反省すべき私の人生
波瀾万丈な人生だと人から言われた私の人生…
『お前なんか生まれて来んかったらよかったんじゃ!』
幼い私に吐いた母の言葉
『お前とは親でもなければ子でもない!』
そう言って親子の縁を切った母
『この子さえ居なければ…』
最低な事を思った私
『この子と一緒に死のう…』
そう考えていた私
・・・・・。
色々あった私の人生を振り返り反省したくて…
勝手ですが綴らせて頂きます
人として母親として女として最低な事をした私です
不快に思う内容がありますので、不快に思われた方はスルーしてください
新しいレスの受付は終了しました
遅れていた生理が来たと生理用品(ナプキン)を付けたが、少ししか血が出ていない
2日目…
全く血が出ていない
3日目…
出血なし
4日目…
少し出血
5日目…
出血なし
おかしいと思い母に出血の事を言った
母はすぐに産婦人科へ連れて行ってくれた
そして何の出血かが判明するのである…
産婦人科は初めてだったので怖くて、先生が男だったので恥ずかしかった
検査が終わり先生が言った言葉に私は絶句した
『妊娠してますね』
そして出血は流産しかかっているからだと告げられた
どうしよう…
母に何て言おう…
待合室で母は待っていてくれた
『どうだったん?』
私は怒られる覚悟で母に妊娠している事、そして流産しそうだという事を伝えた
母は怒らなかった
『そうかぁ』という感じだった
そして、先生は母と私を診察室へ呼び、お腹の赤ちゃんの状態、治療について話してくれた
私はナオトに
妊娠した事
流産しそうで、これから毎日薬を飲み、数日置きに注射をする為に通院しなければいけない事を伝えた
私はナオトは不純な動機にしろ、結婚したい、子供が欲しいと言っていたので
『ヤッタ~』と子供の様に無邪気に喜ぶと思っていた
しかしナオトの口から出たのは
『ホンマに俺の子か?』
だった…
『ホンマに俺の子か?』
私は悔しかった…
悲しかった…
避妊をして欲しいと言ったにも関わらず中出ししていたのに…
私はまだ妊娠も結婚もまだ先でいいと思ってたのに…
私はナオトが言った言葉が頭からずっと離れなかった
でも、生まれてくる赤ちゃんの為にも忘れようと決めた
妊娠が分かり、流産の危機だと聞かされたあの日から、私はナオトに不信感を抱き始めていた
ナオトはほぼ毎日連絡はしてきてくれていた
しかしお腹の赤ちゃんの心配や私を労る言葉はひとつもなかった
薬代や通院代についても何も言ってもこなかった
私はいつか爆発しそうだった
ようやく1カ月半後、毎日薬を飲み、数日置きに注射の為通院し流産の危機は乗り越えた
私はナオトに伝え様と思い夜電話をした
ナオトには前日、『明日は検診の為、病院に行く』という事は伝えてあった
流産の危機を乗り越え、もう大丈夫だと先生から言ってもらえ安心したのも束の間だった
ナオトに流産の危機を乗り越えた事を伝える為、夜電話をした
ナオトは今日、病院に行った事を知っているのに『どうだった?』の一言もなかった
私はとうとう爆発した
私は妊娠、流産の危機を知った日から募らせていた不信感や怒りを抑える事が出来なかった
『今日、病院に行ったの知っとるやんな?
何で何も聞かんのん?
赤ちゃんの事、心配やないん?
