こんな私
私の過去から現在までを綴ります。
誤字脱字あるかと思いますが批判などは無視します💦
よろしくお願いします🙇
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バイト仲間の薫。(かおる)高1が、
いっちゃ~ん。
私は振り向いた。
薫トイレ掃除イヤー。
いっちゃんしてよー。
ハイハイ。じゃあ薫は、ドリンク補充してね。
薫は私よりも二個したで、他校の女の子。よくオキナメグ○に似てると言われていた美人さん。
いっちゃんとは私の名字→石川
年下の薫はかなりワガママで、二人でバイトに入る事が多かった。
よく私の悪口を、私にズバズバ言ってきていた。
いっちゃんてぇ、色黒だよねぇー。
薫は白すぎて日焼けしたらすぐ赤くなるから痛いんよー。
よかったね( ̄^ ̄) !
薫はたびたび私に舐めたくちをきいていた。
大体は容姿の事。
ある日バイトに出勤した。
私はその日頭にカチューシャをしていた。
前髪を全開にしたカチューシャ。
自分でもあまり似合ってない。
出勤した私は薫に
おはよー。
薫
プッ!
私を見て笑ったのだ。
私はそこにあった商品のラックで薫の頭に思いっきり降り下ろした。
ガコン!
いったー!!
薫、パパにも殴られたことないのにー!
ああそう!ほなあたしがお前の事殴ったるわ!!
すると他の従業員の女の子が
ちょっとー!石川さん、やめてくださいよ!
薫ちゃんも何いってるのよ!
走ってきた。
(いいきみ!)
右口角が上がった。笑
あれから少したったある日。
私と薫はレジで作業をしていた。
この店は他と比べたら物凄く暇だ。
ある日本映画のポスターが貼ってあった。
ボーッと、あ、これ見たいなぁ。
と思って眺めていた。
ちらっと横を向くと、薫もポスターを見ていた。
目があった。
……
いっちゃん…
薫…
一緒に観に行く?
…
同時だった。
二人で笑った。
観に行くと決まったら、今までなかったくらい、急に仲良くなった。
薫と近くの駅で待ち合わせして、学校帰りだった為、二人制服だった。
しかし、いつもはそんなに会話はなくても、仕事だったから、気にならなかったのだが、遊びで会うのは初めてだった為、なんかおたがいにぎくしゃくした。笑
いっちゃん、何か食べる?薫お腹すいたぁ~。
どうする?何か食べる?
ちょっとー、今薫が質問したんだから質問で返さんといてよー!
あーそうだね!笑
何しよーか?あっ、ここは?ここおいしいよー。
二人で洋食屋に入った。
私はハンバーグセット、薫はパスタを食べ、映画を見た。
私は途中で感動して涙が出そうになった。
でもギリギリまで我慢した。
泣いたのがバレたら、絶対ばかにされる!
私はギリギリまで我慢したが、鼻水が!
グスッ
鼻をすすった瞬間、薫がこっちを向いた。
私は顔を伏せた。
映画館を出たら、
もー!いっちゃん、泣くの早すぎ!!笑 どこで泣くんよー!泣くとこ無いでしよー。
案の定言われた。
私はバカにされるのが大嫌いだ(T_T)
次の日、バイトにでた。
この日は私、薫、もう一人の女の子と三人だ。
聞いてくださいよー。私昨日、この映画、いっちゃんと見に行ったんですよー。
あれ?二人いつの間に仲良くなったの?笑
私は聞こえてないふりをしてタバコの補充をしていた。
そしたらー、いっちゃん始まって五分くらいでもう泣いてるんですよ!早すぎだろーって!
あはははー
(やっぱり人に言いやがったコイツ!)
退屈な毎日を過ごしていた。
学校が終わったらバイトに行って、無い日は友達と遊んだり。
でも私は物足りなさを感じていた。
周りは、彼氏がいる。
私も彼氏がほしい。
彼氏でなくても、何かこう…
夢中になれることがしたい!
退屈をもてあましていた。
すると、ある日見覚えのあるアドレスにはない番号から電話がなった。
もしもし…
もしもし、俺ー!
この声…
陽介だ!
あ、久し振りー!
胸が高鳴る…
このドキドキ、待ってたかのように。
なるべく明るく振る舞う。なるべく平常心で。
何かさ,本当久し振りじゃねぇ?
うん、久し振りだね。
最近どうしてたー?
別に普通だよ。あ、バイト変わって、いま◯◯のコンビニで働いてるよ。
ハイハイあそこね。
あそこは客あんま入って無いんじゃね?
まあねえー。
毎日暇よー!
陽介は本当ズルい。
また昔話をしてきた。
付き合ってた頃の楽しかったときのこと。
なんだろ…
策略なのかもだけど、だんだんまた私もいい気分になってきた。
(陽介、あんたほんま天才やなー笑! )
それから私はまた陽介とよりを戻していた。
陽介は、高校を、やめていたので、比較的暇なんだろう。
バイトや、高校を卒業する通信の資格をすぐに習得していた。
陽介は、物知りで本当に頭がいい。
でもまた1ヶ月後にケンカ別れをした。
ケンカの理由は、本当にしょうもない事で覚えてもいなかった。
しばらくして、私は車の免許を習得するため、教習所に行き始めた。
ここで友達ができた。
美奈ちゃん。
美奈ちゃんは私の高校の近くの高校で、進学校で頭が良い。
教習所は隣の県で送迎の車で一時間近くかかるが、乗り降りが一緒だったので、退屈しなかった。ずーっと喋りっぱなし。
まりちゃんて、彼氏いるの?
