私、幸せになります✨
初めて携帯小説を書かせて頂きます😊
多くの方に読んで頂ければと思います。
中傷、批判は 辞めて下さい🙇
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離婚届けを出してから、すぐに仕事を探した。
しかし、小さい歩を保育園に預けるのは 可哀相だと思い 私は、内職をする事にした。
そして私は、家事をしながら子育て 歩が寝ている間に内職をする生活が続いた。
そんなある日の事だった。
高校の時の友達、淳子から手紙が届いたのだ。
私は、懐かしさのあまり 慌てて手紙を読んだ。手紙の内容は、同窓会の話だった。手紙の終りに携帯番号とメールアドレスが書いてあった。
私は、すかさずメールを送った。
すると…私の携帯電話が鳴った。
「もしもし…」
「もしもし…あずさ?淳子だよ!久し振りー」
電話の相手は、淳子だった。
この淳子との再会で、私に新たな出会いが訪れる事を この時 気付かずにいた。
淳子は、お菓子やジュースをいっぱい持ってきた。
久々に会った淳子は、少し太っていた。
「あずさ…随分 痩せたんじゃない?」
「まぁー色々あったからね…淳子は、幸せ太りかな?」
「相変わらず、ズバッと言う所 変わってないねー」
こんな たわいもない話で 盛り上がった。
それから、私と淳子は 高校の時の話から 今までの恋愛の話でさらに盛り上がった。
そして、私は 淳子に質問をした。
「淳子…今はどうなの?」
「彼氏はいないんだけど、メル友といい感じなんだぁ」
メル友? という言葉に興味津津になった。
「メル友って何なの?」
「知らないの?結構 流行ってるんだよ!」
淳子に詳しく説明してもらった私は どんなものなのか試したくなってきた。
「なんか…楽しそうじゃん!私にもやり方 教えてよ」
そして…私は 淳子にさらに詳しく教えてもらうと 試しにやってみる事にした。
私は、淳子に教えてもらった通りに サイトにアクセスをした。
色々な書き込みがあるのに驚いた。
私は、歳が近く 真面目そうな人に プロフィールを書いてメールを送った。
すると、数分後に返信がきたのだ。
【はじめまして!俺 祐介。よろしくね!】
この後、祐介が私にとって大きな存在になるとは…この時はまだ 思いもしなかった。
私は、すぐに返事を返した。
すると…淳子が話はじめた。
「どこに住んでる人?すぐに会おうって言ってくる人は、エッチ目的だからやめた方がいいよ!」
「エッチ目的???そんな人もいるの?それにしても、淳子…詳しすぎだね!何回か会った事あるの?」
「あるよ!でも1回だけね!その人が今 私の気になってる人だよ」
「そうなんだぁ~」
私は、メル友に会うという意識はなかった。
この時は…
次の日…淳子は帰った。
私は、祐介と日常会話のメールは欠かさずしていた。
しかし…お互い電話や直接 会うという事は言わなかった。
そして…育児・家事・内職の生活は続いた。
それから…数ヶ月が立った。
歩も1歳になり、よちよち歩きをするようになっていた。
祐介とも、メールだけの関係が続いていた。
かわりのない生活が続いていた。
私は、歩が1歳になったし…内職だけでなく 働きにでようと思い、暇をみつけては 職業安定所に出掛けた。
そして、働きたいと思う会社が幾つかみつかった。
私は、そのうちの2社に面接をする事にした。
面接を受けた会社は、私にとっては 文句なしの会社だった。
ただ…心配なのは、採用になるかどうかだった。
3日後の事だった。
私の携帯電話がなった。おそるおそる 私は電話に出た。
「もしもし…」
「もしもし…〇〇あずささんの携帯でよろしかったでしょうか? 〇〇会社の青木です。先日、面接をさせて頂いた結果…採用させて頂きます」
「あっありがとうございます。よろしくお願い致します」
電話を切ると 私はガッツポーズした。
そんな私を見て…歩は、キョトーンとして私を見た。
