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『妄想と思いつきのまま』

レス98 HIT数 6416 あ+ あ-

名無し
15/01/01 18:11(更新日時)


短い話。

を綴っていこうかな

こういうのなんて言うんだ?


……無知でスミマセン


ま、スレタイ通り、とにかく思い付くまま書いていこうかなと
あ、あくまで妄想や作り話ですから(-.-;)

そこは、ツッコまれても反論はできない訳で
あまり、ツッコまれると多分行方不明になります(・_・;)


思い付くままなんで、かなり不定期だけど。








No.2073634 14/03/17 13:07(スレ作成日時)

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No.1 14/03/17 14:32
名無し0 




えっ…
結婚してんの?

その言葉にはっとする

「………」
返事に困った私は、聞こえない振りをした。


「純、知ってんの…!?」
また、違う誰かが呟くように
目線を逸らす私の心に、問いかけてきた。

純…
別に隠してた訳じゃない…
ただ、キッカケがなかっただけでっ…

………

そんなの、言い訳…だよね?…

「じゃ…、俺たち行くね…」

もうこれで会えなくなる。

ちらりと、純の方を見た…

今度は、純が私を無視した
…!
嫌われた…私、…
すぐ横には、気持ちよさそうに寝ている夫。


純以外の男の子たちは、私と純を交互に見つめるだけで
なすすべもない様子だった。


純は、ひとりどんどん先に歩いていく。
私には、どうする事もできない…

サヨナラ

純…

No.2 14/03/17 14:58
名無し0 

>> 1


そう思ったのに

いつの間にか、駆け出していた。

そんな私に、みんなが気付く。

純っ…!
心で叫んだ。

純の足が止まる…
純…!
気付いてくれた!?

そして、私の方を振り返る。

また、顔を見る事ができた…
ただそれだけで、うれしかった――…

息を切らしながら、純を見る

そんな私を、純は、…
睨みつけてきた。

そして、その表情のまま私に走り寄ってくる。

…!!
殴られるっ…!
怒ってるんだ…やっぱり…
逃げる術もなかった

ぎゅっと目を瞑った…



No.3 14/03/17 15:53
名無し0 

>> 2


左の頬に何かが当たったような気がした。


…!?
でも、コワくて目が開けられない

純の顔、見る事なんてできない…
黙ってたっていう事は、騙してた事と同じだから
殴られても仕方ない
だから、
またぎゅっと――
目を瞑れば…


純の右腕がしっかりと私の背中から回っていて
がっしりと、右肩をつかまれていた

…?…
うっすらと、目を開けた。瞬間

純の唇が重なってきた
驚いて、後退りしようとしたけど、純の右腕がそれを許さない


純は、唇の端から柔らかいシタをいれてくる
拒む隙さえ与えてくれなくて
何が起こっているのか
これから、どうなるのか何も考える事ができない
このまま…流されていいの?
―――…………

どんどんのみこまれていく
気持ちも、
純も。






end











No.4 14/03/17 16:05
名無し0 




こんな感じで書いてみたけど、思ったようには書けなかった…
というか、平日の昼間にスミマセン…💧
こんな駄作
思いつけば、ちょこちょこと書いていこうかと思ったけど
は…
つまんない内容だな…
でも、ま、自己満の範疇だから
と、否定の中の肯定?みたいな…
また、気が向けばつらつらと綴っていくか。


気が向けば。

(^_^;)




No.5 14/03/22 00:24
名無し0 


誰も見てねえな
ヨッシャー
書いていくか

誰の何を?

うーん…
また明日にでも考えるか
ユキトも、ちょっと興味あるし ナオヤもな


どうすっか


No.8 14/03/23 18:39
名無し0 

>> 6 読ませて 戴いてます(笑) ユキトやナオヤのお話も… 宜しく お願い致します。
あ…
バレちゃいましたか…

今日ちょっと、予定外の用事ができてしまい
今、気がつきました(^_^;)
なので、本日の書き込みは…

という事で、ひっそりと覗いてくれると自分的には有り難いです。

期待だけさせてしまい、申し訳ないです💧

レス、ありがとうございました(^_^)v



No.9 14/03/23 18:46
名無し0 

>> 7 見ていますよ〜 (^.^)/ 無理しないで頑張って? (^.^)
匿名さん


って、匿名さんだよね?f^_^;

いつもありがとう
ただ、先の方の返レスにも書いたように、今日の予定はこなせそうにない…
ごめん。

…できれば気長に付き合ってくれるとうれしいけど(^_^;)


