私と母と…
私と母との関係が親子でなくなってから二年がたとうとしている。
母は私を愛せないと言う…。
実の娘に本気でそんな事を言うのだ。
(私と母との事を書こうと思います。初めて書くので誹謗中傷はご遠慮下さい。)
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自分の判断が正しかった事を確信して、私は安堵した。
よかった…。
心底、そう思った。
「お腹すいたやろ?」
泣き止んだ弟に聞いた。
「うん!」
母と疎遠になる前はよく弟にご飯を作っていた。
「オムライス食べる?」
弟は私が作るオムライスが好きだった。
「やったぁ!チーズ入ったやつがいい!」
弟は嬉しそうに言った。
そうだった…。
トロトロ卵にチーズ入りのオムライスが好きだった。
「わかった。待っててや」
私は笑って答えた。
その夜は久しぶりに弟とご飯を食べた。
美味しそうにオムライスを食べる弟を見て、
良かった
これで良かったのだ
心から、そう思った。
その夜は弟と色々話しをした。
私は、あえて母の事を聞かなかった。
弟が話したい時に話しをすればいい…
そう思った。
学校の事、友達の事、弟は喋りまくった。
そのうち、疲れていたのだろう、いつの間にか弟は寝てしまった。
これからは私が弟を守っていくんだ。
そう決心した夜だった。
次の日、父と祖母に弟と暮らす事を伝えた。
最初こそ子供達だけで…
と、心配していたが事情を説明すると反対はしなかった。
その頃、祖母は叔母の看病で他県にいたので、私と弟は二人きりだった。
「美咲…、ごめんよ…」
父は何回も私に謝った。
謝らんといてよ…
謝らんといてよ…
お父さん…。
謝られると切なくなった…。
弟と二人で暮らすようになってから、私は変わった。
もう、母の思い通りにはさせない。
私は母と戦う。
そう決心した。
>> 54
死んでくれたらいいのに…。
そんな事も思っていた。
自分の母親に死んでほしいなんて思う自分が悲しかった…。
私は父に母との離婚を提案するようになった。
でも、今はまず弟の事だ…。
二人で暮らすようになってから、私は弟の異変に気がついた。
1日に何回もお風呂に入る…。
私が使っている、制汗スプレーが無くなっている…。
学校から持って帰ってくる体操着が全く汚れていない。
私が知る弟はワンパクで外で遊ぶ事も大好きだった。
洗濯は毎日私がするのだが、普段学校に着ていってる洋服も全く汚れてなかった。
どうしよう…。
絶対に母の暴言のせいだ…。
私はどうしたら良いのだろう…。
私はパニックになった。
心臓が異常なくらいバクバクしている。
これから先、弟の心が病んでしまったらどいしよう…。
その事ばかり考えた。
父に相談しても、毎日仕事が忙しく、ろくに話しをする暇もない。
私は、弟の担任の先生に話しをする事にした。
>> 55
次の日、私は弟の学校に電話をし、担任の先生に会って話しがしたい事を伝えた。
担任の先生はすぐにでも会って話しがしたいと言ってくれた。
「私も、お姉さんにお話しをしたい事がありますので、良ければ今からお宅に伺います」
そう、言ってくれた。
「来て頂けると有り難いです」
私が、そう言うと先生は、
「では、今から伺います」
私と、担任の先生はその日のうちに会う事になった。
小学校から祖母の家までは歩いて20分ほどだ。
30分ほど待つとチャイムがなった。
見ると30代くらいの女の人が玄関に立っていた。
弟の担任の先生だ。
「初めてまして、瞬君の担任の森といいます」
優しそうな感じの小綺麗な先生だった。
「わざわざ、すいません」
私は先生を家に招き入れた。
その日、時間は夕方の6時くらい。
弟は帰ってきていた。
弟は、何故先生が?と不思議そうな顔をしていた。
弟に聞かれたくない話しもある。
私は、弟に二階の部屋に行くように言った。
先生を居間に通し、お茶を出し、挨拶をした。
「はじめまして、瞬の姉の美咲といいます。」
私が言うと、先生は微笑みながら言った。
「お姉さんの事は瞬君からよく聞いてます。お姉さんの事を自慢気に話すんですよ」
弟は私の事を話していたようだ。
「今日は弟の事でどうしても聞いて頂きたい事があるんです…」
そう言うと、先生の顔から笑みが消えた…。
