こんなはずじゃ…
てめぇ今日こそぶっ殺すぞ!
早く面貸しやがれ!
今無事でも夜中にてめぇぶっ殺す!
さっさと出てけ!
結婚10年目の夫に顔を合わせれば罵られるようになったのは一体いつからだったのだろうか…
こんなはずじゃなかったのに…
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夫と結婚したのは今から10年前
交際期間は数ヶ月だった
夫の前に5年間同棲していた婚約者に本気の浮気をされ
お互いの家庭の事情もあり別れる事になった時
たまたまタイミング良く現れ
君の笑顔をいつも見ていたいから
俺は君を悲しませるような事は絶対しない
君を幸せにする
と何度も言い続け
傷ついた私の心を
いつも暖かく包んでくれた
はっき言ってタイプじゃなかった
だけど…
五年の同棲の末の破局は心身ともに
相当辛かった…
そんな時に
自分の方に振り向いてもらおうと献身的につくしてくれ
時には高級ホテルでのディナーや高価なプレゼント…
ただのサラリーマンだった元カレとは数段違った贅沢を惜しむ事なく施してくれ
何より安定した職業と収入
自営業の家庭で育った私には夢を見るような気分だった
君の笑顔をそばでみたいから
僕と結婚してくれないか
必ず幸せにする
気持ちは100%ではなかったが
元カレと家の事情でなかなか結婚へ発展できなかった事もあり
安定した職業と収入…
結婚とはタイミングと条件
お互い「好き」という感情だけでは結ばれない
裏切られた元カレをふっ切る思いもあり
プロポーズを受けた
交際期間約半年であった…
当時私の仕事はかなりハードで
睡眠時間も少ない時は三時間程しかとれない時もあり
披露宴や新婚旅行の打ち合わせなど時間がなかなか取れなかった
元々旅行が趣味であった彼は旅行先もずっと思い入れがあったというヨーロッパに行きたいと言うので
仕事が忙しく考える時間のなかった私は
お任せするよ
と彼に任せる事にした
彼は披露宴から旅行まで見事なまでのプランを立て
私が意見しようものなら
ここは景色がいいんだよ
これとこれはセットにしないと値段が安くならないんだよ
君は調べてないからわからないだろう?
あれこれ理由をつけて
結局私の意見は通してもらえず
仕事で忙しかった私は彼に任せっきりという負い目もあり、全て彼に委ねる事にした
今思えば
自分の思う通りにいかないと機嫌が悪くなり
いかなる理由をつけ
結局自分の意見を通してしまうのはその頃からだったのであろう
時には平気で嘘をついて話を変えてしまうという事もあった
だが厄介な事に
彼は自分自身が嘘をついているという自覚が全くないという事だった
後に知る事となるがそれはモラハラ夫=モラ夫の特徴なんだそうだ
モラ夫との結婚生活はお互い仕事が不規則な為に殆どすれ違いだった
だからこそ生活できていたのかもしれない
どちらかが帰宅したらどちらかが出勤していた
なのでお互い生活のスタンツは殆ど変わらず
ただ私は今まで一人暮らしをしていた為、光熱費や水道代、全て負担しなくてよい事になった
結婚するとお財布が一緒になるからね
とよく友人が話していたが
私はモラ夫の収入もわからないままであった
私にもそこそこの収入があったので当時はそんな事があまり気にならなかった
モラ夫は新しい電化製品がでると相談なくすぐに買ってきていた
パソコン、デジカメ、ビデオ、一体何回買い替えただろう…
その割に一円でも安い食材が遠くのスーパーに売っているともなると隣街でさえも平気で買いに行き
面倒だから近くのスーパーでいいよ
と言っても絶対聞き入れず
怒って一人で買い出しに行ってしまう事も度々あった
妊娠中は得に問題もなく仕事も続けていた
妊娠三ヶ月に入った頃たわいもない事でケンカをし
家を飛び出した事があった
だが彼は追いかけても来ずメールも一切してこなかった
ちょうど三日間仕事が休みだったのでそのまま遠く離れた長野の実家に新幹線に乗り込み実家に久しぶりに帰った
だがモラ夫からは相変わらず何も連絡は来ないまま三日間が過ぎてしまった
仕事に穴をあけるわけにも行かず
結局新居に戻る事にしたが
一切連絡がない夫に対し母は疑問を感じながらも気をつけてね
と送り出してくれた
そして東京の新居に戻ると
玄関先に目に入った物は
私のパジャマが無惨にも投げ付けられて散乱していた…
何とも言えない気持ちのまま奥に入るとそこには暗闇の中に電気スタンドをつけ
パソコンをいじっている夫の姿が見えた
私が帰宅した事に気づかないわけがない
だが彼は振り向く事も話す事もなく
ただただパソコンをいじっていた
無言に耐え兼ねた私から
あの…せっかく帰ってきたのに玄関先に私のパジャマがグシャグシャに投げ付けられてあったのはどういう意味?