汚姫はずっと不安で、どんな気持ちで薬飲んだり注射射ってたか知っとん?』
私はナオトに怒り口調で質問した
ナオトは私の怒り口調に逆ギレした
とうとう大喧嘩になった…
以前、ナオトは私の実家に来た時、母とも少し喧嘩になったことがあった
ナオトは母を馬鹿にする様な事を言った(内容は忘れました)
自分の親を悪く言う男
大切にしてくれない男
我が子の流産の危機にも関わらず心配をしない男
幼稚な勝手な考えで妊娠させといて『ホンマに俺の子か?』と言った男
私はこの男をもう許せない程、爆発してしまった
『結婚は白紙に戻す』
『アンタとこの先やっていく自信がない』
『お腹の子はひとりで育てる』
『別れる』
そう言って電話を切った
ナオトの両親が次の日、血相を変えて実家に来た
ナオトの両親はひたすら
『うちの子が悪いです』
『すみません、もう一度考え直してもらえませんか?』
と私と両親に頭を下げた
でも私はナオトを許す心もなく、考える余地もなく
『もう無理です』
とナオトの両親に伝えた
そしてナオトとは二度と会う事もなくなった…
妊娠が分かり、流産しそうだと知ったあの日から、母はずっと心配してくれていた
毎回、病院に連れて行ってくれたのは母だった
そんな母が重い口を開いた
『お腹の子、諦めた方がええんじゃないか?』
少し沈黙になり
『長い間、毎日薬のんで注射射って…子供に何かしら悪影響を及ぼしとるかもしれんぞ
もし奇形児や障害児が生まれたらお前も辛いし、何より子供が一番辛いぞ…』
私は泣いた
絶対に何が何でもこの子は産むと強い口調で泣きながら言った
そんな私に母は泣きながら言った…
初めて見る母の涙だった…
『母さんも辛いんじゃ…
母さんだって産ませてやりたい
お前と生まれてくる子を育てていくだけの馬力はまだまだ母さんにはある
でも、母さん死んでお前も死んだ後、障害もって生まれてきたらその子は一人になるんぞ…』
『母さんも父さんと結婚する前に中絶した事あるけんお前の気持ちはよく解る
父さんと母さん、結婚反対されとったし昔は出来ちゃった結婚なんかありえんかったけん堕ろすしかなかったんじゃ…
母さんも辛くて泣いた
母さんが中絶した事はじいちゃん、ばあちゃんも知らん
知っとるのは、父さんと母さんとテルコのおばさん(父の姉)だけじゃ…
お前らにも言う事は無いって思っとったけど、お前の苦しみや辛さ解るのは母さんだけじゃけん…』
母は泣きながら話してくれた
母も私に中絶した事を打ち明けるのは辛かっただろう…
お腹の子供を産むべきか諦めるべきか、家族みんなで考えた
父も母も姉も真剣に考え涙を流していた
私は毎日、考えて泣いて…そして中絶する事を決めた
病院へ行き、手術の日も決まった
私はお腹の赤ちゃんに毎日毎日、お腹を擦りながら謝った
『ごめんな…本当にごめんな…産んであげれんかってごめんな…こんなママでごめんな…』
謝っても謝っても謝りきれなかった
しばらく療養して私はスーパーのレジ係として働きだした
不謹慎だけど、中絶してしばらくして新しい彼氏も出来た
もうすぐ私の20歳の誕生日だ
彼とある場所で会う約束をした
彼の家が遠く、現場仕事の為帰りが遅く中々会えなかったので、誕生日が待ち遠しくて仕方がなかった
そして誕生日の前日
私は明日の予定は大丈夫なのか気になって電話をしてみた
繋がらない…
まだ仕事かな?
