ー真実の愛ーⅡ
事実は、たくさん有るけれど、、、、
真実はひとつだ。、、、って、
あなたは教えてくれた。。。
★前スレに続き、一部不快に思われる箇所があると思います。
ひきつづき、不快に思われた方は、申し訳ありませんが、スルーをお願いします。🙇
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ゆっくりと、恭介の顔を見る。
やっぱり、、、
ちょっと、泣いてた、、、?
「オレは、、、、ずっと、自分だけが不幸だって思ってた。」
、、、、、、
「姉貴の苦労も、よく分かってなかったし。ガキだったからな、、。
だから、そんなオレを受け入れてくれた社長や奥さんのために、何かできねぇかって、、」
「何か、、?」
「会長に聞いたら、だったら、学校行け、、、、って。ふらふらしてるぐらいなら、学校行ってちゃんと勉強しろ!って、言われて。
オレも、負けず嫌いだったし、会長がそう言うんだったらって思ってな。」
負けず嫌いか、、、
なんだか、その頃の恭介の様子が目に浮かぶ。
「相変わらず、姉貴のとこと施設には帰ってなかったけどな。
、、、ただ、その頃のオレは、ちょっと前までとは違ってたって言うか、、、
目標みてえなものもできてたし。」
夢、、、が、できたって事?
「会長の仕事を手伝いたいって思ってた。
そのためには、ちゃんと学校行って、勉強して、、、大学にも行きてぇって考えてたから。」
それが、あなたの夢になったんだ、、。
「夢、、、叶ってるじゃない?」
「あ?、、、あぁ、、、。」
ん?、、、、、
「何、、、?」
「無事、高校にも受かって、、。施設は、中学までだったから、オレは、そのまま社長の家から、高校も行かせてもらってたんだ、、」
幸せな事だよね。
でも、、、、心なしか、言いにくそうな顔に見えるのは、、?
「、、、、、、、竣也がな、、、」
「竣也くん?が、どうかしたの、、?」
「オレが、高校に入った頃、、、、あいつ、、かなり、荒れてて、、」
、、、、、
「、、、、、あ!竣也くん、中学生の頃、、、、悪かったって言ってた、、、」
「、、そうか。お前にも、言ってたんだな、、。」
「なんか、、、、あったの?」
少し、考えた後、、
「オレが、学校に行くようになってから、、なんていうか、、、オレの事、避けるようになっちまって。
それまで、毎日のように一緒につるんでたのが、、、
オレの所為なんだけどな、、、」
「、、、、、。
竣也くん、、、、、寂しかったんだね、、、。」
「、、、、、、そうだったのかもな、、。」
恭介が、ふっと寂しそうな表情を見せた。
自分と竣也を、重ね合わせてるんだろうな、、、
「オレも、、、、竣也には、声は掛けてたんだけどな、、、。
、、ある時、、、、竣也の携帯から電話があって、、、」
竣也くんの携帯から?、、って、、、、
「急いで駆けつけたら、、、
あいつ、ケンカふっかけられてて、ボコボコにやられてた、、、。」
ケンカ、、、!
「まさか、あなたが敵討ちしたんじゃ、、」
「その逆。」
逆って!?
「相手は、オレの事、ずっと目の敵にしてたヤツで。竣也をエサに、オレを呼び出すつもりだったらしい。」
「それって、、、!」
「あぁ。相手は最初っから、オレをやっつけるのが目的だったって訳だ。」
「でも、竣也のヤツ、、
オレの居場所を言わなかったらしくて、、。
それで、相手が痺れを切らして、、、
竣也の携帯使って、オレを呼び出したらしい、、。」
、、、、、竣也くん。
「それで、、、、、どうしたの、、、、、?」
さっき、恭介は敵討ちはしてないって言ってたよね、、、?
