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匿名
17/11/11 12:24(更新日時)

安価で物語りを作ろうず!


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そろそろジングルベーだねw
(σ゚👅´ )

No.1718847 11/12/13 23:40(スレ作成日時)

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No.251 12/01/31 20:55
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 250 「元気、しっかりしろ、目を覚ませ」
狼狽える十兵衛に、ツンが代わる。
「そんなんじゃダメよ」
ツンは、元気を横に向けて、腹を押し水を吐かせた。
仰向けにすると、心肺蘇生法を行い、元気が回復した。
「ゲホッゲホッ、ありがとう、助かった」
上半身を起こした元気にしいが、抱きついた。
しい
「良かった~死んだかと思ったー」
元気
「ごめんな」
と一言、しいの頭に手を置いた。

玄武が、イカに振り向いた時、触手のように伸びた足が、玄武の首に巻きつき引き倒した。
派手な水しぶきを上げて海中に没した玄武が今度は、イカの足を束ねて起き上がりながらひっくり返した。
倒れる時に岩山で頭部をぶつけて、炭を吐きながら滑り落ちた。
勝ち誇ったように、立つ玄武の手足をイカの足が固定して、そのまま持ち上げると岩山に叩きつけた。
いきなりの攻撃にめまいを起こして、白目を向き、口から舌をだらしなく出していた。
イカが今度は、人間に触手を伸ばしてきたとき、玄武の手がしっかり掴んで離さなかった。
人間を守るように立ちはだかる玄武に、イカは苛立ちを覚えながら、何度も何度も岩山に玄武の頭を叩きつけた。
玄武の額が割れて、血が出てくるが、玄武の手は足を捕まえて離さない。

No.252 12/01/31 21:27
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 251 「玄武、もう良いから戻って来い」
十兵衛が宝玉を掲げようとした時、渡部が止めた。
渡部
「十兵衛さん、後ろを見て」
それまで聖獣を見て恐れていた人々が、玄武に声援を、送っている。
「玄武頑張って、玄武負けるな~、イカなんてのしちゃえー」
十兵衛は、玄武に送られている声援に、胸が熱くなって涙がこぼれ落ちた。
十兵衛は、宝玉を両手で包むように持ち、祈り出した。
十兵衛
「みんな、拙者に力を貸してくれぬか、玄武に思いを届けるでござる、拙者の肩に手を置いてくだされ」
あぐらをかいた姿勢で胸の所に手を組んだ十兵衛が、光出してきた。
玄武の身体が呼応するように、光出して首に巻かれた足が、ジュッと音を立て離れた。
玄武が目を開いてイカを捕まえると、海中に押し倒し回転を始めた。
渦巻き状態の中から、勢いよくイカが投げ出され浜辺に打ち据えられた。
後を追いかけ上陸する玄武。
イカが力を振り絞って、玄武に触手を伸ばしてきた。
瞬間、玄武は口から消化液を、弾のようにはじき出した。
胴体に大きな穴を開け、ゆっくり倒れる巨大イカが、浜辺で水分を蒸発させていく。
「やったあ~玄武が勝った」
喜んで舞い踊らんばかりの村人達に、巨大イカが起き上がりながら襲いかかった。
玄武の足では、追いつかない。
「今の消化液が最後なのか!」

No.253 12/01/31 21:57
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 252 キィイェン
上空から、一筋の炎が巨大イカに降りかかり、炎はまるで生きているかのように、巨大イカの全身にとぐろを巻いて、焼き尽くした。
崩れ落ちるように燃え上がったイカは、どことなく香ばしい匂いに変わってきた。
ぐ~ギュルギュル
くう
「なんか腹減ってきたな」
ツン
「あんた、こんな時に何」
ぐ~ギュルギュル
ツンも同じ反応をした。
渡部
「それよりも、あれは何!」
上空に突如現れた、火のように燃え盛っている鳥
「朱雀!」
皆の言葉は同じだった。
赤竜
「何よ~みんな、お化けでも見るように驚いて、失礼しちゃうわ」
十兵衛
「無理やり結界を破ったのでござるか」
くう
「だからこんなシワシワになったのか?」
赤竜
「失礼ね、誰がシワシワ爺よ」
ゆっくりと朱雀が降りて来た。
赤竜
「黒竜から、話は聞いたわ、この顔は元々なのよ、家の踊り子達も生きてるわよ」
くう
「こんなキャラに会えるなんて楽しいのうwww」
その夜は、焼きイカとオカマのダンスで盛り上がって朝まで、飲んだ。

「頭、痛~い」


No.254 12/02/01 23:30
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 253 翌朝、と言うか昼、やっと起きてきた。
ツン
「あ~頭痛い、おえ~」
くう
「なんだ、ツンだらしないぞ~おえ~」
渡部
「あんたもでしょ!私としいは朝から片付けてたのよ」
くう
「うるさい、お茶しか飲んでないし、すぐに寝たくせに」
ツン
「私とくうとオカマでトリオ・ザ・漫才やらされるは、親父達の酒の相手させられるは、大変だったんだぞ」
しい
「ごめんね、お酒飲めなくて」
くう
「まったくだ!けしからん、頭、痛い」
十兵衛
「それにしては、ずいぶん楽しそうだったでござるよ」
赤竜
「二日酔いしてる場合じゃ無いでしょ、さあ、出発の準備よ」
船長
「最初の約束通り、朱雀城まで、行くぞ」
赤竜
「そうしてくれるかしら、朱雀ちゃんは二人までしか乗れないのよ、あんた達は、船で来てね、渡す物があるから先に行って用意しとくわ、十兵衛ちゃん、ご一緒しましょう」
くう
「十兵衛、おけつを守れよ~」
赤竜
「失礼ね、私の本命は黒竜よ、十兵衛は別彼よ~」
十兵衛
「拙者も船が良いでござる」
くう
「十兵衛、我慢いたせ(笑)クロが付いてるし喪女もいる」
ツン
「私が替わろうか?」
赤竜
「女はダメよ!好みじゃ無いの、十兵衛大丈夫よ」
言いながら抱きついた。
十兵衛
「なんでこんな目に合うでござる~」
くう
「はい、いただきました~」

No.255 12/02/02 17:06
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 254 元気
「俺も、連れて行ってくれないか」
渡部
「あんたは、ダメよ身体が回復したら向こうに帰りなさい、イカ退治済んだでしょ」
くう
「渡部、察してやれよ~しいと一緒にいたいんだよ」
しい
「べ、別に、そんなんじゃ無いからね」
ツン、くう、渡部
「アヤシい~」
茶房
「元気とやら、遊びじゃ無いぞ、危険な旅になるぞ」
元気
「なおさらの黒、俺はしいを守りたい!」
くう
「ついに白状したかwww」
茶房
「若者よ、命がけで人を斬る覚悟はあるか?」
元気
「とんでもない、殺しなんてできません」
茶房
「そこじゃ、十兵衛との違いは、侍は人を斬る事をなりわいとしておる、誰かを助ける為なら迷い無く斬れる覚悟がある、一瞬のためらいは、他人も自分も助けられん」
元気
「分かりました、大人しく帰ります、そのかわり記憶は消さないでください、この世界の話は誰にも言いません」
茶房
「仕方ないのう、身体が回復したら現実の世界に帰るんだぞ、それまで寝ておれ」
元気は、泣きながら頭を下げた。

No.256 12/02/03 22:14
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 255 ↑なおさらの黒×
なおさらの事○
<(_ _)>カタジケナイ

