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まーり( 10代 ♂ 3UbKnb )
12/04/16 07:52(更新日時)



この話は"裏"日本を
構成する人々が、

死刑を執行されていない
死刑囚たちの命を弄ぶ、

世間には全く知られていない機密のゲームを書いたものである。







完全なるフィクションです。

文章書くの下手くそなんで、日本語おかしくなるかもしれません。
読んでいただけると幸いです。

No.1777992 12/04/13 20:18(スレ作成日時)

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No.1 12/04/13 20:20
まーり ( 10代 ♂ 3UbKnb )

第1章

この話の主人公は
無実の死刑囚だ。
罪は犯していないのに第一発見者というだけで罪を着せられた。

東京の拘置所。
男は長い通路を淡々と歩いていく。
今日から死刑囚なのに死刑を執行されず、長くここに住むのだろう。
男はそう思っていたら
警官にアンケートを書けと言われ
渡されたアンケート用紙を見た。

「!?」
問1:死刑囚をやめたいですか。
問2:問1に「はい」と答えた人に質問です。自分が死刑囚をやめるためなら他人を蹴落とせますか。

男は冤罪で捕まっただけあって、他人なんてどうでもいいほど死刑囚なんてやめたい。
どちらにも「はい」と記入した。

全く意味のないアンケートだと考えていたが、このときまだ男が重大なミスをしていることに気づいていなかった。

男がアンケートを渡して待っていたら、警官がアンケートを見ながら小さく笑って言った。
「ついてこい。」
警官のあとを着いていくと明らかに拘置所にあるような雰囲気ではないほど気味の悪いドアに行き止まった。


「入れ。」
警官がドアを開け入ると、そこはきらびやかで豪華なホールになっていて、そこには40人くらいの死刑囚が誰一人喋らず、あちらこちらに立っていた。

そこに現れたのは、いかにも偉そうで優しそうな警官だった。

No.2 12/04/13 20:23
まーり ( 10代 ♂ 3UbKnb )

第2章

「よく集まりました。」
とても穏やかな声で続けた。
「あなた方は他人を蹴落としてでも自分が助かりたいという非情な方々です。
まあ死刑囚になっている時点で人間性は疑いますがね。」
警官はクスリと鼻で笑う。
死刑囚らはみな、やじを飛ばす。

「まあ静かに。これからあなた方にチャンスを与えましょう。
このチャンスをものにしたら死刑囚をやめられます。
警察も世間に出た死刑囚を捕まえようとはしません。」

死刑囚らは騒ぎ始める。

「死刑囚をやめることができるのは0~若干名。
全員に持ち前の頭脳を使って殺しあってもらいます。ゲームはこちらで用意済みです。
全てに勝った方だけ助かります。やりますか?」

気弱そうな死刑囚の1人は言った。
「負けたらどうなるんだ?」

警察は答えた。
「死にます。
その場で。
死に方は少々グロテスクかもしれませんがね。」

「なら俺はやらない!!」
死刑囚は答えた。

「何故ですか?」

「死にたくない……」
死刑囚は恐怖に震えている。

すると他の頭が良さそうな死刑囚が言った。
「次期に死ぬこと決まってるやつが生きれるチャンスを得れるんだぞ。もう少し考えろ。」

「そうだけど…」

警官が言った。
「みなさん、参加でいいですね。
それでは第1ゲームのルール説明をします。」

No.3 12/04/13 23:21
まーり ( 10代 ♂ 3UbKnb )

第3章

「それでは最初のゲームの説明をします。
みなさんには今からオークションをしてもらいます。」

「オークション?」
死刑囚が聞いた。

「通常のオークションとは少し違いますがオークションと言っていいでしょう。
オークションの商品はリボンです。
リボンを落札し、2つ以上手に入れた方は勝ち決定でゲームから抜けてもらいます。
ちなみにリボンを3つや4つ手に入れることもできます。
その場合は次のゲームで有利になるので狙ってみてください。」

死刑囚らは無言で聞いている。

「このオークションではポイントをマネー代わりに使います。
最初の全員の手持ちは100ポイントずつです。
そしてこのオークションの、普通のオークションとの違いは支払いです。

仮にAさんとBさんがこのオークションを行うとします。
Aさんが[10ポイント!!]と入札額を提示します。
その後Bさんが[15ポイント!!]と入札すると、このオークションではAさんの10ポイントは消費したことになります。
つまり、Aさんは落札できず、ポイントも減らしてしまいます。
このオークションは入札額を提示した瞬間に支払いが行われます。
そして、もし最後の入札額が2人以上で同じ入札額だった場合はオークションは流れ、入札額を提示した人はポイントを消費し、なにも得られません。
オークションは合計20回。
第1回~第13回まではリボン1個、
第14回~第17回まではリボン2個、
第18回~第20回はリボン3個です。
5回ごとに1時間の休憩で、
10分後に第1回を始めます。」

死刑囚らがざわつき始める。

No.4 12/04/14 18:54
まーり ( 10代 ♂ 3UbKnb )


第4章

この話の主人公、男の名は
山峰 トオル。
冤罪で捕まり死刑判決を言い渡され、捕まったことによってこのゲームに参加した男だ。




新しく若い警官がやって来て
第1回のオークションが始まった。

「まずはリボン1個が商品です!!
入札スタート!!」
入札スタートしても誰も入札しない。

しかし、
「1ポイント!!」
誰も来ないと思った一人の死刑囚が入札した。
すると、それを期にたくさんの死刑囚らが入札し始めた。
最終的にある死刑囚が93ポイントで入札した。