「殴られたさ。」
軽く笑いながら、答える。
殴られた、、、?恭介が、、、
「黙って、、、?」
「あぁ。」
女の私から見ても、もちろんだけど、、、
同じ男から見ても、恭介は大きい、、、と思う、、。
それが、、、
「なんで、、、?ううん、、、、ほんとに、殴られたの、、、、?」
思わず、聞いてしまう。
恭介は、少し苦笑いしながら、
「最初、竣也は、オレが相手をやっつけるって思ってたらしいけど。
もう、ケンカはしねぇって、会長と約束してたからな。それに、、、
竣也にとっても、よくねぇって思ったし。」
竣也は、恭介を庇い、恭介は、竣也を気遣った。
いろんな事があったからこそ、二人には信頼関係ができたんだな、、、。
「じゃあ、それからは、、、、?」
「あぁ、、、、それからは、あいつも変わった。
学校も、また行くようになったしな。」
「そっか。、、、良かったね。」
ほんとに。
「オレも、竣也との事があって、変わった。
姉貴の気持ちが、、、、分かるようになって、、、。」
「、、、、、、、」
しばらく黙った後、恭介は、
「だから、、、、、姉貴には、幸せになって欲しかった、、、、」
「、、、、、うん。」
、、、、、、、
恭介も、私も黙ってる、、、、、
、、、、、、、、
「だから、、、私、、、と、亮介さんの事、、、許せなかったんだよね、、、?」
今なら、、、、分かる、、ような、気がする、、、、
恭介の、気持ち、、、、
両親の愛を知らずに育った恭介が、どれだけ、姉の響子を慕っていたか。
<親以上の存在>だって、言った恭介の気持ち、、、
「よく、、、わかんねぇんだ、、、」
ぼそっと呟く恭介の顔は、苦しそうに見える。
どうして、そんな顔するの?
、、、、、
「わかんない、、って、、?」
「最初は、、、姉貴を苦しめてたお前たちを憎いって思ってた、、。それだけだった、、、お前に、逢うまでは、、」
「、、、、、、、、?」
何が、言いたいの、、、
「お前を見掛けてから、ずっと、考えてた。
でも、結局は、、、わかんねぇ、、
だから、あの日、、、店に行った、、。」
「二人を見た瞬間、、、、オレは、分かったんだ、、」
、、、、、、、
「お前が、欲しかった。」
!!
「姉貴のためなんかじゃ、ねぇって、、、
オレは、、!お前を、どうしても手に入れたかった、、、、!
気づいたら、、、
無理やりお前を、、、、」
、、、、、、、
、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「女を見て、そんなふうに思った事なんて、、、なかった、、、
、、、お前を、未来を、、どうしても、欲しいって思ったんだ、、、」
私、、、、
今、どんな顔してるんだろう、、、
ううん、、、
どんな顔をしたら、いいんだろ、、、
あの時、、、、恭介が、私を、、、レイプした時、心も、体も、、、、引き裂かれたみたいだった、、
誰にも、私の気持ちなんて、、、分かる訳ないって、思ってた、、、、、
好きでもない人に、、、、、レイプされて。
それから、何度も無理やり、抱かれて、、、
愛のない関係を持ってしまった事、ほんとに、、、
悔やんだ、、、
、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、
でも、、、もし、そこに、真実の愛があったなら、、、、、
いつか、恭介を信じる事が、できるのかな、、、、
、、、、、、、、、
「でも、、、後悔した。
お前を、、、あんなふうに、傷つけてしまって、、」
、、、、、わからない
まだ、、、、、、答えが見つからない、、、
「お前の事、知れば知るほど、、、
自分のした事、悔やんだ、、、!」
恭介は、唇を強く噛みしめている。
私も、だよ、、、、
恭介の事、知れば知るほど、、、、
悔やんだ、、、、
どうして、あんな出逢いをしたんだろうって、、、、
もっと、普通に出逢ってれば、、、、、って、何度思ったか、、、
「でも、もう、事実は、、消せないんだよな、、。」
そう、、、。過去は、消せない、、、
どんな、事実も、、、。
「だから、、、!」
、、、、、、?
「子どもは、産んでくれ、、!いや、、、、産んで、欲しい。」
それって!!
