小島と俺
これは携帯小説で、ヒィクションです。
エリート社員、山崎に新人社員の小島が部下として配属される。呑気で陽気な小島と出会ってから変なやつと思いつつも、山崎は 自分の私生活、生き方、考え方に疑問を感じ始める。そして、小島にはちょっとした秘密があるのだ…
携帯小説初めてです。
誤字、文法、表現おかしいところあるかもしれません。
更新、遅いかもしれません。
頑張って描きますね。
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田辺には出世欲はない。
部長になったのも、素晴らしいスキルと兄貴肌で人望があったからだ。
俺は出世しなければプライドが許さない。良い社員を育てなければと、自分の部下にはかなり厳しい。
俺の部下がポンコツだと、許せない。小島のようなヘラヘラした者も嫌いだ。
俺にとって田辺はある意味憧れで、せっかくのスキルがあるのに出世欲がない事から、もったいぶってイライラする存在でもある。
しかし嫌いではないのは、やはりさばさばした性格とずばっとものを言うところ。仕事に対する向上心があるからだろう。
話はそれたが、「田辺と俺」は終わり。
「小島と俺」にもどる
その後、小島や技術開発部の者で得意先に提出する書類を作成した。
こうゆう風に改善したので、生産数に対する時間の余裕ができた。よって、休日出勤させる事なくオペレーターに時間的、精神的余裕を持たせ、品質管理も滞りなくできます。品質は落ちません。
と報告する為のものだ。
俺が思うに、この内容であれば得意先も納得するだろう。
改善2日後、得意先に 小島、田辺、俺のメンバーで出かけた。
小島には余計な事は言うなと釘をさした。
この前のように、向こう側の意見に賛成されてはこっちの面目まる潰れだ。
得意先はかなりの改善に感心していた。よく短期間でこれだけの改善をできたと感心していた。
普通はなかなかこれだけの改善は短期間では難しい。たまたま小島にレポートを書かせ、たまたま今回の製品の改善案がでていたからだ。
得意先はこの案は誰が…と聞いてきた。
「この小島です」
とはっきり言った。
自分の部下が作った案を得意先が納得しているのだから、それでいいはずだが、俺は何となく腑に落ちない気持ちだった。
「この間、我々の言っている事に賛成してくれた君か」
と相手が言ったので、俺は苦笑いをするしかなかった。
小島は「ええ、まぁ」とにごして言った。俺が釘をさしたからか、多くを語らなかった。
とりあえず、この生産数問題は解決した。
得意先に深々と頭を下げ、去ろうとした時、
「小島君はなかなか面白いね。うちの担当者になってくれよ。山崎君いい部下を持ってるじゃないか」
と相手先は言った。
相手先がそう言ってるから、嫌な顔はできない。
「ありがとうございます。それでは小島に担当させます」
と笑顔を作って言った。
なぜ、俺が営業してやっと得意先にした企業がいきなり小島の担当なのだ。
この企業は俺の担当だった。いずれ部下に担当させるつもりだったが、部署内でも一番できると思っている奴に担当させるつもりだった。
「いやぁ。僕なんかでいいんですか?」
相変わらずヘラヘラした小島に腹がたった。
違うだろ!ここは「ありがとうございます!精一杯やらせて頂きます!」と頭を下げるところだろ!
この馬鹿やろーーー!
「小島良かったなぁ!お前すごいよ、ただのバカかと思えばプログラムは完璧だわ、得意先に気にいられるは」
帰りの社内、田辺は楽しそうに言った。
「そうっすか?僕、町工場で機械やプログラムばっかりさわってたんで」
小島は何事もなかったかのように話す。
俺も笑顔を作っていたが、内心はやはりにえくりかえっていた。俺も相手先に気に入られてたはずだ。なのにあっさり小島に乗り換えるなんて。
小島はプログラムや工場の現場で経験を積んできただけだ。
何故だ。自分の部下がひいきされたのだ。喜ぶべきだ。小島でなかったら…俺の部下だから当たり前だろと思うはずだ。
小島が気にくわない。
この日、仕事が終わったのは8時。俺にしては早い時間だ。
何だか疲れた。小島に俺の得意先を取られたような気がしてならず、それについて苛立ちを感じる自分にもイライラしていた。
不倫相手の美保に言われたが、自分の部下が優秀であれば、それは上司である自分が有能という事だ。
今までそう思えたのに…
今日は美保のいる店にでも行ってみるかー
と思い会社を出たとたん、田辺にばったり会った。
[あれ、山崎さん。今日はお疲れ!]
