ココロノヤミ
誰も
私を知らない
誰か
私を助けて
誰でもいいから
- 投稿制限
- スレ作成ユーザーのみ投稿可
友達から、音楽の趣味が合いそうだと、
紹介された。
Mさん
年上で、私の好きなパンク以外にも音楽に詳しくて話をしていて楽しかった。
カッコいい訳ではないが、
バンドやってる子達よりかは落ち着いて見えた。
職場も近いので、
仕事帰りに彼の所に行き、ぐだぐだ話をしていた。
彼はレコード屋さんだったので、
あれやこれやと音楽の話をし、飲みにいくことが頻繁になった。
そのまま、付き合うことになった。
特別、デートらしいこともなく、
いつもそんな感じで会っていた。
県外にいる共通の友人がいることがわかり
話が盛り上がったが
その友人J君が、鬱で引きこもっていることがわかった。
J君とMさんは仲が良かった。
だけど、
人間って
どんなに仲が良くても
本当に分かりあえるなんて事はないのだ…
気持ちのすれ違い
本心なんて
言葉にしなければ伝わらないし
受け止めれない時だってある…
なにもない。
私は、なんのためにいるの?
ぼんやりと過ごす日々。
毎日仕事ではニコニコして、
中身のない空っぽの笑顔
ぐったり疲れてしまう。
誰かに必要とされたいなんて
私が思ってはいけないのだろうか…
本当は、お客様も
私と話すのがつまらないと思ってるんじゃないか?
私なんか…
そんな事を考えては
布団にくるまり泣く
病院からもらった睡眠薬もたまったから
通うのも止めた。
自分が必要無いんだ
なんて思いながらも
なんで、こんなに寂しくなってしまうのか…
愛し方もわからずに育ったからなのか…
人との距離感が、年を重ねるごとに難しくなってしまった
寂しいのに
接し方の度合いがわからない
そんな、日々。
私を引っ張り出してくれた友達。
「ハルと気が合いそうなヤツ居るから今から飲みに来なよ♪」
しばらく誰とも連絡取ってなかった。
みんな気を使って連絡を控えていたのだ。
電話をかけてきたMr.デリカシーゼロは、
後に
「気を使って誘ったのだ( ̄^ ̄)」
と、言っていたが
彼のお陰でまた友達と遊ぶことができ、
バンドも再開した。
かわいい彼氏
音楽にも詳しく
当時、77recordを集めていた私には
彼のrecordコレクションはとても魅力的だった。
音楽の話もしたが
クリエイティブな立場が違うせいか
あまり話が合わない…
少しのズレは感じていたが
彼は私が好きだから
私は、我慢した。
我慢
という程ではなかったが
そんな小さな不満を積み重ねていた。
それは 、
子供のころから。
自分の気持ちを後回しにしても
幸せになりたかった…。
結婚して幸せな家庭をつくる。
私が救われるのは
それしか方法がないと思っていた。
私は、
幸せになりたかった。
私の心の中に
小さな子供がいて
ずっとさみしがっている
誰かに必要とされたくて
自分を殺して
息をひそめる
邪魔にならないように
いつか
私を振り向いてくれるまで
じっと
膝をかかえ
待っている。
T君は、私を引き留めることもなく
別れた。
自由になれた気がした。
バンドメンバーのギターの子に
『別れちゃったよ』
とメールしたら、
『私も別れた。』
別れたもの同士楽しく飲んだ(笑)
T君と付き合っているとき
友達のノンが結婚した。
旦那様になったのは私が紹介した相手だった。
本当に仲が良くて
飲むと喧嘩もしたけれど、
ラブラブな二人だった。
付き合いも長くなり、
子供ができて、結婚する事になった。
披露宴にはバンドの仲間達が集まり
めちゃくちゃな飲み会になってました苦笑
私は、ノンからブーケをもらい
大号泣(;O;)
あのときは、
本当に楽しかった。
みんなで倒れるまで飲んだね。
バンドをやっていて、よく言われるのが
『いつか東京に行くの?』
『プロになるの?』
等々。
私は、カッコいいバンドのライヴを観に東京や、地方都市へ出かける。
場所は関係ないと思っている。
そして、
私の用に行き場を見つけられない女の子に
こんな田舎でも自分を発信できるんだって
知ってほしくもあった。
見たい、カッコいいバンドなら何処にいようが
関係なく会いに行く。
ここは77年のロンドンじゃないけど
こんな田舎の片隅で
あたし達は歌っている
当時を懐かしむジジイにはわからないでしょうね
私たちがリアル
私たちはkinky girls
私たちが世界をつくる
そんな歌を歌っていた
トモチとのセックスが気持ち良かった。
