反省すべき私の人生
波瀾万丈な人生だと人から言われた私の人生…
『お前なんか生まれて来んかったらよかったんじゃ!』
幼い私に吐いた母の言葉
『お前とは親でもなければ子でもない!』
そう言って親子の縁を切った母
『この子さえ居なければ…』
最低な事を思った私
『この子と一緒に死のう…』
そう考えていた私
・・・・・。
色々あった私の人生を振り返り反省したくて…
勝手ですが綴らせて頂きます
人として母親として女として最低な事をした私です
不快に思う内容がありますので、不快に思われた方はスルーしてください
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私がまだ4・5歳の時だ
母にまだまだ甘えたい私
『なぁなぁお母さん』
トントン叩きながら母に話し掛けた
『欝陶しい!』
母から返ってきた言葉
幼心に傷付いた私は母に嫌われていると思い、甘える事が出来なくなった
お母さんは、みぃちゃん(私)のこと嫌いなんじゃ…
私はそれ以来、数十年母親に愛されていないと思っていた
ある日、3つ上の姉と喧嘩をした
喧嘩の内容は覚えてはいないが、子供の喧嘩だ
喧嘩をしている2人の元に母がやってきた
『煩い!』そう言って2人を引き離した
姉は玄関(家の中)
私は夕闇の外…
『お母さん…お母さん、ごめんなさい』泣き叫びながら母に謝った
しかし母は無視…
それでも泣き叫びながら謝っていると祖母の妹が家の前を通りかかり、助けてくれ家の中に入れてもらえた
そしてまたある日、姉と喧嘩…
また母が駆け寄り
『お前は妹なんじゃけん我慢せぇ!』
私だけ怒られた…
それから姉と喧嘩をする度に私だけ怒られた
『お母さんは、みぃちゃんのこと嫌いなんじゃ…姉ちゃんの方が好きなんじゃ…』
私は余計、母に甘えられなくなった
姉をかばい私だけ怒られる…
いつしか母は本当の母ではないのでは! ?と思う様になっていた
父方、母方の両祖父に
『お前は橋の下で泣いてたから、お父さんとお母さんが拾ってきた』と言われてた事もあり、継母ではないかと疑い始めていた
(実母です)
それからも何かと母に怒られる度に継母だと思い
『本当のお母さんに会いたい』と思っていた
小学生になった頃からだった
母に怒られると、無性に体を傷付けたくて飼い犬の口の中に無理矢理腕を入れ、傷付け様とした
しかし、おとなしかった犬(太郎)は噛み付いてはくれなかった
何度も何度も怒られる度に太郎の所へ行き、噛み付かせ様としたが噛み付くことはなかった
太郎は本当に優しい犬だった
いつしか太郎は私の心の拠り所になっていく…
私は嫌な事や辛い事、悲しい事があると太郎の所に行く様になっていた
泣きながら太郎に話していると、心配そうに顔を覗き込み、鼻をクンクン鳴らし泣き止むまでずっと傍に居てくれた
私はそんな優しい太郎が大好きだった
太郎だけが、私の悲しみを解ってくれる…そんな気がしていた
私は母に愛されていない…
そう思っていた私は、母に怒られると今度は自殺を考える様になっていた
(まだ小学生だ…)
何度、遺書を書いただろう…
でも小学生ながら、【死】というものは怖いと解っていたのか、遺書を書くだけて死のうとはしなかった
出来なかったが正しいのかも知れない
それでも、どんなに辛くても私には太郎が居た
太郎だけが私に優しく、私の心の傷を癒してくれた
太郎が居てくれたから私は悲しみを乗り越えられた
私は小学6年生になった
【いじめ】が始まった
近所の幼なじみの2人の女の子からだ
無視をされたり、少しぽっちゃりしていた私に『デブ』と言われ、笑い飛ばされていた
いじめに耐える日々…
そんなある日、母は私の異変に気付いた
部屋で一人泣いていると母が部屋に入ってきた
母『どうしたん?』
私『何でもないよ…』
私は、母は自分の苦しみなんか理解してくれないと思っていた
