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飲み会で言われた失礼な発言が許せない
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私、幸せになります✨

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こころ( ♀ z4wHh )
09/04/09 09:56(更新日時)

初めて携帯小説を書かせて頂きます😊

多くの方に読んで頂ければと思います。

中傷、批判は 辞めて下さい🙇

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No.1158216 08/10/06 13:49(スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

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No.201 09/01/09 18:54
こころ ( ♀ z4wHh )

離婚届けを出してから、すぐに仕事を探した。

しかし、小さい歩を保育園に預けるのは 可哀相だと思い 私は、内職をする事にした。


そして私は、家事をしながら子育て 歩が寝ている間に内職をする生活が続いた。


そんなある日の事だった。

No.202 09/01/13 14:00
こころ ( ♀ z4wHh )

高校の時の友達、淳子から手紙が届いたのだ。


私は、懐かしさのあまり 慌てて手紙を読んだ。手紙の内容は、同窓会の話だった。手紙の終りに携帯番号とメールアドレスが書いてあった。
私は、すかさずメールを送った。


すると…私の携帯電話が鳴った。

「もしもし…」

「もしもし…あずさ?淳子だよ!久し振りー」

電話の相手は、淳子だった。


この淳子との再会で、私に新たな出会いが訪れる事を この時 気付かずにいた。

No.203 09/01/13 18:26
こころ ( ♀ z4wHh )

「淳子…ホント久し振り。今日は、休みなの?」


「私、最近 仕事辞めてさぁーフリーターしてる」

「久々に家に泊まりにおいでよ」


私は、淳子を家に呼んだ。


しばらくすると、淳子が来た。

No.204 09/01/13 18:38
こころ ( ♀ z4wHh )

淳子は、お菓子やジュースをいっぱい持ってきた。

久々に会った淳子は、少し太っていた。


「あずさ…随分 痩せたんじゃない?」


「まぁー色々あったからね…淳子は、幸せ太りかな?」


「相変わらず、ズバッと言う所 変わってないねー」


こんな たわいもない話で 盛り上がった。

No.205 09/01/13 22:51
こころ ( ♀ z4wHh )

それから、私と淳子は 高校の時の話から 今までの恋愛の話でさらに盛り上がった。


そして、私は 淳子に質問をした。

「淳子…今はどうなの?」

「彼氏はいないんだけど、メル友といい感じなんだぁ」


メル友? という言葉に興味津津になった。
「メル友って何なの?」


「知らないの?結構 流行ってるんだよ!」

淳子に詳しく説明してもらった私は どんなものなのか試したくなってきた。


「なんか…楽しそうじゃん!私にもやり方 教えてよ」


そして…私は 淳子にさらに詳しく教えてもらうと 試しにやってみる事にした。

No.206 09/01/14 22:50
こころ ( ♀ z4wHh )

私は、淳子に教えてもらった通りに サイトにアクセスをした。

色々な書き込みがあるのに驚いた。

私は、歳が近く 真面目そうな人に プロフィールを書いてメールを送った。


すると、数分後に返信がきたのだ。

【はじめまして!俺 祐介。よろしくね!】

この後、祐介が私にとって大きな存在になるとは…この時はまだ 思いもしなかった。

No.207 09/01/16 14:02
こころ ( ♀ z4wHh )

私は、すぐに返事を返した。


すると…淳子が話はじめた。

「どこに住んでる人?すぐに会おうって言ってくる人は、エッチ目的だからやめた方がいいよ!」

「エッチ目的???そんな人もいるの?それにしても、淳子…詳しすぎだね!何回か会った事あるの?」


「あるよ!でも1回だけね!その人が今 私の気になってる人だよ」

「そうなんだぁ~」

私は、メル友に会うという意識はなかった。


この時は…

No.208 09/01/19 14:04
こころ ( ♀ z4wHh )

次の日…淳子は帰った。


私は、祐介と日常会話のメールは欠かさずしていた。


しかし…お互い電話や直接 会うという事は言わなかった。


そして…育児・家事・内職の生活は続いた。


それから…数ヶ月が立った。


歩も1歳になり、よちよち歩きをするようになっていた。



祐介とも、メールだけの関係が続いていた。

No.209 09/01/20 18:14
こころ ( ♀ z4wHh )

