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気になる人が社内恋愛。それを理由に仕事をやめるのはありか
同僚から紹介された相手とどうするのがよいでしょうか…
連れ子が嫌いと言われた

みんなでつくろうストーリー8の2

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遊び人
14/08/02 21:27(更新日時)

みんなでつくろうストーリー8の

つ・づ・き


よろしくどうぞ~👍



No.2107216 14/06/19 07:35(スレ作成日時)

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No.1 14/06/19 20:59
遊び人0 

八神千香子は合併の噂を聞いてから

その事が頭から離れなかった。

またあの人達と一緒に仕事をするのか…。
嫌だ。

あの連中は、自分よりも有能な人間を引きずり下ろす事しか考えていないのだから。

『八神さん。また、溜め息ついてる。』
誰かが後ろから声をかけた…



No.2 14/06/19 21:31
遊び人0 

>> 1 千香子に声をかけたのは

滝藤曜子だった…



No.3 14/06/19 21:47
フリーター3 

>> 2 最近の曜子はあまりヒステリックに怒鳴り散らすこともなく、結構面倒見のよいお局へと変わっていたのだ…


No.4 14/06/20 00:54
遊び人0 

>> 3 千香子『あ…すみません。私溜め息ついていましたね。』


曜子『うん…。』


千香子『全く、世の中って理不尽ですよね。』


シノブもその様子を見て千香子が抱えている悩みが大きいと感じた。


シノブ『どうですか?今夜皆で飲みませんか?』…



No.5 14/06/20 01:43
フリーター3 

>> 4 曜子「いいわね~」


こうして、以前合コンに使われた居酒屋の2階で、曜子とシノブと千香子が飲み会をすることになった。


花子は妊娠中(シノブと梢だけが知っている)なので飲めないし、梢も誘ったのだが、梢は用事があるから と断った。



居酒屋2階の座敷で、千香子は曜子とシノブに、以前の会社での出来事を話した。

吸収合併となると、以前の会社の人間たちと顔を合わさねばならなくなるし、またうつが再発したら…と千香子は不安だったのだ…


No.6 14/06/20 03:48
遊び人0 

>> 5 曜子とシノブは千香子の過去を知り

千香子から感じられる影の理由を理解した。

千香子は一通り話し終えると

胸のわだかまりを吐き出してスッキリしたのか

シノブと曜子が親身になって聞いてくれたのが嬉しかったのか

千香子の表情に少し明るさが出てきた。

それは千香子が入社してから初めて見せる笑顔だったかも知れない…

No.7 14/06/20 07:15
遊び人0 

>> 6 数日後…。

会社側から合併についての説明があった。
どうやら噂は本当らしい。

千香子が昔勤めていた会社エラソーがこの会社目島トラベラーを買収する形になるらしい。


企画課はこのまま目島トラベラーでの勤務になるが

エラソーから社員が配属される事になった…




No.8 14/06/20 08:07
遊び人0 

>> 7 エラソーから配属されることになったのは

かつて千香子を妬み悪い噂を流し嫌がらせをした女


八名ミカと小判エリの二名だった。

どうやらこの二名は本社エラソーでも勤務態度が悪く

協調性に欠け業績も悪かったため

この移動は実質は左遷であった。

しかし、自分達は本社から来たエリートなのだと言わんばかりの態度で二人はオフィスに入って来た…



No.9 14/06/20 08:54
遊び人0 

>> 8 八名『あ~ら、八神さん、ここにお勤めだったのね。あなたとはつくづくご縁があるようね。よろしくね。』


千香子は怒りにふるえていた。


千香子の代わりに曜子がこたえた。


曜子『あら、エラソーのエリートさんは挨拶の仕方も知られないようですね。』

オフィスに緊迫した空気が流れた…




