東方神操夢(とうほうしんそうむ)
どうも始めまして( *・ω・)ノミルクでも、オリジナルの小説を投稿したいなぁと思ってスレ立てましたm(_ _)mペコリ 私は東方ファンなので、東方のオリジナルの小説を投稿したいと思います。
まず最初に…
【注意!!】
このスレは私が趣味で投稿していくので、下手かもしれませんが、初心者なので温かい目で見てくださると幸いです。
ではあらすじ
それはいつもの平和な幻想郷で起きた異変だった。
「幻操異変(げんそういへん)」
暑い夏の日、里の人間達が突然喋らない、動かない。などと気味の悪い状態になった。
そのせいか、人里には静寂が訪れ、不気味な空気が漂った。
それを聞き付けた霊夢と魔理沙と咲夜は異変解決に行くのであった。
第一章 静止した人間 2話
咲夜が歩いていくと、赤い鳥居が見えた。博麗神社(はくれいじんじゃ)だ。
長い石段を登ると、神社の本堂の横にある建物の縁側に赤いリボンを着けた少女が座っていた。
博麗霊夢(はくれいれいむ)だ。霊夢はこの神社の巫女で、幻想郷の異変を解決している。
霊夢は咲夜が来たことに気づいた。
霊夢「あら。咲夜いらっしゃい。あんたが来るのは珍しいわね。」
咲夜「こんにちは霊夢。今日はあなたに伝えないといけないことを伝えに来たの。聞いてもらえる?」
霊夢「えぇ。何があったの?」
咲夜は霊夢に人里であったことを伝えた。
霊夢「おかしいわね……いつもなら里の人間達。うるさいぐらい賑やかなのに」
咲夜「そうね。異変に等しいことが起きるなんて…」
二人は会話をしていた。
すると、神社に高速で向かってくるものが見えた。
第一章 静止した人間 3話
ドンッ!!とほうきに乗った金髪の魔法使いの少女がぶつかってきた。霧雨魔理沙(きりさめまりさ)だ。魔理沙は霊夢の友人でよく博麗神社に訪れている。いつもは鳥居を潜り抜けて来るが、今日は急いで来たようで、鳥居にピンポイントでぶつかってしまったようだ。
魔理沙「イテテ……」
霊夢「あら魔理沙。いらっしゃい。急いで来たってことは何かあったの?」
霊夢は魔理沙に問いかけた。
魔理沙「ああ!!さっき人里の上空を通っていたんだが、里の人間が動かなくなってるんだ!」
魔理沙は咲夜も霊夢も知っていることを大声で言った。
霊夢「それ……咲夜から聞いたわよ」
霊夢は少しあきれた顔で言った。
第一章 静止した人間 5話
着陸してからしばらく歩くと、門と館が見えた。紅魔館だ。
中に入って地下に向かうと、大きな重い扉が見えた。
咲夜「パチュリー様。少しお邪魔します。」
咲夜が扉をノックすると、すぐに扉が開いた。
赤髪の少女が立っている。小悪魔だ。小悪魔はパチュリーのそばで本の整理をしたり、図書館を掃除したりして働いている。
小悪魔「咲夜さんに霊夢さんに魔理沙さん。パチュリー様は奥にいらっしゃいます。」
小悪魔は3人を案内した。
図書館の奥に本が山積みになっている机があった、そこに紫の髪の少女がいた。パチュリー・ノーレッジだ。パチュリーは、この図書館にいる魔法使いで、紅魔館の住民でもある。
パチュリー「あらいらっしゃい。3人とも。」
咲夜「パチュリー様。今日はパチュリー様にお聞きしたい事があるのですが…」
パチュリー「あら。どうしたの?」
3人はパチュリーに事の経緯を話し、この異変の正体が何なのかを質問した。
第一章 静止した人間 6話
パチュリー「……悲しい話になるかもしれないけど…」
パチュリーは一冊の本を棚から取りだした後、口を開き話し始めた。
パチュリー「博麗神社の初代巫女の話をするわ。初代巫女は自分の代の時が終わるまで異変解決に力を入れようと意気込みを見せたわ。でも……」
パチュリーは表情を少し暗くしてうつむいた。
霊夢「初代巫女に何かあったの……?」
霊夢はパチュリーの表情を伺いながら質問した。