しばらくして掛けても繋がらない…
彼と連絡がつかないまま
誕生日を迎えた…
彼と連絡が取れなくて不安で不安で仕方がなかった…
仕事を終え、一旦自宅に帰り着替えを済ませ待ち合わせの場所で彼からの連絡を待つ事にした
約束の時間が来ても連絡は取れないままだった…
約束の時間から1時間が過ぎ2時間が過ぎ3時間が過ぎ…
とうとう日付が変わってしまった
悲しくて淋しい20歳の誕生日…
彼は次の日も、その次の日も連絡が取れなかった…
遊ばれてたんかな?…
こんな無残な誕生日を迎える事になってしまった事を職場の寛之に相談した
寛之は精肉で働く3つ年上の男だ
決して男前ではない…
私はスーパーでレジ係だが、精肉は人手が足りなくて私は午前中だけ専属で精肉を手伝わされていた
年が近いのは寛之だけだった
後は、オッチャン、オバチャンだ
解らない事を聞く時は一番聞きやすい寛之に聞いた
私達はすぐに打ち解け仲良くなっていった
そして彼氏の話もする様になり、急に音信不通になった事も相談してた
この時の彼氏もヒロユキだ
彼と音信不通になり、2週間くらい経った頃だった…
私は寛之に告白された
私はヒロユキには遊ばれていたんだと諦め、優しい寛之の告白を受け入れた
その日の夜中の3時過ぎだった
ピリリリリ~
携帯が鳴った
ピリリリリ~
静まり返った部屋に鳴り響く携帯…
寝ていた私は寝呆けながら携帯を見た
ヒロユキからだ!
私『もしもし?』
ヒロ『汚姫?…連絡出来んかってごめんな。遅くなったけど誕生日おめでとう』
私『何で連絡取れん様になっとったん?汚姫、誕生日ずっと〇〇で待っとったんよ。』
私はふと我に帰った
あッ!今日、寛之に告白されて付き合う事になったんだった
私はヒロユキに寛之の事を話した
ヒロユキと連絡取れなくなって遊ばれてたんだと諦めた矢先に今日、寛之に告白された事をヒロユキに伝えた
ヒロユキは謝っていた
『汚姫の事好きなんよ
汚姫…戻ってきて…』
ヒロユキは泣きそうな声で言った
けど私は寛之の手を選んでしまった
失敗だった…
次の日、寛之にヒロユキから連絡があった事
そして戻って来て欲しいと言われた事を伝えた
それからしばらくヒロユキから連絡はなかった
(誕生日先日から音信不通になっていたのは、警察に追われていて逃げていたと言っていたが真相は解らない)
私は中絶して間もないので両親にはヒロユキの事も寛之の事も隠していた
が…バレてしまって…
どこで、どうバレたのだろうか…?
母が凄い剣幕で怒った
『お前は何考えとんじゃ!』
怒るのは当たり前だ
『出て行けッ!!』
私は朝、仕事に行き夜中にこっそり帰りお風呂に入り寝ていた
バタンッ!!!
『お前、何しに帰ってきた!出て行け!!』
その日から車での生活が始まった…
車での生活…
車はアルトワークス
軽だ…
仕事が終わると、しばらくブラブラしてお弁当を買い、公園の駐車場へ…
お弁当を食べ、またブラブラ…
夜中になるのを待って自宅へ忍び込み入浴…
そしてまた公園の駐車場へ戻り、車の中で就寝
そして朝、公園のトイレで歯磨きして車に戻り化粧をして早めの出勤
休憩室で髪の毛セットして一服…
そして仕事開始
こんな生活をしばらくしていた
車での生活は疲れが溜まっていった…
そんなある日
レジの仕事をしていると店長が来た
『汚姫、お母さんが話があるって駐車場に来てるぞ。レジは今客少ないから大丈夫じゃ。』
母が!?何しに!?
わざわざ怒鳴りに職場まで!?
