記憶か記録か…ドラマ日記 7
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連ドラの感想、まとめ等
シーズン毎に記録して行くスレです。
基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。
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【2024秋ドラマ】
「宙わたる教室」(NHKE,NHK,ランプ)出演=窪田正孝、小林虎之介、伊東蒼、イッセー尾形 他
伊与原新の小説原作。《ドラマ10・45分枠》(全10話予定)
【夜八時の青空教室】
大阪のある定時制高校に起きた実話に着想を得て生まれた小説「宙わたる教室」をドラマ化。
ドラマの舞台は東新宿の定時制高校で、主人公は理科教師の藤竹(窪田正孝)。大学助教の座を捨てて渡米した宇宙科学の専門家で、帰国しても「JAXAに来ないか?」という友人(中村蒼)の誘いを「やりたい事がある」と断り、現職に就いた謎めいた先生。
今後科学部を作り、「火星のクレーターの再現」を目指すらしい。
定時制高校のドラマだと、様々な事情を抱えた生徒を何とか学校に通わせようと、親身になって生徒の家庭の事情に首を突っ込み支えようとする教師の話になりがちだけど、初回を観る限りでは、この藤竹先生はそこまでウエットではないのだけど、生徒の事はよく観察していて、メインの生徒で読み書きが苦手な柳田(小林虎之介)はディスレクシアだと思うと指摘し診断を受ける様にアドバイス。読み書きが苦手なだけで数学は得意な彼の特性を活かそうと科学部に勧誘する。うん、十分いい先生。
お気に入りの小林くんが感情の揺らぎをナイーブに演じていてとても良かったし、いいドラマになりそう。
脚本=澤井香織 演出=吉川久岳
【2024秋ドラマ】
「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS)出演=奈緒、玉森裕太、岡崎紗絵、渡部篤郎 他
オリジナル作品。《火曜ドラマ・57分枠》(全話数不明)
【負けっぱなしは嫌だ】
結婚式当日に新郎に逃げられた主人公(ほこ美=奈緒)が、カメラマン兼バーテンダーの海里(玉森裕太)の協力で、掛かった費用の半分+慰謝料を取り戻し、優しい海里に惹かれ始めたら、実は女たらしのトンデモ男だったと分り、「あのクズを殴ってやりたいんです!」とボクシングジムに駆け込むという、とっても分かり易い話。
奈緒は盛大にコケて鼻血を出してって頑張ってはいるけど、コメディー演技はあまり合っていないな。ここから入会に否定的な会長の娘(ゆい=岡崎紗絵)の壁を乗り越えて、本格的なボクシングの練習を開始するみたいなので、そこからは奈緒の持つひたむきさが活きて来るのかなと。
初回は寧ろ、人たらしの裏に別の顔(苦悩)を抱えているみたいな海里を演じる玉森裕太が、役にピッタリな演技をしていて、そちらの存在感に強く惹かれた。(以前のこの枠の犬系男子も良かったけど、少し大人になり色気ダダ漏れの玉森くんもいいね!)
海里の事情(以前ボクサーで何か有った?)を知りたいので、もう少し観てみる。感想は書かないかも。
脚本=泉澤陽子 演出=岡本伸吾
【2024秋ドラマ】
「オクラ~迷宮入り事件捜査~」(CX)出演=反町隆史、杉野遥亮、白石麻衣、観月ありさ 他
オリジナル作品。《火9・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【混ぜると危険なバディ誕生!“お蔵入り”事件に挑む!】
“お蔵入り”事件に関する膨大な資料のデータを入力する事が主業務の部署で、捜査権は有るが、警視庁内では“刑事の墓場”と呼ばれている通称オクラの「捜査一課特命捜査情報管理室」。そこには室長の幾多を始め6人のワケ有りメンバーがいるが、新たに優秀そうな刑事の不破(杉野遥亮)が配属される(ってメンバー多いなあ…)。
法律や捜査手順等遵守でタイパ重視の不破は、彼と正反対のタイプで昭和を引き摺る刑事の飛鷹(反町隆史)とバディを組む事になり、飛鷹のやり方に一々反発するのだが…という、これまでにも散々“こすられて来た”設定で、拡大版だった事もあり、正直途中で少しダレて来ていたのだが…。
ラスト5分位の所で、頭の切れる不破の推理で明かされる、“病死間近の真犯人の自白を取る為”に犯した、飛鷹の用意周到な違法捜査。でもそれは娘の死は自分のせいだと責め続け、時を失ってしまっている母親を救う為だったという結末が用意されていて、これでグッと気持ちを掴まれてしまったので、次回も観てみようと思う。
脚本=武藤将吾 演出=柳沢凌介
【2024秋ドラマ】
「嘘解きレトリック」(CX)出演=鈴鹿央士、松本穂香、味方良介、片山友希 他
都戸利津の漫画原作。《月9・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【名コンビ誕生!昭和初期を舞台に難事件に挑む!】
特殊能力を持つ者が警察に協力して事件を解決に導く…みたいなドラマは過去にも有ったし、これもバディが探偵なだけで既出の設定ではあるのだが、このドラマ(原作漫画)は時代が昭和初期で、セットや登場人物のビジュアルをきっちりと作り込んでいるので、その世界観にスーッと入り込めてドラマを楽しむ事が出来た。
「レトロミステリー」がテーマらしいのだが、特殊能力を持った鹿乃子役の松本さんは雰囲気があの時代にピッタリ。観る前は探偵の祝左右馬役の鈴鹿くんは令和体型だし、あの時代に合うのかなという一抹の不安は有ったのだが、観始めると彼の優しい口調や柔らかい雰囲気が、このドラマの世界観には合っているんだなと感じ、体型の事は全く気にならなかった。
こういう感じのドラマは久しく観ていなかったので新鮮だったし、映像も凝っていたので観ていてワクワクしたし単純に面白かった。
次回は藤島家の令嬢の千代(これまたモデル体型の片山友希)が拐われるらしく、いよいよ本格的な探偵物語が始まるのかな?楽しみ。
脚本=武石栞 演出=西谷弘
【2024秋ドラマ】
「3000万」(NHK)出演=安達祐実、青木崇高、野添義弘、愛希れいか 他
オリジナル作品。《土曜ドラマ・49分枠》(全8話予定)
NHKとしては初の試み、欧米式脚本開発チーム(WDR)が作ったドラマ(TBS「アンチヒーロー」と同じ様な仕組み)。
息子の純一が乗ったままの佐々木家の自家用車が謎の女に乗っ取られ、純一が走行中にドアを開けた事に気を取られた女が事故り失神、純一が逃げ出した…と思ったら何故か助手席側に回り、車の中から女のバッグを引っ張り出した。この行動が理解出来ないな。怖いから逃げられないかなと走行中にドアを開けてみたのではないの?車が止まって女が失神してるなら、普通は一目散に両親が居る筈の方向に逃げ出すのでは?普段から手癖が悪い子なら別だけど、そんなタイプでも無さそうだし。
金欠一家が突然3000万を手に入れたらどうなるのかを描くクライムサスペンスの端緒にしては、少々強引かなとは思ったけど、そこからの、倫理観としては返却すべきで実際に行動に移そうとするのだけど、どうしてもその魔力、札束の誘惑には勝てずに戻し切れず、倫理観を振り切ったらワクワクが止まらなくなる夫婦という流れは、危なっかしくて途中若干イライラもするのだけど、どうなるのかなという興味は持てたので次も観てみる。
脚本=弥重早希子(WDR) 演出=保坂慶太
【2024秋ドラマ】
「オクトーSeason2」(ytv)出演=飯豊まりえ、影山優佳、浅香航大 他
オリジナル作品の続編。《木曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)
【密会アイドルに【期待】する殺意】
S1が好きだったので楽しみにしていたのだが…。
心野朱梨(飯豊まりえ)は、警視庁捜査一課強行犯八係係長の風早(浅香航大)に呼ばれて出向して来た所からスタート。ここでの相棒はまだ若い滝沢美久で、それを演じるのが影山優佳でがっかり。ずっと表情も台詞回しも平板でつまらない。(もっと上手い人いるだろ)
その影山優佳が心野の特殊能力について、上司の風早に確認をするという体で延々と喋り続ける冒頭の、何の工夫も無いシーンを見せられて早くも心が折れそうだった。
脚本家も演出家もSeason1と同じなのに何で?と思いながら、淡々と進む【サブタイトルの事件】の二人の取調べシーンを観ていると、やっぱり何か違和感が…。犯人を演じた若月佑美が上手かったのが救いで。
これは次からどうしようと思い始めた所で、どうやら縦軸になるらしい、心野と同じ能力を持ったタイ人男性の容疑者が登場。それと前後して、社会復帰出来そうな所迄回復したらしい心野の姉・紫織(松井玲奈)にも怪しい動きが…と、急に期待が持てそうな展開になったので、取り敢えず様子見をする事に。
脚本=三浦駿斗 演出=中茎強
【2024秋ドラマ】
「スノードロップの初恋」(カンテレ)出演=宮世琉弥、小野花梨、杉本哲太 他
オリジナル作品。《火ドラ★イレブン・30分枠》(全話数不明)
人間の身体を借りた死神(朔弥=宮世琉弥)が、強引に居候をした家に住む奈雪(小野花梨)に初めての恋をするが、死神は奈雪の命の期限12/25を知っていて…という話らしい。
情報を入れずに観たのだけど、ベースになる人間関係と、12/25に向けてどういう道筋を辿るのかが大体分かる様な作りになっていて、30分ドラマの初回としては過不足無く上手くまとめてある。
後は今予想出来る顛末がその通りに進むのか、サプライズが組み込まれて違う方向に進むのか、脚本家の展開力次第だなあ。
宮世くん(まだ二十歳と知ってびっくり)と小野さんの組み合わせは意外と悪くない。
脚本=まなべゆきこ 演出=紙谷楓
>> 492
「2024夏ドラマのまとめ②」の続き
「しょせん他人事ですから」(テレ東)
ネットトラブル解決を専門とする弁護士のお仕事ドラマで、色々なパターンの解決迄の流れをドラマに落とし込んで教えてくれるので、凄く勉強になった。ただ中島健人の作り過ぎの台詞回しが気になってしまって…。
「ビリオン✕スクール」(フジ)
こんなに面白くて泣けるドラマになるなんて予想していなかったので、観て良かったなって。大金持ちの教師が金と発想力で面白おかしくトラブルを解決するのに、虐め問題だけはこんなに真摯に扱うのかって、その落差に驚いたけど、台詞に説得力が有って話にも入り込めた。
「笑うマトリョーシカ」(TBS)
主人公の記者はドラマ的には有能と評価されている設定なのだが、私には只思い込みが激しくて危なっかしい人にしか見えず、そこがイマイチ話に乗り切れなかった要因かな。裏主人公の清家の設定が良かっただけに勿体無かったなと。
「錦糸町パラダイス」(テレ東)
錦糸町フェスに今迄の主要な登場人物が集まり、話が収束して行く最終回は分かり易くて良かったけど、ここに来る迄の細切れのストーリーは分かり難く、面白いとはあまり思えなかった。
※夏ドラマは計12本を全話視聴した。
初回を視聴したドラマは25本で、その内、途中離脱はGP帯が6本、深夜帯が7本だった。
※()内の局名2つは、(視聴局/制作局)を表示
「2024夏ドラマのまとめ②」
「西園寺さんは家事をしない」(TBS)
恋敵かと思わせたエリサの設定とか、主人公達が恋愛パターンに進んでもベタ付かない様に気を付けていた点とか、好感が持てた。ルカ役の子のナチュラル演技も良かった。
「あの子の子ども」(フジ/カンテレ制作)
高2カップルの妊娠とその後の顛末を真摯に描き、様々な立場の登場人物それぞれの台詞に説得力が有って、色々と考えさせてくれるドラマだった。
「さっちゃん、僕は。」(TBS)
国木田夫妻の行き違いの描き方が薄っぺらいから、京介は騙された被害者にしか見えないし、さっちゃんなんて完全に貰い事故。石川恋はよくこの役のオファーを受けたなとしか…。
「ひだまりが聴こえる」(テレ東)
難聴って一見分かりにくい障害だから、殻に閉じ籠もりがちになってた航平の気持ちも分かるし、そんな事で選択肢を狭めるなとばかりに積極的に関わって、航平の世界を広げて行こうとする、明るくて何の邪気も無い太一に惹かれて行く航平の気持ちも分かる。とにかく太一のキャラが良かった。
「スカイキャッスル」(テレ朝)
大学病院の勤務医が何であんなに金持ちなのかというトンチキ設定を無視すれば、お受験の為に事件が起き、親子関係が崩れて行く様を描写した話自体は面白かった。ラストは詰め込み過ぎでびっくり。韓ドラ20話を9話に圧縮するのは無理が有る。
「2024夏ドラマのまとめ①」
1位「新宿野戦病院」(フジテレビ)
最初は馴染みにくいけど尻上がりに分かりやすくなり、いつの間にか虜になっているといういつもの“クドカンパターン”。そこにハマれるかどうかで評価は変わると思うけど、ハマれた私の評価はここ!
2位「降り積もれ孤独な死よ」(日テレ/制作は読売テレビ)
これもその独特な世界観にハマれるかどうかで評価は分かれそうだけど、どっぷりと浸れると“穴”とか“矛盾”とかがそんなに気にならなくなり面白い、そういう類に入るドラマだった。
3位「海のはじまり」(フジテレビ)
これも独特過ぎる基本設定のせいで賛否両論巻き起こり、評価が分かれたドラマ。生方脚本の台詞のやり取りはリアルで面白いのだが、モノローグや登場人物が書いた体の文章になると、途端に理屈っぽくなるのが難点。
【他にハマったドラマ】
「ビリオン✕スクール」(フジテレビ)
「西園寺さんは家事をしない」(TBS)
【今期の演技MIP】
「降り積もれ孤独な死よ」の吉川愛。観る側に本性を掴ませない演技力と、その圧倒的な存在感に惹き付けられた。
「西園寺さんは家事をしない」の松本若菜。嫌な人が一人も出て来ないドラマの主人公に相応しい役作りが素晴らしかった。
※放送局は私が関東地区で視聴した局名を記載
>> 488
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」11話まで終了。
【…ママはいない人なの?】
海が夏との二人暮らしを選択したのは、パパが…
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」全12話終了。
【夏くんへ】
水季の手紙で夏が変われたのは、困った時に人の手を借りる事を躊躇わなくなった事。手紙には私も一人だけで育てた訳では無い、私を支えてくれた人達は、夏くんの事も絶対に支えてくれる…みたいな事が書いてあり、気が楽になった部分は有ったのだろうなと。
急な休日出勤で夏が頼ったのが、来るのに1時間半程度は要する津野というのが如何にもドラマって感じで、先ずは実家に頼りなさいよって話でしょ、実際に大和は後からホイホイ来た訳だし。
夏が海の心情をきちんと理解し寄り添える様になった事で、東京での二人暮らしを選択した訳だけど、日々の放課後の“海の一人ぼっちの寂寥感”というのは何も解決していない訳で、1年生を鍵っ子にする件に関して、両家の家族も“小田原組”も、誰も夏に意見をしないというのはやはり不自然な設定だったなと思う。
朱音は夏にズケズケと厳しい言葉を浴びせていたけど、元を正せば朱音自身が娘の水季と、母子の信頼関係を築けていなかったのが原因で、妊娠しようが余命宣告されようが“親には頼りたくない”という頑なな子に育ってしまった訳で。
癌で人生設計が狂ってしまった事には同情するけど、死後海を託す気満々だったのに、生前に手紙ですら海の存在を夏に伝えなかった水季の身勝手さは、人としてどうなのかと思う。
脚本=生方美久 演出=風間太樹
>> 480
【2024夏ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「西園寺さんは家事をしない」9話まで終了。
【グランピング…それは恋と涙と別れの舞台】
紆…
【2024夏ドラマ】
「西園寺さんは家事をしない」全11話終了。
【全員幸せになる方法、きっとあるよね】
離れ離れに暮らしても偽家族は続くという西園寺の嘘を敏感に察知していたルカ。
怒りの家出(横井のお供付き)の行き先は、家事代行が内定している“恐山さん”の家。迎えに行った西園寺さんと楠見パパ。川口と顔を合わせた西園寺さんは「お母さん!」やっぱりね。
ここからドラマは“家族を捨てた母親の話”に移り、一通り話を聞いた西園寺さんが捨てられた娘の言い分を母親にぶつけ、最後は母親の事情も理解した西園寺さんが許し、4人で母親の手料理(ヨコイとレスQのコラボレシピ)を食べるという展開に。
母親も反省していたけど、西園寺さんは大学生になっていたのだから、きちんと気持ちを説明すれば理解出来たと思うし、38歳迄引き摺る事も無かったと思うのね。
自分の家庭は喪失したけど、幸せな家族への憧れはずっと有って、それがアクスタの自分も混ざっているシルバニアファミリー。
色々有ったけど母親と和解し、楠見父娘と「ただ好きな人と安心して食べて眠って暮らしたい、それだけ」という関係になれた事で、シルバニアファミリーという偽家族から卒業出来た西園寺さんは、エリサに呼ばれて楠見父娘、リキとアメリカ暮らしを始める様だ。
登場人物もストーリーも、可愛らしいドラマだったな。
脚本=宮本武史 演出=竹村謙太郎
>> 483
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」10話まで終了。
【居なくならないで…ずっと一緒にいたい】
今回は海を引き取り二人暮らし…
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」11話まで終了。
【…ママはいない人なの?】
海が夏との二人暮らしを選択したのは、パパが居なくてママと二人だけでも寂しくなかったから、ママが居なくてパパと二人だけでも大丈夫だと思ったからなのね。最初から居なかったパパと、常に側に居てくれたママとでは、その存在感は比較にならない位大きな差が有る事に気付かなかったのね。まだ7年しか生きてないのだから仕方ないよね。
慣れない環境の1年生を鍵っ子にして、その寂寥感に全く気付いてやれない夏。というか、夏があのアパートでの二人暮らしを譲らなかった時に、何でゆき子(夏の母)は「鍵っ子にしてはダメ。二人暮らしは学童(又はそれに準ずる場所)が決まってからにしなさい」って、強く進言しなかったのだろう。海が無断で“地元”に帰ってしまってから、「(ゆき子の離婚後)夏も地元の公園とかに行きたがったわ」とか家族に話してるの呑気過ぎない?
自分の与り知らなかった事で朱音や津野に都度責められて、夏は意地になっている部分も有るのだろうけど、今の海にとっては、ママを近くに感じられる水季の実家で暮らして、夏は土日祝だけ海の側に居てあげるのがベストだと思う。
最終回は、わざと読んでいない水季からの手紙を読んで、何かが変わるのかね。そんな事でもないとは思うんだけどねえ。
脚本=生方美久 演出=ジョン・ウンヒ
- << 490 【2024夏ドラマ】 「海のはじまり」全12話終了。 【夏くんへ】 水季の手紙で夏が変われたのは、困った時に人の手を借りる事を躊躇わなくなった事。手紙には私も一人だけで育てた訳では無い、私を支えてくれた人達は、夏くんの事も絶対に支えてくれる…みたいな事が書いてあり、気が楽になった部分は有ったのだろうなと。 急な休日出勤で夏が頼ったのが、来るのに1時間半程度は要する津野というのが如何にもドラマって感じで、先ずは実家に頼りなさいよって話でしょ、実際に大和は後からホイホイ来た訳だし。 夏が海の心情をきちんと理解し寄り添える様になった事で、東京での二人暮らしを選択した訳だけど、日々の放課後の“海の一人ぼっちの寂寥感”というのは何も解決していない訳で、1年生を鍵っ子にする件に関して、両家の家族も“小田原組”も、誰も夏に意見をしないというのはやはり不自然な設定だったなと思う。 朱音は夏にズケズケと厳しい言葉を浴びせていたけど、元を正せば朱音自身が娘の水季と、母子の信頼関係を築けていなかったのが原因で、妊娠しようが余命宣告されようが“親には頼りたくない”という頑なな子に育ってしまった訳で。 癌で人生設計が狂ってしまった事には同情するけど、死後海を託す気満々だったのに、生前に手紙ですら海の存在を夏に伝えなかった水季の身勝手さは、人としてどうなのかと思う。 脚本=生方美久 演出=風間太樹
>> 486
【2024秋ドラマ②】
(金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
金〜日
「D&D~医者と刑事の捜査線~」無し/真野勝成/星野和成/藤木直人 △
「ライオンの隠れ家」無し/徳尾浩司/坪井敏雄/柳楽優弥 △
★「無能の鷹」漫画/根本ノンジ/村尾嘉昭/菜々緒 △
★「離婚弁護士スパイダー~慰謝料争奪編~」無し/国井桂/及川拓郎/高橋メアリージュン △
「放課後カルテ」漫画/ひかわかよ/鈴木勇馬/松下洸平 △
「3000万」無し/WDRプロジェクト/保坂慶太/安達祐実 ◯
「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」無し/福田哲平/大谷太郎/竜星涼、八木莉可子 △
★「私たちが恋する理由」漫画/山田由梨/湯浅弘章/菊池風磨 △
★「バントマン」無し/矢島弘一/千葉行利/鈴木伸之 △
★「離婚後夜」小説・漫画/遠山絵梨香/佐藤快磨/佐野晶哉 △
「海に眠るダイヤモンド」無し/野木亜紀子/塚原あゆ子/神木隆之介 ◯
「マイダイアリー」無し/兵藤るり/穐山茉由/清原果耶 △
「若草物語 恋する姉妹と恋せぬ私」小説/松島瑠璃子/猪股隆一/堀田真由 △
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
【2024秋ドラマ①】
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
月〜木(深夜迄)
「嘘解きレトリック」漫画/武石栞/西谷弘/鈴鹿央士、松本穂香 △
「モンスター」無し/橋部敦子/三宅喜重/趣里 ◯
★「Qrosの女」小説/服部隆/守屋健太郎/桐谷健太 △
「オクラ」無し/武藤将吾/柳沢凌介/反町隆史、杉野遥亮 △
「宙わたる教室」小説/深井香織/吉川久岳/窪田正孝 △
「あのクズを殴ってやりたいんだ」無し/泉澤陽子/岡本伸吾/奈緒 △
★「スノードロップの初恋」無し/まなべゆきこ/紙谷楓/宮世琉弥 △
★「ウイングマン」漫画/山田能龍/坂本浩一/藤岡真威人 △
「全領域異常解決室」無し/黒岩勉/石川淳一/藤原竜也 ◯
★「私の町の千葉くんは。」漫画/的場友見/本田隆一/井桁弘恵 △
「ザ・トラベルナース」無し/中園ミホ/金井紘/岡田将生 ◯
「わたしの宝物」無し/市川貴幸/三橋利行/松本若菜 △
★「オクトー~感情捜査官 心野朱梨~S2」無し/三浦駿斗/中茎強/飯豊まりえ ◯
★「スメルズ ライク グリーン」漫画/新井友香/澤田育子/荒木飛羽
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
②に続く
>> 467
【2024夏ドラマ】〚感想は書いていないが視聴しているドラマ〛
GP帯
「ビリオン✕スクール」6話迄視聴済み。
脚本の我人祥太氏は…
【2024夏ドラマ】
「ビリオン×スクール」全11話終了。
【AI教師は本当の教師になれるのか】
初回を観た時は、こんなに泣かされるドラマになるとは夢にも思わなかった。
大財閥の跡取り息子・加賀美が、AI教師ティーチを完成させるべく生データ取りの為に、私立絵都学園高校の寄せ集めクラス0組に秘書と共に教師として潜入、金とIT技術に物を言わせて、普通ではない方法で生徒の諸問題を解決して行く、そういう楽しくもバカバカしいドラマなのかと思っていたら…。
2話でひめ香に対する壮絶なイジメが描かれ、加賀美は対処するもこの問題の根は深く一筋縄では行かない。このイジメ問題だけは一貫してシリアスに丁寧に描かれていて、最後の方で加害者側の事情も描かれ、改心して心からの謝罪をするのだが、それで大団円にするのではなく、頭では許そうとしても心がついて行かないひめ香の苦悩を描き、加賀美に「許さなくていい」被害者が苦しむ必要はないと言わせている。
大金持ちとか、実は小学校でイジメられていたとか、転落事故に遭い記憶喪失、脳の一部がAIとかの加賀美の設定は、一筋縄では行かないイジメ問題をドラマの核に据えたい脚本家が、“エンタメとしても成立させる為の装置”として考えたのかなと思う位、根はとても真面目で考えさせられるいいドラマだった。
脚本=我人祥太 チーフ演出=瑠東東一郎
>> 479
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」10話まで終了。
【未知のウイルスの脅威!タイムリミットは発熱後の5日間】
日本の医師免…
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」全11話終了。
【新種ウイルスの終焉!ヨウコと啓介が逮捕!?】
どんな患者も平等に扱う“俺達の赤ひげ先生”と言えども、やっぱりヨウコの無免許診療問題は、有耶無耶では終わらせなかったね。荒井医師(ともさかりえ)が言った様に、緊急事態の1回きりの治療とかなら問題は無かったのかもだけど(無資格では無いので)、日常的に勤務してたからねえ。
バレる発端がNOT ALONEを失い、“女王様の副業”迄ネットで拡散されて、ボロボロだった舞の“……無免許らしいよ、知らんけど”というポストだったというのがイマドキで…。目指す方向性は同じだったのに、ルミナ禍で自分は全てを失い、ヨウコはメディアに注目され、医師としての意見をどんどん述べている、その違いへの嫉妬。舞の様な人格者と思われている人でも、簡単に“指が滑って”しまうのがネット社会。直ぐに正気を取り戻して消しても後の祭りで、あっという間に拡散する世界。
舞を責めずに「悪いのはイーロン・マスクじゃ」には爆笑。
逮捕はされたけど、2年後には国境なき医師団の一員として中東の野戦病院に居たヨウコ。同僚の外国人達をしっかりペヤングの虜にさせてた(笑)
最初は混沌とし過ぎてどうなるかと思ったけど、終わってみればクドカン風医療ドラマにすっかり心を掴まれてたな。ヨウコ、もんげー最高!
脚本=宮藤官九郎 演出=河毛俊作
>> 478
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」9話まで終了。
【夏くんの恋人へ】
目黒蓮の体調不良で撮影が間に合わず、一週お休みになっ…
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」10話まで終了。
【居なくならないで…ずっと一緒にいたい】
今回は海を引き取り二人暮らしをするかどうかの話。
どうも頭でっかちで子育ての現実感に乏しい夏に対して…。
「自覚とか責任とかそんなんで子供育たないよ」by夏の会社の先輩
「一人は無理よ、お母さん知ってる、無理」by夏の母
海が全部大人の都合に合わせなきゃいけないのは違うのではと、転校しなくても良い様に転職も考えている夏に…。
「仕事は生活に繋がるよ。(中略)大事な物を優先させる為には必要な事だよ」by弥生
夏の先輩は、転職と子育てで親がボロボロになったら、子供には二次災害だよって的確なアドバイスもしてたな。
結局、生活に自信が持てなくなる転職はしないから転校して欲しいけど、転校出来ないなら一緒には暮らせない、「だから選んで」と海に決めさせた夏。
ママの存在をあちこちに感じる事の出来る、大切な今の生活環境よりも、“毎日会えるから”という理由で、転校して夏との二人暮らしをする事を選ぶ海。
思い出は有るけど実体としては存在しない母よりも、不器用だけど自分の事を第一に思って愛してくれる、実体の有る自分だけの父親が、今の海ちゃんには必要なんだなって思うと切ないし、不必要に一人で頑張り過ぎて、検診を疎かにした水季の罪は重いなあって思ってしまう。
脚本=生方美久 演出=山岸一行
- << 488 【2024夏ドラマ】 「海のはじまり」11話まで終了。 【…ママはいない人なの?】 海が夏との二人暮らしを選択したのは、パパが居なくてママと二人だけでも寂しくなかったから、ママが居なくてパパと二人だけでも大丈夫だと思ったからなのね。最初から居なかったパパと、常に側に居てくれたママとでは、その存在感は比較にならない位大きな差が有る事に気付かなかったのね。まだ7年しか生きてないのだから仕方ないよね。 慣れない環境の1年生を鍵っ子にして、その寂寥感に全く気付いてやれない夏。というか、夏があのアパートでの二人暮らしを譲らなかった時に、何でゆき子(夏の母)は「鍵っ子にしてはダメ。二人暮らしは学童(又はそれに準ずる場所)が決まってからにしなさい」って、強く進言しなかったのだろう。海が無断で“地元”に帰ってしまってから、「(ゆき子の離婚後)夏も地元の公園とかに行きたがったわ」とか家族に話してるの呑気過ぎない? 自分の与り知らなかった事で朱音や津野に都度責められて、夏は意地になっている部分も有るのだろうけど、今の海にとっては、ママを近くに感じられる水季の実家で暮らして、夏は土日祝だけ海の側に居てあげるのがベストだと思う。 最終回は、わざと読んでいない水季からの手紙を読んで、何かが変わるのかね。そんな事でもないとは思うんだけどねえ。 脚本=生方美久 演出=ジョン・ウンヒ
>> 477
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」9話まで終了。
【誰も知らない真実…紐解かれていく謎と秘密】
顔に傷男は花音の養…
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」全10話終了。
【降り積もる謎の先に…辿り着いた終幕… 】
マヤ殺し・優磨殺し(では無くて、陽子が訪ねて来て優磨が逃げ出し道路に飛び出した)は、健流母の陽子の復讐かと思ったが、マヤが健流の死(花音の首を絞めた健流にマヤが背中に裁ち鋏を刺し、今度はマヤを襲って来た健流を突き飛ばしたら空瓶に足を取られて背中から落ち、ハサミが深く刺さって絶命)の真相を全て陽子に話した事で、何処かで生きていると信じる事が出来なくなった、何で隠し続けてくれなかったのか!というのが動機で…凄い話。
涼に「この女が息子をちゃんと愛していれば、こんな事にはならなかった!」と怒鳴られていたけど、健流の弟も家を出たきり梨の礫という事で、メンタルが壊れているのかも。
ドラマが提示した事件についての謎のままだった事柄はほぼ回収されたと言って良く、ストレスが残らない最終回だった。
DV夫の深雪殺害で、灰川は事情聴取をどう切り抜けたのかとか、灰川はどうやって屋敷を手に入れ、生活費や維持費はどう工面していたのかとか、中々到着しない警察とか…、このドラマにもご都合主義は散見されたけど、独特の世界観に惹き付けられて観ていると、そんなには気にならない物なのだなと思った。
世界観を牽引し、存在感がミステリーそのものだった花音役の吉川愛に拍手を!
脚本=橋本夏 演出=内藤瑛亮
>> 476
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」10話まで終了。
【ついに政治家を操る者の正体発覚!?】
相関図のヘルパーの位置(…
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」全11話終了。
【全ての謎が明らかに!道上vs操る者!】
ヒトラーとハヌッセンの関係をベースに、自分というものが無い清家は常に誰かに利用され操られているという仮説を立てた道上は、結局はその仮説に縛られ清家という人間の本質を見誤っていた。
但し清家曰く、道上は清家を見極めようとはするが操ろうとはしない、だから政策ブレーンとして側に居て欲しかったと。
自分のアイディアがそのままどんどん採用され、清家の政策として国民に発信される快感。道上も危うく清家沼にハマるところだったが、それをジャーナリストの本分に引き戻してくれたのは先輩の山中と、学校のゴミ問題の解決に純粋な正義感を発揮していた息子の勇気だった。
母親に支配され続け中身が育たないまま大きくなってしまった清家。自分が無い、自分が何をしたいのかも分からない、だからといって利用され見くびられる事は許せない。
だから体の関係を持った母親と鈴木、武智と関係を持ち裏切っていた亜里沙を許さず、最大のダメージを与える時期にそれぞれとの縁を切った。
“清家を操る人”では見誤った道上だけど、清家の本質は孤独で誰かの助けを求めている人という道上の分析は、当たっているのかもしれない。
筋立ては面白かったけど、説明台詞の応酬に頼った作り方は、最後迄好きになれなかったな。
脚本=神田優 演出=岩田和行
【2024夏ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「西園寺さんは家事をしない」9話まで終了。
【グランピング…それは恋と涙と別れの舞台】
紆余曲折の末に、お互いに相手への好きという感情を自覚した西園寺さんと楠見くん。それなのに…いやだからなのか、楠見に「この家から出て行ってほしい」と告げる西園寺さん。ひょっとしてルカちゃんのあのパワーワードを守ろうとしてる?
脚本=宮本武史 演出=渡部篤史
「あの子の子ども」10話まで終了。
【学校に妊娠を告げる時】
産んで自分達で育てたいという方向に気持ちが固まって来た福と宝。夫と駆け引きをしてまで福の気持ちを優先、大切にしてくれる福の母。そして宝は自分の母親に告げる。「俺を福から逃げないヤツに育ててくれてありがとう」こんな事言われたらもうねえ。
脚本=蛭田直美 演出=アベラヒデノブ
「さっちゃん、僕は。」全12話終了。
【クズの末路】
確かに京介のやった事はクズだけど、自分から誘った訳では無く、偶々隣に傍迷惑な夫婦の美人妻が住んでて、向こうから誘って来たのだから、これは貰い事故みたいな物でしょ。但し早智に対しては手紙を無視する冷たさも含めて、酷い仕打ちをしたのだから突き放されて当然。最後、国木田家は子供が出来たのに、広い家からあんな手狭なマンションに引越してたって事?ワケワカメ。
脚本=今西祐子 演出=熊坂出
- << 489 【2024夏ドラマ】 「西園寺さんは家事をしない」全11話終了。 【全員幸せになる方法、きっとあるよね】 離れ離れに暮らしても偽家族は続くという西園寺の嘘を敏感に察知していたルカ。 怒りの家出(横井のお供付き)の行き先は、家事代行が内定している“恐山さん”の家。迎えに行った西園寺さんと楠見パパ。川口と顔を合わせた西園寺さんは「お母さん!」やっぱりね。 ここからドラマは“家族を捨てた母親の話”に移り、一通り話を聞いた西園寺さんが捨てられた娘の言い分を母親にぶつけ、最後は母親の事情も理解した西園寺さんが許し、4人で母親の手料理(ヨコイとレスQのコラボレシピ)を食べるという展開に。 母親も反省していたけど、西園寺さんは大学生になっていたのだから、きちんと気持ちを説明すれば理解出来たと思うし、38歳迄引き摺る事も無かったと思うのね。 自分の家庭は喪失したけど、幸せな家族への憧れはずっと有って、それがアクスタの自分も混ざっているシルバニアファミリー。 色々有ったけど母親と和解し、楠見父娘と「ただ好きな人と安心して食べて眠って暮らしたい、それだけ」という関係になれた事で、シルバニアファミリーという偽家族から卒業出来た西園寺さんは、エリサに呼ばれて楠見父娘、リキとアメリカ暮らしを始める様だ。 登場人物もストーリーも、可愛らしいドラマだったな。 脚本=宮本武史 演出=竹村謙太郎
>> 474
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」9話まで終了。
【恋の三角関係ついに終焉!?患者家族からカスハラで困惑】
まさかの時間軸…
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」10話まで終了。
【未知のウイルスの脅威!タイムリミットは発熱後の5日間】
日本の医師免許を取得し、かちどき医療センターで前期研修をスタートさせたヨウコが、新型ウイルスのルミナ禍にどうやってまごころ病院に戻るのかと思ったら…。
罹患した息子に会えない母親の為に、担当外なのにルミナ病室に入ってリモート面会をさせてあげた行為のペナルティーで、(名目上)2週間の出禁になったのでまごころに戻れたという設定が上手かった。短い時間にまとめたエピソード中に、未知のウイルスと情報誤認の怖さ、コロナ禍の経験を生かしたヨウコの患者と家族を想う機転、コロナ初期と同じく治療法が無ければ人はあっけなく亡くなるという事実と虚しさ等が描かれて、あの頃の何とも言えない恐怖が蘇った。
日本人の悪い癖[喉元過ぎれば熱さを忘れる]になってやしないか?というクドカンからの戒め、しかと受け止めた。
情報誤認から外国人排斥運動が起き、事務所が破壊されNPO活動が出来ず、危険なので解散を強いられた舞の怒りと虚無も切なかった。いくら言ってもパパ活や立ちん坊をやめない女達も、蜘蛛の子を散らす様に居なくなった。「人間の言う事は聞かないのにウイルスの言う事は聞くのかよ!」
次が最終回。クドカンがどうまとめるのか、しかと見届けよう。
脚本=宮藤官九郎 演出=澤田鎌作
- << 484 【2024夏ドラマ】 「新宿野戦病院」全11話終了。 【新種ウイルスの終焉!ヨウコと啓介が逮捕!?】 どんな患者も平等に扱う“俺達の赤ひげ先生”と言えども、やっぱりヨウコの無免許診療問題は、有耶無耶では終わらせなかったね。荒井医師(ともさかりえ)が言った様に、緊急事態の1回きりの治療とかなら問題は無かったのかもだけど(無資格では無いので)、日常的に勤務してたからねえ。 バレる発端がNOT ALONEを失い、“女王様の副業”迄ネットで拡散されて、ボロボロだった舞の“……無免許らしいよ、知らんけど”というポストだったというのがイマドキで…。目指す方向性は同じだったのに、ルミナ禍で自分は全てを失い、ヨウコはメディアに注目され、医師としての意見をどんどん述べている、その違いへの嫉妬。舞の様な人格者と思われている人でも、簡単に“指が滑って”しまうのがネット社会。直ぐに正気を取り戻して消しても後の祭りで、あっという間に拡散する世界。 舞を責めずに「悪いのはイーロン・マスクじゃ」には爆笑。 逮捕はされたけど、2年後には国境なき医師団の一員として中東の野戦病院に居たヨウコ。同僚の外国人達をしっかりペヤングの虜にさせてた(笑) 最初は混沌とし過ぎてどうなるかと思ったけど、終わってみればクドカン風医療ドラマにすっかり心を掴まれてたな。ヨウコ、もんげー最高! 脚本=宮藤官九郎 演出=河毛俊作
>> 470
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」8話まで終了。
【実の父との再会…俺だって悲しいのに】
夏の実父(溝江元春=田中哲司)、…
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」9話まで終了。
【夏くんの恋人へ】
目黒蓮の体調不良で撮影が間に合わず、一週お休みになってしまったのが残念(前回の話の記憶が薄れてしまっているから。特にこういう内容なら続けて観たかったな)。
前回から描かれていた弥生の疎外感。あの時の津野の「あの人、水季水季って…」の台詞が今回に繋がっていたし。
ずっと水季呼びの夏には私もずっと違和感が。例えば少なくとも海に水季の事を聞いたり話したりする時は、ママって言わない?普通は。何で海にまで“恋人だった自分”を押し通すのかなって。ああいうのが弥生にはボディーブローの様に効いていたというのは有ったと思う。
弥生の「私が頑張ったせいで(夏を)頑張らせちゃった」は、当初は海のお母さんになる事で中絶の後悔を上書きしたいという思いが強く、夏の尻を叩いた面も有ったからよね。
以前の産婦人科のノートへの弥生の書き込みの言葉の一部も、あれで産むと決めた水季の、「夏くんの恋人へ」という手紙の中の言葉として弥生に還って来た。海の母親になるかは“自分で決めて下さい。どちらを選択してもそれはあなたの幸せの為です”
水季がいつもそこに居る様な疎外感が辛い弥生は「月岡くんと二人でいたかった」と本音を口に出し別れを選択した。
二人が出会い恋人になる迄が冒頭に描かれていて、より切なさが増した。
脚本=生方美久 演出=高野舞
- << 483 【2024夏ドラマ】 「海のはじまり」10話まで終了。 【居なくならないで…ずっと一緒にいたい】 今回は海を引き取り二人暮らしをするかどうかの話。 どうも頭でっかちで子育ての現実感に乏しい夏に対して…。 「自覚とか責任とかそんなんで子供育たないよ」by夏の会社の先輩 「一人は無理よ、お母さん知ってる、無理」by夏の母 海が全部大人の都合に合わせなきゃいけないのは違うのではと、転校しなくても良い様に転職も考えている夏に…。 「仕事は生活に繋がるよ。(中略)大事な物を優先させる為には必要な事だよ」by弥生 夏の先輩は、転職と子育てで親がボロボロになったら、子供には二次災害だよって的確なアドバイスもしてたな。 結局、生活に自信が持てなくなる転職はしないから転校して欲しいけど、転校出来ないなら一緒には暮らせない、「だから選んで」と海に決めさせた夏。 ママの存在をあちこちに感じる事の出来る、大切な今の生活環境よりも、“毎日会えるから”という理由で、転校して夏との二人暮らしをする事を選ぶ海。 思い出は有るけど実体としては存在しない母よりも、不器用だけど自分の事を第一に思って愛してくれる、実体の有る自分だけの父親が、今の海ちゃんには必要なんだなって思うと切ないし、不必要に一人で頑張り過ぎて、検診を疎かにした水季の罪は重いなあって思ってしまう。 脚本=生方美久 演出=山岸一行
>> 473
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」8話まで終了。
【過去と現在を繋ぐ謎…謎めく新犯人の存在…】
まだ確定では無いけ…
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」9話まで終了。
【誰も知らない真実…紐解かれていく謎と秘密】
顔に傷男は花音の養護施設時代の仲間で、2才上の瀬川涼と判明(やっとクレジットに笠松将の名が!)。健流の母親役にハセキョーが出た時に、これはこの先何か有るなと想像出来た様に、以前に少しだけ出た花音の施設時代の先生役が中山忍で、えっ?出番これだけの為に?って思ったので、あの時に“また出て来るとしたら?”って想像すれば、顔に傷男と花音の関係も予想出来てたのになあ…。
花音はいつ涼兄ちゃんだと気付いたのだろう。2017年の灰川邸で男が襲って来た時は応戦して(しかも火傷痕の有る男に火を浴びせて)いたので、知らなかった筈。
でも2024年の今回、冴木を襲って来た時は男に向かってまず「ダメッ!」って叫んだ、これは明らかに涼だと分かってるよね。
2024年のマヤ殺しと優磨殺し(今は未遂)は、健流が殺された?と知った母親・陽子の復讐っぽいのだが、残された謎は健流の死因。恐らくそれが書かれていた灰川日記の1ページを花音は悟に渡し、悟は森記者に渡した模様。
全部終わらせると、灰川邸に陽子を呼び出した花音は、自分を殺させて逮捕させるつもり?冴木や五味達が駆け付けて未然に防ぐとは思うけど。
健流が殺されたのは健流自身に原因が有ったからだよね、多分。
脚本=橋本夏 演出=二宮崇
- << 482 【2024夏ドラマ】 「降り積もれ孤独な死よ」全10話終了。 【降り積もる謎の先に…辿り着いた終幕… 】 マヤ殺し・優磨殺し(では無くて、陽子が訪ねて来て優磨が逃げ出し道路に飛び出した)は、健流母の陽子の復讐かと思ったが、マヤが健流の死(花音の首を絞めた健流にマヤが背中に裁ち鋏を刺し、今度はマヤを襲って来た健流を突き飛ばしたら空瓶に足を取られて背中から落ち、ハサミが深く刺さって絶命)の真相を全て陽子に話した事で、何処かで生きていると信じる事が出来なくなった、何で隠し続けてくれなかったのか!というのが動機で…凄い話。 涼に「この女が息子をちゃんと愛していれば、こんな事にはならなかった!」と怒鳴られていたけど、健流の弟も家を出たきり梨の礫という事で、メンタルが壊れているのかも。 ドラマが提示した事件についての謎のままだった事柄はほぼ回収されたと言って良く、ストレスが残らない最終回だった。 DV夫の深雪殺害で、灰川は事情聴取をどう切り抜けたのかとか、灰川はどうやって屋敷を手に入れ、生活費や維持費はどう工面していたのかとか、中々到着しない警察とか…、このドラマにもご都合主義は散見されたけど、独特の世界観に惹き付けられて観ていると、そんなには気にならない物なのだなと思った。 世界観を牽引し、存在感がミステリーそのものだった花音役の吉川愛に拍手を! 脚本=橋本夏 演出=内藤瑛亮
>> 472
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」9話まで終了。
【政治家母の陰謀を暴け!復讐の意味に迫る】
やはり道上父を事故死に…
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」10話まで終了。
【ついに政治家を操る者の正体発覚!?】
相関図のヘルパーの位置(わざと?ミス?)で予想は出来ていたから衝撃は無く、寧ろいくら整形したとはいえ、田辺桃子→和田光沙の変貌具合は苦しく、また和田光沙の正面の顔写真1枚を見ただけで、娘の亜里沙だと気付く実母、それで確証を得る道上という流れも苦しかったなと。
細かい指摘をすると、和田さんは田辺さんに寄せて演じてはいたのだけど、決定的な違いは声なのよね。田辺さんのあの若干鼻に掛かる独特の発声は、持って生まれた物だから流石に真似は出来ない。あと人は年を取ると声が低くなる傾向が有るけど、和田さんの声は寧ろ田辺さんより高くなっていたので、そこにも違和感が。
構図としては亜里沙が清家を操り、代議士当選と共に浩子と縁を切らせ、自分は失踪を装って鈴木を清家の側に置かせ、裏では変わらずに清家を操っていたつもりだったけど、3年前に突然自分も清家から捨てられたと。
もうこれは清家自身が自我を確立させて、操られる事を拒否したのだとしか思えない。
そして今度は道上にブレーンになる事を持ち掛ける清家。
その心は…道上なら政策上の意見はどんどん出してくれるけど、人を操ろうなんて事はしない筈だから…かな?
次が最終回。道上は浩子から託された盗聴テープを世に出すや否や?
脚本=神田優 演出=城宝秀則
- << 481 【2024夏ドラマ】 「笑うマトリョーシカ」全11話終了。 【全ての謎が明らかに!道上vs操る者!】 ヒトラーとハヌッセンの関係をベースに、自分というものが無い清家は常に誰かに利用され操られているという仮説を立てた道上は、結局はその仮説に縛られ清家という人間の本質を見誤っていた。 但し清家曰く、道上は清家を見極めようとはするが操ろうとはしない、だから政策ブレーンとして側に居て欲しかったと。 自分のアイディアがそのままどんどん採用され、清家の政策として国民に発信される快感。道上も危うく清家沼にハマるところだったが、それをジャーナリストの本分に引き戻してくれたのは先輩の山中と、学校のゴミ問題の解決に純粋な正義感を発揮していた息子の勇気だった。 母親に支配され続け中身が育たないまま大きくなってしまった清家。自分が無い、自分が何をしたいのかも分からない、だからといって利用され見くびられる事は許せない。 だから体の関係を持った母親と鈴木、武智と関係を持ち裏切っていた亜里沙を許さず、最大のダメージを与える時期にそれぞれとの縁を切った。 “清家を操る人”では見誤った道上だけど、清家の本質は孤独で誰かの助けを求めている人という道上の分析は、当たっているのかもしれない。 筋立ては面白かったけど、説明台詞の応酬に頼った作り方は、最後迄好きになれなかったな。 脚本=神田優 演出=岩田和行
【2024夏ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「あの子の子ども」9話まで終了。
【父が緊急帰国!波乱の家族会議】
前回は宝の母の考え、今回は福の父の考えがクローズアップされて、それぞれに頷ける部分も有ったけど、両者共にそれぞれの子供の考えは全く聞かずに、現実社会に生きる大人としての判断が取り敢えず正しいと、だからとにかく従ってと押し付けてるのが少し残念。それは説得じゃないよね。
宝の言葉(箱根駅伝は)「俺の夢じゃない」は結構衝撃。母親はもっと衝撃を受けていたよね。
脚本=蛭田直美 演出=山浦未陽
「さっちゃん、僕は。」11話まで終了。
【失った代償】
前回の夫の部下と紫乃との会話で、そういう事なのかなと想像はしていたけど、腹の探り合いだけで本音をぶつけ合わなかった国木田夫妻の疑心暗鬼。犠牲になった早智がただただ不憫で。
慰謝料は私が払うと言う紫乃。それを拒否し「犯した罪は償わないと」と京介。「それならせめて早智さんに謝らせて」イヤイヤイヤずれてるよ紫乃。
脚本=今西祐子 演出=熊坂出
「スカイキャッスル」6話まで終了。
【夫に隠し子!?セレブに最大危機】
未久(田牧そら)の復讐が始まったけど、田牧そらに演技力が有るのと、脚本が下品にならないギリギリの線を突いているので継続視聴中。
あの髪の毛、予め真珠の髪を仕込んでいたとかは…無いのかな。
脚本=橋本裕志 演出=星野和成
>> 471
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」8話まで終了。
【アイドルのストーカー騒動!爆破事件に発展!?犯人は…】
まず初登場の、…
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」9話まで終了。
【恋の三角関係ついに終焉!?患者家族からカスハラで困惑】
まさかの時間軸を2025年に飛ばした!
新たなウイルスによるパンデミックが起こる世界に。
日本の医師免許を取ったヨウコは、一時帰国しようとしたが、アメリカはロックダウンで帰れず、日本人の国内発症第一号患者の事は直ぐにニュースに。
これはあのコロナ禍を沈静化させた事で、もう大丈夫と日本国中慢心してやいませんか?という、クドカンからの問い掛けなのだろうなと感じた。
我々は経験が有るのだから「今度は正しく怖がらないと」と啓介は自分を戒めていたけど。
予告では「外国人は国に帰れ」「ルミナウイルスを日本に持ち込むな」等々の、過去に何も学んでいない外国人排斥運動も起こる様で、“実際に有り得そう”と思えてしまうのが悲しい。
多国籍人の住む混沌とした街の病院の話だから、野戦病院というタイトルにしたのかと思っていたら、再びの新型ウイルスとの戦いを強いられる医療従事者達という意味も込められていたのね。
院長の提案で、カンファレンスという形でそれぞれの当直時の患者の話をして、お互いの理解を深め合うシーンも良かったし、冒頭の、言い方を変えながらの「ええー」という台詞の繰り返しだけで、状況を想像させる濱田岳の一人芝居も絶品だった。
脚本=宮藤官九郎 演出=野田悠介
- << 479 【2024夏ドラマ】 「新宿野戦病院」10話まで終了。 【未知のウイルスの脅威!タイムリミットは発熱後の5日間】 日本の医師免許を取得し、かちどき医療センターで前期研修をスタートさせたヨウコが、新型ウイルスのルミナ禍にどうやってまごころ病院に戻るのかと思ったら…。 罹患した息子に会えない母親の為に、担当外なのにルミナ病室に入ってリモート面会をさせてあげた行為のペナルティーで、(名目上)2週間の出禁になったのでまごころに戻れたという設定が上手かった。短い時間にまとめたエピソード中に、未知のウイルスと情報誤認の怖さ、コロナ禍の経験を生かしたヨウコの患者と家族を想う機転、コロナ初期と同じく治療法が無ければ人はあっけなく亡くなるという事実と虚しさ等が描かれて、あの頃の何とも言えない恐怖が蘇った。 日本人の悪い癖[喉元過ぎれば熱さを忘れる]になってやしないか?というクドカンからの戒め、しかと受け止めた。 情報誤認から外国人排斥運動が起き、事務所が破壊されNPO活動が出来ず、危険なので解散を強いられた舞の怒りと虚無も切なかった。いくら言ってもパパ活や立ちん坊をやめない女達も、蜘蛛の子を散らす様に居なくなった。「人間の言う事は聞かないのにウイルスの言う事は聞くのかよ!」 次が最終回。クドカンがどうまとめるのか、しかと見届けよう。 脚本=宮藤官九郎 演出=澤田鎌作
>> 469
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」7話まで終了。
【新事件で新たな犠牲者…新たな謎の始まり…】
2017年の幕引き…
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」8話まで終了。
【過去と現在を繋ぐ謎…謎めく新犯人の存在…】
まだ確定では無いけど、少なくとも美久ちゃんの件に関しては花音は助ける側の人で、灰川の行いを引き継ぎたいと思って行動していた事が分かりホッとした。
ただ五味が言う様に、花音には死が纏わり付いている様に見えるのも確かなので、全てがシロとも言い切れない危うさが有り、それがこのドラマの魅力にもなっている。
顔に傷男はまだ謎なんだけど(健流ではない)、冴木に襲い掛かり「花音!逃げろ!」と叫んで、実際花音は逃げたので、少なくとも現時点では花音と面識や何かの関係が有る人なのかなと。小出しの出し方は上手いな。
ドラマのオリジナルキャラクターとして記者の森を介在させ、2017年の事件から2024年現在の新たな事件へと繋いだ構成は良かったのだが、森の口から語られる彼女の“薄い過去”は要らなかったな。その設定だけ、このドラマの世界観から浮いてしまっている。
冴木から何でそんなに必死になれるのかを聞かれて、例えば「過去に取り返しのつかない事をしてしまった事があるから…ですよ。やれる事は全部やっておきたい」って答えるだけで、冴木には十分伝わると思う。大人の事情で山下美月の見せ場を作る必要が有ったのかもだけど、残念ながら浮いて逆効果になってた。
脚本=橋本夏 演出=二宮崇
- << 477 【2024夏ドラマ】 「降り積もれ孤独な死よ」9話まで終了。 【誰も知らない真実…紐解かれていく謎と秘密】 顔に傷男は花音の養護施設時代の仲間で、2才上の瀬川涼と判明(やっとクレジットに笠松将の名が!)。健流の母親役にハセキョーが出た時に、これはこの先何か有るなと想像出来た様に、以前に少しだけ出た花音の施設時代の先生役が中山忍で、えっ?出番これだけの為に?って思ったので、あの時に“また出て来るとしたら?”って想像すれば、顔に傷男と花音の関係も予想出来てたのになあ…。 花音はいつ涼兄ちゃんだと気付いたのだろう。2017年の灰川邸で男が襲って来た時は応戦して(しかも火傷痕の有る男に火を浴びせて)いたので、知らなかった筈。 でも2024年の今回、冴木を襲って来た時は男に向かってまず「ダメッ!」って叫んだ、これは明らかに涼だと分かってるよね。 2024年のマヤ殺しと優磨殺し(今は未遂)は、健流が殺された?と知った母親・陽子の復讐っぽいのだが、残された謎は健流の死因。恐らくそれが書かれていた灰川日記の1ページを花音は悟に渡し、悟は森記者に渡した模様。 全部終わらせると、灰川邸に陽子を呼び出した花音は、自分を殺させて逮捕させるつもり?冴木や五味達が駆け付けて未然に防ぐとは思うけど。 健流が殺されたのは健流自身に原因が有ったからだよね、多分。 脚本=橋本夏 演出=二宮崇
>> 465
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」8話まで終了。
【記者vs政治家母!知られざる親子の秘密】
うーん、話が進まない。…
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」9話まで終了。
【政治家母の陰謀を暴け!復讐の意味に迫る】
やはり道上父を事故死に見せかけて殺す様に指示したのは、BG株事件を掘り起こされたくない諸橋外相だった(愛媛で道上をつけ回し車で脅したのも諸橋の手下)。都合が悪くなると、汚れ仕事をやらせていた富樫とその手下の村井も始末させたけど、村井だけ命をとりとめ、警察の聴取に諸橋の指示で動いていたと供述、諸橋は失脚した。
今回はまた愛南町に押し掛けた道上に対して、「よく調べたわね」とそのご褒美なのか、自分の人生を話して聞かせる浩子(長い独白だったけど、何か達観した様な感じを漂わせていて、この浩子には野心の様な物は感じ取れなかった)。清家嘉和の事故死に浩子は関わっていない。でもDVを受けていて一度だけ和田島に相談したから、和田島が手を回したのかもと。そして、ハヌッセン論文については浩子は無関係だと(これは本当みたい)。
道上は肝心な所には辿り着けていないと指摘した浩子。
これは清家はもう浩子のコントロール下にはないという事なのかな。であるなら今のハヌッセンは誰なのか?(もう清家自身の様な気もするのだが)
気になるのは小松のヘルパー田所で、相関図では何故か亜里沙の真上に居るのよね。もしかしてってヤツ?
脚本=いずみ吉紘 演出=岩田和行
- << 476 【2024夏ドラマ】 「笑うマトリョーシカ」10話まで終了。 【ついに政治家を操る者の正体発覚!?】 相関図のヘルパーの位置(わざと?ミス?)で予想は出来ていたから衝撃は無く、寧ろいくら整形したとはいえ、田辺桃子→和田光沙の変貌具合は苦しく、また和田光沙の正面の顔写真1枚を見ただけで、娘の亜里沙だと気付く実母、それで確証を得る道上という流れも苦しかったなと。 細かい指摘をすると、和田さんは田辺さんに寄せて演じてはいたのだけど、決定的な違いは声なのよね。田辺さんのあの若干鼻に掛かる独特の発声は、持って生まれた物だから流石に真似は出来ない。あと人は年を取ると声が低くなる傾向が有るけど、和田さんの声は寧ろ田辺さんより高くなっていたので、そこにも違和感が。 構図としては亜里沙が清家を操り、代議士当選と共に浩子と縁を切らせ、自分は失踪を装って鈴木を清家の側に置かせ、裏では変わらずに清家を操っていたつもりだったけど、3年前に突然自分も清家から捨てられたと。 もうこれは清家自身が自我を確立させて、操られる事を拒否したのだとしか思えない。 そして今度は道上にブレーンになる事を持ち掛ける清家。 その心は…道上なら政策上の意見はどんどん出してくれるけど、人を操ろうなんて事はしない筈だから…かな? 次が最終回。道上は浩子から託された盗聴テープを世に出すや否や? 脚本=神田優 演出=城宝秀則
>> 464
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」7話まで終了。
【堀井しのぶの人生と母親への想い!】
前回ラストのしのぶの男装とぶっきら…
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」8話まで終了。
【アイドルのストーカー騒動!爆破事件に発展!?犯人は…】
まず初登場の、呼吸器内科医なのに小遣い月に2万の“白木の旦那”のあれこれで笑わせて、その旦那が内緒で通い詰めていたコンカフェの人気No.1かえでが、客の男にストーカーをされているとNOT ALONEに相談、同席していた岡本が客として店に行って、そのストーカー客の後藤に諭す様に警告、でも法的根拠が無いので舞が望む様な拘束は出来ず、何か不穏な空気が漂い始めたと思ったら、いきなりのコンカフェが入る雑居ビルで爆破音からの火災。
ここからはまごころ病院に負傷者がどんどん運び込まれトリアージ。容疑者と思われる後藤も大火傷。コンカフェ店長は犯人より先に他の人を診ろ!ヨウコは例によって命は平等、重傷者から優先を崩さないという、これ迄で一番のシリアス展開。
岡本は捕まえておけば…と後悔するが、その後の舞とICUに居るかえでの筆談で、後藤は心を入れ替えていて犯人ではないと分かるという意外な展開。
真犯人も重傷だったが、いわゆる“無敵な人”という、リアルで虚しい結末。
それでもこの修羅場を経た亨は、以前、舞に聞かれた社会は平等か?について「答えは社会は平等じゃねえけど、命は平等だから虚しくねえ、だな」とヨウコに言うのだった。彼女は寝落ちしてたけどw
脚本=宮藤官九郎 演出=河毛俊作
- << 474 【2024夏ドラマ】 「新宿野戦病院」9話まで終了。 【恋の三角関係ついに終焉!?患者家族からカスハラで困惑】 まさかの時間軸を2025年に飛ばした! 新たなウイルスによるパンデミックが起こる世界に。 日本の医師免許を取ったヨウコは、一時帰国しようとしたが、アメリカはロックダウンで帰れず、日本人の国内発症第一号患者の事は直ぐにニュースに。 これはあのコロナ禍を沈静化させた事で、もう大丈夫と日本国中慢心してやいませんか?という、クドカンからの問い掛けなのだろうなと感じた。 我々は経験が有るのだから「今度は正しく怖がらないと」と啓介は自分を戒めていたけど。 予告では「外国人は国に帰れ」「ルミナウイルスを日本に持ち込むな」等々の、過去に何も学んでいない外国人排斥運動も起こる様で、“実際に有り得そう”と思えてしまうのが悲しい。 多国籍人の住む混沌とした街の病院の話だから、野戦病院というタイトルにしたのかと思っていたら、再びの新型ウイルスとの戦いを強いられる医療従事者達という意味も込められていたのね。 院長の提案で、カンファレンスという形でそれぞれの当直時の患者の話をして、お互いの理解を深め合うシーンも良かったし、冒頭の、言い方を変えながらの「ええー」という台詞の繰り返しだけで、状況を想像させる濱田岳の一人芝居も絶品だった。 脚本=宮藤官九郎 演出=野田悠介
>> 463
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」7話まで終了。
【いちばん近くで支えてくれた人】
今回、大体こんな感じたったんだろうなと…
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」8話まで終了。
【実の父との再会…俺だって悲しいのに】
夏の実父(溝江元春=田中哲司)、人を小馬鹿にした様な話し方でペラペラ喋る所は夏と真逆だけど、肝心な所で言葉足らずなのは夏と一緒。
しかし何で夏は海を同行させたのかね。ゆき子は反対しなかったのかしら(大和が来たって事は月岡家は皆知ってたって事よね?)。ああいう話し方で人を傷付ける男ってゆき子が一番分かってる筈なのに。
前回の津野に対する朱音の「(遺品に)触らないで!家族でやりますから」も、相当の言葉足らずで酷かったけど、今回の(逆上がりに海のネックレスは危ないから外そうとした)弥生に対する夏の怒気を含んだ「やめて!」も、それは無いだろうという位言葉足らずで酷かった。その意味では朱音と夏も似た者同士なのかも。(咄嗟でもやめて!じゃなくて、ごめん!ってまず言えば、弥生の手は止まるのになあ)
それだけじゃなくて、夏のやる事、言う事が、ちょいちょい弥生の心の深部をえぐっている様に感じる。夏に悪気は無くて、海に誠実であろうとしているだけなのが分かっているから、弥生もそういう夏に誠実でいたい。だから本音は言えない、言わない。でも辛そう。
弥生にとって、そんな不安定な気持ちを吐き出せるのが津野という流れは、中々面白い。
脚本=生方美久 演出=風間太樹
- << 478 【2024夏ドラマ】 「海のはじまり」9話まで終了。 【夏くんの恋人へ】 目黒蓮の体調不良で撮影が間に合わず、一週お休みになってしまったのが残念(前回の話の記憶が薄れてしまっているから。特にこういう内容なら続けて観たかったな)。 前回から描かれていた弥生の疎外感。あの時の津野の「あの人、水季水季って…」の台詞が今回に繋がっていたし。 ずっと水季呼びの夏には私もずっと違和感が。例えば少なくとも海に水季の事を聞いたり話したりする時は、ママって言わない?普通は。何で海にまで“恋人だった自分”を押し通すのかなって。ああいうのが弥生にはボディーブローの様に効いていたというのは有ったと思う。 弥生の「私が頑張ったせいで(夏を)頑張らせちゃった」は、当初は海のお母さんになる事で中絶の後悔を上書きしたいという思いが強く、夏の尻を叩いた面も有ったからよね。 以前の産婦人科のノートへの弥生の書き込みの言葉の一部も、あれで産むと決めた水季の、「夏くんの恋人へ」という手紙の中の言葉として弥生に還って来た。海の母親になるかは“自分で決めて下さい。どちらを選択してもそれはあなたの幸せの為です” 水季がいつもそこに居る様な疎外感が辛い弥生は「月岡くんと二人でいたかった」と本音を口に出し別れを選択した。 二人が出会い恋人になる迄が冒頭に描かれていて、より切なさが増した。 脚本=生方美久 演出=高野舞
>> 462
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」6話まで終了。
【真犯人の驚愕過去…父と子に訪れた悲劇…】
ジュンを深雪(小島藤…
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」7話まで終了。
【新事件で新たな犠牲者…新たな謎の始まり…】
2017年の幕引きはほぼ予想通りだった。
タコ殴りされながらも隙を見て冴木の銃を奪い、嬉々として冴木を撃とうとする鈴木。咄嗟に間に入り自分が撃たれて死ぬ蒼佑。日記を読んだ花音から、父は貴方を愛していたと言われても理解出来ていなかった鈴木は、目の前で兄を助けて死んだ蒼佑の、理屈では無い咄嗟の行動を見て、もしかしたら初めて無償の愛というものを実感し、打ちのめされて、灰川の自分への無償の愛も実感したのではないだろうか。だから自分で自分を消すしかなかった。
親の愛を知らずに育った灰川が、無償の愛を実感したのは恐らく、深雪が息子のジュンを助ける為に、自分が犠牲になったのを目撃した時だと思われ、だから灰川は陰ながら息子を見守り愛する事が出来たし、虐待された他人の子に優しく出来た。
冴木も生前の蒼佑からの前向きな留守録の長いメッセージを聞いて、暴力衝動を抑える事が出来たのだから、あの時の蒼佑の行動を見ていた花音も、2024年の世界で、他人を傷付ける側ではなく、助けたり匿ったりしている側に居ると信じたい。
記者の森を介在させる事で、2017年の過去から現在の新たな事件へと、上手く繋いだなと思う。で、そろそろ“顔に傷男”の種明かしをして欲しいかな。
脚本=橋本夏 演出=内藤瑛亮
- << 473 【2024夏ドラマ】 「降り積もれ孤独な死よ」8話まで終了。 【過去と現在を繋ぐ謎…謎めく新犯人の存在…】 まだ確定では無いけど、少なくとも美久ちゃんの件に関しては花音は助ける側の人で、灰川の行いを引き継ぎたいと思って行動していた事が分かりホッとした。 ただ五味が言う様に、花音には死が纏わり付いている様に見えるのも確かなので、全てがシロとも言い切れない危うさが有り、それがこのドラマの魅力にもなっている。 顔に傷男はまだ謎なんだけど(健流ではない)、冴木に襲い掛かり「花音!逃げろ!」と叫んで、実際花音は逃げたので、少なくとも現時点では花音と面識や何かの関係が有る人なのかなと。小出しの出し方は上手いな。 ドラマのオリジナルキャラクターとして記者の森を介在させ、2017年の事件から2024年現在の新たな事件へと繋いだ構成は良かったのだが、森の口から語られる彼女の“薄い過去”は要らなかったな。その設定だけ、このドラマの世界観から浮いてしまっている。 冴木から何でそんなに必死になれるのかを聞かれて、例えば「過去に取り返しのつかない事をしてしまった事があるから…ですよ。やれる事は全部やっておきたい」って答えるだけで、冴木には十分伝わると思う。大人の事情で山下美月の見せ場を作る必要が有ったのかもだけど、残念ながら浮いて逆効果になってた。 脚本=橋本夏 演出=二宮崇
【2024夏ドラマ】〚感想は書いていないが視聴しているドラマ〛
深夜帯
「さっちゃん、僕は。」9話迄視聴済み。
大学生の京介が、隣に住む女性の誘いに乗って関係を持ったら、彼女は人妻で夫が盗撮をしていて、後から慰謝料を請求される。故郷に住む京介の彼女の早智が、大学1年なのに少女みたいな外見と中身なのがポイント。一度は京介の浮気を許すけど嫉妬は消せず別れを切り出し、自業自得とはいえ京介は踏んだり蹴ったり。←今ここ。人妻紫乃が何故京介を求めたのかがイマイチ分からないので消化不良。
「あの子のこども」7話迄視聴済み。
高2の春に避妊に失敗して妊娠。この先どうしたら良いのか真剣に話し合い、結論が出せないまま取り敢えずお互いに親に話す。どちらの母親も当然の様に中絶一択で話を進めるが、エコー写真を見てしまった福(桜田ひより)は、割り切れず決め切れない。相手の宝(細田佳央太)が誠実な子という設定なので観ていて救われる。
「ひだまりが聴こえる」7話迄視聴済み。
BL物みたいなのだが、その部分はまだ入口で、難聴の航平(中沢元紀)を自然に思いやり普通に接する太一(小林虎之介)、彼の影響で避けていた事にトライする様になる航平、この関係が心地良い青春ドラマとしてかなりいい仕上がり。
「錦糸町パラダイス」5話迄視聴済み。
5話時点ではまだ掴み所が無い。皆が過去と向き合い始めたら何かが分かるのかも。
【2024夏ドラマ】〚感想は書いていないが視聴しているドラマ〛
GP帯
「ビリオン✕スクール」6話迄視聴済み。
脚本の我人祥太氏は、テレ東の深夜ドラマでよく見掛けてはいたけど、多分GP帯で単独執筆するのは初めて、しかもオリジナルという事で期待はしていなかったのだけど、テーマもしっかりしているし、登場人物の設定もブレる事が無いので話に説得力が有り、おふざけとシリアスのバランスも良く観ていて飽きない。松田元太には芝居心が有るので、今後オファーが増えそう。
主演=山田涼介 脚本=我人祥太 演出=瑠東東一郎 他
「しょせん他人事ですから」4話迄視聴済み。
漫画原作だけど脚本が小峯裕之氏の単独執筆なので観てみたら、中島健人の役作りとしての独特な台詞回しが若干気にはなるけど、今益々酷くなっているネットトラブル専門の弁護士の話というのはタイムリーだし、勉強にもなるし観て損は無いドラマ。
主演=中島健人 脚本=小峯裕之 演出=本橋圭太 他
「スカイキャッスル」4話迄視聴済み。
話がサクサク進んで面白かったのだけど、もし子供(中3)の未久(田牧そら)が、主人公一家に復讐する話に移行して行くのなら何か嫌だなあ。そういうのは楽しめないからあまり観たくないので、作り方にもよるけど視聴離脱する可能性も有るかも。
主演=松下奈緒 脚本=橋本裕志 演出=田村直己 他
- << 485 【2024夏ドラマ】 「ビリオン×スクール」全11話終了。 【AI教師は本当の教師になれるのか】 初回を観た時は、こんなに泣かされるドラマになるとは夢にも思わなかった。 大財閥の跡取り息子・加賀美が、AI教師ティーチを完成させるべく生データ取りの為に、私立絵都学園高校の寄せ集めクラス0組に秘書と共に教師として潜入、金とIT技術に物を言わせて、普通ではない方法で生徒の諸問題を解決して行く、そういう楽しくもバカバカしいドラマなのかと思っていたら…。 2話でひめ香に対する壮絶なイジメが描かれ、加賀美は対処するもこの問題の根は深く一筋縄では行かない。このイジメ問題だけは一貫してシリアスに丁寧に描かれていて、最後の方で加害者側の事情も描かれ、改心して心からの謝罪をするのだが、それで大団円にするのではなく、頭では許そうとしても心がついて行かないひめ香の苦悩を描き、加賀美に「許さなくていい」被害者が苦しむ必要はないと言わせている。 大金持ちとか、実は小学校でイジメられていたとか、転落事故に遭い記憶喪失、脳の一部がAIとかの加賀美の設定は、一筋縄では行かないイジメ問題をドラマの核に据えたい脚本家が、“エンタメとしても成立させる為の装置”として考えたのかなと思う位、根はとても真面目で考えさせられるいいドラマだった。 脚本=我人祥太 チーフ演出=瑠東東一郎
【2024夏ドラマ】〚視聴離脱したドラマ〛
「青島くんはいじわる」3話迄で離脱した。
1、2話はまあまあだったのだけど、3話でもういいかなと。年の差カップルが惹かれ合うには、もう少し“芯”が欲しかったかな。
脚本=関えり香 演出=金井純一①②、藤澤浩和③
「嗤う淑女」初回のみで離脱した。
それなりの仕上がりにはなっていたけど、視聴を続けたくなる様な特に惹かれる部分は無かったので。
脚本=泉澤陽子 演出=松木創
「マウンテンドクター」4話迄で離脱した。
第2話は良かったけど、後はとにかく脚本に問題有りで。シリアスドラマなのにご都合主義が優先され、人間がしっかり描けてないのはどうなの?って話。
脚本=高橋悠也 演出=国本雅弘
「シュガードッグライフ」2話迄で離脱した。
BL物は大前提として設定に工夫が有る、主人公二人を演じる役者に魅力が有る、この二つが揃ってないと特に視聴を続けたいとは思わないので。
脚本=高橋幹子 演出=本田隆一
「マル秘の密子さん」5話迄で離脱した。
2話迄は面白かったのだけど、前回で密子の素性と目的(復讐)が明かされ、ドラマの質感がウエットになってしまった事、中身が有っての“寸止め”ならいいけど、うっすい中身で次回に引っ張る為の“寸止め”ばかりでは観る気も失せる。
脚本=丑尾健太郎⑤ 演出=伊藤彰記⑤
>> 461
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」7話まで終了。
【黒幕を暴け!記者が秘書と共に反撃開始!】
鈴木の記憶によると、清…
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」8話まで終了。
【記者vs政治家母!知られざる親子の秘密】
うーん、話が進まない。
道上は父親の不審死や、自分も愛媛で危ない目(多分BG株事件を掘り返されたくない人物からの警告)に遭っているのに、全く警戒心が無くて猪突猛進するのみだし、浩子に忠告されて、その場では息子の勇気に安全確認の電話をしたけど、帰京してからも意識は仕事第一で、勇気が巻き込まれない様にするにはどうすればいいか…みたいな思考は感じ取れないのよね。
だから観ていて苛々するし、勇気に何か有るのではと思わせる様な演出も含めて、ハラハラさせたかったのだろうけど、道上の母親としての危機感が感じられないから、ホント苛々するだけだった。
こんなのなら道上の母親としてのパートって要らなかったね。
浩子とその母親の過去を探る取材なんて、相手が40年も前の客の名前や口癖迄覚えていて、簡単に浩子のルーツは中国って割れてしまうし…(苦笑)
取材の部分こそもっと丁寧に描くべきなのではと思ってしまった。
冒頭の浩子が道上に言った「仕事もいいけど絆を強める為にも、子供の頃はなるべく側に居てあげなくては駄目よ」は、母親としての本音の忠告の様な気がして…。何か浩子黒幕説は違うのかなという気もして来た。
脚本=福田晶平 演出=小林義則
- << 472 【2024夏ドラマ】 「笑うマトリョーシカ」9話まで終了。 【政治家母の陰謀を暴け!復讐の意味に迫る】 やはり道上父を事故死に見せかけて殺す様に指示したのは、BG株事件を掘り起こされたくない諸橋外相だった(愛媛で道上をつけ回し車で脅したのも諸橋の手下)。都合が悪くなると、汚れ仕事をやらせていた富樫とその手下の村井も始末させたけど、村井だけ命をとりとめ、警察の聴取に諸橋の指示で動いていたと供述、諸橋は失脚した。 今回はまた愛南町に押し掛けた道上に対して、「よく調べたわね」とそのご褒美なのか、自分の人生を話して聞かせる浩子(長い独白だったけど、何か達観した様な感じを漂わせていて、この浩子には野心の様な物は感じ取れなかった)。清家嘉和の事故死に浩子は関わっていない。でもDVを受けていて一度だけ和田島に相談したから、和田島が手を回したのかもと。そして、ハヌッセン論文については浩子は無関係だと(これは本当みたい)。 道上は肝心な所には辿り着けていないと指摘した浩子。 これは清家はもう浩子のコントロール下にはないという事なのかな。であるなら今のハヌッセンは誰なのか?(もう清家自身の様な気もするのだが) 気になるのは小松のヘルパー田所で、相関図では何故か亜里沙の真上に居るのよね。もしかしてってヤツ? 脚本=いずみ吉紘 演出=岩田和行
>> 460
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」6話まで終了。
【大ヘルプ様登場!?体に異変が起こった啓三に愛の鞭!】
大ヘルプ様って何…
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」7話まで終了。
【堀井しのぶの人生と母親への想い!】
前回ラストのしのぶの男装とぶっきらぼうな口調は、母親の前では男の振りをしているのかなと思っていたのだが、その理由が泣けたな。母親は昔、しのぶの性同一性障害の告白を丸っと受け止めてくれていたけど、悲しいかな認知症の症状が出始めていて、夫が亡くなっている事を忘れてしまい、しのぶはワンマンな父親が嫌いだったけど母親は父親が大好きだったので、男の格好で父親の口調を真似て文句ばかりを言うと、夫に言われていると思う母親の表情も明るくなり喜ぶから、実家での男装を止められずにいた。
冒頭の独居老人の孤独死(でもまごころ病院の待合室にも顔見知りの老人は沢山いて孤独ではなかったと分かる)からの、しのぶの母親の認知症による自転車事故。看護師なのに母親の認知症は認めたくなくて、検査を先延ばしにしていたしのぶも、この事故で被害者も出してしまった事で、やっと踏ん切りが付く。
主人公以外のメンバーの深堀りでも、まごころ病院や病院のメンバーを自然に絡める事の出来る設定、展開にしてあると、観ていても自然に感情移入出来るし良かったなと思える。
結局ヨウコの無免許問題は、ヨウコが啓三の腫瘍を早期発見した事で有耶無耶になったのかな?(男のしのぶの助産師資格問題も有耶無耶なまま?)
脚本=宮藤官九郎 演出=清矢明子
- << 471 【2024夏ドラマ】 「新宿野戦病院」8話まで終了。 【アイドルのストーカー騒動!爆破事件に発展!?犯人は…】 まず初登場の、呼吸器内科医なのに小遣い月に2万の“白木の旦那”のあれこれで笑わせて、その旦那が内緒で通い詰めていたコンカフェの人気No.1かえでが、客の男にストーカーをされているとNOT ALONEに相談、同席していた岡本が客として店に行って、そのストーカー客の後藤に諭す様に警告、でも法的根拠が無いので舞が望む様な拘束は出来ず、何か不穏な空気が漂い始めたと思ったら、いきなりのコンカフェが入る雑居ビルで爆破音からの火災。 ここからはまごころ病院に負傷者がどんどん運び込まれトリアージ。容疑者と思われる後藤も大火傷。コンカフェ店長は犯人より先に他の人を診ろ!ヨウコは例によって命は平等、重傷者から優先を崩さないという、これ迄で一番のシリアス展開。 岡本は捕まえておけば…と後悔するが、その後の舞とICUに居るかえでの筆談で、後藤は心を入れ替えていて犯人ではないと分かるという意外な展開。 真犯人も重傷だったが、いわゆる“無敵な人”という、リアルで虚しい結末。 それでもこの修羅場を経た亨は、以前、舞に聞かれた社会は平等か?について「答えは社会は平等じゃねえけど、命は平等だから虚しくねえ、だな」とヨウコに言うのだった。彼女は寝落ちしてたけどw 脚本=宮藤官九郎 演出=河毛俊作
>> 458
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」6話まで終了。
【やっぱり産むことにした…出産を決めた本当の理由】
「海(ちゃん)のはじ…
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」7話まで終了。
【いちばん近くで支えてくれた人】
今回、大体こんな感じたったんだろうなと想像は出来るけど、ドラマとしては曖昧にされていた水季に対する津野の立ち位置が、はっきりと明かされた。
津野はやっぱり水季が…というか、海とセットの水季が好きだったのね。そして水季は、そんな津野の気持ちに気付いていながら線引はしていたけど、いよいよ時間のやりくりが厳しくなった時に“親には意地でも頼りたくなくて”、近くの他人である津野を頼った。
自分の気持ちをはっきりと言葉にする水季なので、脈が無い事は分かっていても、海の可愛さと水季の魅力には勝てず、世話を買って出る事で二人の側に居たかった。切ない話だけど、それでも津野はある意味幸せだったのよね、あの日々がずっと続いていたのなら。
それにしても何故水季があそこまで親の助けを拒否したのか、未だに理解出来ない。
津野の記憶では“勝手に産んだのだから親には頼れない”と水季は言っていた様なのだが…。
でも朱音の書いた母子手帳を「読んでごらん」と水季に渡したのは父親だし、母親は出産前位は帰ってくれば?と言ってくれていたのに、“なんてことは無い”風を装って、拒否し続けたのは水季自身だ。
もしもの時に娘を託せるのは親しかいないのに…。
脚本=生方美久 演出=ジョン・ウンヒ
- << 470 【2024夏ドラマ】 「海のはじまり」8話まで終了。 【実の父との再会…俺だって悲しいのに】 夏の実父(溝江元春=田中哲司)、人を小馬鹿にした様な話し方でペラペラ喋る所は夏と真逆だけど、肝心な所で言葉足らずなのは夏と一緒。 しかし何で夏は海を同行させたのかね。ゆき子は反対しなかったのかしら(大和が来たって事は月岡家は皆知ってたって事よね?)。ああいう話し方で人を傷付ける男ってゆき子が一番分かってる筈なのに。 前回の津野に対する朱音の「(遺品に)触らないで!家族でやりますから」も、相当の言葉足らずで酷かったけど、今回の(逆上がりに海のネックレスは危ないから外そうとした)弥生に対する夏の怒気を含んだ「やめて!」も、それは無いだろうという位言葉足らずで酷かった。その意味では朱音と夏も似た者同士なのかも。(咄嗟でもやめて!じゃなくて、ごめん!ってまず言えば、弥生の手は止まるのになあ) それだけじゃなくて、夏のやる事、言う事が、ちょいちょい弥生の心の深部をえぐっている様に感じる。夏に悪気は無くて、海に誠実であろうとしているだけなのが分かっているから、弥生もそういう夏に誠実でいたい。だから本音は言えない、言わない。でも辛そう。 弥生にとって、そんな不安定な気持ちを吐き出せるのが津野という流れは、中々面白い。 脚本=生方美久 演出=風間太樹
>> 457
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」5話まで終了。
【真犯人の正体が…実の子供の正体が…】
コンクリの階段から突き落…
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」6話まで終了。
【真犯人の驚愕過去…父と子に訪れた悲劇…】
ジュンを深雪(小島藤子)のDV夫に奪われてしまったのか?って前回書いたけど、そんな甘いものではなかった。そうだよね、所有物だと思っている妻が逃げて、捜したら別の男と暮らして子供まで産んでたのだから、DV夫が逆上したらああいう結果になるよね(現実のニュースで何度見て来た事か…)。
深雪は自分を犠牲にして灰川とジュンを逃し、灰川は(多分)ジュンの出自を分からなくして守る為に、養護施設の門扉の前に置いて去った。
それでも愛していたから、誕生日には毎年夜にそっと花を置いて来ていた。
ジュンはどんな人なのか知りたくて隠れて待ち伏せし、父ではないと言われたけど顔は目に焼き付け、似顔絵を書いて捜し、灰川邸に辿り着いたら「二度と来るな!」と突き飛ばされ、他人の子には優しくしているのにと、それまでの慕う気持ちが一気に憎悪に変わってしまったのね。
ラスト、冴木は鈴木の挑発をかわせずにタガが外れてしまった…。
鈴木の手錠を外してしまったからなあ。恐らく蒼佑が止めに入って、そのタイミングで鈴木が銃を奪い、蒼佑を撃って自分の事も撃つって感じかなあ。
殴る音だけを聞かせるラストって、凄い演出…。
脚本=橋本夏 演出=内藤瑛亮
- << 469 【2024夏ドラマ】 「降り積もれ孤独な死よ」7話まで終了。 【新事件で新たな犠牲者…新たな謎の始まり…】 2017年の幕引きはほぼ予想通りだった。 タコ殴りされながらも隙を見て冴木の銃を奪い、嬉々として冴木を撃とうとする鈴木。咄嗟に間に入り自分が撃たれて死ぬ蒼佑。日記を読んだ花音から、父は貴方を愛していたと言われても理解出来ていなかった鈴木は、目の前で兄を助けて死んだ蒼佑の、理屈では無い咄嗟の行動を見て、もしかしたら初めて無償の愛というものを実感し、打ちのめされて、灰川の自分への無償の愛も実感したのではないだろうか。だから自分で自分を消すしかなかった。 親の愛を知らずに育った灰川が、無償の愛を実感したのは恐らく、深雪が息子のジュンを助ける為に、自分が犠牲になったのを目撃した時だと思われ、だから灰川は陰ながら息子を見守り愛する事が出来たし、虐待された他人の子に優しく出来た。 冴木も生前の蒼佑からの前向きな留守録の長いメッセージを聞いて、暴力衝動を抑える事が出来たのだから、あの時の蒼佑の行動を見ていた花音も、2024年の世界で、他人を傷付ける側ではなく、助けたり匿ったりしている側に居ると信じたい。 記者の森を介在させる事で、2017年の過去から現在の新たな事件へと、上手く繋いだなと思う。で、そろそろ“顔に傷男”の種明かしをして欲しいかな。 脚本=橋本夏 演出=内藤瑛亮
>> 455
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」6話まで終了
【政治家母vs秘書…黒幕からの衝撃の鉄槌】
清家の人たらし術その①(…
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」7話まで終了。
【黒幕を暴け!記者が秘書と共に反撃開始!】
鈴木の記憶によると、清家が声を荒げて感情を剥き出しにしたのは3度だけ。高校時代、実父から貰った大事なオメガの時計を級友がなかなか返してくれなかった時と、鈴木が亜里沙にムッとして注意をしたら、「その言い方は無いだろ」とキレた時と、マイノリティーに寄り過ぎると保守層の反発を受けると鈴木が意見したら、反論して来た時。
清家にとって実父の和田島、当時の恋人の亜里沙、恐らく中国人で日本で苦労をした祖母(浩子の母)、この3人は大切な人達で、そこに土足で踏み込まれると腹が立つ。
浩子のコントロール下で育ち、感情の沸点は低くても心が無い訳では無いと考える道上。
そう考えると、清家が道上に囁いた「(鈴木を)切りたくて切った訳じゃない」は清家の本心で、何をするか分からない浩子の脅威から鈴木を守りたかったからとも思えて来る。
諸橋外相の亡くなった元秘書が持っていた、BG株事件に諸橋が関係していた証拠になるカセットテープを所持していると思われる浩子。息子が総理になろうとする時に、権力者の諸橋との取引に使うつもりなのだろう。
清家は操られている振りをして、浩子を利用しているだけなのかもしれない。どちらにも取れる清家のキャラ設定が上手いなあ。
脚本=神田優 演出=朝比奈陽子
- << 465 【2024夏ドラマ】 「笑うマトリョーシカ」8話まで終了。 【記者vs政治家母!知られざる親子の秘密】 うーん、話が進まない。 道上は父親の不審死や、自分も愛媛で危ない目(多分BG株事件を掘り返されたくない人物からの警告)に遭っているのに、全く警戒心が無くて猪突猛進するのみだし、浩子に忠告されて、その場では息子の勇気に安全確認の電話をしたけど、帰京してからも意識は仕事第一で、勇気が巻き込まれない様にするにはどうすればいいか…みたいな思考は感じ取れないのよね。 だから観ていて苛々するし、勇気に何か有るのではと思わせる様な演出も含めて、ハラハラさせたかったのだろうけど、道上の母親としての危機感が感じられないから、ホント苛々するだけだった。 こんなのなら道上の母親としてのパートって要らなかったね。 浩子とその母親の過去を探る取材なんて、相手が40年も前の客の名前や口癖迄覚えていて、簡単に浩子のルーツは中国って割れてしまうし…(苦笑) 取材の部分こそもっと丁寧に描くべきなのではと思ってしまった。 冒頭の浩子が道上に言った「仕事もいいけど絆を強める為にも、子供の頃はなるべく側に居てあげなくては駄目よ」は、母親としての本音の忠告の様な気がして…。何か浩子黒幕説は違うのかなという気もして来た。 脚本=福田晶平 演出=小林義則
>> 454
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」5話まで終了。
【ヨウコが見た命の不平等!ホームレスと政治家が緊急搬送】
ヨウコが言う様…
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」6話まで終了。
【大ヘルプ様登場!?体に異変が起こった啓三に愛の鞭!】
大ヘルプ様って何の事かと思ったら、舞のヘルプというテイでSM嬢に成りすましたヨウコって事なのか。
4、5話はヨウコを中心に、まごころ病院で繰り広げられる患者と医師・医療の話でまとめられていて、観やすくて面白かったのだけど、今回はあまり興味の無い啓三の私的な話が軸で、その他の話があっちこっちに飛びながら足されていて、まごころ病院に担ぎ込まれた患者は“遊び”で脱臼した啓三だけで、また3話迄の雑多な雰囲気に戻ってしまったな。
今回分かったのは啓介の妻は離婚しただけでピンピンしていた(笑)事と、舞の父は“風俗王のミナミ”と呼ばれるミナミ興業の社長で、だから舞は株主優待券を腐る程持っていたって事と、ヨウコは当初から啓介が実父らしいと分かっていた事位で、肝心のヨウコの無免許の件は進展無し。
ヨウコはアメリカの医学部を出ているから、日本の医師国家試験に受かり厚労大臣が認めれば、日本での医療行為は可能になるらしく、試験を受けるみたいな台詞も前に有ったけど、そもそも院長を引き継ぐ気は有るのかね。
堀井師長の件は、助産師の資格を本当に持っているのなら、戸籍上は女って事だよね。まっ、次回は堀井回になるみたいなので、それはそれで楽しみだけど。
脚本=宮藤官九郎 演出=澤田鎌作
- << 464 【2024夏ドラマ】 「新宿野戦病院」7話まで終了。 【堀井しのぶの人生と母親への想い!】 前回ラストのしのぶの男装とぶっきらぼうな口調は、母親の前では男の振りをしているのかなと思っていたのだが、その理由が泣けたな。母親は昔、しのぶの性同一性障害の告白を丸っと受け止めてくれていたけど、悲しいかな認知症の症状が出始めていて、夫が亡くなっている事を忘れてしまい、しのぶはワンマンな父親が嫌いだったけど母親は父親が大好きだったので、男の格好で父親の口調を真似て文句ばかりを言うと、夫に言われていると思う母親の表情も明るくなり喜ぶから、実家での男装を止められずにいた。 冒頭の独居老人の孤独死(でもまごころ病院の待合室にも顔見知りの老人は沢山いて孤独ではなかったと分かる)からの、しのぶの母親の認知症による自転車事故。看護師なのに母親の認知症は認めたくなくて、検査を先延ばしにしていたしのぶも、この事故で被害者も出してしまった事で、やっと踏ん切りが付く。 主人公以外のメンバーの深堀りでも、まごころ病院や病院のメンバーを自然に絡める事の出来る設定、展開にしてあると、観ていても自然に感情移入出来るし良かったなと思える。 結局ヨウコの無免許問題は、ヨウコが啓三の腫瘍を早期発見した事で有耶無耶になったのかな?(男のしのぶの助産師資格問題も有耶無耶なまま?) 脚本=宮藤官九郎 演出=清矢明子
>> 453
【2024夏ドラマ】
「西園寺さんは家事をしない」4話まで終了。
【恋の始まりは偽家族の終わり!?】
前回の思わせぶりなラスト…
【2024夏ドラマ】
「西園寺さんは家事をしない」5話まで終了。
【この恋心を駆逐せよ!上書き彼氏大作戦】
ルカちゃんはママのポジションに西園寺さんが入るのは嫌だけど、西園寺さんと会えなくなるのはもっと嫌なのね。
西園寺さんも偽家族は続けたいから、楠見くんが遠慮しないで済む様に、名目上の彼氏を作ろうとマチアプに登録し、実際に会ってみるのだが(最初の相手が松也でニヤリ。その後宮尾俊太郎、石田明と続く)、会話も上の空で頭の中は楠見父娘で一杯。
主人公達が恋愛モードに突入するのは何か嫌だなと心配だったけど、西園寺さんが楠見くんを思い出す時は必ずルカちゃんとセットで、何ならまずルカちゃんを思い出し、パパとして側に居る楠見くんも思い出す…みたいな描き方なので、抵抗感は無いし、恋愛って感じもそんなにしないのよね。その辺の設定は上手いなあと。
先に恋愛モードに突入したのは横井の方で、以前は自信が無くて言えなかった気持ちを、コラボをきっかけに遂に口に出そうと西園寺さんの腕を掴んだら、追い掛けて来た楠見くんがまさかの「待って下さい」からの腕掴み。えっ、ここで楠見くん、男を出すの?
でもそこはラブコメだから、予告だと横井も巻き込んで偽家族は継続させるって西園寺さんは言ってるけど(笑)
毎回ルカちゃんがいい仕事をしていて癒される。
脚本=宮本武史 演出=竹林謙太郎
>> 452
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」5話まで終了。
【子供がいる…8年越しの告白】
水季から人工中絶同意書へのサインを頼まれ…
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」6話まで終了。
【やっぱり産むことにした…出産を決めた本当の理由】
「海(ちゃん)のはじまり」は、祖父母以前を割愛すれば夏と水季になる訳だけど、中絶か出産かを迷っていた水季の背中を押して、自分の事が書いてある実母の母子手帳を読んでからにしようと決めさせたのは、このクリニックで中絶手術を受けた弥生が、妊婦が自由に書くノートに書き残していた心境とメッセージだった。
意図せず弥生は「海のはじまり」に関与していたという話ね。
ゆき子の忠告を受けて水季の7年を知る為に、海に案内をして貰い、住んでいたアパート、海の小学校を訪ねる夏。
アパートでは大家さんが偶然水撒きをしていて部屋に入れて貰い、小学校では夏休みだけど偶然学校に来た担任と会えて話を聞けて、極めつけは図書館は休館日なのに海が呼んだら津野が来て開けてくれて、許可は取ってある、みんな海ちゃんが大好きだからって、今回は偶然とご都合主義が多過ぎて少し引いてしまった。
水季は産後暫く迄は実家で暮らしていたのだと思っていたら、産む以前からあのアパートに住み、出産前位戻って来なさいと母親に言われても戻らなかった。あの頑固さの理由が分からないから水季の行動を許容出来ない。金欠で検診には行かず癌発見が手遅れになったって、親にしたら悔やんでも悔やみ切れない話だよ。
脚本=生方美久 演出=高野舞
- << 463 【2024夏ドラマ】 「海のはじまり」7話まで終了。 【いちばん近くで支えてくれた人】 今回、大体こんな感じたったんだろうなと想像は出来るけど、ドラマとしては曖昧にされていた水季に対する津野の立ち位置が、はっきりと明かされた。 津野はやっぱり水季が…というか、海とセットの水季が好きだったのね。そして水季は、そんな津野の気持ちに気付いていながら線引はしていたけど、いよいよ時間のやりくりが厳しくなった時に“親には意地でも頼りたくなくて”、近くの他人である津野を頼った。 自分の気持ちをはっきりと言葉にする水季なので、脈が無い事は分かっていても、海の可愛さと水季の魅力には勝てず、世話を買って出る事で二人の側に居たかった。切ない話だけど、それでも津野はある意味幸せだったのよね、あの日々がずっと続いていたのなら。 それにしても何故水季があそこまで親の助けを拒否したのか、未だに理解出来ない。 津野の記憶では“勝手に産んだのだから親には頼れない”と水季は言っていた様なのだが…。 でも朱音の書いた母子手帳を「読んでごらん」と水季に渡したのは父親だし、母親は出産前位は帰ってくれば?と言ってくれていたのに、“なんてことは無い”風を装って、拒否し続けたのは水季自身だ。 もしもの時に娘を託せるのは親しかいないのに…。 脚本=生方美久 演出=ジョン・ウンヒ
>> 451
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」4話まで終了。
【真犯人と迫りくる謎の男…父親の壮絶過去…】
蒼佑が覚えてい…
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」5話まで終了。
【真犯人の正体が…実の子供の正体が…】
コンクリの階段から突き落とされても、銃弾(だよね?)が腹に当たって出血多量でも、大事には至らない花音って…身体強過ぎだろ(笑)
鈴木は初回に「我が子を食らうサトゥルヌス」のタイトルをフルでスラスラ言って、有名な絵ですよと冴木に言った時に、凄く違和感が有ったのよね。それこそ「真珠の耳飾りの少女」を有名な絵と言うなら頷けるけど、サトゥルヌスって皆が知ってる様な絵か?って。そうしたら前回鈴木はこの絵の事を、テレビでやっているのを観て知ったって発言を変えて来たのよね。それでますます怪しいなあって。
鈴木が灰川の実の子供と分かった時はBINGO!と思ったけど、灰川は親の虐待を連鎖させずに、他人の子供にすら優しかったのに、何で手元でずっと育てなかったのか。
相手の女性がDV夫から逃亡中で結婚出来ず、出生届も出せず、それでもジュンと名付けて二人で育てていたのにね。
DV夫に見付かって奪われてしまったのか?
鈴木は最後に蒼佑を拉致監禁し、遂に裏の顔を見せ始めた。彼は灰川邸の子供達を恨んでいるから次々に殺してしまったの?
だとしたら顔が傷だらけの彼の正体は誰で目的は何なの?花音にも別の顔が有りそうな気もするし…うーん、分からん。でも超面白い。
脚本=橋本夏 演出=高杉考宏
- << 462 【2024夏ドラマ】 「降り積もれ孤独な死よ」6話まで終了。 【真犯人の驚愕過去…父と子に訪れた悲劇…】 ジュンを深雪(小島藤子)のDV夫に奪われてしまったのか?って前回書いたけど、そんな甘いものではなかった。そうだよね、所有物だと思っている妻が逃げて、捜したら別の男と暮らして子供まで産んでたのだから、DV夫が逆上したらああいう結果になるよね(現実のニュースで何度見て来た事か…)。 深雪は自分を犠牲にして灰川とジュンを逃し、灰川は(多分)ジュンの出自を分からなくして守る為に、養護施設の門扉の前に置いて去った。 それでも愛していたから、誕生日には毎年夜にそっと花を置いて来ていた。 ジュンはどんな人なのか知りたくて隠れて待ち伏せし、父ではないと言われたけど顔は目に焼き付け、似顔絵を書いて捜し、灰川邸に辿り着いたら「二度と来るな!」と突き飛ばされ、他人の子には優しくしているのにと、それまでの慕う気持ちが一気に憎悪に変わってしまったのね。 ラスト、冴木は鈴木の挑発をかわせずにタガが外れてしまった…。 鈴木の手錠を外してしまったからなあ。恐らく蒼佑が止めに入って、そのタイミングで鈴木が銃を奪い、蒼佑を撃って自分の事も撃つって感じかなあ。 殴る音だけを聞かせるラストって、凄い演出…。 脚本=橋本夏 演出=内藤瑛亮
>> 441
【2024夏ドラマ】
「マル秘の密子さん」2話まで終了。
【死の擬似体験はいかがですか?】
初回で一番印象に残った“色彩と光彩…
【2024夏ドラマ】
「マル秘の密子さん」4話まで終了。
【密子の過去&正体が暴かれる!】
3話のラスト。
五十鈴会長「お疲れ様。ここまで順調に行っている様ね」笑顔の密子。
二人はグル?と思わせて4話の冒頭。
五十鈴会長「ここまで順調に行っている様ね、密子さん」
密子「何のことでしょう?五十鈴会長」
五十鈴会長「貴女、何者?」全然グルじゃないじゃん!こういう姑息なミスリードは嫌だな。
なので夏のクズ夫・丈晴が見たという、火事現場から逃げた人物は「九条遥人」ではなく「九条遥人の秘書の坂東」と予想。直前映像の車から降りた遥人の上着の袖口と、クズ夫を突き落とした人物の上着の袖口は別物に見えたから、それが坂東なのか雇われた男(178cmの丈晴を柵を超えて突き落とすのは女では無理だと思うので)なのかは分からないけど、遥人ではないと思う。
にしても虐待話を入れて来るとは…。
含み笑いで何を考えているのか分からない密子と、子供の時に受けた虐待の恐怖がフラッシュバックし、震えが止まらなくなってしまう弱々しい密子。振り幅の大きい役は福原遥にとっては演じ甲斐が有るだろうけど、こういうシリアス設定は要らなかったなあ。
大好きな姉の死の真相を暴いて夏を社長にし姉の構想を実現する、それが密子なりの復讐…でいいのにな。
脚本=ばばたくみ 演出=小室直子
>> 450
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」5話まで終了。
【秘書の嘘…政治家母との衝撃の関係!?】
清家はおばあちゃん子で、…
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」6話まで終了
【政治家母vs秘書…黒幕からの衝撃の鉄槌】
清家の人たらし術その①(対鈴木用)ここぞという時の俊哉くん呼び。その②(汎用性あり)握手からのハグ。
②は実父(と浩子が清家に教えた)の政治家和田島の得意技。清家は高校の時に既にその技を使っていたので、もしかしたら和田島の映像を見て取り入れていたのかも?
鈴木は高校時代に既に清家の握手からのハグの洗礼を浴び、折角官僚になったのに清家から請われたら秘書に就任、清家の演説原稿から目線や仕草の一つ一つ迄細かく指導し、政治家清家を作り上げコントロールしているのは自分だと自負。
BG株事件の宇野社長が鈴木の実父との暴露記事が出て、道上から「多分浩子の仕業」だと言われても、「清家には私が居ないと駄目なんだ!」と折角の忠告も全く受け入れない鈴木。
それだけに清家に呼ばれ、俊哉くん呼びから始まる何の感情もこもっていない感謝の言葉を浴び、自分の問いかけは一切無視され、浩子の言いつけ通りに動いて来た事を匂わされ、「君は僕にとって特別だった」と過去形で言われた時には相当のショックだった事が想像出来る。
依存していたのは清家ではなくて鈴木の方だった。
それにしても聞く耳持たずに喋り続ける清家の不気味さったら無かったわ。
脚本=いずみ吉紘 演出=城宝秀則
- << 461 【2024夏ドラマ】 「笑うマトリョーシカ」7話まで終了。 【黒幕を暴け!記者が秘書と共に反撃開始!】 鈴木の記憶によると、清家が声を荒げて感情を剥き出しにしたのは3度だけ。高校時代、実父から貰った大事なオメガの時計を級友がなかなか返してくれなかった時と、鈴木が亜里沙にムッとして注意をしたら、「その言い方は無いだろ」とキレた時と、マイノリティーに寄り過ぎると保守層の反発を受けると鈴木が意見したら、反論して来た時。 清家にとって実父の和田島、当時の恋人の亜里沙、恐らく中国人で日本で苦労をした祖母(浩子の母)、この3人は大切な人達で、そこに土足で踏み込まれると腹が立つ。 浩子のコントロール下で育ち、感情の沸点は低くても心が無い訳では無いと考える道上。 そう考えると、清家が道上に囁いた「(鈴木を)切りたくて切った訳じゃない」は清家の本心で、何をするか分からない浩子の脅威から鈴木を守りたかったからとも思えて来る。 諸橋外相の亡くなった元秘書が持っていた、BG株事件に諸橋が関係していた証拠になるカセットテープを所持していると思われる浩子。息子が総理になろうとする時に、権力者の諸橋との取引に使うつもりなのだろう。 清家は操られている振りをして、浩子を利用しているだけなのかもしれない。どちらにも取れる清家のキャラ設定が上手いなあ。 脚本=神田優 演出=朝比奈陽子
>> 447
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」4話まで終了。
【聖まごころ病院の秘密!?望まれず生まれた子供の苦悩!】
今回が一番観や…
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」5話まで終了。
【ヨウコが見た命の不平等!ホームレスと政治家が緊急搬送】
ヨウコが言う様に日本は国民皆保険だし、救急車も無料(タクシー代わりに使われない様な規制は必要)、貧富の差が脆に医療の質に直結するアメリカに比べれば、それはとても幸せな事。でもそんな日本でも切り捨てられる人が居る事を経験したヨウコが、御本人は知らないまま切り捨てる側に回ってしまった患者の防衛副大臣に対して、貴方が切り捨てたんですよと事実を伝えて責めるのではなく、アメリカの医療制度の現実を伝え、何でもアメリカに倣う必要は無い、マイナ保険証でも切り捨てられる人が出ない様にして欲しいと要望し、その政治家も真摯に傾聴するという形でまとめたのは良かった(ヨウコは厚労副大臣と勘違いしていたらしいオチがクドカンらしくて)。
クドカンらしいと言えば、エクモを政治家に回されて心停止したホームレスのシゲさんを、爆笑しながら心マすれば患者も笑おうと勘違いして覚醒するかもという考えでヨウコが実践し、亨も必死に笑うシーンね。覚醒はしなかったけど心持ち笑顔になってたと自分を納得させ、それでも悔しくて亨に抱き着いて号泣し、でもスパッと切り替えて、この時間から患者が増えるからと颯爽とまごころ病院に帰って行くヨウコ。こんな医療ドラマはクドカンしか書かないよなあ。
脚本=宮藤官九郎 演出=河毛俊作
- << 460 【2024夏ドラマ】 「新宿野戦病院」6話まで終了。 【大ヘルプ様登場!?体に異変が起こった啓三に愛の鞭!】 大ヘルプ様って何の事かと思ったら、舞のヘルプというテイでSM嬢に成りすましたヨウコって事なのか。 4、5話はヨウコを中心に、まごころ病院で繰り広げられる患者と医師・医療の話でまとめられていて、観やすくて面白かったのだけど、今回はあまり興味の無い啓三の私的な話が軸で、その他の話があっちこっちに飛びながら足されていて、まごころ病院に担ぎ込まれた患者は“遊び”で脱臼した啓三だけで、また3話迄の雑多な雰囲気に戻ってしまったな。 今回分かったのは啓介の妻は離婚しただけでピンピンしていた(笑)事と、舞の父は“風俗王のミナミ”と呼ばれるミナミ興業の社長で、だから舞は株主優待券を腐る程持っていたって事と、ヨウコは当初から啓介が実父らしいと分かっていた事位で、肝心のヨウコの無免許の件は進展無し。 ヨウコはアメリカの医学部を出ているから、日本の医師国家試験に受かり厚労大臣が認めれば、日本での医療行為は可能になるらしく、試験を受けるみたいな台詞も前に有ったけど、そもそも院長を引き継ぐ気は有るのかね。 堀井師長の件は、助産師の資格を本当に持っているのなら、戸籍上は女って事だよね。まっ、次回は堀井回になるみたいなので、それはそれで楽しみだけど。 脚本=宮藤官九郎 演出=澤田鎌作
>> 446
【2024夏ドラマ】
「西園寺さんは家事をしない」3話まで終了。
【偽家族開始!家族ってこんなに難しいの?】
偽家族をイマイチ…
【2024夏ドラマ】
「西園寺さんは家事をしない」4話まで終了。
【恋の始まりは偽家族の終わり!?】
前回の思わせぶりなラスト、今回のサブタイトルからひょっとしてそっちに行くの?西園寺さんと楠見くんが恋愛モードに突入するのは観たくないなあと思いながら観始めたのだが、あの時から西園寺さんが楠見くんを男として意識してしまったのは事実で、だけど西園寺さんは今の偽家族の関係を壊したくないという気持ちの方が強くて、意識しない為に楠見くんを観ない様にする(その態とらしさが逆に楠見くんまで意識させてしまうのでは?)とか、一人コメディーをしてたけど、最終的に西園寺さんを現実に引き戻したのは、抱き着いて来たルカちゃんが耳元で囁いた「西園寺さん、パパを好きにならないで」だった。
この展開は上手かったね。
パパを取られたくないみたいな明確な嫉妬ではないのよね。まだ記憶に残っているパパとママと自分との楽しかった暮らし。いつも笑顔だったママ。ママが笑い掛けるとパパも笑顔を返していた。
パパと西園寺さんが笑顔で話している姿を観たら、仲良くしていたパパとママを思い出し、西園寺さんの事は大好きだけど、ママの姿が西園寺さんに代わってしまうのは嫌だったのよね。ルカちゃん役の瑛茉ちゃんの、ナチュラルだけど思いが伝わって来る演技に、すっかりやられてしまったわ。
脚本=宮本武史 演出=山本剛義
- << 459 【2024夏ドラマ】 「西園寺さんは家事をしない」5話まで終了。 【この恋心を駆逐せよ!上書き彼氏大作戦】 ルカちゃんはママのポジションに西園寺さんが入るのは嫌だけど、西園寺さんと会えなくなるのはもっと嫌なのね。 西園寺さんも偽家族は続けたいから、楠見くんが遠慮しないで済む様に、名目上の彼氏を作ろうとマチアプに登録し、実際に会ってみるのだが(最初の相手が松也でニヤリ。その後宮尾俊太郎、石田明と続く)、会話も上の空で頭の中は楠見父娘で一杯。 主人公達が恋愛モードに突入するのは何か嫌だなと心配だったけど、西園寺さんが楠見くんを思い出す時は必ずルカちゃんとセットで、何ならまずルカちゃんを思い出し、パパとして側に居る楠見くんも思い出す…みたいな描き方なので、抵抗感は無いし、恋愛って感じもそんなにしないのよね。その辺の設定は上手いなあと。 先に恋愛モードに突入したのは横井の方で、以前は自信が無くて言えなかった気持ちを、コラボをきっかけに遂に口に出そうと西園寺さんの腕を掴んだら、追い掛けて来た楠見くんがまさかの「待って下さい」からの腕掴み。えっ、ここで楠見くん、男を出すの? でもそこはラブコメだから、予告だと横井も巻き込んで偽家族は継続させるって西園寺さんは言ってるけど(笑) 毎回ルカちゃんがいい仕事をしていて癒される。 脚本=宮本武史 演出=竹林謙太郎
>> 444
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」4話まで終了。
【なんで、好きなのに一緒にいちゃダメなの?】←海、夏、弥生、3人共お互いの…
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」5話まで終了。
【子供がいる…8年越しの告白】
水季から人工中絶同意書へのサインを頼まれた時に、夏が1日だけ考えさせてと言って、母親のゆき子に相談していたらどうなっていたのかな。ゆき子が話し合いに出て来たら、水季は実母にした様にゆき子にも反発して、態度を硬化させたのだろうか。少なくとも夏だけ蚊帳の外にはならなかっただろうね。
水季がシンマの道を選んだ事に両親は理解を示してくれていたのに、何で水季はいよいよ体の具合が悪くなる迄は、両親を頼ろうとはしなかったのかな。
ゆき子は離婚して今の夫と再婚する迄の間、シンマの時が一番辛かった、お金と時間が無いとどんどんすり減って行くからと夏に話していたけど、水季も当時のゆき子と同じ様に、美容院に行く様な余裕は無い生活をしていて、シフト変更とか少しの間だけ海を預けるとかで頼ったのは、同僚の津野で実家ではない。只の意地?それとも産んでからまた何か母親とあったのかね。
ゆき子が夏に、水季の7年を知らないままにするのではなく知ろうとする様にと忠告し、怖さも有るだろうけど知ろうとし始めた夏。自分の母親の事は尊敬も信頼もしている感じで、だから余計に冒頭に書いた様な事が頭をよぎってしまう。
脚本=生方美久 演出=風間太樹
- << 458 【2024夏ドラマ】 「海のはじまり」6話まで終了。 【やっぱり産むことにした…出産を決めた本当の理由】 「海(ちゃん)のはじまり」は、祖父母以前を割愛すれば夏と水季になる訳だけど、中絶か出産かを迷っていた水季の背中を押して、自分の事が書いてある実母の母子手帳を読んでからにしようと決めさせたのは、このクリニックで中絶手術を受けた弥生が、妊婦が自由に書くノートに書き残していた心境とメッセージだった。 意図せず弥生は「海のはじまり」に関与していたという話ね。 ゆき子の忠告を受けて水季の7年を知る為に、海に案内をして貰い、住んでいたアパート、海の小学校を訪ねる夏。 アパートでは大家さんが偶然水撒きをしていて部屋に入れて貰い、小学校では夏休みだけど偶然学校に来た担任と会えて話を聞けて、極めつけは図書館は休館日なのに海が呼んだら津野が来て開けてくれて、許可は取ってある、みんな海ちゃんが大好きだからって、今回は偶然とご都合主義が多過ぎて少し引いてしまった。 水季は産後暫く迄は実家で暮らしていたのだと思っていたら、産む以前からあのアパートに住み、出産前位戻って来なさいと母親に言われても戻らなかった。あの頑固さの理由が分からないから水季の行動を許容出来ない。金欠で検診には行かず癌発見が手遅れになったって、親にしたら悔やんでも悔やみ切れない話だよ。 脚本=生方美久 演出=高野舞
>> 443
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」3話まで終了。
【容疑者の謎の死…犯人判明…兄弟が抱えた傷】
前回、蒼佑が精神的…
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」4話まで終了。
【真犯人と迫りくる謎の男…父親の壮絶過去…】
蒼佑が覚えていた、育った所は灰色の雪が降ったと言っていた“父”の言葉。
灰色の雪でデータベースを検索すると蔵土村がヒット。更にそこで起きた佐藤文吾が14才の息子に刺殺された事件の記事。息子には顔に痣、手のひらに傷がある。
蔵土村に行き佐藤家を知る老人に、父親に虐げられて育ち、ついには父親を刺し殺した息子の創(はじめ)の話を聞き、ほぼ十三で間違いないと確信する冴木と花音。(痣の為に隠して育てられた創が、父に隠れて外に出て、初めて出来た大人の友達の犬山。嘘の噂を流し犬山を自死に追いやった父親に怒りが爆発して殺めてしまった創。父があんな事をしなければ恐らく殺す事は無かった筈。基本的に創は優しいのだと思う)
灰川邸で鈴木と合流。その鈴木を無言でナタで襲って来た、例の顔中傷だらけの男は誰?健流が花音に言っていたという灰川(=創)の実子なのか?
謎の男は火炎で逆襲されても花音の事は撃たなかった。熱さで偶々引き金を引いてしまい、それが偶々花音の腹に当たってしまっただけで(まさかこれで死なないよね?)。なのでこの男は灰川邸事件の真犯人ではないと思う。
初回に“我が子を食らうサトゥルヌス”の事をスラスラ言えてた鈴木が、どうも怪しいんだよなあ。
脚本=橋本夏 演出=二宮崇
- << 457 【2024夏ドラマ】 「降り積もれ孤独な死よ」5話まで終了。 【真犯人の正体が…実の子供の正体が…】 コンクリの階段から突き落とされても、銃弾(だよね?)が腹に当たって出血多量でも、大事には至らない花音って…身体強過ぎだろ(笑) 鈴木は初回に「我が子を食らうサトゥルヌス」のタイトルをフルでスラスラ言って、有名な絵ですよと冴木に言った時に、凄く違和感が有ったのよね。それこそ「真珠の耳飾りの少女」を有名な絵と言うなら頷けるけど、サトゥルヌスって皆が知ってる様な絵か?って。そうしたら前回鈴木はこの絵の事を、テレビでやっているのを観て知ったって発言を変えて来たのよね。それでますます怪しいなあって。 鈴木が灰川の実の子供と分かった時はBINGO!と思ったけど、灰川は親の虐待を連鎖させずに、他人の子供にすら優しかったのに、何で手元でずっと育てなかったのか。 相手の女性がDV夫から逃亡中で結婚出来ず、出生届も出せず、それでもジュンと名付けて二人で育てていたのにね。 DV夫に見付かって奪われてしまったのか? 鈴木は最後に蒼佑を拉致監禁し、遂に裏の顔を見せ始めた。彼は灰川邸の子供達を恨んでいるから次々に殺してしまったの? だとしたら顔が傷だらけの彼の正体は誰で目的は何なの?花音にも別の顔が有りそうな気もするし…うーん、分からん。でも超面白い。 脚本=橋本夏 演出=高杉考宏
>> 440
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」4話まで終了。
【予言された悪夢と見えない敵の謎を追え!】
いやあ、前回のミスリー…
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」5話まで終了。
【秘書の嘘…政治家母との衝撃の関係!?】
清家はおばあちゃん子で、高校生で祖母を亡くした時は強いショックを受けていた。心配した鈴木は早退して愛南町の自宅迄会いに行ったと元担任の一色から聞いた道上。浩子の事はよく知らないと道上に言っていた鈴木の言葉は大嘘だった。そして浩子、やっぱり鈴木と関係を持っていた。しかも高校生の時に。だけど清家が政治家になってからは浩子を排除した、今の清家を作ったのは自分だと道上に強く言う鈴木。
清家は里親制度の拡充と共に恵まれない外国人の為の予算も組みたいと言い出した。道上(青山)の調べでは小学校の時からそういう作文を書いていたという清家。これは浩子の影響?もしかして大好きだった祖母がアジア系で苦労して来たからとか?
謎の女・真飛聖は鈴木の妻の由紀で、新日本新聞の記者だった。由紀は鈴木が病院のベッドで“浩子に殺される…”とうなされていたのを聞いていた。
清家のハヌッセンは浩子で間違いないと思うけど、鈴木の言う様に本当に清家自身も浩子との関係を断っているのだろうか。もしそうならその理由は何?
今回もいくつかの新事実が出て来たけど、ちょこちょこ挟まれる回想シーンと共に次々に流れて行くので、これと言って強く引っ掛かる物が無かったなあ。
脚本=神田優 演出=岩田和行
- << 455 【2024夏ドラマ】 「笑うマトリョーシカ」6話まで終了 【政治家母vs秘書…黒幕からの衝撃の鉄槌】 清家の人たらし術その①(対鈴木用)ここぞという時の俊哉くん呼び。その②(汎用性あり)握手からのハグ。 ②は実父(と浩子が清家に教えた)の政治家和田島の得意技。清家は高校の時に既にその技を使っていたので、もしかしたら和田島の映像を見て取り入れていたのかも? 鈴木は高校時代に既に清家の握手からのハグの洗礼を浴び、折角官僚になったのに清家から請われたら秘書に就任、清家の演説原稿から目線や仕草の一つ一つ迄細かく指導し、政治家清家を作り上げコントロールしているのは自分だと自負。 BG株事件の宇野社長が鈴木の実父との暴露記事が出て、道上から「多分浩子の仕業」だと言われても、「清家には私が居ないと駄目なんだ!」と折角の忠告も全く受け入れない鈴木。 それだけに清家に呼ばれ、俊哉くん呼びから始まる何の感情もこもっていない感謝の言葉を浴び、自分の問いかけは一切無視され、浩子の言いつけ通りに動いて来た事を匂わされ、「君は僕にとって特別だった」と過去形で言われた時には相当のショックだった事が想像出来る。 依存していたのは清家ではなくて鈴木の方だった。 それにしても聞く耳持たずに喋り続ける清家の不気味さったら無かったわ。 脚本=いずみ吉紘 演出=城宝秀則
【2024夏ドラマ】
「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」(TX,テレパック,製作委員会)脚本=小峯裕之 出演=中島健人、白石聖、片平なぎさ、橋本じゅん 他
左藤真通/富士屋カツヒトの漫画原作。《ドラマ8・54分枠》(全話数不明)※初回15分拡大
【主婦ブロガー炎上編/アーティスト偽動画編】1~2話終了。
中島健人が演じるネットトラブルを専門とする保田弁護士。
ビジュアルも言動も頼りなさそうでやる気も感じられないのだが、無料相談会に来ていた主婦ブロガーの桐原(志田未来)が事務所に来ると、この手のトラブルにはどう対処するのか分かりやすく説明し(視聴者にも分かりやすい画面提示の演出)、桐原の本気を確認すると保田にもスイッチが入り、そこからは丁寧迅速な仕事振り。虚偽拡散の発端になったのは同じマンションの住人の主婦木下(足立梨花)だった。
一旦解決しても分割慰謝料の支払いを3回でバックレた木下へのお仕置き(動産執行、結果として夫バレ、近所バレ等)は2話の冒頭に回し、スッキリ解決すると今度は人気兄妹(野村周平、平祐奈)アーティスト“ヌーヌー”に関する虚偽拡散の案件が舞い込み…。
今度は便乗中傷していた小手伸也を狙い撃ちにして身バレさせる輩も出る様で。
好きな白石聖も出ているし、色々為になるし面白いので継続視聴する予定。
脚本=小峯裕之 演出=本橋圭太
【2024夏ドラマ】
「スカイキャッスル」(EX)脚本=橋本裕志 出演=松下奈緒、木村文乃、高橋メアリージュン、田辺誠一、鈴木浩介、本多力、坂元愛登、田牧そら、新井美羽、大西利空、白山乃愛、大谷亮平、戸田菜穂、橋本じゅん、藤真利子、小野武彦、比嘉愛未、小雪 他
韓国JTBC放送のドラマ原作。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)※初回6分拡大
【セレブ妻のマウントバトル開幕】
本家版のお受験バトルを背景にした、金持ち同士の行き過ぎた見栄と競争心というのがどうにもピンと来なくて、あちらは初回で観るのを断念したので、こちらにも期待はせずに観たのだけど、韓国の様な“それしか無い”みたいな画一的な受験バトルは日本には無い(有っても選択肢は多い)ので、完全な虚構の世界&他人事として観られる点と、上に書いた初回の主な出演者が、子役も含めて全員顔と名前が一致する人ばかりなので、ストレスなく役名が覚えられる点が利点である事、それに加えて話がサクサクと進むテンポの良さも有って、ドラマというよりはどちらかといえばエンタメ感覚で楽しんで観る事が出来た。
初回に提示(暗示)された事だけで、おおよその話の流れが想像出来るのも良かった点。
感想はもう書かないと思うけど、楽しみたいなと思っている。
脚本=橋本裕志 演出=田村直己
>> 439
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」3話まで終了。
【とおるがホストに!?予約殺到の美容クリニック開業!!】
亨の父・啓三は…
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」4話まで終了。
【聖まごころ病院の秘密!?望まれず生まれた子供の苦悩!】
今回が一番観やすくて分かりやすくて面白かった。
エピソードの殆どが聖まごころ病院内で展開した事、別々に3人の患者が運び込まれ、ヨウコを中心にそれぞれがテキパキと動きチーム感が漂っていた事、それをずっと見ていたマユが、医者になる…のは無理だけど病院で働きたい、看護師とかと口に出す位、彼らはまとまっていたし格好良かった。
別の場で啓介から娘はずきに打ち明けられたヨウコの事(リツコと不倫して出来た子。男の子だと高峰家の跡取りとして取られてしまうので、リツコは子を宿したまま渡米、ヨウコを産んだ)、よりによってその子が自分が5浪してもなれなかった医者である事へのはずきの怒り(名字と岡山弁が同じ、娘だと分かっていて採用したんでしょ?跡取りにするつもりで?等々)。
そしてこの怒りが、トイレかどっかで産んで赤ちゃんポストにでも置いてくればいいや位の気持ちで新宿に来て、まごころで産んだら可愛くて育てたくなった16才のカスミに向かう。「何考えてんの!バカじゃないの!」中略「望まれずにこの世に生まれた子はずっとつらい、ずっと苦しいの、忘れないで」(最後はヨウコを見て言ってた。ヨウコは姉だなんて知らないのに)
平岩紙さんの芝居が凄くて胸に響いた。
脚本=宮藤官九郎 演出=清矢明子
- << 454 【2024夏ドラマ】 「新宿野戦病院」5話まで終了。 【ヨウコが見た命の不平等!ホームレスと政治家が緊急搬送】 ヨウコが言う様に日本は国民皆保険だし、救急車も無料(タクシー代わりに使われない様な規制は必要)、貧富の差が脆に医療の質に直結するアメリカに比べれば、それはとても幸せな事。でもそんな日本でも切り捨てられる人が居る事を経験したヨウコが、御本人は知らないまま切り捨てる側に回ってしまった患者の防衛副大臣に対して、貴方が切り捨てたんですよと事実を伝えて責めるのではなく、アメリカの医療制度の現実を伝え、何でもアメリカに倣う必要は無い、マイナ保険証でも切り捨てられる人が出ない様にして欲しいと要望し、その政治家も真摯に傾聴するという形でまとめたのは良かった(ヨウコは厚労副大臣と勘違いしていたらしいオチがクドカンらしくて)。 クドカンらしいと言えば、エクモを政治家に回されて心停止したホームレスのシゲさんを、爆笑しながら心マすれば患者も笑おうと勘違いして覚醒するかもという考えでヨウコが実践し、亨も必死に笑うシーンね。覚醒はしなかったけど心持ち笑顔になってたと自分を納得させ、それでも悔しくて亨に抱き着いて号泣し、でもスパッと切り替えて、この時間から患者が増えるからと颯爽とまごころ病院に帰って行くヨウコ。こんな医療ドラマはクドカンしか書かないよなあ。 脚本=宮藤官九郎 演出=河毛俊作
>> 438
【2024夏ドラマ】
「西園寺さんは家事をしない」2話まで終了。
【家事ゼロの危機!?人と暮らすって大変!】
やっとルカが熟睡…
【2024夏ドラマ】
「西園寺さんは家事をしない」3話まで終了。
【偽家族開始!家族ってこんなに難しいの?】
偽家族をイマイチ理解出来ない楠見に、まずお試しで検証してOKなら実装しようと説明し、ロジカルズバズバ男子は直ぐに理解、流石だわ西園寺さん(笑)
楠見と亡き妻瑠衣の母・波多野里美(奥貫薫)とは、ルカをどちらが育てるのかで綱引きが有ってから折り合いが悪そうで、疎遠になってる感は有ったのだが、波多野家(酒蔵)での一周忌にルカと呼ばれて、出発のゴタゴタから喪服を忘れてしまった事、気付いた西園寺さんが届けて「偽家族…」と会話していたのを里美に聞かれてしまった事から、楠見への心証は更に悪化。ルカはウチで育てる!イヤ僕が育てるの綱引きが始まり楠見は激怒。
やっちまったと後悔していた西園寺さんは、気を取り直して楠見を訪ねて来た里美を引き留め、ひらめきワクワク女子の本領発揮、あの手この手で里美を二泊させる事に成功。楠見の部屋も上手に見に行かせて、きちんとした生活振りを確認した里美は、これならと楠見にルカを託す事に。
西園寺さんは出て行った母とは疎遠、それを父のせいだと恨んでいるから父にも結構冷たい。その反省も有るのかな?楠見達はまだ間に合うと思ったからこその素敵なお節介。
このドラマの西園寺さんは本当に魅力的だな。
脚本=山下すばる 演出=井村太一
- << 453 【2024夏ドラマ】 「西園寺さんは家事をしない」4話まで終了。 【恋の始まりは偽家族の終わり!?】 前回の思わせぶりなラスト、今回のサブタイトルからひょっとしてそっちに行くの?西園寺さんと楠見くんが恋愛モードに突入するのは観たくないなあと思いながら観始めたのだが、あの時から西園寺さんが楠見くんを男として意識してしまったのは事実で、だけど西園寺さんは今の偽家族の関係を壊したくないという気持ちの方が強くて、意識しない為に楠見くんを観ない様にする(その態とらしさが逆に楠見くんまで意識させてしまうのでは?)とか、一人コメディーをしてたけど、最終的に西園寺さんを現実に引き戻したのは、抱き着いて来たルカちゃんが耳元で囁いた「西園寺さん、パパを好きにならないで」だった。 この展開は上手かったね。 パパを取られたくないみたいな明確な嫉妬ではないのよね。まだ記憶に残っているパパとママと自分との楽しかった暮らし。いつも笑顔だったママ。ママが笑い掛けるとパパも笑顔を返していた。 パパと西園寺さんが笑顔で話している姿を観たら、仲良くしていたパパとママを思い出し、西園寺さんの事は大好きだけど、ママの姿が西園寺さんに代わってしまうのは嫌だったのよね。ルカちゃん役の瑛茉ちゃんの、ナチュラルだけど思いが伝わって来る演技に、すっかりやられてしまったわ。 脚本=宮本武史 演出=山本剛義
>> 437
【2024夏ドラマ】
「マウンテンドクター」2話まで終了。
【山岳医療チーム始動!滑落事故から親子の命を救え】
初回の感想で“…
【2024夏ドラマ】
「マウンテンドクター」3話まで終了。
【一年前の落石事故で何が!?隠されたあの日の真実】
前回はご都合主義も後退し、主人公・宮本のロープ技術で救助する見せ場も有ったし、要救助者母子のエピソードも良くて、まあこれなら観てもいいかなと思えたのに、今回はまたまたご都合主義が前に出て来て、エピソードの足を引っ張る引っ張る!
妊娠16週の妊婦が登山するって、私の感覚では有り得ないのだけど、百歩譲ってそういう人は居たとしても、このエピソードの妊婦は1年前の山の落石事故で母親を亡くし、父親(倉持=岡山はじめ)が江森を告訴してる家の娘よ?山は危険だって実感してる筈なのに登るか?普通。(←登って危険な目に遭わないと騒動が始まらないから)
山で倒れて、この時は消防が信濃総合病院に運んだけど(回復したら倉持が病棟で悪態ついて直ぐに退院させた)、1週間後実家で倒れた時は倉持が救急車に同乗しながら、何故か信濃総合病院には行くなとは一言も言わない。(←この病院に入院させないと、1年前の落石事故の真相を知っていて江森から口止めされている少年が、江森をなじる倉持を目撃し先生は悪くないと真実を告げるシーンが撮れないから)
本末転倒!登場人物にこんな整合性の取れない行動をさせてエピソードを作るな!
うーん、どうしようかな、視聴離脱がちらつく。
脚本=高橋悠也 演出=国本雅広
>> 436
2024夏ドラマ】
「海のはじまり」3話まで終了。
【たいせつな人を失うということ】
簡単に結論は出せないけど、取り敢えず海ち…
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」4話まで終了。
【なんで、好きなのに一緒にいちゃダメなの?】←海、夏、弥生、3人共お互いの事が嫌いになった訳では無いのに、何故3人で会えないのか、子供の素朴な疑問にハッとする弥生。大人はついつい色々な事に考えを巡らせて言い訳をしてしまうけど、子供にそれは通用しないよって話。
初回から割と意思決定がはっきりとしていて、テキパキハキハキしている様に見えた弥生が、何故ともすれば優柔不断にも見える“モゴモゴ夏”と3年も交際しているのか、苛々したり物足りなかったりしないのか若干不思議だったのだが、その謎が解けた今回。
そもそもの“テキパキハキハキ弥生”のイメージは、夏の隣に居る事でより増強されていたに過ぎず、本来の弥生は「大切な人には相談したいタイプ」なのに、「その時大切な人達(多分元彼と実母)がみーんな自分の考えをポイと置いて行く人達で」、その結果中絶という結論に迎合するしか無く、ずっと罪悪感を内包して来た弥生。だから無視しても放っといてくれる、待っていてくれる、一緒に迷ってくれる夏の存在が弥生には助かるし心地よいのだと。
弥生が海の母親になりたいと願ったのは、“もう産めないから”ではなくて、早く良い母親になれば産めなかった罪悪感を消せると思ったから…という事だった。
脚本=生方美久 演出=ジョン・ウンヒ
- << 452 【2024夏ドラマ】 「海のはじまり」5話まで終了。 【子供がいる…8年越しの告白】 水季から人工中絶同意書へのサインを頼まれた時に、夏が1日だけ考えさせてと言って、母親のゆき子に相談していたらどうなっていたのかな。ゆき子が話し合いに出て来たら、水季は実母にした様にゆき子にも反発して、態度を硬化させたのだろうか。少なくとも夏だけ蚊帳の外にはならなかっただろうね。 水季がシンマの道を選んだ事に両親は理解を示してくれていたのに、何で水季はいよいよ体の具合が悪くなる迄は、両親を頼ろうとはしなかったのかな。 ゆき子は離婚して今の夫と再婚する迄の間、シンマの時が一番辛かった、お金と時間が無いとどんどんすり減って行くからと夏に話していたけど、水季も当時のゆき子と同じ様に、美容院に行く様な余裕は無い生活をしていて、シフト変更とか少しの間だけ海を預けるとかで頼ったのは、同僚の津野で実家ではない。只の意地?それとも産んでからまた何か母親とあったのかね。 ゆき子が夏に、水季の7年を知らないままにするのではなく知ろうとする様にと忠告し、怖さも有るだろうけど知ろうとし始めた夏。自分の母親の事は尊敬も信頼もしている感じで、だから余計に冒頭に書いた様な事が頭をよぎってしまう。 脚本=生方美久 演出=風間太樹
>> 435
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」2話まで終了。
【謎の容疑者、確保…正体は…驚愕の展開へ…】
蓮水によると灰川は…
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」3話まで終了。
【容疑者の謎の死…犯人判明…兄弟が抱えた傷】
前回、蒼佑が精神的に壊れているのなら、12才迄一緒に暮らしていた“冴木自身にDVの闇は引き継がれていないのだろうか?”と書いたのだが、やはりそうだったか…。
でも五味(メイサ)の観察力は凄いね。冴木の癖(両手を握りしめ祈る様なポーズ=虐待されている子が今日こそは逃れたいと必死に祈る時の姿)を覚えていて、防カメ映像の犯人らしき男が同じポーズをしていたのを見逃さず、「あんたなんでしょ?」。蒼佑が虐待され始めたのは冴木が祖父に引き取られた後からだから「それまではあんたが受けてたんでしょ?」「私は何もしないから自分でカタをつけて…自首して」
帰宅して服を脱いだ冴木の背中一面には、激しい暴力を受けていた事が分かる傷痕が。
連鎖した蒼佑の暴力は実母に向かい、冴木のそれは子供に暴力を振るう男親達に向かった。
蒼佑は何とかしたいとDV加害者プログラムに参加しており、花音が突き落とされた時も参加していた。
冴木が蒼佑に自分が傷害事件の犯人だと告白し、兄が昔言ってくれた言葉を支えに何とかやり直そうとしていると言う蒼佑は「何やってんだよ!」となじるが、漸く心を通わせる事が出来た様に見えて切なかった。
文字数制限で細かくは書けないけど、怖い終わり方も凄かった。
脚本=橋本夏 演出=二宮崇
- << 451 【2024夏ドラマ】 「降り積もれ孤独な死よ」4話まで終了。 【真犯人と迫りくる謎の男…父親の壮絶過去…】 蒼佑が覚えていた、育った所は灰色の雪が降ったと言っていた“父”の言葉。 灰色の雪でデータベースを検索すると蔵土村がヒット。更にそこで起きた佐藤文吾が14才の息子に刺殺された事件の記事。息子には顔に痣、手のひらに傷がある。 蔵土村に行き佐藤家を知る老人に、父親に虐げられて育ち、ついには父親を刺し殺した息子の創(はじめ)の話を聞き、ほぼ十三で間違いないと確信する冴木と花音。(痣の為に隠して育てられた創が、父に隠れて外に出て、初めて出来た大人の友達の犬山。嘘の噂を流し犬山を自死に追いやった父親に怒りが爆発して殺めてしまった創。父があんな事をしなければ恐らく殺す事は無かった筈。基本的に創は優しいのだと思う) 灰川邸で鈴木と合流。その鈴木を無言でナタで襲って来た、例の顔中傷だらけの男は誰?健流が花音に言っていたという灰川(=創)の実子なのか? 謎の男は火炎で逆襲されても花音の事は撃たなかった。熱さで偶々引き金を引いてしまい、それが偶々花音の腹に当たってしまっただけで(まさかこれで死なないよね?)。なのでこの男は灰川邸事件の真犯人ではないと思う。 初回に“我が子を食らうサトゥルヌス”の事をスラスラ言えてた鈴木が、どうも怪しいんだよなあ。 脚本=橋本夏 演出=二宮崇
【2024夏ドラマ】〚視聴離脱したドラマ〛
「私をもらって 追憶編」2話迄で離脱した。
久保田紗友が好きなので、何とか跳ねて貰いたいと願いながら出演ドラマを観ているのだけど、今回も望み薄。題材が詰まらない。
脚本=下田悠子 演出=池田千尋
「GO HOME~警視庁身元不明人相談室」初回のみで離脱した。
びっくりする位オーソドックスな作りで、観やすいとも言えるけど引っ掛かる物も無いと言うね。こうなると後は出演者の好みとバランスの問題で。私はこういう役の小芝風花はもうお腹一杯なので、いいかなと。
脚本=八津弘幸 演出=菅原伸太郎
「南くんが恋人!!」初回のみで離脱した。
主演と相手役に食指は動かず、ただただ岡田脚本だから観たのだけど、全体の作りのあまりのチープさにびっくり。どの世代を狙ってるの?その世代がこれを楽しめるの?
脚本=岡田惠和 演出=宝来忠昭
「伝説の頭 翔」初回のみで離脱した。
脚本はそんなに悪くないし、主演の高橋文哉も真逆の二役を十分こなしていて悪くは無いのだけど。何だろ題材(基本設定)かな。私には引っ掛からなかった。ヤンキー物でも「今日から俺は!!」とか「ナンバMG5」は凄くハマって観ていたので、やはりこれは何かが足りないんだよね、きっと。
脚本=古家和尚 演出=住田崇
>> 434
【2024夏ドラマ】
「マル秘の密子さん」(NTV)脚本=丑尾健太郎 他 出演=福原遥、上杉柊平、清水尋也、志田彩良、吉柳咲良、神保悟…
【2024夏ドラマ】
「マル秘の密子さん」2話まで終了。
【死の擬似体験はいかがですか?】
初回で一番印象に残った“色彩と光彩豊かな映像”も、そういうものと慣れてしまえばいつまでも売りには出来ず、当然だけど中身で勝負になって来る。(それを意識してか最初からの計算なのか、色彩の華やかさはぐっと抑えめになった。光彩の使い方は工夫していて印象に残る)
で、中身だけど、総務部の契約社員の今井智(清水尋也)が、新社長に名乗りを上げた夏の息子だと分かると、九条の血筋を鼻に掛ける上司の森山課長が難癖をつけてイジメ始める。契約社員だからケイヤ君呼びからしてムカつくのだけど、智がやってもいないミスを森山に捏造されても、母のおかげで掴んだこの仕事を失いたくない智は、何とも思ってない、あれはイジりだと密子に言うし、社長に立候補し自分の立場を危うくした母親をなじったりもするのね。
夏が前社長を助け看病を尽くしたから得られた職場なのに…甘ちゃんなのね。
森山に仕掛けられて退職だ!賠償だ!という話になっても、密子はちゃちゃっと手を貸して片付けたりしないで、智の内省を促し彼自身が森山と対峙して解決する様に仕向けるのね。これは良かったな。
但しもう少しテンポアップして欲しいかな。
ベースは火事で死んだ社長秘書が密子の身内で、その復讐話って事?
脚本=丑尾健太郎、藤岡明子 演出=中茎強
- << 456 【2024夏ドラマ】 「マル秘の密子さん」4話まで終了。 【密子の過去&正体が暴かれる!】 3話のラスト。 五十鈴会長「お疲れ様。ここまで順調に行っている様ね」笑顔の密子。 二人はグル?と思わせて4話の冒頭。 五十鈴会長「ここまで順調に行っている様ね、密子さん」 密子「何のことでしょう?五十鈴会長」 五十鈴会長「貴女、何者?」全然グルじゃないじゃん!こういう姑息なミスリードは嫌だな。 なので夏のクズ夫・丈晴が見たという、火事現場から逃げた人物は「九条遥人」ではなく「九条遥人の秘書の坂東」と予想。直前映像の車から降りた遥人の上着の袖口と、クズ夫を突き落とした人物の上着の袖口は別物に見えたから、それが坂東なのか雇われた男(178cmの丈晴を柵を超えて突き落とすのは女では無理だと思うので)なのかは分からないけど、遥人ではないと思う。 にしても虐待話を入れて来るとは…。 含み笑いで何を考えているのか分からない密子と、子供の時に受けた虐待の恐怖がフラッシュバックし、震えが止まらなくなってしまう弱々しい密子。振り幅の大きい役は福原遥にとっては演じ甲斐が有るだろうけど、こういうシリアス設定は要らなかったなあ。 大好きな姉の死の真相を暴いて夏を社長にし姉の構想を実現する、それが密子なりの復讐…でいいのにな。 脚本=ばばたくみ 演出=小室直子
>> 432
【2024夏ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「ビリオン×スクール」2話まで終了。
【AI教師はイジメ問題を解決できるか?】
感想は…
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」4話まで終了。
【予言された悪夢と見えない敵の謎を追え!】
いやあ、前回のミスリードにすっかり騙された。前回、田辺桃子が結構雰囲気を高岡早紀に寄せて演じている様に感じたので、高岡早紀は清家の母親説よりは、清家の別れた恋人・三好美和子説の方を取ったのだが…。
今回、道上があの『最後に笑うマトリョーシカ』応募原稿に書かれた亜里沙の実家を訪ね、母親から話を聞いた時に、最後に娘に会ったのは21年前位、娘が22才の頃だったと母親が言った瞬間に、あっ年齢は誤魔化してなかったんだ、じゃあ高岡早紀の“清家の恋人説”は消えたなと。
で、高岡早紀は謎の女改め、清家の母・清家浩子となった訳だけど。浩子は一郎を身籠ったまま、東京で愛媛の資産家・還暦の清家嘉和を捕まえて?結婚、嘉和はその3年後に交通事故で死亡し(本当に事故?)、浩子は莫大な遺産を相続したらしい。
浩子はその美貌と野心で、恐らく鈴木や佐々木、武智達をたらし込み、着々と息子一郎の政治家への道を用意したと思われる。
清家を操っていたのは鈴木→亜里沙と思われたが実は浩子だったと、またまた反転。面白いなあ。て事は亜里沙はどうなった?浩子が始末しちゃったの?
第二の謎の女・真飛聖は亜里沙?それとも同級生の美和子?どっちだろう。
脚本=神田優 演出=小林義則
- << 450 【2024夏ドラマ】 「笑うマトリョーシカ」5話まで終了。 【秘書の嘘…政治家母との衝撃の関係!?】 清家はおばあちゃん子で、高校生で祖母を亡くした時は強いショックを受けていた。心配した鈴木は早退して愛南町の自宅迄会いに行ったと元担任の一色から聞いた道上。浩子の事はよく知らないと道上に言っていた鈴木の言葉は大嘘だった。そして浩子、やっぱり鈴木と関係を持っていた。しかも高校生の時に。だけど清家が政治家になってからは浩子を排除した、今の清家を作ったのは自分だと道上に強く言う鈴木。 清家は里親制度の拡充と共に恵まれない外国人の為の予算も組みたいと言い出した。道上(青山)の調べでは小学校の時からそういう作文を書いていたという清家。これは浩子の影響?もしかして大好きだった祖母がアジア系で苦労して来たからとか? 謎の女・真飛聖は鈴木の妻の由紀で、新日本新聞の記者だった。由紀は鈴木が病院のベッドで“浩子に殺される…”とうなされていたのを聞いていた。 清家のハヌッセンは浩子で間違いないと思うけど、鈴木の言う様に本当に清家自身も浩子との関係を断っているのだろうか。もしそうならその理由は何? 今回もいくつかの新事実が出て来たけど、ちょこちょこ挟まれる回想シーンと共に次々に流れて行くので、これと言って強く引っ掛かる物が無かったなあ。 脚本=神田優 演出=岩田和行
>> 431
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」2話まで終了。
【ホストVS医師の人気投票!客の奪い合いで大騒動!】
今回はヨウコ・ニシ…
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」3話まで終了。
【とおるがホストに!?予約殺到の美容クリニック開業!!】
亨の父・啓三は、どこから計算ずくだったのかは分からないけど(まさか繁盛させたイ・オンナ=リツコとは繋がってはいないと思うけど)、“じゅがいこちゅ”君の施術ミスをしたのは聖まごころ病院らしいという書き込み&拡散をしたのは、多分あの親父だよね。勝手に医療機器を買って借金漬けにして、返せなければビルを手放せって。親父に利用された亨が気の毒だわ。
万引きをして補導されてしまったマユ(伊東蒼=上手いよね)。
NOT ALONEの舞は守ってあげたいという意識が強すぎるのね。守られたい子も居るだろうけど、マユは細かい事は詮索せずに、でも命に関わる事だけはきちんと意見する、そういうヨウコの事は信頼しているみたいで。
だから家に連れ戻され、また母の男が襲って来た時に、最初は受け流そうとするも頭に浮かんだのはヨウコの「自分の身を守るのは自分じゃ!」という言葉で、その言葉に押されて割り箸を半分に折り、男の太ももに突き刺した。
走って逃げながら少し笑っていたのでそれが救い。
ラスト、大男に首をキメられて持ち上げられたヨウコは、男の急所を蹴り上げると予想。足先がジャストな位置だし、何の為の寝る時も履いてるブーツかって話よね、きっと。
脚本=宮藤官九郎 演出=澤田鎌作
- << 447 【2024夏ドラマ】 「新宿野戦病院」4話まで終了。 【聖まごころ病院の秘密!?望まれず生まれた子供の苦悩!】 今回が一番観やすくて分かりやすくて面白かった。 エピソードの殆どが聖まごころ病院内で展開した事、別々に3人の患者が運び込まれ、ヨウコを中心にそれぞれがテキパキと動きチーム感が漂っていた事、それをずっと見ていたマユが、医者になる…のは無理だけど病院で働きたい、看護師とかと口に出す位、彼らはまとまっていたし格好良かった。 別の場で啓介から娘はずきに打ち明けられたヨウコの事(リツコと不倫して出来た子。男の子だと高峰家の跡取りとして取られてしまうので、リツコは子を宿したまま渡米、ヨウコを産んだ)、よりによってその子が自分が5浪してもなれなかった医者である事へのはずきの怒り(名字と岡山弁が同じ、娘だと分かっていて採用したんでしょ?跡取りにするつもりで?等々)。 そしてこの怒りが、トイレかどっかで産んで赤ちゃんポストにでも置いてくればいいや位の気持ちで新宿に来て、まごころで産んだら可愛くて育てたくなった16才のカスミに向かう。「何考えてんの!バカじゃないの!」中略「望まれずにこの世に生まれた子はずっとつらい、ずっと苦しいの、忘れないで」(最後はヨウコを見て言ってた。ヨウコは姉だなんて知らないのに) 平岩紙さんの芝居が凄くて胸に響いた。 脚本=宮藤官九郎 演出=清矢明子
>> 430
【2024夏ドラマ】
「西園寺さんは家事をしない」(TBSスパークル,TBS)脚本=宮本武史 他 出演=松本若菜、松村北斗、津田健次…
【2024夏ドラマ】
「西園寺さんは家事をしない」2話まで終了。
【家事ゼロの危機!?人と暮らすって大変!】
やっとルカが熟睡した22時過ぎに、ルカを前抱っこしてコインランドリーで洗濯を始めようとしてる楠見。子育ての現実を偶然見てしまった西園寺さんはほっとけなくなってしまい、ウチの洗濯機を使えばいいと言って、他人だからと頑なに断る楠見を強引に連れ帰る。これが大家と間借り人の関係性が崩れる分岐点になった訳ね。
部下のミスで取引先の信頼を失ってしまった西園寺さん。謝罪を受け入れて貰えず流石に落ち込むも、事情を知っている楠見が作った“しおしお野菜スープ”で元気付けて貰い、再び謝罪チャレンジ。でもただ謝るだけではなく、怒涛の4案プレゼンをする根性と機転が素晴らしかった。この社長の琴線が何処に有るのかを熟知しているからこそのリカバリー術。あのポジションに居るのは伊達じゃない。
お互いに相手を変人だと思っている二人は、“家族”という枠組の中に入れば気を遣わずに済むから(←そんな事は無いと思うけどw)という理由で、“偽家族”として暮らして行く協定を結ぶ。
枠組を変えても二人の意識や考え方が大きく変わらなければ、お互いに疲れてしまう事に変わりは無いと思うけど、でもどんなドタバタコメディーになって行くのかは楽しみ。
脚本=宮本武史 演出=竹村謙太郎
- << 446 【2024夏ドラマ】 「西園寺さんは家事をしない」3話まで終了。 【偽家族開始!家族ってこんなに難しいの?】 偽家族をイマイチ理解出来ない楠見に、まずお試しで検証してOKなら実装しようと説明し、ロジカルズバズバ男子は直ぐに理解、流石だわ西園寺さん(笑) 楠見と亡き妻瑠衣の母・波多野里美(奥貫薫)とは、ルカをどちらが育てるのかで綱引きが有ってから折り合いが悪そうで、疎遠になってる感は有ったのだが、波多野家(酒蔵)での一周忌にルカと呼ばれて、出発のゴタゴタから喪服を忘れてしまった事、気付いた西園寺さんが届けて「偽家族…」と会話していたのを里美に聞かれてしまった事から、楠見への心証は更に悪化。ルカはウチで育てる!イヤ僕が育てるの綱引きが始まり楠見は激怒。 やっちまったと後悔していた西園寺さんは、気を取り直して楠見を訪ねて来た里美を引き留め、ひらめきワクワク女子の本領発揮、あの手この手で里美を二泊させる事に成功。楠見の部屋も上手に見に行かせて、きちんとした生活振りを確認した里美は、これならと楠見にルカを託す事に。 西園寺さんは出て行った母とは疎遠、それを父のせいだと恨んでいるから父にも結構冷たい。その反省も有るのかな?楠見達はまだ間に合うと思ったからこその素敵なお節介。 このドラマの西園寺さんは本当に魅力的だな。 脚本=山下すばる 演出=井村太一
>> 429
【2024夏ドラマ】
「マウンテンドクター」(カンテレ)脚本=高橋悠也 出演=杉野遥亮、岡崎紗絵、宮澤エマ、向井康二、近藤公園、八嶋智…
【2024夏ドラマ】
「マウンテンドクター」2話まで終了。
【山岳医療チーム始動!滑落事故から親子の命を救え】
初回の感想で“脚本が弱い”“ご都合主義の匂いがプンプン”って書いたのだけど、今回はこのドラマの大ブレーキになっている江森が少し後ろに下がって、滑落事故を起こした親子(西原亜希と横山歩が演じていて上手かった)の関係性や、宮本が中心になって山小屋の人やMMTメンバーと共に全力で救出・治療する様子を丁寧に描いていて、山でのロケも交えて臨場感や緊迫感も出せていたし、もっと言えば1年留学して国際山岳医に認定されたといっても、今の宮本は緊急時の的確な診断を要する救命医としてはまだ未熟というリアルな面も同時に描いていて、そこも好感が持てたので、これなら続けて観て行こうかなと思ったら…、ラストに出たよ大ブレーキ江森!
