中途半端な私…
旦那がお風呂に入ってる間に…
旦那の携帯をチェックする。
受信・送信メール共に履歴はすべて私💧
余計あやしいから💧
メール作成…
「ま」を押すと
「まーちゃん」
が1番に出てくる。
やっぱりしょっちゅうメールしてんだね💨
※読みにくい文章や、誤字脱字等もあると思いますが、どうかあたたかく見守って下さい🙇
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財布、通帳、印鑑、簡単な着替え、携帯の充電器…等々
カバンに入れて車に乗せておいた。
もしかして喧嘩になったら、「出て行け」と言われるかもしれない。
その時の為に準備をした。
21時頃、旦那が帰ってきた。
「ただいま。」
「…おかえり。
どこ行ってたの?」
「はぁ?💢
いちいち聞くなよ💨」
「…突然だけどさ、私も自分の給料から家賃とか半分払うから、家事も分担制にしたいんだけど…」
「は?」
「だから…家事を分担したいの!」
「お前…
たいして料理うまくないくせに、晩ご飯作りたくないって言うのか?
どれだけなまけた女なんだよ💨」
「ごはんだけじゃなくて、洗濯や掃除も全部だよ?」
「なら、お前と一緒に暮らす必要ないじゃん💨」
は⁉
何?
じゃあ私は家事をするためだけに一緒にいるってこと?
「私は家政婦じゃないよ?」
「💨
家政婦の方がよっぽどいいよ。
家政婦なら、家事だって完璧に出来るだろうし。
お前は何もしてないくせに、文句ばかりだな💨」
何もしてない?💢
「洗濯物だって、ご飯だって、全部私がしてるじゃん💢
何にもしてないのは、あなたでしょ?
共働きなのに…」
「だから、そんなに家事したくないなら、しなくていいよ💨
自分でだって出来るし💨
お前、俺より給料少ないくせに、偉そうに言うなよ💢
あ、じゃあ家賃や光熱費、今まで払ってきた分の半分を、全額今すぐ返せ💢
それでとっとと出て行けよ💢
家事したくないとか文句言う嫁なんかいらないから💢」
な、何それ?
頭にきた。
「今までのお金なんて返さないよ!
じゃあ、家事してた分の給料をちょーだいよ!」
「どれだけ自分勝手なんだよ💢
だいたい、お前に何もしてもらってないし💨」
「だから洗濯やご飯を…」
「はいはい、もういいよ💢
俺が気に入らないなら出て行けよ。
お前本気でウザイ💢」
…涙が出てきた。
今まで毎日、洗濯、掃除、確かに下手だけど料理も作ってた。
それなのに何もしてないって言われるなんて…
「何泣いてんだよ💨
早く出てってくれ💢」
「…」
「あー💢
イライラする💢
お前の顔なんてもう見たくないんだよ💢
早く出て行け💢」
そこにあったリモコンが私の方へ飛んできた。
…
もう終わりだと思った。
私は家をとび出し、車に乗った。
近くのコンビニまで行き車を止めた。
あんなひどいこと言われるなんて…
ただ、家事を分担したいと言っただけなのに…
涙があふれてとまらなかった。
私の存在って何?
やっぱり旦那は私と離婚したいから、文句ばかり言ってたのかな…
とりあえず、今日は家には帰らない。
明日、仕事休みもらっててよかった…
でもどうしよう…
実家には帰り辛いな…
あ、そうだ!
由希に連絡してみよう。
この前、旦那とのこと話してるし…
彼氏には申し訳ないけど、一晩だけ泊めてもらおう。
すると私の携帯が鳴った。
なんと由希から着信!
なんてタイミング!
「もしもし!」
すぐ電話に出た。
「もしもし?亜沙美?
元気してる?
今電話してて平気?」
「うん、大丈夫。」
「ちょっとさ、報告があって。メールでもよかったんだけど、電話しちゃった。」
「うん、どうしたの?」
「あのね、彼氏と結婚することになったんだ。
実は…妊娠したんだ。」
え…
「亜沙美?
呆れてる?」
「あ、ううん、ごめん、ちょっとビックリしちゃって💦
由希ができちゃった婚なんて、意外だな~💦」
「でしょ💦
私もビックリ💦
でも結婚するつもりではいたからさ😃
亜沙美には早く報告しとこうと思って。」
「ありがとう。」
「亜沙美は?