くう
「あ!そうだ十兵衛」
十兵衛
「せめて、さん付けぐらいしな…」
くう
「姫さん、探してた時、武器庫も見たよね?」
十兵衛
「もちろん、誰も居なかったが」
くう
「そうじゃ無くて、どんな武器が入ってたの?」
十兵衛
「どこにも、在るような槍や刀、弓矢とだいはちくるまぐらいじゃな」
くう
「赤竜さんの所に、ガソリンと車って有るの?」
赤竜
「ガソリンは知ってるけど、家の朱雀ちゃんには危険だから置いてないわ」
くう
「黒竜さんの所も、だいたい同じだったな」
十兵衛
「それがどうかしたでござるか」
くう
「黄竜の所は、別段にいろんな物が、あったよ、さすがに軍艦や戦闘機は無いけどね」
ツン
「車に載せて運べる物はね、ロケットランチャー、ガトリング砲、大砲、拳銃いろいろにバズーカ砲、車も各種と大量のガソリン、他にプラスチック爆弾とか」
十兵衛
「黄竜は、いったいどこからしかもどうやって手に入れたでござるかな?」
くう
「そこが問題なのよね~誰か外と自由に行き来出来る人が、手引きしてるとしか思えないよね~本人は結界の外に出られないからね」
何気に茶房に視線が集中した。
茶房
「何を馬鹿な事考えとるんだ、私がこの世界を平和にしてくれと頼んだんだぞ」
くう
「それよ、茶房さん次元の扉はちゃんと管理してたの鍵を掛けるとかしてた?」
茶房
「出入り口の扉はちゃんと閉めてましたよ、意識してない者が勝手に入らないようにね」
くう
「鍵は?」
茶房
「……え~と~……。ごめんなさい」
くう
「それじゃあ、誰かがわざと出入りしても知らなかったと申すのだな、間違いないか」
茶房
「恐れ入ります、お代官様~って、そうですよ、私のせいですよ、スミマセンね~」
くう
「こやつ、開き直りかwww」
十兵衛
「いったい拙者どれだけの漂流者を、見つければ良いでござるか!」
茶房
「本当にごめんなさい、リスト作るから、許して頂戴!」
くう
「反省してね~」

No.257 12/02/04 20:48
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 256 十兵衛
「ツン殿は何故それほど武器に詳しいでござるか」
くう
「今ケンカ別れ中の元彼がサバイバルゲームオタクだからな」
ツン
「あの馬鹿の話はしないで」
渡部
「浮気調査によると、くうに手を出そうとしたみたいね」
ツン
「くう、本当に!」
くう
「手は出されて無いし、こちらも出して無いぞ、足は出したけどなwww」
しい
「何したの?」
くう
「ツンを泣かすな!ってけつに一発食らわしたwww」

赤竜
「話が盛り上がって楽しそうだけどそろそろ行きますよ~」

No.258 12/02/04 21:43
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 257 十兵衛と赤竜は、朱雀に
船長と4人は船に乗り、朱雀城へと向かった。

黄竜の元を訪ねて来た男がいた。
慣れた様子で城に出入りする姿は、この世界に相応しく無いスーツに身を包んだ頬に傷がある男だった。
黄竜
「おう、鳴滝かよく来たな、今度は何を持って来たんだ」

この鳴滝と呼ばれている男、広域指定暴力団[黄竜会]の影の幹部で名を鳴滝連次と言う。
鳴滝
「なんでもへまを、やらかしたそうだな、戦争に備えて準備していた車とガソリンを盗み出した奴らがいるそうじゃねえか」
黄竜
「若い女がした事だ、別に気にならんわ」
鳴滝
「たまに顔を出したらくだらない、今でも人形を見ながら酒を飲むだけか」
黄竜
「女は、黙って動かないのが良いんだよ、抱く為じゃない」
鳴滝
「けっ不能が」
黄竜
「何か言ったか?それよりも最近結界が広がって来たからな、白虎の椿姫を手に入れたぞ、今は檻で大人しくしておるわ」
鳴滝
「俺にくれないか、満足させるぜ」
ひねた笑い声が響いていた。
30年前に銀行襲撃を企て、一人だけ助かり、偶然VIPトンネルの光に漂流し、黄竜と知り合った。
結界のからくりに気づいた彼は、頻繁に出入りする事で若さを手に入れたのである。
変わりに様々な武器を黄竜に提供していた、この男の本心は黄竜も気づいていなかった。

No.259 12/02/05 10:45
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 258 十兵衛と赤竜は朱雀城に降りて来た所を、多くのダンサーに出迎えられて宮殿に案内された。
ここには、若い女性も多数いて、ちょっとしたハーレム気分を味わっていた。
十兵衛
「ここは城と言うよりも、まるで竜宮城のようでござるな」
赤竜
「本当はいっぱい歓迎したいけど準備があるからごめんなさいね」
十兵衛
「何の準備でござるか」
赤竜
「私達は、国民に舞台を見せて生活していたのよ、今度の公演は、結界解放記念公演、麒麟城よ」
十兵衛
「なるほど!舞台道具に武器を隠して潜入する作戦でござるな」
赤竜
「作戦はこうよ、あの子達が着いたら麒麟城に武器を持って行って貰います、そこで舞台の準備をして私とあの子達と数人のダンサーで公演を開始するの、十兵衛と残ったダンサーは船で青竜城へ行ってちょうだい、衣装を持って青竜城の皆さんには女装したまま麒麟城に来てもらうの、騒ぎを起こしてくれたら、黒竜達も侵入しやすいわ、その間にあの子達が喪女さんの身体と椿姫を助けるのよ」
十兵衛
「なるほど良い作戦でござるな」
赤竜
「おたくの軍師さんを誉めてあげてね」

一方船では、渡部とツンが、船酔いしていた。
くう
「だらしないぞ~ツン麒麟城に行ったら、武器を頂戴するぞ、そうだ踊り出来るかな?」
くうは、変な動きで踊り出した。
しい
「くう、楽しそうwww、渡部、ツン朱雀城に着いたら後は陸路よ、それまで寝てね」
渡部
「作戦は良いけど、私実践向きじゃな~い」
ツン
「丘に上がったら、派手にかましてやんよ、今は寝る」

No.260 12/02/05 11:43
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 259 朱雀城に着いた一行は、しばし休憩しながら話しあった。
くう
「十兵衛が無事でなによりじゃ」
十兵衛
「拙者は、普通でござるよ」
渡部
「真面目なんだよね~そんなんで青竜と一人で交渉出来るの」
赤竜
「無線がつながらないから、行き当たりばったりだけど、惚れた女を助ける為よ、ここで立たなきゃ男がすたるわ」
ツン
「そうだ、たたないとな#」
くう
「お前、下ネタ想像したな」
しい
「やだわ、馬鹿」
渡部
「お前モナー」
くう
「こっちも二手に別れるか、俺とツンは舞台で公演が行われてる最中に武器を頂戴してちょっと小細工しよう、渡部としいは船で十兵衛のお手伝い」
渡部
「ええ~また船に乗るの~」
しい
「陸路よりは早いよ」
休憩を終えて、くうとツンと赤竜達は麒麟城に向かった。
十兵衛
「さて、我々も青竜城に向かうとするか」
しぶしぶ従う渡部は、船酔いに苦しみながら、衣装を載せて青竜城へと、向かった。

No.261 12/02/05 12:29
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 260 無線連絡を受けた黒竜達が、麒麟城へ出発して、しばらくすると、山賊の一団に遭遇した。
山賊
「おい、お前達、金目の物と食料置いて行けよ、死にたくなければなアハハハ」
黒竜
「なんという事だ、国内の治安がこれほど乱れていたとは、すまんわしがちゃんと見てなかったばかりに」
黒竜は山賊に土下座して謝った。
山賊
「アハハハなんだこいつ侍のクセにだらしないぞ~アハハハ」
山賊達は、刀を抜いて、今にも襲いかかりそうな気配だった。
山賊達は、麒麟城の領地にいた元商売人や農民達だ。
黒竜の領地に入って来たのも、麒麟の領地には人が少なくなり生活出来ない状態で苦しんでいた為に他ならない。
「乱暴は、止めれわしら食い物さえあれば良いんじゃ」
山賊の一人が止めた所を首領らしき男が切り捨てた。
黒竜
「わしの話を聞け、我々はこれから麒麟城へ行く必ず平和で豊かな国にするから、それまで耐えてはくれぬか」
山賊
「やかましい、もう待て無いんだよ、野郎どもかかれ!」
どちらも数は20人ほどだ、普通なら侍のほうが強そうだが、戦い慣れた山賊と平和に暮らして来た侍では、だんだん侍が不利になって来た。
その様子を小高い山から眺めていた一団がいた。
総勢40人ほどの黒装束に身を包んだ男達だ。
彼らにとってはどちらが勝とうと関係ないが、目的の為には侍に生きてもらわないと話が聞き出せ無い。
黒装束リーダー
「ちっ平和ボケしたくずが、仕方ない助けるぞ」
山を一気に駆け下りて、山賊達に手裏剣を投げつけた。
黒竜
「ま、待て、無駄に殺生するで無い」
黒竜の声は届かないまま山賊達は、一掃された。
黒装束リーダーは黒竜に刀を突きつけ聞いた。
「助けられたんだから感謝しろよ」
黒竜のお供が出てくる。
「貴様、無礼であろう、助けてくれた事は、感謝いたす、こちらは玄武城の城主、黒竜様であるぞ」
黒装束リーダー
「侍のクセに山賊に舐められやがって、情けねえ」
憮然とした態度は変わらない、彼らは何者なのか?