何あの家庭教師のトラコみたいに子供に圧を掛ける大森南朋。
これって考察要素を取り入れてバズらせないと…という強迫観念に取り憑かれているプロデューサーの指示なのかな←という個人の勝手な考察デス
勤務時間外は個人的に山をパトロールし、事故った登山客を助け、山をナメて事故った者には説教する江森…位の設定だけだったら良かったのになあ。
MMTの連係が良かったから、取り敢えず次回も観るけど。
脚本=高橋悠也 演出=国本雅広
- << 445 【2024夏ドラマ】 「マウンテンドクター」3話まで終了。 【一年前の落石事故で何が!?隠されたあの日の真実】 前回はご都合主義も後退し、主人公・宮本のロープ技術で救助する見せ場も有ったし、要救助者母子のエピソードも良くて、まあこれなら観てもいいかなと思えたのに、今回はまたまたご都合主義が前に出て来て、エピソードの足を引っ張る引っ張る! 妊娠16週の妊婦が登山するって、私の感覚では有り得ないのだけど、百歩譲ってそういう人は居たとしても、このエピソードの妊婦は1年前の山の落石事故で母親を亡くし、父親(倉持=岡山はじめ)が江森を告訴してる家の娘よ?山は危険だって実感してる筈なのに登るか?普通。(←登って危険な目に遭わないと騒動が始まらないから) 山で倒れて、この時は消防が信濃総合病院に運んだけど(回復したら倉持が病棟で悪態ついて直ぐに退院させた)、1週間後実家で倒れた時は倉持が救急車に同乗しながら、何故か信濃総合病院には行くなとは一言も言わない。(←この病院に入院させないと、1年前の落石事故の真相を知っていて江森から口止めされている少年が、江森をなじる倉持を目撃し先生は悪くないと真実を告げるシーンが撮れないから) 本末転倒!登場人物にこんな整合性の取れない行動をさせてエピソードを作るな! うーん、どうしようかな、視聴離脱がちらつく。 脚本=高橋悠也 演出=国本雅広
>> 428
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」2話まで終了。
【知ってしまったことで、あふれ出す…ふたをしていた想い】
前回『今の恋人…
2024夏ドラマ】
「海のはじまり」3話まで終了。
【たいせつな人を失うということ】
簡単に結論は出せないけど、取り敢えず海ちゃんと一緒に過ごす時間を作ろうと考えた夏は、母親役を担うつもりの弥生と共に会いに行き、海のリクエストで水季の職場だった図書館に行く。
初めましての弥生にも直ぐに懐き、ずっと笑顔で過ごす海に、夏自身は違和感が有ったのかもしれない。
今度は海が望んで夏のアパートに遊びに来て、やはり弥生と明るく楽しそうに過ごしている姿を見て、夏は「何でそんなに元気振るのか」等々、海にかなりキツい言葉を浴びせてしまう。それも大人の言葉遣いで。弥生が止めようとしても、普段のモゴモゴ夏からは想像出来ない位、次々に言葉が出て来る夏。顔色を変え夏を見続ける海の目に涙が溜まり、弥生がハンカチを差し出す。大粒の涙をこぼした海は弥生のハンカチをスルーして夏の元へ走り抱きつき、声を出して泣き出す。夏もしゃがんでおずおずと海を抱き締め二人で泣く。その二人を背にポツンと弥生の疎外感。
水季は予想通り普段から海に夏の事を話していた。だから海にとっては“いなくなったパパ”だったのかな?ママが仕事に行くのも“いなくなる”と怖がっていた海。
だから夏に一番に望むのも「いなくならないで」って事らしい。切ないよなあ。
脚本=生方美久 演出=高野舞
- << 444 【2024夏ドラマ】 「海のはじまり」4話まで終了。 【なんで、好きなのに一緒にいちゃダメなの?】←海、夏、弥生、3人共お互いの事が嫌いになった訳では無いのに、何故3人で会えないのか、子供の素朴な疑問にハッとする弥生。大人はついつい色々な事に考えを巡らせて言い訳をしてしまうけど、子供にそれは通用しないよって話。 初回から割と意思決定がはっきりとしていて、テキパキハキハキしている様に見えた弥生が、何故ともすれば優柔不断にも見える“モゴモゴ夏”と3年も交際しているのか、苛々したり物足りなかったりしないのか若干不思議だったのだが、その謎が解けた今回。 そもそもの“テキパキハキハキ弥生”のイメージは、夏の隣に居る事でより増強されていたに過ぎず、本来の弥生は「大切な人には相談したいタイプ」なのに、「その時大切な人達(多分元彼と実母)がみーんな自分の考えをポイと置いて行く人達で」、その結果中絶という結論に迎合するしか無く、ずっと罪悪感を内包して来た弥生。だから無視しても放っといてくれる、待っていてくれる、一緒に迷ってくれる夏の存在が弥生には助かるし心地よいのだと。 弥生が海の母親になりたいと願ったのは、“もう産めないから”ではなくて、早く良い母親になれば産めなかった罪悪感を消せると思ったから…という事だった。 脚本=生方美久 演出=ジョン・ウンヒ
>> 427
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」(ytv)脚本=橋本夏 出演=成田凌、吉川愛、萩原利久、佐藤大樹、仲万美、松本怜生、杢代…
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」2話まで終了。
【謎の容疑者、確保…正体は…驚愕の展開へ…】
蓮水によると灰川は“リッカのマーク”は“家族の印”と言って、リッカのチャームを子供達に渡していたという。
白骨死体の有った灰川邸の地下室にもリッカのマークが描かれていたので、冴木は灰川が犯人では無いなら、生き残った子供達の内の誰かかもしれないと蓮水に話すのだが、あれっていつ描かれたのかにもよるよね。
警察に確保された(というか自ら確保されに来た?)灰川は、13人を殺したのは自分だと認めて、それ以外は黙秘を貫き留置所で首を吊ってしまった。真犯人が生き残った子供達の誰かと考え庇ったのか、それとも灰川の存在が不都合な誰かに殺されたのか。
今回、冴木の弟の蒼佑は亡き父のDVに遭い続けて灰川邸に避難していたが、父が死んでもDVの呪いは解けず、精神的に壊れている事が分かった。うん?という事は、12才で亡き母の実家(祖父)に引き取られる迄、父達と暮らしていた冴木自身にDVの闇は引き継がれていないのだろうか?
男性ばかりを狙う連続傷害事件の被害者は、皆子供を虐待している共通点が有ったという事で、俄然DVを憎む蒼佑が怪しい感じにはなって来たのだが、五味が驚いていた容疑者らしき防カメの捉えた人物って誰なのかな。気になるわあ。
あのチューリップ帽の謎男も。
脚本=橋本夏 演出=内藤瑛亮
- << 443 【2024夏ドラマ】 「降り積もれ孤独な死よ」3話まで終了。 【容疑者の謎の死…犯人判明…兄弟が抱えた傷】 前回、蒼佑が精神的に壊れているのなら、12才迄一緒に暮らしていた“冴木自身にDVの闇は引き継がれていないのだろうか?”と書いたのだが、やはりそうだったか…。 でも五味(メイサ)の観察力は凄いね。冴木の癖(両手を握りしめ祈る様なポーズ=虐待されている子が今日こそは逃れたいと必死に祈る時の姿)を覚えていて、防カメ映像の犯人らしき男が同じポーズをしていたのを見逃さず、「あんたなんでしょ?」。蒼佑が虐待され始めたのは冴木が祖父に引き取られた後からだから「それまではあんたが受けてたんでしょ?」「私は何もしないから自分でカタをつけて…自首して」 帰宅して服を脱いだ冴木の背中一面には、激しい暴力を受けていた事が分かる傷痕が。 連鎖した蒼佑の暴力は実母に向かい、冴木のそれは子供に暴力を振るう男親達に向かった。 蒼佑は何とかしたいとDV加害者プログラムに参加しており、花音が突き落とされた時も参加していた。 冴木が蒼佑に自分が傷害事件の犯人だと告白し、兄が昔言ってくれた言葉を支えに何とかやり直そうとしていると言う蒼佑は「何やってんだよ!」となじるが、漸く心を通わせる事が出来た様に見えて切なかった。 文字数制限で細かくは書けないけど、怖い終わり方も凄かった。 脚本=橋本夏 演出=二宮崇
【2024夏ドラマ】
「マル秘の密子さん」(NTV)脚本=丑尾健太郎 他 出演=福原遥、上杉柊平、清水尋也、志田彩良、吉柳咲良、神保悟志、桜井日奈子、黒羽麻璃央、渡辺真起子、小柳ルミ子、松雪泰子 他
オリジナル作品。《土ドラ10・54分枠》(全話数不明)
【あなたが変われば、世界は変わる】
いやいや、燃え尽きているとはいえ、まだ火が残っている火災現場に、普通の格好の中年女性(今井夏=松雪泰子)がそのまま入って行って、倒れている男性(神保悟志)を助け出すってメルヘン?その前に消防も警察もそこに居ないって有り得ないでしょ?
という設定の甘さは有ったけど、色彩と光彩に拘った画作り(コア層に狙いを定めて韓ドラやK-POPのMVを意識した?)は目を引いたし、清純派、優等生、頑張り屋等のイメージが定着した感のある福原遥が、ダークな面も併せ持つ主人公の本宮密子を、キャラ頼りではなく、その演技で人物像に説得力を持たせる事が出来るのかを見届けたくなったので、その意味では初回としての掴みはOKという事かな。
公式サイトによると“どんな手を使っても依頼者を必ず成功させる謎多き女”、それがトータルコーディネーターを名乗る密子という事で、今の所は今井夏を九条開発の社長にすべく策を弄しているのだが、密子にはどんな裏が隠されているのか…も今後の見どころになりそう。
脚本=丑尾健太郎 演出=中茎強
- << 441 【2024夏ドラマ】 「マル秘の密子さん」2話まで終了。 【死の擬似体験はいかがですか?】 初回で一番印象に残った“色彩と光彩豊かな映像”も、そういうものと慣れてしまえばいつまでも売りには出来ず、当然だけど中身で勝負になって来る。(それを意識してか最初からの計算なのか、色彩の華やかさはぐっと抑えめになった。光彩の使い方は工夫していて印象に残る) で、中身だけど、総務部の契約社員の今井智(清水尋也)が、新社長に名乗りを上げた夏の息子だと分かると、九条の血筋を鼻に掛ける上司の森山課長が難癖をつけてイジメ始める。契約社員だからケイヤ君呼びからしてムカつくのだけど、智がやってもいないミスを森山に捏造されても、母のおかげで掴んだこの仕事を失いたくない智は、何とも思ってない、あれはイジりだと密子に言うし、社長に立候補し自分の立場を危うくした母親をなじったりもするのね。 夏が前社長を助け看病を尽くしたから得られた職場なのに…甘ちゃんなのね。 森山に仕掛けられて退職だ!賠償だ!という話になっても、密子はちゃちゃっと手を貸して片付けたりしないで、智の内省を促し彼自身が森山と対峙して解決する様に仕向けるのね。これは良かったな。 但しもう少しテンポアップして欲しいかな。 ベースは火事で死んだ社長秘書が密子の身内で、その復讐話って事? 脚本=丑尾健太郎、藤岡明子 演出=中茎強
【2024夏ドラマ】〚視聴離脱したドラマ〛
「青春ミュージカルコメディ oddboys」初回のみで離脱した。
徳尾さんが書いているので観てみたが、ワンシチュエーションのミュージカル物(しかも知らない役者さんばかり)はキツかった…。
脚本=徳尾浩司 演出=小木曽由衣
「タカラのびいどろ」初回のみで離脱した。
岩瀬洋志目当てで観たのだけど、脚本がイマイチで相手役男優も苦手なタイプだったので、直ぐに諦めた。
脚本=下亜友美 演出=石橋夕帆
「ブラックペアンseason2」初回のみで離脱した。
S1は全話観たけど自分の感想を読み返したら文句だらけ。道理で内容を殆ど覚えていなかった訳だ。なのでS2は観ようか迷ったのだが、竹内涼真目当てで観てみた。彼は役の設定も彼の演技自体もとても魅力的だったけど、肝心の主人公の設定とストーリー自体が全く魅力が無かったので、今回は早々と撤退する事にした。
「ギークス~警察署の変人たち~」2話迄で離脱した。
あのユルい感じが好きな人も居るみたいだけど、私は駄目だった。主人公が自分の家に入りたいのに、掴んだ腕を離さずグイグイ来るお隣さんの白洲迅が有り得ないんだけど(笑)
脚本=大林利江子 演出=山内大典
【2024夏ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「ビリオン×スクール」2話まで終了。
【AI教師はイジメ問題を解決できるか?】
感想は初回のみで後は観るだけにしておこうと思っていたのだが、上坂樹里が演じるひめ香がイジメを受け続けている問題を、加賀美がテクノロジーを駆使して解決しようとするが、根が深くてすんなりとは行かないという現実味も含ませて、シリアス寄りのコメディーとして上手く作られていたし、期待の上坂樹里が◎の演技で起用に応えていたので、それを書き残しておきたくなった。
脚本=我人祥太 演出=瑠東東一郎
「笑うマトリョーシカ」3話まで終了。
【裏で操る者を追え!秘書VS元恋人】
やはりストーリーは抜群に面白いのだけど、ドラマとしては登場人物や台詞量が多くて次々に場面が流れて行くから、ここという捉えどころが無くて、観終わるとぐったり疲れてしまうのよね。
相関図の“謎の女”こと高岡早紀は、最初は青木柚時代の頃の清家の母親かなと思っていたのだけど、現在の時間軸に出て来ているので清家の元恋人(田辺桃子)の今の姿なのかなと。でも櫻井翔とは年齢が合わない様なと思ったら、元恋人は名前も嘘を付いていた(本名は真中亜里沙)ので、年齢も誤魔化していたと考えれば不自然ではなくなるのかな。
道上の考える“操る者”が、鈴木から元恋人に反転する展開が本当に面白い。
脚本=いずみ吉紘 演出=城宝秀則
- << 440 【2024夏ドラマ】 「笑うマトリョーシカ」4話まで終了。 【予言された悪夢と見えない敵の謎を追え!】 いやあ、前回のミスリードにすっかり騙された。前回、田辺桃子が結構雰囲気を高岡早紀に寄せて演じている様に感じたので、高岡早紀は清家の母親説よりは、清家の別れた恋人・三好美和子説の方を取ったのだが…。 今回、道上があの『最後に笑うマトリョーシカ』応募原稿に書かれた亜里沙の実家を訪ね、母親から話を聞いた時に、最後に娘に会ったのは21年前位、娘が22才の頃だったと母親が言った瞬間に、あっ年齢は誤魔化してなかったんだ、じゃあ高岡早紀の“清家の恋人説”は消えたなと。 で、高岡早紀は謎の女改め、清家の母・清家浩子となった訳だけど。浩子は一郎を身籠ったまま、東京で愛媛の資産家・還暦の清家嘉和を捕まえて?結婚、嘉和はその3年後に交通事故で死亡し(本当に事故?)、浩子は莫大な遺産を相続したらしい。 浩子はその美貌と野心で、恐らく鈴木や佐々木、武智達をたらし込み、着々と息子一郎の政治家への道を用意したと思われる。 清家を操っていたのは鈴木→亜里沙と思われたが実は浩子だったと、またまた反転。面白いなあ。て事は亜里沙はどうなった?浩子が始末しちゃったの? 第二の謎の女・真飛聖は亜里沙?それとも同級生の美和子?どっちだろう。 脚本=神田優 演出=小林義則
>> 419
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」(CX)脚本=宮藤官九郎 出演=小池栄子、仲野太賀、橋本愛、平岩紙、岡部たかし、馬場徹、塚地武雅…
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」2話まで終了。
【ホストVS医師の人気投票!客の奪い合いで大騒動!】
今回はヨウコ・ニシを軸に話が動き、医者の自分が関わったからには絶対に死なせないという強い信念が伝わって来て、観やすかったし面白さもやっと分かって来た。
家や学校に居場所の無い若い子達が集まって来て、犯罪の被害者や加害者になってしまう事が社会問題になっているトー横キッズ。
ホストに入れ込み借金漬けになった女が、風俗や売春で稼ぎ、またホストに貢ぐループから抜け出せなくなる問題。
今回はこの二つの社会問題を取り上げ、トー横キッズのマユ(伊東蒼)も、ホスト狂いのリリカ(寺本莉緒)も、色々有って死を選ぼうとするのだが、そこに立ちはだかるのがヨウコ。
オーバードーズから助けたマユには「おめえ死んだらぼっけえ悲しい」「なんべん死のうとしてもゼッテー助ける、わしの勝手じゃ」こんな風にストレートに言ってくれる言葉は、間違いなく心に響くと思う。
ビルから飛び降りようとしたリリカには「でーれーイテエけど死なん。もんげー苦しいけど死なん」と、様々な例を挙げて“そんな風になるならやめとこ”と戦意喪失させて引き止める。
岡山弁で訴えるから感覚的により深く真意が伝わる効果は有ると思う。正論を吐きたい時のクドカンのいつもの照れ隠し…なのかな?
脚本=宮藤官九郎 演出=河毛俊作
- << 439 【2024夏ドラマ】 「新宿野戦病院」3話まで終了。 【とおるがホストに!?予約殺到の美容クリニック開業!!】 亨の父・啓三は、どこから計算ずくだったのかは分からないけど(まさか繁盛させたイ・オンナ=リツコとは繋がってはいないと思うけど)、“じゅがいこちゅ”君の施術ミスをしたのは聖まごころ病院らしいという書き込み&拡散をしたのは、多分あの親父だよね。勝手に医療機器を買って借金漬けにして、返せなければビルを手放せって。親父に利用された亨が気の毒だわ。 万引きをして補導されてしまったマユ(伊東蒼=上手いよね)。 NOT ALONEの舞は守ってあげたいという意識が強すぎるのね。守られたい子も居るだろうけど、マユは細かい事は詮索せずに、でも命に関わる事だけはきちんと意見する、そういうヨウコの事は信頼しているみたいで。 だから家に連れ戻され、また母の男が襲って来た時に、最初は受け流そうとするも頭に浮かんだのはヨウコの「自分の身を守るのは自分じゃ!」という言葉で、その言葉に押されて割り箸を半分に折り、男の太ももに突き刺した。 走って逃げながら少し笑っていたのでそれが救い。 ラスト、大男に首をキメられて持ち上げられたヨウコは、男の急所を蹴り上げると予想。足先がジャストな位置だし、何の為の寝る時も履いてるブーツかって話よね、きっと。 脚本=宮藤官九郎 演出=澤田鎌作
【2024夏ドラマ】
「西園寺さんは家事をしない」(TBSスパークル,TBS)脚本=宮本武史 他 出演=松本若菜、松村北斗、津田健次郎、野呂佳代、村川絵梨、倉田瑛茉、松井愛莉、藤井隆、濱田マリ、塚本高史、浅野和之 他
ひうらさとるの漫画原作。《火曜ドラマ・57分枠》(全話数不明)
【家事しない38歳+シンパパ=?】
冒頭、アプリ制作会社レスQの有能なプロダクトマネージャーで、社長や同僚からも信頼されている主人公(西園寺さん=松本若菜)と、アメリカのパイナップル本社(アップルのもじりw)から転職して来た天才エンジニア(楠見くん=松村北斗)の、アプリ開発を巡るバチバチから始まり(それを同僚達が、ロジカルズバズバ男子とひらめきワクワク女子の対決に例えていたのが言い得て妙)、どうなるのかと思ったら楠見くんは“わたし、定時で帰ります男子”で、あっけなく終了。
挨拶も無しにいきなり西園寺さんをやり込める楠見くんに、“えっ、こういう子苦手”と思ったのだが、話が進むに連れて対人関係が苦手なだけで、悪いと思ったら直ぐ謝るし、仕事もシンパパ業もきちんと両立して他人に迷惑を掛けたくないという気持ちが空回りしているだけだと分かったし、西園寺さんも姐御肌な面が有って、他人を思いやれる人だから、観ていて素直に楽しめた。
という事で取り敢えず継続視聴決定。
脚本=宮本武史 演出=竹村謙太郎
- << 438 【2024夏ドラマ】 「西園寺さんは家事をしない」2話まで終了。 【家事ゼロの危機!?人と暮らすって大変!】 やっとルカが熟睡した22時過ぎに、ルカを前抱っこしてコインランドリーで洗濯を始めようとしてる楠見。子育ての現実を偶然見てしまった西園寺さんはほっとけなくなってしまい、ウチの洗濯機を使えばいいと言って、他人だからと頑なに断る楠見を強引に連れ帰る。これが大家と間借り人の関係性が崩れる分岐点になった訳ね。 部下のミスで取引先の信頼を失ってしまった西園寺さん。謝罪を受け入れて貰えず流石に落ち込むも、事情を知っている楠見が作った“しおしお野菜スープ”で元気付けて貰い、再び謝罪チャレンジ。でもただ謝るだけではなく、怒涛の4案プレゼンをする根性と機転が素晴らしかった。この社長の琴線が何処に有るのかを熟知しているからこそのリカバリー術。あのポジションに居るのは伊達じゃない。 お互いに相手を変人だと思っている二人は、“家族”という枠組の中に入れば気を遣わずに済むから(←そんな事は無いと思うけどw)という理由で、“偽家族”として暮らして行く協定を結ぶ。 枠組を変えても二人の意識や考え方が大きく変わらなければ、お互いに疲れてしまう事に変わりは無いと思うけど、でもどんなドタバタコメディーになって行くのかは楽しみ。 脚本=宮本武史 演出=竹村謙太郎
【2024夏ドラマ】
「マウンテンドクター」(カンテレ)脚本=高橋悠也 出演=杉野遥亮、岡崎紗絵、宮澤エマ、向井康二、近藤公園、八嶋智人、トラウデン直美、石野真子、石丸謙二郎、檀れい、大森南朋 他
オリジナル作品。《月10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【大自然の真ん中で命をつなぐ山岳医療チーム誕生】
ああ、やっぱり危惧していた通り脚本が弱いな…。
山岳医療チームの新組織MMTの立ち上げと活躍?を描くらしいこのドラマも、「ブルーモーメント」同様、初回からご都合主義の匂いがプンプンと漂っていて、先行きが不安で仕方ないのだが。
故郷の長野県の信濃総合病院に、東京から転籍して来た若手の整形外科医である主人公(宮本=杉野遥亮)を無理矢理山岳医療科との兼務にして、救助要請が有ったらいきなり一人でヘリに乗せて対処させるって有り得ないし。そういう設定にしたのは、トリアージミスをした宮本の前に、俺様国際山岳医の江森(大森南朋)が颯爽と現れ、宮本のミスをカバーし、ガツンと説教をして自信喪失させる為。(その後のペースメーカーの件も、江森がカルテで共有していれば何も問題が無かった話)あれもこれも、宮本を国際山岳医にさせる為のご都合主義。
宮本の兄の死の克服も留学も、初回で済ませてしまった点と、映像の美しさだけは評価するけどね。
脚本=高橋悠也 演出=国本雅広
- << 437 【2024夏ドラマ】 「マウンテンドクター」2話まで終了。 【山岳医療チーム始動!滑落事故から親子の命を救え】 初回の感想で“脚本が弱い”“ご都合主義の匂いがプンプン”って書いたのだけど、今回はこのドラマの大ブレーキになっている江森が少し後ろに下がって、滑落事故を起こした親子(西原亜希と横山歩が演じていて上手かった)の関係性や、宮本が中心になって山小屋の人やMMTメンバーと共に全力で救出・治療する様子を丁寧に描いていて、山でのロケも交えて臨場感や緊迫感も出せていたし、もっと言えば1年留学して国際山岳医に認定されたといっても、今の宮本は緊急時の的確な診断を要する救命医としてはまだ未熟というリアルな面も同時に描いていて、そこも好感が持てたので、これなら続けて観て行こうかなと思ったら…、ラストに出たよ大ブレーキ江森! 何あの家庭教師のトラコみたいに子供に圧を掛ける大森南朋。 これって考察要素を取り入れてバズらせないと…という強迫観念に取り憑かれているプロデューサーの指示なのかな←という個人の勝手な考察デス 勤務時間外は個人的に山をパトロールし、事故った登山客を助け、山をナメて事故った者には説教する江森…位の設定だけだったら良かったのになあ。 MMTの連係が良かったから、取り敢えず次回も観るけど。 脚本=高橋悠也 演出=国本雅広
>> 417
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」(CX)脚本=生方美久 出演=目黒蓮、有村架純、泉谷星奈、木戸大聖、古川琴音、林泰文、杏花、西田…
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」2話まで終了。
【知ってしまったことで、あふれ出す…ふたをしていた想い】
前回『今の恋人(弥生=有村架純)にとっては、自身もどういう選択をするのか、キツいよねえ、これ。』と書いたのだが、ああ、なるほどそういう設定にしたのかと。
同じ2016年12月に、水季は夏に人工妊娠中絶同意書にサインをさせながら、夏には何も云わずに産む選択をし、弥生はその当時の恋人?が中絶を望み、彼女自身も同意して産まない選択をした、もし産んでいれば海と同じ位の年齢だった…という点にはドラマ上の作為は感じるけど、弥生は今でも胎児のエコー写真を大事に保管し、遺骨の眠るロッカー式納骨堂にお参りもしていて、決して忘れ去った訳ではないという設定にしてあるのには深い意味を感じる。
もしかしてなのだが、その手術の後に弥生は子供の産めない体になってるとか?
もしそういうアクシデントが無いのなら、あの状況で自分が海ちゃんの母親になる選択肢も有るって、即断して夏に言えるのかなってちょっと疑問に思ったものだから。
海が今迄会った事も無い夏をパパとして認識し、あれだけ求めるって事は、死期を悟った水季が“パパ”の事を教え込んでいたからよね。そうでなければ多分海は“近くの他人”の津野をもっと求めるよね。
脚本=生方美久 演出=風間太樹
- << 436 2024夏ドラマ】 「海のはじまり」3話まで終了。 【たいせつな人を失うということ】 簡単に結論は出せないけど、取り敢えず海ちゃんと一緒に過ごす時間を作ろうと考えた夏は、母親役を担うつもりの弥生と共に会いに行き、海のリクエストで水季の職場だった図書館に行く。 初めましての弥生にも直ぐに懐き、ずっと笑顔で過ごす海に、夏自身は違和感が有ったのかもしれない。 今度は海が望んで夏のアパートに遊びに来て、やはり弥生と明るく楽しそうに過ごしている姿を見て、夏は「何でそんなに元気振るのか」等々、海にかなりキツい言葉を浴びせてしまう。それも大人の言葉遣いで。弥生が止めようとしても、普段のモゴモゴ夏からは想像出来ない位、次々に言葉が出て来る夏。顔色を変え夏を見続ける海の目に涙が溜まり、弥生がハンカチを差し出す。大粒の涙をこぼした海は弥生のハンカチをスルーして夏の元へ走り抱きつき、声を出して泣き出す。夏もしゃがんでおずおずと海を抱き締め二人で泣く。その二人を背にポツンと弥生の疎外感。 水季は予想通り普段から海に夏の事を話していた。だから海にとっては“いなくなったパパ”だったのかな?ママが仕事に行くのも“いなくなる”と怖がっていた海。 だから夏に一番に望むのも「いなくならないで」って事らしい。切ないよなあ。 脚本=生方美久 演出=高野舞
【2024夏ドラマ】
「降り積もれ孤独な死よ」(ytv)脚本=橋本夏 出演=成田凌、吉川愛、萩原利久、佐藤大樹、仲万美、松本怜生、杢代和人、栗谷(カカロニ)、山下美月、黒木メイサ、野間口徹、小日向文世 他
井龍一/伊藤翔太の漫画原作。《日曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)
【過去と現在が交錯する2つの事件の真相と謎】
二つの時間軸が有り、記者の森(山下美月)が姿を消してしまった取材対象の少女を捜す現在が2024年で、手首のマークのタトゥーから、もしかしたらその少女にも何らかの関係が有るのかもしれないと考える大事件(13人の未成年の白骨死体が見付かり、屋敷の持ち主の灰川=小日向文世が逮捕された)が発覚したのが2017年で、初回は事件についての顛末が、刑事だった主人公の冴木(成田凌)と、灰川は犯人ではないと警察署に話に来て、真実を探る為に冴木と行動を共にする蓮水(吉川愛)が知り得た事として語られ、話が進む。
6年前(2011年)に解散を告げる迄、灰川は虐待や育児放棄をされていた子供達を自分の屋敷に集め、最終的には自分も含めた19人の子供達と暮らしていたと話す蓮水。果たして灰川は善人なのか、それとも何らかの洗脳をしていたのか。
映画的な映像と効果的な音楽が作り出す独特な世界観に引き込まれた。
これは先が楽しみなドラマだ。
脚本=橋本夏 演出=内藤瑛亮
- << 435 【2024夏ドラマ】 「降り積もれ孤独な死よ」2話まで終了。 【謎の容疑者、確保…正体は…驚愕の展開へ…】 蓮水によると灰川は“リッカのマーク”は“家族の印”と言って、リッカのチャームを子供達に渡していたという。 白骨死体の有った灰川邸の地下室にもリッカのマークが描かれていたので、冴木は灰川が犯人では無いなら、生き残った子供達の内の誰かかもしれないと蓮水に話すのだが、あれっていつ描かれたのかにもよるよね。 警察に確保された(というか自ら確保されに来た?)灰川は、13人を殺したのは自分だと認めて、それ以外は黙秘を貫き留置所で首を吊ってしまった。真犯人が生き残った子供達の誰かと考え庇ったのか、それとも灰川の存在が不都合な誰かに殺されたのか。 今回、冴木の弟の蒼佑は亡き父のDVに遭い続けて灰川邸に避難していたが、父が死んでもDVの呪いは解けず、精神的に壊れている事が分かった。うん?という事は、12才で亡き母の実家(祖父)に引き取られる迄、父達と暮らしていた冴木自身にDVの闇は引き継がれていないのだろうか? 男性ばかりを狙う連続傷害事件の被害者は、皆子供を虐待している共通点が有ったという事で、俄然DVを憎む蒼佑が怪しい感じにはなって来たのだが、五味が驚いていた容疑者らしき防カメの捉えた人物って誰なのかな。気になるわあ。 あのチューリップ帽の謎男も。 脚本=橋本夏 演出=内藤瑛亮
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【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」(共テレ,TBS)脚本=いずみ吉紘 他 出演=水川あさみ、玉山鉄二、丸山智己、和田正人、渡…
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」2話まで終了。
【深まる疑惑…事故と元恋人の秘密】
政治家を目指した清家は、高校の先輩で地元愛媛県の代議士(武智=小木茂光)の私設秘書となったが、清家が27才の時に交通事故で武智が死亡。清家が地盤を引き継ぎ当選した。事故の加害者は居眠り運転で、罪を認め無職なのに多額の賠償金を支払った。この加害者の状況が道上の父の死亡事故の加害者とそっくりで、父も武智も殺されたのでは?犯人は当時から清家と行動を共にしていた鈴木?と疑う道上。
その鈴木が暴走車にはねられ重傷を負った。
疑いをかわす為の自作自演?と思ったのだが、後から挿まれた鈴木の回想を信じるなら、鈴木は本当の被害者という事になる。
という事は、武智、道上の父の事故も指示をしたのは別人なのではないか。
そこで浮上するのは清家の元恋人だった美恵子(仮名=田辺桃子)。
大学3年の課題論文ではハヌッセンを肯定していたのに、同じテーマの卒論ではハヌッセンを否定している清家。当時の教授にも取材をし、これは恋人の影響によると推測をする道上。
清家に確かめようとするが、秘書を通じて取材許可の取り消しを通告されてしまう。
面白いのだけど、会話とモノローグでずっと進行してるので、演出的な工夫とかが殆ど感じられなくて、本を読んでるんじゃないんだからって言いたくなる様な…。
脚本=神田優 演出=岩田和行
>> 424
「2024春ドラマのまとめ②」の続き
「約束~16年目の真実」(日テレ/読売テレビ制作)
これもハマった!面白かった。多少強引な展開も有ったけど、無駄に足を引っ張る様な設定は無くて、ずっと平均的に面白かったのは評価出来る。
「君が獣になる前に」(テレ東)
“きみけも”のループを阻止する為に“ぼくけも”になってしまった神崎。最後は彼女の心を救う為に、二人だけでのガス死を選択。またループしない保証は無いよね。
「花咲舞が黙ってない」(日テレ)
最初は楽しめたのだが、主演女優の目をひんむく度合いが増す毎に、話が面白くなくなって行ったかなと。
「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」(テレ朝)
S1ではまだ精神的にフラフラしていた男が、花火師としての自我を確立する迄の物語。それにしてもひかりの「ケチくせえなあ!」は衝撃だった(笑)
「おいハンサム!!2」(フジ/東海テレビ制作)
お母さんの支えが有ってこその、お父さんの“ハンサム説教”なのだと再認識。パンの耳のエピソードが好き。
※春ドラマは計16本を全話視聴した。
初回を視聴したドラマは25本で、その内、途中離脱はGP帯が7本、深夜帯が2本だった。
※()内の局名2つは、(視聴局/制作局)を表示
「2024春ドラマのまとめ②」
~3位迄に入らなかったドラマの一言感想~
「95」(テレ東)
“超過激なお化け屋敷”感が漂う青春暴力物語。あれだけ暴れて補導すらされないってw
「Destiny」(テレ朝)
アダルトチルドレン5人組の自己中傍迷惑物語。
「お迎え渋谷くん」(フジ/カンテレ制作)
最後迄観たら実は、幼い頃から感情を抑圧する事で自分を守って来た主人公が、愛花との恋で成長し、感情を開放出来る様になる迄の話だった。
「Root/ルート」(テレ東)
当初想像していた内容とは違っていて、泥臭い暴力と理不尽が横行する内容で戸惑った。主演二人にはスタイリッシュ系の方が似合っていた様な…。
「からかい上手の高木さん」(TBS)
これはハマった!二人が可愛くて、ずっとニヤニヤしながら観ていた。余計な足し算引き算をしない一点突破の破壊力に釘付け。
「滅相もない」(TBS)
何とか最後迄観たけど、やっぱり加藤拓也の世界観とは隔たりを感じるわあ。
「ブルーモーメント」(フジ)
緊迫感を台無しにする、現場最前線での“お気持ち表明ごっこ”。期待していたのに…。
「Beriev-君にかける橋-」(テレ朝)
それなりに楽しめはしたのだけど、何故崩落事故を起こしたのかの部分を曖昧にした事で、全体の印象が悪くなってしまったのが残念。
「2024春ドラマのまとめ①」
1位「アンチヒーロー」(TBS)
4人の脚本家が参加する“海外スタイル”での制作が功を奏し、最初から最後迄ずっと惹き付けられる完成度の高いドラマだった。長谷川博己に引っ張られる形で、若い役者陣もいい演技を見せてくれて大満足。
2位「アンメット ある脳外科医の日記」(フジ/制作はカンテレ)
初期に西島会長、津幡師長、麻友のキャラを劇画的に作り過ぎたのが勿体無かった。医師としてのミヤビを最初からもっと押し出していればね。終わり方が良かったので満足はしている。
3位「燕は戻ってこない」(NHK)
(本人のせいなんだけど)底辺の生活に喘いでいた主人公が、金目当てに深くは調べずに代理母に応募。登場人物全員が自己中で色々考えさせられたドラマ。
【他にハマったドラマ】
「約束~16年目の真実」(日テレ/制作は読売テレビ)
「からかい上手の高木さん」(TBS)
【今期の演技MIP】
「アンメット」の杉咲花と若葉竜也。P、D含めて相当話し合って、あのナチュラル演技スタイルで行こうと決めたのだろうなと推測。それが奏功してたし存在感が凄かった。
※1~3位迄、前期冬ドラマの1~3位と番組枠が全く同じ並びで自分でもびっくり。他のドラマ枠のスタッフさんも奮起して、面白いドラマを作って欲しいな。
※放送局は私が関東地区で視聴した局名を記載
【2024夏ドラマ】
「ビリオン×スクール」(CX)脚本=我人祥太 他 出演=山田涼介、木南晴夏、水沢林太郎、松田元太、大原梓、志田未来、坂口涼太郎、MEGUMI、神木隆之介、安達祐実、水野美紀、市村正親 他
オリジナル作品。《金9・58分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【山田涼介×学園ドラマ!スゲェ2人がやってきた】
日本最大の財閥グループ企業・加賀美グループのCEO加賀美零(山田涼介)が、自ら開発中の超高精度動的教育用AIプログラム(ティーチ=安達祐実)のデータ収集の為に、身分を隠して私立絵都学園の落ちこぼれクラス3年0組に、秘書の芹沢一花(木南晴夏)と共に担任、副担任として赴任するという相当バカバカしい設定で、脚本家も弱いし演出は苦手な部類の瑠東さんだし、初回だけで離脱かなあと思いながら観たのだが、バカバカしいなりに面白いし、瑠東さんの演出が良い方に転んでいて、好きだった「極道主夫」並みに観やすかったので、こういう感じなら気楽に観られて楽しめるかもと思えた。
天才の加賀美零は学校には行かずに育ったらしく、一般的な庶民の生活感覚等とは縁遠く結構な俺様体質で、これって当て書き?って位山田くんにハマッていて、これもすんなりドラマの世界に入れた一因かなと。
多分もう感想は書かないと思うけど、この後も笑って楽しみたい。
脚本=我人祥太 演出=瑠東東一郎
【2024夏ドラマ】
「ギークス~警察署の変人たち~」(CX,共同TV)脚本=大林利江子 他 出演=松岡茉優、田中みな実、滝沢カレン、白洲迅、泉澤祐希、あの、若林時英、徳井優、マギー、中村蒼 他
オリジナル作品。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【残業NG!厄介な女たちが井戸端会議で事件解決】公式サイトの紹介にも『ギークとは賢いオタク。人間関係に難ありな警察署勤務の女ギーク達が、週末の井戸端会議で事件をスーパーアシストしてしまう井戸端謎解きエンターテイメント』とあるのだが、確かに一緒に飲んで食べてはいるけど、そこで知恵を出し合って解決の糸口を見付けている訳ではなくて、ほぼほぼ記憶力、洞察力に長けている鑑識課員の松岡茉優の能力で解決に導いていたので、看板に偽りありだよね。(←これだと従来の刑事ドラマとたいして変わらない)
まっ、面白ければ文句は無いのだけど、とにかくテンポが悪い。15分拡大を消化出来ないなら無駄に拡大するな!と言いたい。
初回に滝沢カレンの中途半端な姉弟の話、田中みな実ママなんだ!の話は必要無いし、通常運転の怪しさを醸し出すお隣さんの白洲迅と松岡茉優のやり取りをもっと削り、他もテンポアップすれば54分に収まるでしょ。
事件のアイディアもショボイしなあ。離脱するかは次を観て決めるわ。
脚本=大林利江子 演出=山内大典
【2024夏ドラマ】
「新宿野戦病院」(CX)脚本=宮藤官九郎 出演=小池栄子、仲野太賀、橋本愛、平岩紙、岡部たかし、馬場徹、塚地武雅、濱田岳、余貴美子、高畑淳子、生瀬勝久、柄本明 他
オリジナル作品。《水10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【笑って泣ける医療エンターテインメント!】
初回に関しては狙い過ぎてゴチャゴチャしてたなという印象。
塚地が演じるナースのしのぶが、いい味を出しつつバランサーの役目を果たしていたからまだ良かったけど、何も分からない時点でのあの“聖まごころ病院”での騒動のてんこ盛りは、観ていてキツかったわあ。
ヨーコ・ニシのキャラ自体は面白いのだけど、小池さんが滑らかではない英語をちょいちょい挟むので、それが気になるのに加え、日本語は岡山弁だから台詞が頭の中で渋滞してしまう。(滑舌の良い台詞回しが売りの小池栄子を全否定するのは、狙いなの?)
“ごった煮の街”歌舞伎町の救急病院を舞台に、伝えたいテーマは“平等とは?”で、金儲けにしか興味の無かったお気楽男の亨(仲野太賀)が、周りから影響を受けてどう変貌して行くのかを描くドラマ、という理解でいいのかな?
次回からもう少し落ち着いてくれる事を願って。
脚本=宮藤官九郎 演出=河毛俊作
- << 431 【2024夏ドラマ】 「新宿野戦病院」2話まで終了。 【ホストVS医師の人気投票!客の奪い合いで大騒動!】 今回はヨウコ・ニシを軸に話が動き、医者の自分が関わったからには絶対に死なせないという強い信念が伝わって来て、観やすかったし面白さもやっと分かって来た。 家や学校に居場所の無い若い子達が集まって来て、犯罪の被害者や加害者になってしまう事が社会問題になっているトー横キッズ。 ホストに入れ込み借金漬けになった女が、風俗や売春で稼ぎ、またホストに貢ぐループから抜け出せなくなる問題。 今回はこの二つの社会問題を取り上げ、トー横キッズのマユ(伊東蒼)も、ホスト狂いのリリカ(寺本莉緒)も、色々有って死を選ぼうとするのだが、そこに立ちはだかるのがヨウコ。 オーバードーズから助けたマユには「おめえ死んだらぼっけえ悲しい」「なんべん死のうとしてもゼッテー助ける、わしの勝手じゃ」こんな風にストレートに言ってくれる言葉は、間違いなく心に響くと思う。 ビルから飛び降りようとしたリリカには「でーれーイテエけど死なん。もんげー苦しいけど死なん」と、様々な例を挙げて“そんな風になるならやめとこ”と戦意喪失させて引き止める。 岡山弁で訴えるから感覚的により深く真意が伝わる効果は有ると思う。正論を吐きたい時のクドカンのいつもの照れ隠し…なのかな? 脚本=宮藤官九郎 演出=河毛俊作
>> 414
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」9話まで終了。
離婚に応じる条件として基が悠子に言ったのは、リキが妻として草桶家に入り…
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」全10話終了。
リキが基の妻になる話は、リキが答えを出す前に、生まれた双子を見た悠子が基と復縁して私が育てると、またまた翻意をした為に“無し”になった。産後も続く想像外の痛みや帝王切開の傷といった“代理母の代償”に苦しむリキ。それとは無縁のまま念願の子供を授かりはしゃぐ草桶夫妻との“相容れない大きな差”が受け入れられず荒ぶるリキに、基は2ヶ月だけ双子を手元に置いて育てて欲しいと提案。そんな事をすれば愛着が湧いて、流石のリキも手放せなくなるのでは?と思ったら、やっぱり…。
草桶夫妻が名付けた名前ではなく、産む前からリキが絵本から取って呼び掛けていた“ぐり”“ぐら”を、産んでからもそのまま使って呼び掛けていたのを観て、あっ、これは自分の子っていうリキの自我の表れなんだなと。
それでもまさか、女の子一人だけ連れ去るとは思っていなかったけど。
代理母だと法的に認められていないから、結婚して産んで離婚する方法を取っているので、草桶家も表立っては訴えられないし、契約通り子供は一人渡すので、ドラマの落とし所としてはこれ以外には無かった様な気もしている。
話がビジネスライクにならなかったのは、敢えて業者のプランテの存在を引っ込めたから。そうしないとドラマにはならないからね。
脚本=長田育恵 演出=田中健二
【2024夏ドラマ】
「海のはじまり」(CX)脚本=生方美久 出演=目黒蓮、有村架純、泉谷星奈、木戸大聖、古川琴音、林泰文、杏花、西田尚美、利重剛、池松壮亮、大竹しのぶ 他
オリジナル作品。《月9・54分枠》(全話数不明)※初回は30分拡大
【『ママが大好きだった人』…親と子の愛の物語。】
生方さんの前作「いちばんすきな花」は、台詞の中に生方さんの主張が強く出過ぎて、観ていて途中から疲れてしまったのだが、今作に関しては、きちんと作り込まれた登場人物それぞれの発する言葉として台詞が書かれているので、そして初回だけど説明台詞は一切無くて、登場人物が時に間の長い、或いは主語の無いリアルな会話に近い台詞のやり取りをするので、聞き漏らさない様にしながらそれぞれの心情を想像してドラマの世界に入り込む、そんな事をさせてくれる作りになっていたので、30分拡大でもずっと集中して観る事が出来た。
主人公の夏(目黒蓮)はナイーブで優しい性格だけど、それは優柔不断と紙一重。突然別れを告げて居なくなった恋人(水季=古川琴音)の死で、実は無断で自分の子(海=泉谷星奈)を産み育てていたと知った夏の衝撃。夏の性格から言って、引き取るかは別としても逃げる選択肢は多分無いのだろうが、今の恋人(弥生=有村架純)にとっては、自身もどういう選択をするのか、キツいよねえ、これ。
脚本=生方美久 演出=風間太樹
- << 428 【2024夏ドラマ】 「海のはじまり」2話まで終了。 【知ってしまったことで、あふれ出す…ふたをしていた想い】 前回『今の恋人(弥生=有村架純)にとっては、自身もどういう選択をするのか、キツいよねえ、これ。』と書いたのだが、ああ、なるほどそういう設定にしたのかと。 同じ2016年12月に、水季は夏に人工妊娠中絶同意書にサインをさせながら、夏には何も云わずに産む選択をし、弥生はその当時の恋人?が中絶を望み、彼女自身も同意して産まない選択をした、もし産んでいれば海と同じ位の年齢だった…という点にはドラマ上の作為は感じるけど、弥生は今でも胎児のエコー写真を大事に保管し、遺骨の眠るロッカー式納骨堂にお参りもしていて、決して忘れ去った訳ではないという設定にしてあるのには深い意味を感じる。 もしかしてなのだが、その手術の後に弥生は子供の産めない体になってるとか? もしそういうアクシデントが無いのなら、あの状況で自分が海ちゃんの母親になる選択肢も有るって、即断して夏に言えるのかなってちょっと疑問に思ったものだから。 海が今迄会った事も無い夏をパパとして認識し、あれだけ求めるって事は、死期を悟った水季が“パパ”の事を教え込んでいたからよね。そうでなければ多分海は“近くの他人”の津野をもっと求めるよね。 脚本=生方美久 演出=風間太樹
【2024夏ドラマ】
「笑うマトリョーシカ」(共テレ,TBS)脚本=いずみ吉紘 他 出演=水川あさみ、玉山鉄二、丸山智己、和田正人、渡辺大、曽田陵介、田辺桃子、青木柚、渡辺いっけい、加藤雅也、筒井真理子、高岡早紀、櫻井翔 他
早見和真の小説原作。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)
【父は殺されたー?若き政治家と秘書の黒い闇に新聞記者が迫る!】←初回の内容を端的に表したサブタイトルで、公式サイトの惹句は“ヒューマン政治サスペンス”。
最近の初回放送としては珍しく通常枠で収めていて、内容が二人の男の内面を探る様な心理サスペンスだったので、集中して観ていないと置いて行かれてしまうから、54分が限界だったなと。(中身を詰め込み過ぎてたし)
櫻井翔が演じる総理大臣も狙える現厚労大臣の清家は、玉山鉄二が演じる高校の同級生で現政務秘書官の鈴木に、本当に全てをコントロールされているのだろうか?
主人公(道上=水川あさみ)の先輩記者(山中=丸山智己)が言う様に、中身が空っぽの政治家が今の地位に居られる程政治の世界は甘くは無い筈。清家は利用されている振りをして、実は鈴木を利用している?
櫻井のキャラがハマッているし、玉山、水川も役に合っていてキャスティングの上手さを感じる。
今のところ道上記者が隙だらけなので、それがどっちに転ぶのかが気になる。
脚本=いずみ吉紘 演出=岩田和行
- << 426 【2024夏ドラマ】 「笑うマトリョーシカ」2話まで終了。 【深まる疑惑…事故と元恋人の秘密】 政治家を目指した清家は、高校の先輩で地元愛媛県の代議士(武智=小木茂光)の私設秘書となったが、清家が27才の時に交通事故で武智が死亡。清家が地盤を引き継ぎ当選した。事故の加害者は居眠り運転で、罪を認め無職なのに多額の賠償金を支払った。この加害者の状況が道上の父の死亡事故の加害者とそっくりで、父も武智も殺されたのでは?犯人は当時から清家と行動を共にしていた鈴木?と疑う道上。 その鈴木が暴走車にはねられ重傷を負った。 疑いをかわす為の自作自演?と思ったのだが、後から挿まれた鈴木の回想を信じるなら、鈴木は本当の被害者という事になる。 という事は、武智、道上の父の事故も指示をしたのは別人なのではないか。 そこで浮上するのは清家の元恋人だった美恵子(仮名=田辺桃子)。 大学3年の課題論文ではハヌッセンを肯定していたのに、同じテーマの卒論ではハヌッセンを否定している清家。当時の教授にも取材をし、これは恋人の影響によると推測をする道上。 清家に確かめようとするが、秘書を通じて取材許可の取り消しを通告されてしまう。 面白いのだけど、会話とモノローグでずっと進行してるので、演出的な工夫とかが殆ど感じられなくて、本を読んでるんじゃないんだからって言いたくなる様な…。 脚本=神田優 演出=岩田和行
【ドラマ雑感】
NHKの秋のシリーズドラマ(連ドラ)「3000万」について。
NHKでは2022年にWDR(Writers' Development Room)プロジェクトを立ち上げ、そこから生まれて本放送に乗せる初めての連ドラが「3000万」だ。
WDRプロジェクトとは、「脚本開発に特化したチーム」がライターズルームに集い、話し合いを重ねて1本のシリーズドラマの脚本を制作して行くスタイルの事。
海外のシリーズドラマはこういう形式で作られており、NHKもそれに倣ったという事らしい。
ひと口に脚本家と言っても、筋立てが得意な人も居れば台詞が得意という人も居るので、そういう人達を集めて得意な人が筋立てを考え、それを叩き台にしてそれぞれの得意分野でアイディアを出し合い、キャラクターを作り台詞を作って行く。その作業を重ねて1話ずつ作って行く。
今期の春ドラマの「アンチヒーロー」は、どうやらこのスタイルで作っていたらしい。4人の脚本家が参加していたが、毎回クレジットの一番最初に表記される人が代わっていたので、もしかしたら最初に表記された人が、叩き台に沿ってその回の本を書いて、その後皆で手を加えて完成するスタイルだったのかも。
私は「ブルーモーメント」こそ、このスタイルで作るべきだったのではと今思う。題材は良いのに仕上がりが(以下自粛)…特に台詞が(以下自粛)
>> 407
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」8話まで終了。
基に胎児の父親が別人の可能性がある事を話してしまった悠子。リキの蛮行の…
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」9話まで終了。
離婚に応じる条件として基が悠子に言ったのは、リキが妻として草桶家に入り、双子の子育てをする様に悠子が説得をする事。リキは悠子の事を気にしているから、その悠子が説得する方が話が早いし、リキも罪悪感を持たずに済むという基なりの計算も有るのだろうけど、相変わらずの無自覚発言が凄い。
もっと凄かったのは悠子の説得の仕方。
「違約金を取らなかった基が、産んだ時の報酬(残りの500万円)も払うと約束したの?」先に契約違反をしたのはリキなので、悠子の指摘は尤もな話では有るのだが、リキと同じで私にもそれは“脅し”に聞こえたな。妻になればお金の心配は無くなるのよって。
りりこは自分の正義でのみ物事を判断し、変な煽り方をするし。
でも本当の鬼畜はやっぱり千味子だった!
産んで1年だけリキに子育てをして貰えって。1年だけなら子供はリキの事を覚えていないから好都合だと。その間にリキに芽生えるかもしれない母性の事などまるで無視。
それをそのままリキに伝える無自覚基にも呆れたけど。
産んでみなければ自分の感情がどうなるのか分からないと、返事を保留したリキが取り敢えず一番まともに見えた。
そして基の目の前で破水したリキ。
代理母で終わらせるのか、妻になるのか、どっち?
脚本=長田育恵 演出=北野隆
- << 418 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」全10話終了。 リキが基の妻になる話は、リキが答えを出す前に、生まれた双子を見た悠子が基と復縁して私が育てると、またまた翻意をした為に“無し”になった。産後も続く想像外の痛みや帝王切開の傷といった“代理母の代償”に苦しむリキ。それとは無縁のまま念願の子供を授かりはしゃぐ草桶夫妻との“相容れない大きな差”が受け入れられず荒ぶるリキに、基は2ヶ月だけ双子を手元に置いて育てて欲しいと提案。そんな事をすれば愛着が湧いて、流石のリキも手放せなくなるのでは?と思ったら、やっぱり…。 草桶夫妻が名付けた名前ではなく、産む前からリキが絵本から取って呼び掛けていた“ぐり”“ぐら”を、産んでからもそのまま使って呼び掛けていたのを観て、あっ、これは自分の子っていうリキの自我の表れなんだなと。 それでもまさか、女の子一人だけ連れ去るとは思っていなかったけど。 代理母だと法的に認められていないから、結婚して産んで離婚する方法を取っているので、草桶家も表立っては訴えられないし、契約通り子供は一人渡すので、ドラマの落とし所としてはこれ以外には無かった様な気もしている。 話がビジネスライクにならなかったのは、敢えて業者のプランテの存在を引っ込めたから。そうしないとドラマにはならないからね。 脚本=長田育恵 演出=田中健二
>> 406
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」10話まで終了。
【あなたが灯してくれた光】
ミヤビの記憶喪失は一過性…
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」全11話終了。
【いつまでも忘れません】
ミヤビの記憶は短時間しか持たない様になり、最後の時を覚悟した三瓶は津幡の助言もあり、休暇を取ってミヤビの部屋で二人で過ごす事に。
ミヤビが作った焼肉丼を頬張り思わず涙する三瓶。ソファで眠ってしまった三瓶の横顔を描くミヤビ。穏やかで幸せなひと時…。でもその時は来てしまった。目覚ましが鳴っても目覚めないミヤビ。脳梗塞が完成してしまったと星前を呼ぶ三瓶。来る迄の間にミヤビの日記を読んでいた三瓶は、手術をしないと決めたミヤビの本心(三瓶に十字架を背負わせたくない)を知る。星前と共に来た森がミヤビの手を握り冷たいと指摘。ミヤビの血管の特殊性を説明し始めた三瓶はハッと気付く。低体温症ならば脳梗塞は未完成なのでは?もしかしたら手術も可能なのでは?と。
ずっとミヤビを救う手立てが無さそうで、涙、涙で観ていたのだが、三瓶が可能性に気付いた瞬間、気が早いけど嬉し涙に変わった!このチームならきっとやってくれると。
ラスト「川内先生わかりますか?」三瓶の呼びかけに涙を一筋伝わせたミヤビが「わかります」これで終わらせたスタッフのセンスの良さに感服。どちらとも取れるけど、先ずは生きていた、それで十分。
終わり良ければ全て良し。
脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
【夏のシーズン枠外ドラマ】
タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断
6/23〜「広重ぶるう」梶よう子の小説/吉澤智子/井上昌典/阿部サダヲ △ ※NHKBSP4K、BSで今春に放送済み。110分版を3分割版に再編して、地上波「特選!時代劇」枠(日曜日朝6時10分〜)にて放送する。共演は優香 他
6/28〜★「晩酌の流儀3」無し/政池洋祐/北畑龍一/栗山千明 ◯ ※栗山千明の呑みっぷり、食べっぷりを愛でるドラマ。手作りの肴も参考になる。テレ東24時42分〜ドラマ25枠。
7/9〜「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」岸田奈美のエッセイ/市之瀬浩子/大九明子/河合優実 ◯ ※2023年にNHKBSP、BS4Kで放送済み。50分✕10話を45分✕10話に再編して、地上波「ドラマ10」枠にて放送する。再編集は監督の大九明子が自ら担当した。
8/31〜「Shrink〜精神科医ヨワイ〜」七海仁.月子の漫画/大山淳子/中江和仁/中村倫也 ◯ ※NHK土曜ドラマ(49分枠)の新作。全3話。精神医療をテーマにした作品。共演は土屋太鳳 他
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
>> 409
【2024夏ドラマ②】
(金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
金〜日
「しょせん他人事ですから〜とある弁護士の本音の仕事〜」漫画/小峯裕之/本橋圭太/中島健人 △
「ビリオン×スクール」無し/我人祥太/瑠東東一郎/山田涼介 △
「笑うマトリョーシカ」小説/いずみ吉紘/岩田和行/水川あさみ △
★「伝説の頭」漫画/古家和尚/住田崇/高橋文哉 △
★「錦糸町パラダイス」無し/今井隆文/廣木隆一/賀来賢人 ○ ※原案は柄本時生と今井隆文
★「私をもらって 追憶編」韓国の小説、漫画/下田悠子/池田千尋/前田公輝、久保田紗友 △ ※新枠
「GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜」無し/八津弘幸/菅原伸太郎/小芝風花 △
「マル秘の密子さん」無し/丑尾健太郎/中茎強/福原遥 △
★「青島くんはいじわる」漫画/関えり香/金井純一/渡辺翔太、中村アン △
★「嗤う淑女」小説/泉澤陽子/松木創/内田理央 △
★「シュガードッグライフ」漫画/髙橋幹子/本田隆一/田中洸希、多和田任益 △
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
③に続く
【2024夏ドラマ①】
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
月〜木(深夜迄)
「海のはじまり」無し/生方美久/風間太樹/目黒蓮 ◯
「マウンテンドクター」無し/高橋悠也/国本雅広/杉野遥亮 ◯
★「タカラのびいどろ」漫画/下亜友美/石橋夕帆/岩瀬洋志、小西詠斗 △
「南くんが恋人!?」漫画/岡田惠和/宝来忠昭/飯沼愛 ◯
「西園寺さんは家事をしない」漫画/宮本武史/竹村謙太郎/松本若菜 △
★「あの子のこども」漫画/蛭田直美/アベラヒデノブ/桜田ひより △
★「さっちゃん、僕は。」漫画/今西祐子/熊坂出/木村慧人 △←2話迄視聴済み
「新宿野戦病院」無し/宮藤官九郎/河毛俊作/小池栄子、仲野太賀 ○
★「ひだまりが聴こえる」漫画/川﨑いづみ/八重樫風雅/中沢元紀、小林虎之介
★「青春ミュージカルコメディoddboys」無し/徳尾浩司/植木豪/岡宮来夢、阿部顕嵐 △
「スカイキャッスル」韓ドラ/橋本裕志/田村直己/松下奈緒 △ ※本家のドラマは初回で視聴離脱した
「ギークス〜警察署の変人たち〜」無し/大林利江子/山内大典/松岡茉優 △
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
②に続く
>> 403
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」8話まで終了。
【おかえり…妻、最後の願い】
結局「謎解きはディナーの…
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」全9話終了。
【きっと、たどりつく―】
全ての謎解きは最終回で…作戦が当たって、前回より世帯視聴率は4.1%(個人視聴率は2.4%)もアップ、あの「アンチヒーロー」の最終回の数字さえも上回ったので、商売としては大成功だったのだろうけど、肝心の中身は詰め込み過ぎで粗く、(諸々怖くて?)確定はさせなかった“橋崩落の真相”も矛盾に満ちていて腑に落ちず、「井上由美子さん、どうしちゃったの?」よりは、「この“真相”の顛末って、本当に井上さんのアイディアなの?」って疑ってしまう位雑でびっくりしてしまった。
逆に何人ものビッグネームの俳優の見せ場をそれぞれ作りながら構築して行く会話劇の捌き方は、流石井上さん上手いなと思えたし…。
何か“身代わり有罪→脱獄逃亡→真相究明→再起”の流れ、ドラマの起承転結、骨格部分が難ありで、全体の足を引っ張ってしまった、そんな印象だ。
ドラマの内容とは直接関係は無いのだが、今回ネットではキムタクの身長疑惑が取り上げられるケースが多かった。何せ妻役、弁護士役、刑事役、全員高身長俳優ばかり揃え、撮り方でキムタクに忖度する様な事もしなかったから。もしかしたらだけど、腹を括ったキムタクの役者人生が、ここから始まるのかもしれない…とか思ったりして。
脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
>> 402
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」7話まで終了。
いやあ、千味子にはすっかり騙された(笑)
悪阻に苦しむリキからのSO…
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」8話まで終了。
基に胎児の父親が別人の可能性がある事を話してしまった悠子。リキの蛮行のきっかけは基のメールのせい、リキを妊娠し易い体にさせているのは私達(と言いながらも代理母を強く望んだのは貴方と母親と言外で非難)、とリキを擁護する悠子だけど、『(リキが)堕ろすと言ったのを止めたのは私』とは最後迄言わなかった。←後からリキが基にその事を伝えたので、問題は無いのだけど…。
結局中絶させるのかは基が決めてと丸投げ、その辺りの基に全てを押し付ける悠子の狡さ、逃げを、りりこにズバッと指摘され斬られていたけどね。いつぞやの飲食店で、周りに客が居ようとお構い無しで、本質は突いているのだけどデリケートな事をよく通る声で話し続ける様な、一切配慮をしないりりこが苦手だったけど、今回の件でちょっと見直した(笑)
押し付けられて悩んだ基が中絶はさせないと決めたのは、悠子経由で渡されたリキの胎内を映したDVDを観たから。初めて妊娠とはどういう事なのかを実感したのよね。あの時の表情が変わって行く稲垣吾郎の演技が凄く良かった。
自分をコントロール出来なくなってしまった様に見える悠子は、本当の離婚をすると言って指輪を置いて出て行くのだが、次回、“善意の基”の無自覚発言が有る様で…。(予告を観て笑ってしまった、面白いな基)
脚本=長田育恵 演出=北野隆
- << 414 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」9話まで終了。 離婚に応じる条件として基が悠子に言ったのは、リキが妻として草桶家に入り、双子の子育てをする様に悠子が説得をする事。リキは悠子の事を気にしているから、その悠子が説得する方が話が早いし、リキも罪悪感を持たずに済むという基なりの計算も有るのだろうけど、相変わらずの無自覚発言が凄い。 もっと凄かったのは悠子の説得の仕方。 「違約金を取らなかった基が、産んだ時の報酬(残りの500万円)も払うと約束したの?」先に契約違反をしたのはリキなので、悠子の指摘は尤もな話では有るのだが、リキと同じで私にもそれは“脅し”に聞こえたな。妻になればお金の心配は無くなるのよって。 りりこは自分の正義でのみ物事を判断し、変な煽り方をするし。 でも本当の鬼畜はやっぱり千味子だった! 産んで1年だけリキに子育てをして貰えって。1年だけなら子供はリキの事を覚えていないから好都合だと。その間にリキに芽生えるかもしれない母性の事などまるで無視。 それをそのままリキに伝える無自覚基にも呆れたけど。 産んでみなければ自分の感情がどうなるのか分からないと、返事を保留したリキが取り敢えず一番まともに見えた。 そして基の目の前で破水したリキ。 代理母で終わらせるのか、妻になるのか、どっち? 脚本=長田育恵 演出=北野隆
>> 401
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」9話まで終了。
【記憶障害の本当の原因は…】
ミヤビの記憶障害の病因は…
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」10話まで終了。
【あなたが灯してくれた光】
ミヤビの記憶喪失は一過性健忘で、2分程度で回復したとの事だが、今回も頭がキーンとしたら看護師の小春の事が一瞬分からなくなっていたし、ラストにはキーンとした瞬間に倒れて意識が無くなっていたし、いよいよ病気の影響が強く出始めたのかなあ。
今回、藤堂院長がミヤビの記憶障害の原因について、自分の見解が正しいのか大迫に確認するという形で説明があって、図まで描いてくれていたから分かり易くて、頭にスーッと入って来た。
海馬動脈(直径0.5ミリ以下)が事故で損傷して狭くなり、血流が不足している為に記憶障害が起きている。何もしなければ脳梗塞を起こす可能性が高いが、ミヤビは側副血行の無い血管なので、手術をする場合でもタイムリミットはたったの2分。練習もしたがその壁に大迫も諦めるしか無かった。
ミヤビは手術はせずに、出来る限り患者と向き合っていたい意向。本音は失敗した場合、三瓶は自分を責めてしまうから。そういう人生にはさせたくない、三瓶には笑っていて欲しいというミヤビの切なる願い。
ミヤビの近い将来を想像させる様な患者(絵描きの柏木)の姿を見ると、切なくなってしまう。
究極の選択…。
脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
- << 413 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」全11話終了。 【いつまでも忘れません】 ミヤビの記憶は短時間しか持たない様になり、最後の時を覚悟した三瓶は津幡の助言もあり、休暇を取ってミヤビの部屋で二人で過ごす事に。 ミヤビが作った焼肉丼を頬張り思わず涙する三瓶。ソファで眠ってしまった三瓶の横顔を描くミヤビ。穏やかで幸せなひと時…。でもその時は来てしまった。目覚ましが鳴っても目覚めないミヤビ。脳梗塞が完成してしまったと星前を呼ぶ三瓶。来る迄の間にミヤビの日記を読んでいた三瓶は、手術をしないと決めたミヤビの本心(三瓶に十字架を背負わせたくない)を知る。星前と共に来た森がミヤビの手を握り冷たいと指摘。ミヤビの血管の特殊性を説明し始めた三瓶はハッと気付く。低体温症ならば脳梗塞は未完成なのでは?もしかしたら手術も可能なのでは?と。 ずっとミヤビを救う手立てが無さそうで、涙、涙で観ていたのだが、三瓶が可能性に気付いた瞬間、気が早いけど嬉し涙に変わった!このチームならきっとやってくれると。 ラスト「川内先生わかりますか?」三瓶の呼びかけに涙を一筋伝わせたミヤビが「わかります」これで終わらせたスタッフのセンスの良さに感服。どちらとも取れるけど、先ずは生きていた、それで十分。 終わり良ければ全て良し。 脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
>> 400
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」9話まで終了。
【-約束-】
証拠動画を奪われた明墨が、志水に「本当に申し訳ありません…
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」全10話終了。
【-正義-】
白木の裏切りに関しては予想通り。緑川は奥の手として結構長く“温存”してたけど、彼女は桃瀬、明墨と司法修習同期で、緑川自身も桃瀬から志水の件のファイルを渡されて、ずっと動画を探していた、最初から明墨の仲間だったというのは意外で、そこまでは流石に読めなかった。
明墨と伊達原の法廷一騎打ちは見応えが有った。伊達原の言い分は自分本位で、伊達原の考える正義の為なら、ある程度の犠牲が出てもやむを得ないという考え方の持ち主。この自分勝手な長台詞のシーンを観ていて、萬斎さんにオファーした意味がやっと飲み込めた。この役を正統派の俳優が演じていたら、恐らく観ていて疲れてしまったと思う。萬斎さんのクセの有る台詞回しだから、滑舌の良い長谷川さんの演技との対比が効いて惹き込まれたし、憎々しい伊達原が語るに落ちて追い込まれる姿を観て得るカタルシス、エンタメにはこういう部分が無いとね。
隙が無く本当に面白いドラマだった。
「誰もが気付かない内に、自分の物差しで人を裁き罰を与える」「だって人は人を裁く事が快感ですからね」この明墨の言葉には、昨今の一部行き過ぎたSNSの使い方への警告も含まれているのだと思う。
でも無自覚に攻撃する人の心には刺さらないのかな。だとしたら悲しい。
脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太
>> 399
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」9話まで終了。
【「反転」今夜、真犯人が姿を現す―――】
6話の感想で『葵が取…
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」全10話終了。
【「未来」辿り着いた、16年目の真実】
前回ラストに出し惜しみはせずに、真犯人は桃と明かされていたので、最終回は葵の問い掛けに対する桃の回答や独白=ドラマ全体の種明かしに終始したという感じだったけど、ポイントだった“井出は何故桃を庇い、桃に忠実だったのか”“桃と葵の約束って何だったのか”“桃は何故今迄葵を殺そうとしなかったのか”は、異常ではあるけど桃の中での整合性は取れている話として説明されたし、葵の都内の居住地付近迄遠征しての殺人も桃の犯行と明かされたので、大きな謎の取りこぼしは無かったと思う。
このドラマは、“登場人物全員が容疑者候補”に真実味を出す為に、誰が犯人なのかを俳優陣には知らせずに撮影を続けたそうなのだが、“普段は子ども食堂等のボランティアも続け、住人からの信頼も得ている桃”という人物像を、織田梨沙さんにごくナチュラルに演じて貰う為でもあったのかなと、最後迄観てそう感じた。演技力の有る方だから、シリアル・キラーの役だと知っていても上手くコントロールはしただろうとは思うけど、微妙な差は出たのかもと。
一条が不起訴とか、ラストの不破がお咎め無しとか、何で?と思うシーンもそれなりに有ったけど、総体としては次が観たくなる様な面白いドラマだった。
脚本=小峯裕之 演出=山本大輔
>> 398
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」7話まで終了。
【忍び寄る危機!!裏切り者はすぐ側に― 】
確定ではな…
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」8話まで終了。
【おかえり…妻、最後の願い】
結局「謎解きはディナーのあとで」ならぬ「謎解きは夫婦の再会のあとで」という事で、全てが最終回待ちとなってしまった。
で、改めて公式サイトを覗いてみたら、イントロに“希望と再生のヒューマンエンタメ大作”と書いてあって、ああ、だからなのかと納得。
先ず前提としてキムタクと天海祐希夫妻が絶望的な危機に陥り、そこからどうやって希望を見出し、人として夫婦として再生して行くのか、これがこのドラマの最大のテーマであって、絶望的な危機を設定するに当たって、普通に考えたら有り得ない様な状況にしてしまったから謎が謎を呼び、只の視聴者は疑問だらけの状態に置かれているのだが、それでもテーマは“人はやり直せる!”なので、“謎解き”よりも夫婦の再生が優先なのだ。
そう理解すれば天海祐希の「もしもし?陸?」の呼び掛け、色々な思いが籠もった「りく?」から始まる狩山夫妻の“夫婦再生の為の時間”を演じ切ったキムタクと天海祐希は見事だったし、見応えも十分だった。
でもね、こっちは“嵌められたキムタクが真相を突き止める為に奔走するドラマ”だと思って観てたから、どうしてもこれじゃない感が先に立ってしまうのよね。
口がカレーライスになっているのに親子丼を出されても…みたいな?
脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
- << 408 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」全9話終了。 【きっと、たどりつく―】 全ての謎解きは最終回で…作戦が当たって、前回より世帯視聴率は4.1%(個人視聴率は2.4%)もアップ、あの「アンチヒーロー」の最終回の数字さえも上回ったので、商売としては大成功だったのだろうけど、肝心の中身は詰め込み過ぎで粗く、(諸々怖くて?)確定はさせなかった“橋崩落の真相”も矛盾に満ちていて腑に落ちず、「井上由美子さん、どうしちゃったの?」よりは、「この“真相”の顛末って、本当に井上さんのアイディアなの?」って疑ってしまう位雑でびっくりしてしまった。 逆に何人ものビッグネームの俳優の見せ場をそれぞれ作りながら構築して行く会話劇の捌き方は、流石井上さん上手いなと思えたし…。 何か“身代わり有罪→脱獄逃亡→真相究明→再起”の流れ、ドラマの起承転結、骨格部分が難ありで、全体の足を引っ張ってしまった、そんな印象だ。 ドラマの内容とは直接関係は無いのだが、今回ネットではキムタクの身長疑惑が取り上げられるケースが多かった。何せ妻役、弁護士役、刑事役、全員高身長俳優ばかり揃え、撮り方でキムタクに忖度する様な事もしなかったから。もしかしたらだけど、腹を括ったキムタクの役者人生が、ここから始まるのかもしれない…とか思ったりして。 脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
>> 397
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」6話まで終了。
自分の考え無しの行為が、“とてつもない不安”となって自分自身に跳ね返っ…
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」7話まで終了。
いやあ、千味子にはすっかり騙された(笑)
悪阻に苦しむリキからのSOS。悠子が電話に出ないので仕方無く基に掛けたら、代わりにやって来た千味子。自分の体を大事にしないリキに、どんな嫌味を言うのかと思ったら、気持ち悪くて食べられない時も生姜味にすれば何とかなると言って、大量のすり下ろし生姜を作ってくれたり、その他の作り置き料理も。妊婦には妊婦のメソッドが有るのに、何も調べて無いの?程度の事は言っていたけど、それ以外は孫を産んでくれる大切な人扱いで、それ迄の人を見下し言いたい事を言う千味子とは真逆だったので、戸惑いながらも何だ良い所も有るのねと思っていたら…。
やっと目覚めてリキからの不在着信に驚き、千味子に会いに来た悠子には「あれは違う人種よ」なんの努力もしないで甘ったれて、生まれのせいにして…と言いたい放題(でも千味子の言い分の全部では無いけど、確かに!と思う部分も有って)、一千万はお礼ではなくて、「産んだら直ぐに消えて貰うお金よ」とも言っていて、千味子はやっぱり千味子のままだった。
悠子は秘密を抱えきれないからって、基にリキの蛮行を話してしまうみたいで。堕ろすと言ったのを止めたのは私って、そこまでちゃんと話すのかしら。
登場人物全員厄介な人達で呆れるけど面白い!
脚本=長田育恵 演出=田中健二
- << 407 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」8話まで終了。 基に胎児の父親が別人の可能性がある事を話してしまった悠子。リキの蛮行のきっかけは基のメールのせい、リキを妊娠し易い体にさせているのは私達(と言いながらも代理母を強く望んだのは貴方と母親と言外で非難)、とリキを擁護する悠子だけど、『(リキが)堕ろすと言ったのを止めたのは私』とは最後迄言わなかった。←後からリキが基にその事を伝えたので、問題は無いのだけど…。 結局中絶させるのかは基が決めてと丸投げ、その辺りの基に全てを押し付ける悠子の狡さ、逃げを、りりこにズバッと指摘され斬られていたけどね。いつぞやの飲食店で、周りに客が居ようとお構い無しで、本質は突いているのだけどデリケートな事をよく通る声で話し続ける様な、一切配慮をしないりりこが苦手だったけど、今回の件でちょっと見直した(笑) 押し付けられて悩んだ基が中絶はさせないと決めたのは、悠子経由で渡されたリキの胎内を映したDVDを観たから。初めて妊娠とはどういう事なのかを実感したのよね。あの時の表情が変わって行く稲垣吾郎の演技が凄く良かった。 自分をコントロール出来なくなってしまった様に見える悠子は、本当の離婚をすると言って指輪を置いて出て行くのだが、次回、“善意の基”の無自覚発言が有る様で…。(予告を観て笑ってしまった、面白いな基) 脚本=長田育恵 演出=北野隆
>> 396
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」8話まで終了。
【揺れ動く二つの婚約】
今回は綾野と麻衣、そして綾野の…
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」9話まで終了。
【記憶障害の本当の原因は…】
ミヤビの記憶障害の病因は、脳のノーマンズランド(危険なので医師が手を付けてはいけない領域)に有った。何度もシミュレーションをした上で手術を断念した大迫。病因を隠していたのは、三瓶が知れば僅かな可能性に掛けてでも手術に踏み切るから。そうすればミヤビは二度と目覚めないかもしれないと。
4話の子供の脳腫瘍をどこまで取り除くかというケースで対立した大迫と三瓶。助手に成りすます事までして手術室に入り、全部取り切るという自分の主張を曲げず、大迫を実力行使で押し切った三瓶。あれはミヤビのノーマンズランド問題に繋がる話だったのね。
西島の祖父さんは三瓶に手術をさせて、ミヤビの記憶を抹消してしまおうという魂胆。それを察知した大迫は西島を警察に通報した上で全てをミヤビに話した。
大迫は姉が重度障害者で、三瓶の兄も重度障害者だった。だから二人共脳神経外科医を選択したのね。理想の病院を作る為に道を踏み外しそうになった大迫だけど、大事な局面で医師としての良心を取り戻してくれて良かった。
ラスト、三瓶の兄に関する辛い記憶と涙、それを聞き抱き締めるミヤビ…からの「ごめんなさい、どなたですか?」でのけ反った。脳神経の病は怖い。ミヤビはどういう結論を出すのかな。
脚本=篠崎絵里子 演出=日髙貴士
- << 406 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」10話まで終了。 【あなたが灯してくれた光】 ミヤビの記憶喪失は一過性健忘で、2分程度で回復したとの事だが、今回も頭がキーンとしたら看護師の小春の事が一瞬分からなくなっていたし、ラストにはキーンとした瞬間に倒れて意識が無くなっていたし、いよいよ病気の影響が強く出始めたのかなあ。 今回、藤堂院長がミヤビの記憶障害の原因について、自分の見解が正しいのか大迫に確認するという形で説明があって、図まで描いてくれていたから分かり易くて、頭にスーッと入って来た。 海馬動脈(直径0.5ミリ以下)が事故で損傷して狭くなり、血流が不足している為に記憶障害が起きている。何もしなければ脳梗塞を起こす可能性が高いが、ミヤビは側副血行の無い血管なので、手術をする場合でもタイムリミットはたったの2分。練習もしたがその壁に大迫も諦めるしか無かった。 ミヤビは手術はせずに、出来る限り患者と向き合っていたい意向。本音は失敗した場合、三瓶は自分を責めてしまうから。そういう人生にはさせたくない、三瓶には笑っていて欲しいというミヤビの切なる願い。 ミヤビの近い将来を想像させる様な患者(絵描きの柏木)の姿を見ると、切なくなってしまう。 究極の選択…。 脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
>> 395
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」8話まで終了。
【-真実-】
12年前、志水に殺人の自白をさせたのは明墨で、「当時は検…
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」9話まで終了。
【-約束-】
証拠動画を奪われた明墨が、志水に「本当に申し訳ありません」と頭を下げて謝ると、先生のせいではない、自分の弱さが招いた結果、先生のお陰で紗耶にまた会えたと、一人でも面会に来てくれる様になった娘の事を話し、手が暖かくなったんですよと、これまでとは違う生きる力が湧いて来ている様な志水を、緒形直人が抑制の効いた演技で見せてくれて、もうそのシーンから泣けて来て…。
前回書いた疑問、桃瀬は“志水冤罪”の情報をどこから得たのかについても、桃瀬の母親が赤峰に預けてくれた当時の日記を明墨が読み進め、その内容を吹石一恵の朗読と回想演技で辿る中で、自然な形で明らかにするという抜かりの無い脚本と演出。
今回は漸く面会に応じた倉田も、何故隠蔽したのかを話してくれて。結局、伊達原の身勝手な理屈と高圧的な態度、特に公表した場合の娘への影響を考えろという脅しに屈したみたいで。
伊達原の生まれて来る子供の為は別としても、倉田は娘の為に隠蔽し、志水も娘の為に塀の中に居る事を選んだという側面も有ったという事か。
白木の裏切りについては、明墨の“肉を切らせて骨を断つ”ギリギリの作戦なのだと思う。伊達原との法廷勝負で決着をつける、もうそれしか無いのかなと。
次が最終回。
脚本=山本奈奈、李正美、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太、宮崎陽平
- << 405 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」全10話終了。 【-正義-】 白木の裏切りに関しては予想通り。緑川は奥の手として結構長く“温存”してたけど、彼女は桃瀬、明墨と司法修習同期で、緑川自身も桃瀬から志水の件のファイルを渡されて、ずっと動画を探していた、最初から明墨の仲間だったというのは意外で、そこまでは流石に読めなかった。 明墨と伊達原の法廷一騎打ちは見応えが有った。伊達原の言い分は自分本位で、伊達原の考える正義の為なら、ある程度の犠牲が出てもやむを得ないという考え方の持ち主。この自分勝手な長台詞のシーンを観ていて、萬斎さんにオファーした意味がやっと飲み込めた。この役を正統派の俳優が演じていたら、恐らく観ていて疲れてしまったと思う。萬斎さんのクセの有る台詞回しだから、滑舌の良い長谷川さんの演技との対比が効いて惹き込まれたし、憎々しい伊達原が語るに落ちて追い込まれる姿を観て得るカタルシス、エンタメにはこういう部分が無いとね。 隙が無く本当に面白いドラマだった。 「誰もが気付かない内に、自分の物差しで人を裁き罰を与える」「だって人は人を裁く事が快感ですからね」この明墨の言葉には、昨今の一部行き過ぎたSNSの使い方への警告も含まれているのだと思う。 でも無自覚に攻撃する人の心には刺さらないのかな。だとしたら悲しい。 脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太
>> 394
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」8話まで終了。
【「犠牲」誰が正義で、誰が悪魔か──】
出たよ、警察幹部の息子…
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」9話まで終了。
【「反転」今夜、真犯人が姿を現す―――】
6話の感想で『葵が取調室で桃に言った「あなたは一体誰?」って言葉』が、釈放後直ぐに「サクリファイス」に書かれたので、『あの場に居たのは葵、桃、香坂、木崎刑事、夏目刑事、新任の矢吹課長の6人だから、この内の誰かが真犯人か、または真犯人の仲間って事になるのかね。』と書き、前回の感想では井出の自首について、シリアル・キラーって自首をするのか?と疑問視した。
結局6、8話の私が引っ掛かっていた部分がヒントになっていて、9話で回収してくれた。香坂のプロファイリングはほぼ合っていて、シリアル・キラーは桃、今後明かされると思うけど、井出は16年前なのか、どこかの時点で桃の犯行を知り、止めたいけど止められない何らかの事情が有ったのかな?桃のアリバイを井手が偽装して、釈放のきっかけを作ったりもしていたから、協力関係には有ったのかな。
尾藤父が何故詐欺グループに建物を貸していたのか、自殺した理由は何だったのかもきちんと回収してくれたし、後は神田橋の遺体の件も明らかにしてくれればなと。
桃は二度も葵を気絶させておきながら殺さなかった。これはやはり“私に気付いて!”というメッセージだったのかな。
葵が忘れている二人の約束とは?最終回が楽しみ。
脚本=小峯裕之 演出=山本大輔
- << 404 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」全10話終了。 【「未来」辿り着いた、16年目の真実】 前回ラストに出し惜しみはせずに、真犯人は桃と明かされていたので、最終回は葵の問い掛けに対する桃の回答や独白=ドラマ全体の種明かしに終始したという感じだったけど、ポイントだった“井出は何故桃を庇い、桃に忠実だったのか”“桃と葵の約束って何だったのか”“桃は何故今迄葵を殺そうとしなかったのか”は、異常ではあるけど桃の中での整合性は取れている話として説明されたし、葵の都内の居住地付近迄遠征しての殺人も桃の犯行と明かされたので、大きな謎の取りこぼしは無かったと思う。 このドラマは、“登場人物全員が容疑者候補”に真実味を出す為に、誰が犯人なのかを俳優陣には知らせずに撮影を続けたそうなのだが、“普段は子ども食堂等のボランティアも続け、住人からの信頼も得ている桃”という人物像を、織田梨沙さんにごくナチュラルに演じて貰う為でもあったのかなと、最後迄観てそう感じた。演技力の有る方だから、シリアル・キラーの役だと知っていても上手くコントロールはしただろうとは思うけど、微妙な差は出たのかもと。 一条が不起訴とか、ラストの不破がお咎め無しとか、何で?と思うシーンもそれなりに有ったけど、総体としては次が観たくなる様な面白いドラマだった。 脚本=小峯裕之 演出=山本大輔
>> 393
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」6話まで終了。
【ついに逮捕!?真相への旅が始まる 】
このドラマの主…
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」7話まで終了。
【忍び寄る危機!!裏切り者はすぐ側に― 】
確定ではないけど全9話の可能性が高いこのドラマ枠。だとすれば今回で秋澤弁護士の立ち位置をはっきりさせて欲しかった。何故なら黒木と並んで物語の中枢に居て、どの立場に居るのかがいつまでも明かされないと、観ていても苛々が増して物語に集中出来なくなるから。前回、黒木の立場がはっきりして新たな興味が湧いて来た所だったので、ここは秋澤の立場も明らかにして畳み掛けて欲しかった。
ああ、それなのにあろうことか、坂東も南雲も若松が金銭と引き換えに事故を起こす事を知っていた、知らぬは狩山だけだったという新事実を出して来て、“何なの?誰なの?何でなの?”という疑問の間口を広げただけで終わってしまった。
龍神大橋工事の発注をしたのは東京都(都知事)で、受注した帝和建設が若松に金を渡して事故を起こさせた。どうやら都知事もその事を知っていた様なのだが、互いにそこまでする理由とメリットは何なの?おまけに都知事はわざわざ狩山を脱走させているし、その意味する所って何?この複雑怪奇な部分がボヤっとしていて、考察班以外の一般人には分かり難いから、何かいつまでも話が進んでいない印象を受けてしまうのよね。
もう少しシンプルな筋立てにした方が良かったのでは?
脚本=井上由美子 演出=樹下直美
- << 403 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」8話まで終了。 【おかえり…妻、最後の願い】 結局「謎解きはディナーのあとで」ならぬ「謎解きは夫婦の再会のあとで」という事で、全てが最終回待ちとなってしまった。 で、改めて公式サイトを覗いてみたら、イントロに“希望と再生のヒューマンエンタメ大作”と書いてあって、ああ、だからなのかと納得。 先ず前提としてキムタクと天海祐希夫妻が絶望的な危機に陥り、そこからどうやって希望を見出し、人として夫婦として再生して行くのか、これがこのドラマの最大のテーマであって、絶望的な危機を設定するに当たって、普通に考えたら有り得ない様な状況にしてしまったから謎が謎を呼び、只の視聴者は疑問だらけの状態に置かれているのだが、それでもテーマは“人はやり直せる!”なので、“謎解き”よりも夫婦の再生が優先なのだ。 そう理解すれば天海祐希の「もしもし?陸?」の呼び掛け、色々な思いが籠もった「りく?」から始まる狩山夫妻の“夫婦再生の為の時間”を演じ切ったキムタクと天海祐希は見事だったし、見応えも十分だった。 でもね、こっちは“嵌められたキムタクが真相を突き止める為に奔走するドラマ”だと思って観てたから、どうしてもこれじゃない感が先に立ってしまうのよね。 口がカレーライスになっているのに親子丼を出されても…みたいな? 脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
>> 392
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」5話まで終了。
リキが考え無しのその場しのぎで生きて来た事は、これ迄の描写で分かってい…
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」6話まで終了。
自分の考え無しの行為が、“とてつもない不安”となって自分自身に跳ね返って来て、自分だけでは受け止め切れず、悠子に全てを打ち明けて今回は中絶したいと言うリキ。
もし父親が基では無かったら申し訳無いから…ではなくて、父親が違っていたら契約違反で違約金を取られる、それは困る、違約金なんて払えない、その一点張り。えっ!?そこなの?ってびっくり。
父親不確定には悠子もびっくり、呆れ果てたけど中絶は絶対に駄目と。不育症で産めなかった悠子にしてみれば、“次も有る”なんて簡単に考えて欲しくはないのよね、きっと。DNA鑑定なんてさせない、誰の子でも私達が育てるから産んでと。最初から悠子にとっては他人の子。それでも代理母を受け入れたけど、基にとっても他人の子だったらイーブンになるし、血統主義の義母への意趣返しにもなる…もしかしたらそんな事も頭をよぎったのかもね。
テルも妊娠して、貧乏だけど行政の制度を目一杯利用すれば何とかなると、相変わらずあっけらかん。リキの子は金持ちの子確定だから幸せだねって言われて否定していたけど、それはリキの自業自得だから。
りりこの「代理母なんて人間の形をした孵卵器みたいなもんだよ」発言に、背筋がゾーッとした。アロマンティックらしいけど独特だよね、この人の感性。
脚本=長田育恵 演出=北野隆
- << 402 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」7話まで終了。 いやあ、千味子にはすっかり騙された(笑) 悪阻に苦しむリキからのSOS。悠子が電話に出ないので仕方無く基に掛けたら、代わりにやって来た千味子。自分の体を大事にしないリキに、どんな嫌味を言うのかと思ったら、気持ち悪くて食べられない時も生姜味にすれば何とかなると言って、大量のすり下ろし生姜を作ってくれたり、その他の作り置き料理も。妊婦には妊婦のメソッドが有るのに、何も調べて無いの?程度の事は言っていたけど、それ以外は孫を産んでくれる大切な人扱いで、それ迄の人を見下し言いたい事を言う千味子とは真逆だったので、戸惑いながらも何だ良い所も有るのねと思っていたら…。 やっと目覚めてリキからの不在着信に驚き、千味子に会いに来た悠子には「あれは違う人種よ」なんの努力もしないで甘ったれて、生まれのせいにして…と言いたい放題(でも千味子の言い分の全部では無いけど、確かに!と思う部分も有って)、一千万はお礼ではなくて、「産んだら直ぐに消えて貰うお金よ」とも言っていて、千味子はやっぱり千味子のままだった。 悠子は秘密を抱えきれないからって、基にリキの蛮行を話してしまうみたいで。堕ろすと言ったのを止めたのは私って、そこまでちゃんと話すのかしら。 登場人物全員厄介な人達で呆れるけど面白い! 脚本=長田育恵 演出=田中健二
>> 391
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」7話まで終了。
【記憶がすり替わっている】
薬の量を増やしたら、断片的…
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」8話まで終了。
【揺れ動く二つの婚約】
今回は綾野と麻衣、そして綾野の父・勲との物語。
勲先生が交通事故で頭部外傷を負い、セントラル病院に搬送されて綾野を助手にミヤビが手術。手術は上手く行ったが“社会的行動障害”という後遺症が出てしまう。勲の場合は直ぐカッとなり声を荒らげたり、逆にトランプのババを相手が引いてくれただけで、大喜びして高笑いをしたり、感情のコントロールが上手く出来なくなってしまった。性格が激変する事も有るらしく、脳のダメージコントロールって本当に微妙で難しい世界なのね。カッとなったら6つ数えて先ずはアンガーコントロールって、勲先生も実践していたけど、後遺症の影響だから中々難しいみたいで。このドラマでまた一つ勉強になった。
紆余曲折の末に、綾野は父の病院も過疎地域医療も、自分のカテーテルも麻衣との結婚も全部諦めないと決め、綾野親子の為に身を引く覚悟だった麻衣も、綾野と生きると決めて…。でも滝川病院の息子との縁談を断ったら、あの祖父さん発狂して綾野達に何するか分からないのでは?
今回のミヤビの台詞「(私は記憶の)積み重ねが無いから、今の自分の気持ちが直感で分かる」には考えさせられたなあ。記憶の積み重ねは大事だけど、時と場合によってはそれが邪魔をするケースも有るしなあ。
脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太
- << 401 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」9話まで終了。 【記憶障害の本当の原因は…】 ミヤビの記憶障害の病因は、脳のノーマンズランド(危険なので医師が手を付けてはいけない領域)に有った。何度もシミュレーションをした上で手術を断念した大迫。病因を隠していたのは、三瓶が知れば僅かな可能性に掛けてでも手術に踏み切るから。そうすればミヤビは二度と目覚めないかもしれないと。 4話の子供の脳腫瘍をどこまで取り除くかというケースで対立した大迫と三瓶。助手に成りすます事までして手術室に入り、全部取り切るという自分の主張を曲げず、大迫を実力行使で押し切った三瓶。あれはミヤビのノーマンズランド問題に繋がる話だったのね。 西島の祖父さんは三瓶に手術をさせて、ミヤビの記憶を抹消してしまおうという魂胆。それを察知した大迫は西島を警察に通報した上で全てをミヤビに話した。 大迫は姉が重度障害者で、三瓶の兄も重度障害者だった。だから二人共脳神経外科医を選択したのね。理想の病院を作る為に道を踏み外しそうになった大迫だけど、大事な局面で医師としての良心を取り戻してくれて良かった。 ラスト、三瓶の兄に関する辛い記憶と涙、それを聞き抱き締めるミヤビ…からの「ごめんなさい、どなたですか?」でのけ反った。脳神経の病は怖い。ミヤビはどういう結論を出すのかな。 脚本=篠崎絵里子 演出=日髙貴士
>> 390
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」7話まで終了。
【-追求-】
6話ラスト、緋山は尾行されていたのではなくて、伊達原が部…
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」8話まで終了。
【-真実-】
12年前、志水に殺人の自白をさせたのは明墨で、「当時は検察の正義を盲信していた」だから志水の有罪を疑いもしなかったと。
明墨の当時の同僚だった(という事は検事?)桃瀬礼子が最初に冤罪を疑い調べて、志水のアリバイを証明する動画(当時、緋山が闇バイトで公園の女性を盗撮、たまたま志水が映り込んでいて、それが糸井一家殺人事件の犯行時刻だった)を、千葉県警の警察官が見付けていたと、病気の桃瀬が明墨に託したあのファイルに書かれていた。それが6年前で、だから明墨は倉田に会いに行き詰問した。それが紫丿宮が見たシーン。
その動画を伊達原の指示で倉田が処分し隠蔽していたのだ。
ところで桃瀬は当時この情報をどこから入手したのだろう。
盗撮をしたKが緋山だと分かり、明墨は彼に動画を探して貰う為に、本当は有罪だったのに強引に無罪を勝ち取った。緋山は志水の冤罪を証明出来たら自首すると言う。志水はいつ刑が執行されるか分からないので、自分が出来る事は今やっておきたいのだと。
せっかく江越に辿り着き動画は有ったのに、伊達原に先を越されてしまった。
当時、その違法動画を買った人物を捜し回収する事は出来ないのかなあ。
伊達原の隠蔽を見た緑川の証言で補強すれば…とかね。
脚本=宮本勇人、山本奈奈、李正美、福田哲平 演出=宮崎陽平
- << 400 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」9話まで終了。 【-約束-】 証拠動画を奪われた明墨が、志水に「本当に申し訳ありません」と頭を下げて謝ると、先生のせいではない、自分の弱さが招いた結果、先生のお陰で紗耶にまた会えたと、一人でも面会に来てくれる様になった娘の事を話し、手が暖かくなったんですよと、これまでとは違う生きる力が湧いて来ている様な志水を、緒形直人が抑制の効いた演技で見せてくれて、もうそのシーンから泣けて来て…。 前回書いた疑問、桃瀬は“志水冤罪”の情報をどこから得たのかについても、桃瀬の母親が赤峰に預けてくれた当時の日記を明墨が読み進め、その内容を吹石一恵の朗読と回想演技で辿る中で、自然な形で明らかにするという抜かりの無い脚本と演出。 今回は漸く面会に応じた倉田も、何故隠蔽したのかを話してくれて。結局、伊達原の身勝手な理屈と高圧的な態度、特に公表した場合の娘への影響を考えろという脅しに屈したみたいで。 伊達原の生まれて来る子供の為は別としても、倉田は娘の為に隠蔽し、志水も娘の為に塀の中に居る事を選んだという側面も有ったという事か。 白木の裏切りについては、明墨の“肉を切らせて骨を断つ”ギリギリの作戦なのだと思う。伊達原との法廷勝負で決着をつける、もうそれしか無いのかなと。 次が最終回。 脚本=山本奈奈、李正美、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太、宮崎陽平
>> 389
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」7話まで終了。
【「懺悔」交錯する、ふたつの物語――】
唐突に出て来た特殊詐欺…
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」8話まで終了。
【「犠牲」誰が正義で、誰が悪魔か──】
出たよ、警察幹部の息子がワルで、それでも尻拭いをしてしまう親というよく有るパターン。親が有村で息子がずっと相関図には俳優名しか載っていなかった奥野壮、役名は有村潤。このドラマではそういうパターンは入れないのかなと思い始めていた矢先だったので、有村の強い警察を作るには清濁併せ呑む者がトップに立つべき云々の御託も含めて、何かもうそっちはどうでもいいわとしか思えなくて…ちょっとがっかり。
やっぱり「誰だ?」の声は天草だったけど、麻生を殺したのは詐欺グループでハルクと呼ばれていた潤らしい。
で、井出の雑貨屋には地下室が有って、連続殺人事件の犯人っぽい雰囲気が漂ってはいるのだが、本人は何故か突然自首をして来た。えっ!?シリアル・キラーって自首をするの?で、益々分からなくなって来た。
井出はこの事件を調べていただけの様な気もするのだが。
予告だと、これ迄葵が見ていた世界が反転するらしいので、シリアル・キラーの犯行では無いのかもね。
残り2話だから、ここから新たな登場人物を真犯人にはしないと思うので…、井出以外だとしたら後味が悪くなりそう。(潤は16年前は10才だから、少なくとも古い事件の犯人ではない)
脚本=小峯裕之 演出=井上雄介
- << 399 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」9話まで終了。 【「反転」今夜、真犯人が姿を現す―――】 6話の感想で『葵が取調室で桃に言った「あなたは一体誰?」って言葉』が、釈放後直ぐに「サクリファイス」に書かれたので、『あの場に居たのは葵、桃、香坂、木崎刑事、夏目刑事、新任の矢吹課長の6人だから、この内の誰かが真犯人か、または真犯人の仲間って事になるのかね。』と書き、前回の感想では井出の自首について、シリアル・キラーって自首をするのか?と疑問視した。 結局6、8話の私が引っ掛かっていた部分がヒントになっていて、9話で回収してくれた。香坂のプロファイリングはほぼ合っていて、シリアル・キラーは桃、今後明かされると思うけど、井出は16年前なのか、どこかの時点で桃の犯行を知り、止めたいけど止められない何らかの事情が有ったのかな?桃のアリバイを井手が偽装して、釈放のきっかけを作ったりもしていたから、協力関係には有ったのかな。 尾藤父が何故詐欺グループに建物を貸していたのか、自殺した理由は何だったのかもきちんと回収してくれたし、後は神田橋の遺体の件も明らかにしてくれればなと。 桃は二度も葵を気絶させておきながら殺さなかった。これはやはり“私に気付いて!”というメッセージだったのかな。 葵が忘れている二人の約束とは?最終回が楽しみ。 脚本=小峯裕之 演出=山本大輔
>> 388
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」5話まで終了。
【〈波乱の逃亡編〉ついに完結―!】
黒木が相手によって…
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」6話まで終了。
【ついに逮捕!?真相への旅が始まる 】
このドラマの主要人物は妻の玲子を除き、どういう立ち位置なのか(狩山の味方なのか敵なのか)が分かり難い人ばかりで、若干苛々し始めた所だったのだが、漸く黒木の立場が明確になった。
兄の若松が何故死ななければならなかったのか真実が知りたい、それが第一目的だった訳だけど、兄とは20年以上会っていないのにいきなり借金の申し込み、50万振り込んだら今度は100万何とかならないか、それでブチ切れてもう二度と連絡してくるな、それが最後の会話で、その後、金の都合はついたとメールが有り、その日付けがケーブルの発注前で、だから兄はこの崩落事故の絵を描いた人物に、金を積まれて加担したと黒木は推測していた。あんな酷い言葉を投げ付けたまま死なれてしまった後悔も有るのだろう。
若松の身内なのがバレて捜査から外された黒木は、狩山に真相を暴く事を託し、スマホと金を渡して逃がす。梶田刑事にはバレバレだったから、懲戒免職は免れないかも。それも覚悟の上なのだろうね。
黒木の心情が分かると、ここ迄の竹内涼真の演技が計算ずくだったのが理解出来るし、高笑いのシーンなんか観ると、上手くなったなあと感慨深い。
次は秋澤の立ち位置を開示して欲しいなあ。
脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
- << 398 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」7話まで終了。 【忍び寄る危機!!裏切り者はすぐ側に― 】 確定ではないけど全9話の可能性が高いこのドラマ枠。だとすれば今回で秋澤弁護士の立ち位置をはっきりさせて欲しかった。何故なら黒木と並んで物語の中枢に居て、どの立場に居るのかがいつまでも明かされないと、観ていても苛々が増して物語に集中出来なくなるから。前回、黒木の立場がはっきりして新たな興味が湧いて来た所だったので、ここは秋澤の立場も明らかにして畳み掛けて欲しかった。 ああ、それなのにあろうことか、坂東も南雲も若松が金銭と引き換えに事故を起こす事を知っていた、知らぬは狩山だけだったという新事実を出して来て、“何なの?誰なの?何でなの?”という疑問の間口を広げただけで終わってしまった。 龍神大橋工事の発注をしたのは東京都(都知事)で、受注した帝和建設が若松に金を渡して事故を起こさせた。どうやら都知事もその事を知っていた様なのだが、互いにそこまでする理由とメリットは何なの?おまけに都知事はわざわざ狩山を脱走させているし、その意味する所って何?この複雑怪奇な部分がボヤっとしていて、考察班以外の一般人には分かり難いから、何かいつまでも話が進んでいない印象を受けてしまうのよね。 もう少しシンプルな筋立てにした方が良かったのでは? 脚本=井上由美子 演出=樹下直美
>> 385
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」4話まで終了。
リキが“買った男”セラピスト(その界隈ではそう呼ぶらしい)のダイキ(森…
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」5話まで終了。
リキが考え無しのその場しのぎで生きて来た事は、これ迄の描写で分かっていた事だけど、同僚で友人のテルが、奨学金返済と愛するソム太に貢ぐ為に風俗のバイトをしてもリキ自身は自制してたし、その辺の線引きは出来る人という認識だったのだけど…。(ただ低収入に喘いでるなら、普通のバイト位はやって生活に余裕を持たせればいいのにとは思ったけど)
リキは考え無しの割りにはプライドは高くて、指図されるのを嫌い直ぐに腹を立てる。そうなると考え無しだから、その場の怒りを鎮める為に、契約上やってはいけないと分かっている事(この場合は男とのSEX)に身を委ねてしまう。
精子が腟内で結構生き延びる事を知らなかったのは、まあ有り得る事だとは思うけど、それにしても腹立ちまみれとか、ただ癒やされたいとかの理由で、遊びの男達とナマでする?契約云々の前に、ナマでしたら感染症や妊娠のリスクが有るって何でちょこっとでも考えないのだろう。
干渉が激しく小うるさい基に対する反発なのだろうが、リキ自身が依頼人(基は雇い主的感覚が強い)を苛つかせる行動(無断で帰省)を取ったのも事実なので。
これで人工授精で妊娠したとしても、基の子とは限らなくなってしまった。
結婚相手は有名人とか喋ってるし、考え無しで行動するリキにはヒヤヒヤする。
脚本=長田育恵 演出=田中健二
- << 397 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」6話まで終了。 自分の考え無しの行為が、“とてつもない不安”となって自分自身に跳ね返って来て、自分だけでは受け止め切れず、悠子に全てを打ち明けて今回は中絶したいと言うリキ。 もし父親が基では無かったら申し訳無いから…ではなくて、父親が違っていたら契約違反で違約金を取られる、それは困る、違約金なんて払えない、その一点張り。えっ!?そこなの?ってびっくり。 父親不確定には悠子もびっくり、呆れ果てたけど中絶は絶対に駄目と。不育症で産めなかった悠子にしてみれば、“次も有る”なんて簡単に考えて欲しくはないのよね、きっと。DNA鑑定なんてさせない、誰の子でも私達が育てるから産んでと。最初から悠子にとっては他人の子。それでも代理母を受け入れたけど、基にとっても他人の子だったらイーブンになるし、血統主義の義母への意趣返しにもなる…もしかしたらそんな事も頭をよぎったのかもね。 テルも妊娠して、貧乏だけど行政の制度を目一杯利用すれば何とかなると、相変わらずあっけらかん。リキの子は金持ちの子確定だから幸せだねって言われて否定していたけど、それはリキの自業自得だから。 りりこの「代理母なんて人間の形をした孵卵器みたいなもんだよ」発言に、背筋がゾーッとした。アロマンティックらしいけど独特だよね、この人の感性。 脚本=長田育恵 演出=北野隆
>> 384
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」6話まで終了。
【あなたは記憶障害を作った】
まず私がこのドラマで嫌っ…
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」7話まで終了。
【記憶がすり替わっている】
薬の量を増やしたら、断片的ではあっても記憶が残っている、それが嬉しいミヤビ。ただ同時に記憶違いも起こす様になってしまった。看護師が気付いて事なきを得たが、危うく患者を取り違える所だった。『記憶錯誤』今のところその治療法は無い。仕事に影響が出るのは危険。星前は薬を減らした方が良いのでは?と三瓶に言うが、記憶は仕事の為だけに有るのでは無いからと言われてしまう。
仕事面では常に誰かがサポートしないといけないので、星前の言う事ももっともだけど、断片的な記憶でもそれが繋がって、過去から現在へと変化するものを感じ取れると嬉しいと、晴れ晴れとした顔で言うミヤビを見ていると、そうだよね、それが多分生きてるって感覚なんだろうと思うよね。
大迫は記憶錯誤が起きないベストの薬量に調整したのだと綾野に言い切り、綾野は疑った事を謝罪する。うーん、この期に及んでも、大迫の立ち位置が明確にならない。引っ張るねえ。
綾野病院を巡る祖父の本当の目的を知ってしまった麻衣は、愛する綾野を傷付けたくなくて別れを切り出す。
“麻衣は本当は良い人作戦”が急に始まって(笑)
“たかみ”の御主人の手術シーンの撮り方が凄くてドキドキした。演出が上手い!
なのにJアラート…
脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
- << 396 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」8話まで終了。 【揺れ動く二つの婚約】 今回は綾野と麻衣、そして綾野の父・勲との物語。 勲先生が交通事故で頭部外傷を負い、セントラル病院に搬送されて綾野を助手にミヤビが手術。手術は上手く行ったが“社会的行動障害”という後遺症が出てしまう。勲の場合は直ぐカッとなり声を荒らげたり、逆にトランプのババを相手が引いてくれただけで、大喜びして高笑いをしたり、感情のコントロールが上手く出来なくなってしまった。性格が激変する事も有るらしく、脳のダメージコントロールって本当に微妙で難しい世界なのね。カッとなったら6つ数えて先ずはアンガーコントロールって、勲先生も実践していたけど、後遺症の影響だから中々難しいみたいで。このドラマでまた一つ勉強になった。 紆余曲折の末に、綾野は父の病院も過疎地域医療も、自分のカテーテルも麻衣との結婚も全部諦めないと決め、綾野親子の為に身を引く覚悟だった麻衣も、綾野と生きると決めて…。でも滝川病院の息子との縁談を断ったら、あの祖父さん発狂して綾野達に何するか分からないのでは? 今回のミヤビの台詞「(私は記憶の)積み重ねが無いから、今の自分の気持ちが直感で分かる」には考えさせられたなあ。記憶の積み重ねは大事だけど、時と場合によってはそれが邪魔をするケースも有るしなあ。 脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太
>> 383
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」6話まで終了。
【-不正-】
緑川検事(木村佳乃)のあこがれの瀬古判事(神野三鈴)は、…
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」7話まで終了。
【-追求-】
6話ラスト、緋山は尾行されていたのではなくて、伊達原が部下の菊池検事に明墨事務所を見張らせていたら、緋山が来たから報告したって事なのね。で、明墨は見張られているのは百も承知で、逆にそれを利用して態と手の内を晒し、伊達原達にしてやられた風を装って実は、肉を切らせて骨を断つ戦法で、先ずは瀬古判事を完膚無きまで叩きのめした。
瀬古は圧倒的男社会の法曹界で、後に続く女達の為にも自分が先頭に立って、道を切り開く為に必死だったと、「虎に翼」の寅子みたいな事を言ってたけど、泥水をすすり過ぎて、マスコミ界で同様に頑張っていた女性の沢原を、自分の後ろ盾の政治家に都合が悪い存在という理由で罪をでっち上げ有罪にする事に加担した、そんな貴女と法曹界の男達とどっちがマシなのか、この明墨の言葉は瀬古にとってはかなりのカウンターパンチだったね。
冷たく突き放して来た伊達原に対し、瀬古は弾劾裁判で12年前の真実を話すと脅し、誰も信じないとかわされていたけど、爆弾発言は有るのか無いのか。
肝心の志水さんは「私は大きな罪を犯した」と言って、明墨の再審請求に応じようとしないし。
赤峰は血染めの緋山の作業着をドヤ顔で持っていたし!それでも緋山は無実なのか?
本当に面白いドラマ。
脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=嶋田広野
- << 395 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」8話まで終了。 【-真実-】 12年前、志水に殺人の自白をさせたのは明墨で、「当時は検察の正義を盲信していた」だから志水の有罪を疑いもしなかったと。 明墨の当時の同僚だった(という事は検事?)桃瀬礼子が最初に冤罪を疑い調べて、志水のアリバイを証明する動画(当時、緋山が闇バイトで公園の女性を盗撮、たまたま志水が映り込んでいて、それが糸井一家殺人事件の犯行時刻だった)を、千葉県警の警察官が見付けていたと、病気の桃瀬が明墨に託したあのファイルに書かれていた。それが6年前で、だから明墨は倉田に会いに行き詰問した。それが紫丿宮が見たシーン。 その動画を伊達原の指示で倉田が処分し隠蔽していたのだ。 ところで桃瀬は当時この情報をどこから入手したのだろう。 盗撮をしたKが緋山だと分かり、明墨は彼に動画を探して貰う為に、本当は有罪だったのに強引に無罪を勝ち取った。緋山は志水の冤罪を証明出来たら自首すると言う。志水はいつ刑が執行されるか分からないので、自分が出来る事は今やっておきたいのだと。 せっかく江越に辿り着き動画は有ったのに、伊達原に先を越されてしまった。 当時、その違法動画を買った人物を捜し回収する事は出来ないのかなあ。 伊達原の隠蔽を見た緑川の証言で補強すれば…とかね。 脚本=宮本勇人、山本奈奈、李正美、福田哲平 演出=宮崎陽平
>> 381
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」6話まで終了。
【「再開」連続殺人の再開、悪魔の心理を読む】
殺されていたのは…
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」7話まで終了。
【「懺悔」交錯する、ふたつの物語――】
唐突に出て来た特殊詐欺グループの存在。グループ壊滅の為に一人で暴走した部下の麻生が殺された。香坂が囮捜査を認めて欲しいと上司の有村に掛け合い、脚下された事がきっかけだった。香坂は入れ込む麻生を止めたが、勝手に単独捜査を始めて誰かに腹部を刺された。
現場に落ちていた飛ばし携帯の名義と同じ名義の携帯を、殺された和田瑠璃も持っていた。それが天草のタクシーに有った携帯。和田はグループの一員だった。
そして天草自身もグループから抜け出せず、望野に作られた“掛け子ルーム”の管理をしていた。
今回も強引な設定に見えるが、取り敢えずこれで公式サイトの通り、香坂の過去と望野の事件が繋がった訳だ。
香坂は飛ばし携帯の指紋から、麻生を殺したのは天草だと思っているがどうかな。「誰だ?」の声は天草っぽいけど、殺ったのは別人なのでは?
あと掛け子ルームの有る元児童養護施設の建物の持ち主は恵で、「サクリファイス」の原稿っぽい物も持っている。そして雑貨屋の井手はこの施設出身。井手がシリアル・キラーは有り得そうなんだけど、恵が組む理由は?って考えるとねえ。
残り多分3話。何が真実なんだろう。
※天草の経歴で個人タクシーの資格が取れるの?変だよね。
脚本=本田隆朗 演出=吉川祐太
- << 394 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」8話まで終了。 【「犠牲」誰が正義で、誰が悪魔か──】 出たよ、警察幹部の息子がワルで、それでも尻拭いをしてしまう親というよく有るパターン。親が有村で息子がずっと相関図には俳優名しか載っていなかった奥野壮、役名は有村潤。このドラマではそういうパターンは入れないのかなと思い始めていた矢先だったので、有村の強い警察を作るには清濁併せ呑む者がトップに立つべき云々の御託も含めて、何かもうそっちはどうでもいいわとしか思えなくて…ちょっとがっかり。 やっぱり「誰だ?」の声は天草だったけど、麻生を殺したのは詐欺グループでハルクと呼ばれていた潤らしい。 で、井出の雑貨屋には地下室が有って、連続殺人事件の犯人っぽい雰囲気が漂ってはいるのだが、本人は何故か突然自首をして来た。えっ!?シリアル・キラーって自首をするの?で、益々分からなくなって来た。 井出はこの事件を調べていただけの様な気もするのだが。 予告だと、これ迄葵が見ていた世界が反転するらしいので、シリアル・キラーの犯行では無いのかもね。 残り2話だから、ここから新たな登場人物を真犯人にはしないと思うので…、井出以外だとしたら後味が悪くなりそう。(潤は16年前は10才だから、少なくとも古い事件の犯人ではない) 脚本=小峯裕之 演出=井上雄介
>> 380
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」4話まで終了。
【最愛の妻の嘘】
林が「成功しました」と報告していた相…
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」5話まで終了。
【〈波乱の逃亡編〉ついに完結―!】
黒木が相手によって自分の態度を使い分ける演出が、ちょっとクセになって来た(笑)
ラスト、ナイフを持って黒木の前に出たという事は、狩山は自分が半田を脅して居座ったとか言うつもりだったのかな。でも目の前の黒木が若松そっくりで、驚き過ぎて考えていた台詞を忘れてしまいそう。仮にそう言えたとしても、警察がちょっと調べれば、現場で半田や工務店の人達と働いて、手作り弁当を社長と一緒に食べていたという証言が取れる筈だから、直ぐにバレるよね。
予告だと、狩山はまた一人で逃げているみたいだから、という事は黒木が態と逃した?黒木は、狩山の設計ミスという崩落事故の原因を信じてないのかも。で、本当の原因を知りたいのかも。兄は何故死んだのかを。
秋澤弁護士は国立署の刑事からお金で情報を買ってる位だから、まともな弁護士では無さそうだし、もし利害関係が一致するという理由でもいいから、黒木が狩山に協力してくれれば、少し勝ち目が出て来そう。
後は都知事の思惑と林との関係、磯田社長や桑原常務、秋澤に裏は有るのか、意識が戻っても一点を見詰めたままの南雲は、脳の障害なのか、それとも意図的なのか(多分こっち?)辺りかなあ、早目に明らかにして欲しいのは。
脚本=井上由美子 演出=樹下直美
- << 393 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」6話まで終了。 【ついに逮捕!?真相への旅が始まる 】 このドラマの主要人物は妻の玲子を除き、どういう立ち位置なのか(狩山の味方なのか敵なのか)が分かり難い人ばかりで、若干苛々し始めた所だったのだが、漸く黒木の立場が明確になった。 兄の若松が何故死ななければならなかったのか真実が知りたい、それが第一目的だった訳だけど、兄とは20年以上会っていないのにいきなり借金の申し込み、50万振り込んだら今度は100万何とかならないか、それでブチ切れてもう二度と連絡してくるな、それが最後の会話で、その後、金の都合はついたとメールが有り、その日付けがケーブルの発注前で、だから兄はこの崩落事故の絵を描いた人物に、金を積まれて加担したと黒木は推測していた。あんな酷い言葉を投げ付けたまま死なれてしまった後悔も有るのだろう。 若松の身内なのがバレて捜査から外された黒木は、狩山に真相を暴く事を託し、スマホと金を渡して逃がす。梶田刑事にはバレバレだったから、懲戒免職は免れないかも。それも覚悟の上なのだろうね。 黒木の心情が分かると、ここ迄の竹内涼真の演技が計算ずくだったのが理解出来るし、高笑いのシーンなんか観ると、上手くなったなあと感慨深い。 次は秋澤の立ち位置を開示して欲しいなあ。 脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
>> 379
【2024春ドラマ】
「ブルーモーメント」4話まで終了。
【竜巻の脅威!試される姉妹…過去を乗り越えろ!】
千葉県のある地方で…
【2024春ドラマ】
「ブルーモーメント」5話まで終了。
【雹から霧へ!災害の連鎖…SDMにスパイ潜入!】
立花総務大臣(真矢ミキ)が推薦してSDMに送り込んで来た夫の沢渡(橋本じゅん)は、立花のスパイでも、SDMを潰す為の秘密兵器でもなく、事件事故災害等の現場経験が豊富で、的確かつ臨機応変に仕事の出来る、SDMに最も適した人材だった。そんな沢渡を推薦した立花自身も、実はSDMに期待し、成功して欲しいと思っていた事も今回明かされた。ただ、あの日の園部灯の誘導で大事な秘書を亡くしており、その後の灯の謎行動の真実が分かる迄は、自分の中のわだかまりは消えないという事だった。
それでずっとあんな劇画風に、園部大臣に対してツンケンしてたの?人物設定が下手過ぎるでしょ。
という事で邪魔する訳ではなく、沢渡に関しては強力な助っ人になりそうなので、取り敢えず観続けようかなとは思っている。(感想は書かないかも)
でも相変わらず1秒も無駄に出来ない状況なのに、“お気持ち表明”のやり取りが長いからテンポが悪く、緊迫感に欠けるのよね。ずっとそう。このドラマの致命的な欠点。
あと何でも台詞で説明しようとするから、役者の台詞回しが“棒”に聞こえ、それぞれの心情が伝わり難い。
制作、脚本、演出、皆の責任だな。
脚本=浜田秀哉 演出=下畠優太
>> 382
【2024春ドラマ】〚短文感想〛
「95」6話まで終了。髙橋海人主演。
結局、金も権力も有る親に守られている翔の苛立ちに、庶民の子の…
【2024春ドラマ】
「からかい上手の高木さん」全8話終了。
【4月】
中3になって初めての登校日。高木さんのいない日々が始まる。制服を着てベッドに腰掛け、心なしか元気が無さそうな西片。そこに高木さんからジャストタイミングでTelが!
高木さんが胸三寸で正解がどうにでもなりそうな問題を出すと、真剣に考える西片。正解が一つの問題じゃなきゃ、高木さんをギャフンとは言わせられないよ?といつも思うのだが、取り敢えず全力で考える西片が好き(笑)。でも、ずっと観て来た感じでは、高木さんは嘘は付かないのよね。彼女の心の底に有るのは西片が好き、だけど西片はそっち方面は疎くて、高木さんが“からかい”の中に仕掛けている好きという気持ちに全く気付かない。“からかい”はただの遊びだと思っている。だから高木さんは“ふふふ”と笑みを浮かべながら、からかい続けなくちゃいけない。罪なヤツなの西片は(笑)
正解は出せなかったけど、高木さんとの会話に満足して登校し、席に着くと「おはよう」と高木さんがやって来た!えっ!?何で?パリじゃなかったの?
父親の会社の都合で引っ越しが遅くなったらしい(結局1学期終わりに行ってしまった)。
高木さんの「ふふふ」と、少し力むと裏返る西片の話し声が、二人の関係性を表しているみたいだった。この二人の事はきっと忘れられないな。
脚本=金沢知樹、萩森淳、今泉力哉 演出=今泉力哉
>> 377
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」3話まで終了。
お金をあげたらソム太が居なくなったので、またプランテの登録をしたという…
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」4話まで終了。
リキが“買った男”セラピスト(その界隈ではそう呼ぶらしい)のダイキ(森崎ウィン)は、まずリキを褒める、とにかく褒める、そして「俺、貴女がヤダって事は絶対にしないからね」。褒めて安心させて明るく振る舞い、終始優しく接する。話がしたければ聞いてあげ、相手が“それ”を望むなら応じてあげる。なるほど、優しさの塊みたいなダイキを見ていると確かにある意味セラピストだなと。
あれだけ固い表情ですすり泣いたりしていたリキが、終わって外で別れる時には可愛い笑顔を見せていた。初めて見る様な。
悠子は辛い不妊治療を何度も経験して来たので、リキの辛さを思いやり、リキを卑下する義母から守ってあげようとすらしている。悠子自身は愛する人との子供の為という、すがれる理由が有ったけど、リキにはそれが無い。只お金の為に辛い治療を我慢し、私達の子を産もうとしてくれる人。悠子だけでもそういう捉え方をしてくれて、リキは感謝すべきなのだろうが、そこまで気が回る人では無いし、生き方がその場しのぎだから凄く危うさを感じるのよね。
プランテって、まず草桶夫妻を書類上離婚させ、基はリキを入籍して“夫婦として”合法的に不妊治療をする形を取るのね。そして生まれたら離婚って…、心変わりはしないって言い切れるの?
危ういやり方が何か怖い。
脚本=長田育恵 演出=田中健二
- << 392 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」5話まで終了。 リキが考え無しのその場しのぎで生きて来た事は、これ迄の描写で分かっていた事だけど、同僚で友人のテルが、奨学金返済と愛するソム太に貢ぐ為に風俗のバイトをしてもリキ自身は自制してたし、その辺の線引きは出来る人という認識だったのだけど…。(ただ低収入に喘いでるなら、普通のバイト位はやって生活に余裕を持たせればいいのにとは思ったけど) リキは考え無しの割りにはプライドは高くて、指図されるのを嫌い直ぐに腹を立てる。そうなると考え無しだから、その場の怒りを鎮める為に、契約上やってはいけないと分かっている事(この場合は男とのSEX)に身を委ねてしまう。 精子が腟内で結構生き延びる事を知らなかったのは、まあ有り得る事だとは思うけど、それにしても腹立ちまみれとか、ただ癒やされたいとかの理由で、遊びの男達とナマでする?契約云々の前に、ナマでしたら感染症や妊娠のリスクが有るって何でちょこっとでも考えないのだろう。 干渉が激しく小うるさい基に対する反発なのだろうが、リキ自身が依頼人(基は雇い主的感覚が強い)を苛つかせる行動(無断で帰省)を取ったのも事実なので。 これで人工授精で妊娠したとしても、基の子とは限らなくなってしまった。 結婚相手は有名人とか喋ってるし、考え無しで行動するリキにはヒヤヒヤする。 脚本=長田育恵 演出=田中健二
>> 376
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」5話まで終了。
【難手術…あなたはできます】
お経を上げている最中に倒…
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」6話まで終了。
【あなたは記憶障害を作った】
まず私がこのドラマで嫌っている西島会長の意図(綾野の父親の総合病院を関東医大の傘下に入れ、厚労省が打ち立てている地域医療構想に協力する事を厚労省の官僚に約束しており、おそらくその事で厚労省から関東医大に金を引っ張ろうとしている。これが実現しなければ関東医大は終わりだとの発言が有ったので)が、何となく分かったので、キャラ的な気持ち悪さは残るものの、ドラマの設定としてその存在は許容範囲内になったかなと。
そして会長にとって綾野自身は最初から捨て駒なんだろうなあと。
今回分かったのは、事故後ミヤビは側頭葉てんかんを起こした為に、大迫はてんかん薬を与え、その量を発作は起こさないけど記憶障害は続く様に、微妙な線で調整していた事、そしてそこには西島の関与が有った事。
ミヤビは西島の悪事の何かを知ってしまったのだろうね。
綾野はミヤビが好きになった位、人間的にはいい人で、葛藤の末にミヤビの為ならと三瓶に協力、消されていた脳波室のファイルを復元させ、三瓶と二人で大迫に説明を求める事までした。西島に粛清されない事を祈るよ。
自分の判断で薬の量を増やしたミヤビは、昨夜豚足を食べた事を覚えていて、興奮し病院の仲間の元へ走る走る!これが吉と出るのかどうか。
脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太
- << 391 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」7話まで終了。 【記憶がすり替わっている】 薬の量を増やしたら、断片的ではあっても記憶が残っている、それが嬉しいミヤビ。ただ同時に記憶違いも起こす様になってしまった。看護師が気付いて事なきを得たが、危うく患者を取り違える所だった。『記憶錯誤』今のところその治療法は無い。仕事に影響が出るのは危険。星前は薬を減らした方が良いのでは?と三瓶に言うが、記憶は仕事の為だけに有るのでは無いからと言われてしまう。 仕事面では常に誰かがサポートしないといけないので、星前の言う事ももっともだけど、断片的な記憶でもそれが繋がって、過去から現在へと変化するものを感じ取れると嬉しいと、晴れ晴れとした顔で言うミヤビを見ていると、そうだよね、それが多分生きてるって感覚なんだろうと思うよね。 大迫は記憶錯誤が起きないベストの薬量に調整したのだと綾野に言い切り、綾野は疑った事を謝罪する。うーん、この期に及んでも、大迫の立ち位置が明確にならない。引っ張るねえ。 綾野病院を巡る祖父の本当の目的を知ってしまった麻衣は、愛する綾野を傷付けたくなくて別れを切り出す。 “麻衣は本当は良い人作戦”が急に始まって(笑) “たかみ”の御主人の手術シーンの撮り方が凄くてドキドキした。演出が上手い! なのにJアラート… 脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
>> 375
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」5話まで終了。
【-因縁-】
5話も面白かった。
前回の事件に絡めて千葉県警の不正と…
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」6話まで終了。
【-不正-】
緑川検事(木村佳乃)のあこがれの瀬古判事(神野三鈴)は、志水に死刑判決を、松永に有罪判決を出した裁判官だった。そして12年前の千葉の横領事件、糸井一家殺人事件の指揮を取っていたのは、伊達原検事正(野村萬斎)だった。
今回の出版社の個人情報流出事件の被告沢原副編集長(珠城りょう)は無実を訴え、罪をでっち上げたと思われる部下の上田は、政治家の加崎(相島一之)と繋がっていた。
最高裁判事の椅子を狙う瀬古は、有力な政治家との繫がりを欲していて、明墨に富田代議士を潰された今、代わりの代議士として加崎が浮上。沢原の控訴審は明墨が引き受け瀬古が裁判長、不正な方法で入手した新証拠は認めずとした。(その不正、GPSが仕込まれている可能性を上田に伝えたのは瀬古、明墨は態と匂わせ瀬古は引っ掛かった形。伊達原は気付いてるな)
大方の事件型ドラマは、横軸の事件は縦軸とは関係無く、その都度完結というスタイルを取り、これも当初はそうだと思っていたのだが、6話まで観て全部のケースが、明墨の弁護士になった動機、縦軸の志水冤罪の解明と無罪を勝ち取る信念に繋がっているのだと確信し、それがこのドラマの面白さの要素の一つになっているのだとも思う。
尾行されていた緋山は大丈夫なのかな。
脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太
- << 390 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」7話まで終了。 【-追求-】 6話ラスト、緋山は尾行されていたのではなくて、伊達原が部下の菊池検事に明墨事務所を見張らせていたら、緋山が来たから報告したって事なのね。で、明墨は見張られているのは百も承知で、逆にそれを利用して態と手の内を晒し、伊達原達にしてやられた風を装って実は、肉を切らせて骨を断つ戦法で、先ずは瀬古判事を完膚無きまで叩きのめした。 瀬古は圧倒的男社会の法曹界で、後に続く女達の為にも自分が先頭に立って、道を切り開く為に必死だったと、「虎に翼」の寅子みたいな事を言ってたけど、泥水をすすり過ぎて、マスコミ界で同様に頑張っていた女性の沢原を、自分の後ろ盾の政治家に都合が悪い存在という理由で罪をでっち上げ有罪にする事に加担した、そんな貴女と法曹界の男達とどっちがマシなのか、この明墨の言葉は瀬古にとってはかなりのカウンターパンチだったね。 冷たく突き放して来た伊達原に対し、瀬古は弾劾裁判で12年前の真実を話すと脅し、誰も信じないとかわされていたけど、爆弾発言は有るのか無いのか。 肝心の志水さんは「私は大きな罪を犯した」と言って、明墨の再審請求に応じようとしないし。 赤峰は血染めの緋山の作業着をドヤ顔で持っていたし!それでも緋山は無実なのか? 本当に面白いドラマ。 脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=嶋田広野
【2024春ドラマ】〚短文感想〛
「95」6話まで終了。髙橋海人主演。
結局、金も権力も有る親に守られている翔の苛立ちに、庶民の子のQが振り回されただけという形で終わるのかな。まさかね。
「お迎え渋谷くん」7話まで終了。京本大我主演。
青田先生には元カレ、渋谷くんには女優との盗撮ゴシップと、それぞれの心を乱す、分かり易い邪魔が入る王道展開がクセになる。気楽に観られるのがいい。
「からかい上手の高木さん」7話まで終了。
大好きなドラマ。次回が最終回なので、その時にまとめの感想を書く予定。
「RoOT/ルート」7話まで終了。河合優実、坂東龍汰主演。
当初思っていた探偵ドラマとは全く違っていて、相手が裏社会の話で犠牲者も出るダークさ。それでも怯まず諦めない二人の無謀さにドキドキしてしまう。
「滅相もない」5話まで終了。
3話で離脱しそうになったけど、4話の森田想の話は珍しく感情移入しやすくて、何とか踏みとどまってる状態。
「君が獣になる前に」7話まで終了。北山宏光主演。
琴音や女性達がやらされていたのは、上級国民男への貢ぎ物。それを終わらせたい、この世の中なんて無くなればいい。毒ガステロは琴音の意志だった。でも元々のトリガーは、琴音を交通事故から守って神崎の母が死んだ時に、神崎が琴音にぶつけた言葉そのものだったという衝撃発言が。そして久し振りにループするらしい。
- << 386 【2024春ドラマ】 「からかい上手の高木さん」全8話終了。 【4月】 中3になって初めての登校日。高木さんのいない日々が始まる。制服を着てベッドに腰掛け、心なしか元気が無さそうな西片。そこに高木さんからジャストタイミングでTelが! 高木さんが胸三寸で正解がどうにでもなりそうな問題を出すと、真剣に考える西片。正解が一つの問題じゃなきゃ、高木さんをギャフンとは言わせられないよ?といつも思うのだが、取り敢えず全力で考える西片が好き(笑)。でも、ずっと観て来た感じでは、高木さんは嘘は付かないのよね。彼女の心の底に有るのは西片が好き、だけど西片はそっち方面は疎くて、高木さんが“からかい”の中に仕掛けている好きという気持ちに全く気付かない。“からかい”はただの遊びだと思っている。だから高木さんは“ふふふ”と笑みを浮かべながら、からかい続けなくちゃいけない。罪なヤツなの西片は(笑) 正解は出せなかったけど、高木さんとの会話に満足して登校し、席に着くと「おはよう」と高木さんがやって来た!えっ!?何で?パリじゃなかったの? 父親の会社の都合で引っ越しが遅くなったらしい(結局1学期終わりに行ってしまった)。 高木さんの「ふふふ」と、少し力むと裏返る西片の話し声が、二人の関係性を表しているみたいだった。この二人の事はきっと忘れられないな。 脚本=金沢知樹、萩森淳、今泉力哉 演出=今泉力哉
>> 374
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛&〚離脱するドラマ〛
「約束~16年目の真実~」5話まで終了。
【「記憶」失った記…
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」6話まで終了。
【「再開」連続殺人の再開、悪魔の心理を読む】
殺されていたのは和田瑠璃18才で半年前頃から望野に居住。
飛鳥桃は瑠璃と知り合いなのに「よく知らない人」と嘘を付いた、殺害現場に葵を呼び出した暗号を、桃も解読出来る事が判明した、犯行時間帯のアリバイが不明確、桃の部屋に続きが書かれた「サクリファイス」の原稿が有った、これだけの理由でしかも独断で、葵は桃を逮捕してしまうのだが、肝心の動機が不明だし、香坂も「もう後戻り出来ませんよ」とは言ったけど強くは止めなかったし、この展開・設定はちょっと強引過ぎるなと思った。
後から犯人は男という目撃証言が出て来て、誤認逮捕で桃は釈放。そこに飛び込んで来た衝撃の事実。匿名通報で葵の実家の庭から掘り出されていた3体の白骨死体の内、1体は失踪していた桃の母親の物と判明した。
話が大きくなって来て、ますます誰が犯人か分かり難くなったけど…。
ラストにまたシナリオの続きが書かれて、葵が取調室で桃に言った「あなたは一体誰?」って言葉が、そっくりそのまま書かれてるのよね。
あの場に居たのは葵、桃、香坂、木崎刑事、夏目刑事、新任の矢吹課長の6人だから、この内の誰かが真犯人か、または真犯人の仲間って事になるのかね。うーん、よく分からん。
脚本=富安美尋 演出=今和紀
- << 389 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」7話まで終了。 【「懺悔」交錯する、ふたつの物語――】 唐突に出て来た特殊詐欺グループの存在。グループ壊滅の為に一人で暴走した部下の麻生が殺された。香坂が囮捜査を認めて欲しいと上司の有村に掛け合い、脚下された事がきっかけだった。香坂は入れ込む麻生を止めたが、勝手に単独捜査を始めて誰かに腹部を刺された。 現場に落ちていた飛ばし携帯の名義と同じ名義の携帯を、殺された和田瑠璃も持っていた。それが天草のタクシーに有った携帯。和田はグループの一員だった。 そして天草自身もグループから抜け出せず、望野に作られた“掛け子ルーム”の管理をしていた。 今回も強引な設定に見えるが、取り敢えずこれで公式サイトの通り、香坂の過去と望野の事件が繋がった訳だ。 香坂は飛ばし携帯の指紋から、麻生を殺したのは天草だと思っているがどうかな。「誰だ?」の声は天草っぽいけど、殺ったのは別人なのでは? あと掛け子ルームの有る元児童養護施設の建物の持ち主は恵で、「サクリファイス」の原稿っぽい物も持っている。そして雑貨屋の井手はこの施設出身。井手がシリアル・キラーは有り得そうなんだけど、恵が組む理由は?って考えるとねえ。 残り多分3話。何が真実なんだろう。 ※天草の経歴で個人タクシーの資格が取れるの?変だよね。 脚本=本田隆朗 演出=吉川祐太
>> 373
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」3話まで終了。
【今夜決行!191秒の脱獄計画!】
狩山は第7肋骨骨折…
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」4話まで終了。
【最愛の妻の嘘】
林が「成功しました」と報告していた相手は何と榛名都知事。林からは責任を取り辞めるけど、他の者は約束通り不問に付して下さい、知事はその確約はしなかったけど、林に対しては一生安心して暮らせる様にすると。はて?知事の目論見って何なのかな。
秋澤弁護士と黒木刑事も、狩山の味方になるのか敵なのかよく分からないし、今度は「永代町女子大生殺人事件」の被害者の父・半田豊(田中哲司)が、自首目前で骨折の痛みからフラフラの狩山を、自分の車に押し込んで連れ去ってしまい、この人の目的も分からないし…、謎が多過ぎて少し疲れる(いつも書いているけど考察は苦手なので)。
そんな中、今回はSSDを預けられた南雲(一ノ瀬颯)の苦悩や人間性、狩山との絆がきちんと描かれて、それに対して狩山の味方だと思っていた、南雲の婚約者の本宮(山本舞香)が、結構な強い口調で狩山を切り捨てる様に南雲に迫ったりと、これまでに受けていた印象の逆転現象が起きていて、でもどちらの言い分も理解出来るのよね。それだけ狩山のやった事って罪深いのよ。
SSDを取り返そうとした秋澤と階段で揉み合いになり、落ちて頭を打ち昏睡状態の南雲。そのまま目覚めないか記憶喪失になってくれって、秋澤は思ってるだろうね。
脚本=井上由美子 演出=樹下直美
- << 388 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」5話まで終了。 【〈波乱の逃亡編〉ついに完結―!】 黒木が相手によって自分の態度を使い分ける演出が、ちょっとクセになって来た(笑) ラスト、ナイフを持って黒木の前に出たという事は、狩山は自分が半田を脅して居座ったとか言うつもりだったのかな。でも目の前の黒木が若松そっくりで、驚き過ぎて考えていた台詞を忘れてしまいそう。仮にそう言えたとしても、警察がちょっと調べれば、現場で半田や工務店の人達と働いて、手作り弁当を社長と一緒に食べていたという証言が取れる筈だから、直ぐにバレるよね。 予告だと、狩山はまた一人で逃げているみたいだから、という事は黒木が態と逃した?黒木は、狩山の設計ミスという崩落事故の原因を信じてないのかも。で、本当の原因を知りたいのかも。兄は何故死んだのかを。 秋澤弁護士は国立署の刑事からお金で情報を買ってる位だから、まともな弁護士では無さそうだし、もし利害関係が一致するという理由でもいいから、黒木が狩山に協力してくれれば、少し勝ち目が出て来そう。 後は都知事の思惑と林との関係、磯田社長や桑原常務、秋澤に裏は有るのか、意識が戻っても一点を見詰めたままの南雲は、脳の障害なのか、それとも意図的なのか(多分こっち?)辺りかなあ、早目に明らかにして欲しいのは。 脚本=井上由美子 演出=樹下直美
>> 372
【2024春ドラマ】
「ブルーモーメント」3話まで終了。
【大火災が強風で拡大!心に傷を持つ天才医師の決意】
まさかこれが“突…
【2024春ドラマ】
「ブルーモーメント」4話まで終了。
【竜巻の脅威!試される姉妹…過去を乗り越えろ!】
千葉県のある地方では3年前に竜巻、半年前に台風の被害が出た為、SDMは広報活動の一環として、子供向けの防災教室を開催する。その途中、晴原は竜巻の発生を予測しSDMは避難指示を出すのだが、その呼び掛けを行ったのは、ここが故郷で、3年前の竜巻で姉が下半身不随の被害に遭った雲田だった。
まず、あれだけの人数(8人だったかな?)で出張した割には、子供の参加人数が少な過ぎるし、啓蒙活動なら保護者や近隣住民等も参加させるべきなのにと思った事と、男の子が一人抜け出した事に誰も気付かないという、為にする設定は如何なものかと、それも残念だった。
でも一応それぞれの役割分担に沿って活動していたのが見受けられたし、酷かった前回に比べたらマシだったかなと。
汐見医師のサバイバーズ・ギルト(災害や事故、事件等で他に被害者が出る中、自分が助かったことへの罪悪感)の説明とかも、医師が言うから説得力も有ったし。
ただねえ、最後に新たにSDMに送り込まれて来たのが、園部大臣と対立している立花大臣の夫(橋本じゅん)とか、もう呆れた設定で口あんぐり。
防災についての真摯な話は観たいのだが…、人間ドラマが上っ面だけなので、次回次第でもしかしたら離脱するかも。
脚本=浜田秀哉 演出=田中亮
- << 387 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」5話まで終了。 【雹から霧へ!災害の連鎖…SDMにスパイ潜入!】 立花総務大臣(真矢ミキ)が推薦してSDMに送り込んで来た夫の沢渡(橋本じゅん)は、立花のスパイでも、SDMを潰す為の秘密兵器でもなく、事件事故災害等の現場経験が豊富で、的確かつ臨機応変に仕事の出来る、SDMに最も適した人材だった。そんな沢渡を推薦した立花自身も、実はSDMに期待し、成功して欲しいと思っていた事も今回明かされた。ただ、あの日の園部灯の誘導で大事な秘書を亡くしており、その後の灯の謎行動の真実が分かる迄は、自分の中のわだかまりは消えないという事だった。 それでずっとあんな劇画風に、園部大臣に対してツンケンしてたの?人物設定が下手過ぎるでしょ。 という事で邪魔する訳ではなく、沢渡に関しては強力な助っ人になりそうなので、取り敢えず観続けようかなとは思っている。(感想は書かないかも) でも相変わらず1秒も無駄に出来ない状況なのに、“お気持ち表明”のやり取りが長いからテンポが悪く、緊迫感に欠けるのよね。ずっとそう。このドラマの致命的な欠点。 あと何でも台詞で説明しようとするから、役者の台詞回しが“棒”に聞こえ、それぞれの心情が伝わり難い。 制作、脚本、演出、皆の責任だな。 脚本=浜田秀哉 演出=下畠優太
>> 370
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「アンメット ある脳外科医の日記」4話まで終了。
【記憶障害の謎…深まる対立】
やっぱりそ…
【2024春ドラマ】
「Disney」6話まで終了。(前回の感想が4話になっていたが5話に訂正)
【検事vs元恋人…この愛を裁けますか?】
えーっと、公式サイトではこれをサスペンスラブストーリーと謳っていて、石原さとみは検事役だし、父親の死の真相解明がメインで、そこにラブストーリーが絡むのかなと勝手に想像して、期待していた私が愚かだった。
これまでもずっと隔靴掻痒の展開だったけど、6話の脚本は特に酷かった。
あと、会話の端々に回想シーンを何度も挟む、馬鹿の一つ覚えみたいな演出にも飽きたを通り越して腹が立って来た。
これ以上書いても虚しいだけなので、もう感想は多分書かない。
残り後3話なので一応最後迄観るつもりだけど…。
脚本=吉田紀子 演出=星野和成
>> 371
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」2話まで終了。
テルはソム太(あだ名・アジア系の男)を愛していて、リキから見れば只の金…
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」3話まで終了。
お金をあげたらソム太が居なくなったので、またプランテの登録をしたというテル。卵子の採取は日本ではなく外国でやり、その一つがソム太の国のタイ。だから行ったらそのままソム太と…って、やっぱりおバカなのか、本当に掴み所の無い女だなテル。
リキもさあ、依頼主夫妻の前ではビジネスを強調して、お金の為にしっかりやり遂げる感を出していたのに、気持ちいいセックスを知らないまま妊娠出産する事をテルに愚痴ったら、あたしはやらないけど風俗の子が買うプロの男を紹介してあげると言い出し、リキも直ぐその気になってしまうというね。本番は禁止だけどそこはテル達と同じで阿吽の呼吸なのだとか。プロだから当然避妊はするのだろうが、万一の事とか考えないリキが怖いわ。
依頼主側の事はここまで敢えて書いて来なかったのだが、夫で元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)と、その母親でやはり元バレエダンサーの千味子(黒木瞳)のキャラが中々強烈で。
基は母親の勧めた相手と結婚したが、その後、基のファンだった悠子と不倫、離婚して悠子と再婚、不育症で流産してしまう嫁に千味子は不満タラタラ。絶対別れないと妻の味方感を出してる基だけど、妻に投げ掛ける言葉は結構自分本位、この母にしてこの子有りって感じ。悠子は自分を納得させてはいるみたいだけど…。
脚本=長田育恵 演出=田中健二
- << 385 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」4話まで終了。 リキが“買った男”セラピスト(その界隈ではそう呼ぶらしい)のダイキ(森崎ウィン)は、まずリキを褒める、とにかく褒める、そして「俺、貴女がヤダって事は絶対にしないからね」。褒めて安心させて明るく振る舞い、終始優しく接する。話がしたければ聞いてあげ、相手が“それ”を望むなら応じてあげる。なるほど、優しさの塊みたいなダイキを見ていると確かにある意味セラピストだなと。 あれだけ固い表情ですすり泣いたりしていたリキが、終わって外で別れる時には可愛い笑顔を見せていた。初めて見る様な。 悠子は辛い不妊治療を何度も経験して来たので、リキの辛さを思いやり、リキを卑下する義母から守ってあげようとすらしている。悠子自身は愛する人との子供の為という、すがれる理由が有ったけど、リキにはそれが無い。只お金の為に辛い治療を我慢し、私達の子を産もうとしてくれる人。悠子だけでもそういう捉え方をしてくれて、リキは感謝すべきなのだろうが、そこまで気が回る人では無いし、生き方がその場しのぎだから凄く危うさを感じるのよね。 プランテって、まず草桶夫妻を書類上離婚させ、基はリキを入籍して“夫婦として”合法的に不妊治療をする形を取るのね。そして生まれたら離婚って…、心変わりはしないって言い切れるの? 危ういやり方が何か怖い。 脚本=長田育恵 演出=田中健二
>> 370
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「アンメット ある脳外科医の日記」4話まで終了。
【記憶障害の謎…深まる対立】
やっぱりそ…
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」5話まで終了。
【難手術…あなたはできます】
お経を上げている最中に倒れてしまった住職(三宅弘城)はもやもや病。脳の血管が細く血流が悪い為に、お経を上げると過呼吸になってしまう。
ミヤビは血管バイパス手術を提案、手術をしてもお経は厳禁だが住職は手術を決断。
三瓶はミヤビに助手ではなく、あなたが担当して下さいと告げる。不安で躊躇するミヤビだが、三瓶はあなたなら出来ますの一点張り。もちろん縫合技術とスピードが伴わないと駄目なので、手羽先を使って顕微鏡手術の猛特訓。目標タイムより速く出来る様になった時に、改めて担当するか聞く三瓶。
「やります」とミヤビ。
手術当日の朝、ミヤビが起きると隣に森が寝ていた。森とは記憶を失くす前からの付き合いで信頼しているミヤビ。その彼女が言う。今日は日記を全部読まなくていい。手術の事が書いてある部分だけを読んでと。前日にミヤビが森に頼んだのはこの事だったのか。これは時間が短縮出来る良い方法。信頼出来る森に言って貰うというのがポイントなのね。
そして手術室に一緒に入った誰もが、心からミヤビを応援しサポートしているのが分かる良いチーム。無事終わったらそれは泣くわ、ミヤビ。
毎話こういうのが観たいんだけどな。
脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
- << 384 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」6話まで終了。 【あなたは記憶障害を作った】 まず私がこのドラマで嫌っている西島会長の意図(綾野の父親の総合病院を関東医大の傘下に入れ、厚労省が打ち立てている地域医療構想に協力する事を厚労省の官僚に約束しており、おそらくその事で厚労省から関東医大に金を引っ張ろうとしている。これが実現しなければ関東医大は終わりだとの発言が有ったので)が、何となく分かったので、キャラ的な気持ち悪さは残るものの、ドラマの設定としてその存在は許容範囲内になったかなと。 そして会長にとって綾野自身は最初から捨て駒なんだろうなあと。 今回分かったのは、事故後ミヤビは側頭葉てんかんを起こした為に、大迫はてんかん薬を与え、その量を発作は起こさないけど記憶障害は続く様に、微妙な線で調整していた事、そしてそこには西島の関与が有った事。 ミヤビは西島の悪事の何かを知ってしまったのだろうね。 綾野はミヤビが好きになった位、人間的にはいい人で、葛藤の末にミヤビの為ならと三瓶に協力、消されていた脳波室のファイルを復元させ、三瓶と二人で大迫に説明を求める事までした。西島に粛清されない事を祈るよ。 自分の判断で薬の量を増やしたミヤビは、昨夜豚足を食べた事を覚えていて、興奮し病院の仲間の元へ走る走る!これが吉と出るのかどうか。 脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太
>> 369
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」4話まで終了。
【冤罪】
今度の事件は連続不同意性交罪で、犯人の来栖(渡邊圭祐)は2人…
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」5話まで終了。
【-因縁-】
5話も面白かった。
前回の事件に絡めて千葉県警の不正という問題が浮上し、それに関わっていた紫丿宮の父で県警刑事部長の倉田が、志水が犯人とされた糸井一家殺人事件の捜査にも加わっていた事が判明。
明墨は糸井一家殺人事件の担当検事で、志水に死刑を求刑した本人だった。
紫丿宮によれば“正義の味方”だった父は12年前の事件の後から家でも笑わなくなり、6年前に明墨が家に来て“糸井一家殺人事件で何を隠蔽したのか”と問い詰められて以降、人が変わった様になり両親は離婚した。
今回、紫丿宮が言葉を尽くして「不正をしてまで守りたかったものって何?」と尋ねても、父は答える事は無く、娘の目の前で逮捕され、「私の事は忘れろ」と言い残して連行されて行った。
明墨は6年前に志水の冤罪に気付く何かを知り、検察を辞して弁護士に転身した。その何かには、恐らく亡くなった桃瀬レイコが関係しているのだろう。
そしてラストには緋山が再登場。明墨は緋山に何かを頼み、彼は明墨の協力者となったみたいなのだが、その緋山を見張らせていた抜かりの無い、おそらくラスボスの伊達原検事正。
倉田逮捕に元夫(警察官僚)迄利用された緑川検事が、いつ明墨側に寝返るのかを楽しみに待ちたい。
脚本=山本奈奈、宮本勇人、李正美、福田哲平 演出=宮崎陽平
- << 383 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」6話まで終了。 【-不正-】 緑川検事(木村佳乃)のあこがれの瀬古判事(神野三鈴)は、志水に死刑判決を、松永に有罪判決を出した裁判官だった。そして12年前の千葉の横領事件、糸井一家殺人事件の指揮を取っていたのは、伊達原検事正(野村萬斎)だった。 今回の出版社の個人情報流出事件の被告沢原副編集長(珠城りょう)は無実を訴え、罪をでっち上げたと思われる部下の上田は、政治家の加崎(相島一之)と繋がっていた。 最高裁判事の椅子を狙う瀬古は、有力な政治家との繫がりを欲していて、明墨に富田代議士を潰された今、代わりの代議士として加崎が浮上。沢原の控訴審は明墨が引き受け瀬古が裁判長、不正な方法で入手した新証拠は認めずとした。(その不正、GPSが仕込まれている可能性を上田に伝えたのは瀬古、明墨は態と匂わせ瀬古は引っ掛かった形。伊達原は気付いてるな) 大方の事件型ドラマは、横軸の事件は縦軸とは関係無く、その都度完結というスタイルを取り、これも当初はそうだと思っていたのだが、6話まで観て全部のケースが、明墨の弁護士になった動機、縦軸の志水冤罪の解明と無罪を勝ち取る信念に繋がっているのだと確信し、それがこのドラマの面白さの要素の一つになっているのだとも思う。 尾行されていた緋山は大丈夫なのかな。 脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太
>> 367
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「約束~16年目の真実~」4話まで終了。
【「友情」揺らぐ、信じてきたものが。】
神社…
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛&〚離脱するドラマ〛
「約束~16年目の真実~」5話まで終了。
【「記憶」失った記憶を辿り、真相へ。】
葵は死んでいる玲奈を見てショックで気絶したのではなくて、何者かに後ろから棒状の物で殴られて気絶していた事が分かった。あの暗号で玲奈の殺された現場に葵を呼び出し、16年前と同じ様に殴り気絶させたのは誰?これで葵は当時の記憶を取り戻したし、これは警告というよりは“思い出せ”とアシストしている様にも見えるのだが。
志歩を誘拐し、冤罪疑惑をマスコミにリークしたのは一条で、当時速水に罪を認める様に促した事への贖罪と、冤罪を警察に認めさせる為。
隠蔽した黒幕は有村として、真犯人は誰なのか。また新たな殺人が起きているし…。
ミステリーとして単純に面白いから好き。
※尾藤は手書きの遺書を残してたから自死?どっち?