あれから旦那さんとはどうなったの?」
…
言えない。
幸せいっぱいの由希に、旦那と喧嘩して離婚するかもしれないから一晩泊めて、なんて言えない。
「なんとかやってるよ😃」
「そっか、
今日もなんとなく元気なさそうな感じだけど?
大丈夫なの?
また何かあったら言ってね😊」
「うん…ありがとう。」
私も赤ちゃんが欲しかった。
同じぐらいに結婚した友人や同僚が妊娠する中、私だけが授からなかった…
元々セックスの回数も少なかったし、基礎体温はつけていたけど、不妊治療とかはしなかった。
焦る気持ちもあった。
周りから、「赤ちゃんまだ?」と言われて、傷付いた時期もあった。
旦那に相談しても、
「そのうち出来るだろ~。」
と言われるだけで、話にならなかった。
由希は独身で子どものいない数少ない友達だったからか…
妊娠して羨ましいって気持ちと、
由希が自分から離れていってしまうような寂しさがあった。
…でも
こういう
自分だけがつらい…
みたいな考えはダメだ…
私と同じように子どもが出来なくて悩んでる人は他にもいるだろう。
不妊治療を頑張ってる人だっている。
私は甘えてる…
もう少し強くなりたい。
人の幸せを一緒に喜べる人になりたい!
涙も落ち着き、コンビニに入って缶コーヒーを買った。
はぁ…
強くなりたいって思ったけど、今日だけはダメだ⤵
1人でいたくない…
でも、由希のところには行けないし…
どうしよう…
あ、たかとに連絡してみようかな…
22時前…
もしかしたら寝てるかも…
たかとに電話してみた。
が、寝ているのか出ない。
お留守番サービスに切り替わる…
明日は月曜日。
たかとは仕事だもんね。
諦めよう。
そうだ!
長尾くんの店に行こう。
あそこは3時ぐらいまで開いてるし。
閉店までいて、その後はネットカフェにでも行こう。
決まり!
一応メール送っておこう。
今日は日曜日だから定休日じゃないし。
大丈夫だよね。
『これから行くよ😃
今、お店すいてるかな?』
メールを送信して、長尾くんのお店に向かった。
いつものように、お店近くのパーキングに車を止めた。
ここは近くに駅があり、居酒屋やカラオケなどもある通りで、いつもにぎやかだ。
若い男女何人かのグループが、道端で楽しそうに話し込んで、そして盛り上がっている。
合コンかな…
いいなぁ、楽しそうで。
私にもあんな時期あったな…
と、懐かしくなった。
今が楽しくないと、昔のことばかり
「あの頃は楽しかったな…」
と懐かしんでしまう。
今がすごく楽しかったら…
もし旦那とラブラブだったら…
たかとにメールしたり、こうして長尾くんのお店に行ったりすることもなかったのかな?
そんなことを考えながら歩いていると、あっという間にお店があるビルに到着した。
階段をのぼり、店の前に行くと
…
嘘…
なんと店のドアに臨時休業の貼り紙が😱
携帯を見たが、着信もメールもない。
前もって来ることがわかっていたら、臨時休業のこと、教えてくれたのだろうけど…
今日は突然だったしな…
でも今日に限って😭
長尾くんの店は臨時休業…
たかととも連絡取れない…
今日に限って…
自分の運の悪さに涙が出そうになった…
ショックで…しばらくその場から動けずにいたが、ずっとここにいるわけにもいかないので、仕方なくまたパーキングまで歩き始めた。
ついてないな…
でも家には帰りたくないし…
…どうしよう😥
するとその時、
「佐藤さん⁉」
と誰かに呼ばれた。
振り向くと…
男性3~4人のグループの中の1人が、こちらを見てニコニコしている。
え💦
誰⁉
よ~く見ると…
あ💡
川谷弟くんだ‼😲
美容師・川谷弟くん💦
こんなところで会うなんて思ってないから、誰だか分からなかった💦
「あ、こんばんは💦」
慌てて挨拶した💧
「お久しぶりです😃
いや~、そのパーマいいですね~(笑)」
そう言いながら、私のところに歩いてきた。
「どうしたんですか?今日は?