いないよー。最近別れた。笑
美奈ちゃんはいるの?
うん。プリクラ見る?
見る見るー!
美奈ちゃんのプリクラ帳をみると、美奈ちゃんの彼氏は私の幼なじみだった。
そんな話しで盛り上がった。
教習所は、タバコが吸えた。休憩室で高校生がタバコを吸えるのが何故か容認済みだ。制服も着ているのに。今思うと変な感じ。
美奈ちゃんは優等生だけど、タバコは吸うので一緒にタバコを吸いに休憩室に行った。
すると、見たことのある男の子がいた。
あれ?見たことあるけど…誰だったかな?
ずっと見ていると、
あれ?陽介の元彼女?
え?うん。
あ、浅田くん?
思い出した。浅田くんは、陽介の友達で、一度一緒にいるところを見たことがあった。
陽介、元気?
うん、相変わらずスロット三昧だよ。笑
昨日はなんか新しい彼女連れてるとこ見たなぁ。
(え?新しい彼女?もういるの?早っ!)
そうかぁ…陽介は、早いね。はは…
ボーゼンとしていた。
気づいたら浅田くんはいなかった。
何だか、もう嫌だなぁー…
すごく自暴自棄になった瞬間だった。
ある日、教習が無いとき、私は学校帰りに電車で貴子の家に行こうと学校の近くの駅に一人でいた。そこは無人で時計も止まっていて、ケータイも充電が切れていて、時間が分からなかった。
近くで作業していた土木関係のお兄さんがいたので、
すいません、今何時かわかりますか?
今は…12時45分だよ。
ありがとうございます!
(あーよかった。あと五分くらいで電車がくる。)
そうして私は、貴子の待つ駅に向かった。
それから少ししたある日、学校が終わって帰ろうと歩いていた。たまたまその日は母に車で送ってもらっていたので、歩きだった。
すると校門の前に白のワンボックスがとまったいた。
ファーン
とクラクションが鳴る。
ちらっと見てみると、車から出てきた一人の男、
見たことある…
あー!
その人はニコニコしていた。
(この前時間聞いた人か!)
よぉーっす。この前はどうも。
あー、どうも…
こないだの制服見て、ここの子だって思ってさ。
ずっと待ってたから見つけてよかったよー。
サボってたらどうしようって思ってたよ~
そうなんですか…
今から帰るの?
乗ってかない?
あー、…向こうで妹と待ち合わせてるんで…
大丈夫です…
そう?じゃぁ番号教えてよー。今度俺の友達も連れてくるからさ、遊ばない?
うーん。いいですよ。
(彼氏も居ないしいいか。遊ぶだけなら!)
そして番号を交換した。
メールもよくしていた。
貴子は彼氏いるしー、(前と違って物凄くイケメンの)
クラスの愛ちゃんを誘った。愛ちゃんも合コンばかりしていて、彼氏もいなかったから。
愛ちゃんは
いくいくー!カッコいいの?友達って!
とかなり乗り気だった。笑
健ちゃんがゆうには、かなり男前みたいよ!
そうなーん?めっちゃ楽しみー!まりーありがとー(^o^)
愛ちゃんの喜ぶ顔を見たら私まで嬉しくなっていた。
健ちゃんとは、その人は彼の名前。
歳は20才。
書いてなかったが、そもそも健ちゃんは、私と同じ中学だった。話をしたことは無いが、中学のときから私は健ちゃんを知ってたし、健ちゃんも私を知っていた。
でも時間を聞いたときは、健ちゃんだとは分からなかった。
そして居酒屋にいくことになった。
健ちゃんの車が家の前の倉庫に着いたとメールが鳴る。
支度をして車へ向かった。
最初に会うときは緊張する。
ドキドキしながら、後部座席を開けた。
オッス!どうぞー!あ、土足禁止なんで、靴脱いで上がってくれる?ごめんね!
健ちゃんは本当にいつもニコニコしている。
ニヤケ顔とでもゆうのだろうか?
おじゃましまーす。
履いていたショートブーツを脱いで座った。
助手席の男性が振り向く。
あ、こんにちわー。
と私。
よろしくー。
(え?!めちゃめちゃイケメンやないかーい!)
愛ちゃんを迎えに行った。
そして愛ちゃんと皆で近くの居酒屋に向かった。
こいつは俺の友達のマサヤ。親友かな?
うん、そんなものんかな。
とマサヤさん。クールだ。
そして本当にイケメンだ。隣を見るとニコニコ顔の愛ちゃん。
前にはニコニコ顔の健ちゃん。
ニコニコオーラに私とマサヤさんは無表情。
変な感じだ。フィフティーフィフティーみたいな。
愛ちゃんも普段からニコニコしている。羨ましい…私もニコニコしてたい!
まりちゃんは中学のときから知ってたんだ。目立ってたからね~。可愛くてさ。昔はさ。
今は可愛くないんかい!
ははは~!
