記憶か記録か…ドラマ日記
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>> 350
(続き)
「その人、あんたみたいなのに追われる様には見えなかったけど、一体何をしたの?」蛇の様な目付きの磯村勇斗のドアップからの「人殺し」
やっぱりそうなのか…でも何か事情は有るんだろうね。
今回は落ちぶれてしまた礼が、壊れていると思い込んでいたエスプレッソマシーン(キラキラの時に勢いで買ってしまった物)を青山が復活させてくれた事で彼に心を開き、今迄の事を一人語りする部分が特に良かった。(途中で止まったマシーンを叩きながら感情を爆発させる部分だけは、臼田さんの演技力が今一つ足りなくて残念だったが)
東京に着いた朝、青山が雅のイメージに合った可愛いコーヒーを作ってくれて、それが美味しかったのはそもそも基本のコーヒーが美味しいからなのだと、帰りの車の中で淹れたてのスタンダードコーヒーを飲んで気付いた雅。「根っこからちゃんとしてなきゃダメなんだ」と。
このシーンも良かったな。
今、上手くいっていない人の気付きに繋がる様な台詞が、所々にさりげなく散りばめられているのもこのドラマの魅力の一つだなと思う。
次回ゲストは滝藤賢一、戸次重幸、小手伸也という豪華布陣で、特に滝藤さんはオネエになるみたいで楽しみ。
演出=森義隆
- << 369 【2021春ドラマ】 「珈琲いかがでしょう」3話まで終了。(3話は5分拡大) 家では筋肉体操を欠かさずに体型を保ち、ヨン様に似てるとか言われて自分はイケてると思い込んでいた飯田(戸次重幸)。 髪は薄くなり体型にも気を遣わない同僚の森(小手伸也)を、ずっと鈍くさいと小バカにしていたが、自分より先に出世コースに乗ってしまい、外見ばかりで中身の伴っていない自分を思い知らされて自信を無くし、香水も止めてしまうが、実は加齢臭フェチの20歳下の妻は大喜びという、捨てる神あれば拾う神あり話。 でも仕事もかなり森がフォローしていたから、彼が転勤したら仕事が回らなくなるのかもね。 そして滝藤賢一がスナックあけみのママに扮する話。鼻が高くて独特な目、そして細身だから、化粧をしてウィッグを付けてドレスを着ると凄く綺麗で違和感が無かった。本物のおネエのママに見えた(笑) 高校の同級生(遠藤=丸山智己)が久し振りと近付いて来て、いかがわしい美容サプリを押し付けられてサインを強要されるが、ソファーで寝ていた青山が助けに入り、彼の目を見た遠藤は直ぐに逃げ出す。 あけみは以前にもこの子に助けられたと思い出す。その時の青山は金髪で半グレ風、手袋はしていなかった。 あの手袋って、薬指と小指だけ隠してるのよね。小指の上が無いのかしら? 今回はバイプレイヤーが豪華で堪能した。 演出=荻上直子
【2021春ドラマ】
「恋はDeepに」(関テレ)脚本=徳尾浩司 出演=石原さとみ、綾野剛、今田美桜、渡邉圭祐、藤森慎吾、高橋努、筧美和子、橋本じゅん、大谷亮平、鹿賀丈史 他
オリジナル作品。《水曜ドラマ・60分枠》(全話数不明)
叔父の家に居候している海洋学者と、創業者一家の御曹司とのラブコメらしいのだが、初回に関してはロマンティック要素もコメディー要素も無く、仕事の話がメインで描かれていた。
御曹司(倫太郎=綾野)が父親から呼び戻されてイギリスから帰国し出社したら、部下がお出迎えからの大名行列って韓ドラか~いと、思わず突っ込みを入れてしまった。
海洋学者(海音=石原)の方は、叔父(鴨居=橋本)の海洋大学鴨居研究室に助手?として勤めている様なのだが、叔父の事を仕事場で鴨居さん呼びをするのは分かるのだが、自宅でも鴨居さん呼びなのは何故?
倫太郎は次男で、長男の光太郎とは折り合いが悪く、その原因はおそらく子供時代に自分のせいで母親を亡くしたからなのだと思う。(倫太郎の記憶の中でお前のせいだからなと罵っていたのは多分光太郎で、蓮田家の母親はキャスティングされていないみたいだから)
で、蓮田トラストのマリンリゾート開発のトップに据えられたのが倫太郎で、開発反対の立場の海音をアドバイザーとして迎え入れたのが専務の光太郎。これは倫太郎の失脚狙い?
(続く)
>> 352
(続き)
で、倫太郎は開発予定の海で一人でダイビングをしていて事故に遭い、海中で失神。
同じタイミングで海岸に来ていた海音は、足下に来た蟹に目を留めたと思ったら、次の瞬間には海中で倫太郎の手を掴み引き上げていた。
えっ何で海中の事が岸から分かったの?と思ったら…何と海音は海の生き物と会話が出来る“モコミ”だったのです!
いやあ、この設定には笑ってしまった。
こっちは蟹や魚が普通に言葉を話していたので、モコミ+ディズニーみたいな感じかな。
全体的にテンポが悪く、今時のオシャレ感は出そうとしているけどスベってる、初回はそんな感じ。
それにしても石原さとみと綾野剛でラブコメはちょっとキツい。人間ドラマをベースにした恋物語なら行けると思うけど、“モコミ設定”が邪魔をする。
うーん、どうしたものか…
演出=鈴木勇馬
- << 373 【2021春ドラマ】 「恋はDeepに」2話まで終了。 初回を観た時には私はそこまでは思わなかったのたが、どうも敏感な視聴者の間では、海音は本当は人魚(もしくは魚)で、この星が浜海岸開発計画を阻止する為に期間限定で人間の姿になっているらしい、という意見が大勢を占めているらしい。 そういう目で見ると今回は結構露骨なヒントらしき物が提示されていた。 ・9ヵ月前、鴨居が海岸で倒れていた海音を発見、助けた。 ・鴨居「人間的な駆け引きが一番苦手なんじゃない?体、大切にな」海音「やれるだけやってみます」 ・海音「釣り針は喉に引っ掛かると苦しい」 ・停電でエレベーターが高層階で停止し、「高い、高い」と異常に怖がる海音。励ます倫太郎に「深い所は平気なんですけど」 でも作りというか流れは相変わらずテンポが悪く、蓮田トラストが提携したい一流ホテルのCEOデイヴィッド役の小手伸也の、英語圏の外国人が話すイントネーションを真似していると思われる日本語が不快で、初回と同様演出が滑りまくっている。 次への興味が海音は本当は人魚?魚?だけなんて、ドラマとして寂し過ぎる。 なので今回で視聴離脱する事にした。 演出=鈴木勇馬 ※ここで書くのもあれだが、「ガールガンレデイ」も3話迄は観たが、流石に飽きたので視聴離脱する。
>> 337
【2021春ドラマ】
「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」(TX・テレパック・製作委員会)脚本=大江利江子 他 出演=栗山千明…
【2021春ドラマ】
「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」2話まで終了。
初回を観た時に間宮(小関)が好きなのは九条(栗山)なのでは?とは思ったのだが、今回、相手は社内の人で自分から好きになったのは初めてというヒントが出た。
今迄は告白されて何となく付き合い始めると「本当は好きじゃないんでしょう!」などと言われて終わってしまう、その繰り返しだったが、初めて自分から好きになってみて、恋をするとこういう気持ちになるんだという事が分かったと言う間宮。
九条を恋愛マスターだと思い込んでいるから、懐に入るべくこういう作戦を取っているのかなあ。でもあの干物部屋を見て特に幻滅した様子もないし、九条に対して疑い出した感じもしないし、間宮の本音が何処に有るのかはまだ分からないな。
本当の九条は男に免疫が無いから、会社でも間宮の一挙手一投足が気になり始めたり、彼の前では必死に気取って取り繕ったり、その辺りの心を乱され変化して行く様も面白い。
※朝、間宮を送り出しドアを閉めた瞬間、「パーフェクトメッキが剥がれちゃう~」と崩れ落ちる九条には笑ってしまった。
演出=河原遥
【2021春ドラマ】
「桜の塔」(EX)脚本=武藤将吾 出演=玉木宏、広末涼子、岡田健史、森崎ウイン、渡辺大知、馬場徹、仲里依紗、橋本じゅん、高岡早紀、段田安則、光石研、吉田鋼太郎、椎名桔平 他
オリジナル作品。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回10分拡大
64分が凄く短く感じられた。それ位面白かった。登場人物が多くて全部は把握しきれてはいないが、どこが同期でどう対立しているのか、一匹狼の様な主人公の上條(玉木)にも外部に支えてくれてる人がいて、彼ら(橋本、高岡)は元警察官で、自殺した上條の父親(警察官)には世話になり恩があるらしい事、捜一の刑事・水樹(広末)は上條の幼馴染みで、出世の為には手段を選ばない上條の事を非難すると同時に心配もしている事等は理解出来たし、上條の出世欲の動機は父親の自死に有り、おそらくその裏に隠されている“悪”を裁きたいからなのだろう、という事も想像出来た。
とても良く練られた脚本だと思う。
「悪魔に魂を売らなければ本当の間違いを正せない。必ず警察の頂点まで上り詰めてやる」という事なので、闇は警察組織の上の方に存在しているのだろう。
勤務中でもポケットウイスキーを頻繁に飲んでいる上條。父の墓前で「後少しだ」と報告していたけど、正す前に体を壊してしまわないのか心配だし、強引過ぎて破滅するのでは?とも思ってしまう。
演出=田村直己
- << 375 【2021春ドラマ】 「桜の塔」2話まで終了。 なるほど、上條はライバルに直接仕掛けて蹴落とすのではなく、どんな汚い手(世間の耳目を集める事件を裏から手を回して自らお膳立てする)を使ってでも手柄を立てて、上が昇進させざるを得ない状況に持って行くという手法を取るのね。 回りくどいけどその過程を謎解きの様に見せる事でドラマを成立させるというのは面白いとは思うのだが、これが続くと飽きるかもしれない。 卓越したプロファイリングを武器としてのしあがって行くのはいいのだが、彼を押さえ付ける立場の権堂や吉永が有能には描かれていないので、“乗り越えるべき壁”が低そうに見えちゃうのはマイナス効果かと…。 そこで一応上條のストッパー役として、幼馴染みで上條の父親から“正義”を教わり引き継いだ水樹を浮上させた。早くも上條の“裏の顔”に気付き(かなり有能)、情に訴えてでも止めさせようとするが、最後はその情が先に来て詰めが甘くなってしまうという設定は悪くなかった。 2話の内容だと上條自身は亡くなる前の父親の「俺は警察に殺される」という言葉を聞いているだけで、それ以上の事は分かっていない様な感じだったので、これにはちょっと違和感が…。えっ、何も知らないのにそんな危ない橋を渡ってるの?みたいな。 まあ水樹の使い方にこのドラマの成否は掛かって来るんだろうね。 演出=田村直己
>> 338
【2021春ドラマ】
「レンアイ漫画家」(CX・共同テレビ)脚本=松田裕子 出演=鈴木亮平、吉岡里帆、眞栄田郷敦、岩田琉聖、小西桜子…
【2021春ドラマ】
「レンアイ漫画家」2話まで終了。
本気になりかけていたのに「早瀬と別れろ」の無茶振り指令、抵抗していたあいこだが、清一郎の「銀河天使」を初めて読んでみて感動し、この作品の為なら(そしてやっぱり100万円の為なら)と決意して早瀬に別れを告げる。(←竜星さん、もう退場?ゲストではないのに?)でも期限切れで100万円は貰えず(笑)
清一郎の設定がバスの乗り方も分からない世間知らずで、必要な事は全てそれぞれのプロに任せているから別に困らないという事だったが、漫画家とか作家とかって、引きこもりの世間知らずじゃ人の心を動かす作品は描けない(書けない)のでは?と思うのだが。
レンが父のお気に入りだった場所(丸子橋)を清一郎に教えて貰い、そこで父が亡くなっても泣けなかった子が初めてさめざめと泣くシーンは良かった。
レン君ってかなりのイケメンなのよね。演技で上目遣いとかすると超可愛い。おっと脱線(笑)
次の疑似恋愛ターゲットは、レンの転校先の担任・大倉先生(稲葉友)で、またまたイケメン、しかも若い。
それにカフェの二階堂(真栄田)も、どうもあいこが気になっているみたいで、あいこ、全然ダメ男ホイホイじゃないじゃん!
