ー真実の愛ーⅡ
事実は、たくさん有るけれど、、、、
真実はひとつだ。、、、って、
あなたは教えてくれた。。。
★前スレに続き、一部不快に思われる箇所があると思います。
ひきつづき、不快に思われた方は、申し訳ありませんが、スルーをお願いします。🙇
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読んで下さってる方へ🙇
前スレにひきつづき、新しくスレを立ててしまいました。
正直、自分でもこんなに長くなるとは思わず、感想スレにも書かせてもらいましたが、読んで下さってる方が、飽きてしまうのではないかと、不安に思っていました💦。
でも、励ましのレスを頂き、ひとりでも読んで下さってる方がいらっしゃるのであれば、頑張って書いていこうと思い直しました。
素人の作品で、誤字脱字等気になる点が多々あると思います。
また、不愉快な点もあるかと思いますが、よろしければ、どうぞ、これからもお付き合い下さい。🙇
きぃ
「でも、、、お前を何度も抱いてるうちに、、、、ほんとは、オレが思ってるような女じゃ、ないんじゃないかって、、。」
「、、、、、?」
私は、ゆっくり振り返った。
恭介は、ただ黙って私を見つめている。
何が、言いたいの、、?
「悪いと思ってる。お前を、傷つけてしまって、、。」
え、、、!?
私に、、、、、、謝ってる?
亮ちゃんにも、同じ事言われた、、
でも、、、、、、
「許して貰おうなんて、思っちゃいない。」
!!、、、、、、、
「自分でも、、、、わからないんだ、、」
、、、、なんだか、私の方が苦しくなる、、、
「これ以上、お前を傷つけちゃいけないって、、、思った、、」
、、、、、、、、、、、
鼓動が、、、、、、早くなる。
「だから、、、、、お前と会うのは、やめたんだ、、」
「、、、、、、、」
「なのに。、、、」
「、、、、、?」
「お前の事ばかり、考えてしまう、、、」
「!!」
恭介、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、
「矛盾、してるよな、、」
寂しそうに、笑う、、、。
「今更、こんな事言っても、信じてもらえるとは思ってはいないが、、、。」
、、、、、、、
お互い、見つめ合う事しかできないでいた、、、
言葉が、見つからない
ただ、恭介は、私に話してくれた、、、、。
そんなふうに思っていたなんて、、、
考えた事も、なかったけど、、、、
「、、、、、、、、、ありがとう、、、、」
「え!?」
恭介が、驚いている。
「話して、、、、、くれて。」
、、、、恭介が、こんな事を人に話すなんて、、、
確かに私は、恭介に、、、、、レイプ、、、、された、、、、、
でも多分、、、恭介は自分のプライドを捨ててでも、、、、、話したんじゃないかって、、、
そう思うと、ありがとうって言葉が、自然に出てきてしまった、、、。
私の方が、矛盾してるのかもしれないけど、、、
「オレは、お前に礼を言われるような事は、しちゃいない、、、、」
「! 、、、、、、、。」
そう。、、、、かも、しれない。、、、、、、
!! でも、、、、、、
恭介は、私の事、憎んでたって、、、言った。
「私、、、、、あなたに何か、、、、したの、、、?」
恭介の顔が、苦しそうに歪む、、、
やっぱり、、、
、、、私の事だけじゃない。
亮ちゃんの事も、良く、思ってないみたいだった、、、、。
「それは、、、、!」
ガチャ、、、、、
、、、?
玄関の扉が開く音、、、
<男のおれから見ても、超かっこいいから、モテるんすよ>
竣也の言葉が、甦る。
でもーーー
このマンションに、女の子を入れたのは、
私が、初めてだ、、、。
って、言ってたよね、、、、、
、、、、、、、
やっぱり、、、、
恭介にとって、私の存在は、大勢の中のひとり?