[お疲れ。偶然だな]
田辺は俺が小島に疲れているのを知らず、小島の話題を出してきた。
[何か小島って面白いよな!最初は何かぬけてて頼りねーなぁと思ってたけど。]
[ああ、あいつね。まぁ、町工場で長い事働いてたから現場の事は詳しいみたいだね]
さらっと流すように俺は言った。
[あれ、小島の事あんまり気にいってないの?]
[いや、俺もまだよくはわからん]
俺は濁したが気に入るも何も、クビにしてーよ。疲れるよあいつは。と思っていた。
[なぁ、たまには飲みに行かねーか?]
田辺が俺を誘ってきた。
田辺と二人で居酒屋に行く。
これは今のように偶然ばったりがきっかけで、一年に一度位の割合で行っている。
今日がその一年に一回の 偶然、ばったり、飲みに行くかの日となったようだ。
美保の店に行くという自分だけの予定をキャンセルして
[たまにはいいね。じゃ行くか。今日はタクシーで帰るわ。]
と明るく言った。
田辺と飲む、イコール会社の話もする為、俺にとってもプラスになる話が聞けたりするのだ。
[悪いね、山崎さん車通勤だからな。タクシー代は俺がもつよ]
田辺は気前よく言った。
会社に近い居酒屋に行き、とりあえずビールを注文し、二人でごくごくと飲んだ。
「たまんないね~仕事の後のビール!」
田辺は中年丸出しで言った。
「家で飲むビールとは違うな。」俺も便乗して言う。
「そうそう、家に帰ったらまずビール飲みたいけど、たまに早く帰ったら息子の相手して、飯食って、息子と風呂入って…ま、息子もかわいいからいいけどな!」
「息子さん5才だっけ?」
「6才だよ!前飲みに来た時は5才だっただろ。飲んでから約1年たってるぜ。そう思うと俺たち約一年に一回の割合で飲みに来るよな」
田辺も同じ用に思ってたようだ。
田辺は俺を社長の息子だからといって特別な態度を取ったりはしない。
それが俺にとって新鮮だった。かつてライバル視していたものの嫌いではないのはそこにある。
「ところでさ、小島なんだけど、部下が小島で羨ましいよ」
(また小島の話か)
「何で?」
「だって、あんだけ能力あるからな。俺が何かいいのがあったら教えてくれよとか頼むと、早速他の改善案も教えてくれてさ…あいつ素直だし、俺は気に入ったけどな。何考えてるかわかんねーけど」
「そうだな、俺は小島は営業向きじゃないと思ってる」
「うわさじゃ山崎さんは小島が大のお気に入りになってるんだけどなー」
ブホ。
俺は飲みかけのビールを吹き出しむせた。
俺が小島を気に入ってるはずがない。なぜそんな噂が…
田辺は続けた。
「山崎さん、小島に厳しいだろ。初日いきなりレポートまでだして、有名だぜ、山崎がレポートをだす奴は期待の証。」
「いや、それは…」
期待してねーから、意地悪でだしてんだよ。
とは言えなかった。
まわりにはそんな目でうつっていたのか。
「いや、期待はしてないよ。営業は多分初めてだし、イマイチだと思う」
「そっかぁ?でもあいつの事だから、営業でも何か成績あげそうだけどな」
俺の得意先も、田辺もなぜ田辺に期待するんだ…
「話かわるけど…山崎さん、もしかして浮気とかしてないよな?」
またビールがむせそうになったが、こらえた。
「この前、俺のとこの部署の奴が見たとか見てないとか…レストランとか言ってたな。確かあの得意先に行った頃…俺は見間違えだろ、変な噂たてるなよとは言ったけど…」
田辺は心配そうに言った。
「浮気なんかしないさ」
俺は何事もなかったかのようにさらっとかわした。
内心は心臓がばくばくして、ほろ酔いが一気に醒めた。
「そうだな、ホントに馬鹿な事を言った。悪かった。」
「いやいや、別にかまわないよ。悪い噂がたつまえに教えてくれてありがとうな。誰にでも見間違いはあるしな」
俺は浮気にはかなり気をつけているつもりだったが、うかつだった。気をつけなければ。
俺が浮気をしていると変な噂がたたなければいいが…。会社の噂はすぐに広まる。
変な噂というか事実なのだが…。
その日はビール2杯を飲み田辺とはおひらきとした。
いつも田辺と飲んだ後は結構気分が良かったが、今日はなんとなく何かがひっかかる。
浮気の噂の心配と、何故かまわりに小島の評判が良い事。
しかし俺は堂々としていいればよい、あたふたしても仕方ない。浮気は気をつけようと思ったものの、辞めようとまでは思わなかった。
しかし、この時気を付けようなんて思った時はすでに遅い時期であった事は後々にわかる事となる。
ガチャピンさん、読んで頂きありがとうございます🙇
読んで下さってる方がいるとは!とても励みになります😃
最近、職場がかわり風邪をこじらせたのもあり更新が遅れてました🙇
育児の合間でまた途切れ途切れになるかもですが、頑張ります!