T君は、童貞だったからなのか
あまり上手とは言えない…
T君とのセックスの時に
トモチとのセックスを思いだして
いった
トモチは飲み屋をやっていて
女性関係も派手らしい。
年上のお姉さまに仕込まれたと言っていた 。
今まで、こんなに気持ち良かったセックスはなかった。
久しぶりにあーちゃんを思いだした…
あーちゃん、
一度思い出すと、あのときの思いが溢れてきて
涙がぼろぼろと
こぼれてくる。
頭から布団をかぶり
泣く
そのうち、
疲れきって寝てしまう。
幸せを感じている時より
気持ちが不安定の時の方が
いい曲が作れる。
この時期の曲は
ピリピリした緊張感のある曲ばかりでした。
トモチの指はゆっくりと
私の指に絡まり
軽くなぞるような
柔らかい触りかた…
ヤバい…
感じちゃう
トモチの指だけで
下半身が熱く濡れてくるのがわかる
一言、
「止めて」 と言えばいいのに、
言えずに、そのまま流されてしまった。
トモチは上手かった。
こんなに、気持ちよくされたのは
あーちゃん以来。
ぐちょぐちょに濡れて
体が痺れるような
電撃
体が溶けそうなくらい
ぐったりと力が全身から抜けていく
トモチは、私を抱いたまま
朝まで腕枕をしてくれた。
安心した。
トモチの体と相性が良かったのか、
なぜか、安心できた。
翌朝、トモチは私に土下座をした。
「ゴメン!!Tさんにはこの事黙っててm(__;)m」
私は、その時まで
T君を忘れていた。
もちろん言うつもりもない。
T君を、無駄に傷つけたくはなかった。
ある夜、電話がなった。
友達のトモチから
「遊びに行っていい?」
トモチはバンド仲間で、
二人で会った事はないが、
恋愛対象でもないので、
普通にオッケーした。
新しい曲の歌詞を考えてると、
ピンポーン♪
少し酔ったトモチがきた。
くるなりトモチの愚痴を聞かされた(^^;
私のバンドのメンバー
ミナに友達を紹介すると誘われて来たのだが、
ミナが悪酔いしてしまい、
ミナのフォローをするはめになって
友達の紹介どころではなかったらしい…。
ごめんね(^o^;)
トモチの地元は車で40分程。
飲んだから、酔いを覚ましたいというので
ジュース飲みながら
当時人気のあった『スーパーカー』のラストライヴのDVDやなんかいろいろ見て語りあっていた。
70年代のパンクが大好きだけど、
今風の音楽も好き。
バンドをやっていると、
凝り固まった考えの人もいて、
メジャーバンドの音楽は聞かない
カッコ悪い
なんていう人もいるので
あまり、そこらへんを話した時はないんだけど
トモチは、考え柔軟だから話が合った(^_^)
そろそろ寝ようか
トモチ用に布団を敷き
寝ようとしたが、
まだ話がつきなかった。
楽しいなぁ。
ふと、
トモチの指が
私の指に絡んできた…
T君は優しい。
顔も悪くはない。
が、私とは
合わない…。
私は、ドラッグをやりたくない。
もちろん強要された訳ではないが、
これから付き合い続けて、
結婚も考えると…
そんな生活は嫌だ。
そして、T君はバンド中心の生活のため
休みに融通がきくアルバイト。
お給料はすべてバンドに使ってしまう。
T君と付き合い続けて、どうなるんだろう…
一人でいるときの方が良かったのか…
例えば、
凄く喉が乾いていて
コップに水を入れて欲しいと
必死に訴え、
水を求めている。
親切な人が
コップに水を入れてくれる。
私は、
その人に感謝しながら
目の前で、
コップを逆さまにする。
そしてまた、
水を求めてさまよう。
T君は、人生初の彼女ができて
心の中は
「マジで!?!?ヤベェ(゜ロ゜;ノ)ノ
告白されたよ??
焦ってんのもカッコ悪ッ!!
冷静に返事をしなければ(;゜∇゜)」
という心情だったらしい…(^^;
付き合うのに慣れてないT君。
親切な人。
彼もバンドをやっていた。
付き合って2ヶ月…
普通に仲良く付き合っていた。
またもや生活時間は逆。
デートは彼のライヴか、
彼のバンドのメンバーとの飲み会。
あまり楽しくはなかった…
というのも、
彼らはドラッグをやっていた。
私は、彼のバンドのメンバーとその彼女達と一緒に鍋を囲もうと誘われた。
彼女達はバンドマンの彼女で、自分から何かを発信したりするタイプではない。
まったく話は合わなかった。
一応、努力はしたけど…
男性はバンドの話になり、彼女同士の話になった。
話してるうちに、彼女の一人がパイプを持ってきた。
ハルちゃんもどお?
