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こころ( ♀ z4wHh )
09/07/18 07:02(更新日時)

『私、幸せになります✨』を書かせて頂いたこころ👸です🎵


続編を書かせて頂きます😃

読みにくい所などあるかもしれませんが、どうか…最後までお付き合い下さい🙇


中傷、批判は辞めて下さい🙇

又、感想・応援スレなど頂けると嬉しいです✨

No.1159499 09/04/11 20:47(スレ作成日時)

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No.101 09/06/05 20:04
こころ ( ♀ z4wHh )

それは…


「あずさ…大輔くんに会ってあげて!あずさの辛かった気持ちを、きっと理解してくれると思う。それに…祐介も…それを願ってると思う」



「でも…」


「あずさ…もっと…前を向いて…生きて!」


確かに…私は…どん底から這い上がれなくて、自分を痛め付けた。

前なんて見る事もなく…



ただ…どん底で、もがいていた。




けど…


お姉ちゃんは…私の背中をそっと押してくれた…。

No.102 09/06/06 21:56
こころ ( ♀ z4wHh )

そして、電話を終えた私は…



携帯を見つめたまま…

迷っていた。



アドレス帳を開いてみては…閉じてみたり…


お姉ちゃんの言葉を思い出してみたり…

No.103 09/06/06 22:11
こころ ( ♀ z4wHh )

そんな時…



私の携帯が鳴った。


開いたままの画面には…



゛大輔くん゛



と…表示された。



きっと…私と電話を終えた後、お姉ちゃんが 大輔くんに連絡をしてくれたのだろうと思った。



お姉ちゃんが、一生懸命、私の背中を押してくれているのが伝わった。




そして…私は…



電話に出た。

No.104 09/06/06 22:42
こころ ( ♀ z4wHh )

「もし…もし…」



「あずさ……やっと出てくれたね!」



「…ご…めん…私…大輔くんに…ヒドイ事…言っちゃった…」



「あずさ…謝るなよ!俺だって…悪いんだから…」



「そんな事…ないよ!」



「あずさ…俺…あずさに会いたいよ…」



その返事に戸惑ったが、私は大輔くんに会う事にした。




今 会えば、ちゃんと向き合えると思ったから…

No.105 09/06/09 13:43
こころ ( ♀ z4wHh )

…約束の日…



私は…緊張と、不安で押し潰されそうな気持ちで…待ち合わせ場所に向かった。



待ち合わせ場所には、すでに大輔くんが来ていた。



私は…自分の車を停めると、大輔くんの車の窓を゛トントン゛と叩いた。



大輔くんは…私を見ると、車に乗るように促した。



すると…大輔くんは…

「あずさ…来てくれて…ありがとう。」


そう言うと、私の手を握りしめた。



私は…手首の傷を見られたくない一心で、慌ててその手を振り放した。

No.106 09/06/09 14:00
こころ ( ♀ z4wHh )

私は…

「ごめん…」


と謝った。


すると…大輔くんは…

私の手をまた握りしめると…


大輔くんは…リストバンドを無理矢理はずした。



そして…私の手首の傷を見た大輔くんは…


「本当…だったんだ…祐介の姉ちゃんが、言ってた事…。何で…こんな…事…したんだよ…」



「…」


無言の私に大輔くんは…


「俺のせいだよな…ごめんな…あずさ…」

そう言うと…私の手首の傷を優しく撫でた。


「大輔くんのせいじゃないよ!私が悪いの!何もかも!」



そう言うと、大輔くんの手を振りほどき、急いでリストバンドをした。

No.107 09/06/10 13:45
こころ ( ♀ z4wHh )

素直になれたら…


そう思いながら、私は下を向いたまま無言になった。



すると…大輔くんは…

「あずさ…俺には、全部を見せてくれよ!そうやって…強がるなよ!こんな風にさせたのは、俺の責任だよ…ごめんな…」



「…んで?なんで、こんな私に優しくするの?大輔くんのせいなんかじゃないよ!私が…早く…大輔くんに…気持ちを伝えなかったから、淳子にあんな事されて…偶然、再会した人と付き合って…幸せになるって…浮かれてたら…浮気されて…。私が…バカなんだよ…」



私は…泣きながら、今までの出来事を話た。

No.108 09/06/10 14:00
こころ ( ♀ z4wHh )

そんな私を見て、大輔くんは…


私の頭をポンと撫でながら…



私の顔を覗き込んだ。
そして…私の溢れ出す涙を拭ってくれた。


しかし…私は…そんな大輔くんに…



「私は…最低な女だよ!…大輔くんに…は…エッチだって…させなかったのに…その人…とは…しちゃったし…だから…こんな…私…なんか…」



そう言いかけた時…

大輔くんは…私を抱き締めてくれた。



「バーカ!そんな事…聞いてねーよ!あずさ…俺…そのくらいで、あずさを嫌いになるような、男じゃねーよ!」



私は…そんな大輔くんの言葉が嬉しかった。

No.109 09/06/10 22:39
こころ ( ♀ z4wHh )