No.262 12/02/05 22:11
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 261 「我々は青竜粛正隊だ、最近結界の磁場に乱れが生じ調べる事になった、いったい何が起きたのか答えてもらおうか」
黒竜
「話そう、この世界に起きてる異変と平和の為の改革をな」
黒竜は黄竜の横暴と漂流者によって、聖獣の結界から解放された事などを話した。
青竜粛正隊
「それが本当なら、城から出られぬ仲間達を救う事が出来るかも知れないしかし我々の聖獣は山にこもって城にはいないのだ」
黒竜
「何故、城からいなくなったのじゃ」
青竜粛正隊
「訳は話せぬが、我々の任務は青竜の粛正だ、生け捕りにして連れ帰る任務の途中で結界の磁場を調べるように言われたのだ、そちらの聖獣はどうなされた?」
黒竜
「宝玉に封印してくれてやったわ」
青竜粛正隊
「自分たちの守り神をか!」
粛正隊は、呆れて声も出なかった。
黒竜
「なんか、まずい事したの」
粛正隊は頭を抱え込んだ。

No.263 12/02/06 22:59
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 262 「もしかしたら、我々の聖獣が逃げ出した事に関係あるやも知れん」
黒竜
「なるほど、バランスが崩れたのか、それはすまない事をした」
粛正隊
「我々は殿に報告した後、聖獣を捜索しなければならない、これにて失礼する、くれぐれも他者の迷惑にならぬようにな」
黒竜
「え?それどういう意味?」
粛正隊が去った後も、皆に聞いていた黒竜だった。

No.264 12/02/07 23:28
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 263 麒麟城に着いた一行は、門番に呼び止められた。
門番
「待て、怪しい物は無いか、検査する」
赤竜
「何言ってるのよ~これは舞台で使う衣装や小道具よ、変な物なんかないわよ、通して頂戴」
門番
「ムキになるのが怪しい、調べるぞ」
赤竜は内心穏やかではなかった、武器がバレた時は、強行突破も考えていた。
くう
「♪ふふふんふん」
赤竜
(なんでこんなにお気楽なのよ)
門番が武器の入っている箱を開けて中身を確認した。
赤竜
「もう、これまでよ」
門番
「良し、通って良いぞ」
箱に入っていたのは本物の小道具ばかりだった。
赤竜はくうに耳打ちした。
「やってくれたわね~でもありがと」
くう
「舞台が始まる前に、すり替えるぞ」
軽く目配せした。

No.265 12/02/09 01:59
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 264 舞台準備をしながらくうとツンは、武器庫に向かうと、見張りの数は同じだが、南京錠が掛けられていた。
くう
「さすがに馬鹿じゃないな」
ツン
「無駄な努力と言う事を解らせてやる」
見張りの両端から近づいて、それぞれ肩を叩くと次は人形のように倒れた。
くう
「悪いな、忙しいもんで」
ツン
「ここん所を、ん~」
ガチャン。
再び中に忍び込んでいくつかの銃の弾をペイント弾に変えた。
自分たちが持ち出した銃には麻酔薬を仕込んで、舞台道具の剣や槍、弓矢などをすり替えると鍵を閉めた。
赤竜
「あなた方ご苦労様、私十兵衛が気になるから、ひとまず様子を見てくるわ、すぐに帰れない時は舞台始めて良いからね」
くう
「一緒に行きたい!」

「どうせ、帰ってくるのよ、いなさい」
朱雀に乗ると、飛び立った。
ツン
「ああ見えて優しいな」
くう
「十兵衛が気になるか、本物だなwww」
ツン
「大丈夫だよね、いろんな意味で」

No.266 12/02/09 23:14
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 265 十兵衛達が青竜領地の波止場に着くと、船長と別れ黒竜領地に帰った。
船長
「くれぐれも無理はしないでくださいよ」

「船長もお元気で」
十兵衛は船長を見送ると町の茶屋に入って休憩する事にした。
渡部
「ハア~生き返ったー」
しい
「もう、大げさなんだから」
店の主人が出てきて尋ねた。
「あんまり見ない顔だね~何になさる」
渡部
「お団子!」
しい
「私も同じで、十兵衛さんは何にする?」
十兵衛
「拙者は羊羹でお願いいたす」
しい
「お酒じゃ無いんだ~甘党なんだ」
渡部
「あっそうそう、ここの城主さんてどんな人なの」
店主
「とても優しいお方ですよ、我々の命の恩人ですじゃ」
十兵衛
「この世界にくる前の話でござるな」

No.267 12/02/12 00:17
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 266 「そうじゃな、わしらが防空壕に避難していた時、外は激しい爆撃で軍人の一人、今の黄竜が民間人を処刑すると言ってな」
しい
「ひどい、せっかく避難してるのに」
渡部
「捕虜になるぐらいなら死ねと言う訳ね」
店主
「そのとき青竜様が自分を殺して変わりに全員を助けてくれるように頼んだんじゃ、黄竜は青竜様の恋人が気になっていたから、それではと軍刀を振り下ろした所に、弟の太郎丸さんが飛び出して斬られたんですよ、その後防空壕が光ってわしらは、ついに爆撃が中まで来たと諦めたら、この世界に来ていたんじゃ」
しい
「それで弟さんは、死んだの」
店主
「この世界に着くと、いくつかのグループに別れたようでな、青竜様の手には青い玉が握られていた、それを弟さんの額に当てるとたちまち傷が治り助かったのじゃ」
渡部
「良かったわ~今でも元気なのね」
店主は首を横に振る。
店主
「最初の頃は、みんな自分達の国を守って戦ったが、それが良くなかった、呪いがかかり弟さんは竜になってその時城に残っていた者は結界から出られなくなったんじゃ」
十兵衛
「それは辛いでござるな、弟が竜になり恋人と離され年も取らない、恋しい思いだけが募っておるな」
店主
「その竜は、大人しい竜じゃったが、最近結界の乱れから急に暴れて、人間の心が消える前に、逃げたのです、誰も傷つけたくなかったんじゃな」
十兵衛
「なるほど、青竜殿に会いに行こう、宝玉と一緒に行動すれば、家来達も無事であろう」
渡部
「弟さんはどうなるの」
しい
「一緒に宝玉に封印するの、可哀想よ」
十兵衛
「それは拙者にもわからぬ、しかし結界は解かねばならぬ」
十兵衛は、苦渋の決断をした。

