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私はどうでもいい女?
考え無しで発言する旦那に疲れた
女です。大食いすぎて悩んでます。

ライン

レス18 HIT数 2763 あ+ あ-

アイ( 10代 ♀ fQiAh )
08/02/06 23:56(更新日時)

~はじめに~
小説書いていこうと思います😃
小説は初めて書くので💦文がはちゃめちゃになってしまうかもしれませんが…😂文才もないんで💦
それでも優しく見守ってくれる方、ぜひ読んでやってください🌟🙏💦
批判、感想などもお待ちしてます🎵中傷、荒らしは止めてください🙇
では、よろしくお願いします✨

No.922554 08/01/29 18:15(スレ作成日時)

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No.1 08/01/29 18:20
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

~小説を書く前に~
この小説は、ポルノグラフィティさんのラインという曲から考え出した内容です。
ご了承下さいますようお願い申し上げます。

こちら歌詞です。

ライン

どうせ叶わない
恋ならなおさら
上手な愛し方
他にあるのに
窓に置いた本がはらり
風に頁めくられ
月にあらわ晒されてる
救いのない最後の場面

いつでも優しい君に
会いたい
「気の合う友達」
君が言うならそれで
無邪気に魅かれ騒ぐ僕の
心を憎めばいいんだろう
好きになりたくなかった

暗い部屋の隅
ぼんやり光る
液晶に浮かぶ君のアドレス
夜更け過ぎに話すほどの
特別な話題など
昨日までも今日からも
僕には思いつけないで

泣きたくなれば君を思う
君を思ったら
また泣けてしまうから
切ない記憶ひとつひとつ
白くて冷たい
吐息に消して
何も最初からなかった

誰もが君の笑顔見つめ
僕だけうつむき
君のスニーカー見つめる
微妙な距離さえ
愛おしくて

いつでも優しい君に
会いたい
「気の合う友達」
君が言うならそれで
無邪気に惹かれ騒ぐ僕の
心を憎めばいいんだろう
好きになりたくなかった

No.2 08/01/29 18:31
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

こんなに苦しいなら…

君を好きに、
ならなければよかった…


好きになりたくなかった。



Episode①



君はいつも
キラキラな笑顔で、

俺を釘付けにするんだ。

ほら、今日だって、

いつものあの笑顔…。



「………。」


俺はいつもの様に、

いつものあの笑顔に見とれてた。


[おい!井本~!]


耳元で、聞き慣れた
ガラ声が聞こえて、
我に帰る俺。


「…耳元で喋るな。
鼓膜破れるわ。アホ。」


俺はいつもより、
より冷静に注意をする。

こいつは俺のダチの
ー高野光希(タカノコウキ)ー


[なんや、冷たいなあ~!
今日は特別冷たい!
なんかあったん!?]


俺より何倍も高い
テンションと声で、
俺の顔を覗き込むようにして聞いてくる。


「別になんもないわ。
お前なんかに心配してもらんでも、大丈夫や。」


俺はそれに対し、
いつもより、
より冷静に答えた。


[なんやそれ!酷いわ~!
せっかく人が心配してやっとんのに、その言い方!
俺一生お前んこと、心配してやらんからな!]


そう言ってこいつは、
頬を膨らませた。

ブーブー言うてる。


「うっさいわ、アホ。
少し黙っとれや。」


なんて、
また冷たく返した。

No.3 08/01/29 20:59
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 2 (すまんな、高野。
俺、今日は誰とも話したくない気分やねん。
自己中やけど、
許してな。)


俺は心の中で、
そう呟いた。


[まあ…話す気になったら言うてや。
何でも聞いたるからな!
1人でため込まんと
吐き出してまえ~]