「私もお姉さんに最近の瞬君について話しがあるんです」
先生も感づいていたようだ。
まず最初に母の事を話さなければ…。
「先生、私達の母の事は知っていますか?」
私は先生に聞いた。
「お母さんに問題があるんですね…?」
先生は薄々気がついていたようだ。
「少し長くなりますが、聞いて頂けますか?」
私が言うと先生は快く了解してくれた。
私は先生に母と私がどいして別々に暮らすようになったのか隠さず話した。
母の異常な行動…。
家でいる母がどんな母親か…。
家事もせず、子供の世話もしない…。
自分が一番の母…。
全て話した。
私が話し終えるまで先生は静かに
時々相づちをうちながら聞いていた。
「そうだったんですね…。私もお母さんの事は薄々気がついてましたが、まさかここまで酷いなんて…」
先生はかなりショックを受けていた。
「お母さんに問題があるのは学校でも知られているんです。行事事もほとんど参加されてませんし…。」
先生の話しによると、母は参観日や父母会に来た事がないし、お弁当が必要な時もコンビニの弁当。
家庭訪問でも忙しいからと早々に切り上げる…。
私は先生から話しを聞いても驚く事は無かった。
あの母だ…。
全然あり得る…。
そろそろ本題に入らなければ…。
弟の事を言わないと…。
「瞬がどうして母と暮らさなくなったか聞いてますか?」
私が聞くと、先生は静かに首を横に振り、
「瞬君は、ただお姉さんと暮らすとしか言わないものですから…。近いうちに、家庭訪問をしようと思っていたところなんです。」
弟は自分が言われた暴言を隠したかったのだろうか…。
「瞬は、母に汚い臭いと言われていたようなんです。母は冗談だったと言っていますが…。たとえ、冗談でも許される言葉ではないと思うんです。現に弟は予想以上に傷ついています。」
先生は驚いた様子で目を丸くして、
「それは本当ですか?私も冗談で許される事ではないと思います…。」
先生の目には涙が滲んでいた…。
「お姉さん、正直に私の気持ちを言います。お母さんのしている事は虐待だと思います。育児放棄に言葉の暴言…。立派な虐待です。」
先生は私の目を見て、しっかりした口調で言った。
確かにそうだ…。
暴力こそないものの…。
母のしている事は虐待だろう…。
「場合によっては児童相談所に連絡すべき事かもしれません。しかし、瞬君の場合は衣食住に困っている訳ではないので…。今はお母さんと離れて暮らしているわけですし…。近いうちに、おばあちゃんも戻ってくるんですよね?」
児童相談所に言ったところで…。
母が変わるわけがない。
「私は父に母と離婚するよう説得しています。父も理解を示してますし、近いうちに離婚すると思うんです。母さえ居なくなったら何とかなります。」
現に、私が父に離婚の話しを持ち掛けた時、父もその方向で話しを進めていると言っていた。
離婚は時間の問題だろう…。
「私も生徒の親の離婚を進めれる立場ではないのですが…。できる事ならお母さんとは離れて暮らした方がいいと思います。」
そう先生は言った。
「先生、弟は最近おかしくないですか?」
ついに私は一番聞きたかった事を聞いた。
「私も最近の瞬君の様子がおかしいので、気になってました。」
やっぱり…。
「先生、弟は自分が臭いと思っているのではないでしょうか…」
私は先生に弟の異変を話した。
お風呂の事
制汗スプレーの事
汚れ物の事
体操着の事
私がおかしいと思った事を全て話した。
「瞬君は以前はよく友達と運動場で遊んでいたのですが、最近は全く見なくなってしまったんです。体育の時は具合が悪いからと休んでいます。」
先生はそう言った後
「瞬君は多分汗をかくのを嫌ってるんじゃないでしょうか。自分の匂いを気にしているようです…」
悲しそうに言った。
先生が見た弟の異変はそれだけじゃなかった。
人が近くに来る事を異常に嫌う。
休み時間の度に石鹸で手や足を洗う。
弟の心の傷は予想以上に深刻だった…
「先生、私は弟に元の元気な弟に戻ってもらいたいんです。」
いつの間にか私は泣いていた…。
こんなに傷ついている弟…。
どうか…
どうか……
神様………
弟を助けて下さい…
私は必死だった。
「私の知り合いで専門の方がいます。カウンセリングを受けてみてはどうですか?」
カウンセリング?