脚本=富安美尋 演出=山本大輔
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〚離脱するドラマ〛
「イップス」5話迄観て離脱する。
やっぱり倒叙ミステリーとしては脚本が物足りないし、凸凹コンビとしては篠原涼子の演技がやり過ぎで鼻につく。もうお腹いっぱい。
脚本=中園勇也 演出=筧昌也
「JKと六法全書」4話迄観て離脱する。
これもやっぱり脚本が物足りない。初回を観た時には面白そうと思ったのだが、設定を生かし切れてないよなあ。残念。
脚本=柏谷周希 演出=大谷健太郎
- << 381 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」6話まで終了。 【「再開」連続殺人の再開、悪魔の心理を読む】 殺されていたのは和田瑠璃18才で半年前頃から望野に居住。 飛鳥桃は瑠璃と知り合いなのに「よく知らない人」と嘘を付いた、殺害現場に葵を呼び出した暗号を、桃も解読出来る事が判明した、犯行時間帯のアリバイが不明確、桃の部屋に続きが書かれた「サクリファイス」の原稿が有った、これだけの理由でしかも独断で、葵は桃を逮捕してしまうのだが、肝心の動機が不明だし、香坂も「もう後戻り出来ませんよ」とは言ったけど強くは止めなかったし、この展開・設定はちょっと強引過ぎるなと思った。 後から犯人は男という目撃証言が出て来て、誤認逮捕で桃は釈放。そこに飛び込んで来た衝撃の事実。匿名通報で葵の実家の庭から掘り出されていた3体の白骨死体の内、1体は失踪していた桃の母親の物と判明した。 話が大きくなって来て、ますます誰が犯人か分かり難くなったけど…。 ラストにまたシナリオの続きが書かれて、葵が取調室で桃に言った「あなたは一体誰?」って言葉が、そっくりそのまま書かれてるのよね。 あの場に居たのは葵、桃、香坂、木崎刑事、夏目刑事、新任の矢吹課長の6人だから、この内の誰かが真犯人か、または真犯人の仲間って事になるのかね。うーん、よく分からん。 脚本=富安美尋 演出=今和紀
>> 366
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」2話まで終了。
【決意の脱獄計画…全ては妻の為に】
うーん、途中ちょっ…
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」3話まで終了。
【今夜決行!191秒の脱獄計画!】
狩山は第7肋骨骨折で入院?私も肋骨骨折経験有りだけど、サポーターを付けて自然治癒を待つしかない、仕事はしてもいいけどなるべく安静にという事で、入院のにの字も無かったけど…まっ、そこはドラマという事で(笑)
確かに折りたては凄く痛くて、あんな風に飛び降りたりしたら激痛で、直ぐに走って逃げるとかは普通は無理だと思う。
林がさん付けを止めて狩山呼びをした時には“あれ?味方じゃないのかな?”と一瞬思ったけど、やっぱり逃亡の手助けをしてくれて予想が当たったと喜んでいたら、味方をしてくれた理由が結構重い話でびっくり。でもまた誰かに「成功しました」って電話で報告してたから、まだ罠の可能性も否定は出来ないのだが。(電話の相手が坂東で、2人で狩山を助けようとしてると妄想)
気になっていた若松と黒木の関係は、親の離婚で離れ離れになった兄弟でひねりは無かった。黒木は「恨みで捜査はしない」と言っていたけど、あの態度を見ると、橋の崩落原因が兄に有るとは思ってもいなさそう。(真実を知ったら狩山の味方をしてくれると妄想)
今回は逃亡に裏切りとテンポ良く話が動いていて飽きなかったし面白かった。
この調子で楽しませて欲しいな。
脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
- << 380 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」4話まで終了。 【最愛の妻の嘘】 林が「成功しました」と報告していた相手は何と榛名都知事。林からは責任を取り辞めるけど、他の者は約束通り不問に付して下さい、知事はその確約はしなかったけど、林に対しては一生安心して暮らせる様にすると。はて?知事の目論見って何なのかな。 秋澤弁護士と黒木刑事も、狩山の味方になるのか敵なのかよく分からないし、今度は「永代町女子大生殺人事件」の被害者の父・半田豊(田中哲司)が、自首目前で骨折の痛みからフラフラの狩山を、自分の車に押し込んで連れ去ってしまい、この人の目的も分からないし…、謎が多過ぎて少し疲れる(いつも書いているけど考察は苦手なので)。 そんな中、今回はSSDを預けられた南雲(一ノ瀬颯)の苦悩や人間性、狩山との絆がきちんと描かれて、それに対して狩山の味方だと思っていた、南雲の婚約者の本宮(山本舞香)が、結構な強い口調で狩山を切り捨てる様に南雲に迫ったりと、これまでに受けていた印象の逆転現象が起きていて、でもどちらの言い分も理解出来るのよね。それだけ狩山のやった事って罪深いのよ。 SSDを取り返そうとした秋澤と階段で揉み合いになり、落ちて頭を打ち昏睡状態の南雲。そのまま目覚めないか記憶喪失になってくれって、秋澤は思ってるだろうね。 脚本=井上由美子 演出=樹下直美
>> 365
【2024春ドラマ】
「ブルーモーメント」2話まで終了。
【猛吹雪の中ヘリ出動!リミット9分の救出劇!】
初回の感想でも少し書…
【2024春ドラマ】
「ブルーモーメント」3話まで終了。
【大火災が強風で拡大!心に傷を持つ天才医師の決意】
まさかこれが“突っ込みドラマ”の対象になるとは思ってもみなかった。中身が“トンチキ”なら突っ込んで笑いながら楽しむのもありなんだけど、これは気象災害から人命を守る為に、知力を振り絞り体を張って最前線に立つメンバーと、その組織を大真面目に描いているドラマだから、突っ込みたくなる台詞の数々、緊迫感に欠ける演出、存在理由が不明のSDMメンバー等々、これで本当に人命が守れるのか、そういう組織を描いているつもりなのかという疑問が湧いて来て、ドラマの世界に浸る事が出来ない。
主要人物を上げる為に周囲の人間を必要以上に下げるというのはドラマあるあるだし、あの「TOKYO MER」でもやっていたから(警察が下げられて可哀想だった)、そこは突っ込みたくは無いのだが、それにしても今回の神保悟志と、夏帆以外の若手医師の下げ方は酷過ぎた。
園部大臣←神保悟志(の役)の目的が分かっているなら、そんな奴始めから責任者にするな!
失火で住民から責められて具合が悪そうだった男性、神保が夏帆に治療をさせなかったけど、あの後どうなった?誰かの台詞でもいいから結果を拾わなきゃ。
とにかく現場シーンのリズムが悪くて間延びする所だけでも、早急に改善して緊迫感を出して欲しい。
脚本=浜田秀哉 演出=森脇智延
- << 379 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」4話まで終了。 【竜巻の脅威!試される姉妹…過去を乗り越えろ!】 千葉県のある地方では3年前に竜巻、半年前に台風の被害が出た為、SDMは広報活動の一環として、子供向けの防災教室を開催する。その途中、晴原は竜巻の発生を予測しSDMは避難指示を出すのだが、その呼び掛けを行ったのは、ここが故郷で、3年前の竜巻で姉が下半身不随の被害に遭った雲田だった。 まず、あれだけの人数(8人だったかな?)で出張した割には、子供の参加人数が少な過ぎるし、啓蒙活動なら保護者や近隣住民等も参加させるべきなのにと思った事と、男の子が一人抜け出した事に誰も気付かないという、為にする設定は如何なものかと、それも残念だった。 でも一応それぞれの役割分担に沿って活動していたのが見受けられたし、酷かった前回に比べたらマシだったかなと。 汐見医師のサバイバーズ・ギルト(災害や事故、事件等で他に被害者が出る中、自分が助かったことへの罪悪感)の説明とかも、医師が言うから説得力も有ったし。 ただねえ、最後に新たにSDMに送り込まれて来たのが、園部大臣と対立している立花大臣の夫(橋本じゅん)とか、もう呆れた設定で口あんぐり。 防災についての真摯な話は観たいのだが…、人間ドラマが上っ面だけなので、次回次第でもしかしたら離脱するかも。 脚本=浜田秀哉 演出=田中亮
>> 364
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」(NHK,NHKEP)脚本=長田育恵 出演=石橋静河、稲垣吾郎、森崎ウィン、伊藤万理華、朴璐…
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」2話まで終了。
テルはソム太(あだ名・アジア系の男)を愛していて、リキから見れば只の金づるにされているだけなのに、自分の元に戻って来てくれた(5度目?)だけで幸せらしく、もう卵子提供はやめたと。「体は売っても心はソム太だけに捧げるの」リキ「私はどうするの!?」テル「それはリキが決めたんじゃない。私が風俗やってもリキはやらなかったでしょ?」←鋭い指摘w頭いいんだか悪いんだかwでも私の中ではこのドラマの癒やしだわ、テル。
今回はリキに生き方の影響を与えた叔母の佳子(富田靖子)と、代理母を依頼した側の妻(悠子=内田有紀)の親友(りりこ=中村優子)が新たに登場。
母から佳子は病気でもう長くは無いと聞かされても、帰郷する旅費すら無く、母もお金が無くて送れないという切なさ。結局会えないまま叔母は亡くなった。未婚だった叔母の考えは、見せかけでも結婚すれば世間の一員になって自由になれる。リキの年齢なら「なんぼでも間に合える」と。
だいぶ変わって来たとはいえ、これは一つの真理、そして結婚したらしたで今度は「お子さんは?」問題がある。
代理母になる事を決めたリキは、面談をする依頼人夫妻の妻を見て[あっそうか、この人も間に合えなかった人なんだ]と気付く。
夫のDNAだけを継ぐ子でも、悠子は間に合った事に出来るのか?
脚本=長田育恵 演出=山戸結希
- << 377 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」3話まで終了。 お金をあげたらソム太が居なくなったので、またプランテの登録をしたというテル。卵子の採取は日本ではなく外国でやり、その一つがソム太の国のタイ。だから行ったらそのままソム太と…って、やっぱりおバカなのか、本当に掴み所の無い女だなテル。 リキもさあ、依頼主夫妻の前ではビジネスを強調して、お金の為にしっかりやり遂げる感を出していたのに、気持ちいいセックスを知らないまま妊娠出産する事をテルに愚痴ったら、あたしはやらないけど風俗の子が買うプロの男を紹介してあげると言い出し、リキも直ぐその気になってしまうというね。本番は禁止だけどそこはテル達と同じで阿吽の呼吸なのだとか。プロだから当然避妊はするのだろうが、万一の事とか考えないリキが怖いわ。 依頼主側の事はここまで敢えて書いて来なかったのだが、夫で元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)と、その母親でやはり元バレエダンサーの千味子(黒木瞳)のキャラが中々強烈で。 基は母親の勧めた相手と結婚したが、その後、基のファンだった悠子と不倫、離婚して悠子と再婚、不育症で流産してしまう嫁に千味子は不満タラタラ。絶対別れないと妻の味方感を出してる基だけど、妻に投げ掛ける言葉は結構自分本位、この母にしてこの子有りって感じ。悠子は自分を納得させてはいるみたいだけど…。 脚本=長田育恵 演出=田中健二
>> 363
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「アンメット ある脳外科医の日記」3話まで終了。
【忘れられた婚約】
あらら、私がこのドラ…
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「アンメット ある脳外科医の日記」4話まで終了。
【記憶障害の謎…深まる対立】
やっぱりそっち方面に行くのか…。
私は1、2話の様な内容のドラマが好きで、今回もロボット工学者の加瀬(前原瑞樹)が脳ドックを受けたら動脈瘤が見付かり、ミヤビとの“確率”のやり取りの後、理系だけに様々な計算をして手術をするか悩み、最終的には破裂を恐れながらの生活よりはと手術を選ぶ…という話も良かったし、子供の脳腫瘍をどこまで取り除くかで対立する大迫と三瓶の話(三瓶の実力行使部分はドラマとしてギリセーフ)もドキドキさせてくれたけど、“大迫と西島会長は何を隠してる?ミヤビに何かした?”の話になると、シラケてしまうのよねえ。今はこういうのを入れないと駄目なのかね。
脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太
「Disney」4話まで終了。
【父を殺した犯人と対決】←出たよ、サブタイトル詐欺。
父の部下の新里役にわざわざ杉本哲太を起用したのに何の新情報も与えてくれず肩透かし、奏は見張られているというのが分かっただけ。でも奏は自力で父の残したボイレコを見付け、父から見た事件の真実と心情を知る事に。この部分の佐々木蔵之介の演技には惹き付けられた。
で、野木の家が放火され真樹は職質の警官に「俺が燃やしました」←これまたオオカミ少年?誰かを庇ってる?
脚本=吉田紀子 演出=新城毅彦
- << 376 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」5話まで終了。 【難手術…あなたはできます】 お経を上げている最中に倒れてしまった住職(三宅弘城)はもやもや病。脳の血管が細く血流が悪い為に、お経を上げると過呼吸になってしまう。 ミヤビは血管バイパス手術を提案、手術をしてもお経は厳禁だが住職は手術を決断。 三瓶はミヤビに助手ではなく、あなたが担当して下さいと告げる。不安で躊躇するミヤビだが、三瓶はあなたなら出来ますの一点張り。もちろん縫合技術とスピードが伴わないと駄目なので、手羽先を使って顕微鏡手術の猛特訓。目標タイムより速く出来る様になった時に、改めて担当するか聞く三瓶。 「やります」とミヤビ。 手術当日の朝、ミヤビが起きると隣に森が寝ていた。森とは記憶を失くす前からの付き合いで信頼しているミヤビ。その彼女が言う。今日は日記を全部読まなくていい。手術の事が書いてある部分だけを読んでと。前日にミヤビが森に頼んだのはこの事だったのか。これは時間が短縮出来る良い方法。信頼出来る森に言って貰うというのがポイントなのね。 そして手術室に一緒に入った誰もが、心からミヤビを応援しサポートしているのが分かる良いチーム。無事終わったらそれは泣くわ、ミヤビ。 毎話こういうのが観たいんだけどな。 脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
- << 378 【2024春ドラマ】 「Disney」6話まで終了。(前回の感想が4話になっていたが5話に訂正) 【検事vs元恋人…この愛を裁けますか?】 えーっと、公式サイトではこれをサスペンスラブストーリーと謳っていて、石原さとみは検事役だし、父親の死の真相解明がメインで、そこにラブストーリーが絡むのかなと勝手に想像して、期待していた私が愚かだった。 これまでもずっと隔靴掻痒の展開だったけど、6話の脚本は特に酷かった。 あと、会話の端々に回想シーンを何度も挟む、馬鹿の一つ覚えみたいな演出にも飽きたを通り越して腹が立って来た。 これ以上書いても虚しいだけなので、もう感想は多分書かない。 残り後3話なので一応最後迄観るつもりだけど…。 脚本=吉田紀子 演出=星野和成
>> 362
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」3話まで終了。
【過去】
前回迄の緋山の件の詳細を曖昧にした事で、明墨がどういう立ち位…
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」4話まで終了。
【冤罪】
今度の事件は連続不同意性交罪で、犯人の来栖(渡邊圭祐)は2人目迄は認めたが、3人目は否認。明墨は来栖担当の宇野弁護士(和田聰宏)の不倫の証拠を押さえ、宇野を脅して担当弁護士の座を奪い取る。
3人目が冤罪の匂いがするから?と思ったら、どうも千葉県警倉田刑事部長(藤木直人)と宇野の癒着を元々知っていた様な。(この事件に関しては、2人目迄は自白のみで証拠が無いので、犯人の顔を目撃したという3人目を、県警と宇野で捏造した模様)
冒頭で明墨と面会した志水は、「もう静かに死にたいんです」とだけ言って立ち去った。志水は12年前、糸井一家殺人事件で逮捕され、当初は否認していたが後に認めて死刑判決。この事件の管轄も千葉県警だった。
で、倉田は紫ノ宮の父親で、6年前位から性格が変わり母親と離婚、5年前迄検事だった明墨は弁護士事務所を開き、紫ノ宮を採用した…。
という事で、このドラマの大枠が何となく見えて来た、見える様に上手く作られていた。Pと脚本家4人で揉んで書いているとは思えない位統一感も有るし、良く出来ているなあと感心してしまう。
赤峰もここ迄の明墨のやり方を見て、彼の“揺るがぬ信念”みたいな物に気付き始めた様で、早目の対立構造回避に繋がりそうなのもいいね。
脚本=福田哲平、山本奈奈、宮本勇人、李正美 演出=宮崎陽平
- << 375 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」5話まで終了。 【-因縁-】 5話も面白かった。 前回の事件に絡めて千葉県警の不正という問題が浮上し、それに関わっていた紫丿宮の父で県警刑事部長の倉田が、志水が犯人とされた糸井一家殺人事件の捜査にも加わっていた事が判明。 明墨は糸井一家殺人事件の担当検事で、志水に死刑を求刑した本人だった。 紫丿宮によれば“正義の味方”だった父は12年前の事件の後から家でも笑わなくなり、6年前に明墨が家に来て“糸井一家殺人事件で何を隠蔽したのか”と問い詰められて以降、人が変わった様になり両親は離婚した。 今回、紫丿宮が言葉を尽くして「不正をしてまで守りたかったものって何?」と尋ねても、父は答える事は無く、娘の目の前で逮捕され、「私の事は忘れろ」と言い残して連行されて行った。 明墨は6年前に志水の冤罪に気付く何かを知り、検察を辞して弁護士に転身した。その何かには、恐らく亡くなった桃瀬レイコが関係しているのだろう。 そしてラストには緋山が再登場。明墨は緋山に何かを頼み、彼は明墨の協力者となったみたいなのだが、その緋山を見張らせていた抜かりの無い、おそらくラスボスの伊達原検事正。 倉田逮捕に元夫(警察官僚)迄利用された緑川検事が、いつ明墨側に寝返るのかを楽しみに待ちたい。 脚本=山本奈奈、宮本勇人、李正美、福田哲平 演出=宮崎陽平
>> 360
【2024春ドラマ】〚離脱するドラマ〛
「366日」3話迄観て視聴離脱。
和樹、莉子、智也それぞれのエピソードを描くパートを設けて、…
【2024春ドラマ】〚離脱するドラマ〛
「あなたの恋人、強奪します。」は3話迄で視聴離脱する。
この後も内容が“跳ねる”感じがしないし、レギュラー3人の設定にも魅力を感じないので。
脚本=花田麻衣子 演出=牧野将
「街並み照らすヤツら」は2話迄で視聴離脱する。
森川葵の強烈な存在感と、次から登場の“お久しぶりの”伊藤健太郎には物凄くそそられるのだが、肝心の設定やストーリー展開に全くそそられないので、次も観たいとは思えなかった。
脚本=清水匡 演出=前田弘二
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「お迎え渋谷くん」は5話の展開に変化球が来て、ちょっと面白くなったのと、やっぱり京本大我と田辺桃子の組み合わせには惹かれるので、これは最後迄見届けようかなと今は思っている。
>> 359
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「Destiny」3話まで終了。
真樹は12年間、海外のNGOに参加して井戸を掘っていたのだ…
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「約束~16年目の真実~」4話まで終了。
【「友情」揺らぐ、信じてきたものが。】
神社で梅崎を死なせたのは尾藤社長だけど、殺したのではなくて事故だった(間宮議員との癒着等問い詰められて、思わず突き飛ばしたら下に落ちてしまった)というのは本当だと思う。で、留置場で自死って、あれ本当?
あと、ラストの現実とリンクした「サクリファイス」(犠牲、生贄)というタイトルのシナリオを書いているのは誰?可能性としては天草なのかなあ。(恵の娘を連れ去ったのも天草かも)
香坂の過去も16年前の事件に関係するらしいから、今の段階で真犯人の事は予想出来ないな。今回は話も動いたし、人の見る角度によって真実は異なり、それが疑心暗鬼のもとになるという描き方も良かった。
脚本=本田隆朗 演出=今和紀
「JKと六法全書」3話まで終了。
【JKとお金配り】
法律研究会も今回みたいな扱い方ならOK。
今回は身バレしたみやびに学校の女子生徒・マリが相談、みやびが親身になって相談に応じなかった事でマリが詐欺事件に巻き込まれ、責任を感じたみやびが家裁の弁護を引き受けるという、言ってみれば等身大の話だったので展開に無理が無く、話がすっと入って来て観やすかった。という事でもう少し様子見してみる。
脚本=鈴木智 演出=木内健
- << 374 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛&〚離脱するドラマ〛 「約束~16年目の真実~」5話まで終了。 【「記憶」失った記憶を辿り、真相へ。】 葵は死んでいる玲奈を見てショックで気絶したのではなくて、何者かに後ろから棒状の物で殴られて気絶していた事が分かった。あの暗号で玲奈の殺された現場に葵を呼び出し、16年前と同じ様に殴り気絶させたのは誰?これで葵は当時の記憶を取り戻したし、これは警告というよりは“思い出せ”とアシストしている様にも見えるのだが。 志歩を誘拐し、冤罪疑惑をマスコミにリークしたのは一条で、当時速水に罪を認める様に促した事への贖罪と、冤罪を警察に認めさせる為。 隠蔽した黒幕は有村として、真犯人は誰なのか。また新たな殺人が起きているし…。 ミステリーとして単純に面白いから好き。 ※尾藤は手書きの遺書を残してたから自死?どっち? 脚本=富安美尋 演出=山本大輔 〰〰〰〰〰〰〰〰〰 〚離脱するドラマ〛 「イップス」5話迄観て離脱する。 やっぱり倒叙ミステリーとしては脚本が物足りないし、凸凹コンビとしては篠原涼子の演技がやり過ぎで鼻につく。もうお腹いっぱい。 脚本=中園勇也 演出=筧昌也 「JKと六法全書」4話迄観て離脱する。 これもやっぱり脚本が物足りない。初回を観た時には面白そうと思ったのだが、設定を生かし切れてないよなあ。残念。 脚本=柏谷周希 演出=大谷健太郎
>> 358
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」(EX)脚本=井上由美子 出演=木村拓哉、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路…
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」2話まで終了。
【決意の脱獄計画…全ては妻の為に】
うーん、途中ちょっと退屈だったけど、最後の方で救急車に何故か林が同乗していた事、玲子の所に聞き込みに来た黒木(玲子は記者と思い込んでいる)が、家に有る写真に夫、坂東と一緒に写っている男にそっくりと玲子が気付き、これは誰なのかと坂東に聞きに行った事、この二つの事でもしかしたらという妄想が膨らみ、次回への視聴意欲も湧いて来た。
まずちょっと退屈してしまったのは、主人公の狩山という男の事がまだよく分からないから。脱走を計画し、とにかく救急車に乗せられて外に出た、そこまでの思考力、洞察力を持った冷静沈着な人物像と、社長の安請け合いを真に受けて情に流され、深く考えずに罪を被ってしまう様な人物像が、私の中でどうしても合致しないからなのだと思う。
林については狩山に「存在を反省しろ!」というパワーワードを投げ付けた時から注目して来たけど、今回、救急車に同乗するのは自分だけでいいと他の看守を降ろしたので、もしかして狩山の味方なの?という目も出て来たかなと。
玲子については、あれで疑問を持って調べ始めたりしたら面白いよね、天海祐希なんだからさ。
そして追い詰めた後に真実を知って狩山を助けてくれそうな黒木。
全部妄想だけど(笑)
脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
- << 373 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」3話まで終了。 【今夜決行!191秒の脱獄計画!】 狩山は第7肋骨骨折で入院?私も肋骨骨折経験有りだけど、サポーターを付けて自然治癒を待つしかない、仕事はしてもいいけどなるべく安静にという事で、入院のにの字も無かったけど…まっ、そこはドラマという事で(笑) 確かに折りたては凄く痛くて、あんな風に飛び降りたりしたら激痛で、直ぐに走って逃げるとかは普通は無理だと思う。 林がさん付けを止めて狩山呼びをした時には“あれ?味方じゃないのかな?”と一瞬思ったけど、やっぱり逃亡の手助けをしてくれて予想が当たったと喜んでいたら、味方をしてくれた理由が結構重い話でびっくり。でもまた誰かに「成功しました」って電話で報告してたから、まだ罠の可能性も否定は出来ないのだが。(電話の相手が坂東で、2人で狩山を助けようとしてると妄想) 気になっていた若松と黒木の関係は、親の離婚で離れ離れになった兄弟でひねりは無かった。黒木は「恨みで捜査はしない」と言っていたけど、あの態度を見ると、橋の崩落原因が兄に有るとは思ってもいなさそう。(真実を知ったら狩山の味方をしてくれると妄想) 今回は逃亡に裏切りとテンポ良く話が動いていて飽きなかったし面白かった。 この調子で楽しませて欲しいな。 脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
>> 357
【2024春ドラマ】
「ブルーモーメント」(CX)脚本=浜田秀哉 出演=山下智久、出口夏希、水上恒司、岡部大、仁村紗和、夏帆、平岩紙、…
【2024春ドラマ】
「ブルーモーメント」2話まで終了。
【猛吹雪の中ヘリ出動!リミット9分の救出劇!】
初回の感想でも少し書いたのだが、人間描写の甘さが気になる。そもそもの話として、1〜2話の現場に出張ったSDMメンバーの内、雲田、山形、丸山の3人は何故そこに居るのかが上手く描かれていないので、この3人って必要なの?って思えてしまうのよね。あのモニター満載のSDMカーにしたって必要性が感じられないし。どうしてもって時はリモートで本部の機器を利用出来ないのかね。そうすれば山PはPC一台を持って、消防班のヘリや車で一緒に移動すれば丸山の仕事は無くなるし。山形の知識位なら山Pは持ってそうだし、山PがPCを使って救助可能な時間帯を必死に探っている時に、背後から話し掛ける雲田なんて邪魔でしか無いし。
そんな風に思わせてしまうのは、人物の役割も人物像もきちんと描けていないからなのだと思う。
あと今回凄く気になったのは、優吾役の水上恒司の硬い台詞回しと硬い表情の演技。台詞は書いた脚本家の責任だし、表情や台詞回しは要求した演出家の責任だとは思うけど、彼一人だけ物凄く浮いていた事だけは皆さんに自覚して欲しいな。
ブルーモーメントとか自然の画はとても美しくて目を奪われるのだが、今のところはそれだけのドラマになってしまってるのがとても残念。期待していただけに。
脚本=浜田秀哉 演出=田中亮
- << 372 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」3話まで終了。 【大火災が強風で拡大!心に傷を持つ天才医師の決意】 まさかこれが“突っ込みドラマ”の対象になるとは思ってもみなかった。中身が“トンチキ”なら突っ込んで笑いながら楽しむのもありなんだけど、これは気象災害から人命を守る為に、知力を振り絞り体を張って最前線に立つメンバーと、その組織を大真面目に描いているドラマだから、突っ込みたくなる台詞の数々、緊迫感に欠ける演出、存在理由が不明のSDMメンバー等々、これで本当に人命が守れるのか、そういう組織を描いているつもりなのかという疑問が湧いて来て、ドラマの世界に浸る事が出来ない。 主要人物を上げる為に周囲の人間を必要以上に下げるというのはドラマあるあるだし、あの「TOKYO MER」でもやっていたから(警察が下げられて可哀想だった)、そこは突っ込みたくは無いのだが、それにしても今回の神保悟志と、夏帆以外の若手医師の下げ方は酷過ぎた。 園部大臣←神保悟志(の役)の目的が分かっているなら、そんな奴始めから責任者にするな! 失火で住民から責められて具合が悪そうだった男性、神保が夏帆に治療をさせなかったけど、あの後どうなった?誰かの台詞でもいいから結果を拾わなきゃ。 とにかく現場シーンのリズムが悪くて間延びする所だけでも、早急に改善して緊迫感を出して欲しい。 脚本=浜田秀哉 演出=森脇智延
【2024春ドラマ】
「燕は戻ってこない」(NHK,NHKEP)脚本=長田育恵 出演=石橋静河、稲垣吾郎、森崎ウィン、伊藤万理華、朴璐美、富田靖子、戸次重幸、酒向芳、草村礼子、中村優子、内田有紀、黒木瞳 他
桐野夏生の小説原作。《ドラマ10・45分枠》(全10話予定)
非正規貧困、格差社会、出産に対する男女の意識差、そしてメインテーマである生殖医療の話迄、ひたすら暗く未来に希望が持てない29歳女性(リキ・石橋静河)の話が続き、45分間、息抜きをするシーンすら与えられず、リアルで重い話を観続けなければならないのだが、それでも一気に観させるだけのドラマとしての力が有り、惹き込まれて観ていた。
500万の借金(奨学金)迄して大学を出たらしいリキの同僚のテル(伊藤万理華)の思考が、とても大卒とは思えない位軽くて慎重さに欠けるのが少し引っ掛かったのだが、この暗い話の中ではそのアホっぽさすら、若干の癒やしに思えたりして…。
リキとテルは派遣の病院事務職で、リキの手取りは14万程度、安アパートに住みギリギリの生活、テルは風俗のバイトをしている。そんな中、テルから出たのが卵子提供のバイトをしないかという話。
迷った末に登録し面接に出向いたリキは、エージェントから代理母を勧められてしまう(あれは最初から狙われてた感じだな)。
これは多分傑作になりそう。
脚本=長田育恵 演出=田中健二
- << 371 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」2話まで終了。 テルはソム太(あだ名・アジア系の男)を愛していて、リキから見れば只の金づるにされているだけなのに、自分の元に戻って来てくれた(5度目?)だけで幸せらしく、もう卵子提供はやめたと。「体は売っても心はソム太だけに捧げるの」リキ「私はどうするの!?」テル「それはリキが決めたんじゃない。私が風俗やってもリキはやらなかったでしょ?」←鋭い指摘w頭いいんだか悪いんだかwでも私の中ではこのドラマの癒やしだわ、テル。 今回はリキに生き方の影響を与えた叔母の佳子(富田靖子)と、代理母を依頼した側の妻(悠子=内田有紀)の親友(りりこ=中村優子)が新たに登場。 母から佳子は病気でもう長くは無いと聞かされても、帰郷する旅費すら無く、母もお金が無くて送れないという切なさ。結局会えないまま叔母は亡くなった。未婚だった叔母の考えは、見せかけでも結婚すれば世間の一員になって自由になれる。リキの年齢なら「なんぼでも間に合える」と。 だいぶ変わって来たとはいえ、これは一つの真理、そして結婚したらしたで今度は「お子さんは?」問題がある。 代理母になる事を決めたリキは、面談をする依頼人夫妻の妻を見て[あっそうか、この人も間に合えなかった人なんだ]と気付く。 夫のDNAだけを継ぐ子でも、悠子は間に合った事に出来るのか? 脚本=長田育恵 演出=山戸結希
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「アンメット ある脳外科医の日記」3話まで終了。
【忘れられた婚約】
あらら、私がこのドラマを好きな要素=脳外科の扱う患者さんの様々な症状と後遺症をリアルに明らかにし、患者さんのQOL向上の為に親身になって努力するミヤビ達医療スタッフの姿…なのだが、3話にして早くも患者さんの話が無くなり、“安全の鬼”こと津幡看護師長の過去と現在がクローズアップされる事に。
ここまでこの人と西島祖父の登場シーンだけが、妙に劇画チックな演出を施されていて浮いていたのだが、次回から津幡だけは自然な態度になりそうなのでそれは良かったけど、あの程度の話に時間を割き過ぎだな。いずれはそうなるのかなとは思っていたけど、もう陰謀話みたいなのにシフトしてしまうの?これじゃない感…。
脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太
「Disney」4話まで終了。
【誰が彼女を殺した】
奏(&視聴者)が今真実を知りたいのは、父の自死に真樹の父は関わっていたのか?と、あの日、カオリと真樹の間に何が有ったのか、何故カオリだけ死んだのか辺りだと思うのだが、やっと後者のカオリの件は真樹の口から明らかにされた。でも想像していた範囲内の話であり、遅々として話が進まないという印象の方が強い。
そもそも12年も逃げていた真樹は何で戻って来たの?理由って言ったっけ?
脚本=吉田紀子 演出=星野和成
- << 370 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「アンメット ある脳外科医の日記」4話まで終了。 【記憶障害の謎…深まる対立】 やっぱりそっち方面に行くのか…。 私は1、2話の様な内容のドラマが好きで、今回もロボット工学者の加瀬(前原瑞樹)が脳ドックを受けたら動脈瘤が見付かり、ミヤビとの“確率”のやり取りの後、理系だけに様々な計算をして手術をするか悩み、最終的には破裂を恐れながらの生活よりはと手術を選ぶ…という話も良かったし、子供の脳腫瘍をどこまで取り除くかで対立する大迫と三瓶の話(三瓶の実力行使部分はドラマとしてギリセーフ)もドキドキさせてくれたけど、“大迫と西島会長は何を隠してる?ミヤビに何かした?”の話になると、シラケてしまうのよねえ。今はこういうのを入れないと駄目なのかね。 脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太 「Disney」4話まで終了。 【父を殺した犯人と対決】←出たよ、サブタイトル詐欺。 父の部下の新里役にわざわざ杉本哲太を起用したのに何の新情報も与えてくれず肩透かし、奏は見張られているというのが分かっただけ。でも奏は自力で父の残したボイレコを見付け、父から見た事件の真実と心情を知る事に。この部分の佐々木蔵之介の演技には惹き付けられた。 で、野木の家が放火され真樹は職質の警官に「俺が燃やしました」←これまたオオカミ少年?誰かを庇ってる? 脚本=吉田紀子 演出=新城毅彦
>> 354
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」2話まで終了。
【-拒絶-】
日本の刑事裁判の有罪率は99.9%、この高過ぎる有罪率が…
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」3話まで終了。
【過去】
前回迄の緋山の件の詳細を曖昧にした事で、明墨がどういう立ち位置の弁護士なのかも曖昧だった訳だけど、今回の案件(富田衆議院議員のバカ息子・正一郎が起こした暴行事件)を被告は無実と主張しておきながら、実はバカ親議員が揉み消しに走る様に言葉巧みに仕向け、アリバイ崩しと秘書が揉み消し買収する証拠は緑川検事が手に入れる様に事前に明墨が段取り、手柄は検事に取らせて、明墨は依頼人に騙された振りをしながら、本来の目的であるバカ親子の罪を法廷で表に出す事に成功、名を捨てて実を取った姿に、やはり悪徳弁護士ではないんだなと早目に示してくれて一安心。
正一郎親子は、赤峰が一時期弁護した松永(細田善彦)に罪を着せた張本人でもあり、助けられなかった事を引き摺っている赤峰に、明墨が正攻法が通じない相手を落とす方法を身をもって教えた格好にもなった。
正義感だけで突っ走る事の危うさ、それは恐らく明墨自身が過去に経験して来た事なのだろう。
今回、明墨はヤメ検だった事が分かった。という事は、今回やっと名前が分かった志水(緒形直人)との関わりは、担当検事としてだったのかもしれない。やっと面会に応じた志水に、明墨は何を語るのだろう。
脚本=李正美、福田哲平、山本奈奈、宮本勇人 演出=田中健太
- << 369 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」4話まで終了。 【冤罪】 今度の事件は連続不同意性交罪で、犯人の来栖(渡邊圭祐)は2人目迄は認めたが、3人目は否認。明墨は来栖担当の宇野弁護士(和田聰宏)の不倫の証拠を押さえ、宇野を脅して担当弁護士の座を奪い取る。 3人目が冤罪の匂いがするから?と思ったら、どうも千葉県警倉田刑事部長(藤木直人)と宇野の癒着を元々知っていた様な。(この事件に関しては、2人目迄は自白のみで証拠が無いので、犯人の顔を目撃したという3人目を、県警と宇野で捏造した模様) 冒頭で明墨と面会した志水は、「もう静かに死にたいんです」とだけ言って立ち去った。志水は12年前、糸井一家殺人事件で逮捕され、当初は否認していたが後に認めて死刑判決。この事件の管轄も千葉県警だった。 で、倉田は紫ノ宮の父親で、6年前位から性格が変わり母親と離婚、5年前迄検事だった明墨は弁護士事務所を開き、紫ノ宮を採用した…。 という事で、このドラマの大枠が何となく見えて来た、見える様に上手く作られていた。Pと脚本家4人で揉んで書いているとは思えない位統一感も有るし、良く出来ているなあと感心してしまう。 赤峰もここ迄の明墨のやり方を見て、彼の“揺るがぬ信念”みたいな物に気付き始めた様で、早目の対立構造回避に繋がりそうなのもいいね。 脚本=福田哲平、山本奈奈、宮本勇人、李正美 演出=宮崎陽平
【2024春ドラマ】
「街並み照らすヤツら」(NTV)脚本=高田亮 他 出演=森本慎太郎、月島琉衣、浜野謙太、吉川愛、曽田陵介、萩原護、宇野祥平、皆川猿時、竹中直人、森川葵、船越英一郎 他
オリジナル作品。《土ドラ・54分枠》(全話数不明)
※制作上の都合で予定作品から急遽差し替えて制作し始めたドラマという事だが、局が新作で行くと決めた以上、評価に下駄を履かせたりはしない立場で視聴した。
【救世主は…俺!?】
寂れたシャッター商店街で借金を抱え、潰れる寸前のケーキ屋店主の正義(森本慎太郎)が、謎の男(竹中直人)や商店街仲間の荒木(浜野謙太)の都合の良い話に流されて、狂言強盗で損保の保険金を受け取ろうとする話。正義は世間知らずで詐欺の意味が分かってないみたいだし、荒木は計画性など皆無だから、実行犯として集めたのも、何も考えて無さそうな自店の常連客の若者二人で、どう考えたってボロが出まくりで、保険が下りる前に警察にバレそうなのだが。
公式サイトの惹句が『手段を選ばず犯罪スレスレ、悪事ギリギリを突っ走る!』なのだが、いやいや歴とした犯罪だし…。
まずこの犯罪意識の薄いユル〜イ人達を、ドラマの登場人物として許容出来るか、そして『笑いと絆のヒューマンエンタメ』と謳っている割には笑いの質が弱い事、その辺が課題だなあ。
離脱するかは次回で判断かな。
脚本=高田亮 演出=前田弘二
【2024春ドラマ】〚離脱するドラマ〛
「366日」3話迄観て視聴離脱。
和樹、莉子、智也それぞれのエピソードを描くパートを設けて、その間に遥斗が目覚める様なのだが、記憶喪失なのかどうか以前に、主人公の明日香を含めて彼らの誰にも惹かれないのが致命的。
脚本=清水友佳子 演出=片山雄一、平川雄一朗
「ダブルチート 偽りの警官」(初回15分拡大)初回のみで視聴離脱。
同枠で若干似た様な設定だった「ブラックポストマン」(これも離脱した)に比べれば良く出来ていたなと思うけど、特に惹かれる点が無かったし、こういうドラマはそれが無いと観続けるのが厳しいので早目に判断した。(こういう系統が好きな人には面白いのかも?)
脚本=吉田康弘 演出=河野圭太
「9ボーダー」2話迄観て視聴離脱。
何だ?あの最後のMVもどきのシーンは?道端で松下洸平に歌わせるシーンもそうだけど、そういうのにやたら時間を割いているのは何故?凄くシラケるんだけど。
初回で危惧した通り、やっぱり金子ありさ流のダラダラボワッとした、何が言いたいのかよく分からない作風は合わないや。
脚本=金子ありさ 演出=ふくだももこ
〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
「あなたの恋人、強奪します。」と「JKと六法全書」は次回で離脱するか判断する。
「お迎え渋谷くん」は何も考えずに観るには丁度良く、京本大我と田辺桃子も好きなのでどうするか迷い中。
- << 368 【2024春ドラマ】〚離脱するドラマ〛 「あなたの恋人、強奪します。」は3話迄で視聴離脱する。 この後も内容が“跳ねる”感じがしないし、レギュラー3人の設定にも魅力を感じないので。 脚本=花田麻衣子 演出=牧野将 「街並み照らすヤツら」は2話迄で視聴離脱する。 森川葵の強烈な存在感と、次から登場の“お久しぶりの”伊藤健太郎には物凄くそそられるのだが、肝心の設定やストーリー展開に全くそそられないので、次も観たいとは思えなかった。 脚本=清水匡 演出=前田弘二 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 「お迎え渋谷くん」は5話の展開に変化球が来て、ちょっと面白くなったのと、やっぱり京本大我と田辺桃子の組み合わせには惹かれるので、これは最後迄見届けようかなと今は思っている。
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「Destiny」3話まで終了。
真樹は12年間、海外のNGOに参加して井戸を掘っていたのだと…、何だそれ?
図式としては知美が奏の父の死には真樹の父が関わっていると気付き、それをカオリに喋ってしまい、奏と真樹の仲を断ち切ろうとしたカオリがそれを真樹に話し、何が有ったのか分からないがカオリが死に、真樹は日本から逃げ出した…でOK?じゃあ何で今頃ノコノコ帰国して父親を責め立ててるの?何か真樹のキャラが大事な事は喋らないし、観ていて苛々するのよね。
脚本=吉田紀子 演出=星野和成
「約束~16年目の真実~」3話まで終了。
何か急に話が進まなくなってしまったな。連続殺人事件には裏があると調べていた梅崎は、不破が遺族と知って接近、葵の父は冤罪かもしれないと初めて知った不破は、梅崎が真犯人かもしれない人物に会うと聞き、神社に向かったら既に梅崎は死んでいた。連続殺人事件と結び付けようと思い、ビー玉は自分が詰めたと。まあ予想通り。その前に梅崎は尾藤社長に会っていたけど、殺しは多分別人だろうね。
脚本=小峯裕之 演出=今和紀
「JKと六法全書」2話まで終了。
危惧した通り、みやびの法律研の活動と弁護士としての活動が全くリンクせず、法律研をコメディーパートにしてしまってるのが残念。次を観て離脱するかを決めたい。
脚本=鈴木智 演出=大谷健太郎
- << 367 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「約束~16年目の真実~」4話まで終了。 【「友情」揺らぐ、信じてきたものが。】 神社で梅崎を死なせたのは尾藤社長だけど、殺したのではなくて事故だった(間宮議員との癒着等問い詰められて、思わず突き飛ばしたら下に落ちてしまった)というのは本当だと思う。で、留置場で自死って、あれ本当? あと、ラストの現実とリンクした「サクリファイス」(犠牲、生贄)というタイトルのシナリオを書いているのは誰?可能性としては天草なのかなあ。(恵の娘を連れ去ったのも天草かも) 香坂の過去も16年前の事件に関係するらしいから、今の段階で真犯人の事は予想出来ないな。今回は話も動いたし、人の見る角度によって真実は異なり、それが疑心暗鬼のもとになるという描き方も良かった。 脚本=本田隆朗 演出=今和紀 「JKと六法全書」3話まで終了。 【JKとお金配り】 法律研究会も今回みたいな扱い方ならOK。 今回は身バレしたみやびに学校の女子生徒・マリが相談、みやびが親身になって相談に応じなかった事でマリが詐欺事件に巻き込まれ、責任を感じたみやびが家裁の弁護を引き受けるという、言ってみれば等身大の話だったので展開に無理が無く、話がすっと入って来て観やすかった。という事でもう少し様子見してみる。 脚本=鈴木智 演出=木内健
【2024春ドラマ】
「Believe-君にかける橋-」(EX)脚本=井上由美子 出演=木村拓哉、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路欣也、賀来千香子、上川隆也、斎藤工、小日向文世、天海祐希 他
オリジナル作品。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)※初回は10分拡大
【生きるため、俺は誰を信じるのか】
このドラマの最初に出ていた噂は、キムタクが脱獄犯を演るらしい…で、次に出て来た話が、キムタクは橋を設計する人で、造った橋が崩落事故を起こすという事で。
公式サイトには脱獄の事は書いていなくて、蓋を開けてみたら確かに崩落事故は起き、狩山(キムタク)は業務上過失致死傷罪で裁判に掛けられ、何故か執行猶予の付かない実刑の判決、それも社長の指示で本当の原因を隠蔽する為に、狩山の設計変更が原因とする罪を被ったという、想像の斜め上を行く設定でびっくり。
土木設計部長の地位にある様な人が、社長のあんな口約束を簡単に信じたりするのかねという疑問は残るが、そこはドラマと割り切れば、ここからの逆転劇をどう組み立てて行くのか、役者も揃っているし楽しみだ。
脱獄はやっぱり有りそうで、その理由は看護師の妻・玲子(天海祐希)が癌で余命宣告されていて、出所迄は生きていないだろうと面会で言われたから、ってこれも本当ならかなり斜め上を行ってるね(笑)
脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
- << 366 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」2話まで終了。 【決意の脱獄計画…全ては妻の為に】 うーん、途中ちょっと退屈だったけど、最後の方で救急車に何故か林が同乗していた事、玲子の所に聞き込みに来た黒木(玲子は記者と思い込んでいる)が、家に有る写真に夫、坂東と一緒に写っている男にそっくりと玲子が気付き、これは誰なのかと坂東に聞きに行った事、この二つの事でもしかしたらという妄想が膨らみ、次回への視聴意欲も湧いて来た。 まずちょっと退屈してしまったのは、主人公の狩山という男の事がまだよく分からないから。脱走を計画し、とにかく救急車に乗せられて外に出た、そこまでの思考力、洞察力を持った冷静沈着な人物像と、社長の安請け合いを真に受けて情に流され、深く考えずに罪を被ってしまう様な人物像が、私の中でどうしても合致しないからなのだと思う。 林については狩山に「存在を反省しろ!」というパワーワードを投げ付けた時から注目して来たけど、今回、救急車に同乗するのは自分だけでいいと他の看守を降ろしたので、もしかして狩山の味方なの?という目も出て来たかなと。 玲子については、あれで疑問を持って調べ始めたりしたら面白いよね、天海祐希なんだからさ。 そして追い詰めた後に真実を知って狩山を助けてくれそうな黒木。 全部妄想だけど(笑) 脚本=井上由美子 演出=常廣丈太
【2024春ドラマ】
「ブルーモーメント」(CX)脚本=浜田秀哉 出演=山下智久、出口夏希、水上恒司、岡部大、仁村紗和、夏帆、平岩紙、音尾琢真、本田翼、真矢ミキ、舘ひろし 他
小沢かなの漫画原作。《水10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【空を読んで命を救え!災害対策本部SDM始動!】
内閣府直属で新設された組織SDM(特別災害対策本部)の活動を描いたドラマ。
チーフの晴原が担当大臣の園部に言う台詞「天災は忘れた頃にやって来る。でも今は忘れずにやって来ます」←忘れる前にやって来ます、の方が意味が取りやすいかなとは思ったが、地球温暖化による異常気象が引き起こす災害が次々に襲って来る現在に於いては、縦割りだけではなく、有能な人材を横断的に集めて指揮を取る組織(チーム)は、本当に必要とされているのかもしれない。そういう意味ではタイムリーな企画だと思う。
初回に関しては、5年前の災害で亡くなった晴原の恋人・園部灯とSDMの関係、組織立ち上げの経緯、早速の出動迄を描いた為登場人物も多く、晴原と助手の雲田、園部大臣以外は少い台詞量で次々に捌いて行った感が強く、表面的な描き方で物足りなさも残った。まあ主要人物についてはこれから順次深掘りするのだろうという事で。
社会テーマ性の有るドラマは貴重なので期待している。
脚本=浜田秀哉 演出=田中亮
- << 365 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」2話まで終了。 【猛吹雪の中ヘリ出動!リミット9分の救出劇!】 初回の感想でも少し書いたのだが、人間描写の甘さが気になる。そもそもの話として、1〜2話の現場に出張ったSDMメンバーの内、雲田、山形、丸山の3人は何故そこに居るのかが上手く描かれていないので、この3人って必要なの?って思えてしまうのよね。あのモニター満載のSDMカーにしたって必要性が感じられないし。どうしてもって時はリモートで本部の機器を利用出来ないのかね。そうすれば山PはPC一台を持って、消防班のヘリや車で一緒に移動すれば丸山の仕事は無くなるし。山形の知識位なら山Pは持ってそうだし、山PがPCを使って救助可能な時間帯を必死に探っている時に、背後から話し掛ける雲田なんて邪魔でしか無いし。 そんな風に思わせてしまうのは、人物の役割も人物像もきちんと描けていないからなのだと思う。 あと今回凄く気になったのは、優吾役の水上恒司の硬い台詞回しと硬い表情の演技。台詞は書いた脚本家の責任だし、表情や台詞回しは要求した演出家の責任だとは思うけど、彼一人だけ物凄く浮いていた事だけは皆さんに自覚して欲しいな。 ブルーモーメントとか自然の画はとても美しくて目を奪われるのだが、今のところはそれだけのドラマになってしまってるのがとても残念。期待していただけに。 脚本=浜田秀哉 演出=田中亮
>> 347
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ)脚本=篠崎絵里子 出演=杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、山…
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」2話まで終了。
【左の感覚を失った少年…日記にはない秘密】
初回の感想に書き切れなかったので今回書いておきたいのが、脳梗塞の後遺症で失語症になった場合、患者が上手く喋れないというのは想像出来るのだが、例えばリハビリの言語療法士の言葉が聞き取れない(映像に置き換えると歪んでしまい、何が映っているのか分からない状態→それと同じ事が言葉の世界で起きている)という症状についてはこのドラマで初めて知り、突然この二重苦の世界に放り出される患者の事を思うと、掛ける言葉も見つからない。(原作者が元脳外科医なので表現がリアル)
今回は右脳の損傷により左半分の感覚を失った、サッカー部のエースだった男子高校生の話で、ミヤビが担当となって寄り添い、彼が事実を受け入れ一つの答えを出す迄の話。手術を禁じられたミヤビには担当患者に割ける時間も多いので、これも自分を活かす一つの方法だろう。
ミヤビの過去については、事故とはミヤビが運転する車が街灯に突っ込んだ自損事故である事、その少し前に三瓶とミヤビは知り合い婚約していた事が、三瓶の口から明かされた。
事故が仕組まれた物で無い事を祈るよ。この真摯な医療ドラマには、変にそういう方向には行って欲しくないから。
脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
>> 330
【2024春ドラマ②】
(金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回…
【2024春ドラマ】
「ミス・ターゲット」(ABC)
オリジナル作品/脚本=政池洋佑/演出=植田尚/出演=松本まりか、上杉柊平、筒井真理子、沢村一樹 他
(朝日放送日曜10時枠・54分枠)
【結婚詐欺師、婚活する】
松本まりかの声質と演技スタイルでコメディーに全振りするのは難しいから、“湿り気”多めにしたのかもだけど、テーマと内容(脚本演出)の方向性がチグハグで、私には面白くなかった。
なので初回のみで視聴離脱する。
(テレ朝で視聴)
>> 346
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」(TBS)脚本=山本奈奈 他 出演=長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、林泰文、近藤華、…
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」2話まで終了。
【-拒絶-】
日本の刑事裁判の有罪率は99.9%、この高過ぎる有罪率が検事にプレッシャーを掛けてしまうのではないか、そういう観点からこの数字を見た事が無かったので、そう言われるとそうなのかもと思えて来た。
今回はその観点から、有罪率を維持する為(=出世の為)に緋山の担当検事が証拠を捏造したという設定にして、明墨がそこを徹底的に突いて裁判員の心象に影響を与え、緋山の無罪を勝ち取るという展開だった。
法廷での理路整然とした明墨の弁論には惹き付けられた。
ラストに用意された衝撃的な緋山の証拠隠滅シーン。やはり緋山はクロだったのか。でもこのドラマは答えを明示しない。緋山がクロだとしても、その動機すら明白ではない。
視聴者と感覚が同じ立場の赤峰が詰め寄ると、明墨は「目の前で家族が殺されそうになっている、こっちはその男を殺せるナイフを持っている、赤峰くんならどうする」と問い掛ける。殺しますと答えた赤峰にとってその殺人は正義だけど、法的には情状酌量の余地は有るが殺人であり悪なのだ。
このドラマはそういう事を問い掛けたいのかな。力量の有る役者が演じる事で、エンタメ性も担保しており、本当に見応えのあるドラマに仕上がっている。面白い!
脚本=宮本勇人、李正美、福田哲平、山本奈奈 演出=田中健太
- << 362 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」3話まで終了。 【過去】 前回迄の緋山の件の詳細を曖昧にした事で、明墨がどういう立ち位置の弁護士なのかも曖昧だった訳だけど、今回の案件(富田衆議院議員のバカ息子・正一郎が起こした暴行事件)を被告は無実と主張しておきながら、実はバカ親議員が揉み消しに走る様に言葉巧みに仕向け、アリバイ崩しと秘書が揉み消し買収する証拠は緑川検事が手に入れる様に事前に明墨が段取り、手柄は検事に取らせて、明墨は依頼人に騙された振りをしながら、本来の目的であるバカ親子の罪を法廷で表に出す事に成功、名を捨てて実を取った姿に、やはり悪徳弁護士ではないんだなと早目に示してくれて一安心。 正一郎親子は、赤峰が一時期弁護した松永(細田善彦)に罪を着せた張本人でもあり、助けられなかった事を引き摺っている赤峰に、明墨が正攻法が通じない相手を落とす方法を身をもって教えた格好にもなった。 正義感だけで突っ走る事の危うさ、それは恐らく明墨自身が過去に経験して来た事なのだろう。 今回、明墨はヤメ検だった事が分かった。という事は、今回やっと名前が分かった志水(緒形直人)との関わりは、担当検事としてだったのかもしれない。やっと面会に応じた志水に、明墨は何を語るのだろう。 脚本=李正美、福田哲平、山本奈奈、宮本勇人 演出=田中健太
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「約束~16年目の真実~」2話まで終了。
父の速水が誤認逮捕だとするなら、警察がそうまでして早期決着を図ったのは何故か?不破は何を知っていて、自作自演迄して何を炙り出そうとしているのか?天草が不破に協力しているのは何故か、弱味でも握られてる?そして香坂の過去の失態とは?公式によるとそれが“何か”によって、連続殺人事件と繋がる様なのだが。
事件に関係しない様な余計な描写が無いので、今のところはとても面白い。
脚本=小峯裕之 演出=山本大輔
「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」2話まで終了。
30分枠で星太郎、航、ひかりの丁々発止のやり取り、これですよこれ!これが観たかったの。前段の、航の言葉が聞こえないふみかが、星太郎とひかりの会話には何故間が空くのか?テレパシーで会話?と素朴に聞くシーンも、楽しい後段が有るからより活きるのよね。次回から4人で稼働、どうなるのかな。
脚本=橋部敦子 演出=竹園元
「あなたの恋人、強奪します。」2話まで終了。
2話で早くも脚本演出の交代、そしてまさかの一話完結ではなくて継続案件に。まあ確かに初回は仕掛けも引っ掛かるのもやけに簡単で物足りなかったから、案件にもよるけど2話を使って解決するというのも有りかもね。という事で次回迄は取り敢えず観てみる事にする。
脚本=花田麻衣子 演出=牧野将
【2024春ドラマ】
「JKと六法全書」(EX)脚本=鈴木智 他 出演=幸澤沙良、大東駿介、日向亘、東野絢香、大和奈央、柄本明、黒木瞳 他
オリジナル作品。《金曜ナイトドラマ・60分枠》(全話数不明)
【JKと痴漢ゲーム】
女子高生弁護士(JKB)のドラマでオリジナル作品、主演はTBSの女優オーデ番組出身の子(私は初見)、という事だけは事前に知っていて、全く期待はしていなかったのだが、これが中々面白くて。
突拍子も無い設定なんだけど、それを重点的に活かし切って、あれこれ脇道にそれて行かない所が分かり易くて良かった。
幸澤さんも役柄に近い年齢で可愛い系の顔立ちなので、この役には合っていたしある意味説得力も有ったと思う。
彼女のサポート役の先輩ヤメ検弁護士を演じているのが大東駿介で、彼がJKBに振り回されながらも要所はきっちり締めるサポート振りを見せてくれるので、それも観やすさに繋がっているのだと思う。
問題はこのドラマが〈法曹✕学園のハイブリッドドラマ〉を謳っている事で、主人公のみやびの高校生活(特に部活の法律研究会の話)にも時間を割きそうな事。
そちらに時間を取られると、弁護士活動とのバランスはどうなるのかな、初回の良さが半減しないかなと、それが少し心配。
脚本=鈴木智 演出=大谷健太郎
【2024春ドラマ】
「9ボーダー」(TBS,TBS SPARKL)脚本=金子ありさ 出演=川口春奈、木南晴夏、畑芽育、木戸大聖、井之脇海、山中聡、伊藤俊介、内田滋、兵藤功海、YOU、松下洸平 他
オリジナル作品。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【19才29才39才…大台目前の3姉妹!幸せになりたいだけなのに】
金子ありささんは私的には、いつも何かが足りないドラマを書く脚本家というイメージの方なので、今作も期待はせずに観たのだが、“やっぱりなあ”というのが感想(汗)
公式サイトの謳い文句は『各年代のラストイヤー“9ボーダー” 3姉妹がモヤり焦りながら、自分の生きる道を模索 金曜日がハッピーになるヒューマンラブストーリー!』って、人のモヤり焦り模索のドラマを観たら何でハッピーになるのかよく分からないのだが、ドラマの中身も迷走していて、その意味では正直な謳い文句なのかも(笑)
もう食傷気味の記憶喪失に、何でもハラスメント。何でもハラスメントの方は、流行りだから用意しておくか位の扱いみたいだけど、記憶喪失男の方は〈まさか彼にあんな秘密があったなんて〉って主人公にモノローグで言わせているので、それで引っ張り視聴者を繋ぎ止めたい魂胆なのかも。
でもこれといった掴みが無いので、秘密に辿り着く前に離脱するかも。
脚本=金子ありさ 演出=ふくだももこ
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「366日」2話まで終了。
高校時代の回想シーンが減って観やすくはなったのだが、遥斗は最悪の昏睡状態なので、明日香と彼とのシーンはこれから全部回想になる訳で。どういう組み立て方をするのかにもよるけど、離脱するかどうか迷い中。
脚本=清水友佳子 演出=宮木正悟
「95」2話まで終了。
翔がQをチームに誘った理由は、あの日、事件現場に駆け付けたQが、一輪の花を手にしていたから。只の野次馬ならそんな事はしないと。確かに。Qの“人が死んだんだ!まず悲しもうよ!”に同感。
進級しても“オトナ”が高2を演じる違和感はどうしても付きまとうな。
脚本=喜安浩平 演出=城定秀夫
「Destiny」2話まで終了。
奏の検事としての今の仕事、奏と貴志の信濃大学時代の出会い等にたっぷりと時間を使い、初回に提示された様々な何故?への明確な回答は無し。ただ輪郭としては事件を“冤罪”にして奏の父親を追い込んだのは真樹の父親というのは何となく分かったけど、カオリ御乱心の理由や、真樹12年もどこで何してた?は分からずじまいで、何かモヤモヤする展開だった。
全部が繋がって行くのだろうな、とは思うのだが、全9話(番宣での石原さとみ発言)でこの構成とテンポ、大丈夫か?
脚本=吉田紀子 演出=新城毅彦
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【2024春ドラマ】
「からかい上手の高木さん」(TBS)脚本=金沢知樹 他 出演=月島琉衣、黒川想矢、江口洋介 他
山本崇一朗…
【2024春ドラマ】
「からかい上手の高木さん」3話まで終了。
【100%片想い】
高木さんの気持ち(好き♡)に全く気付いていない西片。高木さんはあの手この手で西片をからかう中に、好きという想いを込めて感情を突っついているのだが、それを額面通りの“からかい”だとしか思っていない西片。
この感情のすれ違いを明るく描いているだけなのに、何でこんなに惹かれるのだろう。
後から振り返ると宝物みたいなものだったんだなと気付く青春時代、その入口に居る高木さんと西片。そのやり取りや、そこで二人が感じ取る事は普遍的なもの…だからなのかな。
イヤホンを分け合って音楽を聴くと、二人は接近する事になる。こんなあるあるも、あの二人で見せられると可愛くて、キュンキュンしながらもニヤニヤしてしまう。
役柄に近い年齢の二人が演じているから、二人の感情をストレートに受け取れるし、その世界観に素直に浸る事が出来る。そこがいい所なんだね、多分。
このドラマ大好き。
脚本=金沢知樹、萩森淳、今泉力哉 演出=今泉力哉
【2024春ドラマ】
「滅相も無い」(MBS,製作委員会)脚本=加藤拓也 出演=中川大志、染谷将太、上白石萌歌、森田想、古舘寛治、平原テツ、中嶋朋子、窪田正孝、堤真一 他※ナレーション津田健次郎
オリジナル作品。《ドラマイズム・30分枠》(全8話予定)
途中で挫折して、彼の「きれいのくに」を全話視聴出来なかった身としては、恐る恐る観た加藤拓也作品。
アングラ劇の舞台転換ってこんな感じなのかなと、観た事が無いから想像したのだが…。初回の語り手の川端(中川大志)が、ランドセルを背負った小学生から青年へと成長するに従い場面転換はして行くのに、彼らだけは変わらずずっとバックに控えているバンドが、いつ演奏仕出すのかが気になってしまい(笑)でも結局彼らはそこに控えているだけで…。
「穴」に入ると決めた8人全員がその理由を語り終えた時、あのバンドは演奏を始めるのだろうか?
「穴」と言っても地面に掘られた物ではなく、ゴムの様な軟体の様な巨大な物体(形としてはアボカドを縦に割り種をくり抜いた様な状態で、色は全部がアボカドの皮みたいな感じ)が、ドンと縦に置かれているみたいな状態で。
そこに入ると誰も帰還しないが、死んではいないらしい、だから理想郷なのでは…という発想には私はならないけど、はてさて彼らはどうなりますか?
※ツダケンのナレーションは落ち着くわぁ
脚本、演出=加藤拓也
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ)脚本=篠崎絵里子 出演=杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、山谷花純、野呂佳代、千葉雄大、小市慢太郎、酒向芳、吉瀬美智子、井浦新 他
子鹿ゆずる原作/大槻閑人作画の漫画原作。《月10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【私の記憶は一日限り…記憶障害の脳外科医再生の物語】
事故前半年と事故後一年半、計二年間の記憶が欠落し、新しい事は今日一日だけは覚えているが、次の日にはその記憶も欠落してしまう。だから起きたら大きな日記帳を読み返して頭に叩き込み、寝る前にはその日の事を新たに書き込み、その日記帳は常に携帯している脳外科医ミヤビの物語。
アメリカ帰りの脳外科医三瓶が、変わり者みたいな登場の仕方だったので、ウワッ(嫌だな)とは思ったのだが、蓋を開けてみたら一々ごもっともな事を言うし、患者の治療には一生懸命だし、“治療をするのは怖い”と後ろ向きで、今は看護助手として働いているミヤビを、“脳外科医としての知識や技術は有るのだから大丈夫”と、再生させようとしているしで、二番手として申し分の無いキャラで一安心。
「出来ない事をやれとは言ってません」「貴女が生きて来た日々は確かにある、自分を信じて下さい」
真摯な作風が心地良いドラマだった!
脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
- << 356 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」2話まで終了。 【左の感覚を失った少年…日記にはない秘密】 初回の感想に書き切れなかったので今回書いておきたいのが、脳梗塞の後遺症で失語症になった場合、患者が上手く喋れないというのは想像出来るのだが、例えばリハビリの言語療法士の言葉が聞き取れない(映像に置き換えると歪んでしまい、何が映っているのか分からない状態→それと同じ事が言葉の世界で起きている)という症状についてはこのドラマで初めて知り、突然この二重苦の世界に放り出される患者の事を思うと、掛ける言葉も見つからない。(原作者が元脳外科医なので表現がリアル) 今回は右脳の損傷により左半分の感覚を失った、サッカー部のエースだった男子高校生の話で、ミヤビが担当となって寄り添い、彼が事実を受け入れ一つの答えを出す迄の話。手術を禁じられたミヤビには担当患者に割ける時間も多いので、これも自分を活かす一つの方法だろう。 ミヤビの過去については、事故とはミヤビが運転する車が街灯に突っ込んだ自損事故である事、その少し前に三瓶とミヤビは知り合い婚約していた事が、三瓶の口から明かされた。 事故が仕組まれた物で無い事を祈るよ。この真摯な医療ドラマには、変にそういう方向には行って欲しくないから。 脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」(TBS)脚本=山本奈奈 他 出演=長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、林泰文、近藤華、馬場徹、緒形直人、岩田剛典、細田善彦、木村佳乃、野村萬斎 他
オリジナル作品。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)※初回は25分拡大
【接点】
これは面白かった!
主人公の明墨弁護士は、鋭い観察眼と洞察力の持ち主で、立て板に水の如く溢れ出る言葉は、理路整然としつつ聞く者の心を動かす説得力も持つ。
そんな彼が今回、無罪を勝ち取ろうと説得したのは、町工場のパワハラ社長殺しで起訴された従業員の緋山(岩ちゃん!)。
事件の調査には汚い手も平気で使う明墨だが、彼は“黒い物(犯罪者)も白(無罪)にしてしまう“様な悪徳弁護士なのか?
緋山がやった様にも思えるし、もしかしたら違うのかも?とも思えるし、この辺りの組み立て方と次回への誘導の仕方が上手かった。
後は、獄中の緒形直人(役名不明)が描いた幼女の似顔絵が、明墨と親しい紗耶(近藤華)の面影が有るので、緒形直人は紗耶の父親なのかなと想像してしまうし、という事は、彼を正攻法で弁護して救えなかった明墨の最終目的は、再審で緒方の無罪を勝ち取る事で、今のやり方はその為の準備運動みたいなものなのかなとも思えて来る。
緋山の判決がどうなるのか楽しみ。
脚本=山本奈奈、李正美、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太
- << 354 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」2話まで終了。 【-拒絶-】 日本の刑事裁判の有罪率は99.9%、この高過ぎる有罪率が検事にプレッシャーを掛けてしまうのではないか、そういう観点からこの数字を見た事が無かったので、そう言われるとそうなのかもと思えて来た。 今回はその観点から、有罪率を維持する為(=出世の為)に緋山の担当検事が証拠を捏造したという設定にして、明墨がそこを徹底的に突いて裁判員の心象に影響を与え、緋山の無罪を勝ち取るという展開だった。 法廷での理路整然とした明墨の弁論には惹き付けられた。 ラストに用意された衝撃的な緋山の証拠隠滅シーン。やはり緋山はクロだったのか。でもこのドラマは答えを明示しない。緋山がクロだとしても、その動機すら明白ではない。 視聴者と感覚が同じ立場の赤峰が詰め寄ると、明墨は「目の前で家族が殺されそうになっている、こっちはその男を殺せるナイフを持っている、赤峰くんならどうする」と問い掛ける。殺しますと答えた赤峰にとってその殺人は正義だけど、法的には情状酌量の余地は有るが殺人であり悪なのだ。 このドラマはそういう事を問い掛けたいのかな。力量の有る役者が演じる事で、エンタメ性も担保しており、本当に見応えのあるドラマに仕上がっている。面白い! 脚本=宮本勇人、李正美、福田哲平、山本奈奈 演出=田中健太
【2024春ドラマ】
「あなたの恋人、強奪します。」(ABC)脚本=我人祥太 他 出演=武田玲奈、渡邊圭祐、渡邉美穂 他
永嶋恵美の小説原作。《ドラマL・30分枠》(全話数不明)
【DV彼氏、強奪します。】
公式サイトの惹句は『強奪率100%の凄腕女探偵が、クズ男との恋愛トラブルを“強奪”で解決する痛快略奪エンターテインメント!』
オフィスCATの社長で探偵の雛子が、ターゲットの男の“女性の好み”を調べ上げ、理想の女に成り切って男を落とし、依頼人の女性から強奪する形を取り、その後、よりを戻すのも別れるのも依頼人の自由というスタイルの女探偵物語。
まず引っ掛かったのが、ネットに広告を出しているのに受付は電話のみというのは何故?電話番号情報を押さえておく為?でも今回の依頼人・梨沙みたいにDV男を恐れている様な女性には、いきなり電話を掛けるのはハードルが高いのでは?梨沙はよく信用して事務所に迄出向いたよね。
後は雛子の仕掛けも男の引っ掛かり方も、あまりに安易過ぎてこれで強奪率100%とか謳われてもねえ(苦笑)
DV男で別れたい彼氏でも簡単に雛子に奪われて、梨沙のプライドが傷付き、若干雛子に対抗心を燃やしてる所は面白かった。
渡邉美穂は欅坂46時代より更に丸いから、少し体を絞った方がいいよ。
離脱するかは次を観てから決めたい。
脚本=我人祥太 演出=本田隆一
【2024春ドラマ】
「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」(EX)脚本=橋部敦子 出演=高橋一生、橋爪功、本田翼、宮本茉由、小久保寿人、原田美枝子 他
オリジナル作品の続編。《土曜ナイトドラマ・30分枠》(全話数不明)※初回は30分拡大
前作の3人(高橋一生、橋爪功、本田翼)のバランスが丁度良くて、それに慣れてそれで成立しているドラマという感覚だったから、宮本茉由(野口ふみか役)が入る事で絶妙なバランスが崩れる事が心配だったのだけど…。
それよりもまず、30分拡大(通常枠の2倍!)にしたのがキツかった。
このドラマは拗らせてる星太郎と、ひょいと現れて(本当は息子の行く末を案じて)色々と口を挟む幽霊の父(航)と、一応弟子なので表面上は一歩引きながらも、その実、絶妙に星太郎の尻を叩くひかりとの、あーだこーだの会話劇で、ドラマとしては抑揚の少い部類に入るから、30分枠で観るのが丁度良く、60分枠だと意識が散漫になってちょっとキツいのだ。
で、冒頭に書いたバランスが崩れないかという心配は、宮本茉由の出番が少なく、何か訳の分からない悪く言えば図々しい女が押し掛けて来て、星太郎に追い返されてまた来てという所で、謎のまま終わってしまったので、“心配の答え”は次回に持ち越しとなってしまった。
拡大する必要って有ったのかな。
脚本=橋部敦子 演出=藤田明二
【2024春ドラマ】
「花咲舞が黙ってない」(NTV)脚本=松田裕子 他 出演=今田美桜、山本耕史、飯尾和樹、神尾佑、要潤、菊地凛子、上川隆也 他
池井戸潤の小説原作。《土ドラ9・54分枠》←水ドラ枠が終了し土ドラ枠を新設(全話数不明)
【今度の敵は女!?】
杏主演の花咲舞は、2014年と2015年の放送だったのね。「お言葉を返す様ですが…」の決まり文句と、上川隆也が上司だった事は覚えていたけど、杏がどういう感じで演じていたのかはもう微かにしか覚えていない。
そんな記憶力なので、今田美桜と山本耕史のコンビになっても、上川隆也が何故か花咲舞の叔父になって、舞の父親(前は大杉漣さんだったが隠居設定なのかな?)から「花さき」を引き継いでいるという設定でもそんなに違和感は無く、ほぼほぼ新作感覚で視聴出来た。
花咲舞は正義感が強く、言いたい事は言ってしまうキャラではあるのだが、今度の舞は猪突猛進ぶりが激しくて、ハラハラを通り越して若干イライラしてしまう部分も有って、そこが懸念材料ではあるかなと。
ただ池井戸作品は虐げられた者が逆転勝利をする、勧善懲悪で視聴者も溜飲を下げる事が出来るというのがお約束なので、その部分の伝統はしっかりと守られていたかな。
次も観てみるけど、感想は初回のみという事で。
脚本=松田裕子 演出=南雲聖一
【2024春ドラマ】
「イップス」(CX)脚本=オークラ 他 出演=篠原涼子、バカリズム、渡辺大知、味方良介、安立英、勝村政信、角田晃広、矢本悠馬、染谷将太 他
オリジナル作品。《金9・58分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【電撃ウィッチの魔法】
最初に犯人と犯行形態を見せてしまう“倒叙ミステリー”に、イップスで書けなくなったミステリー作家黒羽ミコと、同じくイップスで事件を解けなくなったエリート刑事森野徹が、結果的にバディとなって推理して行くコメディーをプラスさせた所がミソで、初回に関して言えば犯行形態はツッコミどころ有りで、それを調べる警察もユルユル、だけど犯人の麻尋(トリンドル玲奈)は大真面目って感じで、謎解きや犯人を落とす過程を楽しむ様なタイプのドラマではなく、イップスの二人が組む事によって生まれるドタバタや、軽妙なやり取りを楽しむドラマという感じだ。(初回に関してはドタバタ感が強く、軽妙な感じはあまり出せていなかったけど…)
書けないけど新作のネタ集めの為に、積極的に事件現場に介入したいミコが、森野の刑事という立場を利用しようと解けないから嫌がる森野の尻をたたき、証拠は森野が見付けて犯人を問い詰めるのはミコと、上手いこと役割分担しているのには笑ってしまった。
目くじら立てずにボヤッと観るには丁度いいのかもね。
脚本=オークラ 演出=筧昌也
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」(ytv)脚本=小峯裕之 他 出演=中村アン、横山裕、細田善彦、佐津川愛美、森永悠希、織田梨沙、坪倉由幸、森優作、長谷川朝晴、井上肇、山田キヌヲ、岡部たかし、杉本哲太 他
オリジナル作品。《木曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)
【「再会」事件の歯車が、再び動き出す】
高校時代、映像研の仲間(不破)の妹が殺され、第一発見者になってしまった主人公の葵は気絶して倒れ、その時の記憶を失くしていた。父親が逮捕され程なく自供、2ヶ月後、持病の狭心症が悪化し父親は死亡。
葵は地元の望野町から去った。
16年後、警察官として実績を積んで来た葵は、漸く希望が通り望野署に異動して来た。
父は冤罪と信じている葵が、それを証明する為に戻って来たのだろうと思っていたのだが、ラストに不破の妹とそっくりな死に方をしている女性を見つけ、鑑識が来てからのモノローグ“ある感覚が私の胸を支配した。それは期待だったのかもしれない。これで目的を成し遂げられる”これだけなら、真犯人の手掛かりになるからだよね…で終わるのだが、葵がニンマリしたのだ。何か含みが有る様なニンマリで背筋がゾッとした。そしてそれを見逃さなかった、バディで本部の上から葵の監視を命じられている香坂。
公式サイトの謳い文句“全員容疑者”っぽい出だしで、期待出来そう。
脚本=小峯裕之 演出=山本大輔
【2024春ドラマ】
「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(CX)脚本=伊東忍 他 出演=赤楚衛二、錦戸亮、芳根京子、見上愛、梶原善、青木柚、城山乃愛、利重剛、光石研、余貴美子、笹野高史 他
オリジナル作品。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【大病院で繰り広げられるリベンジサスペンス開幕】
駄作って訳でも無いけど、微妙に面白くない。主人公(海斗)の設定が魅力に乏しく、彼にとって“家”“家族”は醜い存在でしかなく、そこから逃げた訳だけど、彼の長年の苦悩がきちんと描かれていないから、何であんな風に父親の事を誤解していたのかも分からないし、あれでは只の駄々っ子っで、あんな表面的にしか人を見ていない男が、よく週刊誌の記者が務まっていたなって、そっちの方が気になってしまう位には海斗の人物描写が甘かった様に思う。
逆に二番手を演じる錦戸亮の方が、怪しい雰囲気を出しているだけで、どういう人物かは伏せられているのだが、雰囲気だけで十分魅力的で惹き付けるものがある。
でもねえ、肝心のストーリー自体にも魅力を感じなかったし、錦戸くんを観たいからだけで観るのも辛いので、初回のみで離脱するわ。
脚本=伊東忍、中村允俊 演出=金井紘
【2024春ドラマ】
「Destiny」(EX)脚本=吉田紀子 出演=石原さとみ、亀梨和也、安藤政信/宮澤エマ、矢本悠馬、田中みな実/曽田陵介、高畑淳子/佐々木蔵之介、仲村トオル 他
オリジナル作品。《火曜9時・54分枠》(全話数不明)※初回は6分拡大
【許されない初恋】
矢本さんを除き30代後半に突入してる役者さん達が、大学2年から4年生に掛けてを演じている無理矢理感と気恥ずかしさ…。
ちょこっとだけの回想シーンなら、「厨房のありす」で使った様な“肌質を補正”してしまう手も有るけど、あれだけガッツリと使う回想シーンで、しかも5人全員を補正していたら、それはそれで気持ち悪さが先に立ってしまうだろうし。やっぱり構成に無理が有った様な…。
でもその部分の不満を除けば、“知美は何を見付けてカオリに話したのか?それを知ったカオリは、何故奏と真樹は付き合ってはいけない!と、取り憑かれた様に言い出したのか”“奏の父は自殺なのか他殺なのか”“カオリの死の真相は?真樹が殺したって本当なのか”と、知りたくなる謎がてんこ盛りでそこは先が楽しみ。
ついでに言えば特捜検事だった奏の父を、裏から手を回して“冤罪”で追い込んだのが、真樹の父で弁護士の野木なのではという予想が当たるのかも楽しみ。
3年ぶりの連ドラで、石原さとみも気合が入っているしね。
脚本=吉田紀子 演出=新城毅彦
【2024春ドラマ】
「95」(TX,製作委員会)脚本=喜安浩平 出演=髙橋海人、松本穂香、細田佳央太、犬飼貴丈、関口メンディー、中川大志/紺野まひる、山中崇、桜井日奈子/桜井ユキ、安田顕 他
早見和真の小説原作。《ドラマプレミア23・49分枠》(全話数不明)
【世界の終わりの始まり】
公式サイトの惹句は“大人の作った社会の仕組みに抗い、大切なものを守りながら1995年の渋谷をがむしゃらに駆け抜けた高校生たちの熱い物語”で、主人公の秋久(愛称はQ)が高1の1月に阪神淡路大震災が起き、流行りの“ノストラダムスの大予言”が気になりだした3月に、地下鉄サリン事件が起き、その日の朝に父親が、仕事で丸ノ内線を使うと言っていたのを思い出し、家族の命、人の命が奪われる事の恐ろしさを実感する。父親は2本後の電車に乗る予定で難を免れたが、この日を境に秋久の意識は変わった様に見えた。
そんな秋久に同級生の翔太郎(愛称は翔)が声を掛け、自分の幼なじみで作るチームに誘う。
映画監督が作るドラマなので、映像やカット割りが映画風味で惹き付けるものがある。
ただねえ、十分大人の役者さん達が、制服を着て“高1”を演じるのを観るのは気恥ずかしくて、現実に引き戻されてしまうというのが難点で…。
そこにさえ目を瞑れば面白そうだし、視聴継続は決定!
脚本=喜安浩平 演出=城定秀夫
【2024春ドラマ】
「366日」(CX)脚本=清水友佳子 出演=広瀬アリス、眞栄田郷敦、坂東龍汰、長濱ねる、綱啓永、和久井映見、前田公輝、戸田菜穂、北村一輝 他
オリジナル作品。《月9・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【一生、忘れられない恋だった】
いやあテンポ悪過ぎ。
お互いの正直な気持ちを打ち明け合ったのが50分過ぎ。そこ迄の展開がもっと歯切れの良い物なら、長いなあとは思わなかったのだろうけど。
アリスの気持ちはしつこい位に視聴者にはだだ漏れにさせておいて、郷敦の本音はずっと伏せて、でも高校生のあの時の“アリスの強い否定”を、まともに受け取ったんだろうな郷敦は、って事は想像出来る様な描き方はされていたので、もう興味はいつ告白し合うのかなって事しか無い訳で。
それをあれだけ引っ張って、やっと付き合う事になったと思ったら…。
まずあの体勢で自分が落ちてしまうのが不思議だったけど、まあそれはいいとして。
これって郷敦は記憶喪失か寝たきりになるか、って所でしょ?
どっちにしてもアリスにとっては重い試練になる訳で…。
このテンポ感でもしそういうストーリーなら観るのはキツいなあ。
一応次回も観てみるけど、離脱の可能性の方が高いかな。
脚本=清水友佳子 演出=平川雄一朗
【2024春ドラマ】
「おいハンサム!!2」(東海TV,日本映画放送)脚本=山口雅俊 出演=吉田鋼太郎、木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈、藤田朋子、ふせえり、須藤蓮、藤原竜也、野波麻帆、太田莉菜、MEGUMI、浜野謙太 他
伊藤理佐の漫画原作。《土ドラ・55分枠》(全話数不明)
【恋とゴハンと三姉妹 帰ってきた伊藤家】
ドラマの内容とは関係ないのだが、何日か前に佐久間由衣が第一子の誕生を発表したばかりなので、この連ドラとその後に公開する映画っていつ撮影したのかなと思ったら、4/6の連ドラ試写会に監督と吉田鋼太郎さんが出席して、半年以上前に撮影したとの発言が有ったとの事。これで一つの謎は解けた(笑)
このドラマは家族それぞれの細かいエピソードを積み重ねて行くスタイルで、感想が書きにくいドラマでもあるのだが、今回は“よく知らない人の事を、その外見や印象だけで決め付けて自分より下に見たり批判をしてはいけない”という、お父さんの“ハンサム説教”に繋がるエピソードが積み重なっていたので、初めての人が観ても結構分かり易かったのではないかな。
あと再確認したのは、何でも飄々と受け流すMEGUMI演じる千鶴お母さんの醸し出す雰囲気が、このドラマの核になっているし私はそれが大好きだという事。
次から感想は書かないかもだけど、このドラマは最後迄必ず観る!
脚本、演出=山口雅俊
【2024春ドラマ】
「君が獣になる前に」(TX,The icon,製作委員会)脚本=安里麻里 他 出演=北山宏光、玉城ティナ、鳴海唯、吉村界人、深水元基、高橋光臣、ベッキー、戸田菜穂 他
さの隆の漫画原作。《ドラマ24・30分枠←今期より40分枠から10分短縮》(全話数不明)
【史上最悪のテロ…犯人は俺の幼なじみ】
「ただ離婚してないだけ」のスタッフと、北山宏光、深水元基らが再集結して作るドラマという事だけしか知らずに観始めたら…。
主人公の神崎が幼なじみで人気女優の琴音と街で偶然?出会い、ラーメンを食べて別れたと思ったら、直後に地下街で琴音が毒ガステロを起こし、最後に自らも防毒マスクを外して死んでしまう。
夜勤明けで寝ていた神崎は、琴音と最後に会っていた人物として警察で事情聴取をされ、その時にテロ映像を見せられて驚愕。
その後、琴音のマネージャー塩見から呼び出され、琴音の役者仲間らと話し合い、真実を突き止めようという事になるのだが、彼らは次々に殺され最後には神崎も殺されて、えーっ!?どうすんの?これと思ったら…、死ねない、今度こそ君を救いたい!と念じたら、あの日の琴音と別れた場所にタイムリープ!ああそういう事なのか。
で、テロには間に合わず神崎はまた死んでしまうのだが、これから多分ループするのね?
初回に関しては期待出来そうな仕上がりだった。
脚本、演出=安里麻里
【2024春ドラマ】
「RoOT/ルート」(P.I.C.S,製作委員会)脚本=土屋貴史 出演=河合優実、坂東龍汰、黒田大輔、渡辺いっけい、松尾貴史 他
P.I.C.S、比元和津也原作のメディアミックス作品。《ドラマチューズ!・30分枠》(全話数不明)
【こちら指宿探偵事務所】
アニメや漫画の類を全く観たり読んだりしないので、元々の世界観や成り立ちも知らないのだが、HP等を読むと同じ原作者+作画担当肋家竹一で作るアニメから始まり、漫画化、映画化、舞台化と続き、今回のドラマはアニメのストーリーを別角度から映し出す話にしてあるとの事。
それだけ魅力的な素材だという事なのかな?
予備知識が全く無い状態で観ると、説明台詞みたいなのは一切無いので、若干戸惑う部分も有ったけど、そこはサブタイトルを見ているので、冒頭のシーンは張り込みで二人は探偵なんだな?と想像は出来るし、河合が演じる玲奈は終始クールな感じで、坂東が演じる新人の佐藤は何か余計な事をしそうでヒヤヒヤする感じで、ある意味凸凹で、こういうコンビ物の王道スタイルなのかも?
探偵物だから1、2話で解決して行くのだと思っていたら、どうやら一人の調査を始めたら、そこからどんどん関連しながら話が膨らんで行く様な感じみたい。
今のところ嫌な要素は一つも無いので、楽しめそうだし期待している。
脚本、演出=土屋貴史
【2024春ドラマ】
「からかい上手の高木さん」(TBS)脚本=金沢知樹 他 出演=月島琉衣、黒川想矢、江口洋介 他
山本崇一朗の漫画原作。《ドラマストリーム・30分枠》(全話数不明)
【高木さん】
ある島で暮らす中学生の高木さんと西片くんの話。
西片くんは純粋純情で人を疑う事が無い少年で、だから高木さんがちょっと罠を仕掛けてからかうと、想定した通りに引っ掛かって一々声を出して驚く、その反応が面白くて、高木さんは西片くんをからかうのがやめられない、そんな二人のやり取りを淡々とナチュラルに描いたドラマ。
あの年代って女子の方がませていた様な気がするし、ああいう女子の方がちょっと上から目線でからかうみたいなのは成立するよなあって、何か懐かしさで一杯になってニヤニヤしながら観ていた様な気がする(笑)
あれだけ引っ掛かって、あれだけ面白い反応をしてくれたら、次はどう仕掛けようかなってなるよね。
高木は「西片」呼びで、西片は「高木さん」呼びなのも、二人の関係性が出ていて面白い。
そんな高木さんは、ひょっとして西片くんが好きなのかなって匂わせも有って、中々奥が深そう。
HPによると全編小豆島で撮影したとの事で、映像も綺麗だし、何より二人の関係が可愛くて、これはずっと観ていたいドラマ。
脚本=金沢知樹、萩森淳、今泉力哉 演出=今泉力哉
- << 349 【2024春ドラマ】 「からかい上手の高木さん」3話まで終了。 【100%片想い】 高木さんの気持ち(好き♡)に全く気付いていない西片。高木さんはあの手この手で西片をからかう中に、好きという想いを込めて感情を突っついているのだが、それを額面通りの“からかい”だとしか思っていない西片。 この感情のすれ違いを明るく描いているだけなのに、何でこんなに惹かれるのだろう。 後から振り返ると宝物みたいなものだったんだなと気付く青春時代、その入口に居る高木さんと西片。そのやり取りや、そこで二人が感じ取る事は普遍的なもの…だからなのかな。 イヤホンを分け合って音楽を聴くと、二人は接近する事になる。こんなあるあるも、あの二人で見せられると可愛くて、キュンキュンしながらもニヤニヤしてしまう。 役柄に近い年齢の二人が演じているから、二人の感情をストレートに受け取れるし、その世界観に素直に浸る事が出来る。そこがいい所なんだね、多分。 このドラマ大好き。 脚本=金沢知樹、萩森淳、今泉力哉 演出=今泉力哉
【2024春ドラマ】
「お迎え渋谷くん」(カンテレ,Storm Labels)脚本=山岡潤平 出演=京本大我、田辺桃子、諸林めい、長谷川京子 他
蜜野まことの漫画原作。《火ドラ★イレブン・30分枠》(全話数不明)
【恋愛経験ゼロ売れっ子俳優が恋!?】
20才差の4才の妹を溺愛している売れっ子俳優の渋谷と、妹・音夢(リズム)が通う保育園の保育士・青田との恋?を描く、スラプスティック寄りのコメディー。
音夢が園庭の遊具から落ちる瞬間に走り出して、かなりの距離が有ったのに間に合って、体で受け止める青田とか、撮影で頭ぽんぽんの感覚が分からず、女優の頭をバスケのドリブルみたいに叩く渋谷とか、漫画で描きそうなシーンをそのまま映像化している様な演出が所々に有って、これを楽しめるかどうかで評価が分かれそうな感じはする。
私的には初回はギリセーフ。これ以上しつこくならなければいいなと。
京本くん、田辺さん、二人共期待している役者さんなので、最後迄観続けられるドラマだといいんだけどな。
感想は多分もう書かないと思う。
脚本=山岡潤平 演出=紙谷楓
【シーズン枠外ドラマ】
タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断
4/2〜「天使の耳」東野圭吾の小説/荒井修子/河原瑶/小芝風花 ○ ※NHKBSプレミアムドラマ枠で23年3月に放送済み。89分✕2を45分✕4に再編して、地上波ドラマ10枠で放送する。共演は安田顕 他
4/5〜★「季節のない街」山本周五郎の小説/宮藤官九郎/宮藤官九郎/池松壮亮 ○ ※23年8月からディズニー+で配信済み。テレ東のドラマ25(31分枠)で地上波初放送。共演は仲野太賀、渡辺大知 他
5/11〜「パーセント」無し/大池容子/大嶋慧介/伊藤万理華 △ ※NHK土曜ドラマ(49分枠)の新作。全4話。多様性の捉え方を主題に据えたドラマらしいので、脚本次第かなと思っている。
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
>> 329
【2024春ドラマ②】
(金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
金〜日
「ダブルチート」無し/吉田康弘/河野圭太/向井理 △ ※続きはWOWOWで
「イップス」無し/オークラ/筧昌也/篠原涼子、バカリズム △ ※脚本もバカリズムなら○だった
「9ボーダー」無し/金子ありさ/ふくだももこ/川口春奈 △
★「Jkと六法全書」無し/鈴木智/大谷健太郎/幸澤沙良 △
★「君が獣になる前に」漫画/安里麻里/安里麻里/北山宏光 ○ ※グロくならないかだけ心配
「花咲舞が黙ってない」小説/松田裕子/南雲聖一/今田美桜 △
「街並み照らすヤツら」無し/高田亮/前田弘二/森本慎太郎 △ ※突貫でどこまでやれるのか興味あり
★「6秒間の軌跡S2」無し/橋部敦子/藤田明二/高橋一生 ○ ※宮本茉由の参加でバランスが崩れないかだけ心配
★「おいハンサム!!2」漫画/山口雅俊/山口雅俊/吉田鋼太郎 ○
★「あなたの恋人、強奪します。」小説/我人祥太/本田隆一/武田玲奈 △
「アンチヒーロー」無し/山本奈奈/田中健太/長谷川博己 △
「ミス・ターゲット」無し/政池洋佑/植田尚/松本まりか △
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
- << 355 【2024春ドラマ】 「ミス・ターゲット」(ABC) オリジナル作品/脚本=政池洋佑/演出=植田尚/出演=松本まりか、上杉柊平、筒井真理子、沢村一樹 他 (朝日放送日曜10時枠・54分枠) 【結婚詐欺師、婚活する】 松本まりかの声質と演技スタイルでコメディーに全振りするのは難しいから、“湿り気”多めにしたのかもだけど、テーマと内容(脚本演出)の方向性がチグハグで、私には面白くなかった。 なので初回のみで視聴離脱する。 (テレ朝で視聴)
【2024春ドラマ①】
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
月〜木(深夜迄)
「366日」無し/清水友佳子/平川雄一朗/広瀬アリス △
「アンメット」漫画/篠崎絵里子/Yuki Saito/杉咲花 △
★「95」小説/喜安浩平/城定秀夫/髙橋海人 △ ※設定は面白そう
「Destiny」無し/吉田紀子/新城毅彦/石原さとみ △
「燕は戻ってこない」小説/長田育恵/未発表/石橋静河 ○ ※共演に稲垣吾郎
★「お迎え渋谷くん」漫画/山岡潤平/紙谷楓/京本大我 △
★「RoOT/ルート」漫画/土屋貴史/土屋貴史/河合優実、坂東龍汰 △
★「からかい上手の高木さん」漫画/金沢知樹/今泉力哉/月島琉衣、黒川想矢 △
★「滅相もない」無し/加藤拓也/加藤拓也/堤真一 △ ※不思議作品になりそう
「ブルーモーメント」漫画/浜田秀哉/田中亮/山下智久 ○ ※相手役は出口夏希
「Believe」無し/井上由美子/常廣丈太/木村拓哉 ○ ※脚本家を信頼して○にした
「Re:リベンジ」無し/伊東忍/金井紘/赤楚衛二 △
★「約束」無し/小峯裕之/山本大輔/中村アン △ ※相手役は横山裕
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
②に続く
>> 327
「2024冬ドラマのまとめ②」の続き
「消せない私」(日テレ)
突っ込み所は多々有ったけど、まあまあの出来だった。にしても13話は長過ぎ。
「新空港占拠」(日テレ)
いつ新機軸を打ち出すのかなと思っていたが、ずっと「大病院」の上書きっぽいままだったので飽きてしまった。
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(フジ/東海TV)
これは拾い物だった。ゲイの青年との交流で、おっさんの意識がどんどんアップデートしたら、部下との仲も家族仲もどんどん良くなる話で、ムリクリ展開が無い所も良かった。
「さよならマエストロ」(TBS)
エピソードの詰め込み過ぎと、ミスとしか思えない変な構成で感動作にはならなかった。期待してたのになあ。
「アイのない恋人たち」(テレ朝)
結局アイは有ったけど、クセも有る男女のラブストーリー。遊川氏なのに展開にそれ程のクセは無く、それが一番の驚きだった。
「厨房のありす」(日テレ)
途中迄はほっこり楽しく観ていたのに、稚拙な“付け足しミステリー”のせいで、それ迄に積み重ねて来たこのドラマの良さが台無しに。
※「お別れホスピタル」は【シーズン枠外ドラマ】に分類変更
※冬ドラマは計17本を全話視聴した。
初回を視聴したドラマは25本で、その内、途中離脱はGP帯が3本、深夜帯が5本だった。
※()内の局名2つは、(視聴局/制作局)を表示
「2024冬ドラマのまとめ②」
~3位迄に入らなかったドラマの一言感想~
「先生さようなら」(日テレ)
高校生の渡辺翔太が好きになる教師が北香那で、彼女観たさで最後迄観た感じ。教師になった渡辺翔太が好きになる女子高生役の子が、役と合っていなかった様な。
「Eye Love You」(TBS)
名ばかりミステリーのせいで、楽しかったラブコメが台無しに。
「婚活1000本ノック」(フジ)
脚本家5人で波は有ったけど、そこそこ面白かった。ハートパイの回とラスト2話は特に良かった。
「推しを召し上がれ」(テレ東)
ブルガリア菌を擬人化するアイディアも、演じてる橋本さとしも良かったけど、主演にイマイチ魅力が無かったのが残念。
「グレイトギフト」(テレ朝)
途中から軽過ぎる倫理観が気になりはしたけど、総体としては面白かった。スーパーヒーローにはならない反町隆史という意外性も案外良かった。
「おっさんずラブ-リターンズ-」(テレ朝)
何も考えずに笑えるのは良かったけど、瑠東演出のやり過ぎ感はやっぱり私には合わないなと再確認。
「闇バイト家族」(テレ東)
初回と餃子屋家族の回は面白かったけど、それ以外は中弛みが長くて離脱寸前だった。この内容に全12話の枠は長過ぎた。
「ハコビヤ」(テレ東)
全8話で脚本家5人は多過ぎ。出来にバラ付きも有ったし。テーマは良いので次もあれば観たい。
「2024冬ドラマのまとめ①」
1位「不適切にもほどがある!」(TBS)
不適切な昭和あるあるで笑わせて、令和に物申したい事はミュージカルにして主張を和らげ、家族の話で泣かせて、最後は更に30年後から見れば今だって…という視点をプラス。クドカン凄いな。
2位「春になったら」(フジ/制作はカンテレ)
余命宣告された父と結婚を控えた娘の話だけど、お涙頂戴や重くならなかったのは、脚本と演出の方向性と演者の力が上手くマッチしていたから。忘れられないドラマになった。
3位「正直不動産2」(NHK)
実績のあるドラマで安心して視聴出来たけど、今回は根本ノンジ氏の他に2名の脚本家も参加しており、出来に多少のバラ付きが有ったのは否めなかった。でもまだまだ続きが観たいと思わせてくれる優良コンテンツなのは間違いない。
【他にハマったドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(フジ/制作は東海テレビ)
「グレイトギフト」(テレ朝)
【今期の演技MIP】
「春になったら」の奈緒と木梨憲武をセットで。
演技をしているのに二人共自然体で、本物の父娘に見える、錯覚してしまうシーンが幾度となく有った。相乗効果の為せる技…なのかな?
※今期はオリジナル脚本が多く、この傾向が続く事を願っている。勿論良い原作迄使うなと言うつもりはないが。
※放送局は私が関東地区で視聴した局名を記載
>> 321
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」9話まで終了。
【分類しなきゃダメですか?】
パワハラ、セクハラ、モラハラ等々の…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」全10話終了。
【アップデートしなきゃダメですか?】
昭和の“すきゃんだる”でナポリタンを食べる渚と純子。渚を元気付けようと話す中で思わず渚と呼び捨てにしてしまい、「渚さん」と言い直す純子に、「渚でいいよ」と嬉しそうに言いながら涙が溢れて来る渚。ケチャップが付いてるからと♪渚のハイカラ人魚〜と歌いながら拭いてくれる純子に、幼い自分と母の姿を思い出す渚。
娘だとは言えないもどかしさ、でも確かにそこに母が居る嬉しさ。もうこれで十分だと市郎に言う渚。
色々言っては来たけれど、結論は“寛容が足りない”“でも寛容と甘えは違う”“寛容が肝要、大目に見ましょう”と、昭和と令和の“すきゃんだる”で、それぞれの時代に生きているメンバーが歌い踊るミュージカルで大団円。昭和にも令和にもそれぞれに過不足は有り、時代と共に修正変化して行くけど、それだって次の世代(2054年)から見れば不適切だらけという認識で落としたラストはお見事。
大地震で自分と純子が死ぬ事が分かってしまう前も後も、市郎の娘を大切に思う気持ちはずっと変わらずに貫かれていて、途中からは孫娘への思い、渚からの母、祖父への思いがプラスされ、結局は思い合う家族の話へと収斂して行った、いかにもクドカンらしい笑えて泣ける素敵なドラマだった。
脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
>> 320
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」9話まで終了。
【隠し続けた愛の結末…2人で選ぶ生きる道】
そうなんだろうな…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」全10話終了。
【完結~ありのままの心で見つめ合う愛の奇跡】
1〜4話迄はただただニヤニヤ、時々爆笑しながら侑里テオ物語を堪能していたのだけど、5話で態とらしさが目立ってあれあれ?となって、でも6〜7話で盛り返し良かった!と思ったら、8〜10話は「何それ」というがっかり展開で…、別れない!って決めてからのイチャイチャシーンも、それまでの設定がムリクリだったから何か虚しさが先に立ってしまい、初期の頃みたいには楽しめなかった。
私は初回の感想で『ふみさんは上手いし、恋愛ドラマの滑り出しとしては好感触。後は“ギフト”(ミステリー)部分の扱い方次第かな。』と書いたのだが、ミステリーにすらなっていない、ただの思い込みの激しいヌナと、この件に関してだけ思考停止をしている教授が二人で事を大きくしていただけという情けない設定で、がっかりどころでは無かった。
役者さんは皆良かっただけに、何でこんな“とんでも展開”をくっつけてしまったのか残念で仕方ない。
これも「厨房のありす」と同じく、コア層狙いの“味変”のつもりだったの?それともネトフリ世界配信を意識して、韓ドラ風味に寄せたかった?それにしたってこのお寒いミステリーじゃ、笑われるだけなのでは?
脚本=三浦希紗 演出=岡本伸吾
楽しかったのに裏切られた気分で、文句ばかりになってしまった…
>> 319
【2024冬ドラマ】
「春になったら」10話まで終了。
【結婚式前夜…娘から父へ贈る感謝の手紙】
瞳が杉村産院に転職して初めて…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」全11話終了。
【人生最大のサプライズ!父娘、旅立ちの時】
結婚式と生前葬を同じ会場でやるのだろうなとは思っていたのだが。
いやあ、結婚式そう来たか!
でもよくよく考えたら、父は体力が無くて移動が一番負担になるのだから、自宅の前をバージンロードにして、大鳥居前の階段の上で新郎新婦が誓いの言葉を言う人前結婚式って、理に適ってるのよね。
一の鳥居から神社へと続く長い参道の両脇が住宅街になっているロケーション、その住宅街の参道に面した家に椎名父娘は住んでいる。その設定を最大限に生かした演出プランに大拍手。
式後、近所の会場に移動して、生前葬と披露宴を合体させた「旅立ちの式」を開催。入口には瞳が撮り溜めた父娘の思い出写真がズラリと飾られ、父がお葬式に呼びたいリストに書いていた人々も参加し、余興や歌で楽しい時間を過ごす、何て温かい式なんだろう。
そしてCM明け、店に居るまきのスマホが鳴るが、じっと見詰めて直ぐにはスマホに近寄らないまき。この時点でそうなんだろうなと思った。
次のシーンは祭壇の父の写真をじっと見詰める喪服の瞳。台詞なんて無くても全てが分かる芝居と演出。余韻が凄い。
それぞれの日常は普通に続いているのを描いて、このドラマは終わる。
多分ずっと忘れないだろうな、あの人達のこと。
脚本=福田靖 演出=Spring Directors
>> 318
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」9話まで終了。
【勇気をくれる大切な人】
倖生の父親の横領は濡れ衣?、ありすの母親は事故…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」全10話終了。
【残酷な事実、やさしい真実】
初期設定では、ありすは結構色々なこだわりの強いタイプのASDだったのに、終盤迄残っていたのは化学が好きで知識が半端ない所と、大きな音や怒鳴り声を怖がりパニクる所位になっていて…。
28才迄ああいうASDのタイプで生きて来た人が、たった3ヶ月であんなに劇的に変化するなんて有り得ないでしょ。
“味変”の為にぶっ込んだミステリーは、動機も組み立ても当事者全員の行動もメチャクチャで、呆れ返ってしまった。
本当にこれって、脚本家の書きたかった展開なの?
あれこれ書いても読む人の気分が悪くなるだけだと思うので、細かい事はこれ以上は書かないけど。
“味変”前迄のこのドラマは好きだったし、楽しみに観ていたのだけどね。
残念でしかない。
脚本=玉田真也 演出=鈴木勇馬
>> 314
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」8話まで終了。
【1回しくじったらダメですか?】
今回はEBS男性アナの不倫が世…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」9話まで終了。
【分類しなきゃダメですか?】
パワハラ、セクハラ、モラハラ等々の、権力(権限)を持った者が立場の弱い者に行うハラスメントを抑止する為の対策は必要だが、された側がハラスメントと感じたらそれはハラスメントという考え方が、どうも都合の良い方向に拡大解釈される傾向に有るのでは?という問題提起をして来たね。
この件で圧倒的な男性優位社会の昭和の方が良かったとは全く思わないけど、令和もドラマの中で例に挙げていた様に、あれで渚がパワハラ認定やパワハラ呼ばわりされてしまうのなら本末転倒。相変わらずクドカンはギリギリの線を突いて来て上手いなあ。
令和に戻って来たサカエが、安森の事を紳士的だけどグイグイ来る、会いたくて待ち伏せしたりと言ったら、秋津がそれはストーカーと言ったのには笑ってしまった。
あと「昭和はどうだった?」と聞く渚に、「うるさかった、人が」今は人に聞かないでスマホで検索しちゃうから静かだよねって話は本当にそう。
タイムマシーンのスポンサーが業績不振で撤退した為、残っている燃料は後一往復分のみ。
市郎は、停職で気分の落ちている渚に「お母さんに会いに行こう!」と昭和に誘う。
最後の便で、渚はキヨシと令和に戻るのかな?クドカンが最終回をどうまとめるのか、楽しみしかない!
脚本=宮藤官九郎 演出=古林淳太郎
- << 325 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」全10話終了。 【アップデートしなきゃダメですか?】 昭和の“すきゃんだる”でナポリタンを食べる渚と純子。渚を元気付けようと話す中で思わず渚と呼び捨てにしてしまい、「渚さん」と言い直す純子に、「渚でいいよ」と嬉しそうに言いながら涙が溢れて来る渚。ケチャップが付いてるからと♪渚のハイカラ人魚〜と歌いながら拭いてくれる純子に、幼い自分と母の姿を思い出す渚。 娘だとは言えないもどかしさ、でも確かにそこに母が居る嬉しさ。もうこれで十分だと市郎に言う渚。 色々言っては来たけれど、結論は“寛容が足りない”“でも寛容と甘えは違う”“寛容が肝要、大目に見ましょう”と、昭和と令和の“すきゃんだる”で、それぞれの時代に生きているメンバーが歌い踊るミュージカルで大団円。昭和にも令和にもそれぞれに過不足は有り、時代と共に修正変化して行くけど、それだって次の世代(2054年)から見れば不適切だらけという認識で落としたラストはお見事。 大地震で自分と純子が死ぬ事が分かってしまう前も後も、市郎の娘を大切に思う気持ちはずっと変わらずに貫かれていて、途中からは孫娘への思い、渚からの母、祖父への思いがプラスされ、結局は思い合う家族の話へと収斂して行った、いかにもクドカンらしい笑えて泣ける素敵なドラマだった。 脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
>> 312
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」8話まで終了。
【迫り来る究極の選択…運命の恋と父娘愛】
普通の恋愛と違うの…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」9話まで終了。
【隠し続けた愛の結末…2人で選ぶ生きる道】
そうなんだろうなとは思っていたけど、ミン・ハナもテレパスと分かり、あの絵本はハナと大学時代の恋人との実話をベースに描いた物で、ハナは私が愛したから彼は死んだ(何が原因でどう死んだのかは明かされず)と話しており、同じテレパスの侑里の恋人になると、テオも自分の恋人と同じ運命を辿る事になるから別れた方がいい、と言っているのだが…。
ハナがテレパスが原因と断定している理由が分からないので、ハナも教授も何で侑里達も同じ結果になると信じ込んでいるのかも分からないのだが。
そもそもハナと侑里の共通項はテレパスだけで、侑里は後天性だけどハナは先天性っぽいし、育った環境も思考回路も全く違うのだから、普通はあんなに断定的に“同じ目に遭う”なんて言い切れないと思うのだけど。
そこが引っ掛かってしまってるので、切ない展開ではあるけど、最初の頃の様に一喜一憂は出来なくなってしまった。
(交通事故のワンパターン演出何とかならないのか。運転者は事故る!危ない!と思ったらクラクションよりブレーキを掛けてハンドルを切るでしょ。バイクだって同じよね。)
真尋と小野田の“ズレ恋”が面白くて、そっちは普通に楽しめてるのが救い。
脚本=三浦希紗 演出=福田亮介
- << 324 【2024冬ドラマ】 「Eye Love You」全10話終了。 【完結~ありのままの心で見つめ合う愛の奇跡】 1〜4話迄はただただニヤニヤ、時々爆笑しながら侑里テオ物語を堪能していたのだけど、5話で態とらしさが目立ってあれあれ?となって、でも6〜7話で盛り返し良かった!と思ったら、8〜10話は「何それ」というがっかり展開で…、別れない!って決めてからのイチャイチャシーンも、それまでの設定がムリクリだったから何か虚しさが先に立ってしまい、初期の頃みたいには楽しめなかった。 私は初回の感想で『ふみさんは上手いし、恋愛ドラマの滑り出しとしては好感触。後は“ギフト”(ミステリー)部分の扱い方次第かな。』と書いたのだが、ミステリーにすらなっていない、ただの思い込みの激しいヌナと、この件に関してだけ思考停止をしている教授が二人で事を大きくしていただけという情けない設定で、がっかりどころでは無かった。 役者さんは皆良かっただけに、何でこんな“とんでも展開”をくっつけてしまったのか残念で仕方ない。 これも「厨房のありす」と同じく、コア層狙いの“味変”のつもりだったの?それともネトフリ世界配信を意識して、韓ドラ風味に寄せたかった?それにしたってこのお寒いミステリーじゃ、笑われるだけなのでは? 脚本=三浦希紗 演出=岡本伸吾 楽しかったのに裏切られた気分で、文句ばかりになってしまった…
>> 310
【2024冬ドラマ】
「春になったら」9話まで終了。
【タイムカプセル発掘大作戦!娘が大奮闘】
前回『元々仲は良さそうな父娘だ…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」10話まで終了。
【結婚式前夜…娘から父へ贈る感謝の手紙】
瞳が杉村産院に転職して初めて受け持ちとしてお世話をして来た、二十歳の妊婦・亜弥(杏花)のお産が始まるが、時間だけが経過して中々産まれない。長い尺を取ってリアルに描いたお産シーン。クレジットに“新生児出演協力北村医院”とあるので、産まれた赤ちゃんも新生児に近い子を起用していて、それも含めてリアル。そんな小さな赤ちゃんを抱き、ずっとこの結婚に反対していた亜弥の父も、遂に娘に「おめでとう」と一言。色々な思いが込められた一言だったと思う。
一日掛かりの出産を終え帰宅する瞳。父は入院中でしんとした部屋、主の居ないソファーを見詰め、少しのため息を漏らす瞳。もうすぐこういう日が来てしまう事を、実感している様に私には見えた。
在宅医療を選択した父。
式の前夜、瞳は父への感謝の手紙を読み始めるが泣いてしまう。代わりにお父さんからと、瞳と名付けた理由を話し始める。これが冒頭の亜弥の赤ちゃんの事とリンクし、両親の深い愛情を改めて感じたのだろう瞳は、二人の子供に生まれて良かった、お父さんと一緒に居られて良かったと涙を流して感謝を伝える。
二人がリアルな父娘に見えて、もうこっちも涙腺崩壊。
あの感じだと最終回は結婚式+生前葬になるのかな?
脚本=福田靖 演出=穐山茉由
- << 323 【2024冬ドラマ】 「春になったら」全11話終了。 【人生最大のサプライズ!父娘、旅立ちの時】 結婚式と生前葬を同じ会場でやるのだろうなとは思っていたのだが。 いやあ、結婚式そう来たか! でもよくよく考えたら、父は体力が無くて移動が一番負担になるのだから、自宅の前をバージンロードにして、大鳥居前の階段の上で新郎新婦が誓いの言葉を言う人前結婚式って、理に適ってるのよね。 一の鳥居から神社へと続く長い参道の両脇が住宅街になっているロケーション、その住宅街の参道に面した家に椎名父娘は住んでいる。その設定を最大限に生かした演出プランに大拍手。 式後、近所の会場に移動して、生前葬と披露宴を合体させた「旅立ちの式」を開催。入口には瞳が撮り溜めた父娘の思い出写真がズラリと飾られ、父がお葬式に呼びたいリストに書いていた人々も参加し、余興や歌で楽しい時間を過ごす、何て温かい式なんだろう。 そしてCM明け、店に居るまきのスマホが鳴るが、じっと見詰めて直ぐにはスマホに近寄らないまき。この時点でそうなんだろうなと思った。 次のシーンは祭壇の父の写真をじっと見詰める喪服の瞳。台詞なんて無くても全てが分かる芝居と演出。余韻が凄い。 それぞれの日常は普通に続いているのを描いて、このドラマは終わる。 多分ずっと忘れないだろうな、あの人達のこと。 脚本=福田靖 演出=Spring Directors
>> 309
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」8話まで終了。
【きみも大事な“家族”】
帰宅したら目の前に父の遺体が…って、高校生の時…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」9話まで終了。
【勇気をくれる大切な人】
倖生の父親の横領は濡れ衣?、ありすの母親は事故死ではなくて殺された?なんて聞いてしまったら、それは倖生とありすは真実を知りたいと思うのは当然だし、肝心の心護が何も話してくれないなら自分達で調べるしかない。でも二人だけでは心もとないから、五條製薬と取引のある化成会社勤務の百花が、八面六臂の活躍で資料や証人を見付け出し二人を強力アシスト。百花はそういう役割を担う為の人物設定だったから、途中“理解出来ない思考回路”にさせられたりしてたのか、可哀想…。
根っからのドラマ好き以外の、普通のコア層の視聴者に、連ドラを飽きずに最後迄観て貰うには途中の“味変”がマストで、特に考察系に振ると食い付きが良くなるらしく、だからこういうドラマでも導入してしまう…という事の様だ。
今迄、ありすと三ツ沢家の関係をじっくりと描いて来たから、傷心のありすが“家族仲が良く愛に溢れた和紗の家”と比べて、何で私の家は嘘ばかりなのかと涙するシーンは泣けるし、そんなありすを和紗が抱き締めて、私が居る私はいつでもありすの味方、私は何処にも行かないと言うシーンにはもっと泣けた。
これはそういう所が良いドラマなのになあ。考察なんて似合わないよ。
脚本=野田慈伸 演出=猪俣隆一
- << 322 【2024冬ドラマ】 「厨房のありす」全10話終了。 【残酷な事実、やさしい真実】 初期設定では、ありすは結構色々なこだわりの強いタイプのASDだったのに、終盤迄残っていたのは化学が好きで知識が半端ない所と、大きな音や怒鳴り声を怖がりパニクる所位になっていて…。 28才迄ああいうASDのタイプで生きて来た人が、たった3ヶ月であんなに劇的に変化するなんて有り得ないでしょ。 “味変”の為にぶっ込んだミステリーは、動機も組み立ても当事者全員の行動もメチャクチャで、呆れ返ってしまった。 本当にこれって、脚本家の書きたかった展開なの? あれこれ書いても読む人の気分が悪くなるだけだと思うので、細かい事はこれ以上は書かないけど。 “味変”前迄のこのドラマは好きだったし、楽しみに観ていたのだけどね。 残念でしかない。 脚本=玉田真也 演出=鈴木勇馬
>> 308
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」8話まで終了。
【君が好きだ。もう一生はなさない】
雄馬のばあちゃんが倒れたの、や…
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」全9話終了。
【愛してる】
確かに歌には当時の状況、当時の感覚に一気に引き戻す様な力は有ると思うけど、そうかあ奈美ママはあれで陥落するのか。まあ計算ではなく、奈美の本心から出た感謝の言葉付きだったから…という事にしておこう。
「こんなに愛し合ってる」と雄馬は言うけど、お互いのどこに惹かれたのか最後迄分からなかった。
多聞は退職して長野で畑を借り、有機栽培で育てた野菜を使うカフェをやると決めた。栞も自宅をカフェにすれば、介護と両立出来ると即決。二人は栞の父に結婚の話をする。ここ迄は良かったけど、栞が「東京から戻った時に思ったの、お父さんが平均寿命迄生きると15年以上は介護が続く、こんな生活いつ迄続くんだろうって…このままだとどんどん嫌な人間になりそうなの、多聞さんが居ないと」って、面と向かって父に言ったのにはびっくり。時々辛辣な言葉を吐くよね、栞って。
真和は連ドラを書き上げ絵里加にプロポーズ。ドラマの台詞みたいにスラスラと出て来る愛の言葉。絵里加は感動してたけど私の心には引っ掛からなかった。真和が絵里加のどこにそんなに惹かれたのかもよく分からなかったからなのかな?
遊川流ではあったけど、こういうストレートな恋愛ドラマを書いたのは意外だったな。
脚本=遊川和彦 演出=綾部真也
>> 307
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」9話まで終了。
【父と娘のアパッシオナート】
前回…
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」全10話終了。
【たくさんのありがとうとさよなら】
私は初回の感想で『後は初期設定における、喉に引っ掛かった魚の骨の様な存在の、5年前に何かが有って父を嫌い、色々と拗らせている娘の響に関する謎をどこ迄引っ張るのかだな。
(中略)
ずっと魚の骨が引っ掛かったままでは、せっかくの美味しい料理も不味くなってしまうから。』と書いているのだが、その指摘が悪い方に当たってしまい、それがドラマ全体の足を引っ張り、イマイチのドラマにしてしまったなというのが全話観た感想。
穿った見方をすると、オーケストラドラマの準備をしていたら1年前に「リバオケ」に先を越されてしまい、市長がオケを潰す(向こうは議員が画策)話(それを撤回させる為の天音)を深掘り出来ず、それで当初の予定より響の拗らせを引っ張ったり、志帆SP回を作ったりしたのかなと。
いやいや全て予定通りだったと言うなら、4話位からもう脚本がとっ散らかり過ぎてた理由は何なのか聞きたいわ。
夏目の「大学の先輩」という台詞が有ったのだが、高3の途中で家出した後、中退なら大検?学費と生活費はどうしたの?てか日本の音大?向こうの音大?
日本の家は志帆の持ち家?生活費も含めて志帆ってそんなに稼げる人なの?
その辺全部ファンタジーで終了!
脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
>> 306
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」10話まで終了。
【父親って何?】
大地は言ってみれば固…
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」全11話終了。
【雨のち晴れ】
大地の父・堀内は経営コンサルタント会社代表なのか。だからあんなに次から次へと言葉が出て来て、具体例を交えながら理路整然と話が出来るのね。
誠も言っていた様に、堀内の言っている事は間違ってはいないし、寧ろ核心を突いてるなって感じなのだけど、これまた誠が問い掛けた様に、堀内の助言通りに生きて、世間からあれこれ言われなくなって大地は幸せなのかって事よね。
父親としての心配は分かるけど、大地の人生は大地の物で、生きて行くのは大地自身なのだから。
古池の話も良かったな。
鈍感になると生きやすくなるけど感動も失くす。だから人生の醍醐味を味わいたいなら自分に慣れない事だ。慣れて自分も周りの人間も雑に扱わない事だ。
最初はどうなる事かと思ったけど、誠に諭され、頭ごなしは止めてよく部下を観察する様になり、特にさり気ない気配りが出来て仕事も有能な志村さんには感心し、感化されたみたい。
沖田一家総出で堀内に多様性の圧力を掛け、誠の言葉(特に誠が円から聞いた彼の本心)で別れを撤回した大地は、誠夫妻の仲人でめでたく円と神前挙式。
声高に主張する事なく、でも話の流れの中で人の痛みを感じさせ、観る者にしっかりと生き方を考えさせる、良いドラマだった。
脚本=藤井清美 演出=二宮崇
>> 305
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」7話まで終了。
【回収しなきゃダメですか?】
今回はエモケンの出す新作連ドラ…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」8話まで終了。
【1回しくじったらダメですか?】
今回はEBS男性アナの不倫が世間に許されず、アナウンサー職に復帰出来ない問題。
妻が許し、その後子供も授かっている。それなのにテレビ画面に映る事が許されない。リスクマネジメント部長になった栗田が言う。「君がテレビに出ると見てない連中が騒ぐんだ」←ここから“コタツ記事”が拡散炎上させ、忘れた頃にまた“コタツ記事”を投入し再拡散炎上、ネット時代はこれを繰り返すから、1回しくじったらずっと許されない不寛容の時代になってしまったと。
クドカンの凄さはこの後で、実は栗田も17年前に不倫をして、妻の親友二人が夫と子連れで年1回開くパーティーに来て、妻ではなく親友二人がネチネチと栗田の不倫を責め立て、妻は困った様な顔をしながらも夫を牽制、栗田はひたすら低姿勢でヘコヘコ、この席には夫の不倫相手も呼ばれていて、家政婦の如く料理や子供の世話をさせられて、ネチネチ話も同席して聞かされるというね。
招かれた市郎の口から思わず出た「気持ち悪い」。
ネットの不倫叩きの気持ち悪さに自覚が無い連中に向けて、わかりやすく映像化して見せたのよね。
市郎はこんな不寛容な未来の為に昭和で頑張りたくない!だから俺みたいなのが令和には必要、もう少し居ようと思い始めた様だけど…。
脚本=宮藤官九郎 演出=井村太一
- << 321 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」9話まで終了。 【分類しなきゃダメですか?】 パワハラ、セクハラ、モラハラ等々の、権力(権限)を持った者が立場の弱い者に行うハラスメントを抑止する為の対策は必要だが、された側がハラスメントと感じたらそれはハラスメントという考え方が、どうも都合の良い方向に拡大解釈される傾向に有るのでは?という問題提起をして来たね。 この件で圧倒的な男性優位社会の昭和の方が良かったとは全く思わないけど、令和もドラマの中で例に挙げていた様に、あれで渚がパワハラ認定やパワハラ呼ばわりされてしまうのなら本末転倒。相変わらずクドカンはギリギリの線を突いて来て上手いなあ。 令和に戻って来たサカエが、安森の事を紳士的だけどグイグイ来る、会いたくて待ち伏せしたりと言ったら、秋津がそれはストーカーと言ったのには笑ってしまった。 あと「昭和はどうだった?」と聞く渚に、「うるさかった、人が」今は人に聞かないでスマホで検索しちゃうから静かだよねって話は本当にそう。 タイムマシーンのスポンサーが業績不振で撤退した為、残っている燃料は後一往復分のみ。 市郎は、停職で気分の落ちている渚に「お母さんに会いに行こう!」と昭和に誘う。 最後の便で、渚はキヨシと令和に戻るのかな?クドカンが最終回をどうまとめるのか、楽しみしかない! 脚本=宮藤官九郎 演出=古林淳太郎
>> 304
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」8話まで終了。
【久留米を救え!真犯人は別にいる】
白鳥、郡司、二人の医師は簡単に人を…
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」全9話終了。
【真犯人判明!全ての真相】
まあ培養が出来て、患者情報も知り得て病室にも行けて、久留米に対抗心が有りそうとなると奈良以外考えられない訳で、後は杏梨と組んでいるのかどうかだけだったのだけど、結果として私の予想は外れた。(稲葉元所長を殺したのも奈良との事だが、以前の注射シーンの手袋は割りと透けていて、指は太いし爪の切り方がΠ←こういう感じの山を作らない平らな切り方だったから、てっきり男の指だと思っていたのだけど、今回の奈良が注射しているシーンでは手袋が透けていなくて、爪の形が確認出来なかったのよね)
あと、生命研の職員名簿だけど、正規職員の久留米も短期の麻帆さえ名前は載せているのに、奈良の名前だけ載せていなかった(裏仕事要員だから?でも当初は違うのでは?)件には、真犯人隠しの作為を感じてしまったな。
途中からあまりの倫理観の無さが気にはなったけど、まあエンタメだからと割り切れば、最初から最後迄どうなるのかなと、ハラハラドキドキする面白さで貫かれていたので、それが答えだ!って事なのだろう。
愛宕ボスを失った奈良が、一人でギフトの実証実験をしていた訳だが警察に捕まり、その後釜に密かに就いたのは北本で、指示役は杏梨だった。便利な殺人兵器“ギフトへの欲”は永遠に無くならないって事か。
脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太
>> 303
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」7話まで終了。
【燃える恋の初デート!激白…私の秘密の力】
小野田の鈍感さに…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」8話まで終了。
【迫り来る究極の選択…運命の恋と父娘愛】
普通の恋愛と違うのは“彼女はテレパスだったのです”、だけで十分面白くなるし、韓国男性と日本女性の恋愛だから、習慣や物の捉え方の違いの部分でも変化を出せるし、実際その二つの要素に惹かれて観ていたのだけど…。
教授が何であんなに侑里の事を気にするのか、その部分だけずっと“ウザいし要らないよなあ、この設定”と思っていたら、絵本の不吉な内容とのリンクとか、絵本の作者で少年テオがヌナと呼んでいたミン・ハナらしき人物の登場とか、何かどんどんそっちの謎で引っ張り、考察させようという方向に進んでいて、「厨房のありす」の感想でも書いたけど、好きじゃないのよね、こういうの。
テオは絵本を持っているし、侑里が絵本の少女と同じ様に耳に手を当てる仕草をする事や、自分の心の声に返事をし始めた事で、侑里がテレパスなのは気付いていたのよね。
教授に「別れて下さい」と言われても拒否したテオ。「君はこの本の結末を知っているんですよね?」と聞かれて、「先生、僕はユン・テオですから」って返してたけど、うん!?これってどういう意味?
侑里も純粋が過ぎて馬鹿っぽくなっちゃってるし…。
今はドクター小野田と真尋のやり取りが笑えて、そっちの方が癒やしになってる。
脚本=山下すばる 演出=岡本伸吾
- << 320 【2024冬ドラマ】 「Eye Love You」9話まで終了。 【隠し続けた愛の結末…2人で選ぶ生きる道】 そうなんだろうなとは思っていたけど、ミン・ハナもテレパスと分かり、あの絵本はハナと大学時代の恋人との実話をベースに描いた物で、ハナは私が愛したから彼は死んだ(何が原因でどう死んだのかは明かされず)と話しており、同じテレパスの侑里の恋人になると、テオも自分の恋人と同じ運命を辿る事になるから別れた方がいい、と言っているのだが…。 ハナがテレパスが原因と断定している理由が分からないので、ハナも教授も何で侑里達も同じ結果になると信じ込んでいるのかも分からないのだが。 そもそもハナと侑里の共通項はテレパスだけで、侑里は後天性だけどハナは先天性っぽいし、育った環境も思考回路も全く違うのだから、普通はあんなに断定的に“同じ目に遭う”なんて言い切れないと思うのだけど。 そこが引っ掛かってしまってるので、切ない展開ではあるけど、最初の頃の様に一喜一憂は出来なくなってしまった。 (交通事故のワンパターン演出何とかならないのか。運転者は事故る!危ない!と思ったらクラクションよりブレーキを掛けてハンドルを切るでしょ。バイクだって同じよね。) 真尋と小野田の“ズレ恋”が面白くて、そっちは普通に楽しめてるのが救い。 脚本=三浦希紗 演出=福田亮介
>> 302
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」9話まで終了。
【神木という男】
今回は、サブリース契約のオーナー側のデメリットに付け込…
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」全10話終了。
【正直不動産よ、永遠に】
登坂不動産が6年越しで仲介に入っている遊休農地転用大規模プロジェクトの許可がやっと下り、さあこれからという時にミネルヴァに情報が漏れ、神木の邪魔が入った。
暗号資産が暴落し、神木から悪魔の囁きをされていた十影が情報を漏らしたのだろうし、その後また神木に囁かれた十影が、永瀬の“地権者情報虎の巻手帳”を盗み、そのタイミングで用地のど真ん中の地権者・狭山が解約を言い出したので、てっきり十影が手帳を売ったんだと思っていたら、後から実際に渡したのは別の落書き手帳だと分かり、えっ!?っと思って録画で確認したら、どうやら前回神木が下僕になった鴨川から聞き出したらしい事が示唆されていた(オンタイムで観ていて見逃してたみたい)。
狭山が再び翻意したのは父親から「好きにしていいが、お前も教師なら人の道に外れた事はするな。お前の息子に誇れる父親でいろ」と言われたから。この言葉は近くで聞いていた神木の心にもグサッと刺さった様で。永瀬から言われた、1位になるより大切な事とは「誰かの幸せの役に立つ事」との合せ技で、神木の心も変化して行くと思われ。
榎本は転勤を決意し、永瀬とは毎日リモートで話し、抜き打ちチェック帰国もするとか(笑)
S3も有るかな?ぜひお願いしたい。
脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
>> 301
【2024冬ドラマ】
「春になったら」8話まで終了。
【“グラッチェ椎名”最後の実演販売!父の退社式】
お父さん、食事中に台所…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」9話まで終了。
【タイムカプセル発掘大作戦!娘が大奮闘】
前回『元々仲は良さそうな父娘だったけど、タイムリミットが近付くに連れて互いを思い遣る気持ちが強くなり、素直な今の気持ちを伝え合う様になって来ている。』と書いたのだが、放送開始の頃はまだ父も元気で声も大きくて、その後瞳は父の余命を知り、足掻き、父は医療用麻薬を使いながらも働き、瞳も父の決断を受け入れてからは、二人で良く話をする様になり、その辺りからかな?何か演技を超えた自然体の父娘みたいな感じは受ける様になってはいたのだけど、今回は特にそれを感じた。
美奈子と岸くんも手伝い、父の望む“会葬者に笑って貰える遺影”を撮った瞳(大学時代写真部の3人、道具も本格的で、父も3人も楽しんでいたのが伝わって来てほっこりした)。
岸くんと葬式の打ち合わせ中、遂に雅彦は倒れて入院。
意識を取り戻した父に、瞳はタイムカプセルを埋めた場所を聞き、一馬と現場に行ってTV電話で父に確認しながら場所を特定。立ち入り禁止なので夜に二人で掘り起こしに。ここのパートのかず君の鈍臭さと、警官に見付かったら瞳を逃し、自分が矢面に立つ強さと優しさにほっこり。
お父さん、彼は家族を守れる男です!
声も小さくなり、溌剌さが失われて行く雅彦を見るのは辛いけど…真摯なドラマなので見届けます。
脚本=福田靖 演出=松本佳奈
- << 319 【2024冬ドラマ】 「春になったら」10話まで終了。 【結婚式前夜…娘から父へ贈る感謝の手紙】 瞳が杉村産院に転職して初めて受け持ちとしてお世話をして来た、二十歳の妊婦・亜弥(杏花)のお産が始まるが、時間だけが経過して中々産まれない。長い尺を取ってリアルに描いたお産シーン。クレジットに“新生児出演協力北村医院”とあるので、産まれた赤ちゃんも新生児に近い子を起用していて、それも含めてリアル。そんな小さな赤ちゃんを抱き、ずっとこの結婚に反対していた亜弥の父も、遂に娘に「おめでとう」と一言。色々な思いが込められた一言だったと思う。 一日掛かりの出産を終え帰宅する瞳。父は入院中でしんとした部屋、主の居ないソファーを見詰め、少しのため息を漏らす瞳。もうすぐこういう日が来てしまう事を、実感している様に私には見えた。 在宅医療を選択した父。 式の前夜、瞳は父への感謝の手紙を読み始めるが泣いてしまう。代わりにお父さんからと、瞳と名付けた理由を話し始める。これが冒頭の亜弥の赤ちゃんの事とリンクし、両親の深い愛情を改めて感じたのだろう瞳は、二人の子供に生まれて良かった、お父さんと一緒に居られて良かったと涙を流して感謝を伝える。 二人がリアルな父娘に見えて、もうこっちも涙腺崩壊。 あの感じだと最終回は結婚式+生前葬になるのかな? 脚本=福田靖 演出=穐山茉由
>> 300
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」7話まで終了。
【生まれてくれてありがと】
倖生は父の葬儀の日に、夫がゲイである事を隠し…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」8話まで終了。
【きみも大事な“家族”】
帰宅したら目の前に父の遺体が…って、高校生の時にそんなの見てしまったなんて倖生が可哀想過ぎる。父は名付けに息子の幸せを願う思いを込めていたし、倖生自身、母から批判的な話を聞かされる迄は、父を信頼していたのだから、親子関係は良好だった筈。そんな父が、いくら脅されて精神的にまいっていたとはいえ、息子の目に入ってしまう自宅で、あんな死に方をするものかな。それが凄く引っ掛かった(他殺なのかなと)。
前回も書いたけど、五條製薬にまつわるゴタゴタ(火事、横領、データ改ざん、未知子は他殺とまで言い出した)には興味は無いし、その謎(視聴者に考察させる)で引っ張る様な展開にはして欲しく無かった。
晃生の事は今の倖生を描くのに必要だし、ありすの実父の事と、何故心護が引き取ったのかについてはきちんと描いて欲しいけど、それ以外は別に知りたくもないし。
百花がありすに素直に謝りに来たけど、そもそもASDのありすにあんな言葉を投げ付ける性格と、素直に謝りに来る性格は両立しない様な気がするのだが…ご都合主義?オイオイ
私の好きな三ツ沢家は活躍したけど、一番好きな“ありすのお勝手”の出番は激減してしまったし、何か思っていたのとは違うドラマになってしまったな。
脚本=野田慈伸 演出=瀬野尾一
- << 318 【2024冬ドラマ】 「厨房のありす」9話まで終了。 【勇気をくれる大切な人】 倖生の父親の横領は濡れ衣?、ありすの母親は事故死ではなくて殺された?なんて聞いてしまったら、それは倖生とありすは真実を知りたいと思うのは当然だし、肝心の心護が何も話してくれないなら自分達で調べるしかない。でも二人だけでは心もとないから、五條製薬と取引のある化成会社勤務の百花が、八面六臂の活躍で資料や証人を見付け出し二人を強力アシスト。百花はそういう役割を担う為の人物設定だったから、途中“理解出来ない思考回路”にさせられたりしてたのか、可哀想…。 根っからのドラマ好き以外の、普通のコア層の視聴者に、連ドラを飽きずに最後迄観て貰うには途中の“味変”がマストで、特に考察系に振ると食い付きが良くなるらしく、だからこういうドラマでも導入してしまう…という事の様だ。 今迄、ありすと三ツ沢家の関係をじっくりと描いて来たから、傷心のありすが“家族仲が良く愛に溢れた和紗の家”と比べて、何で私の家は嘘ばかりなのかと涙するシーンは泣けるし、そんなありすを和紗が抱き締めて、私が居る私はいつでもありすの味方、私は何処にも行かないと言うシーンにはもっと泣けた。 これはそういう所が良いドラマなのになあ。考察なんて似合わないよ。 脚本=野田慈伸 演出=猪俣隆一
>> 299
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」7話まで終了。
【会いたくて…会いたい】
雄馬と奈美それぞれに、結婚を望む見合い相…
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」8話まで終了。
【君が好きだ。もう一生はなさない】
雄馬のばあちゃんが倒れたの、やっぱりその病室に奈美も通う事で雄馬との接点を作り、二人が互いの気持ちを確認する為の設定だった。何かあからさま過ぎて嫌だな、こういう設定。
その点、多聞と栞の気持ちとその関係の変化については、“理屈じゃ無いんだ”というのが伝わって来る描き方をしているので好感が持てる。一人で居るのが好きだった多聞が、「一人で居ても全然楽しくないんだよ。栞さんと一緒に居たいんだ」と電話で心情を吐露するシーンが特に良かった。
栞も多聞には、こっちに来るならスマホを捨てる位の覚悟が必要と厳しい事を言ったけど、父には「お父さんの事は大好きだよ。でもそれ以上に多聞さんの事が好きなの」と、涙ぐみながら打ち明けていた。
そこからの多聞の急な来訪、からのスマホぶん投げて「好きだーッ!」は、やはり説得力が有る。
真和は人の心を動かす様な言葉は結構スラスラ出て来て、絵里加の兄、愛、愛の息子、自分の母親と、次々に相手の心に届く事を言い、その行動に影響を与える様な一面は有るのだが、やはり仕事がまだ一人前では無いから、優馬や多聞、絵里加には余裕の無い自分を見せて、傷付けたりしちゃうのかな。でもそれは甘えられる相手だからなのかも?
次の9話が最終回。
脚本=遊川和彦 演出=吉川鮎太
- << 317 【2024冬ドラマ】 「アイのない恋人たち」全9話終了。 【愛してる】 確かに歌には当時の状況、当時の感覚に一気に引き戻す様な力は有ると思うけど、そうかあ奈美ママはあれで陥落するのか。まあ計算ではなく、奈美の本心から出た感謝の言葉付きだったから…という事にしておこう。 「こんなに愛し合ってる」と雄馬は言うけど、お互いのどこに惹かれたのか最後迄分からなかった。 多聞は退職して長野で畑を借り、有機栽培で育てた野菜を使うカフェをやると決めた。栞も自宅をカフェにすれば、介護と両立出来ると即決。二人は栞の父に結婚の話をする。ここ迄は良かったけど、栞が「東京から戻った時に思ったの、お父さんが平均寿命迄生きると15年以上は介護が続く、こんな生活いつ迄続くんだろうって…このままだとどんどん嫌な人間になりそうなの、多聞さんが居ないと」って、面と向かって父に言ったのにはびっくり。時々辛辣な言葉を吐くよね、栞って。 真和は連ドラを書き上げ絵里加にプロポーズ。ドラマの台詞みたいにスラスラと出て来る愛の言葉。絵里加は感動してたけど私の心には引っ掛からなかった。真和が絵里加のどこにそんなに惹かれたのかもよく分からなかったからなのかな? 遊川流ではあったけど、こういうストレートな恋愛ドラマを書いたのは意外だったな。 脚本=遊川和彦 演出=綾部真也
>> 298
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」8話まで終了。
【親子の愛のカタチ】
父は高校野球の…
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」9話まで終了。
【父と娘のアパッシオナート】
前回、俊平が『自分と同じ音楽の道を選んだ響に対しては、細心の注意を払ったのだろう事は想像出来るのだが』と書いたのだが、細心の注意を払っていなかったから父娘関係が拗れてしまった…らしい。
まあね、響が物心付いた頃には、自宅には高いレベルの音楽家が常に出入りしていたから、自分も同類だと自然に思い込んで育ったというのは分かるし、実際にコンクールに出ればずっと1位を取っていたから、勝てなくなる日が来るなんて思ってもみなかっただろうし、現実にそうなったら恵まれて育っただけに打たれ弱かったって事ね。後は病室で感情のままに「パパのせいで音楽が嫌いになった」等々、激しく言葉をぶつけたら、父親も指揮者を辞めてしまった事が余計に響を苦しめてしまったのかも。
それにしても、社会人になってもずっと拗らせたままって、人間的に成長が見られなかったのは情けないし、ヒロインなのにその姿を9話迄引っ張ったのは、連ドラの構成としてはやっぱり失敗だな。
ずっと“何なの?この子”って思わされていたから、父娘で涙を流して和解をしても、あまり心に響かなかった。
前回の、一生懸命練習した事が分かる當真あみのバイオリン演奏と、涙の“諦めない宣言”の方が私にはグッと来た。
脚本=大島里美 坪井敏雄
- << 316 【2024冬ドラマ】 「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」全10話終了。 【たくさんのありがとうとさよなら】 私は初回の感想で『後は初期設定における、喉に引っ掛かった魚の骨の様な存在の、5年前に何かが有って父を嫌い、色々と拗らせている娘の響に関する謎をどこ迄引っ張るのかだな。 (中略) ずっと魚の骨が引っ掛かったままでは、せっかくの美味しい料理も不味くなってしまうから。』と書いているのだが、その指摘が悪い方に当たってしまい、それがドラマ全体の足を引っ張り、イマイチのドラマにしてしまったなというのが全話観た感想。 穿った見方をすると、オーケストラドラマの準備をしていたら1年前に「リバオケ」に先を越されてしまい、市長がオケを潰す(向こうは議員が画策)話(それを撤回させる為の天音)を深掘り出来ず、それで当初の予定より響の拗らせを引っ張ったり、志帆SP回を作ったりしたのかなと。 いやいや全て予定通りだったと言うなら、4話位からもう脚本がとっ散らかり過ぎてた理由は何なのか聞きたいわ。 夏目の「大学の先輩」という台詞が有ったのだが、高3の途中で家出した後、中退なら大検?学費と生活費はどうしたの?てか日本の音大?向こうの音大? 日本の家は志帆の持ち家?生活費も含めて志帆ってそんなに稼げる人なの? その辺全部ファンタジーで終了! 脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
>> 297
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」9話まで終了。
【プロポーズ!】
翔、野球部の子達に自分…
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」10話まで終了。
【父親って何?】
大地は言ってみれば固定概念に囚われず自分の意見も押し付けない母親の、“安全な繭”の中だけで育って来た様なものだから、自分の自然体はゲイと自認出来、周囲にも隠さずに生きて来られた訳だけど、その周囲とは確かに突然現れた父親の言う様に狭い範囲の世界であり、この先の就職等で広がる周辺世界には、保守的思考の者も存在し、傷付けられたり不当な扱いを受けたりも有るのかもしれない。
大地にとって、面と向かって初めて聞かされた異質な価値観。他人になら反論出来るのに、父親だと心にズシンと来てしまい、気持ちが揺らぎ始めてしまった大地。
「父親って何なんでしょう?」と大地に聞かれて何も答えられなかった誠。
他所様の家庭に踏み込む事を躊躇う誠に翔は「踏み込まないのは冷たいよ」
でもそんな翔も、友達の静に「間違ってる」とは言えない、踏み込めないと思っている自分に気付き、父の代わりにと大地に「円さんと結婚して欲しい」と話をするのだが、そこに大地父が来て「ご両親は君の事で悩みが絶えないだろうね、同情するよ」
ショックを受けて言葉が出ない翔。
美香から話を聞いた誠は“息子が誰かに傷付けられたら、物申しに行くのが沖田誠という父親だ!”と心でつぶやき、家を後にする。
脚本=藤井清美 演出=室井岳人
- << 315 【2024冬ドラマ】 「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」全11話終了。 【雨のち晴れ】 大地の父・堀内は経営コンサルタント会社代表なのか。だからあんなに次から次へと言葉が出て来て、具体例を交えながら理路整然と話が出来るのね。 誠も言っていた様に、堀内の言っている事は間違ってはいないし、寧ろ核心を突いてるなって感じなのだけど、これまた誠が問い掛けた様に、堀内の助言通りに生きて、世間からあれこれ言われなくなって大地は幸せなのかって事よね。 父親としての心配は分かるけど、大地の人生は大地の物で、生きて行くのは大地自身なのだから。 古池の話も良かったな。 鈍感になると生きやすくなるけど感動も失くす。だから人生の醍醐味を味わいたいなら自分に慣れない事だ。慣れて自分も周りの人間も雑に扱わない事だ。 最初はどうなる事かと思ったけど、誠に諭され、頭ごなしは止めてよく部下を観察する様になり、特にさり気ない気配りが出来て仕事も有能な志村さんには感心し、感化されたみたい。 沖田一家総出で堀内に多様性の圧力を掛け、誠の言葉(特に誠が円から聞いた彼の本心)で別れを撤回した大地は、誠夫妻の仲人でめでたく円と神前挙式。 声高に主張する事なく、でも話の流れの中で人の痛みを感じさせ、観る者にしっかりと生き方を考えさせる、良いドラマだった。 脚本=藤井清美 演出=二宮崇
>> 296
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」6話まで終了。
【昔話しちゃダメですか?】
自分も純子も9年後には震災死すると知…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」7話まで終了。
【回収しなきゃダメですか?】
今回はエモケンの出す新作連ドラのアイディアが、「ローマの休日」にインスパイアされた物で、その話に、純子が渚の紹介で髪をカットして貰った美容師のナオキ(岡田将生)に誘われて、あちこちを案内して貰い、心からそのデートを楽しんでいる様子を重ねていたのが洒落ていた。
それでも現代のナオキはスマホを落としただけで食事代も払えず、番号を覚えていないから親にも連絡出来ず、「終わった」事になってしまうという風刺は忘れず、無銭飲食呼ばわりされて従業員に噛み付いた純子は留置場に入れられたが、“すきゃんだる”に連絡して貰えば父親に繋がると機転を利かすのは流石だ。
市郎達が駆け付けたらあっさりと帰ってしまったナオキ(お金は渚に借りたの?)、随分ドライだなと思ったら、牢屋の柵越しに純子とキスをしていた事が後から判明。
昭和に戻りキヨシに何が一番印象に残っているか聞かれて「牢屋」と即答。アン王女の「ローマ!」に掛けていて、これも洒落ていた。
戸籍上は娘の渚が、自分よりずっと若い母親の純子の事が可愛くて仕方ない、運命を知っているからこそ今を楽しんで欲しい、そういう思いが溢れ出していて切なかった。
考察と回収に走り過ぎている昨今のドラマ、それでいいの?という皮肉には強く同意!
脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
- << 314 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」8話まで終了。 【1回しくじったらダメですか?】 今回はEBS男性アナの不倫が世間に許されず、アナウンサー職に復帰出来ない問題。 妻が許し、その後子供も授かっている。それなのにテレビ画面に映る事が許されない。リスクマネジメント部長になった栗田が言う。「君がテレビに出ると見てない連中が騒ぐんだ」←ここから“コタツ記事”が拡散炎上させ、忘れた頃にまた“コタツ記事”を投入し再拡散炎上、ネット時代はこれを繰り返すから、1回しくじったらずっと許されない不寛容の時代になってしまったと。 クドカンの凄さはこの後で、実は栗田も17年前に不倫をして、妻の親友二人が夫と子連れで年1回開くパーティーに来て、妻ではなく親友二人がネチネチと栗田の不倫を責め立て、妻は困った様な顔をしながらも夫を牽制、栗田はひたすら低姿勢でヘコヘコ、この席には夫の不倫相手も呼ばれていて、家政婦の如く料理や子供の世話をさせられて、ネチネチ話も同席して聞かされるというね。 招かれた市郎の口から思わず出た「気持ち悪い」。 ネットの不倫叩きの気持ち悪さに自覚が無い連中に向けて、わかりやすく映像化して見せたのよね。 市郎はこんな不寛容な未来の為に昭和で頑張りたくない!だから俺みたいなのが令和には必要、もう少し居ようと思い始めた様だけど…。 脚本=宮藤官九郎 演出=井村太一
>> 295
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」7話まで終了。
【意外な真犯人!!病院殺人の真相】
白鳥、神林、藤巻、久留米の真犯人に…
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」8話まで終了。
【久留米を救え!真犯人は別にいる】
白鳥、郡司、二人の医師は簡単に人を殺しちゃうし、娘を救う為という理由は有れど、神林迄命令されたら久留米を殺そうとするし、本坊は「飲みに行きましょう」と同じ位の軽い言い方で、「殺しちゃいましょう」「息の根を止めましょう」って唆してるし、もうこの人達の倫理観ってどうなってんの?って、ずっと思ってる。
久留米の動機はほぼほぼ前回私が書いた予想通りで、加えてレンタル倉庫をラボにして、カウンター球菌(ギフトの特効薬)迄完成させていた。久留米を庇って神林に注射をされても、特効薬と久留米の心マのお陰で藤巻は死なずに済んだ。
藤巻は真犯人が仕込んでいた盗聴器を利用して、久留米が特効薬を作った事、優秀な久留米に君は勝てないと、真犯人を徴発。
真犯人は白鳥に“グレイトギフト”のオクトセブンを渡すから、藤巻と久留米を殺して欲しいと、手を組む事を提案。現れた真犯人を見て白鳥も手を組む事に。
ギフトの培養細胞をチャチャッと作れるのだから、真犯人は奈良だろうね。ただ杏梨と組んでいる線はまだ捨ててない。生命研元所長を殺した手、特に爪の切り方が若い女のそれでは無かったから、杏梨の店のボーイなのかなと。
真相とそれぞれの身の振り方(逮捕?自首?逃げ切る?)、残り54分で収まる?
脚本=黒岩勉 演出=星野和成
- << 313 【2024冬ドラマ】 「グレイトギフト」全9話終了。 【真犯人判明!全ての真相】 まあ培養が出来て、患者情報も知り得て病室にも行けて、久留米に対抗心が有りそうとなると奈良以外考えられない訳で、後は杏梨と組んでいるのかどうかだけだったのだけど、結果として私の予想は外れた。(稲葉元所長を殺したのも奈良との事だが、以前の注射シーンの手袋は割りと透けていて、指は太いし爪の切り方がΠ←こういう感じの山を作らない平らな切り方だったから、てっきり男の指だと思っていたのだけど、今回の奈良が注射しているシーンでは手袋が透けていなくて、爪の形が確認出来なかったのよね) あと、生命研の職員名簿だけど、正規職員の久留米も短期の麻帆さえ名前は載せているのに、奈良の名前だけ載せていなかった(裏仕事要員だから?でも当初は違うのでは?)件には、真犯人隠しの作為を感じてしまったな。 途中からあまりの倫理観の無さが気にはなったけど、まあエンタメだからと割り切れば、最初から最後迄どうなるのかなと、ハラハラドキドキする面白さで貫かれていたので、それが答えだ!って事なのだろう。 愛宕ボスを失った奈良が、一人でギフトの実証実験をしていた訳だが警察に捕まり、その後釜に密かに就いたのは北本で、指示役は杏梨だった。便利な殺人兵器“ギフトへの欲”は永遠に無くならないって事か。 脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太
>> 294
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」6話まで終了。
【恋の最終決断!奇跡の海でアイラブユー】
エンジェル投資家と…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」7話まで終了。
【燃える恋の初デート!激白…私の秘密の力】
小野田の鈍感さには笑ってしまったけど、自分から匂わせても全く通じない男相手だと、意外とポンコツな真尋にはもっと笑ってしまった。仕方なく自分から好きだと告白したら「ごめんなさい」をされて撃沈。
真尋は侑里に泣き付いたけど話は逸れて行って、「侑里さんって肝心な事はいつも濁して目を逸らす。何か抱えているのは分かっていたけど、いつになっても話してくれないじゃないですか」
帰ろうとする真尋に侑里が思わず自分の秘密を言ってしまったのは、それだけ彼女が大切な友達だから。話さない事で不信感を持たれたり距離を取られたりはして欲しくなかったからよね。
それはあんな事をいきなり言われたら驚くし怖くもなるけど、逃げてしまった事で侑里を傷付けたと真尋も落ち込んでいたし、やっぱり二人の関係は特別なんだな。
テオに背中を押された侑里が、真尋に涙ながらに本心を語るシーンには泣けた。全部聞いた真尋の「侑里さん、私の事大好きじゃないですか!」の返しも、真尋らしくて良かった。
テオはあの絵本で心の声が聞こえる人の事は認識しているし、テオとラブラブになった侑里が、ちょいちょいテオの心の声に反応したり答えたりしちゃってるので、もう気付き始めてるのかな?
脚本=三浦希紗 演出=加藤亜季子
- << 312 【2024冬ドラマ】 「Eye Love You」8話まで終了。 【迫り来る究極の選択…運命の恋と父娘愛】 普通の恋愛と違うのは“彼女はテレパスだったのです”、だけで十分面白くなるし、韓国男性と日本女性の恋愛だから、習慣や物の捉え方の違いの部分でも変化を出せるし、実際その二つの要素に惹かれて観ていたのだけど…。 教授が何であんなに侑里の事を気にするのか、その部分だけずっと“ウザいし要らないよなあ、この設定”と思っていたら、絵本の不吉な内容とのリンクとか、絵本の作者で少年テオがヌナと呼んでいたミン・ハナらしき人物の登場とか、何かどんどんそっちの謎で引っ張り、考察させようという方向に進んでいて、「厨房のありす」の感想でも書いたけど、好きじゃないのよね、こういうの。 テオは絵本を持っているし、侑里が絵本の少女と同じ様に耳に手を当てる仕草をする事や、自分の心の声に返事をし始めた事で、侑里がテレパスなのは気付いていたのよね。 教授に「別れて下さい」と言われても拒否したテオ。「君はこの本の結末を知っているんですよね?」と聞かれて、「先生、僕はユン・テオですから」って返してたけど、うん!?これってどういう意味? 侑里も純粋が過ぎて馬鹿っぽくなっちゃってるし…。 今はドクター小野田と真尋のやり取りが笑えて、そっちの方が癒やしになってる。 脚本=山下すばる 演出=岡本伸吾
>> 293
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」8話まで終了。
【無限ループ地獄】
今回は素人が片手間で手を出すと、大火傷をする可能性も…
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」9話まで終了。
【神木という男】
今回は、サブリース契約のオーナー側のデメリットに付け込んだ、ミネルヴァの悪徳商法の話を背景に、何故神木はあんなにNo.1に拘る様になったのかを、登坂社長が永瀬達社員に語るという展開。
まあ確かにね、朝に横断歩道を渡っていた妻子が車に轢かれて即死って、子煩悩で家庭的な父親だった神木には、耐え難い事だっただろうなとは思う。登坂社長の言う“元々は口下手で営業には向かない男”だった神木には、息子との約束(息子は徒競走、父は営業)1位を取る為に我武者羅に頑張らないと、あまりにも辛くて生きて行けなかったのだろう。
タップダンスも息子に教える為に習得したもので、本当はヒップホップダンスを覚えたかった息子も、タップを好きになってくれたからという理由付けがされていた。
そこまでは理解出来るのだが、1位を取ると妻子の亡霊(妄想)が現れ、永瀬に1位を取られた時だけ妻子が現れなかった、だから1位を取り続けるのだというのは、もうメンタルヘルスの領域なのでクリニックに行った方がとしか…。
永瀬は榎本との同居が心地良い事に気付き、いよいよプロポーズか?という所迄高まって来たと思ったら、榎本がNY転勤を打診されていた!
永瀬は背中を押すんだろうな、きっと。
次が最終回。
脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
- << 311 【2024冬ドラマ】 「正直不動産2」全10話終了。 【正直不動産よ、永遠に】 登坂不動産が6年越しで仲介に入っている遊休農地転用大規模プロジェクトの許可がやっと下り、さあこれからという時にミネルヴァに情報が漏れ、神木の邪魔が入った。 暗号資産が暴落し、神木から悪魔の囁きをされていた十影が情報を漏らしたのだろうし、その後また神木に囁かれた十影が、永瀬の“地権者情報虎の巻手帳”を盗み、そのタイミングで用地のど真ん中の地権者・狭山が解約を言い出したので、てっきり十影が手帳を売ったんだと思っていたら、後から実際に渡したのは別の落書き手帳だと分かり、えっ!?っと思って録画で確認したら、どうやら前回神木が下僕になった鴨川から聞き出したらしい事が示唆されていた(オンタイムで観ていて見逃してたみたい)。 狭山が再び翻意したのは父親から「好きにしていいが、お前も教師なら人の道に外れた事はするな。お前の息子に誇れる父親でいろ」と言われたから。この言葉は近くで聞いていた神木の心にもグサッと刺さった様で。永瀬から言われた、1位になるより大切な事とは「誰かの幸せの役に立つ事」との合せ技で、神木の心も変化して行くと思われ。 榎本は転勤を決意し、永瀬とは毎日リモートで話し、抜き打ちチェック帰国もするとか(笑) S3も有るかな?ぜひお願いしたい。 脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
>> 292
【2024冬ドラマ】
「春になったら」7話まで終了。
【ふたりで最後の家族旅行!芸人の一大決心】
量を減らし品数を増やした夕食…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」8話まで終了。
【“グラッチェ椎名”最後の実演販売!父の退社式】
お父さん、食事中に台所に駆け込み、えずいたと思ったら吐血してた。危なくて自転車にも乗れなくなったし。一つずつ出来なくなる事が増えて、確実に体は弱って行く。傍で見ている瞳も辛いわなあ。
雅彦は最後の仕事の日を自分で決めて、自社初のオリジナル商品200個完売を自分に課し、仲間にフォローして貰いながら達成し、有終の美を飾る。
仕事で遅れて駆け付けた瞳は、体調が悪いながらも天職の輝きを放つ父を見て、思わずカメラを取り出しシャッターを押し続けた。高校時代、父の仕事が恥ずかしかった事を思い出しながら。
大人になった今、妻を亡くした父にとって仕事が支えになっていた事は痛い程よく分かる。だから昔「お父さんの仕事嫌い」と言った事を素直に謝る瞳。「昔の事じゃん」と流す父。
元々仲は良さそうな父娘だったけど、タイムリミットが近付くに連れて互いを思い遣る気持ちが強くなり、素直な今の気持ちを伝え合う様になって来ている。
残りは多分3話。次回がタイムカプセル探し、次が英会話(どんな思いが有るのかな)、そして最後が3/25で瞳達の結婚式。
雅彦の最期をどう描くのかでドラマ全体の印象も決まる様な気がする。
福田さんの能力を信じたい。
脚本=福田靖 演出=稲留武
- << 310 【2024冬ドラマ】 「春になったら」9話まで終了。 【タイムカプセル発掘大作戦!娘が大奮闘】 前回『元々仲は良さそうな父娘だったけど、タイムリミットが近付くに連れて互いを思い遣る気持ちが強くなり、素直な今の気持ちを伝え合う様になって来ている。』と書いたのだが、放送開始の頃はまだ父も元気で声も大きくて、その後瞳は父の余命を知り、足掻き、父は医療用麻薬を使いながらも働き、瞳も父の決断を受け入れてからは、二人で良く話をする様になり、その辺りからかな?何か演技を超えた自然体の父娘みたいな感じは受ける様になってはいたのだけど、今回は特にそれを感じた。 美奈子と岸くんも手伝い、父の望む“会葬者に笑って貰える遺影”を撮った瞳(大学時代写真部の3人、道具も本格的で、父も3人も楽しんでいたのが伝わって来てほっこりした)。 岸くんと葬式の打ち合わせ中、遂に雅彦は倒れて入院。 意識を取り戻した父に、瞳はタイムカプセルを埋めた場所を聞き、一馬と現場に行ってTV電話で父に確認しながら場所を特定。立ち入り禁止なので夜に二人で掘り起こしに。ここのパートのかず君の鈍臭さと、警官に見付かったら瞳を逃し、自分が矢面に立つ強さと優しさにほっこり。 お父さん、彼は家族を守れる男です! 声も小さくなり、溌剌さが失われて行く雅彦を見るのは辛いけど…真摯なドラマなので見届けます。 脚本=福田靖 演出=松本佳奈
>> 291
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」6話まで終了。
【ごめんなさい、好きです】
百花(大友花恋)が倖生の事を好きなのは、以前…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」7話まで終了。
【生まれてくれてありがと】
倖生は父の葬儀の日に、夫がゲイである事を隠して自分と結婚した事を恨んでいた母親が、父親とその相手だった心護の事を(多分)必要以上に悪く言うのを聞いて、それを全部信じたから、自分の家族は嘘の家族、自分は生まれて来ない方が良かった、だから誕生日は嫌いだという思考になってしまったのね。
迷惑を掛けたくないからと“ありすのお勝手”を辞めた倖生だけど、無理をした和紗が倒れてありすがパニックになってる事を知って、病院に駆け付け、化学記号を唱えているありすを抱き締める。「大丈夫だよ」
和紗は無事に出産、倖生に店に戻る様に伝える。
ありすは以前倖生が話していた、両親との思い出の料理スコッチエッグを作り、誕生日を祝う。「私は倖生さんのお誕生日がこれからもずっとずっと毎年嬉しいと思います」「倖生さんは私の人生に居て貰わないと困る人」純粋でストレートなありすの言葉の一つ一つが、凍り付いた倖生の心を溶かして行く。涙を流し「ありがとう」と言ってスコッチエッグを食べる倖生。
毎回毎回グッドタイミングで流れる主題歌が雰囲気を盛り上げてくれる。
横領の件はどうせ誠士でしょ?とは思ってるけど、正直どうでもいいかな。それよりはありすの実父が誰なのかを早く知りたい。
脚本=玉田真也 演出=鈴木勇馬
- << 309 【2024冬ドラマ】 「厨房のありす」8話まで終了。 【きみも大事な“家族”】 帰宅したら目の前に父の遺体が…って、高校生の時にそんなの見てしまったなんて倖生が可哀想過ぎる。父は名付けに息子の幸せを願う思いを込めていたし、倖生自身、母から批判的な話を聞かされる迄は、父を信頼していたのだから、親子関係は良好だった筈。そんな父が、いくら脅されて精神的にまいっていたとはいえ、息子の目に入ってしまう自宅で、あんな死に方をするものかな。それが凄く引っ掛かった(他殺なのかなと)。 前回も書いたけど、五條製薬にまつわるゴタゴタ(火事、横領、データ改ざん、未知子は他殺とまで言い出した)には興味は無いし、その謎(視聴者に考察させる)で引っ張る様な展開にはして欲しく無かった。 晃生の事は今の倖生を描くのに必要だし、ありすの実父の事と、何故心護が引き取ったのかについてはきちんと描いて欲しいけど、それ以外は別に知りたくもないし。 百花がありすに素直に謝りに来たけど、そもそもASDのありすにあんな言葉を投げ付ける性格と、素直に謝りに来る性格は両立しない様な気がするのだが…ご都合主義?オイオイ 私の好きな三ツ沢家は活躍したけど、一番好きな“ありすのお勝手”の出番は激減してしまったし、何か思っていたのとは違うドラマになってしまったな。 脚本=野田慈伸 演出=瀬野尾一
>> 290
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」6話まで終了。
【あなたと会えて幸せでした】
奈美は親の勧める医者と初顔合わせ。優…
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」7話まで終了。
【会いたくて…会いたい】
雄馬と奈美それぞれに、結婚を望む見合い相手に「ごめんなさい」と断るのだけど、あんな風に別れた相手が忘れられないと、赤裸々に長々と“演説”されたらいい迷惑だし、リアルだったら相手が途中で「もういいです」って遮るよね。ちょっと作為が過ぎて観ているこっちがシラケたわ。
この二人は相手の何処に惚れたのかが伝わって来ないから観ていて疲れる。雄馬の祖母が倒れた事が何かの切っ掛けになるのかな、何かそういうのは嫌だな。
別れの時、最後だからと「自分を出す様になってから、辛そうです」と多聞に伝える栞。送別会では「もう童貞じゃないから」と栞に言った多聞だけど、別れが迫った時に「本当は出来なかったんだ。好きな人が相手じゃないと意味無いって真和に言われたけどその通りだった。でも好きな人できるかな、富田さん以上に…」と言って泣く多聞。こんな風に正直に言われたら、やっぱり栞も戻りたくなるよね。走って来て胸に飛び込む。「どうしたの」「分かりません、自分でも」
真和は愛と絵里加から別々に「プロデューサーに謝って」と背中を押され、謝罪し「ChatGPTよりつまらなければ諦めます」と言って脚本を渡し採用された。もう脚本家になる事は諦めないと二人に告げる真和。兄の事も含め絵里加とは一歩前進かな?
脚本=遊川和彦 綾部真也
- << 308 【2024冬ドラマ】 「アイのない恋人たち」8話まで終了。 【君が好きだ。もう一生はなさない】 雄馬のばあちゃんが倒れたの、やっぱりその病室に奈美も通う事で雄馬との接点を作り、二人が互いの気持ちを確認する為の設定だった。何かあからさま過ぎて嫌だな、こういう設定。 その点、多聞と栞の気持ちとその関係の変化については、“理屈じゃ無いんだ”というのが伝わって来る描き方をしているので好感が持てる。一人で居るのが好きだった多聞が、「一人で居ても全然楽しくないんだよ。栞さんと一緒に居たいんだ」と電話で心情を吐露するシーンが特に良かった。 栞も多聞には、こっちに来るならスマホを捨てる位の覚悟が必要と厳しい事を言ったけど、父には「お父さんの事は大好きだよ。でもそれ以上に多聞さんの事が好きなの」と、涙ぐみながら打ち明けていた。 そこからの多聞の急な来訪、からのスマホぶん投げて「好きだーッ!」は、やはり説得力が有る。 真和は人の心を動かす様な言葉は結構スラスラ出て来て、絵里加の兄、愛、愛の息子、自分の母親と、次々に相手の心に届く事を言い、その行動に影響を与える様な一面は有るのだが、やはり仕事がまだ一人前では無いから、優馬や多聞、絵里加には余裕の無い自分を見せて、傷付けたりしちゃうのかな。でもそれは甘えられる相手だからなのかも? 次の9話が最終回。 脚本=遊川和彦 演出=吉川鮎太
>> 289
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」7話まで終了。
【77歳の夢ライブ】
サブタイトルに…
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」8話まで終了。
【親子の愛のカタチ】
父は高校野球の監督で、30年前、息子の俊平はその野球部のエースだったにも拘らず、隣に住んでいた指揮者のシュナイダーの影響を強く受けて、甲子園予選をすっぽかしてシュナイダー指揮の演奏会に行った事で父の逆鱗に触れ、勘当された過去が描かれた。どうせ理解されないからと音楽にのめり込んでいる事は隠していた。そして話をする事も無くいきなりの予選すっぽかし。それは勘当されても仕方ない。
何故8話にもなってこの話を持って来たのか。
こういう親子関係にしてしまった後悔が有ったから、自分と同じ音楽の道を選んだ響に対しては、細心の注意を払ったのだろう事は想像出来るのだが(そこを未だに描いてくれないから想像するしか無い)、それでも娘との親子関係は失敗してしまった。
でも今現在、音楽が原因で親子関係に苦しんでいる天音が居る。夢は諦めないで欲しい、でも親子関係も壊さないで欲しい。
天音の家出には反対し、母校でのスピーチ「あなたの情熱をあなた自身が信じてあげて下さい」を天音にも聞かせる形で背中を押してあげ、父親にも理解を求める、それら全てを響に見せて心を動かすきっかけにする制作意図は有るのだろう…が、感動的な話では有ったけど、連ドラの構成としては違う様な…。
脚本=大島里美 演出=石井康晴
- << 307 【2024冬ドラマ】 「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」9話まで終了。 【父と娘のアパッシオナート】 前回、俊平が『自分と同じ音楽の道を選んだ響に対しては、細心の注意を払ったのだろう事は想像出来るのだが』と書いたのだが、細心の注意を払っていなかったから父娘関係が拗れてしまった…らしい。 まあね、響が物心付いた頃には、自宅には高いレベルの音楽家が常に出入りしていたから、自分も同類だと自然に思い込んで育ったというのは分かるし、実際にコンクールに出ればずっと1位を取っていたから、勝てなくなる日が来るなんて思ってもみなかっただろうし、現実にそうなったら恵まれて育っただけに打たれ弱かったって事ね。後は病室で感情のままに「パパのせいで音楽が嫌いになった」等々、激しく言葉をぶつけたら、父親も指揮者を辞めてしまった事が余計に響を苦しめてしまったのかも。 それにしても、社会人になってもずっと拗らせたままって、人間的に成長が見られなかったのは情けないし、ヒロインなのにその姿を9話迄引っ張ったのは、連ドラの構成としてはやっぱり失敗だな。 ずっと“何なの?この子”って思わされていたから、父娘で涙を流して和解をしても、あまり心に響かなかった。 前回の、一生懸命練習した事が分かる當真あみのバイオリン演奏と、涙の“諦めない宣言”の方が私にはグッと来た。 脚本=大島里美 坪井敏雄
>> 288
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」8話まで終了。
【昭和って何】
そうか、翔は久々に高校に…
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」9話まで終了。
【プロポーズ!】
翔、野球部の子達に自分の考えをはっきりと言えた。凄い進歩。理屈が通っている事を自分の言葉で話せば、伝わる人にはきちんと伝わる、今はそれでいいんじゃないかな。
二次元は好きだけど生身のアイドルにはハマれない娘に頼まれて、ランダムのコンサートに妻の美香と出掛けた誠。お供のつもりだったが自分もその中の一人にハマってしまい、それを知った美香は、何で自分がランダムにハマったのかを話し出す。
当時は翔が学校を休み始めた時期で、誠に相談しても仕事にかこつけて全く話を聞いてくれなかった。この時の映像(初出し)が流れたけど、今の誠とはまるで別人。
翔は完全に引きこもってしまい、美香は育て方が悪かったのかと自分を責め、苦しい日々を過ごしていた時にランダムのドキュメンタリーを見たらキラキラしていて、一人でグルグル考えている私を遠くへ連れて行ってくれる気がした。現実逃避かもしれないけど、私はそれで救われたと。
翔も萌も美香も、誠が変わったから本当の気持ちを話せる様になり、家族仲も凄く良くなった。そんな楽しそうな沖田家を見ていた大地と円。円は決心する。「結婚しよう!試験に受かったら一緒に暮らそう」
今度こそ実家でカミングアウトすると。
誠のアプデの影響力よ!
脚本=藤井清美 演出=加治屋彰人
- << 306 【2024冬ドラマ】 「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」10話まで終了。 【父親って何?】 大地は言ってみれば固定概念に囚われず自分の意見も押し付けない母親の、“安全な繭”の中だけで育って来た様なものだから、自分の自然体はゲイと自認出来、周囲にも隠さずに生きて来られた訳だけど、その周囲とは確かに突然現れた父親の言う様に狭い範囲の世界であり、この先の就職等で広がる周辺世界には、保守的思考の者も存在し、傷付けられたり不当な扱いを受けたりも有るのかもしれない。 大地にとって、面と向かって初めて聞かされた異質な価値観。他人になら反論出来るのに、父親だと心にズシンと来てしまい、気持ちが揺らぎ始めてしまった大地。 「父親って何なんでしょう?」と大地に聞かれて何も答えられなかった誠。 他所様の家庭に踏み込む事を躊躇う誠に翔は「踏み込まないのは冷たいよ」 でもそんな翔も、友達の静に「間違ってる」とは言えない、踏み込めないと思っている自分に気付き、父の代わりにと大地に「円さんと結婚して欲しい」と話をするのだが、そこに大地父が来て「ご両親は君の事で悩みが絶えないだろうね、同情するよ」 ショックを受けて言葉が出ない翔。 美香から話を聞いた誠は“息子が誰かに傷付けられたら、物申しに行くのが沖田誠という父親だ!”と心でつぶやき、家を後にする。 脚本=藤井清美 演出=室井岳人
>> 286
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」5話まで終了。
【隠しごとしちゃダメですか?】
昭和の三者面談の会話や、PTA会…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」6話まで終了。
【昔話しちゃダメですか?】
自分も純子も9年後には震災死すると知り、純子とどう接して行けばいいのか悩む市郎。唯一この事を話せるサカエに正直な気持ちを吐き出す。
市郎「俺はいいんだ、いつ死んでも、だけど純子は26才で…」「あんたならどうする?息子が後9年しか生きられないと分かってたら言うか?」
サカエ「変えられないなら言っても仕様がないって思うかな」「今考えても、その時考えても変わらないんだから、好きな様に生きたらどうだろ」
この言葉で市郎は気持ちが軽くなり、納得するのよね。
父親が未来に行った事を信じない純子を、今度は一緒に連れて行く事にした市郎。本当の事は言わずに会社の人として、渚と父親のゆずるにも会わせる。複雑よね。ゆずるは出会った時より少し若い純子を見てずっと泣いてるし、渚は自分よりずっと若い母親を「純子ちゃん」呼びするしかないし。
渚「ねえ、純子ちゃんは子供好き?」
純子「うん、大好き」
その答えで自分も娘として愛されていた事を実感出来て、嬉しそうな顔をする渚。
切な過ぎて、このまま市郎と純子がこっちに居続けたらどうなってしまうのかなとか少し考えたけど、クドカンは二人だけが震災を回避する様な話にはしないよね、きっと。
純子は86年が好きで帰りたがるだろうし。
脚本=宮藤官九郎 演出=渡部篤史
- << 305 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」7話まで終了。 【回収しなきゃダメですか?】 今回はエモケンの出す新作連ドラのアイディアが、「ローマの休日」にインスパイアされた物で、その話に、純子が渚の紹介で髪をカットして貰った美容師のナオキ(岡田将生)に誘われて、あちこちを案内して貰い、心からそのデートを楽しんでいる様子を重ねていたのが洒落ていた。 それでも現代のナオキはスマホを落としただけで食事代も払えず、番号を覚えていないから親にも連絡出来ず、「終わった」事になってしまうという風刺は忘れず、無銭飲食呼ばわりされて従業員に噛み付いた純子は留置場に入れられたが、“すきゃんだる”に連絡して貰えば父親に繋がると機転を利かすのは流石だ。 市郎達が駆け付けたらあっさりと帰ってしまったナオキ(お金は渚に借りたの?)、随分ドライだなと思ったら、牢屋の柵越しに純子とキスをしていた事が後から判明。 昭和に戻りキヨシに何が一番印象に残っているか聞かれて「牢屋」と即答。アン王女の「ローマ!」に掛けていて、これも洒落ていた。 戸籍上は娘の渚が、自分よりずっと若い母親の純子の事が可愛くて仕方ない、運命を知っているからこそ今を楽しんで欲しい、そういう思いが溢れ出していて切なかった。 考察と回収に走り過ぎている昨今のドラマ、それでいいの?という皮肉には強く同意! 脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
>> 285
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」6話まで終了。
【真犯人登場!変人病理医の逆襲】←真犯人は藤巻宛に電話を掛けて来て、ボイ…
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」7話まで終了。
【意外な真犯人!!病院殺人の真相】
白鳥、神林、藤巻、久留米の真犯人についての話し合いの席で、やけに意味ありげに久留米の表情カットを何度も差し込んでいたので、ああ、これはそういう事なのかなという予想はしていたのだが…。
ラスト、郡司に“お注射”をされ、白鳥に「5秒以内に答えなければギフトを流し込みます」と脅されて、「レベルB オクトセブンを作ったのは私です」と答えた久留米。「作った」であって「使った」とは言っていないので、国立生命硏時代に偶然の産物として、未知の球菌オクトセブンを生み出したのは久留米だったけど、規定に基づき完全消滅されたと思っていた球菌が持ち出され、殺人に使われたのを知り、生み出してしまった者の責任として藤巻に協力し、コントロールしようと思っていたのではないかな。
それにしても神林、北本にオクトセブンの話を聞くのに何故病院のロビーで立ち話?
稲葉前所長が「少し考えさせて欲しい」と言ったら、何故「分かりました」と言って帰ってしまう?藤巻並みのポンコツじゃん。それともわざと?
生命研は愛宕元総理が設立したとの事で、そうなると杏梨・奈良ラインが一番怪しいのかなぁ。そこに本坊と神林も後から噛んでいたら笑っちゃうけど。
脚本=黒岩勉 演出=星野和成
- << 304 【2024冬ドラマ】 「グレイトギフト」8話まで終了。 【久留米を救え!真犯人は別にいる】 白鳥、郡司、二人の医師は簡単に人を殺しちゃうし、娘を救う為という理由は有れど、神林迄命令されたら久留米を殺そうとするし、本坊は「飲みに行きましょう」と同じ位の軽い言い方で、「殺しちゃいましょう」「息の根を止めましょう」って唆してるし、もうこの人達の倫理観ってどうなってんの?って、ずっと思ってる。 久留米の動機はほぼほぼ前回私が書いた予想通りで、加えてレンタル倉庫をラボにして、カウンター球菌(ギフトの特効薬)迄完成させていた。久留米を庇って神林に注射をされても、特効薬と久留米の心マのお陰で藤巻は死なずに済んだ。 藤巻は真犯人が仕込んでいた盗聴器を利用して、久留米が特効薬を作った事、優秀な久留米に君は勝てないと、真犯人を徴発。 真犯人は白鳥に“グレイトギフト”のオクトセブンを渡すから、藤巻と久留米を殺して欲しいと、手を組む事を提案。現れた真犯人を見て白鳥も手を組む事に。 ギフトの培養細胞をチャチャッと作れるのだから、真犯人は奈良だろうね。ただ杏梨と組んでいる線はまだ捨ててない。生命研元所長を殺した手、特に爪の切り方が若い女のそれでは無かったから、杏梨の店のボーイなのかなと。 真相とそれぞれの身の振り方(逮捕?自首?逃げ切る?)、残り54分で収まる? 脚本=黒岩勉 演出=星野和成
>> 284
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」5話まで終了。
【ずっと好きだった…本音に抗う恋の結末】
恋愛ドラマの折り返…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」6話まで終了。
【恋の最終決断!奇跡の海でアイラブユー】
エンジェル投資家と企業とのマッチングイベントを、何故態々真冬の阿寒湖で開催するのかが分からなかったけど…(笑)←(侑里とテオのロマンティックなシーンを撮りたいからに決まってるんだけどさ)
今回、言葉の壁って結構有るんだなって思ったのは、侑里に振られたと思っているテオが発した言葉「振り回さないで下さい。もう好きじゃないです。ごめんなさい」日本人同士だったら、もう好きじゃないですという言い回しはしないと思うし、日本語としては曖昧さが無くて強く聞こえる言い方だから、言われた方はかなり傷付く言葉だと思うのだが、日本語が完璧ではないテオは“言葉を濁す”なんて出来ないのよね。
でも綺麗な夜空をテオと二人で見てからの翌日、花岡に背中を押されて、霧多布岬に一人で行ったテオを侑里が追い掛けて、灯台の高低差を利用した二人の告白タイムからの、駆け寄って抱き締めてキス迄の、流れる様なラブシーンは美しかったな。今回は段差が無いから、引きの全身シーンになったら侑里がつま先立ちで、前回のアンサーシーンになっていたのも良かった。
真尋の狙った男は逃さない“足技”は笑えたし、“侑里専用テレパス”を発揮する花岡も格好良かったし、今回はドラマに入り込めたな。
脚本=山下すばる 演出=岡本伸吾
- << 303 【2024冬ドラマ】 「Eye Love You」7話まで終了。 【燃える恋の初デート!激白…私の秘密の力】 小野田の鈍感さには笑ってしまったけど、自分から匂わせても全く通じない男相手だと、意外とポンコツな真尋にはもっと笑ってしまった。仕方なく自分から好きだと告白したら「ごめんなさい」をされて撃沈。 真尋は侑里に泣き付いたけど話は逸れて行って、「侑里さんって肝心な事はいつも濁して目を逸らす。何か抱えているのは分かっていたけど、いつになっても話してくれないじゃないですか」 帰ろうとする真尋に侑里が思わず自分の秘密を言ってしまったのは、それだけ彼女が大切な友達だから。話さない事で不信感を持たれたり距離を取られたりはして欲しくなかったからよね。 それはあんな事をいきなり言われたら驚くし怖くもなるけど、逃げてしまった事で侑里を傷付けたと真尋も落ち込んでいたし、やっぱり二人の関係は特別なんだな。 テオに背中を押された侑里が、真尋に涙ながらに本心を語るシーンには泣けた。全部聞いた真尋の「侑里さん、私の事大好きじゃないですか!」の返しも、真尋らしくて良かった。 テオはあの絵本で心の声が聞こえる人の事は認識しているし、テオとラブラブになった侑里が、ちょいちょいテオの心の声に反応したり答えたりしちゃってるので、もう気付き始めてるのかな? 脚本=三浦希紗 演出=加藤亜季子
>> 283
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」7話まで終了。
【禁断の果実】
花澤は正直になる前の永瀬がやっていた様な、客にとって不利…
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」8話まで終了。
【無限ループ地獄】
今回は素人が片手間で手を出すと、大火傷をする可能性も有るワンルームマンション投資の話。悪徳業者に目を付けられると、次はきっと…と期待し、抜け出せない無限ループ地獄に陥るから要注意。真面目で気弱そうな素人は目を付けられやすいとか、今回も勉強になった。
「数字は嘘を付きません。ですが嘘つきは数字を使うんです」永瀬も昔はそうだったから、利点ばかりを数字を使って強調し、目眩ましをしてその気にさせるテクニックに騙されてはダメという事よね。
登坂社長の言った「町の不動産屋は顧客だけじゃなく、町の人々に生かされて商売している」これは誠実な仕事や人付き合いをしていれば、それは噂として町の人々にも伝わり、次の顧客を生む…って事よね。
気弱な父親の選択ミスを、頭の良い娘がリカバリーしようと考えた時に、この人に頼ろうと頭に浮かんだのは、以前清掃ボランティアをしていた時に商店街の人に感謝されている姿を見た事がある永瀬だったというオチと、社長の言葉が見事に連動していて上手い展開だなと思った。
それにしても神木の意図が読めなくてちょっとイライラする。でも次回は神木の深掘り回なので、やっと彼が何をしたいのかと、あの気持ち悪いタップの意味も分かるのかな?
脚本=清水匡 演出=金澤友也
- << 302 【2024冬ドラマ】 「正直不動産2」9話まで終了。 【神木という男】 今回は、サブリース契約のオーナー側のデメリットに付け込んだ、ミネルヴァの悪徳商法の話を背景に、何故神木はあんなにNo.1に拘る様になったのかを、登坂社長が永瀬達社員に語るという展開。 まあ確かにね、朝に横断歩道を渡っていた妻子が車に轢かれて即死って、子煩悩で家庭的な父親だった神木には、耐え難い事だっただろうなとは思う。登坂社長の言う“元々は口下手で営業には向かない男”だった神木には、息子との約束(息子は徒競走、父は営業)1位を取る為に我武者羅に頑張らないと、あまりにも辛くて生きて行けなかったのだろう。 タップダンスも息子に教える為に習得したもので、本当はヒップホップダンスを覚えたかった息子も、タップを好きになってくれたからという理由付けがされていた。 そこまでは理解出来るのだが、1位を取ると妻子の亡霊(妄想)が現れ、永瀬に1位を取られた時だけ妻子が現れなかった、だから1位を取り続けるのだというのは、もうメンタルヘルスの領域なのでクリニックに行った方がとしか…。 永瀬は榎本との同居が心地良い事に気付き、いよいよプロポーズか?という所迄高まって来たと思ったら、榎本がNY転勤を打診されていた! 永瀬は背中を押すんだろうな、きっと。 次が最終回。 脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
>> 282
【2024冬ドラマ】
「春になったら」6話まで終了。
【娘へのサプライズ!父が下した決断】
もう以前の様には痛みが薬で抑えられ…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」7話まで終了。
【ふたりで最後の家族旅行!芸人の一大決心】
量を減らし品数を増やした夕食を作っても、あれだけ食べられなくなっている父。あの食事量を現実として突き付けられたら、瞳も辛いよなあ。雅彦自身、昼間に美味しそうなラーメンを自分で作っても、二すすりしたらもう食べられなくなって、じっとラーメンを見詰めてるのも切なかったなあ。
雅彦は一人残して行く瞳の事がとにかく心配だったから、後を託せる男じゃなければダメという思いが強くて、不安定な職業で気弱そうな一馬では不安だから反対していたけど、人間的に良いヤツと分かり、龍之介も可愛いから、3人で家族になってくれたら逆に安心みたいな考えに変わったみたいで。
自分の姉以外に、直接の家族として瞳を支えてくれる夫と息子が決まっていれば、それはやはり安心だと思う。
そして瞳には掛け替えのない親友の美奈子と、誠実な男友達の岸くんがいる。職場の助産院の院長・節子先生も信頼出来る。
娘の周りには良い人達が集まっている。
「死にたくないな」は当たり前だけど本心だから…本当に切ない。
もしも家族の誰かが同じ様な立場になったら…、もしも自分自身がそうなったら…と、色々と考えさせられるなあ。
脚本=福田靖 演出=松本佳奈
- << 301 【2024冬ドラマ】 「春になったら」8話まで終了。 【“グラッチェ椎名”最後の実演販売!父の退社式】 お父さん、食事中に台所に駆け込み、えずいたと思ったら吐血してた。危なくて自転車にも乗れなくなったし。一つずつ出来なくなる事が増えて、確実に体は弱って行く。傍で見ている瞳も辛いわなあ。 雅彦は最後の仕事の日を自分で決めて、自社初のオリジナル商品200個完売を自分に課し、仲間にフォローして貰いながら達成し、有終の美を飾る。 仕事で遅れて駆け付けた瞳は、体調が悪いながらも天職の輝きを放つ父を見て、思わずカメラを取り出しシャッターを押し続けた。高校時代、父の仕事が恥ずかしかった事を思い出しながら。 大人になった今、妻を亡くした父にとって仕事が支えになっていた事は痛い程よく分かる。だから昔「お父さんの仕事嫌い」と言った事を素直に謝る瞳。「昔の事じゃん」と流す父。 元々仲は良さそうな父娘だったけど、タイムリミットが近付くに連れて互いを思い遣る気持ちが強くなり、素直な今の気持ちを伝え合う様になって来ている。 残りは多分3話。次回がタイムカプセル探し、次が英会話(どんな思いが有るのかな)、そして最後が3/25で瞳達の結婚式。 雅彦の最期をどう描くのかでドラマ全体の印象も決まる様な気がする。 福田さんの能力を信じたい。 脚本=福田靖 演出=稲留武
>> 281
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」5話まで終了。
【恋心とはナンダ…!?】
恋心自体を理解していないありすが、常連客・明里…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」6話まで終了。
【ごめんなさい、好きです】
百花(大友花恋)が倖生の事を好きなのは、以前からの描写で分かっていたけど、ありすに対する発言が「無意識の差別になってる」と、心護の研究室の学生二人に注意されたのに、翌日、ありすのお弁当の差し入れを素直に喜ぶ倖生を見て、またまた嫉妬爆発で自分の分の弁当は突っ返し、今度は「空気を読め」だの「倖生も本当は迷惑してる」だの、自分の苛立ちを直接ありすにぶつけていた。この子ってこんな嫌な子だったっけ?ありすはASDって知っていて、一番苦手な空気を読む事を強要するなんて、しかも製薬会社のMRで、出入りさせて貰っている研究室の教授の娘に対してよ?立ち聞きしていた心護の言葉を借りれば「君みたいな優秀で可愛い女の子」が、我を忘れてあんなに攻撃的になるものなのかね。何か凄い違和感。(←脚本家が交代したせい?)
あとあのインタビュアーもさあ、売りたい為にASDに食い付くのは分かるけど、料理は食べないとダメだろ。てかそこは何故ありすの料理が大人気なのかを知る為に、記者なら絶対味見はするだろ。
色々傷付いたありすを優しく包み込む倖生という図式に持って行きたいが為の、二人の女性の“無理矢理嫌なヤツ化”に私には見えてしまって…。ごめん、素直には感動出来なかった。
脚本=野田慈伸 演出=猪俣隆一
- << 300 【2024冬ドラマ】 「厨房のありす」7話まで終了。 【生まれてくれてありがと】 倖生は父の葬儀の日に、夫がゲイである事を隠して自分と結婚した事を恨んでいた母親が、父親とその相手だった心護の事を(多分)必要以上に悪く言うのを聞いて、それを全部信じたから、自分の家族は嘘の家族、自分は生まれて来ない方が良かった、だから誕生日は嫌いだという思考になってしまったのね。 迷惑を掛けたくないからと“ありすのお勝手”を辞めた倖生だけど、無理をした和紗が倒れてありすがパニックになってる事を知って、病院に駆け付け、化学記号を唱えているありすを抱き締める。「大丈夫だよ」 和紗は無事に出産、倖生に店に戻る様に伝える。 ありすは以前倖生が話していた、両親との思い出の料理スコッチエッグを作り、誕生日を祝う。「私は倖生さんのお誕生日がこれからもずっとずっと毎年嬉しいと思います」「倖生さんは私の人生に居て貰わないと困る人」純粋でストレートなありすの言葉の一つ一つが、凍り付いた倖生の心を溶かして行く。涙を流し「ありがとう」と言ってスコッチエッグを食べる倖生。 毎回毎回グッドタイミングで流れる主題歌が雰囲気を盛り上げてくれる。 横領の件はどうせ誠士でしょ?とは思ってるけど、正直どうでもいいかな。それよりはありすの実父が誰なのかを早く知りたい。 脚本=玉田真也 演出=鈴木勇馬
>> 280
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」5話まで終了。
【あなたのことが好きだから】
家を出た奈美は、雄馬が祖母と暮らす家…
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」6話まで終了。
【あなたと会えて幸せでした】
奈美は親の勧める医者と初顔合わせ。優馬も結婚相談所で紹介された女性と初顔合わせ。同じホテルのロビーで。そして同じタイミングでそれぞれのお相手が仕事で呼び出され、奈美と優馬は取り残される。もう別れたので離れた場所で背中合わせで、それでも電話で話をする二人。未練たらたらの二人。お互いに相手の何処がそんなに好きなのかよく分からない、観ていて伝わって来ない。客観的に見てこの二人は合わないと思うけど、復縁1号になるのかしら。
多聞はやっぱり優しい人だし、栞の事は気にかけている。仕事で栞の手柄を奪った上司を、皆の前で注意したり男気も有る。でも栞に「父の具合が悪いから実家に帰るので仕事を辞める」と告げられて、いきなりの喪失感。お互いに“会えて幸せでした”のLINEのやり取り。でも凄い喪失感と後悔が有ったのかなあ。多聞は“そういう店”に童貞を捨てに行く、泣きながら。ホント繊細、彼は。ここは復縁したら上手く行きそう。
ChatGPTに書かせた脚本の仕上がりが良いので、それを参考にしてチャチャッと書く様にPから言われた真和は、キレて降りてしまう(あのPは酷過ぎ)。
真和と絵里加は前途多難。ここが一番復縁は難しそう。相性は悪くないと思うのだが。
脚本=遊川和彦 演出=吉川鮎太
- << 299 【2024冬ドラマ】 「アイのない恋人たち」7話まで終了。 【会いたくて…会いたい】 雄馬と奈美それぞれに、結婚を望む見合い相手に「ごめんなさい」と断るのだけど、あんな風に別れた相手が忘れられないと、赤裸々に長々と“演説”されたらいい迷惑だし、リアルだったら相手が途中で「もういいです」って遮るよね。ちょっと作為が過ぎて観ているこっちがシラケたわ。 この二人は相手の何処に惚れたのかが伝わって来ないから観ていて疲れる。雄馬の祖母が倒れた事が何かの切っ掛けになるのかな、何かそういうのは嫌だな。 別れの時、最後だからと「自分を出す様になってから、辛そうです」と多聞に伝える栞。送別会では「もう童貞じゃないから」と栞に言った多聞だけど、別れが迫った時に「本当は出来なかったんだ。好きな人が相手じゃないと意味無いって真和に言われたけどその通りだった。でも好きな人できるかな、富田さん以上に…」と言って泣く多聞。こんな風に正直に言われたら、やっぱり栞も戻りたくなるよね。走って来て胸に飛び込む。「どうしたの」「分かりません、自分でも」 真和は愛と絵里加から別々に「プロデューサーに謝って」と背中を押され、謝罪し「ChatGPTよりつまらなければ諦めます」と言って脚本を渡し採用された。もう脚本家になる事は諦めないと二人に告げる真和。兄の事も含め絵里加とは一歩前進かな? 脚本=遊川和彦 綾部真也
>> 279
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」6話まで終了。
【さよならコンサート】
このドラマの…
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」7話まで終了。
【77歳の夢ライブ】
サブタイトルにしている位だから、今回は二朗(西田敏行)の深掘り回。古参団員だったし、大輝の祖父だし、団員の溜り場みたいな“うたカフェ二朗”のオーナーだから、自分で自分のバースデーを祝うライブをやろうとするのも、“散りオケ”を合流させる為に、二朗を失神で入院させ、急遽その病院のロビーで二朗も車椅子で参加して、「アマポーラ」を皆で演奏するというのもいいと思う。
でもこれに時間を取ると主役のマエストロの影が薄くなってしまうから、マエストロあこがれのドイツのオケから常任指揮者のオファーが届き、鏑木が夏目を説得したり、断られて二朗に愚痴をこぼしに行ったりと、結構鏑木に時間を割いた為に、夏目の断った理由は「ここでやりたい事が有るから」と、ざっくりとした事しか明かされず。
そして市長と天音の父娘の事情が明かされ、父の猛反対で天音が涙ながらに音楽を諦める展開が挟まれ、これは恐らく響が自分の父娘関係を見詰め直すきっかけとなる、重要なパートなのだろうと思うのだが、話が広がった中の一つとして扱われたので勿体無かったなと。“響・天音”回としてじっくりやって欲しかった。
で、次回は夏目と夏目の父との確執話。ねえ、何処まで話を広げれば気が済むの?
脚本=大島里美 演出=石井康晴、元井桃
- << 298 【2024冬ドラマ】 「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」8話まで終了。 【親子の愛のカタチ】 父は高校野球の監督で、30年前、息子の俊平はその野球部のエースだったにも拘らず、隣に住んでいた指揮者のシュナイダーの影響を強く受けて、甲子園予選をすっぽかしてシュナイダー指揮の演奏会に行った事で父の逆鱗に触れ、勘当された過去が描かれた。どうせ理解されないからと音楽にのめり込んでいる事は隠していた。そして話をする事も無くいきなりの予選すっぽかし。それは勘当されても仕方ない。 何故8話にもなってこの話を持って来たのか。 こういう親子関係にしてしまった後悔が有ったから、自分と同じ音楽の道を選んだ響に対しては、細心の注意を払ったのだろう事は想像出来るのだが(そこを未だに描いてくれないから想像するしか無い)、それでも娘との親子関係は失敗してしまった。 でも今現在、音楽が原因で親子関係に苦しんでいる天音が居る。夢は諦めないで欲しい、でも親子関係も壊さないで欲しい。 天音の家出には反対し、母校でのスピーチ「あなたの情熱をあなた自身が信じてあげて下さい」を天音にも聞かせる形で背中を押してあげ、父親にも理解を求める、それら全てを響に見せて心を動かすきっかけにする制作意図は有るのだろう…が、感動的な話では有ったけど、連ドラの構成としては違う様な…。 脚本=大島里美 演出=石井康晴
>> 278
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」7話まで終了。
【コンプラって何】
円は、父の紹介する就…
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」8話まで終了。
【昭和って何】
そうか、翔は久々に高校に通い出して、表面的には上手くやっている様に見えていても、内面にはかなりのストレスが掛かっていて、それが父の余計な一言をスイッチに爆発してしまったのね。でも甘えられる存在だからこその爆発だし、翔自身、父親が以前の父親とは違って、自分の考えを押し付けなくなったし、かなり変わって来たというのは感じていたから、「イライラをぶつけてしまった、ごめんなさい」と素直に謝る事も出来た。沖田家の親子関係、夫婦関係は、羨ましい部類に入る位に好転したと思う。
円の重荷になりたくないと、バイトと嘘を付いて彼を避けていた大地。そんな大地が翔と親しくしている姿を見て誤解し荒れる円。祭りで偶然会った沖田は円と話をして大地の気持ちを代弁。真意を知った円は大地の元へ走り、祭り客の面前で大地を抱き締める。一つの壁はまず突破した。
そして“昭和の古池”ね。クレーマー体質の顧客とのトラブルを、昔の人間関係を使って解決してみせた古池。感謝をしながらも、でもそのやり方を今の人達に強要してはいけないと、部下達の前で古池に諭す様に話す沖田。
黙って出て行った古池が、お菓子にはお茶だろと、皆のお茶を運んで来たオチは少し甘過ぎる、とは思ったけど…笑えた。
脚本=藤井清美 演出=二宮崇
- << 297 【2024冬ドラマ】 「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」9話まで終了。 【プロポーズ!】 翔、野球部の子達に自分の考えをはっきりと言えた。凄い進歩。理屈が通っている事を自分の言葉で話せば、伝わる人にはきちんと伝わる、今はそれでいいんじゃないかな。 二次元は好きだけど生身のアイドルにはハマれない娘に頼まれて、ランダムのコンサートに妻の美香と出掛けた誠。お供のつもりだったが自分もその中の一人にハマってしまい、それを知った美香は、何で自分がランダムにハマったのかを話し出す。 当時は翔が学校を休み始めた時期で、誠に相談しても仕事にかこつけて全く話を聞いてくれなかった。この時の映像(初出し)が流れたけど、今の誠とはまるで別人。 翔は完全に引きこもってしまい、美香は育て方が悪かったのかと自分を責め、苦しい日々を過ごしていた時にランダムのドキュメンタリーを見たらキラキラしていて、一人でグルグル考えている私を遠くへ連れて行ってくれる気がした。現実逃避かもしれないけど、私はそれで救われたと。 翔も萌も美香も、誠が変わったから本当の気持ちを話せる様になり、家族仲も凄く良くなった。そんな楽しそうな沖田家を見ていた大地と円。円は決心する。「結婚しよう!試験に受かったら一緒に暮らそう」 今度こそ実家でカミングアウトすると。 誠のアプデの影響力よ! 脚本=藤井清美 演出=加治屋彰人
>> 277
【2024冬ドラマ】
「お別れホスピタル」3話まで終了。
【サンタさんはいるの?】
看護師もケアワーカーも、私情を挟まずプロと…
【2024冬ドラマ】
「お別れホスピタル」全4話終了。
【未来のわたし】
退院する患者が殆どいない療養病棟で、果てしなく繰り返される患者と医療従事者の日常の物語を観終わり、永六輔の無名人名語録に有る言葉“子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの(中略)これから通る今日の道 通り直しのできぬ道”が頭に浮かんで来た。
皆、自分の意志とは関係なく生まれて来て、何れは必ず死んで行く。その道は本当に通り直しは出来ない。だからなるべく後悔の無い様に主体的に生きて行きたいが、様々な要因が邪魔をする。一番御し難いのが、末期状態も含めた治療法の無い病気だ。
そういう患者と日々向き合い、少しでも気持ちが上がる様にお世話をする、本当に大変な仕事だと思う。
主人公は末期癌の担当患者に自殺されて落ち込むが、その経験が次の無理心中を未然に防ぐ事に繋がり、また引きこもりで自殺願望の強かった妹への、「つべこべ言わずにとにかく生きろよ!」という心からの叫びにも繋がり、心が動いたらしい妹の再生にも繋がった。
病気を防ぎなるべく健康体でいる為の努力は惜しまない方が良い。それでも病気に捕まってしまったら、次に大事なのは気持ちの持ちようだろう。元気な内から心の準備もしておけと、次々に亡くなる患者さんから言われている様な気がした。
脚本=安達奈緒子 演出=笠浦友愛
>> 276
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」4話まで終了。
【既読スルーしちゃダメですか?】
昭和の男・市郎は、令和で本格的…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」5話まで終了。
【隠しごとしちゃダメですか?】
昭和の三者面談の会話や、PTA会費の不明朗な会計を問い詰めるサカエ、渚の父と市郎の対面時の“純子は今どこに?”をごまかす会話で散々笑わせておいて、実は…でドキッとさせて辛い結末に持って行く、その話運びの巧みさ、震災死を扱っていながら直接の描写は無く、具体的な死因等にも一切触れない、でもその前日は犬島ゆずる・純子夫妻に対し、結婚に反対した市郎がわだかまりを解き、初めて孫の渚を膝に抱こうとして泣かれ、皆で笑った幸せな日だった。そんな妻と義父を翌朝一気に喪い、幼い渚と自分が生き残った当時のゆずる(錦戸亮)の喪失感を想像するとたまらなかったし、大震災の残酷さも十分に伝わって来た。
ゆずるは神戸の仕立て屋の跡取りで、厳しい父からやっと独り立ちを許され、初めての仕立ては義父のスーツにすると決めて、採寸の為に純子が東京から強引に父を連れて来て、緊張も有って採寸に手間取り帰京が翌朝になり、駅迄送って行った純子共々犠牲になった事で、“自分がモタモタしたからだ”という後悔にずっと苛まれて来たゆずる。
タイムスリップのお陰で少し若い市郎と会えて、震災後に仕上げたスーツを着て貰う事が出来た。こんな風に心を浄化する事が可能だったらって、今回は凄く考えさせられたな。
脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
- << 296 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」6話まで終了。 【昔話しちゃダメですか?】 自分も純子も9年後には震災死すると知り、純子とどう接して行けばいいのか悩む市郎。唯一この事を話せるサカエに正直な気持ちを吐き出す。 市郎「俺はいいんだ、いつ死んでも、だけど純子は26才で…」「あんたならどうする?息子が後9年しか生きられないと分かってたら言うか?」 サカエ「変えられないなら言っても仕様がないって思うかな」「今考えても、その時考えても変わらないんだから、好きな様に生きたらどうだろ」 この言葉で市郎は気持ちが軽くなり、納得するのよね。 父親が未来に行った事を信じない純子を、今度は一緒に連れて行く事にした市郎。本当の事は言わずに会社の人として、渚と父親のゆずるにも会わせる。複雑よね。ゆずるは出会った時より少し若い純子を見てずっと泣いてるし、渚は自分よりずっと若い母親を「純子ちゃん」呼びするしかないし。 渚「ねえ、純子ちゃんは子供好き?」 純子「うん、大好き」 その答えで自分も娘として愛されていた事を実感出来て、嬉しそうな顔をする渚。 切な過ぎて、このまま市郎と純子がこっちに居続けたらどうなってしまうのかなとか少し考えたけど、クドカンは二人だけが震災を回避する様な話にはしないよね、きっと。 純子は86年が好きで帰りたがるだろうし。 脚本=宮藤官九郎 演出=渡部篤史
>> 275
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「グレイトギフト」5話まで終了。
【嫉妬と復讐!女の闘いが招く殺人】
郡司の愛人鶴下看護…
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」6話まで終了。
【真犯人登場!変人病理医の逆襲】←真犯人は藤巻宛に電話を掛けて来て、ボイスチェンジャーを使って、“ギフトの販売を止めさせろ。自分がギフト(オクトセブン)の創造者。証明として601の患者にギフトを贈った”と言って来て、実際に患者は前夜に死に首には黒いシミが有ったから、姿は見せないけど真犯人が登場したって事になる訳ね?
藤巻は白鳥の目を見て怒鳴ったり、神林にギフトの全てを話して、指示された“白鳥が殺人に関与した証拠集め”に、久留米と共に協力したりと、確かに逆襲は始めたのだけど…。まあ普通に考えて娘の手術を人質に取られている神林が、それを棒に振って迄白鳥逮捕に動く事は考えられない訳で、同じ経験をした藤巻はそこに気付かなければダメよね。まっ、だからボンクラ藤巻なんだけど(自分で自分をボンクラって言っちゃってるしw)
次回からは“創造者”のターンになるらしいんだけど…。
最初の頃は藤巻の多重人格の可能性も有りかなとは思っていたのだが、それはもう無いとして、残るは久留米か、態々小野花梨を起用してるから奈良のどちらかで、奈良だとしたら杏梨と組んでいるのかなと。杏梨の裏に最初から白鳥が居た可能性は有り。藤巻の事は犯人に仕立てる為に巻き込んだ。(久留米だと行き付けの店の安田さん殺しの理由が分からない)
脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太
- << 295 【2024冬ドラマ】 「グレイトギフト」7話まで終了。 【意外な真犯人!!病院殺人の真相】 白鳥、神林、藤巻、久留米の真犯人についての話し合いの席で、やけに意味ありげに久留米の表情カットを何度も差し込んでいたので、ああ、これはそういう事なのかなという予想はしていたのだが…。 ラスト、郡司に“お注射”をされ、白鳥に「5秒以内に答えなければギフトを流し込みます」と脅されて、「レベルB オクトセブンを作ったのは私です」と答えた久留米。「作った」であって「使った」とは言っていないので、国立生命硏時代に偶然の産物として、未知の球菌オクトセブンを生み出したのは久留米だったけど、規定に基づき完全消滅されたと思っていた球菌が持ち出され、殺人に使われたのを知り、生み出してしまった者の責任として藤巻に協力し、コントロールしようと思っていたのではないかな。 それにしても神林、北本にオクトセブンの話を聞くのに何故病院のロビーで立ち話? 稲葉前所長が「少し考えさせて欲しい」と言ったら、何故「分かりました」と言って帰ってしまう?藤巻並みのポンコツじゃん。それともわざと? 生命研は愛宕元総理が設立したとの事で、そうなると杏梨・奈良ラインが一番怪しいのかなぁ。そこに本坊と神林も後から噛んでいたら笑っちゃうけど。 脚本=黒岩勉 演出=星野和成
>> 274
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「Eye Love You」4話まで終了。
【決戦はバレンタイン!嫉妬に燃える交錯愛】
…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」5話まで終了。
【ずっと好きだった…本音に抗う恋の結末】
恋愛ドラマの折り返し点というと、家庭や仕事の問題が発生したり、当て馬の存在感が増して来たりして、主人公カップルに停滞感が漂ったり、一旦白紙に戻そうかみたいな展開は有りがちで、このドラマも王道展開を入れ込んで来たのだが…。
どうもエピソードの作り方がどれも態とらしくて、不自然さが漂うから素直に話に入って行けなかったな。
前回から続く“テオの好きな人”呼びから来る勘違いの連鎖にしても、何で誰も一度も固有名詞で呼ばないの?呼んだらいけない理由なんて無いのに態とらしい…って思ってしまったし、侑里は韓国語の単語を調べるのに、何であのクセの強い動画だけを選択し、彼の発言だけを信じるの?という疑問も。
花岡が心のガードを外し、侑里がしっかり目を見詰めたから、花岡の“ずっと好きだった”という心が読めたみたいなのだが、そんな究極のご都合主義って有る?
あと一つ気になったのは、階段をテオが一人で先にズンズン上って行くシーン。韓国男性は好きな女性には絶対的なレディーファーストだから、あんなの有り得ないのだが。あんな無理矢理演出せずに、並んで上ってキスしたくなったら、テオが1段下りればいいだけじゃん、十分素敵なシーンになるよねって。
脚本=三浦希紗 演出=福田亮介
- << 294 【2024冬ドラマ】 「Eye Love You」6話まで終了。 【恋の最終決断!奇跡の海でアイラブユー】 エンジェル投資家と企業とのマッチングイベントを、何故態々真冬の阿寒湖で開催するのかが分からなかったけど…(笑)←(侑里とテオのロマンティックなシーンを撮りたいからに決まってるんだけどさ) 今回、言葉の壁って結構有るんだなって思ったのは、侑里に振られたと思っているテオが発した言葉「振り回さないで下さい。もう好きじゃないです。ごめんなさい」日本人同士だったら、もう好きじゃないですという言い回しはしないと思うし、日本語としては曖昧さが無くて強く聞こえる言い方だから、言われた方はかなり傷付く言葉だと思うのだが、日本語が完璧ではないテオは“言葉を濁す”なんて出来ないのよね。 でも綺麗な夜空をテオと二人で見てからの翌日、花岡に背中を押されて、霧多布岬に一人で行ったテオを侑里が追い掛けて、灯台の高低差を利用した二人の告白タイムからの、駆け寄って抱き締めてキス迄の、流れる様なラブシーンは美しかったな。今回は段差が無いから、引きの全身シーンになったら侑里がつま先立ちで、前回のアンサーシーンになっていたのも良かった。 真尋の狙った男は逃さない“足技”は笑えたし、“侑里専用テレパス”を発揮する花岡も格好良かったし、今回はドラマに入り込めたな。 脚本=山下すばる 演出=岡本伸吾
>> 273
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「正直不動産2」6話まで終了。
【春よ来い】
今直ぐ出て行ってくれるなら、滞納した3ヶ月…
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」7話まで終了。
【禁断の果実】
花澤は正直になる前の永瀬がやっていた様な、客にとって不利になる条件や事情等は敢えて一切明らかにせず、利点だけを重点的に話して勧め契約を取る…みたいな事はやっていたけど、今回みたいな訴えられたら即アウトの、詐欺や法的な規則違反になる様な事はやっていなかったのに、どうしても売上で神木に勝って新支店の店長になるという目的の為に、神木並の悪事に手を染めてしまった。
新支店店長にどうしてもなりたい理由(子持ちでも働きやすい職場にするという様々な施策や理想)を花澤に話させたり、息子にルールを守らないと駄目だといつも言い聞かせていたのに…と後悔するシーンの挿入とかはしていたけど、今迄観てきた花澤の思考回路、行動倫理とは全く相容れない犯罪行為だったので、S1からずっと観て来た身としては、今回の花澤に関する話は到底受容出来る物では無かった。
その上でライバルの花澤を叩き潰す為に、花澤の客に花澤の違法行為を吹き込んでキャンセルさせたり、榎本の祖母に告知せずに欠陥タワマンを売り付けたり、神木の汚さは相変わらずで、永瀬に指摘されて契約取り消しに応ずるも、ずっと永瀬を見ながら笑顔を作り続ける神木の気持ち悪さ。あの演出は凄かったわ。
脚本=木滝りま 演出=下向英輝
- << 293 【2024冬ドラマ】 「正直不動産2」8話まで終了。 【無限ループ地獄】 今回は素人が片手間で手を出すと、大火傷をする可能性も有るワンルームマンション投資の話。悪徳業者に目を付けられると、次はきっと…と期待し、抜け出せない無限ループ地獄に陥るから要注意。真面目で気弱そうな素人は目を付けられやすいとか、今回も勉強になった。 「数字は嘘を付きません。ですが嘘つきは数字を使うんです」永瀬も昔はそうだったから、利点ばかりを数字を使って強調し、目眩ましをしてその気にさせるテクニックに騙されてはダメという事よね。 登坂社長の言った「町の不動産屋は顧客だけじゃなく、町の人々に生かされて商売している」これは誠実な仕事や人付き合いをしていれば、それは噂として町の人々にも伝わり、次の顧客を生む…って事よね。 気弱な父親の選択ミスを、頭の良い娘がリカバリーしようと考えた時に、この人に頼ろうと頭に浮かんだのは、以前清掃ボランティアをしていた時に商店街の人に感謝されている姿を見た事がある永瀬だったというオチと、社長の言葉が見事に連動していて上手い展開だなと思った。 それにしても神木の意図が読めなくてちょっとイライラする。でも次回は神木の深掘り回なので、やっと彼が何をしたいのかと、あの気持ち悪いタップの意味も分かるのかな? 脚本=清水匡 演出=金澤友也
>> 272
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「春になったら」5話まで終了。
【涙の大喧嘩再び!すれ違う父娘の想い】
時期はズレたとし…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」6話まで終了。
【娘へのサプライズ!父が下した決断】
もう以前の様には痛みが薬で抑えられなくなって来た雅彦。顔色や言動から弟の変調に気付いている姉・まきの、気遣う様子が辛い。ああいう変化って、一緒に暮らしている瞳より、時々会う姉の方が感じ取りやすいっていうのは有ると思う。仲良さそうな姉弟だし、元気が取り柄みたいな弟をずっと見て育って来た訳だから、弱々しい姿を見せ始めたのは本当に辛いだろうな。それを自然な演技で体現していた筒井真理子に泣かされたわ。
一馬との婚約を解消したと聞かされて、逆に焦り始めた父。娘は色々なストレスが重なり倒れて入院。それでもかず君は呼ばないでと言われて、瞳の彼への想いの強さを感じ取る父。カズマルは人間的にいいヤツだし、龍(「子供!」呼びから昇格w)は可愛いし、オレ何で反対したんだろう…って今更?(笑)
そして父が企画したサプライズの退院祝いのホームパーティー。かず君と龍も呼ばれていた。龍の口からパパが新作を考えている事がバラされ喜ぶ瞳。芸人に戻るのかと聞かれて「いや、僕はただ瞳ちゃんに笑っていて欲しいだけなんだよね」それは父も同じなのだ。
そして父の例のノートの“瞳からカズマルを追い払う”には線が引かれ、瞳のノートには“お父さんにかず君との結婚を認めて貰う”が復活していた。
脚本=福田靖 演出=松本佳奈
- << 292 【2024冬ドラマ】 「春になったら」7話まで終了。 【ふたりで最後の家族旅行!芸人の一大決心】 量を減らし品数を増やした夕食を作っても、あれだけ食べられなくなっている父。あの食事量を現実として突き付けられたら、瞳も辛いよなあ。雅彦自身、昼間に美味しそうなラーメンを自分で作っても、二すすりしたらもう食べられなくなって、じっとラーメンを見詰めてるのも切なかったなあ。 雅彦は一人残して行く瞳の事がとにかく心配だったから、後を託せる男じゃなければダメという思いが強くて、不安定な職業で気弱そうな一馬では不安だから反対していたけど、人間的に良いヤツと分かり、龍之介も可愛いから、3人で家族になってくれたら逆に安心みたいな考えに変わったみたいで。 自分の姉以外に、直接の家族として瞳を支えてくれる夫と息子が決まっていれば、それはやはり安心だと思う。 そして瞳には掛け替えのない親友の美奈子と、誠実な男友達の岸くんがいる。職場の助産院の院長・節子先生も信頼出来る。 娘の周りには良い人達が集まっている。 「死にたくないな」は当たり前だけど本心だから…本当に切ない。 もしも家族の誰かが同じ様な立場になったら…、もしも自分自身がそうなったら…と、色々と考えさせられるなあ。 脚本=福田靖 演出=松本佳奈
>> 271
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「厨房のありす」4話まで終了。
【自分をあきらめないで】
まさかの木村多江(蒔子)はあり…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」5話まで終了。
【恋心とはナンダ…!?】
恋心自体を理解していないありすが、常連客・明里の片想いを両想いにすべく、倖生とカップルを装って策を弄するという、ほぼ漫画の世界的な話だったけど、ありすの周りに居るのは、お客さんも含めて気持ちの優しい人ばかりなので、結果的に“笑えてほっこり”で終わるのが観ていて気持ちいいし、安心感が有る。
倖生の父・十嶋晃生(竹財輝之助)は心護の五條製薬時代の元同僚で恋人だった。でも彼はカミングアウトは出来ずに、親の勧める女性と結婚した。名字が違うのは親が離婚したから?
でもこれで倖生が意図して心護に近付いて来た事が分かった。
そして晃生の墓前で倖生に会った心護は、「お父さんを殺したのは僕だ、ごめん」と。
心護自身も倖生が晃生の息子だと分かっていたという事か(いつ知ったのかはまだ不明)。
倖生は優しい子だし、純粋なありすを好きになり、だからこそ傷付けたくないという思いも強いから、ありすを巻き込んで迄何かを成し遂げようとは思ってないだろうし、彼には出来ないよね、多分。
※ありすが蒔子と誠士に出した別々のセット料理が美味しそうだった!なのに二人共ひと口食べただけでありす達とお喋りが始まってしまい…全然食べさせない演出に少しイラッと…。
脚本=玉田真也 演出=瀬野尾一
- << 291 【2024冬ドラマ】 「厨房のありす」6話まで終了。 【ごめんなさい、好きです】 百花(大友花恋)が倖生の事を好きなのは、以前からの描写で分かっていたけど、ありすに対する発言が「無意識の差別になってる」と、心護の研究室の学生二人に注意されたのに、翌日、ありすのお弁当の差し入れを素直に喜ぶ倖生を見て、またまた嫉妬爆発で自分の分の弁当は突っ返し、今度は「空気を読め」だの「倖生も本当は迷惑してる」だの、自分の苛立ちを直接ありすにぶつけていた。この子ってこんな嫌な子だったっけ?ありすはASDって知っていて、一番苦手な空気を読む事を強要するなんて、しかも製薬会社のMRで、出入りさせて貰っている研究室の教授の娘に対してよ?立ち聞きしていた心護の言葉を借りれば「君みたいな優秀で可愛い女の子」が、我を忘れてあんなに攻撃的になるものなのかね。何か凄い違和感。(←脚本家が交代したせい?) あとあのインタビュアーもさあ、売りたい為にASDに食い付くのは分かるけど、料理は食べないとダメだろ。てかそこは何故ありすの料理が大人気なのかを知る為に、記者なら絶対味見はするだろ。 色々傷付いたありすを優しく包み込む倖生という図式に持って行きたいが為の、二人の女性の“無理矢理嫌なヤツ化”に私には見えてしまって…。ごめん、素直には感動出来なかった。 脚本=野田慈伸 演出=猪俣隆一
>> 270
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「アイのない恋人たち」4話まで終了。
【予行練習してる余裕ないんです】
生態系を壊す女(…
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」5話まで終了。
【あなたのことが好きだから】
家を出た奈美は、雄馬が祖母と暮らす家で同居、親抜きの結婚パーティーをする所迄一気に話は進み、いざパーティーの直前にお互いに「やっぱり違うんじゃないか」と気付き、新郎新婦の衣装のまま別々に逃亡。
幹事として丸投げされても、しっかりと準備をして来た他の4人は、出席者への謝罪や後始末迄やらされて踏んだり蹴ったり。
結局、どちらのカップルも男の方が割とキツめの言葉を女に投げかけて別れを選択。
3組の恋があっという間に無かった事になってしまった。
男女6人の内、子供の時から親との関係に問題を抱えていて、それが性格形成に影響を及ぼしたと思える人が4人もいる。
雄馬は両親を事故で亡くしたけど、祖母に愛されて育ったから性格に偏りは無さそうだけど、誰が見たって奈美は、そのバックボーンも含めて雄馬の手に負える様なタイプではない。
多聞から家庭の事情で作られた性格というのを差っ引いたら、彼の女性と交際や結婚をしたくない理由というのは、令和の男子に増え続けている一番ポピュラーな物で、遊川さん含めて上の世代が最も危惧している点なのかも。
真和達はお互いがもっと精神的に大人にならないと、キツいのかなあ。
脚本=遊川和彦 演出=綾部真也
- << 290 【2024冬ドラマ】 「アイのない恋人たち」6話まで終了。 【あなたと会えて幸せでした】 奈美は親の勧める医者と初顔合わせ。優馬も結婚相談所で紹介された女性と初顔合わせ。同じホテルのロビーで。そして同じタイミングでそれぞれのお相手が仕事で呼び出され、奈美と優馬は取り残される。もう別れたので離れた場所で背中合わせで、それでも電話で話をする二人。未練たらたらの二人。お互いに相手の何処がそんなに好きなのかよく分からない、観ていて伝わって来ない。客観的に見てこの二人は合わないと思うけど、復縁1号になるのかしら。 多聞はやっぱり優しい人だし、栞の事は気にかけている。仕事で栞の手柄を奪った上司を、皆の前で注意したり男気も有る。でも栞に「父の具合が悪いから実家に帰るので仕事を辞める」と告げられて、いきなりの喪失感。お互いに“会えて幸せでした”のLINEのやり取り。でも凄い喪失感と後悔が有ったのかなあ。多聞は“そういう店”に童貞を捨てに行く、泣きながら。ホント繊細、彼は。ここは復縁したら上手く行きそう。 ChatGPTに書かせた脚本の仕上がりが良いので、それを参考にしてチャチャッと書く様にPから言われた真和は、キレて降りてしまう(あのPは酷過ぎ)。 真和と絵里加は前途多難。ここが一番復縁は難しそう。相性は悪くないと思うのだが。 脚本=遊川和彦 演出=吉川鮎太
>> 269
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」5話まで終了。
【思春期な娘の家出と初…
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」6話まで終了。
【さよならコンサート】
このドラマの良さは、主題に据えた“今回のコンサートの曲”についての解説、それになぞらえた楽団員個人のドラマ、マエストロの曲の解釈と必要に応じたアレンジ、練習そして本番という流れでまとめ上げて、楽しそうに演奏する彼らを観ていると、詳しくなくても耳にした事は有る様な超有名なクラッシックナンバーを、より身近に親しく感じられる様になる事、そこに有る様に思っているのだけど、どうも制作陣の意識はそこには無いみたいで、あくまでも家族の再生がテーマで有り、マエストロの夏目家の再生が中心になるのは分かるのだけど、今回は特にあっちの家族、こっちの家族と様々な家族の事情が乗っかって来て、もうどこまで広げるの?とキャパオーバーの事態に。
その上、響の仕事絡みとはいえ、富子(白石加代子)の探していた曲が、見付けてみたらクラッシックとは全く関係の無い曲だったというね。
一言で言えば今回は【散漫】。
市長がゲリラコンサートをスルーした所だけは評価するわ(笑)
もういい加減、何で夏目は指揮者を辞めてしまったのか、自分が家族を壊したと自覚している響が、あそこ迄父を拒絶した直接の原因は何だったのか明らかにしてよ!
愛菜ちゃんのムスッ顔はもう見飽きた。
脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
- << 289 【2024冬ドラマ】 「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」7話まで終了。 【77歳の夢ライブ】 サブタイトルにしている位だから、今回は二朗(西田敏行)の深掘り回。古参団員だったし、大輝の祖父だし、団員の溜り場みたいな“うたカフェ二朗”のオーナーだから、自分で自分のバースデーを祝うライブをやろうとするのも、“散りオケ”を合流させる為に、二朗を失神で入院させ、急遽その病院のロビーで二朗も車椅子で参加して、「アマポーラ」を皆で演奏するというのもいいと思う。 でもこれに時間を取ると主役のマエストロの影が薄くなってしまうから、マエストロあこがれのドイツのオケから常任指揮者のオファーが届き、鏑木が夏目を説得したり、断られて二朗に愚痴をこぼしに行ったりと、結構鏑木に時間を割いた為に、夏目の断った理由は「ここでやりたい事が有るから」と、ざっくりとした事しか明かされず。 そして市長と天音の父娘の事情が明かされ、父の猛反対で天音が涙ながらに音楽を諦める展開が挟まれ、これは恐らく響が自分の父娘関係を見詰め直すきっかけとなる、重要なパートなのだろうと思うのだが、話が広がった中の一つとして扱われたので勿体無かったなと。“響・天音”回としてじっくりやって欲しかった。 で、次回は夏目と夏目の父との確執話。ねえ、何処まで話を広げれば気が済むの? 脚本=大島里美 演出=石井康晴、元井桃
>> 266
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」6話まで終了。
【チキンって何】
あの後、円も流石に悪い…
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」7話まで終了。
【コンプラって何】
円は、父の紹介する就職先が獣医師免許必須なので、国家試験を受けない事迄考え出し、“僕の存在が足枷になってる”と悩み出した大地。大地自身は熊本に付いて行く事迄考えていた訳で。これが男と女だと、跡取り息子に女が付いて来るのが当然!みたいになってしまうのだろうけど。それがどんなに横暴な事かが透けて見えるね。
美香は夫に“私達、翔が何で学校に行けなくなったのか、まだ知らないよね”と話し危惧していたら…。最後に父が翔の友達について、どう考えても言わなくていい事を理解が有るつもりでベラベラ話したら、翔から強烈なしっぺ返しが。
そうか、翔は“あの中でなら誰がいい?”みたいないかにも男子がやりそうな格付けの強要が嫌だったのか。こっちがやってるって事は、自分も対象にされてるかもしれず、そういうのがたまらなく嫌だったと。
父にはそんなつもりは無かったけど、喋り過ぎてまた失敗。一進一退だな。
原西のおかげで、昭和の生き残り男・古池対策としては、彼の想像の斜め上を行くのが有効と分かった。暑くて汗が…と、わざとB介くん(男性用ブラ)が透ける背中を見せたら、何も反応出来なくて黙ってしまった古池(笑)
原西くん、有能!
脚本=藤井清美 演出=加治屋彰人
- << 288 【2024冬ドラマ】 「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」8話まで終了。 【昭和って何】 そうか、翔は久々に高校に通い出して、表面的には上手くやっている様に見えていても、内面にはかなりのストレスが掛かっていて、それが父の余計な一言をスイッチに爆発してしまったのね。でも甘えられる存在だからこその爆発だし、翔自身、父親が以前の父親とは違って、自分の考えを押し付けなくなったし、かなり変わって来たというのは感じていたから、「イライラをぶつけてしまった、ごめんなさい」と素直に謝る事も出来た。沖田家の親子関係、夫婦関係は、羨ましい部類に入る位に好転したと思う。 円の重荷になりたくないと、バイトと嘘を付いて彼を避けていた大地。そんな大地が翔と親しくしている姿を見て誤解し荒れる円。祭りで偶然会った沖田は円と話をして大地の気持ちを代弁。真意を知った円は大地の元へ走り、祭り客の面前で大地を抱き締める。一つの壁はまず突破した。 そして“昭和の古池”ね。クレーマー体質の顧客とのトラブルを、昔の人間関係を使って解決してみせた古池。感謝をしながらも、でもそのやり方を今の人達に強要してはいけないと、部下達の前で古池に諭す様に話す沖田。 黙って出て行った古池が、お菓子にはお茶だろと、皆のお茶を運んで来たオチは少し甘過ぎる、とは思ったけど…笑えた。 脚本=藤井清美 演出=二宮崇
>> 264
【2024冬ドラマ】
「お別れホスピタル」2話まで終了。
【愛は残酷】
終末期の介護って本当に人それぞれだから、決して十把一絡…
【2024冬ドラマ】
「お別れホスピタル」3話まで終了。
【サンタさんはいるの?】
看護師もケアワーカーも、私情を挟まずプロとして一人一人の患者に接するのだが、それを物足りなく感じたり不満に思ったりすると、“もっとこっちを見てよ!”という思いが、職員に対するわがままという形で爆発する。大変な職業だなと思う。
良くなって退院して行く患者が殆どみたいな病棟なら、その事がモチベーションになるのかなと思うけど、ここは療養病棟という名の終末期医療病棟で、告知を受けている患者も多い。
本庄に自死された事がずっと尾を引いている辺見。今度は植物状態で入院中の娘の外出許可を取り、一緒に死のうとしていた母親の行動を、赤根と辺見の連係で既の所で阻止出来た。
「これ以上死なれてたまるか」
医学的に可能性が無いのに“有るかもしれない”と言う事は、医者には許されない。看護師やケアワーカーは許されるのか。いや嘘はダメだろう。
ただ、全てを分かった上でプラスの言葉を欲しがっている患者の場合でも、一律の対応に徹すべきなのか。
嘘でも信じないともう頑張れない人にも一律を通すべきなのか。
本庄に嘘でも何でも言えば良かった。例えば?と広野に聞かれて「サンタさんは居るんですよって」と微笑む辺見。
「人が最後に望む物は希望だと思う」
脚本=安達奈緒子 演出=笠浦友愛
- << 287 【2024冬ドラマ】 「お別れホスピタル」全4話終了。 【未来のわたし】 退院する患者が殆どいない療養病棟で、果てしなく繰り返される患者と医療従事者の日常の物語を観終わり、永六輔の無名人名語録に有る言葉“子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの(中略)これから通る今日の道 通り直しのできぬ道”が頭に浮かんで来た。 皆、自分の意志とは関係なく生まれて来て、何れは必ず死んで行く。その道は本当に通り直しは出来ない。だからなるべく後悔の無い様に主体的に生きて行きたいが、様々な要因が邪魔をする。一番御し難いのが、末期状態も含めた治療法の無い病気だ。 そういう患者と日々向き合い、少しでも気持ちが上がる様にお世話をする、本当に大変な仕事だと思う。 主人公は末期癌の担当患者に自殺されて落ち込むが、その経験が次の無理心中を未然に防ぐ事に繋がり、また引きこもりで自殺願望の強かった妹への、「つべこべ言わずにとにかく生きろよ!」という心からの叫びにも繋がり、心が動いたらしい妹の再生にも繋がった。 病気を防ぎなるべく健康体でいる為の努力は惜しまない方が良い。それでも病気に捕まってしまったら、次に大事なのは気持ちの持ちようだろう。元気な内から心の準備もしておけと、次々に亡くなる患者さんから言われている様な気がした。 脚本=安達奈緒子 演出=笠浦友愛
>> 263
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」3話まで終了。
【可愛いって言っちゃダメですか?】
今回の注意喚起テロップには、…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」4話まで終了。
【既読スルーしちゃダメですか?】
昭和の男・市郎は、令和で本格的にスマホを使い始めたら一気に重度のスマホ中毒に。一方令和の少年・キヨシは、スマホの無い昭和で、自分のせいで居なくなってしまった純子を自力で捜し出せた事に気分が高揚する。(まああの展開なら、純子は100%ムッチ先輩の所に行くと察しはつくけどw)この対比は結構面白かったな。
今回一番笑ったのは、井上くんがBL漫画が好きというキヨシの話に、母親のサカエが即反応し、細々と話を聞きたいのに一々口を挟んで来る純子にイライラして、思わず放った一言。「純子ちゃん、まだ8時、どっか出掛けて来たら?誰かのバイクで、アバズレなんだから」(爆笑)とてもフェミニストの社会学者の口から出た言葉とは思えない。学問は脳から出る言葉で、息子に関する感情から出る言葉は、出どころが違うって事なんだろうな。
この3人のやり取りには笑ってしまった。
日本では新職業のインティマシーコーディネーターについては、ちょっと違う方向の話になっていたかな。本来的には白ブリーフ1枚にさせられた磯村勇斗と、そのムッチにベッドに押し倒される河合優実にこそ必要だった職業よね(まっ、彼らは自力で監督と話し合ったのだろう)。
※渚の母は純子、デキ婚で市郎から勘当されてた?
脚本=宮藤官九郎 演出=古林淳太郎
- << 286 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」5話まで終了。 【隠しごとしちゃダメですか?】 昭和の三者面談の会話や、PTA会費の不明朗な会計を問い詰めるサカエ、渚の父と市郎の対面時の“純子は今どこに?”をごまかす会話で散々笑わせておいて、実は…でドキッとさせて辛い結末に持って行く、その話運びの巧みさ、震災死を扱っていながら直接の描写は無く、具体的な死因等にも一切触れない、でもその前日は犬島ゆずる・純子夫妻に対し、結婚に反対した市郎がわだかまりを解き、初めて孫の渚を膝に抱こうとして泣かれ、皆で笑った幸せな日だった。そんな妻と義父を翌朝一気に喪い、幼い渚と自分が生き残った当時のゆずる(錦戸亮)の喪失感を想像するとたまらなかったし、大震災の残酷さも十分に伝わって来た。 ゆずるは神戸の仕立て屋の跡取りで、厳しい父からやっと独り立ちを許され、初めての仕立ては義父のスーツにすると決めて、採寸の為に純子が東京から強引に父を連れて来て、緊張も有って採寸に手間取り帰京が翌朝になり、駅迄送って行った純子共々犠牲になった事で、“自分がモタモタしたからだ”という後悔にずっと苛まれて来たゆずる。 タイムスリップのお陰で少し若い市郎と会えて、震災後に仕上げたスーツを着て貰う事が出来た。こんな風に心を浄化する事が可能だったらって、今回は凄く考えさせられたな。 脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
>> 262
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」4話まで終了。
【黒幕判明!病院コンビが猛反撃!!】←本当の黒幕は判明していないし、猛反…
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「グレイトギフト」5話まで終了。
【嫉妬と復讐!女の闘いが招く殺人】
郡司の愛人鶴下看護師長迄、ギフトの事をほぼほぼ正確に掴んでいて(だから白鳥にお注射されちゃったけど)、皆、推理力が有るなあと思う反面、機密保持に向いていない藤巻の鈍臭さ、迂闊さ、無防備さが招いた結果でも有る訳で…。
それでも妻と娘のあの態度、あれは無いわ。お金だけは全部藤巻に出させて、入院前から妻は郡司と不倫、娘は知っていて応援していたって。
でもこれで足枷は取れた訳だから、いよいよ藤巻の逆襲が始まる、らしい。
理事長室に集められた「志を同じくする仲間」の中に久留米も居て、混乱する藤巻。
でもどうやら久留米は次回から藤巻、神林と手を組むらしいので、あれは呼ばれたから居ただけなのかも。(本坊が白鳥にベラベラ喋っていそう)
このドラマのキモは“波瑠のどっち付かず維持”だな。
「VIVANT」の二階堂ふみ的立ち位置。視聴者の、あの俳優ならこれで終わる訳が無いという、勝手な妄想を逆利用している感じ。
脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太
※やっと視聴済みの木曜日分迄書き終わった。
クドカンドラマは今夜録画を楽しみに観るので、感想は明日になるかな。
- << 285 【2024冬ドラマ】 「グレイトギフト」6話まで終了。 【真犯人登場!変人病理医の逆襲】←真犯人は藤巻宛に電話を掛けて来て、ボイスチェンジャーを使って、“ギフトの販売を止めさせろ。自分がギフト(オクトセブン)の創造者。証明として601の患者にギフトを贈った”と言って来て、実際に患者は前夜に死に首には黒いシミが有ったから、姿は見せないけど真犯人が登場したって事になる訳ね? 藤巻は白鳥の目を見て怒鳴ったり、神林にギフトの全てを話して、指示された“白鳥が殺人に関与した証拠集め”に、久留米と共に協力したりと、確かに逆襲は始めたのだけど…。まあ普通に考えて娘の手術を人質に取られている神林が、それを棒に振って迄白鳥逮捕に動く事は考えられない訳で、同じ経験をした藤巻はそこに気付かなければダメよね。まっ、だからボンクラ藤巻なんだけど(自分で自分をボンクラって言っちゃってるしw) 次回からは“創造者”のターンになるらしいんだけど…。 最初の頃は藤巻の多重人格の可能性も有りかなとは思っていたのだが、それはもう無いとして、残るは久留米か、態々小野花梨を起用してるから奈良のどちらかで、奈良だとしたら杏梨と組んでいるのかなと。杏梨の裏に最初から白鳥が居た可能性は有り。藤巻の事は犯人に仕立てる為に巻き込んだ。(久留米だと行き付けの店の安田さん殺しの理由が分からない) 脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太
>> 261
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」3話まで終了。
【恋がバレたら即解雇 猛烈愛と秘密の約束】
侑里から言われた…
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「Eye Love You」4話まで終了。
【決戦はバレンタイン!嫉妬に燃える交錯愛】
テオは花岡に探りを入れられ、いきなり「日本語分かりません」その方が怪しまれるって(笑)
確か韓国語にはザズゼゾツの発音が無くて、だから日本語に慣れていないジョンヒョプは、発音が若干ジャジュジェジョチュになってしまい、その舌足らずな感じがまた可愛いんだなあ、あれは反則技よ(笑)
花岡は前に寝た振りをして聞いていた侑里と真尋の会話(侑里が高校生の時の恋が最後で、もう恋はしないと言い切っていた)をずっと信じていたから、自分の侑里への気持ちにも蓋をして来たのに、テオはともかくとして、侑里迄何か怪しいと気付き始めて…これはキツイな。
※テオの韓国語の心の声に字幕を付けないのは、侑里が読み取れないのを強調する為と、TVer字幕版への誘導目的も有るのかなと推測するのだが、リアタイ視聴のみの視聴者には若干不親切かなと。
今のところはそんなに重要な事は言ってない様だけど…。
脚本=三浦希紗 演出=加藤亜季子
- << 284 【2024冬ドラマ】 「Eye Love You」5話まで終了。 【ずっと好きだった…本音に抗う恋の結末】 恋愛ドラマの折り返し点というと、家庭や仕事の問題が発生したり、当て馬の存在感が増して来たりして、主人公カップルに停滞感が漂ったり、一旦白紙に戻そうかみたいな展開は有りがちで、このドラマも王道展開を入れ込んで来たのだが…。 どうもエピソードの作り方がどれも態とらしくて、不自然さが漂うから素直に話に入って行けなかったな。 前回から続く“テオの好きな人”呼びから来る勘違いの連鎖にしても、何で誰も一度も固有名詞で呼ばないの?呼んだらいけない理由なんて無いのに態とらしい…って思ってしまったし、侑里は韓国語の単語を調べるのに、何であのクセの強い動画だけを選択し、彼の発言だけを信じるの?という疑問も。 花岡が心のガードを外し、侑里がしっかり目を見詰めたから、花岡の“ずっと好きだった”という心が読めたみたいなのだが、そんな究極のご都合主義って有る? あと一つ気になったのは、階段をテオが一人で先にズンズン上って行くシーン。韓国男性は好きな女性には絶対的なレディーファーストだから、あんなの有り得ないのだが。あんな無理矢理演出せずに、並んで上ってキスしたくなったら、テオが1段下りればいいだけじゃん、十分素敵なシーンになるよねって。 脚本=三浦希紗 演出=福田亮介
>> 260
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」5話まで終了。
【善意の代償】
今回は永瀬と月下それぞれの、理由も納得の行く失敗を描き、…
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「正直不動産2」6話まで終了。
【春よ来い】
今直ぐ出て行ってくれるなら、滞納した3ヶ月分の家賃はチャラにしてくれる、なんて都合の良い大家さんいる?とは思ったけど(笑)
十影くんは辛い子供時代を過ごしているから人の心の痛みは分かるけど、それを言語化するのが下手だし、ボキャブラリーも少なそう。親戚をたらい回しにされていれば口数も減るだろうし、余計な事は言わない様にもしていたのだろうから、その弊害なのかなと。
今回の案件では掛け持ちバイト中の明日美(美山加恋)の姿(特に居眠り)を見て、無理の無い家賃の部屋に越すべきと感じて結論付けた、今回はそこに価値が有ったと思う。言葉足らずで明日美を怒らせてしまったけど。
まあでも普通に考えたら、十影くんには営業職の適性は無いよね(現実世界なら試用期間後に不採用のケースだな)。マダムのコネというのは、よく練られた設定だわ。
脚本=清水匡 演出=金澤友也
- << 283 【2024冬ドラマ】 「正直不動産2」7話まで終了。 【禁断の果実】 花澤は正直になる前の永瀬がやっていた様な、客にとって不利になる条件や事情等は敢えて一切明らかにせず、利点だけを重点的に話して勧め契約を取る…みたいな事はやっていたけど、今回みたいな訴えられたら即アウトの、詐欺や法的な規則違反になる様な事はやっていなかったのに、どうしても売上で神木に勝って新支店の店長になるという目的の為に、神木並の悪事に手を染めてしまった。 新支店店長にどうしてもなりたい理由(子持ちでも働きやすい職場にするという様々な施策や理想)を花澤に話させたり、息子にルールを守らないと駄目だといつも言い聞かせていたのに…と後悔するシーンの挿入とかはしていたけど、今迄観てきた花澤の思考回路、行動倫理とは全く相容れない犯罪行為だったので、S1からずっと観て来た身としては、今回の花澤に関する話は到底受容出来る物では無かった。 その上でライバルの花澤を叩き潰す為に、花澤の客に花澤の違法行為を吹き込んでキャンセルさせたり、榎本の祖母に告知せずに欠陥タワマンを売り付けたり、神木の汚さは相変わらずで、永瀬に指摘されて契約取り消しに応ずるも、ずっと永瀬を見ながら笑顔を作り続ける神木の気持ち悪さ。あの演出は凄かったわ。 脚本=木滝りま 演出=下向英輝
>> 259
【2024冬ドラマ】
「春になったら」4話まで終了。
【親友と48年ぶりに再会!学生時代の償い】
父・雅彦の死ぬまでにやりたい…
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「春になったら」5話まで終了。
【涙の大喧嘩再び!すれ違う父娘の想い】
時期はズレたとしても、父雅彦の死はどうしたって免れ無い訳で、そんな中、今重きを置くべき事は何なのか、それぞれの想いが交錯し煮詰まってしまった、そんな感じかな。
龍ちゃんはパパに芸人を辞めて欲しくなかった。舞台に立ってるパパが誇らしいというのも有るのだろうが、どちらかというとお家でネタを考えているパパが面白くて好きって事なのかなと。まだ8才であのすれ違い生活は可哀想だよなあって。
瞳もあの癒やし芸をしているかず君が好きなのだし、塾講師には中退でも東大ブランドは超有効というのは分かったのだから、龍ちゃんが高学年になる位迄は、取り敢えず芸人で頑張ってみればいいんじゃない?
芸人以外でも飯は食える!という道筋は、今回雅彦に提示出来たのだから、無駄では無かったしね。
自分勝手で嫌な奴は一人も居ないから、逆に堂々巡りに陥りやすい人達…とも言えるのかも。
脚本=福田靖 演出=穐山茉由
- << 282 【2024冬ドラマ】 「春になったら」6話まで終了。 【娘へのサプライズ!父が下した決断】 もう以前の様には痛みが薬で抑えられなくなって来た雅彦。顔色や言動から弟の変調に気付いている姉・まきの、気遣う様子が辛い。ああいう変化って、一緒に暮らしている瞳より、時々会う姉の方が感じ取りやすいっていうのは有ると思う。仲良さそうな姉弟だし、元気が取り柄みたいな弟をずっと見て育って来た訳だから、弱々しい姿を見せ始めたのは本当に辛いだろうな。それを自然な演技で体現していた筒井真理子に泣かされたわ。 一馬との婚約を解消したと聞かされて、逆に焦り始めた父。娘は色々なストレスが重なり倒れて入院。それでもかず君は呼ばないでと言われて、瞳の彼への想いの強さを感じ取る父。カズマルは人間的にいいヤツだし、龍(「子供!」呼びから昇格w)は可愛いし、オレ何で反対したんだろう…って今更?(笑) そして父が企画したサプライズの退院祝いのホームパーティー。かず君と龍も呼ばれていた。龍の口からパパが新作を考えている事がバラされ喜ぶ瞳。芸人に戻るのかと聞かれて「いや、僕はただ瞳ちゃんに笑っていて欲しいだけなんだよね」それは父も同じなのだ。 そして父の例のノートの“瞳からカズマルを追い払う”には線が引かれ、瞳のノートには“お父さんにかず君との結婚を認めて貰う”が復活していた。 脚本=福田靖 演出=松本佳奈
>> 258
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」3話まで終了。
【「助けて」って言えば良い】
常連客の優奈は、息子・空のお受験の事で義母…
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「厨房のありす」4話まで終了。
【自分をあきらめないで】
まさかの木村多江(蒔子)はありすの母親ではない宣言!妹・未知子(国仲涼子←綺麗!)の子で、研究所に子連れ出勤する位可愛がっていたけど、火災が起きた時に娘を庇って亡くなったのだと。
心護は嘘は付いて無かったのね。それならありすはもう大きいのだし、お墓参り位させてあげれば良かったのに。
話を聞いたら火事の事は思い出したありす。これ以上ありすが何かを思い出すと、萩原聖人(誠士)辺りがヤバい事になるのかね。
あと倖生の父は犯罪者で、自分も罪をなすり付けられて捕まり、不起訴になった事が有ると。もしかして倖生は父親の事件を調べてる?もしバイト先に選んだ二ヶ所が偶然では無いのだとしたら、五條製薬絡みなのかもね。
でもこういう考察系の話は、このドラマには入れて欲しく無かったなあ。
脚本=玉田真也 演出=鈴木優馬
※久し振りに見た国仲涼子が美し過ぎてびっくり。旦那の向井理もずっとシュッとしていてカッコいいけど、妻もブラッシュアップしていて素敵だった。
- << 281 【2024冬ドラマ】 「厨房のありす」5話まで終了。 【恋心とはナンダ…!?】 恋心自体を理解していないありすが、常連客・明里の片想いを両想いにすべく、倖生とカップルを装って策を弄するという、ほぼ漫画の世界的な話だったけど、ありすの周りに居るのは、お客さんも含めて気持ちの優しい人ばかりなので、結果的に“笑えてほっこり”で終わるのが観ていて気持ちいいし、安心感が有る。 倖生の父・十嶋晃生(竹財輝之助)は心護の五條製薬時代の元同僚で恋人だった。でも彼はカミングアウトは出来ずに、親の勧める女性と結婚した。名字が違うのは親が離婚したから? でもこれで倖生が意図して心護に近付いて来た事が分かった。 そして晃生の墓前で倖生に会った心護は、「お父さんを殺したのは僕だ、ごめん」と。 心護自身も倖生が晃生の息子だと分かっていたという事か(いつ知ったのかはまだ不明)。 倖生は優しい子だし、純粋なありすを好きになり、だからこそ傷付けたくないという思いも強いから、ありすを巻き込んで迄何かを成し遂げようとは思ってないだろうし、彼には出来ないよね、多分。 ※ありすが蒔子と誠士に出した別々のセット料理が美味しそうだった!なのに二人共ひと口食べただけでありす達とお喋りが始まってしまい…全然食べさせない演出に少しイラッと…。 脚本=玉田真也 演出=瀬野尾一
>> 257
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」3話まで終了。
【朝までこうしていいですか】
どうやら遊川さんは、本気で若い男女の…
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「アイのない恋人たち」4話まで終了。
【予行練習してる余裕ないんです】
生態系を壊す女(愛)vs家族に問題を抱えている恋愛初心者(絵里加)。まともに闘ったら絵里加は愛の手のひらでグシャってやられそうだけど(笑)
でも真和は愛の息子への言葉の選び方を見ても、絵里加の引きこもり兄への声掛けを聞いても、凄く真っ当な考え方と感性をしている男なのよね。
今は仕事面で余裕が無いから、先の事までは考えられないというのが正直な所だろうけど、文学好きな絵里加と創作(脚本)が仕事の真和は、意外と相性が良いのかも。
進み過ぎる雄馬と拗らせ多聞の方が、色々と問題を起こしそう。
脚本=遊川和彦 演出=吉川鮎太
- << 280 【2024冬ドラマ】 「アイのない恋人たち」5話まで終了。 【あなたのことが好きだから】 家を出た奈美は、雄馬が祖母と暮らす家で同居、親抜きの結婚パーティーをする所迄一気に話は進み、いざパーティーの直前にお互いに「やっぱり違うんじゃないか」と気付き、新郎新婦の衣装のまま別々に逃亡。 幹事として丸投げされても、しっかりと準備をして来た他の4人は、出席者への謝罪や後始末迄やらされて踏んだり蹴ったり。 結局、どちらのカップルも男の方が割とキツめの言葉を女に投げかけて別れを選択。 3組の恋があっという間に無かった事になってしまった。 男女6人の内、子供の時から親との関係に問題を抱えていて、それが性格形成に影響を及ぼしたと思える人が4人もいる。 雄馬は両親を事故で亡くしたけど、祖母に愛されて育ったから性格に偏りは無さそうだけど、誰が見たって奈美は、そのバックボーンも含めて雄馬の手に負える様なタイプではない。 多聞から家庭の事情で作られた性格というのを差っ引いたら、彼の女性と交際や結婚をしたくない理由というのは、令和の男子に増え続けている一番ポピュラーな物で、遊川さん含めて上の世代が最も危惧している点なのかも。 真和達はお互いがもっと精神的に大人にならないと、キツいのかなあ。 脚本=遊川和彦 演出=綾部真也
>> 256
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」4話まで終了。
【勘違いな恋の喜劇】
演出家がトミー…
【2024冬ドラマ】〚気になった点〛
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」5話まで終了。
【思春期な娘の家出と初恋】
前回志帆は夫に、指揮棒振る以外は全くの役立たずみたいに毒突いていたけど、二十歳の娘がコートを脱ぎ捨てたら、注意もせずに拾って仕舞いに行くし、息子はもう高校生なのに、トマト鍋の具材を取り分けてあげていたし、あれを見たら志帆の首を一番絞めていたのは志帆自身じゃん、と思ってしまった。
何も出来ない夫に苦しめられて来たって本気で思うなら、子供達の未来の伴侶が苦しまないで済む様に、自分は徹底的に家事を仕込んでから未来の伴侶に手渡す位の事はしないとね。
芦田愛菜だってあのコート脱ぎ捨て演技には抵抗が有ったと思うけど、チーフ監督の演出だから、話し合って意図を理解して演じていると思うのね。
何かこの先に大きなご褒美が無いと、愛菜ちゃんにとっては演り損、黒歴史になりそうなので、きっと演り得になる何かは用意されているのだろうね。
脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
- << 279 【2024冬ドラマ】 「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」6話まで終了。 【さよならコンサート】 このドラマの良さは、主題に据えた“今回のコンサートの曲”についての解説、それになぞらえた楽団員個人のドラマ、マエストロの曲の解釈と必要に応じたアレンジ、練習そして本番という流れでまとめ上げて、楽しそうに演奏する彼らを観ていると、詳しくなくても耳にした事は有る様な超有名なクラッシックナンバーを、より身近に親しく感じられる様になる事、そこに有る様に思っているのだけど、どうも制作陣の意識はそこには無いみたいで、あくまでも家族の再生がテーマで有り、マエストロの夏目家の再生が中心になるのは分かるのだけど、今回は特にあっちの家族、こっちの家族と様々な家族の事情が乗っかって来て、もうどこまで広げるの?とキャパオーバーの事態に。 その上、響の仕事絡みとはいえ、富子(白石加代子)の探していた曲が、見付けてみたらクラッシックとは全く関係の無い曲だったというね。 一言で言えば今回は【散漫】。 市長がゲリラコンサートをスルーした所だけは評価するわ(笑) もういい加減、何で夏目は指揮者を辞めてしまったのか、自分が家族を壊したと自覚している響が、あそこ迄父を拒絶した直接の原因は何だったのか明らかにしてよ! 愛菜ちゃんのムスッ顔はもう見飽きた。 脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
【発熱】
日曜の夜辺りから具合が悪くなり、月曜の朝は37.8℃。今朝も37.8℃(平熱は36℃前後)、夜は37.9℃。コロナでもインフルでもなく只の発熱。コロナ禍からこっち、約4年間一度も発熱した事が無かったので、自分でもびっくりする位、熱に弱くなっていた。とにかく直ぐに眠くなる。今日は晩御飯の途中で気持ち悪くなり、食べ残した。
ドラマは日曜の3作品(マエストロは生で、アイとありすは録画で視聴)迄は観たのだが、集中力が減退しているので感想を書く事が出来ない。
熱が下がったらちょこっとでも感想を書くかなあとは思っているが、もしかしたら溜めてしまって書けないかも…。
もう既に眠い。辛い。
>> 255
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」5話まで終了。
【アプデって何】
今回は大地と円先輩の関…
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」6話まで終了。
【チキンって何】
あの後、円も流石に悪いと思ったのか、BBQには最後まで付き合った様だし、娘の萌も、父にアウティングの知識が無く、悪気も無かった事をきちんと理解した上で「二度としない事だね」と言ってくれたし、二階の廊下で話したその会話を翔も自室で聞いていて、変な誤解は解けただろうし、それは良かったと思う。
大地のお陰で翔や部下達への意識や対応はアプデ出来つつ有るのに、妻の美香に対しては家事をしてくれて当たり前という意識が抜けず、「ありがとう」の一言も言って無かった沖田。これは萌も翔も同じで食事も掃除洗濯も、母がやって当たり前だと思ってる。
それでも今迄は何も言わずにこなして来たけど、パート先の新作弁当コンペで最優秀賞を取った鶏肉料理を、家族にも食べて貰って賞の報告をしたかったのに、話したい事が有るとLINEもしたのに、誰も食事の時間に席に着いてくれず、遂に不満爆発。
「ご飯がいつでも自分が食べたい時に出て来て当然と思われるのはイヤ」←きっと日本中の主婦(主夫)が、そうだそうだ!と同意したと思う。
反省した3人で美香の推しのチケットを取り、翔も食卓に着いた事で家庭の問題は一件落着。
でも、会社がハラスメント無視のお荷物男を、沖田の部署に押し付けて来た!
脚本=藤井清美 演出=二宮崇
- << 278 【2024冬ドラマ】 「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」7話まで終了。 【コンプラって何】 円は、父の紹介する就職先が獣医師免許必須なので、国家試験を受けない事迄考え出し、“僕の存在が足枷になってる”と悩み出した大地。大地自身は熊本に付いて行く事迄考えていた訳で。これが男と女だと、跡取り息子に女が付いて来るのが当然!みたいになってしまうのだろうけど。それがどんなに横暴な事かが透けて見えるね。 美香は夫に“私達、翔が何で学校に行けなくなったのか、まだ知らないよね”と話し危惧していたら…。最後に父が翔の友達について、どう考えても言わなくていい事を理解が有るつもりでベラベラ話したら、翔から強烈なしっぺ返しが。 そうか、翔は“あの中でなら誰がいい?”みたいないかにも男子がやりそうな格付けの強要が嫌だったのか。こっちがやってるって事は、自分も対象にされてるかもしれず、そういうのがたまらなく嫌だったと。 父にはそんなつもりは無かったけど、喋り過ぎてまた失敗。一進一退だな。 原西のおかげで、昭和の生き残り男・古池対策としては、彼の想像の斜め上を行くのが有効と分かった。暑くて汗が…と、わざとB介くん(男性用ブラ)が透ける背中を見せたら、何も反応出来なくて黙ってしまった古池(笑) 原西くん、有能! 脚本=藤井清美 演出=加治屋彰人
>> 254
【2024冬ドラマ】
「新空港占拠」4話まで終了。
【新・対決】
今回は話に進展と広がりが有り、場面転換を繰り返す演出でスピー…
【2024冬ドラマ】
「新空港占拠」5話まで終了。
【新・突入】
うーん、正直言ってもう飽きて来てしまった。ここまでほぼほぼ「大病院…」のプロットをなぞってるだけだし、トンチキでこそ輝くのに、武蔵=櫻井翔のトンチキシーンも影を潜めてしまったし、もう何を楽しめばいいの?って感じ。
今回で獣の面は全部外れ、彼らの第一義的な動機も見えて来たので、ここから前作とは枝分かれした独自の見せ方をしてくれると、また視聴意欲も湧いて来るのかも。
〘卯(兎)は安斉星来、未(羊)は山本千尋、リーダー辰(龍)は高橋メアリージュン〙
これで十二支の内十人は出揃った訳で、後は子(鼠)と戌(犬)も居るのか?居るなら誰?
後は山猫と呼ばれている黒幕は誰なのか。
鼠はジェシーで犬は二葉、二人共ターゲットは山猫で潜入目的…かな?
山猫は…分からん。
最後まで観るつもりだけど、感想はもう毎回は書かないかも。
脚本=福田哲平 演出=大谷太郎
>> 253
【2024冬ドラマ】
「お別れホスピタル」(NHK,NEP)脚本=安達奈緒子 出演=岸井ゆきの、松山ケンイチ、内田滋、仙道敦子、長村航…
【2024冬ドラマ】
「お別れホスピタル」2話まで終了。
【愛は残酷】
終末期の介護って本当に人それぞれだから、決して十把一絡げには語れないよなあ。
息子は穏やかな自然死を望んだのに、呼吸器を付けての延命を望んだ水谷の妻・久美(泉ピン子)。夫の暴力にずっと耐えて来たのに何故?と腑に落ちなかったのだが、同じ様な立場の久田今日子(高橋惠子)との会話では、自分でも分からない内に延命して欲しいと口に出していたのだとか。
今日子の方は夫を8年も自宅で介護の後、入院させて、自分も疲労で夫の隣のベッドに入院させて貰って、甲斐甲斐しく夫の世話もしていたから、仲の良い夫婦だったのかと思いきや、19才で見初められ有無を言わせず結婚を決められ、ずっと夫に従って暮らして来たけど、妻が別人格だという感覚が無い夫が「ずっと嫌いだったのかもしれません」と。
今際の際に長年連れ添った妻から、耳元で「早く逝って下さい」と言われるのってどうなんだろう。自業自得と言えばそれまでなんだけど、ああいうタイプの男は元気な時に妻に何か言われたとしても、「何だと?離婚だあ!」とか聞く耳は持たないのだろうから、まあやっぱり自業自得なのかな。
辺見の先輩・赤根(内田滋)の高校生の息子はとってもいい子に育ってるみたいだけど、全4話なのに登場させたって事は、赤根のあの咳はもしかして重病フラグ?
脚本=安達奈緒子 演出=柴田岳志
- << 277 【2024冬ドラマ】 「お別れホスピタル」3話まで終了。 【サンタさんはいるの?】 看護師もケアワーカーも、私情を挟まずプロとして一人一人の患者に接するのだが、それを物足りなく感じたり不満に思ったりすると、“もっとこっちを見てよ!”という思いが、職員に対するわがままという形で爆発する。大変な職業だなと思う。 良くなって退院して行く患者が殆どみたいな病棟なら、その事がモチベーションになるのかなと思うけど、ここは療養病棟という名の終末期医療病棟で、告知を受けている患者も多い。 本庄に自死された事がずっと尾を引いている辺見。今度は植物状態で入院中の娘の外出許可を取り、一緒に死のうとしていた母親の行動を、赤根と辺見の連係で既の所で阻止出来た。 「これ以上死なれてたまるか」 医学的に可能性が無いのに“有るかもしれない”と言う事は、医者には許されない。看護師やケアワーカーは許されるのか。いや嘘はダメだろう。 ただ、全てを分かった上でプラスの言葉を欲しがっている患者の場合でも、一律の対応に徹すべきなのか。 嘘でも信じないともう頑張れない人にも一律を通すべきなのか。 本庄に嘘でも何でも言えば良かった。例えば?と広野に聞かれて「サンタさんは居るんですよって」と微笑む辺見。 「人が最後に望む物は希望だと思う」 脚本=安達奈緒子 演出=笠浦友愛
>> 252
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」2話まで終了。
【一人で抱えちゃダメですか?】
純子「おばさん宜保愛子なの!?」…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」3話まで終了。
【可愛いって言っちゃダメですか?】
今回の注意喚起テロップには、“…時代による文化・風俗の変遷と〚その是非を問う事を主題としている〛…”という、〚〛内の新たな文言が加わり、中身も前回迄の“昭和あるある、昭和の常識は令和の非常識”を詰め込んで笑わせるのではなく、昭和の“女性のポロリが期待出来る”と人気の番組「早チョメ」(エロおやじ風でバカな事をやっているけど、実は医者の家系らしいズッキーがMC)と、MCのツツミンが六股交際をスクープされて降板し、八嶋智人が急遽ピンチヒッターを務めた令和の情報番組「プレサタ」の放送を交互に映し出し、エロ丸出しで自由奔放に見える「早チョメ」だけど、出演者は皆プロとして自分の役割を果たしているだけだし、トラブル対応で垣間見えたズッキーの本質は、紳士的できちんとした人という印象だったし、デフォルメはされているけど、意識がコンプラ(法令遵守)で一杯の栗田P(山本耕史)が仕切る「プレサタ」は、番組としては何だか窮屈な印象しか残らないという比較を提示して来た。
笑うポイントは有るし、ミュージカルで目逸しをしているので、主題を変に意識させられる事は無いから、その辺りは上手いなクドカンと思う。
※ビリビリしちゃう市郎と渚の関係は、ひょっとして祖父と孫なのかな?
脚本=宮藤官九郎 演出=坂上卓哉
- << 276 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」4話まで終了。 【既読スルーしちゃダメですか?】 昭和の男・市郎は、令和で本格的にスマホを使い始めたら一気に重度のスマホ中毒に。一方令和の少年・キヨシは、スマホの無い昭和で、自分のせいで居なくなってしまった純子を自力で捜し出せた事に気分が高揚する。(まああの展開なら、純子は100%ムッチ先輩の所に行くと察しはつくけどw)この対比は結構面白かったな。 今回一番笑ったのは、井上くんがBL漫画が好きというキヨシの話に、母親のサカエが即反応し、細々と話を聞きたいのに一々口を挟んで来る純子にイライラして、思わず放った一言。「純子ちゃん、まだ8時、どっか出掛けて来たら?誰かのバイクで、アバズレなんだから」(爆笑)とてもフェミニストの社会学者の口から出た言葉とは思えない。学問は脳から出る言葉で、息子に関する感情から出る言葉は、出どころが違うって事なんだろうな。 この3人のやり取りには笑ってしまった。 日本では新職業のインティマシーコーディネーターについては、ちょっと違う方向の話になっていたかな。本来的には白ブリーフ1枚にさせられた磯村勇斗と、そのムッチにベッドに押し倒される河合優実にこそ必要だった職業よね(まっ、彼らは自力で監督と話し合ったのだろう)。 ※渚の母は純子、デキ婚で市郎から勘当されてた? 脚本=宮藤官九郎 演出=古林淳太郎
>> 251
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」3話まで終了。
【妻の命を救え!!軽井沢ゴルフ殺人】
私の読みはすっかり外れて、郡司は…
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」4話まで終了。
【黒幕判明!病院コンビが猛反撃!!】←本当の黒幕は判明していないし、猛反撃した病院コンビとは誰の事?意味不明なサブタイトルだしセンスも無い。
久留米の“好き”は人間藤巻が好きという意味で肩透かし。藤巻に気持ちを説明しながら“父に似てるからかも”“腑に落ちた”とか自己分析をしてる久留米は、ただの変わり者ってだけなのかよく分からず、何か観ていてムズムズする。
二人は最初に“ギフト”を作ったのは誰なのかを探る為に協力する事を決めるのだが、詳しい話をするのが久留米の行き付けで、“ギフト”で亡くなった安田が主人だった居酒屋のカウンターって。
ラボに防カメを取り付けないのもそうだけど、藤巻って何でこんなに無防備なの?あれだけ痛い目に遭っているのに、何故学習しないの?
本坊がラボを盗聴していた事で、久留米が藤巻と組んだ事は筒抜け。その話を郡司に聞かれて、藤巻は妻に加えて久留米も“人質”に取られてしまった。
人質と言えば、神林も娘の難手術が出来るのは、国内では白鳥だけという事情が明かされたので、これまたそれが足枷となって、神林も白鳥に取り込まれそうな予感。
権力欲に取り憑かれ悪顔全開の郡司は、いずれ白鳥に消されそうだな。
でもこんなに次々に心不全で死んだら、リアルなら文春とかが騒ぎそう(笑)
脚本=黒岩勉 演出=星野和成
- << 275 【2024冬ドラマ】〚気になった点〛 「グレイトギフト」5話まで終了。 【嫉妬と復讐!女の闘いが招く殺人】 郡司の愛人鶴下看護師長迄、ギフトの事をほぼほぼ正確に掴んでいて(だから白鳥にお注射されちゃったけど)、皆、推理力が有るなあと思う反面、機密保持に向いていない藤巻の鈍臭さ、迂闊さ、無防備さが招いた結果でも有る訳で…。 それでも妻と娘のあの態度、あれは無いわ。お金だけは全部藤巻に出させて、入院前から妻は郡司と不倫、娘は知っていて応援していたって。 でもこれで足枷は取れた訳だから、いよいよ藤巻の逆襲が始まる、らしい。 理事長室に集められた「志を同じくする仲間」の中に久留米も居て、混乱する藤巻。 でもどうやら久留米は次回から藤巻、神林と手を組むらしいので、あれは呼ばれたから居ただけなのかも。(本坊が白鳥にベラベラ喋っていそう) このドラマのキモは“波瑠のどっち付かず維持”だな。 「VIVANT」の二階堂ふみ的立ち位置。視聴者の、あの俳優ならこれで終わる訳が無いという、勝手な妄想を逆利用している感じ。 脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太 ※やっと視聴済みの木曜日分迄書き終わった。 クドカンドラマは今夜録画を楽しみに観るので、感想は明日になるかな。
>> 249
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「春になったら」③
【父娘で遊園地へ!婚約者はお笑い賞レースに参戦】医療用麻薬ってあんなに直…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」3話まで終了。
【恋がバレたら即解雇 猛烈愛と秘密の約束】
侑里から言われた公私混同禁止の意味を理解したテオは、それを厳密に守り過ぎて、何かにつけて「会社なので」を連発し、侑里からの声掛けをシャットアウト。オフィスビル前での侑里への“待て!”返しには爆笑してしまった。
朝は立て続けにLINEを送り続けて来たのに、この態度の落差は何?と、テオの本心が分からず完全にバグってる侑里に笑えたし、その姿に「状況証拠は揃っちゃってるんだよなあ」としたり顔の真尋に爆笑。
Dolce・Chocolatって、会社の成り立ちとか社内恋愛不可とかは、同枠のドラマ「ユニコーンに乗って」のドリームポニーに似ているのだけど、あっちは仕事メイン(の割に内容はボワッとしてた)+恋愛、こっちはテレパスなのに心が読めない相手だから、恋愛出来るかも!がメインで、特に主役の二人のキャラがハマっているから観やすいし、純情が先行しているのでニヤニヤさせてくれて、それも楽しい。初見参のジョンヒョプは、キャラ付け通りに演じれば純情に見えるけど、既にトップ女優でキリッとしたイメージの強い二階堂ふみが、ちゃんと純情恋愛初心者に見えるからこの世界観に浸れる訳で、その演技力にあっぱれ!だわ。
脚本=山下すばる 演出=福田亮介
- << 274 【2024冬ドラマ】〚気になった点〛 「Eye Love You」4話まで終了。 【決戦はバレンタイン!嫉妬に燃える交錯愛】 テオは花岡に探りを入れられ、いきなり「日本語分かりません」その方が怪しまれるって(笑) 確か韓国語にはザズゼゾツの発音が無くて、だから日本語に慣れていないジョンヒョプは、発音が若干ジャジュジェジョチュになってしまい、その舌足らずな感じがまた可愛いんだなあ、あれは反則技よ(笑) 花岡は前に寝た振りをして聞いていた侑里と真尋の会話(侑里が高校生の時の恋が最後で、もう恋はしないと言い切っていた)をずっと信じていたから、自分の侑里への気持ちにも蓋をして来たのに、テオはともかくとして、侑里迄何か怪しいと気付き始めて…これはキツイな。 ※テオの韓国語の心の声に字幕を付けないのは、侑里が読み取れないのを強調する為と、TVer字幕版への誘導目的も有るのかなと推測するのだが、リアタイ視聴のみの視聴者には若干不親切かなと。 今のところはそんなに重要な事は言ってない様だけど…。 脚本=三浦希紗 演出=加藤亜季子
>> 240
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「正直不動産2」③
【もしもピアノが置けたなら】3軒並びの真ん中のペンシルハウスは特に売りに…
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」5話まで終了。
【善意の代償】
今回は永瀬と月下それぞれの、理由も納得の行く失敗を描き、それぞれの失敗に主要なサブキャラも絡ませていて、今作で一番の仕上がりだった様に思う。
フラット35は本人が居住する住居のローンとしてしか組めないのに、投資用の物件を勧めてローンを組ませてしまう詐欺。神木は自分の客を永瀬に奪われた理由が、客の妻と永瀬が同級生だったからと知り、夫に狙いを定めて言葉巧みに騙し、投資用マンションをフラット35のローンで買わせてしまう。永瀬の失敗は、主導権を握っている妻とは同級生という安心感から、普段なら絶対に見過ごさない様な“夫の疎外感”に気付けなかった事。
大ピンチを救ってくれたのはライバルの藤原で、買わされたマンションの急ぎの売り先に心当たりが有ると。
月下の失敗は、自分が斡旋した店舗で開業したラーメン屋の売上が芳しく無く、アルバイトも辞めた店を月下は無給で手伝い、何とか営業を続けさせようと頑張るのだが、それが逆に店主の重荷になって苦しめていたという話。
ハイエナ店舗仲介に力を入れていた花澤は、その店主と信頼関係を作り、なるべく出費を抑えて店をたためる様にしてくれた。このケースではどちらが本当のカスタマーファーストなのか、という話だった。
今回は本当に良く出来ていた。
脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
- << 273 【2024冬ドラマ】〚気になった点〛 「正直不動産2」6話まで終了。 【春よ来い】 今直ぐ出て行ってくれるなら、滞納した3ヶ月分の家賃はチャラにしてくれる、なんて都合の良い大家さんいる?とは思ったけど(笑) 十影くんは辛い子供時代を過ごしているから人の心の痛みは分かるけど、それを言語化するのが下手だし、ボキャブラリーも少なそう。親戚をたらい回しにされていれば口数も減るだろうし、余計な事は言わない様にもしていたのだろうから、その弊害なのかなと。 今回の案件では掛け持ちバイト中の明日美(美山加恋)の姿(特に居眠り)を見て、無理の無い家賃の部屋に越すべきと感じて結論付けた、今回はそこに価値が有ったと思う。言葉足らずで明日美を怒らせてしまったけど。 まあでも普通に考えたら、十影くんには営業職の適性は無いよね(現実世界なら試用期間後に不採用のケースだな)。マダムのコネというのは、よく練られた設定だわ。 脚本=清水匡 演出=金澤友也
>> 249
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「春になったら」③
【父娘で遊園地へ!婚約者はお笑い賞レースに参戦】医療用麻薬ってあんなに直…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」4話まで終了。
【親友と48年ぶりに再会!学生時代の償い】
父・雅彦の死ぬまでにやりたいことリストの“神に謝る”は、神様では無くて中高時代の親友の神(じん=中井貴一)君の事だった。
中2の時に頼まれて、神君の代わりに好きな子に彼の気持ちを伝えに行ったら、逆に椎名君が好きなのと告白されて、内緒で付き合ってしまったという、典型的なドラマあるある話。余命が分かった時に、これが心残りだから謝りたいというのも嘘ではないのだろうけど、それよりは大学進学で離れ離れになってから、一度も会えていないかつての親友に会っておきたいって事なのかなと思えたのだが、実際に会えたら、今度は神君の方から謝りたいという逆告白。
こっちは“2週間の停学”になる程の罪(喫煙)を雅彦に擦り付けたのだから、二人共覚えていて当然の様に思えたけど、何故か雅彦は直ぐには思い出せず。そんな事って有るのかな。相手が神君だから黙って停学を受け入れ、その結果志望校推薦を取り消されてしまった雅彦。人が好いから軽く捉えて忘れたというよりは、重い結果になってしまったから、記憶を封印しないと前に進めなかったのかなと、そっちならまだ理解出来るのだが。
今回はノリさんの伝手で超大物ゲストが来た為に、そちらの比重が大きくなってしまい、連ドラとしては散漫な印象になったかなと。
脚本=福田靖 演出=穐山茉由
- << 272 【2024冬ドラマ】〚気になった点〛 「春になったら」5話まで終了。 【涙の大喧嘩再び!すれ違う父娘の想い】 時期はズレたとしても、父雅彦の死はどうしたって免れ無い訳で、そんな中、今重きを置くべき事は何なのか、それぞれの想いが交錯し煮詰まってしまった、そんな感じかな。 龍ちゃんはパパに芸人を辞めて欲しくなかった。舞台に立ってるパパが誇らしいというのも有るのだろうが、どちらかというとお家でネタを考えているパパが面白くて好きって事なのかなと。まだ8才であのすれ違い生活は可哀想だよなあって。 瞳もあの癒やし芸をしているかず君が好きなのだし、塾講師には中退でも東大ブランドは超有効というのは分かったのだから、龍ちゃんが高学年になる位迄は、取り敢えず芸人で頑張ってみればいいんじゃない? 芸人以外でも飯は食える!という道筋は、今回雅彦に提示出来たのだから、無駄では無かったしね。 自分勝手で嫌な奴は一人も居ないから、逆に堂々巡りに陥りやすい人達…とも言えるのかも。 脚本=福田靖 演出=穐山茉由
>> 247
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」2話まで終了。
【誰かと共に生きること】
今回は倖生が同居を始めた事で起きる、小さなトラ…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」3話まで終了。
【「助けて」って言えば良い】
常連客の優奈は、息子・空のお受験の事で義母から色々と口出しされて、それがプレッシャーとなり体調を崩す位のストレスになっているが、一人で抱え込み遂には倒れてしまう。
心護は優奈の心情に過去の自分の心情を重ね、彼女に語り掛ける。
3才のありすを引き取り、一人で育てられると思っていたが考えの甘さを直ぐに思い知らされ、保育園でもASDのありすに対する保護者からの苦情が絶えず、苦しんだ末にある日の保護者会で、今の自分の正直な気持ちを打ち明け「どうか皆さん助けて下さい」と頭を下げると、出席していた和紗の父・定一郎が「分かった!じゃあ皆で助けてやろうじゃないか!」と言ってくれて、そこから少しずつ皆の対応が変わって行ったという話。
言ってみれば三ツ沢家と八重森家の交流エピソード0を話して、優奈に「助けてって言っていいんだよ」と優しく伝える心護。
ありすをあそこまで育て上げた人の言葉だから、重みが違う。優奈も勇気を出して義母に助けて下さいと言えた。まあ、空くんの“反乱”が大きかったのだろうけど。
気になる倖生の生い立ちは引っ張って、ありすの母親・蒔子の件を先に片付けるのかな?いきなり八重森家に乗り込んで来たのだけど…。
脚本=玉田真也 演出=鈴木優馬
- << 271 【2024冬ドラマ】〚気になった点〛 「厨房のありす」4話まで終了。 【自分をあきらめないで】 まさかの木村多江(蒔子)はありすの母親ではない宣言!妹・未知子(国仲涼子←綺麗!)の子で、研究所に子連れ出勤する位可愛がっていたけど、火災が起きた時に娘を庇って亡くなったのだと。 心護は嘘は付いて無かったのね。それならありすはもう大きいのだし、お墓参り位させてあげれば良かったのに。 話を聞いたら火事の事は思い出したありす。これ以上ありすが何かを思い出すと、萩原聖人(誠士)辺りがヤバい事になるのかね。 あと倖生の父は犯罪者で、自分も罪をなすり付けられて捕まり、不起訴になった事が有ると。もしかして倖生は父親の事件を調べてる?もしバイト先に選んだ二ヶ所が偶然では無いのだとしたら、五條製薬絡みなのかもね。 でもこういう考察系の話は、このドラマには入れて欲しく無かったなあ。 脚本=玉田真也 演出=鈴木優馬 ※久し振りに見た国仲涼子が美し過ぎてびっくり。旦那の向井理もずっとシュッとしていてカッコいいけど、妻もブラッシュアップしていて素敵だった。
>> 246
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」2話まで終了。
【四日目も会っちゃダメかな】
遊川さんの脚本とは思えない位、主要登…
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」3話まで終了。
【朝までこうしていいですか】
どうやら遊川さんは、本気で若い男女の恋愛物を書こうとしている様だ。今のところはそう見える。(多くのドラマ好き視聴者が、遊川さんだからきっと捻りが有る筈と警戒しているのが面白い)
今や恋愛はコスパやタイパが悪いという理由で、避ける傾向が出始めているとか。それを本気で憂いている人生の先輩諸氏もいる。恋愛はコスパ、タイパで測るものでは無いし、そこから得られるものも多々有る、何故端から避けてしまうのか。そういう憂いが遊川さんにこのドラマを書かせているのだろうか。(穿った見方といえばそれまでなのだが)
イマドキ男子を体現しているのが多聞なのかなと思うのだが、彼の女性には深入りしようとはしない言動に、敏感に反応して微妙に傷付く栞という、この組み合わせがどうなるのか一番興味が湧く。
色々な意味でドラマティックな展開になりそうなのが、主人公カップルの真和と絵里加。真和には“今彼を必要としている昔の彼女の愛”、絵里加には“普通ではない母と兄”が漏れ無く付いて来るから。
真和の好きな映画の引用で、(指一本触れずに待てるのは?)「3年かな」とか、絵里加の“本能の逆タイタニック”とか、この二人は意外性が有って面白い。
脚本=遊川和彦 演出=吉川鮎太
- << 270 【2024冬ドラマ】〚気になった点〛 「アイのない恋人たち」4話まで終了。 【予行練習してる余裕ないんです】 生態系を壊す女(愛)vs家族に問題を抱えている恋愛初心者(絵里加)。まともに闘ったら絵里加は愛の手のひらでグシャってやられそうだけど(笑) でも真和は愛の息子への言葉の選び方を見ても、絵里加の引きこもり兄への声掛けを聞いても、凄く真っ当な考え方と感性をしている男なのよね。 今は仕事面で余裕が無いから、先の事までは考えられないというのが正直な所だろうけど、文学好きな絵里加と創作(脚本)が仕事の真和は、意外と相性が良いのかも。 進み過ぎる雄馬と拗らせ多聞の方が、色々と問題を起こしそう。 脚本=遊川和彦 演出=吉川鮎太
>> 245
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」3話まで終了。
【田園コンサートの奇跡】
チェリスト…
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」4話まで終了。
【勘違いな恋の喜劇】
演出家がトミー・チャンに交代したら、作風迄コメディー寄りにガラッと変わってしまい、連続ドラマの“連続性”が担保されない仕上がりになってしまった。
勿論脚本家は同一人物だし、方向性を決めるプロデューサーも居るから、全部が全部トミー・チャンのせいでは無いのだけど。
志帆が姿を現し、夏目と話し合いをするのだけど、昔の結婚生活の不満が出るわ出るわ、要するに夏目はマエストロとしては超一流だけど、それ以外の事は全くのダメダメ人間で、お膳立てから尻拭い迄全部志帆の役目、それプラス二人の子育てに家事も全部ワンオペだった志帆は、画家なのに結婚してから一枚も絵が描けなかったと。「貴方って人は周りの人をマネージャーにするのよ」「貴方が指揮棒を振っている間に、私は人生を棒に振ったんだから」←誰が面白い事を言えと言った(笑)
オケの仕事が終わったら離婚しましょうって、本気?
響と夏目の仲を修復する為の志帆の一芝居だとばかり思っていたのに。というかそこに全集中だけで良くない?
次回、響の“ツンケンの理由”がやっと明かされるらしい。この4話でさっさと明かしてしまって、残りの話は親子再生と楽団の行く末だけに絞った方が良かったのになあ、分かりやすくて。
脚本=大島里美 演出=トミー・チャン
- << 269 【2024冬ドラマ】〚気になった点〛 「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」5話まで終了。 【思春期な娘の家出と初恋】 前回志帆は夫に、指揮棒振る以外は全くの役立たずみたいに毒突いていたけど、二十歳の娘がコートを脱ぎ捨てたら、注意もせずに拾って仕舞いに行くし、息子はもう高校生なのに、トマト鍋の具材を取り分けてあげていたし、あれを見たら志帆の首を一番絞めていたのは志帆自身じゃん、と思ってしまった。 何も出来ない夫に苦しめられて来たって本気で思うなら、子供達の未来の伴侶が苦しまないで済む様に、自分は徹底的に家事を仕込んでから未来の伴侶に手渡す位の事はしないとね。 芦田愛菜だってあのコート脱ぎ捨て演技には抵抗が有ったと思うけど、チーフ監督の演出だから、話し合って意図を理解して演じていると思うのね。 何かこの先に大きなご褒美が無いと、愛菜ちゃんにとっては演り損、黒歴史になりそうなので、きっと演り得になる何かは用意されているのだろうね。 脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
>> 244
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」④
【父と息子】大地から翔へのアドバイスは「…
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」5話まで終了。
【アプデって何】
今回は大地と円先輩の関係の深掘り回。
親がゲイも息子の個性の内の一つと認めてくれて、沖田や翔にもすんなり話せている大地と違って、円先輩の実家はゲイのゲの字も口に出来ない様な家風。大地から預かった父親の還暦祝いの品も、結局渡せないまま帰って来た円。大地の事を話すつもりで帰郷(熊本県)したけど、実家が近付くに連れてゲイを隠し通して苦しかった思いが込み上げて来て、もし話して親戚にも伝わり、そういう目で見られる事を想像したら怖くなってしまったと。
まして円は親との約束で卒業したら実家に戻る事になっている。まだそういう環境が整ってない場所で生きて行く円と、大学の友達も含めてさらっと話せて、さらっと受け止めて貰える環境に居る大地とでは、告白の重要性が全く違う。
だけど“大地基準”でアプデをして来た沖田には、そこに差が有る事に迄は思いが及ばず、自分の家族や大地の母達の前で、BBQに来ていた円を「大地君の彼氏ね!」と悪気なく言ってしまう。
「勝手にアウティングしやがって!」と激しく怒る円、理解が及ばず呆然とする沖田。
だいぶ変わった沖田だけど、気持ちが追い付いてない部分も有るのよね。大地の母も言ってたけど“常識のアプデ”は一朝一夕には行かない難題よね。
脚本=藤井清美 演出=二宮崇
- << 266 【2024冬ドラマ】 「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」6話まで終了。 【チキンって何】 あの後、円も流石に悪いと思ったのか、BBQには最後まで付き合った様だし、娘の萌も、父にアウティングの知識が無く、悪気も無かった事をきちんと理解した上で「二度としない事だね」と言ってくれたし、二階の廊下で話したその会話を翔も自室で聞いていて、変な誤解は解けただろうし、それは良かったと思う。 大地のお陰で翔や部下達への意識や対応はアプデ出来つつ有るのに、妻の美香に対しては家事をしてくれて当たり前という意識が抜けず、「ありがとう」の一言も言って無かった沖田。これは萌も翔も同じで食事も掃除洗濯も、母がやって当たり前だと思ってる。 それでも今迄は何も言わずにこなして来たけど、パート先の新作弁当コンペで最優秀賞を取った鶏肉料理を、家族にも食べて貰って賞の報告をしたかったのに、話したい事が有るとLINEもしたのに、誰も食事の時間に席に着いてくれず、遂に不満爆発。 「ご飯がいつでも自分が食べたい時に出て来て当然と思われるのはイヤ」←きっと日本中の主婦(主夫)が、そうだそうだ!と同意したと思う。 反省した3人で美香の推しのチケットを取り、翔も食卓に着いた事で家庭の問題は一件落着。 でも、会社がハラスメント無視のお荷物男を、沖田の部署に押し付けて来た! 脚本=藤井清美 演出=二宮崇
>> 243
【2024冬ドラマ】
「新空港占拠」3話まで終了。
【新・脱走】
ここまでずっと前作の展開を踏襲していて、新しい設定って本当に…
【2024冬ドラマ】
「新空港占拠」4話まで終了。
【新・対決】
今回は話に進展と広がりが有り、場面転換を繰り返す演出でスピード感もマシマシ。この“動く事”がこのドラマの生命線なのだから、毎回、最低限この位の展開力は見せて欲しいなと。
大和(鬼)の話だと✕✕✕占拠のフォーマットを作り、実行しないかと話を持ち掛けて来たのは駿河(獣)で、それが必要だった大和は金で買い、駿河は壮大なシミュレーションを最前線で見届けたのだと。
丹波の妻・愛を殺したのは、北見から命令された川越署長。北見に指示を出しているのは“山猫”で、正体は分からない。皆、山猫の手のひらで転がされているだけなのだと。愛は5年前の何かの件を探っていて“山猫”の存在に気付き、深掘りを始めたので殺された様だ。
そして川越も毒殺された。その水に青カリを入れたのは防カメ映像だと和泉だったけど、あれはディープフェイクだよね、多分。
〘午(馬)は竹内まなぶ、亥(猪)は後藤剛範、丑(牛)はサーヤ〙
まなぶが面を外したら、天童が「お前!」って…知ってるのね。馬、猪、牛って続けて外したし、3人は家族?5年前の件に天童も関わっているっぽいし、この3人はその犠牲者家族なのかな。
あと危機一髪で裕子を助けたジェシーは何者?いつ迄引っ張るの?
脚本=福田哲平 演出=茂山佳則
- << 265 【2024冬ドラマ】 「新空港占拠」5話まで終了。 【新・突入】 うーん、正直言ってもう飽きて来てしまった。ここまでほぼほぼ「大病院…」のプロットをなぞってるだけだし、トンチキでこそ輝くのに、武蔵=櫻井翔のトンチキシーンも影を潜めてしまったし、もう何を楽しめばいいの?って感じ。 今回で獣の面は全部外れ、彼らの第一義的な動機も見えて来たので、ここから前作とは枝分かれした独自の見せ方をしてくれると、また視聴意欲も湧いて来るのかも。 〘卯(兎)は安斉星来、未(羊)は山本千尋、リーダー辰(龍)は高橋メアリージュン〙 これで十二支の内十人は出揃った訳で、後は子(鼠)と戌(犬)も居るのか?居るなら誰? 後は山猫と呼ばれている黒幕は誰なのか。 鼠はジェシーで犬は二葉、二人共ターゲットは山猫で潜入目的…かな? 山猫は…分からん。 最後まで観るつもりだけど、感想はもう毎回は書かないかも。 脚本=福田哲平 演出=大谷太郎
【2024冬ドラマ】
「お別れホスピタル」(NHK,NEP)脚本=安達奈緒子 出演=岸井ゆきの、松山ケンイチ、内田滋、仙道敦子、長村航希、円井わん、小野花梨、麻生祐未、国広富之、古田新太、きたろう、木野花、泉ピン子 他
沖田×華の漫画原作。《土曜ドラマ・49分枠》(全4話予定)
【死ぬってなんだろう】
「透明なゆりかご」と同じスタッフ(原作、脚本、チーフ演出、音楽、主題歌)が作る、療養病棟(終末期病棟)を舞台にした、余命宣告をされた患者や、看る家族が居なかったり、居てももう在宅医療が難しい患者と、その最期を看取る迄お世話をする、看護師を始めとする医療従事者達との物語。
患者さんの役を、顔も名前も分かる様な有名で演技派の役者さん達が演じていて、それがあっという間に次々に亡くなって行くのでインパクトが強く、余計に人間の死とは不可避なものなのだという事を実感させられる。
そんな中、淡々と、でも明るく日々の仕事をこなしている様に見える主人公の歩(岸井)だが、余命宣告をされながらも表面上は明るく振る舞っていた本庄(古田)が、自ら命を絶った事には動揺し、自分の中で消化出来ずにいる様に見えたし、この仕事のメンタル的な厳しさも感じ取れた。
重いけど決定的な生々しさは上手く避けている、そんな感じに仕上がっている。
脚本=安達奈緒子 演出=柴田岳志
- << 264 【2024冬ドラマ】 「お別れホスピタル」2話まで終了。 【愛は残酷】 終末期の介護って本当に人それぞれだから、決して十把一絡げには語れないよなあ。 息子は穏やかな自然死を望んだのに、呼吸器を付けての延命を望んだ水谷の妻・久美(泉ピン子)。夫の暴力にずっと耐えて来たのに何故?と腑に落ちなかったのだが、同じ様な立場の久田今日子(高橋惠子)との会話では、自分でも分からない内に延命して欲しいと口に出していたのだとか。 今日子の方は夫を8年も自宅で介護の後、入院させて、自分も疲労で夫の隣のベッドに入院させて貰って、甲斐甲斐しく夫の世話もしていたから、仲の良い夫婦だったのかと思いきや、19才で見初められ有無を言わせず結婚を決められ、ずっと夫に従って暮らして来たけど、妻が別人格だという感覚が無い夫が「ずっと嫌いだったのかもしれません」と。 今際の際に長年連れ添った妻から、耳元で「早く逝って下さい」と言われるのってどうなんだろう。自業自得と言えばそれまでなんだけど、ああいうタイプの男は元気な時に妻に何か言われたとしても、「何だと?離婚だあ!」とか聞く耳は持たないのだろうから、まあやっぱり自業自得なのかな。 辺見の先輩・赤根(内田滋)の高校生の息子はとってもいい子に育ってるみたいだけど、全4話なのに登場させたって事は、赤根のあの咳はもしかして重病フラグ? 脚本=安達奈緒子 演出=柴田岳志
>> 242
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」(TBS,TBSスパークル)脚本=宮藤官九郎 出演=阿部サダヲ、仲里依紗、磯村勇斗、河…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」2話まで終了。
【一人で抱えちゃダメですか?】
純子「おばさん宜保愛子なの!?」
サカエ「宜保愛子じゃない!」 別のドラマを観ていた時に、このドラマの番宣予告でこのシーンが流れて爆笑してしまったので、本編では爆笑は出来なかったけど、吉田羊が絶妙な間であの表情から繰り出す「宜保愛子じゃない!」は面白かった。
あとAP心得の“八嶋智人基準”で爆笑。随分イジり倒すなあと思ったら、御本人が本人役で出て来てまた爆笑。
ミュージカルでは市郎が「十五の夜」風な“朝から晩まで働いて米寿の夜”、犬島渚が職場復帰の条件として、上司に「四つのお願い」風な“四つのわがまま聞いて欲しいの”(七つか八つ位挙げてたけどw)。
正論しか言わない夫を“正論AI”呼ばわりする渚。離婚を決めてるから強いわ。
夫は「俺に出来る事は何でもする」って言うけど、そう言われたらこの人は何が出来るのだろうと色々気を回さなければいけないと渚。
でも市郎は「あんたがして欲しい事が俺に出来る事だ」と言ってくれた。これなら自分がして欲しい事をそのまま言えば助けてくれると。
言葉の綾なんだけど、受け取る側にしたらその差は大きい。
また昭和にスリップした市郎は、予告でムッチ先輩と対面。何で秋津が?ってなるよね。父子だって判明するのかな?
脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
- << 263 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」3話まで終了。 【可愛いって言っちゃダメですか?】 今回の注意喚起テロップには、“…時代による文化・風俗の変遷と〚その是非を問う事を主題としている〛…”という、〚〛内の新たな文言が加わり、中身も前回迄の“昭和あるある、昭和の常識は令和の非常識”を詰め込んで笑わせるのではなく、昭和の“女性のポロリが期待出来る”と人気の番組「早チョメ」(エロおやじ風でバカな事をやっているけど、実は医者の家系らしいズッキーがMC)と、MCのツツミンが六股交際をスクープされて降板し、八嶋智人が急遽ピンチヒッターを務めた令和の情報番組「プレサタ」の放送を交互に映し出し、エロ丸出しで自由奔放に見える「早チョメ」だけど、出演者は皆プロとして自分の役割を果たしているだけだし、トラブル対応で垣間見えたズッキーの本質は、紳士的できちんとした人という印象だったし、デフォルメはされているけど、意識がコンプラ(法令遵守)で一杯の栗田P(山本耕史)が仕切る「プレサタ」は、番組としては何だか窮屈な印象しか残らないという比較を提示して来た。 笑うポイントは有るし、ミュージカルで目逸しをしているので、主題を変に意識させられる事は無いから、その辺りは上手いなクドカンと思う。 ※ビリビリしちゃう市郎と渚の関係は、ひょっとして祖父と孫なのかな? 脚本=宮藤官九郎 演出=坂上卓哉
>> 241
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」2話まで終了。
【犯人現る!!新たなる病院の犠牲者】←真犯人現る!!にしていない所がミソ…
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」3話まで終了。
【妻の命を救え!!軽井沢ゴルフ殺人】
私の読みはすっかり外れて、郡司は白鳥と手を結んでいた。もっと驚いたのは、藤巻が“ギフト”を培養しているのを知って、それを白鳥に教えたのは郡司なのだとか。郡司はどうして培養の事を知ったのか?久留米か奈良のどちらかと通じてる?
