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年中無休の院内学級 第2話

レス0 HIT数 279 あ+ あ-

本の虫( ORSbob )
22/07/13 22:27(更新日時)

1/1
ついに……元日になった……
起きたら朝6時、飛び起きたさ。
今日は新年だし……そう!メグ!メグちゃん!
急いでひまわりに行くと、僕が3番目だった。
教室には、カンナ姉さんとイオリがいた。
カンナ姉さんは今、カバンを机に置くところだったので、多分イオリが1番だったのだろう……
しばらくして、生徒全員が席についたところで、
チリーン
とチャイムが鳴り、ガラガラガラッとドアを開けて、先生がやってきた。

さて、今日はみなさん知っている通り、元日・新年、そして……月のはじめの日です。
先生!前置きはいいから!
……分かった。皆さんまだ会ったことはないでしょう。白雪メグさん、入ってください。
は、はい……

ガラガラガラッ
ドアが開き、メグちゃんが教室に入ってきた。
僕は、その姿の美しさに目を見張る。
薄い、まるで若葉のような綺麗な緑色の長い髪が静かにゆれる。
雪のように白い肌が拳を強く握りしめる。
髪とは逆に、濃い緑色の大きな目がじっと僕達を見つめる。
……やはり、ムゲンちゃんと姿は変わっていた。ムゲンちゃんに負けず整っている顔、僕達は自然と頬を赤くする。

自己紹介をして?
あ、はい!みんな、はじめまして……かな?白雪メグです。私の能力は、コレです。

そういって、メグちゃんは目を静かに閉じた。
すると、長い髪がふわふわと宙に浮き、綺麗にたなびき、そして、髪がチョークを掴み、黒板に“白雪メグ”と書き、チョークを静かにおくと同時に髪が元に戻った。
その時僕は、確かに見た。メグちゃんの髪が、草のツルのようになっていたのを。

あ、でも髪を操れるっていうんじゃなくて、草木を操るんです!
……そうだ、中庭に出ようか。
はい!分かりました!

僕達は中庭にでた。
メグちゃんがさっきと同じように目を閉じる。
すると、今度は近くの花のつぼみが咲き、草が伸び、木には実がなった。

ふぅ……こんな感じ、です。1ヶ月間よろしくお願いします。

みんなが拍手を送り、教室に帰って行く。
そして、その後を、メグちゃんがゆっくりついて行く。
みんなは先に教室に入り、中庭に生徒達が誰もいなくなると……
少し、メグちゃんの髪の色が濃くなった。
少し、メグちゃんの目の色が薄くなった。

1ヶ月経ったら次かぁ……
まぁまぁ……
……それまで……もつといいなぁ……
なるべく使わなければ大丈夫でしょう……
そうだけどさぁ……

先生とメグちゃんの会話を聞いていた人はいなかった……

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No.3582016 22/07/13 22:27(スレ作成日時)

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