記憶か記録か…ドラマ日記 6

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2023/08/12 18:14(更新日時)

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連ドラの感想、まとめ等

シーズン毎に記録して行くスレです。


基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。

No.3658899 (スレ作成日時)

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No.51

>> 38 【2022秋ドラマ】 「silent」6話まで終了。 今回は聴力が段々失われ、聞こえ難い事や補聴器を着けている事で受ける周囲から… 【2022秋ドラマ】

「silent」7話まで終了。

二人が自分に気付いたのを見て背中を向けて歩き出す紬。それを見た奈々も想の側から歩き出すが、少し歩いて振り向くと想が紬を追い掛けているのが見えた。肩を落として歩き出す奈々を後ろから撮ったショットが哀しくて…。

補聴器をすれば自分の声が聞こえていた時の想は、まだ手話も出来なかったので奈々を相手に喋り、奈々はあのアプリで意味を取って、自分は筆記やスマホへの打ち込みで返して会話をしていたが、奈々が手話を教え、聴力も無くなってからの想は喋らなくなった。
想像だけど、聞こえないって事は自分の発した声の音量とか発音が、自然なのかどうかも自分では分からない訳で、だから不自然だとしても自分が傷付かずに済む家族相手には声を出して、それ以外の人とは手話のみにしていたのかなと。
最初は私も疑問に思っていたけど、ここ迄観て来て多分そうなんだろうなと感じ納得していたのだが、結構ストレートに何故と聞いてしまう紬にびっくり。

奈々に“想の8年を心配していた”“奈々さんが側に居てくれて良かったと思っている”みたいな事を、手話で伝えてしまう無意識の“上から”にも驚いた。

想は紬を選んだんだから、抱き締めても“そうだよね”としか思わないけど、受け入れてしまう紬の変わり身の早さにも“えっ!?”だった。

次週は休止(泣)

脚本=生方美久 演出=品田俊介

  • << 69 【2022秋ドラマ】 「silent」8話まで終了。15分拡大。 紬と手話で話している時に紬の知り合いが声を掛けて来て怪訝な顔をしたら、紬は気にしないと言っても想は気にしてしまう。 想に気にしなくていいという気持ちをどう伝えたらいいのか分からないでいた紬。 父の命日で帰郷した時に、父の入院中、母が毎日見舞いに行くのが負担になっているのではと気を遣った父が、「毎日は来なくていい」と言ったけど、私はただお父さんの側に居たかったから行ってただけなのに、という話と、紬が相槌を打ちながら想という主語抜きで語る「何で気を遣うんだろう」という話がちゃんとシンクロしていたのが凄かった。 母の話で自分の気持ちが分かった紬が想に、「居たくて居るだけだから。何かしてあげようと思って一緒に居るんじゃないから。佐倉くんが私と一緒に居て、大変とか疲れるとか迷惑とか有ったら言って。私は無いから。今後有ったら言うから」と伝えて、想も納得するシーンが良かった。 おみやげの大量の母の手料理を食べて貰いたかったと言う紬に、「青葉はこれ作れないの?」と聞く想。手話が分からないとすっとぼける紬に笑ってしまった。 大学の時に知り合った奈々と春尾。失聴者にとって良かれと思った春尾の行動に奈々が傷付き、行き違ってしまった二人の話が切なかった。ここも現在の紬と想にシンクロさせていたね。 脚本=生方美久 演出=高野舞

No.52

>> 39 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」4話まで終了。 桂木からの指令はヘッドハンティング詐欺の露木を喰う事で、呆気なく喰ったなと思っ… 【2022秋ドラマ】

「クロサギ」5話まで終了。

#上海で涙と衝撃のラスト!命を懸けた復讐が終わる←が副題なので、黒崎は御木本を潰す事に成功するのは分かっていたけど、途中、追い掛けて来た神志名とのやり取りで、黒崎は御木本の詐欺を止めるにはこの世から消えて貰うしか無いと思っている事が分かり、性格的に殺しは出来そうにない黒崎がどう始末を付けるのかと思っていたら、結局上海マフィアを騙して御木本が裏切った様に見せ掛け、彼らに追われた御木本が、日本に居る新キャラの宝条(佐々木蔵之介)にも裏切られ、詰んだ事で自殺をする様に仕向けた。自分が殺しはしなくても殺したのと同じ。御木本が黒崎の父親にした事と同じだった。

虚しいよね、手を汚しても家族は戻っては来ないのだから。あの慟哭は切なかったなあ。

しかし上海編は色々なワルが入り乱れて、その殆どを知らない役者さん?が演じていたので、まあ分かり難かった。

あと神志名刑事の立ち位置(過去に何が有り何を抱えているのか)が伏せられているので、アパートで黒崎をいきなり殴ったり、上海迄有給休暇を使って追い掛けて来たり、黒崎を罵倒したり、井之脇くんも力み気味に演じているので、訳が分からないこっちはただただ不快でしかない。

いいのか?種明かしの順番はこれで。

脚本=篠崎絵里子 演出=石井康晴

  • << 60 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」6話まで終了。 ちょっと色々盛り込み過ぎで、肝心のシロサギを喰う迄の過程に割く時間が少ししか無くて、しかもシロサギの栗原(味方良介)の脇が甘くて喰うのも簡単だったから、騙す爽快感も殆ど無かったしで期待外れだったかなと。まあ軽快なタッチだった所は良かったと思うけど。 やっと神志名の秘密が明かされたのだが、黒崎が早瀬に聞いて「実は…」って言葉で説明するだけなら、もっと早い回(神志名がアパートで黒崎を殴った次の回位)の方が良かったし、知っていれば御木本が直ぐに釈放された時の彼の絶望感とか、黒崎を上海迄追い掛けた執念とかも分かってあげたいと思えただろうし、井之脇くんのリキみ演技も許容出来たのかもしれない。先出し後出しの順番って大事よね。(2才の時に新たに出生届、その当時は何となく誤魔化せても、小学校入学の時に8才の体をどう誤魔化したの?) 宝条は導入詐欺で実績を作り役員に迄出世した汚れた男で黒崎父の仇 https://ameblo.jp/aaa-6-0119/entry-10999752985.html (この説明が興味深いのでパターン違いかもだけど載せておく) 正義感が極端に強い甥の鷹宮が、叔父の正体を知ったらどうなるのかね。 氷柱は黒崎に惹かれているけど、黒崎が平凡な幸せを手に入れる事は無いんだろうね。 脚本=篠崎絵里子 演出=田中健太

No.53

>> 42 【2022秋ドラマ】 「アトムの童」5話まで終了。 興津が海達を呼び出し、経産省から配信審査の強化を依頼されたと説明していたけど… 【2022秋ドラマ】

「アトムの童」6話まで終了。

会社を乗っ取られて一年後。
八重樫と各務がSAGAS入りしてるのはまだ分かるけど、海がいくら小山田が居なくなったからとは言え、元の銀行に契約社員として再就職しているのは意味が分からん。あんないきなり強引な差し押さえをされて、トラウマになっていないのかね。

自分のミスで会社を取られて那由他と隼人に申し訳ない、会わせる顔がない位に思っていた割には、那由他が思い付き隼人の技術を借りて完成させた登下校シミュレーションゲーム「学校へ行きたい」を、銀行の顧客である生命保険会社に紹介して商談の道筋を付け、5千万で売ったお金を注ぎ込んで那由他達が売りに出ていたアトムの土地家屋を手に入れて、「また社長をやってよ」と頼んだら笑顔で直ぐに受け入れるという、まあまあな謎展開。

ダメ社長で罪悪感は持っているけど、いつか那由他達がゲームを作った時に融資が出来る様に、もしくは売り先を紹介出来る様に、個人の感情は押し殺して元の職場の融資部に勤めたって事だったのかね。何か分かり難かったわあ。

これからは那由他はエンタメ系、隼人はシリアスゲームの二刀流で、新会社「アトムの童」(看板に振り仮名無しで“アトムのこ”とは読めないのでは?)は運営して行く事に。
色々すっ飛ばしていて段々つまらなくなって来ている。

脚本=畠山隼一 協力=兒玉宣勝 演出=多胡由章

  • << 62 【2022秋ドラマ】 「アトムの童」7話まで終了。 前回は一年後って出たけど、今回はいきなり社員が3人も増えていて、業績も順調の様だが一体何年間すっ飛ばしたのか? で、那由他と隼人はアトムでゲームを開発する事に既に飽きてしまっていたらしく、ジョンドゥに自分の開発した顔認証システムを見せにシカゴから来て、コラボして新たなゲームを作れないかと誘ってくれたティムの話に魅力を感じて、二人はアトムを辞める事に。 何年間、どれだけの実績を残したのかが曖昧なままなので、二人共居なくなっちゃってアトムは大丈夫なの?新しい社員はゲーム開発能力は有るの?とか、そっちの方が気になってしまい、二人が薄情者にも見えてしまった。 「俺達が居なくなってもアトムはもう大丈夫」って言われても、その根拠が何も示されてないんだもの。 突然出て来た投資会社の宮沢ファミリーオフィスの事も、鵜飼とナレーションによるその特殊性の説明は有ったけど、それが何故普通の塗料会社を軍需産業向けに特化する事に繋がるのか、何故SAGASの持つゲームの技術を市場開放するべきと考えるのか、その“何故”が頭に入って来ないから、全体としても分かり難い話だったな。 那由他がアトムロイドをゲーム以外に利用させたくないから、窮地のSAGASを手伝うと決めた気持ちは分かるのだが。 脚本=神森万里江 協力=畠山隼一、兒玉宣勝 演出=山室大輔

No.54

>> 43 【2022秋ドラマ】 「霊媒探偵・城塚翡翠」全5話終了。 やはり“透明な悪魔”事件は完結し、次回からは「invert 城塚翡翠 … 【2022秋ドラマ】

「invert 城塚翡翠 倒叙集」
スタッフは「霊媒探偵」と同じ。レギュラー出演者は瀬戸康史を除き「霊媒探偵」と同じ。

倒叙形式と言うと「刑事コロンボ」を思い出すが(「古畑任三郎」は観ていない)、あれよりは全然軽くて、頭を回転させる必要が無いので、日曜の遅い時間に観るには丁度良いのでは?

ITエンジニアの狛木(伊藤淳史)は、自分の作ったプログラムを社長の吉田(長田成哉)が作った事にされ、しかも勝手に他所に売られた事に我慢が出来ず、計画を立てて殺してしまうのだが、そこはそういう事については凡人なので、気付かないままに致命的なミスを犯していて、警視庁に協力しているらしい翡翠に簡単に見抜かれてしまう。
犯罪の構成とか証拠とかに複雑さは無くて、それを楽しみたい人には物足りないだろうなとは思うが、今回に関して言えば、一番の狙いは翡翠がその美貌で狛木をクラクラさせて簡単に警戒心を解かせ、安心させた所で証拠を押さえ、そこからは言い訳をさせては論破するという翡翠タイムを経て落とすという、翡翠の手のひらで転がされる犯人を観て楽しむ点に有ると思うので、伊藤淳史という絶妙な俳優を得て面白く仕上がっていたと思う。
「貴方が私に惹かれたのは私の外側にだけ」なんて言っちゃう翡翠。清原果耶が言うと嫌味に聞こえないのが凄い(笑)

脚本=佐藤友治 脚本協力=相沢沙呼 演出=南雲聖一

  • << 72 【2022秋ドラマ】 「invert 城塚翡翠 倒叙集」2話まで終了。 いい感じで1話が終わったと思ったら、翌週はほぼほぼ「霊媒探偵」の総集編を放送と、編成の意図がさっぱり分からないのだが。(2話の撮影が間に合わなくて仕方無く…という説も有ったが定かではない) で、星野真里をゲストに迎えた2話『泡沫の審判』だけど、まず小学校教師の末崎(星野)を元学校用務員の田草が恐喝した為に末崎は彼を殺した訳だが、田草の強請のネタが盗撮写真や生徒の個人情報らしいんだけど、そのネタの具体的な程度や範囲が明かされなかったので、殺しに値するのかが分からず、普通は警察に通報して処理をして貰うのでは?と思ってしまい、その時点で説得力を失っていた様な気がした。 あと今回は女性同士なので、翡翠が細かい点をネチネチ突いて相手を苛つかせボロを出させるという、コロンボ方式に近いスタイルを取ってはいたのだが、どうも真面目と正義感が出過ぎていて余裕がなく、観ていてあまり楽しめなかった。 やっぱり翡翠は若くて類い稀な美貌の持ち主なのだから、それを生かして(1話の様にある意味相手をおちょくりながら)余裕たっぷりに追い詰めて行くスタイルを取った方が、彼女には合っていると思うんだよね。 脚本=佐藤友治 脚本協力=相沢沙呼 演出=伊藤彰記

No.55

>> 44 【2022秋ドラマ】 「PICU 小児集中治療室」6話まで終了。 結局、淳之介くんは植野が同乗する形で救急車で網走に帰る事になっ… 【2022秋ドラマ】

「PICU 小児集中治療室」7話まで終了。

志子田の母・南(大竹しのぶ)の病状がどういう形で志子田に伝わり、志子田がどう受け止めるのかが今回の大きな柱だった為、PICUの小児患者の話に割ける時間が限られ、その中でも折角生きる望みを持ったのに容体が悪化し続ける圭吾くんと、治療法を考え続ける志子田の話が中心になるから、初回は助けられなかった女の子と同じ急性腹症の疑いで搬送されて来た七海ちゃんの話(親が面会に来ない医療ネグレクト→無事退院して施設へ)が、駆け足でしか扱えなかったのが残念というか、勿体なかったなと思った。
日菜ちゃんが圭吾くんの気持ちを代弁してくれた様に、今度は圭吾くんが七海ちゃんの気持ちをそっと志子田に伝えるシーンなんかはとても良かっただけにね。

膵臓癌ステージⅣの南は治療は受けないの一点張りで(ここの大竹しのぶと吉沢亮のやり取りは凄かった)、困った志子田は植野から話をして貰う事に。
流石だよね。南の気持ちに寄り添い、治療を受けるかを決めるのは患者さん自身、でも痛みを取り除く治療の専門医もウチには居るから、一度ご相談に来てみませんか?これで「分かりました」と言わせた。
でも植野が志子田に言った様に、家族では無いから言える事って有るよね。