私は…思わず…


大輔くんに、しがみついた。



大輔くんは…少し驚いていたけど…


「車の中じゃーしっかり抱けないな!ちょっと…降りようか…」



そう言うと…大輔くんは、先に車を降りると…助手席のドアをそっと開けて…


車から降りるようにエスコートしてくれた。

No.110 09/06/11 09:50
こころ ( ♀ z4wHh )

そして…私は…車から降りると…



今までにないくらいに…


強い力で…



私をギュッと抱き締めた。



そして…大輔くんは…


「ごめんな…」



そう言うと…しばらく無言のまま、私を抱き締めていてくれた。


あの時の大輔くんは…


本当に温かかった。

久々に顔を埋めた、大輔くんの胸元のぬくもりは…



今でも、思い出す。

No.111 09/06/11 13:48
こころ ( ♀ z4wHh )

しばらくすると…


大輔くんが、ゆっくりと話はじめた…



「俺さぁー、夢で…祐介に会ったんだ!」


「ゆ…め?」



「うん…。今、思うと…奇跡って感じるんだけど……祐介が、真面目な顔で…あずさを…助けてやってくれ…って、で…俺が、何言ってたんだよーお前が助けるんだろう!なんて…言ってる夢。…その後に…祐介の姉ちゃんが…俺に…あずさの事、知らせてくれたんだ!」



「えっ?」



「確かに…祐介は…この世にいない!けど…俺達の事…ちゃんと見守ってくれてんだって…思った。だから…このままじゃいけないって思って…俺…あずさに連絡したんだ!」


止まりかけた涙が、溢れ出した。



悲しくてではなく…


祐介がいないからではなく…



大輔くんが…



こんな…私を…



必要としてくれているのが、伝わったから…


私は…嬉しくて泣いた。

No.112 09/06/11 13:58
こころ ( ♀ z4wHh )

そんな私を見つめて…

「そんなに泣くなよ!」


と言いながら…私の頭をポンと撫でてくれた。



そして…更に大輔くんは…



「あずさの顔を良くみたい!」


そんな言葉に…私は…

「見て…る…でしょ!」



「暗くて、良く見えないよ!」



「明るい…所に…行ったら…化粧が…落ちて…パンダ目…なのが…バレるから…やだぁ…」



「それでも見たい!…あずさ…俺の家に行こう…」



そんな大輔くんの言葉に…頷くと…



私達は、大輔くんのアパートに向かった。

No.113 09/06/11 19:56
こころ ( ♀ z4wHh )

久し振りの大輔くんの部屋は…



相変わらず、殺風景で綺麗な部屋だった。

すると…大輔くんは


「あずさ……ちゃんと顔、見せて!」



そう言うと…私の顔に近付いてきた。


私は…パンダ目が恥ずかしくて…横を向いた。


そんな私に大輔くんは…


「ほら…こっちを向いて!」


と、言いながら…私の顔を大輔くんの顔の方に向けた。




そして…目と目が合った時…



大輔くんは…私に…



キスをした。

No.114 09/06/11 20:10
こころ ( ♀ z4wHh )

長い間…



私達は、唇を離す事はなかった。



そして…大輔くんは、次第に私をソファーに押し倒した。



私も、大輔くんに抱かれてもいいという気持ちがあって…


私は…抵抗しなかった。



大輔くんは…更に、私の胸を服の上から触りはじめた。



しばらくすると…大輔くんは…


「今日はここまで!」


私は…ムードが高まっていたせいか、こんな質問をした。


「どうして…?」


「俺に…悪いと思って抵抗しないんじゃないの?」



思いもしない言葉に私は…

No.115 09/06/11 20:19
こころ ( ♀ z4wHh )

「そんなんじゃないよ!」



そう言うと…私は…


大輔くんを押し倒すと…


思いっきり、キスをした。


そして…キスをしながら…


「大輔くんと…結ばれたい…体も…」


そう言うと…大輔くんは、私をお姫さま抱っこでベットに連れて行くと…



私達は…体を重ねた。


何度も…



お互いを求め合った…

No.116 09/06/12 22:52
こころ ( ♀ z4wHh )

この日を堺に、私達はまた…


連絡を取るようになった。



そして、会う回数を増やした。



自分自身を痛め付けた行為も、大輔くんとの仲が復活したと同時に、ぱったりとなくなった。



ただ…傷跡とタトゥーは、消える事なく残っているけど…



大輔くんは…この傷跡とタトゥーに、毎回 優しいキスをしてくれた…。



私が…もう二度とこんな事をしないようにと…


まるで…おまじないのように…。



私の心は、安らぎを取り戻した。

No.117 09/06/25 22:54
こころ ( ♀ z4wHh )