なんて。
わがままを言ってみる


ありがとう(^_^)v




No.11 14/03/28 17:09
名無し0 




『てめー、なにやってんだよっ!!』
『うるせーっ!』

『ふざけんなっ…』
『あ゛?』
『今まで、頑張ってきたんだろが!』


『てめーに、なにが…』
『なんだ…!』

『バスケが…』

『!?』

『バスケができなくなるかもしんねえ…のに』


『ユキ…!』

『兄貴に…、尚哉なんかにわかるわけねー!!』








久々の再会が
兄弟ゲンカになるなんて
この時のオレには想像もつかなかった……









  • << 14 シーズン中の大事な試合だった。 なのにオレは、勝つ事ができなかった それだけじゃねぇ… 膝の靱帯切断っていう最悪のパターン… 手術は無事に成功したものの、リハビリにはかなりの時間が必要だった。 医師にそう説明受けたって、そんなもん!信じられるワケねぇ… 靱帯切ったんだぜ? 普通に生活するのにだって、結構大変だっていうのにさ プロとしてバスケやってるオレがっ… こんな事になっちまって クソっ…!!! オレは、ベッドの脇にあったサイドテーブルを力任せに退かした その上には、昼飯が乗ってて テーブルを退かした勢いで食器は酷い音を立てながら、床に散乱していく。 っ…! 『クソっ…!!なんなんだよっ…ったく……!』

No.12 14/03/28 17:21
名無し0 

>> 11


ま、思いつきと気分で書いていくんで

特にタイトルとか、考えてない(笑)


いきなり、終わる

かもしんないし

もうひとつの方もあるしな

自由に
コソコソ書いていく

と、決めた( ̄∀ ̄)




No.13 14/03/28 17:33
名無し0 

>> 12


しかも、字間違えてるし

( ̄∀ ̄)💧


尚哉
直哉


………


忙し過ぎて、睡眠不足か

ま、気にするな


一人ボケツッコミ




No.14 14/03/29 01:07
名無し0 

>> 11 『てめー、なにやってんだよっ!!』 『うるせーっ!』 『ふざけんなっ…』 『あ゛?』 『今まで、頑張ってきたんだろが!』 『てめ…


シーズン中の大事な試合だった。


なのにオレは、勝つ事ができなかった

それだけじゃねぇ…
膝の靱帯切断っていう最悪のパターン…

手術は無事に成功したものの、リハビリにはかなりの時間が必要だった。


医師にそう説明受けたって、そんなもん!信じられるワケねぇ…


靱帯切ったんだぜ?


普通に生活するのにだって、結構大変だっていうのにさ

プロとしてバスケやってるオレがっ…
こんな事になっちまって

クソっ…!!!

オレは、ベッドの脇にあったサイドテーブルを力任せに退かした


その上には、昼飯が乗ってて
テーブルを退かした勢いで食器は酷い音を立てながら、床に散乱していく。



っ…!

『クソっ…!!なんなんだよっ…ったく……!』






No.15 14/03/30 16:58
名無し0 




由子さん…



もう、思いだす事もないヒトだって思ってたのに


「どうしてんだろ…」



会いてぇ…



っ…

由子さんには、真鍋さんがいるんだよな……




「………」



ギブスに固まった左足をじっと見る



こんな…
こんな足で、会いに行く事もできねぇよな…



こんな、足

―――………




俺は思いっきり、左手を振り上げた。






No.16 14/03/30 17:52
名無し0 




「!…」




………



痛く……ねぇ…?


「!?」




俺の左足の上には、


俺の左手。
…じゃなく



誰かの背中があって


俺の手は、そいつの背中を…



「っ…!」



そいつは、ゆっくり顔を上げた


………―――




「夏純っ…!?」




マネージャーだった。





  • << 19 「っ…!?おまえ!なにっ…!」 ゆっくり顔を上げた夏純は、一瞬だけ顔を歪ませた後 「よかったー」 そう言って、俺に笑顔をみせた。 「!?…」 コイツ…! 「なんの用だ…」 「ん?なんの用って、…私、マネージャーだから!」 「マネージャー……?」 「うんっ…。」 そう返事をしながら、床に散らばった食事を片付け始めた。

No.17 14/03/30 18:02
名無し0 




うわっ!
直哉に引き続き、真壁も間違ってるし…

誰それって感じだよ…
ヤバい…
なんか、テンションが落ちてく

消してしまいたい



No.18 14/04/01 00:24
名無し0 




気にしない事にする


か?…


それとも、やっぱ閉めるか


No.19 14/04/01 13:28
名無し0 

>> 16 「!…」 ? ……… 痛く……ねぇ…? 「!?」 俺の左足の上には、 俺の左手。 …じゃなく 誰かの…


「っ…!?おまえ!なにっ…!」



ゆっくり顔を上げた夏純は、一瞬だけ顔を歪ませた後



「よかったー」



そう言って、俺に笑顔をみせた。




「!?…」



コイツ…!