胸が、チクリと痛んだ、、、、、、
近づいて来る足音、、、。
カチャ、、、、
リビングのドアが、開いた。
「ねぇ、恭介、、、っ」
その人、と、、、目が合う。
綺麗な人、、、、
「あら!ごめんなさい!お客さんだったのね。」
「!! あ、、、、あの、すみません、、、。私、帰ります、、、。」
ちょっとでも、恭介に心を許した自分が、情けなくて、、、
逃げるように、リビングのドアに向かう。
「おい、、っ!」
「、、待って!」
恭介とその人の声が、重なる。
「、、、、、ごめんなさい、、!」
こんな状況で、涙なんか見せたくない、、、
ふたりの声を振り払うかのように、リビングのドアノブに手を掛けた、、、、
「未来ちゃん、、、!?」
「、、、、、、え、、、、、!?」
その人が、私の名前を呼んだ、、、
ドアノブに掛けていた手を離し、ゆっくりその人の方に顔を向ける。
「、、、、やっぱり!」
少し間があって、その人が言った。
「、、、、、、、、、?」
、、、、誰、、、、?
どうして、私の事、知ってるの、、、、、?
「忘れた、、、、、?」
その一言に、
「やめろっ、、!」
「あ!!」
今度は、私と恭介の声が重なった。
「えっ?」
私は、恭介の顔を見る。
恭介は、その人を睨んでいた、、、。
「恭介、、、、」
その、、、人が、はっとしたように、呟く。
何が何だか、わからない、、、
どうして、、、
ここに、居るんですか、、、、
「響子、、、さん、、、、」
ーーーーー
こんなところで、再会するなんて、、、?、、、
「違う!!、、、」
恭介が、叫ぶ。
なにが?
「何が、、、、、違うの、、、?」
ふたりは、、、、、付き合ってる?、、、、、んじゃないの、、、
「未来ちゃん!違うの、、、!!」
すると、今度は響子が否定する。
響子さんまで、、、、
ふたりして、そんなにむきになって、否定しなくても、、、、
こんな事だったなんて、夢にも思わなかった、、。けど、、、、、
響子さんは、亮ちゃんと別れててーーー
だから、恭介と付き合ってたって、何の不思議は無い、、、。
だから、、、、、、
だから
「大丈夫ですから、、。」
私は、そう言うと、また、ドアノブに手を掛けた。
「あ、、、、、、」
ーーーーーーーー
、、、、、、、、、!、、、、、、
遠ざかる意識の中で、ふたりの声が聞こえたような気がした、、、
「未来っ!!!」
「未来ちゃん!!」
私の名前、、、呼んだ?、、、
恭介ーーー。
気がつくと私は、病院のベットの上に居た。
私、、、、また、倒れたんだ、、、、
「あ!、、、」
「未来ちゃん、、!気がついた!?」
響子さんが、ベットの側に居た、、、。
「あ、あの!赤ちゃんは!!」
「大丈夫よ!心配しないで。赤ちゃん、元気だって。」
「あ、、、、、、良かった、、。」
布団の中で、軽くお腹を触る。
そんな私を見ながら、響子さんが、
「未来ちゃん、妊娠、してたんだね。、、、、ごめんね。知らなくて、、、」
「あ、、、の、、」
妊娠の事、、、
知ってる?んですか、、、
「恭介がね、言ってたの。病院に着いて、すぐ、、。彼女、妊娠してるんです!大丈夫ですか!!って、、、。」
え、、、、、、、、
、、、、、、、、
、、、、、どうして!
心配なんか、するの、、、、、
「あのね、未来ちゃん、、、」
「、、、、、、、?、、、」
何か言いたそうにしてる、響子。
、、、、、、、、、
「何から、話したらいいんだろ、、、」
響子さん、、、、、
そうですよね、、、、
恭介と私との関係も、気になるだろうし、、、、
でも、、、、この事を、話すのは、、、、いくらなんでも、できない、、、、
この子の父親が、恭介かもしれない、、、なんて、、、
ましてや、もしかしたら、亮ちゃんかも、、、なんて、、、、、、
言えないよ、、、、、、、、
「私も、まだ、頭の整理がついた訳じゃあ、ないんだけどね、、、、。」
そう言いながら、私を静かに見つめた。
、、、、、、、、
「私ね、、、、、亮介と会ったの。」
「、、、、、、!!、、、あ!」
「うん。、、、、未来ちゃんも、知ってるんだよね?」
こくりと頷く。
亮ちゃんが探偵会社に頼んで、響子さんを探してもらう、、、、、って話。
「最初ね、亮介が私に手紙を渡したいっていう話を聞いた時は、、、、
正直、迷った、、、、」
、、、、、、、そうですよね。
私も、いろんな事を思い出す。
響子さんと、初めて会った日の事、、、。
「でもね、もう、何年も経ってたし、、、、。手紙ぐらいだったら、読んでみようかなって。」
、、、、、、
響子さんも、いろんな想いを溜めてきてたのかな、、、、
「手紙には、、、、いろんな事が書いてあって、、。
未来ちゃん、、、、、、あなたとの事も、、、」
「、、、、!?」
響子さんが、切なそうな顔で私を見る。
「、、、、、!!、、、」
まさか、、、!