部屋中煙だらけで、喉が痛い…。
タバコの煙よりも、
喉に『キンッ』とくる
私以外の全員が吸出し、
途中、トイレに避難した。
喉が痛い…
苦しい…
部屋に戻っても相変わらず…
むせて、
咳き込み
歌が歌えるのか心配になる。
一時の我慢。
しばらくして、
明日も仕事だから…
と、彼を残して自宅に帰った。
何度もうがいをした。
頭が痛い…。
レモンキャンディを口に含み
ベースを弾いた。
バンドの話に戻ります。
ヨシの元カノとも仲良くなった。
元カノの奈美もガールズバンドをやっていた。
私と同じように、二十歳を過ぎてからバンドを始めたので
親しみがあった。
二人が付き合ってる頃、
ヨシにカッコいい彼女ができて安心した。
私は素直に嬉しくて
「素敵な彼女だね♪仲良くね\(^o^)/」
といった。
が、ヨシは私のことを『元カノ』と、紹介していたため
敵対心丸出しだったが、
私が、ヨシにまったく未練がないと感じた奈美は、次第に打ち解けていった。
ヨシ抜きで
遊ぶようになった。
奈美とヨシが別れ、私とヨシが付き合うことになっても
「元はハルちゃんと付き合ってたんだよね。
よりが戻って良かったね(^^)v」
と、言ってくれるような仲になれた。
しばらくして、ヨシと私が別れても、
仕方がないよね
と、軽く言ってくれた。
、
いつも、
いつもいつも…
どうして私は寂しいのだろう…
幼稚園で仲良くしていた近所の女の子は、
学区が違うため
違う小学校へ
小学校で、ようやく仲良くなった子は
引っ越しして家が離れたら登下校が別になり
他の子と仲良くなったため、私とは遊んでくれなくなった。
また、仲良くなった子は
転勤族だった。
一年もしないうちに離れた。
と、いうことが続き
誰とも深く仲良くなることがなくなった。
小さい頃、両親と、一緒に寝たかった。
姉と弟は両親と一緒だったが、
私だけ祖父母の間に寝ていた。
夜が嫌だった。
みんな2階の部屋に行き
私だけ…
私は家族の中に入れない。。
壁を感じていた。
大事にされたい…。
仲間にはいりたい。
ユリちゃんに憧れ、強くなりたいと思っていた。
お互いに進路は別々で、
私は地元の大学へ
ユリちゃんは、東京で浪人生活を
離れていても、私たちは親友だった。
年に1、2回しか会わないが
心が通じ会う。
ユリちゃんは、
私の人生で初めての親友だ。
私が闇にのみ込まれている時も
ユリちゃんは暖かく私を包み込んでくれていた。
私は、ユリちゃんに
みっともない
汚い自分を隠していた…。
だけど、
そんな事はユリちゃんは気にしていなくて
全てを認めてくれていた。
それがわかったのは
高校を卒業して
15年程経ってから…
ユリちゃんからもらった手紙に私は
ボロボロと
玉のような
大粒の涙をこぼし、声をあげて
泣いた。
「ハルちゃん早いね~」
山ちゃんが出てきた。
『ん!?そういうことかぁ(苦笑)』
山ちゃんがドアを開けた時、中の電気も消えた…
おそらく、ドアを閉めると電気がつく様になっていた。
きちんとドアを閉めずに、危ないことをしたもんだ…
知らないことが恥ずかしかったので、二人には黙っていた(-_-;)
山ちゃんのアパートに戻り雑魚寝した。
今日のライブの話や、山ちゃんの東京暮らしの話で盛り上がった。
山ちゃんが眠り、
ユキちゃんが眠り、
私は、
初めて会う人の家に泊まり、
緊張してなかなか寝付けなかった…
ようやく、うとうとと眠りに入ったが
トイレに行きたい…
二人が寝付いている中で、
トイレの「ジャーッ」は
かなりうるさい…
二人が起きたら悪いので、
明るくなるまで我慢した…
カーテンの向こうが明るくなってきたので、
ソロリソロリとトイレへ…
『ジャーッ』
部屋では二人ともグッスリ寝ていた…。
良かった迷惑かけないで…
次の日は、ユキちゃんと新宿に行った。
都会はどこも人が多く、
わたしは、
立ち止まるのが、
怖く感じた。
帰りはユキちゃんと一緒だったから安心。
新幹線の中では爆睡だった。
初めての東京は、知らないことだらけ…
また行ってみたいな♪
飲み込まれそうな不安は
忘れていた。
夕方父親が帰って来る前に
いつもの部屋着に着替えた…
父親に外泊は許されていないし、
ましてや、東京だなんて…
絶対に反対される
と思い、
母に嘘をついてもらった…。
その日は
ユキちゃんの友達の山ちゃんの家にとまった。
山ちゃんのアパートはお風呂がないため
近くのコインシャワーにみんなで行った。
コインシャワー…?
都会には夜中でもお風呂屋さんがあるのか?
コインランドリーみたいな感じ??
よく分からないまま二人についていった。
着くと、いくつかドアがあって
「コインを入れるとシャワー出るから」
ユキちゃんはそういうと中に入ってしまった。
山ちゃんももう入っていた。
隣のドアをそっと開け、おそるおそる中に入ってみた…
中は真っ暗で、電気のスイッチが見当たらない…
ユキちゃんと山ちゃんのドアからはシャワーの音。
不思議に思いながら、
ドアを閉めると真っ暗で怖かったので、ドアの隙間を開けたまま
急いでシャワーを浴びた。
なんだかよく分からないまま、
二人より先に出て待っていた。
しばらくすると、ユキちゃんとその友達がきた!
ほっと一安心(^-^)
ライブが始まるまで近くのマックで時間潰し。
楽しくバンドの話や東京で行きたいところ等々話が盛り上がった♪
いよいよ、ライブの時間が近づいてきたので
初ライブハウスへ!
薄暗い階段を下りていくと
カメラなどは没収された。
撮影禁止のバンドだった。
ドリンク代を取られチケットを渡された。
そういうシステムを知らなかったので、
ちょっとあたふた(-_-;)
中は薄暗い。
ユキちゃんの友達はビールを飲んでいたが
私はドキドキし過ぎて、カウンターにも近寄れなかった。
ライブが始まる…
S.E.が流れて、メンバーが出てきた!
