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はる( NUCJh )
10/06/06 12:58(更新日時)

私と母との関係が親子でなくなってから二年がたとうとしている。

母は私を愛せないと言う…。

実の娘に本気でそんな事を言うのだ。

(私と母との事を書こうと思います。初めて書くので誹謗中傷はご遠慮下さい。)

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No.1160201 09/05/20 17:25(スレ作成日時)

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No.101 09/06/04 20:20
はる ( NUCJh )

>> 100 チョコランチさん😃

読んで頂き、ありがとうございます🙇🙇
最後まで頑張りますので、よろしくお願いします🙇🙇

追伸…大変な人生でしたが、振り返ると反省する事が多々あります。これから、まだ色々出てきますので、よろしくお願いします🍀

No.102 09/06/04 20:50
はる ( NUCJh )

「美紀、本当にごめん…。本当にごめん…。」


泣きながら謝った。


「何よ、今さら!!私がどんな思いをしとったか…。」


妹の怒りは収まらない…。


私は、自分の不甲斐なさに腹が立ち、何も言えずにいた…。

………


しばらく待つと妹の興奮は少し収まり、すすり泣きながら話してきた。


「あまり遅くなるとお母さんが怖いから…。明日部活って言って出てくるから、校門で待っててくれる?」


私は、分かったと言い、その日は妹と別れた。


妹と別れてからも、私は妹の事で頭がいっぱいだった…。


頭の中を巡るのは


後悔…


後悔……


ただ、それだけだった…。

No.103 09/06/04 21:13
はる ( NUCJh )

妹は母に可愛がられているものだと思っていた。


でも、そうではなかったのかも…。


私は愚かだ…。


愚かな自分を責めた…。


妹を一人にするべきでは無かった…。


弟を連れて出た時に何で妹の事まで頭が回らなかったのだろう…。


………


その日の夜は一睡もできなかった。


三人でいた昔を思い出し、涙を流した。


母の機嫌を伺いながらではあったが…


妹と弟が側にいた…

昔が懐かしく思えた…

No.104 09/06/05 20:36
はる ( NUCJh )

…翌日…


私は自分の過ちを再確認する事になる…

校門で待ち合わせをし、妹と帰りながら話しをしていた。


母との暮らしはどうか


母は可愛がってくれているのか


学校の授業料や必要なお金は…


聞きたい事は沢山あった。


私が質問をして、妹が答える。


しばらく、その繰り返しだった。


………


「……お母さん不倫してるで…」


妹は少し戸惑いながら言った。


「………」


私は耳を疑った。


「不倫!?本当に!?」

母の不倫…


そっか…


お母さん不倫してたんや…。


私は最初こそ驚きはしたものの


冷静だった。


私の母への愛情は全く無くなった…。


この時、そう確信した。


父には申し訳ないが、正直、母が不倫しようがどうでもいい…。


あの人はお母さんやないもの…。


この時から私は母の事を¨あの人¨そう呼ぶようになった。

………


しかし、妹の告白はそれだけでは無かった…。

No.105 09/06/05 20:53
はる ( NUCJh )

「お母さん、不倫相手と会う時、私も連れて行くんよ…」


妹の言っている事の意味が分からなかった。


「連れて行くって?」


母が不倫相手と会う現場に妹を連れて行く


どういうこと…?


ここから、私は更に驚く事になる…


妹の話しでは、母は不倫相手と会う時、妹も連れ、不倫相手の事を¨お父さん¨そう呼ばしていたのだ…。


この事だけでも信じられないが、妹の告白はまだ続く…。


「その人、私にいやらしい事する…」


そう言った妹は泣き出した。


性的虐待…


妹は母の不倫相手に性的虐待を受けていた…。


………


怒りで体が震える…

私が受けた衝撃は計り知れない物だった

No.106 09/06/06 17:26
はる ( NUCJh )

私は妹の話しの最中にも関わらず


ズンズンと


歩き出した。


「……お姉ちゃん」

妹が止めるのも聞かず、近くの駅に向かった。


駅に着くと、妹が止めるのも聞かず、タクシーに乗り込んだ(田舎なので、タクシー乗り場まで行かないとタクシーが無い…)


電車で行くよりタクシーの方が速い…。

私はなけなしのお金でタクシーに乗った

妹の泣き声が聞こえるが


「〇〇まで行って下さい…」


「かまわないんで、早く出して下さい!!!」


怪訝な顔をする運転手さんを急かした。

…………


………


殺してやる…


殺してやる………


私は本気だった…

No.107 09/06/06 17:43
はる ( NUCJh )

あんな奴…


死んでしまえばいい……


タクシーの中でそればかり考えていた…

…………


家に着くと乱暴に玄関のドアを開けた。

鍵はかかっていない…


台所に行き


包丁を手にした…。

…………


殺してやる…


母がいつもいる居間に行った…


………………


……………


母は居なかった…


不倫相手に逢いに行っているのだろうか

…………


私の怒りは収まらず

力任せにタンスを倒し


母のベッドを包丁でメチャクチャに突き刺した…。


私は我を忘れていた…。


いつの間にか泣きわめきながら


母の服を切り裂いていた…。

No.108 09/06/07 14:51
はる ( NUCJh )

