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ウルトラ八兄弟サーガ

No.14 18/02/22 06:05
作家
あ+あ-

「いやいやゴジラの出現以来地球はてんやわんやだったからな」
フルハシ参謀は54年のゴジラ出現以来日本をはじめとしてモスラ、ラドンなどが現れゴメス、リトラを機に地球おもに日本に頻繁に怪獣や怪現象などが見られた。
一ノ谷博士が科学特捜隊を結成し後にウルトラ警備隊からMACにいたる現在における防衛軍主体の防衛体勢が整うのだった。
「怪獣としたらイデやタカミたちが危険だけど」
「行ってあげてもいいんだぞ」
フルハシの笑みにハヤタは複雑に表情を返す。実はハヤタはウルトラマンと分離して以降、精神検査や身体検査などをひそかに繰り返していた。
ハヤタは自分がウルトラマンだったのでは?といつからかそう思うようになった。が身体の内に未知なるウルトラマンの細胞や因子があるかと思われたが現時点ではなにもないというのが防衛軍医者グループの見解だった。
「イデがうまくやるさ。タカミひとりをひいきしてるように思われたら空気が悪くなる」
「言うなハヤタさん」
「そう言うキミだって、アンヌくんとはどうなんだ」
「ば、バカ野郎。からかうな」
アンヌはいまや防衛軍を退役し市井の主婦となっていた。
モロボシ・ダンとの邂逅はキリヤマ隊長や自分をはじめ思い出となるがアンヌ、彼女については特別だろう。当時のウルトラ警備隊メンバー、一部の地球防衛軍幹部しか知らないこと。
実はMAC結成時にフルハシ参謀は一時地球に戻ってきたダン=ウルトラセブンに一度だけ再会しMAC結成のために尽力した。
「オレらが活躍してた頃は星間戦争真っ只中だからな……」
「星間戦争か」
ハヤタはふと思う。
資料のなかにあるバルタン星人のデータを出す。はじめて地球にバルタン星人がやってきた時に彼らと交渉したのは自分だったという。
当時の記憶はなかったが科特隊が解体され検査をし防衛軍改革に尽力するなか少しずつ断片的に思い出す“なにか”があった……かもしれない。
「お、イデたちが入るみたいだぞ」
「ゴジラ以来放射能は敏感だからな」
タカミ、と娘の名をひとり呟く。
防護服を身に付け地中に潜る若き研究グループ。これには防衛軍上層部も念のために付近に戦車や装甲車、防衛隊員の出動がなされた。
イデはタカミたちに言う。
「いいか?油断するなよ」
ハイ、と彼ら地中深くに潜りはじめた。

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