「なんの用だ…」



「ん?なんの用って、…私、マネージャーだから!」



「マネージャー……?」
「うんっ…。」

そう返事をしながら、床に散らばった食事を片付け始めた。






No.20 14/04/01 13:46
名無し0 




「帰れ。…」


必死で片付けようとしてる夏純に、俺は思った事を口にする。



「これ、片付けないと!」


座り込んだまま、答える夏純。




「帰れよっ…」


イライラしてきた。


「…………」


今度は俺の顔を見たまま、何にも言わねぇ



コイツ、なに考えてんだっ…



「帰れっ!つってんだろー!!」

―――………




「わかったよ…。」

「………」


「でもっ、これだけ片付けさせて!」

「あ゛?」

「ユキトがっ…、ベッドから降りた時、危ないから!」



「は…?」





No.21 14/04/01 14:06
名無し0 




今、なんつった?



「おまえ…」


「え…何?」


また、笑顔で俺を見る。

笑うな…

そんなっ…、笑顔で俺を見るんじゃねぇっ…



「俺が…、まともに歩けるとでも…、…また、…バスケがっ…、できるとでも、思ってんのかっ!!!」





夏純が戻したサイドテーブルを叩きつけた。




「だめ!ユキト…!」


叩きつけた俺の手を、そっと握りしめる。





うるせぇ…


「私、…思ってる。」


「…ぅるせぇっ…」


「ユキ…ト…」




……おまえなんかに、


「おまえなんかに…、何がわかんだよっ…!!!」





No.22 14/04/01 15:59
名無し0 




俺は、夏純が握りしめた手を思いっきり振り払った。



「ぁ…」


その時、夏純の声が小さく聞こえたような気がした。



瞬間、物凄い音がする。


驚いて目をやると…

夏純が、床に倒れてて



さっきまで片付けていた食器が更に散乱していた


「夏純…」




俺は、夏純に近寄ろうとして、上半身を乗り出した。



…と、その時



病室の扉が勢いよく開く。



………!?




「大丈夫かっ…!?」







兄貴だった。




No.23 14/04/06 12:22
名無し0 




直哉との久々の再会が、こんな言い合いになるなんて


この時の俺は想像もしてなくて




倒れた夏純を抱き起こした兄貴は

俺が最後に放った言葉に、一瞬はっとした顔を見せた後



夏純を連れ、
ゆっくりと病室を出ていった。






No.24 14/04/13 17:57
名無し0 




俺の知らない病室の外では、こんな事になってるなんて




―――


………………



「キミ、名前は?」


「あ、あの…」
「あ、俺、直哉。ユキは弟。」
「え…、ぁ、お兄さん…?」

「あぁ。…ごめんな。」
「ぇ…、あの、…いえ!お兄さんが謝る事なんて、」

「いや、俺の責任でもあるから…。」

「…?」
「あいつ、今ちょっと荒れてるから…。」
「……!」
「けど、前の事が…あるから、」
「お兄さん…?」

「いや、キミには関係ない事だから…。」

「………関係ない?」
「あ、ごめんっ…。そんな意味じゃないから。」




「で、名前は?」
「あ、…夏純っ…です!」

「夏純ちゃん?ね。」

こくりと頷く夏純。


素直そうな子だな

いい子みたいだし


こんな子に…
ユキは……

ユキに、…

ユキトをそんなふうに
させてしまったのは、

俺。…




俺は、ユキが入院してる病院で彼女を診てもらい

家まで送っていった。





No.25 14/04/20 10:33
名無し0 




あれから。


兄貴も、…夏純も

戻ってこねぇ…



二人して…

どこ行ったんだよっ…!


俺を

ひとりにして…


俺…は、


……



もう誰にも相手にされねぇっつう事か?



はっ…


笑えるよな


ケガした、だけでさ


俺を必要としてくれるヤツは、いない…って事なんだな






俺には…


誰も





いねぇ―――……








No.26 14/04/21 18:45
名無し0 




悪夢をみていた。



俺はチームから解雇され、茫然と立ち尽くしていた。



その時

『ユキト…』


え?

俺の名前を呼ぶ声。


由子っ…さん!?



「由子さんっ…」


目が覚めた。




「……ユキト、」




!…
「夏純っ…!?」


そこには、少し困ったような顔で立っている夏純がいた。




もしかして


聞かれた…!?





No.27 14/04/21 19:05
名無し0 




「由子さん…って、」


!?
やっぱり…!