爆音と
目映いライト
人が後ろからぎゅうぎゅうと押してきて
身動きは取れず…
姉の影響と、当時はバンドブームとあって
私はバンドが好きになった。
特にインディーズと言われる部類が好きで
雑誌宝島や、フールズメイトなんかを読んでいた。
おこずかいからCDを買っていたが
月五千円では
全然足りない。
姉は実家を出ていたので、
姉の荷物からCDやらレコードを探して
こっそり聴いていた。
ほとんどが日本のパンクバンドで
特にラフィンノーズが好きだった。
洋楽は全然分からなかったが、
パンクと言えばピストルズだろうと思い。
これまた姉の荷物をあさり
ガーゼシャツや、ボンテージパンツ等々
勝手に借りては怒られていた。
ケチだなぁとムカついていたが
物を大切にしない私に貸すのは嫌だっただろう。
同級生にパンク好きな人もいないため
クラスでは周りの子と打ち解ける事も少なかった。
内気な私は、どうせ理解する人がいるわけでもないから…と
学校外の友達とよく遊んだ。
ユキちゃんは、ライブに一人できていた私に声を掛けてくれた。
ユキちゃんを通じて私の世界は広がった。
新幹線で、一時間の距離に新しい友達ができた。
一緒にライブをした男の子達
10才も年下の彼らは
年が離れているが
凄く気があった。
彼らのバンドは下手くそだったが
私がバンドを始めた時のような
下手だけど、気持ちがあふれていた。
ライブを見て一発で惚れた。
彼らとは
誰ともセックスをしなかった。
本当に、楽しい。
私が男だったら
もっと楽しく遊べたんだろうな…
まだ高校生だった彼らとは
飲み屋ではなく
ファーストフードで語り合った。
街をぶらつき
おしゃれなお店を教えてもらい
ショッピングもした。
アルコール抜きで話せるなんて
新鮮だった。
彼らが、卒業の時にお祝いに
飲みに連れていった。
年の離れた弟のような、
でも音楽に詳しくて
教えられる事もたくさんあった
年に数回しか会わなかったけど
大事な友達ができた。
いい歌を作りたい。
いろんなフラストレーションを
唄うことで
発散した。
小さく身震い
眩しいライト
体の中から
ゾクゾクと
夢か現実か
全て
ぶち壊して
私は、
精神を研ぎ澄まし
歌を唄った。
自分の中の
モヤモヤした
暗い闇
誰にも
打ち明けられない
心を
解き放つ
誰かを求める
愛されたい
不安定な精神状態であればあるほど
カッコいい曲を作れた。
もう…
辛かった。
リストカット
買い物依存
いきなり涙が出てくる
仕事を終えて、一人の部屋に戻る…
寂しさに耐えれず、男の子に電話をかける
何人かに電話をかけ
そのうちの誰かとセックスをする。
セックスすると
安心する。
ぬくもりを感じながら
わずかな睡眠をとり
仕事に行く。
女友達達なんて、男が絡めば
あっという間に終わる。
私は、女友達が少ない。
男友達がいるわけでもないけど…
誰もいないなら
気にすることもない。
人と関わらなければ、
誰かを傷つけるような事もない。
人を傷つけて、
自分も傷つく
なんて無駄なことをしているんだろう。
しばらくして、メンバーが見つかった♪
小さくてカワイイ女の子
私に憧れていると言っていた。
カワイイなぁ…
と思う反面、
本当の私を知らないガキのくせに…
なんて思う私は、
ネガティブの塊になっていた
表面上は、
仲良くしていた。
私は、
本音を話せる友達がいなかった。
メンバー二人は素直な明るい性格で
二人といると、
自分も
そんな人間になれるような気がした。
しばらくは彼氏ができなかった。
彼氏がいないと
音楽に集中できる。
そんな頃、他のバンドの男の子
ヨウジと知り合う。
何回かセックスしたものの
精神的に疲れて
関係をやめた。
バンドで知り合った男の人
何人と関係をもったのか
数えきれない。
年下の男の子が可愛かったから、
一回やったら
「オレの女になれ」
何て言われ
その場で、大爆笑したこともあった。
『誰に向かって言ってるの!?
あんたとなんか付き合うわけないじゃん(笑)』
最低な女でした。
タクさんの優しさに
次第にイラつくようになった。
何でも、と言うわけではないが
私のわがままを
そのまま受け止め
言うことを聞く。
私は、試すように
タクさんを振り回した。
好きだと言われると、
イライラし
会っていても
セックスもせず
背中を向けて眠る。
バレンタインに
コンビニでもらった
オマケのチョコをあげただけで
バカみたいに喜ぶ
たかがこんなので喜ぶなんて
バカじゃないの??
