…
と思ったりもしたが…
それはないな。
俺は小島と兄弟だし。
小島に礼を言った事はなかった気がするが…
ある日
小島から電話がかかってきた。
「たかちゃ~ん」
「たかちゃんはやめろって。何だ?」
「僕の話聞いてくれますか?何か、社長が将来社長になれって言うんですが……僕、自信なくて…」
今さら何を…あれだけまわりが次期社長とはやし立ててるのに、自分の事はうといんだな…
「馬鹿、お前ならなれるだろ?何もったいぶってんだ、こら」
「いや、僕へらへらしてるでしょ?どうかと思って」
「へらへらしてんの自分でわかってたんだ。いけるだろ。お前なら。自信もて!」
「何か、たかちゃんに言われたら元気でた」
「たかちゃん言うな」
「あと、満と喧嘩したんすよ…んで、昨日から家出ちゃって…」
「あ~俺んちにいるぞ。清美に色々愚痴ってた」
「えーっ!」
「わかりました。今夜そっちに行きますから!」
「喧嘩の原因は?」
「僕が満のケーキを食べ…」「いや、言わなくていい」
「あ、小島?」
「何ですか?」
「あのな…」
「…はい?」
言おうか、どうか…
今さらな…
でも…
「小島、ありがとうな」
一完一
南です
すいません
完結するのにかなり時間かかったのと…
途中で放置してしまったこと…
文章読みづらいこと…
ごちゃごちゃしてきたこと…
お詫びする事が沢山です。
でも、未熟な私の小説を少しでも読んで下さった方、ここまで読んで下さった方、スレ下さった方…
ありがとうございました🙇
もうすぐ季節の変わり目です。
体調崩さないよう御自愛下さい。
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