精神科だろうか…
こんな小さな子供が精神科なんて…
「その方はお医者様ですか?あの、その…、精神科の方ですか?」
私は不安になった…
私が知る精神科は鉄格子の中に患者がいて、奇声を上げている…。
そんな、イメージだった…。
絶対にダメだ…。
そんな場所に弟は入れない!
私は凄く不安だった。
もしかしたら弟と引き離されてしまうのだろうか…。
緊張しながら先生の言葉を待った。
「精神科とかそんな大げさなものでは無いですよ」
先生は私の不安が伝わったのだろう…
にっこり笑って
「大丈夫ですよ」
と、言った。
「カウンセリングの先生です。学校にもたまに瞬君のように心に傷をおった子供がいるんです。その先生はボランティアで学校に来てくれるんです。だから、瞬君も。ねっ!」
私は心底ホッとした…。
あぁ、良かった…。
今思えば精神科の先生だったのだろうけど、私を安心させる為に先生は言ってくれたのだろう…。
相談して良かった…
気がつくともう9時が近かった。
すっかり遅くなってしまった。
「すいません、こんな遅くまで」
私が頭を下げると、先生は首を横にふって、
「いえいえ、私もお話しできて良かったです。カウンセリングの日取りが決まったら連絡しますね。瞬君の事は学校でも気をつけます。何かあれば連絡しますから。お姉さんも何かあれば連絡して下さい。」
そう言って立ち上がった。
私は先生を外まで見送ると深々と頭を下げた。
「本当にありがとうございました。」
先生を見送り家に戻った。
お腹をすかしているだろう…。
弟の事を思い二階に上がった。
待ち疲れたのだろう弟は寝てしまっていた。
いつの間にか、お風呂に入った形跡がある。
起きてからも入るのだろうか…。
私は弟の体をそっとゆすった。
「ごめんよ、先生帰ったよ。お腹すいたやろ?」
弟は眠そうに目をこすり
「僕、お風呂入ってくるから。後でご飯食べる。」
やっぱり入るんだ…
多分、寝る前にも入るのだろう…。
弟の傷は癒えるのだろうか…。
弟は下に降りて行きお風呂に向かった。
ふと、弟の手提げバックが目についた。
私の制汗スプレーが少し見えていた…。
弟の体からは小学生の男の子からは想像がつかないムスクの香りがしていた。
私は下に降りて行き、簡単な料理を作った。
しばらく待つと弟がお風呂から出てきて一緒にご飯を食べた。
弟は先生と何を話していたのか聞いてきたが、本当にの事は言わず、
「これから、お姉ちゃんと暮らすようになりましたって報告したんよ。」
弟は納得したようで、
「そっか」
それだけ言った。
早々にご飯を終え、弟は再びお風呂に行った。
私は、何も言えなかった…。
次の日、私は洗面台に新しい制汗スプレーを置いた。
前のとは違う、ミントの香り。
小学生には馴染みのないムスクの香り…。
嫌がる友達もいるかもしれない。
そろそろ前のスプレーは無くなる。
お小遣いをあまり渡していない弟は私のスプレーを使うだろう。
これなら、小学生の子供でも嫌がる事はないだろう…。
私が出来る事は他に無いだろうか…。
とりあえず、カウンセリングを待とう。
父にも話しをしないと…。
私は父の職場に電話をして弟の事を話した。
その頃、父は携帯を持っていなかった。
連絡先は緊急用にと職場の番号を教えられていた。
父の職場に連絡するのは初めてだった。
「お父さん、瞬が大変な事になってるんや。お願いやから時間作って」
職場に電話がくる時点で悪い予感がしていたのだろう…
「わかった。何とかして夕方帰るから」
その頃、私はテスト期間中でバイトも休みだった。
学校が終わると父を待った。
夕方の5時にもならない内に父は帰ってきた。
そんな早い時間に帰ってきた父を見るのは初めてだった。
「美咲、帰ってきたよ」
父が祖母の家に上がってきた。
私は父に昨日の先生との話しをした。
父は黙って私が話し終わるまで俯き、下を向いていた。
「お父さんは情けないな…」
話し終えると、そう一言言って涙を流した。
父が泣いている…。
私の中の父親像は泣いている父はいなかった…。
父は静かに…
静かに…
泣いた…。
私も泣いた…。
二人で泣いた…。
「ごめんな…。ごめんな…。ごめんな…。」
何回も謝った。