矢野が丘珠総合病院で働ける事になって一安心。

脚本=倉光泰子 演出=平野眞

  • << 63 【2022秋ドラマ】 「PICU 小児集中治療室」8話まで終了。 圭吾くんはまたVF。除細動で何とか持ち直したが、早く補助心臓を埋め込まないと本当に危ないのだが、感染症の原因がどうしても特定出来ず、PICUは追い込まれていた。 そんな時に近くの公園で倒れていた男児二人を収容。大輝くんは消化管断裂の手術で済んだが、光くんは硬膜外血腫で10分程度心停止していた為、脳死の可能性も有り非常に危険な状態だった。 大輝くん自身、自分のせいだと苦しい思いをしているのに、光の母親にも「塾だったのに何故連れ出したのか」と責められ、泣き出してしまう。 脳死になったら自分が殺した様なものだと泣く大輝くんに、「パワーをあげるんだ、アニメみたいに。」と声を掛けたのは、意識を取り戻していた圭吾くん。二人で光くんにパワーを送る。 そんな優しい圭吾くんはまたVF。さすがの植野ももう打つ手はないと。 圭吾くんは「もし俺がダメだったら俺の体をあの子にあげて」と志子田に話すが、パワーが効いたのか光くんは自力で目を覚まし、「光?」と呼ぶ大輝くんの方に顔を向ける。峠を越えた瞬間だった。もうこの時点で泣けて来たのに…。 植野に同席して貰い、圭吾くんの両親にもう打つ手が無い事を話し、希望を聞く志子田に、母親は「函館に連れて帰りたい。出来れば家で、犬とかお友達とかそういった中で最期を過ごさせてあげたい」と。 (続く)

No.56

>> 45 【2022秋ドラマ】 「エルピス-希望、あるいは災い-」4話まで終了。 他人の感情はこっちの思った通りには動いてくれない、それを… 【2022秋ドラマ】

「エルピス-希望、あるいは災い-」5話まで終了。

納得の行かない事を飲み込むのは止めた筈なのに、松本死刑囚の再審請求棄却に責任を感じた浅川は、明らかにどこかから圧力が掛かって八頭尾山事件の冤罪追及を局が正式に中止と決めたのに、何も言わず抗いもせずにまた飲み込んでしまう女に戻ってしまった。
ただ、以前の様に摂食障害は起こしていなかった。何故なら斉藤に「好きな女とうまいもん食いたい」と言われて高級レストランで笑顔で食事をし、別の日にプラネタリウムでデートをした時には左の薬指にキラリと光るダイヤの指輪をして、すっかり骨抜きにされていたから。

村井に喝を入れられ、“飲み込めない”男になっていた岸本は、松本逮捕の決め手になった目撃証言をした男(西澤)を一人でコツコツ調べ始め、遂には元妻に辿り着き、“あの証言は嘘”“証言の後に架空の会社(アサベ商事)から毎月30万円が振り込まれる様になった”とのインタビューを撮る事に成功する。
ゲリラ放送は気付いた村井に阻止されたが、後でそのVを見せられた浅川は衝撃を受け、直ぐに岸本に会いに行く。

同期の滝川から「斉藤さんは元警察庁長官で副総理の大門に可愛がられている」と聞かされて何かが動いていた浅川に、岸本のスクープが再び火を点けた。

内面の見えない斉藤の存在感が、ただただ凄い。

脚本=渡辺あや 演出=下田彦太、大根仁

  • << 65 【2022秋ドラマ】 「エルピス-希望、あるいは災い-」6話まで終了。 浅川や岸本とは違い、村井は岸本の取って来たスクープを放送すれば世間は蜂の巣をつついた様な騒ぎになり、結果的に様々なしがらみから自分達は飛ばされる事になるだろうと予想はしていた様に思う。 それでも握り潰される可能性の高い報道局には渡さず、自分の判断だけで放送可能な担当番組「フライデーボンボン」での放送に踏み切ったのは、元報道記者としてのプライドであり、そんな意図は無いながらも、情報番組に飛ばされて燻っていた自分の頭が殴られた様な感覚にさせてくれた、“飲み込めなくなった男”岸本の“本気”に、きちんと応えたかったからなのだろうと思う。 村井は関連子会社に飛ばされ、岸本は畑違いの経理部に異動させられ、「フライデーボンボン」は放送打ち切り(でも「ウイークエンドボンボン」として似たような番組に生まれ変わらせるというのがいかにもという感じで笑える)の憂き目に遭うが、アナウンサー人気ランキング3位に急上昇した浅川だけは、元居た場所の「ニュース8」キャスターに返り咲くという厚遇で、これを「ニュース8」のプロデューサーに、左遷や打ち切りは斉藤を通じて圧力を掛けまくっていた大門副総理との手打ちの結果で、浅川のキャスター復帰は視聴者対策の為とはっきり言わせてしまう脚本が凄いし、このドラマを放送させるカンテレが凄いわ。 (続く)

No.57

>> 47 【2022秋ドラマ】 「親愛なる僕へ殺意をこめて」7話まで終了。 桃井と猿渡の怒涛の答え合わせ編。 脛に傷を持つ二人は、B一に… 【2022秋ドラマ】

「親愛なる僕へ殺意をこめて」8話まで終了。

乙がどう絡んでいたのかなと思ったら、B一が浦島家に養子として引き取られた直後からの因縁(嫉妬→エイジの裏(表)の顔を知り、親に言うと脅したら逆にナイフで脅され、そこから乙はあの様になってしまった)が有り、乙もB一への復讐の機会を狙っていた所、やっと彼女が出来たので京花を殺せば復讐になると思い、あの時に腹を刺し、死ななかったので今度は病室で首を締めたと。

LLは養父の亀一だった訳だけど、B一の推理する動機が、その一年前から亀一は突然無痛症になり、自分は痛みを感じないから逆に相手の痛みには拘り、激しい拷問を繰り返したのではないかという事で、B一がいきなり亀一の手のひらにナイフをぶっ刺したのには驚いたけど、顔色一つ変えずにナイフを抜いて布を巻き、冷蔵庫に麦茶を取りに行く亀一にはもっと驚いた。
無痛症だからって普通の精神構造なら、誰かを拷問して痛みに苦しむ姿を確認したいなんて思う筈も無いから、シリアルキラーなのかね。用意周到に真に罪を着せる算段もしてるしね。

で、京花もB一も、同じ小樽、写真の日付が近いというだけで、凛を殺したのは亀一と気付いた根拠は何?特に先に気付いた京花の根拠は?

もう一人の真犯人は、意味は分からないけど“消えたエイジ”なんだろうね。

脚本=岡田道尚 演出=西岡和宏 総合演出=松山博昭

  • << 67 【2022秋ドラマ】 「親愛なる僕へ殺意をこめて」全9話終了。 最初から全9話だと発表しておく潔さと、勿体ぶらずにズンズン話を進めるスタイルが逆に新鮮で好感が持てたのだが、最後の方はズンズン進み過ぎて肝心な部分を積み残したり、普通に考えてそれは有り得ない(フィクションだから普通じゃない部分は有るし、それを含めて楽しむ物なのだが、ここは普通の設定にしておかなければまずいだろうという部分迄壊してしまうと、それは只のご都合主義でシラケる原因になってしまう)だろうという設定が有ったりで、少し残念だった。 一番大きな積み残しは、京花が凛を殺したのは亀一と気付いた根拠は何?という点ね。 あとご都合主義の最たる物は、患者に聞かれたら何でもペラペラ話してしまうメンタルクリニックの医師とかね。 亀一が只の無痛症患者だった訳ではなくて、子供の頃から動物虐待を繰り返すシリアルキラーの下地が有ったと告白したのでそこは納得。 でも逮捕から一年で死刑判決は、精神鑑定とかしていたら有り得ない早さで、やっぱり乱暴だよな。 信じられるのはエイジとナミだけという初期の頃の直感は当たっていた訳だが、逆に言えばその部分の描き方は上手かったという事。 山田涼介は期待以上に良くて、役柄の幅を広げるチャンスをしっかりとモノにしていた。もう一人前の役者さんだね。 脚本=岡田道尚 演出=松山博昭

No.58

>> 50 【2022秋ドラマ】 「ザ・トラベルナース」5話まで終了。 今回の患者は人気講談師の五反田宝山(松尾諭)で、直腸癌のステージ3。… 【2022秋ドラマ】

「ザ・トラベルナース」6話まで終了。

院長が看護師を下に見て辞めたければ辞めればいいみたいな話になると、とたんに「どの口が言ってるの」という嫌な気分になる。
上がそんなだから看護師が大量に辞めて、募集をしても中々集まらないから高給取りのトラベルナースを二人も雇っているという設定なのに、夜勤の人数を減らして労働過重にさせたり、ギリギリの人数だから休みも取り難かったりでは、看護師は引く手あまたなのだから減りこそすれ増える事は無いのに、それが理解出来ていない経営者会議って何?
看護師280人規模の大きい病院の割には現実が見えていない情けない経営陣で、愛川看護部長のターンだから、無能と落として本当は有能だと上げて、ドラマティックに描きたかったのかもしれないけど、あまりにも現実と乖離した話になっていてシラケたし、部長の退職(クビ)撤回の解決策は、院長の弱味を握っているらしい九鬼の軽い脅しって、根本的には何も変わっていない訳で。

主人公の那須田の、日本流の看護師としての成長が描かれた部分は良かったし、観たいのはこの部分を中心とした看護師と患者の話、そこに絡んで行く九鬼という展開で、金にしか興味の無い様な人の話は入れ込まないで欲しいんだよなあ。

6話で九鬼の軽い心臓の発作が起き始めていて、自分の予想よりは早い様な…。

脚本=中園ミホ 演出=片山修

  • << 68 【2022秋ドラマ】 「ザ・トラベルナース」7話まで終了。 このドラマ、まさかの全8話で終了だったのね。九鬼だから9話の患者になるって予想は大ハズレ。それを見越して九鬼という役名にした制作陣に、完全におちょくられていたわ(笑) ラス前の今回は三上礼くんのクローズアップ回。転移が激しく外科的アプローチはもうやり様が無いので、母親の七海(青山倫子)が希望する抗癌剤治療専門病院に転院する事に。 九鬼が礼くんの本音を引き出し、立ち聞きしていた那須田も協力して、礼くん念願の映画を大学の仲間と一日で撮る事に。 ストーリーとしてはまあまあ感動的な仕上がりだったけど、「人を看て人を治す」看護師の話としては、休暇を取って迄撮影に参加する看護師が三人と、自分の判断で出張ドクターとして付き添う医師が一人という逸脱振りで、番外編だと受け取ればいいのかもしれないが、本筋とは離れ過ぎていて連ドラとしては残念な展開だったなと。 ラストで九鬼が那須田の目の前で倒れたので、最終回の患者は九鬼にはなるんだろうけど(予告では初回だけでクビになったギバちゃんが出ていたね)、院長と九鬼の因縁とか、何でフローレンス財団の理事長なの?とか、10分拡大程度で全部捌き切れるのかね? 続きはスペシャル版で(又は劇場版で)とかやりそうな嫌な予感が…。 脚本=中園ミホ 演出=山田勇人

No.59

>> 40 【2022秋ドラマ】 「自転車屋さんの高橋くん」2話まで終了。 同級生の将やん(柾木玲弥)が営む中華屋に朋子を連れて行く遼平。他… 【2022秋ドラマ】

「自転車屋さんの高橋くん」4話まで終了。

前回酔って遼平に父親の裏切りについて話した朋子。遼平の事を「今は怖くない」と言ったらキスをされて、「嫌なら謝るけど」←これはズルいわ「嫌じゃないです」としか言えないじゃん。その先に進もうとした遼平に「心の準備が…」と言ったら「あんばよーなったら教えて」
で、後日、将やんに「お前ら付き合ってるのか?」と言われた帰り道、送ってくれた遼平に「あのーお茶でも」と家に誘った朋子。心の中で“不肖飯野朋子30才、あんばよーなりました”。

家に上がり、朋子とたもつが写った写真を「待受にするんだ」とバシャバシャ撮る遼平。恥ずかしくて写真を取り返そうと揉み合う内に折り重なって倒れる二人。朋子はドキドキするが「帰る、10時過ぎたから」って、据え膳食わない遼平(笑)ホント何を考えてるのかよく分からない。

朋子は遼平の影響か、山本や課長に自分の気持ちや正論をはっきりと言える様になり、キミちゃんに「私が辞めても大丈夫だね」と言って貰える。

台風が接近した日に老犬たもつが本当に危ないと母から電話、帰ろうとするも電車は全部ストップ。途方にくれながら遼平に電話、「断ってくれていいんだけど」と言った瞬間に、車のキーを掴んで飛び出す遼平。何だこの反射神経の良さと優しさの塊は。ステキ過ぎるわ遼平。

脚本=北川亜矢子 演出=八重樫風雅

  • << 97 【2022秋ドラマ】 「自転車屋さんの高橋くん」全8話終了。 キミちゃんの退職後、会社は後任を採用せず、二人分の仕事をこなさなくてはならなくなった朋子は、どうしても仕事が溜まりがちに。それをパワハラ課長からイヤミったらしくネチネチと責められて、プッツンした朋子は辞めますと言って出て行ってしまう。 ここで活躍したのが意外にも山本で、部長に話を通して今日から有給休暇を消化した後に退職という、大人の辞め方が出来る様にしてくれた。 山本は遼平に「自分は女性を愛せない」と告白し、ここでも唐突にジェンダーレスを出して来たかと少し萎えそうだったけど、主眼は自分の結婚を心待ちにしている祖母に黙っている心苦しさに有り、遼平の励ましで祖母に普通の結婚は出来ないと話し、ごめんねと伝える展開だったので、まあまあ納得。 最終回に出て来た朋子の父親がかなりのクソ男で、朋子の異母弟の隼人は、両親とは口をきかない引きこもりになっていた。でも優しい子で、朋子の母親が大変だから“たもつ”の散歩の手伝いもしてくれていたのね。 朋子の母親が遼平の事をすっかり信頼しているし、遼平が高校生の時に、松葉杖で階段が登れない朋子をおぶって登ってくれた過去を、やっと朋子が思い出したというエピソードも出して来たので、運命の人って事で結ばれるんだろうね。ほっこりするいいドラマだったな。 脚本=北川亜矢子 演出=太田勇

No.60

>> 52 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」5話まで終了。 #上海で涙と衝撃のラスト!命を懸けた復讐が終わる←が副題なので、黒崎は御木本を… 【2022秋ドラマ】

「クロサギ」6話まで終了。

ちょっと色々盛り込み過ぎで、肝心のシロサギを喰う迄の過程に割く時間が少ししか無くて、しかもシロサギの栗原(味方良介)の脇が甘くて喰うのも簡単だったから、騙す爽快感も殆ど無かったしで期待外れだったかなと。まあ軽快なタッチだった所は良かったと思うけど。

やっと神志名の秘密が明かされたのだが、黒崎が早瀬に聞いて「実は…」って言葉で説明するだけなら、もっと早い回(神志名がアパートで黒崎を殴った次の回位)の方が良かったし、知っていれば御木本が直ぐに釈放された時の彼の絶望感とか、黒崎を上海迄追い掛けた執念とかも分かってあげたいと思えただろうし、井之脇くんのリキみ演技も許容出来たのかもしれない。先出し後出しの順番って大事よね。(2才の時に新たに出生届、その当時は何となく誤魔化せても、小学校入学の時に8才の体をどう誤魔化したの?)