パチュリー「初代巫女がどんなに頑張って異変を解決しても、里の人間達は感謝しなかったの。その時の幻想郷は荒れてて、暴動も起きたし、異変の量も多かったわ。その分、里の人間達の人柄も吐き気がするぐらい悪くって…その上、「異変が起きるのは、初代巫女のせいだ」と言い出す人間もいて、初代巫女は精神を病んでいたの。」
霊夢「昔の幻想郷ってそんなに酷いところだったの……?」
霊夢は今の幻想郷と昔の幻想郷の違いに驚いた。
パチュリー「そして、初代巫女は27歳の若さで自殺したわ…」
とても悲しい話で聞いていた3人は驚いた。
第一章 静止した人間7話
パチュリー「でも、初代巫女の霊さえ倒せばこの不幸の連鎖が止まる。だから…」
霊夢「私達で倒すってことね…」
霊夢はもう自分達がやらなければいけないことをもう理解していた。
咲夜「霊夢と魔理沙だけでは危ないかもしれない。だから霊夢、魔理沙。私もついていくわ」
霊夢・魔理沙「……!!」
霊夢と魔理沙は咲夜の真剣さに驚いた。
パチュリー「………えぇ咲夜。これはレミィ達に伝えておくわ。でも必ず生きて帰ってくるのよ。」
咲夜「ありがとうございます。パチュリー様。必ず生きて帰ってきます」
咲夜は自分の武器の準備を始めた。もう行くと決心したようだ。
霊夢「咲夜がいると心強いわね。」
魔理沙「あぁそうだな。じゃあ行くぜ!」
魔理沙はほうきにまたがった。
パチュリー「3人とも…健闘を祈るわ…」
パチュリーは少し微笑んでそう言った。
第二章 氷の妖精 1話
霊夢「幻操異変か……まさかこんな残酷な理由で起きるなんて…」
魔理沙「そうだな……この異変は新種だな…」
二人はそう話していたが、咲夜は必死に回りを見渡している。どうやら咲夜が一番意欲を持っているようだ。
しばらく3人は空を飛び回った。すると、1つの小さな湖が見えた。
妖精の湖だ。いつもはそこに妖精たちが集まって遊んでいるが、今日はそこにも被害が及んだようで、全ての妖精が止まっている。
霊夢「とりあえず降りてみましょう。」
3人は妖精の湖に着地して様子を見た。不気味なほどに静かだった。
すると、1人の妖精が歩いてきた。水色の髪に青いリボン。羽は透き通っていて氷のようだ。
チルノだ。チルノは妖精のなかで力がある方で、ひときわ目立つ氷の妖精だ。いつもは、とても陽気な妖精だが、今日は様子がおかしい。何も喋らないし、ただ立っているだけだ。
チルノ「……3人とも…もしかしてマスターの計画を阻害しに来たの?」
やっと口を開いたかと思えば衝撃的なことを口にした。
霊夢「チルノ…?何だか様子がおかしいけど…」
霊夢は問いかけた。だがチルノは何も言わない。
魔理沙「マスターって誰だ…?」
魔理沙も不思議そうにしている。
チルノ「そう……じゃあ3人には早く眠ってもらわないとね…」
咲夜「え……?」
チルノは殺意溢れた目で見つめた。
第二章 氷の妖精 2話
チルノの目が青く光ったと思えば、チルノは両手をOの字にして横に広げた。すると氷でできた剣を作り、3人に斬りかかってきた。霊夢と咲夜は慌てて避けているが、魔理沙は攻撃しようと必死に力を溜めていた。
魔理沙「くっ……スペルカード無しでこれか…完全に操られているぜ……」
魔理沙は力を溜めるのに必死だった。だが、チルノは容赦なく攻撃してきた。
それを避けつつ、魔理沙は力をため続け、スペルカードを発動した
魔理沙「スペルカード発動!魔符「スターダストレヴァリエ」
無数の星の弾幕がチルノに向かって飛んでいく。チルノの持っていた氷の剣が砕けたのと同時に、チルノに弾幕が直撃し、その場に倒れた。
第二章 氷の妖精 3話
チルノ「う…うぅん……」
チルノはゆっくりと起き上がった。目を覚ましたようだ。
霊夢「はぁ……最初から魔理沙に美味しいところ持ってかれちゃったわね」