どれくらい時間がたっただろう…。


部屋はメチャクチャだった…。


ふと、玄関の方へ目をやると妹が呆然と立ち尽くしていた…

「…いつからいたん?」


…………


妹は泣いていた。


「お姉ちゃん…。もうやめて…。」


妹は泣き崩れた…。

我に返った私は持っていた包丁を置き、床にへたり込んだ。

暴れるのを止めた私を見て、妹は駆け寄ってきた。


「…。美紀ごめん…。ごめん…。」


私は泣きながら妹に抱きついた。


「お姉ちゃん…。」

私と妹は抱き合いながら大泣きした…。

No.109 09/06/07 18:23
はる ( NUCJh )

しばらく妹と二人で泣いていた…


どれくらい時間がたっていたのだろう…

窓から外を見た。


空は薄暗く今にも雨が降りそうだ…。


時計を見ると五時半

多分もうすぐ母も帰ってくるだろう…


私は立ち上がり


散らかった部屋の中から妹の荷物を探した。


妹の机も私のせいでグチャグチャになっていた…。


服、教科書、とりあえず目についた物を鞄に入れた。


「美紀、大丈夫やから。お姉ちゃんと一緒に行こう。」


「………」


妹は無言で頷いた。

私は玄関に、


゛美紀は連れて行くから゛


そう書き置きを残し

家を出た。

No.110 09/06/08 01:35
はる ( NUCJh )

「……。あんなお姉ちゃん初めて見た…。」


妹が言った。


確かに…。


あんな自分…。


私も初めて知った。

「美紀の物までメチャクチャにしてしもうて…。ごめん…。」


「いいよ。私の為にやったんやろ?私、嬉しかった…。」


まだ涙目の妹は私を見て笑った。

「自分にも味方がいるって嬉しい」


そう言ってまた笑った…。


「ごめん…。」

「いいよ…。」

「ごめん…。」

「いいよ…。」


その言葉を繰り返しながら祖母の家まで帰った。


瞬、喜ぶかなぁ…。

弟が喜ぶ顔を想像する…。


これからは妹も弟も一緒


やっと、兄弟三人で暮らせるんだなぁ…

そう思うと嬉しかった。

No.111 09/06/08 02:02
はる ( NUCJh )

「ただいま~。」


バタバタバタ…


弟が二階から降りて来る音がする。


「お姉ちゃん、お腹すいた!」


「美紀ちゃん!!」


弟は妹を見て嬉しそうに騒いだ。


そして、涙目の私達を交互に見て


「どうしたん…?」

心配そうに言った。

「何でもないよ。お姉ちゃん、美紀を取り返してきたで!!!。」


弟を見て ニカって笑った。


「美咲ちゃん、正義の味方やな!!!」


弟は嬉しそうに私を見て言った。


正義の味方?


妹が大変な時、気がついてやれなかった…。


正義の味方やないんやけどなぁ…。


…………


ま、いいか。


「瞬は男の子やろ?美紀を守ってあげてな。」


「任せといてや。」

そんな、私と弟のやり取りを見て妹は嬉しそうに笑っている。


…………


母が怒鳴り込んで来るのは時間の問題だろう。


今日は早めの夕飯にしよう。


「美紀も瞬も今日はオムライスでいい?」


そう聞くと、


「僕、チーズ入り」
「私はグリンピース入れて」


全く…。


勝手だなぁ。


「もぅ、面倒なんやでー」


私はプリプリ怒ったふりをしながら台所に向かった。


面倒だけど


嬉しくもあった。

No.112 09/06/08 02:07
匿名 ( Nc7Bh )

>> 111 ずーっと見てます。頑張って下さい

  • << 114 ずっと見てるんだったら感想スレが立ってるのご存知ですよね。 更新されたと思って開いてみたら… ガッカリです。 はるさん、横から失礼しました。 私の感想は感想スレの方へ書かせていただきますね!

No.113 09/06/08 02:15
はる ( NUCJh )

>> 112 匿名さん😊


レスありがとうございます🍀


こんな、素人の文章を見て頂いてありがとうございます🙇🙇

頑張って最後まで書きますので、よろしくお願いします🍀

No.114 09/06/08 09:49
NANA ( snGXh )

>> 112 ずーっと見てます。頑張って下さい ずっと見てるんだったら感想スレが立ってるのご存知ですよね。

更新されたと思って開いてみたら…
ガッカリです。

はるさん、横から失礼しました。
私の感想は感想スレの方へ書かせていただきますね!