ちょっとひどいんじゃない?
それにこんな体で三日間も帰ってこないのに何の連絡もないなんて心配じゃなかったの?
するとマウスを握っていた手を止めて睨みつけながらこう言った
あのさー、あんたが勝手に出て行ったんだよねぇ?それで勝手に帰ってきたんだろ?だから何なんだ?
妊娠中?だからなんなんだ?
何かあったら連絡くるだろ。何もないから大丈夫なんだろ!
パジャマを投げ付けた理由?
てめぇあん時俺のパジャマを放り投げたよな?
その仕返しだ!!
……
そういえばケンカした三日前、口達者のモラ夫に言い負かされて頭にきた私は泣きながら思わず側にあった彼のパジャマを床に投げ付けてしまったのだった
三日ぶりに帰ってきた私は夫が優しく迎え入れてくれ
ごめんね…
と抱き寄せてくれるのではないかと期待していた
あまりのギャップにぽろぽろと大粒の涙が流れてきていた
モラ夫はまたパソコンの方を向き泣きじゃくる私の事など視界に入っていないかのように画面を見ていた
モラ夫は気に入らない事があったりすると無視をするようになった
無視の期間はまちまちで
翌日に何事もなく話しかけてくる事もあれば
一週間口を聞かない事もあった
それでも作った食事はきちんと食べ
不機嫌そうな顔をして家には帰ってくる
私にはわけがわからなかった
かと思えば突然
外食しよう
旅行に行こう
と高級レストランで食事をしたり
一流ホテルで宿泊したり
私がお洒落なマタニティがないと言えば
ネットで探してとても素敵なマタニティドレスを購入してくれたりもし
化粧品も買いに行く暇がないと言えば品番を控えてデパートの化粧品売り場に足を運んでわざわざ購入してくれた
私に常に
いつまでも綺麗でいて欲しい
これがモラ夫の口癖だった
私にはどちらが本当の彼の姿なのかまだわからずに
私の為に色々してくれる
感謝しなきゃ…
と思いつつも
何故か何かが違うと感じていた
妊娠も中期に入った頃
突然家を買う
と言い出した
私は仕事も忙しくましてこれから子育てという大きな仕事が待っている中
今じゃなくてもいいんじゃないの?ちょっと考える余裕が私にはない
と何度も言ったが
いつか買う物なら早いうちがいいに決まってる
と強引に不動産を回ってモラ夫の実家の近くの物件を探し回り私の意見など全く聞き入れてくれなかった
産休に入り長野の実家に帰る事になった
モラ夫は新居のハウスメーカーから何から何まで殆ど一人で決めてしまっていた
初めての妊娠、出産を控えた私は家の事など考える余裕もなく何の相談もしてくれないモラ夫に対し
今は妊娠中だから仕方ないんだ
と自分で自分を納得させていたのかもしれない
それが後に大きな壁になる事になろうとはこれっぽっちも想像していなかった…
土地と家で合わせて8000万
さすがにモラ夫一人では借りる事が出来なかったが
土地名義を私
建物名義をモラ夫
とし、お互い知名度のある企業であった為銀行から融資してもらえた
土地はお前の名義
だから借金4000万一生かけて払ってもらう
もちろん俺だって40000万の借金背負うんだから同じだろ?