父は自分の責任だと自分を責めた…。
「瞬がこんなになるまで気がつかなかった…。父親失格や…。」
深い…深い…ため息をついた。
「お父さんの責任やないよ。原因はお母さんやん…」
私が言っても落ち込み様はひどかった。
「お父さん、今は落ち込んでても仕方ないやん。瞬の事を考えんと…。」
私がそう言うと、ようやく納得したようで、
「そうやな…。」
そう言って私を見た。
父が落ち込むのも無理はない…。
同じ家にいて全く気が付かなかったのだから。
「お父さん、しばらく仕事の量減らすわ。」
父はそう言った。
父が早い時間に家にいるのは嬉しい。
しかし、母が作った借金がある…。
「お父さんは無理せんといて。私もついてるし。その変わり何かあった時の為に携帯を持ってくれん?」
私は父にそう提案した。
父とすぐ連絡が取れる…。
それだけでも充分心強い。
「美咲、無理してないか?辛くないか?美咲がそれでえい言うんやったら、お父さんはえいけど…」
父は父なりに私の事を心配していた。
父と話している途中で弟が帰ってきた。
いつもより帰りが遅い…。
「たたいまぁ。お父さんおるん?」
玄関の父の靴を見つけると嬉しそうに部屋に入ってきた。
「お父さん、お風呂から出るまで待っててや」
弟は忙しそうに浴室まで走っていった。
父がいて嬉しいはずなのに、先にお風呂に入る弟…。
「お風呂入る以外は普通やのにな…」
お風呂に向かう弟を見て父が言った。
確かに…。
お風呂に入る以外は普通なのにな…。
プルルル…
電話が鳴った。
「はい、〇〇です。」
電話の相手は弟の担任の先生だった。
内容は弟のカウンセリングの件。
明日の4時に学校でという事。
父がいる事を伝えると、先生は父と話しがしたいと言ったので父と電話を変わった。
父と先生が話しをしている最中だった
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
弟が浴室から私を呼ぶ声が聞こえた。
呼び声が尋常ではない…。
私はビックリして浴室に走った。
「瞬、どうしたん!?」
お風呂のドアを叩きながら言った。
「お姉ちゃん!石鹸!!お姉ちゃん!石鹸が無い!」
弟はパニックになっているようで同じ事を繰り返し言っていた。
私は慌てて石鹸を取り、
「瞬、ごめんな。石鹸おいとくで。」
「………」
泣き声とシャワーの音はするが返事が無い。
「開けるで!」
ドアを開けた。
弟はシャワーは出しっ放しで椅子に座り体を前後に揺すって泣いていた…。
私はショックで何も言えずシャワーを止め弟にバスタオルをかけた。
やっと私に気づいようで
「ダメや!!まだ石鹸で洗ってないから!僕は臭いから…」
そう言ってまた泣いていた…。
私は必死で弟の体を拭き、
「瞬、大丈夫や!!お姉ちゃんがおる!!瞬はえい匂いやで…」
私は泣きながら弟を抱き締めた。
ショックだった…。
ただ…
ただ…ショックだった…。
私はその日初めて弟の心の傷に触れた気がする。
私と弟がお風呂場でビショビショに濡れながら泣いている後ろで、父が呆然と立ち尽くしていた…。
「お父さん、手伝って」
私が父に言うと
「嫌や!!お姉ちゃんしか来んといて!!」
弟は父を拒絶した…
父は何も言わずお風呂場を出ていった。
仕方ない…。
私はやっとの思いでお風呂から弟を連れ出した。
そんな弟を見るのは初めてだった…。
弟は父に会わず部屋に籠もった。
帰ってきた時は普通だったのに…。
これが心の病なのだろうか…。
私は父と二人居間でテレビもつけず座っていた…。
二人ともショックを隠しきれないでいた…。
「瞬、お腹すいてないやろうか…」
私は、おにぎりを作って部屋の前まで持って行った。
「瞬、お腹すいてない?おにぎり作ってきたよ。」
「………」
返事はなかった。
仕方なく部屋の前におにぎりを置き居間に戻った。
「さっきみたいな事よくあるんか…?」
居間に戻ると父が聞いてきた。
「無い…。あんなん初めてや…。」
今まで異変は感じていても…、ここまでひどいのは初めてだった。
その日、結局弟は部屋から出て来ず、私と父は弟を待ちながら、いつの間にか寝てしまっていた。
朝になっても弟は部屋から出てこなかった…。