咲夜「私は必死に避け続けて首が痛いわ…」
チルノ「あれ……?3人ともどうしたの?」
チルノは操られていたときの事を忘れているようでポカンとしている。
魔理沙「はぁ…チルノこれを見ろ。」
魔理沙は5つに砕けた剣の破片をくっつけて見せた。
チルノはとても驚いて怖がっていた。
チルノ「ひぃっ!あたいはこんなものを振り回していたの…?」
魔理沙「ああそうだぜ。しかも凄く鋭い」
魔理沙はチルノをからかおうと、剣の先端をチルノに向けた
第三章 人形使いが見た残酷 1話
3人は魔法の森の上空を見下ろしながら飛んでいた。しかし、これと言った違いはないように見えた。強いて言えば、血のような匂いがすることだ。しかもそれはあるところに近づけば近づくほど強くなってくる。しばらくすると、1つの洋風な家が見えた。どうやら匂いの発端はその家らしい。3人はその家に近い所に着地した。
魔理沙「これアリスの家………っ!?」
家からは血が流れていて、扉が開け放され、強盗が入ったような状態になっていた。
霊夢「魔理沙!?ちょっとどうしたの!?」
咲夜「霊夢。とにかく魔理沙を追いかけましょう」
二人も魔理沙の後に続いてアリスの家の二階にかけ上がった。
第三章 人形使いが見た残酷 2話
魔理沙「あ…あぁ……」
二階の部屋にたどり着くと、そこには1人の人形使いの少女が大量の血を流して倒れていた。アリス・マーガトロイドだ。アリスは魔理沙の友人で、魔理沙ととても仲が良く、魔理沙の事を大切に思っていた。そんなアリスが倒れているのを目の当たりにした魔理沙は真っ青な顔をしてその場に立ちすくんだ。
霊夢「魔理沙………」
霊夢は心配そうな顔をして魔理沙の横に座った。
咲夜はアリスが生きているかを確認している。
咲夜「これは…背中を切り刻まれているわ……そこから大量出血している……」
魔理沙「何でアリスがこんな目に遭ってるんだ……」
魔理沙は一滴の涙をこぼしながらそう言った。
第三章 人形使いが見た残酷 3話
霊夢「魔理沙………」
霊夢も悲しそうな顔をしてうつむいている。
すると咲夜が何かに気付いた。
咲夜「待って二人とも、アリスはまだ息をしているわ。まだ回復魔法で治るはず…」
魔理沙「………っ!!」
魔理沙はすぐに回復魔法を唱えた。アリスの背中の傷はみるみると治り、出血も収まった
魔理沙「ふぅ……アリス!目を覚ませ!」
アリス「うぅ~ん………」
アリスは目を覚ました。少しフラフラしているが、意識は戻ったようだ。
魔理沙「アリス……!!良かった!!」
魔理沙はアリスに抱き付いた。アリスは魔理沙の頭をなでた。
霊夢「アリス。気絶するまでの事は覚えてるかしら?」
アリス「えぇ。今日は凄く変な日でそれについて調べてたらオオヌサみたいなもので背中めがけて切り刻まれたの。」
アリスも異変の事を調べていたようだ。
霊夢「そいつの特徴は?」
アリス「髪が緑色で、短くて背が低くて見た目は若い女の人でちょっと霊夢に似ていたわ。」
霊夢「私に似た格好……チルノが言ってたのと同じだわ…」
霊夢はチルノが言っていたことと重ね合わせて考えた。
第四章 闇の妖怪 2話
3人は向こうに行こうとした。
すると、急に周りが真っ暗になった。お互いの姿も顔も見えない。
???「そーなのか~」
ゆったりとした声が聞こえた。闇が無くなったと思ったら、黒い服を着た少女が立っていた。
ルーミアだ。ルーミアはここ周辺にいつもいて、闇を操る妖怪だ。
でも、闇が出てきたが、明らかに真っ暗で、色がしっかりついて、塗り潰されたような闇だった。ルーミアの出す闇は、塗り潰すほどではなく、まだ少し暗くなるだけだ。
霊夢「ルーミア……あなたもおかしくなったの?」
ルーミア「そうよ。マスターから強い力を貰ったから、「阻害しようとする者は、誰であろうと殺しなさい」って言われたからね…」