タクさんを好きだと思う気持ちもあった…
だけど、どうしてもイライラする。
あーちゃんと比べていたのか…
あーちゃんの時みたいになったら…
こんな、めちゃくちゃな私の事なんて
きっと
嫌いになるはずだ…
何をやっても
好きでいてほしい
いろんな思いが
体の中をどろどろにし
タクさんと付き合っていても
リストカットは
やめられなかった。
2ヶ月過ぎた頃…
以前、バンドのメンバーの彼氏
私の男友達とキスしたことがばれた。
男友達はタクさんとバンドを組んでいた。
タクさんは、私に幻滅し
私たちは2回目の別れを迎えた。
タクさんのバンドは解散
私のバンドはメンバーが一人抜けた。
昔の誰かが言っていた。
『人間の体から出るもので美しいのは
涙と胎児だ。』
私は、食事を吐くときに
よく
この言葉を思い出した。
暴飲暴食をするので、
飲んでる最中に
トイレで吐く。
吐いては食べて飲んだ。
音を出さずに
静かに吐けるようになった。
ヨシと寄りを戻した。
彼女と別れ、へこんでいた。
優しいヨシなら
私を助けてくれるかも…
遠距離恋愛を始めた。
離れているのは寂しいけど
彼氏がいる
私を思ってくれてる。
いつも、私は
自分主体で
相手の気持ちを
無視していた。
半年たたずに
ヨシは
私の番号を着信拒否にした。
半年の間に三回しか
会わなかった。
共通の友達はいたけれど
着信拒否にされた事を問いただしたって
別れる事にかわりはないだろう。
そのまま
音信不通になった。
しばらくして、
以前付き合っていたリーダーとも
関係をもった。
彼女と別れていた。
束縛が激しく、
バンドの練習にすら
ついてくる。
挙げ句、
「バンドと私、どっちが大事なの!?」
本当に
そんなセリフ言う人いるんだ!?
私は大爆笑した。
ガールズバンドが少ないため、
ライブをすると、調子にちやほやされる。
ちやほやされると、調子に乗った
だけど、
心の中では
女だと思ってバカにして・・・
そんな思いが出てきた。
ちょうどその頃
ドラムの男の子がやめた。
女の子のメンバーを募集したら、
一人の女の子から電話がかかってきた。
他に誰もいなかったので、
練習日に来てもらう事にした。
私自身、ドラムが叩けないので、
叩けるだけで
採用。
彼女はミナ。
「これからよろしく♪」
ミナはビックリして、
「私、こんなに下手だけど いいの??」
メンバーが揃わないと、
ライブもできない。
始めは、練習ばかりで
手も、足もパンパンで、
マイクを通した自分の声がよく聞こえなかった。
『ぶっ飛んでる』のかしら?
自覚はない。
誰にも大切にされないから
めちゃくちゃに生きているだけだ
体を浪費して
使いまくって
寝る
睡眠をとれなくなっていた
ライブで知り合った女の子
マホちゃん
イケメンの彼氏がいたのだが、東京のバンドの人コウさんとも付き合っていた。
何度か地元にライブで来ていて、知り合った。
一緒に来ていた、カイさんと私は連絡先を交換した。
付き合って
とは言われなかった。
よくある社交辞令。
都合のいい女。
でも、遠距離恋愛しているような、ウキウキした感じ。
離れているから、気持ちを保てたのかも。
連絡を取り合って2ヶ月たった頃
マホちゃんと二泊三日で、東京に行った。
東京に着いたら別行動。
マホちゃんはコウさんの元へ
私はカイさんの元へと。
待ち合わせ場所に
カイさんが待っていた。
手をつなぐのも恥ずかしい。
カイさんとは一度もふれ合った事がない。
カイさんの部屋につき、
はじめはぎこちない空気が流れていたけれど、
カイさんに
「ハルちゃんに。一目惚れしたんだ…、本当に来てくれるか凄い不安だった。」
素直に嬉しかった。
私たちは、まもなくベッドを揺らしていた。
お互いを求めあい
愛液と汗と
いやらしいグチョグチョとしたおと
あえぎ声
明るいうちからやりまくり
気が付くと、窓の外は真っ暗だ。
シャワーを浴び、夕飯を食べに行った。
カイさんの携帯にコウさんから電話がきた。
一緒に遊ばない?ってことで
四人でボーリングに行った。
彼氏という存在はしばらくなかった。
そんな私に告白するひともいた
周りからは、
カッコいいと言われてる男の子
私の好みではなかった…
ヒップホップが好きなその彼とは
趣味がまったく合わない
そして、
ヒップホップのファッションの人とは一緒に歩きたくない。
私は、ミルクなどの可愛いロリータチックなカッコをしていた。
どう見ても不釣り合いだ(笑)
私の何が良かったんだろう?