演出=石川淳一
- << 376 【2021春ドラマ】 「レンアイ漫画家」3話まで終了。 流石に工夫の無い展開に飽きて来た。 それでも清一郎がぎこちないながらも優しさを見せ、レンの世話をするという名目で、次の住まいが見付かる迄の間、空き部屋を使ってもいいとさえ言い出し少し進展したのは良かったけど、今度は二階堂をターゲットにしろと、まだ続けるのかこのパターン…って少々げんなりしてる。 (それだったら竜星涼を復活させてよ←ただ見たいだけ(笑)) 清一郎がどうしてあんな風になったのか、それには昔の弟(と、あいこ)が絡んでいるのか?辺りは、早く明らかにした方がテンポも良くなり次の展開が楽しみになるんじゃないかなと思うのだが。 吉岡里帆の良さは十分生かせていると思うが、清一郎が今の感じのままだと鈴木亮平の良さが生きないので、早めの対処が必要だと思う。 演出=石川淳一
【2021春ドラマ】
「リコカツ」(TBS)脚本=泉澤陽子 出演=北川景子、永山瑛太、高橋光臣、白洲迅、大野いと、田辺桃子、平岩紙、宮崎美子、酒向芳、三石琴乃、佐野史郎 他
オリジナル作品。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大
5年付き合って「結婚のイメージが湧かない」と彼氏(貴也=高橋)に振られた女(咲=北川)。職場(ファッション誌編集部)の後輩(なつみ=大野)に連れて行かれた雪山で、「私今33なんですけど…私の5年を返せ~ッ」と叫んだら、バランスを崩し斜面を転がり落ちてしまった。なつみを呼んでも返事が無く途方にくれていると、どこからかバリバリという音がして、空から自衛隊の救助隊員(紘一=永山)が降りて来た。
「あなたの事を待ってました」と隊員に抱き付く咲。
3ヵ月後、二人は交際ゼロ日婚(初めてのデートでプロポーズ)をした。
咲は死ぬかもという時に助けに来てくれた紘一に、所謂吊り橋効果で好意を抱き、紘一は職務で助けた女性に抱き付かれ、その顔面偏差値のあまりの高さにクラクラと来てしまった(多分)。
で、生活が始まってみたら…、生活リズムも食事の好みも部屋やファッションの趣味も全く合わずで、当初は相手に合わせようと頑張った咲だが、全く譲る気配の無い紘一に不満が爆発、お互いに「離婚だ!」となってしまう。
(続く)
>> 357
(続く)
今まで通りのナチュラルな演技をしている北川景子に対して、骨の髄まで自衛隊員の紘一を演じる永山瑛太は、我々のイメージする規則規律に忠実な自衛官をかなりデフォルメして、声も低めに作って演じているので、最後まで違和感は拭えなかったが、堅物の自衛官が家庭内でも自衛官をずっと引き摺っていたらこうなる、という面白さは有った。
同じデフォルメでも咲の上司である編集長の設定、作り込みは問題外で笑えない。というか気持ち悪い。
やたら咲を顔で評価するみたいな台詞が多かったのも少し気になった。
紘一の母親(宮崎)は離婚を宣言し、咲の両親と姉夫婦も雲行きが怪しいので、周囲に振り回される中、お互いをきちんと見つめ合い夫婦として成長して行く、という様な話になるのかな。
シリアスでもコメディーでもない不思議な感覚のドラマだけど、まあまあ楽しめそうな気はする。
演出=坪井敏雄
- << 377 【2021春ドラマ】 「リコカツ」2話まで終了。 永山瑛大の作った発声が気にならなくなり、その分楽しめる様になった。 父親(正=酒向芳)からの電話で実家に駆け付けた紘一と咲。母親(薫=宮崎美子)が本当に出て行き、家事が一切出来ない正は咲の事を薫の如くこき使う。(料理の注文が細かくて呆れた咲が「Uber Eatsにします!」って言ったのには爆笑) この正の咲に対する態度を見て、紘一が何かを感じてくれたらいいなと思っていたら、紘一は子供の頃から母親が父に合わせて我慢をしているという事は分かっていたのね。でも母がこの事は内緒ねと言ったから胸の内にしまっておいた。 でも父親の「あいつが外で上手くやれる訳がない」と決め付けた一言で感情が爆発。自分に対しては常に従順だった息子が、仕事では尊敬するけど家庭人としては間違っていると急に意見し始めたのを見て、正は本音ではどう思ったのかな。 そしてどうやら住み込みの仲居として働き出したみたいな薫は、仲間とも打ち解けて楽しそう。あんな偏屈な堅物夫に仕えて家庭を回して来た主婦が、“外で上手くやれない訳がない”、正よ、主婦をナメんな! そして今度は咲ママが居候しにやって来た(笑)次も楽しみ! ※一ノ瀬の策略で山に放置された咲を直ぐに捜し出した紘一は流石だが、一ノ瀬はお咎め無しなの?曖昧なままでちょっと引いた。 演出=坪井敏雄
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【2021春ドラマ】
「生きるとか死ぬとか父親とか」(TX・オフィスアッシュ・製作委員会)脚本=井上紀州 出演=吉田羊、國村隼、田中み…
【2021春ドラマ】
「生きるとか死ぬとか父親とか」2話まで終了。
ラジオの相談コーナー。一人で生きて行くと決めた事務職の女性が自力でローンを組んでマンションを買ったのだが、最近年下の恋人が出来て、賃貸マンションだと思い込んでいる彼に、持ち家だと言うべきかという質問。
そこから、華道の師範で独身を貫き、自力でマンションを買い、終の住処であるケアハウスも自分で用意して入居しているトキコの叔母(亡き母の妹)に、父と一緒に会いに行く話になり、一人では外出の出来ない叔母にお洒落をさせて、近くのスーパーに買い物に連れて行くのをイベント仕立てにして喜ばせるという、素敵な話を挟んでからの直ぐの叔母のお葬式。
最後のお洒落で使った口紅とマニキュアを棺に入れてあげたいトキコ、いや今は規則で入れられないと拒む葬儀社、その対応に本気で怒り無理矢理入れてしまう父と、謝りながら取り出すトキコ。
そしてラジオの相談コーナー。大学に合格し通いやすい祖父の家で暮らす事になった女性。亡くなった叔母の部屋に住むのだが物が大量に残っている。私にとっては着られない服や履けない靴はゴミ。どうすれば祖父に断捨離を承諾して貰えるのか。
亡くなった叔母の記憶も新しいトキコは涙ぐみながら訴える。
「他人から見ればゴミに見えるけど、遺族にとってはゴミじゃないんです」「人間には捨てられない記憶が有るんです」
(続く)
>> 359
(続き)
見事な話の流れに感服。
トキコが叔母(松金よね子)にしてあげた事は、今同じ様な立場にいる人には参考になるのではないかな。物より思い出、お金は掛からないけどお年寄りがワクワク出来るお出掛け。
今回、トキコは叔母の部屋で父と話をしていた赤い服を着た叔母の弟子の滝沢を見て、昔、母の病室で白い花を捨て、母の嫌いな赤い花に活け替えていた赤い服の女を思い出して動揺していたのだが、あれって同一人物なのかしら。
その滝沢を演じていたのが相築あきこなので、ちょい役だけとも思えないのだが。
トキコは叔母から母の話、特にどうして父と結婚しようと思ったのか辺りの事を聞きたかったのだが、認知症が始まっていた叔母には細かい記憶が残っていなかった。
両親が生きていて話せる内に、これまでの事を何でもいいから沢山話をしておいた方がいいですよ、というのもこのドラマのテーマの一つ。記憶の引き継ぎは大事だし、親亡き後の自分自身の支えになるかもしれない。
色々と考えさせてくれる素敵なドラマだ。
演出=山戸結希
- << 378 【2021春ドラマ】 「生きるとか死ぬとか父親とか」3話まで終了。 今回の相談は夫が急にカツラ姿で帰って来て、私はありのままでいて欲しいが、もしずっとコンプレックスだったのなら認めてあげるべき?というもの。 生理的にイヤというその妻にトキコは「ヅラを被っている夫の妻というのがイヤなんじゃない?」この意見には“オーッ!”となった。流石ジェーン・スー、深い。 そこからの、父親が顔のシミを皮膚科で取って貰った話に展開。 トキコは「何でシミ?誰かに言われたの?」と、また女の影響かと勘繰るのだが、その後の親友二人との話で「男の美容って一般論としては理解出来ても、身内がやると動揺するって有ると思う」と言われて同意するトキコ。 そして冒頭の相談者からの返信に話は進み、話し合いをした所、夫はファッションアイテムの一つで軽い気持ちだったのに、妻の酷い反応にショックを受けたと言われたとのこと。 そこでトキコが親友に言われた事をアレンジして「……自分のダンナだと思うとどうしてもね、モヤモヤすると思う…」と話し出す。 何だろう、やっぱり家族だと自分も含めての集合体になるから、その個人だけの話じゃなくて、それで自分が周囲からどう見られるのかの話にもなってしまうって感情なのよね、きっと。まあその程度の段階なら話し合えば事足りるのもまた家族、かな? 演出=菊地健雄
【2021春ドラマ】
「コントが始まる」(NTV)脚本=金子茂樹 出演=菅田将暉、有村架純、中野太賀古川琴音、明日海りお、松田ゆう姫、神木隆之介 他
オリジナル作品。《土曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)
何と評したらいいのだろう。
役者3人のコントというよりは演劇に近いコント(売れない芸人設定だからさして面白くない)で始まり、オチが隠されたまま里穂子(有村)のモノローグ(視点)で、彼らマクベスとの出会いから彼らが自分の生き甲斐になる現在迄が描かれ、マクベスが結成10年目の6月で解散する宣言。その直後に道で春斗(菅田)に声を掛けられた里穂子。今度は春斗のモノローグ(視点)でマクベス結成から現在迄が描かれ、そして春斗は言う。中浜さん(里穂子の事)に会ったのは1年半前、ファミレスでマクベスと店員として出会うよりずっと前だったと。
そしてその日の春斗にとっては摩訶不思議な出来事が、冒頭のコントのアイディアに繋がったのだと。
出会った時、里穂子は会社を辞めた日で公園のベンチでベロンベロン(この演技が嘘の様に上手い有村)だったから、春斗の事は全く覚えていなかった。
円満退社では無さそうで、スナック勤めの妹(つむぎ=古川)共々、過去が少し気になる仕立てだ。
福岡のラーメン屋で春斗が解散を口に出すと「お前ってさあ大事な発言する時、いっつもラーメン食い終わった後なのな」
(続く)
>> 361
(続き)
と潤平(中野)が混ぜ返す。ここからの笑いながらも込み上げて来る感情が抑え切れず、泣き笑いで話す中野の芝居が秀逸。
そしてこの場面がコントのオチとなって見事に回収されている。
最後まで観れば脚本としては綺麗に纏め上げているし、若い上手い役者も揃っていて見応えはある。但し初回に関してはそれ以上のフックになる物は見付からなかった。
極々単純に次も観たいと思わせてくれる何かが。(←中野くんの目を見張る様な演技力は少しフックにはなってるけど)
“稀代の群像劇”という謳い文句なので、これから一人一人を掘り下げてその上で何かが見えて来るという寸法なのかな。
まあ、結果的に見応えのあるドラマだったと思えれば最高なんだけどね。
演出=猪股隆一
- << 380 【2021春ドラマ】 「コントが始まる」2話まで終了。 潤平の視点から語られる過去。潤平が笑わせたかったのはただ一人、彼氏のいる奈津美(芳根京子)を振り向かせたかっただけなのだ。そうしたら春斗が本気になってしまった。 春斗と舜太が隠れているのも知らずに、告白する為に奈津美呼び出す潤平。戸を開ける彼女。「おーッ」と潤平。「無理だから!」と言って去って行く奈津美。このシーン爆笑。 見ていたくせに後から「どうだった?」と聞く春斗。「まだ迷ってる感じで」と嘘をつく潤平。笑いをこらえる二人。 青春だね。 マクベスオタクの里穂子は彼らの昔のインタビューやブログ等も深掘りしていて、その知識から舜太の自殺の可能性を拡大解釈して騒動にしてしまったり、逆に、自分が軽く見られていたと傷付き潤平と対立してしまった春斗をなだめる証拠に使ったりで、役に立った様な立たなかった様な(笑) 相変わらず話は綺麗にまとまって、きちんとオチにも繋がってるんだけど、でも“これだな”って迫って来る物が無い。 もしかして男が観た方が、理屈じゃなくストレートに伝わって来る物が有るのかなあ。 演出=猪股隆一
>> 341
(続き)
夏奈の母・木芽(浅田)はメンタルクリニックの開業医。夏奈を呼んで亮の身辺調査の結果を読み上げる。
佐藤亮28歳、夜間清掃の登録…
【2021春ドラマ】
「私の夫は冷凍庫で眠っている」2話まで終了。
最初、あの解体~料理するシーンは夏奈の夢?妄想?と思ったんだけど、起きて来た亮が変な臭いがすると言ったので、本当に解体したんだと分かる。(←カチカチの冷凍肉はあの鉈包丁で、まして女の腕力では直ぐには割れないし、冷凍ストッカーに入れたまま上から振り下ろす荒っぽさにびっくり(笑))
夏奈は亮が生き返ったゾンビみたいな物だと思ってるのね。
で、殺すだけじゃ足りないからひき肉にして、今居る亮に食べさせてやる!っていう発想が、ゾンビ以上に怖い(ガクブル)
そのひき肉で作ったハンバーグ弁当、亮は食べずに中身をゴミ箱に投げ捨てた。分かってるのよね?
夜はひき肉で作ったソーセージ。亮が箸を刺した瞬間ピンポーンで夏奈の母が来た。
結局、食べたのかどうかは有耶無耶のまま。焦らすねえ(笑)
で、夏奈が寝ているのを確認した亮は、物置を開けようとするが鍵が掛かっていて開かない。ガタガタ揺する音で目を覚ます夏奈。ストッカーの亮の顔は何故か剥き出しのまま。これの意味が分からん(汗)
双子前提として、亮はもう一人を誰かに殺して貰いたい位追い詰められていたのかなあ、それとも取り敢えずグルで財産目当てが、思わぬ反撃に遭ってしまって計算が狂った?うーん分からん、でも面白い!
演出=御法川修
- << 382 【2021春ドラマ】 「私の夫は冷凍庫で眠っている」3話まで終了。 亮を呼び止め事なきを得た夏奈は、翌朝冷凍ケースにカバーを掛けその上に重石としてウサギの置物を置く。入金の件(何の?)の電話が入り、慌てて鍵を掛けずに飛び出した夏奈。 母に会いに行くが、母が男(探偵)と話している時に鍵の件に気付き、慌てて戻ってみると重石のウサギの向きが逆になっていた。亮に見られたのか? 亮は就職先の社長・唐沢(あの不動産屋)を勝手に招き、例の挽き肉(団子状)で作ったと言うシチューを出す。「旨い!」と言ってどんどん食べる唐沢。 これって普通の挽き肉で作ってるよね。 あと亮と唐沢は、夏奈の家狙いのグルなの? 夏奈は孔雀に「亮が二人居るんです」と告白するが直ぐにピンポーン←これ好きだなあ(苦笑) 夏奈にシチューを食べさせようとする亮。 「とうしてそこまでして食べさせたいの?あなた誰?」 「亮は私が殺したのよ」「じゃあ見に行こう、鍵…」 探偵は元警察で、昔の伝で後輩に亮の写真を渡して調べさせていた。「佐藤亮は偽名、久保田奏、前が有ります」 あの探偵って指紋も渡したんだっけ?兄弟とか迄は調べられないのかな。もし今居るのが奏なら、双子だとしたら死んでるのは亮(本名は不明)か。 奏に前が有るなら、やっぱり財産狙いかなあ。 演出=御法川修
>> 343
(続き)
ハルコは自分がケチな事は認めた上で、「大阪人のケチは値切るのが好き、私の様な尾張の人間はお値打ちが好き」とか、はっきり大地真央に…
【2021春ドラマ】
「最高のオバハン中島ハルコ」2話まで終了。
私はどうも勘違いをしていた様で、いづみ(松本まりか)の勤めるグルメ雑誌の会社は東京に有って、たまたまハルコと出会ったのがシャバーニ(イケメンゴリラ)の居る、名古屋の東山動植物園だったという事らしい。
ハルコが名古屋の出で地元の有名人という事で、クリニックのシーン以外はずっと名古屋に来ている時の事を描いているのだと思っていたのだが、2話目を観ていてそうではないらしいと気付いた。
なのでハルコに仕えている助さん格さんみたいなイケメン達が居た事務所みたいな部屋も、おそらく東京のクリニックの一部なのだろう。
初回を観た時に何で勘違いをしてしまったんだろう?