ルーミアはチルノと違ってよく喋っている。操られ方が違うようだ。
魔理沙「まぁ霊夢。チルノと同じように倒すぞ。」
霊夢「そうね。じゃあルーミア。あんたをさっさと退治するわ。」
ルーミア「じゃあ私から行くわ。スペルカード発動。夜符「ナイトバード」
青と水色の弾幕が3人を襲う。でもいつものルーミアよりも遥かに強くなっている事は分かった。
咲夜「強くなってくる…どうすればいいか考えないと…!」
第四章 闇の妖怪 4話
咲夜は魔理沙の弾幕を頼りに、ルーミアのいる位置を確認し、大量のナイフを投げた。
ちょうどナイフは咲夜が狙っていた通りにルーミアの目の前で止まった。
咲夜「解除!」
その声と同時にルーミアめがけてナイフが飛んでいく。ルーミアの体に次々に刺さっていく。
少し経つと、ナイフがすべてルーミアの体に刺さり終わった。
咲夜「あら……少しやり過ぎたかしら………」
咲夜は少し焦っている。
魔理沙「これは確かにやり過ぎだなぁ~(笑)」
魔理沙はとても呑気にしている。
霊夢「まぁ直々に元に戻るでしょ。」
咲夜「そうかしら……」
霊夢と魔理沙は自分がやったわけでは無いので、呑気だが、咲夜は焦っていた。
第四章 闇の妖怪 5話
しばらくすると、ルーミアは起き上がった。
ルーミア「うぅ~ん……」
咲夜「良かった。生きてたのね。」
咲夜はルーミアが生きていたことにすっかり安堵した様子だった。
ルーミア「生きてた……?なんのことなのか~?」
いままで起きていたことが分からないようでルーミアは不思議そうな顔をしていた。
霊夢「やっぱりルーミアも記憶を失っているのね」
霊夢はルーミアが記憶を失っていることが分かったようで事の経緯を話した。
ルーミア「えぇっ!?そーなのかー…」
ルーミアはとてもビックリしている。
魔理沙「じゃあ。そろそろ行くか。ルーミア。くれぐれも安全なところに逃げろよ」
ルーミア「分かったのだ~行ってらっしゃい」
ルーミアのその言葉と同時に3人は妖怪の山の方に向かった。
第5章 妖怪の山 1話
しばらく3人は妖怪の山に行こうと森の上空を飛んでいた。
数分後、妖怪の山の前にたどり着いた。
霊夢「ふぅ…本来なら人間は立ち入り禁止だけど妖怪のためよね。」
魔理沙「そうだな。んじゃ二人とも早く入るぜ。」
咲夜「待って、何かこっちに来る。」
咲夜が言ったように3人のところには何かが向かってきた。
???「あらあら…霊夢さん達。妖怪の山に入ろうとしているのですか?」
少女の声が聞こえた。その声と同時にそれは近づいてきた。
そこにはカラスの羽が背中に生えた黒髪の少女がいた。射命丸 文(しゃめいまる あや)だ。
文はいつもこの妖怪の山に立ち入る人間を追い返している。だが、今日は少し雰囲気が違う。
霊夢「あら……もしかしてあんたも操られているの?」
文「いえ。命令されたのです。マスターに。マスターは「この幻想郷に住む愚かな人間を一人残さず殺しなさい」と。」
魔理沙「おいおい!まさかルーミアとチルノと同じ状態になっているのか!?」
文「なぜそこでルーミアさんとチルノさんが出てくるのですか?私は命令されたことを果たそうとしているまでです。」
霊夢「あんたねぇ……!!」
文「さあ、お喋りはもう終わりです。あなた達には死んでもらいます。」
文はそう宣言した。
第5章 妖怪の山 2話
文はいきなり攻撃をしてきた。
霊夢「ちょっ!!通常弾幕まで強くなってる!!」
無数の輪の形を作った弾幕が3人を襲う。とても通常弾幕とは思えない。
文「おや?もうここで終わりですか?まだ通常弾幕を放っているだけですよ?」
魔理沙「まだ私達は死なないぜ!」
咲夜「そうよ。まだ通常弾幕……」
3人は少し強がって一生懸命に避けている。
文「ふぅん……強がれるのも今のうちですよ?」
とても余裕な表情を見せてくる。