、、、、、
「、、、、、あなたの、子どもじゃないかもしれない、、、、よ、、」
「それでも、いい。
オレに、そんな資格が無いって事は、、、分かってる、、。
でも、産んで、、、欲しいんだ、、
オレにできる事は、なんでもする。」
それが、、、きっと、あなたの、精いっぱいの優しさなのかもしれないね。
充分、気持ちは伝わったよ、、。
「ありがとう、、、。」
お礼ぐらい、、、、言っても、いいよね、、、?
お腹に、そっと、手を当てる。
「産んで、、、くれるのか、、?」
「当たり前だよ。」
にっこり、微笑みながら答えた。
、、、、、最初は、当たり前なんかじゃ、、、なかったんだけどね、、、
その時、恭介が、
「ありが、、とう、、、な、、」
、、、、、、
「え、、、、っ!」
今、ありがとうって、、、!?
驚いて、恭介の顔を見る。
少し、涙ぐんでいるように見えるのは、気のせい、、?
、、、、、、、、
でも、しっかりと私の目を見てる。
!、、、、、、
恭介は、一度、視線を下に向けた後、再び、私の方に目をやる。
そして、、、、、、
「もう、これ以上、、、、愛する人を失いたくない、、、」
「、、、、、恭介、、」
「だから、、、、、そばに、いて欲しい。」
、、、、、、、!
「お前、今、、、!恭介って、、、、っ!」
え、、、っ?
、、、、、、あ!、、、、自分でも、気づいていなかった、、
急に、恥ずかしくなって下を向いた、、、、、瞬間!
ソファに座っていた筈の恭介に、抱きしめられていた、、、、、!
「未来っ、、、」
、、、、、、、!
、、、、、、、、、、、
ずるいよ、、、、
勝手な事ばっかり、言って、、、
「いやじゃない、、、か?」
、、、、、、?
「、、、、何が?」
「何がって、、」
「さっきのセリフ?それとも、、、、今、抱きしめられてる事、、、、?」
、、、、、、
「、、、、両方」
、、、、、、、、、、、、
「未来、、?」
「いや、、、、じゃ、ないよ。」
だって、抱きしめる力、、、加減してくれてる事が、分かるから、、、。
、、、、、、、
「未来、、、」
少しだけ、私を抱きしめる腕に力が入る。
、、、、、、、、
改めて、思った。
恭介って、大きいんだな。
それだけじゃ、ない、、、
、、、安心できる。
、、、、、、、、
その時だったーーー
恭介の携帯が鳴る。
でも、恭介は私を抱きしめたまま、、、
携帯を開こうとしない。
「ねぇ、携帯、、」
「いい。」
「いいって、、」
それでも、携帯の呼び出し音は、止まらない。
「安心する、、」
「え?」
「未来をこうして、抱きしめてると、、。」
、、、、、、恭介、、
でも、やっぱり、携帯は鳴りっぱなしで、、。
「チッ、、」
軽く舌打ちをした恭介は、抱きしめていた腕を離し、渋々、携帯を開く。
「なんだ。」
いつもの、クールな恭介に戻ってる。
「あっ!すいません!!恭介さん、、、!!」
竣也の声だった。
しばらく話した後、
「わかった。」
そう言って、恭介は携帯を閉じる。
「仕事、でしょ?」
「あぁ。、、、」
部屋の時計を見る。
いつの間にか、12時を回っていた。
「悪い、、」
「大丈夫だから。行って?」
「、、、、、、、わかった。」
立ち上がった恭介は、玄関に向かう。
靴を履いた恭介は、ゆっくり、振り返る。
見上げる、私。
「ん、、、?」
右手を出した恭介は、私の右頬にそっと触れた、、、、、、
恭介、、、?