暇潰しに会ってはセックスをした。
終われば
あとはどうでもよい。
ある時、その彼ともう一人の男友達と飲んだ。
私は、悪酔いし
泣き出してしまった。
「誰かに大切にされたい…。」
本音を漏らした…。
普段はフザケタ事や、バカらしい笑える話
音楽の話しかしない
何だか寂しくなったんだろう。
男友達も酔っていたのだろう
抱き締められて
キスをされた
何でキスしているのかわからなかったが、
男友達の彼女とは
一緒にバンドをやっていたので、
酔ってボンヤリした頭のなかでは
『バレたら面倒だな…』
と思いつつ、舌の絡む気持ちよさに
やめられないでいた。
おそらく、男友達は
私の事が好きだった
バンドをする女の子は少なくて、
私にバンドを進めてくれたのも彼だ。
私が、バンドをやっているのを見たいと言っていた。
男友達からすると、
私は、『ぶっ飛んでいる』そうだ。
彼女には愛情ない
とよく言っていた。
そんなのは、
浮気をする男の常套句なのに
私は、
彼を信じていた。
しばらくして、
リーダーは、彼女と別れた。
私たちは、すぐに彼氏と彼女の関係になった。
だけど、今まで他のメンバーに内緒にしていたから
急に
付き合います
というのも照れ臭い。
みんなの前で
ベタベタしたくはなかった。
付き合ってくうちに
リーダーの事を好きではないと気付いた。
おしゃれで、優しい
音楽のセンスも惚れ惚れする。
だけど、なんか違う。
付き合って1ヶ月程で別れた。
バンドもやめた。
リーダーはすぐに新しい彼女ができ
同棲をしていた。
リーダーの新しいバンドは
かっこ良かったので、
私は、友達として
バンドのファンになった。
私も新しいバンドを始めた♪
友達に進められたからだ。
やる気はないが
他にやることもなかった。
これが運命の出逢いを引き起こすなんて
当時の私は、知るヨシもない。
たまたま、大学の後輩が
私の友達と友達になっていて
後輩いわく
あーちゃんは、
ストーカーに付きまとわれて、
それをネタにして笑ってるらしい
なんか、最悪な気分
スッキリしたい
カミソリで手首にキズをつけた
うっすらと
血が
にじんで
少し、スッキリした気がした
あーちゃんを思い出すたび
私は、
キズを増やした。
手首だと、人目につくので
二の腕の内側
足首
肩
をキズつけた。
もう、あーちゃんのアパートへは行かなかった。
電話もやめた。
地元で、新しい友達が増えてきた。
バンドをやっている友達ばかりだったせいか
私も誘われ、楽器を始めた♪
女の子も、男の子も、みんな楽しくて
今までの私をリセットしたようだった。
私が仕事をし始め
あーちゃんは、地元に帰り就職活動
なかなか会う時間がなく、よく電話をしていた。
ある夜、
いつものようにあーちゃんに電話をすると
「ハルちゃんは、変わらないね」
と・・・
冷たい言い方だった。
あーちゃんの様子が変わった。
次の日から
あーちゃんは、電話に出なくなった。
私は、車を走らせた。
免許取り立て、初心者マークの軽自動車は
夜の景色をすり抜け
愛しい人の元へと急ぐ
あーちゃんのアパートに着いた。
明かりを確認し、携帯電話からあーちゃんに電話をした。
やっぱり出ない。
居留守だ。
アパートを訪ねる勇気もなく
そのまま家に帰った。
切なくて、何も考えたくなかった。
ショップ店員のヒロさんには、いつも的確なアドバイスをもらっている。
なんせ、元が可愛くないから 少しでも可愛らしく、スタイル良く見える着こなしになるようにしなきゃ…
っていうので、ヒロさんはあまり私がイケてない頃に
『モテるようにプロデュースしてやる(^.^)b』
と宣言されたのだ。
ヒロさんとは、仲が良くてショップの他のスタッフは
ヒロさんと付き合っていると思っていたほどだ。
ヒロさんには、あまり深い相談はしなかったけど、私が落ち込んでいるときには
ショップのBGMを切り換えて、ヒロさんがDJで流してるSKAやレゲエをかけ好きな音楽を聴かしてくれる。
そして、語る(笑)
関係ないけど、
スカフレイムスを好きになったのはヒロさんのお陰です(笑)
両親に私を見てほしかった。
この回想日記書いていて思い出したことがある。
五年生頃に、家を建て直すことになり、しばらくアパート暮らしをした。
祖父母は親戚の家にお世話になり、アパートには家族5人で住むことになった。
あのアパートでの暮らしは、とても楽しかった。
母の手作り料理を毎日食べれたし
(アパート暮らし前は祖母が台所を占領していた)
狭いアパート暮らしは、私も家族の一員だと 認められたようで、毎日アパートに帰るのが嬉しかった。
――――――――――
昔の事を遡るのは、凄くエネルギーが必要で、段々と辛くなってきています。
もっと簡単に書けるだろうと思ってましたが、、、ミクルの他の方の体験談等、非常に精神的に辛い思いをしての執筆だったのですね。
甘く考えていました。
しばらく更新はできない精神状態です。
ここまでお付き合いして下さった方々、ありがとうございます。
大人しい私には、両親は何も言わない。
姉と弟が私の存在を消す。
姉は私の事が嫌いらしい。
鈍臭い、ハッキリ話さない、ムカつく。などなど。