皆少し笑ってくれた。
私の緊張も少し和らぐ。
しかし、マサヤさんはかなりかっこよかった。
男らしい感じの、EXILEにいそうな。
健ちゃんは、誰かな?関ジャニにいそうなホンワカしたイケメン。
(両者ファンの方、すみません!)
あ、愛ちゃんです。愛ちゃんは、高一からの友達で、親が愛ちゃんちのスナックで働いてるの。見ての通りギャルだけどね、笑
まりもギャルやーん!
愛ちゃん程じゃないよー!
イヤイヤ、俺らからしたら、十代皆ギャルやから!
あはは~!
といった感じで、すぐに打ち解けた。
皆相性が良かったのかな。
相性というのは、どんなときでも大事だ。
友達、家族、仕事など…
生活を共にするには。
当たり前か…
盛り上がったので、近くのカラオケに行くことに。
当時流行っていた歌を皆歌う。
ストレス発散!
陽介の新彼女が出来たっていうのを打ち消すように…
大声で歌った。
カラオケなら…当たり前か。
二時間して出てきた。
あー!!楽しかった!
と私は両腕を上げて夜空の星を見た。
星はあまり無いが、澄んでいた気がした。
あたし、今めっちゃ
自由だ。
気持ち良い…
そしてお開きとなり、私と愛ちゃんは送ってもらい、家に帰った。
昨日凄く楽しかったなぁー。
授業中余韻に浸っていた。
メールが鳴った。
また四人で飲みいかない?
健ちゃんからだった。
休み時間に愛ちゃんに、メールの事を言った。
あたしはいつでも良いよぉー。
てゆうか、マサヤくん、めっちゃカッコ良かったぁ~。凄い楽しかったぁ~
そうだね、本当にかっこ良かったよね。愛ちゃん、付き合っちゃいなよ~
うん、付き合ってって言われたんだー。
でもカッコいいからモテるよねぇー。
そしてまた会う日がきた。
健ちゃんが迎えに来た。今日は一人だった。
愛ちゃんを乗せて約束の居酒屋に行くと、遅れてからマサヤさんも来た。
仕事が長引いちゃってさ、ごめん。
いいよ~、お疲れ様マサヤくん!
(ニコニコがデレデレになってるぞ!愛ちゃん)
好きなものを注文した。
健ちゃんが日本酒を注文していた。
まりも飲む?
うん、うん、飲みたい。
初めての日本酒… 甘い!アルコールくさい!
でもゴクゴク飲んだ。
店を出る頃にはめちゃくちゃ酔っていた。
どーする?
俺、愛ちゃん送ってくわ。
とマサヤさん。
ほーい、じゃ、愛ちゃんまた明日ね~!
まりも気をつけてね~!
二人とも酔ってた。
そして私達が向かったのは、
ラブホテル。
ラブホに着いてから、吐いた。
本当に酔っていて初めて吐いた。
あまり覚えて無いが、事が終わり、健ちゃんはシャワーを浴び、イビキをかいて寝ていた。
私も一人でシャワーを浴びて、健ちゃんの隣で寝た。
まり、まりー…
ハッとして起きると、健ちゃんの顔が。
まり、送ってくよ。
とニコニコしていた。
危ない、寝て外泊するとこだった。
車に乗った。
まり、俺と付き合ってほしい。
健ちゃん、奥さん大丈夫なの?
今別居中だしさ!大丈夫だよ…
健ちゃんは結婚して二年の奥さんがいるが、別居しているらいし。
興味がないので理由は聞かなかったが。
子供はいないらしい。
付き合うのは出来ないけど…
友達でいい?
いいよ。まりがそう思うなら。
とニコっとしていた。
まり、おはよー!
愛ちゃんおはよー!昨日どうだったの?
マサヤ、彼女がいるんだって 。
でも、あたし、それでも良いって言ったんよ。あたし、マサヤのこと好きだから。
そーかぁ。良かったね!
まりは?あのあとどうしたの?
あ、ハイハイあぁな。分かったよ。
健ちゃんイイ人そうだもんねー。
うん…。
何故か言えなかった。好きと言えば好き。でもそれは恋人の好きではないかも…
しかも奥さん居るって…
そんなの言えなかった。
それからも健ちゃんと私は会うたびに体の関係を持っていた。
時には、お金がないと言って連れられた先は、奥さんと住んでいた家だった。
ちょっと待ってよ!奥さん、帰ってこないの?
大丈夫、仕事行ってるからまだ帰ってこないって。
帰ってくるかもしれないでしょ?
何考えてんのよ!もう帰る!送って!
こんなこともあった。
こいつ…何考えてんの?夫婦寝ているベッドでやろうだなんて。
今考えたら…
健ちゃんは多分別居なんかしていない。
仲は良かれ悪かれ、一緒には住んでる。よっぽどじゃない限り、自分のテリトリー以外では女を連れてきたりしてこない。
ある日私が教習所に行ったとき、迎えにいきたいとメールがあった。
そして、五時に迎えにきてもらった。
健ちゃんの後輩だという人とその人の車で迎えにきてもらった。
その日は送って貰っただけだ。
その日の夜、健ちゃんから電話が鳴った。
私は健ちゃんの待つ家の前の倉庫にいった。
どしたの?
