小説【偶然の願い】

いつもどうりの日。


「お疲れ様でしたー」
「また明日ねー」


仕事を終えて、帰るところだ。
二年前に入社してから今日まで、毎日楽しく過ごしている。


今日は多少残業をしたので、遅めの時間だけど、いつもどうりに家に帰るはずだった。
違うことと言えば、少し寄り道しただけ。


『あれー？こんな所に…』
コンビニが出来てたんだ。
本当に建物ってすぐ建つよね。


ほぼ毎日通る帰り道にあるんだから、今まで気づかなかったなんて、どんだけ周りを見てないんだっ！とか、一人ツッコミをしつつ…


買った肉まんを早く家で食べたくて、ちょっと近道しようって。


ただ、それだけだったんだ…

• << 3 「「ーーーーっ！！！！」」 何！？ いきなり左腕に激痛が走った。 ものすごい勢いで、何かがぶつかってきたんだ。 何が…？ 腕が、熱い… 『………血？』 左腕から流れ落ちる鮮血ーーー。 生きていることの証…こんな量の血を見るのは、初めてだ。 ドクンーーー。

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>> 1 いつもどうりの日。 「お疲れ様でしたー」 「また明日ねー」 仕事を終えて、帰るところだ。 二年前に入社してから今日まで、毎日楽しく過… 「「ーーーーっ！！！！」」


何！？




いきなり左腕に激痛が走った。
ものすごい勢いで、何かがぶつかってきたんだ。




何が…？






腕が、熱い…


『………血？』



左腕から流れ落ちる鮮血ーーー。



生きていることの証…こんな量の血を見るのは、初めてだ。



ドクンーーー。

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>> 2 削除されたレス 『切られ…たんだ…』



全身の震えが、身の危険を知らせてくるけど、足が棒のように固まり、動けなかった。



「ィ…ャ………」



何かがいる。
公園内が明るければ、もう少しまともに足が動いたかもしれない。




目の前にある黒い影に…





『襲われる』ではなく、『殺される』と思ったのは…





体中に響く、痛み。





目に映る…血しぶき。





抑えつける…凄い力。





「タスケ、テ………」


…声が…出ない…？



首が、
すごく、
熱い



ドクンーーー。



…そこで意識が途切れた。

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>> 4 熱い…


熱い、よ…


助けて…


誰か…

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>> 5 「起きたか？」


低い声が聞こえて、私は目を覚ました。


『………っ！！』
返事をしようとしたら、喉に激痛が走った。


「しゃべらなくていい。喉をやられたから、しばらく声は出せないだろう。何か、飲むか？」


『……？』
私は自分の状況が分からずに、ただその人を見つめることしか出来なかった。


「まだ動けないか。一応取ってくるから、大人しくしてろよ。」


そう言うと、その人は部屋を出ていった。

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>> 6 ………誰？


………喉をやられた？


………………。


体中の痛みと、重さ。
左腕と首に巻かれた包帯。


さっきの出来事が頭をよぎる…


『！！！！！』


怖い！


怖い！


怖い！怖い！怖い！


恐怖が頭の中を支配して、一瞬のうちにいろんな事が、思い浮かぶ。


変質者！？


レイプ魔！？


殺人鬼！？


…思い出すだけで寒気がする。


何…何なの…怖いよ…


「大丈夫か？」



……………………………
続きはiらんどでもご覧になれます。

ここでも少しずつUPします。
……………………………

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