今回は名古屋のひつまぶし屋と老舗ういろう屋の抱えている問題を、一気に解決する秘策をハルコが繰り出すという展開。
まあ跡取り同士をくっ付けるのだろうというのは読めたが、理系の息子の知識と“絶対味覚”をフル活用して、コラボ新商品「ひつまぶしの虹色あんかけ」を開発するという展開には笑ってしまった。
但しあれは映えないよ。流石に組み合わせとして気持ち悪い(笑)
という事で、この先も観るかもとは思っているが、毎度レビューを書く程の中身でも無いので、ここに取り上げるのは今回迄にしようと思う。
演出=大谷健太郎
- << 467 【2021春ドラマ】 「最高のオバハン中島ハルコ」全8話終了。 私からするとコメディーとしては物足りないし、ハルコが喝破する迄の展開も緩くて、ただただラストのハルコの喝破だけが楽しみみたいなドラマだったが、何とか最後迄見届けた。 私の記憶違いかもしれないが、このドラマ途中から「愛知」とか「東京」とか、現在地をデカデカと表示する様になったのでは?もしそうなら私みたいに居場所の迷子になった視聴者が一杯居たのかななんて(笑) ラストの、実はハルコ自身が三日月教授と不倫をしていて、これ迄の「愛人の分際で!」等々の喝破は、実は自分自身への喝破でも有ったのだといづみが喝破するオチは、意外性が有って面白かった。 そして何と第一章の終わりって言ってる! シーズン2不可避なのか(笑) 次はもう観ないかなあ。 演出=大谷健太郎
>> 345
(続き)
番組紹介には縦軸に関して『最終回まで伏線だらけ…』と有るので、今回も何かが仕込まれていた筈なのだが、さっぱり分からなかった(本当…
【2021春ドラマ】
「ネメシス」2話まで終了。
今回は行方不明の兄(樹=窪塚愛流=雰囲気が有るね)を捜してという妹の依頼を受けて捜し出したら、彼は詐偽集団の受け子をした挙げ句、仲間を殺した犯人に仕立て上げられていたのをネメシスが解決するという話で、初回同様トリックはあっさり目だった。
樹がラップにハマって出入りしていたライブハウスのオーナーが詐偽の黒幕&殺人の真犯人という事で、このライブハウスや兄妹が暮らす養護施設で、アンナや樹、風真が繰り出す即興ラップに結構な時間を割くという謎演出(笑)
スピード狂の黄衣子(大島優子)がネメシスから(暴走する)アッシーに使われたり、今のところカッコつけてるだけみたいな刑事タカ&ユージのタカが、犯人が金庫の鍵を開けないからって、いきなり何発も発砲して金庫を壊したり、そうか、そういう法律を無視したエンタメ性を楽しめばいいのかと目から鱗(笑)
そして栗田の追う“アンナの父(始)失踪の件”は、シリアスなミステリーとして描いて行くという、一つのドラマで二度美味しいみたいなのを目指しているのかしら。
19年前の4月、始が運転した車が事故り、車外で血だらけだった女性が美馬芽衣子で、身重みたいだったし誕生日が同じ日だから、アンナの実母なのかも。←(録画を止めて確認しないと分からない様な作り込み)
まあ、初回よりは良くなってるかな。
演出=入江悠
- << 386 【2021春ドラマ】 「ネメシス」3話まで終了。 風真が具合の悪い振りをして早退し、黄以子の車で出掛けるのを尾行する栗田とアンナ。まず30年も探偵をやっていた栗田はあんなバレバレの尾行はしないし、依頼が無くてネメシスは暇なんだから、風真は嘘をつく必要も無かった。これは何とか黄以子を絡ませる為の設定でしょ?無駄でしかない。 栗田が今回は爆弾事件で危ないからとアンナだけ帰らせるけど、これも四葉朋美(橋本環奈)と出会わせる為の不自然な設定。大体お客を帰らせていないのにアンナにだけ危険だからって(笑) ゲスト(なのか後出しレギュラー扱いなのか知らん)が次の回にはネメシスのサポートメンバーみたいに出て来るのはいいけど、今回で言えば星(上田竜也)みたいに 話の流れで必要だからという自然な出し方をして欲しい。 サポートメンバーは毎回全員出て来るのだろうか?今でさえポンコツ風真の必要性に疑問符が付いているのに、サポートメンバーが増えるとますます影が薄くなってしまうのではないか? それとも今はおちゃらけ担当で、始の事件解明の段になったら底力を発揮する設定なのか? それまで観続けていられるか、ちょっと迷い始めているのだが…。 演出=入江悠
>> 324
【2021春ドラマ】
取り敢えず初回は視聴予定のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演
「イチケイのカラス」竹野内豊
「きれいのく…
【2021春ドラマ】
視聴中のドラマの初期評価1️⃣(曜日順)
※放送回数が1話~3話とバラ付き有り
※☆5がハマってる、☆4が面白い、☆3がまあまあ、☆2がイマイチ、☆1が離脱するかも
※☆の後ろに↗️を付けた物は今後もっと面白くなるかも、期待出来そう
「イチケイのカラス」☆☆☆☆☆
「きれいのくに」☆☆☆↗️
「珈琲いかがでしょう」☆☆☆☆
「大豆田とわ子と三人の元夫」☆☆☆
★「ガールガンレディ」☆
「恋はDeepに」☆
★「理想のオトコ」☆☆
★「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」☆☆☆
「桜の塔」☆☆☆☆☆
「レンアイ漫画家」☆☆☆
「リコカツ」☆☆☆↗️
★「生きるとか死ぬとか父親とか」☆☆☆☆☆
「コントが始まる」☆☆☆↗️
「私の夫は冷凍庫で眠っている」☆☆☆☆
「最高のオバハン中島ハルコ」☆☆
「ネメシス」☆☆☆
★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
※まだ放送されていない作品については2️⃣で評価予定
- << 411 【2021春ドラマ】 視聴中のドラマの初期評価2️⃣(曜日順) ※放送回数が1話~3話とバラ付き有り ※☆5がハマってる、☆4が面白い、☆3がまあまあ、☆2がイマイチ、☆1が離脱するかも ※☆の後ろに↗️を付けた物は今後もっと面白くなるかも、期待出来そう 「着飾る恋には理由があって」☆☆☆ 「半径5メートル」☆☆☆☆ 「あのときキスしておけば」☆☆☆ 「今ここにある危機とぼくの好感度について」☆☆☆ 「泣くな研修医」☆☆ 「コタローは1人暮らし」☆☆☆ 「ドラゴン桜2」☆☆☆
>> 346
【2021春ドラマ】
「イチケイのカラス」2話まで終了。(2話は15分拡大)
一歳半の幼児の急性硬膜下血腫は、母親・深瀬遥子(前…
【2021春ドラマ】
「イチケイのカラス」3話まで終了。
今回は駒沢が以前、情状酌量をして減刑判決を出した藤代(岡田義徳)が再び罪を犯してイチケイが担当する事になり、駒沢が自分の判断は間違っていたのか?それとも藤代は何かを隠しているのか?気持ちが揺れ動く中で、徹底調査を部下に命じる。
事件の予想(あの碧って子は藤代の実子で、義父の野上はDV野郎なんだろうな、それ絡み(性的暴行の方を予想してた)で野上を殺した犯人(母親か碧のどっちかだけど、まあ娘の方だろうと)の身代わりに藤代はなっているんだろうなって事)は、早い段階で付いていたので、後はどうやって真実を見付けて藤代を落とすのかが見所だったんだけど、今回は警察の不検討(藤代の自白の裏取りをしていない)が問題に。
駒沢が不検討じゃない、見当たらないと書いて不見当です!と抗議していたが。
初回のレビューで『まあ裁判官が事件の結論を覆すという事は、警察や検察の捜査が杜撰で弁護士もおざなりという前提が有って初めて成立する話』と書いたのだが、今回はそれの最たる物。
シリアスな話に終始するとこの点がネックになり、ドラマの評価が割れてしまう要因になるのだろうね。
次回は坂間がメイン。どんな話にするのか楽しみ。
演出=星野和成
- << 387 【2021春ドラマ】 「イチケイのカラス」4話まで終了。 「みちおを見守る会」のメンバーが“ベルトコンベヤー裁判官”と揶揄した坂間の、次々に裁いて行く法廷シーンが面白かった。永野芽郁は「発言が不明瞭」と言われると舌打ちを連発するし、遠藤憲一は静岡刑務所にしてくれませんか、あそこ飯が最高なんですよとニコニコしながら言うと「却下します」、広瀬アリスは実刑を下されると「あんた夜道には気を付けた方がいいよ」と凄むし(笑) 最初何で永野芽郁?と思ったら、次にエンケンさんが出て来たので、ああこれは何かの番宣なんだなと気付いたのだが、こんなドラマの一部としてしっかりと機能した番宣コラボって初めて観た気がする。 今回は少年犯罪の合議制裁判の裁判長を坂間が担当し、意図が有って捜査段階から完黙している被告少年の心をどう開かせ、真実を明らかにして判決を下すのかという話。 みちおだけでなく、駒沢や検察官まで「必要なんじゃないですか?」と坂間を追い込み、聞き取れない様な小声でスタートし最後ははっきりと「職権を発動します」と言わせるシーンも面白かった。 “見守る会”の『吉報 ベルトコンベヤー裁判官がついに入間った!』もナイス(笑) 最後はしっかりと少年の目を見て、自分の心からの言葉で諭す坂間。 このドラマは笑いと真面目のバランスが丁度いい。 演出=田中亮
>> 347
【2021春ドラマ】
「きれいのくに」(NHK)脚本=加藤拓也 出演=吉田羊、蓮佛美沙子、平原テツ、橋本淳、稲垣吾郎、村川絵梨、徳永え…
【2021春ドラマ】
「きれいのくに」2話まで終了。
吉田羊から蓮佛美沙子に10歳も若返っているのに、宏之(平原テツ)に鏡を見る様に言われても「何も変わって無いけど」と言う恵理。「何で本人が分かんないんだろ」と宏之の心の声。
恵理だけでなく美容師の太田(徳永えり)や、恵理の妹の由香里(村川絵梨)も全く変だとは感じていず、視聴者と同じ感覚なのは宏之だけという不思議な世界観。
それだけでなく、20代で健司(須賀健太)の子を妊娠し彼の希望で中絶した苦い過去の自分(小野花梨)を恵理が思い出すシーンが挟まれた翌朝、飼い始めた子犬の世話をする恵理が振り返ると小野花梨に変化していた。
「恵理か?恵理なんだな?お前はもう俺の知らない恵理だ」そりゃそうだ。
うーん、まだ何だかよく分からん。
今回、演出家が変わったのだが、今時民放すら避けている男が体を揺らす(オブラートに包んでます)ベッドシーンとか、自慰の後のティッシュとか、リアルな演出が続きちょっと驚いた。(演じた蓮佛さんは流石)
流石と言えば吉田羊から変わった直後の蓮佛さんの台詞の声が、吉田さんのトーンにかなり寄せていてびっくりした。最初アフレコなのかなと思った位似てたんだけど、でもどう見ても本人が喋っている様に見えるんだよなあ。
演出=鹿島悠
※「透明なゆりかご」の問題作、第9話「透明な子」を担当した若手女性ディレクター
- << 388 【2021春ドラマ】 「きれいのくに」3話まで終了。 見た目が若くなったと言っているのに何でキスしようとしたら避けたの?と、宏之を責め続ける恵理。「若く見えるのが嫌とかじゃなくておかしいって事でしょ?」と応戦するが分かって貰えず、宏之は病院に行く。どこもおかしくはないと言われたので、帰宅し取り敢えず別に住もうと恵理に言うと、手当たり次第に周りの物を投げ付けて来る始末。 ゴーグルを付けた高校生が頭を左右に振って、投げ付けられた物をよけている。担任の稲垣吾郎が言う。「啓発映画どうだったかな。今年のテーマは見た目…」 えーっ、なんとなんと2話まで観て来た恵理と健司と宏之の物語は、10年前に整形が禁止された世界に住む高校生に見せる啓発映画だったというびっくり設定。 分からないなりにあの不思議な世界観に浸って観ていたので、急に梯子を外された様な感じでショックが大きい。 皆が見た目を気にして整形に励み、産む子供は遺伝子操作で好きな顔に出来る世界では、男は稲垣吾郎、女は加藤ローサの顔ばかりが選ばれ、国民の6割に達した為に色々と不都合(指名手配写真が皆同じとか(笑))が生じた為に法律で整形を禁じたとか、ここからの展開がどうなるのか、また女子高生が「啓発映画に出ていた人(吉田羊の事)を見た」とメールをしていたので、吉田羊の再登板は有るのか等、興味は有るので離脱はしない。 演出=西村武五郎
>> 351
(続き)
「その人、あんたみたいなのに追われる様には見えなかったけど、一体何をしたの?」蛇の様な目付きの磯村勇斗のドアップからの「人殺し」…
【2021春ドラマ】
「珈琲いかがでしょう」3話まで終了。(3話は5分拡大)
家では筋肉体操を欠かさずに体型を保ち、ヨン様に似てるとか言われて自分はイケてると思い込んでいた飯田(戸次重幸)。
髪は薄くなり体型にも気を遣わない同僚の森(小手伸也)を、ずっと鈍くさいと小バカにしていたが、自分より先に出世コースに乗ってしまい、外見ばかりで中身の伴っていない自分を思い知らされて自信を無くし、香水も止めてしまうが、実は加齢臭フェチの20歳下の妻は大喜びという、捨てる神あれば拾う神あり話。
でも仕事もかなり森がフォローしていたから、彼が転勤したら仕事が回らなくなるのかもね。
そして滝藤賢一がスナックあけみのママに扮する話。鼻が高くて独特な目、そして細身だから、化粧をしてウィッグを付けてドレスを着ると凄く綺麗で違和感が無かった。本物のおネエのママに見えた(笑)
高校の同級生(遠藤=丸山智己)が久し振りと近付いて来て、いかがわしい美容サプリを押し付けられてサインを強要されるが、ソファーで寝ていた青山が助けに入り、彼の目を見た遠藤は直ぐに逃げ出す。
あけみは以前にもこの子に助けられたと思い出す。その時の青山は金髪で半グレ風、手袋はしていなかった。
あの手袋って、薬指と小指だけ隠してるのよね。小指の上が無いのかしら?