No.115 09/06/08 20:36
はる ( NUCJh )

>> 114 NANAさん😊


レスありがとうございます🍀


ごめんなさい、私の説明不足でしたね💦

これから少し更新します。
良ければ又暇な時にでも覗いて見て下さい🙇

No.116 09/06/08 20:55
はる ( NUCJh )

慌ただしく台所で料理をしていると妹が来た。


「お姉ちゃん…、私の事、瞬やお父さんに知られたくないんやけど…。黙っててくれん………?」


………………


私は悩んだ…。


私と妹


二人だけの秘密…。

荷が重い気がした…

……………


でも、私が妹の立場だったら…。


誰にも知られたくないのかも…。


お願い…お願い…


何度も繰り返す妹…

「わかった…。」


そう言うしかなかった…。


………………


「ありがとう…。」

「私も手伝う。」


安心したように妹は私を手伝いだした。

No.117 09/06/08 22:03
はる ( NUCJh )

ドンドン!!


ドンドン!!!


母だ…。


「美紀は瞬を連れて二階に行っとき。」

妹と弟を二階に非難させると


玄関のドアを開けた

「ふざけんな!!」

母は興奮しながら叫んでいた。


ふざけんな!?


こっちの台詞だ…。

「あんた、浮気してるらしいな…。」


私は母を見下ろして言った。


今では、私の方が背が高い。


小さな頃は母に怯えていた…。


今は…


ただ…


憎い……


それだけ………。

No.118 09/06/09 21:26
はる ( NUCJh )

浮気してる…


秘密を知られた母は急に黙り込んだ…。

「あんた…、美紀に何て事したんや!!!」

母は黙ったまま…。

「全部聞いたし。離婚してな!!。3日以内に家出て行って!!」


私が言うと母はようやく喋った。


「あんたに関係ないやん…」


はらわたが煮えくり返る


まさに今の感情だろうか…。


「関係ないわけないやろ!!ふざけんな!」


謝りもしない母に


腹が立って


腹が立って、仕方なかった…。


「出て行け!!!」


「出て行け!!!」


母を突き飛ばしながら怒鳴った。


消えてほしい…。


「私達の前から消えてや!!」


「あんたらが美紀にした事も聞いたし!!!。出て行かんかったら警察や!!!」


警察…


その言葉に驚いたようで、母はブツブツ言いながら帰って行った。


いつもなら二言三言返ってくるのに…


母は言い返せなかったようだ。

No.119 09/06/10 00:16
華憐 ( ♀ Z7zJh )

今晩わハルさん失礼します。
一部の方感想スレに書きコしろ不愉快だ💢💢
ハルさん失礼発言失礼しました🙇

No.120 09/06/10 13:41
はる ( NUCJh )

>> 119 華憐さん😃


ごめんなさい🙏💦


私の説明が足らなかったのかもです。。

申し訳ないです。。

これから、少し更新します😃


良かったら読んで下さいね🙇🙇🙇

  • << 157 こんばんは🌙 「次はどうなる?」とハラハラしながら読んでいます。弟、妹と三人揃っての食事はどんなに豪華なディナーより美味しかったでしょう? 母親が憎いことは判りますが絶対!殺さないで下さい。妹や弟の為、何より貴女の為に鬼母の身代わりに刑務所に入らないで下さい。

No.121 09/06/10 13:56
はる ( NUCJh )

何も言い返せない母が帰ったのを確認すると


台所に行き、塩の入った瓶を手に取った

玄関に戻ると、


「二度と来るな!」

そう言いながら、塩を思いきりまいた。

自分の母親にひどいと思うかもしれない…



それでも、私はかなり我慢した。


一時は¨殺したい¨そう思っていたのだもの……。


我慢した方だ…。


……………


気を取り直して夕飯の準備の続きを始めた。


弟と妹はまだ二階に上がったままだ。


「ご飯にするでぇー」


一階から声を掛けると二人揃って降りてきた。


「美紀、心配ないからな。あの人、3日以内に出て行くから。」


「うん。聞こえた…。二階の窓から見てたもん。」


「そっか…。」


……………


それから久しぶりの兄弟揃っての夕食を食べた。

No.122 09/06/10 14:14
はる ( NUCJh )

久しぶりの三人揃っての夕食…。


なのに、三人共無言……


理由は私のせいだ…

母が帰ってからも気持ちは収まらず、無言でオムライスを口に放り込んでいた。

「瞬、お姉ちゃん怖いな…。」


「うん。。。」


今日の夕飯時の最初の会話…。


………


いけない…。


ピリピリした雰囲気でご飯を食べるのは止めよう…。


「ごめんな。楽しく食べんとな。。」


私は二人を見て笑った。


とたん、二人はホッとした顔をし、次々と話しを始めた。


学校の事、友達の事、色々な話しをしていた。


いつの間にか、私も話しに加わり、ピリピリした空気は無くなっていた。


やっぱり……


兄弟っていい…。

No.123 09/06/12 17:41
はる ( NUCJh )