私はすぐに もう一つの会社に断りの電話をした。
もちろん…祐介にも報告するのを忘れなかった。
【仕事 決まったよ!】
しばらくして、返事がきた。
【良かったね!今度 お祝いしなくちゃね!】
このころから、私は祐介と話がしてみたくなっていた。
そう思ったのは、私だけでなく祐介も同じだった。
その日の夜…祐介からメールがきた。
【ただいまー!今日も疲れた(-.-;) あずさちゃん、仕事 決まって良かったね! 話 変わるけど…電話で話してみない?】
このメールに、私は 緊張した。ドキドキしながら 返事を返した。
【いいよ!でも…緊張するね】
すると…又 すぐに返事がきた。
【俺も、緊張してるけど…あずさちゃんと話 してみたいから…】
このメールの終りに携帯番号が入っていた。
番号の下に 付けくわえたかのように
【ワンコールしてくれれば 折り返し電話するよ!】
と 入っていた。
私は、歩がぐっすり寝ているのを確認すると…祐介の携帯に電話をした。
プルルル…。
緊張のあまり 電話を切った。
しばらくすると…私の携帯が鳴った。
番号は、祐介だった。
私は 電話に出た。
「もしもし…」
「あずさちゃん?」
「うん。」
「はじめまして!だね。」
「はじめまして!だね。何か めっちゃ緊張するー」
そして…私達は、1時間位 話をすると 電話を切った。
この日から、私と祐介は 度々 電話で話をするようになった。
数日後…私の 初出勤勤の日が来たのだ。
この日の朝も祐介がこんなメールを送ってくれた。
【おはよう!今日は、初出勤だね!頑張ってこいよ!】
正直…嬉しかった。
顔も知らない相手なのに…。
お互いが、電話とメールで 少しづつ心を開いていった。
職場の雰囲気は、とても良く 仕事内容も まぁまぁだった。
お昼休みになり、私は携帯を見た。
すると…祐介からのメールが入っていた。
【今からお昼!仕事は順調かな?午後も頑張れよ!】
私も返事をした。
【私も、これから お昼休みだよ!初日だから 緊張しまくりだよ!祐介君も頑張って】
【はーい!】
休憩が終り仕事に戻った。
仕事に戻ると また…組み立ての作業をはじめた。
すると…私と歳が近そうな子が 話掛けてきた。
「〇〇さんって、いくつ?」
「私は、21です。」
「えー!本当?私 22なの。歳が近い人が中々いないから 嬉しい」
と、満面な笑みで話をした。私は、すかさずその子の名札を見た。“工藤美由紀”という名前だった。
「本当? よろしくお願いします」
私とみーちゃんは その後も色々 話をした。
この子なら、仲良くなれそうって思った。
そうこうしているうちに、帰る時間になった。
パートの私は、みーちゃんに
「お先 失礼します」
というと 会社を後にした。
急いで いとこの家に向かった。
歩を預けてきたのだ。保育園には、4月から預けたかった私は いとこに歩を見てもらえるように頼んでいたのだ。
いとこの家に着いた。
「洋子姉ちゃん、歩 ありがとう」
私の声に気付いた歩は、よちよち歩きで 玄関に歩いて来た。
「歩、ただいま。ちゃんとお利口さんにしてたかな?」
そう言うと、歩を強く抱き締めた。
すると、洋子姉ちゃんが話はじめた。
「ちゃんと お利口にしてたよ!お昼寝から起きた時、ちょっと ぐずったけど…おやつ あげたらご機嫌になったの」
「洋子姉ちゃん、本当 助かるよ!ありがとう」
そういうと、私と歩は家に帰ったのだ。
そして…月日は流れた。
いよいよ、歩を保育園に預ける時がきたのだ。
大荷物を抱えて、よちよち歩きの歩の手を引いて…。
教室の入り口に先生が立っていた。
「おはようございます!」
「おはようございます!歩くんも、おはようございます!」
すると、歩は私の手を強く握り締めた。
「歩~、ちゃんと先生にご挨拶しなきゃ駄目でしょ?」
「じゃぁ~歩くん、教室に入ろうね」
私は、歩の手を離し 先生の所に行くように促した。
すると…歩は、私の足にしがみついてきた。