「うるせえ…」

「っ…」



「お前、」

「え?なに…」

「昨日も言ったよな」

「あ…っ」

「………」


コイツ、…


「あの!…ね、あたし…、ユキトの事が…、心配で!」


「心配…?」


「うん…!」
「マネージャー。」
「え?」
「だからか?」
「え…」
「だったら、心配なんて必要ない。…」




誰にも、今の俺の気持ちなんてわかりゃしねえ…






No.28 14/04/26 17:52
名無し0 




ベッドに座ったまま俺は、窓の方に目を向ける。

「ユキト…」




夏純が俺をじっと見ている事に気がついていた。

けど。
そこに、誰かがいるってだけでイラついている俺は、夏純の方を振り向く事はない。




「ユキ…ト…、……あたしね、」


「………」


「マネージャーだから、じゃ…ないの…。」


「………」




「ユキト…の事、……好き…」





………、


「は?」


なんっつった?



「好き…なの、」


俺は、ゆっくりと視線を戻す。






  • << 30 「ユキ…ト」 「俺は好きじゃねぇ」 「っ…」 オマエの事なんか 「わかってる…。」 「は!?」 コイツ、なに考えてんだ? 「…わかってる。」 「だったら、もうくんな」 純夏の事なんて。 コイツの事なんて、全く考えていない俺は、そう言い放った。 それでも、病室を出ていこうとしない純夏。 「まだ、なにかあんのか?」 「きらい?」 「あ?」 きらい? 「私の事、…嫌い?」

No.29 14/04/26 18:08
名無し0 




☆間違って削除ボタン押してしまった…

もし、削除されてたら―――


スミマセン

そういう事です( ̄○ ̄;)



  • << 31 削除されてなかった( ̄∀ ̄;) っつう事で、ま、行ったり来たりで書いていくか…

No.30 14/05/20 18:31
名無し0 

>> 28 ベッドに座ったまま俺は、窓の方に目を向ける。 「ユキト…」 夏純が俺をじっと見ている事に気がついていた。 けど。 そこに、…


「ユキ…ト」

「俺は好きじゃねぇ」

「っ…」



オマエの事なんか


「わかってる…。」
「は!?」


コイツ、なに考えてんだ?


「…わかってる。」
「だったら、もうくんな」



純夏の事なんて。


コイツの事なんて、全く考えていない俺は、そう言い放った。



それでも、病室を出ていこうとしない純夏。



「まだ、なにかあんのか?」
「きらい?」
「あ?」

きらい?

「私の事、…嫌い?」





No.31 14/05/20 18:42
名無し0 

>> 29 ☆間違って削除ボタン押してしまった… もし、削除されてたら――― スミマセン そういう事です( ̄○ ̄;)


削除されてなかった( ̄∀ ̄;)


っつう事で、ま、行ったり来たりで書いていくか…

No.32 14/06/01 19:44
名無し0 




「好きじゃなくてもいい…。」


好きじゃなくてもいい

…って

「どういう意味だ?」


「ユキト。…」


俺の側に近づいてくる純夏

「なんだ…」


「今じゃなくてもいいの…」


「は?」


「今は、…好きじゃなくても。…いつか、…」



いつか?


「………」


「………駄目、かな?…待ってちゃ、…」






No.33 14/07/06 15:31
名無し0 




この時

俺は、純夏を試してやろうと思った



「じゃ、さ…。キスしてみろよ?」




「え…っ、…」



「俺の事、好きなんだろ?」


俺が好きじゃなくても、さ。



黙ったまま、俯いた純夏。



じっと純夏を見る俺




動かない



結局は、そんなもんだろ…


俺のコトなんて、本気で想ってもいないくせにっ…




「そんな気もないくせに、つまんねぇ事言ってんじゃねーよ!」



その時だった……




  • << 35 ゆっくりと俺に近づいてきた夏純 「なっ…」 少し驚く俺の頬に静かに両手のひらを添える ゆっくりと夏純の顔が近づいてくる まさか? やわらかな夏純の唇が、俺の唇に重なった コイツ…? 間近でも、夏純の長い睫が目に映る 俺は目を開けたまま、夏純の顔を見つめていた 唇が震えているのがわかる 夏純じゃねぇ 俺。… 動揺? んな、ワケねぇ! そんな事考えているうちに、 夏純の唇がそっと離れていった

No.34 14/07/06 15:37
名無し0 




これで何度目の単純ミス…


夏純が純夏になってる


つまんねぇ…



ミス…




書けるか?





No.35 14/07/06 16:04
名無し0 

>> 33 この時 俺は、純夏を試してやろうと思った 「じゃ、さ…。キスしてみろよ?」 「え…っ、…」 「俺の事、好きなんだ…


ゆっくりと俺に近づいてきた夏純



「なっ…」



少し驚く俺の頬に静かに両手のひらを添える




ゆっくりと夏純の顔が近づいてくる



まさか?



やわらかな夏純の唇が、俺の唇に重なった




コイツ…?