夕食を終え、妹と二人で洗い物をしていた。


「美咲!!三人とも無事なんか!?」


父だ…。


父には美紀と会って来るとだけ言って、他の事は一切言ってなかった。


家が荒れてるのを見て驚いたのだろう。

「あの部屋、何があった!?」


「あれ…、私がやった。」


私が言うと、父は何があったかしつこく聞いてきた。


「あの人、浮気してたで。っていうか、気がつかんかったん!?」


私は少し苛立ちながら答えた。


一緒に暮らしていたのに、何も気がつかなかったのか…。


父がもっと早く気がついていれば…。


「お父さんがもっと早く気がついていれば…。」


早く離婚できていたのに…。


妹はあんな目に合わずに済んだのに…。

そう言いたいのを、グッと我慢した。


「全然気がつかんかった…」


私はこの時、初めて父に腹が立った…。

仕事で遅くなるのも分かる…。


離婚してほしい…


私が言い出す前に何故もっと早く離婚してくれなかったのか…


美紀を連れて行く


そう言ってても説得しようと思えば、説得できたのではないか…


そう思い、苛立っていた…。


自分の事は棚に上げて…だが…。

No.124 09/06/12 18:04
はる ( NUCJh )

今思えば、一度は愛し合って結婚したのだもの…


あんな母でも愛情が残っていたのだろう…。


……………


その日、父は祖母の家で夕飯を食べて帰った。


私の機嫌が悪かったせいで私との会話はあまりなかった…。

夜中になり父は家に帰り、私達は三人で布団を並べて寝る事にした。


弟がずっと喋って私と妹が相づちをうつ

そんな感じだった。

やがて、弟の口数が少なくなって眠りについたのを確認すると


妹と二人で話しをした。


「もっと早くお姉ちゃんに言ってれば良かったのかなぁ…」

「瞬を連れて来る時に美紀も連れてくるべきやったな…。本当にごめんな…。」

「もういいよ。今は一緒にいるんやし」

「そっか…」


「うん…」


そんな話しをしながら眠りについた。


妹がその男にどんな事をされたのか…


すごく気になった…

でも、言いたくないのかもしれない…


妹が自分から話してくるまで待つ事にした…。

No.125 09/06/12 18:30
はる ( NUCJh )

次の日、妹が


「部活に行ってくる」


そう言ったのを聞いて急に不安になった…。


その男が学校の帰り道で待ち伏せしていたら………?


「美紀、今日は部活休み。家にいた方がいい…。」


私が言うと妹は


「わかった…。先生に連絡しとく…。」

そう言い、電話をかけに行った。


私も今日はバイトを休もう…


私は高校の近くのパンとケーキの店でアルバイトをしていた。


社長、奥さん、従業員、本当にみんな良い人で私の家の事情も分かってくれていた。


電話をすると心よく休みがもらえた。


私は今まで本当に周りの人達に助けられてきた。


本当に感謝している

……………


妹も休みが貰えたらしく、


「今日は家にいるよ」


そう言ってきた。


今日中に何か考えないと……

No.126 09/06/13 20:41
はる ( NUCJh )

父の話しによると、昨日家に帰ったら母は居なかったそうだ。


不倫相手と出て行ったのだろう…。


正直、母がどこに行こうが関心はなかった。


でも、不倫相手と一緒じゃないとしたら?


妹に執着するかも…

万が一の事を考えて行動しないといけない。


それも、夏休みの間に。


「美紀、その男の連絡先知ってる?」


「今は分からないけど、家にメモがあるかもしれん…。」


妹は、その男に連絡先を書いたメモを貰った事がある


そう言ってきた。


いつでも連絡してきて


そう言われて貰ったのだが洋服のポケットに入れたまま、そのままにしていたそうだ。


あの母が洗濯なんてするはずないし…


私はメモを取りに家に行った。


無くなってませんように…。


そう、祈りながら…

No.127 09/06/13 21:01
はる ( NUCJh )

家に帰ると、部屋は凄い荒れようだった。


私がやったのだから仕方ないか…。


そう思いながら服を探した。


少し探すと妹が言っていた服が見つかった。


ポケットを弄ってみる…。


あった!?


指先に紙が触れる感覚があった。


慌ててメモを掴み、祖母の家に帰った。

「美紀、あったよ!」


メモを見せながら家に入っていった。


「お姉ちゃん、その人に会うの?」


妹が心配そうに聞いてきた。


私は母の不倫相手と話しをするつもりだった。


でも、妹の協力がいる…。


妹は¨嫌だ¨と言うだろう…。


私が妹の立場なら嫌だし…。


でも、妹の為にも今後の私達の為にも私は妹を説得した。

No.128 09/06/14 07:35
はる ( NUCJh )

その日のうちに妹は男に電話をかけた。

うまく会う段取りをつけたようだ。


次の日


私はファミレスの中にいた。


妹は別のテーブルに座って男を待っていた。


昨日、妹に電話をさせた時、


人目の多いファミレスで会う事を提案させた。


決して二人きりにならないように


………………


しばらく待つと、背の小さい無精ひげの中年男が入ってきた。


妹の前に座る。


母の不倫相手、妹を辱めた男の登場だ。

身なりは、決して良いとは言えない。


小汚い作業着を着ていた。


こんな人が母の好みなの………?