母『何もないのに泣かんやろ?』
私『・・・』
母『何かあったんか言ってみ?』
私はいじめに合っている事を泣きながら話した
母『誰にいじめられたん?母さん、その子に怒ったるけん名前言ってみ?』
私は2人の名前を言った
母は名前を聞くなり、すぐ2人の家に電話をした
しばらくして、1人の子が母親と謝罪に来た
母はもう二度といじめるなとその子に言ってくれ、次の日からいじめはなくなった
母に愛されていたんだと、実感できた日であった
中学3年生になった私…
母は相変わらず私には厳しかった
そんな母が嫌いで家を出たかった
私は高校には行かず働き、家を出たいと強く思っていた
私は母に自分の進路について話した
『高校には行かずに働きたい』と…
母『世間体の為に高校に行け!近所の子見てみ?みんな高校行きよんのにお前が行かんかったら、母さん恥ずかしいわ…』
母の世間体の為の高校生活…
母に逆らえない私は高校へ進学した…
毎日、遅刻もせず高校へ通った
厳しい母のお陰で高校三年間、無遅刻無欠席だ
唯一の自慢だ…
高校三年…
私は就職先を探していた
寮のある職場…
私は親元を離れる為に、嫌いな母から離れる為に寮のある職場を探していたのだ
県内だが、車で1時間半程離れた市に寮のある職場を見つけた
しかし…両親に何て言おう…
反対されるのは解っていた
でも黙っても居られない
私はまず父に言った
『まだ母さんには言ってないんやけど、親元を離れて自立したい…寮のある職場を見つけたんやけど…』
父『ワシはかまへんけど…母さんがOKのサインを出さん限りワシはGOのサインは出せんぞ。母さんに聞いてみ?』
次は母に自分の意志を伝えないと…
ビクビクしながら母の元へ…
私は意を決して母の元へ行った
私『高校卒業したら、寮のある職場で働きたいんやけど…』
母『何しに寮のあるとこなんや?』
私『親元離れて自立したい!』
母『アホか?地元で就職せぇ』
案の定、頭ごなしに反対された…
でも私は生まれて初めて母に反論した
『今まで汚姫は父さん、母さんの言う事は何でも聞いてきたつもりやで。
でも、汚姫の人生は自分で決めたい!
やらずに後悔するより、やって後悔したい!』
母は黙ってしまった…
私が初めて自己主張した事にビックリしたのだろう
しばらくして母は口を開いた
『お前がそう決めたんやったら頑張れ。その変わり、何も援助は出来んぞ。電化製品も全ては揃えてやれんぞ…』
実家は裕福ではなかったので援助は出来ないとの事だったが、私は初めて自己主張出来た事と母に許しを得た事で舞い上がっていた
私は就職先も決まり、親元を離れる事が出来るという喜びで、卒業式が待ち遠しくてたまらなかった
そして卒業…
真面目に学生生活を送ってきた私は、卒業式が終わり家に着くなりブリーチをした
私は真面目に見られる事が嫌だったのだ
真っ黒な髪にオンザ眉毛…いかにも田舎の真面目ちゃんっていう感じだった
しかし、あまり脱色できなかった
トホホ…
書き忘れた事がありました…
高校三年の春休み…
猫を兄弟で二匹飼っていた
兄弟は縄張りの為に家の至る所にマーキングをして困っていた
とても臭い…
ある朝、パート勤めしていた母が出勤しようとすると玄関にマーキングしていたみたいで母に水で流す様に言われた
私はすぐバケツに水を汲み玄関を掃除した
その日、私は外出する事もなく家に居た
そして夕方、母は帰ってくるなり
『お前、玄関掃除しとけ言うたのに掃除せんかったんか!!』
凄い剣幕で私に言ってきた
掃除した後にまたマーキングしていたみたいだ
私は母に言われてすぐ掃除した事を伝えた
しかし母は私の言葉を信じてくれなかった
『猫と一緒に出て行け!』
『猫と一緒に出て行け!』
母が私の言葉を信じてくれなかった事、猫と同じ扱いされた事が悔しくて私は家を飛び出した