姉の言葉の暴力は小さい私には、『存在を否定する事』を意味していた。
小学校低学年にして、死にたいと思った。
二年生の時、父親のセブンスターを吸った。むせることもなく、普通に一本吸い終わり、あんまり美味しくない と元の場所へ戻した。
『体温計の水銀を飲めば死ぬ』同級生が言う言葉を信じ、ランドセルのポケットに体温計を隠していた。卒業まで使うことはなかった。
六年生の頃には学校を休みがちになった。
何となく行く気にならず、「お腹痛い」「頭痛い」と言うと、休ませてくれた。
ずる休みなのに、それでも父も母も何もいわずに学校へ電話してくれた。
自覚はなかったが、この頃の私は どうにか自分を見てほしくて、親を困らせたかった。
自分と向き合ってほしかった。
叱られたかった。
学校に行っても保健室でさぼっていた。
担任の先生も困ってはいたが、直接何の話もしないまま卒業してしまった。
彼氏のあーちゃんはスゴく優しい。
そしてかわいい💠
松潤似のあーちゃんはよくモテる。
一緒にクラブに行くと、逆ナンされる。最初の内は、自分の彼氏がカッコいいっていう優越感があったけど、次第に焼きもちを妬くようになった。
あーちゃんが、女の子と話しているのを見て涙がながれた。
あーちゃんはびっくりしていた。私も驚いた。
『こんなにあーちゃんが好きなんだ』
あーちゃんも「そんなに好きになってくれて嬉しい!」と言ってくれた。
周りから見たらただのバカップルだろう(笑)
私は愛される幸せ、心から安心できる存在のあーちゃんが本当に大切だった。
あーちゃん、どんなに綺麗な女の子にアプローチされても、その場でキチンと断ってくれた。
「彼女以外に興味はありません。」
言った後で顔を真っ赤にして照れていた。
思った事を素直に言葉にできるあーちゃんを羨ましく思う。
私は、思った事を言葉にできず、当たり障りなく人と接してきた。
バカみたいにハシャグけど、不の感情の出し方がわからず、心に溜め込んできた。
あーちゃんと付き合って
その不の感情が心の奥から溢れてきた。
私は、家に帰らなくなった。
大学生になり、お酒の味を覚えて 私は、誰カレ構わずやりまくった。
一緒に飲んで、そのまま成り行きでホテルや相手の部屋におとまり。
エッチが楽しかったし、誘えば断らない男の子達が面白かった。
彼女がいるくせに、私とエッチして
「初めて見たときからかわいいと思ってた」
とか言っても、彼女からの電話で焦ってる人を見て
『男の子は下半身と理性が別なんだなぁ』
とやけに冷静にタバコを吸う私がいたり。
タバコとアルコールとセックスがあればいいや
と思ったり。
振られたくなくて、相手に深入りしないように自分から、壁を作っていた。
年上の人とばかり関係をもち、可愛がられるのが心地よかった。
たまたま、年下の男の子と遊んだら、彼は私が経験したことがない可愛さを持っていた❤
そして、関係を持った男の子のうち彼だけが私に告白してくれた。
あまりの可愛さに二つ返事で付き合うことにした。
軽い気持ちで付き合いはじめたが、
相手が私を好きでいてくれる、
きちんと言葉で「好きだよ❤」と気持ちを素直に伝えてくれる
付き合っていれば、当たり前の事が、私はしばらくなかったから すごく新鮮で、彼氏が大好きになっていた。
愛し愛される日々でした。
『じゃあ、また学校で』
『うん・・・またね』
駅まで彼に送ってもらった。
ベッドにもぐり、今日の彼との事を思い返した。
あの時、かなり良い雰囲気だったのに…
直前、彼が
「やっぱり、止めよう!」
と、寸止めしてきた。
腑に落ちない(/_\;)
気になって仕方がない。
けど、しつこくして嫌われたくもない。
悶々とした日々が続き、彼とはその後 何もなく過ごした。
しびれを切らした私は、彼に告白したが振られた。
3回程告白したが、3回全部振られた。
しかし、彼は 私を邪険にすることなく、紳士的な態度で接してくれた。私が傷つかないように気を使っているのが恋愛に鈍感な私でもよくわかった。
ますます彼が好きになった。
彼のように恋愛慣れした、余裕のある雰囲気に憧れ、私は暴走した。
一目惚れの彼と同じサークルに入り、様子を伺う。
1人では恥ずかしかったので、友達になったばかりのサトミに一緒にサークルに入ってもらった。
さばさばとした性格のサトミ。気が合うので、一緒に過ごす時間が長かった。
それに、男の子の趣味も違ったのも良かった。
一目惚れの彼は、見た目はもちろん、田舎には似合わない位センスが良くて 都会的。言葉もきれいな標準語。会話もウィットがきいてて、人を飽きさせない。
私から見たら、彼は宇宙人のようで、声もかけれず 見ているだけで胸がときめいて、同じ部屋に居るだけで息苦しくて、目眩を起こしそう。
当時読んでた岡崎京子のマンガの様に、『恋とは陳腐なものだわ』と思いながら、夜中に名前占いなど 地味な乙女趣味なことやってみたりと、何だか、小学生の初恋レベルに陥っていました。
夜、皆が寝静まってからA君に起こされた。
「相談があるから聞いて欲しい」
眠い目をこすりながら、暖炉の前に二人で体育座りした。
眠くて頭が働かなかった。
A君に私に好きな人はいるのか、と質問され目が覚めた。
そうだ、愛香の事どう思ってるか聞かなきゃ!