いや、まりに会いたかっただけやけどな。
とりとめもない話を30分くらいした。
そして、私はまた、家に帰った。
愛ちゃんもマサヤさんとは良好だったみたいで、よくあっていた。
ありー、本当ありがと。まりが紹介してくれてあたし本当に嬉しい!
良かったねぇ。あたしも嬉しいよ。
まりは?健ちゃんとうまくいってる?
健ちゃん、結婚してたんだ。 だからあんまり健ちゃんのことは信用してない。
何か体の関係だけであたしといるみたいな感じだけど、あたしも好きとかじゃないかな…
冷めてきてるし笑
そうかぁー。
ま、嫌いとかじゃないんだけどね。
あたしも最近分かったんだけど、マサヤも、彼女いたんだ。
◯◯ってゆう。
まり知ってる?
えっ?あたしその人と同じ小、中学校だったよ。
◯◯さんと付き合ってたんだ…
二股?!
ごめんね、知らなかった…
…だと思った!でもいいの!あたし、本気でマサヤのことが大好きだから、まりには感謝してる。
彼女とは付き合いも長くて、付き合ったり別れたりを繰り返してるみたいだけど、マサヤはあたしとも会ってくれるし、いいんだ。
そう?何か…
マサヤさんもちゃんとしたらいいのにね!
どっちか一人にさ!
愛ちゃんはイキイキして話してくれた。
あたしは…本当に健ちゃんには冷めていたが、友達として、として、いうことで、相変わらず暇なときは教習所から家に送ってもらっていた。
ある日、違う科の友達、洋子がクラスにいた。
まり、陽介くんってまりの彼氏だよね?
え?陽介とはこの前別れたけど、どうしたん?
あたしの友達が、陽介と付き合ってるって聞いたけど、多分まりの彼氏と思って変だと思って!
あぁー、今、洋子の友達と付き合ってんだ。
陽介の彼女ってどんな子?
この前あたしのプリクラ帳見て、まりが、カワイーって騒いでた子だよ。
うー?んー…
え?!あのめっちゃ可愛いコでしょ?!
うん。プリクラ写りは良いけどかわいいよ。
そっか。そのコ、名前なんてゆうの?
マリ子だよ。
めっちゃブルーになった。
あのコが陽介の彼女?
陽介にはもったいないだろー。あたしと違い、色白でthe女の子って感じ。
てゆーか、名前似てるし!子あるか無いかって!
その日はものすごく嫌な気持ちになった。
何故かショックで。
教習所が終わると、健ちゃんに送ってもらう日は、美奈ちゃんも一緒におくってもらっていた。
家についた。
まり、ホテル行こう。
ニコニコしていた。
いかない。もう健ちゃんとは会わない。
何で!!
好きじゃないから。
好きなやつ出来たの?
ううん、違うけど。
マサヤが、まりと付き合いたいって言ってるから、今度あってあげてよ。
(はぁー? )
何で?
マサヤ、愛ちゃんと別れてさ、まりのことずっと可愛い可愛い言ってるからさ。
確かに愛ちゃんはマサヤさんと別れたって言ってたけど、突っ込み所ありすぎて、呆れて私は下を向いていた。
健ちゃんて本当サイテー!もう会わない!
バイバイ!
車を出て走って家に入った。
それから着信がずっとあったが、あまりの怒りに無視を決め込んだ。
メールも、
会ってもう一度話しがしたい。
まりお願い!出てきて!
健ちゃんはしばらくまだそこにいたが、次の日窓を開けて見た時には、居なかった。
ありえない!
健ちゃんもマサヤさんも、何を考えてるの?!
どーせ今までも二人で 今日初めてヤッタとか、なんとか言ってたんだろうな。
と思うと、呆れてきた。怒りはない。最初から好きじゃなかったから。
昨日の出来事を愛ちゃんに言ったら、
まりは、あたしの事裏切らんと思ってたよ。
と。
愛ちゃは、元カノから電話があって、二度とマサヤに関わるな!と激怒されたらしい。
でも愛ちゃんは、
もうあなたの彼氏と関わらない。
あなたの彼氏はズルくて最低!
だと言ったみたい。
あたしはマサヤのこと、本当に好きだったけど、まりのこと聞いて冷めた。
でもいい経験ができたよ。
とまたイキイキしていた。
私は府に落ちないまま、また教習にいった。
教習所が終わる頃、知らない番号から電話が鳴った。
誰だろ?
大体こうゆうときは、良いことがない。
恐る恐る出てみた。
もしもし?
もしもし?、
マリ子だけどー!
…
あぁはい。
今、陽介と付き合ってるんだけどあたしが付き合ってるのにあんたと陽介浮気しただろ?
頭がハテナになった。
こないだ陽介とあったけど、あんたの存在なんて一言も知らなかったよ。
嘘つけ!浮気してたんだろ陽介と!
…だから陽介はあんたの事なんて言ってないよ。
だったら、あんたにちゃんと聞かなきゃわかんない!
今日あんたの家に行くわ!
分かった。
とゆうわけで、マリ子は私の家に来て話しをすることに。
何だかなー。
でも、まずキレている本人に話を聞かないと話は始まらない。
教習所が終わったら、健ちゃんから電話があったが出なかった。
どうせ何か言い訳並べるんだろ。
家に着いたら健ちゃんの車が倉庫にあったが、予想してたから裏道から家に入った。
健ちゃんからは電話の嵐が。
メールも見ないで削除した。
今は健ちゃん処じゃないよ…
夜6時、マリ子から着信が。
もしもし。
あたし、マリ子のツレやけどなー、家どこー?