もう外は真っ暗だ
田舎で街頭も少なく、人も歩いていない…
家を飛び出したものの、行く当てもなく暗闇の中を泣きながら歩くしかなかった
ブ~ン
聞き覚えのある原付の音
父だ
心配で探してくれていたのだ
でも家に帰りたくなかった私は身を潜めた
ブ~ン…
父は気付かず去っていった
どのくらいの時間が経ったのだろう…
田舎道から県道に出た
車が一台近づいてきた
隣に住む父の兄夫婦だった
『一緒に帰ろう。おいちゃんが母ちゃんに話したるから』
父から私が居なくなったと聞いて探してくれてたそうだ
私はおじさん夫婦に連れ戻された…
家に着くといきなり母が怒鳴り付けてきた
『お前は何考えとんぞ!』
おじさんが止めに入ってくれたが母の怒りは治まらなかった
散々怒鳴られ
『お前なんか生まれて来んかったらよかったんじゃ!』
私はやはり母に愛されてないんだと思った…
私に厳しい母…
暴言を吐く母…
そんな母だったが高校卒業後、寮のある就職先が決まっていた私に電化製品を買い揃えてくれた
生活費を渡してくれた
援助は出来ないと言っていた母が私に内緒で…
やっぱり母親だったんだなと思った
そして寮生活がスタートした
寮は3Kの間取りに同僚の子と2人暮らしだった
見るからにおとなしそうな子だった
私とは気が合わない…そういったタイプの子だった
1人に1部屋…
1部屋余った
話し合った結果、2人の寝室としてベットを2つ置いた
寮へ引っ越した日は家族みんなで荷物を運んでくれた
父は心なしか淋しそうに見えた
荷物を運び終え、家族は帰っていった
その日はこれから始まる新生活に浮かれっぱなしで家族の事は頭から抜けていた
次の日、実家に電話をすると母に
『何で昨日、電話してこんかったんぞ
父さん泣いて寝んかったんぞ』
父は涙もろく、不器用だが子供を大切に思ってくれてる人だ
私は幼い頃、父が大好きで父の行く所を付いて回ってたので【金魚の糞】と言われてた
父が泣いていたと聞き、笑ってしまったが凄く嬉しかった
ある日、ポストにツーショットダイヤルのチラシが入っていた
私は同じ部屋の同僚の子(ゆうちゃん)と電話を掛けてみた
初めは相手の男の人と喋るだけ喋って、会いたいと言いだしたら切る…の繰り返しで楽しんでいた
そんなある日、ゆうちゃんとまたツーショットダイヤルで遊んでいると、話がおもしろくて親しみやすいお兄さんと繋がった
『男2人で暇してるから、飲みにでも行こうや!
奢るし』
そう言われ悩んだが、待ち合わせをして4人で会った
そしてBARに入った
私もゆうちゃんも緊張しまくりで
2人共BARは初めて
私はお酒の種類すら解らなく、お兄さん達に任せた
殆ど飲んだことのないアルコール…
私はすぐに酔っ払ってしまった
場の雰囲気を壊してはいけないと思い、飲めないお酒を飲み酔っ払ってしまった私…
その頃、ゆうちゃんは
緊張したままでアルコールも飲めない…
憂鬱そうだった
そんなゆうちゃんに気付いたお兄さんが
『大丈夫?しんどいん?
しんどいんやったらタクシー代出すし先に帰る?』
とゆうちゃんに言った
ゆうちゃんは私の顔をじっと見て
『汚姫ちゃん、先に帰ってもええ?』
私も一緒に帰ればよかったと、この後もの凄く後悔した
初めてのBARが楽しかったのと酔っているのとで、ゆうちゃんは先に帰ったが私は残った
ゆうちゃんが帰ってしばらくしてBARを出た
車は1台
私は後部座席に座った
発車オーライ
私は酔っていたせいか、睡魔に襲われた
助手席のお兄さんを先に送ったまでは記憶がある
しかし気が付いた時は…
んッ!?
何!?
私は運転していたお兄さんに犯されていた
『何してんの!?』
私はお兄さんを押し退けた
お兄さんは必死で謝った
お兄さん曰く
寝ている私の胸を触ると初めは抵抗していたが、抵抗しなくなったのでOKだと思ったと…
『そんな訳ないやろ!