文「スペルカード発動。岐符「天の八衛」
文がそう言った瞬間。たくさんの白色の弾幕が出現し、その弾幕から青色の弾幕が出てきた。このスペルカードは操られていない文も使っているが、スペルカードも強化されてしまっている。
霊夢「くっ……!文はここで完全に私達を殺そうとしているのね……!」
とても避けきれない量の弾幕に3人は苦戦していた。
第5章 妖怪の山 3話
文はひとしきり攻撃すると、手の甲を見せ、指を自分の方にクイクイと曲げて見せた。
どうやら、「攻撃してこい」というニュアンスなようだ。
でもさっきまで避け続けていたせいか、3人は疲れきっていた。
魔理沙「う……。もう無理だぜ……」
咲夜「そうね……さっきルーミアに攻撃しすぎたのと今避け続けていたのがダメージだったみたい…」
そんな二人を見て文は少し微笑すると霊夢にこう言った。
文「お二人はもうダメなようですね。じゃあ霊夢さんと私の戦いということですね?」
霊夢「…そう言うことになるわね。じゃあ二人は安全なところに行って休んでて。」
魔理沙「分かったぜ。」
咲夜「ありがとう…霊夢。」
二人は霊夢に礼を言うと、向こうに歩いていった。
霊夢「二人は向こうに行ったみたいね。じゃあ文。私から行くわ。」
文「腕がなりますね。ま。敵わないと思いますが。」
二人はすぐに戦闘態勢になった。
第5章 妖怪の山 4話
霊夢「夢想封印 散」
霊夢がスペルカード名を言ったと同時に赤い札や白と赤の弾幕が散るように文の所に飛んでいく。でも、夢想封印 散は、周りに飛ぶもので、集中攻撃はできない。
文「おや。いくつか外した物がありますね?少しは私に当たりましたけど、まだ倒れませんよ?」
霊夢「なかなかしぶといわね……」
文「じゃあ次は私のターンです。風神「風神木の葉隠れ」
これも、文のスペルカードだ。葉のような形をしたものが霊夢を襲う。元々このスペルカードは量が多く、普通の物でも避けるのが精一杯なのに、文が強化されてしまっている事によって、何倍もの量になっている。
霊夢「くっ……この弾幕を消さなきゃ…」
文「もう降参ですか?」
霊夢は心が折れかけていた。
第5章 妖怪の山 5話
霊夢「(そうだわ…!)」
霊夢は急に何か思い付いたような表情になった。
文「霊夢さん。やっと私を倒す方法を思い付いたのですか?」
霊夢「えぇ。その大量の弾幕をあんたに全部綺麗に返却してやろうと思ったわ。」
霊夢は、ルーミアと戦ったときに咲夜と魔理沙が使っていた方法を参考にした。咲夜と魔理沙は、暗いなら明るくすればいい。という方法。今の場合。避けきれないなら全部返してやればいい。という方法だ。
霊夢「夢想封印 集」
夢想封印 集は、散と違って、相手に集中攻撃ができる。さっき霊夢は、夢想封印 散で少し文の体力を削り、これを喰らわせるという方法も思い付いていた。
文「っ………!!」
文は霊夢の弾幕と、自分で出した弾幕に押し潰された。
第5章 妖怪の山 6話
文「うぅーん……」
文はゆっくり起き上がった。
霊夢「文。目を覚ました?」
霊夢は文に問いかけた。でも文はきょとんとした顔で座っている。でも少し記憶があるようだ。
文「何の事でしょうか…でも私。誰かに操られてたような……」
操られてた時の記憶があいまいになっている。
魔理沙「ふぅ……あれ?もう目を覚ましたのか?」
咲夜「よかったわ。元に戻ったようで」
二人も歩いてきた。
文「咲夜さんに、魔理沙さんもいたのですか?……痛っ…!!」
文は咲夜と魔理沙がいるのを確認したあと、腕を押さえてうずくまった。
よく見ると、何者かに刺された形跡がある。そこから傷が広がっていってしまっている。
霊夢「ちょっと見せて。……これチルノとルーミアにも似たようなのがあったわ…」
実は、文だけでなく、チルノにもルーミアにも小さい傷があった。