かわりのない生活が続いていた。


私は、歩が1歳になったし…内職だけでなく 働きにでようと思い、暇をみつけては 職業安定所に出掛けた。

そして、働きたいと思う会社が幾つかみつかった。


私は、そのうちの2社に面接をする事にした。

No.210 09/01/20 18:40
こころ ( ♀ z4wHh )

面接を受けた会社は、私にとっては 文句なしの会社だった。


ただ…心配なのは、採用になるかどうかだった。



3日後の事だった。

私の携帯電話がなった。おそるおそる 私は電話に出た。

「もしもし…」

「もしもし…〇〇あずささんの携帯でよろしかったでしょうか? 〇〇会社の青木です。先日、面接をさせて頂いた結果…採用させて頂きます」

「あっありがとうございます。よろしくお願い致します」


電話を切ると 私はガッツポーズした。


そんな私を見て…歩は、キョトーンとして私を見た。


私はすぐに もう一つの会社に断りの電話をした。


もちろん…祐介にも報告するのを忘れなかった。

【仕事 決まったよ!】

しばらくして、返事がきた。

【良かったね!今度 お祝いしなくちゃね!】

No.211 09/01/20 19:00
こころ ( ♀ z4wHh )

このころから、私は祐介と話がしてみたくなっていた。


そう思ったのは、私だけでなく祐介も同じだった。


その日の夜…祐介からメールがきた。

【ただいまー!今日も疲れた(-.-;) あずさちゃん、仕事 決まって良かったね! 話 変わるけど…電話で話してみない?】


このメールに、私は 緊張した。ドキドキしながら 返事を返した。


【いいよ!でも…緊張するね】


すると…又 すぐに返事がきた。

【俺も、緊張してるけど…あずさちゃんと話 してみたいから…】

このメールの終りに携帯番号が入っていた。

No.212 09/01/21 18:13
こころ ( ♀ z4wHh )

番号の下に 付けくわえたかのように

【ワンコールしてくれれば 折り返し電話するよ!】

と 入っていた。


私は、歩がぐっすり寝ているのを確認すると…祐介の携帯に電話をした。


プルルル…。


緊張のあまり 電話を切った。
しばらくすると…私の携帯が鳴った。

番号は、祐介だった。

No.213 09/01/21 18:26
こころ ( ♀ z4wHh )

私は 電話に出た。

「もしもし…」


「あずさちゃん?」

「うん。」

「はじめまして!だね。」


「はじめまして!だね。何か めっちゃ緊張するー」


そして…私達は、1時間位 話をすると 電話を切った。

No.214 09/01/21 18:39
こころ ( ♀ z4wHh )

この日から、私と祐介は 度々 電話で話をするようになった。




数日後…私の 初出勤勤の日が来たのだ。

この日の朝も祐介がこんなメールを送ってくれた。


【おはよう!今日は、初出勤だね!頑張ってこいよ!】


正直…嬉しかった。

顔も知らない相手なのに…。


お互いが、電話とメールで 少しづつ心を開いていった。

No.215 09/01/21 22:14
こころ ( ♀ z4wHh )

職場の雰囲気は、とても良く 仕事内容も まぁまぁだった。


お昼休みになり、私は携帯を見た。


すると…祐介からのメールが入っていた。

【今からお昼!仕事は順調かな?午後も頑張れよ!】


私も返事をした。

【私も、これから お昼休みだよ!初日だから 緊張しまくりだよ!祐介君も頑張って】


【はーい!】


休憩が終り仕事に戻った。

No.216 09/01/22 14:01
こころ ( ♀ z4wHh )

仕事に戻ると また…組み立ての作業をはじめた。


すると…私と歳が近そうな子が 話掛けてきた。


「〇〇さんって、いくつ?」


「私は、21です。」
「えー!本当?私 22なの。歳が近い人が中々いないから 嬉しい」

と、満面な笑みで話をした。私は、すかさずその子の名札を見た。“工藤美由紀”という名前だった。

「本当? よろしくお願いします」

私とみーちゃんは その後も色々 話をした。


この子なら、仲良くなれそうって思った。

そうこうしているうちに、帰る時間になった。

No.217 09/01/22 18:40
こころ ( ♀ z4wHh )

パートの私は、みーちゃんに
「お先 失礼します」
というと 会社を後にした。


急いで いとこの家に向かった。


歩を預けてきたのだ。保育園には、4月から預けたかった私は いとこに歩を見てもらえるように頼んでいたのだ。

No.218 09/01/22 18:50
こころ ( ♀ z4wHh )