No.10 14/06/20 08:58
フリーター3 

>> 9 そこへ倉沢がやって来た。


「まあまあ、きょうは初日なんだし、なごやかにいきませんか?あっ、僕はこの企画課の倉沢敦といいます。よろしくお願いします」


とふたりに如才なく挨拶した。


倉沢の美貌と愛想のよさにふたりはとりあえず


「あっ、はい…」


としおらしくなった…


No.11 14/06/20 09:45
遊び人0 

>> 10 倉沢が二人に簡単な書類作成の仕事を与えた。

千香子は嫌な予感がしたが

やはり二人は喋りながら仕事を続け

千香子なら15分あれば完成出来る仕事が
結局午前中いっぱいかかって完成した。

それに対して曜子もブチギレ寸前だった…


No.12 14/06/20 10:18
遊び人0 

>> 11 曜子、シノブ、千香子は企画課の部長

小出に相談することにした。


ちなみに小出部長はそのぽっちゃりした風貌もあり


陰ではデブッチョと呼ばれていた。


3人はエラソーからきた2人に対する不満を小出部長にぶつけた…



No.13 14/06/20 12:38
遊び人0 

>> 12 小出『やっぱりそうか…実はな…

合併の際、こちら側の社員がエラソーに行かなくても良くするための条件が

あの2人をこちらで受け入れる事だったんだよ。

もう少し様子を見てくれないか。』

3人は意気消沈して部長室を出た。

オフィスに帰ると何やら騒がしい。

八名『倉沢く~ん!ここわからないの~!教えて~!』

小判『私も~!教えて~!ねえ、倉沢君って彼女いるの~?良かったら今夜デートしな~い?』

曜子はわざと大きな音を立ててドアを開けた…



No.14 14/06/20 12:46
フリーター3 

>> 13 曜子は八名ミカと小判エリに

「そんな簡単なことぐらい自分で考えてやりなさい!」


と注意するとふたりは

「この会社にもお局みたいのいるんだわ。あ~コワ」

と聞こえよがしに言い捨てた…


No.15 14/06/20 13:15
遊び人0 

>> 14 八名『ねえ、八神さん、あんた仕事少し回しなさいよ。』


千香子『すみません。あいにく全部手の放せない仕事なものですから、回せる仕事は有りません。』

曜子『あら、有るわよ重要な仕事が。トイレが汚れているの。掃除して来て頂けるかしら。』…




No.16 14/06/20 13:47
遊び人0 

>> 15 八名ミカと小判エリは鬼の形相の曜子に言われ

トイレ掃除をするためオフィスを出た。

曜子『先が思いやられるわ…。』

千香子『よりによってあの人達が来るなんて…最悪です。』
シノブ『デブッチョも上からの圧力で手が出せないなんて…。』

倉沢『しかし、遅くないか?もう二時間も経つよ。』…



No.17 14/06/20 14:10
遊び人0 

>> 16 その頃八名ミカと小判エリはトイレ掃除などせずに食堂でサボっていた…



No.18 14/06/20 14:59
遊び人0 

>> 17 食堂のキューピットおばちゃんノブが

企画課まで来てコッソリ教えてくれた。

ノブ『ちょっとあんたら、エラソーから来た2人、食堂でサボってるよ。使えない人材が来ちゃったね~。』


シノブ『ったく…。何とか追い出せないかな…。千香ちゃん、あいつらの弱みって何か知ってる?』…



No.19 14/06/20 15:24
遊び人0 

>> 18 千香子『弱み…。何だろう…。


あ…そうだ。幽霊は嫌いみたいです。』

シノブ『幽霊ねえ…。』


その時、倉沢がひらめいた。


倉沢『なるほどね。幽霊なら心強い方がいるよ。』


倉沢の言葉に全員がビビった…



No.20 14/06/20 18:39
遊び人0 

>> 19 倉沢は戒めを施すためのミーティングを行った。


倉沢『女性の皆さんは、会社に幽霊がでるという噂をあの二人に聞かせておいて下さい。

僕はこの会社の守護霊様にお願いしてみます。』


実にバカバカしい内容のミーティングだが皆が真剣だった…


No.21 14/06/20 21:04
遊び人0 