魔理沙「文。今回復魔法をかけたから安全な所に逃げて、安静にしてろよ。」
文「ありがとうございます…私が言うのも変ですが異変解決頑張ってください。」
霊夢「ありがとう文。」
咲夜「じゃあ行きましょ。」
3人は妖怪の山上空に浮かび上がり、飛んでいった。
第六章 悟り妖怪 1話
霊夢「はぁ~…操られてるやつどんだけいるのよ…」
霊夢は幻操異変の主犯の極悪さと、操られてる者の多さにうんざりしていた。
魔理沙「まぁまぁ霊夢。解決したら宴会が開けるぞ?」
霊夢「宴会…(ジュルリ…)」
霊夢は宴会の事を考えてすごくまったりした顔でヨダレを垂らしていた。
咲夜「ん?あそこに誰かいる…」
咲夜が見ている方向に髪が短く、胸元に目玉が着いた球体をぶら下げている少女がいた。古明地 さとり(こめいじ さとり)だ。さとりは普段地底に住んでいる。ほとんど地上に顔を出さないのに今日は地上にいる。
霊夢「あれは…さとり?何でこんなところに」
魔理沙「普段地上にあんまりいないよな?」
咲夜「そうね。どうしたのかしら…」
3人はさとりがいることに疑問を感じた。
すると、さとりはこちらに目を向けた。
さとり「……。霊夢さんたち。」
さとりも3人がいることに気がついた。
第六章 悟り妖怪 2話
さとりは助けを求めるような顔をしている。
さとり「霊夢さん達……助けてください!!」
いつもは静かなさとりが3人に泣きついてきた。3人はそれを見て戸惑っている。
霊夢「わっ!さとりどうしたの!?」
魔理沙「何かさとり…変だぜ…?」
咲夜「変ね……何で助けを求めてるのかしら…」
さとりは3人に焦った表情でこう言った。
さとり「私は何者かに追われてるんです!助けてください!」
だが、周りを見てもさとりを追っている者はいないように見える。
でも、3人はそれを信じた。さとりは心を読む能力があり、それを使って逃げてきたようにも見える。でも、さとりに敵う、相当強い奴に追いかけられたのだろうと3人は思った。
第六章 悟り妖怪 3話
すると、さとりは微笑し、3人から距離を置いた。
霊夢「さとり……?」
霊夢は少し心配した表情をしている、
さとり「…嘘ですよ」
咲夜「………?」
魔理沙「何の…事だぜ?」
二人もさとりが急に「嘘」と言ったことに少し驚いている。
さとりはそんな3人を見て、話し始めた。
さとり「私は誰にも追いかけられていませんし、霊夢さん達に助けを求めていません。これはマスターからの命令です。」
さとりも「マスター」と言っている。異変の主犯を指しているようだ。
霊夢「もしかして……!」
さとり「そうです。私はマスターからの命令に従って嘘をついて霊夢さん達を混乱させました。」
3人「………っ!!」
さとり「スペルカード発動。想起「デリブルスーヴニール」
さとりは急にスペルカードを発動させてきた。
レーザーと丸い弾幕が3人を襲う。
霊夢「ちょっと!いきなり危ないじゃないの!」
魔理沙「さとり…多分本気で私達を殺しにかかってるぜ…」
咲夜「凄く怖い顔をしてるわ…」
3人はさとりが操られている事に気づいた。
一章一話の感想です!
率直に言うと読みやすい出だしでした!私はこういうファンタジー系はちょっとしか読まないんですが、ワクワクしました。😎そしていくつかアドバイス的なものを書いてみたのでよかったら参考にしてください!
・"買い出しに来て"の続きに"異変に気がついた"とありますが、文章って長いとよむの時間かかりますよね。だから長いのは状況が落ち着いてるとき向け(このシーンでは最初)です。
だけどこのあたりは、異変に気がついた咲夜が「危機感」を持ち始めているところなので、後半にかかけて、だんだん文章を短く切って書いていくと切羽詰まっているのが伝わりやすいと思います。
"異変に気がついた" → "なにかが違う"そう直感した
というのはどうでしょう?