まぁ、母の好みなんて、どうでもいい。

私はツカツカと歩いて行き、男の隣に座った。


「初めまして。姉の美咲です。」


この時の男の顔…


面食らって、しばらく無言だった。

No.129 09/06/14 08:01
はる ( NUCJh )

「どんな理由で私が来たか、分かりますよね!?」


私は男の前に一枚の紙を突きつけた。


私○○は○○美紀さんに淫らな行為をした事を認めます。

今後、○○は二度と美紀さんに近づきません。

破った場合は警察に行き、罪を償います。

○月○日

住所

氏名 印


「サインしてください!!」


私は男を睨みつけながら言った。


「そんな事、した覚えは無い!!」


案の定、否定した。

秘密を知られた動揺

怒り


男の表情から、そんな感情が溢れていた

母は家を出た時に、私にバレた事を男に言ってなかったのか……?


「否定しても無駄です。妹は出来事を全て日記に記してあります。知ってますか?日記でも立派な証拠になるんです。」

男がすぐ認めないのは目に見えていた。

「認めないのなら、その日記を警察に持って行きます。それには、あなたとホテルに入った日時がかかれてます。ホテルの防犯カメラを見れば一目瞭然ですよ。」


「……。同意の上だった…。」


そうきたか…。

No.130 09/06/14 08:25
はる ( NUCJh )

「たとえ、同意の上だとしても、妹は未成年です。犯罪ですよ。まぁ、同意なんて有り得ないですけど。」


私が言い放つと


「援交だったんや…」


男はそう言った。


「………。あなた、援交が許されると思ってるんですか?援交だったとしても、あなたは捕まります。」


「いいかげんサインしてください!!」

私は男にもう一度詰め寄った。


……………


男はようやくサインをした。


「名前、住所を確認できる物を出して下さい。」


「そんな物持って来てない…」


「車で来てるのに、免許証無いんですか?」


今度は男は素直に免許証を出した。


案の定


偽名…


私はすかさずカバンの中から新しい用紙を出した。


「何枚でもありますから。」


男は観念したように氏名と住所を嘘偽り無く書いた。


書き終わるのを確認すると、私は朱肉を突き出した。


「拇印で結構です。」


男は逆らう事なく用紙に拇印を押し、


「帰ってもいいですか?」


そう言ったきた。


「どうぞ」


私は席を立ち、男が通れるスペースをあけた。


妹をこんな目に合わせて…


殴ってやりたい気持ちをグッと我慢した

妹は他に知られるのを望んでない…。

No.131 09/06/15 21:20
はる ( NUCJh )

ファミレスの窓から男の車が出て行くのを確認すると


私は深い…


深い…ため息をついた…。


良かった…。


本当に良かった…。

正直、私はこの計画が上手くいくか自信がなかった。


日記…


そんな物、無かった

見せてみろ!


そう言われたら嘘はバレていただろう…

でも、とりあえず上手くいって良かった。


…………


その日は


「せっかく来たんだし」


妹にそう言って、ファミレスで食事をして帰った。

No.132 09/06/15 21:30
はる ( NUCJh )

とりあえず、これで妹は学校に行けるだろう。


まだ、全然解決なんてしてないし、妹の心の傷も癒えていない…。


でも、我が家では問題は他にもあった。

後、数日で弟の学校の登校日…。


あれから弟は部屋に籠もる事は無かったし


潔癖症は相変わらずだが…。


話し合いが上手くいきますように…。


私は祈るような気持ちだった。


妹の事


弟の事


私は毎日神様に祈った…。


早く、兄弟三人


笑って暮らしたい。

No.133 09/06/17 17:49
はる ( NUCJh )

「明日から部活行けるかなぁ。」


「大丈夫やと思うけど、気をつけて、一人で行動しない方がいいよ。。」


「わかった。今日はありがとうね。」


私はまだ心配だったし、不安だった…。

でも、いつまでも部活を休ますのもかわいそうだし…。


大丈夫…


大丈夫…


そう思う事にした。

…………


夜になり、夕食の準備をしていると


「お姉ちゃん達、僕を除け者にして、レストラン行ったんやろ?」


弟がすねていた。


私達の会話からファミレスで食事をしたんだと知ったのだろう。


事情を知らない弟がすねるのも無理はない。


妹と二人で顔を見合わせ


苦笑いした。


………


「じゃぁ、今日は三人でご飯食べに行こうか。。」


私の言葉に弟は


飛び上がり


めちゃくちゃ喜んだ

No.134 09/06/17 18:12
はる ( NUCJh )

