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神社仏閣巡り珍道中・改  東北路編

No.10 20/11/27 03:59
旅人さん0
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【瑞鳳殿】の入場受付で入場料を支払って。
まもなく見えてくる涅槃門で、伊達家がどれだけ仙台の方々に愛され
誇りに思われてきたかを、一目見るだけで胸が熱くなるほど知ることとなりました。
黒の漆塗りに金の装飾。伊達政宗公が与えられたという菊の御紋も配されています。その美しさに思わず立ち止まります。
涅槃門といえば煩悩を捨て去り涅槃へと向かう門、百八どころか無限にある私の煩悩をぜひ捨てさせていただきたいという思いは叶わず、涅槃門は伊達家藩主、藩が無くなってからは”伊達当主”しかくぐれません。脇にある朱色の門から入ります。これがなんともバリアフリーでない造りでありまして、下には何段かの階段があり、背の高い方にとっては身を縮めてくぐるような高さの門、なので、前回の参拝時頭をぶつけた経験をいかして上に注意してくぐったという夫は今回は階段につまづくという、なんとも身の引き締まらないかに思われるような参拝となったようです。
燈籠にかこまれた階段を登ると瑞鳳殿本殿前の唐門を兼ねた「拝殿」があります。
拝殿前の空間のみぎてに焼失してしまった瑞鳳殿の屋根に飾られていたという金属製の龍の飾りが祀られているのですが、その火災の激しさからなのか、訪れる人々が触るからかのか鼻の部分の色が剥げ地色が出ているのがなんとも可愛らしいものでありました。もちろん、私は撫でさせていただきました。すべすべでたいそう気持ちのよいもので、私がしばしそこにとどまっていたことはご想像通りであります。

そして、さらに歩を進めると、瑞鳳殿と呼ばれる政宗公の墓所となります。
その黒塗りを基調とした、私のように語彙力のない者には〖豪華絢爛〗という言葉しか出てこないようなきらびやかな御陵が建っておりました。さながら神社のような、日光東照宮にあってもおかしくないような、建物にございました。
さすが伊達政宗、伊達男の墓所であります。
政宗公は、七十歳で江戸で亡くなると遺言通り、ホトトギスの声が聞ける経ヶ峯に葬られ、この【瑞鳳殿】地下で眠りについておられます。
まわりには政宗公の葬儀に先立って殉死した家臣15名と陪臣5名の墓(宝篋印塔)が、政宗公を守るかのように整列しています。
瑞鳳殿の中には木彫りの伊達政宗像が安置されているようで、一月一日~二日、五月二十四日の政宗公の命日のみ「御開帳」となっているようです。








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