「お父さん、仕事休んだ方がえいか?」
父が聞いてきた。
「大丈夫。何かあったら連絡するから。」
私が言うと父はなるべく早く帰って来るからと言い仕事に行った。
その日、弟は学校に行かなかった。
私は弟の学校に電話をして担任の先生に話しをした。
先生も父との電話の最中に昨日の騒動があったので気にしていた。
私が昨日の出来事を話すと、
「今日、学校が終わってからカウンセリングの先生とお宅に伺います」
そう言ってくれた。
先生との電話が終わると、もう一度弟の部屋に行った。
「瞬、お姉ちゃんテストあるから学校休めんけど、大丈夫?」
「………」
返事はない…。
「朝ご飯はおにぎり作ってるから。行ってくるね。お昼には帰ってくるから。」
そう言って家を出た。
弟は昨日ご飯を食べなかった。
食べてくれたらいいな…。
そう思いながら学校に向かい走った。
夕方には担任の先生とカウンセリングの先生が来る。
テストが終わったら急いで帰ろう。
そう思った。
テストが終わり慌てて家に帰った。
弟の部屋の前には空になったお皿があった。
良かった…。
ご飯食べてくれたんだ…。
今はそれだけで良かった。
「瞬、お姉ちゃん帰ったよ。」
「………」
相変わらず返事はなかった。
本来、弟が使っている部屋に鍵はついていない。
そもそも、ここは祖母の家で弟が使っている部屋は祖母が寝室に使っていた部屋。
和室の狭い部屋だ。
弟は何かを使って部屋に入れないようにしていた。
昨日の夜も父がいた訳だし、無理に開けようとしたら開いたのかもしれない。
でも、無理に開けようとはしなかった。
弟の意志に任せよう…。
そう思っていた。
私は台所でオムライスを作り、トレイに乗せて弟の部屋の前に置いた。
「お昼ご飯置いとくね。」
「………」
やっぱり返事はない…。
「お姉ちゃん、一人でご飯食べるの淋しいなぁ…。」
そう言ってみた。
案の定、返事は無いのだが…。
泣きたくなるのをグッ…と我慢しながら、私は一人でご飯を食べた。
とりあえず、先生が来るのを待たないと…。
明日もテストがある。
勉強しなくてはいけないのだが、手につかない…。
でも、不幸中の幸いで私は友達に恵まれていた。
我が家の事情を知っている友達が助けてくれる。
テスト範囲のノートを交代で作り、渡してくれる。
私はノートを覚えるだけでいい。
本当に、ありがたい事だ…。
感謝、感謝だ…。
私は部屋の簡単な掃除をし、先生を待った。
昨日の夜もほとんど寝ていない。
その前の夜も先生と話し込んで、その後家の事をしていたので、睡眠時間は少なかった。
正直、疲れていたし、眠くて仕方なかった…。
眠い目をこすりながら先生を待った。
「ただいまぁ…」
先生が来る前に父が帰ってきた。
2日続けて早く帰ってくる父を見るのは初めてだった。
とても、心強かった。
「瞬は?」
父の問いに私は首を横に振って答えた。
「出てこない…」
二人でため息をついた…。
父は二階に上がり、弟の部屋の前で声をかけていた。
「瞬、お父さん帰ってきたよ。」
「………」
やっぱり返事はなかった。
うなだれて階段を降りて来る父…。
「とりあえず、先生来るまで待つしかないね…」
父には先生が来る事を連絡していた。
「そうやね…」
そう言って疲れたように居間で横になった。
「瞬、元に戻るかなぁ…」
小さい声で私に聞いた。
「大丈夫。」
そう言うしかなかった。
本当は大丈夫なんて思ってもなかったし、不安だった…。
このまま引きこもりになるのではないか…。
そんな不安が頭の中を巡っていた。
ピンポーン
先生だ…
玄関を開けると担任の先生とカウンセリングの先生が二人で立っていた。
カウンセリングの先生…
良かった。
優しそうな方だ…。
私達は挨拶もそこそこに本題に入った。
先生はまず一人で弟の部屋の前まで行き声をかけた。
「瞬君、出て来てくれんかなぁ」
案の定返事は無いのだが…。
「あまり、無理強いしてもダメですから。」
先生は早々に二階から降りて来た。
「今日は瞬君抜きでお話しましょう」
そう言って4人で話しをする事になった。
結局その日は瞬抜きで話しただけだった。
カウンセリングの先生が来てくれても、瞬が部屋から出てこないと…。