私達は子供の頃から外食なんて、した事がなかった。


普通の家族の微笑ましい光景…。


「他人は他人!!ウチはウチ!!」


いつも、母の一言で一瞥された。


………


本当は外食する余裕なんてなかったけど…。


弟が喜ぶ顔を見たくて…


頑張った……。


「一応、お父さんにも電話してみようか。」


父も一緒に行けたら

きっと楽しい。


そう思い、電話をかけた。


「今日な、ファミレスにご飯行く事にした。五千くらいやったら、どうにかなるし…。帰ってこれる?」


「お父さん、ちょっと無理やなぁ。。三人で行っておいでや。お金はお父さんが後から渡してあげるから。」


「いいの?」


「大丈夫。楽しんでおいでや。」


「わかった。」


父も一緒に


それは無理だったが、お金を出してもらえる。


正直、助かった。


バイトを頑張って来月は四人で外食をしよう。


私がお父さんに奢ってあげよう。


そう思い、その日は三人で出かける事にした。

No.135 09/06/17 20:14
はる ( NUCJh )

「せっかくだから」

そう言い、最近できたばかりのファミレスに行く事にした。

当然、車は無いから電車での移動になる。


時間はまだ6時前


明日は三人とも休みだし


少しくらい遅くなってもいいか。。


そう思い


「瞬、電話で行くよ」


弟に伝えた。


「本当に!?やったぁー!!」


弟の喜び様は凄かった。


それを見て私も本当に嬉しくなった。


ファミレスに行くだけなのに


三人とも精一杯のオシャレをして出かけた。


電車乗り場まで自転車で行き


電車に乗った。


「僕、初めて電車乗る!!」


「そうやったっけ?」


家族での外食


初めての電車


今日は弟が二つの初体験をした記念日だ

弟は初めての電車に興奮し


前へ、前へ


車掌さんの真後ろを陣取った。


「美咲ちゃんも美紀ちゃんも早く!!」

私達を手招きで呼び自分の隣のシートを叩いて、隣に座るように促した。

No.136 09/06/19 01:25
はる ( NUCJh )

しばらくすると電車が動きだした。


「僕、将来電車の運転手さんになりたい!」


「そうなんや。そしたら勉強頑張らんとな。。」


初めて聞いた弟の夢

私は嬉しくなって妹と二人


顔を見合わせ笑った

15分くらい電車に揺られて目的地まで着いた。


ファミレスまでは少し歩かないといけない。


弟が真ん中


私と妹が両端


自然と誰からともなく手を繋いで歩いた

「美咲ちゃん、あそこ?」


弟がファミレスを指差し言った。


オープンしたばかりで車がたくさんある

店も忙しそうだ


「座れるかなぁ。」

沢山の人を見て弟は不安そうに言った


「きっと大丈夫。」

私が言うと弟は私を見上げて


ニッコリ笑った


………


自動ドアを通り


店の中に入った。


「いらっしゃいませ。現在満席となってますので少しお待ち頂くようになりますけど、よろしいですか?」


やっぱり満席…。


「僕、待つ!」


せっかく来たんだし

待つ事にした。

No.137 09/06/19 01:46
はる ( NUCJh )

用紙に名前と人数を書いて、呼ばれるまで待つ事になった。

私達の前にも何組か待っている人がいた

…………


その中に一人


見覚えのある顔があった。


確か……


アッ!!


弟と同じ学校の…。

弟が言ってたイジメっ子とは違う。


「瞬、あの子友達やない?」


私が弟に言うと


さっきまでの元気が嘘のように顔を下げ喋らなくなった。


ひょっとしたら、あの子もイジメっ子…?


弟を見ると……


涙目だ…。


「美紀、店変えてもいい?」


小さな声で妹に聞いた。


「いいよ。。」


弟の同級生は私達に全く気がついていない…。


逃げるみたいで嫌だったが


今日は楽しく食事をする


そう決めていた。


「すいません、やっぱり出ます。」


店員さんに伝え


弟の手を引き外に出た。


「瞬、お姉ちゃんやっぱり、お好み焼き食べたいからお好み焼き食べに行こう」

「……うん」


弟は同級生を見てから元気がなくなっていた。

No.138 09/06/19 02:10
はる ( NUCJh )

「勝手にファミレス出てきてごめんな」

「ううん…。僕、あの子嫌やねん…。」

「わかってるから。瞬は悪くない。今日は美味しいお好み焼き食べて帰ろう。」

「うん!」


ようやく弟が元気になってきた


「私も実はお好み焼きが食べたかってん」


すかさず妹がフォローを入れてくれた


ファミレスを出て


また少し歩き


お好み焼きの店に着いた。


「いらっしゃいませ」


さっきのファミレスと違って暇そうだ。

入った事の無い店だったし


ひょっとしたらマズい!?


かなり不安になった

「三人?」


気の良さそうな女の人が案内してくれた

従業員はおじさんとおばさんの二人だけみたいだ


客は私達以外には夫婦らしき人が二人いるだけ


大丈夫だろうか…?

妹も同じ気持ちだったようで


目で訴えてきた。


でも


弟はと言うと・・・

「僕、外にご飯食べに行くの初めてやねん」


「あらぁ~、そうなん?最初がおばあちゃんの店で嬉しいわぁ!」


店の人と話しをしていた。


味は分からないが、店の人は良い人みたいだ。


とりあえず、一安心

No.139 09/06/20 01:07
はる ( NUCJh )

予想に反して…


メチャクチャ美味しかった!