私は家の行き方を細かく説明した。
分かったー。あたしは運転手として行くだけで、マリ子の見方意見とか、何もせんから、安心してなぁー。黙っとくからさ。
この子は、ゆりなの親友だった。
前に私がゆりなと仲が良かったとき、ゆりなの会話によく出てきていた子だった。中学からの仲だそう。
それでその子とマリ子は高校で仲良くなったらしい。
ピンポーン…
二人が来た。
どうぞー。
二階の部屋に案内した。
親には友達が来ると伝えていた。
マリ子はソファ、友達はベッドに座った。
私はマリ子の前。
あんたが陽介とずっと付き合ってたのは、前に聞いてた。
でも、あんた別れてからも、陽介と会ってただろ?
私は今日あんたから電話があった時まで訳が分からなかった。
嘘つけ!あんたマリ子と付き合ってた事知ってて、陽介と浮気してたんだろ?!(マリ子は自分の事をマリ子と呼ぶ)
そう言うと、部屋にあったコンポのリモコンを思いきり壁に投げた。
ちょっと!やめてくれる?部屋の物壊すの!!
私は、陽介に新しい彼女が出来たのだって、最近知ったよ。
だからそれは陽介に聞いたんだろ!!
マリ子は叫ぶ。
違うって!私は陽介に聞いてない!陽介の友達に偶然会って聞いたんだよ。
私は私と別れてからあんたと付き合ってるって思ってた!
陽介はそんな人じゃないだろ!嘘ついてんじゃねぇよ!
マリ子の聞くところによると、多分マリ子は処女で、初めての相手が陽介だったと。
だからこんなに純粋なのか?
初めての陽介に裏切られて、こんなに怒っているのか?
マリ子はキレて叫んでいた。
ちょっと待って
この部屋、防音設備ないよ。
黙っていたマリ子の友達が言った。
ねえ、陽介呼ぼうよ。さっきから話し進んでないやん。陽介呼んだ方が、早くないん?
ほんまや。陽介呼ぶわ。
マリ子が陽介に電話し始めた。
もしもし陽介?今、まりの家ー。
………もういいからはよ来いや!あと何分したら来る?!
……
それから 陽介が来て部屋に上がってもらった。
陽介は不機嫌な表情でマリ子の隣に座った 。
話ってなにー?
陽介!あんた、こいつとより戻したんていつよ!?
あー、多分マリ子と別れてから?
そうなん?てゆーかあたしと付き合ってる時に、こいつと連絡取ってただろが!
ちょっと!あんたにこいつとか言われたくないわ!!ほんまいい加減にせえよ!
私はぶち切れた。
お前に言われたーないわ!!
マリ子が私に向かってきた途中で、陽介が止めに入った。
何よあんた!やっぱりまりの味方するんか!
もー、さっきからお前ちょっとうるさいわ。
俺は正直、マリ子と続いてる時に、まりに電話して、より戻した。
てゆうか、あのときマリ子とは喧嘩して別れたと思ってたわ。
それはあんたが勝手に思った事だろが!それに別れるとか一言も言ってないだろ!
話は三時間程続いた…
最終的に、私達はもう今後一切連絡は取らないということで話は終わった。
マリ子は、プリクラで見たら可愛いかったが、実際も可愛かった。
が、あまりに取り乱し過ぎて途中で笑いそうになった。
お邪魔しましたー。
と三人揃って帰っていった。
母に、
何言ってたん?ものすごくドタバタいってたけど。
と言われたが、
遊んでただけよ。
とだけ答えて私は自分の部屋に戻った。
疲れた…
そしてすぐに寝た。
おはようまり!
おはよ!
貴子に昨日の事を言った。
えー?なんで言ってくれなかったの?あたし行ったのに!!
いや、いきなりだったもんでさ。笑
悔しくない?!マリ子と陽介くんはまた付き合ってんの?
さぁ…全然知らないし、どーでもいいや。
もう陽介はいいや!
健ちゃんて人は?
健ちゃんもいいよ…
まりはまた彼氏いないんだね!また紹介するからさ、放課後あたしんち泊まりに来なよ。
うん分かった!
コンビニではまだバイトしていた。
今日バイトの面接入ってるんだ。
もう少ししたら来るよ。
と店長。
どんな人が来るんだろうねー。
薫と話ていたら
来た!!あのいつものお客さんだ!
と思ってたらその人は裏に入ってった。
え?まさか今のお客さんが面接の人?!
マサオ(24)は、お客さんとして毎日店に缶コーヒーを買いに来ていた。毎日だからレジで話しかけられた事もあり、顔見知りだ。
マサオは、帰り際に私のと薫に手を挙げ、帰っていった。
次の日の夕方、バイトに行くと、マサオは出勤していた。
あ、おはようございます…
おはようございます!今日から働くマサオです。
よろしく!