No.268 12/02/12 10:21
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 267 店を出た一行は、青竜城に着くと、門番の女性に止められた。
門番
「どうか、お引き取りください、城主は今結界を安定させる為に瞑想しております」
十兵衛
「拙者達は決して怪しい者では、ごさらん、この結界の事で大事な話が有るでござる」
門番
「あなたの事を信用するに足りる証しを見せていただきます」
門番は薙刀を構えて来た。
しい
「待って、戦う必要無いわよ」
渡部
「つまり剣で語れと言う訳ね」
十兵衛
「いた仕方ない、お相手いたす」
十兵衛も抜刀し、構えた
「お二人は、離れていてください」
門番
「いざ、参る!」
十兵衛
「受けて立とうぞ!」
十兵衛の剣と門番の薙刀が激しく交差する。
火花が飛び散って、花びらが舞うように剣が踊る。
十兵衛
「そなた、なかなか出来るでござるな」
十兵衛の顔に笑みがこぼれる。
「あなたの剣にも、真っ直ぐな思いを感じるわ」
渡部
「何なの、楽しんでるよ」
門番が右足を引き剣を後ろに向ける。
十兵衛は右足を出し相手の懐に飛び込んだ。
薙刀の柄が十兵衛の喉元で止まる。
十兵衛の剣も門番の顔を避けて止まる。
十兵衛
「これ以上は必要無いでござるな」
門番
「あなたも私の右足をあえて踏まなかったわ」
門番は、薙刀を納めると礼を正しお辞儀した。
門番
「大変失礼しました、城主に会っていただきます」
十兵衛
「かたじけない」
十兵衛もお辞儀して、案内された。

No.269 12/02/14 00:33
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 268 十兵衛達は、客間で待たされていた。
渡部
「何か重い空気」
しい
「少しづつ軽くなるわ、結界が安定しつつあるわね」
十兵衛
「宝玉に聖獣を一度封印すれば、必要無いでござるよ」
渡部
「逃げた聖獣をどうやって捕まえるの」
十兵衛
「居場所はこれから探すが、見つけても大人しく封印させてくれるかが問題だな」
しい
「今は、抑えきれない衝動に振り回されてるみたいだからね」
渡部
「玄武の仕事ね、亀と竜ってどっちが強いんだろうね」
十兵衛
「それは拙者にも、わからぬでござるよ、玄武には頑張ってもらわないとな」
しい
「クロも喪女さんも大人しくしてるね」
十兵衛
「二人はいつも寝ているでござる、そうだクロにご飯やらないとな」
渡部
「食べるの?」
十兵衛
「拙者と同じように、この世界での身体なれば、維持しなければならぬよ」
しい
「やっぱり鰹節ご飯よね、キャットフード無いだろうし」
渡部が、女中に声を掛けた。
「あの~すみません、猫にご飯上げたいんですけど」
女中が十兵衛の懐にいたクロを見て、思わず近づいてきた。
女中
「あら~可愛い猫ちゃんね~キャットフードで良いわね」
渡部、しい
「あるの?!」
二人して驚いた。
十兵衛
「どうかしたでござるか、本当の江戸時代と思われたでござるかwww」
渡部
「この城にも、私達以外の現代人が来ている訳ね」
しい
「持ち込んでる物にキャットフードが有ると言う事は、猫好きよね、きっと良い人よ、自信無いけど多分……」
そこへ一人の男がやってきた。
「いや~どうも、私観光業やってる島崎と言いますよろしくお願いします」
島崎と名乗る男は、派手なスーツ姿で三人に名刺を渡してきた。
十兵衛
「あまり旨い物ではごさらんな」
十兵衛は名刺を食べてしまった。
渡部
(お前は、やぎかよ)
「十兵衛ちゃん食べちゃダメよ~」
突然の事に唖然とした島崎だった。

No.270 12/02/15 00:24
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 269 渡された名刺を見て、渡部が頭を抱え込んだ。
十兵衛
「渡部殿、気分でもすぐれぬでござるか」
名刺には[渡部開発、観光事業部、島崎一]と書いていた。
渡部
「親父の会社だ、世間は狭いね」
島崎
「もしかして薫お嬢さまでは無いですか、私はまだ幼い頃しか見てませんので覚えてませんね」
しい
「ぷっ、お嬢さま」
渡部
「それ以上は言わないで、島崎さんあなたに話があるんだけど、所でここにはいつからいるの?」
島崎
「はい、もう一週間ぐらいでしょうか、こんな所が有ったなんて驚いてますよ、よく出来たセットですね~ぜひとも商談成立させますよ、お嬢さまも協力してくれるのですね」
島崎は興奮気味に話している、茶房が漂流者を送った時にたまたまVIPトンネルを通りかかった為に入ってしまったのだ、茶房は彼が運転していた観光バスを青竜城に案内し、同業者のふりをした。
渡部
「島崎さんには大変残念なお知らせとお願いがあります」
島崎
「はい、何でしょうか」
渡部
「実は、ここの経営者が不渡り手形を掴まされて倒産する事になった」
しい
「ちょっと何言い出してんの」
渡部
「良いから任せて、あなたが出会った老人、みすぼらしい姿していただろう、彼の最後の願い叶えてくれないかな」
島崎
「ここはもう来ても無駄なんですね」
がっかりした様子で、膝をついた。
渡部
「お願いと言うのは、最後のイベントで、この城から何人かの侍が戦の模擬戦をやるんでバスである所に連れて行って欲しい、途中で立体映像のアトラクションも見られるよ~なんと亀と竜が戦うぞ」
島崎
「そんな事してる場合じぁ無いと思いますがね」
渡部
「まあ、固い事言わずに協力しなさい、将来の社長候補命令だぞ」
島崎
「はい、おおせのままに」
渡部
「それから、みんなを送り届けたら、茶房のじいちゃん送っといてね~」
十兵衛
「茶房殿も渡部殿も策士でござるな」
しい
「渡部って本当に軍師みたい」
渡部
「よし!これで移動手段は確保した、十兵衛ちゃんは青竜さんを説得してここから連れ出してね」
そうこうしてる間に、女中が用向きを伝えに来た。
女中
「城主が会われます、こちらへどうぞ」
渡部
「島崎、大事な話だからここにいなさい」
いつの間にか、上司になっていた。

No.271 12/02/15 23:09
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 270 「青竜殿、我等と同行してくだされ」
青竜と対峙した十兵衛は単刀直入に話した。
青竜
「話が見えませんね、何故ですか」
慎重に構えるが、結界の異変に気づいている為、より良い方法があるなら行動したいとも思っていた。
十兵衛
「結界の事なら、宝玉に聖獣を一度封印すれば、結界は消えまする」
青竜
「弟の太郎丸は、どうなりますか」
十兵衛
「それは、分かりかねる」
青竜
「結界だけの事で、弟を犠牲には出来ぬ、お引き取りください」
しい
「恋人は、見捨てるつもりなの」
渡部
「黄竜の軍隊が、白竜の所襲ったよ、椿姫がさらわれたんだよ、あんたそれでも男なの!」
青竜
「彼女とは、もう何でもありません、白虎が付いて守護してるはず、いい加減な事は言わないでくれないか」
十兵衛
「改めてお願いしたい、黄竜を倒す為に宝玉をお借りしたい、それがしと同行願えぬなら、剣を持って答えます」
青竜
「今度は、恫喝ですか、あなたがたもあの黄竜と同じだ、私には民を守る仕事がある、個人の気持ちだけでは動けないのですよ」
渡部
「てめーそれでも玉付いてんのか!」
しい
「渡部、落ち着いて、青竜さん、我々の仲間が捕らわれて魂を抜かれた人形として置かれてます、こんな非道い事が許されますか、椿姫も同じようになるかも知れないのよ」
青竜は、目を閉じ唇を噛み締め耐えていた。
頬に一筋光る物が見えた。
そこへ、青竜粛正隊が帰って来た。
「殿、青竜が太郎丸様が見つかりました、青竜山の麓、竜神湖です、今すぐご出発を」
青竜
「聞いての通りだ、あなた達に構ってる暇はありません」
十兵衛
「我々もお供します、その為に来たのです」
島崎
「あの~バスは今すぐでも発車出来ますよ」
渡部
「でかした島崎行くぞ~」
青竜
「怪我しても知りませんよ」
しい
「決まった!出発進行!」
青竜と城に残っていた結界の影響を受けていた全員がバスに乗り、龍神湖を目指した。