今回はバイプレイヤーが豪華で堪能した。
演出=荻上直子
- << 389 【2021春ドラマ】 「珈琲いかがでしょう」4話まで終了。 『ガソリン珈琲』 パンクしたキッチンカーを“ヤバい頃の知り合い”で更正してガソスタを経営するゴンザ(一ノ瀬ワタル)の所へ持ち込んだ青山。そこでいつも給油している無愛想な運転手・菊川(野間口徹)にコーヒーの試飲を勧め、病気の妻(マリ=松本若菜)が退院する迄コーヒー断ちをしていたが、もう退院したので…という話を聞き、ブルマンの豆をプレゼントするが…妻は既に亡くなっていて、菊川は思い出の中で妻と会話をする生活を続けていたが、断っていたコーヒーを飲む事が現実を受け入れる事に繋がるという話。冴えない男を愛してくれた飛び切り美人の妻、配役が狡いわ。 『ファッション珈琲』 高名なバリスタ・タモエ(光浦靖子)が自分のカフェで開くコーヒーのワークショップ。インスタ映えを気にし“コーヒーを習っている私”が重要なお洒落主婦みたいな生徒達に失望しているタモエは、高級豆との飲み比べを仕掛け“バカ舌”を思い知らせるという荒療治をする。青山のコーヒーが忘れられず片道3時間を掛けて通っている垣根(夏帆)だけは正解して、タモエの心は和らぐ。 高級豆を届けに来た青山がバックヤードに居たと知った垣根は慌てて追い掛け、キッチンカーに声を掛けると反対側にはぺい(磯村勇斗)が居て。 実はぺいに脅されたゴンザが、車に盗聴器とGPSを仕込んでいたのだ。 (続く)
>> 349
(続き)
最初の夫・八作(松田)だけは口数が少なくテンション低めで安定しているので、彼とのシーンだけは観ていて落ち着く。
二番目の鹿…
【2021春ドラマ】
「大豆田とわ子と三人の元夫」2話まで終了。
圧倒的な分量だった伊藤沙莉のナレーションがグッと減り、屁理屈も正論もごちゃ混ぜの“速射砲慎森”の喋りが中盤辺りから減り、どうして二人は離婚したのか、何故慎森は未だにとわ子に執着しているのかが少し見えて来た事で、初回よりは見易くなった様に思う。
ただ何を楽しめばいいのかが未だに見えて来ない。自分にとってのフックが見付からないのよねえ。
坂元作品を受け付けない訳ではない。寧ろ好きな作品の方が多い。世間的には大爆死した広瀬すず主演の「anone」は、田中裕子が演じた亜乃音さんがフックとなってハマったし、「カルテット」も中盤からはドハマりしたし、「Mother」も「それでも、生きてゆく」も忘れられない傑作だ。
途中で視聴離脱したのは「最高の離婚」位だったと思う。離脱した位だからどんな内容だったか殆ど覚えていないけど(笑)
で、このドラマ、少しだけど見易くなったのでもう少し様子見してみる。でもレビューは書かないかな。
※最後に訂正。前回のレビューでとわ子が母親の死で社長を引き継いだと書いたのは事実誤認で、オーナー社長の指名で引き継いだというのが正しい。何で勘違いしたのかももう分からないや。
演出=中江和仁
【2021春ドラマ】
「着飾る恋には理由があって」(TBS・TBSスパークル)脚本=金子ありさ 出演=川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン、飯尾和樹、山下美月、赤ペン瀧川、工藤夕貴、向井理、夏川結衣 他
オリジナル作品。《火曜ドラマ・57分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
そこまで興味の湧かない題材(インフルエンサー、ルームシェア、ミニマリスト等)で、中々フックも見付からず睡魔も襲って来ていたので、はっきり言って後半は「もういいかな」と半分思いながら観ていたのだが、エンドクレジットが流れる中、本編が終わり次回予告が短く流れたと思ったら、急に冒頭の駿(横浜)がくるみ(川口)を自分の車に拾う前段階のエピソード(くるみがタクシーを拾っても、後から来た子連れママやお年寄りに順番を譲り、中々乗る事が出来ないのを偶然近くで見ていた駿)が挟み込まれて本当に本編が終わるという、最後の最後に施された演出がフックとなり、「あっ、次も観てみよう」と思った次第。
くるみの設定が田舎の出身で、オンラインショップで伸びて来たインテリアメーカーの広報課員として、SNSでの情報発信を仕事として頑張ってインフルエンサーにまでなったという、自然にこなしているのではなく、かなり無理して背伸びして頑張っている感が出ていて、でも中身は他者への思いやりが身に付いていて自然に表に出せる女性。
(続く)
>> 371
(続き)
それを敏感に感じ取って助け船を出した駿も、きっとそっち系の人種なんだろうな。
くるみが密かに片思いをしている創業社長(葉山=向井理)が初回で早々と失脚(まあ何か意見の相違が有って自分が孤立したのを知った葉山が、役員会で辞任)してしまうし(この後も出番は有るみたいだが)、初回は大人の女性として格好良く機能していた香子(夏川)も、留学とやらで居なくなる予定みたいなので、それはかなり残念だなあ。
この火曜ドラマ枠の平均視聴率10傑に、「恋つづ」「恋あた」「ボス恋」が入っている事で、制作側は完全にこのラインの視聴者層狙いにシフトしたみたいで(高齢者層を捨てても先の長い購買力を期待出来る(つまりスポンサーも呼び込める)若年層をターゲットにする局の方針に合致、この3作品については初主演等でギャラも安いのに視聴率のリターンが大きい)、今回もその層狙いなのは明らか。
初回で駿は“ミニマリストを気取っている鼻持ちならない男では無さそう”と提示してくれた事で、若くない私でも興味を持てそうと思わせてくれた塚原あゆ子は流石だと思う。
なのでもう少し様子見をしてみる。
演出=塚原あゆ子
- << 391 【2021春ドラマ】 「着飾る恋には理由があって」2話まで終了。 社長交代で方針が変わるかもしれないから、取り敢えずSNSは公式も個人も止めておこうと課長から指示された真柴。 更新時間のアラームは鳴り、フォロワーからの“どうしたの?”コメントはひっきりなしで、気になってスマホを手放す事は出来ない真柴に、駿はつい「SNSゾンビ」と言ってしまい、「貴方には言われたくない、寒いからってお店休んじゃう様な人に」と、マジで言い返されてしまう。 陽人が言い出しっぺのお花見兼香子の送別会には仕事の緊急事態で出られず、新社長から「君個人のアカウントは止めてもいいよ、もう葉山は居ないんだから」と言われた事を引き摺っていた真柴は駿に愚痴を溢すが、駿から“経営センスは無くて店を潰した”が全部を捨てたら自分が見えた、だからマメシバも無理するな、好きにすればいいよと言われた事で、そうか私はインスタを好きでやっていたんだと気付く。 無理していたんじゃないならそれでいいんだけど、そうなると初回の更新地獄みたいな演出は何なの?追われていたけど失って初めて気付く真実という振りだけの為に、あんなに時間を割いたの?ちょっとバランス悪くない? 今回良かったのは陽人と羽瀬というルームメイトの仕事や人間性の一端を見せた事。初回は殆ど放置ったので、ある程度見せてくれると安心する。 (続く)
>> 353
(続き)
で、倫太郎は開発予定の海で一人でダイビングをしていて事故に遭い、海中で失神。
同じタイミングで海岸に来ていた海音は、足下に来た…
【2021春ドラマ】
「恋はDeepに」2話まで終了。
初回を観た時には私はそこまでは思わなかったのたが、どうも敏感な視聴者の間では、海音は本当は人魚(もしくは魚)で、この星が浜海岸開発計画を阻止する為に期間限定で人間の姿になっているらしい、という意見が大勢を占めているらしい。
そういう目で見ると今回は結構露骨なヒントらしき物が提示されていた。
・9ヵ月前、鴨居が海岸で倒れていた海音を発見、助けた。
・鴨居「人間的な駆け引きが一番苦手なんじゃない?体、大切にな」海音「やれるだけやってみます」
・海音「釣り針は喉に引っ掛かると苦しい」
・停電でエレベーターが高層階で停止し、「高い、高い」と異常に怖がる海音。励ます倫太郎に「深い所は平気なんですけど」
でも作りというか流れは相変わらずテンポが悪く、蓮田トラストが提携したい一流ホテルのCEOデイヴィッド役の小手伸也の、英語圏の外国人が話すイントネーションを真似していると思われる日本語が不快で、初回と同様演出が滑りまくっている。
次への興味が海音は本当は人魚?魚?だけなんて、ドラマとして寂し過ぎる。
なので今回で視聴離脱する事にした。
演出=鈴木勇馬
※ここで書くのもあれだが、「ガールガンレデイ」も3話迄は観たが、流石に飽きたので視聴離脱する。
>> 336
【2021春ドラマ】
「理想のオトコ」(TX・The icon・製作委員会)脚本=小松江里子 出演=蓮仏美沙子、藤井美菜、瀬戸利樹、味…
【2021春ドラマ】
【ここまでの短評】
「理想のオトコ」3話まで終了。
初回のレビューで『役者は揃っているのでもう少し観てみるけど、レビューは書かないかな、多分』と書いたのだが、ミツヤスのアシスタント・最賀(平井亜門)のキャラ(アシスタントの領域を越えて、締め切り厳守と尻を叩き私服のコーディネートまでと、まるでマネージャーの様でミツヤスも頼り切っている)が独特で面白いし、ミツヤス自身も燈子と寝て居酒屋デートも楽しんで誠実そうに見えるのに、最賀に二人の関係を問い詰められると「付き合っていません」と言ってしまう謎キャラ(笑)
で、少し面白くなって来たので初期評価の☆☆から☆☆↗️に若干変更。
演出=北川瞳
「ラブコメの掟…」3話まで終了。
こちらはやっと真宮の恋する相手は九条だと全面に押し出して来たけど、ここまでがちょっと長くて間延びしちゃった印象。
真宮がPonteVecchioのピアスを「工藤さんに貰って欲しいんです」と渡し、戸惑いながらも持ち帰った工藤が、鏡の前で耳に当ててみてうっとりするも「バカバカバカこういうのは本命の彼女に取っておけって言ってやんなきゃ」って、全く真宮の思いに気付いていないのが可愛い(笑)
※真宮はあの日、恋する工藤の干物部屋を見てどう思ったのか、そこは明らかにして欲しいかな。
演出=河原遥
- << 393 【2021春ドラマ】 【ここまでの短評】 「理想のオトコ」4話まで終了。 傷心の燈子にグイグイ来る圭吾。声の調子だけで燈子の心理状態を察してしまう圭吾は、燈子自身も相手の内面を知っているので安心だが新鮮味はない。 何を考えているのか分からないミツヤスは、不安にさせるがドキドキするし魅力がある。 はっきりさせたい圭吾はミツヤスを燈子の美容室に呼ぶ。ミツヤスは謝った上で燈子に交際を申し込み、圭吾もミツヤスに実は俺も燈子に告白をしていると伝える。困惑する燈子。するとミツヤスは「今の無かった事に…」と言って帰ってしまう。唖然とする燈子。 変わった男に振り回されるのも嫌だけど、圭吾みたいに直ぐに心を読まれてしまうのもちょっと怖いな。 演出=北川瞳 「ラブコメの掟…」4話まで終了。 親会社が変わりラブストーリーを押し込もうとする専務(立花=堀田茜)がやって来る。間宮がアシストしてくれたお陰で、自分の企画を通せた九条。 すると立花が間宮に「亮、ちょっといい?」と呼び捨て。気になる九条は追い掛けて立ち聞き。 「まだ怒ってんの?貴方より賢治(亮の兄)を選んだ事を」「またその笑顔、相変わらずイラッとする」無駄な摩擦を避ける為の間宮の笑顔が、二人の仲を駄目にしたらしい。 その後間宮は九条に出会い好きになったのね。正面突破は難しそうだから捻ったアプローチにしたのかしら。 演出=河原遥
>> 355
【2021春ドラマ】
「桜の塔」(EX)脚本=武藤将吾 出演=玉木宏、広末涼子、岡田健史、森崎ウイン、渡辺大知、馬場徹、仲里依紗、橋本…
【2021春ドラマ】
「桜の塔」2話まで終了。
なるほど、上條はライバルに直接仕掛けて蹴落とすのではなく、どんな汚い手(世間の耳目を集める事件を裏から手を回して自らお膳立てする)を使ってでも手柄を立てて、上が昇進させざるを得ない状況に持って行くという手法を取るのね。
回りくどいけどその過程を謎解きの様に見せる事でドラマを成立させるというのは面白いとは思うのだが、これが続くと飽きるかもしれない。
卓越したプロファイリングを武器としてのしあがって行くのはいいのだが、彼を押さえ付ける立場の権堂や吉永が有能には描かれていないので、“乗り越えるべき壁”が低そうに見えちゃうのはマイナス効果かと…。
そこで一応上條のストッパー役として、幼馴染みで上條の父親から“正義”を教わり引き継いだ水樹を浮上させた。早くも上條の“裏の顔”に気付き(かなり有能)、情に訴えてでも止めさせようとするが、最後はその情が先に来て詰めが甘くなってしまうという設定は悪くなかった。
2話の内容だと上條自身は亡くなる前の父親の「俺は警察に殺される」という言葉を聞いているだけで、それ以上の事は分かっていない様な感じだったので、これにはちょっと違和感が…。えっ、何も知らないのにそんな危ない橋を渡ってるの?みたいな。
まあ水樹の使い方にこのドラマの成否は掛かって来るんだろうね。
演出=田村直己
- << 394 【2021春ドラマ】 「桜の塔」3話まで終了。 初回に比べて第2話は、あれ?って感じの出来だったので、どうなるのかなと案じていたのだが、今回は出世争いの内部抗争に軸足が置かれ、いよいよ直接的な騙し合い、足の引っ張り合いが始まった。 吉永(光石研)も狡猾さを見せたけど、千堂(椎名桔平)の方が一枚上手だったな。食えない奴だ。娘を溺愛している様に見せているけど、いざとなったら娘さえ切り捨てる位の非常さと覚悟も持っている様な気がする。上條にとって最大の壁になるのは千堂だろうしね。 上條の同期として出世争いに敗れた馳(渡辺大知)は、吉永から汚れ仕事をやらされる事に耐え切れず自殺する迄に追い込まれてしまう。それでも上條が電話中に異変に気付き、もう一人の同期の新海(馬場徹)に見に行く様に頼んだお陰で一命は取り止めた様だ。玉木宏の同期としては二人は若いし、役者としての格にも大きな差が有って収まりの悪さみたいなのは感じていたが、渡辺としては挫折には弱かった東大派の馳の最期を、ナイーブに上手く演じていて良かったと思う。 上條の仲間だと思ってた警察OBの情報屋(橋本じゅん)かクラブのママ(高岡早紀)、どちらかが警察内部の誰かと繋がっている様なのだが。(橋本じゅんと椎名桔平とか?) 演出=片山修
>> 356
【2021春ドラマ】
「レンアイ漫画家」2話まで終了。
本気になりかけていたのに「早瀬と別れろ」の無茶振り指令、抵抗していたあい…
【2021春ドラマ】
「レンアイ漫画家」3話まで終了。
流石に工夫の無い展開に飽きて来た。
それでも清一郎がぎこちないながらも優しさを見せ、レンの世話をするという名目で、次の住まいが見付かる迄の間、空き部屋を使ってもいいとさえ言い出し少し進展したのは良かったけど、今度は二階堂をターゲットにしろと、まだ続けるのかこのパターン…って少々げんなりしてる。
(それだったら竜星涼を復活させてよ←ただ見たいだけ(笑))
清一郎がどうしてあんな風になったのか、それには昔の弟(と、あいこ)が絡んでいるのか?辺りは、早く明らかにした方がテンポも良くなり次の展開が楽しみになるんじゃないかなと思うのだが。
吉岡里帆の良さは十分生かせていると思うが、清一郎が今の感じのままだと鈴木亮平の良さが生きないので、早めの対処が必要だと思う。
演出=石川淳一
- << 395 【2021春ドラマ】 「レンアイ漫画家」4話まで終了。 居候生活が始まるが、あいこが視界に入ると気が散るので、時間帯別に交替で家の中をウロウロしていいルールを作る清一郎(笑)シャワーの後、上半身裸で歩く清一郎にドッキリするあいこというシーンが有り、まあ見事に腹筋が割れていて胸板も厚く眼福を得たのだが、引き籠りで運動とは無縁そうな清一郎の裸としては、ちと説得力が無い様な…。←鈴木亮平としてはカッコいいんだけど。 二階堂が疑似恋愛を断り、今度は格差恋愛の指令が出たのでマッチングアプリで相手を見付け、リムジンでやって来て高級イタリアンを食べてという初めての経験に舞い上がるあいこ←リムジン(笑)見るからに怪しい、何故疑わない? レンの誕生日だと気付き、行きたい所は?と聞くと水族館と言うので連れて行くあいこ。レンが誘った時は行かないと言ったのに、俺が行きたいだけだと付かず離れずでくっついて来る清一郎、ホント面倒臭い(笑) それでも偶然会ったリムジン男にあいこが難癖を付けられて、言い返したら殴られそう!って時に、助けに来てくれた清一郎。男に無能呼ばわりされたあいこを「俺の役には立っている!」と庇ってくれるし、やっぱりいい奴じゃん。 で、苅部家と言うか、あいこを見ている感じのスーツ男って、ひょっとして待望の竜星涼?清一郎が嫉妬するとかの展開、あるかな? 演出=石川淳一
>> 358
(続く)
今まで通りのナチュラルな演技をしている北川景子に対して、骨の髄まで自衛隊員の紘一を演じる永山瑛太は、我々のイメージする規則規律に…
【2021春ドラマ】
「リコカツ」2話まで終了。
永山瑛大の作った発声が気にならなくなり、その分楽しめる様になった。
父親(正=酒向芳)からの電話で実家に駆け付けた紘一と咲。母親(薫=宮崎美子)が本当に出て行き、家事が一切出来ない正は咲の事を薫の如くこき使う。(料理の注文が細かくて呆れた咲が「Uber Eatsにします!」って言ったのには爆笑)
この正の咲に対する態度を見て、紘一が何かを感じてくれたらいいなと思っていたら、紘一は子供の頃から母親が父に合わせて我慢をしているという事は分かっていたのね。でも母がこの事は内緒ねと言ったから胸の内にしまっておいた。
でも父親の「あいつが外で上手くやれる訳がない」と決め付けた一言で感情が爆発。自分に対しては常に従順だった息子が、仕事では尊敬するけど家庭人としては間違っていると急に意見し始めたのを見て、正は本音ではどう思ったのかな。
そしてどうやら住み込みの仲居として働き出したみたいな薫は、仲間とも打ち解けて楽しそう。あんな偏屈な堅物夫に仕えて家庭を回して来た主婦が、“外で上手くやれない訳がない”、正よ、主婦をナメんな!