先生も慣れた手つきで 歩を抱き上げた。
すると…先生は
「お母さん、早く行って下さい!三日もすれば 後 追わなくなりますから。」
「お願いします」
泣き出した歩を見ると、私も切ない気持ちになった。
私は、何度も振りかえりながら 歩の姿を目で追った。
こんなに 切ないなら、もう少し 外で働くのを我慢すれば良かった…。
そんな事を考えながら、私は 仕事に向かった。
仕事に入る前に 携帯をチェックした。
すると、祐介からメールが届いていた。
【おはよ!歩くん、ちゃんと保育園に行けたかな?あずさちゃんも、仕事 頑張って!】
私は、祐介のメールに癒されていた。
顔も知らない人なのに…。私は、祐介に会いたいという気持ちが 日に日に増していくのを強く感じた。
その日の夜…
歩は、初めての保育園だったという事もあって 早々 寝てしまった。
私は、思いきって祐介に電話をした。
「もしもし」
「もしもし…あずさだけど…急に電話してごめんね」
「大丈夫だよ!俺も電話しようかなぁって 思ってたとこだし…」
と祐介は、優しい口調で話をしてくれた。
私は…
「ねぇー、祐介くん!私…祐介くんに会ってみたいなぁ」
「えっ!? マジで?」
「うん。マジだよ!半年もメールしてるし…やっぱり…直接 会って 話がしたいなぁー」
「俺も…同じ事 思ってた! じゃぁー今度 会ってみようか!」
こうして、私と祐介は 会う約束すると電話を切った。
私は、二人だけで会うのは 少し抵抗があった。だから、お互い 友達も一緒に連れて行こうと 私は、祐介に提案した。もちろん…祐介は、快く受け入れてくれた。
私は、祐介と出会うきっかけを作ってくれた 淳子を連れて行く事にした。
日曜日に会えると思うと 嬉しい気持ちもあったが、何故か不安な気持ちも込み上げていた。
そして…約束の日がきたのだ。
私は、緊張のあまり いつもより早く目が覚めた。
そして…祐介にメールをした。
【おはよう!いよいよだね!緊張しすぎて 早く起きちゃった。】
しばらくすると…私の携帯が鳴った。
【おはよう!俺も、緊張してて あまり眠れなかった。】
そんなやり取りをしていると、前の日から泊まっていた淳子が目を覚ましたのだ。
「今、何時???」
「6時だよ!」
「えーっ!まだ そんな時間なの??もう少し寝るね」
と言うと また眠りについた。
淳子が、泊まったのには 訳があった。
祐介とは、メールだけの関係でいいと思っていた私は、少し離れた所に住んでいる 祐介を選んでいた。
私の家から、祐介の家の方までは 車で3時間は掛かる。
この日、会う場所は お互いの中間地点にしたが…それでも2時間は、掛かる場所だった。だから、早めに家を出掛けたかった私は、淳子に泊まってもらったのだ。
私は、着替えを済ませると 朝食の用意をはじめた。
こんなに 私…手早く料理が作れたんだ…と思うくらいに 淡々と朝食を作っていた。
もちろん…掃除、洗濯も手早かった。
朝のメールで 早く祐介に会いたいと思った私は、家の事を早く済ませたかった。
そんな事をしていると…淳子が歩を抱いて 起きてきた。
私達は、早々と朝食を済ませると 出掛ける準備をはじめた。
「あずさ、もし、変な奴だったらどうする?」
淳子は、イタズラな質問をした。
「変な奴だったら…ってそこまで 考えてなかったー」
すると淳子は…
「あまり期待しない方がいいよ!」
そして…私達は、約束の場所へと向かった。
車の中でも、メル友の話は続いた。
きっと、一人で来たら 長く感じるはずの二時間だが さすがに、この日の二時間は あっという間だった。
約束の場所まで近付くと…私の携帯がなった。
【俺達は、着いたよ!あずさちゃんは、どの辺にいるの?】
私は、祐介が近くにいると思うと 変な緊張感が込み上げてきた。
私は、コンビニの駐車場に車を停めると 祐介に電話をした。
「もしもし…。祐介くん?」
「うん。今どこ?」
