私、幸せになります✨
初めて携帯小説を書かせて頂きます😊
多くの方に読んで頂ければと思います。
中傷、批判は 辞めて下さい🙇
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春…ぽかぽかとした陽気の中 私は、この世に生まれた。
そして、私はすくすくと育った。両親の愛情をたくさんもらいながら…。
私は、高校生になってから 変わった。
当時 安室奈美恵の大ファンだった私は 眉毛を細くした。髪の毛も少しだけ染めたりして…
そして…学校も無断で休むようになった。
私が高校3年生になり ある日の事でした。
当時は、ポケットベルが流行りで高校生のほとんどが持っていた。もちろん 私も持っていた。
学校から帰って 部屋でくつろいでると、一通のメッセージが届いた。
(トモダチ二ナラナイ?)
という内容にその人のベル番号が入っていた。
周りの友達からベル友という話を聞いて おもしろ半分に私は、返事を返して。
(ダレ?)
すると すぐにまた その人から返事が来た。(オレ リョウ!ヨロシク)
リョウとの関係がこの日から始まった。
それから毎日のようにベルを通して会話をした。
そんな日々がしばらく続いたある日の事だった。
(デンワシテ!)
という内容の後に番号があった。
年上のリョウは、携帯電話をもっていたのだ。私は、ドキドキしながら電話をかけた。
「もしもし…」
と私。すると
「もしもし、あずさちゃん?」
初めて聞くリョウの声は、少し照れていた感じだった。
そして、しばらく話をした後 リョウは私にこう言った。
「あずさちゃん、今度 会ってみない?」
私は、突然の事に驚いたが 少し間をあけて 返事をした。
「うん。いいよ。」
顔も知らないリョウと会う事にしたのだ。
この時の私には、これから起こる悲劇なんて知るよしもなかった。
- << 6 それから数日後… リョウと会う日がきた。 さすがに いきなり二人で会うのは抵抗もあったから お互い友達を連れて会った。 リョウは、電話で話をしていた時と 変わらず 明るくて優しかった。その日は、カラオケに行って帰った。 帰り際に また会う約束をして…。 私は、自然とリョウに惹かれていった。
それから 私とリョウは、前と変わらず ベルでメッセージを送りあったり 電話で長話をしたり度々、会うようになった。
そんなある日、いつものようにリョウと会った。
そして、私とリョウはひとつになった。
私とリョウは付き合う事になった。
付き合いはじめてから、リョウは少しづつ 私に見せていない 裏の顔を私に見せるようになった。
というのも 私は、ほとんど学校にも行かず リョウの家に転がりこんでいたのだ。
この時の私は、リョウしか見えてなかったから…
いつものように 私は リョウの隣りで寝た。その時は、リョウは疲れていたのか ぐっすり寝ていた。
私は、おそるおそる リョウの携帯を見てしまったのだ。
すると…アドレス帳のなかに女の名前があった。 『ミサキ』
私は、気付いたら電話をしていた…『ミサキ』に…。
「もしもし、リョウくん💓」
と、ミサキは ニコニコしながら電話にでた。そして私は、
「もしもし…、私 リョウの彼女。だから もう電話しないで!」
それだけ話をすると 私は、慌てて電話を切った。
ミサキは、折り返し電話を掛けてきたが 私は 無視してリョウの隣りで眠った。
次の日、私が目を覚ました時には リョウは仕事に出掛けた後だった。
私は、リョウの携帯を見てしまった事を後悔した。それと同時にミサキに電話した事が リョウにバレてしまうのが怖かった。
その日の夜…
「ただいま。」
リョウが帰ってきた。「おかえり。」
リョウは、私の前に座るといきなり怒った。「お前、ミサキに電話しただろ💢」
こんなに早くバレるとは思わなかった。
しかし、リョウは怒りながら話を続けた。
「ミサキから、怒りながら電話があった。ミサキはなぁ~ただの飲み屋の女だよ💢俺は、お前と付き合ってるだろ」
「勝手に携帯 見てごめんね」
私は、謝った。
携帯を見た自分を責めた。
この日は、それ以上 会話する事なく眠りについた。