初日はマサオにいろいろ教えた。
マサオはおっとりして優しくて、当時流行っていたB系で、音楽を趣味でしていた。
マサオは、すぐにバイトの先でも誰とも仲良が良かったが、私が多分、一番仲が良かった。
でもマサオは大体が夜9時からなので、私が終わる10分前だけかぶる程度だった。
マサオと薫と三人で遊ぶことになった。
マサオん家で三人で飲んだ。
マサオは偶然にも私と家が近かった。
三人でくだらないことを喋った。
マサオは彼女いるのー?
いないよ。ずっといない。三年くらいかなぁー。
三年もいないの?!
皆は?
薫はいるー。でも喧嘩ばっかりで疲れるー。
あたしは居ないわ。最近別れたしねー。
てゆうか三年もいないんだマサオ!
だって出会いも無いしさ。彼女欲しいんだけどね
…
マサオ寂しいんだ!!
この歳になるとね。周りは結婚してるとか多いしな。
そんな話をして私は自転車で帰った。
寂しいよね…
あたしも寂しいよ。 恋愛っていいよね!
帰ってお風呂に入って音楽を聞きながら寝た。
教習所も終わりが近づいて来た。
教習所では、いろいろあった。
先生がうざくて、文句を言いまくったら新しい先生に変わった。新しい先生もうざかったが。
でも車の運転をするということは、命が掛かっている!
厳しくて当たり前だ。と今は思う。
あの頃は分からなかった。
そして、教習所を卒業した。
後は筆記試験のみ!これが受かったら免許証が貰える。
美奈ちゃんも同時に卒業していたので、一緒に試験を受けに行った。
試験は朝だから、その日の夜中に試験場のそばにある塾へ行って勉強をする。
私と、美奈ちゃんが塾へ行くと、偶然にくみりんがいた。
私は塾を途中で抜け出してくみりんと近くの喫茶店でタバコを吸いながらサボっていた。
美奈ちゃんはちゃんと塾で勉強していた。
そんなんだから試験の結果は、落ちてしまった。
美奈ちゃんはもちろん受かっていた。
くみりんは…
受かっていた!
私だけ、落ちた笑
美奈ちゃんごめんよー。ちゃんと勉強してたらよかった。
美奈ちゃんとくみりんは二人で次の手続きへ行った。
あたし何してるんだろ…
本当馬鹿だ…
私はバスと電車で二時間程かけて帰った。
悔しかった。
落ちたことを母に言うと、かなり怒っていた。
アホちゃうか!!お金がもったいないわ!
今度は絶対受かりな!落ちたら自分で金払え!
一時間程説教をくらった。
車の免許取るのって大変なんだ…
道には当たり前に車を乗っている人がこんなにいる。皆すごいなぁ…
本気でそう思った。
よし!頑張るぞ!
私は帰りに免許のテストのマニュアル本を買った。必死に読んで勉強した。
試験会場には、マサオが送ってくれた。
夜食に近くのスーパーで鳥の照り焼きおにぎりを買った。
車に戻って食べようとしたら、中に具が無かった。
これ普通の具無しのおにぎりやーん!笑
と一人で笑った。
マサオ!この本で何か問題出して!
はいよ!
車で走ってたら前に遅い速度のバイクが走っていたのでクラクションを鳴らした。マルかバツか?
バツ!!
正解!次は…
こんな感じで夜中2時から朝の8時半まで車のなかで問題をずっと出してくれたり、世間話をしたりしていた。
ほなマサオ!行ってくるわ!
おう頑張れよ!絶対受かるから!
ありがとう!行ってきます!
そして二回目の試験に挑んだ。
結果は…
合格!!
マサオのお陰で私は次の手続きへと向かった。
写真も取った!疲れてて化粧もよれてパンダみたいだった。笑
あれだけ頑張れたのは前回の悔しさとマサオのエールがあったから。
そのあとマサオと二人でお祝いの二人飲み会をした。
カンパーイ!マサオありがとう!
いえいえ。まりの努力の甲斐あっての事ですよ。また落ちるかもと思ってたけど。
なんでよー!
あはは嘘!
まりにプレゼントがあるんだ。
はい、これ!
ケースに入ったCDだった。
何これ!
高校ももうすぐ卒業だろ?
これ、卒業ソング集めてみた。あと、俺の作ったラップも入ってる。笑
えー!?ラップ?めっちゃ
れしー、ありがとう!
い家に帰って早速聞いてみた。
これは、松任谷由美…
これは、聞いたことある洋楽だな…
最後にマサオのラップ。何だか暗めのリズムで聞き取れないラップで訳がわからなかった。笑
マサオ…本当にありがとう。
高校の卒業式…
石川さんは、卒業したらどうするの?
就職するよ。中田くんは?
俺は◯県で大学にいくよ。
そう…遠いけど、頑張ってね。
うん!ずっと好きだった…
え?
なかなか言えなかった。彼氏いたみたいだし。
これから頑張ろうな…
うん。頑張ろうね。
中田くんはすぐ去っていった。
中田くんはいつも席が近くて、たまに喋っていた。柔道部で推薦があったのだろう。
私も頑張らなければ。
本気で思った。
そして頼んでいた車が来た。中古のステーションワゴン。黒塗りのトヨタ。
私的には見た瞬間にびびっと来た。
別に車の事なんか詳しくないが、めっちゃかっこよかったのだ。
運転初心者は軽自動車が一番多い。
でも、皆が軽自動車だから私は敢えてこれを選んだ。
母は、
中古なんて止めて新車の軽にしな!どうせぶつけるのに!
