100万回の嘘
出会いは5年前…
友達の紹介で知り合った私たち……
お互い
ただ遊びたいだけだった……
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それもそのはず………
私の父親は普段は冗談ばかり言っている優しい父。
しかし、怒らせると怖い。
この話は隣町まで広まっていて、もちろんヒロも知っていた。
私も父親が怒ったところは一度しか見たことがない。
元ヤンのヒロでも、本当にビビっていた。
ヒロがトイレから出てくるのを待ち、私たちは深呼吸をした。
そして………
『お父さん!話があるんだけど……』
私は話を切り出した。
急に来た私たちの姿を見て、父もかなり驚いていた。
『どうしたッ?!』
『こんにちは。初めまして。ヒロです。』
ヒロの声は震えている。
『あの……私、ヒロと結婚したい!』
私は思い切って言った。
『何言ってるんだ?!何でそんな急に結婚したいなんて言い出したんだ?』
父の鋭い質問。
『私、赤ちゃんができたの……』
『はっ?赤ちゃん?ミィにか?………』
ヒロは、私と父親の話を黙って聞いていた。
そして父は静かに話はじめた。
『結婚か……。ヒロ君はどうなんだ?独身のように遊べなくなるし、お金も自由に使えなくなるんだぞ?!』
『はいッ!覚悟はできています!結婚させてください!』
ヒロは頭を下げた。
『わかったよ!ミィの事、大事にしてやってくれよ!あと、結婚式はちゃんとやりなさい。女の子の夢だからな!』
父は笑顔で言った。
そして私たちは顔を見合わせた。
『ありがとうございます!!』
父に許しをもらった私たちは、二人で抱き合い喜んでいた。
『お邪魔します!』
私は元気よくあいさつをした。
ヒロの家には何度も来たことがある。
だけど今日は雰囲気が違う。
ヒロの部屋に入ると、ヒロは落ち着きがなく、立ち尽くしている。
すると……
『親父呼んでくるね!』
ヒロは覚悟ができたのか、父親を呼びにいった。
服装を整えながらヒロを待つ私。
すると………
ガチャ………
ゆっくり扉が開けられた。
そこにはヒロとヒロの父親が立っていた。
私は立ち上がりあいさつをした。
怖そう………
とっさにそう思った私。
さらに緊張が増した。
『こんにちは。初めまして!ミィです。突然すいません。』
ヒロの父親は何も言わず座り込んだ。
ヒロは話を切り出した。
『子供ができた。ミィと結婚したい。』
ヒロの父は顔をしかめた。
『何だって?!お前が父親になれるわけがないだろ!結婚を甘く考えるな!お前に何ができるんだ!』
『俺はやる!やってみせるよ!だから……結婚する!』
そして、ヒロの父親は私の方を見た。
『ミィちゃん。こいつは、どうしようもない男だ。結婚は考え直した方がいいぞ!』
『お願いします!結婚させてください!』
私は頭を下げた。
長い沈黙がつづいた。
そして………
そして私たちは結婚式や、子供の話を、時間も忘れて語り続けていた。
私は次の休み3日後に結婚式場を探しに行く事にした。
私たちの両親は、離婚している。
私の親は18才の時に突然の離婚。
父親と一緒に暮らしているが、常に母と連絡を取っている。
ヒロの親はヒロが小学生だった時に離婚。
母とは、それ以来、会うこともなく、連絡も取っていなかった。
私は母に連絡をした。
プルルル………
『もしもし?』
母はすぐに出た。
『もしもしぃー!久しぶり!私子供できたんだぁ☆結婚するよ!』
『本当にッ?!おめでとう!!幸せになりなさいよ!』
『うんっ!絶対幸せになるよ!』
母には、報告をして電話を切った。
結婚かぁ………
こんなに早く結婚できるなんて思ってなかったなぁ……
高校生の時、みんなで結婚について語った事もあったなぁ……
なつかしい……
男っぽい性格の私。
こんな私が結婚なんて……
夢のようだった。
次の日………
この日は赤ちゃんの検診日。
私は、大きくなった赤ちゃんの姿を早く見たくて、朝一で病院に向かった。
病院に着き、受け付けを終えた私は緊張とうれしさで落ち着かなかった。
すぐに名前が呼ばれた。
『こんにちは!おねがいします!』
笑顔で診察室に入る私。
そして、先生から内診室へと案内された。
そして食い入るようにモニターを見た。
『はい!コレねぇー!わかるでしょ?少し大きくなったね!』
先生は赤ちゃんを指差して言った。
『まだ袋しかないんですね…??』
私は疑問に思った。
赤ちゃんの成長ってこんなに遅いのッ………??