今回の犠牲者は医学系大学ナンチャラの副議長で、色々と悪い事ばかりをしているから、“医学界のガン”と言われている大泉。“ギフト2本”が盗まれていたので、とにかく白鳥を見張って使わせない様にとゴルフ場まで同行して、ワイン会の前に急用で白鳥が帰ったから安心していたら、まさかの郡司がワインに仕込んで殺されてしまった。
簡単に人を始末する二人の医師が、翌日には藤巻の難病の妻の手術をして救うという、何とも言えない不気味さ。
これでやっと開放されると思ったら、まだ術後管理が有ると暗に脅され、また“ギフト”を作る様に言われて荒れる藤巻は、久留米が培養した“ギフト”を飲もうとして久留米に止められる。もう、精神状態はボロボロよね。
久留米は藤巻の跡をつけてアルカナムに入ったと言ったけど、会員制ラウンジなのに簡単に入れるの?明鏡大の職員証が有れば入れてくれるの?何か納得出来ないのだが。
藤巻の事が好きだから助けたい…というのも何か嘘臭いし。
脚本=黒岩勉 演出=星野和成
- << 262 【2024冬ドラマ】 「グレイトギフト」4話まで終了。 【黒幕判明!病院コンビが猛反撃!!】←本当の黒幕は判明していないし、猛反撃した病院コンビとは誰の事?意味不明なサブタイトルだしセンスも無い。 久留米の“好き”は人間藤巻が好きという意味で肩透かし。藤巻に気持ちを説明しながら“父に似てるからかも”“腑に落ちた”とか自己分析をしてる久留米は、ただの変わり者ってだけなのかよく分からず、何か観ていてムズムズする。 二人は最初に“ギフト”を作ったのは誰なのかを探る為に協力する事を決めるのだが、詳しい話をするのが久留米の行き付けで、“ギフト”で亡くなった安田が主人だった居酒屋のカウンターって。 ラボに防カメを取り付けないのもそうだけど、藤巻って何でこんなに無防備なの?あれだけ痛い目に遭っているのに、何故学習しないの? 本坊がラボを盗聴していた事で、久留米が藤巻と組んだ事は筒抜け。その話を郡司に聞かれて、藤巻は妻に加えて久留米も“人質”に取られてしまった。 人質と言えば、神林も娘の難手術が出来るのは、国内では白鳥だけという事情が明かされたので、これまたそれが足枷となって、神林も白鳥に取り込まれそうな予感。 権力欲に取り憑かれ悪顔全開の郡司は、いずれ白鳥に消されそうだな。 でもこんなに次々に心不全で死んだら、リアルなら文春とかが騒ぎそう(笑) 脚本=黒岩勉 演出=星野和成
>> 238
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「恋する警護24時」②
【同棲生活スタート!?】初回を観た時に感じた“うーんイマイチ”の感覚…
【2024冬ドラマ】
「先生さようなら」(製作委員会)脚本=渡邉真子 出演=渡辺翔太、北香那、林芽亜里、川床明日香、中村嶺亜、深尾あむ、駒井蓮、片桐仁、須賀健太 他
八寿子の漫画原作。《シンドラ・30分枠》(全話数不明)
初回の感想はちょこっとだけ書いたのだけど、2話も観て、やっぱり担任教師・内藤由美子役の北香那の役作りが良くて、前にも書いた通り、田邑拓郎役の渡辺翔太が高校生時代も自分で演じていて、これがとてもじゃないけど高校生には見えないから、逆にそれが、これからそうなるらしい二人が恋に落ちたとしても、観る方は変な罪悪感は持たずに済む要因にはなるのかもしれないなと。
高校生の田邑は落ち着き払っていて、本当は小説家になりたいけど自信が無くて、取り敢えず教師になったみたいな内藤は、教職にも自信が無くて常にオドオドしていて、そんな内藤の忘れ物のノートに書かれた小説の習作を、届ける前に読んでしまった(コラッ!)田邑は、内藤の内面の一端を知り、見方を変えたのか、もっと彼女の事を知りたいと思ったのか接近して行くのね。
この二人の言葉のやり取りの部分が、清楚な姿なのに北香那の色気がダダ漏れだから、もうドキドキしてしまう訳で。
現代部分は、教師の田邑と生徒の城島がもし恋に落ちるなら、こちらは二人が年相応なので、生々しく見えてしまうから何か嫌だな。
脚本=渡邉真子 演出=池田千尋
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「春になったら」③
【父娘で遊園地へ!婚約者はお笑い賞レースに参戦】医療用麻薬ってあんなに直ぐに痛みを軽減出来る物なの?温泉入ってビール飲んでって…。いずれはビールも飲めなくなると台詞で言わせていたけど、あと少しの間だけであっても、あんなに効く物が有るのなら、“ギリギリまで今まで通りの生活”に拘る父の気持ちも分かるな。
人としてのかず君の事は認め始めた父だけど、自分は死んじゃうだけに、娘の結婚相手には安定した職業を求めるのは当然だよね。苦しむ父を見てしまった瞳は、結婚を延期して父の残りの生活を支える方向に舵を切るみたいだけど…、それは父の望む所では無いよね、きっと。
脚本=福田靖 演出=松本佳奈
「Eye Love You」②
【禁断のオフィスラブ 発覚不可避の暴走愛】韓国男子テオ君の、素直でストレートな侑里へのアプローチが清々しくて可愛くて、その行動力に戸惑いながらも彼の事が気になって、でも社長として示しが付かないから必死に“只の知り合い”で通そうとするけど、言動が不自然で分かる者には分かってしまうという、この辺りの恋愛初心者振りをふみさんが実に上手く可愛く演じていて、主人公の二人を観ているとついニヤニヤしてしまう。こういうラブコメを観るのは久し振りかも。(別要素も入れて来そうな感じはするけど)
脚本=三浦希紗 演出=岡本伸吾
- << 259 【2024冬ドラマ】 「春になったら」4話まで終了。 【親友と48年ぶりに再会!学生時代の償い】 父・雅彦の死ぬまでにやりたいことリストの“神に謝る”は、神様では無くて中高時代の親友の神(じん=中井貴一)君の事だった。 中2の時に頼まれて、神君の代わりに好きな子に彼の気持ちを伝えに行ったら、逆に椎名君が好きなのと告白されて、内緒で付き合ってしまったという、典型的なドラマあるある話。余命が分かった時に、これが心残りだから謝りたいというのも嘘ではないのだろうけど、それよりは大学進学で離れ離れになってから、一度も会えていないかつての親友に会っておきたいって事なのかなと思えたのだが、実際に会えたら、今度は神君の方から謝りたいという逆告白。 こっちは“2週間の停学”になる程の罪(喫煙)を雅彦に擦り付けたのだから、二人共覚えていて当然の様に思えたけど、何故か雅彦は直ぐには思い出せず。そんな事って有るのかな。相手が神君だから黙って停学を受け入れ、その結果志望校推薦を取り消されてしまった雅彦。人が好いから軽く捉えて忘れたというよりは、重い結果になってしまったから、記憶を封印しないと前に進めなかったのかなと、そっちならまだ理解出来るのだが。 今回はノリさんの伝手で超大物ゲストが来た為に、そちらの比重が大きくなってしまい、連ドラとしては散漫な印象になったかなと。 脚本=福田靖 演出=穐山茉由
- << 261 【2024冬ドラマ】 「Eye Love You」3話まで終了。 【恋がバレたら即解雇 猛烈愛と秘密の約束】 侑里から言われた公私混同禁止の意味を理解したテオは、それを厳密に守り過ぎて、何かにつけて「会社なので」を連発し、侑里からの声掛けをシャットアウト。オフィスビル前での侑里への“待て!”返しには爆笑してしまった。 朝は立て続けにLINEを送り続けて来たのに、この態度の落差は何?と、テオの本心が分からず完全にバグってる侑里に笑えたし、その姿に「状況証拠は揃っちゃってるんだよなあ」としたり顔の真尋に爆笑。 Dolce・Chocolatって、会社の成り立ちとか社内恋愛不可とかは、同枠のドラマ「ユニコーンに乗って」のドリームポニーに似ているのだけど、あっちは仕事メイン(の割に内容はボワッとしてた)+恋愛、こっちはテレパスなのに心が読めない相手だから、恋愛出来るかも!がメインで、特に主役の二人のキャラがハマっているから観やすいし、純情が先行しているのでニヤニヤさせてくれて、それも楽しい。初見参のジョンヒョプは、キャラ付け通りに演じれば純情に見えるけど、既にトップ女優でキリッとしたイメージの強い二階堂ふみが、ちゃんと純情恋愛初心者に見えるからこの世界観に浸れる訳で、その演技力にあっぱれ!だわ。 脚本=山下すばる 演出=福田亮介
>> 236
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」(NTV)脚本=玉田真也 他 出演=門脇麦、永瀬廉、前田敦子、大東駿介、阿南敦子、北大路欣也、皆…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」2話まで終了。
【誰かと共に生きること】
今回は倖生が同居を始めた事で起きる、小さなトラブルを積み重ねる様に描く事で、視聴者も倖生と一緒に、ASDであるありす個人の特性やこだわり等を細かく知らされるという形を取り、またその中で細々としたトラブルに見舞われながらも必死になってメモを取り、ありすの事を理解しよう、寄り添おうとする倖生の人間的な優しさも垣間見えて、ストレスが掛かっていたありすにもその優しさは伝わり、最後は和紗が話していた「ありすは信頼している人としか目を合わせない」、今はありすの父と私だけというその仲間に倖生も入る事が出来た。
変えたくないこだわりは尊重して欲しいけど、調味料の並べ方と食卓の拭き方は倖生さんのやり方でいいですと言って、真っ直ぐ倖生の目を見詰めるありす、その意味が分かって見詰め合いながら驚く倖生、そこにジャストタイミングで流れるmiwaの主題歌、このシーンは胸熱だった。
で、実母が生きている事、父が実父では無い事は知っているが、育ててくれた父が言う事(嘘)なので信じている振りをしているのだと倖生に話すありす。
そちらの話にはあまり興味が湧かないのだけど、もしかして倖生の過去にも繋がっているのかな。辛い過去が有りそうだものね。
脚本=玉田真也 演出=鈴木優馬
- << 258 【2024冬ドラマ】 「厨房のありす」3話まで終了。 【「助けて」って言えば良い】 常連客の優奈は、息子・空のお受験の事で義母から色々と口出しされて、それがプレッシャーとなり体調を崩す位のストレスになっているが、一人で抱え込み遂には倒れてしまう。 心護は優奈の心情に過去の自分の心情を重ね、彼女に語り掛ける。 3才のありすを引き取り、一人で育てられると思っていたが考えの甘さを直ぐに思い知らされ、保育園でもASDのありすに対する保護者からの苦情が絶えず、苦しんだ末にある日の保護者会で、今の自分の正直な気持ちを打ち明け「どうか皆さん助けて下さい」と頭を下げると、出席していた和紗の父・定一郎が「分かった!じゃあ皆で助けてやろうじゃないか!」と言ってくれて、そこから少しずつ皆の対応が変わって行ったという話。 言ってみれば三ツ沢家と八重森家の交流エピソード0を話して、優奈に「助けてって言っていいんだよ」と優しく伝える心護。 ありすをあそこまで育て上げた人の言葉だから、重みが違う。優奈も勇気を出して義母に助けて下さいと言えた。まあ、空くんの“反乱”が大きかったのだろうけど。 気になる倖生の生い立ちは引っ張って、ありすの母親・蒔子の件を先に片付けるのかな?いきなり八重森家に乗り込んで来たのだけど…。 脚本=玉田真也 演出=鈴木優馬
>> 235
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」(ABC)脚本=遊川和彦 出演=福士蒼汰、岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣…
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」2話まで終了。
【四日目も会っちゃダメかな】
遊川さんの脚本とは思えない位、主要登場人物に嫌な癖が無く(初回の奈美は初対面の雄馬相手に一人で喋り続けて、うわッ癖強苦手なタイプって思ったけど、この2話では再会した雄馬と普通に会話が出来る人に変わっていたし)、どちらかというと家族に恵まれていない人物が多いのかなという印象。
真和は脚本の仕事が来たのに、自分の軽率な行動に腹を立てた絵里加に言われた「あんたに人を幸せにする脚本なんか絶対に書けないから!」が気になり、1行も書けない大スランプ。締め切り前日に窮地を救ってくれたのは愛で、インスタから辿り絵里加の店を探し出してくれた。
二人は率直な思いを吐露、真和の過去の脚本に感動したのは本当だと言ってくれた絵里加の言葉で創作意欲が復活した真和は、一晩で一気に書き上げOKも出た。
そして女には三回しか会わない主義の真和が、おずおずと絵里加に切り出した。「いいって言われる迄指一本触れないから…同じ時間を過ごすだけでいい」「だから、また会えないかな」
2話で早くも3組のカップルが成立した様に見えるのだが、“愛爆弾”もそうだけど、ここから一筋縄では行かないのが遊川脚本な訳で。でも今のところはテンポも良いし普通に面白い。
脚本=遊川和彦 演出=綾部真也
- << 248 「アイのない恋人たち」☚【サブタイトルの訂正】 ✕【四日目も会っちゃダメかな】 ⬇ ○【四回目も会っちゃダメかな】
- << 257 【2024冬ドラマ】 「アイのない恋人たち」3話まで終了。 【朝までこうしていいですか】 どうやら遊川さんは、本気で若い男女の恋愛物を書こうとしている様だ。今のところはそう見える。(多くのドラマ好き視聴者が、遊川さんだからきっと捻りが有る筈と警戒しているのが面白い) 今や恋愛はコスパやタイパが悪いという理由で、避ける傾向が出始めているとか。それを本気で憂いている人生の先輩諸氏もいる。恋愛はコスパ、タイパで測るものでは無いし、そこから得られるものも多々有る、何故端から避けてしまうのか。そういう憂いが遊川さんにこのドラマを書かせているのだろうか。(穿った見方といえばそれまでなのだが) イマドキ男子を体現しているのが多聞なのかなと思うのだが、彼の女性には深入りしようとはしない言動に、敏感に反応して微妙に傷付く栞という、この組み合わせがどうなるのか一番興味が湧く。 色々な意味でドラマティックな展開になりそうなのが、主人公カップルの真和と絵里加。真和には“今彼を必要としている昔の彼女の愛”、絵里加には“普通ではない母と兄”が漏れ無く付いて来るから。 真和の好きな映画の引用で、(指一本触れずに待てるのは?)「3年かな」とか、絵里加の“本能の逆タイタニック”とか、この二人は意外性が有って面白い。 脚本=遊川和彦 演出=吉川鮎太
>> 234
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」2話まで終了。
【エンディングオーケストラ誕生】
新…
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」3話まで終了。
【田園コンサートの奇跡】
チェリストの羽野は才能が有り耳が良いだけに、大輝の出す音の僅かなピッチの違いが気になり、またティンパニのミスにも容赦のないダメ出しをして、場の空気を凍らせてしまう。
瑠李の指摘「切磋琢磨したいならプロオケに行けばいい」はごもっとも。そう言う瑠李が“瀕死のオケ”に来たのは「何かが起こりそうだから」。貴方もそうなんじゃない?
そしてそれは直ぐに起こった。市長の策略で小ホールが使えないなら、こっちから人の居る所に行って演奏すればいい。オケの演奏の後、“田園”の第2楽章はチェロとトランペットだけの演奏に編曲し、羽野には「耳がいい君なら大輝のピッチに合わせる事も出来る筈」と羽野に囁いてプライドをくすぐり、大輝には自由に吹かせたら君は最高と自信を付けさせ、あっという間に二人の仲を改善。
他人の指導はこんなに的確なのに、娘の事になると空回りのマエストロ。
でもあの青空演奏会の成功と、俄然やる気が出て練習の虫になった若いメンバーの事が刺激になって背中を押したらしく、練習室のバイオリンを手に取ると、いきなり凄いテクニックで弾き始めた響。
この子にはどんな言葉より、音楽で刺激するのが一番だった。その時が来た!って事ね。(志帆の読みは当たってた)
脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
- << 256 【2024冬ドラマ】 「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」4話まで終了。 【勘違いな恋の喜劇】 演出家がトミー・チャンに交代したら、作風迄コメディー寄りにガラッと変わってしまい、連続ドラマの“連続性”が担保されない仕上がりになってしまった。 勿論脚本家は同一人物だし、方向性を決めるプロデューサーも居るから、全部が全部トミー・チャンのせいでは無いのだけど。 志帆が姿を現し、夏目と話し合いをするのだけど、昔の結婚生活の不満が出るわ出るわ、要するに夏目はマエストロとしては超一流だけど、それ以外の事は全くのダメダメ人間で、お膳立てから尻拭い迄全部志帆の役目、それプラス二人の子育てに家事も全部ワンオペだった志帆は、画家なのに結婚してから一枚も絵が描けなかったと。「貴方って人は周りの人をマネージャーにするのよ」「貴方が指揮棒を振っている間に、私は人生を棒に振ったんだから」←誰が面白い事を言えと言った(笑) オケの仕事が終わったら離婚しましょうって、本気? 響と夏目の仲を修復する為の志帆の一芝居だとばかり思っていたのに。というかそこに全集中だけで良くない? 次回、響の“ツンケンの理由”がやっと明かされるらしい。この4話でさっさと明かしてしまって、残りの話は親子再生と楽団の行く末だけに絞った方が良かったのになあ、分かりやすくて。 脚本=大島里美 演出=トミー・チャン
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」④
【父と息子】大地から翔へのアドバイスは「お母さんに迷惑を掛けて悪い、じゃなくて迷惑を掛ける僕を尊重してくれてありがとうって」考え方(捉え方)を変えてみる勧め。やっと学校に行けて、メイクの事やアドバイスで何人かの女子と会話も出来た翔。でも今迄その役目をして恩恵を受けていた女子(相沢)から文句を言われ、また気分が落ちてしまう翔。
「進級の事は家族は待てても世間は待ってくれないだろ」と心配する父に、「世間が待ってくれないから、家族が待ってる振りをするんじゃないの?」と萌。これも考え方を変えてみれば…という事。でもこれがね、中々難しいのよ、ネガティブ思考の者にとってはね。意識し続ければ慣れて行くものなのかなあ。
脚本=藤井清美 演出=室井岳人
「消せない「私」」④
【立ち塞がる壁は…過去の恩人】次のターゲットで自分をレイプした男・大桃の行き付けの会員制BARは、徳道がオーナーの店だった。硝子は徳道に復讐の事も全部話したので、会員にして欲しい←駄目だ、働かせて欲しい←断る、会いに来てはこのやり取りが計3回で回りくどかったけど、二人の演技力で何とかカバー。結局最後は涙を拭き「一人で地獄に行かせられない、だからもう俺の前から居なくならないでくれ」この本郷奏多には痺れた。
脚本=烏丸棗 演出=岡本充史
- << 255 【2024冬ドラマ】 「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」5話まで終了。 【アプデって何】 今回は大地と円先輩の関係の深掘り回。 親がゲイも息子の個性の内の一つと認めてくれて、沖田や翔にもすんなり話せている大地と違って、円先輩の実家はゲイのゲの字も口に出来ない様な家風。大地から預かった父親の還暦祝いの品も、結局渡せないまま帰って来た円。大地の事を話すつもりで帰郷(熊本県)したけど、実家が近付くに連れてゲイを隠し通して苦しかった思いが込み上げて来て、もし話して親戚にも伝わり、そういう目で見られる事を想像したら怖くなってしまったと。 まして円は親との約束で卒業したら実家に戻る事になっている。まだそういう環境が整ってない場所で生きて行く円と、大学の友達も含めてさらっと話せて、さらっと受け止めて貰える環境に居る大地とでは、告白の重要性が全く違う。 だけど“大地基準”でアプデをして来た沖田には、そこに差が有る事に迄は思いが及ばず、自分の家族や大地の母達の前で、BBQに来ていた円を「大地君の彼氏ね!」と悪気なく言ってしまう。 「勝手にアウティングしやがって!」と激しく怒る円、理解が及ばず呆然とする沖田。 だいぶ変わった沖田だけど、気持ちが追い付いてない部分も有るのよね。大地の母も言ってたけど“常識のアプデ”は一朝一夕には行かない難題よね。 脚本=藤井清美 演出=二宮崇
>> 233
【2024冬ドラマ】
「新空港占拠」2話まで終了。
【新・交渉】
武蔵の姉の二葉、何か怪しいなあ。獣がわざとロシアンルーレット…
【2024冬ドラマ】
「新空港占拠」3話まで終了。
【新・脱走】
ここまでずっと前作の展開を踏襲していて、新しい設定って本当に前回の時に書いた、武蔵家に入り込んで、裕子に無理矢理肩に入った銃弾を取り出す手術をさせるジェシーの部分だけだし、トンチキシーンもめぼしい物が無くて少し飽きて来た所で、申(猿)が面を取って出て来たのが知らない超美形青年で、一気に画面に釘付け(単純だからw)。一瞬、真剣佑に見えたけど彼よりはキリッとしてて。最後にクレジットが出たらググらなきゃって(笑)
役としては前作の丹波管理官の息子・直樹で元警察官。そして父親の丹波一樹も寅(虎)として獣入りしている。フリーライターだった丹波の妻が、自殺を装って殺された、自殺ではないと訴えても警察は自殺で通した、だから武蔵に調べさせて真実を明らかにし、復讐する為の獣入り。これも今のところは個人的な理由の復讐。
壬生が、前作のワクチン開発を主導して、今は逃亡中の北見議員と判明し、駿河のメールから青鬼(大和)と繋がっていた事も分かったので、武蔵は拘置所に行き大和に面会をする。
ダレて来てるんで、ここからの新展開に期待したい。
〘申(猿)は岩瀬洋志、寅(虎)は平山浩行〙岩瀬くんは「最高の教師」に出ていたらしいけど、全く記憶無し。今回はドアップでお面外しをしたから、強烈な印象を残したね。
脚本=福田哲平 演出=茂山佳則
- << 254 【2024冬ドラマ】 「新空港占拠」4話まで終了。 【新・対決】 今回は話に進展と広がりが有り、場面転換を繰り返す演出でスピード感もマシマシ。この“動く事”がこのドラマの生命線なのだから、毎回、最低限この位の展開力は見せて欲しいなと。 大和(鬼)の話だと✕✕✕占拠のフォーマットを作り、実行しないかと話を持ち掛けて来たのは駿河(獣)で、それが必要だった大和は金で買い、駿河は壮大なシミュレーションを最前線で見届けたのだと。 丹波の妻・愛を殺したのは、北見から命令された川越署長。北見に指示を出しているのは“山猫”で、正体は分からない。皆、山猫の手のひらで転がされているだけなのだと。愛は5年前の何かの件を探っていて“山猫”の存在に気付き、深掘りを始めたので殺された様だ。 そして川越も毒殺された。その水に青カリを入れたのは防カメ映像だと和泉だったけど、あれはディープフェイクだよね、多分。 〘午(馬)は竹内まなぶ、亥(猪)は後藤剛範、丑(牛)はサーヤ〙 まなぶが面を外したら、天童が「お前!」って…知ってるのね。馬、猪、牛って続けて外したし、3人は家族?5年前の件に天童も関わっているっぽいし、この3人はその犠牲者家族なのかな。 あと危機一髪で裕子を助けたジェシーは何者?いつ迄引っ張るの? 脚本=福田哲平 演出=茂山佳則
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」(TBS,TBSスパークル)脚本=宮藤官九郎 出演=阿部サダヲ、仲里依紗、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、袴田吉彦、(山本耕史、古田新太)、吉田羊 他※()内は未出演
オリジナル作品。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)※初回15分拡大
【頑張れって言っちゃダメですか?】
昭和の男・阿部サダヲが令和にタイムスリップをして、昭和の言葉遣いや行動全開で周囲との軋轢を生む話という事で、クドカンだし一番楽しみにしていたドラマ。
時代は1986年でバブル突入期。阿部サダヲの役が中学の体育教師で野球部顧問の小川市郎。なので男女問わず今との比較がしやすい絶妙な設定だと思う。
妻を亡くし一人娘で高2の純子(河合)と二人暮らし。この娘が姿かたちはスケバン風で、市郎に輪を掛けた様な口の悪さで会話は喧嘩腰。でも市郎が作った朝御飯を食べる時は「いただきまーす」って言うし、家を出る時に「ママに行ってきますは?」と言われると、仏壇に手を合わせるという素直さは持ち合わせていて、ワルでは無いんだなと分かる。
昭和生まれからすると事象の全部が分かるから面白いし、この時代のハラスメント認定や多様性尊重の行き過ぎを危惧する側面も理解出来るのだが、若い人にはどうなのかな。あとミュージカル仕立ての好き嫌いでも評価は分かれるのかも。
脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
- << 252 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」2話まで終了。 【一人で抱えちゃダメですか?】 純子「おばさん宜保愛子なの!?」 サカエ「宜保愛子じゃない!」 別のドラマを観ていた時に、このドラマの番宣予告でこのシーンが流れて爆笑してしまったので、本編では爆笑は出来なかったけど、吉田羊が絶妙な間であの表情から繰り出す「宜保愛子じゃない!」は面白かった。 あとAP心得の“八嶋智人基準”で爆笑。随分イジり倒すなあと思ったら、御本人が本人役で出て来てまた爆笑。 ミュージカルでは市郎が「十五の夜」風な“朝から晩まで働いて米寿の夜”、犬島渚が職場復帰の条件として、上司に「四つのお願い」風な“四つのわがまま聞いて欲しいの”(七つか八つ位挙げてたけどw)。 正論しか言わない夫を“正論AI”呼ばわりする渚。離婚を決めてるから強いわ。 夫は「俺に出来る事は何でもする」って言うけど、そう言われたらこの人は何が出来るのだろうと色々気を回さなければいけないと渚。 でも市郎は「あんたがして欲しい事が俺に出来る事だ」と言ってくれた。これなら自分がして欲しい事をそのまま言えば助けてくれると。 言葉の綾なんだけど、受け取る側にしたらその差は大きい。 また昭和にスリップした市郎は、予告でムッチ先輩と対面。何で秋津が?ってなるよね。父子だって判明するのかな? 脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
>> 231
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」(EX)脚本=黒岩勉 出演=反町隆史、波留、明日海りお、小野花梨、盛山晋太郎、片山萌美、藤野涼…
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」2話まで終了。
【犯人現る!!新たなる病院の犠牲者】←真犯人現る!!にしていない所がミソ(笑)
台詞も表情も棒だった盛山(伊集院)が、只の金目当て男で終わってくれて良かったあ。
初回には前理事長相手に交換条件を出す様な意外性も有って、藤巻は鈍臭いだけではないのかと思ったのだが、今回は鈍臭い+迂闊だらけで、巻き込まれる、利用されるにはそれなりの理由が有ったのねと納得。
ワルの伊集院と、真犯人では無いのを前提とした久留米(波瑠)が、あまりにも勘がいいのは少し気になったのだが、それだけに藤巻の鈍臭さが余計に強調されて、これでは自分一人で覚醒したり復讐したりは到底無理だろうから、やはり誰かと組む事になりそうだな。
予告だと同期の郡司(ツダケン)には殺人球菌の事がバレてる様だけど、彼は白鳥が藤巻を教授にした事で、何で自分だけ冷や飯を…って白鳥に反感を持っているから、もしかしたら利用目的で藤巻に協力するのかも。でもいずれ白鳥に殺られてしまう様な予感が…。
神林+警察の動き、杏梨(倉科カナ)の動き、“妻の手術”という人質を白鳥に取られている藤巻の限界、そして真犯人の事(可能性として高いのは病理室の波瑠か小野花梨だけど、そんな単純な話なのかな)、散漫にならずにまとめて行けるのか、黒岩さんの腕の見せ所だな。
脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太
- << 251 【2024冬ドラマ】 「グレイトギフト」3話まで終了。 【妻の命を救え!!軽井沢ゴルフ殺人】 私の読みはすっかり外れて、郡司は白鳥と手を結んでいた。もっと驚いたのは、藤巻が“ギフト”を培養しているのを知って、それを白鳥に教えたのは郡司なのだとか。郡司はどうして培養の事を知ったのか?久留米か奈良のどちらかと通じてる? 今回の犠牲者は医学系大学ナンチャラの副議長で、色々と悪い事ばかりをしているから、“医学界のガン”と言われている大泉。“ギフト2本”が盗まれていたので、とにかく白鳥を見張って使わせない様にとゴルフ場まで同行して、ワイン会の前に急用で白鳥が帰ったから安心していたら、まさかの郡司がワインに仕込んで殺されてしまった。 簡単に人を始末する二人の医師が、翌日には藤巻の難病の妻の手術をして救うという、何とも言えない不気味さ。 これでやっと開放されると思ったら、まだ術後管理が有ると暗に脅され、また“ギフト”を作る様に言われて荒れる藤巻は、久留米が培養した“ギフト”を飲もうとして久留米に止められる。もう、精神状態はボロボロよね。 久留米は藤巻の跡をつけてアルカナムに入ったと言ったけど、会員制ラウンジなのに簡単に入れるの?明鏡大の職員証が有れば入れてくれるの?何か納得出来ないのだが。 藤巻の事が好きだから助けたい…というのも何か嘘臭いし。 脚本=黒岩勉 演出=星野和成
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「正直不動産2」③
【もしもピアノが置けたなら】3軒並びの真ん中のペンシルハウスは特に売りにくい。5,300万希望が4,300万でも売れなくて、次の家の資金にしたいのにと言っていた夫婦が、隣の家を買い増して大きい一軒家にするという案を飲んだ様なのだが、購入&改築費用はどうするの?ローンは組めるの?そこが曖昧でびっくり。粉雪加藤の次はチビ麻美が出て来て、偶然とは思えないわ。
脚本=清水匡 演出=金澤友也
「婚活1000本ノック」②
【運命の相手が続々と!複雑化する恋愛模様!?】相変わらずモノローグが多いのは気になるけど、バカバカしくて気楽に観られるのが良い。特殊メイクさんの仕事が凄くて、竹財輝之助が喋る迄は彼だとは全く気付かなかった。生理的に無理なものは無理、確かにそうね。山田はもしかして脳死はしてなくて入院中?綾子の婚活を見守る内に人として成長して、最後は綾子と結ばれるパターンなのか?
脚本=松本美弥子 演出=西岡和宏
「パティスリーMON」③
【恋のライバルは“先生”の彼女!?】やっぱり鞘当て方向みたいなので、これにて離脱する。
脚本=鈴木裕那 演出=河原瑶
「推しを召し上がれ」③
【オタク女子の奮闘!東京OLに擬態!?】異動先の本社には菌の種類も多くてブルガリア菌も大はしゃぎ。橋本さとし上手くてワロタ。
脚本=波多野都 片桐健滋
- << 260 【2024冬ドラマ】 「正直不動産2」5話まで終了。 【善意の代償】 今回は永瀬と月下それぞれの、理由も納得の行く失敗を描き、それぞれの失敗に主要なサブキャラも絡ませていて、今作で一番の仕上がりだった様に思う。 フラット35は本人が居住する住居のローンとしてしか組めないのに、投資用の物件を勧めてローンを組ませてしまう詐欺。神木は自分の客を永瀬に奪われた理由が、客の妻と永瀬が同級生だったからと知り、夫に狙いを定めて言葉巧みに騙し、投資用マンションをフラット35のローンで買わせてしまう。永瀬の失敗は、主導権を握っている妻とは同級生という安心感から、普段なら絶対に見過ごさない様な“夫の疎外感”に気付けなかった事。 大ピンチを救ってくれたのはライバルの藤原で、買わされたマンションの急ぎの売り先に心当たりが有ると。 月下の失敗は、自分が斡旋した店舗で開業したラーメン屋の売上が芳しく無く、アルバイトも辞めた店を月下は無給で手伝い、何とか営業を続けさせようと頑張るのだが、それが逆に店主の重荷になって苦しめていたという話。 ハイエナ店舗仲介に力を入れていた花澤は、その店主と信頼関係を作り、なるべく出費を抑えて店をたためる様にしてくれた。このケースではどちらが本当のカスタマーファーストなのか、という話だった。 今回は本当に良く出来ていた。 脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」(TBS)脚本=三浦希紗 他 出演=二階堂ふみ、チェ・ジョンヒョプ、中川大志、山下美月、清水尋也、立川志らく、ゴリけん、鳴海唯、絃瀬聡一、玄里、杉本哲太 他
オリジナル作品。《火曜ドラマ・57分枠》(全話数不明)※初回15分拡大
【心が聞こえる彼女と年下韓国男子の恋】
12年前の海難事故(北海道の海に父とラッコを見に行き、近くを漂流する網に気付いた主人公がいきなり船から海に飛び込み、自分が沈み行く所を後から飛び込んだ父に助けられた)をきっかけに、父(志らく)は寝たきりで、呼吸器を付けているので話せず、侑里(二階堂)は相手の目を見ると心の声が聞こえる様になった。
人の本音に傷付くなどデメリットも有ったが、医者にも分からない父の気持ちが自分には分かるというメリットは侑里には大きかった(ある意味これは後天的なギフトなのかな)。
そしてチョコレートの製造販売をする会社の社長となった今は、業務を円滑に進める為にもその“ギフト”を活用している侑里だが、恋愛だけは怖くて出来なくなっていた。
そんな侑里が、日本語は喋れるけど心の中は韓国語なので、目を合わせても心配が無い留学生のテオに出会った。
ふみさんは上手いし、恋愛ドラマの滑り出しとしては好感触。後は“ギフト”(ミステリー)部分の扱い方次第かな。
脚本=三浦希紗 演出=岡本伸吾
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「恋する警護24時」②
【同棲生活スタート!?】初回を観た時に感じた“うーんイマイチ”の感覚は変わらなかったし、もういいかなという事でこれにて離脱する。
脚本=金子ありさ 演出=鈴木浩介
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」③
【パンツって何】おっさんがどんなパンツを穿こうが自由だし、誰にも迷惑は掛けない。息子の“可愛い服や物が好き”も、同じじゃないか…と沖田が気付き、タイトルの意味が分かった回。子供の頃から植え付けられた価値観というのは、これは更新しなければと思っていても、ふとした拍子に古い価値観のままの言葉が出てしまい、意図せぬ事で相手を傷付けてしまう事もある。沖田は自分を変えようとしているし、独善的な人でもない。だからこのドラマは好感が持てる。
脚本=藤井清美 演出=室井岳人
「君が心をくれたから」③
【初恋の想い出】また日付無しで過去と現在を行ったり来たり。五感喪失だけでもウルトラ暗いのに、今度は祖母が余命宣告されていたって。もういいや。これにて離脱する。(最終回だけは観るかも)
脚本=宇山佳佑 演出=松山博昭
「先生さようなら」①
【初めて恋した人は先生でした】過去編の渡辺翔太の高校生はキツいけど、相手役が北香那なのでドキドキしてしまう。現在の美術教師役の渡辺翔太はいい感じだ。
脚本=渡邉真子 演出=池田千尋
- << 250 【2024冬ドラマ】 「先生さようなら」(製作委員会)脚本=渡邉真子 出演=渡辺翔太、北香那、林芽亜里、川床明日香、中村嶺亜、深尾あむ、駒井蓮、片桐仁、須賀健太 他 八寿子の漫画原作。《シンドラ・30分枠》(全話数不明) 初回の感想はちょこっとだけ書いたのだけど、2話も観て、やっぱり担任教師・内藤由美子役の北香那の役作りが良くて、前にも書いた通り、田邑拓郎役の渡辺翔太が高校生時代も自分で演じていて、これがとてもじゃないけど高校生には見えないから、逆にそれが、これからそうなるらしい二人が恋に落ちたとしても、観る方は変な罪悪感は持たずに済む要因にはなるのかもしれないなと。 高校生の田邑は落ち着き払っていて、本当は小説家になりたいけど自信が無くて、取り敢えず教師になったみたいな内藤は、教職にも自信が無くて常にオドオドしていて、そんな内藤の忘れ物のノートに書かれた小説の習作を、届ける前に読んでしまった(コラッ!)田邑は、内藤の内面の一端を知り、見方を変えたのか、もっと彼女の事を知りたいと思ったのか接近して行くのね。 この二人の言葉のやり取りの部分が、清楚な姿なのに北香那の色気がダダ漏れだから、もうドキドキしてしまう訳で。 現代部分は、教師の田邑と生徒の城島がもし恋に落ちるなら、こちらは二人が年相応なので、生々しく見えてしまうから何か嫌だな。 脚本=渡邉真子 演出=池田千尋
>> 226
【2024冬ドラマ】
「春になったら」(カンテレ)脚本=福田靖 出演=奈緒、木梨憲武、深澤辰哉、見上愛、西垣匠、影山優佳、矢柴俊博、石…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」2話まで終了。
【娘と伊豆へ!父の死ぬまでにやりたいことリスト】
父が母と出会った思い出の伊豆の海辺で、父と娘は本音で語り合う。
訴訟リスクを抱えている医療従事者と患者の関係は難しい。常に一線を画し、寄り添う言葉だとしても、これは誤解される可能性は無いかを意識して発言しなければいけない。
瞳はこれで失敗し、どん底の時にかず君のライブで初めて泣き笑い出来て、もう一度という気持ちになれて、失敗をした病院から産院に移り再出発する事が出来た。当時は父に話せなかった。
父は何故積極的治療を拒むのか。「治療を受け始めたら、俺はもうガンと闘うだけの人になっちゃう」それは嫌なのだと。色々悩んだ末に出した答えなのだと。出来る限り仕事をして今の暮らしを続けたい、それは確かに理想よね。でも余命3ヶ月のガンはそんなに父に優しくはしてくれない。
二人で思い出写真を撮っている時に、急に腹部が痛み出し立っていられなくなってしまう父。慌てる娘。あんな姿を見るのは余命を知ってから多分初めてだろうし、瞳にとっては一気に父の病が現実として襲って来た、そんな感覚なのではなかろうか。
現実は厳しい。瞳はどう受容して行くのだろう。ここはまたかず君に頑張って貰いたい。
脚本=福田靖 演出=松本佳奈
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」(NTV)脚本=玉田真也 他 出演=門脇麦、永瀬廉、前田敦子、大東駿介、阿南敦子、北大路欣也、皆川猿時、萩原聖人、木村多江、大森南朋 他
オリジナル作品。《日曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)
【普通のきみは素晴らしい】
主人公のありす(門脇)は自閉スペクトラム症の料理人。自宅で“ありすのお勝手”という小さなレストランを開いている。メニューは無く、お客の話で体調を確認したら、その時の体に合った食事を提供してくれる。価格は一律700円。(家賃が要らないから何とかなってるのかな)
料理の説明を始めると、素材や栄養素の記号が留めなく口をついて出て来るので、接客は出来ない。だから幼なじみの和紗(前田)がホールを仕切っているが、第三子がお腹にいて大きくなって来たので、代わりのバイトを募集し、応募して来たのが倖生(永瀬)。彼は東名大学でも清掃のバイトをしていて、そこの教授がありすの父で、そこでも繋がっている事が後から判明。
客とありすの関係や門脇さんの演技は良いし、和紗の三世代同居家族との交流もワチャワチャしていて楽しい。だから他の要素は倖生は本当は何者?位で良かったのに、ありすの父はゲイで育ての親らしいとか、死んだ筈の実母は生きていて木村多江らしいとか…そういうのは要らない様な…。
どうなんだろう。
脚本=玉田真也 演出=鈴木優馬、佐久間紀佳
- << 247 【2024冬ドラマ】 「厨房のありす」2話まで終了。 【誰かと共に生きること】 今回は倖生が同居を始めた事で起きる、小さなトラブルを積み重ねる様に描く事で、視聴者も倖生と一緒に、ASDであるありす個人の特性やこだわり等を細かく知らされるという形を取り、またその中で細々としたトラブルに見舞われながらも必死になってメモを取り、ありすの事を理解しよう、寄り添おうとする倖生の人間的な優しさも垣間見えて、ストレスが掛かっていたありすにもその優しさは伝わり、最後は和紗が話していた「ありすは信頼している人としか目を合わせない」、今はありすの父と私だけというその仲間に倖生も入る事が出来た。 変えたくないこだわりは尊重して欲しいけど、調味料の並べ方と食卓の拭き方は倖生さんのやり方でいいですと言って、真っ直ぐ倖生の目を見詰めるありす、その意味が分かって見詰め合いながら驚く倖生、そこにジャストタイミングで流れるmiwaの主題歌、このシーンは胸熱だった。 で、実母が生きている事、父が実父では無い事は知っているが、育ててくれた父が言う事(嘘)なので信じている振りをしているのだと倖生に話すありす。 そちらの話にはあまり興味が湧かないのだけど、もしかして倖生の過去にも繋がっているのかな。辛い過去が有りそうだものね。 脚本=玉田真也 演出=鈴木優馬
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」(ABC)脚本=遊川和彦 出演=福士蒼汰、岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希 他
オリジナル作品。《日曜10時のドラマ・54分枠》(全話数不明)
【あの頃みたいに輝いていない】
高校時代の同級生の男3人(真和=福士、多聞=本郷、雄馬=前田)と当時の学校のマドンナ愛(佐々木)、15年後、雄馬の発案で合コンをする事になり、多聞は会社の後輩の栞(成海)に女性集めを頼み、栞は行きつけのブックカフェの店主絵里加(岡崎)に相談、別の常連客の奈美(深沢)に声を掛ける。
結局合コンには雄馬と奈美しか参加出来なくなったのだが…。
この7人による群像劇って感じかな。
マッチングアプリで知り合った女とは、3回会ったら連絡を断つという真和は“愛”の無い男。相手の事ばかり優先してしまう多聞は“I(自分)”の無い男、人を見る目が無くて結婚寸前で女に逃げられた雄馬は“eye”が無い男、というお互いの言葉遊びでタイトル回収。
愛は真和の初恋相手で元カノの立場だけど、今は幸せそうじゃ無いので絡んで来そうな感じではあるが、今のところは真和と絵里加、多聞と栞、雄馬と奈美の組み合わせで始まろうとしている感じかな。
遊川さんなんで、このまますんなりの恋愛劇にはならないと思うけどね。(絵里加の毒親とかね)
脚本=遊川和彦 演出=綾部真也
- << 246 【2024冬ドラマ】 「アイのない恋人たち」2話まで終了。 【四日目も会っちゃダメかな】 遊川さんの脚本とは思えない位、主要登場人物に嫌な癖が無く(初回の奈美は初対面の雄馬相手に一人で喋り続けて、うわッ癖強苦手なタイプって思ったけど、この2話では再会した雄馬と普通に会話が出来る人に変わっていたし)、どちらかというと家族に恵まれていない人物が多いのかなという印象。 真和は脚本の仕事が来たのに、自分の軽率な行動に腹を立てた絵里加に言われた「あんたに人を幸せにする脚本なんか絶対に書けないから!」が気になり、1行も書けない大スランプ。締め切り前日に窮地を救ってくれたのは愛で、インスタから辿り絵里加の店を探し出してくれた。 二人は率直な思いを吐露、真和の過去の脚本に感動したのは本当だと言ってくれた絵里加の言葉で創作意欲が復活した真和は、一晩で一気に書き上げOKも出た。 そして女には三回しか会わない主義の真和が、おずおずと絵里加に切り出した。「いいって言われる迄指一本触れないから…同じ時間を過ごすだけでいい」「だから、また会えないかな」 2話で早くも3組のカップルが成立した様に見えるのだが、“愛爆弾”もそうだけど、ここから一筋縄では行かないのが遊川脚本な訳で。でも今のところはテンポも良いし普通に面白い。 脚本=遊川和彦 演出=綾部真也
>> 225
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」(TBS)脚本=大島里美 出演=西島秀俊、芦田愛菜、宮沢氷魚…
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」2話まで終了。
【エンディングオーケストラ誕生】
新メンバーとして実力は有るけど若干拗らせている二人と、楽器の事は何も知らないけど指揮者をやりたいという無謀な子が一人入団。
まず指揮者希望の天音(當真あみ)の設定がいい。運命を指揮していた夏目とそのメロディーに魅せられて、そこからはクラッシックを聴きまくってると。天音が同時に弾く主旋律と別の旋律を聴き分ける、優れた耳を持っている事に気付いた夏目は、指揮者とはどういうものかを説明し、まずは何か一つ楽器を弾ける様になる事から始めようと伝え、指揮者見習いとして採用する。
指揮者って具体的にどんな仕事で、スキルとしては何が必要なのかとか、よく分かっていないのは私(や多分多くの視聴者)も同じなので、あれは天音を通して我々にも伝えたい事だったのね、きっと。
しかしオケは廃団にしたとしても楽譜は財産でも有るのに、ゴミとしてさっさと廃棄しろって、あの市長も響の上司も文化的素養はゼロなのね。
ああいう時に本当はまだ音楽を愛している響の本音が行動に現れ、またどうせ作れないだろうと父親にリクエストしたウイーン時代のりんごのお菓子を、アレンジして父親が作り、意外に美味しかったらしく響が微笑んだり、若干だけど響の軟化が見られたのも良かった。
脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
- << 245 【2024冬ドラマ】 「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」3話まで終了。 【田園コンサートの奇跡】 チェリストの羽野は才能が有り耳が良いだけに、大輝の出す音の僅かなピッチの違いが気になり、またティンパニのミスにも容赦のないダメ出しをして、場の空気を凍らせてしまう。 瑠李の指摘「切磋琢磨したいならプロオケに行けばいい」はごもっとも。そう言う瑠李が“瀕死のオケ”に来たのは「何かが起こりそうだから」。貴方もそうなんじゃない? そしてそれは直ぐに起こった。市長の策略で小ホールが使えないなら、こっちから人の居る所に行って演奏すればいい。オケの演奏の後、“田園”の第2楽章はチェロとトランペットだけの演奏に編曲し、羽野には「耳がいい君なら大輝のピッチに合わせる事も出来る筈」と羽野に囁いてプライドをくすぐり、大輝には自由に吹かせたら君は最高と自信を付けさせ、あっという間に二人の仲を改善。 他人の指導はこんなに的確なのに、娘の事になると空回りのマエストロ。 でもあの青空演奏会の成功と、俄然やる気が出て練習の虫になった若いメンバーの事が刺激になって背中を押したらしく、練習室のバイオリンを手に取ると、いきなり凄いテクニックで弾き始めた響。 この子にはどんな言葉より、音楽で刺激するのが一番だった。その時が来た!って事ね。(志帆の読みは当たってた) 脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
>> 223
【2024冬ドラマ】
「新空港占拠」(NTV)脚本=福田哲平 他 出演=櫻井翔、比嘉愛未、白石聖、ジェシー、片桐仁、浜津隆之、ぐんぴぃ…
【2024冬ドラマ】
「新空港占拠」2話まで終了。
【新・交渉】
武蔵の姉の二葉、何か怪しいなあ。獣がわざとロシアンルーレットの対象にした感が強いし、「私は最後まで残りますキリッ」もなあ…。
“それぞれ別々の復讐動機を持つ者の集合体”が獣、というのも前作を踏襲するのかね。それとも最初の2~3人でそう思わせて、その後独自の展開に持って行くのかな。新展開が武蔵家に入り込んだジェシーの謎だけではねぇ。
[今回のトンチキ]
①ロシアンルーレットシーンの武蔵の遅過ぎる決断。何発引き金を引かせた?相手がもし本気なら1回も引かせてはダメでしょ。
②武蔵の爆弾付きラップ巻ロングダクトコースター(笑)
③人質の部屋に監視カメラだけで盗聴をしていない獣の態とらしさ。
④まるで子供の運動会で久し振りに走って、盛大に転ける父親的倒れ方をする天童社長(笑)
⑤獣のアジトだと分かっていながら武蔵と本庄だけで駆け付け、不用意に二手に分かれて罠に掛かってあげてる様に見える二人(笑)二人共不死身だから助かる予定(笑)
➡最大のトンチキは、“駿河は最初から獣で身分を偽って警察に入っていた”事が、情報分析官ならものの数秒で暴けるのに、何で“スクリーニング”の時にそのシステムを活用しないの?(笑)
でも、スピード感は有って楽しめるドラマ。
〘酉(鶏)は山谷花純と判明〙
脚本=福田哲平 演出=大谷太郎
- << 243 【2024冬ドラマ】 「新空港占拠」3話まで終了。 【新・脱走】 ここまでずっと前作の展開を踏襲していて、新しい設定って本当に前回の時に書いた、武蔵家に入り込んで、裕子に無理矢理肩に入った銃弾を取り出す手術をさせるジェシーの部分だけだし、トンチキシーンもめぼしい物が無くて少し飽きて来た所で、申(猿)が面を取って出て来たのが知らない超美形青年で、一気に画面に釘付け(単純だからw)。一瞬、真剣佑に見えたけど彼よりはキリッとしてて。最後にクレジットが出たらググらなきゃって(笑) 役としては前作の丹波管理官の息子・直樹で元警察官。そして父親の丹波一樹も寅(虎)として獣入りしている。フリーライターだった丹波の妻が、自殺を装って殺された、自殺ではないと訴えても警察は自殺で通した、だから武蔵に調べさせて真実を明らかにし、復讐する為の獣入り。これも今のところは個人的な理由の復讐。 壬生が、前作のワクチン開発を主導して、今は逃亡中の北見議員と判明し、駿河のメールから青鬼(大和)と繋がっていた事も分かったので、武蔵は拘置所に行き大和に面会をする。 ダレて来てるんで、ここからの新展開に期待したい。 〘申(猿)は岩瀬洋志、寅(虎)は平山浩行〙岩瀬くんは「最高の教師」に出ていたらしいけど、全く記憶無し。今回はドアップでお面外しをしたから、強烈な印象を残したね。 脚本=福田哲平 演出=茂山佳則
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「院内警察」②
【院内交番に持ち込まれたのは病院内の幽霊事件!?】←今回の交番の仕事はほんの付け足し。あんな真っ暗な病院の廊下なんて無いし、残業させてまで事務員を連れ回す必要も無いよね。誰が主演の連ドラなのか、院内交番をテーマにした意味とは?ちょっと視聴意欲を失ってしまったので、これにて離脱する。
脚本=天本絵美 演出=石川淳一
「闇バイト家族」③
【特殊詐欺グループvs闇ギョーザ屋家族】サンジの立ち位置がはっきりしないと、いくらコメディー色を出してくれても、観続けるのが辛くなりそう。山本舞香のアクションはカッコいい!
脚本=ふじきみつ彦 演出=少路紘史
「ハコビヤ」②
【不倫相手に届けるスマホ。】奇抜な設定の辻褄を合わせる為に、自分の子供が塾の送迎バスに乗る為に18時10分に家を出る事を、芸人の父親が過去に番組で話してたって、そんな個人情報出さないよフツー。色々と脚本の粗が目立った。
脚本=當銘啓太、高尾苑子 演出=日暮謙
「消せない「私」-復讐の連鎖-」③
【地獄に堕ちる最悪な花嫁】硝子が藍里を大階段から突き落としたのではなくて、バランスを崩して自分で落ちて行ったので、そういう状況には追い込んだけど、手は下していないというギリギリの復讐。硝子の親友だったより子が刑事になっていて、彼女が調べるのかな?
脚本=烏丸棗 演出=中茎強
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」(EX)脚本=黒岩勉 出演=反町隆史、波留、明日海りお、小野花梨、盛山晋太郎、片山萌美、藤野涼子、濱正悟、坂東彌十郎、津田健次郎、倉科カナ、筒井道隆、尾上松也、佐々木蔵之介 他
オリジナル作品。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)※初回は6分拡大
【真犯人は誰?】
初回で既に二段構えなのかと思ったら三段構えになっていて、出演者欄に書いた役者さんが全員登場していて、それでも60分の枠できっちり収め、ストーリーはあくまでも主人公の藤巻を中心に描かれているから散漫にはならず、殺人球菌(ギフト)を病院に持ち込み、入院中の元総理大臣ともう一人の患者を心不全を装って殺したのは誰なのかという医療ミステリーと、千載一遇のチャンスとばかりに、ギフトを使ってライバルを殺してしまう様な歪な医者の世界の権力闘争が上手くミックスされていて、面白くてずっと集中して観る事が出来た。
またびっくりする位展開が速くて、番組のメインビジュアルにもそこそこ大きめに載っている、理事長役の坂東彌十郎が初回で殺されてしまったのには本当に驚いた。
この枠は全9話が基本なので、話を二転三転させるのだったら、スピード感が生命線なのかもしれないが。
藤巻の逆襲は有ると思うので、その時に誰と組むのか楽しみだな。
脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太
- << 241 【2024冬ドラマ】 「グレイトギフト」2話まで終了。 【犯人現る!!新たなる病院の犠牲者】←真犯人現る!!にしていない所がミソ(笑) 台詞も表情も棒だった盛山(伊集院)が、只の金目当て男で終わってくれて良かったあ。 初回には前理事長相手に交換条件を出す様な意外性も有って、藤巻は鈍臭いだけではないのかと思ったのだが、今回は鈍臭い+迂闊だらけで、巻き込まれる、利用されるにはそれなりの理由が有ったのねと納得。 ワルの伊集院と、真犯人では無いのを前提とした久留米(波瑠)が、あまりにも勘がいいのは少し気になったのだが、それだけに藤巻の鈍臭さが余計に強調されて、これでは自分一人で覚醒したり復讐したりは到底無理だろうから、やはり誰かと組む事になりそうだな。 予告だと同期の郡司(ツダケン)には殺人球菌の事がバレてる様だけど、彼は白鳥が藤巻を教授にした事で、何で自分だけ冷や飯を…って白鳥に反感を持っているから、もしかしたら利用目的で藤巻に協力するのかも。でもいずれ白鳥に殺られてしまう様な予感が…。 神林+警察の動き、杏梨(倉科カナ)の動き、“妻の手術”という人質を白鳥に取られている藤巻の限界、そして真犯人の事(可能性として高いのは病理室の波瑠か小野花梨だけど、そんな単純な話なのかな)、散漫にならずにまとめて行けるのか、黒岩さんの腕の見せ所だな。 脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「君が心をくれたから」②
【マカロンは恋と夢の味】批判が多かったから対応したのかは不明だが、過去と現在がスイッチする時に、日付を入れてくれる様になったのでだいぶ観やすくなった。このドラマの一番の欠点は、何で太陽は雨に惚れたのか、雨は自分を犠牲にしても良い程、太陽のどこにそんなに惚れたのかが、心にきちんと響いて来なかった事。2話を観て千秋は太陽の母で、息子を助ける為に五感を差し出した人なのかなと思うのだが、親が子供の為になら感覚で分かるの。でも好きな人の為にというには突飛過ぎる設定なのだから、そこは丁寧過ぎる位に描写して欲しかったなと。
脚本=宇山佳佑 松山博昭
「パティスリーMON」②
【まさに戦場!?クリスマスを乗り越えろ!!】ケーキを作る真剣勝負のバックヤードのシーンはいいなと思うのだけど…。もし恋の鞘当てに話が進むのだとしたら、まだ少女の雰囲気を残す畑芽育には似合わないし、そうなったら離脱するかも。
脚本=鈴木裕那 演出=河原瑶
「推しを召し上がれ」②
【自社のヨーグルトで棚を埋めろ!?】岩手で大震災を経験した主人公と、阪神淡路大震災を経験したなかやの店長が語り合うシーンは良かったけど、肝心の陳列の手が遅くてリアリティに欠けた。あそこは演出がもっと厳しく行かないとダメよ。
脚本=阿相クミコ 演出=片桐健滋
【2024冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「おっさんずラブ-リターンズ-」②
【地獄の嫁姑バトル開幕!】牧が春田の嫁になると、部長は心情的に姑の立場になるという発想が面白かった。牧と部長の叩き合いが半分本気で爆笑。セーブはしてたけどフライパンは危ないよ、部長。
脚本=徳尾浩司 演出=山本大輔
「闇バイト家族」②
【危険な“闇ギョーザ”バイト!?】お父さんは料理人としては腕は良かったのね。繁盛しちゃって偽家族もそれなりに楽しそうで、ほっこりしてたのにサンジが…。彼の立ち位置は、私の想像しているものとは違うのかな。それだと嫌だな。
脚本=ふじきみつ彦 演出=少路紘史
「消せない「私」-復讐の連鎖-」②
【身分を偽り、憎き相手に近づく】いくら10年後とはいえ、整形無しで眼鏡を掛けただけで、あんなに近くでお喋りを続けて、硝子に似てるなとさえ思わないのかね、藍里は。違和感ありあり。遠目で一瞬見ただけの仁は直ぐに気付いたみたいなのにね。
脚本=烏丸棗 演出=中茎強
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」②
【愛と情熱の「腐女子の世界」を理解せよ!】倒れた娘の代わりに、父が大地とコミケに参加して奮闘する話。コスプレはしていても仕事の手際はいい社会人を、父が評価してるのには笑った。彼氏と抱き合う大地を遠目で見てハッとしてしまう父の気持ち、分かるなあ。
脚本=藤井清美 演出=二宮崇
>> 204
【2024冬ドラマ①】
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分…
【2024冬ドラマ】
「婚活1000本ノック」(CX)脚本=ニシオカ・ト・ニール/演出=田中亮/出演=福田麻貴(南綾子)、八木勇征(山田クソ男) 他
南綾子の小説原作/水10・54分枠※初回は15分拡大(全話数不明)
【私を捨てたクソ男が幽霊となって婚活支援!?】←このまんまの内容のドラマ
複数脚本家が参加するドラマで、元々の筆頭脚本家として記載されていたのは松本美弥子さんだったのだけど、実際はニシオカ・ト・ニールさんが書いていて、そこにどんな事情が有ったのかは知る由もないが、噂通りでドタバタで作ったのかなとも思えるし…。
アバンの長い詩羽のナレーションが終わったと思ったら、お次は福田麻貴のモノローグ責めで、何だこれは苦手なヤツだ、もう観るのは止めようかなと思った10分過ぎに、八木勇征演じる山田(クソオは綾子が付けたアダ名)が「オレ実は幽霊」と言い出して、そこからは面白いと迄は言えないけど、たま〜に笑える面白キレ台詞もいくつかはさまれ、何とか最後迄視聴は出来たって感じ。
婚活相手らしい人物で、唯一相関図に載っている野村周平がまだ出て来ないのと、綾子と山田の掛け合い部分は悪くは無かったので次回も観てみるけど、どうかなあ…。
※死ぬ前にした約束を果たさないと成仏出来ずに虫になるとか、アンテナにとまっている複数の鳩とか、女3人のおしゃべりとか…あのドラマを…
>> 215
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」(NHKEP.NHK.テレパック)脚本=根本ノンジ 他 出演=山下智久、福原遥、市原隼人、泉里…
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」2話まで終了。
【思いを伝える】
神木のかなりあくどい過去が、桐山と花澤によって早くも暴かれた。初回に描かれた神木のやり方には犯罪性は感じられなかったので、正直になる前の永瀬と同じく、スレスレの所を突いて法や規則を掻い潜り、売りまくる超やり手なのかなと思っていたから、登坂不動産退職後、不動産会社を何社も渡り歩き、詐欺商法に迄手を染めていたのを社内告発され、二度と不動産業界には戻らないとその会社と約束をした事で告訴は免れたのだとか。本物の犯罪者だったとはね。
あの高級レストランでのタップ、スタッフに止められてもどこ吹く風でやり続ける神木に、この人にはマナーやルールを守るという概念が既に無いのだなと、底無しの怖さを感じてしまった。
そんな神木を態々雇った鵤の思惑って、桐山も気にしていたけど本当に何なのだろう。神木の登場で花澤の存在感が薄くなるのかなと初回には感じたけど、成る程、中から神木を見張り、鵤の動向もチェックする役割を担うのかもしれない。
今回の依頼人(寺島=迫田孝也)は何であんなに一方的に誤解していたのか、何で息子は先に叔父さん(粉雪加藤)に相談して、父の誤解を解こうとしなかったのか等、展開の強引さと矛盾に納得が行かなかったな。
儲けが出ない案件なのに、さり気なくサポートした登坂社長、素敵な人。
脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
【2024冬ドラマ】
「春になったら」(カンテレ)脚本=福田靖 出演=奈緒、木梨憲武、深澤辰哉、見上愛、西垣匠、影山優佳、矢柴俊博、石塚陸翔、橋本マナミ、光石研、筒井真理子、小林聡美、濱田岳 他
オリジナル作品。《月10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【3ヶ月後に結婚する娘とこの世を去る父】←どストレートなサブタイトルで、そういう話なのだというのは、初回の父娘のやり取りで段々と浮かび上がり、延命治療を望まない父の余命は3ヶ月程度という事実を知った娘は混乱し、治療を望むが、病院で辛い治療をして苦しんで死ぬよりは、実演販売の仕事をしながら、最期まで自分らしく生きたいのだと言い張る父。
娘の結婚相手は10才年上の売れない芸人で、父は大反対。娘は助産師で、その稼ぎをあてにしてるのではないかとまで言い切る父に、娘は猛反発。だがしかし、娘の相手はバツイチで幼い息子まで居る事が発覚。父は許さない!相手の息子は「瞳ちゃんはママになるんだ!」と一歩も引かない。
余命が分かっている辛い話なんだけど、父が主体的に判断し、後悔しない様に生きようとしているので、暗くならず救われる。
福田さんの脚本がよく練られていて素晴らしいし、抑え目の色調で統一し、会話の間や表情を大切にする松本さんの演出もマッチしていてとても良かった。
脚本=福田靖 演出=松本佳奈
- << 237 【2024冬ドラマ】 「春になったら」2話まで終了。 【娘と伊豆へ!父の死ぬまでにやりたいことリスト】 父が母と出会った思い出の伊豆の海辺で、父と娘は本音で語り合う。 訴訟リスクを抱えている医療従事者と患者の関係は難しい。常に一線を画し、寄り添う言葉だとしても、これは誤解される可能性は無いかを意識して発言しなければいけない。 瞳はこれで失敗し、どん底の時にかず君のライブで初めて泣き笑い出来て、もう一度という気持ちになれて、失敗をした病院から産院に移り再出発する事が出来た。当時は父に話せなかった。 父は何故積極的治療を拒むのか。「治療を受け始めたら、俺はもうガンと闘うだけの人になっちゃう」それは嫌なのだと。色々悩んだ末に出した答えなのだと。出来る限り仕事をして今の暮らしを続けたい、それは確かに理想よね。でも余命3ヶ月のガンはそんなに父に優しくはしてくれない。 二人で思い出写真を撮っている時に、急に腹部が痛み出し立っていられなくなってしまう父。慌てる娘。あんな姿を見るのは余命を知ってから多分初めてだろうし、瞳にとっては一気に父の病が現実として襲って来た、そんな感覚なのではなかろうか。 現実は厳しい。瞳はどう受容して行くのだろう。ここはまたかず君に頑張って貰いたい。 脚本=福田靖 演出=松本佳奈
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」(TBS)脚本=大島里美 出演=西島秀俊、芦田愛菜、宮沢氷魚、新木優子、當真あみ、佐藤緋美、久間田琳加、大西利空、淵上泰史、石田ゆり子、津田寛治、(満島真之介)、玉山鉄二、西田敏行 他※()内は初回は未出演
オリジナル作品。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)※初回は25分拡大
【それが彼の運命】
設定が「リバオケ」にそっくりだったので、観る迄は不安も有ったのだが、流石大島さん、主人公のマエストロ(夏目俊平=西島)の人物像が、第三者から見たら「物腰も柔らかく中々素敵な人じゃない」と思える様な設定にしてあって、教え方も含めて、これまでのステレオタイプの天才(売れっ子)マエストロとは一線を画し、独自色を出していて、これなら期待出来そうと思わせてくれた。
初回には何を見せるべきなのかをよく分かっていらっしゃる、流石だ!
後は初期設定における、喉に引っ掛かった魚の骨の様な存在の、5年前に何かが有って父を嫌い、色々と拗らせている娘の響(芦田)に関する謎をどこ迄引っ張るのかだな。
視聴者がそうなのかな?と想像出来る程度の糸口は、早目に提示して欲しい。
そうじゃないと、ずっと魚の骨が引っ掛かったままでは、せっかくの美味しい料理も不味くなってしまうから。
脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
- << 234 【2024冬ドラマ】 「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」2話まで終了。 【エンディングオーケストラ誕生】 新メンバーとして実力は有るけど若干拗らせている二人と、楽器の事は何も知らないけど指揮者をやりたいという無謀な子が一人入団。 まず指揮者希望の天音(當真あみ)の設定がいい。運命を指揮していた夏目とそのメロディーに魅せられて、そこからはクラッシックを聴きまくってると。天音が同時に弾く主旋律と別の旋律を聴き分ける、優れた耳を持っている事に気付いた夏目は、指揮者とはどういうものかを説明し、まずは何か一つ楽器を弾ける様になる事から始めようと伝え、指揮者見習いとして採用する。 指揮者って具体的にどんな仕事で、スキルとしては何が必要なのかとか、よく分かっていないのは私(や多分多くの視聴者)も同じなので、あれは天音を通して我々にも伝えたい事だったのね、きっと。 しかしオケは廃団にしたとしても楽譜は財産でも有るのに、ゴミとしてさっさと廃棄しろって、あの市長も響の上司も文化的素養はゼロなのね。 ああいう時に本当はまだ音楽を愛している響の本音が行動に現れ、またどうせ作れないだろうと父親にリクエストしたウイーン時代のりんごのお菓子を、アレンジして父親が作り、意外に美味しかったらしく響が微笑んだり、若干だけど響の軟化が見られたのも良かった。 脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
【2024冬ドラマ】
「恋する警護24時」(EX.ストームレーベルズ)脚本=金子ありさ 出演=岩本照、白石麻衣、藤原丈一郎、吉谷彩子、今野浩喜、岡本夏美、内田航、小野武彦、松下由樹、溝端淳平 他
オリジナル作品。《オシドラサタデー・30分枠》(全話数不明)※初回は30分拡大
【相性最悪な任務開始】
うーん、主人公の北沢辰之助を演じる岩本くんはキャラもハマっているし、いい感じに演じていて不満は無いのだけど、後輩BG原湊のチャラい感じの設定が鼻につき、話の腰を折るのが苛々する。(これは藤原くんのせいではなくて、脚本演出の問題ね)
ヒロインの岸村里夏(白石)が弁護士を志した子供時代の動機、そして北沢が警察官を辞めてBGに転職した動機等を盛り込む為に、30分拡大したのは理解出来るのだが、それなら岸村が弁護した為に、被害者の攻撃対象になってしまった事件の事も、もう少し丁寧に描いて欲しかった。(襲って来た“被害者のお兄ちゃん”、普通の人にしては格闘強過ぎ。あれじゃBG形無しじゃん)
15年前に警官だった北沢の父を刺殺して逃げたと思われる少年の水田は、岸村の新規クライアントになろうとしている、ラーキリッシュ社長の漆原(溝端)なんだろうな。
岩本くんの演技は観たいので少し様子見はしてみるけど…。
脚本=金子ありさ 演出=鈴木浩介
【2024冬ドラマ】
「新空港占拠」(NTV)脚本=福田哲平 他 出演=櫻井翔、比嘉愛未、白石聖、ジェシー、片桐仁、浜津隆之、ぐんぴぃ、吉田帆乃華、瀧内公美、ソニン、手塚とおる、黒沢あすか、奥貫薫 他
オリジナル作品。《土曜ドラマ・54分枠》(全10話予定)
1年前にクセ強トンチキでハマった「大病院占拠」の続編で、何故かギリギリ迄「☓☓☓占拠」と題名を隠していたドラマ。
第1作の時も感じたのだけど、この枠は無駄に時間拡大をしないので、展開もスピーディーで飽きずに観ていられる。
前作を観ていた者にとっては、主人公の人物像はよく分かっているし、妻の裕子と管理官の和泉の事も分かっているので、直ぐに物語に入り込めたし、鬼の面が十二支の動物の面に変わり、占拠場所が変わっただけで、事件の発端はほぼ前作を踏襲しているから、意外性には欠けるけど観やすかった。(武蔵が拳銃イップスを克服して、トンチキが一つ減ったのは寂しいけど)
市役所職員で30年前に失踪したままの武蔵の兄・健一、現県議会議員の姉・二葉、そしてかながわ新空港の開港日の占拠…という事で、また発端は武蔵(家)に関係してる?
早々と巳(蛇)は駿河(宮本茉由)と分かり、前作のラストを回収。未(羊)は態々棒術を見せていたし、公式のヒントが本人は子年との事なので山本千尋かなと予想。
脚本=福田哲平 演出=大谷太郎
- << 233 【2024冬ドラマ】 「新空港占拠」2話まで終了。 【新・交渉】 武蔵の姉の二葉、何か怪しいなあ。獣がわざとロシアンルーレットの対象にした感が強いし、「私は最後まで残りますキリッ」もなあ…。 “それぞれ別々の復讐動機を持つ者の集合体”が獣、というのも前作を踏襲するのかね。それとも最初の2~3人でそう思わせて、その後独自の展開に持って行くのかな。新展開が武蔵家に入り込んだジェシーの謎だけではねぇ。 [今回のトンチキ] ①ロシアンルーレットシーンの武蔵の遅過ぎる決断。何発引き金を引かせた?相手がもし本気なら1回も引かせてはダメでしょ。 ②武蔵の爆弾付きラップ巻ロングダクトコースター(笑) ③人質の部屋に監視カメラだけで盗聴をしていない獣の態とらしさ。 ④まるで子供の運動会で久し振りに走って、盛大に転ける父親的倒れ方をする天童社長(笑) ⑤獣のアジトだと分かっていながら武蔵と本庄だけで駆け付け、不用意に二手に分かれて罠に掛かってあげてる様に見える二人(笑)二人共不死身だから助かる予定(笑) ➡最大のトンチキは、“駿河は最初から獣で身分を偽って警察に入っていた”事が、情報分析官ならものの数秒で暴けるのに、何で“スクリーニング”の時にそのシステムを活用しないの?(笑) でも、スピード感は有って楽しめるドラマ。 〘酉(鶏)は山谷花純と判明〙 脚本=福田哲平 演出=大谷太郎
【2024冬ドラマ】
「ハコビヤ」(TX.カーツメディアミックス.製作委員会)脚本=政池洋佑 他 出演=田辺誠一、影山優佳 他
オリジナル作品。《ドラマ25・31分枠》(全話数不明)
レギュラーはたったの二人で、後は毎回“配達”を依頼するゲストがそれぞれ埋めて行くスタイル。
主人公の白鳥剣(田辺)はランチのみの洋食屋のオーナーシェフ。バイトに応募してその日のランチから直ぐに働き、スムーズに客を捌いて行くスーパーアルバイター矢野杏奈(影山)。
白鳥は裏稼業としてハコビヤもやっているのだが、一般の宅配便に頼めない物の配達を依頼される、というコンセプトの割には料金は一万円という安さで、うん!?となったのだが、初回の依頼は、以前の音楽仲間だけど居場所が分からないので、捜してギターと楽譜を本人に返してという物で、物にヤバさは無いけど居場所捜しという探偵もどきの仕事との合わせ技で、これは確かに一般の宅配便には頼めない。こういうのも有るのか。
これで一万円では割に合わないし、依頼は月に2、3件とか、彼は何でこの仕事をしているのだろう。
そして裏稼業に迄、強引にくっついて来る杏奈の、笑顔の下に隠された鋭い眼差しの意味する所とは?
初回は軽くジャブを打ったって感じかな。
面白くなりそうな予感はする。
脚本=政池洋佑 演出=日暮謙
【2024冬ドラマ】
「院内警察」(CX.共同TV)脚本=諸橋隼人 他 出演=桐谷健太、瀬戸康史、長濱ねる、さとうほなみ、入山法子、西村元貴、神尾佑、(玄里、馬場ふみか、工藤美桜)、でんでん、市村正親 他※()内は初回未出演
林いち、酒井義の漫画原作。《金9・58分枠》(全話数不明)※初回15分拡大
“院内交番”という民間警備組織は実際に存在していて、主に警察OBが配置されているとの事。それだけ“病院のモンペ=モンスターペイシェント=クレイマーの患者”が増えて困っている証なのだろう。
本作は捜査一課の刑事だった武良井(桐谷)が、まだ若いのに警察を辞めて院内交番で働いている設定。
暇な時間は常にタブレットで患者情報をチェックしていて、全入院患者のカルテが頭に入っているらしい。そこからの推理も巧みで、かなり医療知識に長けているという印象だ。
武良井は何故この病院の院内交番に勤めているのかは、腫瘍内科医・尼子(さとう)との短い会話の内容と、武良井自身の短い回想シーンを重ね合わせれば、自ずと想像出来る様になっていて、その辺りの演出と、ラストの屋上での、武良井が自分の推理を天才外科医・榊原(瀬戸)にぶつけるシーンは良かったなと。
但し、そこに至る迄の冗長さは頂けなかった。拡大せず、患者も一人に絞り込んだ方が良かったのにね。
脚本=諸橋隼人 演出=石川淳一
>> 205
【2024冬ドラマ②】
(金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分…
【2024冬ドラマ】
「ジャンヌの裁き」(TX.ホリプロ.製作委員会)脚本=泉澤陽子/演出=西浦正記/出演=玉木宏(越前剛太郎) 他
オリジナル作品/ドラマ8・54分枠(全話数不明)※初回15分拡大
あちこちの局で、今迄ドラマ化していなかった職業等を取り上げるのが、一種のブームみたいになっている中、今作は“検察審査員”を主人公にした。
検察審査会については、そういう仕組みが有る事は知っていたが、審査員がどうやって選ばれて任期がどの位で、どういう事をやっているのか等の知識は全く無かったので、その一端を知る事が出来てそれだけでも初回は観て良かったなとは思うのだが…。
肝心のドラマとしてはどうだっだかというと、まず選ばれし11人の審査員の立場や個性を強調し過ぎた為に、当初は検討した事件の話が頭に入って来なかったし、“桧山検事のお通りだ〜い!道を開けろ!頭が高〜い”←とは言ってないけど、それに近い演出が施されていて、それも受け入れ難かった。
今回の様な、ド素人でも気付く分かり易い問題点を、警察や検察が見逃すという“プロ下げ”をしないと成立しない安易な作りは好きではない。
脚本演出共に一流の方々なのに、こういう方向なのかとがっかり。
なので初回のみで視聴離脱する。
【2024冬ドラマ】
「ナースが婚活」(TX.FCC.製作委員会)脚本=保木本真也/演出=水谷成英/出演=矢田亜希子(横山陽子) 他
柳川圭子の小説原作/木ドラ24・30分枠(全話数不明)
矢田亜希子に似合わないテンション高めの演技をさせて、漫画みたいな効果音を一々付けているのだけど、もう痛々しくて観ていられない。
なので初回で視聴離脱する。
【2024冬ドラマ】
「推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~」(TX)脚本=阿相クミコ 他 出演=鞘師里保、好井まさお、水間ロン、橋本さとし、(明日海りお、生駒里奈、野村麻純、永田崇人、宇野祥平、橋本淳、中島ひろ子) 他※()内は初回未出演
宮木あや子の小説原作。《水ドラ25・30分枠》(全話数不明)
岩手県出身の主人公・朋太子由寿(ほうだいしゆず=鞘師)はBLオタク。就活中に友人が教えてくれて読んだヨーグルトを題材にした創作小説にハマり、そこに出て来るブルガリア菌が「推し」となり、ブルガリアヨーグルトで有名な食品メーカーの明和に無事就職。
乳業コースに配属され最初の勤務地は大阪支店。慣れない営業職として先輩に同行する日々で、唯一の癒やしはブルガリア菌と乳酸菌変異株プロシキをBLに見立てた漫画を描く事…だけだったら、まあまあリアルなお仕事ドラマになるのだが、これの面白い所はブルガリア菌を擬人化し、視聴者にしか見えない菌(橋本さとし)が由寿に取り憑いて見守り、健康を心配したり仕事の応援をしたり、まるで友達や家族の如く振る舞う点で、橋本さんが上手いから突飛な設定ではあるけど違和感は無くて、笑い所も有りで面白かった。
明治が全面協力のドラマだけど、今の所は宣伝臭さとか一切無くて、普通に楽しめるドラマとして仕上がっている。
脚本=阿相クミコ 演出=片桐健滋
【2024冬ドラマ】
「パティスリーMON」(TX.テレパック.製作委員会)脚本=鈴木裕那 出演=畑芽育、濵田崇裕、中川大輔、本田仁美、パース・ナクン、福地涼、福地清、内場勝則、未知やすえ、(山崎紘菜) 他※()内は初回未出演
きら の漫画原作。《ドラマNEXT・30分枠》(全話数不明)
失業中の主人公・音女(畑)はお菓子作りが趣味で、作ったらSNSにUPしていたのだが、それを見た昔の家庭教師・土屋(中川)から連絡が来て会う事になり、出掛けて行ったらそこは土屋がパティシエとして働くケーキ屋さん。土屋がパティシエになっていた事に驚く音女。
店はクリスマス商戦を前に女性が二人も退職してしまい人手不足。という事で土屋がオーナーシェフの大門(濱田)に推薦してくれて、3日間のトライアルを経て、ミスも有ったが長所を評価されて採用される迄が描かれた初回。
音女はそこそこ仕事の出来る子で、端からもう女性は採用しない!と言っていた割には、音女の仕事振りをきちんと見て採用してくれた大門は良い人そうだし、音女の片想いの相手だった土屋も優しそうな男だし…。
変なクセは無くて観やすいのだが、ただそれだけって感じもする。
次回、山崎紘菜が出たら変化が起きるのかな?
もう少し様子見してみる。
脚本=鈴木裕那 演出=河原瑶
>> 204
【2024冬ドラマ①】
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分…
【2024冬ドラマ】
「リビングの松永さん」(カンテレ)脚本=田辺茂範/演出=金井純一/出演=中島健人(松永純)、髙橋ひかる(園田美己) 他
岩下慶子の漫画原作/火ドラ★イレブン・30分枠(全話数不明)
いやあ、この設定は無いわ。
漫画なら有り得ても、いくらコメディーとは言えど、ドラマであの両親の人物像は無いわ。
ケンティーは童顔だから役の29才には見えないし、髙橋ひかるは逆に17才の役にしては大人びた顔立ちだから、12才差には見えなくて、直ぐにも恋愛対象になりそうな雰囲気が出ちゃってるから、「俺が保護者代わりじゃ駄目でしょうか」と聞かれた母親が、直ぐに「分かりました」ってOKを出した時は、呆れて口あんぐりだった。
ケンティーのファンはケンティーが見られればいいのかもだけど、ドラマ好きにはちょっと無理だわ。
なのでこれにて視聴離脱するわ。
「♯居酒屋新幹線2」眞島秀和主演(TBS・ドラマイズム・30分枠)
毎週観るだけで感想を書くつもりは無かったのだけど…。
初回の出張先が石川県金沢で次回は福井県敦賀と、番組初の北陸シリーズでの幕開けが何ともタイミングの悪い事になってしまって…。
冒頭、お見舞いのテロップは出たけど、ニュース映像とかが頭にチラついて、本来のこのドラマの楽しみ方は出来なかった。
偶然とはいえ、こういう事も有るのね。
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」(NHKEP.NHK.テレパック)脚本=根本ノンジ 他 出演=山下智久、福原遥、市原隼人、泉里香、長谷川忍、(松本若菜)、板垣瑞生、馬場徹、ディーン・フジオカ、山崎努、大地真央、倉科カナ、高橋克典、草刈正雄 他※()内は初回未出演
大谷アキラ、夏原武、水野光博の漫画原作。《ドラマ10・45分枠》(全10話予定)
【帰ってきた正直不動産】
前作の主要人物は引き続き出た上で、3人の新キャラが追加された。
マダムのコネで入った十影(板垣)はZ世代でマイペース、営業成績には無関心でやらかしキャラ。
登坂社長がスカウトした藤原(馬場)は、親から土地を相続した地主で、“地主ネットワーク”をフル活用出来る新タイプ。
そしてミネルヴァ鵤社長がスカウトしたのが、かつて登坂でNo.1だった神木(ディーン)。正直になる前の永瀬に営業テクを叩き込んだ張本人だ。
このライバル会社に帰って来た神木と、タワマンの販売で早速一騎打ちをする訳だが、神木を見ていると営業職って、どれだけ行動心理学を熟知していて、それを咄嗟に応用出来るかに掛かっているのかなって思えた。心理戦で客を囲い込んだ神木と、客の一つの動作を見逃さなかった永瀬との戦いは、見応えが有り面白かった。
神木のキャラとおディーン様がピッタリで、観る楽しみが増えた。
脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
- << 227 【2024冬ドラマ】 「正直不動産2」2話まで終了。 【思いを伝える】 神木のかなりあくどい過去が、桐山と花澤によって早くも暴かれた。初回に描かれた神木のやり方には犯罪性は感じられなかったので、正直になる前の永瀬と同じく、スレスレの所を突いて法や規則を掻い潜り、売りまくる超やり手なのかなと思っていたから、登坂不動産退職後、不動産会社を何社も渡り歩き、詐欺商法に迄手を染めていたのを社内告発され、二度と不動産業界には戻らないとその会社と約束をした事で告訴は免れたのだとか。本物の犯罪者だったとはね。 あの高級レストランでのタップ、スタッフに止められてもどこ吹く風でやり続ける神木に、この人にはマナーやルールを守るという概念が既に無いのだなと、底無しの怖さを感じてしまった。 そんな神木を態々雇った鵤の思惑って、桐山も気にしていたけど本当に何なのだろう。神木の登場で花澤の存在感が薄くなるのかなと初回には感じたけど、成る程、中から神木を見張り、鵤の動向もチェックする役割を担うのかもしれない。 今回の依頼人(寺島=迫田孝也)は何であんなに一方的に誤解していたのか、何で息子は先に叔父さん(粉雪加藤)に相談して、父の誤解を解こうとしなかったのか等、展開の強引さと矛盾に納得が行かなかったな。 儲けが出ない案件なのに、さり気なくサポートした登坂社長、素敵な人。 脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
>> 213
【2024冬ドラマ】
「君が心をくれたから」の気になった点。
演出の緩さ。
①放送室で教師が3人掛かりで太陽(山田裕貴)の無断放送を止めるシーン。男3人掛かりで廊下に連れ出せないというのも変だけど、2人で太陽を押さえて1人がマイクのスイッチを切ればいいだけの事なのに。
②太陽が雨(永野芽郁)を見付けて、人混みの中を進むシーン。上からのロングショットだと両サイドが空いているのに、何故そこを走らない?というか何故あのロングショットを態々入れたの?(何故か持っていた爆竹に点火して、人混みの中から投げるなんて以ての外)
③赤が識別出来ない太陽にとって、青赤2色信号のどちらも色が点いていない時は赤に決まっているのに、見える青が点いていないのに何故彼は渡り始めたの?
④太陽が轢き逃げされて音を聞いて駆け付けた雨は、何で直ぐに自分で救急車を呼ばないの?昔はスマホを持っていなかった(太陽の台詞)けど、この時はその少し前に望田(白洲迅)とスマホで会話をしていたから、持っていたのにね。
シリアス調のドラマの大事な場面で、こんな緩い演出が続くと一気にシラケてしまう。
後は高校時代と10年後の現在を、表示無しで行き来させてるのだが、演者が同じなのでとても分かり難くて困った。
視聴率は世帯7.2%、個人4.5%
早目に手当しないと、ズルズル落ちて行きそう。
>> 204
【2024冬ドラマ①】
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分…
【2024冬ドラマ】
「君が心をくれたから」(CX)脚本=宇山佳佑/演出=松山博昭/出演=永野芽郁(逢原雨)、山田裕貴(朝野太陽) 他
オリジナル作品/月9・54分枠※初回は30分拡大(全話数不明)
【赤い傘と花火の約束】
うーん、これは継続視聴は厳しいかも。
ファンタジーラブストーリーと掲げているけど、雨は母親からの虐待によるPTSDを抱え、太陽は煙火店の息子で花火師になりたいのに色覚障害を抱えているという設定で、話の中身も画面の色調もずっと暗いのが辛いし、その上、轢き逃げに遭って瀕死の太陽を助ける条件として、あの世?の案内人(日下=斎藤工)が告げたのが、3ヶ月(放送期間だね)掛けて雨の五感を奪う事って…そんな辛い展開わざわざ観たくないもの。
でもファンタジーって謳っているのだから、ただ五感を奪うのではなく、何か仕掛けが有って、今どん底の二人が変化し浮上して行く様なラブストーリーになるのかなとは思うのだが。
2時間ドラマで作った方が良かった様な気はする。
もう少し様子見はしてみるけど。
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(東海TV.The icon)脚本=藤井清美 出演=原田泰造、中島颯太、城桧吏、大原梓、(東啓介、工藤綾乃、渡辺哲、松下由樹)、富田靖子 他※()内は初回未出演
練馬ジムのLINE漫画原作。《土ドラ・55分枠》(全話数不明)
【お茶は女性が淹れてくれた方がおいしいだろう】←みたいな事を平気で口にしてしまうデリカシーに欠ける男、それが昭和生まれ51才のおっさんで主人公の沖田誠(原田)。
親や先輩達から叩き込まれた昭和の常識で凝り固まった沖田が、妻の友人の息子でゲイの青年・五十嵐大地(中島)と偶然出会い、その後、引きこもりの息子・翔(城桧吏)の部屋に来ていた大地に、デリカシーの無い言葉を浴びせてしまった事から息子に完全拒絶され、真剣に悩む沖田に救いの手を差し伸べてくれたのは他ならぬ大地で、彼を通じて新しい“常識”を知る事で、少しずつ“おっさんの常識”がアップデートされて行く物語で、公式HPの松本Pのコメントには「ロールプレイングドラマ」だとある。
沖田は確かに“旧時代の常識”を直ぐに口に出すから、部下や家族には疎まれてはいるけど、そこまで独善的では無く押し付け続ける訳でも無いので、観ていて改善の余地は有るなと思えるのが良い。
だから観やすいのね、きっと。
脚本=藤井清美 演出=二宮崇
【2024冬ドラマ】
「消せない「私」-復讐の連鎖-」(NTV)脚本=烏丸棗 出演=志田彩良、本郷奏多、吉本実憂、片山友希、小日向ゆうか、芳村宗治郎、阿佐辰美、中島ひろ子、中山さおり、斉藤陽一郎、柄本時生 他
黒田しのぶの小説原作。《金曜ドラマDEEP・29分枠》(全話数不明)
高校生の時に、カースト上位の女子の妬みから、その仲間の男子にレイプされ、その動画をネットにアップされて大炎上、自宅も火災で全焼し、ずっと引きこもりデジタルタトゥーに苦しんで来た主人公の硝子が、首吊り自殺をしようとしたその時に、偶然テレビに自分を苦しめた元同級生3人が映り、それを目にした硝子は自殺を止めて復讐する事を心に誓う。
復讐物は内容によってはどんどん辛くなり、観ていられなくなってしまう可能性も有るのだが、これはNHKの「大奥」で役者としての可能性、光る物を強く感じた志田彩良の主演作なので観ておきたいなと思っての視聴。なるべく辛くならない方向性だといいなと願っているのだが…。
志田彩良は初回だけでも、普通の高校生から事件で苦しみ幻覚迄見てしまう変わり果てた姿の硝子迄、振り幅の大きい役を訴求力充分に演じていたし、次からは復讐の為の成りすましも始まるので、どう演じるのかを楽しみにしている。
脚本=烏丸棗 演出=中茎強
【2024冬ドラマ】
「闇バイト家族」(TX.The icon.製作委員会)脚本=ふじきみつ彦、金沢知樹 出演=鈴鹿央士、山本舞香、(丸山智己、山口祥行、諏訪太朗)、見津賢、(夏生大湖)、吹越満、綾田俊樹、麻生祐未、光石研 他※()内は初回は未出演
オリジナル作品。《ドラマ24・40分枠》(全話数不明)
【人生ドン底5人の強盗計画】
金欠になり“高収入”の文字に惹かれてクリック、応募した男女5人が集められ指示された仕事は金庫泥棒。でも教えられた番号では開かず、ガードマンが到着したので逃走したら人を轢いてしまい、救護せずにまた逃走。
翌日、ひき逃げがニュースになっていない時点で、これは指示役のサンジが5人を囲い込む為に、轢かれ役を仕込んだのかなという所迄は想像していたのだけど…。
サンジはひき逃げの証拠写真で脅して、5人を擬似家族に仕立て、次の盗みを指示。
その家の主がとんだ食わせ者で、実は拳銃を持っているその筋の男で、あわやという所で警察が来て、男達を現行犯逮捕するのだが5人の事は放置で、えっ!?何で?と思ったら…納得のどんでん返しが待っていた。
闇バイトなんて炎上しそうなテーマ、どう描くのだろうと思ったら、上手く逃げてそういう方向から攻めるのかと感心してしまった(笑)
役者も揃っているし、これは面白そう。
脚本=ふじきみつ彦 演出=少路紘史
【2024冬ドラマ】
「おっさんずラブ-リターンズ-」(EX)脚本=徳尾浩司 出演=田中圭、林遣都、内田理央、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉、井浦新、三浦翔平、眞島秀和、大塚寧々、吉田鋼太郎 他
オリジナル作品。《金曜ナイトドラマ・60分枠》(全話数不明)
2018年に放送された第一弾の連ドラ「おっさんずラブ」は面白くてハマったけど、パラレルワールドを描いた第二弾の「おっさんずラブ-in the sky-」は私は全くダメで、早々に視聴離脱をした記憶が有り、そこから4年余り間を空けての第三弾は、私の好きだった第一弾の続きの世界を描くという事で、期待と不安が半々位の状態で観たのだが…。
結論から言うと、結婚した春田と牧の関係が“生活”に変化し、男女の結婚と同じ様な“あるある”が描かれて、でも最後の方には二人のイチャイチャシーンも入れていて、ニーズの分かっている作り方だったので一安心。
そして何より面白かったのは、早期退職した部長が“ユニコーン家政婦兼エリア統括部長”として、家事代行を頼んだ春田達の家に現れた事。やっぱり吉田鋼太郎が居ると締まるし面白くなるなと再認識。
新レギュラーで春田の年上の部下・和泉(井浦)と、彼と同居してるキッチンカー店主・六道(三浦)の謎キャラも面白そう。
次回からは視聴のみ、何か有ったら感想を書くという事で。
脚本=徳尾浩司 演出=瑠東東一郎
>> 207
「2023秋ドラマのまとめ②」の続き
「うちの弁護士は手がかかる」(フジ)
脚本家が多過ぎ問題。ラスト迄の5話は面白かったので、前半の弱さが勿体無かったな。
「フェルマーの料理」(TBS)
納得の行かない部分も有ったけど、総体としてはまあまあ面白かった。“数学キャラ”が中途半端なのが残念。
「あたりのキッチン!」(フジ/東海TV)
ほぼ毎回出ていたレギュラーの役者は5人という省エネ振りだけど、清美の成長と料理を皆で見守るという枠組がしっかりしていたので、観るのが楽しみなドラマだった。
「下剋上球児」(TBS)
策に溺れ、いじり過ぎてタイトル倒れ(もっと言うとタイトル詐欺)になってしまったのが残念。
「セクシー田中さん」(日テレ)
相沢脚本が綿密に組み立てた世界観を、ラスト2話の脚本を書いた原作者が生かし切れなかったのが残念。
※秋ドラマは以上の14本+上位3本の計17本を全話視聴した。
初回を視聴したドラマは29本で、その内、途中離脱はGP帯が4本、深夜帯が8本だった。
※()内の局名2つは、(視聴局/制作局)を表示
⦿2024冬ドラマは、オリジナル脚本の傑作が複数誕生する事を願う!
「2023秋ドラマのまとめ②」
~3位迄に入らなかったドラマの一言感想~
「家政夫のミタゾノS6」(テレ朝)
脚本家によってバラつきは有ったけど、まあまあ楽しめた。枠移動の悪影響は無かったと思う。
「時をかけるな恋人たち」(フジ/カンテレ)
前半は面白かったんだけど、後半はちょっとね…。
「くすぶり女とすん止め女」(テレ東)
初回はぶっ飛んだ演出が面白くて期待したけど、2話からはそれほどでも…。
「パリピ孔明」(フジ)
世界観や映像は好みだったけど、英子の設定と演者の歌唱力との乖離が、私には無理だった。
「ゆりあ先生の赤い糸」(テレ朝)
ぶっ飛んだ話だけど、役者が皆いい味を出していて面白かった。内容に対して話数(9話)が足りなかったかな。
「いちばん好きな花」(フジ)
特に後半は脚本家の主張を表に出し過ぎ。いくら初連ドラが成功したからって、Pも生方さんを泳がせ過ぎ。
「君となら恋をしてみても」(TVK/MBS)
演出の松本花奈さんの才能が光ったドラマ。映像と演技に優しさが溢れていた。
「姪のメイ」(テレ東)
繊細そうな叔父(本郷奏多)と、大人びているけど実は…な姪(大沢一菜)との組み合わせが絶妙だった。
「ハイエナ」(テレ東)
世間では話題になってなかったけど、脚本(佐藤嗣麻子)がしっかりしていたので、私は楽しんで観ていた。
「2023秋ドラマのまとめ①」
1位「大奥S2」(NHK)
脚本の森下佳子さんは、与えられた放送枠(全11話)の中できっちりとまとめ上げていて、流石だなと思ったけど、ドラマとしてはあの話数ではやはり足りなかったなと。残念だったのはそこだけ。凄い作品だった。
2位「きのう何食べた?S2」(テレ東)
S1に比べてより洗練され、より深みが増した様に感じた。それにしてもケンジの可愛さよ。更に年齢を重ねて行くS3が待ち遠しい。
3位「コタツがない家」(日テレ)
別れた方がいい様なダメダメ夫だからこそ、妻が頑張り輝く原動力になっていたというオチには笑ってしまった。でも根は優しい人じゃ無いと成立しない話。そこもきっちり押さえていた脚本。
【他にハマったドラマ】
「セクシー田中さん」(日テレ)
【今期の演技MIP】
「大奥S2」の仲間由紀恵。孫の首を踏んづけて殺そうとしたり、息子の家斉を罵倒したり、あまりの恐ろしさに観ているだけでも震え上がってしまった。
※1位と2位はよしながふみさんの人気漫画原作を、力量の有る脚本家が脚色してドラマ化した作品。改めてよしながさんの才能の凄さを実感。
3位は金子茂樹さんのオリジナル作品。オリジナル脚本の良作が少ない中で、ひとり気を吐いてくれた。
※放送局は私が関東地区で視聴した局名を記載
>> 204
【2024冬ドラマ②】
(金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
金〜日
「ジャンヌの裁き」無し/泉澤陽子/西浦正記/玉木宏 △
「院内警察」漫画/天本絵美/石川淳一/桐谷健太 △
「不適切にもほどがある!」無し/宮藤官九郎/金子文紀/阿部サダヲ ◎
★「おっさんずラブ-リターンズ-」無し/徳尾浩司/瑠東東一郎/田中圭 △
★「闇バイト家族」無し/ふじきみつ彦/小路紘史/鈴鹿央士 △
★「消せない私-復讐の連鎖-」小説/烏丸棗/中茎強/志田彩良 △
★「ハコビヤ」無し/政池洋祐/日暮謙/田辺誠一 △
「お別れホスピタル」漫画/安達奈緒子/柴田岳志/岸井ゆきの ◎
「☓☓☓占拠」無し/福田哲平/大谷太郎/櫻井翔 ○
★「恋する警護24時」無し/金子ありさ/鈴木浩介/岩本照 △
★「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」漫画/藤井清美/二宮崇/原田泰造 △
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」無し/大島里美/坪井敏雄/西島秀俊 ○
「アイのない恋人たち」無し/遊川和彦/綾部真也/福士蒼汰 △
「厨房のありす」無し/玉田真也/佐久間紀佳/門脇麦 △
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
- << 220 【2024冬ドラマ】 「ジャンヌの裁き」(TX.ホリプロ.製作委員会)脚本=泉澤陽子/演出=西浦正記/出演=玉木宏(越前剛太郎) 他 オリジナル作品/ドラマ8・54分枠(全話数不明)※初回15分拡大 あちこちの局で、今迄ドラマ化していなかった職業等を取り上げるのが、一種のブームみたいになっている中、今作は“検察審査員”を主人公にした。 検察審査会については、そういう仕組みが有る事は知っていたが、審査員がどうやって選ばれて任期がどの位で、どういう事をやっているのか等の知識は全く無かったので、その一端を知る事が出来てそれだけでも初回は観て良かったなとは思うのだが…。 肝心のドラマとしてはどうだっだかというと、まず選ばれし11人の審査員の立場や個性を強調し過ぎた為に、当初は検討した事件の話が頭に入って来なかったし、“桧山検事のお通りだ〜い!道を開けろ!頭が高〜い”←とは言ってないけど、それに近い演出が施されていて、それも受け入れ難かった。 今回の様な、ド素人でも気付く分かり易い問題点を、警察や検察が見逃すという“プロ下げ”をしないと成立しない安易な作りは好きではない。 脚本演出共に一流の方々なのに、こういう方向なのかとがっかり。 なので初回のみで視聴離脱する。
【2024冬ドラマ①】
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
月〜木(深夜迄)
「君が心をくれたから」無し/宇山佳佑/松山博昭/永野芽郁 △※相手役は山田裕貴
「春になったら」無し/福田靖/松本佳奈/奈緒、木梨憲武 ○
「正直不動産2」漫画/根本ノンジ/川村泰祐/山下智久 ◎
「Eye Love You」無し/三浦希紗/岡本伸吾/二階堂ふみ △
★「リビングの松永さん」漫画/田辺茂範/金井純一/中島健人 △
★「居酒屋新幹線S2」漫画/木田紀生/安村栄美/眞島秀和 ○※ドラマ色は薄く、その土地のどんなつまみと酒を選ぶのかがメイン
「婚活1000本ノック」小説/松本美弥子/田中亮/福田麻貴 △
★「パティスリーMON」漫画/鈴木裕那/河原瑶/畑芽育 △
★「推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~」小説/阿相クミコ/片桐健滋/鞘師里保 △
「グレイトギフト」無し/黒岩勉/本橋圭太/反町隆史 ◎
★「めぐる未来」漫画/井上テテ/久方真路/萩原利久 △※タイムリープ物
★「ナースが婚活」小説/保木本真也/水田成英/矢田亜希子 △
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
②に続く
- << 213 【2024冬ドラマ】 「君が心をくれたから」(CX)脚本=宇山佳佑/演出=松山博昭/出演=永野芽郁(逢原雨)、山田裕貴(朝野太陽) 他 オリジナル作品/月9・54分枠※初回は30分拡大(全話数不明) 【赤い傘と花火の約束】 うーん、これは継続視聴は厳しいかも。 ファンタジーラブストーリーと掲げているけど、雨は母親からの虐待によるPTSDを抱え、太陽は煙火店の息子で花火師になりたいのに色覚障害を抱えているという設定で、話の中身も画面の色調もずっと暗いのが辛いし、その上、轢き逃げに遭って瀕死の太陽を助ける条件として、あの世?の案内人(日下=斎藤工)が告げたのが、3ヶ月(放送期間だね)掛けて雨の五感を奪う事って…そんな辛い展開わざわざ観たくないもの。 でもファンタジーって謳っているのだから、ただ五感を奪うのではなく、何か仕掛けが有って、今どん底の二人が変化し浮上して行く様なラブストーリーになるのかなとは思うのだが。 2時間ドラマで作った方が良かった様な気はする。 もう少し様子見はしてみるけど。
- << 216 【2024冬ドラマ】 「リビングの松永さん」(カンテレ)脚本=田辺茂範/演出=金井純一/出演=中島健人(松永純)、髙橋ひかる(園田美己) 他 岩下慶子の漫画原作/火ドラ★イレブン・30分枠(全話数不明) いやあ、この設定は無いわ。 漫画なら有り得ても、いくらコメディーとは言えど、ドラマであの両親の人物像は無いわ。 ケンティーは童顔だから役の29才には見えないし、髙橋ひかるは逆に17才の役にしては大人びた顔立ちだから、12才差には見えなくて、直ぐにも恋愛対象になりそうな雰囲気が出ちゃってるから、「俺が保護者代わりじゃ駄目でしょうか」と聞かれた母親が、直ぐに「分かりました」ってOKを出した時は、呆れて口あんぐりだった。 ケンティーのファンはケンティーが見られればいいのかもだけど、ドラマ好きにはちょっと無理だわ。 なのでこれにて視聴離脱するわ。 「♯居酒屋新幹線2」眞島秀和主演(TBS・ドラマイズム・30分枠) 毎週観るだけで感想を書くつもりは無かったのだけど…。 初回の出張先が石川県金沢で次回は福井県敦賀と、番組初の北陸シリーズでの幕開けが何ともタイミングの悪い事になってしまって…。 冒頭、お見舞いのテロップは出たけど、ニュース映像とかが頭にチラついて、本来のこのドラマの楽しみ方は出来なかった。 偶然とはいえ、こういう事も有るのね。
- << 228 【2024冬ドラマ】 「婚活1000本ノック」(CX)脚本=ニシオカ・ト・ニール/演出=田中亮/出演=福田麻貴(南綾子)、八木勇征(山田クソ男) 他 南綾子の小説原作/水10・54分枠※初回は15分拡大(全話数不明) 【私を捨てたクソ男が幽霊となって婚活支援!?】←このまんまの内容のドラマ 複数脚本家が参加するドラマで、元々の筆頭脚本家として記載されていたのは松本美弥子さんだったのだけど、実際はニシオカ・ト・ニールさんが書いていて、そこにどんな事情が有ったのかは知る由もないが、噂通りでドタバタで作ったのかなとも思えるし…。 アバンの長い詩羽のナレーションが終わったと思ったら、お次は福田麻貴のモノローグ責めで、何だこれは苦手なヤツだ、もう観るのは止めようかなと思った10分過ぎに、八木勇征演じる山田(クソオは綾子が付けたアダ名)が「オレ実は幽霊」と言い出して、そこからは面白いと迄は言えないけど、たま〜に笑える面白キレ台詞もいくつかはさまれ、何とか最後迄視聴は出来たって感じ。 婚活相手らしい人物で、唯一相関図に載っている野村周平がまだ出て来ないのと、綾子と山田の掛け合い部分は悪くは無かったので次回も観てみるけど、どうかなあ…。 ※死ぬ前にした約束を果たさないと成仏出来ずに虫になるとか、アンテナにとまっている複数の鳩とか、女3人のおしゃべりとか…あのドラマを…
>> 195
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」9話まで終了。
【突然のキス!?…まさかの恋が動き出す!波乱の恋模様!】
笙野の見合…
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」全10話終了。
【背筋を伸ばし進め…田中さんが選んだ道】
結局三好の気持ちが何処に有ったのかもよく分からなかったし、田中さんが念願のダンス留学をスパッと決めた気持ちは想像出来るのだが、出発する迄ずっと笙野の耳に入らなかったというのが不自然で…。
笙野に結婚の話が進んでいてサバランにも来なくなったから、田中さんが笙野に留学を伝えなかったのは分かるけど、朱里には話している筈だから、朱里は小西には伝えてると思うのよね。そうしたら小西は「お前、知ってる?」って笙野に聞くんじゃない?普通。
笙野は自分の気持ちをふみかに話して結婚は破談、でも田中さんは既に出発済み、小西は朱里にプロポーズをするけど朱里は保留し、新しい夢のメイクアップアーティストを目指して奮闘中で、2年後に華の結婚式で全員集合して終わりという、盛り上がらないし雑な印象の最終回だったな。
で、9~10話の脚本を原作者が書いた話ね。漫画がまだ連載中なので、ドラマの最後は自分で書きたいと要望し、それが通ったと。問題なのは脚本家の相沢さんがその話を聞いたのが執筆開始後だったって事。全話書くつもりで仕事を受けたら、途中で話が変わってしまったらしい。不満が無ければインスタに裏話など態々書かないと思う。
私だったらこのPとは二度と仕事しないな。
脚本=芦原妃名子 演出=猪股隆一
>> 123
【2023秋ドラマ】3作品の〚短文投稿〛
「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」2話まで終了。
【滞納者はお嬢様同級生】
百…
【2023秋ドラマ】
「あたりのキッチン!」全11話終了。
【食べ応えしっかりハンバーグ】
全話の感想。
初回の主人公・清美(桜田ひより)のコミュ障描写がやり過ぎで、不安要素多めの滑り出しだったけど、人格者の“定食屋阿吽”のご主人・善次郎(渡部篤郎)や、その幼馴染で常連客の花屋のハルさん(峯村リエ)の温かい眼差しに支えられ、少食で食への興味が無い医学生の鈴代さん(工藤美桜)と知り合った事で、何とか彼女の食生活を改善したいとの思いから試行錯誤し、そこから彼女と友人関係になった事で、清美のコミュ障も徐々に改善し、迷っていた卒業後の進路を“料理人”に定める所迄が描かれた。
何が良かったかって、とにかく善次郎の人となり。
和食の道を極めた料理人なのに、偉ぶったり圧を掛けたりとかは全く無くて、アルバイトの清美にもずっと丁寧語で話し掛けていたのが印象的。あのご主人と巡り合ったから、清美は安心してアルバイト生活を送れて、料理人の道を目指す事が出来た。
優しい人の周りには同類が集まって来る。一種のファンタジーでは有ったけど、色々こねくり回さず、ひたすら清美の失敗や成長を優しく見守るドラマで、ご主人や鈴代さんの性格設定が上手かったし、色々な気持ちを込めた料理を観るのも楽しみで、こういうドラマもたまにはいいなとしみじみ思った、癒やされた。
脚本=橋本夏 演出=岩田和行
>> 148
【2023秋ドラマ】2作品の〚短文投稿〛
「きのう何食べた?season2」5話まで終了。
【史朗の元カレ登場!幸せ…涙のクリス…
【2023秋ドラマ】
「きのう何食べた?season2」全12話終了。
【家族の形…ケンジの愛情たっぷり特製弁当】
season2全体の感想。アラフィフが近付き、いつまでも中堅ポジションでは居られなくなったシロさんとケンジ。ケンジは美容室の店長を引き受けざるを得なくなり、それを見たシロさんも、少し前に有った大先生からの、息子と二人で共同代表になって欲しいという話を受ける事にした。
そして最初はシロさんの両親の老い支度として墓を買う話が有り、ケンジさんも一緒に入る事にしたらどうかと。ケンジにしたらその気持ちが嬉しいよね。
ケンジの母親は、もしケンジが先に死んだ時に、シロさんの顔も知らないのでは他人扱いになってしまうからという理由で、一家とシロさんの顔合わせ食事会を提案してくれる。
両家とも自分の息子が愛し、幸せに暮らしている相手だから自分達も大事にしてあげたい、ただそういう思いからの提案というのが温かくて泣けてくる。
シロさんの両親の終の住処(老人ホーム)探しと遺産の話、そこからシロさんの財産をケンジに渡す為の遺言書の話に。
養子縁組をしてしまえば確実なんだけどと言うシロさんに、「俺は家族になりたい訳じゃない」と涙ぐむケンジ。
人生の終盤の入口に立った二人の様々な言動に、色々考えさせられたなseason2は。
脚本=安達奈緒子 演出=中江和仁
>> 193
【2023秋ドラマ】〚短文感想〛
⦿「いちばんすきな花」10話まで終了。
【迫る引っ越し最後に4人でやりたいこと】
二度と会わない…
【2023秋ドラマ】
「フェルマーの料理」全10話終了。
【二人が目指した真理の扉】
“孤高”も“真理の扉を開く”も全部、渋谷から海への教えだった。
渋谷は自分で“真理の扉を開いた!”と感じた瞬間が有ったが、その先には次の扉が有り、永遠に開き続けなければならないと分かっていたのに、敢えて弟子の海に命題を課し、扉を開ける前に病に掛かってしまった海は、その命題をそのまま岳に与えて姿を消し、分からないなりに料理を突き詰めて行った岳は、説明もせずに仲間を置き去りにし、“何故理解出来ないのか?”と苛立ちをストレートにぶつけ、声を荒げる別人格に変貌してしまった…という流れだったが、仲間が全員辞めてしまい、やっと目が覚めた岳は海を捜し出し、会って話をする内に何を間違えていたのかに気付き、あっという間にあの元の感じの岳に戻るという、あの別人格は何だったの?展開で、何かがっかり。
岳が変貌する迄の1年間、父親も留学中の亜由も、一度も連絡を取らなかったのかね。特に父親なんかは、岳の声を聞いただけで“変だな”って分かる筈なんだけどね。
途中迄は面白かったんだけどな。
でも皆が耐え難い様な変貌を岳がしないと皆は辞めない訳で…。途中を端折ってしまったし、変貌の演出にも問題は有ったと思う。
脚本=渡辺雄介 演出=石井康晴
>> 193
【2023秋ドラマ】〚短文感想〛
⦿「いちばんすきな花」10話まで終了。
【迫る引っ越し最後に4人でやりたいこと】
二度と会わない…
【2023秋ドラマ】
「うちの弁護士は手がかかる」全11話終了。
【ついに最終決戦!姉妹の戦いの結末は…】
まあ、姉の嘘は予想通りだったけど、椿原が何故姉からの“口裏合わせ”要求に応じたのか、不正に加担してたのでは?と脅されてなのか、姉が杏に迫った様に、姉妹の父の正義の仮面が剥がれてもいいのかと言われてなのか、その辺ははっきりさせて欲しかったし、姉が自分の母親を捨てた父を恨むのは分かるけど、その憎悪を腹違いの妹に執拗にぶつけるのは筋違いだし、姉が杏には弁護士の資格がないと活動を妨害したのは、杏の尊敬する父親の不正を杏には知らせたくなかったから…みたいに良い風にまとめに掛かっていたけど、そこは“正義の弁護士・杏”に、姉を名誉毀損や偽計業務妨害で告訴して白黒つけて欲しかったな。
全体としては7人の脚本家と5人の演出家で作られており、回ごとの出来不出来の差が激しかった事、杏の性格の初期設定をやり過ぎた事、ラスボス姉の使い方に迷いが有った事辺りが、マイナス要因だったかなと。
事務所の弁護士・パラリーガル達のキャラが立って来てからは面白くなったし、何より主演のムロさんが演じた蔵前のキャラには魅力と説得力が有り、それが観続ける原動力になったのは間違いない。
チーフ演出の瑠東さんが、1、2話だけだったのは何故?「おっさんずラブ」の制作が詰まってたから?
脚本=中園勇也 演出=相沢秀幸
>> 193
【2023秋ドラマ】〚短文感想〛
⦿「いちばんすきな花」10話まで終了。
【迫る引っ越し最後に4人でやりたいこと】
二度と会わない…
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」全11話終了。
【いちばん好きな人】
男女の間に友情は成立するのか?をテーマに…という惹句だったが、それは男女各二人、計四人を主演に据えた事も含めて、視聴導入の為の飾りみたいな物で、結局全編を通して言いたかったのは、“みんなちがって、みんないい”(金子みすゞの詩の一部で、超有名なフレーズ)という認識を本当の意味で皆が持てば、今よりは生きやすくなるよねって事だったのかなと。
“みんな”の中に居ると生き辛いけど、“性格的に面倒くさい”と思われるのも嫌なので、無理して“みんな”に合わせて生きていたけど、そういうのが嫌だと吐き出せて、分かり合える男女四人組の友達が出来たら、みんな前よりはかなり生きやすくなった…という話だった。
“生きにくい理由”が次々に描かれた全体の前半部分は、心が抉られながらも共感出来る事も多く、視聴意欲にも繋がっていたのだが、脚本家の主張が、台詞やモノローグやナレーションで語られる事が増えた後半は、所々で主張がドラマから浮く事が有って、観ていて萎える事が増えて行った。
“みんなちがって、みんないい”のだから、“みんなに嫌われる子なんていない”
みんながそういう考えを持てれば、“虐めを苦に…”とかも自ずと減って行くのかな。
脚本=生方美久 演出=高野舞
>> 191
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」9話まで終了。
【秘密兵器チョーさん】
どうしてここまで悠作との結婚に拘っているのか、…
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」全10話終了。
【クリスマスの奇跡】
やっと辿り着いた晋一&ひかるの結婚式と、達男が悠作の尻を叩いて進める家の大掃除の進行を、台詞と映像で絡ませた演出が秀逸。ひかるのヘッドドレスの花の色のグリーンと、達男が頭に巻いたねじり鉢巻の色味を合わせたり、ダンスのステップと掃除をする男二人の足元を繋げたり…。
家族でクリスマスプレゼントの希望を言い合った時に、達男は自分の部屋と言い、その後、夫婦で買い出しに出た時に悠作が、19インチの中古テレビを万里江にねだったので、これは和室を義父に譲り、自分はリビング居座りを止めて仕事部屋にテレビを置いてゲームをするつもりなんだなと。
順基の小学校時代の行事参加の話もそうだったけど、決める時は決める優しさも持ってる悠作。
でも達男は、今や唯一の友人のクマさんを新人の京屋に取られそうなのが悔しくて寂しくて、起死回生の一手として、何と和室にクマさんも大好きな室内用サウナを設置してしまった(笑)
この大騒動を着地点に悠作は漫画を仕上げる気になったし、達男はクマさんを取り戻したし(笑)、悠作は妻の尊敬を取り戻しめでたしめでたし。
万里江の気持ち~我が家にコタツは要らない。コタツより温もり溢れる家族喧嘩が、家の中をポカポカにしてくれるのだから~
綺麗にまとまったね。面白かった!
脚本=金子茂樹 演出=中島悟
>> 156
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「時をかけるな、恋人たち」5話まで終了。
【30年先から亡き妻に会いにきた男】
朝、妻と口喧嘩を…
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「時をかけるな、恋人たち」全11話終了。
【時空を超えた恋の結末】
6話から時空法違反の取り締まりをかわす為の廻と翔の逃避行が始まり、廻の両親が出会う所とか、廻の小学生時代とか、廻と翔が初めて出会った大学時代とかに行くのだけど、辻褄合わせや台詞による説明が多くて物語に入り込めず、くどさも感じたし、誰も彼もが移動し始めてもう飽きてしまって。
5話迄は30分では時間が足りないなと思う回も有ったので、そういう話は2回に分けても良かったし、後半の廻達の辻褄合わせの部分は圧縮して、恋の結末部分にはもっと時間を掛けるとかすれば、私はもう少しこのドラマに乗れたのかなと。
題材や映像や音楽、役者さんは良かったので、中身のバランスだけかな、惜しかったのは。
脚本=上田誠(全話) 演出=山岸聖太(1~6、8、10~11話)、山口淳太(7、9話)
>> 189
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」8話まで終了。
【無神経男の家でお母さんと鉢合わせ…これ誤解されるヤツ】
田中さんを…
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」9話まで終了。
【突然のキス!?…まさかの恋が動き出す!波乱の恋模様!】
笙野の見合い相手のふみか(朝倉あき)は良い人っぽいし、自己主張もしないから、少し前迄の笙野なら迷わずに結婚に突き進んだと思うけど、彼女が笙野の事を「自由で寛容で女性に理解が有って」と言ったら「えっ?誰の事?」「だから笙野さん」
〜全部、田中さんが作ってくれた僕だ、田中さんが僕の中に居る〜って、気付いてしまったのね。
でも…お母さんの腫瘍は良性だったけど手術はするし、やはり孫の顔は早く見せてあげたい、そちらの思いも強い笙野。
田中さんも三好に「キスしていい?ダメ?」と言われて「ダメ…じゃないです…」とは言ったけど、笙野の事が頭に浮かび思わず三好を突き飛ばしてしまう。
朱里に「自分の気持ちが分からなくなってしまったんです」と。
笙野の見合いを小西情報で知ってから、店での田中さんの様子が変なのを察知していた三好。あのキスを仕掛けたのは、奥手の田中さんに彼女自身の本心を気付かせたかったから…なのかなと思ったのだが、どうだろう。
遂に付き合う事になった朱里と小西は…まあ楽しく生きてくれ(笑)
脚本=芦原妃名子←突然の原作者が脚本執筆でびっくり!HPにも何の記載も無いし…、何かのトラブルでない事を願う 演出=伊藤彰記
- << 203 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」全10話終了。 【背筋を伸ばし進め…田中さんが選んだ道】 結局三好の気持ちが何処に有ったのかもよく分からなかったし、田中さんが念願のダンス留学をスパッと決めた気持ちは想像出来るのだが、出発する迄ずっと笙野の耳に入らなかったというのが不自然で…。 笙野に結婚の話が進んでいてサバランにも来なくなったから、田中さんが笙野に留学を伝えなかったのは分かるけど、朱里には話している筈だから、朱里は小西には伝えてると思うのよね。そうしたら小西は「お前、知ってる?」って笙野に聞くんじゃない?普通。 笙野は自分の気持ちをふみかに話して結婚は破談、でも田中さんは既に出発済み、小西は朱里にプロポーズをするけど朱里は保留し、新しい夢のメイクアップアーティストを目指して奮闘中で、2年後に華の結婚式で全員集合して終わりという、盛り上がらないし雑な印象の最終回だったな。 で、9~10話の脚本を原作者が書いた話ね。漫画がまだ連載中なので、ドラマの最後は自分で書きたいと要望し、それが通ったと。問題なのは脚本家の相沢さんがその話を聞いたのが執筆開始後だったって事。全話書くつもりで仕事を受けたら、途中で話が変わってしまったらしい。不満が無ければインスタに裏話など態々書かないと思う。 私だったらこのPとは二度と仕事しないな。 脚本=芦原妃名子 演出=猪股隆一
>> 188
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」9話まで終了。
【魂を燃やせ!最強の宿敵と運命の決戦!】
肋骨骨折した事有るけど、2日経っ…
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」全10話終了。
【絆が繋いだ奇跡…最高の仲間と甲子園へ】
最終回は県予選の決勝なので、試合シーンに時間を割き、根室、阪、壮磨、楡、中世古、翔、久我原、椿谷達にスポットを当ててはいたけど、正直、阪くんはどんな子なのか全く分からない(漢字は伴?調べたら阪だった)し、中世古くんは自信家位のイメージしかない(仲世古だと思ってたけど調べたら中世古だった)し、だから姉とセットの根室と、おじいとセットの翔、兄とセットの壮磨には思い入れが有るけど、チームに対しては愛着が湧かない、作りとしてはそれが致命的だったと思う。
万年県予選初戦敗退の実在する高校野球部が、甲子園出場を果たす迄のノンフィクションを原案に、三重県という場所、2018年という時迄現実と重ねておきながら、「次を目指してる限り人は終わらない」という事を伝えたいが為に、監督が免許偽造教師という“とんでも設定”を中心に据えてしまった事で、素直には楽しめないドラマになってしまった。
制作陣は、教育者の罪に対する世間の処罰感情というものを、読み違えていたのではないかなと思えてならない。
あれだけの規模で球児役のオーディションをして、鈴木亮平、黒木華を揃えた日曜劇場で、全話平均視聴率9.6%とはね。
期待作だっただけに本当に残念でならない。
脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
【2023秋ドラマ】〚短文感想〛
⦿「いちばんすきな花」10話まで終了。
【迫る引っ越し最後に4人でやりたいこと】
二度と会わない失礼な奴らだから、夜々が荒ぶって「バーカバーカ」を連呼する所とか、このみが寿司ネタだけを外して食べて、「ご飯も食べるとお腹一杯になっちゃうから」って言う所とかは、いかにも言いそうで面白かったけど、落ち込む紅葉の気持ちを上げようとして、3人がそれぞれに話す例え話の部分は、脚本家が作り過ぎ。もっとナチュラルに作れないのかな。
脚本=生方美久 演出=谷村政樹
⦿「うちの弁護士は手がかかる」10話まで終了。
【大病院に隠された真実、杏失踪に蔵前は…】
さくら「お父さんが裏から不正に手を回して、あんたを合格させたの!」←一介の弁護士にそんな力が有る訳が…って考えるよね、普通は。恩師の椿原が否定してくれなかったから、杏は戦意喪失してしまったけど、事務所の仲間が杏を信じて団結し復活させる流れは良かった。
最終回は病院の不正に手を貸した?姉と、杏が対決するのかな。
脚本=市川貴之 演出=下畠優太
⦿「フェルマーの料理」9話まで終了。
【遂に未来編突入!崩壊する絆…消えた海の行方】
海の味覚が失われても、岳は感覚で海の目指す味が分かるから、二人で組めば最高の料理が作れるというのが岳の結論らしいのだが…、え~と数学はどこに行ったの?
脚本=渡辺雄介 演出=大内舞子
- << 198 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」全11話終了。 【いちばん好きな人】 男女の間に友情は成立するのか?をテーマに…という惹句だったが、それは男女各二人、計四人を主演に据えた事も含めて、視聴導入の為の飾りみたいな物で、結局全編を通して言いたかったのは、“みんなちがって、みんないい”(金子みすゞの詩の一部で、超有名なフレーズ)という認識を本当の意味で皆が持てば、今よりは生きやすくなるよねって事だったのかなと。 “みんな”の中に居ると生き辛いけど、“性格的に面倒くさい”と思われるのも嫌なので、無理して“みんな”に合わせて生きていたけど、そういうのが嫌だと吐き出せて、分かり合える男女四人組の友達が出来たら、みんな前よりはかなり生きやすくなった…という話だった。 “生きにくい理由”が次々に描かれた全体の前半部分は、心が抉られながらも共感出来る事も多く、視聴意欲にも繋がっていたのだが、脚本家の主張が、台詞やモノローグやナレーションで語られる事が増えた後半は、所々で主張がドラマから浮く事が有って、観ていて萎える事が増えて行った。 “みんなちがって、みんないい”のだから、“みんなに嫌われる子なんていない” みんながそういう考えを持てれば、“虐めを苦に…”とかも自ずと減って行くのかな。 脚本=生方美久 演出=高野舞
- << 199 【2023秋ドラマ】 「うちの弁護士は手がかかる」全11話終了。 【ついに最終決戦!姉妹の戦いの結末は…】 まあ、姉の嘘は予想通りだったけど、椿原が何故姉からの“口裏合わせ”要求に応じたのか、不正に加担してたのでは?と脅されてなのか、姉が杏に迫った様に、姉妹の父の正義の仮面が剥がれてもいいのかと言われてなのか、その辺ははっきりさせて欲しかったし、姉が自分の母親を捨てた父を恨むのは分かるけど、その憎悪を腹違いの妹に執拗にぶつけるのは筋違いだし、姉が杏には弁護士の資格がないと活動を妨害したのは、杏の尊敬する父親の不正を杏には知らせたくなかったから…みたいに良い風にまとめに掛かっていたけど、そこは“正義の弁護士・杏”に、姉を名誉毀損や偽計業務妨害で告訴して白黒つけて欲しかったな。 全体としては7人の脚本家と5人の演出家で作られており、回ごとの出来不出来の差が激しかった事、杏の性格の初期設定をやり過ぎた事、ラスボス姉の使い方に迷いが有った事辺りが、マイナス要因だったかなと。 事務所の弁護士・パラリーガル達のキャラが立って来てからは面白くなったし、何より主演のムロさんが演じた蔵前のキャラには魅力と説得力が有り、それが観続ける原動力になったのは間違いない。 チーフ演出の瑠東さんが、1、2話だけだったのは何故?「おっさんずラブ」の制作が詰まってたから? 脚本=中園勇也 演出=相沢秀幸
- << 200 【2023秋ドラマ】 「フェルマーの料理」全10話終了。 【二人が目指した真理の扉】 “孤高”も“真理の扉を開く”も全部、渋谷から海への教えだった。 渋谷は自分で“真理の扉を開いた!”と感じた瞬間が有ったが、その先には次の扉が有り、永遠に開き続けなければならないと分かっていたのに、敢えて弟子の海に命題を課し、扉を開ける前に病に掛かってしまった海は、その命題をそのまま岳に与えて姿を消し、分からないなりに料理を突き詰めて行った岳は、説明もせずに仲間を置き去りにし、“何故理解出来ないのか?”と苛立ちをストレートにぶつけ、声を荒げる別人格に変貌してしまった…という流れだったが、仲間が全員辞めてしまい、やっと目が覚めた岳は海を捜し出し、会って話をする内に何を間違えていたのかに気付き、あっという間にあの元の感じの岳に戻るという、あの別人格は何だったの?展開で、何かがっかり。 岳が変貌する迄の1年間、父親も留学中の亜由も、一度も連絡を取らなかったのかね。特に父親なんかは、岳の声を聞いただけで“変だな”って分かる筈なんだけどね。 途中迄は面白かったんだけどな。 でも皆が耐え難い様な変貌を岳がしないと皆は辞めない訳で…。途中を端折ってしまったし、変貌の演出にも問題は有ったと思う。 脚本=渡辺雄介 演出=石井康晴
>> 185
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」8話まで終了。
【最終章~運命の別れ】
まさかまさかの突然のゆりあ“乳癌”。優弥の…
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」全9話終了。
【運命の恋、命の決断】
稟久の“御乱心”の部分だけ突出して違和感が…。自分は吾良に一途に恋をしていたのに、吾良は自分とは体の関係は持たず(←ホテルで最後の願いとして抱いて欲しいと頼んだ直後に吾良が倒れたと言っていたから、そうなのかなと)、みちるとは子供を作っていたと誤解して飛び出し、気持ちのやり場が無くて吾良を拘束した…迄は理解出来るのだが、ゆりあが向かって来たらナイフで脅して「脱げよ!」って、あの心理がよく分からない。
反撃してナイフを奪ったゆりあが、自分が死ぬから吾良の面倒は稟久が見てという思考もぶっ飛び過ぎだろとは思ったけど。
この騒動が有ったから、ゆりあは優弥に手術の事を伝える事が出来たみたいな事になっていて、それにも違和感が。
その後の展開(旅館を継いだ稟久が心配で、会いに行く吾良。自宅をカフェにしてみちると運営する案に、義母も賛成し、ゆりあに通帳も渡してくれる。優弥と再会したゆりあは、互いの気持ちを確認しやり直す事に。)は、伊沢家、みちる母子も含めたハッピーエンドで、そこは良かったと思う。
設定が奇抜で人物像にも癖の有る人が多かったけど、上手い役者さんを揃えていたので、結構血の通った人達の話に仕上がっていて、面白く視聴出来たと思う。
木戸大聖くんは、この先大化けしそう。
脚本=橋部敦子 演出=金井紘
>> 184
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「コタツがない家」8話まで終了。
【シン・嫉妬怪獣】
達男は離婚させたい訳では無くて、舅があ…
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」9話まで終了。
【秘密兵器チョーさん】
どうしてここまで悠作との結婚に拘っているのか、万里江は自分でも分かっていないらしい。
仕事にエンジンが掛かった悠作は“ああ言えばこう言う”も絶好調で、何でも漫画のネタに結び付けてほくそ笑む悠作に、遂に達男もキレて「もうそんな奴とは離婚しなさい!胸糞悪いわ!」
母親との話の中で、自分は結婚に執着していただけなのかもと思い始めた万里江は、一度は離婚届にサインをするのだが、詩織達に土門の様な完璧な男を勧められるや、何故悠作が必要なのかに気付いてしまう。離婚届は破いて急いで帰宅。
「貴方の存在そのものが、私の生きるエネルギーなの!ダメでクズでだらしない所が私を輝かせてくれたの!」
まあ達男みたいに仕事も家事も出来るけど、無意識に人を見下して自分の意見を押し通す様な男や、土門みたいに人当たりも良くて、人の気持ちも読める様なスマートな男が相手だったら、万里江は頑張る気が起きなかったのかもしれない。
こればっかりは相性だからね。傍から見たら離婚一択だけど、ああいう悠作が万里江の頑張る源、生きる意味にさえなっているのならそれでいいのでは?
悠作が離婚回避を受け入れる決定打が、チョーさんの“悠作を見上げて二鳴き”だったというのが洒落てて良かったね。
脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平
- << 197 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」全10話終了。 【クリスマスの奇跡】 やっと辿り着いた晋一&ひかるの結婚式と、達男が悠作の尻を叩いて進める家の大掃除の進行を、台詞と映像で絡ませた演出が秀逸。ひかるのヘッドドレスの花の色のグリーンと、達男が頭に巻いたねじり鉢巻の色味を合わせたり、ダンスのステップと掃除をする男二人の足元を繋げたり…。 家族でクリスマスプレゼントの希望を言い合った時に、達男は自分の部屋と言い、その後、夫婦で買い出しに出た時に悠作が、19インチの中古テレビを万里江にねだったので、これは和室を義父に譲り、自分はリビング居座りを止めて仕事部屋にテレビを置いてゲームをするつもりなんだなと。 順基の小学校時代の行事参加の話もそうだったけど、決める時は決める優しさも持ってる悠作。 でも達男は、今や唯一の友人のクマさんを新人の京屋に取られそうなのが悔しくて寂しくて、起死回生の一手として、何と和室にクマさんも大好きな室内用サウナを設置してしまった(笑) この大騒動を着地点に悠作は漫画を仕上げる気になったし、達男はクマさんを取り戻したし(笑)、悠作は妻の尊敬を取り戻しめでたしめでたし。 万里江の気持ち~我が家にコタツは要らない。コタツより温もり溢れる家族喧嘩が、家の中をポカポカにしてくれるのだから~ 綺麗にまとまったね。面白かった! 脚本=金子茂樹 演出=中島悟
>> 183
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】20話まで終了。
これまで何人もの登場人物の死を見て来たが、やはり有能で世のため人のため…
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】全21話終了。
最終回は、どうしても江戸まで攻め入り慶喜の首を取って、名実ともに徳川の世の終わりを見せ付けたい西郷隆盛と、何としても江戸を戰場にするのを回避したい勝海舟、宮様、天璋院側とのせめぎ合いが面白かった。
女が政を続けて来たから、この国は遅れを取り世界から見下される様になってしまったと、男尊女卑丸出しの主張をする西郷隆盛に対し、赤面疱瘡で男が激減した江戸を下支えし、栄えさせて来たのは女だと真っ向から反論した宮様は格好良かったし、西郷が誰も見た事が無い“錦の御旗”を盾にするのなら、自分は帝の宸翰(謀反人は岩倉と薩摩)を盾に、退かぬのならこれを公にすると脅し返し、条件を飲ませてしまう度胸にも痺れたし、“文書の将軍名は男だから徳川の歴史も恥ずかしい物ではない”と、直ぐに頭を切り替える西郷の策士振りも描かれていて良かった。
家光から始まった約220年の話を、たったの21話で描こうというのだから、駆け足になってしまうのは仕方が無い所だが、それでも原作物を脚色する腕は天下一品の森下さんの纏め方はやはり上手かったし、配役がことごとくハマっていて、毎回その話の世界に自然に入り込む事が出来た。
ああ、終わってしまうのかあ…って、今は満足感と寂しさのせめぎ合いって所だな。
脚本=森下佳子 演出=大原拓
>> 182
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」7話まで終了。
【笙野と初デート!?想定外の展開に脳内が爆発!】
誰かに惹かれる時に…
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」8話まで終了。
【無神経男の家でお母さんと鉢合わせ…これ誤解されるヤツ】
田中さんを彼女かと思った笙野母だけど、二人が否定すると今度は家政婦と勘違い。~改めて私のビジュアルの安心感〜化粧っ気無しのひっつめ髪に地味な服とエプロン、丁寧な言葉遣い。確かに中身を知らない人には“女”を感じさせないのかも。
でも笙野の代わりにお出掛けに同行した田中さんの中身を知ったら、すっかり彼女のファンになってしまったお母さん。
朱里に化粧をして貰い、服も選んで貰った田中さんは、とっても素敵なビジュアルに仕上がっていて、あれでお母さんの見方も変わっただろうし、聞き上手だから色々話せて楽しかっただろうし。
帰りに田中さんがサバランに寄ったのは、朱里が綺麗にしてくれた自分を三好に見て貰いたかったからなんだろうね。いじらしかったな。三好も満更でもない顔をしてたし。
誘われて初めて観るベリーダンスに大興奮の笙野母。お母さんが瑠璃色が好きみたいなので、田中さんが選んだ衣装も瑠璃色。この辺りが田中さんの優しさよね。
母の荷物に有った病院の封筒と、その裏に書かれた死ぬ迄にやりたい事、その一番下に“孫の顔を見る”。
ああ、これで笙野は乗り気では無かったお見合いをする気になったのか。でも気持ちは田中さんの方を向き始めたよね、笙野。
脚本=相沢友子 演出=宮下直之
- << 195 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」9話まで終了。 【突然のキス!?…まさかの恋が動き出す!波乱の恋模様!】 笙野の見合い相手のふみか(朝倉あき)は良い人っぽいし、自己主張もしないから、少し前迄の笙野なら迷わずに結婚に突き進んだと思うけど、彼女が笙野の事を「自由で寛容で女性に理解が有って」と言ったら「えっ?誰の事?」「だから笙野さん」 〜全部、田中さんが作ってくれた僕だ、田中さんが僕の中に居る〜って、気付いてしまったのね。 でも…お母さんの腫瘍は良性だったけど手術はするし、やはり孫の顔は早く見せてあげたい、そちらの思いも強い笙野。 田中さんも三好に「キスしていい?ダメ?」と言われて「ダメ…じゃないです…」とは言ったけど、笙野の事が頭に浮かび思わず三好を突き飛ばしてしまう。 朱里に「自分の気持ちが分からなくなってしまったんです」と。 笙野の見合いを小西情報で知ってから、店での田中さんの様子が変なのを察知していた三好。あのキスを仕掛けたのは、奥手の田中さんに彼女自身の本心を気付かせたかったから…なのかなと思ったのだが、どうだろう。 遂に付き合う事になった朱里と小西は…まあ楽しく生きてくれ(笑) 脚本=芦原妃名子←突然の原作者が脚本執筆でびっくり!HPにも何の記載も無いし…、何かのトラブルでない事を願う 演出=伊藤彰記
>> 181
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」8話まで終了。
【まだ終わらせない!仲間と誓う最後の夏】
春季大会で初の1勝をしただけで大…
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」9話まで終了。
【魂を燃やせ!最強の宿敵と運命の決戦!】
肋骨骨折した事有るけど、2日経ってからうずくまる程の痛みが出るなんて無かったけどなあ。もう折った(2本にヒビが入った)直後から痛いし、最初は痛くてよく眠れないし。痛み止めの薬は出るけど、あとはソフトタイプのコルセットを胸に巻いて、ひたすら骨がくっつくのを待つだけ。仕事内容にもよるけど、私は仕事に行ってた。
何が言いたいかっていうと、当たった日に直ぐに病院に行き、薬を貰ってコルセットを巻けば、山住は試合当日にベンチに入る事は可能だったよね?って事。
あと楡と久我原の捕球時衝突ね。プロでもたまに有るけど、あれは球場全体に観客が居て、歓声で選手同士の掛け声が掻き消されるから。今回の球場はバックネット裏にしか客席が無いし、観客が居ない外野なら掛け声が聞こえるのにね。
158試合も練習試合をして来たというのに、球を捕る人が「オーライ!」って叫ぶ事すら教えてないとは?
遡ると美香もリモートで仕事を続けられるなら、引っ越さずに大事な時の出張だけで済んだのでは?(前夫の出番も無しで)
南雲無免許、山住騒動✕2、美香引っ越し、犬塚病気、全部要らなかった。
球児の物語を丁寧に紡いで欲しかった。塚原さんには、野球は知らなくても球児達にこそ愛情を注いで欲しかった。
脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
- << 194 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」全10話終了。 【絆が繋いだ奇跡…最高の仲間と甲子園へ】 最終回は県予選の決勝なので、試合シーンに時間を割き、根室、阪、壮磨、楡、中世古、翔、久我原、椿谷達にスポットを当ててはいたけど、正直、阪くんはどんな子なのか全く分からない(漢字は伴?調べたら阪だった)し、中世古くんは自信家位のイメージしかない(仲世古だと思ってたけど調べたら中世古だった)し、だから姉とセットの根室と、おじいとセットの翔、兄とセットの壮磨には思い入れが有るけど、チームに対しては愛着が湧かない、作りとしてはそれが致命的だったと思う。 万年県予選初戦敗退の実在する高校野球部が、甲子園出場を果たす迄のノンフィクションを原案に、三重県という場所、2018年という時迄現実と重ねておきながら、「次を目指してる限り人は終わらない」という事を伝えたいが為に、監督が免許偽造教師という“とんでも設定”を中心に据えてしまった事で、素直には楽しめないドラマになってしまった。 制作陣は、教育者の罪に対する世間の処罰感情というものを、読み違えていたのではないかなと思えてならない。 あれだけの規模で球児役のオーディションをして、鈴木亮平、黒木華を揃えた日曜劇場で、全話平均視聴率9.6%とはね。 期待作だっただけに本当に残念でならない。 脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
【2023秋ドラマ】〚短文感想〛
⦿「うちの弁護士は手がかかる」9話まで終了。
【バディ解散…蔵前、突然の逮捕!?杏は…】
8話のラストが異母姉から所長への、杏は「司法試験に受かってない」というチクリで、“えーッ、これもか〜い”ってがっかりモードだったのだが…。今回はその話には行かなくて、梨乃のワナで蔵前が脱税で逮捕され、事務所一丸で彼を助ける展開で、単話としては面白かった。
ここまで7人の脚本家が投入されているが、単独で最多の3本を書いている中園氏の担当回が一番面白い。
脚本=中園勇也 演出=相沢秀幸
⦿「フェルマーの料理」8話まで終了。
【運命に抗った男が遺した計画…全貌が明らかに】
海は味覚障害の伴う聴神経腫瘍(手術で取り除くにはハイリスクな場所にある設定)。“K”の開店前には分かっていた事で、Xデーに備えて自分の後継者に成りうる人材を捜していて、見付けたのが岳だった。
姿を消す前の海から岳に贈られた言葉は“孤高”、そして料理の神を越えろと。群れずに料理の道を極めるのは良いけど、それが何で調理器具を投げたり、料理の皿を手で払って床に落としたりに繋がるのか理解不能。師匠の海と相談相手の亜由が一度に居なくなり、スポンサー無しでは赤字の店を黒字化するという命題ものし掛かり、ギリギリなのは分かるけど、あれでは皆逃げるわな。
脚本=渡辺雄介 演出=石井康晴
>> 180
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」8話まで終了。
【4人の美鳥ちゃん?記憶の答え合わせ】
あれ?前に椿って志木さんの事…
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」9話まで終了。
【お帰り…初めて帰りたいって思った家】
お帰りと言ったのは椿で、初めて帰りたいって思ったというのは美鳥の気持ちで、家とは勿論元美鳥の、現椿の“赤い屋根の家”の事。美鳥は買い戻す気でカーテンの採寸に来た訳だけど。
塾講師時代の美鳥とゆくえの関係(美鳥役の出口夏希は若干田中麗奈の雰囲気は有ったけど、ゆくえ役の片岡凛は全く別物だったな)、教師時代の美鳥と佐藤くん(紅葉)の関係、離婚から1年後の美鳥と専門校時代の夜々との再会がそれぞれ描かれて、それぞれの会話の中に“4人組”の誰かの話や言葉が固有名詞無しに挟まれていて、“ああこれがあれだったのか…”と、繋がりが分かるのが連ドラ視聴者の特権。
椿と二人だけの時は帰りたかった家なのに、4人組が居る家に後から合流したら、5人組になる訳ではなくて4人+1人になる事を痛感してしまった美鳥。
2人組だと安心する美鳥(弾かれる心配が無いからという感覚)。4人の事は好きだけど2人で会うのが好きだったし、今も好き。
まあね、4人は偶然にあの日ひとかたまりになり、美鳥と4人はそれぞれに1対1で紡いだ時間という記憶が有るからね。
繋がり方の決定的な違いね。
それでも美鳥は家を買い戻さないとは言わずに母親の元へ一旦戻って行ったね。どういう決断をするのかな。
脚本=生方美久 演出=岩城隆一
>> 179
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」7話まで終了。
【愛人、隠し子…私の家族を守る!】
意識は戻っていたのに吾良は何故…
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」8話まで終了。
【最終章~運命の別れ】
まさかまさかの突然のゆりあ“乳癌”。優弥の“おっぱい連呼”と蘭の“胸のシコリが…”が布石だった訳か。検査を渋る姉に、私も一緒に受けるからというのは、いかにも姉御肌のゆりあの言いそうな事ではあるが、それにしてもの急展開。
今回のメインは、優弥の別居中の妻・里菜とゆりあの直接対面。まだ“乳癌発覚”の前だったから、「優弥を私にください」と仁義を切ったゆりあだったけど。
里菜の話を聞くと、単純に元彼に走った悪妻ではなくて、四六時中“伴一族”の中で暮らす事に疲れ、辛さを話しても聞き流す優弥にも絶望し…という背景が有って、姉御のゆりあは理解してしまうのね。
で、トドメは優弥が連れて来た優里亜が「ママ!」って飛び付いて、里菜も一瞬で母親の顔になった事。
それでも今回は誰にも譲りたくないと思っていたのに、あの乳癌宣告。
ゆりあは優弥に真実は言わずに、別れる道を選ぶ。
吾良の話を総合すると、恐らく不妊の原因はゆりあに有ったのかなと。ゆりあが最初みのんが吾良の子かもと疑ったって事は、吾良にはその能力が有るって事だし。
だから余計にゆりあは子供には弱いのかも。まに、みのん、優里亜、誰にも辛い思いはさせたくないって。
尻上がりに面白くなってるのに、もう次は最終回。だから急展開…。
脚本=橋部敦子 演出=竹園元
- << 192 【2023秋ドラマ】 「ゆりあ先生の赤い糸」全9話終了。 【運命の恋、命の決断】 稟久の“御乱心”の部分だけ突出して違和感が…。自分は吾良に一途に恋をしていたのに、吾良は自分とは体の関係は持たず(←ホテルで最後の願いとして抱いて欲しいと頼んだ直後に吾良が倒れたと言っていたから、そうなのかなと)、みちるとは子供を作っていたと誤解して飛び出し、気持ちのやり場が無くて吾良を拘束した…迄は理解出来るのだが、ゆりあが向かって来たらナイフで脅して「脱げよ!」って、あの心理がよく分からない。 反撃してナイフを奪ったゆりあが、自分が死ぬから吾良の面倒は稟久が見てという思考もぶっ飛び過ぎだろとは思ったけど。 この騒動が有ったから、ゆりあは優弥に手術の事を伝える事が出来たみたいな事になっていて、それにも違和感が。 その後の展開(旅館を継いだ稟久が心配で、会いに行く吾良。自宅をカフェにしてみちると運営する案に、義母も賛成し、ゆりあに通帳も渡してくれる。優弥と再会したゆりあは、互いの気持ちを確認しやり直す事に。)は、伊沢家、みちる母子も含めたハッピーエンドで、そこは良かったと思う。 設定が奇抜で人物像にも癖の有る人が多かったけど、上手い役者さんを揃えていたので、結構血の通った人達の話に仕上がっていて、面白く視聴出来たと思う。 木戸大聖くんは、この先大化けしそう。 脚本=橋部敦子 演出=金井紘
>> 178
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」7話まで終了。
【下僕の逆襲】
帰って来た父は気恥ずかしいのか、クマさんに囁いてクマさ…
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「コタツがない家」8話まで終了。
【シン・嫉妬怪獣】
達男は離婚させたい訳では無くて、舅があそこ迄言えば尻に火が点いて、流石の悠作も仕事をする気になるだろう位の考えだったらしい。(小林薫さんの演技が真に迫り過ぎていて、本気にしか見えなかったけどw)
でも悠作には土門とのダブルパンチだったから効いてしまったのね。
家出して地元の親友と話をして帰って来て。万里江は玄関のサンダルを見て単純に喜んでいたけど、何か嫌な予感はしたんだよね。
「俺の作風って、自分の不幸を切り売りするしかなくて」
って事は、結婚して順基が生まれて、ネタに出来る様な不幸は無くなってしまった、或いはそういうノリでは描けなくなってしまったという事なのかな。
「コタツがない家」というタイトルで、「俺が離婚して、この家を出て行く迄の話」を描くつもりだと言う悠作。「もうこれしか描けない」と。
例えその漫画を描いたとしても、離婚ラストにはならないと思っているけど、さあ、どう着地させるのかな?