モラ夫はそう言った
半分ずつだし…
しょうがないよな…
そう自分に言い聞かせ銀行から融資を受ける=4000万の借金をする事になった
まもなく第一子が産まれた
小さくて可愛い女の子だった
初めて顔を見た瞬間
嬉しくて無事に産まれてきた我が子に感動して涙が出てきた
名前は故郷の長野にちなんで
「梨緒」とつけた
モラ夫とモラ夫の両親は翌日長野の病院まで来てくれ梨緒を見に来てくれた
お疲れ様だったわね
でも出産時間が早くて安産だったわね
うちの娘は丸一日痛みに来るしんで大変だったのに
あなたは早いから楽だったでしょう
娘は本当に大変だったんだから
本当かわいそうだったわ
あなたはいいわね
と義母が開口一番に私に向かってそう言った
出産時間が長いのはさぞかし辛かっただろう
だが決して楽でもなく痛みの閾値など他人にわかるわけもない
一概にあなたの方が楽している
なんて言われたくなかった
義母は続けて
あらこの子髪の毛が随分生えてるわね
うちの子は全然なかったわよ
うちの子??
娘の子の事だと察した
梨緒は息子の子供でも
「うちの子」
じゃないんだ…
ささいな言葉だったが私にはすごく響いた一言だった
梨緒が一ヶ月検診に行く日が近づいきた
モラ夫から連絡があり
その検診の日に義理両親を連れて行くから検診のあと、お宮参りをしたい、と
検診のあとでお宮参りかぁ…
ちょっとハードじゃないかな?
と言ったが
検診について行きたいし仕事も長くは休めないから一緒にやってしまわないとスケジュールが都合つかない
と言われ
せっかく東京から義理両親と一緒に来てくれるんだからしょうがないか
と納得させてやむなく承諾した
それからまた数日後モラ夫から連絡があり
お宮参りのあと梨緒も連れてみんなで温泉に一泊しないか
と提案してきた
これにはびっくりしてしまい
一ヶ月たったばかりの赤ちゃんを温泉旅行に連れていくのはさすがに気がすすまないんだけど
と反論した
直ぐさまモラ夫は
わざわざ東京から長野の田舎までうちの親に来てもらうんだぞ!その位してやってもいいんじゃないのか!うちの親の事を何だと思っているんだ!
電話口で物凄い勢いで怒鳴られてしまった
この人は梨緒の事が一番じゃなくてお母さん達が一番なんだ…
でも私は梨緒の母
梨緒を守るのは私しかいない
地元の保健センターにすぐさま電話し、
一ヶ月の赤ちゃんを温泉旅行はどう思いますか?
と聞いてみた
ムリムリ!お母さんも体調崩しちゃうからやめときなさい!
その返事にホッとし
モラ夫に伝えた
モラ夫は私の意見ではなく
第三者のそれなりの地位がある人の意見には刃向かわない
私はそれを知っていた
保健センターの保健師がそういうならしょうがないか
とやっと一泊旅行は諦めてくれたようだった
一泊の温泉旅行は諦めてはくれだが
うちの親に東京からわざわざ来てもらうんだから
温泉宿に泊まってもらってそこで宴会がてら夕飯をみんなで食べる事にしよう
梨緒もそこに連れて来て宴会が終わったらお前達は帰ればいい
梨緒の御祝いなんだから梨緒がいないわけにはいかないだろ?泊まるのがダメなら帰ればいいんだ
この発想には返す言葉がなかった…
この人は
やっぱり
梨緒より妻より
自分の親が大事なんだ…
私は一ヶ月になったばかりの梨緒を連れて
一ヶ月検診の後お宮参り
そして義理両親が宿泊する温泉宿まで連れて宴会に行く事に渋々同意するしかなかった
私の母は
梨緒がかわいそう
とずっと心配してくれていたが
最初の温泉街に一泊旅行の話しを聞いていたので
宿泊するよりまだいいのかもね…
と梨緒を抱きながらなんとも言えない表情をしていた
モラ夫は
うちの親が来たから迎えに行ってくる
え?
梨緒の検診まだ終わってないよ?
お前達は検診終わったらタクシーで実家に戻ればいい
長野に土地勘がない両親を俺が案内しなくてどうするんだ!お前はそんな思いやりもないのか!