それから…


また、数ヶ月が立った。


私に取って、一生忘れる事のない出来事が起こるなんて…


あの時は、思いもしなかったなぁ。



その出来事とは…

No.118 09/06/25 23:09
こころ ( ♀ z4wHh )

それは…


祐介の三回忌の事だった。



私は、歩と優菜を連れて祐介の家へ行った。



祐介の家に着くと…

お父さんとお母さんが、笑顔で出迎えてくれた。


中に入ると…親戚の人達も集まっていた。


みんなの視線は、優菜に向いていた。


「しばらく見ないうちに 大きくなったね!」


「本当!祐介の小さい頃にそっくりだわ~」


そんな会話も聞こえてきた。

No.119 09/07/03 22:46
こころ ( ♀ z4wHh )

そんな言葉に、申し訳ない気持ちが込み上げてきた。



確かに…祐介を愛していた。


だからこそ、私は…優菜を生んだ。



けど…今の私は、大輔くんを愛している。


だからこそ、私がこの場所にいるのが、場違いな気もした。

No.120 09/07/03 23:03
こころ ( ♀ z4wHh )

すると、お姉ちゃんが私の隣に来た。


「あず…どうしたの?浮かない顔して」


そんな言葉に、私は…


「伯父さんも伯母さんも…私がまだ、祐介を愛しているって思ってるんだよね!」



「…そうかもね!でも、そんなのどうでもいいんじゃない??祐介が死んだ時…あずも死んじゃうんじゃないかって…みんな心配してたから…今のあずが幸せならそれでいいじゃん」



お姉ちゃんは、いつもの優しい口調で私を変な不安から解放してくれた。



と…会話が途切れると、私達はお寺へと向かった。

No.121 09/07/05 22:34
こころ ( ♀ z4wHh )

お寺に着くと…


みんなは、中に入って行った。


私は、優菜がぐずついていたので外で待つ事にした。



待っている間、私は祐介の事を思い出していた。



出会った頃から…

ひとつひとつを…

No.122 09/07/05 22:47
こころ ( ♀ z4wHh )

思いもよらぬ出会いだったなぁー。


最初は、お互い、顔も知らなかったのに…

メールのやり取りから…電話で話をするようになって…


今、考えるとあり得ないけど…この時、携帯で長電話して…

10万位の請求になってたっけなぁ。


でも…そんな事があって、祐介との距離が近づいてったんだ。



…私は、つい最近の事のように思い出していた。

No.123 09/07/06 06:21
こころ ( ♀ z4wHh )

祐介に初めて会った時…


口から心臓が出ちゃうんじゃないかって位に、緊張しまくってなぁ。


そして…友達としての付き合いがはじまって…


色々と遊びに連れてってもらったなぁ。

歩とも…たくさん遊んでくれて…



そんな祐介を…



いつの間にか…


好きになってた。

No.124 09/07/06 21:31
こころ ( ♀ z4wHh )

私は、次々と思い出した。



歩と優菜のじゃれあう姿を見つめながら…



気付くと…頬を大粒の涙が流れた。



しかし、この時の涙は、私にとって悲しい涙ではなかった。


響いてくるお経と共に、私は祐介にさようならを呟いた。

No.125 09/07/06 21:55
こころ ( ♀ z4wHh )

しばらくすると…


お経も終わり、お寺からみんなが出て来た。



私は、慌てて涙を拭った。



そして…お墓に移動した。



私もお線香を上げると…手を合わせて、祐介に話かけた。



゛祐介…。私にとって祐介は大切な人だよ!…けど、今は大輔くんも私にとって とても大切な人だよ!祐介は、もうとっくに気付いたかな?
私…今度こそ幸せになれるかな?゛



と…その時。



「パパ」


優菜が、突然 大きな声で叫んだ。



そこにいたみんなが、一斉に優菜を見た。

No.126 09/07/07 15:57
こころ ( ♀ z4wHh )

優菜は、墓石に向かって何回も『パパ』と言っていた。



まるで祐介がそこに居るかのように…


すると、祐介のお母さんは…


「優ちゃん、パパがいたの?」


その問いに優菜は…

「ほら!いるじゃないのパパ!」



優菜の言葉に、みんなが目を丸くした。

No.127 09/07/07 22:10
こころ ( ♀ z4wHh )

祐介の姿は、きっと優菜しか見えていなかった。


しかし、私を含めて周りにいたみんなも、優菜の言っている事が本当に思えた。


何故なら…


祐介が息を引き取った時にも…


同じような事があったから…。

No.128 09/07/18 07:02
こころ ( ♀ z4wHh )

読んで下さっている皆様へ✨


私の小説を読んで下さってありがとうございます😃


楽しみにされている方には、本当に申し訳ありませんが、
小説を続けていく事ができなくなりました⤵

理由は、色々と重なり過ぎてこちらまでまわらないのが 現状です😢


本当に楽しみにして下さっている皆様、本当に申し訳ありません😭


これまで、応援して下さった皆様、本当にありがとうございました✨✨



こころ👸より🎵

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