宝条は導入詐欺で実績を作り役員に迄出世した汚れた男で黒崎父の仇 https://ameblo.jp/aaa-6-0119/entry-10999752985.html
(この説明が興味深いのでパターン違いかもだけど載せておく)
正義感が極端に強い甥の鷹宮が、叔父の正体を知ったらどうなるのかね。

氷柱は黒崎に惹かれているけど、黒崎が平凡な幸せを手に入れる事は無いんだろうね。

脚本=篠崎絵里子 演出=田中健太

  • << 70 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」7話まで終了。 ひまわり銀行の宝条に狙いを定めた黒崎は、宝条が手腕を買っている支店長の牛山(山口紗弥加)に目を付け詐欺を仕掛けるが、その過程で牛山の部下に目的外融資で巧妙に騙され自殺した被害者の家族を知り、彼等に自分の過去を重ねた黒崎は、担保の自宅も取られそうな彼等も助けるべく、彼等も巻き込んで牛山達に詐欺を仕掛けて3億を騙し取り、“協力費”として借金を相殺出来る2千万円を被害家族に渡す(元本は2千万円だけど高利の利息はどうなってる?)。 黒崎からしたらこの件は軽いジャブで、キックバックの3千万円をネタに牛山から宝条の情報を取るのがメインの目的なのだろう。 ちょっと思ったんだけど、これって御木本の時がそうだった様に、元々の導入詐欺の設計を宝条に伝授したのも桂木という設定なんだろうか。 まあどっちにしても最後は桂木を喰う所迄描くのかどうか、って所かな。 何か縦軸の波状攻撃が強過ぎて、単純に“クロサギ”を楽しめないドラマになっちゃったなあ。 ※神志名って東大卒のキャリアだったのか!それにしては単細胞…以下自粛。(キャリアって描写は前に有ったのかな、見落とした?) 脚本=篠崎絵里子 演出=石井康晴

No.61

>> 27 【2022秋ドラマ】 「最初はパー」2話まで終了。 ネタ見せのシーンが浮かないかどうかが、このドラマの成否の分かれ目かなとは思っ… 【2022秋ドラマ】

「最初はパー」5話まで終了。

豪太が父親からお金を借りる時に「選挙に出る」と言ったのは嘘なんだろうなと思っていたら、本当に出るつもりなのね。(←それは避けられない、約束は破れない、力ずくでも出させられるって所か)
調べたら西川きよしとか横山やすしとか、政治家と漫才を両立していた人が居たんだよねって、「あれは漫才師が政治家になったんだよ」って、澤村に突っ込まれていたけど。豪太が純粋過ぎて何かしんみりしてしまったわ。

澤村がどうしても漫才師になりたいのはテレビに出たいから。身から出た錆で妻から娘には会わせないと言われている身、ならばテレビで漫才をやっている姿を娘に見て貰いたい、その一念なのだ。(←でも元反社で今は執行猶予の身だから、テレビ出演は少なくとも執行猶予が明けてからでないとねえ。それでも今は厳しいかも)

「色々やって来て怖いものなんて何一つない」からの嗚咽。「死にたくねえ、俺生きたい、生きたい」と泣く澤村。抱き締めて「大丈夫」と囁く豪太、このラストシーンに泣けた。

※病室で二人がネタ合わせをしていた「夢の動物園」このネタ、初めて全編が面白くて笑えた。他のメンバーのネタは相変わらずダメダメの段階だけど。

脚本=秋元康、脚本協力=ふじきみつ彦、おかざきさとこ 演出=根本和政 総合監修=佐久間宣行

  • << 88 【2022秋ドラマ】 「最初はパー」全8話終了。 第7話のラスト、澤村が大量の吐血をして、あの後どうなったのかは伏せたまま最後迄引っ張って(ただ卒業公演だというのにずっと不在だから、予想はついていたけど)、澤村が残した映像に豪太が合わせる形で“最初はパー”の漫才を敢行、客席で澤村の妻子もそれを観るという形で、“テレビで漫才をやってる所を娘に見せたい”と言っていた澤村の切ない願いも、変則的ではあるけど叶える形になっていた。 以前、病室の澤村とアパートの豪太がZoom(かな?)で漫才の練習をするシーンが有ったけど、あれが今回のラストへのフリだったのかなと。 まあ澤村と豪太のコンビ愛が育まれ、お互いに影響しあって人間的にも成長して行く部分は良かったけど、それ以外の肉付けに面白味が欠けていたので、ドラマとして見続けるには少々キツかった。 前にも書いたけど、澤村が猿之助さんじゃなかったら、とっくに視聴離脱していたと思う。 ジェシーはナイーブな感じは出ていて、俳優としてのこれからの可能性は示せたかなと。 脚本=秋元康、脚本協力=ふじきみつ彦、おかざきさとこ 演出=根本和政 総合監修=佐久間宣行

No.62

>> 53 【2022秋ドラマ】 「アトムの童」6話まで終了。 会社を乗っ取られて一年後。 八重樫と各務がSAGAS入りしてるのはまだ分か… 【2022秋ドラマ】

「アトムの童」7話まで終了。

前回は一年後って出たけど、今回はいきなり社員が3人も増えていて、業績も順調の様だが一体何年間すっ飛ばしたのか?
で、那由他と隼人はアトムでゲームを開発する事に既に飽きてしまっていたらしく、ジョンドゥに自分の開発した顔認証システムを見せにシカゴから来て、コラボして新たなゲームを作れないかと誘ってくれたティムの話に魅力を感じて、二人はアトムを辞める事に。
何年間、どれだけの実績を残したのかが曖昧なままなので、二人共居なくなっちゃってアトムは大丈夫なの?新しい社員はゲーム開発能力は有るの?とか、そっちの方が気になってしまい、二人が薄情者にも見えてしまった。
「俺達が居なくなってもアトムはもう大丈夫」って言われても、その根拠が何も示されてないんだもの。

突然出て来た投資会社の宮沢ファミリーオフィスの事も、鵜飼とナレーションによるその特殊性の説明は有ったけど、それが何故普通の塗料会社を軍需産業向けに特化する事に繋がるのか、何故SAGASの持つゲームの技術を市場開放するべきと考えるのか、その“何故”が頭に入って来ないから、全体としても分かり難い話だったな。

那由他がアトムロイドをゲーム以外に利用させたくないから、窮地のSAGASを手伝うと決めた気持ちは分かるのだが。

脚本=神森万里江 協力=畠山隼一、兒玉宣勝 演出=山室大輔

  • << 71 【2022秋ドラマ】 「アトムの童」8話まで終了。 今度は株主総会の委任状争奪戦だって。プロシキーファイトなんてわざわざ言い換えなくたって、委任状争奪戦という分かり易い日本語が有るのに。何かこのドラマの悪癖がこの言い換えのわざとらしさに全て凝縮されている様な気がする。 で、那由他はアトムロイドをゲーム以外で利用させない為に、隼人は公哉の自殺から続く興津との悪縁を断ち切る為に、対立するそれぞれの陣営に別々に協力をして、ジョン・ドウを再び敵対関係に陥らせるデジャブで煽り、どうせまた隼人は肉を切らせて骨を断つ作戦を秘めての行動なんでしょ?とか思えんわ。 興津が公哉の墓参をした件があの時放置されたのは、今回のキャラ変へのフリだった訳ね。とは言え、あれだけ完膚なき迄にアトムを叩き潰しておいて、「シャーッ!」とか吠えておいて、悪どい外資から中小企業の技術を守る為だったとか言われても、どの口が言ってるとしか思えない。 「ぷよぷよ」対決で垣間見えた興津の人間性を信じる那由他。那由他の「人を大事にして来なかった」との指摘を素直に受け止める興津。 アトムロイドを生かせていない那由他達を見たら、ついつい口を出して協力し始めてしまった海の父親。 この辺の流れは好きだし、こういうきちんとゲームに絡めた話をずっと観ていたかったな。 脚本=神森万里江 協力=畠山隼一、兒玉宣勝 演出=大内舞子

No.63

>> 55 【2022秋ドラマ】 「PICU 小児集中治療室」7話まで終了。 志子田の母・南(大竹しのぶ)の病状がどういう形で志子田に伝わり… 【2022秋ドラマ】

「PICU 小児集中治療室」8話まで終了。

圭吾くんはまたVF。除細動で何とか持ち直したが、早く補助心臓を埋め込まないと本当に危ないのだが、感染症の原因がどうしても特定出来ず、PICUは追い込まれていた。
そんな時に近くの公園で倒れていた男児二人を収容。大輝くんは消化管断裂の手術で済んだが、光くんは硬膜外血腫で10分程度心停止していた為、脳死の可能性も有り非常に危険な状態だった。
大輝くん自身、自分のせいだと苦しい思いをしているのに、光の母親にも「塾だったのに何故連れ出したのか」と責められ、泣き出してしまう。

脳死になったら自分が殺した様なものだと泣く大輝くんに、「パワーをあげるんだ、アニメみたいに。」と声を掛けたのは、意識を取り戻していた圭吾くん。二人で光くんにパワーを送る。

そんな優しい圭吾くんはまたVF。さすがの植野ももう打つ手はないと。
圭吾くんは「もし俺がダメだったら俺の体をあの子にあげて」と志子田に話すが、パワーが効いたのか光くんは自力で目を覚まし、「光?」と呼ぶ大輝くんの方に顔を向ける。峠を越えた瞬間だった。もうこの時点で泣けて来たのに…。

植野に同席して貰い、圭吾くんの両親にもう打つ手が無い事を話し、希望を聞く志子田に、母親は「函館に連れて帰りたい。出来れば家で、犬とかお友達とかそういった中で最期を過ごさせてあげたい」と。
(続く)

No.64

>> 63 (続き)
母親から「函館に帰ってもいいんだって!」と言われた圭吾くんは敏感に察知。
志子田に「僕は死ぬんでしょ?本当の事をちゃんと教えて」
今は体がだるくて辛いだろうけど、治療をして補助心臓の手術をしたら、その管理自体は難しくないからPICUじゃなくても大丈夫な事を、目を見て丁寧に説明する志子田。信じてくれた圭吾くん。

初期には子供に請われて正直に真実を話して痛い目をみた、嘘を付けない真っ直ぐな性格の志子田も、医者としてなら優しく上手に嘘を付ける迄に成長した。連ドラならではの胸熱のシーンだった。

植野は、圭吾くんが志子田を信じたのは、彼の生きたいという希望を諦めさせなかったから。
ご両親はやれる事は全てやったと思えたから、諦めもつき看取る覚悟も出来ると話し、精一杯尽くした志子田を労う。

南の、丘珠病院で受けた検査結果は良くなかった様で、植野は志子田に東京の知り合いの専門医を紹介してくれる。
普通に話しても「行く」とは言わないだろう南に、志子田は頭を畳に付けて「俺が諦められる時間、母ちゃんから離れられる時間を下さい。一回でいいから東京の病院に行って下さい」
意表を突かれた南は「わかった」「えっ?」「わかったって言ってるでしょ」

各パートが全てリンクして行く展開で、今回はかなり話に入り込めた。

覇権が欲しいだけみたいな渡辺にはがっかりしたな。

脚本=倉光泰子 演出=平野眞

  • << 73 【2022秋ドラマ】 「PICU 小児集中治療室」9話まで終了。 光くんと大輝くんはすっかり回復して、楽しそうに会話をしていて良かったけど、光くんの母親が大輝くんを責めた件は解決したのかな、光くんが元気になったからトラウマにはなってないのかな。 今回のメインは志子田が付き添って、植野が紹介してくれた東京の医師の元に南を連れて行く話。病院に着いたらすっかり疲れてしまい、車椅子に乗らないと動けなくなる位、体力の落ちている南(大竹しのぶの表現力が凄くて言葉が出ない)。 医師の説明は志子田一人に聞きに行かせて、「あんたの顔を見れば聞かなくても分かる」。そこからの観光バスに乗っての柴又寅さんツアー、息子が奮発してくれた高級旅館での宿泊。そこでの、抗癌剤治療を拒否したのは肺癌だった夫との苦い経験が有ったからという話。 自宅に戻った南は一週間も持たずに永眠した。癌の末期患者を自宅で一人でお世話をするというのは容易な事ではない。ドラマだからと言っていい所だけ見せるのも違うので、ギリギリの線が一週間だったのかなと。 一見、志子田は諦められて納得していた様子だったけど、本当は全然心の整理は出来ていなかったのね。 そこに優里ちゃんは悪くないけど「何で(圭吾くんを)見捨てたの?」「お医者さんなら治してよ」の追い打ち。 ナイーブな志子田には辛過ぎるわ。 脚本=倉光泰子 演出=相沢秀幸

No.65

>> 56 【2022秋ドラマ】 「エルピス-希望、あるいは災い-」5話まで終了。 納得の行かない事を飲み込むのは止めた筈なのに、松本死刑囚… 【2022秋ドラマ】

「エルピス-希望、あるいは災い-」6話まで終了。

浅川や岸本とは違い、村井は岸本の取って来たスクープを放送すれば世間は蜂の巣をつついた様な騒ぎになり、結果的に様々なしがらみから自分達は飛ばされる事になるだろうと予想はしていた様に思う。
それでも握り潰される可能性の高い報道局には渡さず、自分の判断だけで放送可能な担当番組「フライデーボンボン」での放送に踏み切ったのは、元報道記者としてのプライドであり、そんな意図は無いながらも、情報番組に飛ばされて燻っていた自分の頭が殴られた様な感覚にさせてくれた、“飲み込めなくなった男”岸本の“本気”に、きちんと応えたかったからなのだろうと思う。

村井は関連子会社に飛ばされ、岸本は畑違いの経理部に異動させられ、「フライデーボンボン」は放送打ち切り(でも「ウイークエンドボンボン」として似たような番組に生まれ変わらせるというのがいかにもという感じで笑える)の憂き目に遭うが、アナウンサー人気ランキング3位に急上昇した浅川だけは、元居た場所の「ニュース8」キャスターに返り咲くという厚遇で、これを「ニュース8」のプロデューサーに、左遷や打ち切りは斉藤を通じて圧力を掛けまくっていた大門副総理との手打ちの結果で、浅川のキャスター復帰は視聴者対策の為とはっきり言わせてしまう脚本が凄いし、このドラマを放送させるカンテレが凄いわ。
(続く)

No.66

>> 65 (続き)
言ってみれば“大門の顔を潰した”形になった斉藤が、その引き金を引いた浅川に別れを告げ(君と俺は相克の関係にある。…いずれ君は俺を憎む事になるだろう…等々別れのLINEが凄い名文)、自分は退職という道を選んだのは必然なのだろう。(斉藤の行く道は明かされなかったが、責任を取るのなら大門の意向通りの道を行く事になるのだろうね)