間近でも、夏純の長い睫が目に映る




俺は目を開けたまま、夏純の顔を見つめていた




唇が震えているのがわかる


夏純じゃねぇ




俺。…



動揺?

んな、ワケねぇ!



そんな事考えているうちに、




夏純の唇がそっと離れていった






No.36 14/07/06 16:25
名無し0 




そのまま、下を向いて

俺と目を合わせようとしない



「私ね…、」

俯いたまま、話しだした




「バスケやってるユキト、
…もちろん好き、だけど…、
普段の、バスケやってない時の、…ユキトも好き……」




バスケやってない、俺…


「なに言ってるんだろうね!私。…」


「………」


バスケやってない俺なんかっ…





「でもね、やっぱり…!ユキトにはバスケやってて欲しいっ…!」




は…?

「ごめん…。言ってる事、めちゃくちゃだよね…」



「マジ、意味わかんねえ…。」



「うん…」



夏純の頬が赤く染まった










No.37 14/07/14 15:12
名無し0 




ガキの頃から、…バスケしかなかった
マジで…。


兄貴の事で、バスケができなくなった時だって


他に何も考えられなくて

―――

そんな俺が

バスケ以外に……




「ねぇ、ユキト…?」


「!?」

夏純の声にはっとする



「ユキトにとって、バスケは…、命…以上のもの?…かもしれないけど、…」



命、以上…?



命。…




「今のユキトには、…」

「?…」



「もっと大切なものが、…欠けてるような気がする。」



「は?」

大切なもの?






No.38 14/07/14 16:34
名無し0 




その時


夏純が、ゆっくりと顔を上げた



「今のユキトに、何を言っても…
受け入れてくれないって思うけど、…
これだけは、言わせて?」


「!?…」


なにを、言うつもりだ…



「前を見て欲しいの。」


「は…、前?」


「うん。…」


「っ…、どうせ俺はっ…!」

「違う!」
「!?…違う?違うって!なんだよ!」

「バスケ…っ!続けたとしても、止めたとしても…、ちゃんとっ…、リハビリやって欲しい…!!」



「…………、リハビリ…。」





「そう…。ちゃんと、前向きに、…リハビリをやって欲しいの…。」





前向きに、…


………






No.39 14/07/14 17:17
名無し0 




自暴自棄になっている俺は、リハビリもまともにやっていなかった



リハビリなんか

んなもん…


真剣になんて、

なれねぇ…。










「帰るね。」


一人、思いに耽ってる俺に


夏純は、そう声を掛けると部屋をでていった






No.40 14/07/14 19:15
名無し0 




30分後。


「ユキ。…」


兄貴だった





俺のせいで倒れた夏純と一緒に出ていったきりだった



「…んだよ。」



「…今、そこで夏純ちゃんに会った…。」



「夏純と…!?」


なんだ




「だから、なんだ…」



「ユキ、お前…」


!?

「うぜー。なんだってんだっ…」



「夏純ちゃんが、なんで毎日のように、お前のとこに来てるか。…知ってるか?」


「あ?…んなコト…、」

俺の事、…

っ…



「どうでもいいじゃねぇか…!兄貴には関係ねー!」





  • << 44 「あぁ…、そうだな。確かに俺には関係ねぇ…」 ちらっと兄貴を見る 腕を組んで、壁に寄りかかった兄貴は、静かに目を閉じていた 「っ…、何が言いたいんだ…」 「言いたい事か…、」 「………っ!」 「お前…、チームの人間が誰も来ないの、気付いてたか?」 俺がケガをして、入院してから、夏純以外、誰も来てない ………… それは… 「ふっ…、俺に何を言わせたいんだ…」 どうせ みんな… 「まさか、バカなコト、考えちゃいねぇだろうな?」 !? 「クソっ…!だったら!なんだっ…!」

No.42 14/07/14 19:43
名無し0 

>> 41


めちゃくちゃ、びっくりしてます


思わず、口にだしたくらいだったのでf^_^;


え?
もうひとつ?

どちらかと言うと、あちらがメインみたいなもので

こっちは、なんというか
何も告げずに、こっそりと書いていたので(^_^;)