いとこの家に着いた。

「洋子姉ちゃん、歩 ありがとう」

私の声に気付いた歩は、よちよち歩きで 玄関に歩いて来た。


「歩、ただいま。ちゃんとお利口さんにしてたかな?」

そう言うと、歩を強く抱き締めた。

すると、洋子姉ちゃんが話はじめた。

「ちゃんと お利口にしてたよ!お昼寝から起きた時、ちょっと ぐずったけど…おやつ あげたらご機嫌になったの」


「洋子姉ちゃん、本当 助かるよ!ありがとう」



そういうと、私と歩は家に帰ったのだ。

No.219 09/01/24 15:38
チョコランチ ( 13vRh )

こころさん頑張って下さいね😄続き楽しみしてます✨✨横レスすいません😣

No.220 09/01/27 13:37
こころ ( ♀ z4wHh )

チョコランチさん✨

ずっと読んでくださったんですか❓
ありがとうございます🙇

最近、更新がスローですが どうか最後までお付き合い下さい😉
こころ👸より🎵

No.221 09/01/29 22:45
こころ ( ♀ z4wHh )

家に着いても、やる事はいっぱいだった…。

しかし、この日の歩は 私の側から離れようとしなかった。



私は、そんな歩がたまらなく愛しかった。
私は、歩を強く抱き締めた。

No.222 09/01/31 22:56
こころ ( ♀ z4wHh )

そして…月日は流れた。



いよいよ、歩を保育園に預ける時がきたのだ。


大荷物を抱えて、よちよち歩きの歩の手を引いて…。



教室の入り口に先生が立っていた。

「おはようございます!」


「おはようございます!歩くんも、おはようございます!」


すると、歩は私の手を強く握り締めた。


「歩~、ちゃんと先生にご挨拶しなきゃ駄目でしょ?」


「じゃぁ~歩くん、教室に入ろうね」


私は、歩の手を離し 先生の所に行くように促した。


すると…歩は、私の足にしがみついてきた。
先生も慣れた手つきで 歩を抱き上げた。


すると…先生は

「お母さん、早く行って下さい!三日もすれば 後 追わなくなりますから。」


「お願いします」

No.223 09/02/05 00:30
。〃。歩行者。。〃 ( 20代 ♀ kNWOh )

更新がないので何かあったのかと心配デスo(><)o
風邪が流行ってるので、体には気をつけてください☆
またぉ時間ある時に更新してくださいね(◎'д`◎)
楽しみに待ってます♪♪♪

No.224 09/02/09 18:43
こころ ( ♀ z4wHh )

>> 223 歩行者さん✨

心配してくださってありがとうございます🙇
こころ👸は、元気に過ごしております😊

少し お休みしてました😥

そろそろ 更新しますので 最後までお付き合い下さい🙏

こころ👸より🎵

No.225 09/02/09 21:26
こころ ( ♀ z4wHh )

泣き出した歩を見ると、私も切ない気持ちになった。


私は、何度も振りかえりながら 歩の姿を目で追った。



こんなに 切ないなら、もう少し 外で働くのを我慢すれば良かった…。

そんな事を考えながら、私は 仕事に向かった。

No.226 09/02/10 09:31
こころ ( ♀ z4wHh )

仕事に入る前に 携帯をチェックした。


すると、祐介からメールが届いていた。

【おはよ!歩くん、ちゃんと保育園に行けたかな?あずさちゃんも、仕事 頑張って!】

私は、祐介のメールに癒されていた。


顔も知らない人なのに…。私は、祐介に会いたいという気持ちが 日に日に増していくのを強く感じた。

No.227 09/02/10 19:09
こころ ( ♀ z4wHh )

その日の夜…


歩は、初めての保育園だったという事もあって 早々 寝てしまった。


私は、思いきって祐介に電話をした。


「もしもし」

「もしもし…あずさだけど…急に電話してごめんね」


「大丈夫だよ!俺も電話しようかなぁって 思ってたとこだし…」
と祐介は、優しい口調で話をしてくれた。

私は…

「ねぇー、祐介くん!私…祐介くんに会ってみたいなぁ」


「えっ!? マジで?」

「うん。マジだよ!半年もメールしてるし…やっぱり…直接 会って 話がしたいなぁー」


「俺も…同じ事 思ってた! じゃぁー今度 会ってみようか!」

No.228 09/02/10 21:28
こころ ( ♀ z4wHh )