"誰一人動かない、しゃべらない。という異変"の"という異変"も省いていいと思います。
でもめっちゃおもしろいし、飽きないストーリーなのでウケると思います☺
- << 51 葵ちゃん優しいな。 (*^_^*) みたらしきちんと読んでなくて すまないのだけれど ザッと見た感じ会話のシーンが 多くて 物語の背景というか そういう読み手のイメージを 膨らます描写が 少ないように思ったかな。 _φ(・_・
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
運命0レス 35HIT 旅人さん
-
九つの哀しみの星の歌1レス 58HIT 小説好きさん
-
夢遊病者の歌1レス 74HIT 小説好きさん
-
カランコエに依り頼む歌2レス 86HIT 小説好きさん
-
北進ゼミナール フィクション物語11レス 115HIT 作家さん
-
私の煌めきに魅せられて
別に期待しているわけではない。願ってもない。 ただただ、彼が優しすぎ…(瑠璃姫)
48レス 514HIT 瑠璃姫 -
マントラミルキー
マントラミルキーは、お釈迦様からお坊さんになるため得度と言われる儀式受…(小説好きさん0)
26レス 681HIT 小説好きさん (60代 ♂) -
西内威張ってセクハラ 北進
高恥順次恥知らずで飲酒運転 酉肉威張ってマスク禁止令 今ほど罰則も社会…(自由なパンダさん1)
93レス 3051HIT 小説好きさん -
北進ゼミナール フィクション物語
勘違いじゃないだろ飲酒運転してたのは本当なんだから日本語わからないのか…(作家さん0)
11レス 115HIT 作家さん -
神社仏閣珍道中・改
【鑁阿寺 春の大祭】 つい最近参拝しておりましたこともあり、当初…(旅人さん0)
258レス 8756HIT 旅人さん
-
-
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②4レス 131HIT 小説好きさん
-
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?11レス 130HIT 永遠の3歳
-
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令1レス 143HIT 小説家さん
-
閲覧専用
今を生きる意味78レス 513HIT 旅人さん
-
閲覧専用
黄金勇者ゴルドラン外伝 永遠に冒険を求めて25レス 962HIT 匿名さん
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②
母鯨とともに… 北から南に旅をつづけながら… …(小説好きさん0)
4レス 131HIT 小説好きさん -
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 130HIT 永遠の3歳 -
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 143HIT 小説家さん -
閲覧専用
おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1398HIT 檄❗王道劇場です -
閲覧専用
今を生きる意味
迫田さんと中村さんは川中運送へ向かった。 野原祐也に会うことができた…(旅人さん0)
78レス 513HIT 旅人さん
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
母親は子どもを健康に産んだだけでも素晴らしいし偉い?
よく言われてました 「あんたは健康に産んでもらったんだから幸せよ。ありがたいことよ。親に感謝しない…
42レス 1417HIT 育児の話題好きさん (30代 女性 ) -
美人や可愛い子は恋愛で苦労しない
男性が彼女候補を選ぶ時って顔やスタイルなどの容姿がクリアしたら内面を見ていくって感じじゃないですか?…
69レス 1965HIT 恋愛したいさん (30代 女性 ) -
婚約者と別れました
婚約者と別れました 先週彼とお別れし、一昨日彼が荷物を取りに来た際、体を求められ、とりあえず告白し…
27レス 1266HIT 恋愛初心者さん (30代 女性 ) -
私が悪いことをしてしまった?
他の方から見て、自分が悪いことをやらかしてしまったのか知りたいです。 昨日、ネット友達Aに「お…
10レス 492HIT 匿名さん -
怒られた意味がわかりません。
旦那の親戚から出産祝いを頂いたので内祝いを送りましたが、めちゃめちゃ怒られました。 お返しはい…
9レス 423HIT 聞いてほしいさん -
パパ活と間違えられる
結構だいぶ前からなんですけれどパパ活っていうのがニュースで流れてきたときに個人の意見としては援助交際…
14レス 465HIT 教えてほしいさん - もっと見る