ま、…
………
いろんな思いがあって…
実は今も、沢山の葛藤と秘めた思いをクリアできないままで

こんな気持ちのまま、書き出していいものかどうか
面倒くさい事、考えてます


だから、このやり方がベストなのか、自分でもわからず


匿名さんのように、数少ない読み手さんには、迷惑かけるかも…



だから、これからもいろんな思いを抱えながらの更新になると思います



上手く言えないけど

レス、ありがとうございましたm(_ _)m


感謝ですm(_ _)m☆













No.44 14/07/14 20:03
名無し0 

>> 40 30分後。 「ユキ。…」 兄貴だった 俺のせいで倒れた夏純と一緒に出ていったきりだった 「…んだよ。」 …


「あぁ…、そうだな。確かに俺には関係ねぇ…」


ちらっと兄貴を見る


腕を組んで、壁に寄りかかった兄貴は、静かに目を閉じていた



「っ…、何が言いたいんだ…」


「言いたい事か…、」


「………っ!」



「お前…、チームの人間が誰も来ないの、気付いてたか?」



俺がケガをして、入院してから、夏純以外、誰も来てない



…………


それは…




「ふっ…、俺に何を言わせたいんだ…」




どうせ

みんな…


「まさか、バカなコト、考えちゃいねぇだろうな?」



!?

「クソっ…!だったら!なんだっ…!」







  • << 46 悔しいのに、 なぜか 兄貴と目線を合わせる事ができない ……… 「っ…、早くっ…、」 「どんな顔して、お前に会えると思う?」 「!?」 「チームの人間が、…一番分かってんだろう。 お前が、…バスケできないつらさ。…」 !?…… だったらっ… 「余計に笑ってんじゃねぇ?……」 こんな みじめな姿になった俺のコト… 「ほんと…、マジで笑えるよな。……」 「ユキ…。」 チッ… 「…なんだ、…」 「もっと、信じてやれよ。」 「信じて…?」 「今まで何年も一緒に、戦ってきた仲間だろ?」 仲間…

No.45 14/07/14 20:08
名無し0 

>> 43 返信ありがとうm(__)m もうひとつの方がメインは分かってますよ こっちをみつけて、もしやまた書くのではと楽しみに待ってました(^…


凄いですね

いや、見つけてくれてありがとう


違うな…
待っててくれて、本当にありがとう…



また。






No.46 14/07/27 18:16
名無し0 

>> 44 「あぁ…、そうだな。確かに俺には関係ねぇ…」 ちらっと兄貴を見る 腕を組んで、壁に寄りかかった兄貴は、静かに目を閉じていた …


悔しいのに、


なぜか

兄貴と目線を合わせる事ができない



………


「っ…、早くっ…、」


「どんな顔して、お前に会えると思う?」



「!?」


「チームの人間が、…一番分かってんだろう。
お前が、…バスケできないつらさ。…」



!?……




だったらっ…



「余計に笑ってんじゃねぇ?……」


こんな

みじめな姿になった俺のコト…



「ほんと…、マジで笑えるよな。……」





「ユキ…。」



チッ…
「…なんだ、…」




「もっと、信じてやれよ。」


「信じて…?」



「今まで何年も一緒に、戦ってきた仲間だろ?」



仲間…





No.47 14/09/07 19:41
名無し0 




大学に入る時

大学を卒業する時

…何人かはやめたヤツもいた


上にいけば行くほど、厳しくなっていくから



現実をみる…か。…


俺には、涙なんか見せたりしなかったけど


アイツらが…


どんだけ悔しい思いしたか。
俺には、分かってる…



だから

だからこそ


俺は…

必死でっ…歯食いしばって…!

アイツらの分も

頑張ってきたっ…




……!


それ…って



今の、チームメイトも…。


俺の…今の気持ちを…


分かってるから。



…………





No.48 14/09/07 20:00
名無し0 




仲間、か…



ケガをして、数週間

俺は…


人のことなんて、

考えてる余裕…なかった




「!…」


「どうした?」

「あ、…いや、…」




夏純の言葉が思い出されてた





命より、大切なバスケ


よりも…大事なもん





No.49 14/09/08 16:13
名無し0 




「わかった…」


「ユキ?」



ベッドに座ったまま

俺は、兄貴に伝える


「大事なもん、…気付かせてくれて…」


「………」


「感謝、…してる」

「ユキ……」



「明日から、ちゃんとリハビリもやる。」



「そうか。」
「あぁ。」


「ただ、感謝する相手、間違ってるだろ。」




え?