おまけに


食後にクリームソーダをサービスしてくれた


この店は私達三人の

父を含めて四人の行きつけの店になった

………


来た時と同じように三人並んで駅まで歩いた


電車に乗り揺られていると


お腹も一杯になって心地よくなったのだろう


小さな弟は寝てしまった


「困ったねぇ。。」

妹と顔を見合わせ苦笑い・・・


一向に起きる気配は無い


降りる時になっても起きない


仕方なく自転車を駅に置き


妹と交代で


弟をおぶって家まで帰った

No.140 09/06/20 01:23
はる ( NUCJh )

歩いて30分ほどの道のりを妹と歩いた


背中の弟の重みが心地よかった


…………


家に着き


弟を布団に寝かせていると


父が帰ってきた


「今日は楽しかった?」


「楽しかったよ。でも、ファミレスに瞬の同級生がおって、ファミレスは止めてお好み焼き食べに行ってた」


「イジメっ子か?」

「多分な…」


「悪い事してないのに逃げんでも…」


「そう思ったけど、楽しく過ごしたかったし…」


「そっか…。楽しかったら良かったわ」

今日は逃げた訳じゃない


せっかくの弟の初めての外食


これで良かった

No.141 09/06/21 07:13
はる ( NUCJh )

「そういえばな、お母さん出て行ったけど、離婚届け書いてないねん。」


ため息まじりに父は言った


そっか…


まだ離婚してないんだ…


「やっぱり一度連絡とらんといかんなぁ」


「お母さん浮気相手と一緒かなぁ。浮気相手に連絡とる方法探すしかないか…」

「もう少し連絡来るまで待ってみたら?」


私は正直


父に母の浮気相手と会ってほしくなかった


会ってしまったら美紀の事がバレるんじゃないか…


そう思うと連絡先を教える事ができなかった


「しばらく待ってみるか…」


父の言葉に安心した

誰にも知られたくない…


そう言う妹を


これ以上悲しませたくなかった…


しばらく待って母から連絡が無ければ私が浮気相手に連絡をとってみよう

No.142 09/06/21 07:23
はる ( NUCJh )

その夜


「もう、遅いし帰る必要もないんやし、泊まっていったら?」


そう言う私に


父は苦笑いしつつ答えた


「あの部屋も何とかせんといかんやろ?」


そっかぁ


確かに


部屋は凄い状態だった


「夏休みの間に片付けるから。」


申し訳なさそうに父に言った


「ハハハ、えいねん。お父さんが少しずつ片付けるから。あの部屋は美咲の心の痛みやからな。お父さんが片付けたいねん…」


何度も私が片付けると言ったが父は全く譲らなかった


「ごめんな。お父さん」


家に帰って行く父に何度も謝った


手を横に振り


いいよ


そう言って父は帰って行った

No.143 09/06/21 07:39
はる ( NUCJh )

はぁ…


今日は疲れたなぁ…

布団に入り


ウトウトしていたら隣で寝てる妹が話しかけてきた


「お姉ちゃん、私、お姉ちゃんに言っておかなあかん事があんねん…」


「私な…、あいつにお小遣い貰った事があんねん…。私がしてた事…、援交かもしれん…」


一気に目が覚めた…

援交って…


まさか…


美紀に限って…


「………」


少しの間


沈黙がながれた…


「美紀、もし美紀が援交やってたとしても私は絶対に美紀の味方やから。」


「………」


妹のすすり泣きが聞こえる…


「話せるようになったら話したらいいし、いつでも聞くから」


「わかった…。手紙に書くから読んでくれる?」


「わかった。何があっても私達は姉妹やし、絶対に嫌いにならんから。信じてや…」


「うん…、ありがとう」


その夜


すすり泣く妹と


手を繋いで寝た…

No.144 09/06/22 07:34
はる ( NUCJh )

次の日の夜


「お姉ちゃんこれ」

妹から手紙をもらった


…………


《妹の手紙から》


『お姉ちゃんへ


私があの男と会ったのは一年くらい前です。

最初、お母さんが会わせたい人がいるからと言って、お母さんと三人で食事をした事がきっかけ。

まさか、お母さんの不倫相手なんて思いもしなかったし…。
焼肉店に三人で行きました。

気持ち悪い男だったけど、お母さんを怒らせたくなくって、私はニコニコしていました。

男は機嫌が良くなり、「さくらんぼの茎を口の中で結べたら一万やる」と言ってきました。

私は今まで小遣いなんてまともに貰った事がなかったし、一万円に惹かれて一生懸命やりました。

男はそんな私を楽しそうに見ていました。

「できた」私が言うて男は信じられない事を言いました。

「美紀は舌が器用だから、フェラチオが上手そうだ」と。

私は気持ち悪くなって泣きそうになりました。

そんな言葉を言われた事なんてなかったし。

男はどんどん卑猥な言葉を喋りました。
助けてほしくて、お母さんを見たけど、目を合わせてくれませんでした。

私は耐えきれなくなって

「お母さんトイレついてきて」と言いました。

帰りたかったのです。

No.145 09/06/22 07:54
はる ( NUCJh )