そんな俺の気持ちを見透かしているかのように、
こんなカッコイい台詞をはいた。


「…ああ…。」


俺は、一言に色んな意味を込めて、
そうはいた。

No.4 08/01/29 21:29
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

ああ…

なんで出会ってしまったんやろう…

なんで君を好きになってしまったんやろう…



Episode②



彼女との出会いは、
今から一週間前の放課後の事やった。

俺は、教室に忘れ物をしてきたのに気付き、
教室へ戻った。


「忘れ物~!」


そう叫びながら教室の戸に手をかけて、
勢いよく開けた。


ーガララララッ


開けた瞬間に教室の中から、


『うわっ!』


と、声がした。

まさか教室に誰かおるとは思っとらんかった俺は、
驚きとヒトリゴトを聞かれた恥ずかしさとで、
目を丸くして彼女の方を見た。

彼女も目を丸くして、こっちを見とった。

それが彼女との出会いやった。


「す、すまんっ!!
驚かしてしもたっ!!//;」


俺はとっさに謝った。


『い、いやあ!!
こっちこそ驚かしてしもて…ごめんなあ//;』


彼女もとっさに謝ってきた。


「いやいや!そんな…」


こっちが謝ったんに、
謝り返されたため、
言葉が続かんかった。

そして、沈黙。

俺は何故か焦っとって、
その場から早く抜け出したいという気持ちにかられ、
忘れ物を取ろうと動こうとした。

しかし、先に動いたのは
彼女の方やった。

No.5 08/01/29 22:14
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 4 『ぷっ。ぷははははっ!!//』


突然彼女は笑いだしたんや。

俺は、


「な。突然笑うて、なんやねんっ!!」


と、つっこんだ。

彼女は笑いながら、
途切れ途切れに話しだした。


『だってっ!
二人共、目、まん丸くしとって、むっちゃ驚いてるんやもんっ!
初めまして、の、二人やで!?初めて喋ったんが、こんなんて…
しかも謝りあって!なんや私ら可愛いなあ~!』


彼女はそう口早に言った後、また笑い出した。


「た、確かにそやなあ…。
はははっ!君おもろいなあ!」


俺は彼女の言った言葉に、驚きながらも納得した。

彼女はツボにハマったのか、1人笑っとる。

その時、ふと1つの疑問が頭をよぎった。


「すまんっ!質問!
…なんで君、ここにおるん??」


俺は、何故そんな話をふったんか不思議に思いながらも、
構わず話を続けた。


「君んこと、初めて見たもんやから。」


すると彼女は、
今まで大笑いしてたのが嘘のように
ピタリと止まって、話だした。

No.6 08/01/29 23:28
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 5 『ああ。
勝手によそのクラス入ってもてごめんなあ!;
私のシャーペン、ここのクラスの人に持ってかれてな。
取り返しにきたんよ。』


彼女は苦笑いしながら、そう説明した。


「そっ‥そりゃ‥ご苦労な話やな(笑)」


俺から聞いときながら、何て返していいのか分からず、まともな言葉を返せなかった。


『ほんまやろ!?(笑)』


けど、彼女はそんな俺に笑顔で返してくれた。

まあ、それが普通なんやろうけど。


『そだっ!私も質問!
いい??』


と彼女も俺に問いかけてきた。


「ああ、ええよ。何??」



『ここ2組やろ??君、名前なんていうん??』


またもや驚いた。

名前聞かれてもうた。


「俺っ??俺は、
井本裕也やけど…」


そう答えると彼女は、


『いもとゆうや君…??
私は8組の岡野優子。よろしくなあ!』


と、キラキラした笑顔で言った。

なんや、
8組の子やったん。
そりゃ知らんのも
当たり前やな。
教室遠いもん。

…ん…?
待てよ…?
あれ…?
岡野さんの笑顔…
キラキラしとる…。
なんや、俺どしたんっ!?

No.7 08/01/30 19:14
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 6 「は、はあ‥。
よ、よろしく。」


少し小さくそう答えると、


『それじゃあ!
またねー!』


と言って、彼女、いや、
岡野優子は去っていった。

俺はしばらくその場に立ち尽くしていた。


なんや…

岡野優子の笑顔‥

めっちゃキラキラしとった。

なんやねん…

この気持ち‥

俺…


岡野優子に惚れてしもたっ!?