脚本=金子茂樹 演出=苗代祐史
- << 191 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」9話まで終了。 【秘密兵器チョーさん】 どうしてここまで悠作との結婚に拘っているのか、万里江は自分でも分かっていないらしい。 仕事にエンジンが掛かった悠作は“ああ言えばこう言う”も絶好調で、何でも漫画のネタに結び付けてほくそ笑む悠作に、遂に達男もキレて「もうそんな奴とは離婚しなさい!胸糞悪いわ!」 母親との話の中で、自分は結婚に執着していただけなのかもと思い始めた万里江は、一度は離婚届にサインをするのだが、詩織達に土門の様な完璧な男を勧められるや、何故悠作が必要なのかに気付いてしまう。離婚届は破いて急いで帰宅。 「貴方の存在そのものが、私の生きるエネルギーなの!ダメでクズでだらしない所が私を輝かせてくれたの!」 まあ達男みたいに仕事も家事も出来るけど、無意識に人を見下して自分の意見を押し通す様な男や、土門みたいに人当たりも良くて、人の気持ちも読める様なスマートな男が相手だったら、万里江は頑張る気が起きなかったのかもしれない。 こればっかりは相性だからね。傍から見たら離婚一択だけど、ああいう悠作が万里江の頑張る源、生きる意味にさえなっているのならそれでいいのでは? 悠作が離婚回避を受け入れる決定打が、チョーさんの“悠作を見上げて二鳴き”だったというのが洒落てて良かったね。 脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平
>> 177
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】19話まで終了。
死にたいと迄思い詰めていた胤篤を、言葉の力で“この上様を支えて行かなけ…
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】20話まで終了。
これまで何人もの登場人物の死を見て来たが、やはり有能で世のため人のために働いている、働こうとしている志の高い者が、志半ばで命を落とすのを見るのは辛く切ない。
家茂は毒を盛られた訳では無いが、体が弱く、激動の時代の舵取りでの心労も祟ったのか、史実でも僅か二十歳の若さで亡くなっている。
ドラマの家茂は、特殊な育ち方をして母親の愛情に飢え、心が荒んでいた宮様(親子様)に根気良く優しく接し、心を通わせる様になり、最後は姉妹の様な親友の様な関係性を築いていた。
万一自分が死んだ場合に宮様が困らぬ様、帝に自分の妹である事を認める宸翰を書いて貰い、宮様に約束をした土産の打掛けも用意してあった。宸翰を読み、家茂の深い愛情を感じて泣き崩れる宮様が切なかった。
二人で楽しみにしていた年相応の遊び“とりかえばや”をさせてあげたかった。
帝が家茂に「慶喜はあかん、あれは人の付いて来ぬ男や」と告げていたその男が、いよいよ徳川最後の将軍となってしまう。
演じる大東駿介がまた上手くて、心が無い様な感じの目付きが凄くて、何と形容したら良いのか分からないけど、あの目と独特の台詞回しでイヤ〜な感じを的確に醸し出している。
次はいよいよ最終回。どうなるのか楽しみ。
脚本=森下佳子 演出=末永創
- << 190 【2023秋ドラマ】 「大奥」【幕末編】全21話終了。 最終回は、どうしても江戸まで攻め入り慶喜の首を取って、名実ともに徳川の世の終わりを見せ付けたい西郷隆盛と、何としても江戸を戰場にするのを回避したい勝海舟、宮様、天璋院側とのせめぎ合いが面白かった。 女が政を続けて来たから、この国は遅れを取り世界から見下される様になってしまったと、男尊女卑丸出しの主張をする西郷隆盛に対し、赤面疱瘡で男が激減した江戸を下支えし、栄えさせて来たのは女だと真っ向から反論した宮様は格好良かったし、西郷が誰も見た事が無い“錦の御旗”を盾にするのなら、自分は帝の宸翰(謀反人は岩倉と薩摩)を盾に、退かぬのならこれを公にすると脅し返し、条件を飲ませてしまう度胸にも痺れたし、“文書の将軍名は男だから徳川の歴史も恥ずかしい物ではない”と、直ぐに頭を切り替える西郷の策士振りも描かれていて良かった。 家光から始まった約220年の話を、たったの21話で描こうというのだから、駆け足になってしまうのは仕方が無い所だが、それでも原作物を脚色する腕は天下一品の森下さんの纏め方はやはり上手かったし、配役がことごとくハマっていて、毎回その話の世界に自然に入り込む事が出来た。 ああ、終わってしまうのかあ…って、今は満足感と寂しさのせめぎ合いって所だな。 脚本=森下佳子 演出=大原拓
>> 176
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」6話まで終了。
【すっぴんダンス動画流出!?田中さん会社で正体バレる】
「取り敢えず…
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」7話まで終了。
【笙野と初デート!?想定外の展開に脳内が爆発!】
誰かに惹かれる時に外見が好みだからというのは有りだと思うけど、そこから恋を成就させるには、中身も好きになるとか価値観が合うとか、そういうプラス・アルファも必要になると思う。だから小西が“好きな女も手に入れたら飽きてしまう”というのは、外見要素から先に進む本気の恋をして来なかっただけなんじゃないかな。
朱里もねえ、進吾と飲みに行くのはやめてと頼んだのにやめてくれないからって、いきなり電話でそういうのをDVって言うんだよなんて言ったら、それは小西もムッとするわな。
でも言葉のチョイスが悪かったと、自分からLINEで謝るのは朱里の素直でいい所。
で、笙野と二人だけで食事に行く事になった田中さん。何を着たらいいのか、化粧は?とか悩み出したのでどうするのかなと思ったら、待ち合わせ場所には来ていたので良かったと思ったら…振り向いた田中さんの“過剰メイク”と、それを見て言葉に詰まる笙野に大爆笑!(普通のメイクは出来ない田中さんw)
でもメイクの事は何も言わずに店に入り、酒の力を借りてお喋りをして酔い潰れてしまう作戦を取った笙野の優しさと、外でからかわれた田中さんを庇って怪我をした笙野の男気に、ちょっとやられてしまったな、笙野のくせに…って。
脚本=相沢友子 演出=伊藤彰記
- << 189 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」8話まで終了。 【無神経男の家でお母さんと鉢合わせ…これ誤解されるヤツ】 田中さんを彼女かと思った笙野母だけど、二人が否定すると今度は家政婦と勘違い。~改めて私のビジュアルの安心感〜化粧っ気無しのひっつめ髪に地味な服とエプロン、丁寧な言葉遣い。確かに中身を知らない人には“女”を感じさせないのかも。 でも笙野の代わりにお出掛けに同行した田中さんの中身を知ったら、すっかり彼女のファンになってしまったお母さん。 朱里に化粧をして貰い、服も選んで貰った田中さんは、とっても素敵なビジュアルに仕上がっていて、あれでお母さんの見方も変わっただろうし、聞き上手だから色々話せて楽しかっただろうし。 帰りに田中さんがサバランに寄ったのは、朱里が綺麗にしてくれた自分を三好に見て貰いたかったからなんだろうね。いじらしかったな。三好も満更でもない顔をしてたし。 誘われて初めて観るベリーダンスに大興奮の笙野母。お母さんが瑠璃色が好きみたいなので、田中さんが選んだ衣装も瑠璃色。この辺りが田中さんの優しさよね。 母の荷物に有った病院の封筒と、その裏に書かれた死ぬ迄にやりたい事、その一番下に“孫の顔を見る”。 ああ、これで笙野は乗り気では無かったお見合いをする気になったのか。でも気持ちは田中さんの方を向き始めたよね、笙野。 脚本=相沢友子 演出=宮下直之
>> 175
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」7話まで終了。
【監督復帰!逆境を乗り越え夢を掴みとれ】
越山高校は偏差値も低く地域の評判…
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」8話まで終了。
【まだ終わらせない!仲間と誓う最後の夏】
春季大会で初の1勝をしただけで大喜びをしていた部員達だから、夏の甲子園三重県予選で、ベスト8迄進んだりしたらまあこうなるだろうなと予想出来た位の調子の乗り方、まあ天狗になるなる(笑)楡なんか監督のサインを全然見ないで打ち急いで凡退するし。こっちも酷いけど、相手校もベスト8迄来たチームの割には、ランナー三塁バッター久我原でスクイズ無警戒って、有り得るのかな。
あと、いくら星葉相手の奇策だからって、ここ迄1イニングも投げさせていない根室に先発させるって…。根室の球速が大幅に上がった事は、翔の台詞で示していたけど、メンタルがどれだけ強くなってるのかなんて全く描かれていないし、只々ドラマティックにしたいとしか考えていないのではと疑問に思えてしまう。
今回は流石に試合のシーンや、部員の気持ちの揺れ等を多めに丁寧に描いてはいたけど、それでもどうしても大人の騒動や失言とかを入れなきゃ気が済まないみたいで。
山住はあの日、南雲が来た時点で事情を話して病院に行けばいいだけの話なのに、何でノックの手伝いとかしてるのかねと、苛々しながら観てた。これも試合当日にドラマを作りたいが為だよね。下手なのよ、無理矢理なのよ、エピソードの作り方が。
脚本=奥寺佐渡子 演出=棚澤孝義
- << 188 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」9話まで終了。 【魂を燃やせ!最強の宿敵と運命の決戦!】 肋骨骨折した事有るけど、2日経ってからうずくまる程の痛みが出るなんて無かったけどなあ。もう折った(2本にヒビが入った)直後から痛いし、最初は痛くてよく眠れないし。痛み止めの薬は出るけど、あとはソフトタイプのコルセットを胸に巻いて、ひたすら骨がくっつくのを待つだけ。仕事内容にもよるけど、私は仕事に行ってた。 何が言いたいかっていうと、当たった日に直ぐに病院に行き、薬を貰ってコルセットを巻けば、山住は試合当日にベンチに入る事は可能だったよね?って事。 あと楡と久我原の捕球時衝突ね。プロでもたまに有るけど、あれは球場全体に観客が居て、歓声で選手同士の掛け声が掻き消されるから。今回の球場はバックネット裏にしか客席が無いし、観客が居ない外野なら掛け声が聞こえるのにね。 158試合も練習試合をして来たというのに、球を捕る人が「オーライ!」って叫ぶ事すら教えてないとは? 遡ると美香もリモートで仕事を続けられるなら、引っ越さずに大事な時の出張だけで済んだのでは?(前夫の出番も無しで) 南雲無免許、山住騒動✕2、美香引っ越し、犬塚病気、全部要らなかった。 球児の物語を丁寧に紡いで欲しかった。塚原さんには、野球は知らなくても球児達にこそ愛情を注いで欲しかった。 脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
>> 173
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」7話まで終了。
【引っ越し決めた…4人の知らない秘密】
ゆくえの友達の美鳥と、紅葉の…
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」8話まで終了。
【4人の美鳥ちゃん?記憶の答え合わせ】
あれ?前に椿って志木さんの事を“たまにしか学校に来ないからよく知らない子”“たまに登校して来ると荒れて教師でも叩いてしまう様な子だから嫌われていた”とか言ってなかったっけ?
プライベートであれだけ交流が有れば、特に“喧嘩で怪我をした”と見せている学校での突っ張った態度と、椿の家に来ていた時に見せる柔らかそうな雰囲気との落差を感じていれば、20年位前の事でも覚えていそうな物だけどね。
冒頭の“嫌いなポジティブワード”を挙げて行くだっけ?ああいう会話になると途端に理屈っぽくなって、登場人物が語っているのではなくて、脚本家の言葉を役者が通訳をしている様な感じにるからシラケてしまう。台詞に感情が籠らずただこなしている様な感じ?に見えてしまうから。
1対1は苦手だけど美鳥と会って話すのは、皆で一緒にではなくて別々に、1対1で順番に会って行く事にした、何故ならそれぞれが美鳥に見せていた“顔”は今とは違うし、美鳥が見せていた“顔”も時期によって違うから。これを決めたゆくえの考えには共感した。
そういうゆくえ自身も4人で居る時、塾で生徒と向き合っている時、家で妹と居る時、それぞれ微妙に違うしコントロールしているよね。まあ人は皆そうだと思うけど。
脚本=生方美久 演出=高野舞
- << 186 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」9話まで終了。 【お帰り…初めて帰りたいって思った家】 お帰りと言ったのは椿で、初めて帰りたいって思ったというのは美鳥の気持ちで、家とは勿論元美鳥の、現椿の“赤い屋根の家”の事。美鳥は買い戻す気でカーテンの採寸に来た訳だけど。 塾講師時代の美鳥とゆくえの関係(美鳥役の出口夏希は若干田中麗奈の雰囲気は有ったけど、ゆくえ役の片岡凛は全く別物だったな)、教師時代の美鳥と佐藤くん(紅葉)の関係、離婚から1年後の美鳥と専門校時代の夜々との再会がそれぞれ描かれて、それぞれの会話の中に“4人組”の誰かの話や言葉が固有名詞無しに挟まれていて、“ああこれがあれだったのか…”と、繋がりが分かるのが連ドラ視聴者の特権。 椿と二人だけの時は帰りたかった家なのに、4人組が居る家に後から合流したら、5人組になる訳ではなくて4人+1人になる事を痛感してしまった美鳥。 2人組だと安心する美鳥(弾かれる心配が無いからという感覚)。4人の事は好きだけど2人で会うのが好きだったし、今も好き。 まあね、4人は偶然にあの日ひとかたまりになり、美鳥と4人はそれぞれに1対1で紡いだ時間という記憶が有るからね。 繋がり方の決定的な違いね。 それでも美鳥は家を買い戻さないとは言わずに母親の元へ一旦戻って行ったね。どういう決断をするのかな。 脚本=生方美久 演出=岩城隆一
>> 172
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」6話まで終了。
【年下の彼氏の秘密】
優弥EDかあ…。
息子のバイク事故の事をゆ…
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」7話まで終了。
【愛人、隠し子…私の家族を守る!】
意識は戻っていたのに吾良は何故それを隠していたのか?それは自分が目覚めてしまったら、今の幸せな状況が壊れてしまうからって、それも随分と身勝手な理屈では有るのだけど、確かに介護が続くのならゆりあにとっては人手は有った方がいいし、娘達の事を考えるなら、みちるにとっても頼りになるゆりあの側に居た方がいいし、吾良の母にとっては諦めていた“孫”が二人も出来て、生活に張りが出て幸せそうだし…。
稟久にとっては恐らく彼の片想いで、吾良は稟久を恋愛対象としては見ていないのが皆に分かってしまうから、吾良は目覚めない方がいい、多分そういう判断だったのかなと思うのだが、吾良の妹がまさかの稟久と偽装結婚をして、みちる母娘の追い出しに掛かったから、吾良も声を出さずにはいられなかった。
みのんもあのDV夫との子だと分かったし、稟久とも愛人関係では無かったと思われる吾良。
ただ、その博愛主義でゆりあを深く傷付けたのは事実なので、体の関係が無ければ許すという類の話では無いと思う。
優弥の妻は離婚届を出していない事が分かったし、会話が出来る吾良の世話は今迄とは違う段階に入るので、やはり優弥とは別れる事になるのかなと。
後は家を出て行った稟久がどう出るのか…だな。
脚本=橋部敦子 演出=金井紘
- << 185 【2023秋ドラマ】 「ゆりあ先生の赤い糸」8話まで終了。 【最終章~運命の別れ】 まさかまさかの突然のゆりあ“乳癌”。優弥の“おっぱい連呼”と蘭の“胸のシコリが…”が布石だった訳か。検査を渋る姉に、私も一緒に受けるからというのは、いかにも姉御肌のゆりあの言いそうな事ではあるが、それにしてもの急展開。 今回のメインは、優弥の別居中の妻・里菜とゆりあの直接対面。まだ“乳癌発覚”の前だったから、「優弥を私にください」と仁義を切ったゆりあだったけど。 里菜の話を聞くと、単純に元彼に走った悪妻ではなくて、四六時中“伴一族”の中で暮らす事に疲れ、辛さを話しても聞き流す優弥にも絶望し…という背景が有って、姉御のゆりあは理解してしまうのね。 で、トドメは優弥が連れて来た優里亜が「ママ!」って飛び付いて、里菜も一瞬で母親の顔になった事。 それでも今回は誰にも譲りたくないと思っていたのに、あの乳癌宣告。 ゆりあは優弥に真実は言わずに、別れる道を選ぶ。 吾良の話を総合すると、恐らく不妊の原因はゆりあに有ったのかなと。ゆりあが最初みのんが吾良の子かもと疑ったって事は、吾良にはその能力が有るって事だし。 だから余計にゆりあは子供には弱いのかも。まに、みのん、優里亜、誰にも辛い思いはさせたくないって。 尻上がりに面白くなってるのに、もう次は最終回。だから急展開…。 脚本=橋部敦子 演出=竹園元
>> 170
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」6話まで終了。
【後継者は君だ】
達男はあの家を出る口実に、ハーレー雅枝に迎えに来て貰…
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」7話まで終了。
【下僕の逆襲】
帰って来た父は気恥ずかしいのか、クマさんに囁いてクマさんから言って貰うスタイルで会話(笑)いい加減焦れた万里江に一喝されて、自分で話し始めたら今度はずっと敬語(笑)自分が下手に下手にと出れば、悠作も強くは出られない、そこまで分かっていての作戦で出戻り成功。ついでにクマさんの後方支援も有って、前の職場にも復帰と、社会性は有るのでそういう点は抜かりない。
悠作は土門の提案した漫画を描く気は無くて、理由を三つ挙げて聞かれても「全部違うんじゃないですかぁ~?」これには流石の土門もカチンと来たのか、「もう来ないから安心しろ。無理矢理描かせようとして悪かったな」
その夜、悠作は漫画家廃業宣言。夫に漫画家を辞めて欲しくない万里江の説得にも応じない。
その二人の姿をじっと見ていた達男は翌日の夜、例の焼鳥屋に悠作を誘い、敬語はやめて話し出す。「娘と離婚してやってくれないか」
あの時の吉岡秀隆の、不意打ちを食らって一瞬狼狽えた目の演技、上手かったなあ。
万里江が何故夫に、それでもなお漫画家でいて欲しいと願うのか、真意がまだ分からないので、達男の親心が的外れなのかもまだ分からないのだが。
土門と達男に真顔で決別の言葉を言われた悠作が、今回ばかりは本当にショックを受けている事だけは分かった。
脚本=金子茂樹 演出=中島悟
- << 184 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛 「コタツがない家」8話まで終了。 【シン・嫉妬怪獣】 達男は離婚させたい訳では無くて、舅があそこ迄言えば尻に火が点いて、流石の悠作も仕事をする気になるだろう位の考えだったらしい。(小林薫さんの演技が真に迫り過ぎていて、本気にしか見えなかったけどw) でも悠作には土門とのダブルパンチだったから効いてしまったのね。 家出して地元の親友と話をして帰って来て。万里江は玄関のサンダルを見て単純に喜んでいたけど、何か嫌な予感はしたんだよね。 「俺の作風って、自分の不幸を切り売りするしかなくて」 って事は、結婚して順基が生まれて、ネタに出来る様な不幸は無くなってしまった、或いはそういうノリでは描けなくなってしまったという事なのかな。 「コタツがない家」というタイトルで、「俺が離婚して、この家を出て行く迄の話」を描くつもりだと言う悠作。「もうこれしか描けない」と。 例えその漫画を描いたとしても、離婚ラストにはならないと思っているけど、さあ、どう着地させるのかな? 脚本=金子茂樹 演出=苗代祐史
>> 169
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】18話まで終了。
阿部正弘の上様への最後の願い「誰よりもお幸せに…」、それは胤篤との子を…
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】19話まで終了。
死にたいと迄思い詰めていた胤篤を、言葉の力で“この上様を支えて行かなければ”と翻意させ、弟の和宮の身代わりで降嫁して来たが、同行して来た実母の心は常に京都の弟に寄せられている事に傷付き、言葉も態度も荒れている姉の偽和宮に対しても、“嘘”を責める事無く寄り添い、思い遣り溢れる言葉を掛け続けて心を溶かし、信頼関係を築いてしまう、そして上洛し帝に会う際に男装で現れ“いざという時に帝を御守りする為”と理由を述べて、遂には帝の心までも動かしてしまうという、家茂は天性の人たらしであり、究極の策略家でも有ったのではないか。
志田彩良の演技で覚えているのは「ドラゴン桜」の役だけで、それもそんなに印象には残っていなかったので、今回の大役に起用されたと知った時は、何故?という思いの方が強かったのだが、前回の胤篤の心を蘇らせるシーンを観た時に、そういう事なのか、彼女を選んだ人は凄いな流石プロだなと得心した。
10話で終わると思っていたので、ここ迄もかなり駆け足だったのに、残り1話で大政奉還迄とは大丈夫なのかなと思っていたら、どうやら11話(全体で21話)迄有るみたいで、少しはマシなのかな。でも本音を言えば秋冬通し位でじっくり描いて欲しかったな。
脚本=森下佳子 演出=木村隆文
- << 183 【2023秋ドラマ】 「大奥」【幕末編】20話まで終了。 これまで何人もの登場人物の死を見て来たが、やはり有能で世のため人のために働いている、働こうとしている志の高い者が、志半ばで命を落とすのを見るのは辛く切ない。 家茂は毒を盛られた訳では無いが、体が弱く、激動の時代の舵取りでの心労も祟ったのか、史実でも僅か二十歳の若さで亡くなっている。 ドラマの家茂は、特殊な育ち方をして母親の愛情に飢え、心が荒んでいた宮様(親子様)に根気良く優しく接し、心を通わせる様になり、最後は姉妹の様な親友の様な関係性を築いていた。 万一自分が死んだ場合に宮様が困らぬ様、帝に自分の妹である事を認める宸翰を書いて貰い、宮様に約束をした土産の打掛けも用意してあった。宸翰を読み、家茂の深い愛情を感じて泣き崩れる宮様が切なかった。 二人で楽しみにしていた年相応の遊び“とりかえばや”をさせてあげたかった。 帝が家茂に「慶喜はあかん、あれは人の付いて来ぬ男や」と告げていたその男が、いよいよ徳川最後の将軍となってしまう。 演じる大東駿介がまた上手くて、心が無い様な感じの目付きが凄くて、何と形容したら良いのか分からないけど、あの目と独特の台詞回しでイヤ〜な感じを的確に醸し出している。 次はいよいよ最終回。どうなるのか楽しみ。 脚本=森下佳子 演出=末永創
>> 168
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」5話まで終了。
【最強のライバル登場!誰かの為に自分を変えられるか】
田中さんは“沸…
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」6話まで終了。
【すっぴんダンス動画流出!?田中さん会社で正体バレる】
「取り敢えず手の届かない男はキープしつつ、身近に転がっている男も味見してみれば?」って愛子先生、田中さんみたいな恋愛初心者にはハードル高過ぎだわ(笑)
すっぴん私服の田中さんを自分のステージに引っ張り出して、二人で踊る動画が出回って、会社で身バレした田中さんは引き籠もってしまうし。愛子先生の自由奔放さを、田中さんにも少し分けてあげて欲しい位。確かに田中さんが言う様に、人はああいうエネルギッシュな人に惹かれるというのは有ると思う。
笙野は相変わらず言葉のチョイスを間違えたりはするけど、でも行動が伴っている言葉の数々には力が有るので、田中さんの心にもちゃんと届いてる。
なるほど、田中さんのあの窮地で笙野に叩かせたいが為のダラブッカだったのね。田中さんの為の“手の届かない男と、身近に転がっている男の競演”なんて、彼女は人として幸せだよね。
で、小西ね。好きな女も手に入れた瞬間、飽きてしまうかもと思うと怖いのか。それは朱里に本気になった証拠とも思うのだが、でもまだ朱里の中に進吾への思いが残っているのも感じているんだよね、きっと。
だから値踏みをする為の進吾への接近なのかな、あれは。
今の小西を当て馬にするのは勿体無いよなあ。
脚本=相沢友子 演出=猪股隆一
- << 182 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」7話まで終了。 【笙野と初デート!?想定外の展開に脳内が爆発!】 誰かに惹かれる時に外見が好みだからというのは有りだと思うけど、そこから恋を成就させるには、中身も好きになるとか価値観が合うとか、そういうプラス・アルファも必要になると思う。だから小西が“好きな女も手に入れたら飽きてしまう”というのは、外見要素から先に進む本気の恋をして来なかっただけなんじゃないかな。 朱里もねえ、進吾と飲みに行くのはやめてと頼んだのにやめてくれないからって、いきなり電話でそういうのをDVって言うんだよなんて言ったら、それは小西もムッとするわな。 でも言葉のチョイスが悪かったと、自分からLINEで謝るのは朱里の素直でいい所。 で、笙野と二人だけで食事に行く事になった田中さん。何を着たらいいのか、化粧は?とか悩み出したのでどうするのかなと思ったら、待ち合わせ場所には来ていたので良かったと思ったら…振り向いた田中さんの“過剰メイク”と、それを見て言葉に詰まる笙野に大爆笑!(普通のメイクは出来ない田中さんw) でもメイクの事は何も言わずに店に入り、酒の力を借りてお喋りをして酔い潰れてしまう作戦を取った笙野の優しさと、外でからかわれた田中さんを庇って怪我をした笙野の男気に、ちょっとやられてしまったな、笙野のくせに…って。 脚本=相沢友子 演出=伊藤彰記
>> 167
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」6話まで終了。
【先生と仲間のために悲願の初勝利を…!】
散々焦らされたけど、結局南雲は予…
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」7話まで終了。
【監督復帰!逆境を乗り越え夢を掴みとれ】
越山高校は偏差値も低く地域の評判も悪いし、自己評価の低い生徒が集まって来る学校。そんな生徒達が嫌々野球を始め、彼らをその気にさせるには、グイグイ引っ張って行く監督と心置きなく練習出来る場所が必要。だから野球に精通した南雲と、土地持ちでグラウンド位簡単に作ってしまう犬塚を配した。
負けっ放しだった部員は1勝しただけで満足してしまう。そこから更にブーストを掛け、本気の下剋上を果たすには何が必要なのか。
南雲を一度地獄に突き落とし、そこから這い上がる姿を生徒に見せ、人は誰でも失敗はする、大事なのはどう立ち直るかだという事を、言葉ではなく南雲の姿で分かりやすく見せる事で生徒達を発奮させ、本気の野球をさせる様にしようという事だったのだろうか?
何度も書くけど地獄の落とし方を完全に間違えていたし、色々な大人の事情にも時間を割き過ぎて、球児が脇に追いやられていた時間が長かった結果、それぞれの個性をよく把握出来ないまま、今度は1年間の野球部の話を駆け足で見せられるというね。
何かチグハグなまま来てしまった感が強いわあ。
残り3話らしいので、せめてここからは純粋に、新キャプテンがインタビューで言った「に、日本一の下剋上目指します~」だけに絞って見せて欲しい。
脚本=奥寺佐渡子 演出=濱野大輝
- << 181 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」8話まで終了。 【まだ終わらせない!仲間と誓う最後の夏】 春季大会で初の1勝をしただけで大喜びをしていた部員達だから、夏の甲子園三重県予選で、ベスト8迄進んだりしたらまあこうなるだろうなと予想出来た位の調子の乗り方、まあ天狗になるなる(笑)楡なんか監督のサインを全然見ないで打ち急いで凡退するし。こっちも酷いけど、相手校もベスト8迄来たチームの割には、ランナー三塁バッター久我原でスクイズ無警戒って、有り得るのかな。 あと、いくら星葉相手の奇策だからって、ここ迄1イニングも投げさせていない根室に先発させるって…。根室の球速が大幅に上がった事は、翔の台詞で示していたけど、メンタルがどれだけ強くなってるのかなんて全く描かれていないし、只々ドラマティックにしたいとしか考えていないのではと疑問に思えてしまう。 今回は流石に試合のシーンや、部員の気持ちの揺れ等を多めに丁寧に描いてはいたけど、それでもどうしても大人の騒動や失言とかを入れなきゃ気が済まないみたいで。 山住はあの日、南雲が来た時点で事情を話して病院に行けばいいだけの話なのに、何でノックの手伝いとかしてるのかねと、苛々しながら観てた。これも試合当日にドラマを作りたいが為だよね。下手なのよ、無理矢理なのよ、エピソードの作り方が。 脚本=奥寺佐渡子 演出=棚澤孝義
>> 166
【2023秋ドラマ】
「フェルマーの料理」5話まで終了。
【母の店を返して…無念を晴らす究極の仔羊料理】
やっぱり海は悪くなか…
【2023秋ドラマ】
「フェルマーの料理」6話まで終了。
【仲間を倒してこの店の頂点に立て】
今回はスーシェフ布袋のフィーチャー回。
渋谷が海に回した、高級ホテルのパーティー料理監修の仕事。海は自分は参加せず、デセールを担当する布袋を除いたメンバーでコンペを行い、1位を取ったメンバーにメニューの全てを任せると発表するが、競うのが嫌いな岳は参加しないと。その思いを覆したのが、布袋が作ってくれた自分の店で出していたというスペシャリテ。
メニューを作り出す事は苦しいけど楽しい。やってみよう。
海は何故布袋をコンペから外したのか。それは海が頼んでスーシェフとなった途端に、布袋はメニューを考える事をやめてしまったから。スーシェフはキッチンのまとめ役でもあり、布袋には向いている様に見えるのだが、海に言わせれば進化する事を放棄したら、それは料理人とは言えない。
海「感じるな、考えろ!シェフなら」
コンペは同じ器の中で三変化する料理を考え出した岳の優勝。
だがパーティーが数学の表彰式で、受賞者のトップにあの岳の自信を打ち砕いた数学の天才、広瀬太一郎の名前が有るのを見た岳は、手が震え出し倒れてしまう。
今も心に深く残っているトラウマを、岳は克服出来るのか?
そして心を鬼にして皆を叱咤する海には、やはり時間が無い様だ。(予告では倒れていたし脳腫瘍とか?)
脚本=渡辺雄介 演出=大内舞子
>> 165
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「いちばんすきな花」6話まで終了。
【修羅場…友情にも嫉妬はある】
赤田は妻の要望を受け入れ…
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」7話まで終了。
【引っ越し決めた…4人の知らない秘密】
ゆくえの友達の美鳥と、紅葉の理解者で高校の時の先生は同一人物なのかなとは想像していたけど、夜々に将棋を教えてくれた従姉妹のお姉ちゃんも、今回急に出て来た椿の中学の同級生で不登校だった子も、皆“美しい鳥”と書く美鳥だったと判明。
そして椿の家を買い戻したい前の住人の名も志木美鳥(字幕付きで観ていたから漢字が分かったけど、音だけで聞いていたら“四季?四季美鳥?”何その美しい名前ってなったかも)。
何その態とらしさ漂う偶然…とも思ったけど、そこはドラマだからと許容すれば、4人がそれぞれに話す美鳥ちゃん(ゆくえ)、小花先生(紅葉)、みどちゃん(夜々)、志木さん(椿)の人物像がそこそこ違っていて、特に椿の話す中学生の志木さんは、たまに登校して来ると荒れて教師でも叩いてしまう様な子だったとかで、夜々が慕っていた優しいお姉ちゃんとも、常に苛々した感じだったけど紅葉の本質をズバッと指摘してくれて、唯一本音で話せたという先生とも、塾の先生として知り合い、今ではゆくえが何でも話せる仲の友達とも、かなり印象が違っていて。
お互いに探り合い話を詰めて行くその過程を、えっ、そうだっけとか思いながら観ているのが面白かった。
こうなると美鳥の人生も知りたくなるね。
脚本=生方美久 演出=ジョン・ウンヒ
- << 180 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」8話まで終了。 【4人の美鳥ちゃん?記憶の答え合わせ】 あれ?前に椿って志木さんの事を“たまにしか学校に来ないからよく知らない子”“たまに登校して来ると荒れて教師でも叩いてしまう様な子だから嫌われていた”とか言ってなかったっけ? プライベートであれだけ交流が有れば、特に“喧嘩で怪我をした”と見せている学校での突っ張った態度と、椿の家に来ていた時に見せる柔らかそうな雰囲気との落差を感じていれば、20年位前の事でも覚えていそうな物だけどね。 冒頭の“嫌いなポジティブワード”を挙げて行くだっけ?ああいう会話になると途端に理屈っぽくなって、登場人物が語っているのではなくて、脚本家の言葉を役者が通訳をしている様な感じにるからシラケてしまう。台詞に感情が籠らずただこなしている様な感じ?に見えてしまうから。 1対1は苦手だけど美鳥と会って話すのは、皆で一緒にではなくて別々に、1対1で順番に会って行く事にした、何故ならそれぞれが美鳥に見せていた“顔”は今とは違うし、美鳥が見せていた“顔”も時期によって違うから。これを決めたゆくえの考えには共感した。 そういうゆくえ自身も4人で居る時、塾で生徒と向き合っている時、家で妹と居る時、それぞれ微妙に違うしコントロールしているよね。まあ人は皆そうだと思うけど。 脚本=生方美久 演出=高野舞
>> 164
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「ゆりあ先生の赤い糸」5話まで終了。
【愛人vs妻 深夜の肉弾戦!】
義母はみちるの娘達から…
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」6話まで終了。
【年下の彼氏の秘密】
優弥EDかあ…。
息子のバイク事故の事をゆりあに話す父親(宮藤官九郎)の言い方に含みが有ったから、「ごめん、オレやっぱりダメみたい」とベッドで優弥が言った時に、あっ、事故でED?って直ぐに思ったのだけど、ゆりあは常に年齢差の事は意識してるし、優弥父にも意識させられた直後だったから、かなり年上の自分ではダメなんだと誤解し、悟った優弥から説明をされても、今度は“EDじゃなかったら私なんか選ばれなかった”という思いに支配されて、別れた後に1人さめざめと泣いてしまう。
でも優弥の女性の趣味って、逃げた妻を見ても分かる様に外見は関係ないし、多分甘えられる人がいいんじゃないかな。父親バツ2って言ってたから、無意識に甘えられるタイプを求めているのかも。そういう意味ではゆりあは理想的なのでは?優弥はここから挽回出来るのか、それともゆりあは“大人の女”を発動して身を引くのかなあ。
医師は吾良に意識は無いと言っていたけど、うーあーのタイミングが良過ぎるし、理解してるのでは?と怪しんでいたらやっぱり!バレエを練習するまにに「まに、上手くなったね」って、超はっきりと発音してた。これも踏まえてゆりあはどうするのかね。
脚本=橋部敦子 演出=星野和成
- << 179 【2023秋ドラマ】 「ゆりあ先生の赤い糸」7話まで終了。 【愛人、隠し子…私の家族を守る!】 意識は戻っていたのに吾良は何故それを隠していたのか?それは自分が目覚めてしまったら、今の幸せな状況が壊れてしまうからって、それも随分と身勝手な理屈では有るのだけど、確かに介護が続くのならゆりあにとっては人手は有った方がいいし、娘達の事を考えるなら、みちるにとっても頼りになるゆりあの側に居た方がいいし、吾良の母にとっては諦めていた“孫”が二人も出来て、生活に張りが出て幸せそうだし…。 稟久にとっては恐らく彼の片想いで、吾良は稟久を恋愛対象としては見ていないのが皆に分かってしまうから、吾良は目覚めない方がいい、多分そういう判断だったのかなと思うのだが、吾良の妹がまさかの稟久と偽装結婚をして、みちる母娘の追い出しに掛かったから、吾良も声を出さずにはいられなかった。 みのんもあのDV夫との子だと分かったし、稟久とも愛人関係では無かったと思われる吾良。 ただ、その博愛主義でゆりあを深く傷付けたのは事実なので、体の関係が無ければ許すという類の話では無いと思う。 優弥の妻は離婚届を出していない事が分かったし、会話が出来る吾良の世話は今迄とは違う段階に入るので、やはり優弥とは別れる事になるのかなと。 後は家を出て行った稟久がどう出るのか…だな。 脚本=橋部敦子 演出=金井紘
【2023秋ドラマ】〚ちょこっと感想〛
⦿「うちの弁護士は手がかかる」6話。
杏が少しまともに見えて来ると、ずっと思わせぶりなままの杏の異母姉(江口のりこ)の存在が、鬱陶しくなって来たな。いい加減正体見せなさいよって。
脚本=おかざきさとこ←6話で6人目 演出=中田博之
⦿「家政夫のミタゾノS6」7話。
今シーズン初めて“スカート摘んで疾走”をやってくれた!
“教えてミタゾノさん”の回答は誰が考えている?面白過ぎて毎回大爆笑。
脚本=坂下雄一郎←シリーズ初執筆(話がよく練られていたな) 演出=宝来忠昭
⦿「くすぶり女とすん止め女」7話。
やっぱりね。渋谷謙人が只の良い人で終わる訳ないよね(笑)
中川大輔の役が「コタツ…」と結構被る。こっちはほのかと告白し合って一歩進んだので、“コタツ…の康彦”もはっきりせいッ!(混同し過ぎw)次回8話が最終回。
脚本=我人祥太 演出=太田勇
⦿「パリピ孔明」9話。
初めてかな?誰も歌わないの。その分萌歌ちゃんの歌の心配をしなくて済んだので観やすかった、ってオイオイ!
メンディーって意外に演技が上手いんだなと思ったら、私が知らなかっただけで、そこそこ演技経験は有ったのね。
スタートが早かったので次回は早くも最終回。
脚本=根本ノンジ 演出=池田千尋
>> 163
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」5話まで終了。
【鬼怒川の晴れ女】
志織を好きになってしまい、仕事に支障が出てはいけな…
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」6話まで終了。
【後継者は君だ】
達男はあの家を出る口実に、ハーレー雅枝に迎えに来て貰ったのかと思っていたのだが、本当に雅枝とやり直す気だったんだとびっくり。でもクマさんの話だと、老後に対する考え方の違いで追い出されたらしい。雅枝にしてみれば、内縁なのに老後の面倒を見て貰う気満々で来られてもねえ。
今回は悠作の弟の謙作が継いでいる実家の和菓子店に、謙作から誘われた順基が手伝いに行き、子供の居ない謙作が、行く行くは順基を跡継ぎにと思っていると言った事から、まず悠作との間でゴング!
悠作の反対理由は“受験から逃げたいからでは?”という事と、自分が逃げ出した実家を息子に継がせる申し訳無さという事らしい。
この話を聞いた万里江の母の清美も大反対で、万里江との間でゴング!
話は何故か順基の幼少期に清美がよく預かって面倒を見ていた話に逸れて行き、万里江もその頃の不満をぶつけたりで激しく言い合い、悠作は執り成しながらオロオロ。
あれだけ言い合っても、万里江が行ったら普通に迎えて甘えさせてくれる清美も大したものだわ。
万里江が高校時代迄使っていたタオルケット。幼い順基もお泊りの日はこれを頭から被って寂しさを堪えていたと母から聞き、順基の寂しさを万里江が実感するシーンはズシンと来たな。
そして次回は“父帰る”かな?
脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平
- << 178 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」7話まで終了。 【下僕の逆襲】 帰って来た父は気恥ずかしいのか、クマさんに囁いてクマさんから言って貰うスタイルで会話(笑)いい加減焦れた万里江に一喝されて、自分で話し始めたら今度はずっと敬語(笑)自分が下手に下手にと出れば、悠作も強くは出られない、そこまで分かっていての作戦で出戻り成功。ついでにクマさんの後方支援も有って、前の職場にも復帰と、社会性は有るのでそういう点は抜かりない。 悠作は土門の提案した漫画を描く気は無くて、理由を三つ挙げて聞かれても「全部違うんじゃないですかぁ~?」これには流石の土門もカチンと来たのか、「もう来ないから安心しろ。無理矢理描かせようとして悪かったな」 その夜、悠作は漫画家廃業宣言。夫に漫画家を辞めて欲しくない万里江の説得にも応じない。 その二人の姿をじっと見ていた達男は翌日の夜、例の焼鳥屋に悠作を誘い、敬語はやめて話し出す。「娘と離婚してやってくれないか」 あの時の吉岡秀隆の、不意打ちを食らって一瞬狼狽えた目の演技、上手かったなあ。 万里江が何故夫に、それでもなお漫画家でいて欲しいと願うのか、真意がまだ分からないので、達男の親心が的外れなのかもまだ分からないのだが。 土門と達男に真顔で決別の言葉を言われた悠作が、今回ばかりは本当にショックを受けている事だけは分かった。 脚本=金子茂樹 演出=中島悟
>> 162
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】17話まで終了。
眉目秀麗な胤篤に上様が取り込まれてしまう事を心配する瀧山に、家定は毅然…
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】18話まで終了。
阿部正弘の上様への最後の願い「誰よりもお幸せに…」、それは胤篤との子を身籠った事で叶えられる筈だったのだが、御台と互いの好きだという気持ちを確認し合い、幸せな時を過ごせたのは僅かな時間でしか無かった。
政をする家定に会えない日々が続いた挙げ句に、いきなりその死を告げられた胤篤が混乱するのも、殺されたと思い込むのも無理はないなと思えた。家定が子を成したら都合の悪い者が多方面に存在するからだ。
胤篤は井伊直弼を問い詰めるが、上様は肝臓が悪かったと聞いている、意見が合わない所も有ったが主君を殺す訳が無いと。
夫の家慶が異常に寵愛する娘に嫉妬した母親から毒を盛られ、正弘の力を借りて家定が反旗を翻すと、今度は怒った父親にも毒を盛られてしまった家定。肝臓が弱っていたというのは本当なのかもしれない。
そう思える位に津田健次郎の演技には説得力が有った。
死にたいと迄思い詰めた胤篤の目を覚まさせてくれたのは、家定の志を引き継ぐと、きらきらとした目で真っ直ぐに胤篤を見詰めて言ってくれた家茂の存在だった。
家定は自分の後継として家茂に期待をしていた。家定の言葉を伝え、正弘と家定が描いた夢を実現して貰うべく新しい上様を支えて行こうと。
そして胤篤は天璋院となる。
脚本=森下佳子 演出=川野秀昭
- << 177 【2023秋ドラマ】 「大奥」【幕末編】19話まで終了。 死にたいと迄思い詰めていた胤篤を、言葉の力で“この上様を支えて行かなければ”と翻意させ、弟の和宮の身代わりで降嫁して来たが、同行して来た実母の心は常に京都の弟に寄せられている事に傷付き、言葉も態度も荒れている姉の偽和宮に対しても、“嘘”を責める事無く寄り添い、思い遣り溢れる言葉を掛け続けて心を溶かし、信頼関係を築いてしまう、そして上洛し帝に会う際に男装で現れ“いざという時に帝を御守りする為”と理由を述べて、遂には帝の心までも動かしてしまうという、家茂は天性の人たらしであり、究極の策略家でも有ったのではないか。 志田彩良の演技で覚えているのは「ドラゴン桜」の役だけで、それもそんなに印象には残っていなかったので、今回の大役に起用されたと知った時は、何故?という思いの方が強かったのだが、前回の胤篤の心を蘇らせるシーンを観た時に、そういう事なのか、彼女を選んだ人は凄いな流石プロだなと得心した。 10話で終わると思っていたので、ここ迄もかなり駆け足だったのに、残り1話で大政奉還迄とは大丈夫なのかなと思っていたら、どうやら11話(全体で21話)迄有るみたいで、少しはマシなのかな。でも本音を言えば秋冬通し位でじっくり描いて欲しかったな。 脚本=森下佳子 演出=木村隆文
>> 161
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」4話まで終了。
【ダンスが踊れない私なんて、ただのおばさんよ!】
田中さんが四十肩で…
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」5話まで終了。
【最強のライバル登場!誰かの為に自分を変えられるか】
田中さんは“沸点の低い人”って思い込んでいたけど、本当は彼女の中にも当然だけど怒りの感情は有って、でも自分の事を人として見てくれない人が殆どだから、そういう人達からは何を言われても気にしないというだけだったのね。でも笙野は自分との関わりの中で、自分の事を人として見てくれているのを感じていたから、だから三好に対しての笙野の暴言が許せなかったのね。そういう自己分析がきちんと出来ている田中さんって凄いなって、逆にそっちに感心してしまったわ。
今回は思わぬ流れで、朱里、笙野、小西が田中さんの里帰りに同行して、田中さんの両親が出て来たのだけど、これが娘を褒めて育てる様な優しいタイプの親で、それで何で田中さんはああいう、極端に人見知りする性格になってしまったのかなって、逆に疑問が湧いてしまったな。
そして、最初は合コン好きのチャラ男キャラで登場した小西が、段々と特に朱里に対しては素を見せる様になって来て、これが結構いい男なんだな。人の事も物事もよく見てよく分かっているし、自分自身をしっかりコントロール出来ている大人っていう感じで。
でも朱里の気持ちの中には、まだ“こじらせ進吾”が残っているみたいで…。
脚本=相沢友子 演出=伊藤彰記
- << 176 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」6話まで終了。 【すっぴんダンス動画流出!?田中さん会社で正体バレる】 「取り敢えず手の届かない男はキープしつつ、身近に転がっている男も味見してみれば?」って愛子先生、田中さんみたいな恋愛初心者にはハードル高過ぎだわ(笑) すっぴん私服の田中さんを自分のステージに引っ張り出して、二人で踊る動画が出回って、会社で身バレした田中さんは引き籠もってしまうし。愛子先生の自由奔放さを、田中さんにも少し分けてあげて欲しい位。確かに田中さんが言う様に、人はああいうエネルギッシュな人に惹かれるというのは有ると思う。 笙野は相変わらず言葉のチョイスを間違えたりはするけど、でも行動が伴っている言葉の数々には力が有るので、田中さんの心にもちゃんと届いてる。 なるほど、田中さんのあの窮地で笙野に叩かせたいが為のダラブッカだったのね。田中さんの為の“手の届かない男と、身近に転がっている男の競演”なんて、彼女は人として幸せだよね。 で、小西ね。好きな女も手に入れた瞬間、飽きてしまうかもと思うと怖いのか。それは朱里に本気になった証拠とも思うのだが、でもまだ朱里の中に進吾への思いが残っているのも感じているんだよね、きっと。 だから値踏みをする為の進吾への接近なのかな、あれは。 今の小西を当て馬にするのは勿体無いよなあ。 脚本=相沢友子 演出=猪股隆一
>> 160
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」5話まで終了。
【新監督登場で波乱!?教師と球児を繋ぐ絆】
南雲が卒業出来なかったのは、卒…
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」6話まで終了。
【先生と仲間のために悲願の初勝利を…!】
散々焦らされたけど、結局南雲は予想通りの不起訴処分。所謂社会的制裁は受けて再就職は難航したけれど、29社目(だったかな?)の物流会社が採用してくれたし、それを聞いた妻の美香も戻って来る事を決めた様だし、楡くん発信で野球部員が集めた、南雲の為の嘆願書は約二千名が署名したし、これも楡くんが電話で南雲に頼んだ、“夏の予選で1勝したら監督復帰して”も、1勝したので部員が学校や保護者を説得して実現しそうだし、まあこうなるだろうなという方向には進みそう。
ただね、山住が横浜清隆高を辞めた理由とか、美香の前夫がちょっかいを出して来る事とか、犬塚の病気とか、そういう設定に時間を割くのはもうやめて欲しいかなという思いは有る。
全部観ている視聴者で、野球部員の顔と役名が全部分かる人って居るのかな。(相関図とかは見ないで、ドラマを観ているだけでという意味で)
私は翔くんと根室くんと日沖兄弟と、足の速い久我原くんと今回目立った楡くん位しか分からない。伊藤あさひくんは役者として顔は知っているけど、役名は覚えてないし、キャプテンは顔は分かるけど役名は覚えてない。小出しでも毎回の様にエピを重ねてくれれば多分覚えられるのよね。
これから分かる様にしてくれるのかな。
脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
- << 175 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」7話まで終了。 【監督復帰!逆境を乗り越え夢を掴みとれ】 越山高校は偏差値も低く地域の評判も悪いし、自己評価の低い生徒が集まって来る学校。そんな生徒達が嫌々野球を始め、彼らをその気にさせるには、グイグイ引っ張って行く監督と心置きなく練習出来る場所が必要。だから野球に精通した南雲と、土地持ちでグラウンド位簡単に作ってしまう犬塚を配した。 負けっ放しだった部員は1勝しただけで満足してしまう。そこから更にブーストを掛け、本気の下剋上を果たすには何が必要なのか。 南雲を一度地獄に突き落とし、そこから這い上がる姿を生徒に見せ、人は誰でも失敗はする、大事なのはどう立ち直るかだという事を、言葉ではなく南雲の姿で分かりやすく見せる事で生徒達を発奮させ、本気の野球をさせる様にしようという事だったのだろうか? 何度も書くけど地獄の落とし方を完全に間違えていたし、色々な大人の事情にも時間を割き過ぎて、球児が脇に追いやられていた時間が長かった結果、それぞれの個性をよく把握出来ないまま、今度は1年間の野球部の話を駆け足で見せられるというね。 何かチグハグなまま来てしまった感が強いわあ。 残り3話らしいので、せめてここからは純粋に、新キャプテンがインタビューで言った「に、日本一の下剋上目指します~」だけに絞って見せて欲しい。 脚本=奥寺佐渡子 演出=濱野大輝
>> 157
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「うちの弁護士は手がかかる」5話まで終了。
【蔵前緊急入院!杏はパラリーガルデビュー!?】
ムロ…
【2023秋ドラマ】
「フェルマーの料理」5話まで終了。
【母の店を返して…無念を晴らす究極の仔羊料理】
やっぱり海は悪くなかったし、蘭菜の料理人としての才能を買って、自分の下で育てる事を蘭菜の母親に約束をした上で買収してるし、悪意の攻撃ですっかり心が折れてしまっていた母親にとっては、海は救世主でもあった訳で。
そして裏からシェフである母親の悪評を流していた本当のワルは、あのミッチー西門だった(笑)まあ色々な事業に手を出してるのね。料理の味は分かるのに「美味しい!」とは言わない男(色々と下品)。
西門が“面白い物”と言って淡島に渡し、淡島が「私が書いた物」と言った書類は、もしかして海の病気のカルテ?もしくは診断書?西門は「朝倉海はもうシェフではいられない」とも言ってたし、海は海で色々とそれが疑われる様な動きをしてるので、シェフとしての致命傷だとすると味覚障害なのかなあ。
2024年の変わり果てた岳が蘭菜に詰め寄って吐く言葉は、2023年に岳が海に詰め寄られて吐かれた言葉そのものなのよね。
という事は、岳は海から何かを託されていて、それを遂行する為に自分自身を追い込んでいる、あれ位に追い込まないと達成出来ない様な命題、って事なのかな。
人間の本質は、そう極端に変わるものではないからね。
脚本=三浦希紗 演出=石井康晴
- << 174 【2023秋ドラマ】 「フェルマーの料理」6話まで終了。 【仲間を倒してこの店の頂点に立て】 今回はスーシェフ布袋のフィーチャー回。 渋谷が海に回した、高級ホテルのパーティー料理監修の仕事。海は自分は参加せず、デセールを担当する布袋を除いたメンバーでコンペを行い、1位を取ったメンバーにメニューの全てを任せると発表するが、競うのが嫌いな岳は参加しないと。その思いを覆したのが、布袋が作ってくれた自分の店で出していたというスペシャリテ。 メニューを作り出す事は苦しいけど楽しい。やってみよう。 海は何故布袋をコンペから外したのか。それは海が頼んでスーシェフとなった途端に、布袋はメニューを考える事をやめてしまったから。スーシェフはキッチンのまとめ役でもあり、布袋には向いている様に見えるのだが、海に言わせれば進化する事を放棄したら、それは料理人とは言えない。 海「感じるな、考えろ!シェフなら」 コンペは同じ器の中で三変化する料理を考え出した岳の優勝。 だがパーティーが数学の表彰式で、受賞者のトップにあの岳の自信を打ち砕いた数学の天才、広瀬太一郎の名前が有るのを見た岳は、手が震え出し倒れてしまう。 今も心に深く残っているトラウマを、岳は克服出来るのか? そして心を鬼にして皆を叱咤する海には、やはり時間が無い様だ。(予告では倒れていたし脳腫瘍とか?) 脚本=渡辺雄介 演出=大内舞子
>> 158
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」5話まで終了。
【優しいふり…一番最低なのは俺だった】
紅葉の言う“みんなから必要と…
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「いちばんすきな花」6話まで終了。
【修羅場…友情にも嫉妬はある】
赤田は妻の要望を受け入れて、ゆくえとの友達関係を終わらせたのに、保険の営業で偶然訪れた椿の家に親しげな雰囲気でゆくえが入って来たら、誤解して一気にボルテージが上がり嫉妬丸出しで言いたい放題。
直ぐにゆくえに言い返されて撃沈していたけど(笑)
夜々が言っていた様に、確かに嫉妬は欲望の現れだから、恋愛関係だけでなく、友達にも同僚にもきょうだいにも、下手すりゃ親子にも、嫉妬する事は有ると思う。それを口に出すか出さないかの違いが有るだけで。
椿の家に住みたいという人が現れたとかで、一人には広過ぎるからどうしようかと悩んでいた椿は、引っ越す事に決めたと。
前の持ち主(紅葉が唯一本音を話せた先生)が買い戻したいのかなあ。
そしてゆくえが何でも話せる女友達の美鳥も戻って来る。
紅葉の先生と美鳥は同一人物?とも思ったけどどうなんだろうね。
“部室”が無くなったら4人の関係はどう変化するのかしないのか。こちらも新たなフェーズに移行するのね。
脚本=生方美久 演出=谷村政樹
- << 173 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」7話まで終了。 【引っ越し決めた…4人の知らない秘密】 ゆくえの友達の美鳥と、紅葉の理解者で高校の時の先生は同一人物なのかなとは想像していたけど、夜々に将棋を教えてくれた従姉妹のお姉ちゃんも、今回急に出て来た椿の中学の同級生で不登校だった子も、皆“美しい鳥”と書く美鳥だったと判明。 そして椿の家を買い戻したい前の住人の名も志木美鳥(字幕付きで観ていたから漢字が分かったけど、音だけで聞いていたら“四季?四季美鳥?”何その美しい名前ってなったかも)。 何その態とらしさ漂う偶然…とも思ったけど、そこはドラマだからと許容すれば、4人がそれぞれに話す美鳥ちゃん(ゆくえ)、小花先生(紅葉)、みどちゃん(夜々)、志木さん(椿)の人物像がそこそこ違っていて、特に椿の話す中学生の志木さんは、たまに登校して来ると荒れて教師でも叩いてしまう様な子だったとかで、夜々が慕っていた優しいお姉ちゃんとも、常に苛々した感じだったけど紅葉の本質をズバッと指摘してくれて、唯一本音で話せたという先生とも、塾の先生として知り合い、今ではゆくえが何でも話せる仲の友達とも、かなり印象が違っていて。 お互いに探り合い話を詰めて行くその過程を、えっ、そうだっけとか思いながら観ているのが面白かった。 こうなると美鳥の人生も知りたくなるね。 脚本=生方美久 演出=ジョン・ウンヒ
>> 156
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「時をかけるな、恋人たち」5話まで終了。
【30年先から亡き妻に会いにきた男】
朝、妻と口喧嘩を…
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「ゆりあ先生の赤い糸」5話まで終了。
【愛人vs妻 深夜の肉弾戦!】
義母はみちるの娘達から刺激を貰う様になったからなのか、お米を研ぐ位の事はする様になって、いい傾向だなと思ったのだが。
吾良がウーアーと声を出す様になり、たまたま義母の問い掛けとウーアーのタイミングが合ったら、「分かるのよ!」と言い出して。ゆりあに安らぐ時は無い。
伴に会いに行って戻って来たら、吾良がベッドから落ちていた!
以前に若い男と会っているゆりあを目撃していた稟久は、ここぞとばかりにネチネチと言葉責め。カチンと来たゆりあは、言い返しながら掴み掛かって行き、クッションで叩き合い(笑)
流石だ。こういう斜め上を行ってあっと言わせるゆりあは好き(笑)
吾良は急に上半身を起こしたり覚醒しそうな雰囲気なので、物語も次のフェーズに進むのかな?
この吾良の役は演じるのが難しそうだけど、田中哲司は流石だよね、上手いわあ。
脚本=橋部敦子 演出=星野和成
- << 172 【2023秋ドラマ】 「ゆりあ先生の赤い糸」6話まで終了。 【年下の彼氏の秘密】 優弥EDかあ…。 息子のバイク事故の事をゆりあに話す父親(宮藤官九郎)の言い方に含みが有ったから、「ごめん、オレやっぱりダメみたい」とベッドで優弥が言った時に、あっ、事故でED?って直ぐに思ったのだけど、ゆりあは常に年齢差の事は意識してるし、優弥父にも意識させられた直後だったから、かなり年上の自分ではダメなんだと誤解し、悟った優弥から説明をされても、今度は“EDじゃなかったら私なんか選ばれなかった”という思いに支配されて、別れた後に1人さめざめと泣いてしまう。 でも優弥の女性の趣味って、逃げた妻を見ても分かる様に外見は関係ないし、多分甘えられる人がいいんじゃないかな。父親バツ2って言ってたから、無意識に甘えられるタイプを求めているのかも。そういう意味ではゆりあは理想的なのでは?優弥はここから挽回出来るのか、それともゆりあは“大人の女”を発動して身を引くのかなあ。 医師は吾良に意識は無いと言っていたけど、うーあーのタイミングが良過ぎるし、理解してるのでは?と怪しんでいたらやっぱり!バレエを練習するまにに「まに、上手くなったね」って、超はっきりと発音してた。これも踏まえてゆりあはどうするのかね。 脚本=橋部敦子 演出=星野和成
>> 154
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」4話まで終了。
【母の仕事 子知らず】
いやあ息子の順基、図体だけは大きくても、高3も…
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」5話まで終了。
【鬼怒川の晴れ女】
志織を好きになってしまい、仕事に支障が出てはいけないから退職すると言い出した師島。辞められては困るので飲みながら話をして、翻意させられずに取り敢えず自宅に連れて来た万里江。酔い潰れた師島をあの小上がりで寝かせて、家族に事情を話すと、父親が昔の上司としての経験談を自慢気に話し出し、「相手に脈が有るかは俺には分かる」と。それを盗み聞きしていた師島は「私を弟子にして下さい!」(笑)
きのこ採りに行ききのこ鍋を作るから、社員全員(と言っても3人)を呼びなさいと父。
話に説得力が有って、本当に分かるのかなと思わせてしまうのは流石だったね、達男(笑)
結局「脈は無い」でもきっぱり諦めて会社は辞めない事を師島に約束させる達男。
種明かしは、脈が有るかなんて俺には分からない、でも万里江が困っていたから助け船を出したのだ。
達男は娘が可愛くて仕方がないし、万里江も父の一人暮らしは心配で、夫に何を言われようと父との同居は解消したくない、この父娘はそういう関係だった、…のだが。
実は鬼怒川でスナックのママと半年間同居していた事が分かり、何だかんだの末にママがハーレーで迎えに来て、父は出て行ってしまった。
でもこれって予告の感じだと、達男がママに頼んで演出しただけなのかもね。
脚本=金子茂樹 演出=中島悟
- << 170 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」6話まで終了。 【後継者は君だ】 達男はあの家を出る口実に、ハーレー雅枝に迎えに来て貰ったのかと思っていたのだが、本当に雅枝とやり直す気だったんだとびっくり。でもクマさんの話だと、老後に対する考え方の違いで追い出されたらしい。雅枝にしてみれば、内縁なのに老後の面倒を見て貰う気満々で来られてもねえ。 今回は悠作の弟の謙作が継いでいる実家の和菓子店に、謙作から誘われた順基が手伝いに行き、子供の居ない謙作が、行く行くは順基を跡継ぎにと思っていると言った事から、まず悠作との間でゴング! 悠作の反対理由は“受験から逃げたいからでは?”という事と、自分が逃げ出した実家を息子に継がせる申し訳無さという事らしい。 この話を聞いた万里江の母の清美も大反対で、万里江との間でゴング! 話は何故か順基の幼少期に清美がよく預かって面倒を見ていた話に逸れて行き、万里江もその頃の不満をぶつけたりで激しく言い合い、悠作は執り成しながらオロオロ。 あれだけ言い合っても、万里江が行ったら普通に迎えて甘えさせてくれる清美も大したものだわ。 万里江が高校時代迄使っていたタオルケット。幼い順基もお泊りの日はこれを頭から被って寂しさを堪えていたと母から聞き、順基の寂しさを万里江が実感するシーンはズシンと来たな。 そして次回は“父帰る”かな? 脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平
>> 153
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】16話まで終了。
今回の主なキャスト 瀧山=古川雄大/家定=愛希れいか/阿部正弘=瀧内公美/…
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】17話まで終了。
眉目秀麗な胤篤に上様が取り込まれてしまう事を心配する瀧山に、家定は毅然として「案ずるな。私は顔形等には惑わされぬ」これには瀧山も「上様流石です」と安堵したのだが、実際に祝言で見た胤篤の美形振りに驚き、ちらちらと横目で見る家定が可愛くて…。
胤篤は聡明な上に現実主義で自分をしっかりと持っており、話をした正弘は、上様とお似合いだと安堵する。
体が弱いから子は持てぬと言い切る家定に、胤篤は散歩を勧める。外の空気を吸い陽を浴びれば心が潤い、体を動かせばお腹が空く。お腹が空けばご飯が美味しい。これを毎日繰り返す事で、胤篤の狙い通りに家定はみるみる元気になって行ったのだが、それに反比例する様に正弘を病魔が遅い、職も解かれみるみるやつれて行く。
瀧山はそんな正弘を抱き上げ、家定の居るお庭へと連れて行くと、何と乗馬をして見せる上様。
私が正弘の代わりをしておくので、治して戻って来いと言う家定。
寿命を悟っている正弘は、「上様の過去も病も全て私があの世に連れて行きます。これからは誰よりもお幸せになって下さい。阿部正弘最後の願いでございます」
策を講じ上様を必死に守って来た正弘。今は代わりに守ってくれる瀧山と、側で共に生きてくれる胤篤が居る。自分の本分は上様をお守りする事、それは叶ったので本望なのだと。
脚本=森下佳子 演出=大原拓
- << 169 【2023秋ドラマ】 「大奥」【幕末編】18話まで終了。 阿部正弘の上様への最後の願い「誰よりもお幸せに…」、それは胤篤との子を身籠った事で叶えられる筈だったのだが、御台と互いの好きだという気持ちを確認し合い、幸せな時を過ごせたのは僅かな時間でしか無かった。 政をする家定に会えない日々が続いた挙げ句に、いきなりその死を告げられた胤篤が混乱するのも、殺されたと思い込むのも無理はないなと思えた。家定が子を成したら都合の悪い者が多方面に存在するからだ。 胤篤は井伊直弼を問い詰めるが、上様は肝臓が悪かったと聞いている、意見が合わない所も有ったが主君を殺す訳が無いと。 夫の家慶が異常に寵愛する娘に嫉妬した母親から毒を盛られ、正弘の力を借りて家定が反旗を翻すと、今度は怒った父親にも毒を盛られてしまった家定。肝臓が弱っていたというのは本当なのかもしれない。 そう思える位に津田健次郎の演技には説得力が有った。 死にたいと迄思い詰めた胤篤の目を覚まさせてくれたのは、家定の志を引き継ぐと、きらきらとした目で真っ直ぐに胤篤を見詰めて言ってくれた家茂の存在だった。 家定は自分の後継として家茂に期待をしていた。家定の言葉を伝え、正弘と家定が描いた夢を実現して貰うべく新しい上様を支えて行こうと。 そして胤篤は天璋院となる。 脚本=森下佳子 演出=川野秀昭
>> 150
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」3話まで終了。
【蘇る恥じらいの記憶!無神経男と過ごした空白の夜!】
進吾の事“友達…
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」4話まで終了。
【ダンスが踊れない私なんて、ただのおばさんよ!】
田中さんが四十肩で休演だと分かり、自分も経験して辛いのは分かるから、おかずを作って持って行き、その紙袋の一番上に、自分が治療したペインクリニックのカードを乗せておくという優しさを見せる笙野。
彼の優しさは本物だと思うのだけど、“田中さんは自分を好きだけど、その気持ちには応えられない申し訳無さから”という勘違いも含まれていて、後で勘違いと気付いた時の彼の心の声・俺じゃねえ~~~も含めて笑ってしまった。
でもやっぱり天然系無神経だから、「三好?あんなチャラい男、関わったら田中さんが不幸になります、田中さんには相応しくないですよ」なんて、“あんたは三好さんの何を知ってるの?”って突っ込みたくなる様な事を、簡単に口にしてしまうのよね。
そして沸点の低い田中さんも、これだけは我慢ならず「帰って下さい!」と、あああ怒らせちゃった。
朱里は、笙野と田中さんが急接近したから嫉妬爆発(笑)
進吾からは田中さんに依存してるだけと言われて発奮し、ダンス発表会に見切り発車で出演したのはいいけど、よろけて仲間にぶつかりセットを壊す大ハプニング(笑)
進吾は仕事が上手く行ってないから自信が持てなくて、朱里にコクるなんて出来ないのね、多分。
今回も面白かったあ!
脚本=相沢友子 演出=猪股隆一
- << 168 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」5話まで終了。 【最強のライバル登場!誰かの為に自分を変えられるか】 田中さんは“沸点の低い人”って思い込んでいたけど、本当は彼女の中にも当然だけど怒りの感情は有って、でも自分の事を人として見てくれない人が殆どだから、そういう人達からは何を言われても気にしないというだけだったのね。でも笙野は自分との関わりの中で、自分の事を人として見てくれているのを感じていたから、だから三好に対しての笙野の暴言が許せなかったのね。そういう自己分析がきちんと出来ている田中さんって凄いなって、逆にそっちに感心してしまったわ。 今回は思わぬ流れで、朱里、笙野、小西が田中さんの里帰りに同行して、田中さんの両親が出て来たのだけど、これが娘を褒めて育てる様な優しいタイプの親で、それで何で田中さんはああいう、極端に人見知りする性格になってしまったのかなって、逆に疑問が湧いてしまったな。 そして、最初は合コン好きのチャラ男キャラで登場した小西が、段々と特に朱里に対しては素を見せる様になって来て、これが結構いい男なんだな。人の事も物事もよく見てよく分かっているし、自分自身をしっかりコントロール出来ている大人っていう感じで。 でも朱里の気持ちの中には、まだ“こじらせ進吾”が残っているみたいで…。 脚本=相沢友子 演出=伊藤彰記
>> 149
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」4話まで終了。
【夏に1勝!涙の公式戦がついに開幕…!】
真裏ではプロ野球の日本シリーズ最…
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」5話まで終了。
【新監督登場で波乱!?教師と球児を繋ぐ絆】
南雲が卒業出来なかったのは、卒業に必要な単位の履修登録漏れが有ったから。確認を怠った結果であり、気付いた時点で妻の美香に相談し、初志貫徹したいのなら留年して単位を取得しながら、教採試験を受け直すべきだった。
両親に捨てられた不幸な少年時代、小学校の担任(寿先生=渋川清彦)が引き取り(←赤の他人の場合それって可能なの?)、勉強だけでなく生きる知恵も全て教えてくれた。だから自分もそういう教師になりたいという思いが強かった。にしてもいきなり免許偽造に走るのは、寿先生の様になりたいという強い気持ちとの整合性が全く取れていないじゃない。ここの説明が無いし読み取れないから、まだ引っ掛かりがとれないのよね。
新監督(町田啓太)は犬塚が勝手に連れて来て、勝手にクビにした。今のところ犬塚は南雲糾弾派の急先鋒だし、南雲の起訴不起訴の決定が遅れているから、山住は取り敢えず自分が監督になって、南雲からアドバイスを貰いながら選手を見守り、保護者や住民から南雲復帰待望論が出て来るのを待つ作戦なのかな。
直接指導を受けていた選手達の気持ちはもう推して知るべし。
南雲の過ちからの再生を、野球部の下剋上に重ねて描きたいのは推測出来るのだが…、過ちの設定は別の方が良かったかな。
脚本=奥寺佐渡子 演出=山室大輔
- << 167 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」6話まで終了。 【先生と仲間のために悲願の初勝利を…!】 散々焦らされたけど、結局南雲は予想通りの不起訴処分。所謂社会的制裁は受けて再就職は難航したけれど、29社目(だったかな?)の物流会社が採用してくれたし、それを聞いた妻の美香も戻って来る事を決めた様だし、楡くん発信で野球部員が集めた、南雲の為の嘆願書は約二千名が署名したし、これも楡くんが電話で南雲に頼んだ、“夏の予選で1勝したら監督復帰して”も、1勝したので部員が学校や保護者を説得して実現しそうだし、まあこうなるだろうなという方向には進みそう。 ただね、山住が横浜清隆高を辞めた理由とか、美香の前夫がちょっかいを出して来る事とか、犬塚の病気とか、そういう設定に時間を割くのはもうやめて欲しいかなという思いは有る。 全部観ている視聴者で、野球部員の顔と役名が全部分かる人って居るのかな。(相関図とかは見ないで、ドラマを観ているだけでという意味で) 私は翔くんと根室くんと日沖兄弟と、足の速い久我原くんと今回目立った楡くん位しか分からない。伊藤あさひくんは役者として顔は知っているけど、役名は覚えてないし、キャプテンは顔は分かるけど役名は覚えてない。小出しでも毎回の様にエピを重ねてくれれば多分覚えられるのよね。 これから分かる様にしてくれるのかな。 脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
>> 148
【2023秋ドラマ】2作品の〚短文投稿〛
「きのう何食べた?season2」5話まで終了。
【史朗の元カレ登場!幸せ…涙のクリス…
【2023秋ドラマ】
「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」5話まで終了。
【外国人青年が慕う日本のお母さん…涙の秘密】
やっぱり無理だわ。
税金問題は日本人にとって(まあどこの国の国民にとっても)最もシビアな事なのに、この人物設定にこの作風ではね。
これ以上観る気が起きないので、この5話にて離脱する。
【】内のサブタイトルを確認する為に今TVerを見たら、何と2008年の「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」の配信が始まっていた!
これは観なくては。楽しみ。
>> 145
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」4話まで終了。
【好きや嫌いに理由なんかなくてもいい】
良い悪いは評価あるいは選別す…
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」5話まで終了。
【優しいふり…一番最低なのは俺だった】
紅葉の言う“みんなから必要とされた”=頼んだら断らないから皆が必要とした、なんだよね。必要の定義が紅葉だけバグっているのかと思ったけど、それが分かっていたから紅葉にとって安全な“ボッチの子”を一本釣りしていたのよね。
紅葉にとっての誤算は、別々に一本釣りをした篠宮(葉山奨之)と黒崎を会わせたら、二人が仲良くなってしまった事。紅葉は一本釣りは出来ても、二人組の中に入って行く事は出来ない子だから。
篠宮も後悔していた様に、直接紅葉にオファーをすれば状況は変わっていたのかもしれないけど、紅葉は明るくて人気者だとインプットされているから、ナイーブな篠宮にとっては直接というのは無理だったんだろうな。
紅葉にしてみれば自分が助けてあげた篠宮が画家として成功し、黒崎とは友達として今でも付き合いがある、自分には手の届かない憧れの世界を篠宮は手に入れている、惨めだったのだろう。
だからってあの頃の自分の真実を、あんなストレートにぶつけるなんて。
救いは篠宮には皆まで聞かずに直ぐに行くよと言ってくれる黒崎が居て、紅葉にも皆まで聞かずに家で待っててと言ってくれる、椿という友達が出来た事。
「綺麗な花を見ている人に、それ棘有りますよって態々言わなくていい」byゆくえ
脚本=生方美久 演出=高野舞
- << 165 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛 「いちばんすきな花」6話まで終了。 【修羅場…友情にも嫉妬はある】 赤田は妻の要望を受け入れて、ゆくえとの友達関係を終わらせたのに、保険の営業で偶然訪れた椿の家に親しげな雰囲気でゆくえが入って来たら、誤解して一気にボルテージが上がり嫉妬丸出しで言いたい放題。 直ぐにゆくえに言い返されて撃沈していたけど(笑) 夜々が言っていた様に、確かに嫉妬は欲望の現れだから、恋愛関係だけでなく、友達にも同僚にもきょうだいにも、下手すりゃ親子にも、嫉妬する事は有ると思う。それを口に出すか出さないかの違いが有るだけで。 椿の家に住みたいという人が現れたとかで、一人には広過ぎるからどうしようかと悩んでいた椿は、引っ越す事に決めたと。 前の持ち主(紅葉が唯一本音を話せた先生)が買い戻したいのかなあ。 そしてゆくえが何でも話せる女友達の美鳥も戻って来る。 紅葉の先生と美鳥は同一人物?とも思ったけどどうなんだろうね。 “部室”が無くなったら4人の関係はどう変化するのかしないのか。こちらも新たなフェーズに移行するのね。 脚本=生方美久 演出=谷村政樹
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「うちの弁護士は手がかかる」5話まで終了。
【蔵前緊急入院!杏はパラリーガルデビュー!?】
ムロさんの本当の入院で、脚本の変更をしたとのネットニュースを読んだのだが、ムロさん入院の事実を利用して、変更が分からない程度には上手く仕上がっていた。(←本当に変更したの?とさえ思っている)
当初からの狙い通りなのだろうが、杏の“異常な棘”が少しずつ取れて来て、段々観やすいドラマへと変貌しつつある。
最初に“杏”でやり過ぎなければ、もう少し視聴率も上げられたのかもよ?
脚本=斎藤すず←5話で5人目 演出=下畠優太
「フェルマーの料理」4話まで終了。
【世界一の美食家から最高評価を掴みとれ】
2024年。布袋「俺達が岳を選んだんだ」蘭菜「ああなるとは思わなかったから」
2023年。美食家(早乙女太一)「店を手放すという噂は本当だったみたいですね」
海「俺には時間がない、ですよね?」淡島「まあ来年の花見位迄かな」
☛海は何かの病気?裸の淡島は医者?☛Kは元々蘭菜の母の店、海が乗っ取ったと。でも本当は何らかの理由で海が引き継ぎ、後継者を育てて蘭菜に返そうとしてる?☛2024年に、海を呼び戻そうという発言も有ったから、少なくとも海はまだ生きている…筈?☛寧々は何でも知っている!この真実も知ってるの?
色々と引きが強いドラマだな。
脚本=三浦希紗 演出=平野俊一
- << 166 【2023秋ドラマ】 「フェルマーの料理」5話まで終了。 【母の店を返して…無念を晴らす究極の仔羊料理】 やっぱり海は悪くなかったし、蘭菜の料理人としての才能を買って、自分の下で育てる事を蘭菜の母親に約束をした上で買収してるし、悪意の攻撃ですっかり心が折れてしまっていた母親にとっては、海は救世主でもあった訳で。 そして裏からシェフである母親の悪評を流していた本当のワルは、あのミッチー西門だった(笑)まあ色々な事業に手を出してるのね。料理の味は分かるのに「美味しい!」とは言わない男(色々と下品)。 西門が“面白い物”と言って淡島に渡し、淡島が「私が書いた物」と言った書類は、もしかして海の病気のカルテ?もしくは診断書?西門は「朝倉海はもうシェフではいられない」とも言ってたし、海は海で色々とそれが疑われる様な動きをしてるので、シェフとしての致命傷だとすると味覚障害なのかなあ。 2024年の変わり果てた岳が蘭菜に詰め寄って吐く言葉は、2023年に岳が海に詰め寄られて吐かれた言葉そのものなのよね。 という事は、岳は海から何かを託されていて、それを遂行する為に自分自身を追い込んでいる、あれ位に追い込まないと達成出来ない様な命題、って事なのかな。 人間の本質は、そう極端に変わるものではないからね。 脚本=三浦希紗 演出=石井康晴
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「時をかけるな、恋人たち」5話まで終了。
【30年先から亡き妻に会いにきた男】
朝、妻と口喧嘩をしたまま別れたら、妻がバス事故で亡くなり永遠の別れになってしまった、それがずっと心残りになっていた男が、亡くなる前日にタイムトラベルして来る話。これが許されるなら、亡くなった愛する人に会いたいという願いは、もしかしたら一番多いのではないかな。
でも歴史は1ミリも変えられないから、パトローラーとしては会わせる事は出来ない。そこで事故前にLINEでごめんねと気持ちを伝え合い、互いの気持ちの在り様を変える事で、辻褄を合わせる廻。これしか無いという絶妙な線を突いたなあ。
ここから物語はまさしく“時を駆け巡る廻と翔”の話に展開するとの事で、二人の恋がどうなるのか楽しみ。
脚本=上田誠 演出=山岸聖太
「ゆりあ先生の赤い糸」4話まで終了。
【踏み入れた禁断の恋】
稟久の回想ではあるけれど、吾良は気持ちとしては稟久との事、本気だったのか。あれを聞いてしまうと、ゆりあの気持ちが吾良から決定的に離れてしまうのも、まあ理解は出来るかな。
みちるについては女性が好きなのか、その振りなのかがまだ分からなくて、松岡茉優上手いな。
ラストの車中で、互いに逡巡しながらもキス迄辿り着くシーンの、木戸大聖と菅野美穂の目の演技と表情が素晴らしかった。
脚本=橋部敦子 演出=竹園元
- << 164 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛 「ゆりあ先生の赤い糸」5話まで終了。 【愛人vs妻 深夜の肉弾戦!】 義母はみちるの娘達から刺激を貰う様になったからなのか、お米を研ぐ位の事はする様になって、いい傾向だなと思ったのだが。 吾良がウーアーと声を出す様になり、たまたま義母の問い掛けとウーアーのタイミングが合ったら、「分かるのよ!」と言い出して。ゆりあに安らぐ時は無い。 伴に会いに行って戻って来たら、吾良がベッドから落ちていた! 以前に若い男と会っているゆりあを目撃していた稟久は、ここぞとばかりにネチネチと言葉責め。カチンと来たゆりあは、言い返しながら掴み掛かって行き、クッションで叩き合い(笑) 流石だ。こういう斜め上を行ってあっと言わせるゆりあは好き(笑) 吾良は急に上半身を起こしたり覚醒しそうな雰囲気なので、物語も次のフェーズに進むのかな? この吾良の役は演じるのが難しそうだけど、田中哲司は流石だよね、上手いわあ。 脚本=橋部敦子 演出=星野和成
- << 196 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛 「時をかけるな、恋人たち」全11話終了。 【時空を超えた恋の結末】 6話から時空法違反の取り締まりをかわす為の廻と翔の逃避行が始まり、廻の両親が出会う所とか、廻の小学生時代とか、廻と翔が初めて出会った大学時代とかに行くのだけど、辻褄合わせや台詞による説明が多くて物語に入り込めず、くどさも感じたし、誰も彼もが移動し始めてもう飽きてしまって。 5話迄は30分では時間が足りないなと思う回も有ったので、そういう話は2回に分けても良かったし、後半の廻達の辻褄合わせの部分は圧縮して、恋の結末部分にはもっと時間を掛けるとかすれば、私はもう少しこのドラマに乗れたのかなと。 題材や映像や音楽、役者さんは良かったので、中身のバランスだけかな、惜しかったのは。 脚本=上田誠(全話) 演出=山岸聖太(1~6、8、10~11話)、山口淳太(7、9話)
>> 143
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」3話まで終了。
【ダメ夫 働く】
夫の漫画の題材にされる事に反発する父を、土門と共に説…
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」4話まで終了。
【母の仕事 子知らず】
いやあ息子の順基、図体だけは大きくても、高3も終わりかけだというのに、意外とお子ちゃまだったのね。祖父が転がり込んで来て、その祖父には気を遣えて、祖父を責める父親にはチクチクとツッコミを入れたりしていたので、母親に対しては反抗的では有ったけど、そこまでお子ちゃまな感じはしていなかったので、子供の頃から引き摺っていた“土日に居ない母親”への不満を、あれだけ剥き出しの言葉で母親にぶつけた事に驚いたし、後から分かるその理由が、両想いだと思っていたれいらが、自分の事を友達だとしか思っていない事が分かって、気持ちが荒れていたからって、良く言えば純粋だけど、やっぱりまだお子ちゃまなのね。
でも翌朝、理由も言って「言い過ぎた」って謝ったのは良かったし、この間、悠作がずっと万里江の味方をして庇っていたのが印象的で、もっと言えば順基の幼い時から、土日の行事には悠作が出席して、寂しがる順基をなだめ、万里江の為にはビデオを撮る等して、二人の間を取り持っていた事も分かり、“何だ、優しい人だし、ちゃんとお父さんもしてたんじゃない”って、万里江が惚れた一端も分かって、少しホッとした。
あとグチをこぼせる母親が居て、そこも万里江は幸せだと思うなあ。
脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平
- << 163 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」5話まで終了。 【鬼怒川の晴れ女】 志織を好きになってしまい、仕事に支障が出てはいけないから退職すると言い出した師島。辞められては困るので飲みながら話をして、翻意させられずに取り敢えず自宅に連れて来た万里江。酔い潰れた師島をあの小上がりで寝かせて、家族に事情を話すと、父親が昔の上司としての経験談を自慢気に話し出し、「相手に脈が有るかは俺には分かる」と。それを盗み聞きしていた師島は「私を弟子にして下さい!」(笑) きのこ採りに行ききのこ鍋を作るから、社員全員(と言っても3人)を呼びなさいと父。 話に説得力が有って、本当に分かるのかなと思わせてしまうのは流石だったね、達男(笑) 結局「脈は無い」でもきっぱり諦めて会社は辞めない事を師島に約束させる達男。 種明かしは、脈が有るかなんて俺には分からない、でも万里江が困っていたから助け船を出したのだ。 達男は娘が可愛くて仕方がないし、万里江も父の一人暮らしは心配で、夫に何を言われようと父との同居は解消したくない、この父娘はそういう関係だった、…のだが。 実は鬼怒川でスナックのママと半年間同居していた事が分かり、何だかんだの末にママがハーレーで迎えに来て、父は出て行ってしまった。 でもこれって予告の感じだと、達男がママに頼んで演出しただけなのかもね。 脚本=金子茂樹 演出=中島悟
>> 140
【2023秋ドラマ】
「大奥」【医療編】15話まで終了。
御台が気が触れていたのは治済への復讐の為の演技で、お志賀と共謀した上で…
【2023秋ドラマ】
「大奥」【幕末編】16話まで終了。
今回の主なキャスト 瀧山=古川雄大/家定=愛希れいか/阿部正弘=瀧内公美/勝海舟=味方良介/家慶=高嶋政伸/広大院=蓮佛美沙子/胤篤=福士蒼汰 他
家定が実の父親・家慶に手籠めにされている事を知った正弘は、表向きは跡継ぎを作る為、真の目的は家慶から家定を守る為の奥を作る事を思い付き、家慶の反対を受けて広大院に相談、裏からの手助けもあり、瀧山という人材も得て無事に奥を作り上げる。
瀧山から正弘の真の目的を知らされた家定が涙ぐむシーン、人払いに応じず家慶の脅しにも一歩も退かず、逆に脅し返す瀧山の肝の座ったシーン、そこに正弘は居ずとも正弘の計が有ったからこそ生まれたシーンに、胸が熱くなった。
自由に出来ないのならと実の娘に毒を盛る辺りは、治済の隔世遺伝を思わせた家慶だが、黒船来航に驚いて急死とは(笑)高嶋さん、よくぞこの役を引き受けて下さった!
島津藩からの御台を迎えるかどうか、家定の気持ちを慮る正弘に上様は告げる。「そなたの為に将軍になった。そなたが自在に空を飛ぶ為に、ここに座っておるのだ、私は。」策を巡らし守ってくれた正弘に対する、家定からの最大級の礼の言葉と言って良いだろう。
そしてやって来た御台は、むくつけき薩摩隼人ではなく、涼やかな佇まいの青年・胤篤だった。
脚本=森下佳子 演出=木村隆文
- << 162 【2023秋ドラマ】 「大奥」【幕末編】17話まで終了。 眉目秀麗な胤篤に上様が取り込まれてしまう事を心配する瀧山に、家定は毅然として「案ずるな。私は顔形等には惑わされぬ」これには瀧山も「上様流石です」と安堵したのだが、実際に祝言で見た胤篤の美形振りに驚き、ちらちらと横目で見る家定が可愛くて…。 胤篤は聡明な上に現実主義で自分をしっかりと持っており、話をした正弘は、上様とお似合いだと安堵する。 体が弱いから子は持てぬと言い切る家定に、胤篤は散歩を勧める。外の空気を吸い陽を浴びれば心が潤い、体を動かせばお腹が空く。お腹が空けばご飯が美味しい。これを毎日繰り返す事で、胤篤の狙い通りに家定はみるみる元気になって行ったのだが、それに反比例する様に正弘を病魔が遅い、職も解かれみるみるやつれて行く。 瀧山はそんな正弘を抱き上げ、家定の居るお庭へと連れて行くと、何と乗馬をして見せる上様。 私が正弘の代わりをしておくので、治して戻って来いと言う家定。 寿命を悟っている正弘は、「上様の過去も病も全て私があの世に連れて行きます。これからは誰よりもお幸せになって下さい。阿部正弘最後の願いでございます」 策を講じ上様を必死に守って来た正弘。今は代わりに守ってくれる瀧山と、側で共に生きてくれる胤篤が居る。自分の本分は上様をお守りする事、それは叶ったので本望なのだと。 脚本=森下佳子 演出=大原拓
>> 151
【シーズン枠外ドラマ】
「ガラパゴス」(NHK)
原作小説=相場英雄/脚本=戸田山雅司/演出=若松節朗/主演=織田裕二/共演=桜庭ななみ、満島真之介、髙嶋政宏、鶴見辰吾、津嘉山正種、伊藤英明 他
初回視聴済み。
5年前に一酸化炭素中毒の自殺で処理された身元不明者903は誰なのか。調べ始めると当時の捜査は杜撰なもので、元捜査一課のバリバリの刑事だった主人公は、記録に有った写真を見ただけで、これは青酸カリによる服毒死で、一酸化炭素中毒死を装った殺しであろうと見抜いてしまう。
そこから、今は捜査一課の閑職部署である継続捜査班の刑事・田川信一(織田裕二)と、鑑識課の木幡祐香(桜庭ななみ)の地道で丹念な捜査が始まる。
今は民放の連ドラでは、こういう所謂“王道”の警察ドラマはほぼほぼ観る事が出来ないので、何か懐かしさすら覚えたのだが、脚本、演出、役者、全てが高いレベルで揃っていて見応えがあり、満足の行く仕上がりだった。
残り3話、とても楽しみだ。
※2023年2月にBSPで放送済みの90分✕2回のドラマを、45分✕4回の連ドラに再編集して放送
>> 87
2023秋ドラマ期間中の【シーズン枠外ドラマ】リスト(放送開始順)※脚本演出は複数人の場合、メインのみ記載
タイトル/脚本/演出/主演…
2023秋ドラマ期間中の【シーズン枠外ドラマ】リスト(放送開始順)※脚本演出は複数人の場合、メインのみ記載
タイトル/脚本/演出/主演/放送枠名/枠外理由
「日常の絶景」堀雅人/杉岡知哉/伊藤万理華/ドラマチューズ!/3話で終了のミニシリーズ(全話視聴済み)
「遥かなる山の呼び声」山田洋次/朝原雄三/阿部寛、常盤貴子/土曜ドラマ/BSPで放送済みの90分✕2回のドラマを、49分✕4回の連ドラに再編集 (全話視聴済み)
「君に届け」宮本勇人/新城毅彦/南沙良、鈴鹿央士/水ドラ25/2023年3月からNetflixにて、完全版を全話配信済み (1話で視聴離脱)
「すべて忘れてしまうから」岨手由貴子/岨手由貴子/阿部寛/ドラマ25/2022年9月からディズニープラスにて、完全版を全話配信済み (継続視聴中)
「ガラパゴス」戸田山雅司/若松節朗/織田裕二/土曜ドラマ/2023年2月にBSPで放送済みの90分✕2回のドラマを、45分✕4回の連ドラに再編集 (視聴中)
>> 138
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」2話まで終了。
【朱里の復讐計画!無神経なクズ男にお仕置き!】
朱里って田中さんに感…
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」3話まで終了。
【蘇る恥じらいの記憶!無神経男と過ごした空白の夜!】
進吾の事“友達ヅラをして無料宿代わりに朱里の部屋に強引に泊まって行く”図々しいヤツだとばかり思っていたら…、何だ彼も言葉は結構辛辣だったりするけど、根は凄くいいヤツなんだね。そして恐らく彼はずっと朱里の事が好きなんだけど、朱里の男に求める理想が高いのも知っていたから、“二人で酔ってやらかした日”の翌朝に、「友達なのにゴメン」と謝って、それ以降も友達ヅラをしていたのは、踏み込む勇気が無かったからなんだと思う。
朱里は本当は彼が好きだったから、謝られてしまった事が今でも尾を引いているのね。
一方の笙野も相変わらず無神経な事を田中さんに言うのよね。彼も悪気は無くて、彼なりに気を遣ってもいるのだけど、何せ天然系だから言葉のチョイスがね(笑)
田中さんもある意味天然系だから、笙野の前で「本当は綺麗だねより、可愛いねって頭を撫でられたい、好きな人には」って言って涙ぐんだりするから、笙野は自分の事だと勘違い←あんたじゃ無いわ!と視聴中の女性のツッコミ多数だった筈(笑)
お互いに本音を吐き出せて、お互いに影響を与え合ってる田中さんと朱里、これってやっぱりシスターフッドの世界みたいだな。
ラストに田中さんの四十肩問題発生!大変だ!闇堕ちだ!
脚本=相沢友子 演出=伊藤彰記
- << 161 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」4話まで終了。 【ダンスが踊れない私なんて、ただのおばさんよ!】 田中さんが四十肩で休演だと分かり、自分も経験して辛いのは分かるから、おかずを作って持って行き、その紙袋の一番上に、自分が治療したペインクリニックのカードを乗せておくという優しさを見せる笙野。 彼の優しさは本物だと思うのだけど、“田中さんは自分を好きだけど、その気持ちには応えられない申し訳無さから”という勘違いも含まれていて、後で勘違いと気付いた時の彼の心の声・俺じゃねえ~~~も含めて笑ってしまった。 でもやっぱり天然系無神経だから、「三好?あんなチャラい男、関わったら田中さんが不幸になります、田中さんには相応しくないですよ」なんて、“あんたは三好さんの何を知ってるの?”って突っ込みたくなる様な事を、簡単に口にしてしまうのよね。 そして沸点の低い田中さんも、これだけは我慢ならず「帰って下さい!」と、あああ怒らせちゃった。 朱里は、笙野と田中さんが急接近したから嫉妬爆発(笑) 進吾からは田中さんに依存してるだけと言われて発奮し、ダンス発表会に見切り発車で出演したのはいいけど、よろけて仲間にぶつかりセットを壊す大ハプニング(笑) 進吾は仕事が上手く行ってないから自信が持てなくて、朱里にコクるなんて出来ないのね、多分。 今回も面白かったあ! 脚本=相沢友子 演出=猪股隆一
>> 137
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」3話まで終了。
【夢の甲子園前に絆が崩壊!?偽教師の決断】
日沖弟が酔った社会人に絡まれて…
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」4話まで終了。
【夏に1勝!涙の公式戦がついに開幕…!】
真裏ではプロ野球の日本シリーズ最終決戦が放送されている日に、越山高校の甲子園予選初戦の模様を観ている私(いや、ドラマの中の試合だから)(笑)。
弱い公立高校同士の試合だけど、ドラマ的には盛り上がる様にお互いの監督(こっちは実質の監督ね)が色々と策を弄し、漫画的では有ったけど、何せザン校ナインには思い入れが有るから、勝ってくれと思いながら観ていたのだが…。
負けはしたけど「コールド負けじゃなかった!」「9回迄行けた!」って、そこを凄く喜ぶ彼らを観ていると、何だかんだ言っても純粋なんだなって嬉しくなったし、試合後に、日沖兄の前に弟の壮磨が頭を丸めて現れたのにはびっくりしたし、「野球部に入る、俺がザン校勝たしたるわ」には、泣きそうになった。
翔と壮磨がバッテリーを組めば、今より翔の投球が良くなる筈だし、皆も1勝に貪欲になるだろうし、ここに南雲の“頭脳”が加われば…だったのになあ。
校長に付き添われて出頭した南雲。制作陣はここからどうやって彼をザン校野球部監督に復帰させるつもりなのか。2016年だってSNSでの告発は厳しいし、国民も犯罪には厳しくなってるからねえ。
“一つ位何か成し遂げたい”翔君おじいが、力業を発揮する位しか見当が付かないのだが。
脚本=奥寺佐渡子 演出=山室大輔
- << 160 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」5話まで終了。 【新監督登場で波乱!?教師と球児を繋ぐ絆】 南雲が卒業出来なかったのは、卒業に必要な単位の履修登録漏れが有ったから。確認を怠った結果であり、気付いた時点で妻の美香に相談し、初志貫徹したいのなら留年して単位を取得しながら、教採試験を受け直すべきだった。 両親に捨てられた不幸な少年時代、小学校の担任(寿先生=渋川清彦)が引き取り(←赤の他人の場合それって可能なの?)、勉強だけでなく生きる知恵も全て教えてくれた。だから自分もそういう教師になりたいという思いが強かった。にしてもいきなり免許偽造に走るのは、寿先生の様になりたいという強い気持ちとの整合性が全く取れていないじゃない。ここの説明が無いし読み取れないから、まだ引っ掛かりがとれないのよね。 新監督(町田啓太)は犬塚が勝手に連れて来て、勝手にクビにした。今のところ犬塚は南雲糾弾派の急先鋒だし、南雲の起訴不起訴の決定が遅れているから、山住は取り敢えず自分が監督になって、南雲からアドバイスを貰いながら選手を見守り、保護者や住民から南雲復帰待望論が出て来るのを待つ作戦なのかな。 直接指導を受けていた選手達の気持ちはもう推して知るべし。 南雲の過ちからの再生を、野球部の下剋上に重ねて描きたいのは推測出来るのだが…、過ちの設定は別の方が良かったかな。 脚本=奥寺佐渡子 演出=山室大輔
【2023秋ドラマ】2作品の〚短文投稿〛
「きのう何食べた?season2」5話まで終了。
【史朗の元カレ登場!幸せ…涙のクリスマス】
9年前のシロさんの元恋人のノブさん(及川光博)は、かなり自分本位でズケズケ物を言う人で、それに対してシロさんは全部言葉を飲んで気を遣っていた様子で、今のケンジ相手のシロさんの雰囲気とはだいぶ違っていたのが印象的。シロさんもまだ若かったから、外見“どタイプ”優先だったのね、きっと。
タイプじゃないけど気遣いが出来て、手伝いもしてくれて料理も褒めてくれて、美味しそうに食べるケンジが側に居てくれる事に、「そうか、オレ今幸せなんだ」と気付き、一人涙するシロさんに貰い泣き。年を取るってそういう事なのよ。
脚本=安達奈緒子 演出=平田大輔
「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」4話まで終了。
【高額滞納!?支える妻の優しい嘘】
私の中では視聴離脱迄“首の皮一枚”だったこのドラマ。今回は“プロスポーツ選手あるある”で、年俸がガクッと下がった時を想定し備えをしていないと、税金を払えなくなってしまいがちという話で、夫婦が互いに気を遣い過ぎて、話し合い不足が原因だったという所に帰結させる、まあまあの内容だったので、次も様子見するという事で今回での離脱は無しで。(菊池風磨の顔芸演出は邪魔だなあ。笑えないし)
脚本=三浦駿斗 演出=鯨岡弘識
- << 159 【2023秋ドラマ】 「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」5話まで終了。 【外国人青年が慕う日本のお母さん…涙の秘密】 やっぱり無理だわ。 税金問題は日本人にとって(まあどこの国の国民にとっても)最もシビアな事なのに、この人物設定にこの作風ではね。 これ以上観る気が起きないので、この5話にて離脱する。 【】内のサブタイトルを確認する為に今TVerを見たら、何と2008年の「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」の配信が始まっていた! これは観なくては。楽しみ。
- << 201 【2023秋ドラマ】 「きのう何食べた?season2」全12話終了。 【家族の形…ケンジの愛情たっぷり特製弁当】 season2全体の感想。アラフィフが近付き、いつまでも中堅ポジションでは居られなくなったシロさんとケンジ。ケンジは美容室の店長を引き受けざるを得なくなり、それを見たシロさんも、少し前に有った大先生からの、息子と二人で共同代表になって欲しいという話を受ける事にした。 そして最初はシロさんの両親の老い支度として墓を買う話が有り、ケンジさんも一緒に入る事にしたらどうかと。ケンジにしたらその気持ちが嬉しいよね。 ケンジの母親は、もしケンジが先に死んだ時に、シロさんの顔も知らないのでは他人扱いになってしまうからという理由で、一家とシロさんの顔合わせ食事会を提案してくれる。 両家とも自分の息子が愛し、幸せに暮らしている相手だから自分達も大事にしてあげたい、ただそういう思いからの提案というのが温かくて泣けてくる。 シロさんの両親の終の住処(老人ホーム)探しと遺産の話、そこからシロさんの財産をケンジに渡す為の遺言書の話に。 養子縁組をしてしまえば確実なんだけどと言うシロさんに、「俺は家族になりたい訳じゃない」と涙ぐむケンジ。 人生の終盤の入口に立った二人の様々な言動に、色々考えさせられたなseason2は。 脚本=安達奈緒子 演出=中江和仁
>> 135
【2023秋ドラマ】
「フェルマーの料理」2話まで終了。
【超難関二つ星レストランにまかないで合格せよ】
本来なら“まかない試…
【2023秋ドラマ】
「フェルマーの料理」3話まで終了。
【創作のモチベーションはプレッシャー】
今回は相乗効果と美意識の話で、そこに岳の生命線でもある数学を上手く絡めて有り、今迄で一番良い仕上がりだったと思う。
蘭菜の作った新メニュー候補が、旨味成分の相乗効果を狙って作った事、旨味成分は数値化されている事を知り、早速数式を用いて素材や料理法を解析してみせる岳。
海から臨時休業日に招く特別な客に出す一品料理を、アシスタントに指名された孫六と共に任された岳は、トリプル効果を狙って3つの旨味成分を掛け合わせるが失敗(2つが一番美味しいのは、料理人の常識らしい)。料理法は閃くが甘鯛の捌き方も知らず、孫六の怒りを買ってしまう。こんな物は客に出せないと孫六が味見をするのだが、これがとてつもなく美味しくて、彼我の才能の差を痛感してしまう孫六。
ここから孫六と協力し合い、美しく、計算し尽くされた一品を出すのだが、それを食すのは幼少期から数学で切磋琢磨して来た神楽と、その父で海のスポンサー?らしき武蔵議員。
かつて岳の数式はつまらなくなったと批判し、こちらも美意識に拘る神楽を“数式料理の美学”で感嘆させ、美しいと言って貰えた岳。
あの時のトラウマも乗り越え、孫六からも認められた岳は、これで名実共にKの一員になれたのだが…、1年後の変化が気になり過ぎ。
脚本=渡辺雄介 演出=平野俊一
>> 136
【2023秋ドラマ】4作品の〚短文投稿〛
「パリピ孔明」5話まで終了。
英子のターンになるとつまらなくなるのは何故なのか。英子の歌声…
【2023秋ドラマ】
「うちの弁護士は手がかかる」4話まで終了。
【初めての裁判員裁判!隠された真実を暴け】
裁判員裁判では検察官も弁護士も、少しでも見栄えの良い者を担当させるというのは、“裁判あるある”なんだろうか。
もし自分が裁判員になったとしたら、天野みたいなピリピリした子より、山崎みたいな朴訥な感じの人の方がいいし、もっと言えば柔らかい雰囲気の人が安心するかな。
天野のキャラ設定に馴染んだ事も有り、当初よりは観やすくはなったし、裁判に掛ける事でその対策とか進め方とか調査とか、リーガルドラマっぽさも出て来たし、この線で行ってくれるなら離脱せずに済むのかなとは思うのだが。
ムロさんの入院離脱で、次回は台本の設定を急遽変更したとかで、撮影が押した事は容易に想像出来るし、そもそも今回も初担当の脚本家で、4話で4人目、毎回違う脚本家という事で、コンセプトの統一とか大丈夫なのかと不安になっているのに、そこに主役の離脱なので益々不安になる。
wikiを見たらチーフ演出の瑠東東一郎が脚本監修の肩書きも付いているので、彼がコンセプトのコントロールもしているという事だろうか。
今のところは天野の異母姉弁護士(江口のりこ)が言う、“天野には弁護士を名乗る資格はない“の謎で、引っ張るしかないのかな。
脚本=神田優 演出=相沢秀幸
>> 134
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」2話まで終了。
【好き同士が両想い、とは限らなくて…】
子供の頃に、大人から見て“規…
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」4話まで終了。
【好きや嫌いに理由なんかなくてもいい】
良い悪いは評価あるいは選別する事なので、それなりの基準や理由は必要だが、好きや嫌いは感性なのでそこに理由は要らない。
子供の頃から絵が上手かった紅葉。周りは彼の絵を皆いいねと褒めてくれる中、ゆくえだけは紅葉の絵を好きと言ってくれた、それがとても嬉しかった。どうやら紅葉は幼馴染のゆくえの事がずっと好きみたいな感じだ。
前回は椿だったが、今回は夜々の深掘り回だった。
前回の最後にチラっと出た夜々の母親役は斉藤由貴という時点で、毒親なんだろうなという予想はしていたのだが、思っていたのとは違い、“自分が男兄弟の中で雑に扱われ、それが嫌だったから自分の娘は着飾って女の子っぽく育てたかった”それが原点で、それだけだったら夜々もそこまで苦痛に感じる事も無かったのかなとは思うのだが、可愛さのあまり、何事も夜々優先で育てた為に、兄3人の恨みつらみは全部、依怙贔屓をされている末っ子に向けられてしまった。
これは確かに辛い。他人から向けられる嫉妬より遥かに辛い。
“部室”という居場所が出来たお陰で、ずっと言えなかった母への思いを直接言えた夜々。
斉藤由貴を只の毒親にはしなかったのは、「silent」で“湊斗を只の当て馬にしなかった”生方さんらしいなと思った。
脚本=生方美久 演出=ジョン ウンヒ
- << 158 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」5話まで終了。 【優しいふり…一番最低なのは俺だった】 紅葉の言う“みんなから必要とされた”=頼んだら断らないから皆が必要とした、なんだよね。必要の定義が紅葉だけバグっているのかと思ったけど、それが分かっていたから紅葉にとって安全な“ボッチの子”を一本釣りしていたのよね。 紅葉にとっての誤算は、別々に一本釣りをした篠宮(葉山奨之)と黒崎を会わせたら、二人が仲良くなってしまった事。紅葉は一本釣りは出来ても、二人組の中に入って行く事は出来ない子だから。 篠宮も後悔していた様に、直接紅葉にオファーをすれば状況は変わっていたのかもしれないけど、紅葉は明るくて人気者だとインプットされているから、ナイーブな篠宮にとっては直接というのは無理だったんだろうな。 紅葉にしてみれば自分が助けてあげた篠宮が画家として成功し、黒崎とは友達として今でも付き合いがある、自分には手の届かない憧れの世界を篠宮は手に入れている、惨めだったのだろう。 だからってあの頃の自分の真実を、あんなストレートにぶつけるなんて。 救いは篠宮には皆まで聞かずに直ぐに行くよと言ってくれる黒崎が居て、紅葉にも皆まで聞かずに家で待っててと言ってくれる、椿という友達が出来た事。 「綺麗な花を見ている人に、それ棘有りますよって態々言わなくていい」byゆくえ 脚本=生方美久 演出=高野舞
>> 133
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」2話まで終了。
【本妻vs2人目の愛人】
どうやら夫も稟久(鈴鹿央士)が好きで会っ…
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」3話まで終了。
【愛人たちと同居スタート!】
えー!?ゆりあってそっち(便利屋の優弥とダブル不倫)に行ってしまうの?それだったら思っていたのと違うドラマになってしまうなあ…。
夫の面倒を見ているのは思いやりでも愛でも何でもない。毎日をこなしているだけ。そうするしかないから。離婚は簡単じゃないし。今あの人を置いては行けない。途中で投げ出すのはカッコ悪くなるみたいでクソムカつくから。ダンナの為じゃない、自分の為。
みたいな事を優弥に吐き出して、優弥もゆりあに自分の為と言っても人の為になってる、憧れの夫婦でいて…みたいな言葉を返していたのに。
二度目に外で会ったらもうキス…って優弥どういうつもり?
ゆりあも一度はガードが下がってしまったのは、理想の男としてある意味神格化していた亡き父も、実は浮気(そこは真面目だから遊びでは無いヤツ)をしていたのだと姉から聞いたばかりで、その影響も有ったのかなあ。
吾良が意識を取り戻して会話も出来る様になったら、「後は皆さんにお任せします!」って離婚して家を出て行く、そこからは自由に生きて欲しいな、位に思っていたから、不倫は何か違うんだけどなあ。
脚本=橋部敦子 演出=金井紘
>> 130
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」2話まで終了。
【舅VS夫】
前回感想の最後に『これは女性視聴者にはウケそうだな』と書…
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」3話まで終了。
【ダメ夫 働く】
夫の漫画の題材にされる事に反発する父を、土門と共に説得する時の、一番効果的な場所選びのアイディア出しといい、会社の顧客の父娘間のトラブルを、一度の実家訪問でササッと解決してみせた事といい、流石に起業して安定経営してるだけの事は有るなと思わせる万里江。
土門も負けず劣らずの出来る男で、癖強でああ言えばこう言うタイプの悠作を見捨てず、何とか新作を描かせようとしているのは、それだけの才能が有ると信じているからなのだとか。
せっかくネーム見せの段階迄行ったのに、また悠作の屁理屈の捏ね回しが始まって、「期待した程面白く無かったんだよなあ」「誰がこんなおっさんとじいさんの小競り合いに金なんか払うんだよ」
あれ?これってもしかして“嫁と自分の話”を描く流れになるのかなと思ったら、最後の方で土門が家に来て、悠作に「新しい企画を思いついた」と言っていたから、もしかするともしかするかも。
それにしても顔は母親似、性格は父親似の息子(笑)・順基(作間龍斗)が、指定校推薦の面接でわざとやらかしてくれて、これはもう万里江は家を出て思い知らせてやる位の事はやってもいいケースだわ。
本当に万里江は悠作のどこに惚れたんだろうね。今のところ夫の漫画の実力が不明だから、不思議でしかないわ。
脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平
- << 154 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」4話まで終了。 【母の仕事 子知らず】 いやあ息子の順基、図体だけは大きくても、高3も終わりかけだというのに、意外とお子ちゃまだったのね。祖父が転がり込んで来て、その祖父には気を遣えて、祖父を責める父親にはチクチクとツッコミを入れたりしていたので、母親に対しては反抗的では有ったけど、そこまでお子ちゃまな感じはしていなかったので、子供の頃から引き摺っていた“土日に居ない母親”への不満を、あれだけ剥き出しの言葉で母親にぶつけた事に驚いたし、後から分かるその理由が、両想いだと思っていたれいらが、自分の事を友達だとしか思っていない事が分かって、気持ちが荒れていたからって、良く言えば純粋だけど、やっぱりまだお子ちゃまなのね。 でも翌朝、理由も言って「言い過ぎた」って謝ったのは良かったし、この間、悠作がずっと万里江の味方をして庇っていたのが印象的で、もっと言えば順基の幼い時から、土日の行事には悠作が出席して、寂しがる順基をなだめ、万里江の為にはビデオを撮る等して、二人の間を取り持っていた事も分かり、“何だ、優しい人だし、ちゃんとお父さんもしてたんじゃない”って、万里江が惚れた一端も分かって、少しホッとした。 あとグチをこぼせる母親が居て、そこも万里江は幸せだと思うなあ。 脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平
>> 136
【2023秋ドラマ】4作品の〚短文投稿〛
「パリピ孔明」5話まで終了。
英子のターンになるとつまらなくなるのは何故なのか。英子の歌声…
【2023秋ドラマ】〚短文投稿〛
「パリピ孔明」6話まで終了。
【親友から10万イイネを奪え!魂の歌声で全てを覆せ!?】
英子の歌が魂の歌声じゃないから、全てが嘘臭く見えてしまうのよ。
「Dreamer」をやっとフル?で流したけど、結局これも口パクだし魂の歌声とは程遠かった。
うどん屋さんでのアカペラ(生では無いけど)の方がまだマシだった。
結局、多分この部分が最後迄ネックになると思うので、もう感想は書かないと思う。
意欲作だし、森山未來の演技は観ていたいので、離脱はせずに視聴は最後迄続けようと思っている。
脚本=根本ノンジ 演出=池田千尋
>> 129
【2023秋ドラマ】
「時をかけるな、恋人たち」3話まで終了。
【ホストに恋した未来人】
今迄のタイムリープ物って、過去へでも…
【2023秋ドラマ】
「時をかけるな、恋人たち」4話まで終了。
【人気芸人は未来人!?】
寄席でそこそこ人気の出始めた男女漫才コンビのフラジャイル、その男の方が未来人と分かり、剥がして送り返す話。
未来で売れない作家の池浦トシ(田村健太郎)は、違法な旅行会社に騙されて置き去りにされ、助けてくれたピン芸人の水戸桜(福田麻貴)のネタを手直ししてあげたら、一緒にやろうと誘われて舞台に出たらウケたので、二人で行ける所まで行ってみようと、彼女をほっとけなかったと。
二人の関係を自分と廻に重ねてしまう翔は、必死に隊長に問い掛ける。タイムトラベルは何の為に有るのかと。代わりに天野が答える。過去から現在、現在から未来へと続く秩序を根本から覆してしまう破壊的なイノベーション、だから本来は存在すべきではないと。
その後の隊長の言葉が良かったな。「みんなそれぞれの時代時代を生きてるんだよ、そっから逃げんな」
廻の辻褄合わせは、桜が一人でも生きて行ける様な、漫才でもピンでも出来るネタをトシに書かせ、二人で練習した上で置き手紙で別れを告げてトシは去る事。
あのネタをどうやって?と思ったら、遺影を使って一人芝居コントにしてた。そこは強引で福田麻貴の腕頼りだったけど。
トシは未来で、桜は現代でそれぞれ新人賞を穫るというある意味ハッピーエンドで、今迄で一番良かったな。
脚本=上田誠 演出=山岸聖太
>> 128
【2023秋ドラマ】
「大奥」【医療編】14話まで終了。
黒木が5年の歳月を掛けて軽症の赤面疱瘡の患者を捜し歩き、遂に以前源内が…
【2023秋ドラマ】
「大奥」【医療編】15話まで終了。
御台が気が触れていたのは治済への復讐の為の演技で、お志賀と共謀した上での深謀だった。原作未読なので、観ていた私も治済や家斉と同様に見事に引っ掛かった。
お志賀はこの日の為に治済に取り入り、毒見係を引き受けてすっかり信用させ、“毒大盛り”の羊羹も分かっていて毒見をし、治済が食べて倒れたのを見届けると自分も血を吐いて倒れ、「これでやっと姫に…」と御台に言い残して亡くなり、治済はなおしぶとく生き残った。
家斉が「化け物でも母は母じゃ」と御台に懇願し御匙を呼ばせたからなのだが、毒の影響で意識は有るのに話せず体も動かせず、寝たきりの状態になってしまった。
将軍の母として裏で権力を握り、孫でさえも平気で殺す様な神経で、思い通りに生きて来たサイコパス治済にとっては、即死の処刑よりも遥かに辛く苦しい“刑罰”となったのではないか。
側で御台とお志賀が家斉に深謀の説明をしているのを、毒でワナワナ苦しみながら聞いていた治済は、何をどう感じていたのだろう。
家斉のお墨付きで熊痘接種は公の物となり、源内の描いた夢は現実となった。
そして徳川は、治済の気質を色濃く受け継いだと思われる孫の、第12代将軍家慶(高嶋政伸)の時代となる。仲間由紀恵の次は高嶋政伸…狂気の次はまた狂気だあ…。実の娘を手籠めにするって…。
脚本=森下佳子 演出=大原拓
- << 153 【2023秋ドラマ】 「大奥」【幕末編】16話まで終了。 今回の主なキャスト 瀧山=古川雄大/家定=愛希れいか/阿部正弘=瀧内公美/勝海舟=味方良介/家慶=高嶋政伸/広大院=蓮佛美沙子/胤篤=福士蒼汰 他 家定が実の父親・家慶に手籠めにされている事を知った正弘は、表向きは跡継ぎを作る為、真の目的は家慶から家定を守る為の奥を作る事を思い付き、家慶の反対を受けて広大院に相談、裏からの手助けもあり、瀧山という人材も得て無事に奥を作り上げる。 瀧山から正弘の真の目的を知らされた家定が涙ぐむシーン、人払いに応じず家慶の脅しにも一歩も退かず、逆に脅し返す瀧山の肝の座ったシーン、そこに正弘は居ずとも正弘の計が有ったからこそ生まれたシーンに、胸が熱くなった。 自由に出来ないのならと実の娘に毒を盛る辺りは、治済の隔世遺伝を思わせた家慶だが、黒船来航に驚いて急死とは(笑)高嶋さん、よくぞこの役を引き受けて下さった! 島津藩からの御台を迎えるかどうか、家定の気持ちを慮る正弘に上様は告げる。「そなたの為に将軍になった。そなたが自在に空を飛ぶ為に、ここに座っておるのだ、私は。」策を巡らし守ってくれた正弘に対する、家定からの最大級の礼の言葉と言って良いだろう。 そしてやって来た御台は、むくつけき薩摩隼人ではなく、涼やかな佇まいの青年・胤篤だった。 脚本=森下佳子 演出=木村隆文
【2023秋ドラマ】〚視聴中のドラマ〛
タイトル/脚本/演出/主演 ※脚本演出が複数人の場合はメインのみ記載。月曜日から曜日順★は当日の深夜開始
月曜日は無し
「家政夫のミタゾノS6」八津弘幸/片山修/松岡昌宏
「大奥S2」森下佳子/大原拓/全体の主演は無し
「時をかけるな、恋人たち」上田誠/山岸聖太/吉岡里帆
★「くすぶり女とすん止め女」川原杏奈/太田勇/西田尚美、香音
「コタツがない家」金子茂樹/中嶋悟/小池栄子
「パリピ孔明」根本ノンジ/渋江修平/向井理
「ゆりあ先生の赤い糸」橋部敦子/金井紘/菅野美穂
「いちばんすきな花」生方美久/高野舞/多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠
「君となら恋をしてみても。」森野マッシュ/松本花奈/日向亘、大倉空人
「ブラックファミリア」佐藤友治/城定秀夫/板谷由夏
「ハイエナ」橋部敦子/土方政人/篠原涼子、山崎育三郎
「うちの弁護士は手がかかる」服部隆/瑠東東一郎/ムロツヨシ
「フェルマーの料理」渡辺雄介/石井康晴/高橋文哉、志尊淳
★「きのう何食べた?S2」安達奈緒子/中江和仁/西島秀俊、内野聖陽
「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」三浦駿斗/河合勇人/菊池風磨
「あたりのキッチン!」橋本夏/岩田和行/桜田ひより
「下剋上球児」奥寺佐渡子/塚原あゆ子/鈴木亮平
「セクシー田中さん」相沢友子/猪俣隆一/木南晴夏
- << 155 【2023秋ドラマ】 「ブラックファミリア」脚本=佐藤友治/演出=城定秀夫/主演=板谷由夏 5話迄は観続けたのだが、段々観るのが苦しくなって来て、未だに6話を観ようという気が起こらないので、5話で視聴離脱という事にする。 〈日テレ/読売テレビ・木曜ドラマ枠・55分〉
>> 126
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」(NTV)脚本=相沢友子 出演=木南晴夏、生見愛瑠、毎熊克哉、川村壱馬、前田公輝、円井わん、…
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」2話まで終了。
【朱里の復讐計画!無神経なクズ男にお仕置き!】
朱里って田中さんに感化される迄は、友達ヅラをして無料宿代わりに朱里の部屋に強引に泊まって行く進吾(川村壱馬)に対して、中々嫌だと言えない様な子だったのに、推しの田中さんを固定観念全開でボロクソに言った笙野(毎熊克哉)の事は許せず、沸点の低い田中さん自身は笙野の言葉も受け止めているのに、推しの事になると沸点が急激に上がってしまう朱里は、勝手に復讐を考え、外見が笙野好みの女性を自分の友達からピックアップ、小西(前田公輝)と4人での合コンを設定、狙い通りに笙野は“天然ブラックホール百合ちゃん”に引っ掛かりそうになるのだが…惜しくも計画は頓挫してしまう。
朱里はこんな熱くなるタイプには見えなかったので、朱里の心を開放させた田中さんの影響力の凄さを実感。
田中さん自身はスーパーで会った笙野に、ベリーダンスの事を静かに説明。起源も曖昧で多種多様で正解も無いから迷う。自分で選び取るしか無い。自分で選んで地に足を付けて生きたかった。だからベリーダンスなのだと。聡明で冷静沈着な田中さん。
男に媚びたいからだろうなんて思っていた笙野は撃沈。
朱里は人として可愛いし、田中さんは考え方が素敵な人。
観てて癒やされるわ、このドラマ。
脚本=相沢友子 演出=猪俣隆一
- << 150 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」3話まで終了。 【蘇る恥じらいの記憶!無神経男と過ごした空白の夜!】 進吾の事“友達ヅラをして無料宿代わりに朱里の部屋に強引に泊まって行く”図々しいヤツだとばかり思っていたら…、何だ彼も言葉は結構辛辣だったりするけど、根は凄くいいヤツなんだね。そして恐らく彼はずっと朱里の事が好きなんだけど、朱里の男に求める理想が高いのも知っていたから、“二人で酔ってやらかした日”の翌朝に、「友達なのにゴメン」と謝って、それ以降も友達ヅラをしていたのは、踏み込む勇気が無かったからなんだと思う。 朱里は本当は彼が好きだったから、謝られてしまった事が今でも尾を引いているのね。 一方の笙野も相変わらず無神経な事を田中さんに言うのよね。彼も悪気は無くて、彼なりに気を遣ってもいるのだけど、何せ天然系だから言葉のチョイスがね(笑) 田中さんもある意味天然系だから、笙野の前で「本当は綺麗だねより、可愛いねって頭を撫でられたい、好きな人には」って言って涙ぐんだりするから、笙野は自分の事だと勘違い←あんたじゃ無いわ!と視聴中の女性のツッコミ多数だった筈(笑) お互いに本音を吐き出せて、お互いに影響を与え合ってる田中さんと朱里、これってやっぱりシスターフッドの世界みたいだな。 ラストに田中さんの四十肩問題発生!大変だ!闇堕ちだ! 脚本=相沢友子 演出=伊藤彰記
>> 124
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」2話まで終了。※2話は15分拡大。
【隠し続けた秘密を告白する時】
初回の冒頭で流れた20…
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」3話まで終了。
【夢の甲子園前に絆が崩壊!?偽教師の決断】
日沖弟が酔った社会人に絡まれて突き飛ばし、相手が怪我をして補導された事件は、実は連絡を受けて駆け付け止めに入った日沖兄が、弾みで突き飛ばしてしまったもので、兄が補導されれば予選大会に出られなくなってしまう事を危惧した弟が、自分がやった事にし、兄は兄で野球部の事を考えると自分が…とは言い出せなかったと。
兄弟仲が悪い筈だったけど、いざという時は庇う弟、いい奴だった。
弟が言う相手の携帯は壊してないという言葉を信じ、目撃者や相手の仲間に話を聞いて回る南雲は、普通の教師以上のいい教師そのものだった。相手が元々画面バキバキだった物をあの事件のせいにしていた事が分かり、互いに穏便に済ませる事で決着。兄も自分のせいだと認め、自分への戒めとして予選には出ず、皆の裏方をすると南雲に告げる。
監督は下りたけど、山住がベンチ入り教師として届け出てしまい、結局受け入れる南雲。教師も校長が辞めさせてくれない。だから予選が終わる迄…、結局自分の未練なのよね。日沖兄弟の純粋さとの対比が効いていた。
何故無免許問題を設定したのか、今はイマイチ理解出来ないのだが、早く処理してくれないとドラマに没入し難くて困るのよね。まあドラマ上の何らかの目的は有るのだとは思うけどさ。
脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
- << 149 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」4話まで終了。 【夏に1勝!涙の公式戦がついに開幕…!】 真裏ではプロ野球の日本シリーズ最終決戦が放送されている日に、越山高校の甲子園予選初戦の模様を観ている私(いや、ドラマの中の試合だから)(笑)。 弱い公立高校同士の試合だけど、ドラマ的には盛り上がる様にお互いの監督(こっちは実質の監督ね)が色々と策を弄し、漫画的では有ったけど、何せザン校ナインには思い入れが有るから、勝ってくれと思いながら観ていたのだが…。 負けはしたけど「コールド負けじゃなかった!」「9回迄行けた!」って、そこを凄く喜ぶ彼らを観ていると、何だかんだ言っても純粋なんだなって嬉しくなったし、試合後に、日沖兄の前に弟の壮磨が頭を丸めて現れたのにはびっくりしたし、「野球部に入る、俺がザン校勝たしたるわ」には、泣きそうになった。 翔と壮磨がバッテリーを組めば、今より翔の投球が良くなる筈だし、皆も1勝に貪欲になるだろうし、ここに南雲の“頭脳”が加われば…だったのになあ。 校長に付き添われて出頭した南雲。制作陣はここからどうやって彼をザン校野球部監督に復帰させるつもりなのか。2016年だってSNSでの告発は厳しいし、国民も犯罪には厳しくなってるからねえ。 “一つ位何か成し遂げたい”翔君おじいが、力業を発揮する位しか見当が付かないのだが。 脚本=奥寺佐渡子 演出=山室大輔
【2023秋ドラマ】4作品の〚短文投稿〛
「パリピ孔明」5話まで終了。
英子のターンになるとつまらなくなるのは何故なのか。英子の歌声で観客を感動させるXデーを盛り上げる為に、今は上白石萌歌の力を出し惜しみさせてるからなのかな。幾田りらが萌歌さんに当て書きした「Dreamer」を出し惜しみして、上っ面の歌ばかり歌わせてるよね。だから英子のターンになるとシラケ気味になるのよね。
脚本=根本ノンジ 演出=池田千尋
「ハイエナ」2話まで終了。
一話完結物だと思い込んでいたら、まだ三鬼家の話が続くのね。次は育三郎がやり返してその次は篠原が…みたいな展開なのかな?まっ、面白さは維持してるので楽しんで観てる。
脚本=佐藤嗣麻子 演出=土方政人
「うちの弁護士は手がかかる」3話まで終了。
やっと法廷で決着。脚本家が早くも3人目だからなのか、何か人物設定にしろ作品のカラーにしろ、統一感に欠けている感じがしてイマイチ話に乗れないんだなあ。
脚本=中園勇也 演出=相沢秀幸
「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」3話まで終了。
前回も滞納者の設定に一部無理が有ったけど、今回は人物設定も状況設定も全部が無理ばかりで、脚本が酷過ぎたな。次もこんな調子なら視聴離脱するかも。
脚本=三浦駿斗 演出=鯨岡弘識
- << 142 【2023秋ドラマ】〚短文投稿〛 「パリピ孔明」6話まで終了。 【親友から10万イイネを奪え!魂の歌声で全てを覆せ!?】 英子の歌が魂の歌声じゃないから、全てが嘘臭く見えてしまうのよ。 「Dreamer」をやっとフル?で流したけど、結局これも口パクだし魂の歌声とは程遠かった。 うどん屋さんでのアカペラ(生では無いけど)の方がまだマシだった。 結局、多分この部分が最後迄ネックになると思うので、もう感想は書かないと思う。 意欲作だし、森山未來の演技は観ていたいので、離脱はせずに視聴は最後迄続けようと思っている。 脚本=根本ノンジ 演出=池田千尋
- << 146 【2023秋ドラマ】 「うちの弁護士は手がかかる」4話まで終了。 【初めての裁判員裁判!隠された真実を暴け】 裁判員裁判では検察官も弁護士も、少しでも見栄えの良い者を担当させるというのは、“裁判あるある”なんだろうか。 もし自分が裁判員になったとしたら、天野みたいなピリピリした子より、山崎みたいな朴訥な感じの人の方がいいし、もっと言えば柔らかい雰囲気の人が安心するかな。 天野のキャラ設定に馴染んだ事も有り、当初よりは観やすくはなったし、裁判に掛ける事でその対策とか進め方とか調査とか、リーガルドラマっぽさも出て来たし、この線で行ってくれるなら離脱せずに済むのかなとは思うのだが。 ムロさんの入院離脱で、次回は台本の設定を急遽変更したとかで、撮影が押した事は容易に想像出来るし、そもそも今回も初担当の脚本家で、4話で4人目、毎回違う脚本家という事で、コンセプトの統一とか大丈夫なのかと不安になっているのに、そこに主役の離脱なので益々不安になる。 wikiを見たらチーフ演出の瑠東東一郎が脚本監修の肩書きも付いているので、彼がコンセプトのコントロールもしているという事だろうか。 今のところは天野の異母姉弁護士(江口のりこ)が言う、“天野には弁護士を名乗る資格はない“の謎で、引っ張るしかないのかな。 脚本=神田優 演出=相沢秀幸
>> 121
【2023秋ドラマ】
「フェルマーの料理」(TBS)脚本=渡辺雄介 他 出演=高橋文哉、志尊淳、小芝風花、板垣李光人、白石聖、細田善彦…
【2023秋ドラマ】
「フェルマーの料理」2話まで終了。
【超難関二つ星レストランにまかないで合格せよ】
本来なら“まかない試験”の猶予は1ヶ月間なのに、岳に関しては海の気が変わって1週間に短縮されてしまう。
岳なら“答え”さえ見付けてしまえば応用は速い、尻に火を点けてしまった方が結果が出やすいのではと、海が考えての事なのかな、これで答えが出せない様なら、自分の考えている次のステップには連れて行けない(もっと言えば利用出来ない)、という考えだったのかもしれない。
結果、厨房は多国籍軍という事に気付いた岳は、彼らの潜在的な味覚を刺激する料理を生み出し、乾(板垣李光人)を除く全員に支持されて、取り敢えず厨房の仲間入りをする。(この部分が分かり難かったのだけど、黒服を貰えたから合格なのか、全員一致では無いから仮合格なのか、どっち?)
最初から厨房仕事のテンポが良過ぎて、岳は自己紹介もして貰えず厄介者扱いをされて、岳目線で観ているから“何だこいつら”みたいな感覚だった為、まかないで合格だと思ったら、そこで初めて「〇〇だ!」って自己紹介するシステムだと分かった時は結構胸熱だった。
あと何故1年後の変わり果てた岳をチラ見せするのか。今回は布袋の台詞で、皆の総意で海を追い出した事が分かった。こうやって何故?を小出しにして、最後迄引っ張りたいのかな?
脚本=渡辺雄介 演出=石井康晴
- << 147 【2023秋ドラマ】 「フェルマーの料理」3話まで終了。 【創作のモチベーションはプレッシャー】 今回は相乗効果と美意識の話で、そこに岳の生命線でもある数学を上手く絡めて有り、今迄で一番良い仕上がりだったと思う。 蘭菜の作った新メニュー候補が、旨味成分の相乗効果を狙って作った事、旨味成分は数値化されている事を知り、早速数式を用いて素材や料理法を解析してみせる岳。 海から臨時休業日に招く特別な客に出す一品料理を、アシスタントに指名された孫六と共に任された岳は、トリプル効果を狙って3つの旨味成分を掛け合わせるが失敗(2つが一番美味しいのは、料理人の常識らしい)。料理法は閃くが甘鯛の捌き方も知らず、孫六の怒りを買ってしまう。こんな物は客に出せないと孫六が味見をするのだが、これがとてつもなく美味しくて、彼我の才能の差を痛感してしまう孫六。 ここから孫六と協力し合い、美しく、計算し尽くされた一品を出すのだが、それを食すのは幼少期から数学で切磋琢磨して来た神楽と、その父で海のスポンサー?らしき武蔵議員。 かつて岳の数式はつまらなくなったと批判し、こちらも美意識に拘る神楽を“数式料理の美学”で感嘆させ、美しいと言って貰えた岳。 あの時のトラウマも乗り越え、孫六からも認められた岳は、これで名実共にKの一員になれたのだが…、1年後の変化が気になり過ぎ。 脚本=渡辺雄介 演出=平野俊一
>> 118
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「いちばんすきな花」2話まで終了。
【4人を繋ぐ忘れ物…交換ノートと同窓会】
ゆくえのモノロ…
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」2話まで終了。
【好き同士が両想い、とは限らなくて…】
子供の頃に、大人から見て“規格”から外れがちな子は、それが欠点と見なされて矯正されがち。椿はそんな子供だった。あれはダメこれはダメと言われ続けたのだろう椿は、いつしか本音は言わずに周囲に合わせる大人になっていた。それでも心の中には言いたい事が溢れているから、一度しか会わない他人には、溢れ出す言葉の数々をぶつけてガス抜きをしていた。
だから初回の椿の印象は理屈っぽい人だったのね。美容師の夜々とは再会してしまったけど、もうこの3人とは会う筈もないと思っていたから。
花屋の息子なのに、花を長持ちさせる為に先の無い花を摘み取ってしまう作業が嫌だった椿。
紅葉が持って来たコンビニの賞味期限切れ商品でも、気にせずに食べてしまう他の3人の感性は、花と食べ物の違いは有れど分かり合えて、椿にとっては素の自分が出せそうで楽なのかもしれない。
3人とこうなる前だったら、例え向こうの一存で婚約破棄となった相手にでも、自分の本音は話せなかっただろうし、“間引かれた方の寿命の短い花束”を彼女に渡すなんて、絶対に出来なかっただろう。
感性の部分で分かり合える友達が居るって認識したら、人は素を出せるし言葉にも出せるんだね。それをきっと他人は「変わったね」と言うのだろう。
脚本=生方美久 演出=谷村政樹
- << 145 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」4話まで終了。 【好きや嫌いに理由なんかなくてもいい】 良い悪いは評価あるいは選別する事なので、それなりの基準や理由は必要だが、好きや嫌いは感性なのでそこに理由は要らない。 子供の頃から絵が上手かった紅葉。周りは彼の絵を皆いいねと褒めてくれる中、ゆくえだけは紅葉の絵を好きと言ってくれた、それがとても嬉しかった。どうやら紅葉は幼馴染のゆくえの事がずっと好きみたいな感じだ。 前回は椿だったが、今回は夜々の深掘り回だった。 前回の最後にチラっと出た夜々の母親役は斉藤由貴という時点で、毒親なんだろうなという予想はしていたのだが、思っていたのとは違い、“自分が男兄弟の中で雑に扱われ、それが嫌だったから自分の娘は着飾って女の子っぽく育てたかった”それが原点で、それだけだったら夜々もそこまで苦痛に感じる事も無かったのかなとは思うのだが、可愛さのあまり、何事も夜々優先で育てた為に、兄3人の恨みつらみは全部、依怙贔屓をされている末っ子に向けられてしまった。 これは確かに辛い。他人から向けられる嫉妬より遥かに辛い。 “部室”という居場所が出来たお陰で、ずっと言えなかった母への思いを直接言えた夜々。 斉藤由貴を只の毒親にはしなかったのは、「silent」で“湊斗を只の当て馬にしなかった”生方さんらしいなと思った。 脚本=生方美久 演出=ジョン ウンヒ
>> 117
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」(EX)脚本=橋部敦子 出演=菅野美穂、鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、松岡茉優、城山乃愛、…
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」2話まで終了。
【本妻vs2人目の愛人】
どうやら夫も稟久(鈴鹿央士)が好きで会っていた事、みちる(松岡茉優)とは何でも話せる居心地の良い関係を築いていた事、この二点は事実みたいだ。
但し稟久の好きと吾良の好きは意味が違うみたいで、二人は肉体関係には至っていない様だし、みちるに関しては、まにを連れてDV夫(源=前原滉)から逃げている時に出会い、義侠心から夫に凄んで見せて母子を助け、そこから吾良は子供も居る擬似家族の様な時間を過ごさせて貰い、お返しに家賃を払って母子の暮らしを支えていたのかなと。こちらも肉体関係は無くて、みのんは吾良の子では無いと踏んでいるのだがどうだろう。
まあ、ゆりあにしてみれば、知らぬ間に夫が好きな男を作り、擬似家族とは楽しく過ごし、そういう相手を必要としていた事自体がショックで裏切りな訳だから、SEXの有無はもしかしたら些細な事なのかもしれない。
ただ、この状況で出したゆりあの結論が想像の斜め上を行く物で、思わず笑ってしまったのだけど。確かに介護は手が掛かるから、助っ人は何人居ても良いし助かる。でも普通は“愛人”もまとめて一緒に暮らすなんて考えつかないよね。
みちるにとっては渡りに船だけど、稟久はどうするのかな?
益々面白くなりそうな予感!
脚本=橋部敦子 演出=金井紘
- << 144 【2023秋ドラマ】 「ゆりあ先生の赤い糸」3話まで終了。 【愛人たちと同居スタート!】 えー!?ゆりあってそっち(便利屋の優弥とダブル不倫)に行ってしまうの?それだったら思っていたのと違うドラマになってしまうなあ…。 夫の面倒を見ているのは思いやりでも愛でも何でもない。毎日をこなしているだけ。そうするしかないから。離婚は簡単じゃないし。今あの人を置いては行けない。途中で投げ出すのはカッコ悪くなるみたいでクソムカつくから。ダンナの為じゃない、自分の為。 みたいな事を優弥に吐き出して、優弥もゆりあに自分の為と言っても人の為になってる、憧れの夫婦でいて…みたいな言葉を返していたのに。 二度目に外で会ったらもうキス…って優弥どういうつもり? ゆりあも一度はガードが下がってしまったのは、理想の男としてある意味神格化していた亡き父も、実は浮気(そこは真面目だから遊びでは無いヤツ)をしていたのだと姉から聞いたばかりで、その影響も有ったのかなあ。 吾良が意識を取り戻して会話も出来る様になったら、「後は皆さんにお任せします!」って離婚して家を出て行く、そこからは自由に生きて欲しいな、位に思っていたから、不倫は何か違うんだけどなあ。 脚本=橋部敦子 演出=金井紘
>> 63
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場…
【2023秋ドラマ】
「マイホームヒーロー」(TBSスパークル,C&I,MBS,製作委員会)原作漫画=山川直輝、朝基まさし/脚本=櫻井剛/演出=青山貴洋/主演=佐々木蔵之介 ※同スタッフ、キャストで制作(多分同時撮影)される映画が来春公開される。アニメも含めたメディアミックス作品。
1、2話連続放送分を視聴。
メディアミックスでお金も掛けているし、出演者も豪華。脚本、演出も手堅くて面白い作品に仕上がっているのだが、中身がこれは深夜放送と映画向きだなと納得する位、結構エグい話で、2話の死体を煮て(以下自粛)辺りからこれは私が苦手な分野だなと感じ始め、もう観るのは止めておこうと思った。
クスッと出来るシーンも織り交ぜながら、決定的には残酷にならない様に描いているので、暴力とか犯罪とかに耐性の有る人は観ても問題無いし、面白く感じるのではないかなと思う。作品が駄目で離脱するのでは無いので、興味の有る人はぜひどうぞ。
〈TBS/MBS・ドラマイズム枠・30分〉
>> 115
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」(NTV)脚本=金子茂樹 出演=小池栄子、吉岡秀隆、作間龍斗、ホラン千秋、富田望生、河野真也、…
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」2話まで終了。
【舅VS夫】
前回感想の最後に『これは女性視聴者にはウケそうだな』と書いたのだが、悠作のあまりにも憎たらしい物言いと生活態度を、これ以上は無い位の上手さで吉岡秀隆が演じるものだから、ドラマなのに苛々してしまう女性視聴者も居るらしく、こういう設定や芝居の塩梅って難しいのねと再認識。
いや吉岡さんは絶妙な線(視聴者に嫌われて逃げられないギリギリの線)を突いて演じていると思うんだけどなあ。自分の置かれている状況によっては、嫌気が差す事も有るのかなと。
万里江は離婚の離の字も考えていないみたいだし、何なら悠作を悪く言う父親に対して「あれでも男らしい所も有るのよ」と庇う位だし、父親が投資詐欺に遭って家も貯金も全部失ったと知っても、生きていてくれて良かったし、尊敬も愛情も変わらないからと言葉にしてきちんと伝えてあげるしで、小言は言ってしまうけど、大らかな優しさで家族を包む事の出来る人なのね、きっと。
万里江は拓也というパイロットが好きで、両親も彼を気に入っていたけど振られて、割りと直ぐに悠作と結婚したらしく、その辺の経緯とか、その後に悠作が漫画を描けなくなった理由とかも、その内やってくれると思うけど、その前に先ずは順基の進路だな。
脚本=金子茂樹 演出=中嶋悟
- << 143 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」3話まで終了。 【ダメ夫 働く】 夫の漫画の題材にされる事に反発する父を、土門と共に説得する時の、一番効果的な場所選びのアイディア出しといい、会社の顧客の父娘間のトラブルを、一度の実家訪問でササッと解決してみせた事といい、流石に起業して安定経営してるだけの事は有るなと思わせる万里江。 土門も負けず劣らずの出来る男で、癖強でああ言えばこう言うタイプの悠作を見捨てず、何とか新作を描かせようとしているのは、それだけの才能が有ると信じているからなのだとか。 せっかくネーム見せの段階迄行ったのに、また悠作の屁理屈の捏ね回しが始まって、「期待した程面白く無かったんだよなあ」「誰がこんなおっさんとじいさんの小競り合いに金なんか払うんだよ」 あれ?これってもしかして“嫁と自分の話”を描く流れになるのかなと思ったら、最後の方で土門が家に来て、悠作に「新しい企画を思いついた」と言っていたから、もしかするともしかするかも。 それにしても顔は母親似、性格は父親似の息子(笑)・順基(作間龍斗)が、指定校推薦の面接でわざとやらかしてくれて、これはもう万里江は家を出て思い知らせてやる位の事はやってもいいケースだわ。 本当に万里江は悠作のどこに惚れたんだろうね。今のところ夫の漫画の実力が不明だから、不思議でしかないわ。 脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平
>> 114
【2023秋ドラマ】〚短文投稿〛
「時をかけるな、恋人たち」2話まで終了。
【駆け落ちした教師と生徒】
今回は23世紀から令和…
【2023秋ドラマ】
「時をかけるな、恋人たち」3話まで終了。
【ホストに恋した未来人】
今迄のタイムリープ物って、過去へでも未来へでも偶然飛ばされて、自分の意思では戻れないというケースが殆どだったと思うのだが、この物語の23世紀人は自分の意思で狙った時代に移動出来てしまうのね。向こうの世界では違法だから、翔達の様なタイムパトローラーが取り締まっている訳だけど。
未来人が過去の歴史を変えてはいけないから、過去人との接触を禁じる、それは真っ当な考え方だなって思っていたけど。
今回チラッと出て来た時空を跨ぐ犯罪、これを未来人にやられたら現代人はひとたまりもないわね。
絶滅したマンモスとかの肉を過去から密輸して販売するルーパーイーツとか、未来で制作した映画を過去で上映して儲ける26世紀フォックスとかみたいに、笑えるケースならまだいいけど、「俺たちに明日はない」のボニー&クライドをもじった様なマギー&キケロみたいに、あらゆる時代を飛び回るカップル強盗なんてやられた日には目も当てられない。現代警察には絶対に捕まえられない訳だし。
まあここを深掘りしたら別のドラマになってしまうから、やるとしても意外性を持たせるとか、上手く扱って欲しいな。
ホスト役の吉村界人が愛を貫くいい人の役だったなんて…最近この手の配役で結構騙されてる(笑)
脚本=上田誠 演出=山岸聖太
- << 141 【2023秋ドラマ】 「時をかけるな、恋人たち」4話まで終了。 【人気芸人は未来人!?】 寄席でそこそこ人気の出始めた男女漫才コンビのフラジャイル、その男の方が未来人と分かり、剥がして送り返す話。 未来で売れない作家の池浦トシ(田村健太郎)は、違法な旅行会社に騙されて置き去りにされ、助けてくれたピン芸人の水戸桜(福田麻貴)のネタを手直ししてあげたら、一緒にやろうと誘われて舞台に出たらウケたので、二人で行ける所まで行ってみようと、彼女をほっとけなかったと。 二人の関係を自分と廻に重ねてしまう翔は、必死に隊長に問い掛ける。タイムトラベルは何の為に有るのかと。代わりに天野が答える。過去から現在、現在から未来へと続く秩序を根本から覆してしまう破壊的なイノベーション、だから本来は存在すべきではないと。 その後の隊長の言葉が良かったな。「みんなそれぞれの時代時代を生きてるんだよ、そっから逃げんな」 廻の辻褄合わせは、桜が一人でも生きて行ける様な、漫才でもピンでも出来るネタをトシに書かせ、二人で練習した上で置き手紙で別れを告げてトシは去る事。 あのネタをどうやって?と思ったら、遺影を使って一人芝居コントにしてた。そこは強引で福田麻貴の腕頼りだったけど。 トシは未来で、桜は現代でそれぞれ新人賞を穫るというある意味ハッピーエンドで、今迄で一番良かったな。 脚本=上田誠 演出=山岸聖太
>> 113
【2023秋ドラマ】
「大奥」【医療編】13話まで終了。
源内の問いに誤魔化さずに「この症状は梅毒…」と答えた青沼。予想はしてい…
【2023秋ドラマ】
「大奥」【医療編】14話まで終了。
黒木が5年の歳月を掛けて軽症の赤面疱瘡の患者を捜し歩き、遂に以前源内が立ち寄って人痘接種(熊痘でも良い)の方法を教え、それを信じて実践したら赤面疱瘡に罹っても軽症で済み、男は死なずに増えている村を発見!という光明がさす良い話も、治済のあまりのサイコパス振りに気圧されて、何処かへ飛んで行ってしまった。
いやあ凄かったね、仲間由紀恵。「美しい隣人」を観た時に、こういう綺麗な人がサイコパス的な人をシレッと演じると、より怖さが増すんだなという事は分かったのだが、あの時の仲間由紀恵が年齢を重ね、美しいまま台詞にドスを利かせるものだから、もう観てるだけでも震え上がる位に怖かった。
家斉が「人痘をしたい」と伝えたら、「男が政を語るのではないわぁ!」「男など女の力がなければこの世に生まれ出る事も出来ぬ出来そこないではないか。出来る事と言ったら、乱暴と種付けだけ。そんなクズを盛大に増やしてどうしろというのじゃ!」
これが我が子に浴びせた言葉。
そして家斉の子を何人も間引き、その数々の位牌を見てほくそ笑む。
御台でなくても「早く殺して」と叫びたくなる。
家斉は黒木を頼り土下座をして人痘をしたいと頼む。操り人形から意志を持った将軍へと変化して行く家斉を、中村蒼が上手く演じていて素晴らしかった。
脚本=森下佳子 演出=川野秀昭
- << 140 【2023秋ドラマ】 「大奥」【医療編】15話まで終了。 御台が気が触れていたのは治済への復讐の為の演技で、お志賀と共謀した上での深謀だった。原作未読なので、観ていた私も治済や家斉と同様に見事に引っ掛かった。 お志賀はこの日の為に治済に取り入り、毒見係を引き受けてすっかり信用させ、“毒大盛り”の羊羹も分かっていて毒見をし、治済が食べて倒れたのを見届けると自分も血を吐いて倒れ、「これでやっと姫に…」と御台に言い残して亡くなり、治済はなおしぶとく生き残った。 家斉が「化け物でも母は母じゃ」と御台に懇願し御匙を呼ばせたからなのだが、毒の影響で意識は有るのに話せず体も動かせず、寝たきりの状態になってしまった。 将軍の母として裏で権力を握り、孫でさえも平気で殺す様な神経で、思い通りに生きて来たサイコパス治済にとっては、即死の処刑よりも遥かに辛く苦しい“刑罰”となったのではないか。 側で御台とお志賀が家斉に深謀の説明をしているのを、毒でワナワナ苦しみながら聞いていた治済は、何をどう感じていたのだろう。 家斉のお墨付きで熊痘接種は公の物となり、源内の描いた夢は現実となった。 そして徳川は、治済の気質を色濃く受け継いだと思われる孫の、第12代将軍家慶(高嶋政伸)の時代となる。仲間由紀恵の次は高嶋政伸…狂気の次はまた狂気だあ…。実の娘を手籠めにするって…。 脚本=森下佳子 演出=大原拓
>> 68
【追記】
【2023秋ドラマ②】
タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
(シンドラ枠は未発表)
…
【2023秋ドラマ】
「君が死ぬまであと100日」(製作委員会)原作漫画=右腹/脚本=森ハヤシ/演出=林雅貴/主演=髙橋優斗
うーん、出だしは面白かったし、髙橋くんと豊嶋さんの組み合わせも悪く無かったけど…。
余命が見える迄は良かったのだけど、話が進むに連れて、数字として見える余命が増減するという展開にえっ!?とまずシラケて、ラストに訳知り顔の井上瑞稀が出て来た時点で“もういいや”となってしまった。
なのでこれにて視聴離脱する。
〈日テレ・シンドラ枠・30分〉
※本来この枠の制作はいつも日テレとジェイ・ストームで、あの会見の前迄はその様にアナウンスされていたのだが、実際の放送時及び番組HPでは日テレの表記すら外して、製作著作「君が死ぬまであと100日」製作委員会 だけの表記としている。
【2023秋ドラマ】
「セクシー田中さん」(NTV)脚本=相沢友子 出演=木南晴夏、生見愛瑠、毎熊克哉、川村壱馬、前田公輝、円井わん、坂ノ上茜、(生駒里奈、なえなの、高橋メアリージュン)、安田顕 他()内は初回未出演
芦原妃名子の漫画原作。《日曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)
【昼は地味なOL、夜はベリーダンサーの田中さん】有る意味、二重生活をしている田中(木南晴夏)。職場の地味で堅物だけど有能な先輩の田中が、初見で自分の心を鷲掴みにしたペルシャレストランのベリーダンサーSariと同一人物だと知った時の、朱里(生見愛瑠)の驚きと歓喜。
始まった朱里の推し活。朱里が誰かに話してしまわないかと戦々恐々の田中。
勝手にそういうドタバタ劇なのかなと思っていたら全然違っていて…。
仕事は出来るのに、年齢と地味な外見から周りに“おばさん認定”され、ある日、鏡を見たらそこに映っている自分の姿にギョッとして、これじゃダメだと一念発起した田中。
外見の“可愛い”だけで判断されがちな朱里は、女に存在する“ガラスの天井”(ヒラリー・クリントンの演説で有名に)を意識し、男に選ばれる女を目指す今のままではダメだと思い始めていた時に、別の顔を持つ田中さんに出会い、影響を受けて行く(筈)。
これってコメディーの名を借りたシスターフッド?
取り敢えず継続視聴決定!