No.272 12/02/16 23:30
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 271 緑の木々が、目に映えるような美しい場所に龍神湖は有った。
青竜
「ここに、弟太郎丸がいるのだな、おおい太郎丸ーいたら出てきてくれ」
十兵衛
「そのような呼びかけに、簡単に応じるなら苦労しないでござるよ」
突然、空が曇りだし風が吹いて来た。
龍神湖の中ほど辺りが渦巻いて竜巻が起きるとすぐ曇に吸い込まれて消えてしまった。
青竜
「太郎丸ーお前なのだな!我々と帰ってくれないかお前はどんな姿でも俺の弟だぞー」
「帰れ…もう戻るつもりは無い」
低く唸るような声が響いた。
「まだ、自分を抑えられるうちに帰ってくれ、兄じゃ」
太郎丸は泣いているような声だった。
曇り空の中に張り詰めた気が走り始めた。みるみるうちに何層もの雷が光る。
「ううん~気が持たん」
ギァァォォー!
曇り空の中から竜が現れ威嚇を始めた。
青竜
「太郎丸、気を確かに持てー」
竜の角が光ると、雷が襲った。
「危ない!」
十兵衛が青竜を引き戻した。
十兵衛
「玄武、頼んだぞ」
十兵衛が宝玉を掲げると宝玉が光って一筋の光が湖に落ちた。やがて湖が光ったかと思うと玄武が顔を出した瞬間に、口から消化液を、弾のように竜に向けて撃った。
竜は風を起こし、玄武に戻すと玄武の顔にかかり焼けたような焦げ臭い臭いがした。
玄武は甲高い声で叫んで後ろに倒れた、続いて竜は玄武に雷の攻撃をした。
玄武は甲羅で電撃を受け止めるとそのまま竜に打ち返した。
竜は弾き返された電撃で玄武の上に落下した。
どちらも一進一退の攻防が続いた。
青竜
「太郎丸、死ぬなよ、もう良い止めてくれ」
十兵衛
「命をかけているのは玄武も同じです、竜を鎮めるにはこれしか無いでござる!」
十兵衛の声に、はっとする青竜だった。

No.273 12/02/18 03:32
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 272 青竜
「十兵衛、刀を抜け、私も命をかけよう」
十兵衛
「避けられぬのか、しい殿宝玉を、玄武を頼みます」
しい
「結局、こうなるんだ」
呆れて宝玉を受けとる。
しいに宝玉が渡ると、玄武の動きが鈍った。
しいに変化が起きて、息苦しそうになる。
渡部
「しいちゃん大丈夫、苦しそうだよ」
玄武の喉に竜が噛みついていた、しいの首にも薄く後がにじんで来た。
渡部
「しいちゃん、宝玉を放して、玄武とリンクしてるよ」
しい
「大丈夫だよ、玄武頑張ってるんだもん、応援しないとね」
しいが頑張ってる横では十兵衛と青竜の戦いが、始まっていた。
十兵衛
「あなたにも大人しくしてもらいますぞ」
十兵衛は、刀の向きを返し峰打ちの構えを取る。
青竜
「ここで、引くわけには行かぬ、いざ参る!」
二つの影は、中段の構えで走り出した。
青竜から仕掛けて来た。
刀を右肩に担ぐ八双の構えから袈裟懸けに斬り下ろした所を、十兵衛は後ろに下がって上段に構える
青竜はすかさず手首を返し一気に斬り上げる。
十兵衛は後方宙返りで交わすと、青竜が突いてきた剣を下から弾いた。
十兵衛
「その動き、龍尾剣と見た」
青竜
「そなたの流派が見えぬ、新陰流では無いのか!」
十兵衛
「拙者、柳生ではござらぬわ」
一進一退の攻防が続いていた。

No.274 12/02/19 00:39
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 273 キィエェーーン
朱雀の叫び声が響いた。
「玄武ちゃん頑張ってー」
赤竜は一行の上空を通過すると飛び降りて回転を加えながら着地した。
渡部
「赤竜さん凄い!ただのオネエじゃ無い」
赤竜
「ダンサーの運動量、伊達じゃ無いのよ」
朱雀が凄まじい勢いで、竜に火炎を投げかけると竜は玄武の首から離れた。
青竜
「太郎丸、!」
気を逸らした青竜の首に十兵衛は刀を当てた。
十兵衛
「これまででござる、大人しくしてもらいますぞ」
赤竜
「十兵衛ちゃん、一つになるわよ」
十兵衛
「断る!」
「そっちじゃ無いの、玄武の玉貸して」
赤竜が玄武の宝玉を受け取ると、二つの宝玉を並べて叫ぶ前に照れた。
「やだわ~何みたい」
十兵衛
「棒が無いでござるよ」
渡部
「漫才師かよ!」
赤竜の手のひらで光って混ざった。
赤と黒の宝玉は、太極玉となった。
朱雀が玄武に突進すると胸元に吸収され、玄武の胸に朱雀の模様が浮かぶ。
火の力を手に入れた玄武は、より声高く叫んだ。
渡部
「くうがいたら喜ぶ展開だな」
しい
「もろ、ガメラね」
竜が玄武に絡みついて締め付けた。
玄武は後ろ足を収納しながら火を吹いて飛び上がった。
上空で手足を収納すると火を出した。
渡部
「あの有名な技が出てくるな」
玄武がゆっくり回転を始めると竜は降り落とされまいとより強く締め付けた。
高速回転すると、竜は耐えられず落下する、続いて玄武も着地した。
その後吐いた。
渡部
「初めてはつらいよね~」
しい
「慣れないとね、大丈夫よ、本家も慣れてるわ!」
玄武にしてみれば、散々だった。

No.275 12/02/19 23:32
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 274 十兵衛
「青竜殿、竜をここへ、もうしばらくは暴れないでしょう、今のうちに封印してください」
青竜
「太郎丸が~」
十兵衛
「このままにしておけばやがて人を襲うかも知れぬのですぞ」
青竜はうなだれて覚悟を決めた。
「太郎丸、ここへ来なさい」
竜がゆっくりと近づいてくると、青竜の前で鼻をクンクンさせて甘えてきた。
青竜は涙を流しながら宝玉を竜の鼻先にそっと当てた。
竜は光の霧に包まれて宝玉に吸収され、結界も消え失せた。
「うおー我々は生きてるぞー」
呪いが解けたように喜ぶ家来とは裏腹に悲しみの涙が零れる青竜だった。
その涙が宝玉に落ちた時だった。
光が落ちてゆっくりと一人の人間に変わっていくと、青竜は思わず抱きしめた。
「太郎丸、帰って来てくれたのか!」
「兄じゃ、ただいま」
太郎丸が笑った。
青竜
「十兵衛殿、ありがとう、次に目指すは麒麟城じゃ、椿必ずや助けるぞ」
渡部もしいも泣いていた。
島崎
「いや~素晴らしい!こんなに感動した芝居は初めてですよ~さあお疲れ様バスでゆっくり休んでくださいね~」
渡部もしいも今度は笑った。

No.276 12/02/21 00:39
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 275 その頃、麒麟城では舞台の準備もほとんど終わって公演を待つばかりだった。
麒麟城の家来が、いつ始めるのか聞いてきた。
ダンサー
「ごめんなさいねー団長がまだやぼ用から帰ってないのよ~」
ツン
「先に始めても良いと言ってたよ」
ダンサー
「そうね、歌から始めたら良いわね」
やがて舞台の幕が開き、ダンサー達の踊りと共に歌が始まった。
くう
「こっちも行動開始だな」
ツン
「舞台は見ないの?」
くう
「遊びに来たんじゃ無いぞ」
くうとツンは、城の離れにある牢に向かって歩いた。
くう
「ツン、待て…誰か来る」
塀の影に隠れて様子をうかがっていると侍の一団がやってくる、くうは先頭の頭に棒で殴りつけた。
「痛い!」
「襲撃がバレたのか!」
顔を見合って驚いた。
黒竜
「くうちゃん、あんた何するのよ~」
くう
「悪い、まさか来るとは思ってなかった、これで許せ」
黒竜の頬にキスした。
黒竜
「うん、許すからこっちも」
口を突き出した。
くう
「調子に乗るな」
くうとツンは黒竜達と一緒に牢に向かった。