赤ちゃんは、前に内診を受けた時と同じようなホクロみたいな黒い点だった。
違うところといえば……
少しだけ黒い点が大きくなっていること。
初めての妊娠だった私は、ただ先生の言うことを聞くことしかできなかった。
会計を終えて家に向かった。
私は、やっぱり納得できなかった。
私は、ふと思いついた。
そーいえば友達のマーチャン、今妊婦さんなんだ………
私はすぐにマーちゃんに連絡した。
プルルルル………
『もしもーし!』
マーチャンはすぐに出た。
『久しぶりッ!マーチャンお願いがあるんだけど………』
マーチャンは不思議そうに言った。
『どうした??』
『あの……赤ちゃんが2ヵ月くらいの時のエコー写真の写メ送ってほしいんだけど………』
『いいよ!ぢゃぁ今から送るね!』
『ありがとー!!ごめんね!』
私は電話を切ったあと、マーチャンからのメールを待った。
ブーブー……
(メール受信)
来たッ!!
私はすぐにメールを開いた。
あれッ………
やっぱり全然違う………
マーチャンの送ってきた写真は袋中にはっきりとではないが、赤ちゃんらしき形ができていた。
違う病院に行ってみよう……
私は夕方、違う病院に行くことにした。
午後の診察時間になるのを待ち、私は隣待ちの病院に向かった。
花産婦人科。
私がいつも行っている酒井産婦人科とは違い、ホテルのようにキレイな病院。
私は受け付けを済ませて呼ばれるのを待った。
緊張する………
しばらくして名前が呼ばれた。
そして内診が行われた。
『妊娠されてますね!』
先生にもらったエコー写真は、酒井産婦人科でもらったものと同じだった。
『最終生理日から計算すると2ヵ月目ですね!』
花産婦人科も酒井産婦人科も同じ事を言う。
私は会計を済ませて家に向かった。
個人差があるんだから……
みんな一緒ってわけぢゃないよね……
大丈夫だよ………
何度も自分に言い聞かせた。
次の休みの日……
私は9月の挙式に向けて結婚式場の下見に出かけた。
式場はどこもキレイですごく迷った。
しかし、式場で着るドレスは持ち込み禁止。
各式場に用意されているドレスの中からしか選ぶ事ができなかった。
1件目の式場は昔からある式場で建物は古い。
ドレスも渋い物しかなかった。
2件目の式場はチャペル会場がない。
私はどうしてもチャペル挙式がしたかった。
ココも却下……
そして3件目。
建物も新しく、ドレスも派手。
派手好きの私には着たいドレスがたくさんあった。
ここはチャペルもある。
決めた!!