それから数日後の事だった。
リョウは仕事から帰って来なかった。
私は、心配になり リョウの幼馴染みのまーくんの家へ向かった。
「リョウがまだ帰って来ないの!お願い、まーくんの携帯で電話してくれる?」
私は、不安でたまらなかった。
まーくんは、すぐに電話をかけてくれた。
その姿をじっと見つめる私。
しばらくすると まーくんは、
「今日は、忙しいんだよ。そんなに心配しなくても すぐ帰ってくるよ」
私は、まーくんの一言に少しだけ安心した。
それでも暗い顔をしている私を見てまーくんは、
「ケンカでもしたの?」
「私ね、リョウの携帯 勝手に見ちゃったの。ミサキって女の番号もあったから 電話しちゃったの。」
「ミサキ???リョウは、何て言ってるの?」
「ただの飲み屋の女だぁ~って 怒られちゃった」
「はっ??リョウは、酒 飲めないのに 何で飲み屋に行くんだよ。あずさちゃんだって リョウが 酒 飲めないの知ってるだろ?」
確かに、リョウはお酒が飲めない。
その一言で おさまりかけていた不安な気持ちがこみあげてきた。
まーくんは、慌てて話を続けた。
「仕事の付き合いもあるだろうし…そんなに気にするなよ。」
まったくフォローになっていなかった。
私は、不安のまま リョウの家に帰った。
結局、リョウが家に帰ってくる事はなかった。
私は、学校の単位の事もあり 久し振りに学校に行く事にした。
久々に会った友達は、すごく心配してくれていた。
友達と遊んでいる時は、リョウの事を考えるのを辞めた。
リョウと連絡の取れない日々は続いた。
そして、クリスマスイヴの事だった。
学校から帰った私の元に ベルのメッセージが入ってきた。
(シキュウ デンワシテ!マー)
まーくんからのメッセージだった。
嫌な予感がした。
私は、おそるおそる まーくんに電話をした。
「もしもし…あずさだけど…どうしたの???」
「あずさちゃん?落ち着いて聞いて…」
「落ち着いてって…リョウがどうかしたの??」
「リョウが…警察に捕まったんだ!」
「えっ?リョウが…警察に…捕まる??」
「うん。リョウ、薬物所持で警察に捕まったんだ」
「……」
私の頭の中は真っ白になったのと同時に 涙が溢れだした。
それから私は、まーくんの家に行った。
まーくんの家には、リョウの母親がいた。
こんな形でリョウの母親に会うなんて…想像もしていなかった。
リョウの母親は、私を見るなり泣き崩れた。
「あずさちゃん、ごめんね…」
と 繰り返しながら…。
私も一緒に泣いた。
そんな物に手を出した、リョウが許せなかった。
リョウの母親が落ち着くと…
「あずさちゃん、あなた リョウの彼女だから 事情聴取したいって…警察の人が言ってたんだけど…私も付いて行くから 一緒に行ってくれる?」
まるでドラマの世界だった。
私は、小さな涙声で リョウの母親にこう言った。
「リョウに会えますか?」
リョウの母親は頷いた。
数日後、リョウの母親が迎えに来た。
この日 初めて事情聴取をされた。
警察署の中の個室で…。
私も一緒に 住んでいたという事で 尿検査をさせられた。
女性の警察官が見ている前で…。
もちろん…結果は陰性だった。
でも、私には屈辱だった。
その後、リョウと面会をした。
ガラス越しに 泣きながらリョウは座っていた。
「あずさ…ごめんな…」
「リョウのバカ!」
そう言うと私も泣いた。
この時 別れていたら、私はもっと別な道を 歩んでいたのだろうと後になって後悔した。
私は、リョウの家から 自分の家に帰った。
それから私は、学校に行きながらリョウの帰りを待った。
数ヶ月が過ぎた…。
私は、卒業式だった。
その時 ベルが鳴った。リョウからだった。
(ムカエニイク!リョウ)
私は、嬉しかった。
卒業式の時間がとても長く感じたのを 今でも鮮明に覚えている。
友達と別れ、私は、リョウの車に向かって歩いた。
リョウも私に気付いて 車から降りた。
私は、リョウの前に立つと リョウは 私を抱き締めてくれた。
「ごめんな…あずさ…ずっと…会いたかったよ」
「私も…会いたかったよ。」
そして…キスをした。
久し振りに 見たリョウは、少し太っていた。