あ…


「分かってる。」




夏純。…





No.50 14/09/08 16:21
名無し0 




翌日から俺は、真面目にリハビリを受けた



正直
数週間の鈍った身体には、堪えたけど


んなもん

なんてコトねぇ



俺は…

バスケが止められない


いや、もしかして
続けられねぇかもしんないけど


それでも
やることはやる



やらなくて後悔するぐらいなら
やって後悔した方がマシだ



夏純…





オマエが


教えてくれた



オマエが






No.51 14/09/08 16:42
名無し0 




あれからひと月。


俺は、必死でケガを克服しようとリハビリに励んでいた







「ユキ、元気か?」



2-3日に一度、兄貴の直哉が見舞いに来てくれてる



「あぁ。悪いな」


兄貴から、洗濯物を受け取る俺


「頑張ってるらしいじゃん。」


「リハビリの事か?」


「あぁ。」



俺はこのひと月で、普通に歩けるようになってて



走れるようになるのも、そう遠くないって
医者には言われてる



「なんか顔つきも変わったんじゃないか?」



「え?」


顔つき?…



「今にも、ボールを追い掛けてそうだ。」




ボールを…
俺が、


バスケが


やれる


今の俺には、その事しか頭にないかもしれない



だから、頑張れる



………



No.52 14/09/08 16:54
名無し0 




筈なのに

……


何かが

…………


足りない気がして






「夏純…」

「あ?」

「ぁ…、いや、」


「………」




そう
あの日以来、夏純は俺のところに来ていない




愛想が尽きたか…?


いや、…


俺が「来るな」って

言ったんだからな



来なくて当然なんだ






夏純


オマエが来なくても、俺は頑張る


バスケ、やりてぇから。

続けたいから。




それが、オマエに対する感謝の気持ちだから。…






No.53 14/09/08 17:10
名無し0 




試合のホイッスルが鳴る




今俺は、念願のコートに戻ってきた


ケガで倒れてから、初めての試合


仲間と共に、俺はコートの中を走り回っていて







試合に出れる

バスケがやれる



それがどんだけ幸せな事か

今の俺は


夢半ば諦めた仲間のヤツらの分も


走って走って





ポイントを稼いでいく



自分のため、だけじゃない





いろんなヤツらの想いを背負って






No.54 14/09/08 17:27
名無し0 




「お疲れ。」



チームメイトと、試合の勝利に浸ってると


聞き覚えのある声が聞こえてきた



「夏純…?」



「みんな、頑張ってたね。」

にっこり笑う夏純



「ぁ、あぁ…」


結局、あれから一度も会う事なく、今日の試合を迎えたワケで



「オマエ、今日の試合、観てたのか…?」


「うん。もちろん!」

「もちろん…って。試合前、オマエ来なかったよな?」



マネージャーのくせに

「あぁ…、うん、ちょっと用があって!」


用?

「用って…」

「とにかく、復帰戦、勝利おめでとう!」



なんだ、コイツ…






まぁ、…いっか。





「俺…、オマエに、…夏純に言いたい事がある…」





No.55 14/09/13 12:20
名無し0 




「ぁ…、」

「え…?なに?」



なんか、言いづれぇな…

ひとこと、なのにさ


たった…



「夏純ー!!」

…?


少し離れた所から、夏純の名前を呼ぶチームメイトの姿があった
走り寄ってきたチームメイト


「お前、マネージャー辞めるって、ほんとか!?」



は…?

辞める?



「あぁ…、はい。」



はい?

今、はい…って…




チームメイトと夏純が、話してる




「お世話になりました!」



夏純が、チームメイトに頭を下げる







お世話…に…




世話に


………






No.56 14/09/13 13:03
名無し0 




世話になったのは―――


「俺だろ!!」


「?!」

夏純と、チームメイトが俺を見た後、


二人顔を見合わせている



「ユキ…ト?」


「イくな!」

「ぇ…?」

「………夏純」



「………、」


今になって


こんな事に気づくなんて

「マジ、…笑える」


「!…、」


ほんとは、…

いや、さっきまで言いたかったコトとは違うけどさ



「ユキト?…」




「夏純。」
「…?」






「マネージャー、…」

辞めても、…いい


「えっ…?」


ただ…





「俺だけのマネージャーになってくれ。」






No.57 14/09/13 13:25
名無し0 




目を大きく見開いている夏純



「今日…いや、今から契約する。」



いつから、だったのか



「…?」


夏純のコトを気にするようになったのって






「オマエと俺だけの、契約だ。」


こんな、クセェ台詞。





「…………、ユキ…ト」


けど、オマエのためなら




「断るなんて、選択肢はねぇからな。」



言える。









俺は、ゆっくりと夏純を抱きしめた



夏純の顔が、俺の胸にあたった



コイツ…

こんな、小さかったっけ?



ま、いいや


「ユキ…ト、」



見下ろすと
夏純が、顔を上げていた

「なんだ?」



「今日から…」

「あ?」

「………よろしく、お願い…します。」






これで





「契約完了。だな」











―完






No.58 14/09/13 13:44
名無し0 

>> 57


これにて、終了。


は…
やっと?終わった
いや~、終える事ができたって感じだな


ユキトとナオヤのお話

ま…いつもの事ではあるけど、合間が空きすぎて…

いい加減にしろよ?って感じだったな(-_-#)



けど、
とりあえず、一つここを書き上げてしまえたから

正直、ホッとしてるのも事実

あくまで、自己満ですが

ま…ぁ、読んでくれてる人は、ごくごく僅かな方々ですが(^_^;)
今まで、長い間気長におつき合いいただき、本当にありがとうございました(^_^)v


途中、いろんなスレを見てしまい、いきなり閉鎖してしまったり~…
などと、かなり迷走したが
一応、目標だった完結させる事もできたから
自分なりに、はい、自分なりに、ですが
終わったと
これで、終わったんだと思ってるワケで…




もう一つの話…か


いつ、終わる?