こんなところで?(笑)」
きっと暗~い顔して歩いてたの、気付いたんだろうな💧
「川谷くんは?
飲み会?」
返事に困ったので、逆に質問した💦
「はい😃
友達とそこの居酒屋で飲んでたんですよ。
もう帰るところなんですけどね。
明日、仕事のヤツもいるんでね。」
そっか…
帰るところなら、私と遊んでくれない?
…と言いたいところだが、単なる担当美容師さんに、そんなこと言えるはずもなく、黙ってしまった…
何か言わないと💦
「佐藤さんは?
帰るところですか?」
川谷くんに話しかけられてホッ💨
「うん。
これから帰るんだけどね💦」
……
今日は帰るところはない。
苦笑いする私💦
すると、
「佐藤さん、今日は車ですか?」
「?うん
そうだけど。」
「僕、今日飲み会だから電車で来たんですけど、もしよかったら…送ってくれませんか?」
…え⁉
川谷くんを家まで送ることになった。
1人暮らししてるアパートまで…
車で20~30分ぐらいかな?
時間がつぶせるので有り難かった…
「すみませんね😁
送ってもらっちゃって。」
「ううん、こちらこそ…なんかごめんね💦」
「全然いいです😃
…で、何かあったんですか?」
「…ちょっとね💦
旦那と喧嘩しちゃって…💦
今日は家に帰りづらくて…💦」
「そうだったんですか。
さっきかなり暗い顔してたから😁」
💧やっぱりバレてた。
「じゃあ、パーッと遊びに行っちゃいますか!」
「え…」
「ストレス発散しましょ!」
…嬉しいけど…
いいのかな💧
こんなイケメンくんと遊んでもらっても…
これも浮気⁉
私はいいけど…
川谷くん、絶対彼女いるよね。
「あの…
嬉しいけど、彼女に申し訳ないから…」
「彼女?
今いませんよ😁
佐藤さん、兄貴の同級生だからか、なんか他人とは思えないんですよね😃
あ、でも佐藤さんの方が、知り合いとかに見られたら、浮気してるように見えますよね…
そうだ!
ちょっと待って下さいね。」
そう言うと誰かに電話し始めた。
私は運転をしていたので、電話の内容はよく分からなかったが、
電話はすぐ終わり、
「佐藤さん、
男ですけど、1人友達呼びましたから大丈夫です。
二人きりよりはマシでしょ!」
と言われた。
「あ、ありがとう。」
「それで、これからボウリング行きませんか?
今呼んだ友達が、今ボウリングにハマってるらしくて😁」
「分かった。」
「すみませんね😁
強引で😁」
「ううん。」
ちょっと圧倒されてしまったが、付き合わせているのはこっちの方なので、嫌な気持ちには全然ならなかった。
そしてボウリング場に向かった。
ボウリングなんて久しぶり…
私すごく下手だけどいいのかな💧
恥ずかしいかも💧
そんなことを考えていると、すぐにボウリング場に到着した。
駐車場に車を止めて入り口まで歩いて行った。
「あれ~?
入り口で待ち合わせしたのに…
まだ来てないな~。
まあ、中で待ちますか。」
友達はまだみたい。
中のゲームセンターで待つことにした。
ゲームセンターも久しぶりだ。
>> 176
川谷くんと、ユーホーキャッチャーやゲームを見てまわった。
ゲームも分からないのばかりだし、
プリクラもなんだかすごくなってて時代を感じてしまった💦
自分がすごくオバサンのような気がしてきて、恥ずかしくなってきた💦
「何かします~?」
と川谷くんが聞いてきた。
「あ、ごめん💦
ゲームセンターに来るの久しぶりで…
最近のプリクラってなんかすごいね💦
ゲームもあんまり分からないし…
私が分かるのはユーホーキャッチャーぐらいだね💧
しかもユーホーキャッチャーも下手で全然取れないんだよね😁
なんだかもう若者にはついていけないって感じだよ💦」
ボソボソそう言うと、川谷くんは笑いながら
「何ばばくさいこと言ってるんですか😁
まだまだ若いですよ。
じゃあユーホーキャッチャーしましょ。」
と私をユーホーキャッチャーのところまで連れて行った。
- << 180 それから3人でボウリングをした。 周りから見たら、どんな関係に見えるのかな? 川谷兄弟は顔はあんまり似てないから、兄弟には見えない。 3人だし、不倫関係?とかにも見えないだろう。 仲の良い幼なじみが遊んでる… 本当にプチ同窓会のように見えるかも。 私のスコアは最悪だったけど、久しぶりのボウリングはとても楽しかった。
「ばばくさい」
確か旦那にも同じことを言われた。
旦那は冗談のつもりだったのかもしれないけど、私は本気で腹が立った。
でも川谷くんに対しては、何も思わない。
同じ言葉なのに、不思議だな…
そんなことを思いながら、川谷くんとユーホーキャッチャーで遊んでいると、
「お~い。」
と後ろから声をかけられた。
振り向くとそこにいたのは、
友達ではなく…
川谷兄!