キャスターとして日々のニュースに追われ、プロデューサーに念押しされる迄もなく“八頭尾山事件”からは必然的に遠ざかっていた浅川の心の扉をノックしたのは、またしても岸本だった。
“飲み込めない”岸本は八飛市に通ってコツコツ調べ、大量の写真を撮って一部を浅川に送るのだが、その中に以前迷い込んだシャッター商店街の“あの店舗”が貸し店舗になっている写真が有り、その横に大門のポスターが。そこに書かれた「八飛市出身」の経歴を見た浅川は、以前情報を貰った事のある新聞社の笹岡記者に、大門について細かく調べて欲しいと依頼をする。

あの商店主(永山瑛太)は、八飛市一体の土地を持つ本城建託の社長の息子と明かされた。
このドラマは“考察”とは一線を画す社会派人間ドラマとして作られているので、事件の犯人は息子で、そのすり替えは本城建託と元警察庁長官のズブズブの関係の中で行われたと、その部分に捻りは加えないのではと思っている。

脚本=渡辺あや 演出=大根仁

  • << 75 【2022秋ドラマ】 「エルピス-希望、あるいは災い-」7話まで終了。 サブタイトルの『さびしい男と忙しい女』とは、コツコツ一人で八飛市に通って“八頭尾山殺人事件”について調べている岸本と、岸本からた見たら「ニュース8」のメインキャスターとしての仕事に没頭し、忙しくしているだけに見える浅川の事を指している。 慣れない経理に飛ばされた事も「経理は9時5時、土日は完全休みだから却って動きやすい」と肯定的に村井に話す位、ある種の使命感に突き動かされている様に見える岸本。 そんな時に松本死刑囚のDNA再鑑定の決定が出た。定年間近の裁判官だから出せた決定とか。でも結局弁護側は松本と不一致という結果を出せたのに、検察側は不鮮明で検出されずと結論を回避。 岸本は真犯人を見付けるしかないと改めて決意する。 本城建託の長男・彰(永山瑛太)が真犯人で、父親の本城が幼馴染みで警察庁長官だった大門に揉み消しを頼み、警察は上からの指令と住民からの突き上げの板挟みの中、スケープゴートとして松本逮捕を選択した。50万円で岸本に情報を流した平川刑事は、真犯人は知らないが松本が無実なのは間違いないと言っているので、この絵図にどんでん返しは無いと思う。 冤罪は何故起きて、何故正され難いのかを知らしめるのが、このドラマの目的の一つだと思うので。 脚本=渡辺あや 演出=二宮考平

No.67

>> 57 【2022秋ドラマ】 「親愛なる僕へ殺意をこめて」8話まで終了。 乙がどう絡んでいたのかなと思ったら、B一が浦島家に養子として引… 【2022秋ドラマ】

「親愛なる僕へ殺意をこめて」全9話終了。

最初から全9話だと発表しておく潔さと、勿体ぶらずにズンズン話を進めるスタイルが逆に新鮮で好感が持てたのだが、最後の方はズンズン進み過ぎて肝心な部分を積み残したり、普通に考えてそれは有り得ない(フィクションだから普通じゃない部分は有るし、それを含めて楽しむ物なのだが、ここは普通の設定にしておかなければまずいだろうという部分迄壊してしまうと、それは只のご都合主義でシラケる原因になってしまう)だろうという設定が有ったりで、少し残念だった。
一番大きな積み残しは、京花が凛を殺したのは亀一と気付いた根拠は何?という点ね。
あとご都合主義の最たる物は、患者に聞かれたら何でもペラペラ話してしまうメンタルクリニックの医師とかね。

亀一が只の無痛症患者だった訳ではなくて、子供の頃から動物虐待を繰り返すシリアルキラーの下地が有ったと告白したのでそこは納得。
でも逮捕から一年で死刑判決は、精神鑑定とかしていたら有り得ない早さで、やっぱり乱暴だよな。

信じられるのはエイジとナミだけという初期の頃の直感は当たっていた訳だが、逆に言えばその部分の描き方は上手かったという事。

山田涼介は期待以上に良くて、役柄の幅を広げるチャンスをしっかりとモノにしていた。もう一人前の役者さんだね。

脚本=岡田道尚 演出=松山博昭

No.68

>> 58 【2022秋ドラマ】 「ザ・トラベルナース」6話まで終了。 院長が看護師を下に見て辞めたければ辞めればいいみたいな話になると、と… 【2022秋ドラマ】

「ザ・トラベルナース」7話まで終了。

このドラマ、まさかの全8話で終了だったのね。九鬼だから9話の患者になるって予想は大ハズレ。それを見越して九鬼という役名にした制作陣に、完全におちょくられていたわ(笑)

ラス前の今回は三上礼くんのクローズアップ回。転移が激しく外科的アプローチはもうやり様が無いので、母親の七海(青山倫子)が希望する抗癌剤治療専門病院に転院する事に。
九鬼が礼くんの本音を引き出し、立ち聞きしていた那須田も協力して、礼くん念願の映画を大学の仲間と一日で撮る事に。

ストーリーとしてはまあまあ感動的な仕上がりだったけど、「人を看て人を治す」看護師の話としては、休暇を取って迄撮影に参加する看護師が三人と、自分の判断で出張ドクターとして付き添う医師が一人という逸脱振りで、番外編だと受け取ればいいのかもしれないが、本筋とは離れ過ぎていて連ドラとしては残念な展開だったなと。

ラストで九鬼が那須田の目の前で倒れたので、最終回の患者は九鬼にはなるんだろうけど(予告では初回だけでクビになったギバちゃんが出ていたね)、院長と九鬼の因縁とか、何でフローレンス財団の理事長なの?とか、10分拡大程度で全部捌き切れるのかね?
続きはスペシャル版で(又は劇場版で)とかやりそうな嫌な予感が…。

脚本=中園ミホ 演出=山田勇人

  • << 77 【2022秋ドラマ】 「ザ・トラベルナース」全8話終了。(8話は10分拡大) 院長との因縁話は「何それ」みたいな肩透かしだったし、フローレンス財団については九鬼が設立したとして、財源はどうしたのか(実家は呉の御殿医から代々続く医師の家系で名家らしいけど、相続でもしないと九鬼自体は看護師だから、そんなに金回りは良くないよね)とか、曖昧なままだったな。 あと医師の家系なのに九鬼は何故看護師に?もよく分からなかった。 那須田の母の最期に付き添っていたのが九鬼で(那須田自身は女性の看護師だったと思い込んでいた)、母親から母子の写真入りのペンダントを託された事で、そこからずっと九鬼は那須田の成長を見守っていた。 NPの資格迄取って立派だったけど、患者さんとの関係の作り方に難点が有ったので、日本に呼び寄せ九鬼自ら特訓をしたというのが真相で、この部分の流れには無理がなく良い話だった。 最後は続編もしくはスペシャルの制作を担保しておきたかったらしく、心臓に爆弾を抱えている九鬼を、那須田が付き添って飛行機に乗せてNY迄手術しに連れて行くという、かなりの無理くり設定だったけど、まあ、総体としてはそれなりに楽しめたドラマだったなと。 ※今後は貴一さんは残して主演の看護師を変えていくいう私の予想は、大ハズレだった様で(汗) 脚本=中園ミホ 演出=金井紘

No.69

>> 51 【2022秋ドラマ】 「silent」7話まで終了。 二人が自分に気付いたのを見て背中を向けて歩き出す紬。それを見た奈々も想の側… 【2022秋ドラマ】

「silent」8話まで終了。15分拡大。

紬と手話で話している時に紬の知り合いが声を掛けて来て怪訝な顔をしたら、紬は気にしないと言っても想は気にしてしまう。
想に気にしなくていいという気持ちをどう伝えたらいいのか分からないでいた紬。

父の命日で帰郷した時に、父の入院中、母が毎日見舞いに行くのが負担になっているのではと気を遣った父が、「毎日は来なくていい」と言ったけど、私はただお父さんの側に居たかったから行ってただけなのに、という話と、紬が相槌を打ちながら想という主語抜きで語る「何で気を遣うんだろう」という話がちゃんとシンクロしていたのが凄かった。
母の話で自分の気持ちが分かった紬が想に、「居たくて居るだけだから。何かしてあげようと思って一緒に居るんじゃないから。佐倉くんが私と一緒に居て、大変とか疲れるとか迷惑とか有ったら言って。私は無いから。今後有ったら言うから」と伝えて、想も納得するシーンが良かった。

おみやげの大量の母の手料理を食べて貰いたかったと言う紬に、「青葉はこれ作れないの?」と聞く想。手話が分からないとすっとぼける紬に笑ってしまった。

大学の時に知り合った奈々と春尾。失聴者にとって良かれと思った春尾の行動に奈々が傷付き、行き違ってしまった二人の話が切なかった。ここも現在の紬と想にシンクロさせていたね。

脚本=生方美久 演出=高野舞

  • << 78 【2022秋ドラマ】 「silent」9話まで終了。 今回は想が大学進学後、帰郷して紬と会ったあの公園から実家に帰宅した、その後の佐倉家の話。 母の律子はドラマに初登場した時からずっと笑顔が無く、湊斗に想の失聴の事を話してしまった萌にきつく当たったりして、萌からも想からも距離を置かれていたから、てっきり律子主導で想の友人との関係を切らせたのかと思っていたら、それはとんでもない誤解で、寧ろ律子は人生経験を積んだ大人として、「親しい人には話した方が力になってくれるんじゃないかな」とアドバイスしたのに、「誰がどうやって力になってくれるの!絶対言わないで!」と、強く反論されて何も言えなくなってしまったのね。 “遺伝性”のパワーワードが、妊娠した長女の華にも重くのし掛かり、母子が言葉で相手の心を削り合ってしまった事も。 でも“成分・優しさ”の湊斗からの積極的な働き掛けのおかげで、想が「何で隠してたんだろう。みんなに辛い思いをさせたくなかったけど、もっと辛い思いをさせてたって話してやっと分かった。話せなくなるって思ったのが間違いだった」という事に気付き、律子に話す事で互いのわだかまりも溶けて、佐倉家にも笑い合える日々が戻ったという事が丁寧に描かれていて考えさせられた。 そしてまだ友達のままで付き合ってはいない想と紬。そこにはどんな想いが有るの?想? 脚本=生方美久 演出=風間太樹

No.70

>> 60 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」6話まで終了。 ちょっと色々盛り込み過ぎで、肝心のシロサギを喰う迄の過程に割く時間が少ししか無… 【2022秋ドラマ】

「クロサギ」7話まで終了。

ひまわり銀行の宝条に狙いを定めた黒崎は、宝条が手腕を買っている支店長の牛山(山口紗弥加)に目を付け詐欺を仕掛けるが、その過程で牛山の部下に目的外融資で巧妙に騙され自殺した被害者の家族を知り、彼等に自分の過去を重ねた黒崎は、担保の自宅も取られそうな彼等も助けるべく、彼等も巻き込んで牛山達に詐欺を仕掛けて3億を騙し取り、“協力費”として借金を相殺出来る2千万円を被害家族に渡す(元本は2千万円だけど高利の利息はどうなってる?)。
黒崎からしたらこの件は軽いジャブで、キックバックの3千万円をネタに牛山から宝条の情報を取るのがメインの目的なのだろう。

ちょっと思ったんだけど、これって御木本の時がそうだった様に、元々の導入詐欺の設計を宝条に伝授したのも桂木という設定なんだろうか。
まあどっちにしても最後は桂木を喰う所迄描くのかどうか、って所かな。

何か縦軸の波状攻撃が強過ぎて、単純に“クロサギ”を楽しめないドラマになっちゃったなあ。

※神志名って東大卒のキャリアだったのか!それにしては単細胞…以下自粛。(キャリアって描写は前に有ったのかな、見落とした?)

脚本=篠崎絵里子 演出=石井康晴

  • << 80 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」8話まで終了。 牛山(山口紗弥加)から宝条の裏金作りの情報を取った黒崎は、一番のワルで宝条の銀行の後輩でもあり、現医療法人理事長の宇佐美(津田健次郎)に狙いを定め、まずはホストに入れあげている妻の怜華(高田里穂)を丸め込み、少しアシストをさせて詐欺を仕掛けて、まんまと10億円も喰ってしまう。(ベッド100台の空仕入れを持ち掛けられた時に、売り先も用意してあると言われて直ぐに乗っかるかねえ。あれでキックバックを入れたから信用して、次のCT&MRI詐欺にも乗っかったの?)でもまあ悪い津田健次郎も良かったし、怜華のキャラが面白かったので詐欺部分は楽しめた。 桂木は黒崎が自分に無断で宝条を潰しに掛かっている事を察知して、氷柱に和菓子のお土産を持たせて黒崎に渡す様にと言ったり、わざわざ北海道の案件処理を指示して東京から遠ざけようと仕向けたり、“俺は知ってるぞ”の圧を掛けるもそれでも受け入れない黒崎、ここの攻防も面白かったし、「めんどくせえ、そろそろ終わりかな」と静かにキレる桂木もメチャ怖かった。 それだけに去った筈の神志名がまた絡んで来たり、宝条を独自に調べているという金融庁の日下(山田キヌヲ)を連れて来たり、宝条の裏金献金先の政治家が出て来たり、どんどん膨らむ話が却って邪魔で勿体無かったな。 脚本=篠崎絵里子 演出=田中健太

No.71

>> 62 【2022秋ドラマ】 「アトムの童」7話まで終了。 前回は一年後って出たけど、今回はいきなり社員が3人も増えていて、業績も順調の… 【2022秋ドラマ】

「アトムの童」8話まで終了。

今度は株主総会の委任状争奪戦だって。プロシキーファイトなんてわざわざ言い換えなくたって、委任状争奪戦という分かり易い日本語が有るのに。何かこのドラマの悪癖がこの言い換えのわざとらしさに全て凝縮されている様な気がする。

で、那由他はアトムロイドをゲーム以外で利用させない為に、隼人は公哉の自殺から続く興津との悪縁を断ち切る為に、対立するそれぞれの陣営に別々に協力をして、ジョン・ドウを再び敵対関係に陥らせるデジャブで煽り、どうせまた隼人は肉を切らせて骨を断つ作戦を秘めての行動なんでしょ?とか思えんわ。

興津が公哉の墓参をした件があの時放置されたのは、今回のキャラ変へのフリだった訳ね。とは言え、あれだけ完膚なき迄にアトムを叩き潰しておいて、「シャーッ!」とか吠えておいて、悪どい外資から中小企業の技術を守る為だったとか言われても、どの口が言ってるとしか思えない。

「ぷよぷよ」対決で垣間見えた興津の人間性を信じる那由他。那由他の「人を大事にして来なかった」との指摘を素直に受け止める興津。
アトムロイドを生かせていない那由他達を見たら、ついつい口を出して協力し始めてしまった海の父親。
この辺の流れは好きだし、こういうきちんとゲームに絡めた話をずっと観ていたかったな。

