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神社仏閣巡り珍道中・改  東北路編

No.9 20/11/26 20:45
旅人さん0
あ+あ-

次に参拝させていただいたのは【瑞鳳殿】です。伊達政宗公の墓所であります。


伊達政宗公は、仙台の経ヶ峯にというところにある【瑞鳳殿】で眠っておられます。地元の人は「瑞鳳殿」とは呼ばず【御霊屋=おたまや】と言います。

こちらは古くは名取郡根岸村黒沼〖萩ヶ崎(はぎがさき)〗と呼ばれ、中世末期に出羽三山で修業した〖満海上人〗が、この地の東峯に経文を納めたことから〖経ヶ峯(きょうがみね)〗と呼ばれるようになったと言います。
政宗公がホトトギスの初音を聴きに訪れ、自らの墓所に決めたと言われる経ヶ峯の頂きに建つ瑞鳳殿は老杉に囲まれ、まさに幽玄の一言でありました。

藩政時代以後〖伊達家の墓所〗が置かれる霊域となり、限られた者だけが入ることのできた場所で、正式には【経ヶ峯伊達家墓所】といいます。
経ヶ峯は標高が73.6mあり、伊達家の霊域として長いこと禁断の地であったため、当時のままの自然環境が残っているといわれています。
瑞鳳殿造営時に植林されたという樹齢350年以上の杉もあり、またそこを緩やかに登ってゆく当時の石段があります。
伊達政宗公が六十二万石だったのでこの石段も六十二段、なのだそうです。
天を仰ぐように見上げる杉の生い茂る参道も、さすが伊達男という言葉の語源となったくらいの粋で雅なことが好きであった政宗公の墓所であります、森林浴気分を味わえるそれはそれは居心地のよい空間でありました。

ですが。 



実はこちらの瑞鳳殿、昭和五十年~六十年代に建てられたもの。
第二次大戦の昭和二十年七月の空襲で残念ながらすべてを焼失、再建されたものなのだそうで。

歴オタの夫はそれがたいそう無念だったようで、何度も何度も「でも昭和に造られたものなんだよな」とくりかえし、あまりにもくりかえし言われるので、耳にタコのイヤリングでもつけてやろうかと思ったくらいでありました。
それでも夫は出立前、絶対に外せないコースの一つとしてここ、瑞鳳殿を挙げていたくらいでありました。それくらいの入れ込んでいたところであります。

自然ゆたかで、大変空気の清んだ緩やかな登り坂を登っていくと、墓所への入口が見えて参ります。

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