牢に繋がっている椿姫に近づいく男がいた。
「へへへ、良い女だな~黄竜の野郎には、勿体無いな」
「ふん、黄竜の腰巾着が」
「お前さあ、自分の立場分かってんの」
外では白虎が繋がれて弱っていた。
男は舌舐めずりしながら興奮していた。
「どうせ、人形にされるんだ、その前に楽しませて貰うぜ」
白虎の宝玉を持ったまま目の前にちらつかせきた。
「これが、欲しいか~あっはっは」
股間を膨らませ、これから始める事を想像して喜んでいた。

No.277 12/02/22 00:05
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 276 鳴滝連次、不老長寿の力で数多くの犯罪を犯し、さらに椿姫を毒牙にかけようとしていた。
「どんな声で鳴いてくれるかな~へへへ」
「触るな!汚らわしい」
鳴滝は椿の髪を掴んで顔を見た。
ぷっ!、椿姫が鳴滝の顔に唾を吐くと、頬を平手打ちされた。
「どうせ誰も助けに来ないんだよ、紐が邪魔だな暴れるなよ」
鳴滝は椿のみぞおちに拳を入れるとぐったりとして動かなくなった。
「声が聞けないのは、つまらないが、これでゆっくり抱けるぜ」
椿の紐を解くと着物を脱がせた。
真っ赤な長襦袢姿が目に映えて美しい。
ごくっと喉がなった。
「そうだ!ビデオカメラに収めてやろう、これが最後だからな」
鳴滝はビデオカメラを取りに牢を出た。
くう達が入ってきたのと入れ替わりだった。
くう
「椿姫起きて、ここから出るよ」
椿は起きない。
ツン
「仕方ない、黒竜さんおんぶして」
2人のダンサーも入ってきた。
「急がないと男が帰ってくるわよ」
くう
「あなた達はどうすんの」
「男にちょっとしたお仕置きよ、乙女が見る物じゃ無いわ、宝玉は取り返してあげるからもう行って」
2人のマッチョな自称オネエ様方を残して牢を出た。
そこへ鳴滝が嬉しそうにいそいそとビデオカメラを持って帰って来た。
「なんだ、お前らはゴラァ!」
鳴滝はボコボコにされると手足を縛られ、ケツを突き出した形でパンツを下げられた。
「ふっふっふ、どうしましょうかしら~」
恥ずかしい姿をビデオに撮られながら悪態を付いてきた。
「ゴラァ!俺に出だししてみろタダじゃすまないぞ」

ヌプッ
ギィヤァウァー💥
極悪非道を繰り返し、栄華を極めた男の悲惨な末路はこれで終わらなかった。

「良い運動したわねー、面白いからこのままにしときましょう」
宝玉を取り返して牢を後にした。

黄竜
「鳴滝は、どうした!誰か探してこい!」
探しに行った方向から、爆笑が聞こえていた。

誰も助けようとしないで……。

No.278 12/02/23 02:18
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 277 黄竜
「鳴滝、誰にヤラレたwww」
鳴滝
「なっ何も無い、それよりも椿は」
黄竜
「お前の失敗で逃げたよ、責任取って兵隊繰り出せ」
牢から出された鳴滝は自分の部下を使い、捜索した。
黄竜
「赤竜一味に舐められたままには出来ねえな、野郎共、武器を持って集まれ、戦争だ!」

くう達と合流したダンサーは、宝玉を渡し白虎が繋がれている所にやってきた。
椿
「白虎、もう大丈夫だからね」
全身を竜との戦いで傷つけられていた白虎の鼻先に宝玉を当てると光の霧になって吸収された。
ツン
「今すぐは戦え無いね」
くう
「大丈夫、すぐに十兵衛達も青竜と来るよ」
椿姫
「青竜様が、来るの!」
くう
「絶対来るよ、十兵衛はそういう男だ青竜を必ず連れて来る」
舞台の方では、銃を持った黄竜達に囲まれてダンサー達が動きが取れなくなっていた。
合図を待っているのである。
白虎がいた方角から花火が上がった、ダンサー達はそれぞれが舞台に用意した武器を持ち、戦いが始まった。
黒竜
「我々も参戦するぞ」
黄竜
「生意気なヤツらめ、竜の餌食にしてくれるわ~あっはっは」
黄竜が宝玉を持ち上げ叫んだ。竜が現れ舞台が破壊されていく。
くうとツンは、人気のなくなった城に潜入し喪女を見つけた。ダンサーが喪女をおんぶして城を脱出した。
くう
「後は十兵衛と合流して、喪女さんの身体に戻ったらメデタシだな」
ツン
「この騒ぎが収まったらね」
今はまだ戦え無い白虎と赤竜のダンサー達、黒竜達の戦いはだんだん押されてきた。
くう
「サバイバルゲーム開始だな」
ツン
「お互い死なないようにな」
喪女をダンサーに任せてくうとツンも参戦した。
麻酔弾で次々と眠らせた。
ペイント弾がバレないように、ダンサー達も撃たれた時は、死んだふりしてごまかしていた。
黄竜
「なんだ、あいつらゾンビか」
人を傷つけ無い戦い方を知らない黄竜には理解出来なかった。

No.279 12/02/24 00:23
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 278 「行け!竜よ、あの目障りな奴らを食ってしまえ」
竜がくう達に襲いかかった。
「キャア!」
思わず頭を下げる。
しかし竜は来ない。
見ると黄竜と青竜が絡み合ったまま上空に飛んだ。
続いてファイヤー玄武がバスを抱えて着地した。
中から十兵衛、赤竜、青竜、太郎丸が、家来達と渡部としいも降りて来た。
渡部
「島崎、ご苦労様茶房のじいさん送ってくれ」
すでに帰りのバスには
茶房がちょこんと座っていた。
何がなんだか様子が理解出来ないまま、この場を離れるようにバスは出た。
茶房はすぐに次元の扉を開けてVIPトンネルの外に出た。
島崎はVIPトンネルの中でしばらく放心状態になった後、そのまま走り出した。
島崎
「はて?今の今まで私は何をしていたの?」
見送った茶房は、VIPトンネルに戻った。
「これで良い、変に覚えていても説明がつかんじゃろ」

玄武は、二匹の竜を追って飛んだ。
十兵衛は喪女に近づいて彼女の身体を抱きしめた。
喪女
「十兵衛さん、やっと取り返した身体なのに、霊気で覆われていて入れないよ」
十兵衛
「やはり黄竜を倒し、結界を解かねばならんな」
十兵衛は、黄竜の元へ走り出した。
椿
「青竜様、会いたかった」
「椿、もう放さない、これからはずっと一緒だ」
二人は再開した喜びにあふれていた。
ツン
「こんな事してる場合じゃ無いよね」
くう
「察してやれよ、やっと会えた恋人同士だwww」
二人だけの世界の側では戦が、行われていた。

No.280 12/02/25 01:55
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 279 「黄竜、いざ参る!」
十兵衛と黄竜が衝突した。
青竜粛清隊改め青竜隊も忍者刀を抜き参加した。「鳴滝は、どうした!」
黄竜が叫んだがその声は届かない。
部下を連れて逃げ出した。
復讐の機会を狙って、姿を消した。
十兵衛の刀が光って黄竜の脇をかすめた。
「手応え無し」
黄竜が刀を振り下ろした
十兵衛はギリギリで交わし、肘で顔面を殴る。
上空では青竜が黄竜に首を噛まれ血を吸われて落下して来た。
玄武と入れ替わりに黄竜は玄武に巻きつき首を噛んだ。
鋭い牙で玄武の血を吸うと、身体が金色に変わっていった。
玄武も気を失って落下して来た。
黄竜
「わはは、4体の聖獣の力手に入れたぞ」
黄竜は、飛び上がって上空から降りて来た竜と合体した。
みるみるうちにドラゴンの身体に変化して、赤青白黒の竜が金色の身体から生えて来た。
その姿はまるで……。
くう
「キングギドラだな、ヤマタノオロチと言いたいがゴマタノギドラだな」
十兵衛
「こちらの戦力は減って向こうは力を付けたでござるか」
青竜、白竜
「こちらも力を一つしよう」
二人の宝玉が十兵衛の手のひらで四ツ巴の宝玉になった時、宝玉の光が玄武に吸収された。
一回り大きな身体に頑丈な竜の鱗で覆われた首と手足、白虎の牙と爪と俊敏性。
より精悍な顔つきになった玄武がそこにいた。
くう
「良し!行けガメラ対キングギドラだwww」