「ごめんなさい、、未来ちゃん、、、」
涙を溜めている、響子。
「あ、、、!響子さんが、、、、謝る事じゃないんです、、、、!」
だって、その事は、響子さんには関係ない、、、、のに、、、、
「ううん、、、。私が、、、、私が、ちゃんと亮介と話をしなかったから、、、。
亮介を苦しめてしまって、、、。
だから、私にも責任があるの、、。」
、、、、、、響子さん、、、!
「、、、、、、、」
「だからね、きちんと亮介に会って、話をしようって思って、、、。」
、、、、、、、、、
「私が、なんで出ていったのかも。、、、、話したの、、。
亮介、分かってくれた。」
穏やかな顔で話をする響子。
「良かった、、、ですね。」
亮ちゃんも、響子さんも、、、。
「私もね、子ども、、、欲しかったな、、、。」
響子さんが、ちょっと、寂しそうに話す、、、
「、、、?」
え、、、、、、!
「あの、、、!」
まさか、、、!?
「亮介のね、子どもが欲しかったの、、、
亮介も、欲しがってたんだけど、出来なくて、、、」
響子さん、、、、!
「亮介は、気にするなって言ってくれてたんだけどね。、、、、私の責任じゃないかって、思って、、。」
それで、、、?、、、
「段々、亮介の顔、見るのが辛くなって、、、、、、、家を出たの、、、。」
「でも、それって、、、、」
女性が、原因だとは限らないって、聞いた事がある。
「、、実はね、私、ちょっと前に、調べてもらったの。
、、、そしたら、異常無いって言われて。
、、、、驚いた。」
え、、、、
「亮介には、まだ、話してないんだけどね、、、。」
、、、、、、、、、
「やっぱり、ショック受けると思うから、、、。」
亮ちゃんは、、、、、
、、、、、、、
じゃあ、
この子の父親って、、、、
あ、、、!
でも、響子さん、なんでこんな話、私にするんだろう、、、?
もしかして、、、
「あ、ごめんなさい、未来ちゃん。こんな話、、。」
「あ、、、いえ。、、」
どう、切り出せばいいんだろう、、、
「私ね、どうしても未来ちゃんに謝りたかったの、、、。」
「響子さん、、、、」
「、、、、、、亮介と、やり直そうと思って。」
「え?ほんとですか!?」
「亮介にはまだ、言ってないんだけど。
、、、、子どもがいても、いなくても、、、、ふたりで生きていこうって思ってる。
私も、亮介の事、忘れられなかったから、、、、。」
響子さん、、、、
「だから、亮介が未来ちゃんにした事、、、」
あ、、、、、、
「私の事、、、忘れられないまま、未来ちゃんと付き合ったのに、、、
、、、、未来ちゃんに、他に好きな人が出来たからって、、、、、
酷く責めたって、言ってた、、、、まだ、一度しか会ってなくて、詳しい事は聞いてないんだけど、、、」
、、、、やっぱり、、
言ってないんだ。
ううん、言っちゃだめだよ。亮ちゃん!