車の中で リョウと私は、ずっと手をつないでいた。
すると…リョウの携帯が鳴った。
相手は、リョウの幼馴染みのまーくんだった。
話の内容は、私の卒業祝いと リョウのおかえりパーティーをしてくれるという事だった。
制服だった私は、一旦 家に帰る事にした。
家に帰ると 卒業祝いと 母がご馳走を用意していた。
仏壇に卒業証書を置くと 急いで着替えた。
「友達がお祝いしてくれるって言うから 行ってくる」
私は、ご馳走を作ってくれている母にそう告げると リョウの車に乗り込んだ。
今 思うと 私の為にお祝いの準備をしてくれていた母に 申し訳なかったという気持ちでいっぱいになった。
しかし、この時の私は 両親の気持ちなど どうでも良かった。
最低な娘だった。
まーくんの家に着くと まーくんとまーくんの彼女が出迎えてくれた。
ささやかなパーティーだったけど…楽しかった。
それから 前の生活に戻っていった。
私は、仕事を始めた。
リョウも、一生懸命 働いていた。
しかし、そんな生活は 長くは続かなかった。
私とリョウは、今まで一緒に過ごせなかった時間を取り戻すように 仕事が休みの日は、とことん遊んだ。
そんな日々が続いたある日の事…
リョウが仕事から帰って来ると、いきなりリョウは、訳のわからない事を話 はじめたのだ。
「警察が…追い掛けてくる…」
突然の一言に 私は驚いた。
「リョウ、警察なんているわけないでしょ」
私は、笑いながらそう話た。しかしリョウは、
「やばい、連れてかれる…」
と言うと 慌てて部屋から出て行った。
私は、突然のリョウの行動に恐怖を感じた。
私は、しばらく呆然としていた。
我にかえった私は、まーくんに電話をした。
「もしもし…まーくん?私…あずさ…」
「どうしたの?」
まーくんの声を聞いた私は、泣きだしてしまった。
「あずさちゃん、また リョウとケンカしたの?」
「違うの。リョウが…おかしいの。」
泣きながら ようやく その一言を話すとまーくんは、
「今 そっちに行くから待ってて!」
と 電話を切った。
まーくんは、本当にすぐに 私のところへ来てくれた。
私が泣きながらリョウの様子を説明した。
まーくんは、私の頭を撫でながら こう言った。
「もしかして…アイツ また、薬をやってるかもしれない!」
そんな事 あるはずがないと、私は思っていた。
「リョウを探しに行こう」
まーくんは、私の返事など 聞かず 私の手を強く握った。
私は、ただ泣く事しかできなかった。
まーくんは、リョウが行きそうな所に 向った。
他の友達にも リョウを探すように 頼んでくれた。
探しても、探しても リョウは 見つからなかった。
時間も夜中の2時を まわっていた。
「まーくん…明日も仕事だし…もう 帰ろう。ごめんね、遅くまで付き合わせちゃって…」
リョウの部屋に着いた時だった。
まーくんの携帯が鳴った。
電話の相手は、後輩だった。 話を聞いてるうちに まーくんの表情が曇った。
私は、まーくんの 電話が終わるのを待った。
「リョウ…見つかったの?」
「後輩も探してくれてるって…」
「それだけ?」
「うん。見つかったら また…連絡するよ」
そう言うと まーくんは、帰っていった。
朝になった。
物音がして 私は飛び起きた。
おそるおそる リビングに行くと そこには リョウがいたのだ。
「リョウ…」
「あずさ…ごめん、起こしちゃったな」
「リョウ…どこ行ってたの?」
「…あずさ」
リョウは、私の問いに答えず 私をそのまま ソファーに押し倒すと 私を抱いた。
リョウは、いつもの優しいリョウだった。
シャワーを浴びると リョウは、仕事に出掛けた。
私は、すぐにまーくんに電話をした。
「まーくん 朝 早くごめんね…リョウが帰ってきたの」
「リョウの様子は?」
「それがね、いつものリョウなの。さっき 仕事に出掛けたとこだよ」
「本当に仕事? 何で行かせちゃったの?」
まーくんは、少し怒り口調だった。
「いつもの リョウだったし…」
「昨日の今日だろ! アイツは また 薬をやってる」
「えっ…」
まーくんは この時まだ 真実を話そうとはしなかった。
「まーくん、何か知ってるの?」
「最近…貴史とつるんでるみたいなんだ」