<(_ _)>
怪獣の話でごめんなさい。

  • << 282 黄竜が居なくなった地上では、家来達が混乱状態で終始がつかなくなって十兵衛側が勝った。 「後は玄武に任せてみよう」 ギドラの放った雷撃が玄武の周りに砂埃を起こして辺り一面が見えなくなる。 玄武は砂埃の中からギドラの首を掴み取って背負い投げを食らわした。 倒れながらギドラの首が伸びて玄武の足に絡みついて引いた。 仰向けに倒れた玄武に、飛び上がり上から踏みつける。 「玄武、飛べ!」 十兵衛の声が届く前に動いていた。 足を収納し、ジェット噴射で上空に飛び出すと、ギドラも後に続いて飛び出した。 ギドラの電撃が玄武に絡みついて甲羅を滑るが、回転ジェットで交わして、ギドラに突進する。 体当たりされたギドラの飛行が乱れている。 すかさず玄武の火球が、ギドラを襲うと、ギリギリで交わして玄武に絡みついて二体は同時に落下して来た。 地上で対峙する二体、先に仕掛けたのは玄武!玄武の爪がギドラに食い込んで中から黄竜を引き出した。 ギドラの牙が玄武に噛みついて抵抗するが、玄武は静かに黄竜を下ろしてギドラの首を掴むと力を込める。 苦しむギドラの首の間に小さな亀裂が入った。 そのまま身体が音を立ててギドラの骨が軋む。 「玄武!もういい止めろ」 ギドラの上半身が避けた所で手を止めた。 玄武は勝ち誇った声で叫んだ後、光って4体の聖獣にそれぞれ戻った。 ギドラがゆっくりと倒れて動かなくなる。 十兵衛は黄竜から宝玉を奪うとギドラに当てて吸収した。 結界が消えて、地面から麒麟像が、姿を表すと宝玉を収めた。 黄竜 「このままで済ませるか~」 十兵衛に斬り掛かって来た。 「安らかに眠れよ、御免!」 黄竜の首が飛んで、血が噴水のように噴き出した。 少し歩いて、膝から崩れ落ちる黄竜。 「哀れな男よ、権力の罠に身を滅ぼしたか」 十兵衛は悲しみに満ちた目で見下ろした。 一斉に歓喜の声が上がる。 サムライワールドに平和が戻った。 喪女の身体に精気がみなぎり、息を吹き返した。 「十兵衛!」 喪女は十兵衛に抱きついてキスをした。 くう 「お安く無いね~www、と言うかクロ起きないし」 くう、ツン、渡部、しい、喪女の5人は、茶房に連れられ帰る事になった。

No.281 12/02/25 09:58
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )


川°ー°)
「なんか原型留めて無いなwww」
ξ*゚⊿゚)ξ
「かろうじて、最初の登場人物は残った」
从;'ー'从
「コレって面白いのか?」
(*'ー')
「そこには、触れちゃダメよ、書いてる人が傷ついてしまう」
[壁]_-)
「最後まで行くしか無いのね……」

No.282 12/02/25 18:52
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 280 「黄竜、いざ参る!」 十兵衛と黄竜が衝突した。 青竜粛清隊改め青竜隊も忍者刀を抜き参加した。「鳴滝は、どうした!」 黄竜が叫んだがその… 黄竜が居なくなった地上では、家来達が混乱状態で終始がつかなくなって十兵衛側が勝った。
「後は玄武に任せてみよう」

ギドラの放った雷撃が玄武の周りに砂埃を起こして辺り一面が見えなくなる。
玄武は砂埃の中からギドラの首を掴み取って背負い投げを食らわした。
倒れながらギドラの首が伸びて玄武の足に絡みついて引いた。
仰向けに倒れた玄武に、飛び上がり上から踏みつける。
「玄武、飛べ!」
十兵衛の声が届く前に動いていた。
足を収納し、ジェット噴射で上空に飛び出すと、ギドラも後に続いて飛び出した。
ギドラの電撃が玄武に絡みついて甲羅を滑るが、回転ジェットで交わして、ギドラに突進する。
体当たりされたギドラの飛行が乱れている。
すかさず玄武の火球が、ギドラを襲うと、ギリギリで交わして玄武に絡みついて二体は同時に落下して来た。
地上で対峙する二体、先に仕掛けたのは玄武!玄武の爪がギドラに食い込んで中から黄竜を引き出した。
ギドラの牙が玄武に噛みついて抵抗するが、玄武は静かに黄竜を下ろしてギドラの首を掴むと力を込める。
苦しむギドラの首の間に小さな亀裂が入った。
そのまま身体が音を立ててギドラの骨が軋む。
「玄武!もういい止めろ」
ギドラの上半身が避けた所で手を止めた。
玄武は勝ち誇った声で叫んだ後、光って4体の聖獣にそれぞれ戻った。
ギドラがゆっくりと倒れて動かなくなる。
十兵衛は黄竜から宝玉を奪うとギドラに当てて吸収した。
結界が消えて、地面から麒麟像が、姿を表すと宝玉を収めた。
黄竜
「このままで済ませるか~」
十兵衛に斬り掛かって来た。
「安らかに眠れよ、御免!」
黄竜の首が飛んで、血が噴水のように噴き出した。
少し歩いて、膝から崩れ落ちる黄竜。
「哀れな男よ、権力の罠に身を滅ぼしたか」
十兵衛は悲しみに満ちた目で見下ろした。
一斉に歓喜の声が上がる。
サムライワールドに平和が戻った。
喪女の身体に精気がみなぎり、息を吹き返した。
「十兵衛!」
喪女は十兵衛に抱きついてキスをした。
くう
「お安く無いね~www、と言うかクロ起きないし」

くう、ツン、渡部、しい、喪女の5人は、茶房に連れられ帰る事になった。

No.283 12/02/25 19:11
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 282 「拙者には、まだ漂流した者を捜して帰す役目が残っているでござる、お別れでござるな」
十兵衛は、5人と別れ旅を続けて行く。
青竜
「椿、結婚しよう、私が三代目白竜だ、太郎丸これを」
青竜の宝玉を受け取った太郎丸は二代目を受け継いだ。
「兄じゃ、いつまでもおたっしゃで」
赤竜
「なんか良いやね~黒竜一緒に暮らしましょう」
黒竜
「それだけは、絶対に断る!」
太郎丸
「時々、皆さんで集まりましょう、全員の力でこの世界を立て直しましょう」
十兵衛
「楽しみでござるな、旅の空から応援するでござるよ」

十兵衛の旅は続きます。
黄竜会の残党が、復讐の機会を狙っているが、この後の話は、お任せします。

<(_ _)> 【完】

No.284 12/02/26 01:57
匿名0 

>> 283 (;^ω^)「終わったの今気付いたお」

( ^ω^)「なおさんお疲れさまでしたお」

(;^ω^)「あっちでも言ったけど丸投げで正直、すまんかったお」

( ^ω^)「今度は短編でやるつもりだから、皆もレスして欲しいお」


なおさん本当にお疲れさまでした
m(_ _)m

また一緒に遊びましょうね♪
Σd(・`ω・)

No.285 12/02/26 07:23
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 284
川°ー°)
「ブーン系小説知ってるか」
ξ*゚⊿゚)ξ
「そんなの知る訳無いじゃん」
从;'ー'从
「素直クールさん、通称クー」
(*'ー')
「ツンは出るかも知れないけど、私と渡部は出番無いと思うよ」

[壁]_-)
「私が主役なのに、話題にも出ないなんてある……」

No.286 12/02/26 10:34
名無し13 



完結おめでとうございます✨💐✨


毎日楽しく読ませて頂いていました🙇
ワールドに浸っていたせいか
出勤途中に読ませてもらった日に
朝イチの職場の電話応対で

『おはようございます
〇〇〇(勤務先名称)でございます』
と言おうとして

『〇〇〇で ござる』
と言ってしまいました😥


楽しかったです(^-^)
なおさん お疲れ様でした
m(_ _)m


No.287 12/02/26 11:07
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 286 拙者のつたない文章を、読んでいただきかたじけない。
元は[狂気の喪女]と言うホラーなのに、怪獣になってしまったでござる。
許してチョンマゲ。