「返事、、、、」
「え、、、?」
「待ってる。」
あ、、、、、
「それと、、、、、無理するな。」
「あ、、、、うん。ありがと。」
「じゃあな。」
そう言うと、恭介は、出て行った。
ーーーー
ーーーーーーーー
翌日、私はまた、いつものように、仕事に出掛けた。
1日の休みだったとはいえ、なんだか凄く時間が経ってるような気がしていた。
それだけ、この数日間は、私にとって自分の人生を左右するような時間だったんだって思う。
仕事を終えた私は、上原さんに全てを話した。
上原さんは、私の話を聞いた後、
「未来ちゃんが決めた事なら、私も、応援するよ!」
って、言ってくれた。
そして、7月ーーー
教員採用の試験が始まった。
私は、受験しなかった。
今は、この子を産む事に専念したいって、思ったから。
でも、決して諦めた訳じゃ、ない。
来年、受験して夢を叶えたい、、、!
この子が居れば、大変な事も多いかもしれない。
でも、、、だからこそ、頑張れるって思うから、、、。
安定期に入り、少し涼しくなった頃、私は、叔母に会いに行った。
ちょっとだけ、目立ってきた私のお腹をさすりながら、、、、
「未来ちゃん、、、幸せなんだよね?」
「叔母さん、、、、うん、、うん、私、幸せだよ、、、」
叔母も私も、しばらく泣きながら、抱き合っていた。
叔母さん、、、、
ごめんね、、心配ばっかり掛けて、、、
、、、、、でも、安心してね。
私、幸せになるから。
両親のお墓参りにも行った。
お墓の前で、叔母と二人、手を合わせる。
パパ、、、、ママ、、、やっぱり、心配してる?、、、よね、、、?
ごめんね、、。
こんな形で、パパやママのとこに来ちゃった事、許して下さい、、。
でも、パパもママも、いつも、私がしたいって言った事は、全部、させてくれたよね、、、
何も言わないで、優しく見守ってくれてたね、、、。
もしかしたら、、、
今も、そう、、、、?
私と、この子の事、見守ってくれてる、、?
お墓を見つめても、何も答えてはくれないけど、、、
なぜだか、ちょっとだけ、気持ちが落ち着いたような気がした。
叔母が、上原さんと話がしたいと言った。
私は、上原さんに電話をかけて、事情を話す。
「私も、叔母さんと話がしたかったから、ちょうど良かった~」と言ってくれた。
携帯を叔母に渡すと、二人とも、年齢が近いっていう事もあって、話も弾んでるみたいだ。
出逢いって、不思議、、、
全く、何の縁もなかった者同士が、ふとしたきっかけで、出逢う。
それは、その場で終わってしまう事もあるのかもしれない。
一生の出逢いに繋がる事も、あるかもしれない。
でも、その事に気づくのは、きっと、もっと先の事なのかも。
私と、恭介は、、、、?
どっちなんだろ、、、
暮れも押し迫った12月。
「未来ちゃ~ん、出掛けるわよ。」
「あ、うん!今、行くー!」
出産が近い私のために、叔母が出てきてくれていた。
今日は、叔母と二人で、出産に必要な物を買いに行く。
7ヵ月に入る頃に、流石に仕事を続ける事は難しくなった。
それに、上原さんからもストップがかかってしまう。
「順調とはいえ、毎日、電車で通ってくる事も、心配だし、、、それにもし、、、お店で何かあったら、、、社長、、、、あ、いや、、、とにかく、心配だから!」
、、、、、、、社長、、、
恭介も、、、、心配だった、、、、?
買い物を済ませた私たちは、近くのお店で昼食を摂っていた。
ふと、斜め前のテーブルに目をやる。
子供連れの家族が、楽しそうに食事をしている。
、、、、、そう言えば、前に、中学生くらいの女の子とその両親を見かけた時、恭介、、、明らかに嫌な顔してたっけ、、、。
、、、今でも、そうなのかな、、、?
、、、!