こうして、私と祐介は 会う約束すると電話を切った。


私は、二人だけで会うのは 少し抵抗があった。だから、お互い 友達も一緒に連れて行こうと 私は、祐介に提案した。もちろん…祐介は、快く受け入れてくれた。


私は、祐介と出会うきっかけを作ってくれた 淳子を連れて行く事にした。



日曜日に会えると思うと 嬉しい気持ちもあったが、何故か不安な気持ちも込み上げていた。

No.229 09/02/10 21:50
こころ ( ♀ z4wHh )

そして…約束の日がきたのだ。


私は、緊張のあまり いつもより早く目が覚めた。


そして…祐介にメールをした。

【おはよう!いよいよだね!緊張しすぎて 早く起きちゃった。】

しばらくすると…私の携帯が鳴った。

【おはよう!俺も、緊張してて あまり眠れなかった。】


そんなやり取りをしていると、前の日から泊まっていた淳子が目を覚ましたのだ。


「今、何時???」


「6時だよ!」

「えーっ!まだ そんな時間なの??もう少し寝るね」

と言うと また眠りについた。


淳子が、泊まったのには 訳があった。

祐介とは、メールだけの関係でいいと思っていた私は、少し離れた所に住んでいる 祐介を選んでいた。


私の家から、祐介の家の方までは 車で3時間は掛かる。


この日、会う場所は お互いの中間地点にしたが…それでも2時間は、掛かる場所だった。だから、早めに家を出掛けたかった私は、淳子に泊まってもらったのだ。

No.230 09/02/10 22:00
こころ ( ♀ z4wHh )

私は、着替えを済ませると 朝食の用意をはじめた。


こんなに 私…手早く料理が作れたんだ…と思うくらいに 淡々と朝食を作っていた。

もちろん…掃除、洗濯も手早かった。


朝のメールで 早く祐介に会いたいと思った私は、家の事を早く済ませたかった。


そんな事をしていると…淳子が歩を抱いて 起きてきた。

No.231 09/02/11 16:06
こころ ( ♀ z4wHh )

私達は、早々と朝食を済ませると 出掛ける準備をはじめた。


「あずさ、もし、変な奴だったらどうする?」

淳子は、イタズラな質問をした。


「変な奴だったら…ってそこまで 考えてなかったー」


すると淳子は…

「あまり期待しない方がいいよ!」



そして…私達は、約束の場所へと向かった。

No.232 09/02/11 21:58
こころ ( ♀ z4wHh )

車の中でも、メル友の話は続いた。


きっと、一人で来たら 長く感じるはずの二時間だが さすがに、この日の二時間は あっという間だった。


約束の場所まで近付くと…私の携帯がなった。


【俺達は、着いたよ!あずさちゃんは、どの辺にいるの?】


私は、祐介が近くにいると思うと 変な緊張感が込み上げてきた。


私は、コンビニの駐車場に車を停めると 祐介に電話をした。


「もしもし…。祐介くん?」

「うん。今どこ?」
「待ち合わせ場所の近くにはいるんだけど…道 間違えたかも!」
「じゃぁー俺がそっちに行くから 今いる所 教えて!」

「駅の近くの〇〇って言うお店の近くのコンビニにいるんだけど…」

「うーん。その近くにファミレスない??」
「ファミレス?えーっと…ココスは見えるよ!」

「じゃぁーそこで 会おう!」

「わかった。じゃぁー後ほど…」

私は、電話を切るとファミレスに向かった。

No.233 09/02/11 22:19
こころ ( ♀ z4wHh )