怒鳴られた
私と梨緒は病院に取り残されたままなんとも言えない気持ちのまま
検診を受けてタクシーで実家へと戻った
お宮参りを無事に終え
義父母とモラ夫は
さぁて飲みますか~
こんな田舎温泉くらいしか楽しみねぇもんなぁ~
義父とモラ夫は笑いながら話していた
温泉宿についてからはもっと悲惨だった
義父母とモラ夫の三人で盛り上がり
東京のデパートに○○の新作がでたのよ、あれより去年の方が良かったわ
などとブランド物や東京の事情のわからない母が入り込めない話ばかりを楽しんで
三人で盛り上がっていた
梨緒が泣こうが何をしようが大声で話し談笑し義父はタバコを吸い始めた
何なんだ
この人達は…?
料理も終わった所で
もう梨緒が眠いみたいだから帰るね
やっと解放してもらえた
時間は21時をすぎていた…
翌日モラ夫一家は東京に戻って行った
本来なら私達も東京に戻るべきなのだろうが
建築中の新居がまだ未完成だという事と
モラ夫の勤務が不規則で育児にあまり関われないだろうからと
私達がもう少し安定するまで長野の実家にゆっくりしてきなさい
と云われていたので梨緒が2ヶ月を過ぎた頃まで実家にお世話になった
そしてあっという間に東京に戻る日がきてしまった…
東京の新居は義父母宅が窓から見える程近い場所であった
モラ夫には祐子という妹がいて二歳になる弘人という息子がいた
祐子は弘人を毎日のように実家に預けては遊び歩いていた
義母は事あるごとに弘人と梨緒を比べていた
梨緒は泣くだけだけど弘人は優しいから~
弘人はね~
弘人はね~
弘人はね…
逢えば弘人の自慢ばかりしていた
ある日梨緒と弘人の写真を撮った義母はその写真を見て
梨緒は田舎の子って感じよね~
なんと言ったらいいのか言葉に詰まってしまった
そんな毎日を過ごし
私は一年間の育児休業を終え
職場復帰をする事になり
梨緒は保育園に通う事になった
保育園に通ってからは風邪などひいた事のなかった梨緒はしょっちゅう熱をだし保育園を休む事も度々あった
私も早々職場を休めない為
義母に
梨緒が熱を出したので見てもらえませんか?
と頼む事が多くなった
義母の予定がない時は心よく
いいわよ、ママも大変よね
と言ってくれたが
今日は弘人が遊びに来るからダメ
今日は編物教室だからダメ
今日は絵画教室だからダメ
今日はお友達と白金台の○○でお食事会だからダメ
映画を見に行くからダメ
自分の予定が入っている時は梨緒がどんな状態だろうと絶対見てくれる事はなかった
それでも時々梨緒を見てくれる事に感謝しなくちゃ
と義母には常に感謝の気持ちで一杯だった
モラ夫は不規則勤務の為
私が仕事に復帰してからは殆ど顔を合わせる事がなくなった
だからこそお互いの事があまり気にならず
夫婦としての生活が成り立たっていたのかもしれない
こんな状況だったので夫婦生活は殆どなく第二子を妊娠したのも不思議な位であった
二人目を妊娠し6週目に入った頃
仕事中に出血してしまい
切迫流産で入院する事になってしまった
私は梨緒の事が気掛かりでしょうがなかったが
義母が
私が面倒みるから大丈夫よ
と言ってくれたので入院する事にした
私が入院中梨緒は義父母宅でお世話になった
時々義母は梨緒を連れて面会に来てくれ
やっと言葉が出てきた梨緒が
ママ、お腹痛いの?ヨチヨチ
とお腹をさすってくれ涙が溢れてきた
梨緒は来る度に新しいブランドの服を着て来た
義母が購入してくれたらしく
うちにいるのに変てこな服着てたらみっともないでしょ
という理由で高価な洋服を買ってくれていたようだった
梨緒の洋服は長野の親が送ってくれた物が殆どで
それを義母は知っていた
私は母の送ってくれた洋服をへんてこだなんて思った事もなかったし
一歳半の梨緒にブランドの洋服はもったいないんじゃないですか?