田辺と飲んだ後、タクシーで家に帰った頃には23時だった。子供たちも寝ているかと思い、家には静かに入った。
清美は多分テレビでも見ているだろうと思い、リビングに入ろうとした。
ドアノブに手をかけようとしたら、リビングから何やら話声が聞こえる。
電話…?
誰と…?
ひそひそと話すような声で話しているから内容は聞き取れない。
なんとなく、悩ましげな声…
清美がここ2年で何度かあやしい電話をしているのを見たが、ここの所、仕事や自分の浮気もありあまり気にとめていなかった。
久々に見たな…ま、いいけど…
「ただいま」
俺はリビングに入った。
「あ、夫が帰ったみたい、じゃまた。」
急に明るい声を出し、あわてて電話を切った。
「おかえりなさい。お友達と電話してたの。久しぶりで話しこんじゃって」
またいつもの「お友達」か…
久しぶりに友達と話込んでる感じではなかった。男だろ…
と思いつつ、自分も浮気をしているし、過去にも一夜限りも多々ある。お互い様か…
俺は夫の仮面をかぶり、
「気を使って切らなくて良かったのに」
と笑顔で言った。
「ううん、いいのよ。今日も残業だったの?」
清美も笑顔で返す。
「今日は例の田辺部長と帰りに居酒屋に寄ってきたよ」
実は田辺と飲んで来たという言い訳は何度か使っている。
年に1回がうちでは年に5回となっている。
今日は本当に田辺と飲んでいたのだが…
「あら、そうなの?晩御飯はどうする?」
「いや、つまみだけだから、ご飯食べるよ」
はたから見たら、円満夫婦だろう…
夕食を終え風呂に入った後、清美と寝室に入った。
そして清美を抱いた…
浮気をしていても夫婦の関係はあった。
清美は美しいからだ。どの女よりきれいであった。
他の女の若いとか床上手だとか関係なく、清美が一番 体の相性がいい。そのへんは俺は満たされているのかもしれない。
なら浮気しなくていいのでは…?いや違う。清美にないものを他の女に求めているのだ。
『刺激』
刺激だと思う。
清美は多分俺が浮気しているとは気付いてないと思う。
出張や、残業は親父からもいろいろと話を聞いてるし、田辺と割合 仲が良いと家族で集まった時に親父を交え会話になった事もある。
清美は何を求めて浮気しているのか…俺は容姿も悪くない、社長子息、真面目に働いている。給料もかなり良い。優しい夫、休みの日にはなるべく子供達に関わり良い父親をしているはずだ…夫婦関係の不満もないはず…足りないのか…
いろいろな考えがを頭の片隅で ちらつきながら俺は果てた。
次の日、小島を営業に一人で行かせる事にした。
田辺の話によると、俺が意地悪でレポート課題をだした奴は俺が気にいった証拠になるらしい。
俺は今まで皆、逆に思っていると思っていた。
気に入ったと思うならそう思えばいい。しかし、小島、俺は何だかお前が気にいらない。気に入ったふりして、厳しくいくぞ。お前は恥をかく事を知らない。
「おい、小島。お前今日は一人で行って来てくれないか。この前、話だけで終わった取り引き先があるんだ。」
俺はにっこりして言った。
「あ、おはようございます。」
小島はデスクで何やら取り引き先の資料や商品のリストなどを広げていた。いやいや、おはようは朝礼で済んでるからいいんだよ。てか、今から俺が説明しようとしてるんだから…間が抜けてるというか何というか…いかん、こいつに調子を狂わされては。こんな事でやきもきしていてはダメだ…
小島に行って来いと言った取り引き先は90パーセント営業しても無理だろう。
御社が新商品の車に使う部品をうちの社で作りますよ。という営業だ。
ここでいう取り引き先は取り引き先になる予定の取り引き先だ。まだ取り引きはしていない。
しかし、相手先には昔から馴染みの下請けがあり、どうやらその下請けをかなりひいきにしているらしい。今回の営業は駄目もとで営業している。駄目もとで10社営業し1社取れたらよいではないかという考えだ。
しかし、あえてそれを小島には伝えず簡単な行き先と、相手先の会社の概要だけを説明した。
小島はふむふむといった感じで聞いていた。
「じゃあ、小島、行ってこい。くれぐれも馬鹿な発言はしないように。」
「了解っす。仕事をとってきたらいいんですね?」
小島はいとも簡単に言った。
いつものへらへらした口調で。
「ああ、そうだ。」
そんなに営業は簡単じゃねーぞ。世の中のサラリーマンがどんだけ苦労して営業し仕事をとってきてるか知れ。
相手先の会社まで車で片道一時間。相手先ととりつないでもらって話をして…今は9時だから早くて帰ってくるのは昼過ぎか…。
とりつなぎにも時間がかかる事も多々ある。とりつないでもらえない事もある。俺は5分でいいから話を聞いて下さいと言って何とか仕事をとってきた事はあるが…。小島はどうだ。そこまでできるか?