私は、ファミレスの駐車場に入ると…すぐに祐介にメールをした。

【駐車場にいるからね!着いたらメールしてね!】


それから…数分後。


一台の車が 駐車場に入ってきた。


私は、淳子に…

「あの車…かも…」

すると…私の携帯が鳴った。

祐介からの電話だった。

「もしもし…ごめんね…おそくなって!着いたよ」

「うん。さっき入ってきた車でしょ?前に車種を聞いたの覚えてたから…私が祐介くんの車まで行くね!」


すると…私達は、祐介の車に向かった。

「淳子…メル友に会うのって、こんなにドキドキするの?」


「スリルあるでしょ?」

淳子の冗談を聞く余裕もないくらいの緊張だった。


そして…私は、祐介の車の運転席に向かった。

「祐介くん??だよね??」

初めて見る祐介は、私のタイプだった。

「うん。初めまして…だね!」

「そうだね!あっ、この子が 私の子供の歩だよ!それと…友達の淳子」

「どうも!ってか…歩くんカワイイ。あっ!コイツが俺の友達の大輔。まぁー立ち話もなんだから、飯でもどう?」


そして、私達はファミレスに入った。

No.234 09/02/11 22:40
こころ ( ♀ z4wHh )

私達は、色々な話をした。


祐介は、電話やメールをしていた時と一緒だった。あの優しい口調で話をする祐介が、目の前にいると思うと なんだか ドキドキが止まらなかった。



どのくらいファミレスに居ただろ…。


時間をも忘れる程に楽しかった。


そして…私達は、公園に行く事になった。

公園に向う車の中で、淳子は、私にこんな質問をしてきた。

「どう?会ってみた感想は?」


「ふふっ。タイプーやばい!惚れちゃうかも!」

「そっか…」

「うん。でも…祐介くんは、どう思ったかなぁ!」


「じゃぁー歩と大輔くんを連れ出すから、ちゃんと聞いてごろん?あっちも車の中で 同じ事 話してたりして!」

と 淳子は、にやけた。



そんな会話をしていると…公園に着いた。

No.235 09/02/12 13:49
こころ ( ♀ z4wHh )

公園には、遊具があった。

淳子は、早々と歩と大輔くんを連れて ブランコへと行ってしまった。



私は、祐介の方を見ると 祐介も私を見ていた。


私は…
「置いて行かれちゃったね」

祐介も…
「そうだね!せっかくだし…少し二人で話しようか?」

「あっ…そうだね!」


そして…私は おもいきって 話 はじめた。

No.236 09/02/12 14:04
こころ ( ♀ z4wHh )

「祐介くん、私…メールで知り合った人と こうして会うなんて 思ってもいなかった。でも…私は祐介くんに会えて良かったと思ってるよ!これからも、会ってくれるかな?」

「俺でよければ、また会おう!」


私は、嬉しかった。

普通な出会いじゃなかったけど…。

No.237 09/02/12 22:31
こころ ( ♀ z4wHh )

しばらく話をした 私達は、また会う約束をすると みんなで少し 遊んだ。


日も暮れかけた頃、私達は帰った。


車の中では、淳子に色々と聞かれた。

「これから…付き合うの?」


「えっ!?また、会う約束はしたけど…付き合いはしないよ!ってか…メル友と会ったら、すぐ付き合うものなの?」

私が質問すると…淳子は…

「んー。でもさぁ、今まで メールや電話はしてたじゃない?お互いの顔がわからなくてもさぁ、その期間で 感情が芽生えるというか…用は、気持ちから入っちゃえば 付き合うのもありでしょ?」


少し納得したが、私にはすぐ付き合うという事は 考えられなかった。



また、こんな話をしていると あっという間に家に着いた。

No.238 09/02/12 22:50
こころ ( ♀ z4wHh )

そして…月日は流れた。

私と祐介は、二人いや…歩の三人で 遊ぶ事が増えていた。


もちろん…友達のまま。


祐介は、歩の為にと 動物園や公園に一緒に行ってくれた。


歩もそんな祐介が大好きだった。


三人で遊ぶようになって いつの頃だっか…歩は、祐介の事を
「ゆっ。」って呼べるようになっていた。


祐介と歩がじゃれあう姿を見るのは、とても微笑ましかった。



私は、そんな祐介を好きになっていた。

No.239 09/02/13 23:24
こころ ( ♀ z4wHh )

三人で遊ぶ事が増えてから、もうすぐ 一年が立とうとしていた ある日の事だった。

いつものように、祐介から電話がかかってきた。

「もしもし…」

「あずさちゃん?」
「うん。」

「今、少し話せる?」
「うん。大丈夫だよ!どうしたの?」

「あのさぁ~、次の日曜日 二人で会えないかな?」

「二人?」

「そう。俺とあずさちゃんで…」


この時の 祐介の声は、とても緊張しているのがわかった。

私は…

「いいよ!じゃぁ~次の日曜日は お母さんに 歩を預けて行くよ!」

「ごめんね…」


二人で会いたいなんて…口にしたのは 初めてだった 祐介。


私の期待は膨らんだ。

No.240 09/02/13 23:48
こころ ( ♀ z4wHh )