私は即決した。
そして式場の担当者と話を始めた。
『いつごろ挙式予定ですか?』
担当者が言った。
『9月の土曜日にお願いしたいんですが……』
『あっ!ちょうど1日だけ空いてますよ!!』
『本当ですか?!やったぁー!!』
急遽決まった結婚式だったため、予約が取れなかったらどうしようと不安だった私……
予定どおりに決まってよかった………
そんな事を考えていると
『よろしければ、ドレスの試着されませんか?』
えッ………
『いいんですか?』
『もちろんです!どうぞ!』
担当者は笑顔で言った。
私には一目惚れしたドレスがあった。
私は迷いもなく、そのドレスを試着させてもらうことにした。
『ぢゃぁ、こちらの試着室にどうぞ!ドレス用の下着があるので下着着用したら呼んでください。』
担当の女は笑顔で言った。
私は付けていた下着を取り、ドレス用の下着を付けた。
『できましたぁー!!』
『はいっ!失礼します!』
そして担当者は試着室に入ってきてドレスを着せてくれた。
『こちらに鏡があるのでどうぞ。』
私は手を引かれ鏡の前に立たされた。
すごいッ…………
『よくお似合いですよ!』
『すごいッ!!結婚式が待ち遠しいです!』
私が選んだ純白のウエディングドレス……
いつもとはまったく違う自分が鏡に写っていた。
『よろしければ違うドレスも着てみますか?』
『ぢゃぁ………コレっ!!』
私はピンクのドレスを指差した。
『ぢゃぁ、お持ちしますので試着室でお待ちください。』
『はいっ!』
私は、とにかくワクワクしていた。
アレも着たい…
コレも着てみたい……
数あるドレスに目移りしていた。
そんな事を考えていると担当者がピンクのドレスを持ってきた。
『失礼します。こちらですね?』
『はいっ!それです!』
私は着ていた純白のドレスを脱がせてもらった。
その時………
えッ………
私は一瞬固まった。
今……
膣から何か出てきた………
何……??!!
生理………?
生理なんて来るわけないよね………
だって……
妊娠してるんだもん………
私の頭の中は混乱している。
『できましたよ!鏡の前にどうぞ!』
考え込んでいる間に、私はピンクのドレスを着せてもらっていた。
『うわぁー!このドレス超かわいいッ☆』
『このドレス、すごく人気があるんですよ!この式場の一番人気です!』
担当者が勧める。
『まだ着てみたいドレスありますか?』
担当者が聞いてきた。
『いえ……また次回着させてください!』
本当は、もっと着たかった……
でも………
血ぢゃない事を確認しないと不安で仕方なかったんだ………
私は試着室に戻り、ドレスを脱がせてもらった。
『では、下着を変えて出てきてください。ロビーでお待ちしていますね!』
そう言うと担当者は試着室から出ていった。
私は早く着替えてトイレに行こうと考えていた。
早く着替えなきゃ………
家に着いた私はすぐに着替えた。
そして酒井産婦人科に電話した。
初めての検診の時
『出血があった場合は休診でも関係なくスグに受診してください。』
と言われていた。
そして恐る恐る電話をかけた。
プルルル……
『はい!酒井産婦人科です!』
『もしもし……今妊娠2ヵ月なんですが…少し出血があって……』
『それでは今から診察に来てください!』
『はい……わかりました。』
電話を切り、病院に向かった。
病院までの道程。
私の頭の中は真っ白だった。
病院に着き、受け付けを済ませると、すぐに名前が呼ばれた。
私はゆっくり診察室に入った。
『今も出血は続いていますか?いつからですか?』
『2時間前に少し出血したのですが…今は大丈夫です!』
『ぢゃぁ、内診しますので、内診室入ってください』
そして、私は内診台に座った。
先生がモニターで確認する。
『あぁ……残念ですが今回は諦めてください。』
『何でですか?』
モニターには、前に診察を受けた時と同じ、黒い点が写っていた。
先生何言ってんの…?
赤ちゃん写ってるぢゃん……
ちゃんとお腹のなかにいるぢゃん……
何で産めないの……?
私の頭の中は疑問だらけだった。
『モニター見てください。赤ちゃん、成長していないでしょ?前の診察の時にも思ったんです。成長が遅いと……』
やっぱり……
マーチャンにもらった写真と比べても小さかったもん……
あの時からおかしかったんだ……
『でも、前よりちょっと大きくなってますよ!』
私は必死に反論した。
『赤ちゃんは1日1ミリずつ大きくなっていくんですよ。前の診察から4日たっていますね?成長していないんです。明日手術しましょう!』
『明日?もうすこし様子見てたらダメですか?』
私は赤ちゃんを無くしたくなかった。
生きていると信じたかった。
『死んだ赤ちゃんをお腹に持っていると子宮がダメになります。早く出さないと子宮が危ないんです!』
それ以上、私は何も反論できなかった。
『明日の朝、もう一度内診してみましょう!それで今日と大きさが変わらないなら、そのまま手術しましょう!』
私は手術の承諾書や説明書をもらい、看護婦さんから手術の説明を受けた。
病院からの帰り道、私はひたすら泣いていた。
何で赤ちゃんは死んでしまったの…?