気がつくと私、、、いつも、恭介の事、考えてる、、、、、
、、、、、、、、、
年が明けて1月。
私は、女の子を出産した。
初産という事もあって、それなりに時間はかかったけど、なんの問題もなく、無事生まれてきてくれた。
それだけで、嬉しかった、、、
涙が、止まらなかった、、、
子どもの顔を見てると、自然と笑える。
今まで、いろんな事があったけど、、、
この子の存在が、、、、全ての事には意味があったんじゃないかって、思わせてくれてるような気がする、、、。
だから、恭介との出逢いも、その事に気づかせてくれたきっかけだったんだって思う。
一時的な迷いかもって、思った事もある、、、
レイプした、、、、相手を、愛して、、、しまうなんて、、、、、
自分でも、、、理解できなかった、、、
気持ちを、整理できなかった、、、
あの日、恭介と話をした後、分かった事がある。
もし、私の気持ちが本物だったとしたら、、、
時間をかけたとしても、この気持ちに変わりはないんじゃないかって。
そして、もし、一時の迷いに過ぎないとしたら、、、、、
きっと、私は、恭介を必要としない。
そう、、、思い、恭介には、あれから会ってない。
恭介にも、伝えた。
会わない時間が、私には、、、、ううん、恭介にも必要だって思った。
恭介も、納得してくれて、今がある。
自分の気持ちを身勝手だって言って、私に、、、、、遠慮してるみたいに思えて、、、
だから、余計にすぐには、返事ができなかった、、、。
でも、私も、自分の勝手を通した。
これで、おあいこだよね、、、!
退院するまでに、上原さん、そして、響子さん、亮介さんが見舞いに来てくれた。
恭介には、、、、私からは何も伝えてない、、
そして、退院の日。
今日は、叔母が迎えに来てくれる事になっている。
荷物を纏めながら、スヤスヤと眠る我が子を見る。
「似てる、、、、」
、、、、、、、、
コンコン、、、
あ、、、叔母さん、、!
「はい。」
、、、、、、、、、、
、、、、、、、?
カチャ、、、
、、、、、、、、、、
恭介、、、、、
病室に入って来たのは、叔母ではなく、恭介だった。
久しぶりに見る恭介、、、。
、、、、、、、、!?
「どう、、、して、、」
「迎えに来た。」
「、、、、、、、」
まだ、私の事、必要としてくれてた、、、?
「駄目か?」
「、、、、、、、!、、、ううん、、、、、」
声に、ならない、、、
「オレには、お前が必要だ。」
そう言うと恭介は、私を、きつく抱きしめてきた。
「それから、、、、この子も。」
抱きしめられたまま、顔を見上げる。
優しく笑った後、子どもの方に目を向ける。
「似てる、、。オレに。」
「!、、、、、恭介、、、」
「間違いなく、オレの子だな。」
、、、!
「やっぱり、知ってたの、、、?」
「あぁ、、。」
、、、、、、、、
「知ってて、、、、、待っててくれた、、の?」
「前に言ったろ?