そして今度は咲ママが居候しにやって来た(笑)次も楽しみ!
※一ノ瀬の策略で山に放置された咲を直ぐに捜し出した紘一は流石だが、一ノ瀬はお咎め無しなの?曖昧なままでちょっと引いた。
演出=坪井敏雄
- << 396 【2021春ドラマ】 「リコカツ」3話まで終了。 紘一が「母さんを迎えに行って下さい」と言った時の父親の返事が「行かない、男の沽券に関わる」懐かしい響き、今の若い人には無縁の言葉だよなあ。 紘一は母親の説得をするが、お父さんを嫌いになった訳ではない、でも一人で生きて行くって決めたから。ここでは薫さんって呼ばれるのが新鮮で嬉しい。←要するに付属物の人生は終わらせたいって事よね。 最初は生き生きと働く母親を見て呆然としていた紘一も、話をする内に何となく理解したみたいで。 父親に「母さんは戻りません。自分は認めてあげたい」と言うと、お前の話し方が悪いとか責め立てる父。ここで義父に意見をして紘一を庇う咲がカッコ良かった! 外に出て紘一が感謝すると「黙っていられなくて、つい」「だって私、まだ貴方の妻だから」出た、逆パターン。 首締め気味(笑)のバックハグからの、咲が反転して抱き締める紘一。 いい感じになって帰宅すると、そこには恐らく咲ママが弁護士として呼んだ青山が立っていて。咲が青山に「えっ?」青山が咲に「えっ?」紘一が青山に「えっ?」青山がやっと気付いて「えーっ!?」この4連発には爆笑した。 ※離婚届けに触ると現実の物になりそうだからそのままにしている紘一の父。沽券と動揺の間で揺れているのね、きっと。 演出=鈴木早苗
>> 360
(続き)
見事な話の流れに感服。
トキコが叔母(松金よね子)にしてあげた事は、今同じ様な立場にいる人には参考になるのではないかな。物…
【2021春ドラマ】
「生きるとか死ぬとか父親とか」3話まで終了。
今回の相談は夫が急にカツラ姿で帰って来て、私はありのままでいて欲しいが、もしずっとコンプレックスだったのなら認めてあげるべき?というもの。
生理的にイヤというその妻にトキコは「ヅラを被っている夫の妻というのがイヤなんじゃない?」この意見には“オーッ!”となった。流石ジェーン・スー、深い。
そこからの、父親が顔のシミを皮膚科で取って貰った話に展開。
トキコは「何でシミ?誰かに言われたの?」と、また女の影響かと勘繰るのだが、その後の親友二人との話で「男の美容って一般論としては理解出来ても、身内がやると動揺するって有ると思う」と言われて同意するトキコ。
そして冒頭の相談者からの返信に話は進み、話し合いをした所、夫はファッションアイテムの一つで軽い気持ちだったのに、妻の酷い反応にショックを受けたと言われたとのこと。
そこでトキコが親友に言われた事をアレンジして「……自分のダンナだと思うとどうしてもね、モヤモヤすると思う…」と話し出す。
何だろう、やっぱり家族だと自分も含めての集合体になるから、その個人だけの話じゃなくて、それで自分が周囲からどう見られるのかの話にもなってしまうって感情なのよね、きっと。まあその程度の段階なら話し合えば事足りるのもまた家族、かな?
演出=菊地健雄
- << 400 【2021春ドラマ】 「生きるとか死ぬとか父親とか」4話まで終了。 東京生まれの東京育ち、21歳女子大生からの投稿。再開発で街が変わってしまう喪失感とどう向き合っていますか? トキコ「東京でよく見掛けるのは相続税を払う為に土地を売って更地になって、一軒家だった所に二軒も三軒も新しい家が建つ窮屈な感じ…」←もうこれ良く分かる、本当によく見掛ける、こういうケース。 東京は元々外様が入り変化してきた街で先住民は無力、その恩恵も受けて来た訳だし変化を楽しむしかない等々話していたトキコだが…。 後日、トキコの書いた原稿が掲載されている無料のタウン誌「銀座百点」を貰いに行こうと父と二人で銀ブラ。何軒か寄って探すが置いてない。父が昔通った紳士服の店に行こうと言うが、店が無い。聞くと移転したと言う。やっと店を見付け、そこには確かに銀座百点が置いてあった。 この時の昔の常連だったという父と、今の常連と思しき紳士客に対する店員の態度のあからさまな違いへのトキコ(ジエーン・スー)の考察が鋭くて、物書きってこういうちょっとした事からあんな風に話を広げて行くんだなって、ちょっと目から鱗が落ちた感覚。 鴨南蕎麦が美味しい店も閉店していてがっかりの二人。 2、3年とかでもどんどん変わるからねえ、思い出の多い街の変化は確かにキツいよね。 そして投稿者に謝るトキコだった。 演出=菊地健雄
【2021春ドラマ】
「今ここにある危機とぼくの好感度について」(NHK)脚本=渡辺あや 出演=松坂桃李、鈴木杏、渡辺いっけい、高橋和也、国広富之、辰巳琢郎、温水洋一、斉木しげる、安藤玉恵、岩井勇気、國村隼、古舘寛治、岩松了、松重豊 他 語り/伊武雅刀
オリジナル作品。《土曜ドラマ・50分枠》(全5話予定)
やたら感嘆詞が多く結局何も伝えていないリポートをするアナウンサーの神崎(松坂)は、後輩が迫って来て先輩の位置までは遠く、悩んでいた時に総長に出世した母校の恩師(松重)に「意味のある事を言わない」事を見込まれて、国立帝都大学広報課に転職した。
神崎が意味のある事を言わなかったのは各方面からのクレームを避ける為で、好感度は上がらないけど下がりもしないから。
国立大への就職と言っても5年の有期雇用。なのにテレビ局の正社員から転職する意味が分からない。好感度を下げない工夫をする程計算高い男なのに。←と、思ったのだが、話が進んでみると結構鈍感力高めの世間知らずで、周囲に振り回され易そうな男だと分かる。
初回は国立大が抱える資金問題と、人気教授(研究費の集金能力が高い)の論文不正とその内部告発を絡め、揉み消す様に理事達に振り回される神崎という話だった。
面白い訳でもないし、つまらなくもないし微妙だなあ。様子見かな。
演出=柴田岳志
- << 464 【2021春ドラマ】 「今ここにある危機とぼくの好感度について」全5話終了。 1~2話は論文不正の内部告発の話で、とにかくクレームが怖く事なかれ主義の神崎と、極度の隠蔽体質の理事会と物言えぬ総長VS内部告発したポスドクと支援する新聞部の顛末が描かれたが、学術研究の話に広がりは無くあまり惹かれなかったのだが、3話の100周年イベントゲストの一人、「日本僻地論」の浜田のポスターがK-POPアイドルの何気無い行為から炎上し、爆破予告に恐れをなした理事会に押し切られ、総長が浜田の講演中止を決定し記者会見に挑むのだが、のらりくらりで意味の無い発言に終始する総長に、かつての留学生の教え子が、キング牧師の言葉を引き合いに善人の沈黙の罪を語った事が総長の琴線に触れ、初めて意思を示して予定調和を覆すという展開に、グッと心を掴まれた。 そして今の「コロナ禍でも五輪開催強硬派」を皮肉ってるとしか思えない4~5話の、サハライエカ禍を隠蔽してでも次世代博覧会開催を強行しようとする理事会や行政のトップVS反対派の話は、ブラックコメディーとしてかなり楽しめた。 あれだけ事なかれ主義だった神崎が、自分がサハライエカ毒に罹患して、治療法が不明なことから死を意識した事で、初めて隠蔽する事の恐ろしさを身をもって知り、記者会見で公表すると決めた総長に寄り添い守る姿には感動すら覚えた。面白かった。 演出=柴田岳志
>> 362
(続き)
と潤平(中野)が混ぜ返す。ここからの笑いながらも込み上げて来る感情が抑え切れず、泣き笑いで話す中野の芝居が秀逸。
そしてこ…
【2021春ドラマ】
「コントが始まる」2話まで終了。
潤平の視点から語られる過去。潤平が笑わせたかったのはただ一人、彼氏のいる奈津美(芳根京子)を振り向かせたかっただけなのだ。そうしたら春斗が本気になってしまった。
春斗と舜太が隠れているのも知らずに、告白する為に奈津美呼び出す潤平。戸を開ける彼女。「おーッ」と潤平。「無理だから!」と言って去って行く奈津美。このシーン爆笑。
見ていたくせに後から「どうだった?」と聞く春斗。「まだ迷ってる感じで」と嘘をつく潤平。笑いをこらえる二人。
青春だね。
マクベスオタクの里穂子は彼らの昔のインタビューやブログ等も深掘りしていて、その知識から舜太の自殺の可能性を拡大解釈して騒動にしてしまったり、逆に、自分が軽く見られていたと傷付き潤平と対立してしまった春斗をなだめる証拠に使ったりで、役に立った様な立たなかった様な(笑)
相変わらず話は綺麗にまとまって、きちんとオチにも繋がってるんだけど、でも“これだな”って迫って来る物が無い。
もしかして男が観た方が、理屈じゃなくストレートに伝わって来る物が有るのかなあ。
演出=猪股隆一
- << 401 【2021春ドラマ】 「コントが始まる」3話まで終了。 今回はつむぎの視点で語る姉・里穂子のどん底からの復活、春斗の視点で語る兄・俊春(毎熊克哉)の洗脳からの引き籠りと復活がメインで描かれ、そこにはそれぞれの親も絡み、双方の家族としての話でも有ったので、今迄で一番心に響いたし内容も鮮明に覚えている位、頑張り過ぎた故に真っ当なコースから外れてしまったという里穂子と俊春に、感情移入しながら観ていた。 特に周りに助けを求めない兄の強さが、知らず知らずに孤独を招いてしまったという春斗の分析はストンと腑に落ちたし、彼氏に結婚で裏切られ、職場の部署全体に仕事で裏切られた里穂子が、「私が頑張るから駄目なのか、頑張り方が駄目なのか分からなくなった」「今でも頑張るのが怖い」と泣く姿は分かり過ぎて胸が痛かった。 でも里穂子は妹だけでなくマクベスの三人も居る中で辛い過去を話せたのは、少し前進している証拠だし、瞬太の「ドアはノックし続ける事が大事、着信履歴は心配してるよってメッセージなんだよ」のアドバイスに従い電話をし続けていたら、遂に兄貴から春斗に電話が掛かって来て、しかも前向きな会話が出来たというのもホッとさせてくれた。 潤平の実家を継ぐ話は娘婿が取って代わる話になっていて、梯子を外された潤平はご立腹。「マクベス解散は、無しよ」になるのかな?次回は瞬太の家族の話。 演出=金井紘
【2021春ドラマ】
「泣くな研修医」(EX・MMJ)脚本=樋口卓治 出演=白濱亜嵐、木南晴夏、野村周平、柄本時生、恒松祐里、西尾まり、高橋和也 他
中山祐次郎の小説原作。《土曜ナイトドラマ・30分枠》(全話数不明)
先輩医師と研修医の関係をデフォルメし過ぎのスタートで観る気を削ぎ、実際はオタオタしか出来なかったのにやたら同期にマウントを取りたがる主人公(雨野=白濱)にシラケて、研修医にオペをさせると告げて真剣に勉強させて、実際には(まだ危険だから)やらせない副部長(高橋)の“オペドッキリ”でちょっと見直し、実際ガクブルだった自分の事を雨野が同期に素直に伝えたラストで、また少し見直しはしたのだが…。
初回がこの感じだと劇的に自分好みになるとは思えないのと、とにかく土曜はドラマが多くて少し整理をしたいので、自分としては珍しいけど2話迄観ずに離脱する事にした。
演出=豊島圭介
>> 363
【2021春ドラマ】
「私の夫は冷凍庫で眠っている」2話まで終了。
最初、あの解体~料理するシーンは夏奈の夢?妄想?と思ったんだ…
【2021春ドラマ】
「私の夫は冷凍庫で眠っている」3話まで終了。
亮を呼び止め事なきを得た夏奈は、翌朝冷凍ケースにカバーを掛けその上に重石としてウサギの置物を置く。入金の件(何の?)の電話が入り、慌てて鍵を掛けずに飛び出した夏奈。
母に会いに行くが、母が男(探偵)と話している時に鍵の件に気付き、慌てて戻ってみると重石のウサギの向きが逆になっていた。亮に見られたのか?
亮は就職先の社長・唐沢(あの不動産屋)を勝手に招き、例の挽き肉(団子状)で作ったと言うシチューを出す。「旨い!」と言ってどんどん食べる唐沢。
これって普通の挽き肉で作ってるよね。
あと亮と唐沢は、夏奈の家狙いのグルなの?
夏奈は孔雀に「亮が二人居るんです」と告白するが直ぐにピンポーン←これ好きだなあ(苦笑)
夏奈にシチューを食べさせようとする亮。
「とうしてそこまでして食べさせたいの?あなた誰?」
「亮は私が殺したのよ」「じゃあ見に行こう、鍵…」
探偵は元警察で、昔の伝で後輩に亮の写真を渡して調べさせていた。「佐藤亮は偽名、久保田奏、前が有ります」
あの探偵って指紋も渡したんだっけ?兄弟とか迄は調べられないのかな。もし今居るのが奏なら、双子だとしたら死んでるのは亮(本名は不明)か。
奏に前が有るなら、やっぱり財産狙いかなあ。
演出=御法川修
- << 402 【2021春ドラマ】 「私の夫は冷凍庫で眠っている」4話まで終了。 亮と一緒に物置まで行くが、先に入った夏奈は亮を突飛ばし中から鍵を掛ける。うん?外鍵と中鍵が別構造なの? 木芽のクリニックには唐沢が患者として来るが、あれは偵察? 探偵の阿久津から亮の本名と前科が有る事、最近は不動産の転売に手を染めていると聞き、慌てて夏奈に電話をするが出ないので、孔雀に電話をして「私が行く迄夏奈の側に居てやって」頼む木芽。 亮と話す内に夏奈の事を「あの子の人生を見守るのが私の役目だから」と言い出す孔雀。亮の台詞じゃないけど「どういうことです?」だよね。 そこにあの鉈を持って夏奈が来る。 パソコンの事で嘘を付き、亮を試していた孔雀は「あなた誰?」そして「あなた双子なんじゃない?」 亮は夏奈が殺したのは兄の奏で、金目的で近付いた夏奈を亮が本気で好きになった事に奏が気付き、殴られて頭を打ち記憶を失っている間に奏が入れ替わっていたと話していて、奏が殺された事は、あの夜、夏奈が奏を引き摺っているのを見てしまい知ったと一応辻褄は合っているのだが…。 でも好きなら夏奈を怖がらせていたのは何故? 「また二人で暮らそう、夏奈」と言った瞬間、ウッと言って倒れる亮。後ろから母の木芽が刺したのだ。 何か今回は??だらけだったな。孔雀ってもしかして夏奈の実母とかなのかなあ。 演出=御法川修
【2021春ドラマ】
「コタローは1人暮らし」(EX・JS)脚本=衛藤凛 出演=横山裕、川原瑛都、山本舞香、西畑大吾、百田夏菜子、紺野まひる、滝藤賢一、峯村リエ、大倉孝二、イッセー尾形、生瀬勝久 他
津村マミの漫画原作。《オシドラサタデー・30分枠》(全話数不明)
狩野(横山)は漫画賞を取った事のある一発屋の売れない漫画家。彼の住む風呂無しアパートの隣室に、5歳の男児が引っ越して来る。
「サトーと申す」「1人か?親は?」「わらわは1人でこの隣を借りておる」呆気にとられる狩野。男児の部屋のドア
には手書きで“さとうコータロー”の文字が。
何で腰におもちゃの刀を差し武士の言葉を喋っているのかと思ったら、後で種明かしが有って、「とのさまん」というアニメにハマっていて、その物真似をしているから(笑)
銭湯を知らないコタローが気になり、結局後から行って面倒を見てやる狩野。
帰り道「親は?」「居たがおらぬ」「俺も両親が居ない、事故で」
自分でおにぎりを作って食べたり新聞を丁寧に読んだりとか、大人びた所もあれば、幼稚園の前で止まって中を覗いたり、狩野の部屋で「とのさまん」を観て喜ぶ子供っぽさも有ったり、何かとっても不思議な子供。
狩野の左隣の美月(山本)の目が泣き張らしていると察知するや、「早く早く冷やさねば」←ああ何かトラウマ?