と怒っていた。でも車のお金は、私が払うので、新車の軽と同じ値段のこれを買った。(一括で母に買ってもらい、後で返す)
どうせ後になったら軽に戻るんよ。
と母。
でも、後で戻りたいならば今は自分が乗りたい車でいいやん。
と思った。
何でも今が大事。
今でしょ!
まさに。笑
初めての運転は物凄く緊張した。
でも父に車庫止めを毎日のように訓練?
されていたので コツがつかめてきた。
そして初めてのホテル出勤…
入社式だ。
着たことの無いスーツは履いたことのないストッキングで、ホテルに向かった。髪は黒に染めた。
車で40分くらい。
場所は父に一番の近道で教えてもらっていたが、今まで一度も通った事のない道。
でもなんとか行けた!
入社式は、お偉いさんであろう人達のあいさつ。
ただただ聞くだけだった。
眠い…
おい!寝るな!何寝てんだ!
大声で一瞬にして覚めた。
同期生は、10人いた。
誰かがうたた寝して、注意されていた。
ここは学校じゃないんだ…
当たり前のことに初めて気づかされた瞬間だった。
マミもそこにいた。
マミとは高1の時にでゆりなと三人でつるんでいたコだったが。遊んだこと無いし二人で根詰めて喋ったことも 無かった。
私がゆりなにハミられた時は、ゆりなと一瞬に私の悪口を言ったりしていた。
でも多分だが、ゆりなに合わせていただけだと思った。一緒にいたときも人の悪口は言わないこで真面目だったから。
書き忘れたが、高3の時にゆりなとは和解して何回か遊んだりもした。
休憩になり、マミが私の所に来た。
まりもここに就職したんだね。
ビックリしたよ。ねぇトイレ行かない?
二人でトイレに行き、10分後また集まった。
えー、今日は金曜日ですが、月曜日から5日間、泊まり込みで研修してもらいます。
(えー?!嫌だ…)
荷物の準備をして、月曜の9時に出社してください。
マミと駐車場に行き、別れた。
そして私はその足で貴子の家に行った。
貴子の家について勝手に二階に上がった。
お疲れー。何スーツなんか着ちゃって!ストッキングの色何かおかしいよ。笑
天使!笑みたいでしょ。なんか白くて。
どんな色を選んだらいいのか全然わかんなくて。
髪も黒で、前髪短すぎだよ?笑
切りすぎちゃった!笑
来週から泊まりで研修だよー。
頑張って来なよ!あたしも大学生頑張るよ。
そして貴子ママも部屋に入ってきた。
あら、まりちゃん!就職おめでとう!スーツ似合ってるわよ!
そしてお昼ご飯をご馳走になり、その足で帰った。
そして母と必要なものを買いに出掛け、月曜日に備えた。
9時前にホテルのロビーに出勤した。
服装はスーツだ。
動きやすい服装に着替えて初日の仕事は、ベッドメイキングだ。
おばちゃんに着いて同行する。一部屋は二人でするみたいで、洗面所の掃除、掃除機、シーツの交換、アメニティの補充などを教わる。
とにかく暑い。動くし、4月の室内は真夏!
移動するも走らなきゃいけないし、スピード命で無駄のない動きを要求される。
おばちゃんはテキパキ動く。
私は汗だくでゼーゼーいっていた。
推定50過ぎの先輩…
凄いぜ!
石川さんだっけ?もうちょっとテキパキ動いてね!大丈夫?
はいぃ…
そしてお昼休憩となり、着替えて一階のビュッフェに向かった。
疲れてあまり食欲もない。
マミー、かなり疲れたね…
うん、暑いし…
でも料理を取ってきて食べると…
食欲挽回!!
皆モリモリ食べていた。
やっぱ若いからか?私もホテル特性パンを10コくらい食べていた。
ここのバイキングめっちゃおいしーよね!
そしてお昼が終わったら、またベッドメイキングの仕事に戻った。
その日は20時まで働いた。
どんだけ働かせるん~(´Д`)
部屋のシャワーで着替えて、マミとある場所にコソッと向かった。
休憩室だ。
そしてタバコを吸った…
あああー、久しぶりに吸ったね。
うん、うまい!クラクラしてきたぁ…
たまたま休憩室に誰もいない22時。
タバコは禁止、持ってくるのも禁止だった。
総務の新人係の上司(男)は、怒ると怖いだろうなーという雰囲気の人。
バレたらダメだ。
私達は部屋に向かった。
だめだね、次は休憩室でなんか吸えないね。バレたら大変だ。
そうだねー。
そして早めに寝た。私とマミはたまたま同じ部屋だ。四人部屋だった。
次の日、5時起床!
6時からマラソンで1日が始まる。これから毎朝マラソンから始まるらしい…
よーし!ラジオ体操してから走るぞ!