恐れながら駐車場へ行きキョロキョロしていると、そこに居たのは母ではなく祖母と叔母(母の妹)だった
『とっこ(母)からお前が家出て行ったまま帰らんってばあちゃん聞いて心配で見に来たんじゃ…』
祖母は私を心配して叔母に頼んで車で送ってきてもらったらしい
店長には叔母だと言うと、仕事中ですので…って言われると思い、母親だと名乗ったらしい
私は仕事中なので長話しは出来ないと言うと、仕事終わる時間にまた来ると言い帰って行った…
18時に仕事が終わり、駐車場へ行くと祖母と叔母が待っていた
祖母『何があったんか、ばあちゃんに教えてくれるか?』
私は出て行った理由を話した
私が悪いから仕方がないと…
そして祖母に言ってしまった
【母が嫌い】だど…
祖母は母のお母さん…
祖母は何故、母の事が嫌いなのか聞いてきた
幼い我が子に欝陶しいと言った事
お前なんか生まれて来んかったらよかったと言われた事
猫と一緒に出て行けと言われた事を話した
祖母は私に頭を下げ謝った…
ばあちゃん、ごめん
頭あげて…
私は祖母を傷つけてしまった…
祖母を苦しめてしまった…
母が嫌いな理由を聞くと
祖母は私に頭を下げ
『とっこ(母)を育てたのは、ばあちゃんじゃ…ばあちゃんの育て方が悪かったんじゃ…ばあちゃんを堪えてくれの…』
私に謝ってきた
「ばあちゃんごめん…ばあちゃんまで苦しめてごめん…」
私は祖母に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになった
『ばあちゃんの育て方が悪かったがばっかりにお前に辛い思いさせてやんやの…ばあちゃんと一緒に帰ろう。ばあちゃんも一緒に謝るけん帰ろう』
私はこれ以上、祖母を苦しめたくなくて祖母達と実家へ帰った…
家に入るなり母の罵声…
『お前だっきゃ、どれだけ人に心配掛けたら気が済むんじゃ!』
祖母が母を止めた
『とっこ(母)待て
お前は汚姫の話をまず聞かなイカン…
汚姫はお前に昔言われた言葉で傷付いとる
それをちゃんと聞かなイカン
汚姫の言葉に黙って耳傾ける事もせなイカン…』
祖母の言葉で母は黙った
そして祖母に促され、私は母に言った
『お前なんか生まれて来んかったらよかったんじゃ!って小さい時に言われてから、ずっと母さんは汚姫の事嫌いなんじゃ、汚姫は愛されてないんじゃって思ってきた…』と。
母は黙って聞いていた…
母は私に言った言葉を覚えていたのだろうか?
母は本心で言ったのではない
そのくらいわかるやろ…
そういう言葉を私に返してきた
今現在の私なら、母の性格だからイラついて言ったんだろうなと思えるけど、当時まだ幼かった私には堪え難い言葉であったことは間違えない
そして最後に祖母が母に言った
『私とおじいさん(母のお父さん)の育て方が悪かった…すまんかった』
祖母は母と叔母(母の妹)に頭を下げた
おばあちゃん…本当にごめん
祖母のお陰で家に戻る事が出来たのも束の間、また家を出ました
母はやはり、私が中絶後すぐに彼氏を作った事を許せなかった
それは私が悪いから仕方がない…
でも私は、寛之と別れるくらいなら、親を捨てるという思いだった
『荷物まとめて今すぐ出て行け!』
私は荷物をまとめ、寛之に電話をした
『出て行けって言われて帰る家がない…』
寛之は私と一緒に車生活を始めた
(寛之の車エスティマでの生活)
寛之には姉と弟がいる
弟は歳が離れていてまだ中学三年生だった
寛之は実家暮らしなので、まだ中学生の居る自宅で同棲は無理だった…
私は15万程、金があったが
寛之は貯金もなく貧乏だった
部屋も借りられない…
寛之が家に帰って来ない事を心配した母親に、寛之は事情を話した様だった
母親がお金を貸してくれた
脱 車生活!