(続く)
>> 383
(続き)
冷えたペットボトルを持って来て「目を早く冷やした方が良い」
「泣いても嫌ったりせぬ。泣くのは悪い事ではない」
「何で泣いていたこと分かった?」
「目の当たりにして来た」←母親の事?
狩野の部屋で「とのさまん」を観ている時に差し込まれる、少し前と思われるコータローの姿。側にはニコニコ見詰める紺野まひる←多分母親
大家の清水夫妻(イッセーが二役(笑))の会話では、コタローは家賃を払っているみたいだし、生活費も誰かから渡されているのだろう。では何故こういうスタイルを選択しているのか?
あと狩野が見ていた“斎藤勝くん(5)が行方不明”のニュース、顔写真がコータローに似てたけど、これも関係が有るのかな。
裏事情は分からないけど、このアパートでは狩野と美月と大家夫妻、もしかしたら階下の生瀬勝久も含めて、コタローを中心とした疑似家族が出来上がって行くのかも。
なるべくほっこりした話に収まってくれるといいなあ。
演出=松本花奈
- << 403 【2021春ドラマ】 「コタローは1人暮らし」2話まで終了。 何か話が進まない、動かない。 102号室の男(田丸=生瀬勝久)の正体は、離婚して息子に中々会わせて貰えない、短気で直ぐに怒り出すのが欠点だけど実は子煩悩な父親だった、という事は明かされたが、このドラマの主人公はコタローなので、少なくとも何か一つ位は「コタローの何故?」に繋がる様な事実を出して貰わないと、次への興味に繋がらないのだ。 今回で言えばコタローくんは何で泣いたら目を冷やさなきゃって知ってたの?って美月に質問させるとか、幼稚園の手続きはどうしたの?って聞くとか、何かコタローから引き出して貰わないと、不自然だけどそこに居るんだからそのまま受け入れようじゃ、やっばり納得出来ないわな。 演出=松本佳奈
【2021春ドラマ】
「ドラゴン桜」(TBS)脚本=オークラ、李正美、小山正太 出演=阿部寛、長澤まさみ、髙橋海人、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太、佐野勇斗、林遣都、山崎銀之丞、木場勝己、江口のりこ、及川光博 他
三田紀房の漫画原作。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回は25分拡大
シーズン1の方は全く観ていないし事前情報も遮断していたので、どういうスタイルのドラマなのか分かっていなかったのだが、前回もこんな“ありえへん事”が横行するドラマだったのか?
それともスタッフ全取っ替えで、特に初回は“あの”福澤克雄演出だったから、派手さマシマシになってるのかな。
まあ偏差値32で大きく定員割れしている学校に集まって来る生徒なんだから、学力的に問題があるのは当然だけど、性格や人間性の偏差値も低そうなのばっかりで、ちょっとうんざりする。
それに対して桜木(阿部)がボロクソに罵倒して、水野(長澤)が生徒に隙を見せて窮地に陥ると桜木が倍返しで落とし前を付けるという、殆ど半沢直樹スタイルなのだが、何かあちら程にはスッキリしない。手放しでは笑えないんだよなあ。
少し様子見だな。
※楓(平手)は桜木が万引きの事をチクるから推薦は貰えなくなると心配していたが、脚の異常を見抜いているから、スポーツ推薦は無理という意味なんじゃないかな。
演出家=福澤克雄
- << 404 【2021春ドラマ】 「ドラゴン桜」2話まで終了。(2話は15分拡大) 何故福澤演出の半沢直樹テイストなのに、桜木がやり返したり手の上で転がしたりしてもスッキリしないのか。 まず脚本が残念過ぎるというのが一番大きいけど、半沢直樹(他福澤ビジネスドラマ)が社会人同士の駆け引きなのに対して、これは相手が未成年の生徒だから対等な関係ではなく、桜木はビジネスで正規の教師ではないが生徒を相手に“桜木メソッド”で東大合格を目指して教える以上、教育的見地という縛りが有って当然だと思うのだが、明らかに前者とは違う構造のドラマなのに、これまで通りの福澤メソッドを落とし込んでいるから違和感が有りスッキリしないのだろうと思う。 桜木に「ルールを守らない奴は人生に負けるんだ」と言わせるなら、言葉だけでなく大人は身をもって範を示すべきだし、隠蔽と温情の線引きは曖昧にしてはいけない。 2週も掛けた長いだけでグダグダな前置きが終わり、次回からやっと専科の授業が始まるらしい。 シーズン1を観ていないからどんなメソッドなのか、どんな言葉で生徒を鼓舞するのかには興味が有る。 でも学校側とか保護者側からの横槍ならともかく、坂本とか米山とか、今の生徒には何の関係もないアッチの方からの横槍とかは観たくないのだが、入れ込むんだよね? そしてきっとつまらなくなる。 演出=福澤克雄
>> 365
【2021春ドラマ】
「ネメシス」2話まで終了。
今回は行方不明の兄(樹=窪塚愛流=雰囲気が有るね)を捜してという妹の依頼を受け…
【2021春ドラマ】
「ネメシス」3話まで終了。
風真が具合の悪い振りをして早退し、黄以子の車で出掛けるのを尾行する栗田とアンナ。まず30年も探偵をやっていた栗田はあんなバレバレの尾行はしないし、依頼が無くてネメシスは暇なんだから、風真は嘘をつく必要も無かった。これは何とか黄以子を絡ませる為の設定でしょ?無駄でしかない。
栗田が今回は爆弾事件で危ないからとアンナだけ帰らせるけど、これも四葉朋美(橋本環奈)と出会わせる為の不自然な設定。大体お客を帰らせていないのにアンナにだけ危険だからって(笑)
ゲスト(なのか後出しレギュラー扱いなのか知らん)が次の回にはネメシスのサポートメンバーみたいに出て来るのはいいけど、今回で言えば星(上田竜也)みたいに
話の流れで必要だからという自然な出し方をして欲しい。
サポートメンバーは毎回全員出て来るのだろうか?今でさえポンコツ風真の必要性に疑問符が付いているのに、サポートメンバーが増えるとますます影が薄くなってしまうのではないか?
それとも今はおちゃらけ担当で、始の事件解明の段になったら底力を発揮する設定なのか?
それまで観続けていられるか、ちょっと迷い始めているのだが…。
演出=入江悠
- << 405 【2021春ドラマ】 「ネメシス」4話まで終了。 トリック専門の作家が付いているから面白いドラマになるのではないかと期待したのは今は昔(笑) 今回は何?鏡に写った時計の針の読み違い?上から落ちたのはブロックだけど、下を見たら誰かが倒れていたから人が落ちたと勘違いして証言した? それよりさあ、4階から飛び降りた人間の損傷と、下に居て落ちて来たブロックが当たって負う損傷の違いは何故無視するのかね。タカ&ユージは風真に協力を仰ぐより、監察医に話を聞きに行くべきだろう。 AI搭載アプリの発想は面白いけど、そもそも必要な程の難事件じゃないし(笑) 教師と生徒は勿論、教師同士の恋愛も禁止の私立女子高校で、密かに教師同士が恋愛していたからって、「教育委員会に報告します!」って教頭、教育委員会は関係ないだろう、只の内規なんだから(笑) 突っ込み待ちドラマなのかいな。 で、こっちはシリアスなアンナパパ失踪関係。菅研の菅容子は高2で遺伝性大脳変成症(HSCM)を発症したという話が出て来た。その難病を解明する為に研究者になったって事ね。突き詰めて変な人体実験の方に進んでいれば、隠蔽の為に何ちゃらとかは有りそうだわな。 演出=片桐健滋
>> 367
【2021春ドラマ】
「イチケイのカラス」3話まで終了。
今回は駒沢が以前、情状酌量をして減刑判決を出した藤代(岡田義徳)が再び…
【2021春ドラマ】
「イチケイのカラス」4話まで終了。
「みちおを見守る会」のメンバーが“ベルトコンベヤー裁判官”と揶揄した坂間の、次々に裁いて行く法廷シーンが面白かった。永野芽郁は「発言が不明瞭」と言われると舌打ちを連発するし、遠藤憲一は静岡刑務所にしてくれませんか、あそこ飯が最高なんですよとニコニコしながら言うと「却下します」、広瀬アリスは実刑を下されると「あんた夜道には気を付けた方がいいよ」と凄むし(笑)
最初何で永野芽郁?と思ったら、次にエンケンさんが出て来たので、ああこれは何かの番宣なんだなと気付いたのだが、こんなドラマの一部としてしっかりと機能した番宣コラボって初めて観た気がする。
今回は少年犯罪の合議制裁判の裁判長を坂間が担当し、意図が有って捜査段階から完黙している被告少年の心をどう開かせ、真実を明らかにして判決を下すのかという話。
みちおだけでなく、駒沢や検察官まで「必要なんじゃないですか?」と坂間を追い込み、聞き取れない様な小声でスタートし最後ははっきりと「職権を発動します」と言わせるシーンも面白かった。
“見守る会”の『吉報 ベルトコンベヤー裁判官がついに入間った!』もナイス(笑)
最後はしっかりと少年の目を見て、自分の心からの言葉で諭す坂間。
このドラマは笑いと真面目のバランスが丁度いい。
演出=田中亮
- << 406 【2021春ドラマ】 「イチケイのカラス」5話まで終了。 今回は入間の言い出した「Yってる=どちらを選ぶかの分岐点」が全体を流れるテーマで、事件関係者のバレリーナ馬場(生田絵梨花)の高校時代の同級生で、告げないままの両想いだった相手のイチケイ書記官・石倉(新田)の、葛藤からの選択がメインに描かれていたので、入間が繰り出したウルトラCの“併合審理”や、その対象となった二つの事件、特に傷害事件そのものが霞んでしまった印象が強い。 バレエ団の浮沈を握る程の人気バレリーナ設定の馬場のバレエシーン(特にアップのシーン)の演出に全く工夫が無い為、この子のどこが?って印象になってしまったのもマイナス要因だったと思う。 併合審理の必要性もイマイチよく分からなかったが、食い逃げ犯で傷害事件の目撃者でもある元木(阿南健治)が急に証言を翻したのは、被告人席に並んで座っていた馬場の恩師でありバレエ団主宰者の槇原(黒沢あすか)の様子を間近で見ていた事が関係していたのなら、その設定にする為には元木を槇原裁判の証人として呼ぶだけでは成立しない話なので、為にする併合審理といった所なのかなと。 今回はビリビリペンで坂間を驚かせようと仕組んだ入間と、やけに見詰めて来るのは何なの?と意識してしまう坂間のやり取りを演じた時の黒木華さんの目の演技が凄く上手くて、笑えたし感心したしでお見事だった。 演出=並木道子
>> 368
【2021春ドラマ】
「きれいのくに」2話まで終了。
吉田羊から蓮佛美沙子に10歳も若返っているのに、宏之(平原テツ)に鏡を見る…
【2021春ドラマ】
「きれいのくに」3話まで終了。
見た目が若くなったと言っているのに何でキスしようとしたら避けたの?と、宏之を責め続ける恵理。「若く見えるのが嫌とかじゃなくておかしいって事でしょ?」と応戦するが分かって貰えず、宏之は病院に行く。どこもおかしくはないと言われたので、帰宅し取り敢えず別に住もうと恵理に言うと、手当たり次第に周りの物を投げ付けて来る始末。
ゴーグルを付けた高校生が頭を左右に振って、投げ付けられた物をよけている。担任の稲垣吾郎が言う。「啓発映画どうだったかな。今年のテーマは見た目…」
えーっ、なんとなんと2話まで観て来た恵理と健司と宏之の物語は、10年前に整形が禁止された世界に住む高校生に見せる啓発映画だったというびっくり設定。
分からないなりにあの不思議な世界観に浸って観ていたので、急に梯子を外された様な感じでショックが大きい。
皆が見た目を気にして整形に励み、産む子供は遺伝子操作で好きな顔に出来る世界では、男は稲垣吾郎、女は加藤ローサの顔ばかりが選ばれ、国民の6割に達した為に色々と不都合(指名手配写真が皆同じとか(笑))が生じた為に法律で整形を禁じたとか、ここからの展開がどうなるのか、また女子高生が「啓発映画に出ていた人(吉田羊の事)を見た」とメールをしていたので、吉田羊の再登板は有るのか等、興味は有るので離脱はしない。
演出=西村武五郎
- << 407 【2021春ドラマ】 「きれいのくに」4話まで終了。 前回のレビューの最後に『吉田羊の再登板は有るのか等、興味は有るので離脱はしない。』と書いたのだが、今回の演出を観て前言を翻したい。 ああいう場面の意味や流れだけ指示して、普段の口調でフリーに喋らせるみたいな演出は苦手なんだよね。 演技力ではなくて場の空気で何とも言い難い微妙な雰囲気が出るのも確かなんだけど、高校生の男同士の会話にさえ漂うあのネチョネチョした感じに私は耐えられない。 このドラマが結局何を言いたいのかは、最後迄観ないと分からないんだけど(顔の美醜と中身の美醜を関連付けた何かなのかなとは思う)、私の中では何だか分からないけど役者の演技が楽しめた2話迄の面白さがピークだったので、どう転んだとしてもあと4話はキツいから、これで視聴離脱する。 演出=加藤拓也
>> 369
【2021春ドラマ】
「珈琲いかがでしょう」3話まで終了。(3話は5分拡大)
家では筋肉体操を欠かさずに体型を保ち、ヨン様に似て…
【2021春ドラマ】
「珈琲いかがでしょう」4話まで終了。
『ガソリン珈琲』
パンクしたキッチンカーを“ヤバい頃の知り合い”で更正してガソスタを経営するゴンザ(一ノ瀬ワタル)の所へ持ち込んだ青山。そこでいつも給油している無愛想な運転手・菊川(野間口徹)にコーヒーの試飲を勧め、病気の妻(マリ=松本若菜)が退院する迄コーヒー断ちをしていたが、もう退院したので…という話を聞き、ブルマンの豆をプレゼントするが…妻は既に亡くなっていて、菊川は思い出の中で妻と会話をする生活を続けていたが、断っていたコーヒーを飲む事が現実を受け入れる事に繋がるという話。冴えない男を愛してくれた飛び切り美人の妻、配役が狡いわ。
『ファッション珈琲』
高名なバリスタ・タモエ(光浦靖子)が自分のカフェで開くコーヒーのワークショップ。インスタ映えを気にし“コーヒーを習っている私”が重要なお洒落主婦みたいな生徒達に失望しているタモエは、高級豆との飲み比べを仕掛け“バカ舌”を思い知らせるという荒療治をする。青山のコーヒーが忘れられず片道3時間を掛けて通っている垣根(夏帆)だけは正解して、タモエの心は和らぐ。