何も進まない…。
カウンセリングの先生は、
「とりあえず、今は瞬君が部屋から出てこないと…。無理強いでは余計に心を閉ざしてしまう恐れがありますから…」
そんな事を言っていた。
結局、その日は何の打開策も出ないまま話し合いは終わった。
ただ、疲れただけだった…。
その日の夕食は父と二人の静かな夕食になった。
弟は一度も部屋から出てこなかった。
あれだけ、お風呂に入っていた弟がお風呂にも入らず勉強に籠もっている…。
あまりの変わりように戸惑った。
こんなにまで変わるものだろうか…。
次の日も、次の日も弟は引きこもった。
唯一、良い事…
後、2日で夏休みだ。
学校を休んでも勉強が遅れる事はない。
何とか、夏休みの間に弟の凍りつい心が溶けないだろうか…
そんな事を考えていた…。
しばらくたっても弟は相変わらず部屋から出てこなかった。
学校に行かない弟の為に同級生が毎日プリントを届けてくれる。
一応、弟に友達が来た事を伝えるのだが、案の定返事はなかった。
私の方もテスト期間が終わりバイトが始まる。
弟が心配でそばにいたいがバイトは休めない。
私は私と弟の食費をバイト代から出していた。
修学旅行も終わり、高校三年になって高校生活で必要なお金は微々たる物だった。
自分のバイト代で、私達の食費はまかなえる。
父は会う度に、
「お金が必要なんやないか?」
と、聞いてくれていた。
でも、借金の事を考えると言えなかった。
私がバイト代で全部出している…。
そんな事を父に言えば、無理にでもお金を渡してくるだろう…。
私は父に嘘をついていた。
「スーパーで働いてる友達が売れ残ってる食品をくれるから。大丈夫。」
そんな事を言っていた。
毎日電話がかかってくる祖母にも同じ事を言った。
私のついた嘘は良い嘘だと信じたい…。
…夏休み…
弟は遊びにも行かず部屋に籠もったままだ…。
毎日、毎日、弟に声をかけた…。
弟の声を聞きたい…
元気な姿を見たい…
毎日願っていた。
時には、あまりに反応がないので、生きているのか不安になり、
「瞬、生きとるよね!?せめて返事してや…」
部屋の前で泣き崩れた事もあった。
部屋の前に置いた食事が無くなっているのを見て、弟が生きているのを確信していた。
弟の友達も先生も来てくれるのだが、全く弟が部屋から出てくる気配はなかった。
夏休みも半分過ぎた頃、私は体調を崩した。
夏休みという事でバイトの時間も長く、家に帰れば家事をしなければいけない…。
家事といっでも簡単な家事だし、共働きの主婦の人に比べれば楽な方だろう…。
でも、色々ありすぎた…。
私は精神的にも肉体的にも疲れていた…
毎月きていた生理が止まった。
気がつくと、体重も減りガリガリだった…。
ある日、トイレに行くと血尿が出ていた。
おしっこがグレープみたいな色…
熱は9度を越えていた…。
激しい頭痛と吐き気で気が変になりそうだった。
バタン…!!
立っていられなかった…。
何とか立ち上がろうとするのだが…
立てない…。
「瞬、助けて…」
消え入りそうな声で助けを求めた。
誰か…
助けて…、助けて…
心の中で何回も願った。
「お姉ちゃん…!!」
幻覚だろうか…
弟の声が聞こえた。
私はそのまま意識を失った。
………
次、目が覚めた時には救急車の中だった。
ベッドに寝かされて職員の人が呼び掛けていた。
「○○さん、分かりますか?」
私はゆっくりと頷いた。
まだ吐き気と頭痛はひどい…。
吐きそう…
ジェスチャーで伝た…。
入れ物をもらうと吐いた…。
ふと、足元を見ると弟がいた…。
何日ぶりに弟の顔を見るだろう…。
弟は泣いていた…。
私と目が合うと、
「お姉ちゃん…!!」
そう言って余計に泣きだした。
私が手を伸ばすと弟が近寄って来て
「お姉ちゃん、ごめん…」
泣いてばかりの弟に私は首を振った。
私の近くに瞬がいる…
気がつくと涙が頬を伝っていた…。
もしかすると、弟を部屋から出す為に神様が病気にしたのかも…
そんな事を考えていた…。
それから私は2日間入院した。
過労と心労に風邪が重なったのだろう…
病院の先生が言っていた。
病院で久しぶりに弟と話しをした。
「お姉ちゃん、本当にごめんなさい…」
泣いて謝る弟に、