小島の事だ。
「あんたんとこの商品取らなくても間に合ってるから」
と言われたら
「そうですか。わかりました。では失礼します。」
と言いそうだ。
時刻は11時。電話が鳴った。
「山崎部長、小島さんからお電話です」
何だ?まさかまだ道に迷って相手先に着いてないとか…
「どうした小島?道に迷ってるのか?」
「違いますよぉ。仕事取れたんでお電話したんですが。あれ、戻ってから話た方が良かったですか?」
俺は一瞬無言になった。
は?
この前 俺が一押し営業マン山田(初めて聞く名前だと思うが、こいつが俺の次に営業成績がよい)に行かせて駄目だった相手先…
小島が取ってきた…
何だ、何だ、何なんだ。いや本当なのか…。
それより冷静に…
「そうか小島よくやった。詳しくは戻ってから聞く」
「で、どうだった?」
小島が戻ってきて即座に聞いた。
電話で仕事を取ってきたと言っていたがこいつ、日本語間違って言ってんじゃねーのかとまだ疑いがあった。
「はぁ、うちの商品を使って頂ける事になりまして、契約書もかわしてきましたが…。とりあえず試作品の図面なりもらってきたのと、あと別件ですが下請けが不良が多くて転注したいようでかわりに商品を作って欲しいとの話を頂きましたが…」
小島はたんたんと話す。
何て事だ!?
山田の話によると
「駄目でした。かたくなに古くからの取り引き先があるからそちらにまわす。無理だ。かなり粘ったのですが頑固で…あんなに手強いところは滅多にないですよ」
と言っていたはずだ。山田の技量を俺は知っている。
だからこそ無理だろうと思っていた。
なのにあっさり仕事を取ってきて、おまけの転注の話まで持って帰って来やがった。
どんな手を使ったんだ。
小島のしゃべりでは無理なはず…
山田は今日出張でいない。
しかし、明日小島が仕事を取ってきた事で腰を抜かすだろう…
「小島、お前はよくやった。すごいぞ。」
俺は部下を褒めるよい上司を演じた。
営業事務の女性社員のデスクからもも「すごーい」との声があがる。山田が取れなかった仕事を取ってきたのだから…。
「はぁ、どうも、ありがとうございます」
小島は照れくさそうに頬をかいただけで、それこそ 上手に絵を描けてほめられた子供のような顔をしていた。
山田なら「俺はやった、やったんだ、俺が取ってきたんだ」という思いが伝わるような顔をしているだろう。俺によくやったと言われデスクに戻る時、小さなガッツポーズをする山田を何度か見た。
俺は山田のそういうところは嫌いではない。自分の功績を喜び、自信を持つ。そしてまた次なるところ、上を目指す。
小島は本当によくわからない。
その後、小島はバンバンと仕事を取ってきた。
なぜだ、なぜだ…。
小島は押しも強くないし、しゃべりもあんな感じだ。
小島を初めて連れて行った会社からはたまたま気に入られたが…。そんな簡単ではないはず…。
山田は案の定、あの次の日かなり驚いたようだったがまぐれだと他の社員にもらしていたようだ。しかし、これだけ仕事を取ってくると、まぐれではない。山田も小島に抜かされる…という思いでかなり焦っているようにも見える。
俺が小島を難しいところに回せば回すほど小島は業績をあげる。俺も山田同様、イラついていた。しかし小島は俺の部下だ。小島をないがしろにすると俺の信頼問題にかかわる。
回りからは「いい部下だ」と言われ良い上司を演じるしかなかった。
「今夜、会いたいな。どう?」
仕事を8時で終え携帯を見ると美保からメールが入っていた。
車に乗り込み、美保に電話した。
「たまには違うところで待ち合わせしようか。夜景でも見に行こう。」
この前、美保とイタリアンレストランでいる所を見られていたようだからいつもより少し遠い場所で待ち合わせする事にした。美保には浮気がバレたらかっこ悪いからとは言いにくく夜景を持ち出した。