脚本=神森万里江 協力=畠山隼一、兒玉宣勝 演出=大内舞子

  • << 81 【2022秋ドラマ】 「アトムの童」全9話終了。(9話は10分拡大) 委任状を出した人が出席した場合、総会での意思が優先されるそうで、隼人は伊原を会場に連れて来て、那由他の説明を聞いた上で伊原が議決権を行使する様にアシストしていた。 「俺が那由他の邪魔をする訳が無い」ってドヤ顔で言っていたけど、もう殆どの視聴者が観る前から隼人は裏切らないって、分かっていたと思うよ(笑) それよりは伊原をわざわざ隼人が連れて来た事に、百戦錬磨の筈の宮沢が何の疑問も持たなかった事の方がびっくりだったわ。 10分拡大して振り返り思い出映像を流したり、蛇足でしかない小山田と海の追いかけっこを長々と流す位なら、その後の話として、堂島事務次官と宮沢が贈収賄で捕まった位の、勧善懲悪ですっきりさせて欲しかったね。 実はワルでは無かった興津を強調する為に堂島と宮沢を出して来たのなら、二人を落とす所迄きちんと見せてくれて初めて意味を持つのに。 大金を掛けてシステマチックにゲームを開発するSAGASに、アイディアと遊び心で挑むジョン・ドウ+じいさんズのアトムの童、その部分を丁寧に分かりやすく描き、最後はゲーム愛の強いアトムが勝ってスッキリという、骨組みは単純な方が良かったのにね。 脚本=神森万里江 協力=畠山隼一、兒玉宣勝 演出=岡本伸吾

No.72

>> 54 【2022秋ドラマ】 「invert 城塚翡翠 倒叙集」 スタッフは「霊媒探偵」と同じ。レギュラー出演者は瀬戸康史を除き「霊媒探偵」… 【2022秋ドラマ】

「invert 城塚翡翠 倒叙集」2話まで終了。

いい感じで1話が終わったと思ったら、翌週はほぼほぼ「霊媒探偵」の総集編を放送と、編成の意図がさっぱり分からないのだが。(2話の撮影が間に合わなくて仕方無く…という説も有ったが定かではない)

で、星野真里をゲストに迎えた2話『泡沫の審判』だけど、まず小学校教師の末崎(星野)を元学校用務員の田草が恐喝した為に末崎は彼を殺した訳だが、田草の強請のネタが盗撮写真や生徒の個人情報らしいんだけど、そのネタの具体的な程度や範囲が明かされなかったので、殺しに値するのかが分からず、普通は警察に通報して処理をして貰うのでは?と思ってしまい、その時点で説得力を失っていた様な気がした。

あと今回は女性同士なので、翡翠が細かい点をネチネチ突いて相手を苛つかせボロを出させるという、コロンボ方式に近いスタイルを取ってはいたのだが、どうも真面目と正義感が出過ぎていて余裕がなく、観ていてあまり楽しめなかった。

やっぱり翡翠は若くて類い稀な美貌の持ち主なのだから、それを生かして(1話の様にある意味相手をおちょくりながら)余裕たっぷりに追い詰めて行くスタイルを取った方が、彼女には合っていると思うんだよね。

脚本=佐藤友治 脚本協力=相沢沙呼 演出=伊藤彰記

  • << 74 【訂正】 「invert 城塚翡翠 倒叙集」2話まで終了。 感想に事実誤認が有ったので訂正。 学校用務員の田草がやっていたのは「恐喝」ではなくて、子供達の盗撮写真等のネットでの販売。 末崎は生徒思いが行き過ぎた教師設定なので、田草が許せなくて通報よりは殺人を選択した訳だが、なおのことその心理が響いて来ないなあ。

No.73

>> 64 (続き) 母親から「函館に帰ってもいいんだって!」と言われた圭吾くんは敏感に察知。 志子田に「僕は死ぬんでしょ?本当の事をちゃんと教えて… 【2022秋ドラマ】

「PICU 小児集中治療室」9話まで終了。

光くんと大輝くんはすっかり回復して、楽しそうに会話をしていて良かったけど、光くんの母親が大輝くんを責めた件は解決したのかな、光くんが元気になったからトラウマにはなってないのかな。

今回のメインは志子田が付き添って、植野が紹介してくれた東京の医師の元に南を連れて行く話。病院に着いたらすっかり疲れてしまい、車椅子に乗らないと動けなくなる位、体力の落ちている南(大竹しのぶの表現力が凄くて言葉が出ない)。
医師の説明は志子田一人に聞きに行かせて、「あんたの顔を見れば聞かなくても分かる」。そこからの観光バスに乗っての柴又寅さんツアー、息子が奮発してくれた高級旅館での宿泊。そこでの、抗癌剤治療を拒否したのは肺癌だった夫との苦い経験が有ったからという話。
自宅に戻った南は一週間も持たずに永眠した。癌の末期患者を自宅で一人でお世話をするというのは容易な事ではない。ドラマだからと言っていい所だけ見せるのも違うので、ギリギリの線が一週間だったのかなと。

一見、志子田は諦められて納得していた様子だったけど、本当は全然心の整理は出来ていなかったのね。
そこに優里ちゃんは悪くないけど「何で(圭吾くんを)見捨てたの?」「お医者さんなら治してよ」の追い打ち。
ナイーブな志子田には辛過ぎるわ。

脚本=倉光泰子 演出=相沢秀幸

  • << 82 【2022秋ドラマ】 「PICU 小児集中治療室」10話まで終了。 退職願を置いてPICUを去ってしまった志子田だが、おそらく圭吾くんの治療法だと思うが自宅で調べ続けていた。 そんな時に山田医院の院長から小児患者の事で相談があり、居ても立っても居られなくなった志子田は車を稚内迄走らせる。 小児患者は既に快方に向かい帰宅していて、山田が引き止めるので食事をし、気付いたら聞き上手な山田に心の内を全て吐き出し、抱き締めてくれた山田の腕の中で大泣きしていた志子田。あの時の彼に必要だったのは、こういう事だったのね。山田先生いい仕事をした、流石年の功。 PICUに居た時に、渡辺を筆頭に他病院の医師に圭吾くんの治療法を質問しまくっていた志子田。その直向きな姿勢に、渡辺が「患者の治療とドクタージェットの話は別物」と言って、圭吾くん用の医師チームをまとめてくれて、函館の病院にも助言をしてくれて、圭吾くんは自力で食べられる迄に快復し、本人の希望でPICUに戻り、志子田も復帰。圭吾くんの補助心臓の埋め込み手術の直前に、今度は大地震が発生し手術は中止に。 植野がドクタージェットの為に身を引くと知事に伝えた直後でもあった訳だが、トンネル崩落事故等で小児の患者もいそうだし、連携が試されて渡辺もやっと植野を認めるみたいな流れになりそうな予感。 脚本=倉光泰子 演出=平野眞

No.74

>> 72 【2022秋ドラマ】 「invert 城塚翡翠 倒叙集」2話まで終了。 いい感じで1話が終わったと思ったら、翌週はほぼほぼ「霊媒… 【訂正】

「invert 城塚翡翠 倒叙集」2話まで終了。

感想に事実誤認が有ったので訂正。
学校用務員の田草がやっていたのは「恐喝」ではなくて、子供達の盗撮写真等のネットでの販売。
末崎は生徒思いが行き過ぎた教師設定なので、田草が許せなくて通報よりは殺人を選択した訳だが、なおのことその心理が響いて来ないなあ。

  • << 100 【2022秋ドラマ】 「invert 城塚翡翠 倒叙集」全5話終了。 前後編に分けた杉本哲太ゲスト回だけど、これはネタとしては面白かったので、分けずに一話にまとめた方が、後半のどんでん返しにももっとインパクトを受けた筈で(ついでに言えばテレビ放送のサブタイトルで暗示するのも止めた方が良かった)、4話から5話の前半迄を使った“前置き”がダラダラと長過ぎて、特に4話は途中で集中力が切れてしまう程、話としてはつまらなかった(杉本哲太さんだから離脱せずに済んだ)。 4〜5話は原作者の相沢沙呼が脚本協力ではなくて、脚本家として佐藤友治と共同執筆していて(名前のクレジットが先だったから、相沢氏が主導?)、もしかしたらそれがドラマとしてはだらけてしまった要因なのかも? あと、やっぱり倒叙スタイルのブリっ子城塚翡翠は清原果耶には合わなかったな。伊藤淳史をおちょくり続けた1話を観た時は行けると思ったんだけど、2話以降は空回り感が見えてしまって残念な結果になってしまった。 神秘的な雰囲気を漂わせ続けた“霊媒探偵”の方が、今の清原果耶には合っていたし、ドラマとしても倒叙集よりは面白かったな。 脚本=佐藤友治①〜⑤、相沢沙呼④⑤ 脚本協力=相沢沙呼①~③ 演出=菅原伸太郎①③、南雲聖一④⑤、伊藤彰記②

No.75

>> 66 (続き) 言ってみれば“大門の顔を潰した”形になった斉藤が、その引き金を引いた浅川に別れを告げ(君と俺は相克の関係にある。…いずれ君は俺を… 【2022秋ドラマ】

「エルピス-希望、あるいは災い-」7話まで終了。

サブタイトルの『さびしい男と忙しい女』とは、コツコツ一人で八飛市に通って“八頭尾山殺人事件”について調べている岸本と、岸本からた見たら「ニュース8」のメインキャスターとしての仕事に没頭し、忙しくしているだけに見える浅川の事を指している。

慣れない経理に飛ばされた事も「経理は9時5時、土日は完全休みだから却って動きやすい」と肯定的に村井に話す位、ある種の使命感に突き動かされている様に見える岸本。

そんな時に松本死刑囚のDNA再鑑定の決定が出た。定年間近の裁判官だから出せた決定とか。でも結局弁護側は松本と不一致という結果を出せたのに、検察側は不鮮明で検出されずと結論を回避。
岸本は真犯人を見付けるしかないと改めて決意する。

本城建託の長男・彰(永山瑛太)が真犯人で、父親の本城が幼馴染みで警察庁長官だった大門に揉み消しを頼み、警察は上からの指令と住民からの突き上げの板挟みの中、スケープゴートとして松本逮捕を選択した。50万円で岸本に情報を流した平川刑事は、真犯人は知らないが松本が無実なのは間違いないと言っているので、この絵図にどんでん返しは無いと思う。

冤罪は何故起きて、何故正され難いのかを知らしめるのが、このドラマの目的の一つだと思うので。

脚本=渡辺あや 演出=二宮考平

  • << 83 【2022秋ドラマ】 「エルピス-希望、あるいは災い-」8話まで終了。 【少女の秘密と刑事の工作】 2009年から2017年迄の間、本城彰はフィリピンやタイで暮らしていて、その間は八頭尾山殺人事件は起きておらず、帰国したら中村優香殺人事件が起きた事、井川晴美のスカートのDNAと、友達の証言で優香が彰から貰ったとされる黒ストールのDNAが一致した事で、やはり真犯人は彰で大門の指示で揉み消されたという絵図はほぼ間違いない。でもそのDNAが彰の物と断定出来るのは警察だけで、彰自身もまた海外に出国してしまったので、岸本達も確定は出来ない。そして警察から出た情報ではないので、この件はニュース8では扱えないという結論に激しく抗議する岸本。 “飲み込めなかった”筈の浅川が、立場が変われば飲み込んでしまうという皮肉が、二人の激しい言い合いでくっきりと浮き彫りにされた。 でも浅川は村井に頼んで週刊誌の編集長・佐伯を紹介して貰い、岸本のネタは週刊誌のスクープで世に出す事に。しかし後は印刷するだけというタイミングで、優香のバイト先だった風俗店経営の木村が逮捕され、この店で働いていた優香さん殺人事件と木村の関係を警察が調べているというニュースを浅川が読み上げた。 これで記事は差し替えになり、岸本は平井刑事への脅迫を理由に解雇された。 何がショックって中学生が風俗店で働いていた事を、 (続く)

No.76

>> 49 【2022秋ドラマ】 「ファーストペンギン」7話まで終了。 このドラマのHPのイントロの文章に「奇跡の実話をモデルに、ヒットメー… 【2022秋ドラマ】

「ファーストペンギン」全10話終了。

迷いながらも視聴は続けて完走したので、一応感想を書いてみるけど。

これって、衰退の一途を辿っている日本の漁業に、全くの素人が“お魚BOX”という新規事業で風穴を開けようとしたら、そこは思いもよらない旧態依然とした規制だらけの伏魔殿だったという話で、VS構造は他の船団から始まって、漁協、元議員のラスボス迄話は広がり、手段がどんどんえげつなくなって見るに堪えない様な感じになり、素人が新しいアイディアで周囲を巻き込み、既得権者をギャフンと言わせて大成功を収める…みたいな爽快感を味わいたかった身としては、当てが外れてがっかりといった感じだった。

今は生鮮三品も地方の名産品も、全部産地直送で買える時代だ。でも生鮮の中でも魚は鮮度管理が難しく、漁自体も天候に左右され何がどれだけ獲れるのかも、漁に出てみないと分からないという不安定さも有る。だからこそ考えついたのが、入れる物はお任せにして貰うBOXだった訳で、これは当時としては画期的で価値の有るアイディアだった訳で、その価値を分からせる輪を、漁師から飲食店、家庭へとどんどん広げて行く、そこを突き詰めて行くだけで十分面白かったのではないかなあと思うのよね。

※堂々巡りの果てに詰め込み過ぎの最終回って、バランスも悪かったなあ。

脚本=森下佳代 演出=内田秀実

No.77

>> 68 【2022秋ドラマ】 「ザ・トラベルナース」7話まで終了。 このドラマ、まさかの全8話で終了だったのね。九鬼だから9話の患者にな… 【2022秋ドラマ】

「ザ・トラベルナース」全8話終了。(8話は10分拡大)

院長との因縁話は「何それ」みたいな肩透かしだったし、フローレンス財団については九鬼が設立したとして、財源はどうしたのか(実家は呉の御殿医から代々続く医師の家系で名家らしいけど、相続でもしないと九鬼自体は看護師だから、そんなに金回りは良くないよね)とか、曖昧なままだったな。
あと医師の家系なのに九鬼は何故看護師に?もよく分からなかった。

那須田の母の最期に付き添っていたのが九鬼で(那須田自身は女性の看護師だったと思い込んでいた)、母親から母子の写真入りのペンダントを託された事で、そこからずっと九鬼は那須田の成長を見守っていた。
NPの資格迄取って立派だったけど、患者さんとの関係の作り方に難点が有ったので、日本に呼び寄せ九鬼自ら特訓をしたというのが真相で、この部分の流れには無理がなく良い話だった。

最後は続編もしくはスペシャルの制作を担保しておきたかったらしく、心臓に爆弾を抱えている九鬼を、那須田が付き添って飛行機に乗せてNY迄手術しに連れて行くという、かなりの無理くり設定だったけど、まあ、総体としてはそれなりに楽しめたドラマだったなと。

※今後は貴一さんは残して主演の看護師を変えていくいう私の予想は、大ハズレだった様で(汗)

脚本=中園ミホ 演出=金井紘

No.78

>> 69 【2022秋ドラマ】 「silent」8話まで終了。15分拡大。 紬と手話で話している時に紬の知り合いが声を掛けて来て怪訝な顔を… 【2022秋ドラマ】

「silent」9話まで終了。

今回は想が大学進学後、帰郷して紬と会ったあの公園から実家に帰宅した、その後の佐倉家の話。
母の律子はドラマに初登場した時からずっと笑顔が無く、湊斗に想の失聴の事を話してしまった萌にきつく当たったりして、萌からも想からも距離を置かれていたから、てっきり律子主導で想の友人との関係を切らせたのかと思っていたら、それはとんでもない誤解で、寧ろ律子は人生経験を積んだ大人として、「親しい人には話した方が力になってくれるんじゃないかな」とアドバイスしたのに、「誰がどうやって力になってくれるの!絶対言わないで!」と、強く反論されて何も言えなくなってしまったのね。
“遺伝性”のパワーワードが、妊娠した長女の華にも重くのし掛かり、母子が言葉で相手の心を削り合ってしまった事も。

でも“成分・優しさ”の湊斗からの積極的な働き掛けのおかげで、想が「何で隠してたんだろう。みんなに辛い思いをさせたくなかったけど、もっと辛い思いをさせてたって話してやっと分かった。話せなくなるって思ったのが間違いだった」という事に気付き、律子に話す事で互いのわだかまりも溶けて、佐倉家にも笑い合える日々が戻ったという事が丁寧に描かれていて考えさせられた。

そしてまだ友達のままで付き合ってはいない想と紬。そこにはどんな想いが有るの?想?