意識の無い女とやって楽しい?』
私は怒った…が後の祭りだった
『帰る!』
私は寮まで送ってもらった
寮まで送ってもらい、車から降りようとした時
『俺と付き合って欲しい』
お兄さん28歳
私19歳
お兄さんは結婚を前提に付き合って欲しいと言ってきた
犯された事は腹が立ったが一緒に居て楽しいし、優しいし…
でも結婚って…
やっと自由になれたのに…
とりあえず電話番号を交換して返事は保留でその日は別れた
次の日
私は昨日の出来事を頭の中で整理した
酔って寝ている女を犯す男
やっと自由になれたのに、結婚を前提に付き合って欲しい…
結婚なんかまだしたくない
私はお兄さんを振った
でも、お兄さんとは
【お兄ちゃんと妹】の様な感じになって色々、相談に乗ってくれる人になった
お兄さんと会ってからは、私は一人でツーショットダイヤルで遊ぶ様になっていた
そこでコウジと出会い付き合った
この頃はまだポケベルを持っている人も多く、携帯よりピッチが多かった
コウジはポケベルとピッチを持っていた
ピッチは電波があまりよくなかった
なのでピッチに掛けても繋がらない事が多くポケベルを鳴らしていた
その時は電波が悪くて繋がらないんだと思っていたが…
私はその頃ピッチもポケベルも持っていなかった
あるのは家電…
ある日の夜、家電が鳴った
私『もしもし?』
女『トシキとはどういう関係?』
誰だ?トシキって…
私はそんな名前の男は知らなかった
私『えッ!?トシキなんて人知りませんけど…』
女『名前も住所も年齢も嘘付いとると思うわ』
そう言っている女の後ろから子供の声が聞こえた
私はすぐにコウジの【嫁】だと解った
嫁『裁判かけるから出て来い』
私『出て行くのはいいですけど…
私はまだ未成年やし騙されてた身やから、出て行ったところでどうしようもないと思いますよ』
そんなやり取りをしている最中にキャッチが入った
私『キャッチが入ったんで切ります』
面倒な事に巻き込まれたくないので絶好のチャンスと思いキャッチに出た
コウジからだった…
コウジからのキャッチ…
私『今、女の人から電話掛かってきてトシキとはどういう関係?って聞かれたんやけど…』
コウジ『何それ?』
シラを切るコウジ
私『今から会える?』
コウジ『ええよ。
近くになったら電話するわ』
そう言って電話を切った
んッ!?
女はキャッチの間、ずっと電話を切らずに待っていた
私『今から彼と会うのでトシキさんかどうか確かめます』
そう言って電話を切った
2時間後…
コウジは私の部屋に来た
私はコウジに嘘を付いていかいか確かめた
『俺コウジやし…
結婚もしてないで』
私はコウジの言葉を信じなかった
『じゃあ、今日泊まってって』
そう言って私はコウジを泊まらせた
コウジはベットに横になった
疲れていたのだろうか…
コウジはすぐに眠ってしまった
私は疑いの目で寝ているコウジの顔を見ていた
あッ!
