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沙耶香の女装官能小説2(女王様と作家編)

No.20 17/12/10 18:23
作家
あ+あ-

現れたのは早紀と同じくらい小柄だが地味な眼鏡をつけファッションも双星出版社は麗奈や早紀をはじめ美人や可愛い子のなか地味さは否めなかった。
こんな子がモデルたちにむちゃぶりをするなんて思いかけた時に挨拶があった。
「美如月愛那です」
名刺を渡され私もモデル用の名刺を渡す。
「初めまして水越沙耶香です」
瞬間少し嫌悪の表情が宿り「……ではないのに」と耳に聞こえた。
え、と聞き返すと今度ははっきりと返ってきた。
「初めましてではありませんと言いました」
驚いて声が出ない私に早紀が慌て間に入り囁くように言った。
「去年の旅行の時に会ってますよ」
その声に少しだけ思い出す。バスの中で名乗ろうしたような女性社員がいたことを。慌て謝ろうとするが遅かった。
「さっそくお仕事の話を。構いませんか」
「あ、ハイ」
「要望書ありますか」
「こちらですが」
メモなんですね、と早紀を間に渡されたメモを貶すニュアンスで彼女の眼鏡が蛍光灯の室内のなか輝く。
早紀は彼女の隣に座りながら少しだけ睨み思う。
なんで彼女なの。沙耶香さんだっておぼえてないくらいしかたないでしょう。
会議室のホワイトボードにひとつひとつ要望を淡々と記す早紀。
セーラー服、ブレザー、スク水、ビキニ、スポーツ用下着、レオタードなど……。
美如月の瞳は眼鏡の奥で輝く。
「可能な限りそちらの希望には沿います」
「ありがとう」
ですがと付け加えられた。嫌味かどうかはわからないが。
「相手の女性モデルとの女装レズはいらないのですか」
「いえ、けっこうです」
「ですがこちらの配慮で現地やスタジオで用意することもありますのでくれぐれも安易な性行為は控えてください」
この表情に私や早紀は思わず固まった。
なんなのこのひと。
疑問はそれだけであり撮影日時や場所などは例によって双星出版社側が用意するという。打ち合わせは二時間弱で終わったが妙に疲れ会議室を後にした。
失礼します、と美如月なる彼女は背を見せ去っていき早紀も足早に追いかけた。
あんなひとがこの会社にいたなんてと思っていたら背中を触られ思わず声をちいさく上げた。
「びっくりした。私よ私」
「あ……麗奈」
よかったら昼食しないと誘われた。双星出版の近くにあるお弁当屋で弁当ふたつ買い公園で食した。

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