16歳、高1の冬。
俺は一足遅い、恋をした。

No.8 08/01/31 21:11
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

君のこと知りたくて、

もっともっと知りたくて。

でも、全て知ってしまうんが何だか怖かったりして…。

そんな風に初めの一歩が踏み出せん。

己の力の無さに、情けなくなってしまったりして…


Episode③


そう、俺は岡野優子に恋をしたんや。

惚れてもうたんや。

あれから一週間。

俺の頭ん中には、岡野優子しかおらんかった。

あの時の笑顔を思い出すだけで、俺の胸はいっぱいになった。

岡野優子の姿を見つけたら、遠くからあの笑顔を見つめたりもした。

今も廊下に岡野優子がおる。

友人達とめっちゃ楽しそうに話しとる。

笑顔は今日もキラキラや。

俺は自分の目に、その笑顔を焼き付けるかのように見続けた。



「………。」


そんな俺に、1人の女子が話しかけてきた。


[井本~なあ?何見とるん?]


来たっ。

邪魔しに来やがった。

なんやその顔、ニヤニヤしやがって。

腹立つわ。

こいつは
-田中眞由美(タナカマユミ)-

多分俺が岡野優子に惚れとる事に気付いとる唯一の奴や。

俺がこうやって岡野優子を見てると必ず寄ってくる。

そいで、何も言わずニヤニヤしながら俺の事見てるんや。

気持ち悪いわ。

やから俺は無視して岡野優子を見続けた。

No.9 08/01/31 21:33
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 8 [ふ~ん。無視?
そうですかそうですか。
せ~っかく、岡野優子について色々教えてあげよ思っとったのになあ~?]


とうとうこいつの口から岡野優子の名前が出た。

しかも岡野優子について色々教えてくれる…?


「なんやて?お前岡野優子知っとるん?」


俺は思わず反応してしまった。


[知ってるも何も、あの子ん事知らん人のが珍しいで?
てか、反応した反応した!(笑)やっぱ好きなん!?岡野優子!]


そんな風に俺をからかってくるもんやから、腹立って田中を睨んだ。

でも、知らん人のが珍しいってどういうこっちゃ。


[あ~あ~。怒らんといてえ!うちはただ、中学からの仲間として、あんたに協力してやろ思うて言ってるんやから!]


その言葉を半分疑いながらも、信じてやろ思うて、俺は口を開いた。


「ほんならその腹立つ顔と話し方なおせや。」


そう言うと、真面目な顔にして俺にこう聞いてきた。


[で、どうなん!?岡野優子んこと好きなん!!?]


俺は少し黙ったあと、小さく頷いた。


[やっぱりそうなんかあ~!あんだけ見とるんやもん!井本はうちに嘘は付けん!バレバレやで~!(笑)]


「ぅ、うっさいわ。//;」


ほんまこいつ腹立つわ~。

No.10 08/02/02 12:12
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 9 [だーかーら~♪
そうやろ思うて、優しい優しい眞由美様は、岡野優子について調べて来てあげたっちゅーわけやん♪
な?感謝せえ!]


そう得意気に田中は俺に言ってきた。


「そらどーも。//;」


俺は少し勘にさわったが、その気持ちをグッとおさえて、一応礼を言った。


「ぁ。さっきの。どういうことなん??ほら、岡野優子んこと知らん方が珍しいて。」


さっき田中が言うたことで、疑問が生まれたもんやから、聞いてみた。


[ほんまに岡野優子知らんのや!?めっちゃモテてるもんやから、それなりに有名なんやけど…。
顔よし!性格よし!成績もそれなりにいいみたいやし…
8組の男子は、ほとんど岡野さん好きって話!アンタぼーっとしてたらとられてまうで!]