テーブルの上にコウジの財布がある
私はコウジの財布を手に取った
勝手に人の財布を見たらマズイよな…
でも…真相を確かめないとコウジがトシキなら不倫になる…
いや、でもマズイよな…
財布を手にしばらく考え
財布の中を見た
ふッ…
免許証があった
写真は確かにコウジ
名前は…
小〇トシキ
ハハハッ
笑いが出た
マンマと騙された自分と
身分証明になる免許証の入った財布を無造作に置いてあった馬鹿なトシキに笑いが出た
私は悲しくもなく怒りもなかった
私は一睡もせずトシキが起きるのを待った
朝になりトシキが起きた
『おはよう…』
まだ寝呆けている様だ
よしッ!目を覚ませてやろう
『免許証見たよ』
トシキは一気に目が覚めた
『やっぱりトシキやったんやな…
別れよ』
私は冷静だった
怒る事も泣き叫ぶ事もなく冷静な私
人のものに興味はない
『別れよ…』の言葉にトシキは
『ごめん…嫁とは離婚するんよ。だからそれまで待ってて欲しい…』
そう言ってきた
私は迷ったが
『離婚するまで待っとくわな。でも離婚するまでは会わんけんな』
そう言ってトシキを帰らせた
数日後、トシキは他にも女が居る事が解り
『フザケルな!』と怒りの一言を言って音信不通にしてやった
トシキと別れまた私はツーショットダイヤルで遊びだした
夜、山に行き男2人に回された事があった…
それでも私は馬鹿だからツーショットダイヤルを止めなかった
毎晩の様にオールして仕事をズル休みする様になっていた
そんな時だった…
職場でセクハラに合う様になった
私はある百貨店の中にある店舗でウエイトレスをしていた
百貨店の飲食店全体を管理している課長は見るからにスケベそうな顔をしていた
課長は毎日、朝礼の時間になると顔を出し私の胸やお尻を触り始めた
他の店舗を巡回した後、また私のいる店舗にきて触わってきた
私は笑って『止めてくださいよ~』と言っていたのだが、段々イラついてきて課長を避け睨み付ける様になっていた
そんな私に腹を立てた課長は私とすれ違う度に
『ぶち殺すぞ』と言う様になった
マジでウザイ
その頃、体調を崩していた私は、課長もウザイし会社に連絡しセクハラ被害に合っている事を伝え退職した
私は無職になった…
私19歳…無職
会社の寮で生活していた私は、寮を出なければいけなかった
半年間で貯めたお金30万…
どうにかレオ〇レスを借りる事が出来た
さぁ仕事探さないと貯金も無くなったしヤバいぞ
職安に通い、何社か面接に行くも不採用…
もう貯金がない…
やっと就けたのは工場の派遣社員だった
工場は私の住んでいる所から遠く、毎朝4時半に起きてお弁当を作っていた
工場での作業は、顕微鏡を使う細かい作業だった
お昼からの作業は睡魔との戦いだった
顕微鏡を覗いたまま、寝てしまう事もあった
(気付かれてはいない)
工場で働き始めてまだ1ヵ月も経たないある日、工場長に呼び出された
県外の派遣先が人手が足りないから行ってくれという事だった
私は速答した
『無理です』
『無理って言われても困ってるんやけどなぁ…』
そう言われた私は次の日、工場を辞めた
無理なものは無理!
そしてまた無職になった…
また無職になった…
もう、お米もない
冷蔵庫にあるのは
ケチャップとマヨネーズ
あまりの空腹にケチャップとマヨネーズを舐めて生活していた
そんな時、母から電話が掛かってきた
『何か欲しい物ないんか?』
お米!お米が欲しい!
でも私の口から出たのは
『ティッシュとトイレットペーパーが無いけん欲しい』
・・・・・。
私は親に心配を掛けたくなかった
去年履いていたミニスカートのウエストが胸の所まで上がる程に痩せていた
次の日、トラックの運転手をしていた父がわざわざ私が住んでいる市の便を他の人に変わってもらいティッシュとトイレットペーパーを持ってきてくれた
『朝5時半くらいに大通りまで出て来いよ』
久々の父の声
何だか嬉しそうだった
朝5時半、父との待ち合わせ場所に行った
父の乗ったトラックはすぐに解った
『朝早過ぎるわぁ』
そう言いながら父のトラックに近づいた
父は涙目だった
私はこれ以上、父と居ることが出来なかった
父が私を心配してくれてるのが痛い程に伝わってきたからだ
『父さん、わざわざありがとうな。運転気ぃ付けてな』
そう言って私は帰って行った
父の愛情の深さを知った日であった…
ティッシュとトイレットペーパーではお腹は満たす事は出来ず、毎日空腹と戦っていた
そんなある日の夕方
煙草だけは止められなくて煙草を近くの自販機に歩いて買いに行った
『何してるのぉ?』
見知らぬ男が車の窓を開け声を掛けてきた
無視…
私は自分の部屋に戻ろうと敷地に入ったその時、車から降りた男が駆け寄ってきた
ヤバイッ!