神のみぞ知る(^_^;)







No.60 14/09/14 06:24
名無し0 

>> 59
匿名さん
おはよう(^_^)v

あれ、やっぱり、バレバレでした?(^_^;)

今回は、軽めにいこうと思ってて

とか書いて
約、半年(・_・;)


もう一つの話は
もしかしたら、もうクライマックスを迎えている?…
いや、まだまだ時間を必要とするかもしれない…

ま…ぁ、いつもの事ですが
追々書いていく予定なので、気長におつき合い下さいm(_ _)m✨

朝晩はかなり涼しくなりました
匿名さん、風邪などひかないようご自愛下さいね(^_^)☆







No.62 14/09/14 18:48
名無し0 

>> 61


多忙か…
大丈夫ですか?


身体あっての―――
だから。

お互い、無理しないよういきましょう(^_^)v



更に長くなるか、
完に向けて突っ走るか

見守って下さい(^_^)v


こちらこそ、レスありがとう☆




No.64 14/09/20 12:20
名無し0 

>> 63


雑談でもいいよ

時間ある時ぐらいしか、来られないけど(^_^;)


もうすぐ仕事おわる


( ̄∀ ̄)



No.67 14/09/27 14:13
名無し0 

>> 66


どうした?


No.70 14/09/27 19:13
名無し0 

>> 68 連絡なくなって 約束もすっぽかされた


ごめん
あれから、外出してた



約束か


つらかったね


No.72 14/09/27 19:20
名無し0 

>> 69 ごめんね もうここにも来ないかも ありがとうm(__)m 優しくしてくれて 小説読んでた人すみませんでしたm(__)m


気にする事はないよ

ただ、忙しくて


それでもよければ

いつでもつぶやきに
きていいよ






No.73 14/09/27 19:21
名無し0 

>> 71 ありがとう もういいやって感じ


諦めがついた?


  • << 76 何故? 諦めついたと言っているのですか? もしかして主さんがってことはないですよね(>_<)

No.75 14/09/27 19:31
名無し0 

>> 74


けりか

自分の中で、もう結論はでているって事?


それなら、答えは早いと思う


No.78 14/09/27 19:35
名無し0 

>> 76 何故? 諦めついたと言っているのですか? もしかして主さんがってことはないですよね(>_<)


んー

言葉間違った?


もう、匿名さんは結論がでているんだと思ったからね


No.80 14/09/27 19:41
名無し0 

>> 77 答えなんて解らないですよ 何せ相手の事が解らなくなってるから


自分にしか解らないんだろうけど

自分でも解らないか…


難しいね…


No.82 14/09/27 19:50
名無し0 

>> 79 うん、結論は出てるよ。 でも相手から何も聞かないってのも納得が出来ないかなってね


なるほど


相手の思いも知りたいか…


ごめん
ちょっと落ちる


No.86 14/11/15 12:15
名無し 

>> 85


ごめん
ちょっと待って


No.87 14/11/15 17:17
名無し 

>> 86


遅くなった


結果、ちゃんと終わらせたっていう意味?




No.89 14/11/16 07:52
名無し 

>> 88


おはよう

自分で決めた事なんだよね?
後悔しないように進んで^_^v



仕事とプライベートの合間に更新するしかないんだけど
またすぐに放置になるかも(^_^;)




No.92 14/12/24 19:41
名無し 

>> 91


お疲れ様(^_^)


クリスマスか

24日ね

とりあえず、落ち着いてるんだ?

こっちは、ちょっと体調不良かな(^_^;)



まだ、更新したいんだけど



No.94 14/12/25 14:40
名無し 

>> 93


薬で誤魔化してみた(^_^;)


あ、会えてないんだ?
……っていうか、
敢えて会ってないとか?


No.97 15/01/01 18:08
名無し 

>> 96


匿名さん
明けましておめでとう
(^_^)v

なんとか、完結できたって感じかな(^_^;)
今のところ、何も浮かんでなくて
予定はないから

また書きたいと思った時に、気まぐれに進めていこうと思ってる

こちらこそ
ありがとう(^_^)v



No.98 15/01/01 18:11
名無し 




ユキトと直哉の話も書き終わったし


とりあえず、ここは閉める事にする



また、…?
いつかどこかで(^_^)v








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