私と同級生の川谷くんだった!
「久保っち~
久しぶり✋」
「川ちゃん…」
お互い、つい小学生時代のあだ名で呼んでしまった💦
中学卒業以来会ってないのに…
ん?
成人式の時会ったかな?
どっちにしても、すごい久しぶり。
クリッとした目は変わってない。
でもオッサンになってる(笑)
可愛いオッサンだ。
「ビックリさせようと思って、友達って嘘ついたんです😁」
川谷弟くんはニコニコしてそう言った。
「うん、
ビックリしたよ~。」
「じゃあ今日はプチ同窓会ってことで(笑)」
「超プチだね(笑)」
なんでかな?
川ちゃんが来てくれて、さっきの恥ずかしいって気持ちがなくなった。
それから、ボウリング場の向かいにあるファミレスに行った。
3人共、ドリンクバーを頼んでお茶タイム☕
「今日はこれからどうするんですか?」
川谷くんがたずねる。
「何?どうしたの?」
川ちゃんは詳しい事情は知らないみたいだったので、今日のことをざっと説明した。
「家事を分担したいってだけで、そんなに怒ることか?」
「あ…
旦那浮気してるから…
私とは別れたいのかも💧」
「浮気?」
結局今までのことまで全部話してしまった💦
「愚痴ってごめん🙏」
2人とも無言になってしまった💦
「とにかくね、今日は家に帰りたくなくって💦
偶然会った川谷くんに甘えてしまったわけなの。
でもボウリングすごく楽しかったし、元気でた😃
本当にありがとう。
この後はネットカフェかどこかに行く予定。
明日はとりあえず家に帰るつもりだけど。」
「ヨシ!
今日は飲もう!」
え⁉
「明日休みなら、今夜は飲もう!」
「え…
でも…」
「俺らも明日は仕事休みだから、大丈夫。ネットカフェなんかに行くことないよ!
俺んちに来たらいいよ。」
でも…
「僕もおともしますよ😃」
いいのかな…
川谷兄弟に甘えすぎなのでは…
「ん?
大丈夫大丈夫!
久保っちを襲ったりしないから(笑)」
…
そんな心配は全くしてなかった
同級生だからかな…
すごく居心地良かった。
川ちゃんはボウリング場の近くのアパートで1人暮らししてるということで、ボウリング場までは徒歩で来ていたので、3人で車に乗り、川ちゃんのアパートに向かった。
まだ新しそうな可愛らしいアパート。
広めのワンルームだった。
「狭いし散らかってるけどどうぞ。」
「お邪魔します…」
結婚してから、男性の1人暮らしの家にお邪魔するなんてことなかったから、妙に緊張した。
でも旦那に対して罪悪感とか、そういう気持ちはなかった。
玄関入ってすぐにキッチンやトイレなどがあり、部屋の中に入ると、こたつやベット、テレビ…シンプルな感じ。
雑誌なんかがいくつか散らかっていたが、全然きれいだった。
とりあえずこたつのそばに座った。
「あ、飲み物あんまりなかった。
何か買ってくればよかったな…」
冷蔵庫を開けて川ちゃんが言う。
「すぐそこにコンビニあるから、ちょっと買ってくるわ。
久保っち何飲む?」
「え、私も一緒に行くよ。」
「いいよいいよ。
ゆっくりしてろよ。
弟の相手してて😃
チューハイとかでいいか?」
「あ、うん。
ありがとう。」
「兄ちゃん、俺ビール❤」
「はいはい」
そう言うと川ちゃんは出掛けて行った。
「兄貴優しいでしょ?😊」
「うん。」
「ここだけの話…実は兄貴バツイチなんですよ。
優しすぎて物足りないって奥さんに浮気されたらしいんです。」
…
えー‼
ビックリ。
「本当に?」
「本当にです。
兄貴、僕にも優しいですからね。
でも、優しいだけじゃだめなんて、女も難しいですね😁」
「奥さん…贅沢者だね…」
優しいだけじゃだめ?