誰が父親でも、関係ねぇって。」
恭介、、、、
「オレの気持ちに、変わりは、ない。
何があっても。」
ーーーー
ーーーーーーーーー
事実は、たくさん有るけれど、、、、
真実はひとつだ、、、って、教えてくれた
それは、誰にも否定できない本当の事。
あなたに、出会ってなければ、、、、、
気づかなかったかもしれない、、、、、
真実〈本当〉の愛に。。。。
終わり。
読んでくださった皆さんへーーー
長い間、お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
度々、更新を中断してしまった事、改めて、お詫びいたします。
稚拙な内容、文章力の無さ、誤字脱字など、不快な思いをされた皆さんにも、お詫びいたします。
最後まで書き上げる事ができたのも、読んでくださった方やレスしてくださった方のおかげだと、今、心の底から思います。
自分なりに、必死に考えて書いたものでも、やはり、難しいと感じる事が多く、何度となく挫折感を味わい、自分の事が情けなく思った事も少なくありませんでした・・・
そんな時、皆さんの励ましのレスが、どれだけ救いになったか・・・・
本当に、感謝の言葉もありません・・・・
今回の作品では、いろんな事を教えてもらったように思います。
私一人で書いたというより、皆さんと一緒に書き上げた作品のような気がしてます。
本当に、感謝します🙇
今まで、ありがとうございました🙇
きぃ
‡後書き‡
病院を出た後ーーー
我が子を抱いた私は、恭介と並んで竣也の待つ駐車場へと足を運んだ。
「まさか、この車にチャイルドシートを着けるなんて、思いもしなかったっすヨ~」
竣也が、にこにこ笑いながら、車のドアを開ける。
「竣也くん、いろいろ、ごめんね。」
「何言ってんすか~
あ、、、、!未来さん、・・・おめでとうございます!!」
竣也が改まったように、私に向かって軽くお辞儀をする。
「うん。、、、ありがとう。」
私は、にっこり微笑みながら、恭介の顔を見る。
恭介は、そんな私の視線に気づき、目線を合わせて笑った。
「うわっ!仲いいッスね~」
「煩い、、!」
竣也のからかいに、恭介が真剣に反抗する。
そんな二人を見て、私も思わず笑ってしまった。
「なぁ、未来、、。」
「なに?」
後部座席の真ん中に着けられたチャイルドシートに、すやすや眠る我が子。
私は、ゆっくり顔を上げ、恭介を見る。
「この子の名前、決めたのか?」
名前・・・この子の、名前。
「ううん。、、、、恭介と一緒に、考えようと思って。」
「そうか。
・・・・・未来の名前って、やっぱり、・・・両親がつけてくれたのか?」
少し、遠慮がちに聞いてくる。
「あ・・・うん・・。」
そういえば、パパやママが生きてた頃・・・話してくれたっけ・・・。
「私にね、幸せな未来が訪れますようにって、未来(みき)ってつけてくれたらしいの・・・。」
そう・・・。
私も、親になって初めて気づいた。
子どもには、幸せになって欲しいって、パパたちが思ってくれたように。
・・・・・私も、この子の幸せを願わずにはいられない。
恭介の両親だって・・
本当は、同じ気持ちだったんじゃ、・・・・ないのかな・・・。
「そうか・・・。
親って、みんな同じ思いなのかも、・・・・しれないな。」
我が子を見つめながら、恭介が穏やかな顔で呟く。
恭介・・・
私は、じっと、恭介の顔を見る・・・・
顔を上げた恭介は、軽く笑うと、
「オレの名前な・・・姉貴が、つけてくれたんだ。」
「え!?・・・そうなの・・・」
「あぁ・・。オレを産んだ母親の名前がな、恭子って名前だったらしくてさ。奇しくも、姉貴と同じ名前だったってのも何かの縁だったのかもしれないけどな・・・。」
あ・・・・ほんとだ・・
「お母さんの・・・きょうこさんって、・・・・恭介と同じ字の?」
「そう・・・・。だから、姉貴が母親の名前から、つけてくれたらしい。」
「そうだったんだ・・。」
響子さん、恭介の事・・・ほんとに、想ってたんだろうな・・・。
「前は、この名前が嫌で堪らなかった・・・
オレを捨てた母親の名前から取った、恭介って名前が・・・」
・・・・恭介
「でも、姉貴、いつも言ってた・・。もし、オレがいつか・・・母親に会った時、絶対、母親が喜ぶからって・・・。」
・・・・・・・・・
「うん・・・・。」
「まぁ、母親と会うかどうかなんて、わかりゃしねえけどな。
でも・・・、今ならわかる気がする。」
・・・・・・・・
「姉貴の想い・・・。それから・・・、母親の・・・いや、親の気持ちも・・。」
「恭介・・・」
私の声に振り向きながら、恭介が口を開く。
「直って、・・・どうだ?」
「え?」
「この子の名前・・。」
「・・・・あ!・・・・なお・・?」
「あぁ。素直の直。・・・」
・・・・・直・・
声に出してみる。
「直・・・」
小さな声で、我が子に呼びかけた。
ちょっとだけ、笑ったように見えた。
もう、親バカ?かな。
黙って我が子を見つめる私に向かって、ちょっと不安になったのか、恭介が聞いてくる。
「駄目か・・・?」
!