響子さん、やり直したいって言ってるんだもん。
やっと、ふたりの気持ちがひとつになれるんだから、、、、。
《訂正》
前ページの最初の響子のセリフ:「子どもがいても、いなくても、、、、」→「子どもがいなくても、、、、」に、訂正させて下さい。
子どもが居るのに、ふたりで生きていくという意味になってしまいました。
大変、失礼しました。
お詫びして、訂正いたします🙇
きぃ
「亮介さんとの事は、もう大丈夫ですから。」
「未来ちゃん、、、
、、、、、ありがとう。」
ふたり、顔を見合わせて笑った。
でも、
響子さん、恭介とは、、、?、、、
「でも、まさか、未来ちゃんと恭介がね。」
にこにこ笑いながら、私を見ている。
!、、、、
「あの、、、」
「ん?、、、何?」
、、、、、、、
「未来ちゃん、、、?」
「あの、、、、、恭介さんと、、、、、その、、、」
どんな関係なんですか?なんて、、、、、聞けない、、、。
「え!?、、、」
「あ!すみません、余計な事、、、。」
そうだよね。
恭介が、誰と付き合ってたって、私には、、、、、関係ないんだ、、、。
例え、この子の父親が、、、、、、、、恭介だったとしても、、、、。
響子さんを見ると、首を傾げながら、何か考え事をしているようだ。
「未来ちゃん」
「あ、、、はい。」
何を、言われるんだろう、、、、、
聞くのが、、、、、、怖い、、、
「この事は、、、、私の口からは、言わない方がいいと思うの。」
真剣な眼差しで、私の顔を見る。
「え?、、、、、あの?」
どういう意味なんだろう、、、
「大丈夫よ。未来ちゃん、心配しないで。
ひとつ、言えるとしたら、、、、私と恭介は、あなたが思ってるような関係じゃないって事。
昔も今も。そして、これからもね!」
、、、、、私が思ってるような関係じゃない、、、、、
ちょっとだけ、ほっとした自分に気づいて、一瞬言葉を失う。
そういえば、恭介は、私に何か言おうとしてたけど、その事と関係があるんだろうか、、、。
、、、、、、、、、、、、、、
いろんな事を考えてみるけど、、、、
わからない、、、。
「あ!忘れてた、、、」
響子が、何かを思い出したように言う。
ぼんやり考えていた私は、驚いて聞いた。
「え?どうしたんですか!」
「未来ちゃんが、目を覚ましたら教えてくれって、言われてたんだった!恭介に!」
「あの、、、?」
「あ、あのね、、、多分、今、そこに居る。」
響子が苦笑いしながら、病室のドアに向かって、指をさした。
「そこって、、、、、?廊下、、、、、?」
響子は、軽く首を縦に振る。
もしかして、、、?
!!
「あの!今、何時、、、ですか?」
腕時計を見ながら、響子が言った。
「えーと、朝の6時を回ったとこ。」
「!!」
慌てて、病室を見渡し、カーテンに目を向けた。
閉まってはいるものの、うっすらと日が射している。
改めて、響子を見る。
「ずっと、付いててくれたんですか、、、、」
響子は、切れ長の目を細めながら、
「気にしないで。」
そう言った後、
「恭介に、、、知らせてきても、、、、いい?」
遠慮がちに、響子が聞いてきた。
「、、、、あ、、、、、はい。」
響子さんが、恭介とは、私が思ってるような関係じゃないって言ってた事を思い出した、、。
だったら、恭介の話、、、、聞いてみようかな、、、
何を言われるのか、不安ではあるんだけど、、、、。
「じゃあ、先生にも知らせてくるわね。」
にっこり笑いながら、響子は、病室を出ていく。
その姿を見つめながら、私は急いで携帯を取り出し、亮ちゃんに電話をかけた。
手短に用件を伝えると、最初は驚いていたけど、私の真剣さに戸惑いながらも、納得してくれた。
電話を切り、静かに携帯を閉じる。
亮ちゃん、、、、
今度こそ、響子さんと幸せになってね。
そっと、心の中で祈ったーーー。
コンコン、、、、
「!、、、、、はい。」
ゆっくり、病室のドアが開く。
私は、軽く布団を握りしめた。
恭介、、、
疲れたような顔をしてる、、、、、。
恭介は、ドアを閉め、ゆっくりと近づいてきた。
「大丈夫か?」
大丈夫かって、、、
私より、恭介の方が、、、、心配だよ、、、
「ずっと、付いててくれてたんでしょ、、、、、?」
「気にするな。、、、、、それに、オレは、付いてた訳じゃない。
勝手に、待ってただけだ、、、。」
、、、、、、、
恭介、、、、、、
なぜだか、涙が込み上げてくる。
恭介にわからないように、少し顔を横に向けた。
「話、、、、あるんでしょう、、?」
「今日は、もういい、、。」
え、、、
「なんで!?また、、、、逃げる気!?」
ここまで、話しておいて、、、、!
私はまた、恭介の方に顔を戻し、ちょっと、強い口調で恭介に言葉をぶつけた。
「、、、違う。
お前、疲れてるだろ。」
「え?、、、、、、」
心配してくれてるの、、、?