俺はそれを聞いて、そんな子に惚れてしもうたことを、後悔した。

男子女子構わず話せるんやけど…

好きな人の前となると、過剰に意識してもうて、なかなか上手く話せない。

恋愛下手なんや。

小4の頃、好きな子にフラれた。

理由は、
"うちとおる時だけ、いもっちオモロクないんやもん"。

それが子供ながらに相当ショックやったらしく、それから恋はしとらん。

No.11 08/02/02 12:59
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 10 叶わない恋をしてしもうた事に、今更気付く。

久しぶりの恋が一瞬で散ってしまうと思たら、情けなくなった。

俺のテンションは一気に下がった。


「聞かん方がよかったかもしれん…。」


俺はそう呟いた。

俺の選択肢は"諦める"1つに絞られた。


[…なんや…?
もしかして、諦めるとか言うんちゃうやろなあ?]


図星、図星。

やって諦めるしかないやろ!?

俺は恋とかそういう甘っちょろいもんが合わないんや!


「別にええやん。
俺の勝手やろ。」


そう言った瞬間、田中の顔色が変わった。


[もうええわ!
アホは一生アホやってろや!アホ!]


ーバシッ


その言葉と同時に、俺は背中に平手打ちをくらった。


「‥なっ!なんやねんっ!」


田中はそのまま走り去っていった。


「も~なんやねんな…あいつ。」


田中との出会いは中1。

中学に入る前に隣町から俺の家の近くに引っ越して来た。

三年間同じクラスで。

仲は良い方やった。

けど喜怒哀楽が激しくて。

よく田中に振り回された。

だからこんなんも慣れっこやった。

No.12 08/02/02 13:01
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 11 そんなことがあって、今日は機嫌が悪いんや。

やから高野に八つ当たってしもうた。

諦めるとか思っとっても、結局こうして
岡野優子を眺めてる自分がおる。

俺、本当に好きなんやなあ~…。

今日はもう家に帰ることにした。

このまま見とったら、余計諦められんくなってまうと怖かったから…。

No.13 08/02/02 13:46
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

あんたの前だと、いつも自分だけはしゃいでて。

あんたの言葉ひとつひとつに一喜一憂、喜怒哀楽。

自分の気持ち振り回されて…。

それでもあんたは、うちのことなんか見てくれてない。

うちの目には、あんたしか映らないのに…。



Episode④<眞由美side>



やっちゃった…。

またうちは、
大好きなあなたに、

暴言吐いて、
平手打ちして、

んで逃げて来てしもうた。

今度こそ嫌われてしもたかなあ…;;


うちの名は田中眞由美。

井本裕也の事が好き、です。

中1の時に一目惚れ。

それからずっと好き。

鈍感な井本は、うちの気持ちなんか気付いとらんけど…。


最近井本は1人の女子の事、よう見つめとる。

その女子とは、岡野優子。

すぐに分かる。

好きなんやろな。て。

私は井本が好きやから、

井本の笑顔が大好きやから、

井本の笑顔が見れるならと、

井本の恋に協力する事にした。

うちは弱者で、
ズルイ奴やから…

こんな手使って、
井本のそばにおれて、
笑顔が見れるなら、
それでよかったんや。

そんで、井本のために岡野優子について色々調べてきた。

思い切って井本に話しかけて、
真相を問い詰めて、
岡野優子ん事話してやった。

No.14 08/02/02 15:24
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 13 みんな井本のためやのに…。

"諦める"てどういうことや。

1人ではしゃいで、
1人で頑張って。

うちアホみたいやん。

そりゃ、最初井本が岡野優子ん事好きて分かった時は、ショックやった…

けど、

大好きな井本のためやと思て、

協力したろ思て、

うちええ女やなあとか思て、

張り切っとったのに…。

うちアホやんか…。


いや、

井本がアホなんや!
うちの気持ちに全く気付いとらん、

井本が悪いんや!


うちはあの後、
家に走って帰ってから、
自分の部屋で1人で葛藤しとった。

涙が止まらんくて。

枕はビショビショ。

でも、よく考えてみたら、
うちはただ井本に八つ当たってしもた事に気付く。

謝りとうて、携帯を開き、

アドレス帳に入っとる井本のアドレスにメールを打った。


送信メール [1/500]  
----------------------
Date   2/2 17:24 
To    井本 裕也 
Subject  眞由美です。
----------------------
さっき、あんな事言うて
ごめん。
あと、平手打ちも。

    -END-    
----------------------


嫌われとらんか、心配で。

打つとき手がめっちゃ震えた。

返信来んかったらどうしよ…。と不安が募る。

No.15 08/02/02 15:50
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 14 うちはずっと落ち着きなくて、部屋の中を行ったり来たり。

一旦落ち着こ思て、コーヒーを飲みに部屋を出ようとした瞬間、携帯が鳴った。

来たっ!!井本からやあ!

