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ウルトラ八兄弟サーガ

No.13 18/02/21 18:48
作家
あ+あ-

調査チームを指揮するのはかつて科学特捜隊にいたイデである。
いまはかつての経験をもとに科特隊からMACにいたるまでの怪獣資料を手にジオフロントを潜るために意気揚々としているが、
「お前たち怪獣研究チームだろう?なにをびびってるんだ」
「か、怪獣……」
「ほんとにいたら生き埋めだよ……」
仮にも地球防衛軍管轄の大学の若者たちの大半はいつもなら研究熱心だが、いざというとみな青い顔をしている。そんななかひとり若い女の子が言う。
「だらしないな。これだから」
「お!タカミちゃん頼もしい」
「イデ先生、おだててもなにも出ません。父をおだてて予算をもらいたいんでしょう」
彼女の名はタカミ・シン。名字からわかる通りハヤタの娘である。
「とにかく潜るぞ。放射能汚染があるかもだから防護服を用意しろ」
はい、と若い男子生徒たちもタカミに負けまいと声を出し準備した。
『ただいまここ東京ジオフロント工事中に怪獣出現らしい報告がありました。我々UGT取材班は工事関係者にインタビューを試みました』
インタビューのVTRに映ったの去田だった。
『えんれぇ不気味な目の輝きでよ、ぎろりとこちらを睨んだがよ。あとは……大きくて手があったかな……』
視聴者にはなんのことかわからないがこの中継や取材をハヤタは参謀本部で見てノートパソコンを起動し本部のデータベースにアクセスし検索を開始した。
だが去田の言うことに該当する怪獣は無数にあり検索不可という。
そこへノックし現れたのはアラシによく似た人物だが彼はアラシではない。
「フルハシ参謀」
「さすがはもと科特隊のナンバー2だな。もう調べものかい」
「娘がイデと一緒にいるらしくてな」
ハハハ、と肩を叩くフルハシ。言うまでもなくそのむかしモロボシ・ダンことウルトラセブンと共に戦ったもとウルトラ警備隊隊員であった。
いまはハヤタと共に参謀の地位に就いて防衛軍改革に臨もうとしていた。ところがこの怪獣騒ぎが都内であったから防衛軍内部はタカ派ハト派中間派など制服服実戦組などいずれも混乱していた。
いまの地球防衛軍には怪獣や星人と戦った経験者は少ないのだ。
「最後のウルトラマンが姿を消して三年か」
「ええ……」
ハヤタもフルハシもウルトラマンタロウそしてウルトラマンレオの活躍は聞いていたが怪獣の姿はあれから鎮静していた。

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