と義母に言ったが
うちにいるのに
不自由させるわけにいかないでしょう
お金だったら心配しなくていいから
どうやら梨緒を連れ歩いていたようで
仕方ないんだろうなと思った
面倒みてもらっている上に梨緒も新しい洋服買って頂いて本当にすいません
と思い感謝の言葉を口にしたが内心は
かなり複雑だった
そんな一ヶ月の入院生活を送り症状が安定したので退院する事になった
退院後は職場復帰せずそのまま有休を使い産休に入った
今度は経過が経過だったので長野の母に来てもらい東京の病院で分娩する事になった
まもなく第二子を出産
胎盤早期剥離で大出血をしたがなんとか母子ともに無事であった
可愛い女の子であった
この子には生きる希望と勇気をもらった
名前を「勇希」と名付けた
今生きている事に感謝をした
産まれてきてくれてありがとう
そんな思いで一杯だった
モラ夫は二人の子供がいても決して自分のペースを崩さなかった
独身の頃から旅行が趣味のモラ夫は年に10回前後の旅行に行く
それは結婚してからも同じだった
数人で行く事もあれば一人の事もあり
会社の団体で行く事もあった
二人の子育てにいっぱいいっぱいになっていた私は
旅行に行くのを少し控えてくれない?
子供達を少しは見てよ、私だって息抜きしたいよ
頼んでみた
俺だけじゃない他の人も一緒に行くのにキャンセルなんかできない!
あんたが気分転換したけりゃ勝手にすればいいだろ?
何月何日何時に行きます、だから子供達見てて下さい、って言えばこっちだって家にいるよ!
旅行のお金は俺が稼いだんだ!
お前には関係ない!
一言言えば倍に返ってくる
口達者なモラ夫に私では太刀打ちできなかった
遊びに来た義母に何気なく言ってみた
元々旅行が好きだから今よりもっと沢山行ってたのよ~
そのくらいいいじゃない~
従うしかなかった
モラ夫はまもなく二泊三日の旅行から帰ってきた
彼は上機嫌で子供達へのお土産も沢山あった
その旅行を機にモラ夫は携帯を離さず、ずっと誰かとメールのやりとりをするようになった
怪しい…
モラ夫が寝静まった頃
携帯を開けてみた…
「来週そちらに行けると思うよ
早くミカちゃんに逢いたいな」
「何人で来るの?
また逢えるの楽しみにしてます」
相手は旅行先のキャバクラ嬢らしかった
モラ夫は私に嘘をついて来週は泊まりの出張だと言っていた
私はキャバクラ嬢とのメールのやりとりはどうでも良かった
嘘をついて旅行に行くという行動が許せなかったのだ
このまま黙って嘘の出張とわかっていながら送り出すのか
それとも問いただしてモラ夫に謝罪させようか迷った
私は後者のモラ夫に問いただす方を選んでしまったのだった…
翌日子供達が寝静まったあと
帰宅したモラ夫に
来週の出張なんだけど…
本当に出張なの?
「どういう意味だ?
出張に決まってるだろ!
何が言いたいんだ」
実は携帯を…
と言いかけた途端
「てめぇ人の携帯見たのか!
ふざけんじゃねぇ!!」
腕を捕まれた
怖くなって玄関先に逃げ出した
モラ夫は追いかけてきて私を捕まえた
てめぇ~
ぶっ殺す!!
壁に頭を何度も打ち付けられ
首を絞められた
その瞬間、誰かが通りかかった
モラ夫はその手を緩めた
私はその瞬間裸足で急いで逃げ出したのだった
私は初めて男の人に暴力を振るわれて
何が何だかわからなかったのと
恐怖と驚きで一杯だった
しばらくは近くの公園で立たずんでいた
何分たったのだろう
置いてきた子供達の事が心配になった
静まり帰った家の前でしゃがみ込んでいると
モラ夫が突然出てきて
いつまでそこにいるんだ!みっともねぇんだよ!