貴史は、リョウと同級生。もちろん…まーくんもだ。
だが、貴史はヤクザと関わりがあると 以前からリョウから聞いていた。私も 何度か顔を合わせた事があったけど、苦手なタイプの人だった。
私は…
「嘘でしょ…?」
「聞いた話だから…わかんねぇ~けど、とにかく あずさは、リョウに電話しろよ」
「わかった」
まーくんとの電話を切ると 私はすぐに リョウに電話した。
リョウの携帯を鳴した。
しばらくコールがなるとリョウは 電話に出た。
「もしもし…何だよ…」
リョウは、少し怒ってるような口調で話た。
「あっ!ごめん。リョウ どこにいるの」
「…どこって、仕事にむかってるとこ」
少し 沈黙になった。
すると…電話の向こうから 女の声が聞こえた。
「リョウ、本当に仕事なの?」
リョウは何も答えなかった。
すると…電話が切れた。
その後 すぐに リョウに電話をしても ただ、留守電になるだけだった。
私は、また まーくんに電話をした。
そして、リョウとの電話のやり取りの内容を話た。
しかし、まーくんにも どうする事ができなかった。
とりあえず、私は リョウの帰りを待った。
不安に襲われながら…
夜になっても リョウが帰って来る気配はなかった。
まーくんが 心配して 部屋に来てくれた。
「あずさちゃん、もう リョウの事は忘れて 自分の家に帰りなよ…」
「まーくん、どうして そんな事 言うの」
「あずさちゃんが 可哀相だからだよ。最近、あずさちゃんの笑った顔 見てねぇーし」
私は、まーくんの優しい言葉に 涙が止まらなかった。
リョウから 何の連絡もないまま、一週間が過ぎた。
私は、仕事が休みだった為 部屋の掃除を はじめた。
すると…リョウは 何もなかったかのように、家に帰って来た。
すると…リョウから思いがけない言葉を発した。
「あずさ……。俺、女できたから お前 自分の家に帰れよ」
オンナ デキタ???
「何 言ってんの? 女できたって…どういう事?」
「だから、お前より 好きな女ができたから、自分の家に帰れって言ってんの!」
私は、悔しさと悲しさで涙がこぼれた。
「リョウ…あたし…心配してたんだよ」
リョウは、私の話など聞こうともしなかった。
そして…タバコを吸い終わると ベットに横になった。
私は、気付いたら リョウの車に向かっていた。
もしかしたら…
どこかに薬があるかもしれない。
薬のせいで あんな事を言ってると思ったから…。
私は、リョウの車に乗り込み ダッシュボードをあけた。
すると…一枚のプリクラがでてきた。リョウが女と抱き合って撮ったものだった。
私は、ショックだった。薬をやって欲しかったわけじゃないけど、リョウの言ってる事が薬のせいなんかじゃなく 本当だったから…
私は、プリクラを元の所に戻した。
薬を探す気力もなくなった。
私は、部屋に戻ると リョウの寝てる姿を見て また泣いた。
しばらくすると リョウの携帯が鳴った。
私は、リョウの携帯を覗いた。
【ミスズ】
プリクラの女だと思い 私は、携帯にでた。
「リョウ…起きる 時間だよ」
私は、慌てて電話を切った。
そして…履歴を消した。
すぐバレるのに…。
私は、リビングに ただ呆然としていた。
すると…リョウが起きてきた。
そして、私に
「お前、まだいたの??? 早く帰れよ!」
リョウの冷たい言葉に また 涙が溢れた。
「わかったよ…」
私は、荷物をまとめはじめた。
そんな 私の姿を見て リョウは、また出掛けて行った。
私は、まーくんに電話をした。
「もしもし…まーくん。あずさだけど…」
私は、溢れ出す涙をこらえるのに必至だった。
「どうした? リョウ…帰ってきたのか?」
「振られちゃった…」
その一言を話すのがやっとだった。
まーくんは、いっぱい心配してくれた。
そして…私が泣きやむまで 電話を切る事はしなかった。
まーくんが彼氏だったら こんなに泣かなかったのかもしれない…
その日、私は リョウの部屋をでた。
私は、リョウに振られてから 友達と クラブに行くようになった。
ナンパされる事も 度々あったが その人達に 体を許す事はしなかった。
そんな 生活だったが 楽しかった。