「オッケー、夜景ね。素敵。じゃまた後でね」
「浮気バレそうなの?」
美保は会って車に乗り込んだとたん、聞いてきた。
やっぱり、ベテランホステスにはわかるようだ。俺は苦笑いし、「まぁ…そんな所かなぁ」と言い、正直に事情を話した。
「急に待ち合わせ場所変えたり、遠くにデートだもの。わかるわよ」
「お前にはかなわないよ」
「で、どうするの?」
「何が?」
「あたし達よ。浮気がバレそうな時男のとる行動の中にバレる前に切る、そんな男も過去にいたわ」
「今までと変わらないよ。ただ、少し遠くで会えばそれでいい」
「浮気がバレない自信があるのね」
美保はふふふと笑った。
「でもね…」
美保は続けた。
「あたし達、店以外で会うのはこれで最後にしましょう」
「え?」
美保はあっさり別れを切り出した。
「さっきあたし、浮気がばれそうな時の男のとる行動って言ったよね?あれ、あたしも同じなの。私ね、実は既婚者なの再婚だけどね」
初めて聞いた。
俺にとって美保と過ごす時間が癒しで刺激だった。それだけで良かったから美保の私生活にはいっさい触れなかった。
しかも俺に「今までと変わらないと」言わせた後で別れを切り出した。
「あたし、今の夫の前の奥さんに慰謝料も払ったの。それで一緒になった。でも浮気癖なおらなくて…実は今の夫には夜の掃除仕事をしてるって嘘ついてホステスやってる」
さらに美保は続けた。
「家に帰る時にはそこら辺のスーパーで買い物してるおばさんとかわりないわ。」
そんな事聞いてない…
要はもし浮気がバレて慰謝料とかになったら困る。一応家庭があるの。との事だ。
俺は、美保への今まで感じていた癒しはスーッとひいていった。ただ「今までと変わらない」と言ってしまった自分が少し悔しかった。
まぁいいか…ホステスとの浮気はもう二度としないと思った。
「そうなんだ、じゃ今日で最後にするか。」
俺もあっさり言った。
「じゃあ最後に本当の名前、年齢聞かしてよ」
「よし子、本当は45才よ」
美保…いやよし子はウインクした。
29才じゃなかったのか…俺はぞっとした。詐欺だ…
こうして美保(よし子)とは終わった。
美保…いや、よし子とは別れたが俺にはもう一人女がいた。
よし子は、確かに綺麗で話も気も合ったが、さすがはベテランホステス。
かなりの年齢のさばには参った。ま、それなりに楽しく過ごせたからいいか…
もう一人の女の名前は「早苗」
以前一人でバーで飲んでる時に隣に座った女性。
どうやら彼氏にふられたようでやけ酒だった。
隣にいた俺はからまれた。
「あら~いい男~。あ~た、女には苦労してないでしょう?」
「いえいえ。」
いい男と言われ悪い気はしないが、酔っぱらいの女は醜い。
「あたしはね、ふられたのよ。さっき。6年付き合って、結婚秒読みと思ってたのに…お前はキャリアウーマンだから、仕事に生きたらどうだって。他に好きな人ができたって。」
「それは大変でしたね。でもそろそろ、飲むのやめないと…身体にさわりますよ」
気遣い半分呆れ半分で言った言葉に対し早苗は
「じゃあ、あんた話聞いてよ!この人の分までお勘定!」
「えっ、ちょっと…」
早苗は俺の腕をつかみ勘定を済ませようとした。マスターは俺の方をちらっと見たが、早苗の強引さで二人分の勘定を済ませた。
店の外に出て、女性に優しい俺も流石に、
「いい加減にしてもらわないと困ります!初対面ですよ、ストレスたまってるのはあなただけではないんです!」
と叫んでいた。俺も少し酔っていた
すると早苗は泣き出してしまった。
うえ~ん、と声出して…
通行人はちらちらと俺を見る。
気まずくなり、俺も折れた。
「わかりました、話聞きますから…」
「ありがとう…」
俺が話を聞くと言ったら急に早苗はおとなしくなった。