そして…日曜日がきた。


いつもの待ち合わせ場所に向かった。


すると…見慣れた車が停まっていた。


私は、祐介の車の助手席に座った。

「ごめ~ん。5分遅刻しちゃった」

「大丈夫だよ!俺も…今 着いた所だから」

「うん。祐介くん、今日はどこに行くの?」
「それは…着いてからのお楽しみ!」

いつもは、歩がいてくれたから 話題が歩でいっぱいだったけど…いきなり二人きりになると、変に緊張して 何かうまく話せない。

車をしばらく走らせると…
私の目の前に飛び込んできたのは…海だった。


「海だぁ~。いつ見ても感動するね!」

「だろう?ってか…この間、海 見たいって言ってたからさぁ」

「ありがとう。ねぇねぇ、車から降りない?」

私と祐介は、車から降りると海辺を歩きだした。

すると…祐介が話 はじめた。

「あずさちゃん、聞いて欲しい事があるんだけど…」


「なぁーに?」

と言って祐介の顔を見た。

祐介のまっすぐな瞳が、私を見ていた。

そんな祐介にドキドキしながら 私は、祐介が話出すのを待った。

No.241 09/02/14 00:12
こころ ( ♀ z4wHh )

すると…祐介が 私をじっと見つめたまま 話 はじめた。


「俺さぁー、マジやばいよぉ!」


「何がやばいの?」

「…俺、あずさちゃんの事 めっちゃ好きになっちゃったんだよね!もちろん、歩くんも好きだよ。だから、俺と結婚を前提に付き合って下さい!」


私は、びっくりと嬉しさで 中々 言葉を発する事ができなかった。

祐介は、そんな私を見つめたまま 心配そうに…

「やっぱり…ダメかぁ」

私は…
「そんな事ないよ!嬉しいよ。あたしだって…祐介くんの事…好きだもん。でも…結婚前提って…私は、バツイチだし 歩もいるんだよ!」


「知ってるよ!ちゃんと考えたよ。それでも俺は、あずさちゃんと歩くんと一緒にいたいって思ったから…俺じゃ駄目かな?」


私は、そこまで考えてくれていた事が嬉しくて…涙が込み上げてきた。

私は、泣きながら…
「ありがとう。私も…祐介くんとずっと一緒にいたい。こんな私で 本当にいいの?」

「うん。いいよ!」
そういうと、祐介は…私を強く抱き締めた。

No.242 09/02/14 11:02
こころ ( ♀ z4wHh )

それは…まるで恋愛ドラマのワンシーンのようだった。


あの時の波の音は、今でも耳の奥に残っている。



そして…私と祐介は、結婚前提に付き合う事になった。



帰りの車の中で、私達は ずっと手をつないでいた。


初めて握る祐介の手は、とても温かかった。

No.243 09/02/14 11:15
こころ ( ♀ z4wHh )

祐介と付き合うようになってからも、相変わらず 三人の時間を過ごした。



ディズニーランドに行ったり、海に行って遊んだり ボードにも行った。



しかし…私は、結婚前提と言った祐介が両親に紹介してくれない事が どうしても腑に落ちなかった。


そんなある日の事だった。

「祐、私…祐のお父さんとお母さんに会いたいなぁ!」

「…うん…」

「私達って…結婚前提に付き合ってるんだよね?それなのに、どうして会わせてくれないの?」


祐介は、しばらく無言のままだった。

No.244 09/02/14 11:25
こころ ( ♀ z4wHh )

「祐介の結婚前提って…何なの?一番 肝心な所でしょ?お互いの親に会うって…」


すると…しばらく黙っていた祐介が 話はじめた。


「ごめん…そうだよな!あずさの言う通りだよな。俺…まだ あずさがバツイチで子供がいるって事 言ってないんだ…」


私は、その一言に頭が真っ白になった。

と 同時に私は…祐介を責めた。


「何それ?祐は、何を考えてるの?今すぐ帰って お父さんとお母さんに話して!私 帰るから」


この時、祐介の顔も見る事なく 私は 家に帰った。

No.245 09/02/15 09:12
こころ ( ♀ z4wHh )