脚本=生方美久 演出=風間太樹

  • << 86 【2022秋ドラマ】 「silent」10話まで終了。 想が紬との仲を友達以上に進展させない理由が描かれた今回。 冒頭、想が“若年発症型両側感音難聴 遺伝“でネット検索をしていたので、姉の事も有ったからそれが重石の様になっていて、躊躇しているのかなとは思っていたのだが、それ以上に今の想の気持ちの大部分を占めるのは、「側で青葉が声を出して話しているのに聞こえない事が辛い」という事だったのね。 「好きになる程辛くなる。青葉があの頃のままだと分かるほどに、自分が変わってしまった事を思い知る。好きにならなければ良かった」 これは言われた紬も辛いわ。想の手話を理解する為に手話を習って、アプリに頼らなくても簡単な会話なら出来る様になったのに、これ以上紬にはやり様がないだろう。 春尾が奈々に「手話はコミュニケーションの手段の一つでしかない。言葉の意味を理解する事とそこにある思いを理解する事は別の事だから。」みたいな事を話していたけど、本当にそこなんだよね。分かろうと思ってくれている相手なら、例え手話は拙くても思いは伝わる筈。 相手の声が聞けないのは今の紬も同じだけど、紬の場合は想が声を出してくれれば聞こえる訳で、この差は一生埋まらない。そこは想が乗り越えてくれないと二人は先には進めない。 どういう結論にするのかな。最終回は15分拡大版 脚本=生方美久 演出=高野舞

No.79

>> 18 【2022秋ドラマ】視聴経過②※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順) ○視聴中 △離脱の可能性あり ✕離脱済み ◇未視聴 ☆全… 【2022秋ドラマ】

「永遠の昨日」全8話終了。

初回の、映像が綺麗(特に画角と色合い)という印象は最後迄変わらずだったが、ストーリー的には中弛みが合って、残り3話位からまた惹き付けられて、みたいな感じだった。

明るいけど何処か影の有る浩一に小宮璃央、ナイーブで群れないタイプの満に井上想良というキャスティングはピッタリで(原作を読んでいないからそう思うので、読んでいる人は別の感想かも?)、二人がおずおずと惹かれ合って行く感じが自然に描かれていて、そこは良かったなと。

原作からの引用なのかは分からないが、ドラマとしてはお互いのモノローグが凄く多いのが少し気になった。そこはドラマなので目線や仕草や声音等、ある程度は芝居で見せて欲しかったな。(演技力の問題が有ったのは分かるけど)

今迄ならBLというだけで始めから弾いていたと思うけど、「チェリまほ」の件が有った(思わぬ拾い物!)ので、初回だけでも観ておこうと思って、まあまあ観て損は無かったかな。

※でも次のドラマは観ない(笑)

脚本、演出=小林啓一

No.80

>> 70 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」7話まで終了。 ひまわり銀行の宝条に狙いを定めた黒崎は、宝条が手腕を買っている支店長の牛山(山… 【2022秋ドラマ】

「クロサギ」8話まで終了。

牛山(山口紗弥加)から宝条の裏金作りの情報を取った黒崎は、一番のワルで宝条の銀行の後輩でもあり、現医療法人理事長の宇佐美(津田健次郎)に狙いを定め、まずはホストに入れあげている妻の怜華(高田里穂)を丸め込み、少しアシストをさせて詐欺を仕掛けて、まんまと10億円も喰ってしまう。(ベッド100台の空仕入れを持ち掛けられた時に、売り先も用意してあると言われて直ぐに乗っかるかねえ。あれでキックバックを入れたから信用して、次のCT&MRI詐欺にも乗っかったの?)でもまあ悪い津田健次郎も良かったし、怜華のキャラが面白かったので詐欺部分は楽しめた。

桂木は黒崎が自分に無断で宝条を潰しに掛かっている事を察知して、氷柱に和菓子のお土産を持たせて黒崎に渡す様にと言ったり、わざわざ北海道の案件処理を指示して東京から遠ざけようと仕向けたり、“俺は知ってるぞ”の圧を掛けるもそれでも受け入れない黒崎、ここの攻防も面白かったし、「めんどくせえ、そろそろ終わりかな」と静かにキレる桂木もメチャ怖かった。

それだけに去った筈の神志名がまた絡んで来たり、宝条を独自に調べているという金融庁の日下(山田キヌヲ)を連れて来たり、宝条の裏金献金先の政治家が出て来たり、どんどん膨らむ話が却って邪魔で勿体無かったな。

脚本=篠崎絵里子 演出=田中健太

  • << 87 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」9話まで終了。 宝条に狙いを定めた黒崎は、政治家の蒲生を引っ掛けて、宝条が100億円を用立てないといけない状況を作り出し、受け皿として黒崎が作った外資の投資会社ストーンパートナーズを頼るしかない所迄追い込む。 王が作ったマスクを着けて、鏑木として宝条と対面交渉をするシーンはかなりシュールで笑えた。今時わざとあんなアナログな方法を使う意図は何?(笑)カットが掛かったら吹き出す蔵之介さんが見える様だった。 何か宝条は冷静さを失って前のめりになっているし、部下の成沢は汚れ仕事に嫌気がさして保身に走りそうだな。蒲生も馬鹿にしきっている秘書の浦川から、大きなしっぺ返しを喰らいそうな気がする。 宝条の悪事の証拠を渡すと言ってくれた日下は、黒崎が到着する直前に自宅マンションから転落していて、見上げた先には電話をしている早瀬が居たけど、あれは桂木に状況を話していただけで恐らく犯人ではないよね。 ラストに黒崎の目の前で車に拉致された氷柱。あれも桂木が宝条の先手を打って、巻き込まれない様に保護したのではと思いたいけど…、どっちかな。 その数週間前、死も覚悟している黒崎は氷柱と外食をし、「待ってる、帰って来る迄待ってる」と言われた時の返事が「戻ったら…フグな」色々な感情が込められたその一言にグッと来た。 脚本=篠崎絵里子 演出=石井康晴

No.81

>> 71 【2022秋ドラマ】 「アトムの童」8話まで終了。 今度は株主総会の委任状争奪戦だって。プロシキーファイトなんてわざわざ言い換え… 【2022秋ドラマ】

「アトムの童」全9話終了。(9話は10分拡大)

委任状を出した人が出席した場合、総会での意思が優先されるそうで、隼人は伊原を会場に連れて来て、那由他の説明を聞いた上で伊原が議決権を行使する様にアシストしていた。
「俺が那由他の邪魔をする訳が無い」ってドヤ顔で言っていたけど、もう殆どの視聴者が観る前から隼人は裏切らないって、分かっていたと思うよ(笑)
それよりは伊原をわざわざ隼人が連れて来た事に、百戦錬磨の筈の宮沢が何の疑問も持たなかった事の方がびっくりだったわ。

10分拡大して振り返り思い出映像を流したり、蛇足でしかない小山田と海の追いかけっこを長々と流す位なら、その後の話として、堂島事務次官と宮沢が贈収賄で捕まった位の、勧善懲悪ですっきりさせて欲しかったね。
実はワルでは無かった興津を強調する為に堂島と宮沢を出して来たのなら、二人を落とす所迄きちんと見せてくれて初めて意味を持つのに。

大金を掛けてシステマチックにゲームを開発するSAGASに、アイディアと遊び心で挑むジョン・ドウ+じいさんズのアトムの童、その部分を丁寧に分かりやすく描き、最後はゲーム愛の強いアトムが勝ってスッキリという、骨組みは単純な方が良かったのにね。

脚本=神森万里江 協力=畠山隼一、兒玉宣勝 演出=岡本伸吾

No.82

>> 73 【2022秋ドラマ】 「PICU 小児集中治療室」9話まで終了。 光くんと大輝くんはすっかり回復して、楽しそうに会話をしていて良… 【2022秋ドラマ】

「PICU 小児集中治療室」10話まで終了。

退職願を置いてPICUを去ってしまった志子田だが、おそらく圭吾くんの治療法だと思うが自宅で調べ続けていた。
そんな時に山田医院の院長から小児患者の事で相談があり、居ても立っても居られなくなった志子田は車を稚内迄走らせる。
小児患者は既に快方に向かい帰宅していて、山田が引き止めるので食事をし、気付いたら聞き上手な山田に心の内を全て吐き出し、抱き締めてくれた山田の腕の中で大泣きしていた志子田。あの時の彼に必要だったのは、こういう事だったのね。山田先生いい仕事をした、流石年の功。

PICUに居た時に、渡辺を筆頭に他病院の医師に圭吾くんの治療法を質問しまくっていた志子田。その直向きな姿勢に、渡辺が「患者の治療とドクタージェットの話は別物」と言って、圭吾くん用の医師チームをまとめてくれて、函館の病院にも助言をしてくれて、圭吾くんは自力で食べられる迄に快復し、本人の希望でPICUに戻り、志子田も復帰。圭吾くんの補助心臓の埋め込み手術の直前に、今度は大地震が発生し手術は中止に。

植野がドクタージェットの為に身を引くと知事に伝えた直後でもあった訳だが、トンネル崩落事故等で小児の患者もいそうだし、連携が試されて渡辺もやっと植野を認めるみたいな流れになりそうな予感。

脚本=倉光泰子 演出=平野眞

  • << 90 【2022秋ドラマ】 「PICU 小児集中治療室」全11話終了。 倉光さんの「アライブ」では三浦翔平の設定が要らなかった様に、今作では綿貫の設定と、渡辺(野間口徹)が知事に出した条件の設定は邪魔だったな。 志子田を取り巻く濃い人間関係としては、母親の南と幼馴染の3人が居るのだから、深掘りするのはそこだけで十分。 他の医師や看護師については、仕事振りや発言を通して人間性を伝えるだけで良かったと思う。その分、毎回の小児患者やその家族の事、医師の奮闘、そこから見えて来るドクタージェット常駐の必要性、その為の病院間の連携問題等を丁寧に真摯な形で描いてくれれば十分だった。 志子田と植野の性格設定は良かったし、役者さんがピタリとハマっていたので説得力も有り、見応えが有った。 また、小児患者を演じた子役が皆上手くて演技が自然なので、結構泣かされたし、状態が良くなって小児病棟や地元の病院に移る時には、しこちゃん先生と同じ位嬉しくなったりした。 亡くなった子も居たし、またPICUに戻って来てしまった子も居て辛い部分も有ったけど、病院とはそういう場所だし、それでも子供の為に「最後の最後迄、悪あがきをしたい」と言って、有言実行してくれる医師が居る、それだけで十分だったな。 脚本=倉光泰子 演出=平野眞

No.83

>> 75 【2022秋ドラマ】 「エルピス-希望、あるいは災い-」7話まで終了。 サブタイトルの『さびしい男と忙しい女』とは、コツコツ一人… 【2022秋ドラマ】

「エルピス-希望、あるいは災い-」8話まで終了。

【少女の秘密と刑事の工作】
2009年から2017年迄の間、本城彰はフィリピンやタイで暮らしていて、その間は八頭尾山殺人事件は起きておらず、帰国したら中村優香殺人事件が起きた事、井川晴美のスカートのDNAと、友達の証言で優香が彰から貰ったとされる黒ストールのDNAが一致した事で、やはり真犯人は彰で大門の指示で揉み消されたという絵図はほぼ間違いない。でもそのDNAが彰の物と断定出来るのは警察だけで、彰自身もまた海外に出国してしまったので、岸本達も確定は出来ない。そして警察から出た情報ではないので、この件はニュース8では扱えないという結論に激しく抗議する岸本。
“飲み込めなかった”筈の浅川が、立場が変われば飲み込んでしまうという皮肉が、二人の激しい言い合いでくっきりと浮き彫りにされた。

でも浅川は村井に頼んで週刊誌の編集長・佐伯を紹介して貰い、岸本のネタは週刊誌のスクープで世に出す事に。しかし後は印刷するだけというタイミングで、優香のバイト先だった風俗店経営の木村が逮捕され、この店で働いていた優香さん殺人事件と木村の関係を警察が調べているというニュースを浅川が読み上げた。
これで記事は差し替えになり、岸本は平井刑事への脅迫を理由に解雇された。

何がショックって中学生が風俗店で働いていた事を、
(続く)

No.84

>> 83 (続き)
いくら殺人事件の被害者とは言えど、実名を出してストレートニュースとして浅川が読み上げた事。踏み絵をさせられていたのだろうか。
真犯人を知っていながら、別の男が犯人かもしれないというニュースを読む矛盾、必然的に中学生の優香のバイト先は風俗店だったと世に知らしめる事にもなるニュースを、誰の指示だか知らないが読み上げて、浅川の心はまた前みたいに壊れたりはしないのか?