分かるような分からないような…
優しさが伝わらないこともある。
川ちゃんは奥さんにどんな風に優しかったんだろう…
気になるな…
「今日、兄貴の話も色々聞いて、参考にしてみたらいいじゃないですか😊」
「聞いてもいいのかな?
奥さんに未練とかないかな?
大丈夫かな?」
「大丈夫でしょ。
もう5年ぐらい前の話だし。」
そんなに前なのか…
じゃあ聞いても大丈夫かな?
すると、
「ただいま~」と川ちゃんが帰ってきた。
それから…
川ちゃんの買ってきてくれた飲み物で、
「お疲れ様~🍻」
と乾杯した。
川ちゃんの結婚生活について、早く聞いてみたい…と思いながらも、なかなか言い出せず、3人で地元の話などで盛り上がった。
そのうち、だんだんと眠そうな表情になる川谷弟くん。
ついに
「寝る…
ベット使っていい?」
と言って寝てしまった。
もう夜中12時をまわっていた。
イケメン川谷弟くんの寝顔は可愛かった☺
川ちゃんと二人きりになったので、思い切って聞いた。
「あの…
さっき弟くんから聞いたんだけど、
その…
川ちゃんバツイチだって…
奥さんに浮気されたってホント?」
「情報早っ😲‼」
「ごめんね💧」
「別に謝らなくてもいいんだけど😁
まだ若かった頃の話だし。
…
元嫁は俺じゃ物足りなかったみたい💧
刺激?が欲しかったのかな?」
…刺激…
刺激?スリル?
不倫のような恋?
…考え過ぎか💦💦
「共働きだったの?」
「うん。
家事とか、手伝うこともあったけど、きっちり分担してたわけじゃない。
俺も、家事は女がするもんだって思ってたから💧
久保っちの旦那さんと同じだよ。」
「でも、手伝うこともあったんでしょ?」
「ん~…
手伝うというか…
元嫁がだんだん家事しなくなって…
洗い物や洗濯物がたまり放題💧
掃除もしないし💧
共働きだし、仕方なくやってたって感じ。」
私の旦那も私が家事を何もしなかったら、自分でしたりするのかな?
「まあ、そうやって元嫁を甘やかして、怒ることもせず、わがままも結構きいてやってたから…
優しくすれば、また家事してくれるようになるかな~って思ったんだけど😁
浮気されるなんて思わなかったよ💦」
「…」
「でもたとえ元嫁を怒ってたとしても、どっちみち浮気されてた気がする。
元嫁とは、そういう運命だったんだと、その時は諦めたし、今も未練や後悔はないよ。」
「…そうなんだ。」
「離婚したいと言ったのは向こうだけど、俺も浮気したヤツとは結婚生活を続ける気はなかった。」
「…」
「だから…、
久保っちの旦那さん、信じられないし、
正直、結婚生活を続けられる久保っちも、俺からしたら信じられない。」
「浮気を認めて許してるってことだし、
それに…
家事を分担したいって言っただけで、出ていけって言うのはおかしくないか?
久保っちは家政婦じゃないんだぞ!」
…
涙が出てきてしまった…
そう、
私は家政婦じゃない…
でも家政婦のような扱い方しかされてない。
「…ごめん。
言い過ぎたかな💦」
泣いてしまった私を見て、川ちゃんが謝る。
「違う違う!