同棲生活が始まり1ヵ月もしない内に喧嘩が始まった…
優しかった寛之は何処に行ったんだろう…
私は喧嘩になると萎縮して何も言えなくなる
怒鳴られると怖くて何も言えなくなるのだ
何も反論しない私に寛之は余計にイラついていたみたいだった
日を増す毎に寛之の本性が現われた
寛之は物凄く短気で自己中だった…
いつも理不尽な事ばかり…
怒鳴り付けてばっかり…
私は寛之と居るのが嫌になってきた
ある日また寛之が怒りだした
私はもう疲れていた
嫌気がさしていた
あまりに怒鳴るので
『もう別れよ…』
私は別れを口にした
私は生まれて初めて両親以外に手をあげられた
『別れよ…』
この言葉を出した途端
顔面に痛みが走った
殴られた…
部屋中引きずり回された
『助けて…誰か…助けて…』
そう思っていると私の携帯が鳴った
私は隙を見て携帯を取り電話に出た
ヒロユキからだった…
殴られた恐怖と痛みで泣いていた私の声は涙声だった…
私『もしもし…』
ヒロ『どうしたん?泣いてるん?』
私『ぅうん…泣いてないよ。今、ちょっと手放せんけんまた掛けるな』
そう言って私は電話を切った
「助けて…」この一言を言いたかった
でも目の前に居る寛之が怖くて言えなかった
それから私は怖くて別れ話が出来なくなった…
殴られた私の顔は青く腫れていた…
次の日の朝、腫れは引いていたが青みが増してした
どうしよう…仕事なのに…
いつもより厚化粧をして、どうにか隠そうとしたが無理だった
職場に着くと私の顔を見る人見る人に
『どうしたん?その顔…』
殴られたなんて言えない…
彼は同じ職場…
殆どの人が私達が付き合っているのを知っている
『暗闇でしゃがんで捜し物してたら、ドアノブにぶつけたぁ』
私は笑いながら嘘を付いた
仕事に行く前に必死で考えたのだ
でもトモちゃんに嘘は通じなかった
『殴られたんやろ?』
誰も居ないトイレでトモちゃんが聞いてきた
トモちゃんは父親から暴力を受けていた
だからトモちゃんには嘘は通じなかった
ある日のことだった…
仕事中に違和感がありトイレに行くと出血していた
『あれ!?生理終わったとこなのに???』
私は不正出血が気になり、店長に理由を言い早退して産婦人科へ行った
検査結果は1週間後に出るとの事だった
私は【癌】だったらどうしよう…と不安になっていた
1週間後
私は検査結果を聞く為に産婦人科へ行った
【癌】ではなかったが
子宮内幕症とクラミジアだった
薬で治るとの事だったが、吐き気や頭痛、発熱など副作用が出るとの事だった
副作用がきつい場合は診断書を書いてあげるから会社に出したらいいよと先生が教えてくれた
補足で、このお薬飲んでたら妊娠しないからねとも教えてくれた
薬を飲み初めて数日してから副作用とみられる症状がきつくなってきた…
私は店長に婦人科の病気で薬を飲んでいて副作用がある事を伝えた
そして診断書を貰い、しばらく仕事を休む事にした
このお薬飲んでる間は妊娠しないからね…
先生の言葉
私は寛之にこの事言った
それから中出しする様になった
数週間後…
最近、腰が痛い
気分が悪い…
もしかして…?
私は慌てて検査薬を買いに行った
慌てて検査薬を買って帰りすぐトイレに駆け込んだ…
陽性…
寛之とは結婚は考えていなかった
寧ろ別れたかった
暴力を振るわれたあの日から、私は寛之が嫌いだった
でも私のお腹の中には小さな生命が宿っている
私は19の時、この手で我が子を殺した
そしてもう二度とそんな事はしないと誓っていた
私が我慢すればいいんだ!
私は寛之とお腹の子供との未来を築いて行こうと決めた
平成11年1月1日
悠斗が生まれた
予定日ピッタリに生まれたた悠斗
微弱陣痛で中々生まれず
吸引分娩
黄疸が少しキツくて48時間の放射線療法
黄疸も治まり
さぁ退院だ!
帰る前に母がオムツを替えている時、母にオシッコかけた悠斗には笑った
あんなに子供嫌いな母がメロメロ
孫のオシッコ両手で受け止めてた
悠斗が生まれて母との絆も感じる事が出来た
それは悠斗が生まれる2日前…
平成10年12月30日
寛之は徹夜で店に出す肉を捌いてた
徹夜だというので私はおにぎりや卵焼き、唐揚げなどを作り夜8時頃にスーパーに差し入れに行った
出産予定日は平成11年1月1日だったが
12月28の検診で予定日より遅れると言われていたので安気に構えていた
差し入れを持って行き9時過ぎに家に着き、テレビ見たりお風呂入ったりしてマッタリして、11時半頃に布団に入った
日付が変わって1時過ぎ
トイレに行きたくなり目を覚ました
トイレに行くと【お印し】だ!