この時初めて早苗の顔をじっと見た。
セミロングにはっきりした顔立ち。少し気が強そうにも見えるがなかなかの美人ではないか…涙と酒に酔って少し乱れた感じが色っぽかった。
ただの酔っぱらいかと思っていたが…
俺はだんだんと悪い気はしなくなり、
「えっと…どうしようか?どこで話を…」
と言っていた。
「気持ち悪い…」
早苗は気分が悪くなったようでウップという仕草をした。
「えっ!ちょっと待って…!」
バーから早苗のマンションまでは何と歩いて5分だった。
何とか早苗のマンションまでたどり着くと、早苗はトイレまで駆け込んだ。
トイレからはうえっうえっと嘔吐しているのが分かる…。
早苗の部屋は汚なかった。
脱ぎっぱなしの服、散らかってるキッチン…
清美なら多分こんな部屋にはしないだろうな…
清美は家事は得意ではない。家政婦を週に2回来てもらっているが、それでもきれいな家を心がけているようだ。
トイレで吐いた後、シャワーの音が聞こえた。
シャワーを終え、さっぱりした様子で出てきたがまだ酔っているのもあり、ふらふらとしていた。
「大丈夫?」
「ええ、少し楽になった。ごめんね、こんなとこまで」
「いえいえ」
「あの…あたし木下早苗。」
ここにきてようやく名のった。
「山崎といいます」
早苗はテーブルのそばに座り込み話はじめた。
自分はある商社の営業をしており、かなりハードな仕事だと。彼氏と会う約束をしても、仕事でのドタキャンが多く、彼氏に捨てられたらしい。
早苗はかなり延々と話をしたが、要は 何年もプロポーズを待っていたらしい。その後仕事を辞め家庭に入る覚悟もあった。
彼氏にしてみれば自分より働く、手取りがいい彼女より家庭的で優しそうな女にひかれたそうだ。
急にふられた為、やけ酒を飲んでしまったと
そう話した。
「でも、もういいの。仕事に生きるわ。営業しまくって、仕事バンバンとってきてのしあがるわ」
早苗の のしあがるわ! の言葉に共感がもてた。
と同時に美人な早苗に
「じゃあ、僕が忘れさせてあげますよ」
そう言っていた。
後は言うまでもない…
事が終わりお互いの携帯番号を交換し、早苗のマンションを出たのは午前1時。
清美には前もって書類整理に終われている。
そう連絡してあった。
早苗とはその後、月に1回程は会い、メールで仕事の愚痴や他愛ないない事を交換する仲になった。
よし子と別れ、早苗と会う回数は多分増えるだろう…
早苗はあなたに妻子があってもいいわよ。山崎さんだって奥さんと別れる気はないでしょ。ただお互いストレスが発散できればいいじゃない。と割りきっていた。
浮気相手にはちょうどいい女だった。
早苗は34才。もちろん、偽りではない年齢だ。
この頃の俺はまったく浮気に罪悪感がなかった。
清美だってどうせ浮気しているのだ。気にしなくてよい。こうしてストレスを発散し 良い夫、良い父親、良い社長子息、良い上司をしているのだから。
よし子と別れて1ヶ月が過ぎた。今日は早苗と会うか、仕事も早く終わりそうだ。
早苗が今日は出張から帰る日でしばらく仕事がぶっ通しだった為、やっと休みが来たわ~ とメールが入っていたからだ。
昼休み、食堂で食事をとっていると、カレーうどん定食を持った馬鹿小島が話かけて来た。
「部長~、お願いがあるのですが…いいっすか?」
と言って俺の前に座ってきた。
おい、勝手に座るな。飯がまずくなる。
「ああ。何だ?小島」
何だよ貴重な昼休みに…お前のお願いなんかに付き合ってる暇なんかねぇっての。この後早苗にメールするんだから。
「今日は仕事、早く終わりそうですよね」
「ああ、そうだな」
俺はにっこりしたが、
だから何、何かあるの?
「今日は僕に付き合ってもらえませんか?」
「は?」
何で俺が小島と仕事が終わってまで付き合わにゃいかんのだ?