3キロくらい走った
私は陸上をしていたからか、走るのには自信がある。だから、皆がハーハー言っていたが私は大丈夫だった。
朝ごはんは、バイキングの朝食。
これは朝日を浴びて運動したからか、お腹が空いて美味しく頂いた。
そして今日は宴会場の仕事をすることに。
何が何やら分からないが会場へ。
内容は、ウエディングで使うナイフやフォーク(シルバーという)
を磨いてピカピカにいたり、洗ったり、元の場所に戻したり、という初歩的な業務から始まる。
ここでは、メイドのような制服、透明のストッキングに黒のローファーという宴会場での女性の格好。
足が痛い…
裏では床は硬いアスファルト(?)
会場は比較的柔らかいじゅうたん。
作業をしていると、あちやこちやで怒鳴り声。
ヒヤヒヤしながら仕事した。
ここでも仕事の早さと段取りの良さが要求される。
怒鳴ってるのは社員や、派遣の上司。怒られてるのは仕事が出来ないコ。
このホテルは派遣の人がかなり多いかった。宴会場はほとんどが派遣の大学生。派遣のお局様もいた。
派遣は時給が社員よりも高いので、派遣の人はよく怒られていた。
厳しい社会だ…
大人の階段を一歩登った気がした。
そして今日の業務が終わり、部屋に戻る。
疲れたー!!
4ベッドの上で軽く話した。
そして私とマミはバッグからタバコを出し、窓を開けてタバコに火を着けた。
あー、今日初めてのタバコだわー。
ちょっと、タバコダメでしょ?!
と年上の22歳の女の子。
大丈夫だって!証拠残さないから。
タバコは洗面所で消し、トイレに流した。
あとの二人は何やら言いたげだったが、無視して寝た。
次の日、また朝からマラソンの為6時集合。
皆おはよう!
おはようございます!
マラソンの前に、お前らに聞きたい事がある!
タバコは研修の間は禁止だったなぁ!
でも、吸ったヤツいるよな!?
シーン…
部屋とか徹底的に調べるからな!バッグの中も!
後で俺に言いに来い!
すぐ来たら許してやる!
バレるはずがない。
証拠は無いし…
いくら上司でも女のバックはさすがに見ないだろ。
後日やはりばれなかった。
バレたのは同期の男の子。
怪しまれたのはその男の子だった。
マミとは肩を撫で下ろした。
それからも部屋で吸っていたが、密告の無いまま研修が終了。
2連休だった。
疲れた。緊張感も半端ない。宴会の上司は皆怖いし。
華やかなホテル業界も、裏ではこんな厳しいんだな。
休みも束の間、また月曜日から出勤した。
これから1ヶ月は、宴会の仕事。
履き慣れないローファーのヒールが痛い
仕事終わりのストッキングがかなり匂った。
ストッキングってこんなに匂うんか!ルーズソックスは夏でも匂わんのにな。
宴会は慌ただしく
毎日が過ぎた。毎回毎回同じことをするから段々なれてきた。
ウエディングの円卓のナプキン折りも、卓上に十数種類といったシルバー置きも、なんとなく見についていった。
一人一人の作業で、こんなに綺麗な様になるとは。
プロの仕事なんだなぁと、感心した。
お昼は社食を食べた。
30枚セットの定食の綴り券を6千円で買う。給料天引きだ。
ボリュームは多かった。ご飯が多すぎて残してしまいそう!
だが、オバチャンの目が怖くて全部食べた。
前は、水をほんの一瞬立たまま飲んだらめっちゃ怒られた。
お前!女の癖にたったまま飲むな!
だって。ムカついた。笑
泊まりの研修ではタバコ禁止だったがそれが終わったらタバコを吸っても全然何も言われなかった。
泊まりの研修は、社会人として秩序を学ばせたかったんだろうか。
たまに朝食バイキングの仕事もあった。
ここでは無くなりそうな料理をキッチンに頼んだり、飲み物、お皿などを補充、お客様のテーブルにある空のお皿を下げるなど。
朝は5時起きだったので眠い眠い。
まだ5時は真っ暗で、運転も少し怖い。
朝のバイキングがおわったら、宴会の仕事、そして昼のバイキングの仕事。
日曜日はお昼バイキングはケーキがある。
業務が終わってからケーキが余ると、それを皆で食べれるのでラッキーに思っていた。
私は派遣のスタッフと一緒にマネージャー飲み物と私達の飲み物を入れた。
派遣の子はケーキを食べるとすぐに洗い物などの仕事をしていた。派遣のバイトの子は時給が高いので、時間内はきちんと仕事をしてもらっていた。
石川さんて家どこ?とマネージャー。
あ、◯市です。
そうなの?今度仕事おわったら、映画見に行かない?
あぁ… はい…
適当に返事をしてその後もかわしていた。
この人何か辛気くさいし、34にして独身てやっぱり何かあって結婚もしてないんだろうか。
そんな事を思った。
それから決定した。
私の部署が決まった。
中国料理。
私と同期の女の子が同じ配属に決まった。
女の子は、山西さん。
私はやまにっちゃんと言った。
やまにっちゃんとは性格も合い、少しづつ仲良くなっていった。
たまに同じ時間に終わったら二人でご飯食べたり遊びに行く仲 だった。
中華料理では女の先輩が二人いた。
先輩は二人とも24歳だった。
このうちのひとり、坂本さんのことは初めから大好きだった。
スタイルがよくて綺麗で色白で。
仕事を教えてくれる際、
ここまでで何か分からないが事あるかな?
と気さくに聞いてくれた。
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