私は寛之ではなく母に電話した
両親は寛之が徹夜で家に居ない事を知っていたのですぐに来てくれた
この日、母は私から電話がかかってくると思っていたらしい
12月30日…
母は生理でもないのに子宮がキリキリと痛かったので、私から連絡があると思ってたと産後に聞いた
母と子の神秘的な現象なのかな…と母は私の母親なんだと実感した
平成10年5月…
私は母と喧嘩して家を出たまま、悠斗を身籠った
私は、両親に迷惑を掛けた事を謝罪する為
妊娠の報告する為、実家に行った
そして私が寛之から暴力を受けた事を人づてで聞き、心配していた事を知った
翌日、私は寛之と一緒に実家へ行った
結婚の報告だ
両親は幸せになれよと言ってくれた
しかし最後に母は寛之に強い口調で言った…
急に口調が変わった母…
何!?
『〇野君(寛之)
どんな出来の悪い子でも、我が子は可愛いもんや
今度この子(私)に手あげる様な事あったら、私が許さんけんな!
それだけは頭に入れといて…』
嬉しかった
結婚を祝福してくれたより母の気持ちが嬉しかった
悠斗が母との距離を縮めてくれたんだと思った
悠斗は私の宝物だ
一方、寛之の親はというと…
父親はお酒の飲み過ぎで倒れて心配停止になり
脳へのダメージが大きく
言葉も喋れず、食事も自分で食べられず、自分が誰だかも解らない状態だ
母親は子離れ出来ないバカ親だ
同棲する時にお金を貸してくれたのは感謝しているが、それはあくまで息子の為
息子を私に取られたと思っている姑は、スーパー等外で会っても私を無視…
挨拶しても無視…
正直、嫌いだ
悠斗が生まれた時も、私の居る病室には入らず寛之を廊下に呼び、孫の顔を見て祝い金を置いてソソクサと帰った
私は絶対に悠斗を抱かせてやらないと思った
でも孫は可愛いのか、寛之を通して合わせて欲しいと言ってきたので
『今まで私を無視してきた事を謝るのなら許す!』と寛之に姑に言っておいてと言うと、早速謝ってきたので許した
嫁姑問題は解決だ
悠斗が生まれて私はイライラする事が多くなった
悠斗は全然ミルクを飲まない…
なので10分おきくらいに泣く…
1ヵ月に1㌔増えなければいけない体重が280㌘しか増えない…
健康状態は良好との事だったのでよかったが
私が1ヵ月で12㌔痩せた…
3人一緒に寝ていると、夜中に悠斗が泣きだしても寛之は寝たふりをする様になり、それがムカつくし鼾も煩いので寛之だけ別室で寝てもらう様にした
私は段々、心に余裕がなくなってきていた
夫婦の距離は段々離れて行った
私は寛之が帰って来るだけでイライラする様になっていた
そして会話も無くなり喧嘩も無くなった
【喧嘩する程仲がいい】って本当だなと思った
悠斗も1歳半過ぎ、少しずつ自分の時間が持てる様になっていた
そんな頃、私はメル友を作った
それからまた私の人生が変わっていく…
男女関係なく同じ県内のメル友が3人出来た
旦那の事、子育ての事
色々なメールをやり取りしていた
そんな時、関西の男の人からメル友になろうと書き込みがあった
私は了承しメル友になった
彼と知り合った事で私はとんでもない行動を取ってしまうのである…
関西在住の彼(洋平)とアドレスを交換し毎日の様にメールをする様になった
洋平とのメールは楽しく、いつしか恋心を抱く様になっていた…
私の片思い
会う事も無いし本気になる事はないと、この時は思っていた
そんな時…
洋平から【会いたい】というメールが来た
勿論、旦那も子供も居る事は伝えてある
洋平も私に恋心を抱いてしまっていたのだ
新しいレスの受付は終了しました
お知らせ
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
束の間の現実逃避 無意味な文字の羅列 幸せへの片道切符
4レス 76HIT 小説好きさん -
わたしはあなたたちがきらい
8レス 214HIT 瑠璃姫 (10代 ♀) -
勉強する皆、すとぷり、アイドリッシュセブン、嵐
0レス 40HIT 小説好きさん -
満員電車とアタシとイケメン痴漢
69レス 1974HIT 修行中さん -