その日の夜…。


私は、祐介から連絡がくるのを待った。



私がウトウトしてきた頃…。祐介から電話がきた。


「もしもし…」

「あずさ?電話…遅くなってごめんな!」

「あと少し遅かったら…寝てたよ!」

「俺…親に話したから!反対されると思って、今まで怖くて言えなかったけど…話す事できて良かった。」


「うん。ありがとう!」

「俺の親が、お前が好きになった人なら応援するって 言ってくれたんだ!」


祐介は、本当に嬉しそうに話ていた。

No.246 09/02/15 09:41
こころ ( ♀ z4wHh )

次の日曜日…。


私は、祐介の家に行く事にした。



私は、祐介にメールをした。

【今から、祐介の家に行くからね!】

まだ 寝ているのか…祐介からの返事はなかった。


しかし…私は、祐介からの返事を待つ事なく 家を出た。



途中で手土産を買って。


時々 ぐずる歩をあやしながら。



すると…祐介から電話がかかってきた。


「俺んちに来るって…どういう事?」

「今…向かってるからね!」

「一人で来てるの?」
「歩も一緒だよ!カーナビもないし…祐介の家にちゃんと行けるか心配だよ」

「俺…途中まで迎えに行くよ!」


とにかく、私は車を走らせた。

No.247 09/02/15 12:14
こころ ( ♀ z4wHh )

どのくらい走ったのだろう…。

私は、祐介の家に着くのか不安になり 祐介に電話をした。


「もしもし…」

祐介は、すぐに電話に出て。

「祐介?あたし迷子かも…」

「どの辺?目印になるものない?」

「目印??…〇〇病院ってとこくらいかな!」

祐介は…
「わかった!そこ…動くなよ。すぐ行くから」

私は、不安でいっぱいだった。


しかし…祐介は、すぐに私の所に来てくれた。

そして…私の顔を見た祐介は、頭を撫でながら…
「もう…心配させんなよ!」

「ごめんね…祐介。」

そして、私達は祐介の家に向かった。

No.248 09/02/15 13:24
こころ ( ♀ z4wHh )

久しぶりに祐介の家にきた。


緊張しながら玄関に向かった。

先に祐介が家に入った。

私と歩は、祐介に続いて家に入った。

「おじゃまします!」

すると、リビングにいたお母さんが 玄関にきた。

「あら…いらっしゃい。遠い所 大変だったでしょ。」

「突然 お邪魔してすみません。これ…皆さんで食べて下さい」
そして…私は手土産を差し出した。

すると…祐介のお母さんが

「そんな 気を使わなくていいのよ!でも、ありがとう。ゆっくりしてってね」


祐介のお母さんは、優しかった。

No.249 09/02/15 13:32
こころ ( ♀ z4wHh )

そして、私達は祐介の部屋に行き 寛いでいると…

トントン…

「はい」

祐介が返事をした。
「入るわよ!」

祐介のお母さんだった。

「お茶でも どうぞ!歩くんもお菓子 食べてね」


「ありがとうございます。頂きます。」


しばらく話をしていると…だいぶ日も暮れかけてきた。


その時、祐介のお父さんさんが帰ってきた。

「私…そろそろ帰らないと…でも、お父さんに挨拶させて」

そういうと、私達はリビングに場所をうつした。

No.250 09/02/15 13:44
こころ ( ♀ z4wHh )

リビングに入ると…

私は、お父さんに挨拶をした。

「こんにちは!お邪魔してます。」


「いらっしゃい。あずさちゃんの事は 祐介から聞いてるよ! 祐介に嫌な事されたら すぐに言うんだよ!」

「ありがとうございます。祐介には、いつも優しくしてもらって 私は幸せですよ!」

そう言うと、祐介のお父さんもお母さんも嬉しそうだった。

また、しばらく話をすると…

「私…そろそろ失礼します。今日は、お父さんとお母さんに会えて良かったです。」

「こっちこそ…何もお構いできなくて、ごめんなさいね。」
とお母さん。

お父さんもまた…
「今度は、泊まりでおいで」

「ありがとうございます。お邪魔しました。」


私は、祐介となら幸せになれる。そう確信した。

この先に待っている どん底など 知るはずもなく。

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