「いや~僕パソコン欲しくて」
「買えばいいだろ」
「ええ、でもパソコン何買おうかわからないし山崎部長なら詳しいし、最新のやつとかアドバイス下さいよ」
「店員に聞けばいいだろ?」
俺はあきれた口調で言った。
40才を前にして、パソコンも一人で買えないのか、こいつは。よくそんなんで仕事とってくるよな。
「でも、山崎部長といろいろ話もしてみたいですし、頼みますよ。それとも今日はご予定でも?」
「いや、予定は…」
浮気相手に会いに行くとは言えずたじろいでしまった。
いつもの俺なら「予定がある」とずばっと言い切り理由など適当につけるのだが、小島のへらへらしている口調に調子がくるってしまった。
「行ってあげなよ~山崎さん」頭の後ろで声がした。
振り替えると田辺だった。
この男、このタイミングで…
田辺さん、俺は今日予定があるんだ。早苗に会いに行くんだよ。
とはさすがに言えない…
「実はさ、小島にパソコンわからないからって言われて俺が誘われてたけど、俺今日は仕事忙しくてさ。商品に設変(寸法規格などの変更の略称)がかかってプログラムいじったり図面書き直しでさ。」
小島は俺ではなく先に田辺に相談していた。田辺は小島を気にいっている。技術開発部に欲しいとまで言っている程だ。
この時俺は複雑な思いになった。小島は俺より田辺を慕っている…なぜ複雑な気になるのだ。俺は小島が嫌いだから一向にかまわないはずだ…
「それくらいひとりで行けばいいだろ?」
うんざりした様子で言うと
「山崎部長、僕の事嫌いっすか?」
悲しげに小島が言った。
馬鹿が!ああ嫌いだ!てか、子供じゃあるめーし何言ってんだこいつ!?
「別に嫌いじゃねーよ」
「じゃ行ってやってくれよな!山崎さん」
田辺が後おしした。
「俺がさ、じゃ山崎さんにたのんでみれば。って小島に言っちゃってさ」
田辺、現況はお前か…
ああ、もう何か話するのも疲れてきた。
「ああ、わかったよ」
仕方なしに言ってしまった。
「ありがとうございます!では仕事が終わったら玄関でお待ちしております」
いつの間に食べたんだが、食べた終わった食器を持って小島は去って行った。
「あいつ、食うのはえー」
田辺は呟いた。
「ごめんな、山崎さん。山崎さんもさ、小島と仲良くやって欲しくてさ。」
「別に俺は…」
言葉を濁した。
小島と仲良くしようなんて気はない。ただまわりが俺は小島に対して期待していると思いこんでいるから、良い上司を演じているだけだし、あの小島のへらへらしたところが気に要らないのは事実だ。
田辺は俺の心中をさとっているようだった。
仕事が終わると玄関で小島が待っていた。
さっさと終わらそう…そう思っていた。
「お疲れ様です!あの僕、自転車なんですよ。」
「えっ?お前自転車できてんのか?」
ここの会社は商工業地帯地帯で割合、街から離れている。
車通勤か電車が非常に多い。
確かこいつはA市から来ているから通勤に自転車でも40分かかるだろう…
「ええ、そうですが…で、すいませんが車乗っけてもらえませんか?」
小島はきょとんとして言った。
「わかった、じゃ俺の車に乗れ」
「すいません」
駐車場に着き俺の車を見るなり、
「いい車ですね、部長」
と言った。
「早く乗れ」
はー何で俺がこいつとドライブしないといけないんだよ。
一番近い電機量販店に行き小島にあれこれとアドバイスをした。
俺のアドバイスをもとに小島はパソコンとプリンターなど次々と選んだ。ついでに地デジ対応のテレビも買っていた。早く終わらせたかったので、坦々と的確にアドバイスをした。
総額60万円。かなり大きい金額だ。配達は明日にしてもらうようにし、会計をした。
驚いた事に現金だった。スーツね内ポケットから分厚い封筒を取りだし、その中からごそっと現金を取りだした。
所持金は全部で100万円位だろうか…
カードは持ってないのだろうか…。
小島が意外に金を持っていたので驚いた。
買い物も済んだし…
「さあ小島、会社まで送るから。自転車会社だもんな。」
ふーやれやれ。
あとはこいつを送って 早苗に連絡してみるか。
「ありがとうございました。部長、良かったらうちへ寄りませんか?」
「いや、遠慮するよ。奥さんにも悪いだろう?」
お前の家による程暇じゃねえっての。
断ると小島はこう言った。
「部長、宮永専務の件はご存知ですか?」
「何の事だ?」
宮永専務は俺が入社した時は営業の部長だった。社長の息子の俺を内心は馬鹿にし、手玉に取ろうとした奴だ。
「何の事だ…?」
宮永に何があるというのだ?