高級豆を届けに来た青山がバックヤードに居たと知った垣根は慌てて追い掛け、キッチンカーに声を掛けると反対側にはぺい(磯村勇斗)が居て。
実はぺいに脅されたゴンザが、車に盗聴器とGPSを仕込んでいたのだ。
(続く)
>> 389
(続き)
ぺいはヤクザの花菱(渡辺大)から早く捜せ、捜したら三代目の所に直行するのではなく俺の所に連れて来いと言われていた。
青山は元ヤクザで先代に気に入られていたのにある日突然辞めると言って来た。
ボコボコにされても「俺はただ美味しいコーヒーを淹れたい、ただそれだけです」と。
で、今は三代目が青山に御執心でどうしても捜し出せと命じているらしい。
Wikipediaにはぼくちゃんと呼ばれている三代目を誰が演じるのかとか、ヤクザのベテラン幹部役で鶴見辰吾が出るとか書かれているので、この後は青山のヤクザ時代の話とか今の組の話とかに変わって行くのかな。
ワンカットみたいな感じで、金髪時代の青山がコーヒーを飲むシーンが挟まれていたけど、あれを誰が淹れて、青山自身がどういう状況の時に飲んだのかが重要なのかしらね。
※渡辺大さん、シュッとしてるし、どんどんお父さんに似て来て貫禄も出て来た。もう36歳なのか。
演出=森義隆
- << 408 【2021春ドラマ】 「珈琲いかがでしょう」5話まで終了。 『ほるもん珈琲』 ぺいに騙されてキッチンカーに同乗してしまった垣根。「青山さんの昔のお仕事って?」ぺい「清掃業みたいなもの」単純に信じる垣根。 二人の不仲はぺいの誤解だと思い込んでいる垣根に「コーヒーの神様に魅せられて、お世話になったお得意様をぶち殺して、清掃分の売上げ持ち逃げしてトンヅラぶっこいたんだよ。この車も設備も全部その金で買ったんだよ」とぶちまけるぺい。 ぺいが垣根に刃物を向けた瞬間、青山が奪い取りぺいの太股の真上に立てる。「刺せよ!」刺せない青山。その手を上から握り自分で刺すぺい。盗聴器を仕込んである“たこさん”を引きちぎり、無言でメモを渡すとドアを開けて自ら外へ落ちるぺい。 『初恋珈琲』 刺されたから逃げられたという芝居を打ち花菱(渡辺大)からボコボコにされるぺい。一生付いて行くと決めていた兄貴に突然別世界に行かれてしまい、恨み骨髄の筈なのに花菱に引き渡す事だけは出来なかったぺい。それどころか青山が捜していた珈琲の師匠の居所を書いたメモまで渡していた。 回想で語られる初恋のあの子が作ってくれたコーヒーゼリーの味も、ホームレスの男(光石研)が淹れて兄貴がハマったコーヒーの味も、結局その美味しさは分からなかったけど、ぺいの人生には忘れられない不可欠な二人だったんだなという話。 演出=森義隆
>> 372
(続き)
それを敏感に感じ取って助け船を出した駿も、きっとそっち系の人種なんだろうな。
くるみが密かに片思いをしている創業社長(葉山…
【2021春ドラマ】
「着飾る恋には理由があって」2話まで終了。
社長交代で方針が変わるかもしれないから、取り敢えずSNSは公式も個人も止めておこうと課長から指示された真柴。
更新時間のアラームは鳴り、フォロワーからの“どうしたの?”コメントはひっきりなしで、気になってスマホを手放す事は出来ない真柴に、駿はつい「SNSゾンビ」と言ってしまい、「貴方には言われたくない、寒いからってお店休んじゃう様な人に」と、マジで言い返されてしまう。
陽人が言い出しっぺのお花見兼香子の送別会には仕事の緊急事態で出られず、新社長から「君個人のアカウントは止めてもいいよ、もう葉山は居ないんだから」と言われた事を引き摺っていた真柴は駿に愚痴を溢すが、駿から“経営センスは無くて店を潰した”が全部を捨てたら自分が見えた、だからマメシバも無理するな、好きにすればいいよと言われた事で、そうか私はインスタを好きでやっていたんだと気付く。
無理していたんじゃないならそれでいいんだけど、そうなると初回の更新地獄みたいな演出は何なの?追われていたけど失って初めて気付く真実という振りだけの為に、あんなに時間を割いたの?ちょっとバランス悪くない?
今回良かったのは陽人と羽瀬というルームメイトの仕事や人間性の一端を見せた事。初回は殆ど放置ったので、ある程度見せてくれると安心する。
(続く)
>> 391
(続き)
で、思ったのは、やっぱり香子の切り口の違う考え方は、このシェアハウスには必要だよなあって事。
酔った真柴と駿が両開きの冷蔵庫の前で夜食の材料を並んで探し、体が交錯したと思ったらお互いの顔が真ん前に!そしてそのままキス、酔ってるせいとか二人で言い訳してるのが可愛かったけど(笑)
両開きの冷蔵庫の光が二人を浮かび上がらせる映像は中々綺麗だった。まあ美男美女だからこそというのもあるけどね。
葉山は成田から中東にでも行った設定なのかね。絨毯を買い付けていた様な記憶が…。真柴の恋バナに絡むのではなくて、新規事業で復活するとか、大人の男としてカッコいい所を見せて欲しいなと思う。
演出=塚原あゆ子
- << 409 【2021春ドラマ】 「着飾る恋には理由があって」3話まで終了。 今回は駿が真柴にデジタルデトックスをさせる話。そのフリとして羽瀬が応募しているアートコンクールの発表に連れて行きがてら、4人で近くでキャンプをして…という展開。 真柴は有給休暇を取ったので公式インスタの更新も休み。なのにスマホを手放せない状況を作る為に、後輩の茅野が任された仕事に煮詰まり、見兼ねた新人の秋葉が真柴に相談、その内茅野も相談して真柴のスマホのピコピコは止まらず、後輩思いの真柴もスマホを常に握り締めている設定に。 気にはしていても中々言い出さない駿がいつ言うのかと思ったらいきなり強行手段(笑)秘境温泉で真柴の服が強風で飛んで川にポチャンの展開には“そんなバカな”と思ったが、その後の慌て振りを演じる二人が面白かったし、「服を買って来て!」と言われて駿が買って来たダサいTシャツとモンペを真柴が着る意味へと繋げた点は良かったので、まあ許容範囲としよう(笑) 夜、「デジタルデトックス」と言ってスマホを取り上げ真柴と手を繋いだまま離そうとしない駿が可愛かった。 留学詐欺という形で香子が残る形になったのは嬉しいのだが、突然「こうちゃん」と言って部屋に入って来た生瀬勝久、誰? 鍵を持っているって事よね?(相関図では元夫らしいが) あと陽人を悩ませるっぽい舟木(黒川智花)も気になる。 演出=棚澤孝義
>> 374
【2021春ドラマ】
【ここまでの短評】
「理想のオトコ」3話まで終了。
初回のレビューで『役者は揃っているのでもう少し観…
【2021春ドラマ】
【ここまでの短評】
「理想のオトコ」4話まで終了。
傷心の燈子にグイグイ来る圭吾。声の調子だけで燈子の心理状態を察してしまう圭吾は、燈子自身も相手の内面を知っているので安心だが新鮮味はない。
何を考えているのか分からないミツヤスは、不安にさせるがドキドキするし魅力がある。
はっきりさせたい圭吾はミツヤスを燈子の美容室に呼ぶ。ミツヤスは謝った上で燈子に交際を申し込み、圭吾もミツヤスに実は俺も燈子に告白をしていると伝える。困惑する燈子。するとミツヤスは「今の無かった事に…」と言って帰ってしまう。唖然とする燈子。
変わった男に振り回されるのも嫌だけど、圭吾みたいに直ぐに心を読まれてしまうのもちょっと怖いな。
演出=北川瞳
「ラブコメの掟…」4話まで終了。
親会社が変わりラブストーリーを押し込もうとする専務(立花=堀田茜)がやって来る。間宮がアシストしてくれたお陰で、自分の企画を通せた九条。
すると立花が間宮に「亮、ちょっといい?」と呼び捨て。気になる九条は追い掛けて立ち聞き。
「まだ怒ってんの?貴方より賢治(亮の兄)を選んだ事を」「またその笑顔、相変わらずイラッとする」無駄な摩擦を避ける為の間宮の笑顔が、二人の仲を駄目にしたらしい。
その後間宮は九条に出会い好きになったのね。正面突破は難しそうだから捻ったアプローチにしたのかしら。
演出=河原遥
- << 410 【2021春ドラマ】 【ここまでの短評】 「理想のオトコ」5話まで終了。 恋煩いで漫画が描けなくなってしまうミツヤス。事情を聞く茉莉沙に最賀は「相手はトウコさんという人で…」とまあベラベラ(笑) 燈子が振ったと思い込んでいる茉莉沙は部屋に乗り込み口喧嘩、だがミツヤスが描けなくなったと知り倒れてしまう燈子。 結局ミツヤスは「結婚」を口にした圭吾に圧倒されて逃げただけだったのね。漫画への情熱が人生の大半を占めている自分に、結婚を口にする勇気は無いと。本当に純粋で駆け引きとかは出来ない男。真意が分かった燈子は泣くミツヤスを抱き締めて、まずはめでたし。 でも大変だわ、繊細な男は。今はいいけど結婚となるとね。 演出=吉野圭 「ラブコメの掟…」5話まで終了。 何かどんどんつまらなくなって来てる。 内容が薄いのにダラダラ時間を掛け過ぎって感じ。 恋愛の実体験が無いから、九条が間宮の心情を測りかねて誤解に次ぐ誤解をしてしまうというのは分かるんだけど、間宮の鈍感さと言うか鈍臭さは何なの? 九条の化けの皮を剥がすのが目的ならまだ分かるけど、間宮は立花との事で恋愛に自信を無くしたから故の遠回り設定なんでしょ? ならこの期に及んでまで何で立ち尽くしてるの?さっさと追いかけなさいよって思ったら…次の場面ではいきなり九条の部屋に侵入していた間宮!何なの?怖いよ…。 演出=河原遥
>> 375
【2021春ドラマ】
「桜の塔」2話まで終了。
なるほど、上條はライバルに直接仕掛けて蹴落とすのではなく、どんな汚い手(世間の耳…
【2021春ドラマ】
「桜の塔」3話まで終了。
初回に比べて第2話は、あれ?って感じの出来だったので、どうなるのかなと案じていたのだが、今回は出世争いの内部抗争に軸足が置かれ、いよいよ直接的な騙し合い、足の引っ張り合いが始まった。
吉永(光石研)も狡猾さを見せたけど、千堂(椎名桔平)の方が一枚上手だったな。食えない奴だ。娘を溺愛している様に見せているけど、いざとなったら娘さえ切り捨てる位の非常さと覚悟も持っている様な気がする。上條にとって最大の壁になるのは千堂だろうしね。
上條の同期として出世争いに敗れた馳(渡辺大知)は、吉永から汚れ仕事をやらされる事に耐え切れず自殺する迄に追い込まれてしまう。それでも上條が電話中に異変に気付き、もう一人の同期の新海(馬場徹)に見に行く様に頼んだお陰で一命は取り止めた様だ。玉木宏の同期としては二人は若いし、役者としての格にも大きな差が有って収まりの悪さみたいなのは感じていたが、渡辺としては挫折には弱かった東大派の馳の最期を、ナイーブに上手く演じていて良かったと思う。
上條の仲間だと思ってた警察OBの情報屋(橋本じゅん)かクラブのママ(高岡早紀)、どちらかが警察内部の誰かと繋がっている様なのだが。(橋本じゅんと椎名桔平とか?)
演出=片山修
- << 413 【2021春ドラマ】 「桜の塔」4話まで終了。 前回、刈谷(橋本じゅん)が上條を裏切ったのかと思わせておいて、実は上條父が当時暴こうとしていた不正が押収品の横流しで、それが原因で上條父は自殺に見せ掛けて殺されたと思っている刈谷は、悪事に手を染めた連中にその件を思い出させる為に高杉にすり替え方法を教えたのだと言う。 敵を騙すには味方からって事か。誰もビビらなかったけど。 癇癪を起こした優愛(仲里依紗)が上條のスキットル(ウイスキー入れ)を投げ付けた事から、外装で隠されていた何処かの住所が出て来て、爽と二人でガサ入れ(無断侵入?)をすると、刈谷が「無くなっていた」と言っていた上條父の“自殺直前の派出所内の防犯カメラの録画テープ”が出て来る。特殊なライターからそこに居て父に自殺を強要したのは権堂だと追及する上條に、ライターはずっと後に千堂から貰った物だと否定、千堂は「俺が殺した」と肯定する。 うーん、スルスルと話が進んで行ってやっぱり千堂かって所迄辿り着いたけど、これって素直に信じていい話なんだろうか。あのスキットルは“自殺”の直前に上條少年が父親から受け取った物だから、住所を書いたのは父親だとは思うのだが、あそこが薩摩派のアジトだったとしてあんなビデオテープを置いておく物かね。で、外様の千堂が何故?という疑問も。 前回に続いて次への繋ぎ方が上手いなあ。 演出=片山修
>> 376
【2021春ドラマ】
「レンアイ漫画家」3話まで終了。
流石に工夫の無い展開に飽きて来た。
それでも清一郎がぎこちないなが…
【2021春ドラマ】
「レンアイ漫画家」4話まで終了。
居候生活が始まるが、あいこが視界に入ると気が散るので、時間帯別に交替で家の中をウロウロしていいルールを作る清一郎(笑)シャワーの後、上半身裸で歩く清一郎にドッキリするあいこというシーンが有り、まあ見事に腹筋が割れていて胸板も厚く眼福を得たのだが、引き籠りで運動とは無縁そうな清一郎の裸としては、ちと説得力が無い様な…。←鈴木亮平としてはカッコいいんだけど。
二階堂が疑似恋愛を断り、今度は格差恋愛の指令が出たのでマッチングアプリで相手を見付け、リムジンでやって来て高級イタリアンを食べてという初めての経験に舞い上がるあいこ←リムジン(笑)見るからに怪しい、何故疑わない?
レンの誕生日だと気付き、行きたい所は?と聞くと水族館と言うので連れて行くあいこ。レンが誘った時は行かないと言ったのに、俺が行きたいだけだと付かず離れずでくっついて来る清一郎、ホント面倒臭い(笑)
それでも偶然会ったリムジン男にあいこが難癖を付けられて、言い返したら殴られそう!って時に、助けに来てくれた清一郎。男に無能呼ばわりされたあいこを「俺の役には立っている!」と庇ってくれるし、やっぱりいい奴じゃん。
で、苅部家と言うか、あいこを見ている感じのスーツ男って、ひょっとして待望の竜星涼?清一郎が嫉妬するとかの展開、あるかな?