「ううん!・・・そんな事、ないよ。」
私は、恭介の顔を見て、そう答えた。そして、、、
「直・・・。いい名前だよね。
ね、・・・・直。」
今度はまた、子どもに話し掛けた。
「未来、、、」
ん?、、、、、
恭介の顔を見る。
「?、、、、、、なに、、?」
「結婚してくれ。」
「!、、、、、、、」
「ちゃんと、言ってなかったから。」
「、、、、、、、、」
、、、、、、、、、
「未来、、、、?」
下を向いたまま、何も喋らない私に、恭介の大きな掌がそっと、私の頬に触れる。
はっとして、顔を上げる私。
「、、、、、、、!、、、、未来、、!」
「!!、、、」
「泣くな、、。」
その一言で、私の涙腺は壊れてしまったかのように、涙が、とめどなく溢れだした。
「、、、気がつくと、ひっく、、、恭介の、、事ばかり、考えてた、、」
涙で、上手く喋れない、、、、
「オレもだ、、、。ずっと、、、、お前に会いたかった。」
「、、、、、恭、、介、、」
「でも、あの時のオレじゃ駄目だった。
だから、お前に相応しい男になるために、、、、、、この子に、恥じない親になるためにも、、、、
会わない時間が必要だったんだ。、、、だよな?」
頷く私、、、。
「今のオレなら。
自信を持って、会いに行けると思った。」
涙でぼろぼろになった顔で、恭介を見つめる。
もう片方の掌を、私の左頬にそっと当てる恭介。
「涙で、、、、顔が、よく、、、見えないよ、、、」
「オレが、ちゃんと見えてるから、いい。」
私の右頬に当てられた恭介の掌に、ゆっくり、自分の掌を添える。
「恭介、、、」
涙でよく見えないけど、恭介の顔が近くなるのが、わかる。
「返事は?」
、、、、、、、、、
「、、、はい。、、、、よろしく、、、んっ、、」
、、、、、、、、、
恭介の唇が、私の唇に重なった、、、、
、、、、、、、、、、、、、、
甘い、甘いキスだった、、、。
ーーーー
ーーーーーーーー
おわり
後書きとしては、これで終わりにしたいと思います。
でも、すみません。
文章の書き方が、ページによって違っている事に、今、気がつきました。
読みづらくなってしまい、申し訳ありません🙇
コロンさんのリクエストにありました、数年後の事に関しましては、とても、悩んだのですが・・・
この部分を書き出すと、また、長くなるようでしたので、今回は、諦める事にしました。
申し訳ありません🙇
子どもや恭介、そして未来の名前に関しては、本編の中に書こうと思ってたんですが・・・・
書くタイミングを逃してしまい・・・、心残りだったので、後書きという形で書かせてもらいました。
私の個人的な考えで、感想スレを閉鎖してしまった事、改めてお詫び致します。
本当に、申し訳ありませんでした🙇
そして、ここまでお付き合い頂いた皆様、本当に、本当に、ありがとうございました🙇
きぃ
主ですm(_ _)m
ご報告が遅くなりましたが💦、別スレで、-真実の愛-その後を書かせてもらってます。
かなり、ゆっくりなペースではありますが・・・・
◆短編小説◆というタイトルで、書いてます^_^;
もしまだ、読んで下さる方がいらしたら、お暇な時にでも、目を通してみて下さいσ(^-^;)
失礼しましたm(u_u)m
きぃ
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14レス 328HIT Jesus (30代 女性 ) -
離婚しても構わないでしょうか
現在結婚7年目、子供はおりません。 主人の行動に最近怒りが収まりません。 私は中学受験専門の家庭…
6レス 225HIT 離婚検討中さん (40代 女性 ) -
社会人の皆さんへ
何か資格等の勉強はしていますか?
7レス 189HIT 教えてほしいさん - もっと見る