「待ち合わせ場所の近くにはいるんだけど…道 間違えたかも!」
「じゃぁー俺がそっちに行くから 今いる所 教えて!」
「駅の近くの〇〇って言うお店の近くのコンビニにいるんだけど…」
「うーん。その近くにファミレスない??」
「ファミレス?えーっと…ココスは見えるよ!」
「じゃぁーそこで 会おう!」
「わかった。じゃぁー後ほど…」
私は、電話を切るとファミレスに向かった。
私は、ファミレスの駐車場に入ると…すぐに祐介にメールをした。
【駐車場にいるからね!着いたらメールしてね!】
それから…数分後。
一台の車が 駐車場に入ってきた。
私は、淳子に…
「あの車…かも…」
すると…私の携帯が鳴った。
祐介からの電話だった。
「もしもし…ごめんね…おそくなって!着いたよ」
「うん。さっき入ってきた車でしょ?前に車種を聞いたの覚えてたから…私が祐介くんの車まで行くね!」
すると…私達は、祐介の車に向かった。
「淳子…メル友に会うのって、こんなにドキドキするの?」
「スリルあるでしょ?」
淳子の冗談を聞く余裕もないくらいの緊張だった。
そして…私は、祐介の車の運転席に向かった。
「祐介くん??だよね??」
初めて見る祐介は、私のタイプだった。
「うん。初めまして…だね!」
「そうだね!あっ、この子が 私の子供の歩だよ!それと…友達の淳子」
「どうも!ってか…歩くんカワイイ。あっ!コイツが俺の友達の大輔。まぁー立ち話もなんだから、飯でもどう?」
そして、私達はファミレスに入った。
私達は、色々な話をした。
祐介は、電話やメールをしていた時と一緒だった。あの優しい口調で話をする祐介が、目の前にいると思うと なんだか ドキドキが止まらなかった。
どのくらいファミレスに居ただろ…。
時間をも忘れる程に楽しかった。
そして…私達は、公園に行く事になった。
公園に向う車の中で、淳子は、私にこんな質問をしてきた。
「どう?会ってみた感想は?」
「ふふっ。タイプーやばい!惚れちゃうかも!」
「そっか…」
「うん。でも…祐介くんは、どう思ったかなぁ!」
「じゃぁー歩と大輔くんを連れ出すから、ちゃんと聞いてごろん?あっちも車の中で 同じ事 話してたりして!」
と 淳子は、にやけた。
そんな会話をしていると…公園に着いた。
公園には、遊具があった。
淳子は、早々と歩と大輔くんを連れて ブランコへと行ってしまった。
私は、祐介の方を見ると 祐介も私を見ていた。
私は…
「置いて行かれちゃったね」
祐介も…
「そうだね!せっかくだし…少し二人で話しようか?」
「あっ…そうだね!」
そして…私は おもいきって 話 はじめた。
「祐介くん、私…メールで知り合った人と こうして会うなんて 思ってもいなかった。でも…私は祐介くんに会えて良かったと思ってるよ!これからも、会ってくれるかな?」
「俺でよければ、また会おう!」
私は、嬉しかった。
普通な出会いじゃなかったけど…。
しばらく話をした 私達は、また会う約束をすると みんなで少し 遊んだ。
日も暮れかけた頃、私達は帰った。
車の中では、淳子に色々と聞かれた。
「これから…付き合うの?」
「えっ!?また、会う約束はしたけど…付き合いはしないよ!ってか…メル友と会ったら、すぐ付き合うものなの?」
私が質問すると…淳子は…
「んー。でもさぁ、今まで メールや電話はしてたじゃない?お互いの顔がわからなくてもさぁ、その期間で 感情が芽生えるというか…用は、気持ちから入っちゃえば 付き合うのもありでしょ?」
少し納得したが、私にはすぐ付き合うという事は 考えられなかった。
また、こんな話をしていると あっという間に家に着いた。
そして…月日は流れた。
私と祐介は、二人いや…歩の三人で 遊ぶ事が増えていた。
もちろん…友達のまま。
祐介は、歩の為にと 動物園や公園に一緒に行ってくれた。
歩もそんな祐介が大好きだった。
三人で遊ぶようになって いつの頃だっか…歩は、祐介の事を
「ゆっ。」って呼べるようになっていた。