演出=石川淳一
- << 414 【2021春ドラマ】 「レンアイ漫画家」5話まで終了。 今回はあいこの異父姉るりこ役で観月ありさが登場。コメディーにおける顔芸と全身から発する圧は流石で面白かった。(山奥で暮らしている設定なのに、衣装とのギャップよ(笑)) 男性と同居している事でるりこに心配を掛けまいと、向後の提案した清一郎と恋人同士を装うミッションに同意したあいこ。 向後がるりこを買い物に連れ出している間に、二人で恋人らしく見える練習をするのだが、この時の、気分が乗らず嫌々だった清一郎が、「銀天」のサカイ(多分イケメンキャラ)に成り切る事で表情も明るく、物腰も柔らかく変化するのが面白く(勿論鈴木亮平が上手い!)、観月ありさ、吉岡里帆の軽妙な演技とも噛み合っていて、今迄の話で一番面白かった。 人に甘える事が苦手なあいこが、二人の関係を誤魔化す為に清一郎を付き合わせている事をお見通しだったるりこは、「妹を甘えさせてくれてありがとう、これからも宜しく」と囁いて帰って行くラストも洒落ていた。 レンが父の遺品として持っている女子高生?の絵って、「あいこさんでしょ?」ってレンが清一郎に聞いていたけど、純とデートしていたあいこを描いた物だったのかなあ。 恋愛が出来なくなった事と昔のあいこって関係あるのかしら。それだと葬儀場であいこを見た時には、彼女だと認識していた事になるよね。 演出=石川淳一
>> 377
【2021春ドラマ】
「リコカツ」2話まで終了。
永山瑛大の作った発声が気にならなくなり、その分楽しめる様になった。
父親…
【2021春ドラマ】
「リコカツ」3話まで終了。
紘一が「母さんを迎えに行って下さい」と言った時の父親の返事が「行かない、男の沽券に関わる」懐かしい響き、今の若い人には無縁の言葉だよなあ。
紘一は母親の説得をするが、お父さんを嫌いになった訳ではない、でも一人で生きて行くって決めたから。ここでは薫さんって呼ばれるのが新鮮で嬉しい。←要するに付属物の人生は終わらせたいって事よね。
最初は生き生きと働く母親を見て呆然としていた紘一も、話をする内に何となく理解したみたいで。
父親に「母さんは戻りません。自分は認めてあげたい」と言うと、お前の話し方が悪いとか責め立てる父。ここで義父に意見をして紘一を庇う咲がカッコ良かった!
外に出て紘一が感謝すると「黙っていられなくて、つい」「だって私、まだ貴方の妻だから」出た、逆パターン。
首締め気味(笑)のバックハグからの、咲が反転して抱き締める紘一。
いい感じになって帰宅すると、そこには恐らく咲ママが弁護士として呼んだ青山が立っていて。咲が青山に「えっ?」青山が咲に「えっ?」紘一が青山に「えっ?」青山がやっと気付いて「えーっ!?」この4連発には爆笑した。
※離婚届けに触ると現実の物になりそうだからそのままにしている紘一の父。沽券と動揺の間で揺れているのね、きっと。
演出=鈴木早苗
- << 415 【2021春ドラマ】 「リコカツ」4話まで終了。 まず最初に…、佐野史郎さんが病気で緊急入院された為、急遽の代役を平田満さんが引き受け、今回から咲パパが入れ替わった。役者の途中交代というのは滅多に無いが、無名の役者ならいざ知らず、名の有る方が引き受けるのは勇気が要ると思う。 平田満さんには女好きなチャラいイメージは無く、ネット上ではこの役に対して心配する向きも有ったが、そこは百戦錬磨のベテランさん、いい意味で佐野さんの作っていた咲パパの雰囲気に寄せていたし、話が妻にまさかの離婚宣言をされて今迄の様な余裕を失くすという転換期に入った事で、平田満さんの元々のイメージが生かされる感じも有りで、少なからずの視聴者が危惧していた事は杞憂に終わったのではないか。 さて本編だが、5年も付き合っていた名残で青山の事をつい「彼」と言ってしまう咲、青山もつい「咲」と言ってしまい、説明すればする程ドツボにはまる二人と微妙に傷付く紘一という描写が爆笑物だった。 紘一はマンションを売る為の査定依頼やサイン済みの離婚届けを用意と、離婚に向けて一直線、咲も覚悟をするが、自宅で開催させられた咲ママの誕生日パーティーで母親にまさかの離婚宣言をされてしまい、「別れるならご自由にって思ってたのに、戻る家が無くなるなんて…一人ぼっちになっちゃった」と大泣きすると、紘一は「もういい、離婚はやめよう」 (続く)
【2021春ドラマ】
「半径5メートル」(NHK)脚本=橋部敦子 出演=芳根京子、毎熊克哉、真飛聖、山田真歩、北村有起哉、尾美としのり、永作博美 他
オリジナル作品。《ドラマ10・44分枠》(全9話予定)
週刊誌「女性ライフ」の編集部が舞台で、芸能スクープ等を狙う花形の1折班(1おりはん)を大きなミスでクビになり、生活情報等を扱う2折班に異動させられた記者の風未香(芳根)が、ベテランのフリーライター宝子(永作)に預けられ、一緒に行動しながら学び、感じ取り、(多分)一人前に育って行く迄を描く、みたいな感じなのかなと思う。
最初の取材はSNSでバズってる「おでんおじさん」。例の「ポテサラおじさん」と中身は同じ話だったんだけど、そこからの捻りが流石で、何故「おでんおじさん」は生まれてしまうのかという視点で、「男は弱味を見せてはいけないという刷り込みをされる」「母親の女の子は守ってあげないとね、の言葉が男は女より上という思い込みを作る」そうやっておでんおじさんは出来上がったのかもしれない。ならば今目を向けなければいけないのは、おでんおじさんよりもその予備軍、そうまだ出来上がっていない男の子達という展開。お見事!
演出が映画監督という事で、セットの組み方とか、ライティングとか、カメラの位置とか、ちょっと独特な感じで目を引いた。
役者が揃っていて楽しめそう。
演出=三島有紀子
- << 417 【2021春ドラマ】 「半径5メートル」2話まで終了。 前回、酔った勢いで致してしまったらしい先輩の山辺は、その後も何の意思表示も無いまま当然の如く泊まりに来るので、会社に近く便利だからホテル代わりに使われてると思った風未香は「二度と来ないで下さい」と遂にキレて言ってしまう。 その事を宝子の取材で知り合った出張ホストのレイジに本気で相談してしまう風未香だが、「本当は分かってるんじゃない?」と背中を押されることに。 一方、デスクの丸山は宝子の取材写真の中に妻の絵美(片岡礼子)が居る事に気付き…。意を決して妻に尋ねるも、男の風俗は許されて何で女は責められるのかと反発され、責めてはいないと急に弱気になるが、実はその後に本当の衝撃が待っていた。子宮頸がんの手術で子宮を取るけど、死にはしない、でも万一の場合は貴方が困らない様にはしておくと。 夫とは6年セックスレス、手術後も医者はセックスは可能だと言ってくれたが、女ではなくなるという喪失感が勝ってしまったのだろうか?ホストに性感マッサージをして貰い、癒されたが後悔もしていると言う。予定を変更してこの妻のリアルを漫画にした宝子。互いの大切さに気付かされる夫妻。 ホストも使い方次第みたいな話になっていたが、皆がレイジみたいないいヤツとは限らない。だからちょっと違和感は有ったな。 映像はホント独特で説得力が有る。 演出=三島有紀子
【2021春ドラマ】
「あのときキスしておけば」(EX・MMJ)脚本=大石静 出演=松坂桃李、井浦新、三浦翔平、猫背椿、六角慎司、阿南敦子、うらじぬの、窪塚愛流、MEGUMI、岸本加代子、麻生久美子 他
オリジナル作品。《金曜ナイトドラマ・60分枠》(全話数不明)
漫画「SEIKAの空」オタクでスーパー青果部で働いているモモチこと桃地(松坂)は、何をやらせても超が付く程のポンコツ男。レジでクレーマーに絡まれているモモチを助けてくれた女性を追い掛けてお礼を言うと、「SEIKAの空」の最新ノベルティーグッズと発売前の最新号をプレゼントされる。
ある日豪邸の前でその女性を見掛け、彼女も彼に気付き、彼が一番好きだという第6巻を持っていた事から興味を抱き自宅に招き入れる。
男だと思っていた「SEIKAの空」の作者・蟹釜ジョーが、目の前に居る唯月巴(麻生)だと知ったモモチは舞い上がる。
後日トイペを買って来てと頼んだ事からモモチが役に立つ事が分かった巴は、空いた時間に家政夫のアルバイトを1日5万円(!)+最新原稿を読ませてあげる条件でやらないかと持ち掛け、引き受けるモモチ。
長く人気漫画の連載をしているとアイディアも枯渇するし、アンチのネットでの攻撃も多いし、諸々で疲弊していた時に自作の純粋オタクで生きる活力にしている青年に出会い、巴は単純に嬉しかったんだろうなと想像。
(続く)
>> 398
(続き)
私と居る時は綺麗な格好をしていて欲しいとスーツを買ってくれたり、履き慣れない革靴で豆を作ると傷テープを貼ってくれたりする巴。
二人でソファーに座り映画を観た後に肩を揉まされキスを迫られたモモチは、「そんなつもりじゃ…」と顔を反らし巴は激怒。「もう来ないで!鍵も置いて行って!」
でも翌日「置いて行けと言われて置いて行くバカ居る?」と鍵を投げて寄越す巴(笑)
沖縄に行こうと半ば強引に誘われたモモチは一緒に行くが、那覇で飛行機がオーバーラン、巴は死亡者リストに。
病院のテレビ画面を呆然と見詰めるモモチに、泣きながら声を掛ける怪我をしている男性(井浦)。
「誰ですか?」「私よ巴、蟹釜ジョー〰️、どうしよう、気が付いたらこんな姿になってたの〰️」「ハァー?」
高飛車だけど繊細さも感じさせる巴と、ポンコツだけど純粋でどこまでも優しいモモチの組み合わせが、演じる二人のキャラも含めて面白く心地好かっただけに、涙と鼻水でグシャグシャになった井浦新に「私よ〰️巴〰️」とか言われても、俄には気持ちが付いて行かなくて…(泣)
男二人の無理矢理同棲生活って、どうなるのかな。これは井浦さんの演技力がかなり重要になるよね。
演出=本橋圭太
- << 418 【2021春ドラマ】 「あのときキスしておけば」2話まで終了。 うーん、井浦新は頑張ってはいるけど、やっぱりまだ中年のおじさんにしか見えない。実家のお母さん(岸本加代子)だって、棺の中に娘の遺体は安置されているんだから、いきなりおじさんに泣きながら「ママーッ」って突進されても、そりゃあ腰を抜かすだけだわな。ホラーだよ(笑) 皆に自分は巴だと認めさせるには、「SEIKAの空」の続きを描くしかないと思ったおじさんは、モモチに自宅からタブレットを持って来させて、モモチのアパートで作画に勤しむ。 ストレージに送られて来た原稿を見て編集部は大騒ぎ。でも高見沢(三浦翔平)はカラクリは分からないがこれは本物だと言い切る。巴の考えは正解だった訳ね。 そしてモモチもおじさんがスマホで見せてくれた新作を読み感動で泣いてしまう。そして漫画のアンチコメントと毒吐きコメントで激しく闘うモモチを見て、おじさんは激しく嬉し泣き。その気弱な姿に一瞬巴先生の姿を見た(ここは実写)モモチは思わず「信じます!」 抱き付いて来るおじさんにキスをせがまれ顔を背けると、回し蹴りを食らい「避けてんじゃねえよ!」(笑) 男勝りの強気と時々見せていた甘えという、麻生さんが演じていた落差の激しい巴のキャラが、男性にも多少は演じ易いのかなとは思うが、でもまだまだ違和感しかないわ。だって汚い…以下自粛。 演出=本橋圭太
>> 378
【2021春ドラマ】
「生きるとか死ぬとか父親とか」3話まで終了。
今回の相談は夫が急にカツラ姿で帰って来て、私はありのままでい…
【2021春ドラマ】
「生きるとか死ぬとか父親とか」4話まで終了。
東京生まれの東京育ち、21歳女子大生からの投稿。再開発で街が変わってしまう喪失感とどう向き合っていますか?
トキコ「東京でよく見掛けるのは相続税を払う為に土地を売って更地になって、一軒家だった所に二軒も三軒も新しい家が建つ窮屈な感じ…」←もうこれ良く分かる、本当によく見掛ける、こういうケース。
東京は元々外様が入り変化してきた街で先住民は無力、その恩恵も受けて来た訳だし変化を楽しむしかない等々話していたトキコだが…。
後日、トキコの書いた原稿が掲載されている無料のタウン誌「銀座百点」を貰いに行こうと父と二人で銀ブラ。何軒か寄って探すが置いてない。父が昔通った紳士服の店に行こうと言うが、店が無い。聞くと移転したと言う。やっと店を見付け、そこには確かに銀座百点が置いてあった。
この時の昔の常連だったという父と、今の常連と思しき紳士客に対する店員の態度のあからさまな違いへのトキコ(ジエーン・スー)の考察が鋭くて、物書きってこういうちょっとした事からあんな風に話を広げて行くんだなって、ちょっと目から鱗が落ちた感覚。
鴨南蕎麦が美味しい店も閉店していてがっかりの二人。
2、3年とかでもどんどん変わるからねえ、思い出の多い街の変化は確かにキツいよね。
そして投稿者に謝るトキコだった。
演出=菊地健雄
- << 419 【2021春ドラマ】 「生きるとか死ぬとか父親とか」5話まで終了。 独身女性からの“インスタやFB等に友達と子供の写真がUPされると、心がざわつく自分が心配”という投稿に、自分も同じですとトキコ。 特に父親が娘を世話する写真が一番自分をざわつかせると。私もこうして父親に世話して欲しかったという心の欠損が原因なのだと。 東のアドバイスで親子らしい事をしようと動物園に行くが、父は一人で好き勝手に行動し、トキコはファンだと言う家族連れの若い母親に声を掛けられ、記念写真に応じているとそれを遠くから見ている父。 やっと合流すると今度は父は雑誌の切り抜きを見ながら、ペリカンはいくら、キリンはいくら、一番高いのは北極熊で3千万円とか言い出し、他の客は迷惑顔(笑) 思い出話も出来なかったトキコは父が行きたいと言う、昔の友人・沼田(菅原大吉)が経営するトンカツ屋へ。ここで仕事の出来た昔の父の話などを聞けたトキコだったが、食後に口の周りを直ぐ拭く癖は、トキコちゃんが赤ちゃんの時に潔癖症のお父さんが直ぐにタオルで口の周りを拭いていたからでは?と聞かされ、父が側に居てくれた時期が有った事を知り、少しだけ気持ちが和らぐのだった。 若い頃は反発が勝ち疎遠、そろそろ話を聞いておかなきゃと思った頃には、親の記憶は朧気になっていてという…、まだ間に合う人には反面教師にして欲しい話だ。 演出=菊地健雄
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第三臓記3
相変わらずクソ旦那にブチギレてて草 笑っちゃ悪いけど面白いわ 不定…(第三臓器)
173レス 2900HIT 第三臓器 (30代 ♂)
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わたしはわたし、いたってわたし(匿名さん0)
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作った隕石で、これ以上の、地球の核付近への海水の侵入を防ぐ事が、まず大…(匿名さん0)
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ミナさん✨レス有り難うございます😆✨500レスになりますのでワイさん宛…(友情不滅さん0)
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