「大丈夫や。瞬が助けてくれたんやろ?ありがとうな…」
私は泣きながら弟に礼を言った。
それから、二人で色々話しをした。
私は弟から衝撃的な事実を聞かされる…。
弟が部屋に籠もった理由…。
「僕、いじめられとる…」
小さな声でそう言った…。
いじめられとる…
そう言う弟の声はかすかに震えていた…
学校で
お前は臭い…
お母さんにも臭いって言われとるし…
そう言って、いじめてくる友達がいる。
弟は必死で私に訴えた。
引きこもりになった日…
帰りが遅かったのはいじめられてたから…。
あの日、張り詰めていた心の糸が切れたのだろう…。
確かに、弟は友達のいる前で母に臭いと言われた…
そう言っていたのを思いだした。
「お姉ちゃん、何も気がつかんかったな…。ごめんな…」
弟の目を見て謝った
小学校だもの…
臭い…
その言葉がいじめの原因になりうる事に何で気がつかなかったのか…。
もっと気をつけてあげれば良かった。
「僕、学校行きたくない…」
弟は小さな声で行った。
そうだろうなぁ…。
「無理せんでえいよ。お姉ちゃんは何があっても瞬の味方やから」
夏休みの間に解決するのは難しいかもしれない…。
学校に行かなくてもいい…。
今は弟が隣にいるじゃないか。
無理はよそう…。
ゆっくりでいい…。
そう思った。
ふと、気がつくと
隣のベッドの人が怪訝な顔で私達を見ていた。
そうだ、ここは病室だった。
二人で泣きながら話しをしていたら、誰だって驚く。
「お姉ちゃん、退院したらゆっくり話しをしようか…」
弟にそう言った。
その日の夕方
父が慌てて病院に駆けつけてきた…。
「美咲…、大丈夫なんか?病院から電話もらってビックリした…」
私の顔を見てほっとしたのだろう…。
深いため息をつきながら言った。
「お父さん、瞬が助けてくれたんよ」
私が言うと目を丸くして
「瞬が!?」
とてもビックリしていた。
私が目線を足元にやると…
弟が私の布団の足元に入って小さくなって寝ていた。
父と二人でクスクス笑った。
弟が目を覚まさないように気をつけながら小さい声でしゃべった。
「瞬、出てきたんやね…」
そう言う父は涙目だった。
笑ったのは久しぶりだ…。
あぁ、病気になって良かった…。
神様ありがとう…。
まだまだ問題は山積みだが…。
今はいい…。
その日、父と弟は面会時間ギリギリまで病室にいた。
病院に泊まると駄々をこねる弟を無理やり連れ、父は帰って行った。
前に戻ったみたい…
前みたいに戻れるのかなぁ…
多分、弟はいじめを打ち明けた心の軽さと、
夏休みという事で学校に行かなくても責められる事はない…
そんな事から安心しているのだろう…。
そんな事を考えた。
その夜、私は久しぶりに熟睡した。
次の日、弟は朝から病院に来た。
「瞬が行くってきかんから。具合悪いのに、ダメや言うたんやけど…。」
父は、申し訳なさそうに言った。
弟を見ると、昨日まで部屋に籠もっていたなんて、信じられないくらい、はしゃいでいた。
「僕がお姉ちゃんの看病するから、お父さんは仕事行って」
どうやら、私の看病をする為に来たらしい。
看護婦さんもいるんやけどなぁ
私は内心苦笑いしつつ
甲斐甲斐しく私の世話をやきたがる弟を見て、微笑ましい気持ちになった。
こんなに明るい弟を見るのは本当に久しぶりだ…。
永遠に続けばいいのに…。
でも、幸せは永遠には続かない…。
………
翌日には私はすっかり元気を取り戻し、退院した。
夏休みの間ゆっくり話しをしよう…。
先生にも電話しないと…。
私は家に着き、一息つくと受話器を取った。
先生に電話し、弟のいじめを伝えないといけない…。
電話でいじめの件を伝えると、
「詳しい話しをしたいので、今日伺ってもいいですか?」
夜、先生が来る事になった。
「今日、先生来るよ。ちゃんと話しをしようね。」
弟を見て、そう言うと
「うん…‥。」
下を向いたまま小さく頷いた。
さっきまでの元気な弟とは別人のように
無口で表情は暗かった。
弟の不安が伝わってきた…。
「大丈夫。何があっても味方やから」
弟の肩を叩いて言った。
家に帰ってきてから弟は部屋に籠もる事は無かったし、
あまり心配いらないのかなぁ…
なんて、思っていた。
………
夕方になり先生が来た。