そう思い階段を掛け上り玄関の鍵を開けたその時
男に追い付かれ玄関に押し倒された
でも私は冷静を装った
『隣、男の人住んどるよ。声出したら壁薄いから聞こえるよ。大声出そうか?』
男は私から離れ逃げていった
私は隙だらけだったのかも知れない…
その数日後、また同じ場所で男が声を掛けてきた
若い男2人だ
まだ外は明るく人通りもあったので怖くはなかった
男『何処行くん?』
私『自分家に帰る』
男『何才なん?』
私『19』
男『タメやん。彼氏は?』
私『居らんよ』
男『じゃあまた今度遊ぼうや。今日はまだこれから仕事じゃけん、電話番号教えるわ』
そう言って家電の番号を書いた紙を渡してきた
男『俺ナオト!絶対電話してやぁ』
去って行った…
この後ナオトと親密になる
中々、仕事も見つからず空腹に耐える日々…
段々と孤独にも耐えられなくなってきた
ナオトに電話してみた
プルルルル~
『はい中〇ですが』
お母さんだった
『あの、すみません。ナオト君いらっしゃいますか?』
『ちょっと待ってくださいね』
電話の向こうで
『ナオト~電話~』
お母さんの声
プッ(笑)
ナオト『誰?』
私『この前、電話番号もらったんやけど覚えてない?』
ナオトはすぐに私だと解った
そして今から会う事になった
ナオトはすぐに初めて会った場所に来た
私は車に乗り、海へ向かった
ナオトはよく喋る男だ
最近、笑う事も少なく孤独を感じていた私はナオトと居ると楽しかった
海に着くとナオトに付き合って欲しいと言われた
私は迷う事なくOKした
そして私はナオトの馬鹿らしいガキみたいなプライドに振り回される事になる…
ナオトはすぐに体を求めてきた
私はナオトの事が好きだったので抵抗はしなかった
でも
最初から避妊をしてくれなかった
中出しだ…
私は妊娠したら困ると言って中出しを止める様に言った
でも聞いてはくれない
どうしよう…
妊娠したらどうしよう…
一人悩んでいた
付き合い初めて3週間目にいきなりナオトは言った
『結婚しよう』
意味がわからない…
まだ付き合って1ヵ月も経ってない
ナオトの事もまだそんなに解ってない
ナオトだって私の事もそんなに知らないはず
意味がわからない…
全く解らない…
相変わらず無職の私…
昼間は職安に行くか部屋でゴロゴロする日々だった
そんなある日
ナオト『お前、今日何処行っとったん?』
和美『今日はずっと家に居ったよ』
確かに家に居た
ナオト『嘘言うな、〇〇に居ったやろ?』
全く意味が解らない
ナオトが人違いをしてると私は言ったが、私は昼間一人なので証人も居なければ、部屋にずっと居た証拠もない
この日を境にナオトは昼間、鬼電をする様になっていった
ナオトと付き合い始めて2ヵ月が経った頃
ナオトが何故、避妊してくれないのか
早く結婚したいのかが解った
それは
同い年のイトコより早く結婚して子供が欲しかったからだった
ナオトのイトコには彼女が居た
ナオトは羨ましくもあり、イトコに負けていると思っていた
ナオトにとってイトコはライバルだった
そんな時に私はナオトと出会ってしまったのだ
そしてくだらないナオトの考えに傷付いていくのである…
私は仕事も見つからず、ナオトの束縛で疲れていた…
もう家賃払うお金がない…
私は実家に帰る決心をしナオトに伝えた
ナオトは反対すると思っていたが、逆に安心だと言った
それは、監視役の親が居るからだ
昼間の私の行動が解るという安心
昼間の鬼電も無くなるし一石二鳥だと思い私は実家に戻った
また実家での生活…
母から離れたくて念願叶って自立したのに、1年も経たずに逆戻り…
はぁぁ
実家に戻った数日後、姉と喧嘩をして、イラついた私は部屋の戸を蹴りまくっていた
その翌日、遅れていた生理が来た
あぁ、生理きたぁ
よかった
妊娠してなかった
しかし、その血は生理ではなかった…
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小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
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