脚本=相沢友子 演出=猪俣隆一
- << 138 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」2話まで終了。 【朱里の復讐計画!無神経なクズ男にお仕置き!】 朱里って田中さんに感化される迄は、友達ヅラをして無料宿代わりに朱里の部屋に強引に泊まって行く進吾(川村壱馬)に対して、中々嫌だと言えない様な子だったのに、推しの田中さんを固定観念全開でボロクソに言った笙野(毎熊克哉)の事は許せず、沸点の低い田中さん自身は笙野の言葉も受け止めているのに、推しの事になると沸点が急激に上がってしまう朱里は、勝手に復讐を考え、外見が笙野好みの女性を自分の友達からピックアップ、小西(前田公輝)と4人での合コンを設定、狙い通りに笙野は“天然ブラックホール百合ちゃん”に引っ掛かりそうになるのだが…惜しくも計画は頓挫してしまう。 朱里はこんな熱くなるタイプには見えなかったので、朱里の心を開放させた田中さんの影響力の凄さを実感。 田中さん自身はスーパーで会った笙野に、ベリーダンスの事を静かに説明。起源も曖昧で多種多様で正解も無いから迷う。自分で選び取るしか無い。自分で選んで地に足を付けて生きたかった。だからベリーダンスなのだと。聡明で冷静沈着な田中さん。 男に媚びたいからだろうなんて思っていた笙野は撃沈。 朱里は人として可愛いし、田中さんは考え方が素敵な人。 観てて癒やされるわ、このドラマ。 脚本=相沢友子 演出=猪俣隆一
>> 62
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(金曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メ…
【2023秋ドラマ】
「たとえあなたを忘れても」(ABC)オリジナル作品/脚本=浅野妙子/演出=大谷健太郎/主演=堀田真由
病名は明らかにされていないけど、“彼が記憶を無くす事”だけがドラマとしての仕掛けで、それ以外は何の捻りも無く、びっくりする位淡々と自然に進行して行くから、観やすいと言えば観やすいのだが…。
主人公二人の出演シーンが殆どを占めていたので、誰が演じるかで好き嫌いが分かれてしまうのは仕方ないのかなと。
堀田真由さんには惹かれるけど、私は萩原利久くんの演技が苦手なので、彼が出ずっぱりに近いと正直キツい。
あと演出面でも“えっ!?”っという部分が少々有りまして、総体としては魅力を感じられなかったので、これにて視聴離脱する。
〈EX/ABC・朝日放送日曜夜10時のドラマ枠・54分〉
>> 109
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」(TBSスパークル,TBS)脚本=奥寺佐渡子 出演=鈴木亮平、黒木華、井川遥、生瀬勝久、明日海り…
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」2話まで終了。※2話は15分拡大。
【隠し続けた秘密を告白する時】
初回の冒頭で流れた2018年の“夏の甲子園地方大会決勝”に越山高校が出ているシーンは、2016年から始まる、形を成していない野球部が急成長を遂げた結果を、少しだけ先見せさせたもので、この殆どが素人みたいな集団が、どうやったらあそこまで辿り着くのだろうと、視聴者の興味を引く仕掛けだった訳だが、今回も初回の振り返りシーンの一部としてあの決勝の試合が流され、その後2016年の話がまた始まり、星葉高校野球部一年生との練習試合が組まれて、放送部の実況まで付けて、かなりの時間を割いてドキュメンタリータッチで試合の模様を流し、大敗はしたけど得たものは大きく、何より野球は面白いと部員達がやる気になった事が大きく、さあ、ここからだなと視聴者は誰もが思ったと思うのだが…、そこからのまさかの南雲先生の、山住先生への告白「俺、教師を辞めます。教員免許を持っていないんです」の大どんでん返し!
教員試験には合格したけど、単位を落として大学を卒業していないって、免許を偽造したって、山住じゃないけど犯罪だよね。
でも2018年のあの決勝で、南雲は監督をしてる。どうやって諸問題をクリアしたのか?
あの決勝には、野球部と南雲の2つの“どうやって?”が掛かっていた訳ね。
脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
- << 137 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」3話まで終了。 【夢の甲子園前に絆が崩壊!?偽教師の決断】 日沖弟が酔った社会人に絡まれて突き飛ばし、相手が怪我をして補導された事件は、実は連絡を受けて駆け付け止めに入った日沖兄が、弾みで突き飛ばしてしまったもので、兄が補導されれば予選大会に出られなくなってしまう事を危惧した弟が、自分がやった事にし、兄は兄で野球部の事を考えると自分が…とは言い出せなかったと。 兄弟仲が悪い筈だったけど、いざという時は庇う弟、いい奴だった。 弟が言う相手の携帯は壊してないという言葉を信じ、目撃者や相手の仲間に話を聞いて回る南雲は、普通の教師以上のいい教師そのものだった。相手が元々画面バキバキだった物をあの事件のせいにしていた事が分かり、互いに穏便に済ませる事で決着。兄も自分のせいだと認め、自分への戒めとして予選には出ず、皆の裏方をすると南雲に告げる。 監督は下りたけど、山住がベンチ入り教師として届け出てしまい、結局受け入れる南雲。教師も校長が辞めさせてくれない。だから予選が終わる迄…、結局自分の未練なのよね。日沖兄弟の純粋さとの対比が効いていた。 何故無免許問題を設定したのか、今はイマイチ理解出来ないのだが、早く処理してくれないとドラマに没入し難くて困るのよね。まあドラマ上の何らかの目的は有るのだとは思うけどさ。 脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
>> 107
【2023秋ドラマ】
「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」(NTV)脚本=三浦駿斗 出演=菊池風磨、山田杏奈、白洲迅、松田元太…
【2023秋ドラマ】3作品の〚短文投稿〛
「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」2話まで終了。
【滞納者はお嬢様同級生】
百目鬼(山田杏奈)の小学校の転校先の元同級生で、パチンコ店従業員の小沼(田辺桃子)が住民税を滞納し、理屈を捏ね回して支払いを拒否するのだが、“生保でパチンコは許せない”はまだしも、“年金でパチンコ”をするのも許せないと言っている時点で、何で饗庭(菊池風磨)も百目鬼も“年金は出所が違う”と説明しないのかと苛々。
あとさあ、奥林の飛び降りシーンを何回挿入するのさ。年金も飛び降りも、このドラマのコンプラどうなってんの?
脚本=三浦駿斗 演出=河合勇人
「あたりのキッチン」2話まで終了。
【サバの味噌煮】
相変わらず視線は相手に合わせられない清美(桜田ひより)だけど、オドオドしながらも言葉は少しスムーズに出る様になって来たので、初回よりはだいぶ観やすくなった。定食屋“阿吽”の店主(渡部篤郎)は、清美にとっては“人生の水先案内人”の様な人に成りつつ有る。まったり観るには丁度良い。
脚本=橋本夏 演出=岩田和行
「泥濘の食卓」(EX)原作漫画=伊奈子/脚本=倉光泰子/演出=安里麻里
【パラサイト不倫、開幕!】
脚本はそこそこ面白いなと思ったのだが、如何せん主役の齊藤京子の台詞回しが棒で、表情もずっと同じ。これでは観続けるのはキツいので、これにて視聴離脱する。
- << 202 【2023秋ドラマ】 「あたりのキッチン!」全11話終了。 【食べ応えしっかりハンバーグ】 全話の感想。 初回の主人公・清美(桜田ひより)のコミュ障描写がやり過ぎで、不安要素多めの滑り出しだったけど、人格者の“定食屋阿吽”のご主人・善次郎(渡部篤郎)や、その幼馴染で常連客の花屋のハルさん(峯村リエ)の温かい眼差しに支えられ、少食で食への興味が無い医学生の鈴代さん(工藤美桜)と知り合った事で、何とか彼女の食生活を改善したいとの思いから試行錯誤し、そこから彼女と友人関係になった事で、清美のコミュ障も徐々に改善し、迷っていた卒業後の進路を“料理人”に定める所迄が描かれた。 何が良かったかって、とにかく善次郎の人となり。 和食の道を極めた料理人なのに、偉ぶったり圧を掛けたりとかは全く無くて、アルバイトの清美にもずっと丁寧語で話し掛けていたのが印象的。あのご主人と巡り合ったから、清美は安心してアルバイト生活を送れて、料理人の道を目指す事が出来た。 優しい人の周りには同類が集まって来る。一種のファンタジーでは有ったけど、色々こねくり回さず、ひたすら清美の失敗や成長を優しく見守るドラマで、ご主人や鈴代さんの性格設定が上手かったし、色々な気持ちを込めた料理を観るのも楽しみで、こういうドラマもたまにはいいなとしみじみ思った、癒やされた。 脚本=橋本夏 演出=岩田和行
>> 102
【2023秋ドラマ】
「うちの弁護士は手がかかる」(CX)脚本=服部隆 他 出演=ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、菅野莉央、日向亘…
【2023秋ドラマ】他、3作品の〚短文投稿〛
「うちの弁護士は手がかかる」2話まで終了。
【過去のいじめは訴えられない】
通常枠(58分)になった事でテンポが少し良くなり、初回よりは観やすくなった。これはリーガルドラマなんだけど、法廷で頑張るのではなくて、元敏腕マネージャーの素人パラリーガルを活躍させる為に、法廷外で頑張る話なのね。説教で皆が改心するならどれだけ楽か…って事よね。うーん、もう少し様子見。
脚本=西垣匡基 演出=瑠東東一郎
「きのう何食べた?season2」3話まで終了。
大ちゃんとジルベールの出会いは、何とジルベールが12才の時!「勿論そういう関係になったのは彼が18になってからですよ」と強調する大ちゃん(コンプラ的にもね!)。ジルベール呼びの謎が解けた瞬間(笑)。これ、前作を観ていないと???になってしまうのかな?
脚本=安達奈緒子 演出=松本佳奈
【シーズン枠外ドラマ】
「すべて忘れてしまうから」2話まで終了。
【友達いないんですか?】
このドラマはHPでは阿部寛の役をM、尾野真千子の役をFとしているけど(MaleとFemaleの略?)、ドラマ上は男は作家だから先生呼び、女は幼稚園の先生で役職の主任呼びと、名前は出さないままずっと進めるのかな?何か不思議な感覚。
脚本、演出=岨手由貴子 脚本協力=日月舎
【2023秋ドラマ】
「フェルマーの料理」(TBS)脚本=渡辺雄介 他 出演=高橋文哉、志尊淳、小芝風花、板垣李光人、白石聖、細田善彦、久保田紗友、及川光博、宮澤エマ、細田佳央太、宇梶剛士、高橋光臣、仲村トオル 他
小林有吾の漫画原作。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
【お前の数学の才能は料理のためにある】
子供の頃から数字に強くて、算数から数学へとのめり込み、フェルマーの様な数学者になる事が夢…というよりは、自分の中では人生における必須条件だった岳(高橋文哉)だが、高3の数学オリンピック出場者選考の為の合宿で、絶対に勝てない同世代の存在を知り挫折、私立高校の数学特待生の岳が数学を諦めるという事は、退学を意味していた。
そんな岳が無意識に数学脳を使って作るナポリタンの味に惚れた天才オーナーシェフの海(志尊淳)は、ある事を仕掛けて理事長に岳の退学を撤回させ、卒業後に料理の世界に来る様に誘う。
冒頭にまず1年後の、かなり嫌な奴になっているシェフの岳を見せて、そこから1年前、更には子供の頃の話も交えて見せる岳は、親思いの優しい子なので、そのギャップに少し混乱したし、海の料理を裸で下品に食べる謎の男(高橋光臣)とかが出て来ると、作り物感が強くなって気持ちが萎えるし、どう観たら良いのか…暫く様子見だな。
脚本=渡辺雄介 演出=石井康晴
- << 135 【2023秋ドラマ】 「フェルマーの料理」2話まで終了。 【超難関二つ星レストランにまかないで合格せよ】 本来なら“まかない試験”の猶予は1ヶ月間なのに、岳に関しては海の気が変わって1週間に短縮されてしまう。 岳なら“答え”さえ見付けてしまえば応用は速い、尻に火を点けてしまった方が結果が出やすいのではと、海が考えての事なのかな、これで答えが出せない様なら、自分の考えている次のステップには連れて行けない(もっと言えば利用出来ない)、という考えだったのかもしれない。 結果、厨房は多国籍軍という事に気付いた岳は、彼らの潜在的な味覚を刺激する料理を生み出し、乾(板垣李光人)を除く全員に支持されて、取り敢えず厨房の仲間入りをする。(この部分が分かり難かったのだけど、黒服を貰えたから合格なのか、全員一致では無いから仮合格なのか、どっち?) 最初から厨房仕事のテンポが良過ぎて、岳は自己紹介もして貰えず厄介者扱いをされて、岳目線で観ているから“何だこいつら”みたいな感覚だった為、まかないで合格だと思ったら、そこで初めて「〇〇だ!」って自己紹介するシステムだと分かった時は結構胸熱だった。 あと何故1年後の変わり果てた岳をチラ見せするのか。今回は布袋の台詞で、皆の総意で海を追い出した事が分かった。こうやって何故?を小出しにして、最後迄引っ張りたいのかな? 脚本=渡辺雄介 演出=石井康晴
【2023秋ドラマ】
「ハイエナ」(TX,製作委員会)脚本=佐藤嗣麻子 出演=篠原涼子、山崎育三郎、瀧本美織、中尾明慶、久保田悠来、マキタスポーツ、大友花恋、八木勇征、高橋克典 他
韓国SBS同名ドラマ原作。《ドラマ8・54分枠》(全話数不明)初回は10分拡大
【運命の出逢いは宿敵か?恋人か!?】
視聴後に原作の韓ドラについて少し調べたら、篠原涼子が演じた役(どんな汚い手を使ってでも依頼人を勝たせる、もしくは相場より遥かに減刑した判決を勝ち取る様な、一匹狼の弁護士)を本家ではキム・ヘスが演じていたとの事で、なるほどなとこのキャスティングに納得。
韓国でヒットしたドラマという事で、初回を観た感じでは設定や展開にも問題は無く面白かったし、私が観た佐藤嗣麻子脚本のドラマの中では、オリジナルよりは原作の有る「アンフェア」や「サイレーン」の方が断然面白かったので、この先も多分面白くしてくれるのではないかなと期待している。
篠原涼子はこういうカッコ可愛い、だけど少し影も見える様な女性をやらせると、やはりピカイチだなと改めて思った。年齢も全く感じさせないし存在感が凄い。
この先は気楽に観たいので、感想は何か気になる事が有ったら書き留めるという形にしたい。
脚本=佐藤嗣麻子 演出=土方政人
>> 83
【追記】
【2023秋ドラマ②】
タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
【追加】
「ワンルームエンジ…
【2023秋ドラマ】
「ワンルームエンジェル」(MBS,製作委員会)原作漫画=はらだ/脚本=綿種アヤ/演出=枝優花/主演=上杉柊平、西村拓哉
この枠はBL枠なので、上杉柊平がどう演じるのかに興味が有って観たのだが…。
上杉柊平はイメージから外れない役柄で魅力的だったのだが、相手役の西村拓哉の演技がどうにも棒だし、例え棒だとしても、記憶喪失の天使役としてキャラがピッタリとハマって魅力的な子なら、観続ける理由にはなるのだが、彼にはそういうのも無いし…。という事で残念だけど初回のみで視聴離脱する。
〈TVK/MBS・ドラマシャワー枠・30分〉
>> 101
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」(CX)脚本=生方美久 出演=多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠、齋藤飛鳥、白鳥玉季、…
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「いちばんすきな花」2話まで終了。
【4人を繋ぐ忘れ物…交換ノートと同窓会】
ゆくえのモノローグ“誰と一緒に居ても、私の感情だけはいつも1人だった”、今回はいきなりこれに心を抉られた。“痛々しい”とか、“面倒くさい”とか、人によって受け取り方は様々だと思うけど、私は只々抉られた。
夜々と紅葉が偶然会い、「二人は気まずいから三人なら」と、前回夜々が椿のゴミ箱から拾ったサービス券を、忘れ物と称して届ける名目で強引に椿の家を訪ね、戸惑いながらも家に上げる椿。
でも三人で話していても、一人が電話で部屋を出ると二人になってしまい気まずい。
どこまで続くのか、この生き難さ。
それでも紅葉が電話で呼ぶと、前回の謝罪を名目にゆくえはやって来て、一人片付けに残った紅葉は帰り際、次に訪ねる為の名目として、それを椿に告げながらハンカチを忘れ物として置いて行くのだ。
椿の家のリビングに、それぞれの席が決まった四人。果たして名目無しでも集まれる日、二人とか三人だけでも集まれる日は来るのだろうか。
脚本=生方美久 演出=高野舞
- << 134 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」2話まで終了。 【好き同士が両想い、とは限らなくて…】 子供の頃に、大人から見て“規格”から外れがちな子は、それが欠点と見なされて矯正されがち。椿はそんな子供だった。あれはダメこれはダメと言われ続けたのだろう椿は、いつしか本音は言わずに周囲に合わせる大人になっていた。それでも心の中には言いたい事が溢れているから、一度しか会わない他人には、溢れ出す言葉の数々をぶつけてガス抜きをしていた。 だから初回の椿の印象は理屈っぽい人だったのね。美容師の夜々とは再会してしまったけど、もうこの3人とは会う筈もないと思っていたから。 花屋の息子なのに、花を長持ちさせる為に先の無い花を摘み取ってしまう作業が嫌だった椿。 紅葉が持って来たコンビニの賞味期限切れ商品でも、気にせずに食べてしまう他の3人の感性は、花と食べ物の違いは有れど分かり合えて、椿にとっては素の自分が出せそうで楽なのかもしれない。 3人とこうなる前だったら、例え向こうの一存で婚約破棄となった相手にでも、自分の本音は話せなかっただろうし、“間引かれた方の寿命の短い花束”を彼女に渡すなんて、絶対に出来なかっただろう。 感性の部分で分かり合える友達が居るって認識したら、人は素を出せるし言葉にも出せるんだね。それをきっと他人は「変わったね」と言うのだろう。 脚本=生方美久 演出=谷村政樹
【2023秋ドラマ】
「ゆりあ先生の赤い糸」(EX)脚本=橋部敦子 出演=菅野美穂、鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、松岡茉優、城山乃愛、志田未来、吉瀬美智子、田中哲司、三田佳子 他
入江喜和の漫画原作。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は6分拡大
【倒れた夫には彼氏が!隠し子、彼女まで現れて!?】←これはTVerの副題なんだけど、中身そのままを書くのが流行っているのかね。しかも子供2人は現れたけど、彼女まではまだ現れてないんだけどね(笑)
夫の吾良(田中哲司)が倒れて搬送されているとの病院からの連絡で、急ぎ駆け付けたゆりあ(菅野美穂)は、通報したのがそこに居た若い美青年(箭内=鈴鹿央士)だと知る。夫の手術中もここに居る事を望んだ箭内。
術後の医師の説明も聞きたいと望む箭内を、一緒に連れて行くゆりあ。
医師の去った後、両サイドからそれぞれ吾良の手を握るのだが、この時の箭内の握り方が恋する女のそれみたいで、ゆりあのそれとは全然違う。その後の「僕が抱いて欲しいと言いまして…」という結構なカミングアウトを聞かずとも、彼の立場が想像出来てしまう様なそんな握り方。この演出と鈴鹿くんの綺麗な指の動きだけで、掴みはOKだなと思えた。
彼も彼女?も、夫との本当の関係はまだ不明。何せ夫は意識不明なのだから。
家での介護を決めたゆりあだけど、さてどうなる?
脚本=橋部敦子 演出=金井紘
- << 133 【2023秋ドラマ】 「ゆりあ先生の赤い糸」2話まで終了。 【本妻vs2人目の愛人】 どうやら夫も稟久(鈴鹿央士)が好きで会っていた事、みちる(松岡茉優)とは何でも話せる居心地の良い関係を築いていた事、この二点は事実みたいだ。 但し稟久の好きと吾良の好きは意味が違うみたいで、二人は肉体関係には至っていない様だし、みちるに関しては、まにを連れてDV夫(源=前原滉)から逃げている時に出会い、義侠心から夫に凄んで見せて母子を助け、そこから吾良は子供も居る擬似家族の様な時間を過ごさせて貰い、お返しに家賃を払って母子の暮らしを支えていたのかなと。こちらも肉体関係は無くて、みのんは吾良の子では無いと踏んでいるのだがどうだろう。 まあ、ゆりあにしてみれば、知らぬ間に夫が好きな男を作り、擬似家族とは楽しく過ごし、そういう相手を必要としていた事自体がショックで裏切りな訳だから、SEXの有無はもしかしたら些細な事なのかもしれない。 ただ、この状況で出したゆりあの結論が想像の斜め上を行く物で、思わず笑ってしまったのだけど。確かに介護は手が掛かるから、助っ人は何人居ても良いし助かる。でも普通は“愛人”もまとめて一緒に暮らすなんて考えつかないよね。 みちるにとっては渡りに船だけど、稟久はどうするのかな? 益々面白くなりそうな予感! 脚本=橋部敦子 演出=金井紘
>> 98
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「家政夫のミタゾノseason6」脚本=八津弘幸/演出=片山修/主演=松岡昌宏
感想は書かない…
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「パリピ孔明」4話まで終了。
【バトル開幕!孔明、お経ラップ披露!英子に新たな出会い!】
↑今回のあらすじをまとめてみました的な、親切が過ぎるサブタイトル(笑)
軍師孔明の、KABE太人をラッパーとして復活させて英子の仲間に引き入れる作戦に、まんまとハマってステージに立ち、孔明とのMCバトルに臨んだKABE。役者の宮世琉弥だから魂の籠もった言葉を紡げるのか、元々ラップの素質を持っていたのかは私には分からないけど、とにかく宮世くんの生ラップが素晴らしくて、あの瞬間だけは彼の放つ世界観にどっぷりハマる事が出来た。
バトルが始まる前の、ステージの派手な装飾はリースの期限なので撤収という小ネタも面白かったし、KABEにまつわるターンに関しては言う事無しの仕上がりだったんだけど、英子のターンになるとつまらなくなるんだよなあ…、何でだろ。
脚本=根本ノンジ 演出=渋江修平
【2023秋ドラマ】
「コタツがない家」(NTV)脚本=金子茂樹 出演=小池栄子、吉岡秀隆、作間龍斗、ホラン千秋、富田望生、河野真也、平澤宏々路、中川大輔、野々村友紀子、石川萌香、高橋惠子、北村一輝、小林薫 他
オリジナル作品。《水曜ドラマ・60分枠》(全話数不明)
【戦力外の男たち】
旦那のダメ男っぷりが端的に描かれた2分20秒程のアバンの後、クレジットのバックに流れる演歌風の主題歌の歌詞、“ひとりじゃなんにもできねぇくせに ふたことめには「ご飯はまだか」”に爆笑、四字熟語やことわざが続く歌詞に、これはもしかして金子さんが詞を書いた?と思ったらやっぱりだった。そして歌は大御所の石川さゆりを起用というね。
もうこの出だしからして面白気配が漂い始めて、中身も期待に違わず笑いの連続だった。
ウエディングプランナーを天職とし、10年勤務後に起業をして社長を務めるしっかり者の主人公・万里江と、結婚した途端に漫画が描けなくなり家でゴロゴロのくせに、流石漫画家だけあってああ言えばこう言うだけは達者なダメ夫・悠作、何やら不登校を決め込み始めた一人息子、そして着の身着のままで転がり込んで来た万里江の父。父が来たせいで家族間の物言いが変化する所がまた面白くて爆笑の連続。
金子さんの脚本は流石の安定感、これは女性視聴者にはウケそうだな。
脚本=金子茂樹 演出=中嶋悟
- << 130 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」2話まで終了。 【舅VS夫】 前回感想の最後に『これは女性視聴者にはウケそうだな』と書いたのだが、悠作のあまりにも憎たらしい物言いと生活態度を、これ以上は無い位の上手さで吉岡秀隆が演じるものだから、ドラマなのに苛々してしまう女性視聴者も居るらしく、こういう設定や芝居の塩梅って難しいのねと再認識。 いや吉岡さんは絶妙な線(視聴者に嫌われて逃げられないギリギリの線)を突いて演じていると思うんだけどなあ。自分の置かれている状況によっては、嫌気が差す事も有るのかなと。 万里江は離婚の離の字も考えていないみたいだし、何なら悠作を悪く言う父親に対して「あれでも男らしい所も有るのよ」と庇う位だし、父親が投資詐欺に遭って家も貯金も全部失ったと知っても、生きていてくれて良かったし、尊敬も愛情も変わらないからと言葉にしてきちんと伝えてあげるしで、小言は言ってしまうけど、大らかな優しさで家族を包む事の出来る人なのね、きっと。 万里江は拓也というパイロットが好きで、両親も彼を気に入っていたけど振られて、割りと直ぐに悠作と結婚したらしく、その辺の経緯とか、その後に悠作が漫画を描けなくなった理由とかも、その内やってくれると思うけど、その前に先ずは順基の進路だな。 脚本=金子茂樹 演出=中嶋悟
>> 97
【2023秋ドラマ】
「時をかけるな、恋人たち」(カンテレ)脚本=上田誠 出演=吉岡里帆、永山瑛太、伊藤万理華、西垣匠、田中真琴、稲垣…
【2023秋ドラマ】〚短文投稿〛
「時をかけるな、恋人たち」2話まで終了。
【駆け落ちした教師と生徒】
今回は23世紀から令和に駆け落ちしてきた女性教師27才とその男子生徒17才、そして彼らを追い掛けて来たタイムパトローラー少年課のリリリー(夏子)のパート。そのリリリーは翔の婚約者だと言い張り、翔自身はそれを否定、廻に会うためにやって来た、前回パトロールに来た時に大学で廻と知り合い恋に落ちたが、帰る時に規則なので廻の記憶は剥がした、でも会いたくて今回志願して来たと話すパート。
これだけで盛り沢山なので、ゲストの二人はまだ名の知られていない役者さんを起用して、時間配分も少なめに。
でもこれで正解だなと思った。30分なのでバランスが凄く大事なんだなって。
エンドクレジットの所で、未来に帰されたその回のゲストがどうなったのかを、端的な映像で教えてくれるのはいい工夫だよね。
脚本=上田誠 演出=山岸聖太
「くすぶり女とすん止め女」2話まで終了。
【〇〇〇でいることって得なんだっけ?】
郁子が採用されたRadial PRが夫の勤務先だと知らなかった理由は、1年前に夫から「出向になった」と言われただけだったから…らしい。まあ辻褄は合わせてくれたからいいか。面白さは半減してしまったなあ。
今回の収穫は“香音って意外と滑舌がいいんだね”だけだった。
脚本=川原杏奈 脚本、演出=太田勇
- << 129 【2023秋ドラマ】 「時をかけるな、恋人たち」3話まで終了。 【ホストに恋した未来人】 今迄のタイムリープ物って、過去へでも未来へでも偶然飛ばされて、自分の意思では戻れないというケースが殆どだったと思うのだが、この物語の23世紀人は自分の意思で狙った時代に移動出来てしまうのね。向こうの世界では違法だから、翔達の様なタイムパトローラーが取り締まっている訳だけど。 未来人が過去の歴史を変えてはいけないから、過去人との接触を禁じる、それは真っ当な考え方だなって思っていたけど。 今回チラッと出て来た時空を跨ぐ犯罪、これを未来人にやられたら現代人はひとたまりもないわね。 絶滅したマンモスとかの肉を過去から密輸して販売するルーパーイーツとか、未来で制作した映画を過去で上映して儲ける26世紀フォックスとかみたいに、笑えるケースならまだいいけど、「俺たちに明日はない」のボニー&クライドをもじった様なマギー&キケロみたいに、あらゆる時代を飛び回るカップル強盗なんてやられた日には目も当てられない。現代警察には絶対に捕まえられない訳だし。 まあここを深掘りしたら別のドラマになってしまうから、やるとしても意外性を持たせるとか、上手く扱って欲しいな。 ホスト役の吉村界人が愛を貫くいい人の役だったなんて…最近この手の配役で結構騙されてる(笑) 脚本=上田誠 演出=山岸聖太
>> 96
【2023秋ドラマ】
「大奥」【医療編】12話まで終了。
発想が柔軟で皆を驚かす様な物を発明したかと思えば、赤面疱瘡の何たるかを…
【2023秋ドラマ】
「大奥」【医療編】13話まで終了。
源内の問いに誤魔化さずに「この症状は梅毒…」と答えた青沼。予想はしていた様だが、行き着く先がどうなるのかをなまじ知識として知っているだけに、動き回れなくなる自分の未来を「そんなの平賀源内じゃないんだよ!」と、涙を溜めた大きな瞳で青沼に訴えかけるシーンで涙腺が崩壊した。
腹に一物どころか二物も三物も有りそうな治済の策略で、恐らく毒を盛られた上様の娘・家基は亡くなり、上様自身も薬湯に混ぜたヒ素を飲まされ中毒で伏せてしまった。
伊兵衛が先陣を切って自分で人痘接種をし直ぐに回復した事で、それを見ていた者が次々に接種、誰も死ななかった事から治済は何と、自分の息子・竹千代に密かに接種させる。
掌返しを侘びながら直接意次に自分の甥への接種を頼む定信の方が、人としては可愛いものだと思ったのだが、不運にもその甥が接種後の初の死亡例となってしまい、治済はここぞとばかりに定信と結託し、意次は老中を罷免、青沼は死罪、蘭学講座を受けた者は全員、大奥から追放となった。
死罪は自分だけで良かった、皆が生きていればいずれ必要になった時に、接種のやり方を広められるからと伊兵衛達に伝える青沼の、凛とした姿に再びの涙腺崩壊。
まんまと息子をお飾り将軍にして、権力を手に入れた治済の微笑みの憎たらしさと言ったら…。
脚本=森下佳子 演出=末永創
- << 128 【2023秋ドラマ】 「大奥」【医療編】14話まで終了。 黒木が5年の歳月を掛けて軽症の赤面疱瘡の患者を捜し歩き、遂に以前源内が立ち寄って人痘接種(熊痘でも良い)の方法を教え、それを信じて実践したら赤面疱瘡に罹っても軽症で済み、男は死なずに増えている村を発見!という光明がさす良い話も、治済のあまりのサイコパス振りに気圧されて、何処かへ飛んで行ってしまった。 いやあ凄かったね、仲間由紀恵。「美しい隣人」を観た時に、こういう綺麗な人がサイコパス的な人をシレッと演じると、より怖さが増すんだなという事は分かったのだが、あの時の仲間由紀恵が年齢を重ね、美しいまま台詞にドスを利かせるものだから、もう観てるだけでも震え上がる位に怖かった。 家斉が「人痘をしたい」と伝えたら、「男が政を語るのではないわぁ!」「男など女の力がなければこの世に生まれ出る事も出来ぬ出来そこないではないか。出来る事と言ったら、乱暴と種付けだけ。そんなクズを盛大に増やしてどうしろというのじゃ!」 これが我が子に浴びせた言葉。 そして家斉の子を何人も間引き、その数々の位牌を見てほくそ笑む。 御台でなくても「早く殺して」と叫びたくなる。 家斉は黒木を頼り土下座をして人痘をしたいと頼む。操り人形から意志を持った将軍へと変化して行く家斉を、中村蒼が上手く演じていて素晴らしかった。 脚本=森下佳子 演出=川野秀昭
>> 61
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メ…
【2023秋ドラマ】
「トクメイ!警視庁特別会計係」オリジナル作品/脚本=荒木哉仁/演出=城宝秀則/主演=橋本環奈 ※初回は15分拡大
【捜査のお金に斬り込む異色の警察ドラマ】
「しもべえ」を書いた脚本家なので少しは期待をしていたのだが、いやあ、つまらなくて退屈してしまった。
冒頭、ハシカンが挨拶代わりに数字と映像で沢村一樹を追い込む場面は、テンポも良くて面白いなと思ったんだけど、それが全然続かなくて…。
「しもべえ」は原作有りで、これはオリジナル。その差が出てしまったんだね、きっと。
時間の無駄なので、これにて視聴離脱する。
〈フジ/カンテレ・月10枠・54分+15分〉
※テレ東のドラマプレミア23枠も、最初から観ないと決めていたので、今期の月曜日ドラマは全滅だ。(残るは深夜のシンドラ枠のみ)
※日曜日の残り2枠のドラマも面白ければ、月曜日はそれを観る時間に当てられるし、「DOC」も観てるし「白い巨塔」も録画してあるから、特にドラマロスになる事も無いしね。
>> 95
【2023秋ドラマ】
「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(CX)脚本=徳永友一 出演=二宮和也、中谷美紀、大沢たかお、中川大志、松本…
【2023秋ドラマ】
「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」2話まで終了。
【犯人、混乱、対決…謎が謎を呼ぶ】
ニノと江口洋介の謎の関係、中谷美紀の執念の調査、ニノの特殊能力(異常な身体能力の高さ、写真記憶能力)の謎、この辺りを集中的に描いてくれるなら観続けてもいいのだが、ドラマに入り込もうとすると大沢たかお達(と佐藤浩市)が話の腰を折る、これが頻繁に繰り返されるのでどうにも入り込めない。
私にはこの設定と演出が合わないので、これにて視聴離脱する。
脚本=徳永友一 演出=鈴木雅之
【2023秋ドラマ】
「下剋上球児」(TBSスパークル,TBS)脚本=奥寺佐渡子 出演=鈴木亮平、黒木華、井川遥、生瀬勝久、明日海りお、鳥谷敬、中沢元紀、兵頭功海、伊藤あさひ、小林虎之介、菅生新樹、番家天嵩、倉田瑛茉、山下美月、松平健、小泉孝太郎、小日向文世 他
菊地高強のノンフィクション原案。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回は25分
拡大
今期はドラマのタイトル、脚本家、演出家、主演については調べるけど、あらすじや役柄、相関図等は一切見ない様にしているのだが、不意に予告編が流れたりするので、このドラマも高校野球の話で鈴木亮平が監督らしく、タイトルから言ってもその野球部が、一番下の方からテッペン辺り迄成り上がって行く話なのかなという事は大体把握しての視聴だったが、ほぼほぼ合っている様な。
南雲先生(鈴木亮平)は甲子園球児だった事をひた隠しにして、それを知らぬ現監督や校長から、名前だけでもと次の監督を頼まれるのだが固辞し続ける。野球には嫌な思い出が重なった過去が有り…、でも1人だけ練習を続けている部員を見ると、つい目で追いアドバイスをしたくなってしまう、そう、体に染み付いた野球そのものは好きなのだ。
何だかんだで結局監督を引き受ける南雲。
鈴木亮平がそこに居る安心感と言ったら!
そして新井順子P組の安定感よ!
脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
- << 124 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」2話まで終了。※2話は15分拡大。 【隠し続けた秘密を告白する時】 初回の冒頭で流れた2018年の“夏の甲子園地方大会決勝”に越山高校が出ているシーンは、2016年から始まる、形を成していない野球部が急成長を遂げた結果を、少しだけ先見せさせたもので、この殆どが素人みたいな集団が、どうやったらあそこまで辿り着くのだろうと、視聴者の興味を引く仕掛けだった訳だが、今回も初回の振り返りシーンの一部としてあの決勝の試合が流され、その後2016年の話がまた始まり、星葉高校野球部一年生との練習試合が組まれて、放送部の実況まで付けて、かなりの時間を割いてドキュメンタリータッチで試合の模様を流し、大敗はしたけど得たものは大きく、何より野球は面白いと部員達がやる気になった事が大きく、さあ、ここからだなと視聴者は誰もが思ったと思うのだが…、そこからのまさかの南雲先生の、山住先生への告白「俺、教師を辞めます。教員免許を持っていないんです」の大どんでん返し! 教員試験には合格したけど、単位を落として大学を卒業していないって、免許を偽造したって、山住じゃないけど犯罪だよね。 でも2018年のあの決勝で、南雲は監督をしてる。どうやって諸問題をクリアしたのか? あの決勝には、野球部と南雲の2つの“どうやって?”が掛かっていた訳ね。 脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
>> 62
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(金曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メ…
>> 63
【2023秋ドラマ】
「あたりのキッチン!」原作=白乃雪/脚本=橋本夏/演出=岩田和行/主演=桜田ひより
極度のコミュ障女子大生が、このままではいけないと一念発起、彼女は“絶対味覚”の持ち主で、それが縁で街の食堂でお試しアルバイトを始めるが…という話なのだが、導入部としてのコミュ障の演出が極端過ぎて、いつもならこのまま視聴離脱するケースなのだが、絶対味覚・絶対嗅覚の持ち主の主人公が、かなり忍耐強くて優しい店主(渡部篤郎)と作り出す、お客の体調や事情を考慮した料理というのには興味が有るので、もう少し様子見をしたいと思う。
〈フジ/東海・土ドラ枠・55分〉
「単身花日」原作=いわしげ孝/脚本=川﨑いづみ/演出=森脇智延/主演=重岡大毅
これは何を描きたいのかよく分からない、焦点ボケした内容だったし、田中樹がフェロモン出まくりのモテ男設定には違和感しか無いし…。重岡くんは幅広い役柄が出来る好きな役者さんだけど、このドラマは残念ながらこれにて視聴離脱するわ。
〈テレ朝・オシドラサタデー枠・拡大で60分〉
【2023秋ドラマ】
「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」(NTV)脚本=三浦駿斗 出演=菊池風磨、山田杏奈、白洲迅、松田元太、鈴木もぐら、猪塚健太、結木滉星、市川由衣、本郷奏多、石野真子、石田ひかり、光石研 他
慎結の漫画原作。《土曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)
【公務員、なめないでくださいね。 】
シッコウ!!、ゼイチョー、トクメイ!と続くカタカナ表記お仕事ブーム?
今回は市役所納税課徴税係の徴税吏員のお仕事ドラマ。
税金の滞納者に対して督促し、払わなければ財産(支払い能力)調査をして支払いを促し、それでも払わなければ差し押さえ等の滞納処分を行う仕事…らしい。
但しドラマの謳い文句は「滞納者の“お金と心”に寄り添う」なので、それなりの事情が有る者で法律等に疎い者(私を含め大方の人々は“使える法律”とか、“使える公的サポート”とかには疎いと思うのだが)に対しては、色々と提案して寄り添ってくれる、そういう感じのドラマになるみたいだ。
勿論狡い者には容赦はせず、きっちりと払わせる。その両面を紹介する為に、初回については両方のタイプの滞納者を登場させて、分かりやすく作られていた。
レギュラーが地味な役者ばかりなので、毎回テンポの良い脚本とネームバリューの有るゲストを用意しないと、視聴率的には厳しいかも。
脚本=三浦駿斗 演出=河合勇人
- << 123 【2023秋ドラマ】3作品の〚短文投稿〛 「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」2話まで終了。 【滞納者はお嬢様同級生】 百目鬼(山田杏奈)の小学校の転校先の元同級生で、パチンコ店従業員の小沼(田辺桃子)が住民税を滞納し、理屈を捏ね回して支払いを拒否するのだが、“生保でパチンコは許せない”はまだしも、“年金でパチンコ”をするのも許せないと言っている時点で、何で饗庭(菊池風磨)も百目鬼も“年金は出所が違う”と説明しないのかと苛々。 あとさあ、奥林の飛び降りシーンを何回挿入するのさ。年金も飛び降りも、このドラマのコンプラどうなってんの? 脚本=三浦駿斗 演出=河合勇人 「あたりのキッチン」2話まで終了。 【サバの味噌煮】 相変わらず視線は相手に合わせられない清美(桜田ひより)だけど、オドオドしながらも言葉は少しスムーズに出る様になって来たので、初回よりはだいぶ観やすくなった。定食屋“阿吽”の店主(渡部篤郎)は、清美にとっては“人生の水先案内人”の様な人に成りつつ有る。まったり観るには丁度良い。 脚本=橋本夏 演出=岩田和行 「泥濘の食卓」(EX)原作漫画=伊奈子/脚本=倉光泰子/演出=安里麻里 【パラサイト不倫、開幕!】 脚本はそこそこ面白いなと思ったのだが、如何せん主役の齊藤京子の台詞回しが棒で、表情もずっと同じ。これでは観続けるのはキツいので、これにて視聴離脱する。
>> 105
「2023夏ドラマのまとめ②」の続き
「最高の教師」(日テレ)
テーマは良かった。台詞をもっと簡潔な口語体で紡いでくれたら、もっとストレートに心に響いた筈。
「ギフテッド」(フジ/東海)
前半は少し退屈だったけど、後半は面白くなった。浮所くんは役者として、これからもっと良くなると思う。
「CODE」(日テレ)
狭い範囲の話だった前半はかなり面白くてハマったのだが、風呂敷が広がるに連れてワクワクしなくなってしまった、残念。
「紅さすライフ」(日テレ)
井桁弘恵の役の設定が面白くて観ていた。恋愛設定は無い方が絶対に良かった。
「週末旅の極意」(テレ東)
後半は夫婦の在り方の話になり、ただの旅を楽しむだけのドラマでは無かったが、それも含めて良かったと思う。
「犬と屑」(TVK/MBS)
雰囲気の有る、次が気になるドラマだった。最後が少し残念だったかな。
「晩酌の流儀2」(テレ東)
初めて観たけど飲み食い(自作料理)テロに徹している所が、却って潔くて良かったかも。
「ハレーションラブ」(テレ朝)
ずっと雰囲気は有ったけど…。局の宣伝が嘘を付いたらダメじゃん!
※夏ドラマは以上の18本+上位3本の計21本を全話視聴した。
初回を視聴したドラマは34本で、その内、途中離脱はGP帯が4本、深夜帯が8本、その他が1本だった。
※()内の局名2つは、(視聴局/制作局)を表示
「2023夏ドラマのまとめ②」
~3位迄に入らなかったドラマの一言感想~
「真夏のシンデレラ」(フジ)
ひと夏程度で人物像が変わり過ぎで呆れた。新人脚本家潰しと取られても仕方ないね。
「転職の魔王様」(フジ/カンテレ)
目の付け所は良かったけど、全体の構成をミスったのではないかな。
「やわ男とカタ子」(テレ東)
中身は大した話では無かったけど、オネエ役の三浦翔平が良かったので最後迄観た感じ。
「シッコウ」(テレ朝)
中盤以降、尻上がりに良くなった。トレンディーいじりを楽しそうに受け入れてる織田さんも素敵だった。
「18/40」(TBS)
主人公のどちらにも感情移入が出来ず、シスターフッドの言葉だけが独り歩きをしていた様な印象。
「ばらかもん」(フジ)
五島の自然、ナチュラル演技の子役ちゃん達、頼りないけど時々凛とした佇まいも見せる主人公、それら全てに癒やされた。
「彼女たちの犯罪」(日テレ/ytv)
細部は結構いい加減、でも“どうなるの?”だけで最後迄押し切ったパワーには感心した。
「警部補ダイマジン」(テレ朝)
裏回しみたいな役割の向井理が支えていたドラマ。七夕刑事は要らなかったな。
「初恋、ざらり」(テレ東)
ドラマとしては凄く難しい題材だけど、脇も含めて配役が上手くて成功したケース。
「やさしい猫」(NHK)
これも難しい題材。あれがドラマの限界かなあ。
「2023夏ドラマのまとめ①」
1位「VIVANT」(TBS)
話の内容を突き詰めれば確かに穴も有ったけど、それよりは圧倒的な資金を注ぎ込めば、テレビドラマでもこれだけの役者を集められ、迫力の有る映像を作り出せるのだという事を証明してくれた点を高く評価したい。
2位「ハヤブサ消防団」(テレ朝)
観る前は、田舎の消防団の話を池井戸さんがどう料理しているのかな位の感じだったのだが、始まったら連続放火疑惑に殺人事件、そしてカルト宗教の話へと飽きさせない展開で、十分に楽しませて貰った。
3位「何曜日に生まれたの」(テレ朝)
地上派ドラマではずっとご無沙汰だった野島伸司脚本が吉と出た。野島は終わったとか、したり顔の食わず嫌いで観なかった人は残念でしたね。
【他にハマったドラマ】
「初恋、ざらり」(テレ東)
「彼女たちの犯罪」(日テレ)
【今期の演技MIP】
「シッコウ!!」(テレ朝)の織田裕二。主演を譲っても味の有る演技で、存在感を見せ付けてくれた。内容が落ち着く迄の揺れる序盤を支えて、視聴者離れを食い止めたのはこの人の功績。
「初恋、ざらり」(テレ東)の小野花梨。彼女の役に取り組む真摯な姿勢から生まれた表現が、このドラマにリアリティを与えワンランク上のドラマにしたと思う。
※今期はテレ朝系列に良作が多く頑張ったなという印象。
※放送局は私が関東地区で視聴した局名を記載
【シーズン枠外ドラマ】2022年9月~ Disney+にて配信済み 地上派初放送
「すべて忘れてしまうから」(TX,C&I)脚本=岨手由貴子 他 出演=阿部寛、尾野真千子、宮藤官九郎、酒井美紀、見栄晴、渡辺大知、鳴海唯、青木柚、Chara、(大島優子、草笛光子) 他※()内は初回は未出演
燃え殻のエッセイ原作。《ドラマ25・31分枠》(配信時は全10話/地上派は不明)
【まさかとは思うけど、殺してないですよね?】
配信済みドラマで阿部寛主演という事以外、内容については読まない様にしていたので、タイトルから毎日記憶を失くしてしまう人の話なのかなと想像していたら全くお門違いで(笑)、原作者が、日常のありふれた出来事はどんどん忘れて行ってしまうのでエッセイとして書き留めた、その本のタイトルが「すべて忘れてしまうから」という事で、初回を観る限り、タイトルとドラマの関連性は感じられなかった。ただ、阿部寛演じる作家と5年の内縁関係にあった女(尾野真千子)が、ハロウィンの夜を境に突然失踪してしまったので、そちらにタイトルとの関連が有るのかはまだ不明なのだが。
作家の彼女の姉と称する、デザイン眼帯をした圧の強い女(酒井美紀)が、不平等な遺産相続のケリを付ける為に妹を捜しており、話としてはミステリーっぽいのかな?取り敢えず何か面白そう。
脚本、演出=岨手由貴子 脚本協力=日月舎
【2023秋ドラマ】
「うちの弁護士は手がかかる」(CX)脚本=服部隆 他 出演=ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、菅野莉央、日向亘、安達祐実、村川絵梨、松尾諭、大倉孝二、酒向芳、戸田恵子、江口のりこ 他
オリジナル作品。《新枠/金9・58分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
敏腕マネージャーの蔵前(ムロツヨシ)が突然クビになり、捨てる神あれば拾う神ありで、トップ女優の笠原(吉瀬美智子)に長年仕えて来た彼の忍耐強さと意外に鋭い物を見る目が、“今はウチの事務所の完全なお荷物だけど、磨けばモノになる”筈の新人弁護士の天野(平手友梨奈)の御守りをさせれば、きっと良い結果が出ると閃いた法律事務所所長の香澄(戸田恵子)に採用され、パラリーガルのパの字も知らないまま天野とバディを組み奮闘する…という話で、法律の天才だけど実務がまるで駄目なじゃじゃ馬の平手に振り回されながらも、何とか形を整えようとする調整型人間のムロという組み合わせは、結構面白そうだなと期待値はまあまあ高かったのだが…。
瑠東さんの演出は所々滑っているし、最終的な解決策は「FINAL CUT」や「アバランチ」方式(秘密録音、盗撮映像をネット等で晒す)でボヤッとしてるし、もっと面白くなる筈なのに何だかなあの出来で残念。もう少し様子見はしてみるけど…。
脚本=服部隆、西垣匡基 演出=瑠東東一郎
- << 122 【2023秋ドラマ】他、3作品の〚短文投稿〛 「うちの弁護士は手がかかる」2話まで終了。 【過去のいじめは訴えられない】 通常枠(58分)になった事でテンポが少し良くなり、初回よりは観やすくなった。これはリーガルドラマなんだけど、法廷で頑張るのではなくて、元敏腕マネージャーの素人パラリーガルを活躍させる為に、法廷外で頑張る話なのね。説教で皆が改心するならどれだけ楽か…って事よね。うーん、もう少し様子見。 脚本=西垣匡基 演出=瑠東東一郎 「きのう何食べた?season2」3話まで終了。 大ちゃんとジルベールの出会いは、何とジルベールが12才の時!「勿論そういう関係になったのは彼が18になってからですよ」と強調する大ちゃん(コンプラ的にもね!)。ジルベール呼びの謎が解けた瞬間(笑)。これ、前作を観ていないと???になってしまうのかな? 脚本=安達奈緒子 演出=松本佳奈 【シーズン枠外ドラマ】 「すべて忘れてしまうから」2話まで終了。 【友達いないんですか?】 このドラマはHPでは阿部寛の役をM、尾野真千子の役をFとしているけど(MaleとFemaleの略?)、ドラマ上は男は作家だから先生呼び、女は幼稚園の先生で役職の主任呼びと、名前は出さないままずっと進めるのかな?何か不思議な感覚。 脚本、演出=岨手由貴子 脚本協力=日月舎
【2023秋ドラマ】
「いちばんすきな花」(CX)脚本=生方美久 出演=多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠、齋藤飛鳥、白鳥玉季、(黒川想矢、神野美鈴)、美保純、宮崎吐夢、菅原大吉、田辺桃子、泉澤祐希、臼田あさ美、仲野太賀 他※()内は初回は未出演
オリジナル作品。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回は20分拡大
冒頭の小学生担任の授業中の言葉「好きなお友達同士で、二人組を作って下さい」に、結構メンタルを抉られた。
自分の時はこういうのは無かったけど、班分けで先ず担任が班長を何人か指名して、その生徒が自分の班に欲しい人を順に指名して行くというのをやられた事がある。半ば位で指名されてホッとして、最後の方に残った人の気持ちを考えて傷付いて、こんな残酷な事をやる担任を恨んだ。
ゆくえ(多部未華子)は二人組を作るのが苦手で1人取り残される子だった。「二人組を作れないと大人になっても…あっそうか、だから学校でそれやるのか」って、自分を納得させていたけど、自分は未だにあの意味を理解出来ないでいる。
二人組が苦手な男女4人が偶然出会い、もう会わない筈だからと、今も残る心の傷を過去話と共にそれぞれがさらけ出し、じゃあと別れて行く。
初回は少々理屈っぽいのが気にはなったが、ここからどう展開させるのか、生方さんの手腕に期待したい。
脚本=生方美久 演出=高野舞
- << 118 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛 「いちばんすきな花」2話まで終了。 【4人を繋ぐ忘れ物…交換ノートと同窓会】 ゆくえのモノローグ“誰と一緒に居ても、私の感情だけはいつも1人だった”、今回はいきなりこれに心を抉られた。“痛々しい”とか、“面倒くさい”とか、人によって受け取り方は様々だと思うけど、私は只々抉られた。 夜々と紅葉が偶然会い、「二人は気まずいから三人なら」と、前回夜々が椿のゴミ箱から拾ったサービス券を、忘れ物と称して届ける名目で強引に椿の家を訪ね、戸惑いながらも家に上げる椿。 でも三人で話していても、一人が電話で部屋を出ると二人になってしまい気まずい。 どこまで続くのか、この生き難さ。 それでも紅葉が電話で呼ぶと、前回の謝罪を名目にゆくえはやって来て、一人片付けに残った紅葉は帰り際、次に訪ねる為の名目として、それを椿に告げながらハンカチを忘れ物として置いて行くのだ。 椿の家のリビングに、それぞれの席が決まった四人。果たして名目無しでも集まれる日、二人とか三人だけでも集まれる日は来るのだろうか。 脚本=生方美久 演出=高野舞
【2023秋ドラマ】
「くすぶり女とすん止め女」(TX,C&R社,製作委員会)脚本=川原杏奈 他 出演=西田尚美、香音、渋谷謙人、中川大輔、杢代和人、(大久保桜子)、MEGUMI、勝村政信 他※()内は初回は未出演、中川大輔は初回は写真のみ
ふちいく子のビジネスメソッド原案。《ドラマチューズ!・30分枠》(全話数不明)
【〇〇より〇〇って思う人生って、どうよ?】
これは観る人の今置かれている立場や性格によって、反応が大きく分かれそうなドラマ。
VRゴーグルを付けた失礼な夫・山本武(勝村政信)とのセックスシーンから始まり、[抱いてもらっているだけマシ][会話があるだけマシ][家に帰って来るだけマシ]…[殴られないだけマシ]…と、夫の言葉の暴力をその都度良い様に脳内変換して、やり過ごして来た妻・郁子(西田尚美)だが、夢が捨てられず、今の高校をやめたいと言い出した息子への夫の侮辱には耐えられず、初めて反抗するも結局家に戻る羽目に。
ただその時のバイトの働きを見ていたPR会社部長(渋谷謙人)からスカウトされて、自立の一歩として入社をする事に。
その会社Radial PRは夫の会社みたいなんだけど、部長から名刺を貰った時に気付かないなんてある?そこだけちょっと引っ掛かったんだけど、私は面白かったし、妻の大逆転(するよね?)迄見届けたいな。
脚本=川原杏奈 脚本、演出=太田勇
>> 63
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場…
【2023秋ドラマ】
「女子高生、僧になる」脚本=森ハヤシ/演出=横尾初喜、森ハヤシ/主演=畑芽育
3話迄は視聴済みだが一向に面白くならず、むしろつまらなさが先に立って来た。これでは畑芽育観たさも限界なので、これにて視聴離脱という事にする。
〈TVK・枠名なし・30分〉
「トラックガール」脚本=たかせしゅうほう/演出=林希/主演=遠藤さくら
ドラマとしては特にここが良かったみたいな部分は無し。居酒屋店主?のくっきー!と遠藤さくらのやりとりは恐らく全部アドリブで、遠藤さくらのファンは、基本控え目な彼女がどう返すのかが楽しみなのかなとは想像するが、それはドラマとは別次元の話だし。特にファンでも無いと次も観たいとは思わないかな。なのでこれにて視聴離脱する。
〈CX・水曜STREAM!枠・30分〉
【シーズン枠外ドラマ】
「君に届け」脚本=宮本勇人/演出=新城毅彦、菊地健雄/主演=南沙良、鈴鹿央士
月9「女神の教室」と、その番宣番組に出演した南さんを観て以来、どうも彼女の出す雰囲気が苦手になってしまい、でも鈴鹿くんは好きだからなと迷いながら観たのだが、またまた南さんは陰キャの役で、ここから鈴鹿くんの役の影響を受けて変化をして行くのかなとは思うのだが、次も観たいなとは思えなかったので、これにて視聴離脱する。
〈TX・水ドラ25枠・40分〉
>> 61
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メ…
【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛
「家政夫のミタゾノseason6」脚本=八津弘幸/演出=片山修/主演=松岡昌宏
感想は書かないつもりだったけど少しだけ。ゴールデンタイムに進出しても面白さと毒気に変わりは無く、そこは一安心。私のお気に入りだった新人家政婦の山本舞香は桜田ひよりと交代。初回を観た限りではうんちくを語りたがるタイプなのかな?
で、毎度この子は必要なの?と思ってるバーター伊野尾慧だけど、何とテラサ配信用のスピンオフドラマで使う事を考え付いたスタッフ(笑)テラサ入会に導けるのかは知らんけど。
「パリピ孔明」3話まで終了。
【最強ラッパーを仲間にせよ!英子うどん屋で新曲を初披露】
今回はKABE太人(宮世琉弥)の、今の生活に至る迄の流れを、ラップに目覚める高校時代からじっくり描いてくれて、宮世くんの演技プランも良くてドラマの世界に浸れた事、また英子がミアの話からオリジナル曲が必要と痛感し、まだ歌詞が未完成ながら、孔明に促されてうどん屋でアカペラで披露した新曲が、今迄のBGMの様なサラッとしたカバー曲とは違い、萌歌ちゃんの感情が籠もり声質にも合った歌だったから、初めて“人の心を動かす歌を歌う英子”という設定に近付いたなとも思えた事、この両面からドラマとしては今迄で一番良い仕上がりだった。
そしてこういう感じなら次も観たいなと思う。
脚本=根本ノンジ 演出=渋江修平
- << 116 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛 「パリピ孔明」4話まで終了。 【バトル開幕!孔明、お経ラップ披露!英子に新たな出会い!】 ↑今回のあらすじをまとめてみました的な、親切が過ぎるサブタイトル(笑) 軍師孔明の、KABE太人をラッパーとして復活させて英子の仲間に引き入れる作戦に、まんまとハマってステージに立ち、孔明とのMCバトルに臨んだKABE。役者の宮世琉弥だから魂の籠もった言葉を紡げるのか、元々ラップの素質を持っていたのかは私には分からないけど、とにかく宮世くんの生ラップが素晴らしくて、あの瞬間だけは彼の放つ世界観にどっぷりハマる事が出来た。 バトルが始まる前の、ステージの派手な装飾はリースの期限なので撤収という小ネタも面白かったし、KABEにまつわるターンに関しては言う事無しの仕上がりだったんだけど、英子のターンになるとつまらなくなるんだよなあ…、何でだろ。 脚本=根本ノンジ 演出=渋江修平
【2023秋ドラマ】
「時をかけるな、恋人たち」(カンテレ)脚本=上田誠 出演=吉岡里帆、永山瑛太、伊藤万理華、西垣匠、田中真琴、稲垣来泉、柊木陽太、(夏子)、石田剛太、じろう 他※()内は初回は未出演
オリジナル作品。《火ドラ☆イレブン・30分枠》(全話数不明)
【アバウト・タイム・パトロール】
23世紀(2253年)から違法なタイムリープをした者を取り締まる為にやって来たタイムパトローラー達は、主人公・常盤廻(ときわめぐ=時は廻るからの命名?=吉岡里帆)の自宅付近の公園の地下に、カプセル状の基地を設置、廻が腰掛けたベンチごと地下に落とし、タイムパトローラーの役割を説明し協力する様に説得をするが廻は拒否。
基地から外界へ戻す時はフォゲッターという装置に掛けて、基地での記憶は全て剥がす(取り除く)決まりになっているのだが、この時の廻は好きだった部下(西垣匠)の婚約を知り、自棄酒で酔っ払っていたので、そのまま帰しても大丈夫だろうというアバウトさ(笑)
次は正気の時にまたベンチごと落ちて、今度は協力を承諾。
第一捕獲対象を演じた泉澤祐希の演技が良くて引き込まれ、彼が聴き惚れてしまう路上ライブの歌手を、本物の歌手の吉澤嘉代子が演じたので説得力も有り、この話が良過ぎたので、基本説明が必要な初回の30分に詰め込むのは勿体無かったな。
継続視聴は決定。
脚本=上田誠 演出=山岸聖太
- << 114 【2023秋ドラマ】〚短文投稿〛 「時をかけるな、恋人たち」2話まで終了。 【駆け落ちした教師と生徒】 今回は23世紀から令和に駆け落ちしてきた女性教師27才とその男子生徒17才、そして彼らを追い掛けて来たタイムパトローラー少年課のリリリー(夏子)のパート。そのリリリーは翔の婚約者だと言い張り、翔自身はそれを否定、廻に会うためにやって来た、前回パトロールに来た時に大学で廻と知り合い恋に落ちたが、帰る時に規則なので廻の記憶は剥がした、でも会いたくて今回志願して来たと話すパート。 これだけで盛り沢山なので、ゲストの二人はまだ名の知られていない役者さんを起用して、時間配分も少なめに。 でもこれで正解だなと思った。30分なのでバランスが凄く大事なんだなって。 エンドクレジットの所で、未来に帰されたその回のゲストがどうなったのかを、端的な映像で教えてくれるのはいい工夫だよね。 脚本=上田誠 演出=山岸聖太 「くすぶり女とすん止め女」2話まで終了。 【〇〇〇でいることって得なんだっけ?】 郁子が採用されたRadial PRが夫の勤務先だと知らなかった理由は、1年前に夫から「出向になった」と言われただけだったから…らしい。まあ辻褄は合わせてくれたからいいか。面白さは半減してしまったなあ。 今回の収穫は“香音って意外と滑舌がいいんだね”だけだった。 脚本=川原杏奈 脚本、演出=太田勇
>> 88
【2023秋ドラマ】
「大奥」【医療編】(11)(NHK)脚本=森下佳子 出演=鈴木杏、玉置玲央、村雨辰剛、岡本圭人、新名基浩、高田夏…
【2023秋ドラマ】
「大奥」【医療編】12話まで終了。
発想が柔軟で皆を驚かす様な物を発明したかと思えば、赤面疱瘡の何たるかを聞き取る為にあちこちの村を行脚したりと、行動力が有り頭も良く性格も明るい源内は、意次に頼られ、御台(趙珉和)の信頼も厚く、青沼の蘭学講義を受ける仲間からも好かれている。
家治から信頼され出世をする意次憎しの一点で利害が一致し、結託をする治済と松平定信(安達祐実)。その怒りの矛先は、まずは意次が可愛がる源内へと向けられる。
体は女、心は男の源内を、男3人がかりで襲わせ凌辱するという卑劣さ。それでも滅気なかった源内をさらなる悲劇が襲う。
源内が青沼に相談したあの症状は恐らく梅毒で、当時は治療法が無く、長い年月を掛けてじわじわと患者を苦しめ、最後は人格破壊にも至る恐ろしい病で、源内の先行きを想像すると胸が締め付けられる。
青沼自身も後ろ盾だった御台を病で失い(大きなしこりが腹に有り、死期が近い事を自覚していた御台は、青沼に診て貰ってから死ぬと蘭方医が悪く言われる、それは避けたいから青沼には黙っていたと。このシーンには泣けた)、漢方医が見逃した病(尿結石)を見付けて対症療法で痛みを取った事で、漢方医の裏に居る定信の余計な恨みを買ってしまった。
折角皆で赤面疱瘡ワクチンの考え方に迄、辿り着いたというのに…。
脚本=森下佳子 演出=末永創
- << 113 【2023秋ドラマ】 「大奥」【医療編】13話まで終了。 源内の問いに誤魔化さずに「この症状は梅毒…」と答えた青沼。予想はしていた様だが、行き着く先がどうなるのかをなまじ知識として知っているだけに、動き回れなくなる自分の未来を「そんなの平賀源内じゃないんだよ!」と、涙を溜めた大きな瞳で青沼に訴えかけるシーンで涙腺が崩壊した。 腹に一物どころか二物も三物も有りそうな治済の策略で、恐らく毒を盛られた上様の娘・家基は亡くなり、上様自身も薬湯に混ぜたヒ素を飲まされ中毒で伏せてしまった。 伊兵衛が先陣を切って自分で人痘接種をし直ぐに回復した事で、それを見ていた者が次々に接種、誰も死ななかった事から治済は何と、自分の息子・竹千代に密かに接種させる。 掌返しを侘びながら直接意次に自分の甥への接種を頼む定信の方が、人としては可愛いものだと思ったのだが、不運にもその甥が接種後の初の死亡例となってしまい、治済はここぞとばかりに定信と結託し、意次は老中を罷免、青沼は死罪、蘭学講座を受けた者は全員、大奥から追放となった。 死罪は自分だけで良かった、皆が生きていればいずれ必要になった時に、接種のやり方を広められるからと伊兵衛達に伝える青沼の、凛とした姿に再びの涙腺崩壊。 まんまと息子をお飾り将軍にして、権力を手に入れた治済の微笑みの憎たらしさと言ったら…。 脚本=森下佳子 演出=末永創
【2023秋ドラマ】
「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(CX)脚本=徳永友一 出演=二宮和也、中谷美紀、大沢たかお、中川大志、松本若菜、中村アン、福本莉子、小手伸也、丸山智己、桜井ユキ、井之脇海、栗原英雄、江口洋介、佐藤浩市 他
オリジナル作品。《月9・54分枠》(全話数不明)初回は30分拡大
【長いクリスマスイブのはじまり】
二宮、中谷、大沢のトリプル主演で、それぞれ記憶喪失の逃亡者、ニュースキャスター、シェフを演じ、人間関係の無い3人のクリスマスイブの1日を、全話を使って描くという事だけを前情報として知っている状態で観たのだが、まあとっちらかっていて不親切、登場人物の名前が滅多に無い様な名前ばかりで、相関図を見ていない者にとっては不親切、テレビ局の登場人物の役割は台詞等で分かったが、レストランの方は台詞で栗原さんがギャルソンなのは分かったが、桜井さんがソムリエ、井之脇さんがアルバイトなんて、後から相関図を見て初めて分かって、これも不親切。
タッタカタッタカと繰り返される劇伴がうるさくて苛々したし、くだらないレストランパートは割りとじっくり見せて、シリアスパートは切り替えが速くて落ち着かず、それ逆じゃない?の演出にも苛々。結論はつまらなかったの一言。次も一応観るけど。
※TVKで唐沢、江口版の「白い巨塔」をやるので、それを観ようかな
脚本=徳永友一 演出=鈴木雅之
- << 110 【2023秋ドラマ】 「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」2話まで終了。 【犯人、混乱、対決…謎が謎を呼ぶ】 ニノと江口洋介の謎の関係、中谷美紀の執念の調査、ニノの特殊能力(異常な身体能力の高さ、写真記憶能力)の謎、この辺りを集中的に描いてくれるなら観続けてもいいのだが、ドラマに入り込もうとすると大沢たかお達(と佐藤浩市)が話の腰を折る、これが頻繁に繰り返されるのでどうにも入り込めない。 私にはこの設定と演出が合わないので、これにて視聴離脱する。 脚本=徳永友一 演出=鈴木雅之
>> 85
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」8話まで終了。
【単行本1巻記念握手会の日】
うーん、難しいよね。すいはメンタルケ…
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」全9話終了。
【レインボーパワー世界を救えるのか】
公文は刺されていなくて、すいパパが公文を突き飛ばして自分が刺されたと。えーッ!?そうだったっけ?何かはぐらかされた感は有るけど、命に別条はなくて、人気作家の公文を庇って刺されたと公文のファンが拡散したので、パパは一躍ヒーローになるというおまけ付き。
前回“公文は妹を置いて虐待する母親から逃げた事が負い目になっているのか”と書いたのだが、バスの中で公文のパニック発作を見たすいも、あの時にそれに気付き、自分を救ってくれた公文を今度は自分が救おう、それにはやはり蕾の心の開放が先決とあの病院の庭に通い続け、窓辺の蕾にコンタクトを取り続けていた。
遂にウイッグを外し、公文に「私は雨も好きよ、お兄ちゃん」と話し掛けたシーンにはグッと来た。
そしてすいは今度は公文を救うべく、周りの人を巻き込んで公文に対して大芝居を打つ。すいが公文にスマホでわざと盗聴させているのは直ぐに気付いたのだけど、皆とグルになっているとまでは中々気付かなくて、でも何か違和感はずっと有って…。
あのカーブですいが飛び出し公文の車を止めて「助けて!」ニヤッとして「あ、げ、る」で、わあ、そうだったのか!って。
キスシーンが漫画に切り替わるラストも洒落てた。
計算され尽くした脚本、お見事でした。
脚本=野島伸司 演出=松原浩
【2023秋ドラマ】
「きのう何食べた?season2」(TX,Avex Pictures,製作委員会)脚本=安達奈緒子 出演=西島秀俊、内野聖陽、マキタスポーツ、高泉淳子、チャンカワイ、中村ゆりか、坂東龍汰、奥貫薫 他←(主な初回出演者)(他に山本耕史、磯村勇斗、田中美佐子が出演予定)
よしながふみの漫画原作。《ドラマ24・40分枠》(全話数不明)
シロさんは月2万五千円内で食費をやり繰りするのがきつくなり、ケンジは健康診断で過去最高の体重を記録してショックを受けている。
シロさんが食費が限界と話すと、ケンジが「おうち時間も増えたし」と言ったのでうん?どういう事?と見直して、スーパーのレシートで確認したら2021年6月25日の日付になっていて、部屋の6月のカレンダーも何年か迄は見えないけど、最後の30日が水曜日だったので間違いない、ドラマの中ではまだコロナ禍なんだなと。
安さが魅力のスーパーニュータカラヤが、6月末で閉店したのもそのせいなのかな。
予算に拘り鶏や豚の料理ばかりにしたからケンジが太ったのだと反省したシロさんは、今度から利用するスーパーで思い切って真ガレイの切身を買い、煮付けにしてケンジを喜ばせるのだった。
一つ食べる毎に「おいしい!」と素直に口にするケンジだから、シロさんも作り甲斐が有るよなあ。
脚本=安達奈緒子 演出=中江和仁
>> 63
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場…
【2023秋ドラマ】
「君となら恋をしてみても。」窪田マルの漫画原作/脚本=森野マッシュ/演出=松本花奈/主演=日向亘、大倉空人
高校生同士のBL物。
海堂天(あまね=大倉空人)は過去にカミングアウトをしたらからかわれて傷付いた事があり、本気の恋はしないと決めていたが、家庭の事情で江ノ島の祖母の家で暮らす事になり、たまたま知り合いその優しさに触れ、いいなと思ったけどそのまま別れた男子が、転校先の高校の同級生でしかも隣の席だったという偶然。
天はその男子・山菅龍司(日向亘)を“放課後デート”に誘い、江ノ島の街を二人でぶらつく。
天は龍司にカミングアウトをし、そんな自分を茶化すと、龍司は真剣な顔で「そんな風に茶化さない方がいい」と言ってくれて、天は益々彼に惹かれてしまう。
日向亘が人間的に優しい龍司という役に合っていて、天との仲が深まって行く龍司という役をどう演じるのか興味深い。
美しい江ノ島の風景の中の男子二人を切り取って行く、松本花奈の演出が良い。
木曜日は観ようと思っているドラマが多く、このドラマを観続けられるかは分からないのだが、BLでキュンとしたい人、主演の二人に興味のある人にはお勧めかも。
《TVK・ドラマ特区枠》
【2023秋ドラマ】
「ブラックファミリア~新堂家の復讐」(ytv)脚本=佐藤友治 他 出演=板谷由夏、中山崇、森崎ウィン、渡邉理佐、星乃夢奈、少路勇介、長妻怜央、カトウシンスケ、瀧七海、しゅはまはるみ、(釈由美子)、塩野瑛久、平山祐介、小野武彦、筒井真理子 他※()内は初回は未出演
オリジナル作品。《木曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)
【なりすまし復讐劇】
冒頭は不審死を遂げる娘のモノローグから始まり、その中に“悪に対し無力な者は、悪に加担しているのと等しい”という、まるで今話題の誰かさんに向けて言っている様な言葉があり、最後は家族で副題のなりすまし復讐をこれから開始しようとしている母親の、“私達は必ずこの復讐をやり遂げてみせる”というモノローグで終わる、掴みとしてはブラックシリーズらしくゲスな感じで中々良かったんじゃないかな。
娘が上から落ちて来るのを、窓越しに家族4人が目撃して息を飲み、その直後にわざわざ、スローモーションで落ちながらこちらに顔を向ける娘と目が合う母親というシーンを差し込む辺りのえげつなさは、まさにこのシリーズって感じだったな。
祖父が創業、父親が会社を継いで、金の力で代議士になったその息子は出来損ないという、復讐のしがいが有りそうな敵役。
娘とは「違う違う違う…」と言い続ける板谷由夏の演技も凄かった。
脚本=佐藤友治 脚本、演出=城定秀夫
【朝ドラ】
「らんまん」脚本=長田育恵 主演=神木隆之介
「スカーレット」以降の朝ドラは全部観ているのだが、一番ドラマとしての満足度は高かったかも。
何故かと考えてみると、重要人物から端の方で登場する人物迄、人物像がしっかりと作り込まれていて破綻が無い、だからドラマの世界観にどっぷりと浸る事が出来た…という事なのではないかなと。
植物以外には目もくれなかった万太郎が、初めて一目惚れした女性は美人の寿恵子だったというのも、“やっぱり君も普通の男”って感じさせてくれてホッとしたし、結婚したらまた植物一直線、お金は稼げず使う一方なのに、そこに全く邪気が無いから、結局は皆が応援したくなるという究極の“無自覚人たらし”が主人公なので、そこも楽しめた理由なのかもしれない。寿恵子が主体的に動く人なので、それも観ていて気持ちが良かった。
「ブギウギ」脚本=足立紳 主演=趣里
まだ始まったばかりなので何とも言えないけど、お父ちゃんが“ダメ男”では無さそうなのでまずは一安心(笑)
あと、あちこちで言われているけど、趣里の子供時代を演じる子の顔の作りがまあ趣里に似ていて、いつも思うけどNHKは子役を見付けて来るのが上手いわあ。
そんな中、松岡くん役の湯田大夢という子役に私の目は釘付けに。演技もしっかりしているんだけど、とにかく目がキラキラしてるの!この子は将来大物俳優になる予感が…。
【2023秋ドラマ】
「大奥」【医療編】(11)(NHK)脚本=森下佳子 出演=鈴木杏、玉置玲央、村雨辰剛、岡本圭人、新名基浩、高田夏帆、相島一之、古川雄大、福士蒼汰、松下奈緒、仲間由紀恵 他(主な初回出演者のみ記載)
よしながふみの漫画原作。《ドラマ10・54分枠》(全話数不明)※1月期の同ドラマ全10話の続きなので、今回が11話という形を取っている。
徳川吉宗が田沼意次(當真あみ→松下奈緒)に“赤面疱瘡”の撲滅を託してから20年、意次は平賀源内(鈴木杏)に蘭方医を捜して大奥に連れて来る様に命じ、源内は出島で見付けた吾作(後の青沼=村雨辰剛)を連れ帰る。青沼には黒木(玉置玲央)という御右筆助が付けられるが、黒木は、医者で蘭学も嗜むが拝金主義の父親が嫌いで、青沼の事も良くは思っていなかったのだが…。
御半下に風熱が流行るが、大奥の医者は御目見以上しか診ない仕来りで、それを聞いた青沼は解熱に奔走、元気な者には持参したサボンで手洗いを励行、御半下への蔓延を防いでみせた。
「病気が治るかは患者の体力次第」父親も青沼も言っている事は同じなのだが、金を欲しがる父親に対し、青沼は「ありがとう」と言われたいのだと。
黒木の青沼を見る目が変わり始めた。
コロナ禍に重なるからタイムリーでもあるね。(だから企画制作したのかな)
今回は玉置玲央が特に良かった。
脚本=森下佳子 演出=大原拓
- << 96 【2023秋ドラマ】 「大奥」【医療編】12話まで終了。 発想が柔軟で皆を驚かす様な物を発明したかと思えば、赤面疱瘡の何たるかを聞き取る為にあちこちの村を行脚したりと、行動力が有り頭も良く性格も明るい源内は、意次に頼られ、御台(趙珉和)の信頼も厚く、青沼の蘭学講義を受ける仲間からも好かれている。 家治から信頼され出世をする意次憎しの一点で利害が一致し、結託をする治済と松平定信(安達祐実)。その怒りの矛先は、まずは意次が可愛がる源内へと向けられる。 体は女、心は男の源内を、男3人がかりで襲わせ凌辱するという卑劣さ。それでも滅気なかった源内をさらなる悲劇が襲う。 源内が青沼に相談したあの症状は恐らく梅毒で、当時は治療法が無く、長い年月を掛けてじわじわと患者を苦しめ、最後は人格破壊にも至る恐ろしい病で、源内の先行きを想像すると胸が締め付けられる。 青沼自身も後ろ盾だった御台を病で失い(大きなしこりが腹に有り、死期が近い事を自覚していた御台は、青沼に診て貰ってから死ぬと蘭方医が悪く言われる、それは避けたいから青沼には黙っていたと。このシーンには泣けた)、漢方医が見逃した病(尿結石)を見付けて対症療法で痛みを取った事で、漢方医の裏に居る定信の余計な恨みを買ってしまった。 折角皆で赤面疱瘡ワクチンの考え方に迄、辿り着いたというのに…。 脚本=森下佳子 演出=末永創
2023秋ドラマ期間中の【シーズン枠外ドラマ】リスト(放送開始順)※脚本演出は複数人の場合、メインのみ記載
タイトル/脚本/演出/主演/放送枠名/枠外理由
「日常の絶景」堀雅人/杉岡知哉/伊藤万理華/ドラマチューズ!/3話で終了のミニシリーズ(全話放送済み)
「遥かなる山の呼び声」山田洋次/朝原雄三/阿部寛、常盤貴子/土曜ドラマ/BSPで放送済みの90分✕2回のドラマを、49分✕4回の連ドラに再編集
「君に届け」宮本勇人/新城毅彦/南沙良、鈴鹿央士/水ドラ25/2023年3月からNetflixにて、完全版を全話配信済み
「すべて忘れてしまうから」岨手由貴子/岨手由貴子/阿部寛/ドラマ25/2022年9月からディズニープラスにて、完全版を全話配信済み
「ガラパゴス」戸田山雅司/若松節朗/織田裕二/土曜ドラマ/2023年2月にBSPで放送済みの90分✕2回のドラマを、49分✕4回の連ドラに再編集
- << 151 2023秋ドラマ期間中の【シーズン枠外ドラマ】リスト(放送開始順)※脚本演出は複数人の場合、メインのみ記載 タイトル/脚本/演出/主演/放送枠名/枠外理由 「日常の絶景」堀雅人/杉岡知哉/伊藤万理華/ドラマチューズ!/3話で終了のミニシリーズ(全話視聴済み) 「遥かなる山の呼び声」山田洋次/朝原雄三/阿部寛、常盤貴子/土曜ドラマ/BSPで放送済みの90分✕2回のドラマを、49分✕4回の連ドラに再編集 (全話視聴済み) 「君に届け」宮本勇人/新城毅彦/南沙良、鈴鹿央士/水ドラ25/2023年3月からNetflixにて、完全版を全話配信済み (1話で視聴離脱) 「すべて忘れてしまうから」岨手由貴子/岨手由貴子/阿部寛/ドラマ25/2022年9月からディズニープラスにて、完全版を全話配信済み (継続視聴中) 「ガラパゴス」戸田山雅司/若松節朗/織田裕二/土曜ドラマ/2023年2月にBSPで放送済みの90分✕2回のドラマを、45分✕4回の連ドラに再編集 (視聴中)
>> 79
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」7話まで終了。
【1人女子焼肉3連打からの衝撃】
やっぱり公文の“大切な人”、白石…
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」8話まで終了。
【単行本1巻記念握手会の日】
うーん、難しいよね。すいはメンタルケアの面では素人だし、すいが“こもりびと”になったきっかけや状況と、蕾(白石聖)のそれや、その後のメンタル崩壊による親への傷害からの自傷行為(死に癖)には、あまりにも隔たりが有るからね。
ただ“人格入れ替え”は違うんじゃないかという、すいの思いも分かるのね。自分は10年間父親に庇護されて、ずっとありのままの自分で居られたからこそ、当初は公文に過去をこじ開けさせられた事は辛かったけど、向き合いさえすれば順応も早かった、そしてそれで良かったと思っている。
だから蕾にも、例え苦しくてもありのままの自分を受け入れる所から始めて欲しい、それが公文自身を救う事にも繋がるから…、きっとそういう思考回路なんだと思う。
しかし公文は自身もあんなに幼少の頃から、母親の言葉の虐待を受けて育っていたのか。だから大義名分の立つ高校の寮生活を選び逃げたのね。自分が逃げれば妹に虐待は集中すると分かっていた筈なのに…。しかも再婚した義父からもって…。
だから余計に公文は苦しんでいるのかも。
そして握手会で、メンタルがおかしそうな“なりきりアガサ”(山之内すず)に刺されてしまった公文。逃げなかった様に見えたのは、自分を罰する為なの?
脚本=野島伸司 演出=岩本仁志
- << 94 【2023夏ドラマ】 「何曜日に生まれたの」全9話終了。 【レインボーパワー世界を救えるのか】 公文は刺されていなくて、すいパパが公文を突き飛ばして自分が刺されたと。えーッ!?そうだったっけ?何かはぐらかされた感は有るけど、命に別条はなくて、人気作家の公文を庇って刺されたと公文のファンが拡散したので、パパは一躍ヒーローになるというおまけ付き。 前回“公文は妹を置いて虐待する母親から逃げた事が負い目になっているのか”と書いたのだが、バスの中で公文のパニック発作を見たすいも、あの時にそれに気付き、自分を救ってくれた公文を今度は自分が救おう、それにはやはり蕾の心の開放が先決とあの病院の庭に通い続け、窓辺の蕾にコンタクトを取り続けていた。 遂にウイッグを外し、公文に「私は雨も好きよ、お兄ちゃん」と話し掛けたシーンにはグッと来た。 そしてすいは今度は公文を救うべく、周りの人を巻き込んで公文に対して大芝居を打つ。すいが公文にスマホでわざと盗聴させているのは直ぐに気付いたのだけど、皆とグルになっているとまでは中々気付かなくて、でも何か違和感はずっと有って…。 あのカーブですいが飛び出し公文の車を止めて「助けて!」ニヤッとして「あ、げ、る」で、わあ、そうだったのか!って。 キスシーンが漫画に切り替わるラストも洒落てた。 計算され尽くした脚本、お見事でした。 脚本=野島伸司 演出=松原浩
>> 78
【2023夏ドラマ】
「ハレーションラブ」8話まで終了。
初回を観た時は、どんな話なのか、どんな話になりそうなのかが掴めず、でも…
【2023夏ドラマ】
「ハレーションラブ」全9話終了。(最終回は30分拡大)
まず前回の感想に書いた事について…。15年前の時点での孝之(猪塚健太)の年齢を勘違いしていて、晶達と同じか少し上位の子供だと思っていたから、その前提と〈街が隠して来た〉という公式の文言をベースに予想をした為に、殺人等犯罪の動機の面で全くの的外れになってしまった。
15年前の時点で孝之は20才で星合台の交番に初配属、その時点で日和の妹の真美が15才で、孝之が撮った写真の日和はセーラー服を着ていたので、17、8才位だったのかな。孝之は日和と両想いだと確信していた病的なストーカーで、真美によると「姉はあの空き家で孝之に、したくもない事をさせられていた」と。
浅海の推測としては、孝之を恐れ逃げ出したかった日和は、その思いをあの赤い短冊に書き、あの日、ベランダから短冊に火を点けて空き家に向かって投げた。さこに晶が居るとは思わなかったし、只々空き家が消えて無くなればいいという気持ちだけだったのではないかと。
公式HPの惹句『…街が隠してきた恐ろしい真実…』は、やはり嘘で街は別に関係ない。朱莉の母と孝之の父が、親心や咄嗟の判断で隠した物が晶の名誉を傷付け、家族を苦しめてしまった…が正解だった。
それにしても孝之の父は息子の異常性に気付いていなかったのかね?
脚本=若杉栞南 演出=加藤瑛亮
>> 63
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場…
【追記】
【2023秋ドラマ②】
タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
【追加】
「ワンルームエンジェル」綿種アヤ/枝優花/上杉柊平、西村拓哉 △初回を観て判断
〈ドラマシャワー枠〉
- << 119 【2023秋ドラマ】 「ワンルームエンジェル」(MBS,製作委員会)原作漫画=はらだ/脚本=綿種アヤ/演出=枝優花/主演=上杉柊平、西村拓哉 この枠はBL枠なので、上杉柊平がどう演じるのかに興味が有って観たのだが…。 上杉柊平はイメージから外れない役柄で魅力的だったのだが、相手役の西村拓哉の演技がどうにも棒だし、例え棒だとしても、記憶喪失の天使役としてキャラがピッタリとハマって魅力的な子なら、観続ける理由にはなるのだが、彼にはそういうのも無いし…。という事で残念だけど初回のみで視聴離脱する。 〈TVK/MBS・ドラマシャワー枠・30分〉
>> 63
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場…
【追記】
【2023秋ドラマ②】
タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
【修正】「日常の絶景」は全3話で終了する為、【シーズン枠外ドラマ】の括りに変更する。
次の〈ドラマチューズ!枠〉の作品
⬇
【追加】「くすぶり女とすん止め女」川原杏奈/太田勇/西田尚美、香音 △初回を観て判断
【追加】「トラックガール」たかせしゅうほう/林希/遠藤さくら △初回を観て判断
※全6話/7月よりFODで配信済み、地上波初放送/〈放送枠名は不明〉
★いずれも24時以降の放送
【2023秋ドラマ】
「パリピ孔明」(CX)脚本=根本ノンジ 出演=向井理、上白石萌歌、菅原小春、宮世琉弥、八木莉可子、森崎ウィン、関口メンディー、アヴちゃん、ELLY、ディーン・フジオカ、森山未來 他
四葉タト、小川亮の漫画原作。《水10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【天才軍師諸葛孔明渋谷に降臨!音楽青春コメディー開宴】←開演ではなく開宴とした所に、このドラマの本質が垣間見える。ドラマ性よりは音楽とそれに伴う映像重視的な。
タイムワープして来た孔明が、あっという間に自分の状況を理解し、スマホの使い方もバーテンダーとしてのスキルも直ぐに身に付けてしまう所とか、三国志オタクのオーナーが孔明も同類と勘違いして、嬉しくて即決採用する所とかはスムーズで面白かったのだが…。全体にドラマとしてはテンポが悪く、リアタイ視聴をしていて途中で眠くなってしまった。
あとタイムワープして来た孔明が英子の歌に胸を打たれたという設定はまだ良いのだが、孔明に連れて来られたミアのファンも皆、英子のBGMみたいな歌に惹き付けられて帰らなかったというのは無理がある。
初めて聴いて衝撃を受けて虜になるというのは、それこそアヴちゃんみたいに唯一無二の歌声とかじゃないとね。
次も一応観てみるけど…小池栄子の裏ドラマが始まったらそっち優先かな。
脚本=根本ノンジ 演出=渋江修平
>> 70
【2023夏ドラマ】
「転職の魔王様」10話まで終了。
【転勤でコンビ解消!?ふたりの過去が明らかに!】
“嫁ブロック”を描く…
【2023夏ドラマ】
「転職の魔王様」全11話終了。
【魔王が転職!?波乱の面談!ふたりの決断とは】尺の問題で滝藤(駿河太郎)の転職話は要らなかったかなあ。滝藤のケースに来栖のケースを重ねる事で、「やりたい仕事の夢は変化する事もある」というのを、分かりやすく描きたかったのかなとも思うのだが、商社時代にアフリカで撮った写真の来栖の笑顔に関するやり取りと、そこに至る迄の千晴の面談の部分をもう少し丁寧に描けば、来栖の夢の変遷については伝わったのではないかなと。
事務所の面々の出番は必要だから、犬飼の就職相談の部分は有ってもいいけど。
あと前回描いた千晴と来栖の出会いについても、もっと圧縮して、屋上で千晴が大阪支店に行くと話すシーンにくっつけた方が良かったのでは?来栖が「君は忘れているみたいだけど…」という形で話して、少しやり取りした後に千晴が「待っていて下さい」からの来栖がハグ…の方がしっくり来たんじゃないかなあ。
ゲストの演技力に左右される部分は有ったけど、全体としてはまあまあ面白かった。
仕事や人生に対する来栖の発言には、考えさせられる事が結構有ったし、要所要所で繰り出される社長の金言も中々のものだった。
続編を観たいかといえばそこ迄では無いけど、色々気になる事は有るので2、3年後を描くSPドラマならぜひ観てみたい。
脚本=小峯裕之 演出=堀江貴大
>> 69
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」6話まで終了。
【オレンジウイッグの堕天使】
ホントの海で…。
城崎はリリ子から…
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」7話まで終了。
【1人女子焼肉3連打からの衝撃】
やっぱり公文の“大切な人”、白石聖が演じる赤毛のウイッグの女性は実の妹・三島蕾だった。どうしてああなってしまったのか、ただ一人事情を知っている編集長が、すいの父に語った蕾の過去は壮絶だった。
兄が全寮制の高校から大学での一人暮らしで居ない中で、妹は中学から引き篭もりとなり、ある日母親と再婚相手の義父、二人とも刺したという事は、すいの父が言った「聞くに耐えない事が有った…」という事なのかな。
医療少年院から精神科に入院、妹を放置した事に責任を感じている公文は、死にたがる妹を題材にラノベを書いてヒットさせ、その収入で妹に催眠療法を受けさせて過去の忌まわしい記憶を消し、ウイッグを被せて新しいキャラを埋め込んだという。
そしてすいも、車に轢かれそうになったのをきっかけに、とんでもない事を思い出していた。あのバイク事故の日、すいは道路に飛び出して向こうから来た車を止めた、助けて下さいと。あの車から降りて来たのが公文だったのだ。
あの後、心を閉じたから思い出せなかったのだろうか。でも公文の方は覚えていた筈。というかアガサのあのセーラー服姿は、あの時のすいのイメージだったのでは?
TVer+の記事だと全9話らしいので、残り2話。どうまとめるのか本当に楽しみ。
脚本=野島伸司 演出=岩本仁志
- << 85 【2023夏ドラマ】 「何曜日に生まれたの」8話まで終了。 【単行本1巻記念握手会の日】 うーん、難しいよね。すいはメンタルケアの面では素人だし、すいが“こもりびと”になったきっかけや状況と、蕾(白石聖)のそれや、その後のメンタル崩壊による親への傷害からの自傷行為(死に癖)には、あまりにも隔たりが有るからね。 ただ“人格入れ替え”は違うんじゃないかという、すいの思いも分かるのね。自分は10年間父親に庇護されて、ずっとありのままの自分で居られたからこそ、当初は公文に過去をこじ開けさせられた事は辛かったけど、向き合いさえすれば順応も早かった、そしてそれで良かったと思っている。 だから蕾にも、例え苦しくてもありのままの自分を受け入れる所から始めて欲しい、それが公文自身を救う事にも繋がるから…、きっとそういう思考回路なんだと思う。 しかし公文は自身もあんなに幼少の頃から、母親の言葉の虐待を受けて育っていたのか。だから大義名分の立つ高校の寮生活を選び逃げたのね。自分が逃げれば妹に虐待は集中すると分かっていた筈なのに…。しかも再婚した義父からもって…。 だから余計に公文は苦しんでいるのかも。 そして握手会で、メンタルがおかしそうな“なりきりアガサ”(山之内すず)に刺されてしまった公文。逃げなかった様に見えたのは、自分を罰する為なの? 脚本=野島伸司 演出=岩本仁志
>> 14
【2023夏ドラマ②】
※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)途中経過(↗は良くなって来た↘は少しつまらなくなって来た)
◎…
【2023夏ドラマ】
「ハレーションラブ」8話まで終了。
初回を観た時は、どんな話なのか、どんな話になりそうなのかが掴めず、でもその感覚が面白くて何かワクワクしたのだけど、その後は中々話が進まず、隔靴掻痒の感がずっと漂っていたのだが、昴くんのご乱心が有って、自称探偵の小田切も感情を出し始めて、釈放された昴くんが暴漢に襲われて、少しやり返した所で次回が最終回。
という事で少しだけ予想をしてみると、昴くんを襲った暴漢は、目出し帽から覗く目の感じや体格、格闘のキレとかを考え合わせると、警官の孝之っぽいんだけどどうだろ。
あの日、故意か過失か分からないけど火を点けたのは孝之で、子供だし警官の息子だから街がひた隠しにしたという事で。←だとしても街がという表現は引っ掛かるのだが。
何話だか忘れたけど、孝之の目付きには何か影を感じたんだよなあ。だからひょっとして槙田殺しもそうなのかなあって。
あと小田切については、1年前の餅田日和の自死について朱莉に話す時に、涙ぐんだりしてかなり感情を表に出していたし、下の名前も真美で同じなので、日和の妹で確定かな。
公式HPの惹句『危険なのは、この恋か、この街か―三角関係の中で炙り出される街が隠してきた恐ろしい真実…』ってのは、ちと言い過ぎ煽り過ぎじゃない?朱莉は恋って程の恋もしてないしさあ。
脚本=若杉栞南 演出=竹園元
- << 84 【2023夏ドラマ】 「ハレーションラブ」全9話終了。(最終回は30分拡大) まず前回の感想に書いた事について…。15年前の時点での孝之(猪塚健太)の年齢を勘違いしていて、晶達と同じか少し上位の子供だと思っていたから、その前提と〈街が隠して来た〉という公式の文言をベースに予想をした為に、殺人等犯罪の動機の面で全くの的外れになってしまった。 15年前の時点で孝之は20才で星合台の交番に初配属、その時点で日和の妹の真美が15才で、孝之が撮った写真の日和はセーラー服を着ていたので、17、8才位だったのかな。孝之は日和と両想いだと確信していた病的なストーカーで、真美によると「姉はあの空き家で孝之に、したくもない事をさせられていた」と。 浅海の推測としては、孝之を恐れ逃げ出したかった日和は、その思いをあの赤い短冊に書き、あの日、ベランダから短冊に火を点けて空き家に向かって投げた。さこに晶が居るとは思わなかったし、只々空き家が消えて無くなればいいという気持ちだけだったのではないかと。 公式HPの惹句『…街が隠してきた恐ろしい真実…』は、やはり嘘で街は別に関係ない。朱莉の母と孝之の父が、親心や咄嗟の判断で隠した物が晶の名誉を傷付け、家族を苦しめてしまった…が正解だった。 それにしても孝之の父は息子の異常性に気付いていなかったのかね? 脚本=若杉栞南 演出=加藤瑛亮
>> 62
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(金曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メ…
【シーズン枠外ドラマ】
「遥かなる山の呼び声 ディレクターズカット版」脚本=山田洋次・坂口理子/演出=朝原雄三/(NHK・松竹)
89分のBSP単発ドラマとして、2018年と2022年にそれぞれ放送した計178分に、未公開映像を加えて49分✕4回に再編集したドラマ。
「遥かなる山の呼び声」と言えば、山田洋次監督が「シェーン」をモチーフに作り、高倉健さん、倍賞千恵子さんの黄金コンビが主人公達を演じた映画。
それを下敷きに山田洋次さん自身が関わり、リメイクしたのが本作。
健さんの役の田島を阿部寛、倍賞さんの役の民子を常盤貴子が演じている。
ドラマでは亡夫の父(中原丈雄)と民子で牧場を経営し、息子の武志(佐藤優太郎)と3人暮らしという設定で、夜にバイクの故障でずぶ濡れになっていた男を、義父が連れて帰って来た所から話は始まる。
会ったばかりなのに悪い男では無さそうだからと言う義父だが、民子は警戒心を解かない。優太郎も母に倣って口も聞かなかったが、鹿笛を貰った途端に喋り出すという子供らしさ全開で可愛かった。
一度出て行った男が戻ったら、義父が入院している事が分かり、男は牧場の仕事を手伝う事に。優太郎は男に懐き、民子も少しずつ信頼して行くのだが、義父は逆にあの男には影が有ると言い出す。
中標津でロケをした映像が美しい。
どうなって行くのか楽しみ。
(NHKてん土曜ドラマ枠)
>> 65
【2023夏ドラマ】
「最高の教師」9話まで終了。
【償うことに迷える貴方へ】
相楽まで改心し、いよいよ孤立し始めた西野はお金…
【2023夏ドラマ】
「最高の教師」全10話終了。
【「変わらない」と諦める貴方へ】
一周目の卒業式の日に自分を突き落としたのは星崎だと九条が気付いた理由…西野の発言の様に、過失にしろ殺意有りにしろ相手が落ちれば覗き込む筈、それなのにあの時、突き落とした人物は覗き込まず九条には顔が見えなかった、これは相手が無感情だったからに違いない、そうなると変わり行くクラスの中でも常に傍観者の様な存在でいた星崎君以外には考えられない、これは分かり易かった。
逆に星崎の動機(というか彼が独白する心の内)は凡人には分かり難かった。子供時代に遡って、自分の突飛な行為(本人に自覚は無かった)を笑って貰えず、皆が引いているのを見た時に、自分は皆とは違うと気付いた、両親に産まない方が良かったのではと聞いた事が有る…という一節が含まれた事で、その後の息苦しさや変えられない自分に対する絶望からの無感情という流れを見ると、彼は広汎性発達障害グレーゾーンだったのかなと推測してしまう。
奥平君は演技力はまだ無いけど、半笑いの表情が生きるこの難役には合っていて、そこからの抜擢だったのかなと。
鵜久森は二周目も死に、九条は二周目は生き延びた、この差は鵜久森の一周目は自死だったから…に帰結するのかな。
何度も書いたけど、台詞で全てを伝えようとする脚本には辟易した。
脚本=ツバキマサタカ 演出=二宮崇
>> 63
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場…
【2023秋ドラマ】〚ワンポイント投稿〛
「日常の絶景」脚本=堀雅人/演出=松岡知哉/主演=伊藤万理華
観光地や大自然の絶景を見に行くのではなく、生活圏やそこから少しだけ足を伸ばした所にも、視点を変えれば絶景は有りますよ、というのを教えてくれるドラマ(初回で言えばビルの壁をつたう巨大なダクトは面白かった)。まっ、観る人の感性次第な面は有るけど、私は最後迄観たいなと思った。《テレ東・ドラマチューズ!枠》
「女子高生、僧になる」脚本=森ハヤシ/演出=横尾初喜/主演=畑芽育
主人公の麦(畑芽育)がずっとアイドルオタクで、祖父が亡くなり後継者の居ないお寺を、幼馴染みの柊をお坊さんにして自分も一緒に寺に入り継ぐと決めた時に、グループを良くする為のオタク脳をお寺にも当てはめて使う所は面白かったけど、それ以外は特に…。畑芽育には期待をしているので、もう少し観てみるけど。(TVK・枠名無し)
「姪のメイ」脚本=小川康弘/演出=清水康彦/主演=本郷奏多、大沢一菜
姉夫婦が亡くなり、一人娘のメイ(大沢)の引取先が決まる迄の1ヶ月を、母方の叔父の小津(本郷)が面倒を見る事になり、リモートで上司から福島の月貸し物件を紹介されて、そこで暮らす話。避難地域だった福島12市町村での暮らし振りと美しい自然を切り取って見せているのと、大人びたメイと年相応の小津との対比がポイント。(テレ東・木ドラ24枠)
>> 64
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」11話まで終了。
【普通の女の子で、普通の恋が…。】
普通の女子高生からカフェに就職して…
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」全12話終了。
【アナタがいると、ワタシが幸せ】
岡村に恋をしたせいで、とにかく普通にあこがれ普通になりたいとの願いが強くなってしまった有紗。
小さい頃から父親に、お前は普通に生きろと言われ続け、成長してからは気持ちの中では反発しながらも、父親に逆らう事はなく普通に平凡にと生きて来た岡村。
そんな二人の恋の結末は…。
有紗にもう会いたくないと言われ、それを守って完全に別れてしまった二人。岡村は営業所を変わり、有紗はスーパーで働く日々。でも二人の心の中は空虚で、ずっとお互いの事を思い続けていた。
あの兄が結婚を決め、父親からは「お前の人生だ、やりたい様にやればいい」と言われ、「有紗ちゃんのお前を見る目はいつも真っ直ぐだった」が背中を押したのかな。
有紗に会いに行く岡村。
コンパニオン時代の話をする有紗。客に体を求められて応じていたのは、役に立ちたい、必要とされたかったから。それがヤダって事に気付いていなかった。でも岡村さんに出会って自分の本心を知り、やっと人間になれたと。
やり直すのは無理と歩き出す有紗を抱き締め、岡村が言ったのは「俺が有紗ちゃんと一緒に居ると幸せなんだ、必要なんだよ!」心から出た言葉は有紗の気持ちを動かすには十分だった。
※桜吹雪の幻想に有紗のローズピンクの服がマッチして綺麗だったな
脚本=坪田文 演出=池田千尋
【シーズン枠外ドラマ】
「この素晴らしき世界」特別編。
通常放送分についてはテンポが悪く、その時の本筋の話には絡まない人物をコマ切れで登場させるスタイルにも苛々させられて、5話で視聴離脱を決めたのだが、6、7話は1.3倍速で観て、8、9話については、やっと面白くなったので録画を普通に視聴した。そして特別編の予告を観た時に、新撮も結構有りそうで面白そう、でもフジの特別編には何度も騙されて来たからなあと半信半疑で、しかもリアタイ視聴をしたのだが…、これが予想を遥かに上回る面白さで、何なら本編よりもかなり面白くて何度か爆笑迄してしまったではないか(笑)
これが初視聴の人にとっても面白かったかどうかは分からないけど、本編を全部視聴した人にとっては、上手く編集された過去映像がタイミング良く挿入され、妙子の成りすましの件を知らない真由美さんが、セシル達の妙子の連れ去りを誘拐?と誤解する事から始まる新撮分は、猫背椿さんの上手さも有るけど、とにかく演出のテンポが良くて、話も思いっ切りコメディーに振り切っていたから、ずっと笑いながら楽しめた。
若村さんは、事務所がキープしていた絹代のそっくりさんのイタリア女性として、不在の妙子に成りすます演技(ほぼパントマイム)までして、こちらも凄かった。
本編もこういうコメディーテイストで作れていればね…。
脚本=烏丸マル太 演出=平野眞
>> 60
【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」9話まで終了。
【完全犯罪の終焉…絶望への幕開け…】
完全犯罪…と言っても彼女達の場合…
【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」全10話終了。
【ただ幸せになりたかっただけなのに…】
このサブタイトルの言葉は誰の心境なのだろう。
翠が由香里に自殺願望を打ち明けなければ事は始まらなかったし、由香里が刑事の理子に“友達の自殺願望を止めたい”と相談しなければ、理子も自分の智明への復讐に、由香里達の“席替え”を提案して利用する事は出来なかったし、そもそも理子が膵臓癌末期の余命宣告を受けていなければ、大輔との幸せな生活を壊して迄、智明に復讐をしようとは思わなかっただろう。
繭美は中身の伴わないプライド持ちのせいで会社で孤立し、医師の智明と再会したのを期に、玉の輿に乗る事で違うプライドを得ようとし、不倫と知った時点で身を引こうとするが、思いがけず妻の由香里が離婚を望んでいて、二人の話し合いの末に取り引きが成立するという、法に触れない道も有っただろうに。
離婚してしまえば、本物由香里も偽由香里を強請る材料が無くなる訳だし。
歯車の狂いがどんどん連鎖して、こんな筈じゃ無かったという方向に転げ落ちて行く物語。細かく見れば穴も沢山有ったけど、それを上回る展開の面白さ、ドラマとしてのパワーが有ったので、穴に付いては余り気にならなかった。
結末は大体予想通り。智昭は大輔が実子だと親には言わなかったのかな?
9ヶ月後、翠が里親になってホッとした。
脚本=田辺茂範 演出=菊地健雄
>> 58
【2023夏ドラマ】
「ばらかもん」10話まで終了。
【新たなる旅立ちへ!親友との決別!それぞれの決意とは?】
相談も無しに書…
【2023夏ドラマ】
「ばらかもん」全11話終了。
前回から引っ張った“お別れ引っ掛け”と、田舎に突撃するアイドル未満YouTuberの件(くだり)は要らなかったな。
田舎だからって誰でも手放しで受け入れる訳では無い。清舟は自分が来た時に皆に優しくして貰えたから勘違いしている。「先生を受け入れたのは、お父さんと友達だったから」と郷長。そういう事を言いたいが為のYouTuberなのかもしれないけど、そんな事に時間を割く位なら、(おそらく手紙で)父親と明かし変化したなると父の話、父親がタンカー船に乗る事になり、急に怖くなってしまった美和の話、書道家としての父親の凄さを改めて感じながらも、それをプレッシャーに思うのではなく、自分はこの島での生活を楽しみながら、書道家としても書きたい時に書いてみるという心境の変化に至った清舟の話とかを、もっと丁寧に描くだけで良かったし、清舟と子供達が影響しあって成長する姿を見るのが、このドラマ最大の楽しみだった訳だから。
全体としての感想はとにかく癒やされた、それに尽きる。杉野くん、なるを筆頭に皆さん役にハマっていたし、大きな自然の中で、小さな事にああだこうだと悩んだり、喜んだり泣いたりする彼らの暮らしを観るのが好きだった。
なる達があっという間に大きくなってしまうので、続編は無理でも早めのSPなら行けるかな?
脚本=阿相クミコ 演出=植田泰史
>> 55
【2023夏ドラマ】
「転職の魔王様」9話まで終了。
【恋人とのつらい過去!】
前回来栖が気付いた、社長の洋子が唯一担当し、一…
【2023夏ドラマ】
「転職の魔王様」10話まで終了。
【転勤でコンビ解消!?ふたりの過去が明らかに!】
“嫁ブロック”を描くのはいいのだが…。娘の友達の所は○ちゃんは家族旅行、○ちゃんは受験するから塾に、ウチも色々経験させたいけどお金が…と妻に言わせておいて、後からあれは夫にも家庭の事に関心を持って欲しかったからって、何でこんな分かりにくい事を言う設定にしたの?
普通に、昇給しないと私立は無理かなあ位にとどめて、今の会社は昇給無しと言われているから、夫は妻には内緒で転職活動を始めて内定を取ったら妻は反対…よくよく話を聞いてみたら…で良かったのに。
あと、残り1話となって、これ迄に匂わせていた来栖と千晴の出会いの日の事が描かれたのだが…。千晴がまだ前の会社に入社したばかりで希望に燃えている時期で、逆に来栖は事故後の人生どん底の時、階段で転んだ来栖を助け、雨宿りをしながら話をした事で来栖は救われたのだと。それはいいのだが、いくら来栖が当時前髪を垂らして無精髭でも、同じ杖をついていてあの声よ、何で千晴は今迄思い出せなかったの?この設定も無理筋じゃない?
で、今度は来栖に昔の同僚が「俺と一緒にアフリカで働こう!」まあこれは最終回への繋ぎとしては悪くない。千晴が来栖の転職を担当するのかな?だとしたら胸熱なんだけど。
脚本=小峯裕之 演出=堀江貴大
- << 80 【2023夏ドラマ】 「転職の魔王様」全11話終了。 【魔王が転職!?波乱の面談!ふたりの決断とは】尺の問題で滝藤(駿河太郎)の転職話は要らなかったかなあ。滝藤のケースに来栖のケースを重ねる事で、「やりたい仕事の夢は変化する事もある」というのを、分かりやすく描きたかったのかなとも思うのだが、商社時代にアフリカで撮った写真の来栖の笑顔に関するやり取りと、そこに至る迄の千晴の面談の部分をもう少し丁寧に描けば、来栖の夢の変遷については伝わったのではないかなと。 事務所の面々の出番は必要だから、犬飼の就職相談の部分は有ってもいいけど。 あと前回描いた千晴と来栖の出会いについても、もっと圧縮して、屋上で千晴が大阪支店に行くと話すシーンにくっつけた方が良かったのでは?来栖が「君は忘れているみたいだけど…」という形で話して、少しやり取りした後に千晴が「待っていて下さい」からの来栖がハグ…の方がしっくり来たんじゃないかなあ。 ゲストの演技力に左右される部分は有ったけど、全体としてはまあまあ面白かった。 仕事や人生に対する来栖の発言には、考えさせられる事が結構有ったし、要所要所で繰り出される社長の金言も中々のものだった。 続編を観たいかといえばそこ迄では無いけど、色々気になる事は有るので2、3年後を描くSPドラマならぜひ観てみたい。 脚本=小峯裕之 演出=堀江貴大
>> 54
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」5話まで終了。
【優しい人が傷つく世界線】
なんとなんと公文は自分のタワマンのエレ…
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」6話まで終了。
【オレンジウイッグの堕天使】
ホントの海で…。
城崎はリリ子から盗撮をネタに脅され、バイクに細工をする様に言われたのは事実だが、実際には手を下さなかった。盗撮はバレても最悪退学だけど、バイク事故の原因が細工とバレれば警察沙汰、そんな危ない橋は渡れないと。それはそうだ。
そして雨宮は女性に性的な興味が無いと告白。あの日、この浜辺ですいに告白したのは「俺は江田が好きなんだ」、江田とすいが付き合うのを見るのは辛いから、最後の大会が終わる迄は付き合うのを待ってくれと。すいは「マネージャーだから分かってる」と答えた。
雨宮が出した結論は、自分の心の揺れがハンドル操作に影響したのだろうと。
そしてすいは、江田達からの心無い言葉にも反論せず、雨宮の秘密を抱えたまま皆の前から姿を消した。
でもこの日やっと、大学にも行かず就職もせず、十年引き籠もっていた事を皆に告白出来た。
三島公平は恋人ではなく、作家の公文である事も明かした。後から「どうしよう、好きな人を消しちゃった」と後悔する事になるのだが。
これで引き篭もりの件には方がついたけど、仲間との色々は続く様だし、並行して作家としての公文の謎、アガサ(白石聖)の謎、二人の関係の謎等も描かれる様だ。
それでもすいは公文と結ばれると私は思ってるけどね。
脚本=野島伸司 演出=松原浩
- << 79 【2023夏ドラマ】 「何曜日に生まれたの」7話まで終了。 【1人女子焼肉3連打からの衝撃】 やっぱり公文の“大切な人”、白石聖が演じる赤毛のウイッグの女性は実の妹・三島蕾だった。どうしてああなってしまったのか、ただ一人事情を知っている編集長が、すいの父に語った蕾の過去は壮絶だった。 兄が全寮制の高校から大学での一人暮らしで居ない中で、妹は中学から引き篭もりとなり、ある日母親と再婚相手の義父、二人とも刺したという事は、すいの父が言った「聞くに耐えない事が有った…」という事なのかな。 医療少年院から精神科に入院、妹を放置した事に責任を感じている公文は、死にたがる妹を題材にラノベを書いてヒットさせ、その収入で妹に催眠療法を受けさせて過去の忌まわしい記憶を消し、ウイッグを被せて新しいキャラを埋め込んだという。 そしてすいも、車に轢かれそうになったのをきっかけに、とんでもない事を思い出していた。あのバイク事故の日、すいは道路に飛び出して向こうから来た車を止めた、助けて下さいと。あの車から降りて来たのが公文だったのだ。 あの後、心を閉じたから思い出せなかったのだろうか。でも公文の方は覚えていた筈。というかアガサのあのセーラー服姿は、あの時のすいのイメージだったのでは? TVer+の記事だと全9話らしいので、残り2話。どうまとめるのか本当に楽しみ。 脚本=野島伸司 演出=岩本仁志
>> 63
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場…
【追記】
【2023秋ドラマ②】
タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
(シンドラ枠は未発表)
⬇
「君が死ぬまであと100日」森ハヤシ/林雅貴/髙橋優斗 △初回を観て判断
- << 127 【2023秋ドラマ】 「君が死ぬまであと100日」(製作委員会)原作漫画=右腹/脚本=森ハヤシ/演出=林雅貴/主演=髙橋優斗 うーん、出だしは面白かったし、髙橋くんと豊嶋さんの組み合わせも悪く無かったけど…。 余命が見える迄は良かったのだけど、話が進むに連れて、数字として見える余命が増減するという展開にえっ!?とまずシラケて、ラストに訳知り顔の井上瑞稀が出て来た時点で“もういいや”となってしまった。 なのでこれにて視聴離脱する。 〈日テレ・シンドラ枠・30分〉 ※本来この枠の制作はいつも日テレとジェイ・ストームで、あの会見の前迄はその様にアナウンスされていたのだが、実際の放送時及び番組HPでは日テレの表記すら外して、製作著作「君が死ぬまであと100日」製作委員会 だけの表記としている。
>> 53
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」9話まで終了。(9話は25分拡大)
【明かされる驚愕の真実!】
今回は、幼き乃木の断片的…
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」全10話終了。(10話は25分拡大)
【あの日見た、夢の終わりに…】
最終回に関しては、考察を煽って来た事のけじめを付ける為か、より答え合わせの色が強くなっていた事、八百万の神の話から日本人の精神性、美徳へと繋げる話を、40年以上バルカ暮らし設定のベキに熱く語らせた事が気になって、そこまで話に入り込めず少し残念だった。
ただドラマ全体として観た場合は、大作映画並みの力の入れ方で圧倒された初回から、只の商社マンがどうやらそうではなさそうだと分かり、別班・公安・テント三つ巴の話から、最後は家族の話に収斂して行く展開は、演技力と存在感のある役者が勢揃いして演じた事もあり、奇想天外ながらも説得力のあるドラマに仕上がっていたと思う。
考察もそんなに捻ってはいなくて、ああだこうだと楽しめる範囲内に収めてくれていたので、それも日曜劇場らしくて良かったと思う。
難点を挙げるとすれば、数字での説明を多用して分かり難くしていた部分かな。
滑舌が良過ぎる堺雅人にハイスピードで喋られても、全然頭に入って来なくて苦行でしか無かった。
続編の噂も出ているけど、この後コンテンツの2次販売でどれだけペイ出来るかによるだろうね。
あれば勿論観るし、楽しみに待つとしよう。今は取り敢えず制作陣に心からの感謝を伝えたい。
脚本=八津弘幸 他 演出=福澤克雄 他
>> 52
【2023夏ドラマ】
「最高の教師」8話まで終了。※No.40は7話の感想に訂正
【「本当」を曝け出さぬ貴方へ】
星崎が東風谷…
【2023夏ドラマ】
「最高の教師」9話まで終了。
【償うことに迷える貴方へ】
相楽まで改心し、いよいよ孤立し始めた西野はお金で浜岡に頼み、浜岡は化学準備室に盗撮カメラを設置、鵜久森と東風谷の会話(東風谷が鵜久森を好きという話)が撮れたとSDカードを西野に渡し、それをネタに鵜久森をあの廊下に呼び出し、野辺と金澤は見張りをし、西野は鵜久森を脅す。
東風谷は「私の為に?」とショックを受けていたが、西野はそれを否定。鵜久森は「私達を変える為にあの場所に来たの」と言う。脅す西野に「それを秘密だと思っている事がおかしい」と怯まない鵜久森。「あんたは良くても東風谷は嫌がるんじゃない?」
貴女を私が変えると言って、西野からカードを奪おうとした鵜久森は、揉み合って落ちた。やっぱり最後は東風谷の為だったのかな。でもコピーは可能なんだし、あれでは死に損だわ。
西野の「そんなつもりじゃ無かった」に、九条の怒りが爆発、逃げるなよ!と強い言葉で叱責。クラスメイトをランク付け、想像力の欠如、まず自分を養護し反省無し。自分の周りの空気が変わるのを嫌がる、それが自身の最優先事項、その為なら誰が傷付いても構わない。これがイジメを生み出す精神構造なのかとぞっとする。
最終回、九条が対峙する本丸は…星崎なんだろうね。
ダラダラ長い台詞は勘弁して欲しいんだけど…。
脚本=ツバキマサタカ 演出=鈴木勇馬
- << 76 【2023夏ドラマ】 「最高の教師」全10話終了。 【「変わらない」と諦める貴方へ】 一周目の卒業式の日に自分を突き落としたのは星崎だと九条が気付いた理由…西野の発言の様に、過失にしろ殺意有りにしろ相手が落ちれば覗き込む筈、それなのにあの時、突き落とした人物は覗き込まず九条には顔が見えなかった、これは相手が無感情だったからに違いない、そうなると変わり行くクラスの中でも常に傍観者の様な存在でいた星崎君以外には考えられない、これは分かり易かった。 逆に星崎の動機(というか彼が独白する心の内)は凡人には分かり難かった。子供時代に遡って、自分の突飛な行為(本人に自覚は無かった)を笑って貰えず、皆が引いているのを見た時に、自分は皆とは違うと気付いた、両親に産まない方が良かったのではと聞いた事が有る…という一節が含まれた事で、その後の息苦しさや変えられない自分に対する絶望からの無感情という流れを見ると、彼は広汎性発達障害グレーゾーンだったのかなと推測してしまう。 奥平君は演技力はまだ無いけど、半笑いの表情が生きるこの難役には合っていて、そこからの抜擢だったのかなと。 鵜久森は二周目も死に、九条は二周目は生き延びた、この差は鵜久森の一周目は自死だったから…に帰結するのかな。 何度も書いたけど、台詞で全てを伝えようとする脚本には辟易した。 脚本=ツバキマサタカ 演出=二宮崇
>> 48
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」10話まで終了。
【なんで、嘘ついたの?優しい嘘を。】
千葉は有紗の障害の事を知らなかっ…
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」11話まで終了。
【普通の女の子で、普通の恋が…。】
普通の女子高生からカフェに就職して、普通の恋をする普通の女の子でいたかった…それが妄想の中の有紗。
今こうなってしまって、有紗にはよりその思いが強くなっている様に思う。だから余計に苦しいのだ。
ずっと布団から抜け出せない娘を見かねて冬美が頼み、ブルドーザーの様な友ちゃんがやって来た!有紗を外に連れ出し「やっぱさあ、うちら障害者は障害者と付き合った方がいいんだよ。…次行こ次」と友ちゃんらしく励ますが、あくまでも普通が望みの有紗の気持ちは晴れない。
でもやっとスマホの充電をする気になって、天野からの電話で外で会って「私達は有紗ちゃんだから、一緒に居たかったんだよ」と言われ、帰宅して、自分を産んだ事に対するママの本音(あんたが居たから頑張れたのもホント)を聞いて、自分の為に頑張ってくれた岡村から逃げた事を自覚して…。
岡村のアパートを外から見つめ、駐車場に座って夕方から夜迄待つが、部屋の灯りは点かない。ヨロヨロと立ち上がって歩き出し、歩道橋の階段の所で立ち止まり座り込む。《全部、自分で壊しちゃった…》
救いは岡村の両親が有紗を気に入って、上手く行って欲しいと願っている事。
ありのままの有紗でいいって受け止めてくれる人が周りには沢山居るのに…。
脚本=上野詩織 演出=七字幸久
- << 74 【2023夏ドラマ】 「初恋、ざらり」全12話終了。 【アナタがいると、ワタシが幸せ】 岡村に恋をしたせいで、とにかく普通にあこがれ普通になりたいとの願いが強くなってしまった有紗。 小さい頃から父親に、お前は普通に生きろと言われ続け、成長してからは気持ちの中では反発しながらも、父親に逆らう事はなく普通に平凡にと生きて来た岡村。 そんな二人の恋の結末は…。 有紗にもう会いたくないと言われ、それを守って完全に別れてしまった二人。岡村は営業所を変わり、有紗はスーパーで働く日々。でも二人の心の中は空虚で、ずっとお互いの事を思い続けていた。 あの兄が結婚を決め、父親からは「お前の人生だ、やりたい様にやればいい」と言われ、「有紗ちゃんのお前を見る目はいつも真っ直ぐだった」が背中を押したのかな。 有紗に会いに行く岡村。 コンパニオン時代の話をする有紗。客に体を求められて応じていたのは、役に立ちたい、必要とされたかったから。それがヤダって事に気付いていなかった。でも岡村さんに出会って自分の本心を知り、やっと人間になれたと。 やり直すのは無理と歩き出す有紗を抱き締め、岡村が言ったのは「俺が有紗ちゃんと一緒に居ると幸せなんだ、必要なんだよ!」心から出た言葉は有紗の気持ちを動かすには十分だった。 ※桜吹雪の幻想に有紗のローズピンクの服がマッチして綺麗だったな 脚本=坪田文 演出=池田千尋
>> 51
【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
…
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分全話観る △初回を観て判断 ※今回より最初から観ないと決めた作品は省略
(シンドラ枠は未発表)
「時をかけるな、恋人たち」上田誠/山岸聖太/吉岡里帆 ○※相手役は永山瑛太
★「日常の絶景」堀雅人/松岡知哉/伊藤万理華 △※観たとしても感想は書かないかも
★「マイホームヒーロー」櫻井剛/青山貴洋/佐々木蔵之介 ○※MBS製作。同スタッフ、キャストで制作する映画が来春公開される
「君となら恋をしてみても。」森野マッシュ/松本花奈/日向亘、大倉空人 △←New
★「すべて忘れてしまうから」岨手由貴子/岨手由貴子/阿部寛 ○※全10話。地上波放送の1ヶ月前からディズニープラスで配信開始
「単身花日」川﨑いづみ/森脇智延/重岡大毅 △
「泥濘の食卓」倉光泰子/安里麻里/齊藤京子 △※スタッフが魅力的
★「女子高生、僧になる」森ハヤシ/横尾初喜/畑芽育 △MBS製作。関東では独立各局で放送(放送日はまちまち)
★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
【シーズン枠外ドラマ】
★「君に届け」宮本勇人/新城毅彦/南沙良、鈴鹿央士 △※3月にネトフリで完全版配信済み(全12話)←New
- << 68 【追記】 【2023秋ドラマ②】 タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載 (シンドラ枠は未発表) ⬇ 「君が死ぬまであと100日」森ハヤシ/林雅貴/髙橋優斗 △初回を観て判断
- << 75 【2023秋ドラマ】〚ワンポイント投稿〛 「日常の絶景」脚本=堀雅人/演出=松岡知哉/主演=伊藤万理華 観光地や大自然の絶景を見に行くのではなく、生活圏やそこから少しだけ足を伸ばした所にも、視点を変えれば絶景は有りますよ、というのを教えてくれるドラマ(初回で言えばビルの壁をつたう巨大なダクトは面白かった)。まっ、観る人の感性次第な面は有るけど、私は最後迄観たいなと思った。《テレ東・ドラマチューズ!枠》 「女子高生、僧になる」脚本=森ハヤシ/演出=横尾初喜/主演=畑芽育 主人公の麦(畑芽育)がずっとアイドルオタクで、祖父が亡くなり後継者の居ないお寺を、幼馴染みの柊をお坊さんにして自分も一緒に寺に入り継ぐと決めた時に、グループを良くする為のオタク脳をお寺にも当てはめて使う所は面白かったけど、それ以外は特に…。畑芽育には期待をしているので、もう少し観てみるけど。(TVK・枠名無し) 「姪のメイ」脚本=小川康弘/演出=清水康彦/主演=本郷奏多、大沢一菜 姉夫婦が亡くなり、一人娘のメイ(大沢)の引取先が決まる迄の1ヶ月を、母方の叔父の小津(本郷)が面倒を見る事になり、リモートで上司から福島の月貸し物件を紹介されて、そこで暮らす話。避難地域だった福島12市町村での暮らし振りと美しい自然を切り取って見せているのと、大人びたメイと年相応の小津との対比がポイント。(テレ東・木ドラ24枠)
- << 82 【追記】 【2023秋ドラマ②】 タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載 【修正】「日常の絶景」は全3話で終了する為、【シーズン枠外ドラマ】の括りに変更する。 次の〈ドラマチューズ!枠〉の作品 ⬇ 【追加】「くすぶり女とすん止め女」川原杏奈/太田勇/西田尚美、香音 △初回を観て判断 【追加】「トラックガール」たかせしゅうほう/林希/遠藤さくら △初回を観て判断 ※全6話/7月よりFODで配信済み、地上波初放送/〈放送枠名は不明〉 ★いずれも24時以降の放送
- << 83 【追記】 【2023秋ドラマ②】 タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載 【追加】 「ワンルームエンジェル」綿種アヤ/枝優花/上杉柊平、西村拓哉 △初回を観て判断 〈ドラマシャワー枠〉
- << 86 【修正】【枠変更】 【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載 「すべて忘れてしまうから」岨手由貴子/岨手由貴子/阿部寛 ○※全10話。地上波放送の1ヶ月前からディズニープラスで配信開始 ⬇ 2022年9月からディズニープラスで全話配信済みの為、地上派は初放送だが【シーズン枠外ドラマ】のカテゴリーに変更
- << 92 【2023秋ドラマ】 「君となら恋をしてみても。」窪田マルの漫画原作/脚本=森野マッシュ/演出=松本花奈/主演=日向亘、大倉空人 高校生同士のBL物。 海堂天(あまね=大倉空人)は過去にカミングアウトをしたらからかわれて傷付いた事があり、本気の恋はしないと決めていたが、家庭の事情で江ノ島の祖母の家で暮らす事になり、たまたま知り合いその優しさに触れ、いいなと思ったけどそのまま別れた男子が、転校先の高校の同級生でしかも隣の席だったという偶然。 天はその男子・山菅龍司(日向亘)を“放課後デート”に誘い、江ノ島の街を二人でぶらつく。 天は龍司にカミングアウトをし、そんな自分を茶化すと、龍司は真剣な顔で「そんな風に茶化さない方がいい」と言ってくれて、天は益々彼に惹かれてしまう。 日向亘が人間的に優しい龍司という役に合っていて、天との仲が深まって行く龍司という役をどう演じるのか興味深い。 美しい江ノ島の風景の中の男子二人を切り取って行く、松本花奈の演出が良い。 木曜日は観ようと思っているドラマが多く、このドラマを観続けられるかは分からないのだが、BLでキュンとしたい人、主演の二人に興味のある人にはお勧めかも。 《TVK・ドラマ特区枠》
- << 99 【2023秋ドラマ】 「女子高生、僧になる」脚本=森ハヤシ/演出=横尾初喜、森ハヤシ/主演=畑芽育 3話迄は視聴済みだが一向に面白くならず、むしろつまらなさが先に立って来た。これでは畑芽育観たさも限界なので、これにて視聴離脱という事にする。 〈TVK・枠名なし・30分〉 「トラックガール」脚本=たかせしゅうほう/演出=林希/主演=遠藤さくら ドラマとしては特にここが良かったみたいな部分は無し。居酒屋店主?のくっきー!と遠藤さくらのやりとりは恐らく全部アドリブで、遠藤さくらのファンは、基本控え目な彼女がどう返すのかが楽しみなのかなとは想像するが、それはドラマとは別次元の話だし。特にファンでも無いと次も観たいとは思わないかな。なのでこれにて視聴離脱する。 〈CX・水曜STREAM!枠・30分〉 【シーズン枠外ドラマ】 「君に届け」脚本=宮本勇人/演出=新城毅彦、菊地健雄/主演=南沙良、鈴鹿央士 月9「女神の教室」と、その番宣番組に出演した南さんを観て以来、どうも彼女の出す雰囲気が苦手になってしまい、でも鈴鹿くんは好きだからなと迷いながら観たのだが、またまた南さんは陰キャの役で、ここから鈴鹿くんの役の影響を受けて変化をして行くのかなとは思うのだが、次も観たいなとは思えなかったので、これにて視聴離脱する。 〈TX・水ドラ25枠・40分〉
- << 131 【2023秋ドラマ】 「マイホームヒーロー」(TBSスパークル,C&I,MBS,製作委員会)原作漫画=山川直輝、朝基まさし/脚本=櫻井剛/演出=青山貴洋/主演=佐々木蔵之介 ※同スタッフ、キャストで制作(多分同時撮影)される映画が来春公開される。アニメも含めたメディアミックス作品。 1、2話連続放送分を視聴。 メディアミックスでお金も掛けているし、出演者も豪華。脚本、演出も手堅くて面白い作品に仕上がっているのだが、中身がこれは深夜放送と映画向きだなと納得する位、結構エグい話で、2話の死体を煮て(以下自粛)辺りからこれは私が苦手な分野だなと感じ始め、もう観るのは止めておこうと思った。 クスッと出来るシーンも織り交ぜながら、決定的には残酷にならない様に描いているので、暴力とか犯罪とかに耐性の有る人は観ても問題無いし、面白く感じるのではないかなと思う。作品が駄目で離脱するのでは無いので、興味の有る人はぜひどうぞ。 〈TBS/MBS・ドラマイズム枠・30分〉
>> 61
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(金曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分全話観る △初回を観て判断 ※今回より最初から観ないと決めた作品は省略
金〜日
「ハイエナ」橋部敦子/土方政人/篠原涼子、山崎育三郎 △←New
「うちの弁護士は手がかかる」服部隆/瑠東東一郎/ムロツヨシ △※CXの新枠※共演弁護士に平手友梨奈
「フェルマーの料理」渡辺雄介/石井康晴/高橋文哉、志尊淳 △
★「きのう何食べた?S2」安達奈緒子/中江和仁/西島秀俊、内野聖陽 ◎
「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」三浦駿斗/河合勇人/菊池風磨 △
「あたりのキッチン!」橋本夏/岩田和行/桜田ひより △※グルメドラマ
「下剋上球児」奥寺佐渡子/塚原あゆ子/鈴木亮平 ◎※新井順子P組の新作
「たとえあなたを忘れても」浅野妙子/大谷健太郎/堀田真由 △※相手役が萩原利久なので微妙
「セクシー田中さん」相沢友子/猪俣隆一/木南晴夏 △※共演が生見愛瑠は魅力
★は24時以降放送の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
【シーズン枠外】
「遥かなる山の呼び声 ディレクターズカット版」山田洋次/朝原雄三/阿部寛 ◎※過去に放送済みの素材をディレクターズカット版にて放送
〈NHK土曜ドラマ〉枠で9/23〜全4話
- << 77 【シーズン枠外ドラマ】 「遥かなる山の呼び声 ディレクターズカット版」脚本=山田洋次・坂口理子/演出=朝原雄三/(NHK・松竹) 89分のBSP単発ドラマとして、2018年と2022年にそれぞれ放送した計178分に、未公開映像を加えて49分✕4回に再編集したドラマ。 「遥かなる山の呼び声」と言えば、山田洋次監督が「シェーン」をモチーフに作り、高倉健さん、倍賞千恵子さんの黄金コンビが主人公達を演じた映画。 それを下敷きに山田洋次さん自身が関わり、リメイクしたのが本作。 健さんの役の田島を阿部寛、倍賞さんの役の民子を常盤貴子が演じている。 ドラマでは亡夫の父(中原丈雄)と民子で牧場を経営し、息子の武志(佐藤優太郎)と3人暮らしという設定で、夜にバイクの故障でずぶ濡れになっていた男を、義父が連れて帰って来た所から話は始まる。 会ったばかりなのに悪い男では無さそうだからと言う義父だが、民子は警戒心を解かない。優太郎も母に倣って口も聞かなかったが、鹿笛を貰った途端に喋り出すという子供らしさ全開で可愛かった。 一度出て行った男が戻ったら、義父が入院している事が分かり、男は牧場の仕事を手伝う事に。優太郎は男に懐き、民子も少しずつ信頼して行くのだが、義父は逆にあの男には影が有ると言い出す。 中標津でロケをした映像が美しい。 どうなって行くのか楽しみ。 (NHKてん土曜ドラマ枠)
- << 108 >> 63 【2023秋ドラマ】 「あたりのキッチン!」原作=白乃雪/脚本=橋本夏/演出=岩田和行/主演=桜田ひより 極度のコミュ障女子大生が、このままではいけないと一念発起、彼女は“絶対味覚”の持ち主で、それが縁で街の食堂でお試しアルバイトを始めるが…という話なのだが、導入部としてのコミュ障の演出が極端過ぎて、いつもならこのまま視聴離脱するケースなのだが、絶対味覚・絶対嗅覚の持ち主の主人公が、かなり忍耐強くて優しい店主(渡部篤郎)と作り出す、お客の体調や事情を考慮した料理というのには興味が有るので、もう少し様子見をしたいと思う。 〈フジ/東海・土ドラ枠・55分〉 「単身花日」原作=いわしげ孝/脚本=川﨑いづみ/演出=森脇智延/主演=重岡大毅 これは何を描きたいのかよく分からない、焦点ボケした内容だったし、田中樹がフェロモン出まくりのモテ男設定には違和感しか無いし…。重岡くんは幅広い役柄が出来る好きな役者さんだけど、このドラマは残念ながらこれにて視聴離脱するわ。 〈テレ朝・オシドラサタデー枠・拡大で60分〉
- << 112 【訂正】 「ハイエナ」橋部敦子/土方政人/篠原涼子、山崎育三郎 △ ⬇ 「ハイエナ」佐藤嗣麻子/土方政人/篠原涼子、山崎育三郎 △ ※一番重要な脚本家の記載を間違えるなんて情けない…スマソ
- << 125 【2023秋ドラマ】 「たとえあなたを忘れても」(ABC)オリジナル作品/脚本=浅野妙子/演出=大谷健太郎/主演=堀田真由 病名は明らかにされていないけど、“彼が記憶を無くす事”だけがドラマとしての仕掛けで、それ以外は何の捻りも無く、びっくりする位淡々と自然に進行して行くから、観やすいと言えば観やすいのだが…。 主人公二人の出演シーンが殆どを占めていたので、誰が演じるかで好き嫌いが分かれてしまうのは仕方ないのかなと。 堀田真由さんには惹かれるけど、私は萩原利久くんの演技が苦手なので、彼が出ずっぱりに近いと正直キツい。 あと演出面でも“えっ!?”っという部分が少々有りまして、総体としては魅力を感じられなかったので、これにて視聴離脱する。 〈EX/ABC・朝日放送日曜夜10時のドラマ枠・54分〉
>> 49
【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全…
【追記・修正版】
【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分全話観る △初回を観て判断 ※今回より最初から観ないと決めた作品は省略
月〜木
「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」徳永友一/鈴木雅之/二宮和也、中谷美紀、大沢たかお ○
「トクメイ!警視庁特別会計係」荒木哉仁/城宝秀則/橋本環奈 △
「家政夫のミタゾノS6」八津弘幸/片山修/松岡昌宏 ○※感想は書かない
「大奥S2」森下佳子/大原拓/鈴木杏?(医療編) ◎
「コタツがない家」金子茂樹/中嶋悟/小池栄子 ○
「パリピ孔明」根本ノンジ/渋江修平/向井理 △
「ゆりあ先生の赤い糸」橋部敦子/金井紘/菅野美穂 ◎※共演に松岡茉優、その娘に白山乃愛は魅力
「いちばんすきな花」生方美久/高野舞/多部未華子、松下洸平、神尾楓珠←New(他1名の主演は未発表) ○
「ブラックファミリア」佐藤友治/城定秀夫/板谷由夏 △
(関東の番組表より)
- << 67 【追記】 【2023秋ドラマ①】 タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載 「いちばんすきな花」生方美久/高野舞/多部未華子、松下洸平、神尾楓珠←New(他1名の主演は未発表) ⬇ 「いちばんすきな花」生方美久/高野舞/多部未華子、松下洸平、神尾楓珠、今田美桜
- << 98 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛 「家政夫のミタゾノseason6」脚本=八津弘幸/演出=片山修/主演=松岡昌宏 感想は書かないつもりだったけど少しだけ。ゴールデンタイムに進出しても面白さと毒気に変わりは無く、そこは一安心。私のお気に入りだった新人家政婦の山本舞香は桜田ひよりと交代。初回を観た限りではうんちくを語りたがるタイプなのかな? で、毎度この子は必要なの?と思ってるバーター伊野尾慧だけど、何とテラサ配信用のスピンオフドラマで使う事を考え付いたスタッフ(笑)テラサ入会に導けるのかは知らんけど。 「パリピ孔明」3話まで終了。 【最強ラッパーを仲間にせよ!英子うどん屋で新曲を初披露】 今回はKABE太人(宮世琉弥)の、今の生活に至る迄の流れを、ラップに目覚める高校時代からじっくり描いてくれて、宮世くんの演技プランも良くてドラマの世界に浸れた事、また英子がミアの話からオリジナル曲が必要と痛感し、まだ歌詞が未完成ながら、孔明に促されてうどん屋でアカペラで披露した新曲が、今迄のBGMの様なサラッとしたカバー曲とは違い、萌歌ちゃんの感情が籠もり声質にも合った歌だったから、初めて“人の心を動かす歌を歌う英子”という設定に近付いたなとも思えた事、この両面からドラマとしては今迄で一番良い仕上がりだった。 そしてこういう感じなら次も観たいなと思う。 脚本=根本ノンジ 演出=渋江修平
- << 111 【2023秋ドラマ】 「トクメイ!警視庁特別会計係」オリジナル作品/脚本=荒木哉仁/演出=城宝秀則/主演=橋本環奈 ※初回は15分拡大 【捜査のお金に斬り込む異色の警察ドラマ】 「しもべえ」を書いた脚本家なので少しは期待をしていたのだが、いやあ、つまらなくて退屈してしまった。 冒頭、ハシカンが挨拶代わりに数字と映像で沢村一樹を追い込む場面は、テンポも良くて面白いなと思ったんだけど、それが全然続かなくて…。 「しもべえ」は原作有りで、これはオリジナル。その差が出てしまったんだね、きっと。 時間の無駄なので、これにて視聴離脱する。 〈フジ/カンテレ・月10枠・54分+15分〉 ※テレ東のドラマプレミア23枠も、最初から観ないと決めていたので、今期の月曜日ドラマは全滅だ。(残るは深夜のシンドラ枠のみ) ※日曜日の残り2枠のドラマも面白ければ、月曜日はそれを観る時間に当てられるし、「DOC」も観てるし「白い巨塔」も録画してあるから、特にドラマロスになる事も無いしね。
>> 47
【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」8話まで終了。
【崩壊する完全犯罪…ついに計画の裏側が】
前回『「お母さんを送ってくれ…
【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」9話まで終了。
【完全犯罪の終焉…絶望への幕開け…】
完全犯罪…と言っても彼女達の場合は穴だらけなので(笑)突き詰めると“トンチキドラマ”的ではあるのだが、人物描写の面白さと適度な緊張感、伏せる部分の選択の上手さ、テンポの良さ等で惹き付けるパワーが強いから、“トンチキ”な点も“まっ、ドラマだから”で許せて、そんなに気にならなくなるのよね。
今回で言えば無戸籍で放置子で、小学校すら行かせて貰えなかった偽由香里が、いくら拾った教科書を毎日読んでいたからって、本物由香里(南沢奈央)と入れ替わっていきなり看護学校に通って、すんなり授業について行けるとかかなりのファンタジーだけど、まあ受け入れてもいいかなと(笑)
いよいよ追い詰められている3人。由香里が「私は悪くないんです」と、自首した時の言い訳をブツブツ呟くシーンは背筋がゾッとしたけど、そんな由香里が倒れた大輔を葛藤の末に置き去りにはしなかった、自分を置き去りにした母親と私は違う!という強い意志が感じられて、この由香里の二面性の描写は強く印象に残った。
智明はやっぱり理子をレイプしていたし、あのクズ男には、何らかの形で鉄槌が下って欲しいけど、やはり3人は犯罪者なので逮捕され、理子は逮捕後に死亡、大輔は翠が(無罪放免なら)引き取るという形になるのかなあ。
脚本=大林利江子 演出=古畑耕平
- << 72 【2023夏ドラマ】 「彼女たちの犯罪」全10話終了。 【ただ幸せになりたかっただけなのに…】 このサブタイトルの言葉は誰の心境なのだろう。 翠が由香里に自殺願望を打ち明けなければ事は始まらなかったし、由香里が刑事の理子に“友達の自殺願望を止めたい”と相談しなければ、理子も自分の智明への復讐に、由香里達の“席替え”を提案して利用する事は出来なかったし、そもそも理子が膵臓癌末期の余命宣告を受けていなければ、大輔との幸せな生活を壊して迄、智明に復讐をしようとは思わなかっただろう。 繭美は中身の伴わないプライド持ちのせいで会社で孤立し、医師の智明と再会したのを期に、玉の輿に乗る事で違うプライドを得ようとし、不倫と知った時点で身を引こうとするが、思いがけず妻の由香里が離婚を望んでいて、二人の話し合いの末に取り引きが成立するという、法に触れない道も有っただろうに。 離婚してしまえば、本物由香里も偽由香里を強請る材料が無くなる訳だし。 歯車の狂いがどんどん連鎖して、こんな筈じゃ無かったという方向に転げ落ちて行く物語。細かく見れば穴も沢山有ったけど、それを上回る展開の面白さ、ドラマとしてのパワーが有ったので、穴に付いては余り気にならなかった。 結末は大体予想通り。智昭は大輔が実子だと親には言わなかったのかな? 9ヶ月後、翠が里親になってホッとした。 脚本=田辺茂範 演出=菊地健雄
>> 46
【2023夏ドラマ】
「ハヤブサ消防団」8話まで終了。
【聖母の帰還】
ずっと怪しかった隋明寺の住職(麿赤兒)に太郎が第6話で…
【2023夏ドラマ】
「ハヤブサ消防団」全9話終了。
【理想の世界ユートピア】
住職が「ハヤブサへようこそ」とアビゲイル集団を出迎えて、太郎が集団の中をズンズン進んで来て、集団は何をするでもなく帰って行き、本堂で太郎が「住職はアビゲイルではないですよね?」えっ!?…で始まった最終回。
住職は、妹の展子への贖罪>ハヤブサの安寧という選択はしたけど、展子の遺骨を取り戻し、本人が強く戻りたがっていたハヤブサの地で眠らせてあげたいという気持ちからの取り引きで、集団の移住には協力するが、魂まで売った訳ではないという事だった。
展子は悟りを開いた訳でもなく、予言者でも無かった。宗教集団を作ろうとしていたサークルの幹部らに利用されていただけだった。
その真実を知らず、次の聖母に指名されていた彩を太郎はどう説得するのかと思っていたら…、住職と映子(幼馴染みで大人になってから再会。監視され病気の振りをしていた)から聞いた展子の生涯を脚本化し、それを読ませた上で説得するという、作家という特性を生かした方法で、これは上手かったな。彩自身、揺らいでいそうな描写は有ったので、合せ技一本って感じで。
今の幹部は逮捕されても、杉森の言葉通り次の聖母候補はもう現れているというラストも効いていた。
いやあ役者、脚本、演出、音楽全部がいい、ずっと心に残りそうなドラマだった。
脚本=香坂隆史 演出=常廣丈太
>> 45
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」9話まで終了。
【最終章!夢へ踏み出すために、ふたりが初めて諦…
【2023夏ドラマ】
「ばらかもん」10話まで終了。
【新たなる旅立ちへ!親友との決別!それぞれの決意とは?】
相談も無しに書道家を辞めると決めてしまった清舟に腹を立てた川藤。親友としてマネージャーとして、プライベートから仕事迄ずっと支えて来たのに勝手に降りた…という、寂しさ半分、怒り半分って所かな。
決別するのを側で見ていたなるが心配して、島へ帰ってからも毎日川藤に電話をする位の、大人の男の本気の怒りを見せた訳だけど、結局折れて迎えに来た川藤。
その頃清舟は書道教室の準備中、だけどこれが呆れる位に世間知らずで、月謝は1万円にする!で、口あんぐり。
呆れながらもマネージャーの習性で色々教えて面倒を見てしまう川藤、何だかんだいい奴だ。
清舟が新しい一歩を踏み出した姿は、料亭の就職試験に失敗して、島を出て行く事さえ迷い出していた浩志の背中を押し、清舟がプレゼントした店の看板を見た美和は、その字に心を動かされて将来の目標を決め、それを見た珠子も迷いを捨てて漫画の応募原稿をポストに投函した。
島に来て、その自然や人間関係から与えられるものが多かった清舟だけど、意識はせずとも信頼されると共に与える事も増えているのだ。
それなのに半年後のあれは何?飛行機じゃなくてフェリーでっていうのと、なるの「これでお別れだな」がミソ(引っ掛け)なのかな。
脚本=金沢達也 演出=木下高男
- << 71 【2023夏ドラマ】 「ばらかもん」全11話終了。 前回から引っ張った“お別れ引っ掛け”と、田舎に突撃するアイドル未満YouTuberの件(くだり)は要らなかったな。 田舎だからって誰でも手放しで受け入れる訳では無い。清舟は自分が来た時に皆に優しくして貰えたから勘違いしている。「先生を受け入れたのは、お父さんと友達だったから」と郷長。そういう事を言いたいが為のYouTuberなのかもしれないけど、そんな事に時間を割く位なら、(おそらく手紙で)父親と明かし変化したなると父の話、父親がタンカー船に乗る事になり、急に怖くなってしまった美和の話、書道家としての父親の凄さを改めて感じながらも、それをプレッシャーに思うのではなく、自分はこの島での生活を楽しみながら、書道家としても書きたい時に書いてみるという心境の変化に至った清舟の話とかを、もっと丁寧に描くだけで良かったし、清舟と子供達が影響しあって成長する姿を見るのが、このドラマ最大の楽しみだった訳だから。 全体としての感想はとにかく癒やされた、それに尽きる。杉野くん、なるを筆頭に皆さん役にハマっていたし、大きな自然の中で、小さな事にああだこうだと悩んだり、喜んだり泣いたりする彼らの暮らしを観るのが好きだった。 なる達があっという間に大きくなってしまうので、続編は無理でも早めのSPなら行けるかな? 脚本=阿相クミコ 演出=植田泰史
>> 45
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」9話まで終了。
【最終章!夢へ踏み出すために、ふたりが初めて諦…
【2023夏ドラマ】
「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」全10話終了。
【あなたがいたから強くなれた-“ふたりで”掴んだ未来】
有栖の出産シーンが描かれた5話から、康介が再登場してけじめを付ける8話迄の展開は、惹き付ける部分が有って良くなったなあと思いながら観ていたのだが、ラスト2話については帳尻合わせが優先された様な内容で、“終わり良ければ…”に無らなかったのは残念だった。
ドラマを盛り上げる(話題になる)存在では有ったけど、人間性としては最悪だった康介の母親を筆頭に、感じが良い人から攻撃的な人迄振り幅が激し過ぎた光峯、嫉妬から余計な事をして有栖を傷付けた世奈と、基本良い人だらけのファンタジードラマの中で、騒動を起こす人物として配置されながら、あっという間に殊勝になったり素直になったり、何も無かったかの様に溶け込んでいたり、おいおい人間ってそんなに早く簡単には変わらないよと呆れてしまう様な設定も有って、その辺りは態とらしさが鼻についたし、人物造形のムラも目立ったなと。
瞳子が何故あそこまで有栖の私生活に立ち入りお節介を焼いたのかは、最後迄これだ!とピンと来るものは無くて、後出しで有栖の母が元気な時に、瞳子とは出会って意気投合していた、だからこれは奇跡とか言われてもねえ(笑)総体としては不可では無いけどね。
脚本=龍居由佳里 脚本協力=木村涼子 演出=福田亮介
>> 44
【2023夏ドラマ】
「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」8話まで終了。
【借金地獄の女子大生を救え!】
今回は大学内で学生が顔…
【2023夏ドラマ】
「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」全9話終了。
【子の連れ去り…涙の奪還作戦!】
小原が執行の中で一番難しいと言っていたケース。夫の大輔(福士誠治)が人間関係のストレスで退職してしまった、それはいいのだけど、一向に働こうとせず妻の凪咲(佐津川愛美)が働きに出てもロクに家事もしないでゲーム三昧、これはどう見ても夫が悪い。離婚になったら親権を取るのに男は不利だから、実力行使で娘を連れて家を出たって言い訳をしていたけど、有利不利以前の問題だし。
でも父親としては娘にも好かれていたし、大輔は栗橋の大学の先輩で、栗橋の印象としてはダメ人間ではないという感じだったので、ドラマの落とし所としてはこうなるだろうなという想像通りの展開だった。
現実には判決を無視する債務者が多過ぎてか、債務者が居ない場所(保育園とか)で執行しても良いと法律が改正されたそうで、でも娘の気持ちに配慮して欲しいと願う吉野、気持ちを汲んで正攻法で行こうと決める小原、この辺りはこのドラマらしくて良かったなと。現実とは乖離しているのかもだけど。
執行官の仕事を丁寧に描いてくれて、織田裕二とおじさんズの醸し出す雰囲気も素敵で、その点は満足。只、吉野の成長物語にする為に、最初の何話かをやり過ぎたのだけが惜しかった。
その後はどんどん良くなったので、続編にも期待したい。
脚本=大森美香 演出=田村直己
>> 43
【2023夏ドラマ】
「転職の魔王様」8話まで終了。
【魔王vs天使!運命の頂上決戦!】
今回は自己評価の高い石岡(飯島寛騎)…
【2023夏ドラマ】
「転職の魔王様」9話まで終了。
【恋人とのつらい過去!】
前回来栖が気付いた、社長の洋子が唯一担当し、一度も面接をせずにずっと辞退を繰り返している謎の求職者・五十嵐君雄(金子ノブアキ)の話。
君雄は小学校の教師、洋子は旅行代理店の社員として、修学旅行の件で二人は出会い、恋に落ち結婚も考えていた3年後、彼は理由も告げずに教師を辞め自室に引き籠もってしまった。
それから10年、彼の事がきっかけで今の会社を起業した洋子は、彼の為に毎月仕事を紹介していたが、彼は会ってさえくれない、当然仕事の話も出来ない、だからずっと辞退。
いよいよ追い詰められて自殺をするかもしれないとなり、異変に気付いた千晴と来栖は洋子のサポートを始め、その輪は他のCAにも広がって行く。
通常の業務外でも“人に寄り添う”シェパードキャリア社の良さが前面に出ていて、いい話だったなとは思うのだが…。
今回洋子は「当時のクラスの様子を知る人から話を聞いた」と君雄に言っていたが、何故当時それをしなかったんだろう。“業務が多くて疲弊したのだろう”というのは洋子の思い込みで、君雄は理由を一言も話さなかったのだから。その部分が引っ掛かってしまって…。
あと何で今この話なの?というのもねえ。
次回は来栖の、新設大阪オフィス栄転話に千晴が動揺?