リョウの事も忘れかけていた時の事だった。
私は、新しい恋をする日が 近付いている事を その時はまだ知らなかった。
クラブ通いが続いた ある日の事だった。
いつものように 友達と クラブに行くと…
珍しく オーナーが話をかけてきた。
「あずさちゃん、今日も気合い はいってるね~」
「そんな事ないよ!」
「あっ、今日さぁー俺の友達がここで 踊るから 見てやって」
「オッケー」
そんな会話をしてると、DJに合わせて 二人組の男の人が出てきた。
すると オーナーが 私の耳元でこう言った。
「あれが 俺の友達」
私は、友達の桃子と一緒に 見やすい場所へと移動した。
度肝を抜かれた感じになった。
私は…二人のダンスを食い入るように みつめていた。
すると…ダンスが終り 二人は オーナーの元に行ってしまった。
私は 桃子を連れて オーナーの近くに行った。
オーナーは 私に気付いた。こっちにおいでと 手招きした。
私と桃子は、顔を見合わせると オーナーのいるカウンターに行った。
「お邪魔します。」
すると…オーナーはこう言った。
「俺の妹~」
冗談まじりに言うと ダンスを踊ってた二人も笑った。
すると…オーナーが お互いを紹介してくれた。
「こっちが、あずさちゃんでこっちが、ももちゃん。」
「どうも…」
オーナーは続けて ダンスを踊った二人を紹介してくれた。
「こっちが、ナオトで こっちがケンジ」
これが、私とケンジの出会いだった。
それから ケンジがクラブに来る日は、私もクラブに足を運んだ。
そんなある日…。
いつものように クラブへ出掛けた。
そして、ケンジのダンスが終わるのを待った。
なんとなく…話がしたくて。
そんな私を見て オーナーは、
「惚れたなぁ~」
とにやけた。
そんな 会話をしていると、ケンジとナオトがカウンターに来た。
「お疲れ様!今日もカッコ良かったよ」
「あったり前じゃ~ん」
と、ナオトが言った。
私は、気付くとケンジを目で追っていた。
そんな事はよそに ナオトが こんな事を言い出した。
「あずさちゃん、頻繁にこんな所に 来てたら 彼氏に怒られちゃうんじゃない?」
この質問に ケンジも私を見た。
「怒ってくれる彼氏いたらいいんだけどねー」
すると…ナオトが
「じゃぁ~俺とケンジが立候補するか!」
とニヤけた。
「二人とも…カッコいいから、彼女いるでしょ?」
私は聞いた。
「俺は いないよ」
即答したのは ケンジだった。
私はホッとした。
しばらく たわいもない話をすると 私と桃子は 店を出て。
私は 仕事が忙しく、なかなかクラブに顔を出せずにいた。
しかし、ケンジに会いたいという 気持ちは 日増しに膨らんだ。
たまらなく ケンジに会いたくて、桃子を誘ってクラブに出掛けた。
すると…オーナーが、私達に気付いて 近くに来た。
「久しぶりじゃん??もう…来てくれないかと思ったよ~」
と寂しげに話た。
「ごめん、ごめん、仕事が忙しかったからさぁ~」
私は、オーナーに訳を話すと 店を見渡した。
ケンジの姿はなかった。
がっかりしている 私を見て オーナーが言った。
「ナオトとケンジなら、もう少しで来るぜ」
「あっ!そぉ~なんだ。ねぇー、ケンジって 本当に彼女いないの?」
「やっぱり…惚れちゃった??」
「そんなんじゃないけど…いるのかなぁ~って思って…」
「ふぅーん。ケンジは 本当に彼女いないよ! アタックしてみれば?」
オーナーは、にやけて私を見た。
桃子も肘で私をつっついた。
その時だった。
DJに合わせて、ナオトとケンジが出てきた。
私は、いつもに増してドキドキしていた。
久々に見るケンジを見て さらにドキドキした。
すると…桃子が私の耳元で囁いた。
「あず、ケンジさんの携帯の番号を聞いてみれば???」
「無理! 無理!ナオトがいつも邪魔だもん」
「じゃぁ~あたしが、ナオトさんを 連れ出すから そのうちに 聞き出すんだよ!」
名案だった。
すっかり携帯を持っている事を忘れていた。
そう、私はポケットベルから携帯電話に買い替えたのだ。
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