こんな完璧なタイミングで彰の記事を潰し、被害者のバイトは風俗と表に出した事で、晴美を同類視される事を恐れた姉から記者会見の機会を奪い、岸本からテレビ局社員の肩書き(信用度)迄奪ってしまう、このあまりにも鮮やかな手口のシナリオを書いたのは誰?斉藤しか思い浮かばないのだが。

しかし瑛太は凄いね。あの目で見詰められたら体が動かなくなってしまうという怖い経験をした浅川。瑛太だと物凄く真実味が有るのよね。何かが憑依してしまった様な目付きだけど、それがナチュラルに出来るから余計に恐ろしい。

あと残り2話。
どういう結末に持って行くのか全く読めない。
だから余計に楽しみ。

脚本=渡辺あや 演出=北野隆
※前回の演出=二宮考平を二宮孝平に訂正

  • << 91 【2022秋ドラマ】 「エルピス-希望、あるいは災い-」9話まで終了。 【善玉と悪玉】 前回、警察発表とはいえ、あんなニュースを読まされて、浅川の心は壊れないのか?と書いたのだが、やはり壊れ始めていて数種類の薬を飲んでいた。 浅川は会議では抗っていたが、プロデューサーに相手にされずに陥落し、あのニュースを読んでいた。その後あさみから、岸本が誰かに嵌められてクビになった事を聞き、チェリーからは、もうやめた方がいいのでは、「何かもう怖くなっちゃって」と言われ、迷った末に岸本には連絡を出来ず、そして服薬生活に戻ってしまった。 今回は村井が寝かせていた、大門の娘婿・大門亨(迫田孝也)が過去に証言した、義父が派閥議員のレイプ犯罪を揉み消し、被害者が自殺してしまった事件のデータを岸本に託し、亨にも引き合わせ、岸本が新たに証言を録り直し、原稿を佐伯に渡すが、被害者遺族の証言で裏を取る迄は記事には出来ないと言われ、準備をしている段階で亨が(恐らく)自殺を装って消されてしまうという、恐ろしい話が描かれた。 亨が岸本に、この件が記事になれば大門と自分は罪に問われるが、今は大門の地盤と別れた妻子を引き継ぎ、守ってくれる斎藤が居る(それが地盤を譲る条件になる)ので、前回の様に証言を撤回する事は無いと話していたのが、自分としては衝撃だった。そういう世界なのかと。 (続く)

No.85

>> 33 【シーズン枠外ドラマ】 「拾われた男 LOST MAN FOUND」5話まで終了。 比嘉結(伊藤沙莉)、本当に松戸諭の事が好きで… 【シーズン枠外ドラマ】

「拾われた男 LOST MAN FOUND」全10話終了。

父ちゃん、あのボールに何か仕込んでるなと思っていたらやっぱり(笑)

兄の武志については、ずっと弟目線でしか観て来なかったから、自分本位で無駄にオチャラケて本音を見せない苦手なタイプだと思っていたけど、まず根底にジェンダーに関する違和感が有って、でもあの両親では口に出せる環境ではなく、ただ祖母は武志の感覚を直ぐに理解して、自分が生きやすい所で生きて行けばいいと言って心を楽にしてくれて、その言葉を支えにアメリカの大学留学という道を選んだのだろうという事が分かってからは、少し見方が変わったのだが、それでも学費が入った封筒を落として大学には行けず、でもいくら居心地の良い環境だったとしても、そのまま不法滞在という形でズルズルと居残るというのは身勝手かなあと。脳梗塞で半身不随となり強制送還というのは不運では有ったけど、最期は両親に看取られてそれはそれでお互いに良かったのかも。

特殊な構造の武庫川駅を使って、諭が幼少期に埋め込んだ“冷たくて意地悪な兄”の印象を修正して行く演出が素晴らしかった。

自分としては諭が結と出会い、紆余曲折が有りながらも結ばれ家族になって行く部分が、一番感情移入が出来て心に残った。

※冗談でも親は“橋の下で拾って来た子”は言ってはダメだよ

脚本=足立紳 演出=井上剛

No.86

>> 78 【2022秋ドラマ】 「silent」9話まで終了。 今回は想が大学進学後、帰郷して紬と会ったあの公園から実家に帰宅した、その後… 【2022秋ドラマ】

「silent」10話まで終了。

想が紬との仲を友達以上に進展させない理由が描かれた今回。
冒頭、想が“若年発症型両側感音難聴 遺伝“でネット検索をしていたので、姉の事も有ったからそれが重石の様になっていて、躊躇しているのかなとは思っていたのだが、それ以上に今の想の気持ちの大部分を占めるのは、「側で青葉が声を出して話しているのに聞こえない事が辛い」という事だったのね。
「好きになる程辛くなる。青葉があの頃のままだと分かるほどに、自分が変わってしまった事を思い知る。好きにならなければ良かった」

これは言われた紬も辛いわ。想の手話を理解する為に手話を習って、アプリに頼らなくても簡単な会話なら出来る様になったのに、これ以上紬にはやり様がないだろう。

春尾が奈々に「手話はコミュニケーションの手段の一つでしかない。言葉の意味を理解する事とそこにある思いを理解する事は別の事だから。」みたいな事を話していたけど、本当にそこなんだよね。分かろうと思ってくれている相手なら、例え手話は拙くても思いは伝わる筈。

相手の声が聞けないのは今の紬も同じだけど、紬の場合は想が声を出してくれれば聞こえる訳で、この差は一生埋まらない。そこは想が乗り越えてくれないと二人は先には進めない。

どういう結論にするのかな。最終回は15分拡大版

脚本=生方美久 演出=高野舞

  • << 94 【2022秋ドラマ】 「silent」全11話終了。(最終回は15分拡大。) 想が辛いなら、声を出さない、笑うのも電話も音楽聴くのもやめる、それでも一緒にいたい。次々に付箋に書き連ねる紬。それも辛い想は泣きながら出て行ってしまう。 鉢合わせた光に嘘をつかれて訪ねて来た湊斗は、直ぐに事情を察知してアドバイス。これが的確。想は高校生の青羽のイメージのまま止まっていて、青羽は今の想を直ぐに受け入れている、二人には8年のズレが有るんだよと。 想も奈々からアドバイスを受けていた。昔の似ている誰かじゃなくて、今の彼女を見なければ駄目だよと。 二人は想の希望で高校の教室で会う事に。 紬のお母さんのアドバイスが凄かった。「思い出は残すと厄介だから投げ付けて来な。出来なかったらお別れしない方がいいって事だから」 教室で、黒板に文字で思いを投げ付ける紬。 辛いなら会うのやめる 再会出来てよかった また好きになれてよかった 元気でね 立ち去ろうとすると想も、青羽の声が聞こえないのは受け入れられなかったと黒板に書き始め、紬も改めて声ださないよ、笑わない、電話もしない、音楽…と書くのだが、都度想が否定する様に手で消して、そこからは手話で話し合い。不安は沢山有るけど、それでも今は一緒にいたいと伝える想。 この間11分近く、聞こえたのはチョークの音と想の出す破裂音だけという思い切った演出。 (続く)

No.87

>> 80 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」8話まで終了。 牛山(山口紗弥加)から宝条の裏金作りの情報を取った黒崎は、一番のワルで宝条の銀… 【2022秋ドラマ】

「クロサギ」9話まで終了。

宝条に狙いを定めた黒崎は、政治家の蒲生を引っ掛けて、宝条が100億円を用立てないといけない状況を作り出し、受け皿として黒崎が作った外資の投資会社ストーンパートナーズを頼るしかない所迄追い込む。
王が作ったマスクを着けて、鏑木として宝条と対面交渉をするシーンはかなりシュールで笑えた。今時わざとあんなアナログな方法を使う意図は何?(笑)カットが掛かったら吹き出す蔵之介さんが見える様だった。

何か宝条は冷静さを失って前のめりになっているし、部下の成沢は汚れ仕事に嫌気がさして保身に走りそうだな。蒲生も馬鹿にしきっている秘書の浦川から、大きなしっぺ返しを喰らいそうな気がする。

宝条の悪事の証拠を渡すと言ってくれた日下は、黒崎が到着する直前に自宅マンションから転落していて、見上げた先には電話をしている早瀬が居たけど、あれは桂木に状況を話していただけで恐らく犯人ではないよね。
ラストに黒崎の目の前で車に拉致された氷柱。あれも桂木が宝条の先手を打って、巻き込まれない様に保護したのではと思いたいけど…、どっちかな。

その数週間前、死も覚悟している黒崎は氷柱と外食をし、「待ってる、帰って来る迄待ってる」と言われた時の返事が「戻ったら…フグな」色々な感情が込められたその一言にグッと来た。

脚本=篠崎絵里子 演出=石井康晴

  • << 96 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」全10話終了。 何故かバイクで追い付き氷柱を助けた黒崎、何で?と思ったら、予め用意周到に氷柱の部屋の鍵を、GPS付きの物に差し替えていた。 氷柱に告白する形で黒崎の“荒れる父親を母と姉に押し付けて家庭から逃げていたら、父親が姉達を殺し自殺した、自分が居ればあんな事にはならなかったかも”という後悔が語られた。生きる意味が分からなくなっていたから、親爺と契約して意味を見出そうとしたと。 前回迄は桂木の立ち位置がどちらなのか伏せられていたけど、早瀬が黒崎に「宝条を喰う迄生き延びなさい」と言って開放した時点で、桂木は宝条の刺客から黒崎を守っているのが分かったし、黒崎はもしかしたら最初に白石が助けに来てくれた時点で、これは親爺の差配だと察知していたのかもしれない。 成沢や浦川がボスを裏切り宝条を追い詰める展開を予想していたら、どちらも裏切らず、浦川に至ってはあんな政治家の為に黒崎を刺し殺そうとするなんて。(死ななかったけど。ついでに言えば日下も死ななかったけど。スゴッ) 宝条にトドメを刺したのは、叔父の裏の顔を知った鷹宮だったとはね。 アパートに氷柱への思いを率直に綴った手紙を残して海外に旅立った黒崎。 途中色々難点も有ったけど、最終回は納得の行く仕上がりだった。 これで紫耀くんが見納めなんて哀し過ぎるよ。 脚本=篠崎絵里子 演出=田中健太

No.88

>> 61 【2022秋ドラマ】 「最初はパー」5話まで終了。 豪太が父親からお金を借りる時に「選挙に出る」と言ったのは嘘なんだろうなと思っ… 【2022秋ドラマ】

「最初はパー」全8話終了。

第7話のラスト、澤村が大量の吐血をして、あの後どうなったのかは伏せたまま最後迄引っ張って(ただ卒業公演だというのにずっと不在だから、予想はついていたけど)、澤村が残した映像に豪太が合わせる形で“最初はパー”の漫才を敢行、客席で澤村の妻子もそれを観るという形で、“テレビで漫才をやってる所を娘に見せたい”と言っていた澤村の切ない願いも、変則的ではあるけど叶える形になっていた。

以前、病室の澤村とアパートの豪太がZoom(かな?)で漫才の練習をするシーンが有ったけど、あれが今回のラストへのフリだったのかなと。

まあ澤村と豪太のコンビ愛が育まれ、お互いに影響しあって人間的にも成長して行く部分は良かったけど、それ以外の肉付けに面白味が欠けていたので、ドラマとして見続けるには少々キツかった。
前にも書いたけど、澤村が猿之助さんじゃなかったら、とっくに視聴離脱していたと思う。

ジェシーはナイーブな感じは出ていて、俳優としてのこれからの可能性は示せたかなと。

脚本=秋元康、脚本協力=ふじきみつ彦、おかざきさとこ 演出=根本和政 総合監修=佐久間宣行

No.89

【大河ドラマ】雑感。

「鎌倉殿の13人」全48話終了。

歴史が苦手な私が何度かトライしては途中で挫折して来た大河ドラマを、遂に完走した!
それ位観やすくて面白くて、笑ったり泣けたりドキドキしたり、色々な感情にさせてくれる素敵なドラマだった。

さすが三谷幸喜だ。

ホームドラマを観ている様な北条家。
武術が苦手で人の良さそうな次男坊の小四郎が、源頼朝に仕え、その教えを血肉とし、頼朝亡き後は執権義時として、鎌倉の敵と見なした者は御家人から頼朝の血筋の者迄、顔色一つ変えずに粛清を命じる冷血漢へと変貌を遂げて行く、その落差に時代を感じながらも強烈に惹きつけられたのかもしれない。

こんなに適材適所で名のある役者さんを贅沢に使えるのも大河ならではの事で、初めて全編で堪能させて貰った。
暫くはロスになりそう。

主演=小栗旬 脚本=三谷幸喜 チーフ演出=吉田照幸

No.90

>> 82 【2022秋ドラマ】 「PICU 小児集中治療室」10話まで終了。 退職願を置いてPICUを去ってしまった志子田だが、おそらく圭… 【2022秋ドラマ】

「PICU 小児集中治療室」全11話終了。

倉光さんの「アライブ」では三浦翔平の設定が要らなかった様に、今作では綿貫の設定と、渡辺(野間口徹)が知事に出した条件の設定は邪魔だったな。

志子田を取り巻く濃い人間関係としては、母親の南と幼馴染の3人が居るのだから、深掘りするのはそこだけで十分。

他の医師や看護師については、仕事振りや発言を通して人間性を伝えるだけで良かったと思う。その分、毎回の小児患者やその家族の事、医師の奮闘、そこから見えて来るドクタージェット常駐の必要性、その為の病院間の連携問題等を丁寧に真摯な形で描いてくれれば十分だった。

志子田と植野の性格設定は良かったし、役者さんがピタリとハマっていたので説得力も有り、見応えが有った。
また、小児患者を演じた子役が皆上手くて演技が自然なので、結構泣かされたし、状態が良くなって小児病棟や地元の病院に移る時には、しこちゃん先生と同じ位嬉しくなったりした。

亡くなった子も居たし、またPICUに戻って来てしまった子も居て辛い部分も有ったけど、病院とはそういう場所だし、それでも子供の為に「最後の最後迄、悪あがきをしたい」と言って、有言実行してくれる医師が居る、それだけで十分だったな。

脚本=倉光泰子 演出=平野眞

No.91

>> 84 (続き) いくら殺人事件の被害者とは言えど、実名を出してストレートニュースとして浅川が読み上げた事。踏み絵をさせられていたのだろうか。 … 【2022秋ドラマ】

「エルピス-希望、あるいは災い-」9話まで終了。

【善玉と悪玉】
前回、警察発表とはいえ、あんなニュースを読まされて、浅川の心は壊れないのか?と書いたのだが、やはり壊れ始めていて数種類の薬を飲んでいた。
浅川は会議では抗っていたが、プロデューサーに相手にされずに陥落し、あのニュースを読んでいた。その後あさみから、岸本が誰かに嵌められてクビになった事を聞き、チェリーからは、もうやめた方がいいのでは、「何かもう怖くなっちゃって」と言われ、迷った末に岸本には連絡を出来ず、そして服薬生活に戻ってしまった。