そういえば、、、、
意識が無くなりそうになった時、聞こえた、恭介の私を呼ぶ声、、、、、、、
、、、、、、、、
でも、まだ、恭介が何を考えてるのか、、、、
わからない、、、、。
でも、、、、ううん、だからこそ、知りたい、、、。
「それに、オレはもう、逃げたりはしない。」
!!
だったら、、、、!
コンコン、、、
「あ、、、」
少し慌てた私は、小さく声を上げる。
「はい。」
代わりに、恭介が返事をした。
、、、、、、、、
ドアが開いて、医者と看護師が入って来る。
「廊下で、待ってるから。」
恭介は、小声で私に囁くと、入ってきた二人に軽く頭を下げて、出て行った。
特に何も問題がないとの事で、医者からは、いつ帰ってもいいと言われた。
つくづく、この子は、強い子なんだって思った。
「私も、、、、、、、、ママも、しっかりしなきゃね。」
お腹に手をやりながら、そっと呟く。
ベットから降りて、身仕度を整える。
その時間を見計らったように、ドアがノックされた。
「はい。」
「オレだ。」
恭介、、
ほんとに、待ってたんだ、、、、。
私は、自分からドアを開けた。
そこには、やっぱり、恭介が立っていて、、、。
身仕度を整えた私を見て、
「もう、いいのか?」
少し、心配そうな顔で聞いてきた。
「あ、、、、うん、、。
先生が、いつ帰ってもいいって、、、、。
だから、、、、とりあえず、帰ろうと思ってる、、、。仕事もあるし。」
恭介の顔を見る。
目が合った。
なぜだか、恭介の顔が穏やかに見える。
そんな恭介の表情に、私は戸惑いながら、バックを手にした。
「そうか。、、じゃあ、お前のうちまで送るから。」」
え、、、!
「いいとか言うなよ。
引きずってでも、車に乗せるからな。」
少し、素直になったかと思えば、強引な所は相変わらずだ。
恭介の話を、全部聞いた訳じゃない、、
、、、でも、なんとなく思った。
この人は、ちょっと不器用な人なんじゃないかって、、、、、。
、、、、、、、、、、
病室を出た私は、支払いをしようと受付に行こうとした。
「支払いは、済ませてる。」
恭介が、言う。
え!?
「いつ!?」
驚いて、聞く。
「今だ。」
?
受付の方に、慌てて目をやると、、、、、、
!!
竣也が立っていた。
そして、受付に居た人に頭を下げると、こちらの方をぱっと振り向いた。
私の顔を見るなり、
「未来さん、、!!」
慌てたように、竣也が近寄ってきた。
「竣也くん、、。あの、支払い、、」
私の言葉を遮るように、
「すいませんでした!!」
深々と頭を下げる。
「え?、、、、何?」
どうして、謝ってんの、、、?
「おれが!」
「え??」
「おれが、昨日、あんな事、、、未来さんに、頼まなきゃ、、、」
、、、、、、、、?
、、、、、あ!
「そんな事、、!」
言い終わらないうちに、また竣也が言う。
「おれ!おれ、、、、知らなかったとはいえ、、、!」
、、、、、、、、、!!
妊娠、、、、の事?、、、、
竣也は、まだ、頭を下げたままだ。
「とにかく、頭を上げて。」
竣也の肩に、そっと手を置く。
「いえ、、、!!」
!!
、、、もしかして、涙を堪えてる、、、、、?
肩に置いた私の手に、竣也の震えが伝わってきた。
竣也くん、、、、
「あなたの所為じゃないから!これは、、」
「オレの所為だ。」
「え?」
私が、言葉を発したと同時に、竣也が顔を上げた。
「恭介さん、、、?」
竣也が、目を真っ赤にさせながら、恭介を見ている。
「オレが、、、こいつを、、、、未来を、、、、苦しめてるんだ。」
「!」
恭介!?
「苦しめてる、、、って?、、、、、恭介さん、何言ってるんすか?」
まさか!
あの事、竣也に話すつもりじゃ、、、!
恭介の顔を、ぱっと見る。
一瞬、私を見た後、
「オレは、未来を、、」
「やめて!」
やっぱり!
恭介が、驚いた顔で私を見る。
私は、無言で恭介を睨みつけた。
「、、、、未来さん?」
竣也が、私と恭介の顔を交互に見ている。
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