そっからまた、携帯を開くんに、五分くらい戸惑った。

返信来た。

けどや?

もし、内容が良いもんではなかったら…そう思おと、なかなか開けんかった。

そして、恐る恐る携帯を開く。



受信メール [1/500]  
----------------------
Date   2/2 18:05 
From   井本 裕也 
Subject  無題    
----------------------
気にしとらんから大丈夫
や。
けど、さすがに平手打ち
は痛かったわ(笑)

    -END-    
----------------------



携帯を開いて、井本からのメールを読む。

そこにはいつも通りの井本からのメールがあった。


…よかった…。

いつもの井本や…。

ほんまに井本はええ奴やなあ…

井本を好きでよかったわ…。


嫌われてない安心と、

井本の優しさとで、

また涙が溢れた。

岡野優子を羨ましく思う。

井本に好かれとって。

うちも井本に好かれたい。

井本の目に、うちしか映らんようにしたい。

そう思うた。

だからうちは井本のためやなくて、

自分のために動こうと決意した。

No.16 08/02/02 16:06
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 15 送信メール [1/500]  
----------------------
Date   2/2 18:30 
To    井本 裕也 
Subject  無題    
----------------------
ほんまに??ほんならよか
ったわ。
うちの必殺技は平手打ち
やからな(笑)
痛いのはしゃーない!

あのな、やっぱしあんた
の恋には協力できひん。
ごめんな!

    -END-    
----------------------



そう井本に送った。

"決意表明"として。



よっしゃ!!

絶対あんたを、

井本裕也を、
振り向かせたるっ!!

No.17 08/02/06 20:04
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

叶わん恋だと分かっとっても、好きになってしまった方のが先やから…。

そう簡単には、忘れられんのや。

俺の気持ちは、そんな小さなものやなかったから。


Episode⑤


家に着いてから、携帯が鳴った。

田中からの謝罪メール。

あいつが俺に何かしたさいは、必ず謝ってくるんや。

そして俺は田中に謝られたら、すぐに許す事にしとる。

田中ほんまはええ奴やからな。

田中に許しのメールを送ると、返信が来た。

内容を見て、少し驚いた。

さっきまであんなに張り切って、得意気に俺の恋を協力したる言うてたんに。

突然協力できんとは、どういうこっちゃ。

まぁ、協力してもらんでも大丈夫なんやけどな。

そのメールから、何か俺に訴えるもんがあるんやないか?と思ったりしたが、俺は田中の気持ちには、全く気付かんかった。


送信メール [1/500]  
----------------------
Date   2/2 18:05 
To    田中 眞由美
Subject  無題    
----------------------
なんやねん!突然。
協力する言うてたやん。
まあええんやけど。

    -END-    
----------------------

とりあえず、こう送っといた。

No.18 08/02/06 23:56
アイ ( 10代 ♀ fQiAh )

>> 17 そして返事。


受信メール [1/500]  
----------------------
Date   2/2 18:16 
From   田中眞由美 
Subject  無題    
----------------------
自分の恋を優先する事に
したんよ♪
だから協力できひんの。
うちも頑張るから、井本
も頑張ってな!

    -END-    
----------------------


なんやほんま自己中な奴やな。と思いつつも、田中の恋の成就を祈ってるで。と思う俺やった。

俺も頑張らな、あかんなぁ…





それから寝つくまで、ずっと頭ん中には岡野優子ん事。

俺はこれからどうするべきなんか1人で考えとった。

答えはそう簡単に見つかる訳もなく…

考えれば考える程、余計辛くなっていくわ。


ほんま、あかんわ。

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