トイレで私はお母さんに「あの人何!?気持ち悪い」と言いました。

でも、お母さんは「機嫌とったらお金もらえるよ。我慢して。」そう言いました。

私は何度も帰りたいと訴えたのですが、聞いてもらえませんでした。

だんだん、お母さんの機嫌が悪くなってきたので、私は諦めて席に戻りました。
男は酒を飲みながら卑猥な事を言い続けました。

そして、帰る時、約束通り一万くれました。

家に帰ってからお母さんに二度と行きたくないと言ったのですが、私の意見は通りませんでした。

一万はいつもなら取り上げられるのに、私にくれました。

それから、頻繁に男に会いました。

男は会う度に小遣いをくれました。

だんだんと私の感覚は麻痺してきました。

二、三時間我慢したら小遣いが貰える。
お母さんの機嫌も良くなる。

私はお母さんに嫌われたくなかったのです。

私はお母さんが好きでした。

ある日、いつものように食事をしていたら、「生理痛にきくツボを押してやる。」と言ってきました。

それには、下着姿にならないといけないと言われました。

私は絶対嫌だったので、お母さんに助けを求めました。

No.146 09/06/22 08:13
はる ( NUCJh )

でも、お母さんは「今までお金いっぱいもらったやろ?恩返ししなさい。」そう言いました。

嫌だと言ったけど、全く聞いてもらえませんでした。

「下着姿になれる場所に行かんとな。」男は言いました。

ラブホテルに行くと言うのです。

そんな男を見てもお母さんは笑っていました。

「ツボを押すだけやからいいやない。美紀も生理痛が楽になるよ。」と言っていました。

ラブホテルは絶対に嫌だと言い張ったので、男は車ですると言ってきました。

男の車は大きく、後ろは見えないようになっています。

私は仕方なく車に乗りました。

男は私のスカートを取り、ツボを押すと言って触ってきました。

男の鼻息が荒くなっていって、男の股関を見ると勃起してました。

男は私の手を自分の股関に持っていきました。

私は嫌だと言ったのですが、「今まで、散々小遣いやったやろ!!」そう言われ、従うしかありませんでした。

その日は男に体を触られ、男の股関を触りました。

家に帰って、お母さんは「あんた、お金もらってエッチな事したんやから援交やな。バレたら少年院やな。」と言ってきました。

No.147 09/06/22 08:24
はる ( NUCJh )

少年院に入りたくなかったら、誰にも言わないようにと口止めされました。

その日から、男の要求はエスカレートしていきました。

最後までされた事はなかったのですが、フェラチオも強制されました。

ラブホテルに行く事もありました。

お母さんは二時間くらい近くで待っていました。

私は誰にも言えませんでした。

お姉ちゃん…

私は汚れていますか?

私を軽蔑しますか?

美紀 』

私は震えながら手紙を読んだ


悲しみによる震え…

怒りによる震え…

No.148 09/06/24 01:56
はる ( NUCJh )

私は泣いた…


手紙を握りしめ


肩を震わし


声を殺して


泣いた…


許さない


絶対に許さない


こんな事があっていいわけない…


母がどんな目的があって男の妹に対する仕打ちを黙認したのか


最初から妹が目的だったのかもしれない…


…………


「美紀、美紀は汚れてなんかない。美紀は全然悪くないやん!」


私は妹の元に行き


興奮しながら言った

「でも、私はお金貰った。私は卑怯な人間やもん…。」


「大丈夫。美紀…。美紀は卑怯やないし、汚れてもない。」

「お姉ちゃん…、本当にそう思う?」


「当たり前やん!」

それでも妹は


「私は汚い…。私は汚い…。私は汚い…。」


そう言いながら泣いていた…

No.149 09/06/24 02:08
はる ( NUCJh )

神様…


この世に神様はいるのですか…?


いるのなら何故妹をこんな目に合わせるのです…


唯一最後まで母を信じていた妹…


それなのに…


どんなに助けてほしかっただろう…


どんなに逃げたかっただろう…


どんなに怖かっただろう…


私は汚いと言い続ける妹を抱きしめ


号泣した…


……………


母と男を見つけ出して殺してやる…


本気で思った…


絶対に許さない…


絶対に…

No.150 09/06/26 00:32
はる ( NUCJh )

「美紀、私に何してほしい?復讐してほしい?美紀が望む事やったら何でもしてあげる。」


「………」


妹は首を振るばかりで何も言わない…


妹に、ここまでの事をしておいて


母と男が罪も償わず

生きているのが納得できなかった


妹が他人に知られるのが嫌なら…


私が二人に罪を償わしてやる……


…………


次の日の朝


「バイトに行ってくる」


そう言って私は家を出た


鞄の中には以前男に書かせた誓約書が入っていた


バイトは夕方から…

私は電車を乗り継ぎ記されてある住所へと向かった

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