>> 20 倉沢は千香子に対する報復の意味も込めて

厳しい戒めを2人に与えようと考えていた。


その夜、倉沢は残業をした。


倉沢は橘に会いたかった。


丑三つ時になり、倉沢は先日橘が座った席に酒と杯を置き

橘が現れてくれるのを待った…



No.22 14/06/21 00:29
フリーター3 

>> 21 だが、橘はなかなか現れてこなかった…


No.23 14/06/21 07:30
遊び人0 

>> 22 明け方近くまで待ったが橘は現れなかった。


倉沢は仕方なく仮眠室に向かった…



No.24 14/06/21 12:09
フリーター3 

>> 23 簡易二段ベッドがいくつか並ぶ仮眠室の二段ベッドのひとつに倉沢が横になったときだった。


目を閉じようとすると、霞のようなものが倉沢の目に映った。

倉沢が目をこらすと、地味なネズミ色のスーツを着たもっさりした橘の姿がはっきりとわかった…


No.25 14/06/21 12:17
フリーター3 

>> 24 「た、橘さん!?」


倉沢は驚いた。


あれだけ願っても姿を見せなかったのに、今ごろになって…。


しかも、前回よりはなんとなく弱々しい感じなのも気になった。


「すまん、倉沢くん。なかなか出られなくて」


倉沢「いいんですよ、そんなこと。それよりも橘さん、エラソーと合併してからのこともうご存知なんですよね?なんとかならないかと思って…」


橘は
「倉沢くんの言いたいことはわかるよ。しかしなあ…、エラソーにもエラソーの守護霊がいるんだよ…。しかも強力な守護霊が…」


橘の話は倉沢には意外だった…


No.26 14/06/21 12:26
フリーター3 

>> 25 橘「さすがに大きな会社なだけに、あちらの守護霊は力が強力だ…。いや、わたしの見たところ、向こうは守護霊というよりは悪霊に近い感じだがな」


倉沢「むこうの守護霊っていったいどんなんなんですか?」

橘「エラソーの守護霊は、女だ…。生前はエラソー創業者の後妻だった女で、名前は 鎌田桐子…。銀座の売れっ子ホステスで、上客をいっぱい掴んでいた。当時まだ会社を設立したばかりだったエラソー創業者・鎌田氏が桐子に一目惚れしてホステスを辞めさせて自分の後妻にしたんだ。それからなんだ、エラソーが発展していったのは…」


No.27 14/06/21 12:39
フリーター3 

>> 26 以下は橘が倉沢に語った話である…。



昭和30年代後半、東京オリンピック開催が近かったせいもあったが、桐子を後妻にしてから、ホステス時代に桐子が掴んでいた人脈のおかげで、エラソーは発展していく。


エラソー発展に伴い、会社経営に桐子が参画するようになりいろいろと口を出すようになってきた。

そうなると、創業者・鎌田氏とともにエラソーを立ち上げて頑張ってきた古参の重役たちは面白くない。
桐子と重役たちはいつもギクシャクするようになった。
創業者・鎌田氏も桐子には頭があがらなくなっていく。
それでも会社の主な株は鎌田氏が所有しているので、桐子は鎌田氏を内心見下しながらも切ることはしなかった。


また、桐子は売れっ子ホステスだっただけに、男を惑わす美貌の持ち主で、鎌田氏の目を盗んでめぼしい社員に手をつけまくるだけでなく、鎌田氏の死んだ先妻の息子とも関係を持つようになった。


やがて桐子は妊娠し、女の子を産むが、その子の父親はどうやら鎌田氏の息子の子らしい という噂が社内で流れた…

No.28 14/06/21 12:50
フリーター3 

>> 27 桐子はおそらく、鎌田氏の息子と関係を持って、将来は鎌田氏の息子と結婚し、エラソーをのっとるつもりだろうと思われたが、やはり物事はそううまくいかないものである。


桐子と過去に関係を持っていたエラソーの平社員の男から桐子と、生まれたばかりの桐子の娘は刺され、ふたりは死亡した。


創業者・鎌田氏も、桐子に惚れた弱みで桐子と息子の関係にも目をつぶって、生まれた娘も息子の子と思いつつも自分の籍に入れ、自分の子として可愛がっていたため、桐子が死んだショックは大きく、会社経営もできないぐらいボケてしまい、病院に入れられ、数年後死亡した。