居間に通し、弟と三人で話しをする事になった。
その日、父は仕事の都合で帰りは遅くなる。
私がしっかりしないと…。
「瞬君、久しぶりやね」
先生は弟に向かって笑顔で言った。
「うん…」
弟は下を向いて小さく頷くだけ…。
「誰が、いじめてきたのか言ってくれる?」
先生の質問に弟は三人の名前を挙げた。
「たけし君、とおる君、りく君の三人」
驚いた…。
弟が保育園の頃からの仲の良い友達だった。
私も、もちろん知っていた。
「今まで言えんかったんやね…。辛かったね…。先生気がつかんかって、ごめんね…。」
先生の言葉に弟は下を向いたまま、涙をボロボロこぼして泣いた…。
その日の話し合いでは全て解決はしなかったが、弟は何か吹っ切れたような、すがすがしい顔をしていた。
先生は弟が
「僕が名前言った事言わないで…」
そう言っていたのを配慮して、
登校日を利用してクラス全員に話しをする事を提案してくれた。
もちろん、特定の名前は出さずに。
登校日までに変わった事があれば連絡する事を約束して
その日、先生は帰っていった。
私は弟を見て、
「また前みたいに友達と遊べるようになるよ。」
そう言った。
弟は少し笑っただけだったが。
その夜、父が来ると今日の話し合いの全てを話した。
「相手の親に話しに行く」
そう言ってきかない父を必死に説得した。
「お父さんが行ったら瞬が嫌がる」
そう言って必死に止めた。
とりあえず、登校日まで待とう。
そう言って聞かせ、やっと納得した。
………
その夜は、父ともう一つ大事な話しをするようになっていた。
離婚…。
退院したら話す事になっていた。
「お父さん、離婚の話しはどうなった?」
私は思い切って父に聞いた。
弟のいじめの事も、もちろん大事だが、
原因を作ったのは母だ…。
私はどうしても母が許せなかった。
今は母とは話しもしないし、顔を合わす事もない。
離婚しても全く困らなかった。
「離婚の話しはしてるんやけど、美紀を連れて行くって言うとる…。」
美紀…私の二歳違いの妹…。
どういう訳だか、母は美紀を可愛がっていた。
今では母の周りには母の理解者はいない…。
母は孤立していた。
妹だけでも味方にしたかったのだろう。
「そんなんダメや。お母さんの性格知ってるやろ?美紀も昔は嫌な思いをしてたやん。絶対に反対や。」
私は断固反対した。
「でも、美紀もお母さんと一緒に行くって言うとるし…」
私は妹とは、暫く話しをしていなかった。
学校も違うし、帰ってくる家も違う。
「私が話してみる」
私は妹が通っている高校に行く事にした。
翌日は運良くバイトも休みだった。
学校が終わり、妹の高校の校門で妹を待った。
今日会えなかったら明日来よう…。
妹に会うまでは毎日来よう…。
そう思っていた。
しばらく待っていると、妹が一人で歩いてきた。
私に気がつくと、
「お姉ちゃん、どうしたん?」
驚いて駆け寄ってきた。
妹に会うのは本当に久しぶりだった。
「久しぶりやね。一緒に帰ろう。」
私と妹は一緒に歩き出した。
……
「…美紀、お母さんと一緒に行くん?」
私は妹に聞いた。
行かない…
そんな答えを期待しながら…。
「だって、私が一緒やないと、お母さん離婚せんって言うてるし…。」
妹は俯き答えた。
「美紀はどうしたいん?お母さんと暮らしてると大変やろ?私は美紀も一緒やないと嫌や。」
私は妹を母から取り戻したかった。
「お姉ちゃんは勝手や!!瞬まで連れて行ってしもうて…。私は一人やったんやで!!」
妹は人目も気にせず泣きわめいた。
私は近くの公園に連れて行き、妹をベンチに座らせた。
「今日だって何で来たん?今まで何もしてくれんかったやん!?」
私は何も言えなかった…。
私と弟が出ていったせいで妹は一人ぼっちだった。
私は責任を感じた。
今日だって学校は夏休み。
私の学校は補習授業が午前中あり、午後から妹に会いに行った。
妹が休みだったら会えなかった。
運良く部活を終えた妹が出てきたから良かったものの…。
そうでもしないと会えないなんて…。
弟を連れて出た時に妹も連れて出るべきだった…。
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