今回は村井が寝かせていた、大門の娘婿・大門亨(迫田孝也)が過去に証言した、義父が派閥議員のレイプ犯罪を揉み消し、被害者が自殺してしまった事件のデータを岸本に託し、亨にも引き合わせ、岸本が新たに証言を録り直し、原稿を佐伯に渡すが、被害者遺族の証言で裏を取る迄は記事には出来ないと言われ、準備をしている段階で亨が(恐らく)自殺を装って消されてしまうという、恐ろしい話が描かれた。

亨が岸本に、この件が記事になれば大門と自分は罪に問われるが、今は大門の地盤と別れた妻子を引き継ぎ、守ってくれる斎藤が居る(それが地盤を譲る条件になる)ので、前回の様に証言を撤回する事は無いと話していたのが、自分としては衝撃だった。そういう世界なのかと。
(続く)

No.92

>> 91 (続き)
亨は死を覚悟している部分も有るのかなという感じにも見えてはいたのだが、そこまでやるのかと。

葬儀後に、亨が精神科へ通院していた事実を前面に出し、「悪化している事に気付いてやれなかった」みたいなコメントをした大門に、心底キレてしまった村井は、本番終わりのニュース8のスタジオに乗り込み、暴れまくってセットを壊し、警備員に連れて行かれる。
それをただただ呆然と見て、目を見開いたまま涙を流した浅川。

ここから果たして浅川と岸本は反撃が可能なのだろうか。
そして斎藤はあのまま大門の後継者として生きて行くのだろうか。
松本さんの冤罪については光明が射すのだろうか。
全く先が読めない、だからゾクゾクする位面白い。
次回が最終回。

脚本=渡辺あや 演出=大根仁

  • << 101 【2022秋ドラマ】 「エルピス-希望、あるいは災い-」全10話終了。 【希望あるいは災い】 松本死刑囚の冤罪証明と大門副総理の新たな犯罪揉み消し関与の件、この最終回だけでどう着地させるのか、不可能だろうと思っていたのだが、そう来たか凄いなと感嘆する終わらせ方だった。 必死の形相で大門の報道を止めようと説得する斉藤に対し、咄嗟の判断で“本城彰の逮捕”を交換条件として出した浅川。“警察の捜査の邪魔をしない事”、大門は本城との関係をオフレコにする事を条件に、浅川の要求を飲んだ。 彰の疑惑の報道を「明日迄待つと、君は事故か病気で出られなくなるよ」と真顔で言う斉藤は、大門の裏の顔を十分知った上で、それでもこの権力を持った男の下に付く事を選んだ訳だ。 浅川を説得する時の言葉を聞けば、自分の理想を叶える為に今は大門を利用しているとも取れるのだが、そんな生易しいタマではないだろうに、あの男は。最後迄謎だったな、斉藤の内面は。 チェリーが楽しそうにカレーを作り出したので、これは再審で松本さんの無罪判決が出て会いに来るんだなと分かった。 本城彰が逮捕されたのかには言及していなかったが(帰国してないだろうし)、あの二つの物証のDNAと新たに警察が手に入れる彰のそれが一致すれば、井川晴美の件は松本さんの犯行ではないと立証出来るし、多分そういう事なのだろう。 (続く)

No.93

>> 18 【2022秋ドラマ】視聴経過②※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順) ○視聴中 △離脱の可能性あり ✕離脱済み ◇未視聴 ☆全… 【2022秋ドラマ】

「束の間の一花」全10話終了。

“視聴離脱の可能性あり”の評価をしていたが、後半は命に限りのある二人の恋が切なくて、最後迄観続ける事が出来た。

京本くんは役者としてはまだまだだけど、雰囲気は持っているので、先ずはキャラのハマる役を事務所があてがって経験を積ませ、演技の引き出しを増やす所から始めれば、もしかしたら大化けするかもしれない。

あとSixTONESの歌う主題歌「ふたり」が凄く良くて、ドラマの雰囲気にもピタリと合っていて、いい所でこの歌が流れて来ると、より切なさが増してグッと来る、そんな歌だったな。

脚本=今井雅子①②③④⑦⑧⑨⑩、富安美尋⑤⑥ 演出=林雅貴①②③⑥⑨⑩、丸谷俊平④⑤⑦⑧

No.94

>> 86 【2022秋ドラマ】 「silent」10話まで終了。 想が紬との仲を友達以上に進展させない理由が描かれた今回。 冒頭、想が“… 【2022秋ドラマ】

「silent」全11話終了。(最終回は15分拡大。)

想が辛いなら、声を出さない、笑うのも電話も音楽聴くのもやめる、それでも一緒にいたい。次々に付箋に書き連ねる紬。それも辛い想は泣きながら出て行ってしまう。
鉢合わせた光に嘘をつかれて訪ねて来た湊斗は、直ぐに事情を察知してアドバイス。これが的確。想は高校生の青羽のイメージのまま止まっていて、青羽は今の想を直ぐに受け入れている、二人には8年のズレが有るんだよと。
想も奈々からアドバイスを受けていた。昔の似ている誰かじゃなくて、今の彼女を見なければ駄目だよと。
二人は想の希望で高校の教室で会う事に。

紬のお母さんのアドバイスが凄かった。「思い出は残すと厄介だから投げ付けて来な。出来なかったらお別れしない方がいいって事だから」

教室で、黒板に文字で思いを投げ付ける紬。
辛いなら会うのやめる
再会出来てよかった
また好きになれてよかった
元気でね

立ち去ろうとすると想も、青羽の声が聞こえないのは受け入れられなかったと黒板に書き始め、紬も改めて声ださないよ、笑わない、電話もしない、音楽…と書くのだが、都度想が否定する様に手で消して、そこからは手話で話し合い。不安は沢山有るけど、それでも今は一緒にいたいと伝える想。
この間11分近く、聞こえたのはチョークの音と想の出す破裂音だけという思い切った演出。
(続く)

No.95

>> 94 (続き)
それが出来るのも11話という長いスパンの連ドラだからだ。
そしてストーリーを追うだけなら単発ドラマでも可能な話を連ドラとして成立させるには、視聴者を飽きさせない仕掛けが必要であり、それがこのドラマではリアリティに拘った手話であり、当て馬を只の当て馬ポジにしなかった事であり、要所要所で繰り出される、心に刺さりまくる台詞の数々だった。

GP帯の連ドラに携わった事の無い若い人と組んで作りたかった、というのが村瀬Pの以前からの野望で、生方さんという才能に出会い執筆を依頼、演出家にも、深夜帯連ドラの経験(「うきわ」とか)は有るけど、GP帯は初めての若い風間さんをチーフに抜擢した。
その目論見は見事に成功し、発信力のある十代から中高年迄の女性のハートを鷲掴みにした。

テレビ局が最も欲しい視聴者層を獲得し、作品の質も維持しながら話題性も担保するという、今考えられる最も優れた戦略的商業ドラマとしても、長く記憶に残るドラマになりそうな気がする。

どういうラストにするのかなと思ったら、デート中のイルミネーションの前で、想が紬の耳元で、手で自分の口を覆いながら何かを囁やき、それは二人だけの秘密で視聴者には教えないという、冒頭の高校時代の二人に重ねた粋な終わり方だった。それは紬にとっては他の何よりも最高のプレゼントだから。

脚本=生方美久 演出=風間太樹

No.96

>> 87 【2022秋ドラマ】 「クロサギ」9話まで終了。 宝条に狙いを定めた黒崎は、政治家の蒲生を引っ掛けて、宝条が100億円を用立てな… 【2022秋ドラマ】

「クロサギ」全10話終了。

何故かバイクで追い付き氷柱を助けた黒崎、何で?と思ったら、予め用意周到に氷柱の部屋の鍵を、GPS付きの物に差し替えていた。
氷柱に告白する形で黒崎の“荒れる父親を母と姉に押し付けて家庭から逃げていたら、父親が姉達を殺し自殺した、自分が居ればあんな事にはならなかったかも”という後悔が語られた。生きる意味が分からなくなっていたから、親爺と契約して意味を見出そうとしたと。

前回迄は桂木の立ち位置がどちらなのか伏せられていたけど、早瀬が黒崎に「宝条を喰う迄生き延びなさい」と言って開放した時点で、桂木は宝条の刺客から黒崎を守っているのが分かったし、黒崎はもしかしたら最初に白石が助けに来てくれた時点で、これは親爺の差配だと察知していたのかもしれない。

成沢や浦川がボスを裏切り宝条を追い詰める展開を予想していたら、どちらも裏切らず、浦川に至ってはあんな政治家の為に黒崎を刺し殺そうとするなんて。(死ななかったけど。ついでに言えば日下も死ななかったけど。スゴッ)
宝条にトドメを刺したのは、叔父の裏の顔を知った鷹宮だったとはね。

アパートに氷柱への思いを率直に綴った手紙を残して海外に旅立った黒崎。
途中色々難点も有ったけど、最終回は納得の行く仕上がりだった。
これで紫耀くんが見納めなんて哀し過ぎるよ。

脚本=篠崎絵里子 演出=田中健太

No.97

>> 59 【2022秋ドラマ】 「自転車屋さんの高橋くん」4話まで終了。 前回酔って遼平に父親の裏切りについて話した朋子。遼平の事を「今は… 【2022秋ドラマ】

「自転車屋さんの高橋くん」全8話終了。

キミちゃんの退職後、会社は後任を採用せず、二人分の仕事をこなさなくてはならなくなった朋子は、どうしても仕事が溜まりがちに。それをパワハラ課長からイヤミったらしくネチネチと責められて、プッツンした朋子は辞めますと言って出て行ってしまう。
ここで活躍したのが意外にも山本で、部長に話を通して今日から有給休暇を消化した後に退職という、大人の辞め方が出来る様にしてくれた。
山本は遼平に「自分は女性を愛せない」と告白し、ここでも唐突にジェンダーレスを出して来たかと少し萎えそうだったけど、主眼は自分の結婚を心待ちにしている祖母に黙っている心苦しさに有り、遼平の励ましで祖母に普通の結婚は出来ないと話し、ごめんねと伝える展開だったので、まあまあ納得。

最終回に出て来た朋子の父親がかなりのクソ男で、朋子の異母弟の隼人は、両親とは口をきかない引きこもりになっていた。でも優しい子で、朋子の母親が大変だから“たもつ”の散歩の手伝いもしてくれていたのね。

朋子の母親が遼平の事をすっかり信頼しているし、遼平が高校生の時に、松葉杖で階段が登れない朋子をおぶって登ってくれた過去を、やっと朋子が思い出したというエピソードも出して来たので、運命の人って事で結ばれるんだろうね。ほっこりするいいドラマだったな。

脚本=北川亜矢子 演出=太田勇

No.98

>> 18 【2022秋ドラマ】視聴経過②※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順) ○視聴中 △離脱の可能性あり ✕離脱済み ◇未視聴 ☆全… 【2022秋ドラマ】

「ジャパニーズスタイル」全9話終了。(最終回は30分拡大)

特に話が大きく動く訳ではなく、一つのセットで固定のメンバーが、風来坊の旅館の跡取り息子を、社長に言われているからと中には上がらせない、いや上がらせろの攻防から始まり、中で働ける様になったら段々と厚かましく高圧的になって行く主人公の哲郎。
ずっとそんな感じの哲郎VS従業員の話が続くので、途中から少し飽きてしまって。

それでも一応全話を観たのだが、こちらが慣れてないというのもあるのだろうが、シットコムは日本では厳しいのかなとも感じた。

自分は鈴木浩介ゲスト回の話が一番面白かった。

脚本=金子茂樹 演出=深川栄洋

No.99

>> 18 【2022秋ドラマ】視聴経過②※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順) ○視聴中 △離脱の可能性あり ✕離脱済み ◇未視聴 ☆全… 【2022秋ドラマ】

「推しが武道館いってくれたら死ぬ」全10話終了。

主人公のえりぴよ(松村沙友理)が、ある日突然通りすがりのイベントで見た地下アイドル・チャムジャムの舞菜(伊礼姫奈)にビビッと来て、それからは推し活一筋。推しの特典会にお金を注ぎ込む為に自分には一切お金を掛けず、どこに行くにも常に赤いジャージーの上下で押し通すという、アイドルオタの話なんだけど、人気も無いし自分に自信が無い舞菜は、そんな自分を熱心に応援してくれるえりぴよに引き気味で、えりぴよが明るく話し掛けても笑顔も作れず塩対応。

見続けていたら、舞菜は自分に自信が無いから、応援してくれる理由が分からなくて戸惑っていたのかなというのは、何となく分かって来たのだが、最初の頃は理由が分からず観てるこっちが戸惑ってしまった。

初回だけのつもりが見続けたのは、チャムのセンターれお(中村里帆)の古参オタ・くまさ(ジャンボたかお)の描き方が凄くフラットで、外見こそ一般人が想像するオタクって感じなんだけど、中身は人当たりが良くてあったかくてバランス感覚の取れた人で、彼がえりぴよ達の先輩オタクとして存在する事で、特殊なドラマではなく普通の青春ドラマに近い感覚で観る事が出来たのかなと思う。

※何と松村主演で映画化決定!

原作漫画=平尾アウリ 脚本=本山久美子 演出=大谷健太郎、北川瞳、高石明彦

No.100

>> 74 【訂正】 「invert 城塚翡翠 倒叙集」2話まで終了。 感想に事実誤認が有ったので訂正。 学校用務員の田草がやっていたのは… 【2022秋ドラマ】

「invert 城塚翡翠 倒叙集」全5話終了。

前後編に分けた杉本哲太ゲスト回だけど、これはネタとしては面白かったので、分けずに一話にまとめた方が、後半のどんでん返しにももっとインパクトを受けた筈で(ついでに言えばテレビ放送のサブタイトルで暗示するのも止めた方が良かった)、4話から5話の前半迄を使った“前置き”がダラダラと長過ぎて、特に4話は途中で集中力が切れてしまう程、話としてはつまらなかった(杉本哲太さんだから離脱せずに済んだ)。

4〜5話は原作者の相沢沙呼が脚本協力ではなくて、脚本家として佐藤友治と共同執筆していて(名前のクレジットが先だったから、相沢氏が主導?)、もしかしたらそれがドラマとしてはだらけてしまった要因なのかも?

あと、やっぱり倒叙スタイルのブリっ子城塚翡翠は清原果耶には合わなかったな。伊藤淳史をおちょくり続けた1話を観た時は行けると思ったんだけど、2話以降は空回り感が見えてしまって残念な結果になってしまった。
神秘的な雰囲気を漂わせ続けた“霊媒探偵”の方が、今の清原果耶には合っていたし、ドラマとしても倒叙集よりは面白かったな。

脚本=佐藤友治①〜⑤、相沢沙呼④⑤ 脚本協力=相沢沙呼①~③ 演出=菅原伸太郎①③、南雲聖一④⑤、伊藤彰記②

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