桐子と関係のあった息子が社長についたが、この息子も社長に就任して数年後死亡した。


息子には法律上の妻がいたが、子供がなかったため、現在は創業者の甥が社長である。


桐子が死んでからもエラソーは発展し、大企業になっていったが、これは桐子が守護霊となったからである…


No.29 14/06/21 12:52
フリーター3 

>> 28 しかし、桐子が守護霊のせいなのか、会社は発展しても会社の雰囲気はなんとなく陰湿なものが漂っていたのであった。


八神千香子に対する過剰なイジメもある意味会社の雰囲気のせいだと思われた…


No.30 14/06/21 18:44
遊び人0 

>> 29 橘『鎌田桐子の幽霊は仕事をサボろうとするような、心に隙がある人間によくとりつくんだ。


そして、その人間を意のままに操り


不正やパワハラ、イジメを働かせるんだ。


不真面目な人間はあの幽霊の温床となってしまうんだ。


現にエラソーから来た2人は既に取り付かれているんだよ。

本人達は取り付かれている事には気付いていないがね。


あの2人の怠慢さが鎌田桐子の霊力をさらに高めてしまっているから


俺はあの部屋へ入りづらくなってしまったんだ。』



No.31 14/06/21 19:30
フリーター3 

>> 30 しかも、驚くべきことに、エラソーと吸収合併してから、桐子は橘を執拗に誘惑しようとしていた。


倉沢「そ、それで橘さんはその鎌田桐子の誘惑に乗ったんですか?」


橘「そんなわけはないだろう。わたしには最愛の女性がいるんだ…。生きていたら必ず結ばれたかった女性が…」


倉沢は、橘にそんな女性がいることに驚いた。
病弱だった妻を亡くしていたことはノブから聞いていたが…


No.32 14/06/21 19:36
フリーター3 

>> 31 倉沢「橘さんにそんなロマンスがあるなんて…」


橘「霊魂になってしまった今は、彼女の夢に現れるだけしかできない…。彼女はわたしの子を身ごもっていたが、わたしが糸原から執拗に追い落としを図られていた頃流産してしまって…。しかし、彼女はわたしが死んでから誰とも恋愛もしていないし、むろん結婚もしてないんだ。だからせめて他人の恋愛を成就させようと、恋のキューピッドのようなことをしているが…」