と、思いつつも A君は私に好意を持って接してくれるのが心地よくて、つい、流れでキスしてしまった。
卒業まであと二ヶ月の出来事だった。
旅行の後、愛香はA君に告白したが振られていた。
私はA君とは付き合わなかった。
前の彼氏を引きずっていた。
スナッフのToo lateが別れてから頭の中で流れていた。
気付くのが遅すぎた
不思議にも思わなかった
もう少し早く気付いていたら・・・
答えの出ないことを考えてばかりいた。
図書館で哲学書を読みあさった。
『人は弱い』
と思った。
その女の人とは、何回か遊んだけど、連絡がなくなりそれきりになっていたらしい。
「やましい事は何もないから!」
『やましい事?』
そんな事考えていなかったから、はっとした。
彼が、その女の人について話せば話すほど、何だか違和感を感じていた。
このまま、彼と付き合う事に疑問を持ってしまったので、
「今の状態では私も考えれないから、しばらく時間が欲しい」
「…わかったよ」
そして、この春休み私は彼の家に通うのをやめ、バイトに専念した。
仕事が忙しいほうが余計な事を考えずにすむ。
春休み期間だけのバイトの人も増えて、周りがにぎやかになり、楽しく過ごすうちに、彼の事は自然に頭から消えていた。
「早く別れてよ!!」
いきなり電話口で叫ばれた。
意味が理解できずに無言でいると、
「ゴメンかけなおす!」
慌てた彼の声と、彼の後ろからヒステリックな女の叫び声というか、泣き叫ぶ声が聞こえた。
夜の11時。我が家はみんな寝静まっていて。春休みの私だけが一人夜更かしをしていた。
受話器を置き、今のは何だったのだろう?と疑問に思いつつも、彼の家に電話をかける勇気もなく、ただボンヤリとテレビ画面に写る自分の姿をみていた。
次の日、お昼頃に彼に電話をした。これから会いに行く約束をした。今日は、部屋ではなくマックで待ち合わせだった。
待ち合わせに来た彼の顔には引っ掻き傷が痛々しかった。
「昨日はゴメン!」
電話をしてきた女は彼が昔ナンパした人で、昨日、偶然会い、一緒に飲んだらしい。
彼は二十歳の専門学校生。アパートで一人暮らし!
同級生の男子とは違い、何だか大人っぽく感じる。
付き合って、2、3回目のデートで、彼の部屋に行った。
ドキドキ・・・
会話をしていても、内容が全く頭には入らず、
いつくるかな!?
と、そればかり考えていた
そして、ふと、会話が途切れ、彼の顔が近づいて・・・
ファーストキスはレモンの味だなんて、誰が言ったのかしら?
タバコの香りとナマ暖かな唇は、想像していたよりもイヤラシク感じた。
ずっとこの感触が続けばいいのに・・・
気持ちがよくて、何度もキスをした。
胸の奥が熱くなって、息もできないようだった。
かすかに漏れる吐息が耳をくすぐり、体の力が抜けていく。
人生初のデートに、前の晩はほとんど眠れずに当日を迎えた。
やってしまった・・・。
二人で映画を見るはずだった。
が、案の定、私は寝てしまった(;_;)
映画の後の事はもう、言うまでもなく、私は落ち込んだ。
帰りぎわに、
「はるちゃんみたいな子初めてだよ(笑)。よかったら付き合ってくれない?」
え!? ドッキリ???
意味がわからず、ぼーっとしていたら、
また彼から告白され。
人生初のデートで、初彼ができたのだ。
やったぁ!
ついに私にも彼氏ができた!
その夜、、
キスしたり、さらにその後まで・・・と自宅の布団のなかで一人妄想して、大興奮していた。
そして、その日はすぐにきた。
私が男性の温もりを知ったのは、17才の初夏。
春
高校2年になり、人見知りの私も学校生活にもなれ、クラスメートともそれなりに仲良くなった。
高校生といえば、
『青春』
である。
「青春は、やっぱり恋愛よね❤」
女子はクラスメートやら、部活の先輩やら、好きな人づくりに盛り上がってた。
私もその一人で、早く彼氏が欲しかった。
しかし、残念な事に、私はあまりかわいい部類ではないし、人見知りな性格のため、告白なんて滅相もない。
結局、カワイイ友達はみんなすぐに彼氏ができたけど、私ともう一人は不細工&おデブなため、二人取り残された。
私は何としても彼氏が欲しくなった。
彼氏いないコンビに見られたくなかった。彼女より上に立ちたかった。
ヨウジとの関係はアッサリと終わった。
「アタシと付き合ってくれる?」
「・・・」
「付き合う気がないなら、メールも電話もやめてね。じゃあね」
車に乗り、高速道路に入る。
何も言わないヨウジに少しムカつきつつも、
一人になり、温もりをもてなくなる寂しさで、涙がこぼれた。
深夜のラジオからはキンクスが流れていた。
歌の内容は分からないが、リズムに合わせ でたらめな歌を歌い、涙を流した。
なぜ、涙がこんなに溢れてくるのだろう。
車の中は、タバコの煙で息苦しかった。
家につく頃には、歌い疲れ、気持ちがスッキリしていた。
代わりに、喉はニコチンと歌い過ぎでボロボロになった。
ビールを飲んで、ベッドに入った。
明日は良いことありますように・・・
・・・良いことってなんだろう??
そんな事を考えてるうちに、眠っていた。
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