君は私のマイキー、君は俺のアイドル
9レス 198HIT ライターさん
-
満員電車とアタシとイケメン痴漢
風邪をひくと完治するまで3週間はかかる。 体が弱いのかな… …(修行中さん0)
69レス 1974HIT 修行中さん -
神社仏閣珍道中・改
(続き) …それにしても。 〝釈迦トアレドモ薬師如来〟 …(旅人さん0)
367レス 12510HIT 旅人さん -
わたしはあなたたちがきらい
「全く僕の部下たちが君を連れてくるとは。大丈夫、君だからむやみに犯した…(瑠璃姫)
8レス 214HIT 瑠璃姫 (10代 ♀) -
私の煌めきに魅せられて
「大体さ、こんな可愛いのに苦手なお酒なんか呑んじゃダメでしょ」 ん?…(瑠璃姫)
93レス 1159HIT 瑠璃姫 -
束の間の現実逃避 無意味な文字の羅列 幸せへの片道切符
綺麗な文章。すこ。(匿名さん4)
4レス 76HIT 小説好きさん
-
-
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②
4レス 151HIT 小説好きさん -
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?
11レス 170HIT 永遠の3歳 -
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令
1レス 211HIT 小説家さん -
閲覧専用
また貴方と逢えるのなら
16レス 490HIT 読者さん -
閲覧専用
今を生きる意味
78レス 540HIT 旅人さん
-
閲覧専用
また貴方と逢えるのなら
『貴方はなぜ私の中に入ったの?』 『君が寂しそうだったから。』 『…(読者さん0)
16レス 490HIT 読者さん -
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②
母鯨とともに… 北から南に旅をつづけながら… …(小説好きさん0)
4レス 151HIT 小説好きさん -
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 170HIT 永遠の3歳 -
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 211HIT 小説家さん -
閲覧専用
おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1432HIT 檄❗王道劇場です
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
昭和生まれ、集まれー!死語、何が浮かぶ?
死語。何か浮かぶこと、思い出すのは? 若い頃、「そうは問屋が卸さない!」と、たまに言うこと言わ…
136レス 3874HIT 匿名 ( 女性 ) -
どうしても結婚したいです。
40代婚活男性です。55歳の相手とお見合いをしました。結果は、お断りです。自分よりどんなに年上や不細…
25レス 1143HIT 恋愛好きさん (40代 男性 ) -
友人に裏切られ、どう対応して良いのか分かりません。
大切な友人に裏切られました。 ショックで食事も喉を通りません。 涙ばかり出て、1日塞ぎこんでいま…
46レス 1682HIT 匿名さん -
わたしが悪いですか?
これは私が悪いですか?この前アプリの人とトラブルがありました。彼は私より年上です。 先日アプリ…
17レス 488HIT 恋愛好きさん (20代 女性 ) -
ホームランボールは小さな子供に譲るべきなの??
私は今度、家族で野球観戦に行きます。 一生に一度行けるか行けないかの場所です。 よく、ホームラン…
19レス 381HIT 知りたがりさん -
2万請求したいが、できるでしょうか。
一昨年取り付けた家のエアコン(富士通2020年製)が効かなくなり、エアコンのガス補充してもらい2万払…
13レス 292HIT 相談したいさん 1レス - もっと見る