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なみだ浚うんど

レス3 HIT数 1588 あ+ あ-

くるいこ( u5B6h )
08/04/08 00:28(更新日時)

はじめまして!くるいこです。

小説とか下手の横好きもいいとこなんですが、小さい頭と貧しい語彙力を駆使して頑張りたいと思います。

タイトルは『ナミダサラウンド』と読みます。

三人称で書くのですが、当方すごく三人称が苦手ですので
お見苦しい点もあるかと思いますが最後まで暖かく見守って頂ければ嬉しいです(・ω・)

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主な登場人物

落合 七(オチアイ シチ)

音無 霧亜(オトナシ キリア)

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恋愛モノです。少しだけ差別とか関係するかもです。

ではどうぞ~

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No.1157927 08/04/07 23:25(スレ作成日時)

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No.1 08/04/07 23:44
くるいこ ( u5B6h )

「――音無、霧亜……」

どこかで聞いたその名前。
七にとってはただ単に今日から自分と同じ学校で同じクラスで、自分の後ろの席の奴、というくらいの関係でしか無いはずなのに。

(……なんか、聞き覚えあるんだよな)



「――ねえ、君っておちあい、くん?」

七は振り返る。

「……え、あ、ああ。落合だけど」
「良かったーぁ!私ねーここの地元の中学から来たんじゃないから、誰が誰なのか全然名前分かんなくて……出席表を渡されて出席番号順に座れって言われても誰の後ろとか分からないの」

笑顔で話す彼女は、人目を引く容姿をしていた。

「……落合くん?」
「……あぁ悪ぃ、」

七は、彼女の金色の風に揺れる長い髪と、吸い込まれそうなくらい澄み切った蒼い瞳に見入っていた。

――すると彼女は一瞬だけ悲しそうな顔をしてから笑って言った。

「落合くん……私の見た目、おかしいと思ったでしょ……?」

彼女の顔は今にも泣き出しそうだった。

No.2 08/04/08 00:02
くるいこ ( u5B6h )

「……なっ、どうしたんだよ」
「だって私、日本人っぽくないし……っね、」

確かに肌が透けるように白いし、金髪碧眼であるが、顔つきは完全に西洋系というわけではなく日本人と混ざっていた。
しかし日本人には持ち得ない彼女のその特徴は、むしろ彼女の美しさを引き立てていた。



「……落合、くん?」
「……れ…から…」
「……?」
「キレイだったから、見てただけだ……」

七は顔を赤面させながら呟く。

すると霧亜の泣きそうだった顔は驚きの表情に変わり、

「ほんと!?私、今までそんなこと……」
「……勘違いすんなよ、お前じゃなくて髪と眼が『キレイ』なんだよ!」

七が照れ隠しに言葉を続けると鈍感な霧亜は気づかずに軽く怒り出す。

「ん゛ー……落合くんなんかもう知らない、私の名前なんて教えてやらないんだから」
「はは、お前の出席は俺の後ろだろ、つーことは『落合』の次の名……」

七は妙なことに気づいた。

(俺、なんでこんな会ったばっかりの奴とすごく親しく話してるんだ?)

No.3 08/04/08 00:28
くるいこ ( u5B6h )

会ったばかりの人間とこんなに打ち解けて話す、というのは七にとって珍しいことであった。
彼は感情表現が不器用であった為、人付き合いではどこか他人と一線を画していた。

(なのに、女子――名簿によるとこいつが『音無霧亜』――……増してや会ったばかりのクラスメイトとどうして……音無の社交性が高いとかそういう問題じゃなくて)

そして既視感を覚えた『音無霧亜』の名前。


「――音無。俺、お前となんか会ったことあったか?」

七は探るように霧亜に聞いた。

「……や。初対面、だよ!」

霧亜は何かに気づいたように『初対面だ』と言い張った。

「そうか……なら別に」
「うん、思い過ごしだよ」

霧亜は小さく言う。

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