祐介と歩がじゃれあう姿を見るのは、とても微笑ましかった。
私は、そんな祐介を好きになっていた。
三人で遊ぶ事が増えてから、もうすぐ 一年が立とうとしていた ある日の事だった。
いつものように、祐介から電話がかかってきた。
「もしもし…」
「あずさちゃん?」
「うん。」
「今、少し話せる?」
「うん。大丈夫だよ!どうしたの?」
「あのさぁ~、次の日曜日 二人で会えないかな?」
「二人?」
「そう。俺とあずさちゃんで…」
この時の 祐介の声は、とても緊張しているのがわかった。
私は…
「いいよ!じゃぁ~次の日曜日は お母さんに 歩を預けて行くよ!」
「ごめんね…」
二人で会いたいなんて…口にしたのは 初めてだった 祐介。
私の期待は膨らんだ。
そして…日曜日がきた。
いつもの待ち合わせ場所に向かった。
すると…見慣れた車が停まっていた。
私は、祐介の車の助手席に座った。
「ごめ~ん。5分遅刻しちゃった」
「大丈夫だよ!俺も…今 着いた所だから」
「うん。祐介くん、今日はどこに行くの?」
「それは…着いてからのお楽しみ!」
いつもは、歩がいてくれたから 話題が歩でいっぱいだったけど…いきなり二人きりになると、変に緊張して 何かうまく話せない。
車をしばらく走らせると…
私の目の前に飛び込んできたのは…海だった。
「海だぁ~。いつ見ても感動するね!」
「だろう?ってか…この間、海 見たいって言ってたからさぁ」
「ありがとう。ねぇねぇ、車から降りない?」
私と祐介は、車から降りると海辺を歩きだした。
すると…祐介が話 はじめた。
「あずさちゃん、聞いて欲しい事があるんだけど…」
「なぁーに?」
と言って祐介の顔を見た。
祐介のまっすぐな瞳が、私を見ていた。
そんな祐介にドキドキしながら 私は、祐介が話出すのを待った。
すると…祐介が 私をじっと見つめたまま 話 はじめた。
「俺さぁー、マジやばいよぉ!」
「何がやばいの?」
「…俺、あずさちゃんの事 めっちゃ好きになっちゃったんだよね!もちろん、歩くんも好きだよ。だから、俺と結婚を前提に付き合って下さい!」
私は、びっくりと嬉しさで 中々 言葉を発する事ができなかった。
祐介は、そんな私を見つめたまま 心配そうに…
「やっぱり…ダメかぁ」
私は…
「そんな事ないよ!嬉しいよ。あたしだって…祐介くんの事…好きだもん。でも…結婚前提って…私は、バツイチだし 歩もいるんだよ!」
「知ってるよ!ちゃんと考えたよ。それでも俺は、あずさちゃんと歩くんと一緒にいたいって思ったから…俺じゃ駄目かな?」
私は、そこまで考えてくれていた事が嬉しくて…涙が込み上げてきた。
私は、泣きながら…
「ありがとう。私も…祐介くんとずっと一緒にいたい。こんな私で 本当にいいの?」
「うん。いいよ!」
そういうと、祐介は…私を強く抱き締めた。
それは…まるで恋愛ドラマのワンシーンのようだった。
あの時の波の音は、今でも耳の奥に残っている。
そして…私と祐介は、結婚前提に付き合う事になった。
帰りの車の中で、私達は ずっと手をつないでいた。
初めて握る祐介の手は、とても温かかった。
祐介と付き合うようになってからも、相変わらず 三人の時間を過ごした。
ディズニーランドに行ったり、海に行って遊んだり ボードにも行った。
しかし…私は、結婚前提と言った祐介が両親に紹介してくれない事が どうしても腑に落ちなかった。
そんなある日の事だった。
「祐、私…祐のお父さんとお母さんに会いたいなぁ!」
「…うん…」
「私達って…結婚前提に付き合ってるんだよね?それなのに、どうして会わせてくれないの?」
祐介は、しばらく無言のままだった。
「祐介の結婚前提って…何なの?一番 肝心な所でしょ?お互いの親に会うって…」
すると…しばらく黙っていた祐介が 話はじめた。
「ごめん…そうだよな!あずさの言う通りだよな。俺…まだ あずさがバツイチで子供がいるって事 言ってないんだ…」