私が走り回ったから…?
ひたすら自分を責め続けた。
そして次の日、先生に言われた通り、朝一で病院に行き診察を受けた。
『うーん………
やっぱりダメですね。手術しましょう!』
私は何も答えなかった。
悔しかったから……
私は先生や看護婦さんの指示で動くだけ。
頭の中は真っ白だった。
午前11時。
点滴が始まった。
私は泣くことしかできなかった。
12時。
分娩台に移動した。
足と手はベルトでしっかり縛られている。
そして麻酔をして手術が始まった。
私はすぐに麻酔が効き眠った。
痛い………
痛いよ………
やめて………
麻酔が効いているはずが、私はあまりの痛みで目が開いた。
そこには暴れる私の腕や足を押さえ付ける5、6人の看護婦がいた。
意識が朦朧とする中、私は手術を終えて病室のベットに移動させられた。
痛い………
痛いよ……
何で私がこんな思いしないといけないの……?
何で………
手術が終ってからも続く激痛に耐えながら私は、赤ちゃんを産んであげれなかった事など、やるせない気持ちでいっぱいだった。
その後、診察を終えた私はすぐに帰宅し、布団に潜り泣いていた。
ブーブー…
着信(ヒロ)
『はい……』
『もしもし?大丈夫か?今仕事終ったんだけど今から行くね!』
『わかった!』
ヒロはすぐに来た。
『体調どぉ?』
『……今は大丈夫……』
『そっか!よかった!』
そしてヒロは寝ている私に背を向け、テレビを付けた。
ヒロはテレビを見て、ケラケラ笑っている。
ねぇ……
ヒロは…
どうして笑えるの……?
なんで……?
悲しくないの……?
赤ちゃん……
いなくなっちゃったんだよ……
なんで笑っていられるの……?
止まっていた涙が再び私の頬を流れはじめた。
そんな私に気付いたヒロは私を抱き締めた。
『なんで私は赤ちゃんを産んであげれなかったんだろ…くやしいよ!!』
『みぃのせいぢゃないから!自分を責めるなって!』
私が落ち着くとヒロはまた私に背を向けてテレビを見て笑いはじめた。
『私……本当にくやしい。今日もすごく怖かった。一人だし、何されるのかもわからないし……看護婦さんに聞いても麻酔するから寝てる間に終るって淡々と言うし。でも、すごく痛くて……目開けたら、その看護婦さんたち暴れる私を押さえ付けてた……』
ヒロは私の言葉を無視するようにテレビを見て笑っている。
『ヒロ!聞いてるの?』
ヒロは私に背を向けたまま答えた。
『聞いてるよ!つーか、そんなん俺が手術うけたわけぢゃないし、痛かったとか言われても俺にはわからない!手術受けたのはミィだろ?だったら、その辛さはミィにしかわからないぢゃん!』
………えっ?!