No.288 12/02/26 11:25
名無し13 

>> 287

面白かったから
(≧∇≦)👍✨

お疲れ様でした(^O^)ノ


No.289 12/03/01 12:12
匿名0 

書き込みなくなったな…(・ω・`;)


ここは閉めないから
適当に書き込んでおK!Σd・`ω・)


短編でも書くかな…(・ω・`)

No.290 12/03/01 12:17
匿名0 

―――ブーンのお願い―――

体育館裏

ξ*゚⊿゚)ξ「こ、こんな場所に呼び出すなんてど、どうしたのよ」

(*^ω^)「ツ、ツンにお願いがあるんだお」

ξ//⊿/)ξ「しょ、しょうがないわね!あんたのお願いきき、聞いてあげるわ!」

(*^ω^)「本当かお!ツン!」

ξ//⊿/)ξ「わ、私も前からブーンのこt」

(*^ω^)「みんな~おKが出たお!」

ξ//⊿/)ξ「すk… ? 」

ξ;゚⊿゚)ξ「みんな?」

('A`)「よっしゃ!日時はどうする?」

(><)「今週の日曜がいいんです!」

(*゚Д゚)「緊張してきたぞゴルァ!」

(*^ω^)「おっおっおっwww何を着ていくか迷うおwww」

ξ;゚⊿゚)ξ「…どう言う事ブーン?」

( ^ω^)「お?何って、合コンの話だおwそれじゃあ女子のメンバーが決まったら連絡くれおwバイブーw」

('A`)b「よろしこ」

(><)「男子はこの四人なんです!よろしくなんです!」

(*゚Д゚)「可愛い娘を頼むぞゴルァ」

一人その場に立ち尽くすツン

ξ;゚⊿゚)ξ「……合……コン……?」

ξ#゚⊿゚)ξ「ふざけんじゃねー!」

ξ#゚⊿゚)ξ「告白かと思ってドキドキしてたら、合コンのセッティングかよ!!!」

ξ#゚⊿゚)ξ「…………」

ξ//⊿/)ξ「でもブーンと遊べるからいっか❤」


―――終わり―――

No.291 12/03/01 14:42
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

昔の作品です。
良かったら[キューティーナギー]読んでください。
<(_ _)>
http://mikle.jp/thread/1159065/

No.292 12/03/02 10:39
匿名0 


(屮゚д゚)屮「誰かお題くれお題!」


(屮゚д゚)屮そ「ん?」


( ゚д゚ )彡

No.293 12/03/02 12:21
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 292  【ドクオは諦め無いようです、番外編】
J('ー`)し
 ( )
  ||
「私のトラップを切り抜けてオムライスをゲットなさい」
("Α`)
「主、書いてくれ」

  • << 296   J('ー`)し  ( )   || 「ドクオ、もう起きなさい、朝ご飯出来ましたよかーちゃんちょっと出かけるよ、気を付けて出てきなさい」 ('Α`) 「行ってらっしゃい。ん?、あっかーちゃんのメールだ」 [ドクオへ、扉の前には様々なトラップを仕掛けた、無事キッチンにたどり着いてご飯を食べなさい] ドクオは余計な事はしないらしい。 「そのうちかーちゃん帰って来るだろう、またメールだ」 [追伸、夕方まで帰りません] (゚Д゚)……。 腹減った~~~! ドクオは決心しました。 「部屋を出てご飯食べる、キッチンにたどり着いてやる!」 ドクオの旅立ちです。

No.294 12/03/04 00:10
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

今夜は桃の節句だお。

  ∧_∧
  ( ´∀`)
  /   つ
 (_(_ )
  しし′

これ?

(´・ω・`)
ワンパターン過ぎて……。

No.295 12/03/04 00:40
匿名0 

>> 294 ウホッ❤いいお尻❤
  ミミミミミミミミミミ
 ミミミミミミミミミミミ
ミミミミミミミミミミミミミ
ミミミ  ミ   ミミミミミ
ミ         ミミミミミ
  """""  """"" ミミミミミ
   (●)  (●)  ミミ⌒ヽミミ
    / /:.   ミミヽ|ミミ
    /  .:::.  ミミб!ミミ
.//// (   ) //// ミミ`ー'ミミ
ミ   ⌒ ⌒   ミミミミミミ
     ∥    ミミミミミ
     ∥    ミミミミ
   -=ニ三ニ==-  ミミミ
ミ         ミミミ
ミミ       ミミミ
ミミミミミミミミミミミ
 ミミミミミミミミミ

No.296 12/03/04 09:53
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 293  【ドクオは諦め無いようです、番外編】 J('ー`)し  ( )   || 「私のトラップを切り抜けてオムライスをゲットな…  
J('ー`)し
 ( )
  ||
「ドクオ、もう起きなさい、朝ご飯出来ましたよかーちゃんちょっと出かけるよ、気を付けて出てきなさい」
('Α`)
「行ってらっしゃい。ん?、あっかーちゃんのメールだ」
[ドクオへ、扉の前には様々なトラップを仕掛けた、無事キッチンにたどり着いてご飯を食べなさい]

ドクオは余計な事はしないらしい。
「そのうちかーちゃん帰って来るだろう、またメールだ」

[追伸、夕方まで帰りません]

(゚Д゚)……。
腹減った~~~!
ドクオは決心しました。
「部屋を出てご飯食べる、キッチンにたどり着いてやる!」
ドクオの旅立ちです。

No.297 12/03/04 11:05
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 296 ドクオは扉のノブに手を掛けようとしてはっとしました。
「何だ!足元にマットがある、それも濡れてる」
ドクオは部屋に置いてたビーサンを履き軍手をはめて、ゆっくりドアノブを開けました。
ドアノブとマットからコードが出ていて、バッテリーに繋がってました。

ヽ(*`Д´)ノ俺を殺す気か~~~!
ゆっくりドアが閉まると手紙が付いてた。
[後頭部に注意しろ]
ドクオは、反射的に身を低くした。
カツン、扉にダーツの矢が刺さる。
そこにも手紙が。
[おめでとう、ここまでよくクリアした、次は階段だ、栄光のご飯へ進め]
(-.-")イラッ!

No.298 12/03/04 11:30
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 297 ドクオが階段を見るとそこには、画鋲が撒かれていた。
「見え見えだぜ、こんなトラップ掃除してやる」
ドクオはホウキとちりとりで綺麗に掃除しながら一階に降り立った。
一階のキッチンにあるゴミ箱に目をやるとまた手紙が。
[おめでとう、あなたはやればできるのよ、さあキッチンに座りなさい]
(-_-;)俺の行動が読まれてる!食っても平気なのか?
ドクオは気にしないようです。
 
('Α`)
「モグモグモグリン、かーちゃんのオムライス、ウンメ」
皿を持ち上げると手紙が。
[ドクオ、オムライスには下剤が入ってます、漏らす前にトイレに急げ]
ヽ(*`Д´)ノバカヤロー

No.299 12/03/04 11:47
なおさん ( 40代 ♂ IkJfj )

>> 298 ドクオはトイレに着くと、慎重にドアを開けました。
「特に変わった様子は無いな」
便座の蓋を開けるとそこにはまた手紙。
(≧ω≦)b
[嘘です、下剤なんか入れるか、馬鹿!]
ヽ(*`Д´)ノガォー
プリプリ、(はあ~気持ち良い~)
尻を拭こうとして手を伸ばしたが、無い!
「これが、最後のトラップか!!」
芯に書かれていた。
[紙、切らしたので買ってきます、追伸、お前は紙に見放された、後は自分の手でウンを掴め……なんてね、テヘッペロ]
(゚Д゚)……。
ヽ(*`Д´)ノ
バカヤロー。

<(_ _)>おしまい。

No.300 12/03/05 00:34
遊び人19 

300いただきに参上🌹✨

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