脚本=泉澤陽子 演出=丸谷俊平
- << 70 【2023夏ドラマ】 「転職の魔王様」10話まで終了。 【転勤でコンビ解消!?ふたりの過去が明らかに!】 “嫁ブロック”を描くのはいいのだが…。娘の友達の所は○ちゃんは家族旅行、○ちゃんは受験するから塾に、ウチも色々経験させたいけどお金が…と妻に言わせておいて、後からあれは夫にも家庭の事に関心を持って欲しかったからって、何でこんな分かりにくい事を言う設定にしたの? 普通に、昇給しないと私立は無理かなあ位にとどめて、今の会社は昇給無しと言われているから、夫は妻には内緒で転職活動を始めて内定を取ったら妻は反対…よくよく話を聞いてみたら…で良かったのに。 あと、残り1話となって、これ迄に匂わせていた来栖と千晴の出会いの日の事が描かれたのだが…。千晴がまだ前の会社に入社したばかりで希望に燃えている時期で、逆に来栖は事故後の人生どん底の時、階段で転んだ来栖を助け、雨宿りをしながら話をした事で来栖は救われたのだと。それはいいのだが、いくら来栖が当時前髪を垂らして無精髭でも、同じ杖をついていてあの声よ、何で千晴は今迄思い出せなかったの?この設定も無理筋じゃない? で、今度は来栖に昔の同僚が「俺と一緒にアフリカで働こう!」まあこれは最終回への繋ぎとしては悪くない。千晴が来栖の転職を担当するのかな?だとしたら胸熱なんだけど。 脚本=小峯裕之 演出=堀江貴大
>> 42
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「何曜日に生まれたの」4話まで終了。
【サイコパスな彼女の恋は】
前回予告のリリ子の言葉「二人の…
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」5話まで終了。
【優しい人が傷つく世界線】
なんとなんと公文は自分のタワマンのエレベーターで瑞貴とバッタリ。公文は(編集者として)先生の所に行くとごまかすが、瑞貴夫婦もこのマンションに住んでるとかで、もしすいとバッタリとかしたらどうするんだろ。
リリ子の話だと、あの日、雨宮とすいがサッカー部通称“ホントの海”に行く(これは雨宮がすいにコクる)と気付いたリリ子は、城崎(濱正悟)にバイクの細工を頼んだと(城崎が女子マネの着替えを盗撮しているのに気付いたリリ子が、それをネタに脅した)。これが事実だとしたら、雨宮はあんな大怪我をしてるのに、二人共よく心を壊さず平気でいられるよなと思ってしまう。
「誰でも心に本アカと裏アカを持っている」ふむふむ。「繊細で優しい側の人間が苦しむ世界線には、いい加減うんざりなんです」なるほど。公文に言わせる野島節。結構グサッと来るね。
公文はすいを“好き避け”始めているし、すいは公文をイジれる位には懐いているので、この二人がくっつく世界線なのかな。
久美が言った公文が“千回身代わりになれる様な大切な人”、好きな人ではなくて大切な人と言ったから、これは恋人ではなくて家族の誰かかな(前にバスで呟いたみずき?)。
次回、“ホントの海”で、今度こそホントの事が明かされる、らしい。
脚本=野島伸司 演出=松原浩
- << 69 【2023夏ドラマ】 「何曜日に生まれたの」6話まで終了。 【オレンジウイッグの堕天使】 ホントの海で…。 城崎はリリ子から盗撮をネタに脅され、バイクに細工をする様に言われたのは事実だが、実際には手を下さなかった。盗撮はバレても最悪退学だけど、バイク事故の原因が細工とバレれば警察沙汰、そんな危ない橋は渡れないと。それはそうだ。 そして雨宮は女性に性的な興味が無いと告白。あの日、この浜辺ですいに告白したのは「俺は江田が好きなんだ」、江田とすいが付き合うのを見るのは辛いから、最後の大会が終わる迄は付き合うのを待ってくれと。すいは「マネージャーだから分かってる」と答えた。 雨宮が出した結論は、自分の心の揺れがハンドル操作に影響したのだろうと。 そしてすいは、江田達からの心無い言葉にも反論せず、雨宮の秘密を抱えたまま皆の前から姿を消した。 でもこの日やっと、大学にも行かず就職もせず、十年引き籠もっていた事を皆に告白出来た。 三島公平は恋人ではなく、作家の公文である事も明かした。後から「どうしよう、好きな人を消しちゃった」と後悔する事になるのだが。 これで引き篭もりの件には方がついたけど、仲間との色々は続く様だし、並行して作家としての公文の謎、アガサ(白石聖)の謎、二人の関係の謎等も描かれる様だ。 それでもすいは公文と結ばれると私は思ってるけどね。 脚本=野島伸司 演出=松原浩
>> 41
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」8話まで終了。
【〜真実への序章〜父と二人の息子の宿
命】
ノコルが色白なのは、普段は…
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」9話まで終了。(9話は25分拡大)
【明かされる驚愕の真実!】
今回は、幼き乃木の断片的な記憶や、ドラマとして提示して来た事へのベキ側からの答え合わせ。(林遣都、素晴らしかった!)
あの日、仲間はヘリで助けに来てくれたのに、ベキ家族を置き去りにして戻る様に指示したのは当時の公安の上司。ベキの妻はあの場で即死をしたのではなく、投獄され拷問の末にベキの眼の前で亡くなった。妻も子も亡くなり(子についてはそう思い込んだ)廃人寸前だったベキが気力を取り戻したのは、赤ん坊だったノコルを亡くなる寸前だったその兄から託されたから。
乃木にテロの最終目標は日本なのかと問われたベキはそれを否定し、日本に恨みは無いとまで乃木に話したが、これは本意なのだろうか。妻の最期の言葉は「私達をこんな目に遭わせたやつを私は絶対に許さない、復讐して…復讐して…」だった。ベキはそれを反故にする様な男とは思えないから。
あとノコルが引き取られたのは赤ん坊の時と知って、それだとノコルにしてみれば感覚的にも実父と同じだよなあと。それが何十年も生き別れていた実子が急に現れて、父の心を一気に持って行かれた、これは嫉妬して当然だし、憎悪に変化も有り得るなと。
ラスト、ベキが切ったのは乃木を吊るしてるロープだよね?
脚本=八津弘幸、山本奈奈 演出=加藤亜季子、宮崎陽平
- << 66 【2023夏ドラマ】 「VIVANT」全10話終了。(10話は25分拡大) 【あの日見た、夢の終わりに…】 最終回に関しては、考察を煽って来た事のけじめを付ける為か、より答え合わせの色が強くなっていた事、八百万の神の話から日本人の精神性、美徳へと繋げる話を、40年以上バルカ暮らし設定のベキに熱く語らせた事が気になって、そこまで話に入り込めず少し残念だった。 ただドラマ全体として観た場合は、大作映画並みの力の入れ方で圧倒された初回から、只の商社マンがどうやらそうではなさそうだと分かり、別班・公安・テント三つ巴の話から、最後は家族の話に収斂して行く展開は、演技力と存在感のある役者が勢揃いして演じた事もあり、奇想天外ながらも説得力のあるドラマに仕上がっていたと思う。 考察もそんなに捻ってはいなくて、ああだこうだと楽しめる範囲内に収めてくれていたので、それも日曜劇場らしくて良かったと思う。 難点を挙げるとすれば、数字での説明を多用して分かり難くしていた部分かな。 滑舌が良過ぎる堺雅人にハイスピードで喋られても、全然頭に入って来なくて苦行でしか無かった。 続編の噂も出ているけど、この後コンテンツの2次販売でどれだけペイ出来るかによるだろうね。 あれば勿論観るし、楽しみに待つとしよう。今は取り敢えず制作陣に心からの感謝を伝えたい。 脚本=八津弘幸 他 演出=福澤克雄 他
>> 40
【2023夏ドラマ】
「最高の教師」6話まで終了。
【「向き合う」ことを恐れる貴方へ】
警察は鵜久森の死は、状況から事故か自分…
【2023夏ドラマ】
「最高の教師」8話まで終了。※No.40は7話の感想に訂正
【「本当」を曝け出さぬ貴方へ】
星崎が東風谷に見せた、“あの日”態々高校の制服を来て校門から入って来た浜岡の映像。
あれは鵜久森と親しくしていた東風谷に見せれば、憤ってクラスの皆に話し、当然疑惑の目は浜岡と親しい相楽に向かう、そこまで計算しての事だったのだろうか。その場合は何の為?
鵜久森が態々あの場所に出向くとしたら、自分の事ではなくて、前回想像した東風谷の告白映像とか、あるいは九条の何らかの盗撮映像とかを取り返す為としか思えないのよね。でも星崎が浜岡に頼んだのだとしたら、命取りになるからあんなバラす様な事はしないだろうし…。よく分からん。
今回は九条が相楽を自分と向き合わせ、心から反省した上で同級生、鵜久森の母、そして鵜久森の位牌に謝罪を促す話。
クラスに遅刻して入って来た時に、「ビビったから遅刻した」と素直に話す相楽を見て、これだけでも凄い変化だなと感じたし、これなら自分と向き合い、自分に問い掛け続ける事も可能なのかなと思えた。
鵜久森に言われた「やられた事は忘れない」、九条に言われた「やってしまっ事は永遠に消えない」、この言葉をずっと心に持ち続けていて欲しい。
今回の話は特に十代の子には観て欲しいな。今ならまだTVerで観られるから。
脚本=ツバキマサタカ 演出=鈴木勇馬
- << 65 【2023夏ドラマ】 「最高の教師」9話まで終了。 【償うことに迷える貴方へ】 相楽まで改心し、いよいよ孤立し始めた西野はお金で浜岡に頼み、浜岡は化学準備室に盗撮カメラを設置、鵜久森と東風谷の会話(東風谷が鵜久森を好きという話)が撮れたとSDカードを西野に渡し、それをネタに鵜久森をあの廊下に呼び出し、野辺と金澤は見張りをし、西野は鵜久森を脅す。 東風谷は「私の為に?」とショックを受けていたが、西野はそれを否定。鵜久森は「私達を変える為にあの場所に来たの」と言う。脅す西野に「それを秘密だと思っている事がおかしい」と怯まない鵜久森。「あんたは良くても東風谷は嫌がるんじゃない?」 貴女を私が変えると言って、西野からカードを奪おうとした鵜久森は、揉み合って落ちた。やっぱり最後は東風谷の為だったのかな。でもコピーは可能なんだし、あれでは死に損だわ。 西野の「そんなつもりじゃ無かった」に、九条の怒りが爆発、逃げるなよ!と強い言葉で叱責。クラスメイトをランク付け、想像力の欠如、まず自分を養護し反省無し。自分の周りの空気が変わるのを嫌がる、それが自身の最優先事項、その為なら誰が傷付いても構わない。これがイジメを生み出す精神構造なのかとぞっとする。 最終回、九条が対峙する本丸は…星崎なんだろうね。 ダラダラ長い台詞は勘弁して欲しいんだけど…。 脚本=ツバキマサタカ 演出=鈴木勇馬
【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分全話観る △初回を観て判断 ※今回より最初から観ないと決めた作品は省略
(シンドラ枠は未発表)
「時をかけるな、恋人たち」上田誠/山岸聖太/吉岡里帆 ○※相手役は永山瑛太
★「日常の絶景」堀雅人/松岡知哉/伊藤万理華 △※観たとしても感想は書かないかも
★「マイホームヒーロー」櫻井剛/青山貴洋/佐々木蔵之介 ○※MBS製作。同スタッフ、キャストで制作する映画が来春公開される
★「すべて忘れてしまうから」岨手由貴子/岨手由貴子/阿部寛 ○※全10話。地上波放送の1ヶ月前からディズニープラスで配信開始
「単身花日」川﨑いづみ/森脇智延/重岡大毅 △
「泥濘の食卓」倉光泰子/安里麻里/齊藤京子 △※スタッフが魅力的
★「女子高生、僧になる」森ハヤシ/横尾初喜/畑芽育 △MBS製作。関東では独立各局で放送(放送日はまちまち)
★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
※現時点での未発表作品で、取り敢えず視聴してみるものについては追記する
- << 63 【追記・修正版】 【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載 ◎全話視聴予定 ○多分全話観る △初回を観て判断 ※今回より最初から観ないと決めた作品は省略 (シンドラ枠は未発表) 「時をかけるな、恋人たち」上田誠/山岸聖太/吉岡里帆 ○※相手役は永山瑛太 ★「日常の絶景」堀雅人/松岡知哉/伊藤万理華 △※観たとしても感想は書かないかも ★「マイホームヒーロー」櫻井剛/青山貴洋/佐々木蔵之介 ○※MBS製作。同スタッフ、キャストで制作する映画が来春公開される 「君となら恋をしてみても。」森野マッシュ/松本花奈/日向亘、大倉空人 △←New ★「すべて忘れてしまうから」岨手由貴子/岨手由貴子/阿部寛 ○※全10話。地上波放送の1ヶ月前からディズニープラスで配信開始 「単身花日」川﨑いづみ/森脇智延/重岡大毅 △ 「泥濘の食卓」倉光泰子/安里麻里/齊藤京子 △※スタッフが魅力的 ★「女子高生、僧になる」森ハヤシ/横尾初喜/畑芽育 △MBS製作。関東では独立各局で放送(放送日はまちまち) ★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ (関東の番組表より) 【シーズン枠外ドラマ】 ★「君に届け」宮本勇人/新城毅彦/南沙良、鈴鹿央士 △※3月にネトフリで完全版配信済み(全12話)←New
>> 49
【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(土日分)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分全話観る △初回を観て判断 ※今回より最初から観ないと決めた作品は省略
「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」三浦駿斗/河合勇人/菊池風磨 △
「あたりのキッチン!」橋本夏/岩田和行/桜田ひより △※グルメドラマ
「下剋上球児」奥寺佐渡子/塚原あゆ子/鈴木亮平 ◎※新井順子P組の新作
「たとえあなたを忘れても」浅野妙子/大谷健太郎/堀田真由 △※相手役が萩原利久なので微妙
「セクシー田中さん」相沢友子/猪俣隆一/木南晴夏 △※共演が生見愛瑠は魅力
(関東の番組表より)
【シーズン枠外】
「遥かなる山の呼び声 ディレクターズカット版」山田洋次/朝原雄三/阿部寛 ◎※過去に放送済みの素材をディレクターズカット版にて放送
〈NHK土曜ドラマ〉枠で9/23〜全4話
【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ○多分全話観る △初回を観て判断 ※今回より最初から観ないと決めた作品は省略
「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」徳永友一/鈴木雅之/二宮和也、中谷美紀、大沢たかお ○
「トクメイ!警視庁特別会計係」荒木哉仁/城宝秀則/橋本環奈 △
「家政夫のミタゾノS6」八津弘幸/片山修/松岡昌宏 ○※感想は書かない
「大奥S2」森下佳子/大原拓/鈴木杏?(医療編) ◎
「コタツがない家」金子茂樹/中嶋悟/小池栄子 ○
「パリピ孔明」根本ノンジ/渋江修平/向井理 △
「ゆりあ先生の赤い糸」橋部敦子/金井紘/菅野美穂 ◎※共演に松岡茉優、その娘に白山乃愛は魅力
「いちばんすきな花」生方美久/高野舞/多部未華子、松下洸平(他2名の主演は未発表) ○
「ブラックファミリア」佐藤友治/城定秀夫/板谷由夏 △
「うちの弁護士は手がかかる」服部隆/瑠東東一郎/ムロツヨシ △※CXの新枠※共演弁護士に平手友梨奈
「フェルマーの料理」渡辺雄介/石井康晴/高橋文哉、志尊淳 △
★「きのう何食べた?S2」安達奈緒子/中江和仁/西島秀俊、内野聖陽 ◎
★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
※土日分は次の投稿で。
- << 61 【追記・修正版】 【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載 ◎全話視聴予定 ○多分全話観る △初回を観て判断 ※今回より最初から観ないと決めた作品は省略 月〜木 「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」徳永友一/鈴木雅之/二宮和也、中谷美紀、大沢たかお ○ 「トクメイ!警視庁特別会計係」荒木哉仁/城宝秀則/橋本環奈 △ 「家政夫のミタゾノS6」八津弘幸/片山修/松岡昌宏 ○※感想は書かない 「大奥S2」森下佳子/大原拓/鈴木杏?(医療編) ◎ 「コタツがない家」金子茂樹/中嶋悟/小池栄子 ○ 「パリピ孔明」根本ノンジ/渋江修平/向井理 △ 「ゆりあ先生の赤い糸」橋部敦子/金井紘/菅野美穂 ◎※共演に松岡茉優、その娘に白山乃愛は魅力 「いちばんすきな花」生方美久/高野舞/多部未華子、松下洸平、神尾楓珠←New(他1名の主演は未発表) ○ 「ブラックファミリア」佐藤友治/城定秀夫/板谷由夏 △ (関東の番組表より)
>> 39
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」9話まで終了。
【諦めるのはヤメた…仕事も恋も。】
副題は有紗の心情で、前回は“普通じゃ…
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」10話まで終了。
【なんで、嘘ついたの?優しい嘘を。】
千葉は有紗の障害の事を知らなかったので配車の仕事を勧めた、知っていれば勧めなかったと岡村に言っていたけど、少なくとも天野は知っていた訳だし、有紗との事に関する岡村へのアドバイスにしても的を射たものばかりだったから、前回の顛末は違和感しか無かった。
その結果、トラブルに巻き込まれた取引先から「切る!」と言われて、謝罪や今後の交渉で岡村はクタクタ、有紗は色々話したかったのに、夜は遅く、朝は早くに家を出てしまう岡村の行動に、もしかしたら迷惑を掛けたから避けられてると感じたのかな、それもストレスになったらしく髪は抜けるし、会社への行き方も分からなくなる位に有紗はパニック状態で、実家に引き籠もってしまう。
冬美の前の男とは違って今度のマーくんはいい奴で、迎えに行った岡村に、会いたくないって言ってるから今日は帰れと。「岡村ちゃん、愛されて育ったんだね。だから鈍感なんだよ」
有紗が会社を辞めると聞いた岡村はすっ飛んで行くが、布団の上で背中を丸めて座り、顔を布団に埋めたまま「別れて下さい」布団を軽く叩きながら「もうしんどい…帰って…もう関わりたくない」
有紗にとって何が正解なのかは分からないけど、少なくとも優しさを履き違えた嘘を付くのは駄目よねえ。
脚本=矢島弘一 演出=池田千尋
- << 64 【2023夏ドラマ】 「初恋、ざらり」11話まで終了。 【普通の女の子で、普通の恋が…。】 普通の女子高生からカフェに就職して、普通の恋をする普通の女の子でいたかった…それが妄想の中の有紗。 今こうなってしまって、有紗にはよりその思いが強くなっている様に思う。だから余計に苦しいのだ。 ずっと布団から抜け出せない娘を見かねて冬美が頼み、ブルドーザーの様な友ちゃんがやって来た!有紗を外に連れ出し「やっぱさあ、うちら障害者は障害者と付き合った方がいいんだよ。…次行こ次」と友ちゃんらしく励ますが、あくまでも普通が望みの有紗の気持ちは晴れない。 でもやっとスマホの充電をする気になって、天野からの電話で外で会って「私達は有紗ちゃんだから、一緒に居たかったんだよ」と言われ、帰宅して、自分を産んだ事に対するママの本音(あんたが居たから頑張れたのもホント)を聞いて、自分の為に頑張ってくれた岡村から逃げた事を自覚して…。 岡村のアパートを外から見つめ、駐車場に座って夕方から夜迄待つが、部屋の灯りは点かない。ヨロヨロと立ち上がって歩き出し、歩道橋の階段の所で立ち止まり座り込む。《全部、自分で壊しちゃった…》 救いは岡村の両親が有紗を気に入って、上手く行って欲しいと願っている事。 ありのままの有紗でいいって受け止めてくれる人が周りには沢山居るのに…。 脚本=上野詩織 演出=七字幸久
>> 37
【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」7話まで終了。
【破滅へと導く女の陰謀と裏切り…】
今週の副題と、前回のラスト、お腹を…
【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」8話まで終了。
【崩壊する完全犯罪…ついに計画の裏側が】
前回『「お母さんを送ってくれてありがとう」と表向き理子の弟の大輔に言われて、えっ?てならなかった上原、何で?』と書いたのだが、大輔が「お姉ちゃん」と呼んでいたのは、“あの日”から理子の部屋に匿われている翠に対してであって、理子の事はずっとお母さんと呼んでいたし、上原も母子二人暮らしだと知っていたからなのね。いやあ、視聴者が勝手に“理子の弟(にしている)”と思い込む様な描き方をし続けていたスタッフに騙されたわ(笑)
あと、翠は本当に身代わり自殺するつもりだったのに、理子の計画を壊したのは繭美だった。翠が飛び降りようとしたその時に、瀕死の南沢奈央を車に乗せて連れて来てしまった繭美がクラクションを鳴らした為に、翠の自殺は取り止めになり、この女を替え玉にしようと言いだしたのは繭美で由香里も賛成した。繭美は計画の一部を女に聞かれた上に突き飛ばして意識不明にさせていたし、由香里は…予想通り、この女の戸籍を買って成りすましていたけど、お金の事でトラブルになっていたから。
死ねなかった翠は、大輔の面倒を見てる内に、生きる意欲が湧いて来たみたいなのだが…、上原達は着々と真相に迫っている。
色々杜撰な面も有るけど面白いんだなあ、これが。
脚本=田辺茂範 演出=高橋名月、古畑耕平
- << 60 【2023夏ドラマ】 「彼女たちの犯罪」9話まで終了。 【完全犯罪の終焉…絶望への幕開け…】 完全犯罪…と言っても彼女達の場合は穴だらけなので(笑)突き詰めると“トンチキドラマ”的ではあるのだが、人物描写の面白さと適度な緊張感、伏せる部分の選択の上手さ、テンポの良さ等で惹き付けるパワーが強いから、“トンチキ”な点も“まっ、ドラマだから”で許せて、そんなに気にならなくなるのよね。 今回で言えば無戸籍で放置子で、小学校すら行かせて貰えなかった偽由香里が、いくら拾った教科書を毎日読んでいたからって、本物由香里(南沢奈央)と入れ替わっていきなり看護学校に通って、すんなり授業について行けるとかかなりのファンタジーだけど、まあ受け入れてもいいかなと(笑) いよいよ追い詰められている3人。由香里が「私は悪くないんです」と、自首した時の言い訳をブツブツ呟くシーンは背筋がゾッとしたけど、そんな由香里が倒れた大輔を葛藤の末に置き去りにはしなかった、自分を置き去りにした母親と私は違う!という強い意志が感じられて、この由香里の二面性の描写は強く印象に残った。 智明はやっぱり理子をレイプしていたし、あのクズ男には、何らかの形で鉄槌が下って欲しいけど、やはり3人は犯罪者なので逮捕され、理子は逮捕後に死亡、大輔は翠が(無罪放免なら)引き取るという形になるのかなあ。 脚本=大林利江子 演出=古畑耕平
>> 36
【2023夏ドラマ】
「ハヤブサ消防団」7話まで終了。
【最後の晩餐】
ベンジン=染み抜き=呉服屋=省吾さんって、やっぱりなの…
【2023夏ドラマ】
「ハヤブサ消防団」8話まで終了。
【聖母の帰還】
ずっと怪しかった隋明寺の住職(麿赤兒)に太郎が第6話で放火犯特定の手伝いをして貰い、住職も省吾が犯人だと肯定し、7話でそれが事実だったと明かされた事で、住職は違うのかと油断させておいてからの、妾の子である幼い展子を引き取ったのは江西忠男で(えっ江西?)、忠男の虐待から守り展子の親代わりをしていたのは高校生の息子の佑空(えっビンゴじゃん!)という事実が出て、今回ラストの、大勢のアビゲイル信者を前にしての住職の「ようこそ、ハヤブサへ」で答え合わせとか、ホントこのドラマは秀逸過ぎる!
ハヤブサの山を百日歩いて悟りを開いた展子は、同じ力を持つ高斎道春とアビゲイルを創設、展子は聖母、道春は教祖となった。聖母の出身地だからハヤブサでなければダメだった訳ね。彩が入信する時点で聖母のお骨が安置されていたから、展子は亡くなっているみたいだし、彩は聖母を継ぐ者とされていて、じゃあ白髪の映子は誰なの?展子だとばかり思っていたのだが。
彩は次期聖母扱いで身動きが取れなくなっている様だが、杉森や真鍋に不安を持ち始めている様にも見えるので、太郎が脱会させられるのかも最終回の見所かな。
今回は通常放送だと過去と現在の行き来が分かり難かったなあ。解説放送だと切り替えが凄く良く分かるのだが。
脚本=香坂隆史 演出=常廣丈太
- << 59 【2023夏ドラマ】 「ハヤブサ消防団」全9話終了。 【理想の世界ユートピア】 住職が「ハヤブサへようこそ」とアビゲイル集団を出迎えて、太郎が集団の中をズンズン進んで来て、集団は何をするでもなく帰って行き、本堂で太郎が「住職はアビゲイルではないですよね?」えっ!?…で始まった最終回。 住職は、妹の展子への贖罪>ハヤブサの安寧という選択はしたけど、展子の遺骨を取り戻し、本人が強く戻りたがっていたハヤブサの地で眠らせてあげたいという気持ちからの取り引きで、集団の移住には協力するが、魂まで売った訳ではないという事だった。 展子は悟りを開いた訳でもなく、予言者でも無かった。宗教集団を作ろうとしていたサークルの幹部らに利用されていただけだった。 その真実を知らず、次の聖母に指名されていた彩を太郎はどう説得するのかと思っていたら…、住職と映子(幼馴染みで大人になってから再会。監視され病気の振りをしていた)から聞いた展子の生涯を脚本化し、それを読ませた上で説得するという、作家という特性を生かした方法で、これは上手かったな。彩自身、揺らいでいそうな描写は有ったので、合せ技一本って感じで。 今の幹部は逮捕されても、杉森の言葉通り次の聖母候補はもう現れているというラストも効いていた。 いやあ役者、脚本、演出、音楽全部がいい、ずっと心に残りそうなドラマだった。 脚本=香坂隆史 演出=常廣丈太
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」9話まで終了。
【最終章!夢へ踏み出すために、ふたりが初めて諦めること-】
瞳子は加瀬との結婚を決意し、有栖は瞳子の決断の邪魔をしない様に、瞳子の家から出て行く事を決める。まあこれは当然の事だし、“父を頼る”と言っていたから、実家に戻るのか、はたまた保育園の近くにアパートを借りて、部屋代の援助を受けたりするつもりなのかな。
今回は“祐馬とバッタリ”が何回有るの?って位ご都合主義が多く、何だかなあの内容だった。でも、ちょっと成長した海役の赤ちゃんが一々可愛かったので、観て損は無かったかな(笑)
脚本=木村涼子、龍居由佳里 演出=宮崎萌加、韓哲
「ばらかもん」9話まで終了。
【東京へ帰って来い!ついに訪れる選択の時!どうする清舟】
今回、書道家を支える裏方の役回りに言及する部分が有って、こうやってビジネスとして成立させているのかと興味深かったし、逆に書道家の長男として書く事だけに集中して純粋培養されて来た清舟が、あまりにもビジネスの部分を知らなさ過ぎて、それにもびっくりしたのだけど、結局、書道と書道家は別物であって、清舟は書道家の道は選ばず、島で子供達に書道を教えながら生きて行く道を選ぶ様だ。(それだけで生活出来るとは思えないけど、どうやって稼ぐつもりなのかな)
脚本=阿相クミコ 演出=河野圭太
- << 57 【2023夏ドラマ】 「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」全10話終了。 【あなたがいたから強くなれた-“ふたりで”掴んだ未来】 有栖の出産シーンが描かれた5話から、康介が再登場してけじめを付ける8話迄の展開は、惹き付ける部分が有って良くなったなあと思いながら観ていたのだが、ラスト2話については帳尻合わせが優先された様な内容で、“終わり良ければ…”に無らなかったのは残念だった。 ドラマを盛り上げる(話題になる)存在では有ったけど、人間性としては最悪だった康介の母親を筆頭に、感じが良い人から攻撃的な人迄振り幅が激し過ぎた光峯、嫉妬から余計な事をして有栖を傷付けた世奈と、基本良い人だらけのファンタジードラマの中で、騒動を起こす人物として配置されながら、あっという間に殊勝になったり素直になったり、何も無かったかの様に溶け込んでいたり、おいおい人間ってそんなに早く簡単には変わらないよと呆れてしまう様な設定も有って、その辺りは態とらしさが鼻についたし、人物造形のムラも目立ったなと。 瞳子が何故あそこまで有栖の私生活に立ち入りお節介を焼いたのかは、最後迄これだ!とピンと来るものは無くて、後出しで有栖の母が元気な時に、瞳子とは出会って意気投合していた、だからこれは奇跡とか言われてもねえ(笑)総体としては不可では無いけどね。 脚本=龍居由佳里 脚本協力=木村涼子 演出=福田亮介
- << 58 【2023夏ドラマ】 「ばらかもん」10話まで終了。 【新たなる旅立ちへ!親友との決別!それぞれの決意とは?】 相談も無しに書道家を辞めると決めてしまった清舟に腹を立てた川藤。親友としてマネージャーとして、プライベートから仕事迄ずっと支えて来たのに勝手に降りた…という、寂しさ半分、怒り半分って所かな。 決別するのを側で見ていたなるが心配して、島へ帰ってからも毎日川藤に電話をする位の、大人の男の本気の怒りを見せた訳だけど、結局折れて迎えに来た川藤。 その頃清舟は書道教室の準備中、だけどこれが呆れる位に世間知らずで、月謝は1万円にする!で、口あんぐり。 呆れながらもマネージャーの習性で色々教えて面倒を見てしまう川藤、何だかんだいい奴だ。 清舟が新しい一歩を踏み出した姿は、料亭の就職試験に失敗して、島を出て行く事さえ迷い出していた浩志の背中を押し、清舟がプレゼントした店の看板を見た美和は、その字に心を動かされて将来の目標を決め、それを見た珠子も迷いを捨てて漫画の応募原稿をポストに投函した。 島に来て、その自然や人間関係から与えられるものが多かった清舟だけど、意識はせずとも信頼されると共に与える事も増えているのだ。 それなのに半年後のあれは何?飛行機じゃなくてフェリーでっていうのと、なるの「これでお別れだな」がミソ(引っ掛け)なのかな。 脚本=金沢達也 演出=木下高男
>> 22
【2023夏ドラマ】
「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」7話まで終了。
【ビルの屋上で任侠バトル!? 】
今回のテーマは“執行…
【2023夏ドラマ】
「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」8話まで終了。
【借金地獄の女子大生を救え!】
今回は大学内で学生が顔見知りの学生を勧誘する投資詐欺に引っ掛かり、消費者金融から借りたお金を返せなくなった女子大生・河村杏奈(幸澤沙良)が動産執行を受け、今度は友達に勧められてよく分からないままに、違法な個人間融資に手を出しそうになり、既の所で執行で顔を覚えていた吉野のお節介と、その後の機転で二重の被害には遭わずに済んだという話。
18才成人となり、自分の意思だけで消費者金融からお金を借りられるから、まだ社会性が備わっていない子は、あんな風に狙われて騙されて痛い目に遭う可能性が有るって事なのね。母子家庭で母親には迷惑を掛けたくないという気持ちが逆に作用して、一人で解決なんて出来ないのに何とかしようとし泥沼にハマってしまう。
ドラマだから誇張している部分も有るかもしれないけど、表に出て来ない(本人が声を上げないと司法は動かない)だけで、世間知らずの被害者って結構居るのかも。
今回は若い人への注意喚起を意識して作っていたのかなと。その意味では平凡な顔立ちの幸澤沙良の起用で、より説得力が増したのではないかな。
次が最終回。テーマは両親間の子供の連れ去りに於ける執行で、大森さんがどう書いたのか興味深い。
脚本=大森美香 演出=星野和成
- << 56 【2023夏ドラマ】 「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」全9話終了。 【子の連れ去り…涙の奪還作戦!】 小原が執行の中で一番難しいと言っていたケース。夫の大輔(福士誠治)が人間関係のストレスで退職してしまった、それはいいのだけど、一向に働こうとせず妻の凪咲(佐津川愛美)が働きに出てもロクに家事もしないでゲーム三昧、これはどう見ても夫が悪い。離婚になったら親権を取るのに男は不利だから、実力行使で娘を連れて家を出たって言い訳をしていたけど、有利不利以前の問題だし。 でも父親としては娘にも好かれていたし、大輔は栗橋の大学の先輩で、栗橋の印象としてはダメ人間ではないという感じだったので、ドラマの落とし所としてはこうなるだろうなという想像通りの展開だった。 現実には判決を無視する債務者が多過ぎてか、債務者が居ない場所(保育園とか)で執行しても良いと法律が改正されたそうで、でも娘の気持ちに配慮して欲しいと願う吉野、気持ちを汲んで正攻法で行こうと決める小原、この辺りはこのドラマらしくて良かったなと。現実とは乖離しているのかもだけど。 執行官の仕事を丁寧に描いてくれて、織田裕二とおじさんズの醸し出す雰囲気も素敵で、その点は満足。只、吉野の成長物語にする為に、最初の何話かをやり過ぎたのだけが惜しかった。 その後はどんどん良くなったので、続編にも期待したい。 脚本=大森美香 演出=田村直己
>> 33
【2023夏ドラマ】
「転職の魔王様」7話まで終了。
【新タッグ誕生!?子育てと仕事!言えない苦悩とは】
誰かが年単位で育児休…
【2023夏ドラマ】
「転職の魔王様」8話まで終了。
【魔王vs天使!運命の頂上決戦!】
今回は自己評価の高い石岡(飯島寛騎)にCAが翻弄されながらも、何とか説得して道筋を付けてあげる話。
天間(白洲迅)が同業者なのは、6話で来栖が転職王子(宮野真守)に独立を提案したと千晴が話した時に、「その手が有ったか」と反応していたので、予想はしていたのだけど…。
白洲迅だから、いざ正体を現したら豹変するのではと思っていたら、千晴に対する接し方そのままの誠実な男だったので、そっちにびっくり(笑)
過去に、不正経理が常態化している会社に、そうとは知らずに紹介し転職した人が不正経理で逮捕されてしまったという苦い経験が有り、それ以来、事前に職場見学をしてから紹介する様になり、求職者から“天使様”と呼ばれて高評価だが、同僚からは疎まれて浮いた存在なんだとか。
2社のCAとの同時面談を要求するなんて、メンタルが強いのかと思ったら意外に打たれ弱かった石岡
天間のやり方は確かに普通の会社では軋轢を生みそうだよなあ。だからシェパードへの転職は必然だったね。
飯島寛騎って何かで観た記憶は有ったのだけど、思い出せなくてwikiで調べたらそうそう!「弁当屋さんのおもてなし」ってドラマだった。(オスカーだから小芝風花のバーターかな。でも雰囲気が有るし、これから売れそう)
脚本=小峯裕之 演出=保坂昭一
- << 55 【2023夏ドラマ】 「転職の魔王様」9話まで終了。 【恋人とのつらい過去!】 前回来栖が気付いた、社長の洋子が唯一担当し、一度も面接をせずにずっと辞退を繰り返している謎の求職者・五十嵐君雄(金子ノブアキ)の話。 君雄は小学校の教師、洋子は旅行代理店の社員として、修学旅行の件で二人は出会い、恋に落ち結婚も考えていた3年後、彼は理由も告げずに教師を辞め自室に引き籠もってしまった。 それから10年、彼の事がきっかけで今の会社を起業した洋子は、彼の為に毎月仕事を紹介していたが、彼は会ってさえくれない、当然仕事の話も出来ない、だからずっと辞退。 いよいよ追い詰められて自殺をするかもしれないとなり、異変に気付いた千晴と来栖は洋子のサポートを始め、その輪は他のCAにも広がって行く。 通常の業務外でも“人に寄り添う”シェパードキャリア社の良さが前面に出ていて、いい話だったなとは思うのだが…。 今回洋子は「当時のクラスの様子を知る人から話を聞いた」と君雄に言っていたが、何故当時それをしなかったんだろう。“業務が多くて疲弊したのだろう”というのは洋子の思い込みで、君雄は理由を一言も話さなかったのだから。その部分が引っ掛かってしまって…。 あと何で今この話なの?というのもねえ。 次回は来栖の、新設大阪オフィス栄転話に千晴が動揺? 脚本=泉澤陽子 演出=丸谷俊平
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「何曜日に生まれたの」4話まで終了。
【サイコパスな彼女の恋は】
前回予告のリリ子の言葉「二人の事故、私が原因です」。そこから先の台詞はお預けだったので真相はまだ不明。確か初回の新聞記事にはバイクの不具合(何だったかは忘れた)が有った様に書かれていたと思うので、そっち系の話かなとは思うのだが。
それよりも、このリリ子がとっても不思議な人で、再会したすいに「ありがとう、あの時居なくなってくれて」なんて、パンチの効いた事を言うのだけど、すいはそれを嫌がってないのよね。
二人はどこか通じ合う所が有ったのかな。
すいがだいぶ“人馴れ”して来ていて、芽衣の写真モデルも始めてどんどん綺麗になって来ているから、雨宮の会社の広告モデルに…なんて展開も有り得るのかな。
脚本=野島伸司 演出=岩本仁志
「CODE-願いの代償-」全10話終了。
【予測不能な結末…!全ての謎が暴かれる!】
CODEを人間の限りない欲望に合わせて改変(改悪)したのは、シラケるから嫌だなと前回書いたCODE内の学習型AIなんだって。プロフェットの試験運用は始まり、CODEは一旦は駆逐されたけど直ぐに復活、自分を攻撃する者は排除するので、市川は社会的に抹殺され、二宮はプレイヤーに撃たれた。悠香を殺したのもCODEなんだとさ。あ〜あ、5話迄は面白かったのにな。
脚本=酒井雅秋 演出=森淳一
- << 54 【2023夏ドラマ】 「何曜日に生まれたの」5話まで終了。 【優しい人が傷つく世界線】 なんとなんと公文は自分のタワマンのエレベーターで瑞貴とバッタリ。公文は(編集者として)先生の所に行くとごまかすが、瑞貴夫婦もこのマンションに住んでるとかで、もしすいとバッタリとかしたらどうするんだろ。 リリ子の話だと、あの日、雨宮とすいがサッカー部通称“ホントの海”に行く(これは雨宮がすいにコクる)と気付いたリリ子は、城崎(濱正悟)にバイクの細工を頼んだと(城崎が女子マネの着替えを盗撮しているのに気付いたリリ子が、それをネタに脅した)。これが事実だとしたら、雨宮はあんな大怪我をしてるのに、二人共よく心を壊さず平気でいられるよなと思ってしまう。 「誰でも心に本アカと裏アカを持っている」ふむふむ。「繊細で優しい側の人間が苦しむ世界線には、いい加減うんざりなんです」なるほど。公文に言わせる野島節。結構グサッと来るね。 公文はすいを“好き避け”始めているし、すいは公文をイジれる位には懐いているので、この二人がくっつく世界線なのかな。 久美が言った公文が“千回身代わりになれる様な大切な人”、好きな人ではなくて大切な人と言ったから、これは恋人ではなくて家族の誰かかな(前にバスで呟いたみずき?)。 次回、“ホントの海”で、今度こそホントの事が明かされる、らしい。 脚本=野島伸司 演出=松原浩
>> 31
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」7話まで終了。
【父子の宿命 愛か、任務か】
ラス前、ノコル(二宮和也)の銃を奪い人質の…
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」8話まで終了。
【〜真実への序章〜父と二人の息子の宿
命】
ノコルが色白なのは、普段は資源開発会社ムルデール代表として、都会のビルで仕事をしているからなのかしら(笑)
自分が組織に裏切られて家族を失った経験からか、仲間を裏切る事を許さないベキは、自分に会う為に仲間を裏切った乃木も、例え血を分けた息子と言えど許せなかった。だから目の前で黒須を殺せと命じた訳だけど、ノコルが渡した銃には弾が一発しか入っていない事を読み切って、一発目はギリギリ外し、二発目は近付いて額に向けて引き金を引いた。
後に養護施設で、乃木が施設長の裏切りを指摘した際に、手で持てば重さは分かる、誤差は1㎏で10g程度と話す乃木の特技を知り、あの時点でベキは乃木が黒須を殺す気は無かった、つまり仲間を裏切ったのではないと気付いたのだと思う。
そうなると“血は水よりも濃い”で、IQ137、頭の回転も早く桁外れの度胸も持っている息子を、例え別班だとしても利用しない手は無い、特に何故か「あと半年しかない」と、土地を買い漁り何かを成し遂げる迄のタイムリミットをベキが口にしていたので(もしかしてベキの余命とか?)、その為でもあるのかな。
あの4人の本当の生死は明かさず、引っ張ったね。(種明かしになっちゃうからね)
脚本=八津弘幸、宮本勇人 演出=福澤克雄、宮崎陽平、加藤亜季子
- << 53 【2023夏ドラマ】 「VIVANT」9話まで終了。(9話は25分拡大) 【明かされる驚愕の真実!】 今回は、幼き乃木の断片的な記憶や、ドラマとして提示して来た事へのベキ側からの答え合わせ。(林遣都、素晴らしかった!) あの日、仲間はヘリで助けに来てくれたのに、ベキ家族を置き去りにして戻る様に指示したのは当時の公安の上司。ベキの妻はあの場で即死をしたのではなく、投獄され拷問の末にベキの眼の前で亡くなった。妻も子も亡くなり(子についてはそう思い込んだ)廃人寸前だったベキが気力を取り戻したのは、赤ん坊だったノコルを亡くなる寸前だったその兄から託されたから。 乃木にテロの最終目標は日本なのかと問われたベキはそれを否定し、日本に恨みは無いとまで乃木に話したが、これは本意なのだろうか。妻の最期の言葉は「私達をこんな目に遭わせたやつを私は絶対に許さない、復讐して…復讐して…」だった。ベキはそれを反故にする様な男とは思えないから。 あとノコルが引き取られたのは赤ん坊の時と知って、それだとノコルにしてみれば感覚的にも実父と同じだよなあと。それが何十年も生き別れていた実子が急に現れて、父の心を一気に持って行かれた、これは嫉妬して当然だし、憎悪に変化も有り得るなと。 ラスト、ベキが切ったのは乃木を吊るしてるロープだよね? 脚本=八津弘幸、山本奈奈 演出=加藤亜季子、宮崎陽平
>> 18
【2023夏ドラマ】
「最高の教師」6話まで終了。
【拝啓、今を生きる貴方へ】
九条が夫の蓮に語り掛ける。
「嫌いっていう言…
【2023夏ドラマ】
「最高の教師」6話まで終了。
【「向き合う」ことを恐れる貴方へ】
警察は鵜久森の死は、状況から事故か自分で選択した死だという見解だが、九条は「誰よりも強く生きようとしていた鵜久森さん」の死を、そう結論付けて「彼女を二度傷付ける事は許されない」、だからこの事に皆で真剣に向き合おう、向き合うとは全てをさらけ出して考える事だと訴える。
但し死の理由について「憶測で彼女を語るのは、言葉を失くしてしまった人への冒涜」でもあると。向き合って考えてクラスで話し合って欲しいと。
九条が“鵜久森の事故死、自死”に違和感を持つのも憶測では有るのだが、このところ誰よりも鵜久森との密な時間を過ごし、考え方を共有して来た九条が持つ違和感を、他の誰か達の憶測と同質には語れないだろう。
冒頭、九条がクラスに入って来た時、生徒皆が自席に付き静かに座っていた。それだけ鵜久森の死が与えたショックは大きかった訳だが、彼女を虐めたり傍観したりしていた頃とは明らかに生徒の“心の質”が変化して来ている、そう思えたシーンだった。
ラスト、星崎が東風谷に、浜岡が怪しいと言わんばかりの映像を見せて、終始ニヤニヤしていたのが気になる。これってあの日、鵜久森が取り返そうとしてたのは星崎が盗撮した東風谷の“告白映像”って事なのだろうか。
脚本=ツバキマサタカ 演出=松田健斗
- << 52 【2023夏ドラマ】 「最高の教師」8話まで終了。※No.40は7話の感想に訂正 【「本当」を曝け出さぬ貴方へ】 星崎が東風谷に見せた、“あの日”態々高校の制服を来て校門から入って来た浜岡の映像。 あれは鵜久森と親しくしていた東風谷に見せれば、憤ってクラスの皆に話し、当然疑惑の目は浜岡と親しい相楽に向かう、そこまで計算しての事だったのだろうか。その場合は何の為? 鵜久森が態々あの場所に出向くとしたら、自分の事ではなくて、前回想像した東風谷の告白映像とか、あるいは九条の何らかの盗撮映像とかを取り返す為としか思えないのよね。でも星崎が浜岡に頼んだのだとしたら、命取りになるからあんなバラす様な事はしないだろうし…。よく分からん。 今回は九条が相楽を自分と向き合わせ、心から反省した上で同級生、鵜久森の母、そして鵜久森の位牌に謝罪を促す話。 クラスに遅刻して入って来た時に、「ビビったから遅刻した」と素直に話す相楽を見て、これだけでも凄い変化だなと感じたし、これなら自分と向き合い、自分に問い掛け続ける事も可能なのかなと思えた。 鵜久森に言われた「やられた事は忘れない」、九条に言われた「やってしまっ事は永遠に消えない」、この言葉をずっと心に持ち続けていて欲しい。 今回の話は特に十代の子には観て欲しいな。今ならまだTVerで観られるから。 脚本=ツバキマサタカ 演出=鈴木勇馬
>> 30
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」8話まで終了。
【たぶん私じゃ、ダメなんです。】
有紗の母の冬美(若村麻由美)は、男、そ…
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」9話まで終了。
【諦めるのはヤメた…仕事も恋も。】
副題は有紗の心情で、前回は“普通じゃない”私じゃお嫁さんには多分なれないと、気持ちが沈んでしまった部分も有ったのだが、今回の冒頭で、親友の友子がアイドルになる夢を全然諦めていないのを知って、多分勇気を貰ったのだと思う。
岡村は止めたけど、所長から話の有った配車の仕事にチャレンジしてみよう、その仕事が出来たら“普通”に近付ける、そうしたら“岡村家のお嫁さん”にもなれるかもしれない、そういう思考回路だったのかなと。
これは有紗の心情としては理解出来るのだけど、仕事を割り振った側(所長)と、自分がフォローすれば何とかなると受け入れた側(配車担当の天野さん)の考えの甘さに驚いたし、有紗の障害や仕事振りを分かっているのに、何とかなると判断した天野という設定自体が、これまでの彼女の判断力からすると凄く不自然で、ドラマティックな展開に持って行こうとする制作陣の作為さえ感じられて、ちょっと残念だった。
岡村は出張で留守にさせ、たった1週間のOJTで天野が半休を取り、有紗一人で配車の仕事をさせてパニック状態でミスを重ねて自信喪失、これをやりたいが為の不自然な設定で、今回はずっと話に入り込めなかったな。
脚本=矢島弘一 演出=七字幸久
- << 48 【2023夏ドラマ】 「初恋、ざらり」10話まで終了。 【なんで、嘘ついたの?優しい嘘を。】 千葉は有紗の障害の事を知らなかったので配車の仕事を勧めた、知っていれば勧めなかったと岡村に言っていたけど、少なくとも天野は知っていた訳だし、有紗との事に関する岡村へのアドバイスにしても的を射たものばかりだったから、前回の顛末は違和感しか無かった。 その結果、トラブルに巻き込まれた取引先から「切る!」と言われて、謝罪や今後の交渉で岡村はクタクタ、有紗は色々話したかったのに、夜は遅く、朝は早くに家を出てしまう岡村の行動に、もしかしたら迷惑を掛けたから避けられてると感じたのかな、それもストレスになったらしく髪は抜けるし、会社への行き方も分からなくなる位に有紗はパニック状態で、実家に引き籠もってしまう。 冬美の前の男とは違って今度のマーくんはいい奴で、迎えに行った岡村に、会いたくないって言ってるから今日は帰れと。「岡村ちゃん、愛されて育ったんだね。だから鈍感なんだよ」 有紗が会社を辞めると聞いた岡村はすっ飛んで行くが、布団の上で背中を丸めて座り、顔を布団に埋めたまま「別れて下さい」布団を軽く叩きながら「もうしんどい…帰って…もう関わりたくない」 有紗にとって何が正解なのかは分からないけど、少なくとも優しさを履き違えた嘘を付くのは駄目よねえ。 脚本=矢島弘一 演出=池田千尋
>> 28
【2023夏ドラマ】
「警部補ダイマジン」7話まで終了。
【裏切者】
特命室の情報が44に直ぐに漏れるのは内通者が居るから。そ…
【2023夏ドラマ】
「警部補ダイマジン」全8話終了。
前回、平安と牡丹はお互いの疑念をすり合わせたのか?と書いたのだが、この部分は合っていて、誤解が解けた平安は牡丹に百鬼の行確をさせていたら、占部に殺されてしまったと。
百鬼が44だったのは予想通りだったけど、黒幕の右腕という程は上の地位ではなかったみたいで、正体のバレた占部を射殺した所迄は非情な44の幹部っぽかったのに、台場と七夕を始末出来ると確信して、ベラベラと秘密の暴露を始めた辺りからあれあれ?と思い始めたら…、全部台場に録音されていて、平安も登場して万事休す。台場が天羽と同じやり方で百鬼を殺そうとしてるのに、七夕はもう止めないのかと思ったら、あれも殺す振りで狙いは百鬼を二重スパイにする事。
でも百鬼では不安なので、平安は清家を仲間に引き入れて、彼も二重スパイに仕立てる。
もう放送時間も無いのに、百鬼が“先駆者”と呼ぶ平安父は出て来なくて、どうなってるのと思ったら最後にやっと出て来た三田村一馬!あれ?誰?
前回、『最終回に初めて出て来る役者を黒幕にはしないと思うから』って書いたら大ハズレ(笑)大塚明夫だった。
で、案の定、出て来ただけで終わってしまった。原作が終わっていないから結論を持ち越しにした説有りだけど、承知でドラマ化するのだから、終わらせて欲しかったなあ、残念。
脚本=徳永友一 演出=三池崇史
>> 27
【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」6話まで終了。
【綻び始める犯罪計画…浮かび上がる陰謀】繭美の追及にあっさりと“万年筆を…
【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」7話まで終了。
【破滅へと導く女の陰謀と裏切り…】
今週の副題と、前回のラスト、お腹を押さえて苦しむ理子に、薬と水を用意した人物(手から若そうな女性)が居た事から、これは恐らく理子と翠が組んで、繭美と智明と由香里を嵌めたのだろうとは思っていたのだが、脇谷刑事と上原刑事の執念で、スクリューに巻き付いた髪の毛からDNAを採取、まずは由香里ではない事が確定し、次は所在が不明な翠の検体を調べ、これも違うとジワジワと真実に迫って行く流れが面白くて惹き込まれた。
やっと理子との事を思い出した智明は、繭美に「あっちが誘ったんだ」と都合よく脳内変換していたけど、理子がそんな遊び人だったなら、万一妊娠してしまったらさっさと墮胎してるわ、クズ男が!
理子の動機は智明に遊ばれた恨みと、あの場に行かせた繭美への逆恨み、そして恐らく余命宣告されていて、息子を翠に託したいから。
翠の動機は不明だけど、もしかしたら智明に遊ばれた過去が有るのかな。
で、繭美が殺したのは由香里の知り合い、恐らく南沢奈央で、由香里はこの女から戸籍を買ったのでは?と思ってる。
理子と翠が替え玉水死体として仕込んだのも、恐らく南沢奈央かなと。
「お母さんを送ってくれてありがとう」と表向き理子の弟の大輔に言われて、えっ?てならなかった上原、何で?
脚本=大林利江子 演出=菊地健雄
- << 47 【2023夏ドラマ】 「彼女たちの犯罪」8話まで終了。 【崩壊する完全犯罪…ついに計画の裏側が】 前回『「お母さんを送ってくれてありがとう」と表向き理子の弟の大輔に言われて、えっ?てならなかった上原、何で?』と書いたのだが、大輔が「お姉ちゃん」と呼んでいたのは、“あの日”から理子の部屋に匿われている翠に対してであって、理子の事はずっとお母さんと呼んでいたし、上原も母子二人暮らしだと知っていたからなのね。いやあ、視聴者が勝手に“理子の弟(にしている)”と思い込む様な描き方をし続けていたスタッフに騙されたわ(笑) あと、翠は本当に身代わり自殺するつもりだったのに、理子の計画を壊したのは繭美だった。翠が飛び降りようとしたその時に、瀕死の南沢奈央を車に乗せて連れて来てしまった繭美がクラクションを鳴らした為に、翠の自殺は取り止めになり、この女を替え玉にしようと言いだしたのは繭美で由香里も賛成した。繭美は計画の一部を女に聞かれた上に突き飛ばして意識不明にさせていたし、由香里は…予想通り、この女の戸籍を買って成りすましていたけど、お金の事でトラブルになっていたから。 死ねなかった翠は、大輔の面倒を見てる内に、生きる意欲が湧いて来たみたいなのだが…、上原達は着々と真相に迫っている。 色々杜撰な面も有るけど面白いんだなあ、これが。 脚本=田辺茂範 演出=高橋名月、古畑耕平
>> 26
【2023夏ドラマ】
「ハヤブサ消防団」6話まで終了。
【放火犯の正体】
サブタイトルにも使われ、前回の予告では太郎の「放火の…
【2023夏ドラマ】
「ハヤブサ消防団」7話まで終了。
【最後の晩餐】
ベンジン=染み抜き=呉服屋=省吾さんって、やっぱりなのかあ。
太郎は軽トラのエンジン音で持ち主を特定していて、住職に裏取りをして貰っていた。だからサンカクで太郎を見た住職が、微かに頷いただけで太郎には伝わっていたって事ね。
東京のレストランで省吾を問い詰める時に、太郎は賢作にだけは前もって話していたのかと思ったら、宮原と森野にも話してあったのには驚いたな。皆せっかくの高級料理なのに味がしなかったのでは?
省吾の全く悪びれないのらりくらり具合を見ていると、これはもしかして?と思ったし、「ハヤブサに戻ったら全部話す」と言って省吾が出て行くと、直ぐに若い男女が立ち上がって後を追ったから、これは宗教だなと確信した。
省吾の死が自殺だったのか殺されたのかは分からないが。
太郎達がハヤブサに帰郷すると、わらわらと増えている若い人達。サンカクも満席で若者達の腕には紫の布、新聞記事を思い出しピンと来てる太郎。もう、只々不気味。
彩の部屋でPR動画を見た杉森弁護士が拍手をする。あの動画のエキストラの部分、もしかして改ざんされてない?この二人の表情の無い目付きも本当に不気味。
こうなると、太郎への“桜屋敷購入依頼”のハガキの所から、既に仕組まれていたのかも。理由はまだ分からないけど。
脚本=香坂隆史 演出=山本大輔
- << 46 【2023夏ドラマ】 「ハヤブサ消防団」8話まで終了。 【聖母の帰還】 ずっと怪しかった隋明寺の住職(麿赤兒)に太郎が第6話で放火犯特定の手伝いをして貰い、住職も省吾が犯人だと肯定し、7話でそれが事実だったと明かされた事で、住職は違うのかと油断させておいてからの、妾の子である幼い展子を引き取ったのは江西忠男で(えっ江西?)、忠男の虐待から守り展子の親代わりをしていたのは高校生の息子の佑空(えっビンゴじゃん!)という事実が出て、今回ラストの、大勢のアビゲイル信者を前にしての住職の「ようこそ、ハヤブサへ」で答え合わせとか、ホントこのドラマは秀逸過ぎる! ハヤブサの山を百日歩いて悟りを開いた展子は、同じ力を持つ高斎道春とアビゲイルを創設、展子は聖母、道春は教祖となった。聖母の出身地だからハヤブサでなければダメだった訳ね。彩が入信する時点で聖母のお骨が安置されていたから、展子は亡くなっているみたいだし、彩は聖母を継ぐ者とされていて、じゃあ白髪の映子は誰なの?展子だとばかり思っていたのだが。 彩は次期聖母扱いで身動きが取れなくなっている様だが、杉森や真鍋に不安を持ち始めている様にも見えるので、太郎が脱会させられるのかも最終回の見所かな。 今回は通常放送だと過去と現在の行き来が分かり難かったなあ。解説放送だと切り替えが凄く良く分かるのだが。 脚本=香坂隆史 演出=常廣丈太
>> 24
【2023夏ドラマ】
「ばらかもん」7話まで終了。
【父と母が五島にやって来た!清舟お見合い!?親子対決も】
前回、書展選外で…
【2023夏ドラマ】
「ばらかもん」8話まで終了。
【謎の男はなるの父親!?誕生日にストーカー出現!】
今回は謎だったなるの父親の事が明らかになった(母親の事はまだ謎のまま)。
中卒でタンカーの船乗りとなり、そのままずっと船の仕事をしているので、なるの誕生日前後にしか帰って来られない優一郎(岡田義徳=上手い!)。なるがもっと幼い頃は、自分が仕事に戻ってしまうと必ず熱を出してしまうので、それからは直接は会わずに、(祖父経由で?)プレゼントをした飛行機のおもちゃで遊ぶなるを、遠目に見るだけにしているという父親。
祖父は「父親は宇宙人だから会えないし、人に話してはいけない」となるに教えていたと。
でももう7才になったなるは、遠くから見ている男が父親なのではないかと薄々気付いていて、飛行機が欲しい訳では無いけど、楽しそうに遊ぶ姿を見せないと来年からは来てくれないかもしれないからと思っていて、それを打ち明けられた清舟が「お前は気を使わなくてもただ甘えていればいいんだ」「俺はお父さんでもないし他人だけどさ、お前には俺がついてるから安心しろ」と、当初からは考えられない様な踏み込んだ発言。
その前になるの父親には「手紙を書いたらどうでしょう」と提案もしていたし、人間関係が狭く濃いこの島に来て揉まれたから、他人に無関心ではいられなくなってるのよね。凄い変化!
脚本=上原莉恵 演出=北坊信一
>> 23
【2023夏ドラマ】
「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」7話まで終了。
【逃げた“後悔”と許せない“怒り”ぶつかる―恋は三角関…
【2023夏ドラマ】
「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」8話まで終了。
【“ふたつ”の別れ―交錯する想いと、友情の行方】
「貴方とは付き合えません」と祐馬には告げた有栖だけど、祐馬が帰った後、泣き続ける海に、瞳子が以前(有栖が泣きそうな時は海も泣きそうになってる)と言っていた事を思い出しながら、「何でそんなに悲しいの?」と海に声を掛けた事、翌朝、瞳子が目が腫れてない?と聞いた事、これらを踏まえると、有栖の本心としては祐馬の事を好きなんだなって。でも今の状況での優先事項を考えると…って所なのかな。
落ち込んでいる祐馬を見てピンと来た瞳子は祐馬の気持ちを確認。
光峯と祐馬を政略結婚させたい黒澤社長から、お門違いの文句を言われても怯まずに正論で言い返す所は格好良かった。
瞳子は有栖の高校時代の写真を見付けても、先ずは「見てもいい?」と聞いて許可を取ってから見るし、康介の事も祐馬の事も、自分からどうした方がいいとかは言わず、有栖が出した結論を尊重する。当初こそお節介にも程があるという行動だったけど、それは有栖の考えが危なっかしかったからで、落ち着いた今は一歩引いて見守っている、その辺りが大人だなと思う。
康介一家とのけじめの付け方は、有栖の成長と康介の本気の後悔が伝わって来て泣けた。
脚本=木村涼子 脚本協力=龍居由佳里 演出=松木彩
>> 21
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「CODE-願いの代償-」8話まで終了。
【最終章突入!復讐すべき相手との直接対決!】
揃いも揃…
【2023夏ドラマ】
「転職の魔王様」7話まで終了。
【新タッグ誕生!?子育てと仕事!言えない苦悩とは】
誰かが年単位で育児休暇を取ると、他の誰かがその仕事をカバーしなければならない。システムを構築して上手く回転させる会社もあれば、少ない人数でやりくりしている様な会社では、黙って頑張ってしまう様なタイプの人に仕事が集中し、オーバーワークで疲弊し体を壊すかプッツンして退職してさまうかという、悪循環に陥る事もありがち。今回は後者のケースでプッツン退職した30才の皆川(黒川智花)の転職話。
上辺だけ取り繕って人員募集をしない会社が一番悪いけど、皆川ももっと自分の身に起きている深刻さを、上司にはっきりと伝えるべきだったな、辞めるのはいつでも辞められるのだからと、観ながら思っていたのだけど、後から来栖も同じ様な事を皆川に言ってたな。
皆川の退職で仕事が回らなくなり、社員からの働き方改革の要求を会社も飲み、これから良くなって行くと思うから、戻って来て欲しいと言う尊敬する先輩からのお願いを飲んだ皆川、このファンタジーだけは受け入れ難かったけど、総体としては現実に即した話で、製薬会社のMRという専門性の高い職種の設定にしたのも上手かったなと感じた。
脚本=泉澤陽子 演出=丸谷俊平
- << 43 【2023夏ドラマ】 「転職の魔王様」8話まで終了。 【魔王vs天使!運命の頂上決戦!】 今回は自己評価の高い石岡(飯島寛騎)にCAが翻弄されながらも、何とか説得して道筋を付けてあげる話。 天間(白洲迅)が同業者なのは、6話で来栖が転職王子(宮野真守)に独立を提案したと千晴が話した時に、「その手が有ったか」と反応していたので、予想はしていたのだけど…。 白洲迅だから、いざ正体を現したら豹変するのではと思っていたら、千晴に対する接し方そのままの誠実な男だったので、そっちにびっくり(笑) 過去に、不正経理が常態化している会社に、そうとは知らずに紹介し転職した人が不正経理で逮捕されてしまったという苦い経験が有り、それ以来、事前に職場見学をしてから紹介する様になり、求職者から“天使様”と呼ばれて高評価だが、同僚からは疎まれて浮いた存在なんだとか。 2社のCAとの同時面談を要求するなんて、メンタルが強いのかと思ったら意外に打たれ弱かった石岡 天間のやり方は確かに普通の会社では軋轢を生みそうだよなあ。だからシェパードへの転職は必然だったね。 飯島寛騎って何かで観た記憶は有ったのだけど、思い出せなくてwikiで調べたらそうそう!「弁当屋さんのおもてなし」ってドラマだった。(オスカーだから小芝風花のバーターかな。でも雰囲気が有るし、これから売れそう) 脚本=小峯裕之 演出=保坂昭一
>> 21
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「CODE-願いの代償-」8話まで終了。
【最終章突入!復讐すべき相手との直接対決!】
揃いも揃…
【2023夏ドラマ】
「CODE-願いの代償-」9話まで終了。
【ビル爆破で生死は!?全て知る黒幕と最終対決】
次回が最終回という事で、市川(玉鉄)の目的が明らかになった今回。ランリー社の量子コンピューターをAIで動かすプロフェット。これを国が導入し個人のデータを吸い上げる事で、犯罪を犯しそうな危険分子の排除が可能になるだけでなく、CODEの様な危険なシステムも直ぐに破壊する事が可能になる、市川はその実証実験を神奈川県でやりたいと希望をしているが、知事はプロフェットの持つ危険性を理由に認めない。だからCODEの危険性をどんどん高めて、これを破壊出来るのはプロフェットだけという状況を作り出した訳だ。それでも首を縦に振らない知事には、CODEで殺し屋を差し向けて、暗殺しますよというデモンストレーション(上空に一発撃ってから襲いますよって、殺す気は無かっただろ)で、更に脅す執拗さ。
でも市川はCODEの改悪はしていないし、自分は一度も使っていないと二宮に言い切っていて、嘘を付いている様にも見えないんだよなあ。
なら誰が次々にプログラムを改悪したのか、悠香は誰に殺されたのか、この変の重大な謎は残ったまま。AIが勝手に改悪したとかはシラケるから無しにして欲しいけどね。さあ、全部の謎を回収してくれるのかね、最終回で。
脚本=酒井雅秋 演出=木村ひさし
>> 19
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」6話まで終了。
【別班vs公安vsテント!愛する父は敵か味方か】今回冒頭に“一部過激な制裁…
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」7話まで終了。
【父子の宿命 愛か、任務か】
ラス前、ノコル(二宮和也)の銃を奪い人質の様にした乃木が、黒須を含む別班の仲間5人を次々に撃つという暴挙に出た時には、思わず「ウッソー!」と声が出てしまったのだが、思い返すと乃木は、ずっと野崎が自分を追い掛けて来られる様に、本名で飛行機のバルカ行きを予約したり、ドラムが密かに付けた発信器(GPS)を逆に利用して、電波を遮断したり発信させたりしながら居た場所を教えていた事、また野崎に対して“貴方は類稀なる人物で裏の裏迄読める人だ”という意味の言葉を伝えていた事から、自分が別班の仲間を裏切った現場を見ても、野崎だけは表面上の出来事ではなく裏を読んで真意を汲み取って欲しい、という事だったのではないかなと感じている。
乃木の、父親に会って色々な話をしたいという、抑えきれない感情は本物だと思うし、それにはまず相手の懐に飛び込むしかない、だからこその“肉を切らせて骨を断つ”ぎりぎりの作戦なのかなと。
黒須の急所は外した乃木だが、他の4人は追って来るのが野崎とドラムだけなら問題ないけど、バルカ警察も一緒だから、生かしておいたらバルカ警察の監視下に置かれて面倒くさい事になるので、もしかしたら本当に殺ってしまった可能性も有るのかな(コワッ!)。
脚本=八津弘幸、李正美 演出=福澤克雄、宮崎陽平、加藤亜季子
- << 41 【2023夏ドラマ】 「VIVANT」8話まで終了。 【〜真実への序章〜父と二人の息子の宿 命】 ノコルが色白なのは、普段は資源開発会社ムルデール代表として、都会のビルで仕事をしているからなのかしら(笑) 自分が組織に裏切られて家族を失った経験からか、仲間を裏切る事を許さないベキは、自分に会う為に仲間を裏切った乃木も、例え血を分けた息子と言えど許せなかった。だから目の前で黒須を殺せと命じた訳だけど、ノコルが渡した銃には弾が一発しか入っていない事を読み切って、一発目はギリギリ外し、二発目は近付いて額に向けて引き金を引いた。 後に養護施設で、乃木が施設長の裏切りを指摘した際に、手で持てば重さは分かる、誤差は1㎏で10g程度と話す乃木の特技を知り、あの時点でベキは乃木が黒須を殺す気は無かった、つまり仲間を裏切ったのではないと気付いたのだと思う。 そうなると“血は水よりも濃い”で、IQ137、頭の回転も早く桁外れの度胸も持っている息子を、例え別班だとしても利用しない手は無い、特に何故か「あと半年しかない」と、土地を買い漁り何かを成し遂げる迄のタイムリミットをベキが口にしていたので(もしかしてベキの余命とか?)、その為でもあるのかな。 あの4人の本当の生死は明かさず、引っ張ったね。(種明かしになっちゃうからね) 脚本=八津弘幸、宮本勇人 演出=福澤克雄、宮崎陽平、加藤亜季子
>> 17
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」7話まで終了。
【私のこと、紹介できますか?】
今回は有紗の支援学校時代からの親友で、ア…
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」8話まで終了。
【たぶん私じゃ、ダメなんです。】
有紗の母の冬美(若村麻由美)は、男、それも若い男が側に居ないとダメみたいだし、部屋の整理整頓も苦手でだらしなさそうには見えるのだけど、自分の手を離れて好きな男と暮らし始めた娘に伝える言葉は、辛酸を嘗めて来たのだろう過去の経験に裏打ちされた的確なものばかりで、だけど残念ながら有紗にはその意味が100%の形では伝わらなくて、そこがとてももどかしいし切なくもあるのよね。
岡村の両親に紹介される日。冬美も岡村も最初は障害の事は言わない様にと有紗に約束をさせるのだが、食後の皿洗いを一緒にやっている時に、はしゃいだ岡村の母から「お嫁ちゃん」と呼び掛けられると、多分“言わない事”に耐え切れなくなってしまって、知的障害が有るって言ってしまったのね。驚いた母は「それって子供に遺伝とか…ごめんごめん」と、次の言葉は飲んだ。
親の期待も不安もそれなりに理解している岡村は、最善の策として子供は作らずに有紗と暮らして行く事を望み、有紗も「二人がいい」と答えるのだが。
でも有紗の本当の望みは「普通になりたい」で、新しい仕事もやりたいと願い、出来ると思いたいの。岡村は優しい言葉を尽くして止めるけど、今のまま、ありのままでは普通じゃないからダメなのよね、有紗は。
脚本=矢島弘一 脚本、演出=池田千尋
- << 39 【2023夏ドラマ】 「初恋、ざらり」9話まで終了。 【諦めるのはヤメた…仕事も恋も。】 副題は有紗の心情で、前回は“普通じゃない”私じゃお嫁さんには多分なれないと、気持ちが沈んでしまった部分も有ったのだが、今回の冒頭で、親友の友子がアイドルになる夢を全然諦めていないのを知って、多分勇気を貰ったのだと思う。 岡村は止めたけど、所長から話の有った配車の仕事にチャレンジしてみよう、その仕事が出来たら“普通”に近付ける、そうしたら“岡村家のお嫁さん”にもなれるかもしれない、そういう思考回路だったのかなと。 これは有紗の心情としては理解出来るのだけど、仕事を割り振った側(所長)と、自分がフォローすれば何とかなると受け入れた側(配車担当の天野さん)の考えの甘さに驚いたし、有紗の障害や仕事振りを分かっているのに、何とかなると判断した天野という設定自体が、これまでの彼女の判断力からすると凄く不自然で、ドラマティックな展開に持って行こうとする制作陣の作為さえ感じられて、ちょっと残念だった。 岡村は出張で留守にさせ、たった1週間のOJTで天野が半休を取り、有紗一人で配車の仕事をさせてパニック状態でミスを重ねて自信喪失、これをやりたいが為の不自然な設定で、今回はずっと話に入り込めなかったな。 脚本=矢島弘一 演出=七字幸久
>> 16
【2023夏ドラマ】
「警部補ダイマジン」6話まで終了。
【議定書】
冒頭の振り返り映像が相変わらず長いなあと思いながら観てい…
【2023夏ドラマ】
「警部補ダイマジン」7話まで終了。
【裏切者】
特命室の情報が44に直ぐに漏れるのは内通者が居るから。それは牡丹(浜野謙太)なのか?
強引に退院した平安は牡丹を引っ掛けて、彼が平安情報をどこかに伝えているのを確認、「貴方が裏切者」と告げると、「違います。裏切者は貴方です!」と牡丹。えっ!?どういう事?
で、次のシーンでは牡丹が外を歩き、怪しげな場所に入ったら後ろから刺されていて、またまたどういう事?
もし牡丹の言う様に平安が本当に裏切者なら、あの部屋から出したりはしないよなあ。だから何故そう思うのかのすり合わせをして、誤解を解いた後なのかなとは思ったのだが、ちょっと分かりにくかったな。
あと、胡散臭かった清家(桐山漣)は、退職して自分の秘書となった占部から議定書の一部を見せられ、その思想に賛同し仲間に入ると見せ掛けて、実はその背後に居る黒幕を引き摺り出したい、44を潰したいという強い思いを持っている男だった。
このドラマ、次回で終わりなのよね。最終回に初めて出て来る役者を黒幕にはしないと思うから、やっぱり一番怪しいのは百鬼(高橋克典)かな。で、平安の父親は年齢的には松平健になるのかなあ。
全部の謎をスッキリ回収出来るのか、ちょっと心配だわ。
脚本=徳永友一 演出=三池崇史
- << 38 【2023夏ドラマ】 「警部補ダイマジン」全8話終了。 前回、平安と牡丹はお互いの疑念をすり合わせたのか?と書いたのだが、この部分は合っていて、誤解が解けた平安は牡丹に百鬼の行確をさせていたら、占部に殺されてしまったと。 百鬼が44だったのは予想通りだったけど、黒幕の右腕という程は上の地位ではなかったみたいで、正体のバレた占部を射殺した所迄は非情な44の幹部っぽかったのに、台場と七夕を始末出来ると確信して、ベラベラと秘密の暴露を始めた辺りからあれあれ?と思い始めたら…、全部台場に録音されていて、平安も登場して万事休す。台場が天羽と同じやり方で百鬼を殺そうとしてるのに、七夕はもう止めないのかと思ったら、あれも殺す振りで狙いは百鬼を二重スパイにする事。 でも百鬼では不安なので、平安は清家を仲間に引き入れて、彼も二重スパイに仕立てる。 もう放送時間も無いのに、百鬼が“先駆者”と呼ぶ平安父は出て来なくて、どうなってるのと思ったら最後にやっと出て来た三田村一馬!あれ?誰? 前回、『最終回に初めて出て来る役者を黒幕にはしないと思うから』って書いたら大ハズレ(笑)大塚明夫だった。 で、案の定、出て来ただけで終わってしまった。原作が終わっていないから結論を持ち越しにした説有りだけど、承知でドラマ化するのだから、終わらせて欲しかったなあ、残念。 脚本=徳永友一 演出=三池崇史
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【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」5話まで終了。
【“偽装自殺”計画の幕開け…完全犯罪へ】
前回、理子が翠から相談を受け…
【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」6話まで終了。
【綻び始める犯罪計画…浮かび上がる陰謀】繭美の追及にあっさりと“万年筆を置いたのは私”と認めた理子。事件を疑う脇谷刑事(鈴木康介)の目を逸らす為にエサを与え、智明が逮捕されても弁護士の助言で“あの場にいて妻が落ちるのを見た”と供述する事迄見越して、そうすれば智明は無罪放免、由香里の他殺の線も消える一石二鳥を狙ったと。頭いいのね理子(あの万年筆はどうやって手に入れたのかな、由香里とグルなら分かるのだが)。
上原(野間口徹)も地味に勘が良くて、遺体を巻き込んだスクリューにもしかしたら由香里のDNAが残っているかもと気付き、調査に向かう。理子達にとっては巻き込まれたのは偶然だったらしいのだが、翠の顔が綺麗なままだったらどうするつもりだったのか?
ラスト自宅でお腹を押さえて苦しむ理子に、水と薬を用意する謎の人物(指の感じから大人の女性)は誰?。もし理子が重病なのだとしたら、危ない橋を渡る理由にはなるのかな。翠の遺産を由香里から分けて貰い、弟(息子かも?)に残したいと。
後は理子も知っているらしいのだが、繭美は一体誰を殺してしまったのかが気になるな。
これ、翠は生きていて、皆で繭美と智明を嵌めたとかも有りなのかな。その場合の遺体は繭美が殺してしまった南沢奈央で、繭美だけその事を知らないとか。
脚本=田辺茂範 演出=古畑耕平
- << 37 【2023夏ドラマ】 「彼女たちの犯罪」7話まで終了。 【破滅へと導く女の陰謀と裏切り…】 今週の副題と、前回のラスト、お腹を押さえて苦しむ理子に、薬と水を用意した人物(手から若そうな女性)が居た事から、これは恐らく理子と翠が組んで、繭美と智明と由香里を嵌めたのだろうとは思っていたのだが、脇谷刑事と上原刑事の執念で、スクリューに巻き付いた髪の毛からDNAを採取、まずは由香里ではない事が確定し、次は所在が不明な翠の検体を調べ、これも違うとジワジワと真実に迫って行く流れが面白くて惹き込まれた。 やっと理子との事を思い出した智明は、繭美に「あっちが誘ったんだ」と都合よく脳内変換していたけど、理子がそんな遊び人だったなら、万一妊娠してしまったらさっさと墮胎してるわ、クズ男が! 理子の動機は智明に遊ばれた恨みと、あの場に行かせた繭美への逆恨み、そして恐らく余命宣告されていて、息子を翠に託したいから。 翠の動機は不明だけど、もしかしたら智明に遊ばれた過去が有るのかな。 で、繭美が殺したのは由香里の知り合い、恐らく南沢奈央で、由香里はこの女から戸籍を買ったのでは?と思ってる。 理子と翠が替え玉水死体として仕込んだのも、恐らく南沢奈央かなと。 「お母さんを送ってくれてありがとう」と表向き理子の弟の大輔に言われて、えっ?てならなかった上原、何で? 脚本=大林利江子 演出=菊地健雄
>> 10
【2023夏ドラマ】
「ハヤブサ消防団」5話まで終了。
【ある女の運命】
今回は立木彩がアビゲイル騎士団に入会していたのは本当…
【2023夏ドラマ】
「ハヤブサ消防団」6話まで終了。
【放火犯の正体】
サブタイトルにも使われ、前回の予告では太郎の「放火の犯人が誰か分かりました」という台詞も使われていたのだが、その台詞を言った太郎のアップで終わってしまうという、まさかの予告詐欺(笑)
そうね、太郎には分かった!という事なんだよね(笑)
いやあもう太郎以外、中山田(山本耕史)も含めて全員怪しく見えるのだけど(中山田はミスリードだと思いたい)…。ドラマの最初の頃は真鍋(古川雄大)や隋明寺の住職(麿赤兒)が怪しいと思わせておいて、前回は彩も怪しい、そして今回は「平和を脅かす人物が消防団の中にいます」という太郎の断言で、ここまで築き上げて来た暗黙の了解“ワチャワチャ楽しい消防団だけは違うよね”が、一気に崩れ去った。おじさんズ+永遠の子供の中に、本当に放火犯は居るのかな、そこに協力団員の居酒屋サンカクの店主(福田転球)は含まれるのかな。
今回、太郎は住職に団員のアリバイ調査を頼む位には信用している様に描かれていたのだが、もうこっちは疑心暗鬼になっているから、本当はあれは太郎が彩も含めて引っ掛けているのでは?と考えたりもして…。上手いよね、展開が。
次回、あの彩を入信させた杉森弁護士(浜田信也)が太郎のサイン会に来るみたいで、こっちの動きも気になるな。
脚本=香坂隆史 演出=山本大輔
- << 36 【2023夏ドラマ】 「ハヤブサ消防団」7話まで終了。 【最後の晩餐】 ベンジン=染み抜き=呉服屋=省吾さんって、やっぱりなのかあ。 太郎は軽トラのエンジン音で持ち主を特定していて、住職に裏取りをして貰っていた。だからサンカクで太郎を見た住職が、微かに頷いただけで太郎には伝わっていたって事ね。 東京のレストランで省吾を問い詰める時に、太郎は賢作にだけは前もって話していたのかと思ったら、宮原と森野にも話してあったのには驚いたな。皆せっかくの高級料理なのに味がしなかったのでは? 省吾の全く悪びれないのらりくらり具合を見ていると、これはもしかして?と思ったし、「ハヤブサに戻ったら全部話す」と言って省吾が出て行くと、直ぐに若い男女が立ち上がって後を追ったから、これは宗教だなと確信した。 省吾の死が自殺だったのか殺されたのかは分からないが。 太郎達がハヤブサに帰郷すると、わらわらと増えている若い人達。サンカクも満席で若者達の腕には紫の布、新聞記事を思い出しピンと来てる太郎。もう、只々不気味。 彩の部屋でPR動画を見た杉森弁護士が拍手をする。あの動画のエキストラの部分、もしかして改ざんされてない?この二人の表情の無い目付きも本当に不気味。 こうなると、太郎への“桜屋敷購入依頼”のハガキの所から、既に仕組まれていたのかも。理由はまだ分からないけど。 脚本=香坂隆史 演出=山本大輔
>> 14
【2023夏ドラマ②】
※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)途中経過(↗は良くなって来た↘は少しつまらなくなって来た)
◎…
【2023夏ドラマ】
「週末旅の極意〜夫婦ってそんな簡単じゃないもの〜」全8話終了。
【幸福】
8話全体の感想になるが。
オリックス ホテルズ&リゾーツが全面協力する、豪華ホテルに夫婦で泊まる事が目的の週末旅をドラマ仕立てでという事で、確かに最初はこんな旅に行ってみたいなと思わせる作りだったのだけど、途中から互いに40を越えて、これまで先送りにして来た“子供を持つのか持たないのか問題”の結論が待った無しとなり、ドラマ仕立てはどんどんシリアスな方向へ。
夫の仁(吉沢悠)にシンガポール支店への転勤話(栄転で受ければ5年)が持ち上がったのを機に、仁は恐る恐る「一緒に来てくれないか」と打診、まだまだ仕事に打ち込みたい妻の真澄(観月ありさ)はそれは出来ないという事で、結局仁は転勤話を断ってしまうのだが、今度は“子供を持つ事を考えないか?”“真澄のタイミングを待つから”等々と言い出し、これには真澄も苦悩、その末に出した答えは「私は仁の子供を産んであげられないと思う」産んでくれる人との結婚を考えてもいいよと涙を流す真澄と、目を真っ赤にした仁が見つめ合うシーンは流石ベテラン俳優同士で、目で語り合う演技が凄かった。
ホテルは日常とは違うから、家ではバタバタして話せない様な事もじっくりと話し合える、だからぜひ行ってみて、実はそういうドラマだった様だ。
脚本=いとう菜のは 演出=青木達也
>> 9
【2023夏ドラマ】
「ばらかもん」6話まで終了。
【届け、感謝の想い!涙の野辺送り】
清舟が五島に戻る事に反対の母親(えみ=…
【2023夏ドラマ】
「ばらかもん」7話まで終了。
【父と母が五島にやって来た!清舟お見合い!?親子対決も】
前回、書展選外でも平常心だった息子を見て、その変化を感じ取っていた父の清明(遠藤憲一)が、何故わざわざ五島迄清舟に会いに来たのか、本当の所がよく分からなかったのだが。
東京のホテルでの大きな仕事が控えていて、その為の何かを掴みたいから行きたいと川藤(中尾明慶)には説明していたけど。
「お前の字はつまらない字ではない。素直な字だ。努力と意地で人の心を打つ」「どんな状況でも書ける字を見つけろ」こういう父からの言葉は、東京で清舟の変化を感じ取った時に、直ぐに言ってあげても良かった様な気もするのよね。
お見合いの話も、それこそテレビ電話で意思確認は出来るのだし。
たから結局は島の子供達に清明と清舟が習字を教え、どちらが上手く教えられるのか、子供達が出したお題の字を、どちらが上手く表現出来るのかを競う、これをやりたいが為の五島行きだったのかなと。
父に勝ちたいからお題を出した子に媚びた字を書く清舟が、大胆な発想の父に簡単に負かされて泣いてしまうも、最後は子供達の習作を無心に並べて“心”という字にしてしまう清舟の芸術的な遊び心とか、この一連のシーンは確かに見応えが有って良かったのだけどね。
つぎはなるちゃんのタブー?親の話。
脚本=金沢達也 演出=木下高男
- << 35 【2023夏ドラマ】 「ばらかもん」8話まで終了。 【謎の男はなるの父親!?誕生日にストーカー出現!】 今回は謎だったなるの父親の事が明らかになった(母親の事はまだ謎のまま)。 中卒でタンカーの船乗りとなり、そのままずっと船の仕事をしているので、なるの誕生日前後にしか帰って来られない優一郎(岡田義徳=上手い!)。なるがもっと幼い頃は、自分が仕事に戻ってしまうと必ず熱を出してしまうので、それからは直接は会わずに、(祖父経由で?)プレゼントをした飛行機のおもちゃで遊ぶなるを、遠目に見るだけにしているという父親。 祖父は「父親は宇宙人だから会えないし、人に話してはいけない」となるに教えていたと。 でももう7才になったなるは、遠くから見ている男が父親なのではないかと薄々気付いていて、飛行機が欲しい訳では無いけど、楽しそうに遊ぶ姿を見せないと来年からは来てくれないかもしれないからと思っていて、それを打ち明けられた清舟が「お前は気を使わなくてもただ甘えていればいいんだ」「俺はお父さんでもないし他人だけどさ、お前には俺がついてるから安心しろ」と、当初からは考えられない様な踏み込んだ発言。 その前になるの父親には「手紙を書いたらどうでしょう」と提案もしていたし、人間関係が狭く濃いこの島に来て揉まれたから、他人に無関心ではいられなくなってるのよね。凄い変化! 脚本=上原莉恵 演出=北坊信一
>> 8
【2023夏ドラマ】
「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」6話まで終了。
【はじまる子育てに奮闘するふたりーそして、元彼との波乱…
【2023夏ドラマ】
「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」7話まで終了。
【逃げた“後悔”と許せない“怒り”ぶつかる―恋は三角関係の予感!?】あの日康介(八木勇征)の母(シルビア・グラブ)は、康介にも有栖にも嘘を付いて二人の仲を引き裂いたのに、有栖が出産したと知るとアポ無しで夫婦で押し掛け、これ迄の費用として200万円を差し出し、赤ちゃんはウチで預かってもいいとどこまでも自分本位で呆れ果てた。父親(丸山智己)はまだ常識は有りそうだけど。
康介の後悔は本物だと思うけど、そもそもの話として母親を盾にして、有栖と話し合う約束を反故にして逃げたのは事実なのだから、今更有栖とやり直すというのは無理でしょ。誠意というのは認知をして養育費を払い続ける事、それしかないでしょ。
有栖は祐馬に「あなたとは付き合えない」。まあこれは当然よね。自分だけなら惚れた腫れただけで済むけど、今は海くんの事も含めた将来だから、どんなにいい人でもダンサー未満の男ではね。
若い透子に気後れして身を引きそうだった瞳子だけど、強くなった有栖を見て思い直したのか、自分から加瀬に会いに行き「私と付き合って下さい」と伝えたのでびっくり。
登場人物は多いのだけど、ほぼほぼ男女関係の話に集約されるので、分かりやすくて話が入って来るから楽でいいわ。
脚本=龍居由佳里 脚本協力=木村涼子 演出=福田亮介
- << 34 【2023夏ドラマ】 「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」8話まで終了。 【“ふたつ”の別れ―交錯する想いと、友情の行方】 「貴方とは付き合えません」と祐馬には告げた有栖だけど、祐馬が帰った後、泣き続ける海に、瞳子が以前(有栖が泣きそうな時は海も泣きそうになってる)と言っていた事を思い出しながら、「何でそんなに悲しいの?」と海に声を掛けた事、翌朝、瞳子が目が腫れてない?と聞いた事、これらを踏まえると、有栖の本心としては祐馬の事を好きなんだなって。でも今の状況での優先事項を考えると…って所なのかな。 落ち込んでいる祐馬を見てピンと来た瞳子は祐馬の気持ちを確認。 光峯と祐馬を政略結婚させたい黒澤社長から、お門違いの文句を言われても怯まずに正論で言い返す所は格好良かった。 瞳子は有栖の高校時代の写真を見付けても、先ずは「見てもいい?」と聞いて許可を取ってから見るし、康介の事も祐馬の事も、自分からどうした方がいいとかは言わず、有栖が出した結論を尊重する。当初こそお節介にも程があるという行動だったけど、それは有栖の考えが危なっかしかったからで、落ち着いた今は一歩引いて見守っている、その辺りが大人だなと思う。 康介一家とのけじめの付け方は、有栖の成長と康介の本気の後悔が伝わって来て泣けた。 脚本=木村涼子 脚本協力=龍居由佳里 演出=松木彩
>> 7
【2023夏ドラマ】
「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」6話まで終了。
【激安!競売マンションの罠!?】
今回は実の息子が借金…
【2023夏ドラマ】
「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」7話まで終了。
【ビルの屋上で任侠バトル!? 】
今回のテーマは“執行官の中立性”。
執行補助者としての活動を重ねて、執行官の仕事への理解が深まった吉野だが、いざ現場に臨場するとどうしても債務者(又はその家族)に同情してしまいがちなのだが、何が正しいのかを決めるのは裁判官で、執行官は依頼が有ればその判決を守れる様に粛々と執行するのが仕事。そこに感情が入り込む余地は無い。
今回とても良かったなと思うのは、タンタンファイナンスの土山(波岡一喜)を、冒頭では強面の債権者として登場させ、後半では家賃滞納の債務者となっている会社の社員として登場し、どちらの立場も経験した事で、法を守り中立の立場で職務を全うする執行官の存在の有難味を肌で感じたという設定を盛り込んだ事。
同一人物が相反する立場に立たされる事で事の本質を浮き立たせる、それをとても分かりやすく描いていて脚本家の力量を感じさせてくれた。
前回ラストでお預けとなっていた吉野の「私小原さんに…ほ」の続きは、「法律を教えて欲しい」だった。惚れていますの“ほ”かなと、ちょっと期待してニヤつく小原が可愛かったけど、今の、しかも女性が惚れているとは言わないよね(笑)
でも仕事に欲が出て来た事は、本当に嬉しそうだったな、小原。
脚本=大森美香 演出=髙橋貴司
- << 44 【2023夏ドラマ】 「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」8話まで終了。 【借金地獄の女子大生を救え!】 今回は大学内で学生が顔見知りの学生を勧誘する投資詐欺に引っ掛かり、消費者金融から借りたお金を返せなくなった女子大生・河村杏奈(幸澤沙良)が動産執行を受け、今度は友達に勧められてよく分からないままに、違法な個人間融資に手を出しそうになり、既の所で執行で顔を覚えていた吉野のお節介と、その後の機転で二重の被害には遭わずに済んだという話。 18才成人となり、自分の意思だけで消費者金融からお金を借りられるから、まだ社会性が備わっていない子は、あんな風に狙われて騙されて痛い目に遭う可能性が有るって事なのね。母子家庭で母親には迷惑を掛けたくないという気持ちが逆に作用して、一人で解決なんて出来ないのに何とかしようとし泥沼にハマってしまう。 ドラマだから誇張している部分も有るかもしれないけど、表に出て来ない(本人が声を上げないと司法は動かない)だけで、世間知らずの被害者って結構居るのかも。 今回は若い人への注意喚起を意識して作っていたのかなと。その意味では平凡な顔立ちの幸澤沙良の起用で、より説得力が増したのではないかな。 次が最終回。テーマは両親間の子供の連れ去りに於ける執行で、大森さんがどう書いたのか興味深い。 脚本=大森美香 演出=星野和成
>> 6
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「CODE-願いの代償-」7話まで終了。
【婚約者の裏の顔発覚!辿り着いた死の真相とは】←裏の顔発…
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「CODE-願いの代償-」8話まで終了。
【最終章突入!復讐すべき相手との直接対決!】
揃いも揃ってポンコツ化。って思ったけど、考えてみれば二宮は元々直ぐ手が出てしまう暴れ馬で頭脳派ではないし、三輪は命令に応える事には有能だっただけだし、優秀な記者だった三宅の手にも負えなかった事なのだから、椎名と咲だけでも慎重になるべきなのに、ここに来て自ら墓穴を掘りに行くとはね。
余裕たっぷりの市川を更に大物に見せる為のポンコツ化の側面もある訳で、それがつまらなくしている要因かな。
※腹が出てる玉鉄は見たくなかった(泣)
脚本=酒井雅秋 演出=木村ひさし
「転職の魔王様」6話まで終了。
【魔王と弟子vs転職王子】
39才で既に6回も転職をしている、不動産営業職の八王子(宮野真守)からの転職相談。最初は「飽きたから」と語り余裕綽々みたいな感じだったが、後から分かった本音は、部下の売上も含めたノルマに追われる管理職にはなりたくないから、打診されると転職していたという事。でも会社としては39才の成績優秀な平社員では困る訳だ。ノルマノルマで尻を叩くだけの上司にはなりたくない八王子が選択したのは独立起業。宮野さんの好演も有って面白かった。
千晴が知り合ったばかりの男(白洲迅)に、仕事の事を喋り過ぎたのはフリだと思うけど、設定が雑よね。
脚本=泉澤陽子 演出=堀江貴大
- << 32 【2023夏ドラマ】 「CODE-願いの代償-」9話まで終了。 【ビル爆破で生死は!?全て知る黒幕と最終対決】 次回が最終回という事で、市川(玉鉄)の目的が明らかになった今回。ランリー社の量子コンピューターをAIで動かすプロフェット。これを国が導入し個人のデータを吸い上げる事で、犯罪を犯しそうな危険分子の排除が可能になるだけでなく、CODEの様な危険なシステムも直ぐに破壊する事が可能になる、市川はその実証実験を神奈川県でやりたいと希望をしているが、知事はプロフェットの持つ危険性を理由に認めない。だからCODEの危険性をどんどん高めて、これを破壊出来るのはプロフェットだけという状況を作り出した訳だ。それでも首を縦に振らない知事には、CODEで殺し屋を差し向けて、暗殺しますよというデモンストレーション(上空に一発撃ってから襲いますよって、殺す気は無かっただろ)で、更に脅す執拗さ。 でも市川はCODEの改悪はしていないし、自分は一度も使っていないと二宮に言い切っていて、嘘を付いている様にも見えないんだよなあ。 なら誰が次々にプログラムを改悪したのか、悠香は誰に殺されたのか、この変の重大な謎は残ったまま。AIが勝手に改悪したとかはシラケるから無しにして欲しいけどね。さあ、全部の謎を回収してくれるのかね、最終回で。 脚本=酒井雅秋 演出=木村ひさし
- << 33 【2023夏ドラマ】 「転職の魔王様」7話まで終了。 【新タッグ誕生!?子育てと仕事!言えない苦悩とは】 誰かが年単位で育児休暇を取ると、他の誰かがその仕事をカバーしなければならない。システムを構築して上手く回転させる会社もあれば、少ない人数でやりくりしている様な会社では、黙って頑張ってしまう様なタイプの人に仕事が集中し、オーバーワークで疲弊し体を壊すかプッツンして退職してさまうかという、悪循環に陥る事もありがち。今回は後者のケースでプッツン退職した30才の皆川(黒川智花)の転職話。 上辺だけ取り繕って人員募集をしない会社が一番悪いけど、皆川ももっと自分の身に起きている深刻さを、上司にはっきりと伝えるべきだったな、辞めるのはいつでも辞められるのだからと、観ながら思っていたのだけど、後から来栖も同じ様な事を皆川に言ってたな。 皆川の退職で仕事が回らなくなり、社員からの働き方改革の要求を会社も飲み、これから良くなって行くと思うから、戻って来て欲しいと言う尊敬する先輩からのお願いを飲んだ皆川、このファンタジーだけは受け入れ難かったけど、総体としては現実に即した話で、製薬会社のMRという専門性の高い職種の設定にしたのも上手かったなと感じた。 脚本=泉澤陽子 演出=丸谷俊平
>> 5
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」2話まで終了。
前回、黒目父娘は、雨宮くんは死んだの?と聞かれても返事をせず、新聞記…
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」3話まで終了。
すいを取り巻く人間関係が整理されて来た今回。
まず雨宮(YU)は大手化粧品会社の跡取り息子で今は常務。江田(井上祐貴)は広告代理店勤務で、雨宮は取引先の幹部という関係。高校時代のすいの親友だった瑞貴(若月佑美)は江田の妻となり、今はアパレルの雇われ店長。そして高校時代、雨宮のストーカーと言われていた橋爪(片山友希)を、雨宮は秘書として雇っている。
この5人は高校時代、サッカー部の選手とマネージャーという関係だった。
すいが10年間引きこもりだったので人間関係に広がりは無かったから、こういう狭い範囲の人間関係で物語を構築するしか無い訳だが、引きこもりのきっかけとなった事に関係しているサッカー部の4人と、今のすいを題材に売れる漫画を作ろうとしている父親を含めた4人が、すいを“接着剤”にして、ここから交わろうとしている。
流石ベテラン脚本家、設定の構築が上手いなあ。
バイク事故の真相も気にはなるけど、それよりもこの人間関係の中で、すいがどの様に変化して行くのかを見届けたいという気持ちの方が強い。それだけすいのキャラには魅力があるし、飯豊さんのすいが完璧だから。公文役の溝端さんも過去1と思える位に役の作り込みが良くて、この先の展開が本当に楽しみ。
脚本=野島伸司 演出=岩本仁志
>> 4
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」5話まで終了。(5話は15分拡大)
今回はまた拡大版だったが、野崎の再調査で乃木の過去が明…
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」6話まで終了。
【別班vs公安vsテント!愛する父は敵か味方か】今回冒頭に“一部過激な制裁シーンがありますので…”と視聴注意を促す文が出たが、前回のアリの家族の“ニセ絞首刑”の方が、余程過激で要注意文だったと思うのだが(基準が分からないや)。
今回、乃木とFが話し合う形で乃木の過去が明らかにされ、野崎の調査の正しさが裏打ちされた。乃木が自衛隊を選んだ理由が、9.11同時多発テロを経験し、親友のサムが愛する家族を守る為に軍隊に入った事に触発されたからというのは興味深かった。愛する家族という感情が分からない乃木は、それを国家にすり替えて生きて来たのだが、父親が生きている事を知り、それが日本の敵のテロリストであろうとも会ってみたい、息子だと分かればもしかしたら愛情を与えてくれるかもしれないと、甘い幻想を抱いてしまう。冷静なFが即座に会う時は殺す時だと告げるのだが。
アリを家族ごと逃がす判断をしたのも、砂漠で薫を助けに行ったのも、本来の乃木が持つ資質が強く出ただけの事なのかもしれない。
この資質がいざ父親と相まみえる時に、吉と出るのか凶と出るのか。
今回の、乃木に「好きです」と言わせる迄の誘導の仕方が、やはり怪しいのよね、薫(笑)
脚本=八津弘幸、山本奈奈 演出=宮崎陽平、加藤亜季子
- << 31 【2023夏ドラマ】 「VIVANT」7話まで終了。 【父子の宿命 愛か、任務か】 ラス前、ノコル(二宮和也)の銃を奪い人質の様にした乃木が、黒須を含む別班の仲間5人を次々に撃つという暴挙に出た時には、思わず「ウッソー!」と声が出てしまったのだが、思い返すと乃木は、ずっと野崎が自分を追い掛けて来られる様に、本名で飛行機のバルカ行きを予約したり、ドラムが密かに付けた発信器(GPS)を逆に利用して、電波を遮断したり発信させたりしながら居た場所を教えていた事、また野崎に対して“貴方は類稀なる人物で裏の裏迄読める人だ”という意味の言葉を伝えていた事から、自分が別班の仲間を裏切った現場を見ても、野崎だけは表面上の出来事ではなく裏を読んで真意を汲み取って欲しい、という事だったのではないかなと感じている。 乃木の、父親に会って色々な話をしたいという、抑えきれない感情は本物だと思うし、それにはまず相手の懐に飛び込むしかない、だからこその“肉を切らせて骨を断つ”ぎりぎりの作戦なのかなと。 黒須の急所は外した乃木だが、他の4人は追って来るのが野崎とドラムだけなら問題ないけど、バルカ警察も一緒だから、生かしておいたらバルカ警察の監視下に置かれて面倒くさい事になるので、もしかしたら本当に殺ってしまった可能性も有るのかな(コワッ!)。 脚本=八津弘幸、李正美 演出=福澤克雄、宮崎陽平、加藤亜季子
>> 2
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「初恋、ざらり」6話まで終了。
難しいよね、私達が生活の中で自然に覚えて行く様な事を総じて、常識と…
【2023夏ドラマ】
「最高の教師」6話まで終了。
【拝啓、今を生きる貴方へ】
九条が夫の蓮に語り掛ける。
「嫌いっていう言葉はさ、どんな時でも言えるし、その言葉を使い続けても自分が何を大切にする人間なのか何もバレる事は無いから、傷付く事も無い。でも好きっていう言葉は自分で自分の心の中を世界にさらけ出すものだから、否定されれば傷付くし凄く怖いよね」長々と引用したのは、何度も書いて来た“台詞が固くて頭に入って来ない”具体例を記しておきたかったから。夫婦の会話でこんな風に喋る?って話。
今回で言えば、会話の殆どを占めていた九条、鵜久森、東風谷の台詞が全部こんな文章の様な感じだったから、理解しようと聞いても全部は頭に入って来ないのだ。
録画を止めながら聞くと、本当に大切な事を話しているのが分かるのだが、ドラマなのだからリアタイしても直ぐに伝わる、胸に響く台詞でないと意味がないと私は思っている。そこが本当に残念だし勿体無いなとも思っている。
一周目の鵜久森は10月迄引きこもり4日に自殺した、だから在宅でも学校の大きな事件の事は耳に入っていたと。なので鵜久森も二周目との事。
「確信的に分かっているのは、3回目は絶対に無いという事」と九条に言った鵜久森は、誰かに呼び出され揉み合って吹き抜け廊下から落ちて…死んだ。
地獄の二学期ってこの事なの?
脚本=ツバキマサタカ 演出=鈴木勇馬
- << 40 【2023夏ドラマ】 「最高の教師」6話まで終了。 【「向き合う」ことを恐れる貴方へ】 警察は鵜久森の死は、状況から事故か自分で選択した死だという見解だが、九条は「誰よりも強く生きようとしていた鵜久森さん」の死を、そう結論付けて「彼女を二度傷付ける事は許されない」、だからこの事に皆で真剣に向き合おう、向き合うとは全てをさらけ出して考える事だと訴える。 但し死の理由について「憶測で彼女を語るのは、言葉を失くしてしまった人への冒涜」でもあると。向き合って考えてクラスで話し合って欲しいと。 九条が“鵜久森の事故死、自死”に違和感を持つのも憶測では有るのだが、このところ誰よりも鵜久森との密な時間を過ごし、考え方を共有して来た九条が持つ違和感を、他の誰か達の憶測と同質には語れないだろう。 冒頭、九条がクラスに入って来た時、生徒皆が自席に付き静かに座っていた。それだけ鵜久森の死が与えたショックは大きかった訳だが、彼女を虐めたり傍観したりしていた頃とは明らかに生徒の“心の質”が変化して来ている、そう思えたシーンだった。 ラスト、星崎が東風谷に、浜岡が怪しいと言わんばかりの映像を見せて、終始ニヤニヤしていたのが気になる。これってあの日、鵜久森が取り返そうとしてたのは星崎が盗撮した東風谷の“告白映像”って事なのだろうか。 脚本=ツバキマサタカ 演出=松田健斗
>> 2
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「初恋、ざらり」6話まで終了。
難しいよね、私達が生活の中で自然に覚えて行く様な事を総じて、常識と…
【2023夏ドラマ】
「初恋、ざらり」7話まで終了。
【私のこと、紹介できますか?】
今回は有紗の支援学校時代からの親友で、アイドルになりたいと思っている友子(高山璃子)が、自称写真家の男の撮影モデルとなり、公園での撮影から危うく室内撮影に連れて行かれそうになる所を、心配で有紗と見学に来ていた岡村が助けに走り出したら、タッチの差で先に両親が駆け付けて、思い通りにならなくて発作を起こし喚き散らす娘をなだめて連れ帰るという話で、知的障害者とその家族のショッキングな場面に遭遇した岡村が、その事をどう感じているのかを心配した有紗が岡村に、友子の発作を見て引いたかと聞いたり、「私は大丈夫、私の方が軽度なんです、だから心配しないで下さい」と言ったり、何とか岡村の気持ちが離れない様にと有紗なりに説明する姿が切なくて。
でも電話で父親に「恋人とかいるのか?」と聞かれて「彼女は…一応いる」と答えたのを聞いてしまった有紗は、「私に障害があるから」と床に突っ伏して泣き出し、慌てて急に聞かれたからと言い訳した岡村に、「私のこと紹介できますか?」「できるよ」
友子の両親が、やりたい事はさせてあげたい、でも常に守ってあげないといけない、そうやってずっと愛し可愛がり育てて来たのが伝わって来て、本当に切なかった。
有紗は軽度でも覚悟は必要、それが岡村に突き付けられた。
脚本=矢島弘一 演出=七字幸久
- << 30 【2023夏ドラマ】 「初恋、ざらり」8話まで終了。 【たぶん私じゃ、ダメなんです。】 有紗の母の冬美(若村麻由美)は、男、それも若い男が側に居ないとダメみたいだし、部屋の整理整頓も苦手でだらしなさそうには見えるのだけど、自分の手を離れて好きな男と暮らし始めた娘に伝える言葉は、辛酸を嘗めて来たのだろう過去の経験に裏打ちされた的確なものばかりで、だけど残念ながら有紗にはその意味が100%の形では伝わらなくて、そこがとてももどかしいし切なくもあるのよね。 岡村の両親に紹介される日。冬美も岡村も最初は障害の事は言わない様にと有紗に約束をさせるのだが、食後の皿洗いを一緒にやっている時に、はしゃいだ岡村の母から「お嫁ちゃん」と呼び掛けられると、多分“言わない事”に耐え切れなくなってしまって、知的障害が有るって言ってしまったのね。驚いた母は「それって子供に遺伝とか…ごめんごめん」と、次の言葉は飲んだ。 親の期待も不安もそれなりに理解している岡村は、最善の策として子供は作らずに有紗と暮らして行く事を望み、有紗も「二人がいい」と答えるのだが。 でも有紗の本当の望みは「普通になりたい」で、新しい仕事もやりたいと願い、出来ると思いたいの。岡村は優しい言葉を尽くして止めるけど、今のまま、ありのままでは普通じゃないからダメなのよね、有紗は。 脚本=矢島弘一 脚本、演出=池田千尋
>> 1
【2023夏ドラマ】
「警部補ダイマジン」5話まで終了。
前回の振り返りが4分半ちょっとも有って、一週休んだ訳でも無いのに何でこ…
【2023夏ドラマ】
「警部補ダイマジン」6話まで終了。
【議定書】
冒頭の振り返り映像が相変わらず長いなあと思いながら観ていたら、その後も台場が七夕に事の始まりから話し、確認し合う形でこれ迄の事を回想で流し、今回の話が始まったのがCMも含めた放送時間の14分28秒頃からって、いくらなんでも酷すぎない?
今回台場は、44がわざと自分を殺さずに生かしているのではないかと気付くのだが、理由が分からない。
それを教えてくれたのはまだ入院している平安で、鍵は台場が天羽を殺した時には有って、後から消えていた天羽のノートパソコン。44は台場があのPCを持ち去ったと思っており、あの中には絶対に外に出てはいけない44の“議定書”が保管されていた。だから取り戻す迄は44は台場を殺せないのだと。
実際にあのPCを持ち出したのは、既に殺されたジャーナリストの磯野で、その磯野から情報の一部を聞いていたらしい塚本という副編集長も44に殺された。(←元は全部百鬼情報)
そしてあの占部がかしずくデジタル大臣の清家(桐山漣)の胡散臭さよ。この人を頭に44が国家転覆を謀るとかの話なのかね。
話が大きくなって平安の説明も長くなるから、話が全部は頭に入って来ないや。
観ていて疲れるドラマになりつつあるのが、ちょっと残念だな。
脚本=徳永友一 演出=倉橋龍介
- << 28 【2023夏ドラマ】 「警部補ダイマジン」7話まで終了。 【裏切者】 特命室の情報が44に直ぐに漏れるのは内通者が居るから。それは牡丹(浜野謙太)なのか? 強引に退院した平安は牡丹を引っ掛けて、彼が平安情報をどこかに伝えているのを確認、「貴方が裏切者」と告げると、「違います。裏切者は貴方です!」と牡丹。えっ!?どういう事? で、次のシーンでは牡丹が外を歩き、怪しげな場所に入ったら後ろから刺されていて、またまたどういう事? もし牡丹の言う様に平安が本当に裏切者なら、あの部屋から出したりはしないよなあ。だから何故そう思うのかのすり合わせをして、誤解を解いた後なのかなとは思ったのだが、ちょっと分かりにくかったな。 あと、胡散臭かった清家(桐山漣)は、退職して自分の秘書となった占部から議定書の一部を見せられ、その思想に賛同し仲間に入ると見せ掛けて、実はその背後に居る黒幕を引き摺り出したい、44を潰したいという強い思いを持っている男だった。 このドラマ、次回で終わりなのよね。最終回に初めて出て来る役者を黒幕にはしないと思うから、やっぱり一番怪しいのは百鬼(高橋克典)かな。で、平安の父親は年齢的には松平健になるのかなあ。 全部の謎をスッキリ回収出来るのか、ちょっと心配だわ。 脚本=徳永友一 演出=三池崇史
【2023夏ドラマ②】
※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)途中経過(↗は良くなって来た↘は少しつまらなくなって来た)
◎凄く良い ○良い □まあまあ △取り敢えず観ている ✕視聴離脱した ■初回途中で視聴断念
「紅さすライフ」□↗
「ウソ婚」初回で✕
「なれの果ての僕ら」■
「スイートモラトリアム」■
「埼玉のホスト」初回で✕
「DIY!!」初回で✕
「週末旅の極意」□
「犬と屑」○全8話完
「結婚予定日」初回で✕
「4月の東京は…」初回で✕
「癒やしのお隣さんには秘密がある」■
「晩酌の流儀S2」△
「最高の生徒~余命1年のラストダンス~」4話で✕
「ノッキンオン・ロックドドア」初回で✕
「ハレーションラブ」□
「around1/4 アラウンドクォーター」初回で✕
※8/18午後10時時点での評価
(関東の番組表より)
- << 25 【2023夏ドラマ】 「週末旅の極意〜夫婦ってそんな簡単じゃないもの〜」全8話終了。 【幸福】 8話全体の感想になるが。 オリックス ホテルズ&リゾーツが全面協力する、豪華ホテルに夫婦で泊まる事が目的の週末旅をドラマ仕立てでという事で、確かに最初はこんな旅に行ってみたいなと思わせる作りだったのだけど、途中から互いに40を越えて、これまで先送りにして来た“子供を持つのか持たないのか問題”の結論が待った無しとなり、ドラマ仕立てはどんどんシリアスな方向へ。 夫の仁(吉沢悠)にシンガポール支店への転勤話(栄転で受ければ5年)が持ち上がったのを機に、仁は恐る恐る「一緒に来てくれないか」と打診、まだまだ仕事に打ち込みたい妻の真澄(観月ありさ)はそれは出来ないという事で、結局仁は転勤話を断ってしまうのだが、今度は“子供を持つ事を考えないか?”“真澄のタイミングを待つから”等々と言い出し、これには真澄も苦悩、その末に出した答えは「私は仁の子供を産んであげられないと思う」産んでくれる人との結婚を考えてもいいよと涙を流す真澄と、目を真っ赤にした仁が見つめ合うシーンは流石ベテラン俳優同士で、目で語り合う演技が凄かった。 ホテルは日常とは違うから、家ではバタバタして話せない様な事もじっくりと話し合える、だからぜひ行ってみて、実はそういうドラマだった様だ。 脚本=いとう菜のは 演出=青木達也
- << 78 【2023夏ドラマ】 「ハレーションラブ」8話まで終了。 初回を観た時は、どんな話なのか、どんな話になりそうなのかが掴めず、でもその感覚が面白くて何かワクワクしたのだけど、その後は中々話が進まず、隔靴掻痒の感がずっと漂っていたのだが、昴くんのご乱心が有って、自称探偵の小田切も感情を出し始めて、釈放された昴くんが暴漢に襲われて、少しやり返した所で次回が最終回。 という事で少しだけ予想をしてみると、昴くんを襲った暴漢は、目出し帽から覗く目の感じや体格、格闘のキレとかを考え合わせると、警官の孝之っぽいんだけどどうだろ。 あの日、故意か過失か分からないけど火を点けたのは孝之で、子供だし警官の息子だから街がひた隠しにしたという事で。←だとしても街がという表現は引っ掛かるのだが。 何話だか忘れたけど、孝之の目付きには何か影を感じたんだよなあ。だからひょっとして槙田殺しもそうなのかなあって。 あと小田切については、1年前の餅田日和の自死について朱莉に話す時に、涙ぐんだりしてかなり感情を表に出していたし、下の名前も真美で同じなので、日和の妹で確定かな。 公式HPの惹句『危険なのは、この恋か、この街か―三角関係の中で炙り出される街が隠してきた恐ろしい真実…』ってのは、ちと言い過ぎ煽り過ぎじゃない?朱莉は恋って程の恋もしてないしさあ。 脚本=若杉栞南 演出=竹園元
【2023夏ドラマ①】
※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)途中経過(↗は良くなって来た↘は少しつまらなくなって来た)
◎凄く良い ○良い □まあまあ △取り敢えず観ている ✕視聴離脱した
「真夏のシンデレラ」△
「転職の魔王様」○
「さらば、佳き日」初回で✕
「やわ男とカタ子」△
「シッコウ!!~犬と私と執行官」○
「18/40~ふたりなら夢も恋も~」□↗
「こっち向いてよ向井くん」2話で✕
「ばらかもん」○
「ハヤブサ消防団」◎
「この素晴らしき世界」5話で✕
「彼女たちの犯罪」○
「ブラックポストマン」初回で✕
「トリリオンゲーム」初回で✕
「警部補ダイマジン」○↘
「初恋、ざらり」○
「やさしい猫」□全5話完
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」□
「ギフテッドseason1」□
「VIVANT」◎
「何曜日に生まれたの」○
「CODE-願いの代償-」○↘
※8/18午後10時時点での評価
(関東の番組表より)
シーズン枠外「しずかちゃんとパパ」○↗◎
- << 15 【2023夏ドラマ】 「ブラックポストマン」田中圭主演 (初回は54分拡大) この緩い内容で通常枠の2倍にするのはキツいわあ。 主人公のエンジンが掛かり始めるのが73分頃からで、“観察してる時間”の長い事長い事、とてもじゃ無いけど集中力がもたないわ。 54分枠になったらもう少し面白くなるのかなとは思うが、観続けたいとは思わなかったので初回のみで視聴離脱する。 脚本=寺田敏雄 演出=権野元 (テレ東・ドラマ8枠)
【2023夏ドラマ】
「彼女たちの犯罪」5話まで終了。
【“偽装自殺”計画の幕開け…完全犯罪へ】
前回、理子が翠から相談を受けたと言っていたから、てっきり翠が偽装自殺の画を描いたのだとばかり思っていたのだが、今回の理子の仕切り方を見た感じでは、偽装自殺の言い出しっぺは翠で、それを具体化して細かい画を描いたのは理子みたいね。
で、翠は由香里の服を着て、由香里のブレスレットを着けて、由香里と理子が見守る中あの岩場から飛び込んだ。
その頃繭美は別の場所で誰かに見られていて、多分その人物が彼女の車の窓をノックして…、ラストに繭美が誰かを殺してしまったのかと思わせる様な演出が。
初回に繭美が山かどこかで穴を掘っていたのは、これと繋がるのかしら。
あの岩場から何故か智明の名入り万年筆が出て来て、伊東北署が智明の逮捕状を請求。という事は、由香里と理子が結託して智明を陥れようとしてるのか、それとも由香里が単独で勝手に画を殺しに変更してしまったのか?
石井杏奈の表情からはどちらなのか読み取れなかったな。
次回は早くも完全犯罪に綻びが出るそうなので、それは繭美からなのか、今回登場した翠の元夫からなのか、それとも謎の南沢奈央からなのか?
地味だけど安定して面白いな、このドラマは。
脚本=谷口純一郎 演出=菊地健雄
- << 27 【2023夏ドラマ】 「彼女たちの犯罪」6話まで終了。 【綻び始める犯罪計画…浮かび上がる陰謀】繭美の追及にあっさりと“万年筆を置いたのは私”と認めた理子。事件を疑う脇谷刑事(鈴木康介)の目を逸らす為にエサを与え、智明が逮捕されても弁護士の助言で“あの場にいて妻が落ちるのを見た”と供述する事迄見越して、そうすれば智明は無罪放免、由香里の他殺の線も消える一石二鳥を狙ったと。頭いいのね理子(あの万年筆はどうやって手に入れたのかな、由香里とグルなら分かるのだが)。 上原(野間口徹)も地味に勘が良くて、遺体を巻き込んだスクリューにもしかしたら由香里のDNAが残っているかもと気付き、調査に向かう。理子達にとっては巻き込まれたのは偶然だったらしいのだが、翠の顔が綺麗なままだったらどうするつもりだったのか? ラスト自宅でお腹を押さえて苦しむ理子に、水と薬を用意する謎の人物(指の感じから大人の女性)は誰?。もし理子が重病なのだとしたら、危ない橋を渡る理由にはなるのかな。翠の遺産を由香里から分けて貰い、弟(息子かも?)に残したいと。 後は理子も知っているらしいのだが、繭美は一体誰を殺してしまったのかが気になるな。 これ、翠は生きていて、皆で繭美と智明を嵌めたとかも有りなのかな。その場合の遺体は繭美が殺してしまった南沢奈央で、繭美だけその事を知らないとか。 脚本=田辺茂範 演出=古畑耕平
【2023夏ドラマ】
「この素晴らしき世界」5話まで終了。
【事務所が訴えられた本当の理由とは】
ここまでかなり隔靴掻痒の感が有りながらも、そこには目を瞑って観て来たけど、今回の枝葉末節な事を延々と並べ立てる流れには流石に呆れてしまい、これ以上このドラマを集中して観るモチベーションは無くなってしまったので、取り敢えず次回からはリアタイ視聴は止めて、録画を流し見、もしくは飛ばし見する事にする。(話の流れがどうなるのかだけ確認出来ればいいや位の気持ちで)
ドラマとしてまともには観ないので、扱いは視聴離脱と同じという事で。
脚本=烏丸マル太 演出=山内大典
【2023夏ドラマ】
「ハヤブサ消防団」5話まで終了。
【ある女の運命】
今回は立木彩がアビゲイル騎士団に入会していたのは本当なのか、事実なら何故なのかが、彼女が太郎に(回想シーンも交えて)告白する形で明らかにされた。いい仕上がりで話に入り込みながら集中して観ていたので、ラスト迄があっという間だった。
意志の強そうな彩が新興宗教にハマったきっかけは、希望に燃えて入社した映像制作会社が、一人のカリスマが頂点に君臨するブラック企業で、高校時代から温めていた脚本がテレビ局に認められるも、自分の名前では出せずにカリスマの作品にされてしまい、挙げ句に自分のゴーストライターをしろと命令され、気持ちが折れた彼女はそこから逃げ出し、弱っている彼女に相談するならと弁護士を紹介したのが高校時代の友人で、連れて行かれたのがアビゲイルの施設だったから。
そこからの教団弁護士の、決して入会は強要しないけど、彩がやりたい映像の仕事をさせて、試写で皆が才能を認めてプライドを回復させ、ここなら私を認めてくれると入会へと絡め取って行く流れが、現実もそうなのかなと思わせて凄かった。
太郎は退会しているという彩の言葉を信じたけど、彼女はまだ何かを隠しているよね。抱き締める太郎の肩越しに、ボードに貼られた展子の写真を目を見開いて見た後、微かに微笑んだ彩の表情の怖い事。
脚本=香坂隆史 演出=常廣丈太
- << 26 【2023夏ドラマ】 「ハヤブサ消防団」6話まで終了。 【放火犯の正体】 サブタイトルにも使われ、前回の予告では太郎の「放火の犯人が誰か分かりました」という台詞も使われていたのだが、その台詞を言った太郎のアップで終わってしまうという、まさかの予告詐欺(笑) そうね、太郎には分かった!という事なんだよね(笑) いやあもう太郎以外、中山田(山本耕史)も含めて全員怪しく見えるのだけど(中山田はミスリードだと思いたい)…。ドラマの最初の頃は真鍋(古川雄大)や隋明寺の住職(麿赤兒)が怪しいと思わせておいて、前回は彩も怪しい、そして今回は「平和を脅かす人物が消防団の中にいます」という太郎の断言で、ここまで築き上げて来た暗黙の了解“ワチャワチャ楽しい消防団だけは違うよね”が、一気に崩れ去った。おじさんズ+永遠の子供の中に、本当に放火犯は居るのかな、そこに協力団員の居酒屋サンカクの店主(福田転球)は含まれるのかな。 今回、太郎は住職に団員のアリバイ調査を頼む位には信用している様に描かれていたのだが、もうこっちは疑心暗鬼になっているから、本当はあれは太郎が彩も含めて引っ掛けているのでは?と考えたりもして…。上手いよね、展開が。 次回、あの彩を入信させた杉森弁護士(浜田信也)が太郎のサイン会に来るみたいで、こっちの動きも気になるな。 脚本=香坂隆史 演出=山本大輔
【2023夏ドラマ】
「ばらかもん」6話まで終了。
【届け、感謝の想い!涙の野辺送り】
清舟が五島に戻る事に反対の母親(えみ=長野里美)が、もっとゴネるのかと思っていたらそうでも無かったので一安心。(あのカマトトっぽいキャラは苦手なので。でも次回は五島に夫婦でやって来る!ワォ!)
あれだけ一番に拘りピリピリしていた男が、書展に出した「石垣」が選外になっても慌てず騒がず落ち込まずで、五島暮らしで価値観が大きく変わった事を感じさせた。それは両親も感じていたのでは?
父・清明も五島で暮らした事が有ったという話は、やはりそうだったのかと納得。
ヤスば(鷲尾真知子)の具合が急激に悪くなっていたのには少し戸惑ったけど、「遠い親戚より近くの他人」という形が、日々の暮らしに色濃く根付いている島の人間関係、それがヤスばと育江(田中みな実)、ヤスばとなる達のやり取りを通して描かれており、こうやってご近所同士が助け合い、年寄の知恵や経験が自然と次世代に伝承されて行く事の大切さを、改めて感じる事が出来た。(都会の現実は、その逆を行ってるからこそ)
なるが本当の意味で死を理解しているのかは分からないが、ヤスばが死んでもなるが泣かなかったのは、「やっぱ笑っちょっ顔が一番好きたい」と直接言われていたから。そう清舟に話すシーンにグッと来た。
脚本=阿相クミコ 演出=植田泰史
- << 24 【2023夏ドラマ】 「ばらかもん」7話まで終了。 【父と母が五島にやって来た!清舟お見合い!?親子対決も】 前回、書展選外でも平常心だった息子を見て、その変化を感じ取っていた父の清明(遠藤憲一)が、何故わざわざ五島迄清舟に会いに来たのか、本当の所がよく分からなかったのだが。 東京のホテルでの大きな仕事が控えていて、その為の何かを掴みたいから行きたいと川藤(中尾明慶)には説明していたけど。 「お前の字はつまらない字ではない。素直な字だ。努力と意地で人の心を打つ」「どんな状況でも書ける字を見つけろ」こういう父からの言葉は、東京で清舟の変化を感じ取った時に、直ぐに言ってあげても良かった様な気もするのよね。 お見合いの話も、それこそテレビ電話で意思確認は出来るのだし。 たから結局は島の子供達に清明と清舟が習字を教え、どちらが上手く教えられるのか、子供達が出したお題の字を、どちらが上手く表現出来るのかを競う、これをやりたいが為の五島行きだったのかなと。 父に勝ちたいからお題を出した子に媚びた字を書く清舟が、大胆な発想の父に簡単に負かされて泣いてしまうも、最後は子供達の習作を無心に並べて“心”という字にしてしまう清舟の芸術的な遊び心とか、この一連のシーンは確かに見応えが有って良かったのだけどね。 つぎはなるちゃんのタブー?親の話。 脚本=金沢達也 演出=木下高男
【2023夏ドラマ】
「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」6話まで終了。
【はじまる子育てに奮闘するふたりーそして、元彼との波乱の再会】
生まれた子は海(かい)と名付け、瞳子は流石に育児休暇は取れなかったけど、2週間の有給休暇を取り有栖をサポート。市郎(安田顕)は既に海にメロメロ、瞳子の母(貴美子=片平なぎさ)も電話で相談に乗ったり、手伝いに来てくれたり、やはり経験者のサポートは心強い。
寝不足が続き、学芸員になる為の勉強の本を開いても2ページで眠くなると、笑いながらこぼす有栖に祐馬(鈴鹿央士)は「有栖の夢は逃げたりしないから」と、サラッと魔法の言葉を言ってくれる。
海を抱っこしたり、貴美子の手料理を有栖と並んで食べたり、祐馬の立ち位置はまるで家族みたい。
それが気に入らないのか世奈は、康介(八木勇征)に有栖の出産と今の居場所を教えた為、康介が訪ねて来る。余所の家にお世話になっているのに、何で勝手に居場所を教えてしまうのかね、あの子は。
康介と鉢合わせした祐馬は、目の前で有栖に「好きだ」と告白。友達としか思っていなかった有栖はびっくり。
一方の瞳子は、やっと加瀬との一歩を踏み出そうとしたら若いライバル(北香那)登場で、また後退か?うーん、こっちはあまり膨らませず、加瀬とほのぼの進むだけでいいのにな。
脚本=龍居由佳里 脚本協力=木村涼子 演出=宮崎萌加
- << 23 【2023夏ドラマ】 「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」7話まで終了。 【逃げた“後悔”と許せない“怒り”ぶつかる―恋は三角関係の予感!?】あの日康介(八木勇征)の母(シルビア・グラブ)は、康介にも有栖にも嘘を付いて二人の仲を引き裂いたのに、有栖が出産したと知るとアポ無しで夫婦で押し掛け、これ迄の費用として200万円を差し出し、赤ちゃんはウチで預かってもいいとどこまでも自分本位で呆れ果てた。父親(丸山智己)はまだ常識は有りそうだけど。 康介の後悔は本物だと思うけど、そもそもの話として母親を盾にして、有栖と話し合う約束を反故にして逃げたのは事実なのだから、今更有栖とやり直すというのは無理でしょ。誠意というのは認知をして養育費を払い続ける事、それしかないでしょ。 有栖は祐馬に「あなたとは付き合えない」。まあこれは当然よね。自分だけなら惚れた腫れただけで済むけど、今は海くんの事も含めた将来だから、どんなにいい人でもダンサー未満の男ではね。 若い透子に気後れして身を引きそうだった瞳子だけど、強くなった有栖を見て思い直したのか、自分から加瀬に会いに行き「私と付き合って下さい」と伝えたのでびっくり。 登場人物は多いのだけど、ほぼほぼ男女関係の話に集約されるので、分かりやすくて話が入って来るから楽でいいわ。 脚本=龍居由佳里 脚本協力=木村涼子 演出=福田亮介
【2023夏ドラマ】
「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」6話まで終了。
【激安!競売マンションの罠!?】
今回は実の息子が借金の担保に親(佐久山=でんでん)のマンションを勝手に差し出し、借金を返せなかった為にマンションは競売に掛けられ、佐久山に明け渡し命令が出されたが居座った為に、小原達が執行するという話だった。
息子の借金が原因で夫婦は離婚、孫娘(真琴=毎田暖乃)は息子の連れ子だった為、妻は置いて出て行き、1年後、息子も出て行ったまま連絡が取れなくなり、佐久山は真琴を育てなければという思いも有り、自分の落ち度でも無いのに何故出て行かなければいけないのか、どうしても納得出来なかった訳ね。元教師で道理が分からない訳では無いけど、あちこち手を尽くしてもこのケースでは助けられないと断られ、意固地になってしまった感じね。
俺は何にも悪くない!ってずっと言ってたけど、父親の所有物を抵当に入れるには権利証と親の実印が必要な筈で、勝手に持ち出される様な甘い管理をしていたのは佐久山の落ち度でもあるし、そもそもの育て方、って話でもあるしね。
でも栗橋にズバッと正論を言われて態度を改め、リスタートしたから良かったよね。
で、最後の吉野の言葉「私小原さんに…ほ」その続きは何なのさ。凄い止め方でビックリだわ(笑)
脚本=大森美香 演出=星野和成
- << 22 【2023夏ドラマ】 「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」7話まで終了。 【ビルの屋上で任侠バトル!? 】 今回のテーマは“執行官の中立性”。 執行補助者としての活動を重ねて、執行官の仕事への理解が深まった吉野だが、いざ現場に臨場するとどうしても債務者(又はその家族)に同情してしまいがちなのだが、何が正しいのかを決めるのは裁判官で、執行官は依頼が有ればその判決を守れる様に粛々と執行するのが仕事。そこに感情が入り込む余地は無い。 今回とても良かったなと思うのは、タンタンファイナンスの土山(波岡一喜)を、冒頭では強面の債権者として登場させ、後半では家賃滞納の債務者となっている会社の社員として登場し、どちらの立場も経験した事で、法を守り中立の立場で職務を全うする執行官の存在の有難味を肌で感じたという設定を盛り込んだ事。 同一人物が相反する立場に立たされる事で事の本質を浮き立たせる、それをとても分かりやすく描いていて脚本家の力量を感じさせてくれた。 前回ラストでお預けとなっていた吉野の「私小原さんに…ほ」の続きは、「法律を教えて欲しい」だった。惚れていますの“ほ”かなと、ちょっと期待してニヤつく小原が可愛かったけど、今の、しかも女性が惚れているとは言わないよね(笑) でも仕事に欲が出て来た事は、本当に嬉しそうだったな、小原。 脚本=大森美香 演出=髙橋貴司
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「CODE-願いの代償-」7話まで終了。
【婚約者の裏の顔発覚!辿り着いた死の真相とは】←裏の顔発覚って、これで釣りたかったのだろうがこの副題は無いわ。中身と乖離してる。
前回はCODEの謎ルール解説編(三輪円担当)で、今回はCODE開発側の解説編(小島明日香担当)と、最終的な二宮vs市川に向けての下地作りとして、CODEとは何なのかの一端が明かされて来たのだが、CODEの真の発注者・市川が社長の巨大企業ランリー社、取引先には総務省とか、話が大きくなるのと反比例してポンコツ化して行く二宮。初回から5話迄続いていたワクワクドキドキする面白さがすっかり失われ、別ドラマみたいになって来たのが残念。
脚本=山田能龍 演出=森淳一
「転職の魔王様」5話まで終了。
【事故の真相!因縁の相手との再会】
副題通りで、加害者(女性)の勤務先はブラックで、激務の末の居眠り運転だった事、来栖を怒鳴っていた戸松(葉山奨之)は、加害者の同僚で婚約者で、理由は逆恨み(自分が鈍感だったから彼女の疲弊に気付けなかった後悔も含む)。
あれ以来自暴自棄になっている戸松を、千晴と最後は来栖も加わり再生させる話。
戸松のひねくれ具合を強調し過ぎて、話を見えにくくしてしまった感有りで、そこは残念だったかな。
千晴の味覚が少し戻り、入社を決意。当然か。
脚本=泉澤陽子 演出=堀江貴大
- << 21 【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛 「CODE-願いの代償-」8話まで終了。 【最終章突入!復讐すべき相手との直接対決!】 揃いも揃ってポンコツ化。って思ったけど、考えてみれば二宮は元々直ぐ手が出てしまう暴れ馬で頭脳派ではないし、三輪は命令に応える事には有能だっただけだし、優秀な記者だった三宅の手にも負えなかった事なのだから、椎名と咲だけでも慎重になるべきなのに、ここに来て自ら墓穴を掘りに行くとはね。 余裕たっぷりの市川を更に大物に見せる為のポンコツ化の側面もある訳で、それがつまらなくしている要因かな。 ※腹が出てる玉鉄は見たくなかった(泣) 脚本=酒井雅秋 演出=木村ひさし 「転職の魔王様」6話まで終了。 【魔王と弟子vs転職王子】 39才で既に6回も転職をしている、不動産営業職の八王子(宮野真守)からの転職相談。最初は「飽きたから」と語り余裕綽々みたいな感じだったが、後から分かった本音は、部下の売上も含めたノルマに追われる管理職にはなりたくないから、打診されると転職していたという事。でも会社としては39才の成績優秀な平社員では困る訳だ。ノルマノルマで尻を叩くだけの上司にはなりたくない八王子が選択したのは独立起業。宮野さんの好演も有って面白かった。 千晴が知り合ったばかりの男(白洲迅)に、仕事の事を喋り過ぎたのはフリだと思うけど、設定が雑よね。 脚本=泉澤陽子 演出=堀江貴大
【2023夏ドラマ】
「何曜日に生まれたの」2話まで終了。
前回、黒目父娘は、雨宮くんは死んだの?と聞かれても返事をせず、新聞記事にも亡くなったとは書かれていなくて、どっちなんだろうと違和感は有ったのだが、只すいの回想に出て来た江田(井上祐貴)が、「お前が死ねば良かったんだ!」とすいを責め立てていた事から、ああやっぱり雨宮は死んだのか、それで引きこもったのかと納得はしていたのだが。
江田が高校の仲間と続けているサッカーの練習に連れて行かれたすい。そこにバイクで乗り付けた男、それが雨宮(YU)で、すいを抱きしめて「すまなかった全部俺のせいだ」と謝り、「一番悪い奴」と言って、あの暴言を吐いた江田にも謝らせる。
謝り「一発殴ってくれ」と言った江田を本当にひっぱたくすい。皆が固まると「キャラ変」と言って笑うすい。
江田の暴言は「どうしてあいつと二人で…」という嫉妬からだった。でもそこには触れて欲しくない様子のすい。
「繊細で…無邪気で…」すいを評した公文(溝端淳平)の言葉は、その通りだなと。いつ壊れてしまうのか分からない様な危うさも感じるし、予想外の感情の動きも見せるから油断ならなくて、だけどそこも魅力的。
江田のSNSを見る公文。江田はすいの親友だった瑞貴(若月佑美)と結婚していた。写真を見て「みずき…」と呟く公文。えっ?知り合いなの?
脚本=野島伸司 演出=大塚恭司
- << 20 【2023夏ドラマ】 「何曜日に生まれたの」3話まで終了。 すいを取り巻く人間関係が整理されて来た今回。 まず雨宮(YU)は大手化粧品会社の跡取り息子で今は常務。江田(井上祐貴)は広告代理店勤務で、雨宮は取引先の幹部という関係。高校時代のすいの親友だった瑞貴(若月佑美)は江田の妻となり、今はアパレルの雇われ店長。そして高校時代、雨宮のストーカーと言われていた橋爪(片山友希)を、雨宮は秘書として雇っている。 この5人は高校時代、サッカー部の選手とマネージャーという関係だった。 すいが10年間引きこもりだったので人間関係に広がりは無かったから、こういう狭い範囲の人間関係で物語を構築するしか無い訳だが、引きこもりのきっかけとなった事に関係しているサッカー部の4人と、今のすいを題材に売れる漫画を作ろうとしている父親を含めた4人が、すいを“接着剤”にして、ここから交わろうとしている。 流石ベテラン脚本家、設定の構築が上手いなあ。 バイク事故の真相も気にはなるけど、それよりもこの人間関係の中で、すいがどの様に変化して行くのかを見届けたいという気持ちの方が強い。それだけすいのキャラには魅力があるし、飯豊さんのすいが完璧だから。公文役の溝端さんも過去1と思える位に役の作り込みが良くて、この先の展開が本当に楽しみ。 脚本=野島伸司 演出=岩本仁志
【2023夏ドラマ】
「VIVANT」5話まで終了。(5話は15分拡大)
今回はまた拡大版だったが、野崎の再調査で乃木の過去が明かされ、乃木と黒須はアリを捜して追い詰め、鬼畜のやり方でアリにテントのリーダーが誰かを吐かせる迄を描き、かなりの情報量だったけどテンポが良かったので、拡大版でも全く気にならなかった。やっぱり面白くて話に入り込める様な作り方をしてくれてるからだよね。
乃木は幼いあの時に連れ去られ、人身売買の末に乞食をやらされるという辛い目に遭っていて、気付いた日本人ジャーナリストが日本に連れ帰ってくれたから助かったけど記憶が無く、養護施設で育った訳だけど、その時から一人でブツブツ言っていたというから、スタートは自分を守る為の解離性同一症だったのだろうね。
自分で決めて高校からアメリカのミリタリースクールに留学したと言うから、数々の技術はそこで身に付けたみたいね。
野崎が調べたらあっという間に分かった本当の経歴。公安の鈴木が無能なのかワザとだったのか?
で、テントのリーダー(ノゴーン・ベキ)はやはり役所広司さんで、乃木の父親の卓(若い時は林遣都)だった。何で乃木が写真を持ってるの?と思ったら、卓の未来予想写真を作っていたのね。
薫もテントなの?とか、まだまだ知りたい事は沢山有るので、早く次が観たい。
脚本=八津弘幸 他 演出=福澤克雄 他
- << 19 【2023夏ドラマ】 「VIVANT」6話まで終了。 【別班vs公安vsテント!愛する父は敵か味方か】今回冒頭に“一部過激な制裁シーンがありますので…”と視聴注意を促す文が出たが、前回のアリの家族の“ニセ絞首刑”の方が、余程過激で要注意文だったと思うのだが(基準が分からないや)。 今回、乃木とFが話し合う形で乃木の過去が明らかにされ、野崎の調査の正しさが裏打ちされた。乃木が自衛隊を選んだ理由が、9.11同時多発テロを経験し、親友のサムが愛する家族を守る為に軍隊に入った事に触発されたからというのは興味深かった。愛する家族という感情が分からない乃木は、それを国家にすり替えて生きて来たのだが、父親が生きている事を知り、それが日本の敵のテロリストであろうとも会ってみたい、息子だと分かればもしかしたら愛情を与えてくれるかもしれないと、甘い幻想を抱いてしまう。冷静なFが即座に会う時は殺す時だと告げるのだが。 アリを家族ごと逃がす判断をしたのも、砂漠で薫を助けに行ったのも、本来の乃木が持つ資質が強く出ただけの事なのかもしれない。 この資質がいざ父親と相まみえる時に、吉と出るのか凶と出るのか。 今回の、乃木に「好きです」と言わせる迄の誘導の仕方が、やはり怪しいのよね、薫(笑) 脚本=八津弘幸、山本奈奈 演出=宮崎陽平、加藤亜季子
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「ギフテッドseason1」増田貴久主演
以前、同枠で放送した「准教授・高槻彰良の推察」と同パターンで、地上波の後、season2はwowowで放送する。
あちらは助教授の伊野尾くんと大学生の神宮寺くんがバディを組み、こちらは刑事の増田くんと高校生の浮所くんがバディを組む。
原作者も脚本家も違うのだが、演出家が同じ人なので映像の雰囲気は似ているかも。
増田くんの演じる刑事は能力は有るけど、ルールは守らず空気が読めない、その部分でコミカルさを出し、浮所くんの演じる高校生は、殺人者が出す黒い影が見えてしまうという設定で、便利だから無理矢理増田くんがバディにしてしまうという流れで、こちらは家の事情も有ってひたすら暗いという正反対バディ物。
ドラマ自体にはそれ程惹かれないのだが、浮所くんの役者としての成長は見ておきたいので、取り敢えず様子見という事で。
天樹征丸、雨宮理真の漫画原作。脚本=三浦駿斗 演出=池澤辰也
(東海テレビ・wowow/土ドラ枠)
【2023夏ドラマ】〚簡単投稿〛
「初恋、ざらり」6話まで終了。
難しいよね、私達が生活の中で自然に覚えて行く様な事を総じて、常識と称するのだとしたら、その積み重ねの経験が圧倒的に足りない有紗と、周囲の人々はどう向き合えば良いのか。
言葉は全部ストレートに受け取ってしまうし、ミスをして怒られる事ばかりだから、今回みたいに「誰がやったの!」と詰問されると、記憶が無くても自分がやってしまったのかなと思って、取り敢えず謝ってしまう。
気付いた岡村に「身代わりになっちゃったんだよ?」と諭されても、「いいんです、支え合いだから」。頭を抱えてしまう岡村。
純粋だから確かに可愛い、でも…と、岡村が罪悪感を抱いてしまうのは、分かる気がする。
脚本=坪田文 演出=池田千尋
「最高の教師」5話まで終了。
今回は瑞奈ニカ(詩羽)のフィーチャー回。
“自分と違う道を歩む人を何故弾こうとするのか”というのがテーマだけど、毎回書いてる様に台詞が長くて固いから、あまり頭に入って来なくて残念。
それよりガッツリ入って来たのは「今回はまだ1週間も有る」って鵜久森の台詞。今回はって言ったよね?貴女も2周目?でも九条の1周目は1学期で鵜久森は居なくなってるから、文化祭は知らない筈。って事は愛菜ちゃんは何周目!?
で、當真あみちゃんは「鵜久森さんの事好きかも…」って言い出すし。
脚本=ツバキマサタカ 演出=二宮崇
- << 17 【2023夏ドラマ】 「初恋、ざらり」7話まで終了。 【私のこと、紹介できますか?】 今回は有紗の支援学校時代からの親友で、アイドルになりたいと思っている友子(高山璃子)が、自称写真家の男の撮影モデルとなり、公園での撮影から危うく室内撮影に連れて行かれそうになる所を、心配で有紗と見学に来ていた岡村が助けに走り出したら、タッチの差で先に両親が駆け付けて、思い通りにならなくて発作を起こし喚き散らす娘をなだめて連れ帰るという話で、知的障害者とその家族のショッキングな場面に遭遇した岡村が、その事をどう感じているのかを心配した有紗が岡村に、友子の発作を見て引いたかと聞いたり、「私は大丈夫、私の方が軽度なんです、だから心配しないで下さい」と言ったり、何とか岡村の気持ちが離れない様にと有紗なりに説明する姿が切なくて。 でも電話で父親に「恋人とかいるのか?」と聞かれて「彼女は…一応いる」と答えたのを聞いてしまった有紗は、「私に障害があるから」と床に突っ伏して泣き出し、慌てて急に聞かれたからと言い訳した岡村に、「私のこと紹介できますか?」「できるよ」 友子の両親が、やりたい事はさせてあげたい、でも常に守ってあげないといけない、そうやってずっと愛し可愛がり育てて来たのが伝わって来て、本当に切なかった。 有紗は軽度でも覚悟は必要、それが岡村に突き付けられた。 脚本=矢島弘一 演出=七字幸久
- << 18 【2023夏ドラマ】 「最高の教師」6話まで終了。 【拝啓、今を生きる貴方へ】 九条が夫の蓮に語り掛ける。 「嫌いっていう言葉はさ、どんな時でも言えるし、その言葉を使い続けても自分が何を大切にする人間なのか何もバレる事は無いから、傷付く事も無い。でも好きっていう言葉は自分で自分の心の中を世界にさらけ出すものだから、否定されれば傷付くし凄く怖いよね」長々と引用したのは、何度も書いて来た“台詞が固くて頭に入って来ない”具体例を記しておきたかったから。夫婦の会話でこんな風に喋る?って話。 今回で言えば、会話の殆どを占めていた九条、鵜久森、東風谷の台詞が全部こんな文章の様な感じだったから、理解しようと聞いても全部は頭に入って来ないのだ。 録画を止めながら聞くと、本当に大切な事を話しているのが分かるのだが、ドラマなのだからリアタイしても直ぐに伝わる、胸に響く台詞でないと意味がないと私は思っている。そこが本当に残念だし勿体無いなとも思っている。 一周目の鵜久森は10月迄引きこもり4日に自殺した、だから在宅でも学校の大きな事件の事は耳に入っていたと。なので鵜久森も二周目との事。 「確信的に分かっているのは、3回目は絶対に無いという事」と九条に言った鵜久森は、誰かに呼び出され揉み合って吹き抜け廊下から落ちて…死んだ。 地獄の二学期ってこの事なの? 脚本=ツバキマサタカ 演出=鈴木勇馬
【2023夏ドラマ】
「警部補ダイマジン」5話まで終了。
前回の振り返りが4分半ちょっとも有って、一週休んだ訳でも無いのに何でこんなにとやや不満が。ご新規さんの取り込み用なの?
天羽殺しの犯人にされそうな河本を救うべく、「河本さんは無実、真犯人は俺だ」と話す台場に担当刑事の浮田は一笑し、上は連続幼女誘拐殺人と天羽殺しは同一犯と見ていて、誘拐殺人事件の頃、台場は小学生だから有り得ないと言われてしまう。(平安が事前に台場はパニック状態だからと浮田に話を付けていた)
でも葵ちゃんが事件当時の記憶を取り戻し、自分を連れ去ったのは大きなおじいちゃん、白いコートのおじさんは助けてくれた人と母親に話したと。七夕が写真を見せに行くと、河本は知らない、台場は助けてくれた人、天羽を見ると目を見開き、息が荒くなり母親に抱き着いてしまう。証言が取れた。だがそこには盗聴器が仕掛けられていて。
そこからは河本の事などそっちのけで44の教官を誘き出したい平安と、平安が邪魔な占部との駆け引きが始まり、割と呆気なく平安が市川に刺されてしまう。(完全に仕留めなかったのはわざと?それともミス?)
雲田(松健)が駆け付けて、意識を取り戻した平安と会話をしていたけど、何か雲田も怪しく見える。
で、天羽別邸を取り壊し更地にしてしまったのは44なのかな?
脚本=徳永友一 演出=三池崇史
- << 16 【2023夏ドラマ】 「警部補ダイマジン」6話まで終了。 【議定書】 冒頭の振り返り映像が相変わらず長いなあと思いながら観ていたら、その後も台場が七夕に事の始まりから話し、確認し合う形でこれ迄の事を回想で流し、今回の話が始まったのがCMも含めた放送時間の14分28秒頃からって、いくらなんでも酷すぎない? 今回台場は、44がわざと自分を殺さずに生かしているのではないかと気付くのだが、理由が分からない。 それを教えてくれたのはまだ入院している平安で、鍵は台場が天羽を殺した時には有って、後から消えていた天羽のノートパソコン。44は台場があのPCを持ち去ったと思っており、あの中には絶対に外に出てはいけない44の“議定書”が保管されていた。だから取り戻す迄は44は台場を殺せないのだと。 実際にあのPCを持ち出したのは、既に殺されたジャーナリストの磯野で、その磯野から情報の一部を聞いていたらしい塚本という副編集長も44に殺された。(←元は全部百鬼情報) そしてあの占部がかしずくデジタル大臣の清家(桐山漣)の胡散臭さよ。この人を頭に44が国家転覆を謀るとかの話なのかね。 話が大きくなって平安の説明も長くなるから、話が全部は頭に入って来ないや。 観ていて疲れるドラマになりつつあるのが、ちょっと残念だな。 脚本=徳永友一 演出=倉橋龍介
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