私は、その一言に頭が真っ白になった。
と 同時に私は…祐介を責めた。
「何それ?祐は、何を考えてるの?今すぐ帰って お父さんとお母さんに話して!私 帰るから」
この時、祐介の顔も見る事なく 私は 家に帰った。
その日の夜…。
私は、祐介から連絡がくるのを待った。
私がウトウトしてきた頃…。祐介から電話がきた。
「もしもし…」
「あずさ?電話…遅くなってごめんな!」
「あと少し遅かったら…寝てたよ!」
「俺…親に話したから!反対されると思って、今まで怖くて言えなかったけど…話す事できて良かった。」
「うん。ありがとう!」
「俺の親が、お前が好きになった人なら応援するって 言ってくれたんだ!」
祐介は、本当に嬉しそうに話ていた。
次の日曜日…。
私は、祐介の家に行く事にした。
私は、祐介にメールをした。
【今から、祐介の家に行くからね!】
まだ 寝ているのか…祐介からの返事はなかった。
しかし…私は、祐介からの返事を待つ事なく 家を出た。
途中で手土産を買って。
時々 ぐずる歩をあやしながら。
すると…祐介から電話がかかってきた。
「俺んちに来るって…どういう事?」
「今…向かってるからね!」
「一人で来てるの?」
「歩も一緒だよ!カーナビもないし…祐介の家にちゃんと行けるか心配だよ」
「俺…途中まで迎えに行くよ!」
とにかく、私は車を走らせた。
どのくらい走ったのだろう…。
私は、祐介の家に着くのか不安になり 祐介に電話をした。
「もしもし…」
祐介は、すぐに電話に出て。
「祐介?あたし迷子かも…」
「どの辺?目印になるものない?」
「目印??…〇〇病院ってとこくらいかな!」
祐介は…
「わかった!そこ…動くなよ。すぐ行くから」
私は、不安でいっぱいだった。
しかし…祐介は、すぐに私の所に来てくれた。
そして…私の顔を見た祐介は、頭を撫でながら…
「もう…心配させんなよ!」
「ごめんね…祐介。」
そして、私達は祐介の家に向かった。
久しぶりに祐介の家にきた。
緊張しながら玄関に向かった。
先に祐介が家に入った。
私と歩は、祐介に続いて家に入った。
「おじゃまします!」
すると、リビングにいたお母さんが 玄関にきた。
「あら…いらっしゃい。遠い所 大変だったでしょ。」
「突然 お邪魔してすみません。これ…皆さんで食べて下さい」
そして…私は手土産を差し出した。
すると…祐介のお母さんが
「そんな 気を使わなくていいのよ!でも、ありがとう。ゆっくりしてってね」
祐介のお母さんは、優しかった。
そして、私達は祐介の部屋に行き 寛いでいると…
トントン…
「はい」
祐介が返事をした。
「入るわよ!」
祐介のお母さんだった。
「お茶でも どうぞ!歩くんもお菓子 食べてね」
「ありがとうございます。頂きます。」
しばらく話をしていると…だいぶ日も暮れかけてきた。
その時、祐介のお父さんさんが帰ってきた。
「私…そろそろ帰らないと…でも、お父さんに挨拶させて」
そういうと、私達はリビングに場所をうつした。
リビングに入ると…
私は、お父さんに挨拶をした。
「こんにちは!お邪魔してます。」
「いらっしゃい。あずさちゃんの事は 祐介から聞いてるよ! 祐介に嫌な事されたら すぐに言うんだよ!」
「ありがとうございます。祐介には、いつも優しくしてもらって 私は幸せですよ!」
そう言うと、祐介のお父さんもお母さんも嬉しそうだった。
また、しばらく話をすると…
「私…そろそろ失礼します。今日は、お父さんとお母さんに会えて良かったです。」
「こっちこそ…何もお構いできなくて、ごめんなさいね。」
とお母さん。
お父さんもまた…
「今度は、泊まりでおいで」
「ありがとうございます。お邪魔しました。」
私は、祐介となら幸せになれる。そう確信した。
この先に待っている どん底など 知るはずもなく。
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