トオルは思っていた。
(このゲームは100ポイントをリボン2個以上のオークション1回にすべて費やすのが適切だ。
100ポイントじゃなきゃリボン2個以上のオークションでは落札できない。
1ポイントでも失った時点でそいつは99%負ける。
だから、第1回のオークションで
安くリボンが手に入ると
思ったやつらが1ポイントの入札を引き金に競り合った。
結果、入札してしまった7、8人は絶対に負ける。)

この調子で進み、
第10回のオークションまでで
運良く一人だけリボン2個を手に入れた。
第10回のあとの休憩でトオルが動いた。

「お困りのようだな。」
トオルが話しかけたのは
第1回のオークションで93ポイントでリボン1個を入札した死刑囚だった。

「こんな負け犬になんの用だ?」

残り7ポイントでは勝てないことをわかっているらしい。

トオルが言った。
「単刀直入に言う。
俺とお前が手を組めば
絶対に勝てる。100%だ。」

No.5 12/04/15 08:34
まーり ( 10代 ♂ 3UbKnb )

第4章続き

リボン1個の男は聞く。
「なに!?そんなことできるのか?」
「ああ。できる。」

「なにをすればいいんだ?
教えてくれよ!!」

「お前が俺に
ポイントをくれればいい。」
トオルは続けて説明した。
「このオークションでは、100ポイントであっても流れがあるため絶対には落札できない。
ならどうすればいいか、それは101ポイント手にすることだ。」

「なに!?」

トオルはさらに説明を続けた。
「101ポイントさえあれば100%落札できる。
しかし、この作戦には絶対に必要な要素がある。
それは俺と、1ポイント以上持っていて、なおかつリボンを1個持っている、もう一人のプレイヤーがいること。それなら最後のリボン3個のオークションで落札でき、二人分の4個のリボンを手に入れることができる。」

「あんたすげえよ!!だけど…そもそもポイントの受け渡しなんてできるのか?」

「ああ、それか。できる。
さっき5回目のオークションの
後の休憩で警官に聞いたらできると言われたから大丈夫だ。」
トオルは完璧に手をうっていた。

「そうか。
俺たちは絶対に勝てるぞ!!」
男は死ぬほどうれしそうだった。
「お前、名前は?」
トオルが聞いた。

「三宅トウマだ。よろしくな。」

トオルはトウマと
作戦を実行する。
この先に想定外の事実が
あるとは知らずに…

No.6 12/04/15 13:26
まーり ( 10代 ♂ 3UbKnb )


第5章

さっそく出入口に立っている警官に言いトウマの持っているポイントを、トオルのものに変えた。

このゲームではホールの隅々にいる10人の警官が全員の残りポイントを集計してまとめている。
毎回のオークションごとに10人の警官がプレイヤーに残りポイントを言いに行くという仕組みだ。

そして時間が経ち、第18回のオークションが行われようとしている。

終盤になりました。
「第18回オークションを行います!!
今回からは商品がリボン3個になります。
頑張って落札してください。」

トオルとトウマは目をあわせ頷いた。
「入札スタートです!!」と、
警官が言った瞬間、
10人ほどが同時に
「100ポイント!!」
と叫んだ。

だがそれと同時に
叫んだ全員の負けが決まる。

そして直後、
トオルが大声で叫んだ。
「101ポイント!!!!」

全員がトオルを驚きを隠せない表情で見た。
(勝った……。)
トオルは完璧に勝った…つもりだった。

「もう入札者はいないですね?」
と警官が言った瞬間、
「102ポイント…。」
とホールの隅のプレイヤーが呟いた。
「なにっ!!!???」
トオルは動揺を隠せないでいた。
男は鼻で笑いながら
トオルに近づいて来て言った。
「甘いな…山峰トオル。
俺の勝ちだ…。楽しかったよ。」

トオルは信じられなかった。

「落札者は山我フウキ!!
リボン3個を落札しました!!」


トオルは純粋にかつ完全に…

……負けた。

No.7 12/04/16 07:52
まーり ( 10代 ♂ 3UbKnb )


第6章

リボン3個を落札した男、山我フウキはポイントを使い果たし勝ち上がったためホールを見渡せる2階へ移動した。
ちなみにポイントを使い果たしリボン2個を手に入れられなかったプレイヤーは負け抜けで別室につれていかれる。


トウマは意気消沈し、
トオルは新たな策を考えた。

警官がトウマに残りポイントを説明しに来ると、
トウマが大声で怒った。
「俺は残り2ポイント持ってんだ!!
1ポイントしかないだと?
ふざけるな!!」
警官がトウマを止めるために集まってきた。
残りのプレイヤーも全員トウマを見ている。

「落ち着きなさい。
順番に説明するよ。」
警官は冷静に対応した。
トウマは怒り、静かになったときには15分ほど経っていた。

「ちょっとしたアクシデントがあったようですが、オークションを再開したいと思います。
第19回のオークションは再びリボン3個です。」
この時点の残りプレイヤーは
トオルとトウマをあわせて5人。

「それでは入札スタート!!」
と言った瞬間、

「101ポイント!!」
と、トオルとトウマ以外の3人が一気に叫んだ。

「!?」
自分が勝てるとばかり思っていた3人は動揺している。
そこに歩いてトオルが現れる。
「かかったね?俺の策に。」

「なんだと?」
「俺はお前ら1人ずつに1ポイントずつを渡していたんだよ。
それが、全員自分だけもらったと勘違いした。
3人とも1ポイントもらっただけで、
疑いもせずいきなり入札してしまった。
"心ここにあらず"だ。
残念だったが隙だらけだった。
たまには疑うことを覚えろ。」
こうして、
次こそトオルは勝った。

しかしこの後、想像もしえなかったことが起きる…

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