川ちゃんの言うこと、全くその通りで…
なんだか自分が情けなくて、涙出ちゃった💦
ごめんね。」
「離婚をすすめるわけじゃないけど…
離婚して幸せになれることもあると思うぞ!
今…
久保っちが幸せなら何も言わないけど…
ハッキリ言って、久保っちの旦那さんは非常識だよ…
久保っち…このまま結婚生活続けて、幸せになれるのか?」
なれない。
すぐにそう思った。
「久保っち、今は子どもいないんだろ?
子どもが産まれたら、もっと大変なことになるぞ。」
…なんとなく分かる
「同級生として、久保っちには幸せになってもらいたいよ😊
とにかく、今のままじゃダメだと思うから…
とりあえず、何か行動にうつしてみろよ!」
「うん…わかった!
やってみる!」
翌日…
目覚めると8時だった。
川谷兄弟はまだ寝ている。
無断外泊なんて結婚して初めてのことだ。
浮気してたんだろ💢
と、旦那はまた怒るのだろうか…
携帯を見ると、
2件 新着メール
旦那かな…😠
そう思いながらメールを見た。
1件目は長尾くんだった。
『昨日店に来てくれたんだろ?
臨時休業のこと知らせてなくてごめんな~
カクテルの大会があったんよ。
で、また何かあったんか?
何でも聞くからまた店来てな!』
2件目はたかと。
『おはよ~。
昨日電話くれた?
寝てたわ~。ごめん。
何かあったんか?
また連絡してこいよ。
じゃあ仕事行ってくる。』
2人そろって
「なんかあったんか?」って…
メールを見終わった後、なんだか胸がいっぱいになった。
長尾くんもたかとも、朝の忙しい時間にわざわざメールを送ってくれてた。
川谷兄弟も、仲の良い友達でも何でもない私に優しくしてくれて…
1番愛されてるはずの人からは何の連絡もなく…
私のこと、心配じゃないの?
私がいなくても平気なの?
やっぱり私は家政婦でしかないの?
今度はだんだんと怒りと悲しみの気持ちがこみ上げてきた。
すると、「おはよ~」と川谷弟くんが目覚めて、同時ぐらいに川ちゃんも起きた。
私は2人にお礼を言った。
ボウリングに連れて行ってくれたこと
家に泊めてくれたこと
相談にのってくれたこと…
もしあの時、川谷弟くんに会っていなかったら、今頃どうなっていたか…
川ちゃんに相談にのってもらって、何か行動にうつすという、これからの目標ができたこと。
本物にありがとう!
2人とも
「いいよいいよ~✋」
とニコニコしていた。
それから川ちゃんと電話番号とメールアドレスを交換した。
弟くんとは交換しなかったけど、昨日のお礼に一人暮らししているアパートまで車で送って行った。
はじめまして! 話の内容が私とかぶってるせいか、共感しました。私と一緒だぁ~わかるわかる!と思いながら読んでます。主さんの気持ちよくわかりますよ本当に!! 私も子供まだいないし旦那が独身時代に二股かけてた女は飲み屋のバツイチ女で全然美人じゃなくて山田花子そっくりな女で妊娠までさせてましたから… 本当に情けなかった。仕返しに私は不倫しましたけどね! ざまあみろって思いましたよ(笑)
現在旦那は携帯にロックかけてますから~! かなり怪しいんですけど…
そして、10時半頃に帰宅した。
旦那は仕事に行っているのでいない…
旦那が帰ってきたら何て言われるかな?
また出て行けって言われるかな…
それとも何事もなかったように接してくるのかな…
私はどんな対応をしたらいいのだろう…
紙とペンを持ってソファーに座り、書き出していく。
とにかく…
今日明日に家を出ていくのは無理だな…
離婚するにしても、とりあえず両親に話さなきゃならないし…
住むところも探さなきゃ💦
いつ旦那に出て行けと言われても大丈夫のように…
となると…
お金がいるよね…
あ、慰謝料とか?
旦那は浮気を認めてるけど、物的な証拠がない。
探偵や弁護士に頼むとお金かかりそうだし、そこまでして慰謝料いらないか…
ケチな旦那に、逆に何か請求されても困るし。
マイホームにと貯金してたのを、浮気の慰謝料としてもらうことにしよう!
私名義の通帳だし😁
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