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沙耶香の女装官能小説2(女王様と作家編)

No.11 17/12/08 05:28
作家
あ+あ-

担当変わるんですか。それより新刊雑誌担当おめでとうございます。
ありがとう。
なんであたしがいつまでもセカンド担当なんですか。
「早紀!」
「早紀さん。私の食べる分がないんだけど」
気づけばご飯や鍋にあるはずのポトフはちゃっかりテーブルに着いていただこうとしている早紀。
「ふたり分しか作らないからたいして作ってないのに。私の分」
「わかりました。分けてあげますよ」
早紀は湯気の立つ皿からポトフを分けながらちょっと不満げ。
セカンド担当というのはメインでモデルを担当することでないらしくそこに不満があるらしい。
「早紀さん」
「はい」
「今度から、いえ明日からかもしれないけどちゃっかりご飯をいただくなら食事代をもらうわよ」
「ワンコインから千円以内で沙耶香さんの愛情あるお食事をいただけるなら」
ちゃっかりした要求に思わずふたりして黙り「いただきます」して無視した。
「なんで無視するんですか」
「静かに食べさせて。ご飯を食べる時は静かにするてしつけされなかった?」
はいととりあえず早紀は素直だが思い通りにならないと甘えや反発の意思はある。反面まっすぐなところがそんな部分で素直で見えなく評価されてないのではと思う。
「とりあえず麗奈さんは私の小説担当なんですね。ご指導ご鞭撻よろしくお願いします。そしてあらためて新刊担当主任おめでとうございます」
「こちらこそよろしく」
「沙耶香さんあたしには?」
「早紀さんもあらためてよろしくね」
はいと気持ちいい返事はする。それにしても麗奈さんが新刊担当とはどういうことだろう?
双星出版が『クロスドレッシング』以外の雑誌を出しておりそれもまた女装関係が多い。だけど中には数号しかもたず廃刊や休刊になるのが雑誌業界。
神無月社長の思惑はわからない。
「美如月さんというひとはどんなひと?」
話題を変えた。
「会ってるはずよ。去年の旅行の時に」
「あたしより後輩なのに」
なんとも情報が少ない。担当がどうあれモデルも小説も仕事をこなすだけ。
食事を終え隣の部屋に早紀を送り吐息をついた。部屋に戻ると麗奈が洗い物をしていた。
「やりますのに」
「沙耶香には私生活は世話してもらってるから」
「お風呂入れますから先に入ってくださいね」
麗奈がキッチンで食器を洗う姿が美しく見えた。

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