「賄賂の件ですよ」
知らない。そんな事初めて聞いた。何の事だ…。
「どういう事だ?」
車は会社に着いた。
「やっぱりご存知なかったんですね?余計な事言ってすいません。今日はありがとうございました」
会社に着いて、車を降りようとする小島に
「まて、小島、何の事か教えてくれ」
と言うと
「じゃ、うちに来ます?」
とにんまりした。
何だか、宮永の件でつられた気がするが…何の事か気になった。
下らない事なら承知しねーぞ、小島。
小島の家に行く事になった。
小島はなかなか宮永の事を切り出さない。
ただ道を教えるだけであった。
多分小島は俺と仕事の話などをしたいのだろう…だから俺を家に誘ったのか…
今、宮永の話をしてしまえば俺がさっさと帰るであろう事はわかっているようだ。
なかなか、駆け引きがうまいのか…営業で仕事をとってくるにも意外と頭を使っているのか?
小島が俺をどう思ってるかなんてどうでも良かったから、考えた事もなかった。俺がつらくあたる事も多いので嫌っているなら分かるが…
何だか変に慕われてる気がしたが、小島が一番慕っているのは田辺だ…
なぜ小島と田辺が良い関係な事を昼間は複雑に思ったのか…。
ぼんやり考えつつも小島の家に着いた。
小島の家はぼろっちいアパートだった。
100万円とのギャップを感じた。
「ささ、部長、ぼろっちいアパートですがどぞ」
しばらくあんぐりとしていた俺に声をかけた。
「ただいま~山崎部長をお誘いして来て頂いたよ」
「あら、よくいらして下いまして…小島が無理にお誘いしたのでは?」
はい、そうですと言いたいところだが…
「いえいえ、おじゃまします」と中に入らせてもらった。
中からでてきた小島の嫁さんは…普通の人だった。
顔も普通だが俺にしたらブスの部類に入る。小島と似たような年齢だとすると老けて見えるほうだと思う。
ぼろっちいアパートに見えたが中はリフォームしていて、割合きれいだった。3LDKで部屋も片付いていた。
パソコンを置くスペースだろうか…電話の近くがきれいに何もなかった。
「ちょっと、会社の事で相談があって僕から言って来て頂いたんだ」
「あら、やっぱり強引に来て頂いたのね。私ちょっと買い物に言ってくる」
「何もおもてなし出来ませんがごゆっくり」
俺にコーヒーを出して小島の嫁さんは出掛けていった。
会社の話と聞いて気をきかせたのだろうか…。顔はいまいちだが気のきく嫁さんじゃないか。
「で、宮永専務の事とは?」
二人になり小島に聞いた。
「あ、そうでしたね」
小島はあっけらかんと言った。
それを知りたいが為にわざわざお前んちに来たんだろ!
小島は茶菓子と言ってかっ○えびせんを俺の前にどぞ、と差し出した。
「早い話が、宮永専務、賄賂もらってますよ」
「詳しく話せ」
俺はイライラした口調で言った。なかなか話さないと思えば今度は簡単過ぎる。
疲れる…
小島の話によると、小島は先日お得意様から食事に誘われたそうだ。
そのお得意様とは初めて俺が営業に小島を連れていき、小島を気にいったという部長だ。
お得意様と食事の時トイレに行ったお酒に弱い小島は店内で迷い、お座敷の方へ行ってしまったらしい。
そこでたまたま宮永専務とある会社が密会しているのを見た… との事。
「何か漫画みたいな話だな…本当かよ。賄賂って何でわかったんだ?」
「いや~話の内容が怪しくて…二人とも…宮永専務も相手も酔ってて声でかくてよく聞こえてましたよ~」
本当ならすごい話だ。
宮永専務は会社の増築や建て直しなど工事関連の担当に関わっているが…もしかしたら業者からバックで袖の下をもらってるとも考えられる。
が、小島の話だけでは信憑性に欠ける。
「あの~一応、録音しときましたが聞きます?」
小島はポケットから携帯を取り出した。
「なっ!?お前そこまでしたのか?」
驚いた…
「やっぱりこしゃくですかね?僕も酔ってたし。この録音消した方がいいか…」
「まて!再生しろ!」
『宮永さん、これで今度の工事はうちに任せて頂けますよね!』
『ああ、申し分ないよ。当分うちの工事関連の事は任せるよ。来年は第2工場の建て直しの案もでてるからな、そっちも頼む』
『ありがとうございます』
『100万円ぽっちで頼みますよなんて言ってくる業者もあるが、君はなかなかいけとる』
『あくまでも内密に…』
『わかっとる!うちの社長ときた…』
ここで切れた。
携帯では録音が短いもののばっちりではないか!
しかし、あんな大声でベラベラとしゃべるとはアホとしか言い様がない。いくら座敷でも誰が聞いてるかわからないのに…
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