嘘でしょ?…………
こんなのヒロぢゃない………
ヒロの言葉は私の頭の中で何度も繰り返された。
『………帰って………』
『はっ?』
『帰って!!さっきからテレビばっかり見て何なの?テレビが見たいなら帰れよ!!』
『心配して来たのに何だよ!帰るよ!』
ヒロは部屋を出ていった。
ヒロとなら、この辛さを分かち合えると思っていた……
だけど……
私だけだったんだね……
ヒロが出ていってからも私は泣き続けた。
それから2週間。
私はやっと子供を失った辛さから立ち直り始めていた。
6月10日。
私たちは入籍をした。
そして新居となるアパートを探し歩いた。
旦那の実家の近くにあるアパート。
そこが私たちの新居に決まった。
これから始まる新婚生活が楽しみだった。
6月25日。
この日は引っ越し。
私の実家の親や姉夫婦、みんなが引っ越しの手伝いをしてくれた。
私の父は
『嫁入り道具だ!』
と言って家具一式、すべて揃えてくれた。
そんな父にヒロはお礼も言わず、すべて新品で揃えられた家具を見てはしゃいでいた。
無事に引っ越しを終えたある日、ヒロの父から電話がかかってきた。
ブーブー…
(着信ヒロパパ)
『もしもし!』
『あっ!みぃチャンか?ヒロの親父だけど…今ヒロと一緒か?』
『ヒロは今出かけているので一緒ぢゃないですよ!どうしました?』
『今アイツの部屋に来たんだが……アイツ借金あるみたいなんだよ!ミィチャン何か知らないか?』
『えっ?借金!?ヒロが?どうゆう事ですか?』
『いや……今、部屋にゴミが落ちてて、見てみたら金融会社の利用明細だったんだ!しかも100万もある!』
『えっ…私は何も知りません!』
『そうだよなぁ……本人に聞いてみるよ!』
そして電話を切った。
しばらくするとまた電話がなった。
ブーブー……
(着信ヒロ)
『はい!』
『もしもし。今親父から電話があったんだけど今から二人で家に来いだって!』
『あんた借金あるって本当なの?』
『あぁ……親父から聞いてたんだぁ……黙っててゴメン!!とりあえず今から帰るから一緒に家行こう!』
私はその場に立ち尽くした。
10分後。
ヒロが帰ってきた。
そして二人でヒロの実家にむかった。
移動中は二人とも無言だった。
旦那の実家に着くとヒロの父はあぐらをかいて待っていた。
『二人ともここに座りなさい!!』
あいさつもないまま、私たちはヒロの父の前で正座した。
そしてヒロの父はすぐに話し始めた。
『で……ヒロ!!これは何だ!』
そこにはクシャクシャになった明細があった。
『金……借りたんだよ!ツレに金借りたんだけど、期限までに返せなくて……それで金融で借りてきてツレに返したんだ……』
『ツレにまで金借りてるのか?いったいいくら借金してるんだ?』
『ツレと金融で200万くらいはある……』
私は驚きを隠せずに、二人のやりとりを、ただ黙って聞く事しかできなかった。
ヒロの父も驚きを隠せず、沈黙が続いた。
そして私は沈黙を破った。
『あのさぁ…何で友達に100万も借金があるの?』
『実際に借りたのは10万なんだ。だけど、俺らのまわりでは、金を借りると期限が決められて、それを過ぎると1日毎に金利が付くんだよ。それが当たり前なんだ…』
私には理解ができなかった。
そんなのが友達なの……?
友達って呼べるの…?
友達ぢゃないぢゃん…
私はそれ以上話さなかった。
そして、ヒロの父が話始めた。
『ヒロ!よく聞け!結婚するのに借金があるなんて絶対許されない。今回は俺が払ってやる。だから今後一切、絶対に借金はしないとココで誓え!』
『わかった。誓います!絶対に借金しません。』
そして私とヒロはアパートに帰った。
それから1ヵ月。
私たちはケンカもするけど新婚生活を楽しんでいた。
が……
1ヵ月を過ぎた頃から、ヒロは独身気取りで遊び始めた。
仕事が終わり、ご飯の支度をしてヒロの帰りを待つ私。
しかし、帰ってきたヒロは
『俺、ご飯いらないから!』
そしてパチンコに行ったり、ツレの家に遊びに行ったりと自由気ままに過ごすようになった。
それでも私はヒロが大好きだった。
離れたくなかった。
嫌われたくなかった。
だから、どんなに辛くても耐え続けていたんだ。
そんな生活が2ヵ月たった。
9月10日。
挙式。
前日の夜は挙式準備のため、お互いに実家で過ごした。
そして当日。
式の最中、急に司会者がヒロにマイクを向ける。
そして……
『ミィ!一生大切にする!黙って俺についてこい!!』
力強いヒロの言葉に感動し、涙があふれた。
子供ができて結婚が決まった。そのため、プロポーズはされていなかった。
そのサプライズに本当に感激した。
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