そこまで言われ、倉沢は橘の恋の相手がわかったのだった…


No.33 14/06/21 21:45
遊び人0 

>> 32 翌朝…。

寝不足な顔をした倉沢は食堂の椅子に座り

渋い顔をしていた。
そこへノブが出勤して来た。

ノブ『おや、また徹夜かい。せいがでるねえ。』

倉沢『おばちゃん…。』

ノブ『…?もしかして、あんたまた会ったのかい?あの人に…。』

倉沢『橘さんに会って相談したい事があってね…。』

ノブ『ハハハ!あんたもおもしろい人だね。幽霊に相談するなんてさ!』…



No.34 14/06/21 21:55
フリーター3 

>> 33 倉沢は


この人が橘さんの恋人だったんだな


と感慨深げにノブを見た。



ノブは推定年齢は50代半ば~後半ぐらい。
今はフツーの食堂のおばちゃんだが、きっと橘さんと愛し合っていた頃はもっとかわいかったかもな…。


倉沢は

「橘さん、なんか様子が変だったんだ。なかなか現れてくれないし、どことなく弱々しい感じだったし…」


No.35 14/06/21 22:32
フリーター3 

>> 34 倉沢は、橘がエラソーの守護霊・鎌田桐子に誘惑されていることは黙っていようと決め、食堂をあとにした。



その日、会社が終わってから倉沢は千香子と会った。


あのふたりだけの二次会以来、倉沢と千香子は時々ふたりだけの甘い時間を過ごすようになっていた…


No.36 14/06/21 22:40
フリーター3 

>> 35 倉沢と千香子は、いつものシティホテルで待ち合わせをし、レストランで食事をしてからチェックインしてあるツインルームに入った。


千香子の身体からはだんだんと処女の硬さが取れていき、倉沢の愛撫にも敏感に反応し、甘い声をあげるようになっていた。


倉沢は、千香子を抱くたびに愛しさが増し、なんとしても千香子を守ってみせるという気持ちになるのだった。


千香子も、倉沢に抱かれるたび、肉体的な甘美感覚だけでない安心感を感じていた。



しかし、今夜の千香子は、倉沢の愛撫に身を任せながらもどことなく不安げだった…


No.37 14/06/22 01:25
遊び人0 

>> 36 千香子『私…あの二人が来てから、気持ちが不安定になってしまって…

ダメね…。こんな弱虫じゃ。』


倉沢『千香子は悪くないよ。』


と、そっと千香子を抱きしめると


倉沢『信じてもらえないかもしれないけどさ…』


と、倉沢は昨夜の出来事を千香子に語り始めた…



No.38 14/06/22 05:32
フリーター3 

>> 37 倉沢は、会社の守護霊・橘のことや、エラソーの守護霊・鎌田桐子のことを話した。


千香子はもとエラソーの社員だっただけに、鎌田桐子の話は知っていた。


鎌田桐子のことは、むろん千香子が生まれる前の話であるが、エラソー創業者一族にまつわる話ということで、ある意味陰の創業者伝説となっていたのである…


No.39 14/06/22 08:45
遊び人0 

>> 38 そしてエラソーの社内では、未だに鎌田桐子の幽霊が出没し

その話は怪談話として語り継がれていた…


No.40 14/06/22 09:05
フリーター3 

>> 39 千香子「なんでも、若くてイケメンな社員の前には結構ひんぱんに現れるらしいって聞いてるけど、本当かどうか…」


倉沢は、鎌田桐子の顔も姿も知らないが、鎌田桐子らしいなあ…と思った…


No.41 14/06/22 09:27
遊び人0 

>> 40 数日後…


倉沢は新しく決定した企画書を

エラソー本部の企画課の課長の元へ届ける事になった。

しかしあいにくその日は事故で道が渋滞していて


エラソーに到着したのはかなり遅い時間であった…


No.42 14/06/22 10:10
遊び人0 

>> 41 エラソーの企画課長に新しい企画書の説明を終えると


もう11時を回っていた。


課長『こりゃ、今夜は徹夜だなあ…。』

新しい企画書をまとめ、翌日の会議に間に合わせるため

課長は残業を余儀なくされていた。

倉沢は課長を手伝って残業に付き合う事にした…



No.43 14/06/22 10:37
遊び人0 

>> 42 仕事が終わったのは明け方近くだった。

倉沢は課長に案内されて仮眠室に向かった。


課長『あんた、気をつけた方がいい。いい男がいると幽霊が出てくるんだよ。』

課長は鞄の中から何やら取り出し


倉沢に渡した。


課長『これをもってなさい。』…


No.44 14/06/22 14:23
遊び人0 

>> 43 それは小さな包み紙だった。


どうやら中には魔除けの塩が入っているらしい。

課長は倉沢にこれを枕元に置いて眠るように伝えた。

仮眠室につくと倉沢は吸い込まれるように眠りについた。


倉沢は魔除けの塩を枕元に置いた…


…つもりが寝返りをした際に床に落としてしまった…




No.45 14/06/22 16:13
遊び人0 

>> 44 倉沢が深い眠りについた頃


誰かが倉沢の体の上に乗っている感じがする。


やめろ…


しかし倉沢は声が出ないし、体も動かない。


『フフフ…可愛いわね…』


女の声が聞こえる…


No.46 14/06/22 19:10
フリーター3 

>> 45 女の声が聞こえたと思ったら、倉沢は自分の頬が誰かに撫でられているのを感じた。


これは、女の手だ…。



「なんとなく輝一郎さんに似てるわね、このコ…」


ん!?



輝一郎さん!?



No.47 14/06/22 19:13
フリーター3 

>> 46 声も出ない、身体も金縛りにあったようで動かないながらも倉沢は思い出した。


確か、エラソー創業者・鎌田氏の先妻の息子の名前が、輝一郎といったはずだ…


No.48 14/06/22 19:19
フリーター3 

>> 47 「本当に可愛いわ。輝一郎さんに似てるし…。最近はエラソーにもこんな可愛いコはいないわ…。ふふふ…、なんだか久しぶりに疼いてきちゃうわね…」


じゃあ、やはりこれは、鎌田桐子…!?



そう思ったとき、倉沢は、唇にやわらかいものが触れるのを感じた。


これは…、女の唇…!?


No.49 14/06/22 19:21
フリーター3 

>> 48 倉沢の唇の間から、生暖かいものが口唇の中に入ったような感じがしたかと思うと、倉沢の舌は誰かの舌と絡み合っていた。


それは、背骨が溶けそうなぐらい甘美な感覚だった…


No.50 14/06/22 21:00
遊び人0 

>> 49 その時、トイレに行こうとして目覚めた課長が


倉沢の体の上に白いモヤモヤしたものが乗っているのに気付いた。

大変だ…


見ると倉沢のベッドの下に魔除けの塩が落ちている。


課長はその塩を拾い上げ白いモヤモヤめがけて投げつけた…


  • << 51 すると倉沢の体の上に乗っていた白いもやが ス~っと消えた。 課長『倉沢君、大丈夫か?』 倉沢『あ…ありがとうございました。』 課長『いや~、早く気付いて良かったよ。あれに取り付かれておかしくなったものが沢山いてね… あのまま、あの女を受け入れていたら、 心を乗っ取られ、意のままに操られていたかもしれない。』…
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