家に引きずり込まれた
モラ夫は私を引きずり込むと何事もなかったかのよう寝室に入りベッドに潜り込んで寝てしまった
私は汚れた足を洗い
涙で一杯になった顔を何度も何度も洗っては拭いた
鏡に写った首にはうっすら赤い小さな斑点ができており
腕にも捕まれたアザがのこっていた
その晩は子供達の顔を眺めながら一睡もする事が出来なかった
幸いな事に出勤が早かったモラ夫は一人で起き
顔を合わせずに朝を迎え一日を過ごす事ができた…
夕方モラ夫が帰宅する時間だ…
「ただいまー
これお土産…」
テーブルにケーキの箱が置かれた
でも謝罪の言葉はない
モラ夫はいつも喧嘩の後はケーキを買って私の機嫌をとる
いつも謝罪の言葉はない
今回もそう
昨夜の事も謝罪一つなく
ケーキで済まそうとしている
私は無言のまま夕飯の支度を続けた
ぎこちない夕飯を無言のまま食べ
お風呂に入りそのまま就寝した
モラ夫も無言のままだが
私も話す言葉もなく無言だった
週末までそんな状態が続いたが
義父母達が親戚を呼んで庭でホームパーティーをするから
とお誘いがあったので
渋々義父母宅に出掛ける事になった
そこでは上機嫌で滑舌も良く愛想の良いモラ夫がビールを注ぎながら舅達の相手をしていた
私はまだ赤ちゃんの勇希を抱っこしながら
高級そうなつまみだらけのテーブルに梨緒の食べれそうな物を探して食べさすのに必死だった
私達って何なんだろう?
私は残った食べ物を食べながらもモラ夫が上機嫌でいるのにイラついていた
なんとかパーティーも終わる頃
義母が
「梨緒と勇希は見ているから」
後片付けは私に…という事だと察した
それでも子供達を見ていてくれるだけマシか、と思いつつ
これが嫁の役割なんだ
と言い聞かせ後片付けを黙々としていった
義母は
ありがとう、本当に助かるわ、ごめんね
と言ってくれたのが数日間口を聞いていないモラ夫との生活から嬉しく感じた
この人ならわかってくれるかも?
そんな期待が胸を過ぎった
お義母さん…
実は先日モラ夫さんの携帯を私が見てしまい…
と話し始め暴力を振るわれた事も話した
すると義母は
「携帯を勝手に見るのは悪い事よね
あなたは謝ったの?
暴力?本当にあの子がそんな事するかしら?ほんとにそんな事したとしたら怖いわ~」
それだけだった
むしろ私に謝罪しなさいと言っている
私だけが悪い?
納得いかなかった
モラ夫からは謝罪の一言もないまま時は過ぎた
私は勇希を出産し
一年が過ぎ職場復帰する事となった
復帰先は今までとは違う配属先であったが残業がなく
定時に帰宅できた為
家事に支障はなかった
私の収入のうち月10万は住宅ローンに振込みは変わらずだった
もちろんモラ夫も同額の住宅ローンを振り込んでいた
私は相変わらずモラ夫がいくらの収入なのか知らずにいた
というか教えてくれなかった
お前は口座に決まった額を振り込めばいいんだ
それしかモラ夫は云わなかった
まもなくモラ夫の祖母が他界したと連絡が入った
モラ夫の祖母は初孫であるモラ夫をとても可愛がっていたそうだ
義父母が結婚した当初は同居していたらしいが
祖父に対し祖母が異常なまでの執着が強く
ささいな事で浮気を疑い黙っている祖父に祖母が腹を立て
寝ている祖父に冷水をかけたり
物を投げ飛ばしたり
喧嘩は堪えなかったそうだ
酷い時は警察を呼んだ事もあると聞いた
そんな祖父母の喧嘩が嫌で義父母は家を出たのだそうだ
45歳で孫ができた祖母はモラ夫を本当に溺愛していたそうだ
それは数回しか会った事のない私が見ても一目瞭然であった
その祖母が亡くなったのである…
モラ夫は当然哀しんでいるのだろうと私は思った
所が祖母が亡くなったと聞いても表情一つ変えず
で、お通夜と葬儀はいつ?
この一言だった
お通夜には殆どの方が義父の会社関係と義母の親戚といった顔ぶれだった
確かおばちゃん…
義父さんの他に二人娘さんがいたはず…?
そういえば私達の結婚式にも義父さんのお姉さん達は来ていなかったし…
どうゆう事??
私が疑問感じていたのを察したのか
義母が葬儀の控室で話し始めた
おばぁちゃんね
あんな感じだったから子供達ともうまくいっていなかったのよ
娘二人と何があったかは私もしらないけど
遺産放棄してまで縁も切る
といった位だから
相当な嫌われようよね
お父さんだけはおばあちゃんを捨てられなかったみたいだけど…
でもおばあちゃんの暴力は本当に酷かったわー
と義母は話しはじめた
その時私は
モラ夫が以前私に対して手をあげた事が
幼少期に祖父母宅で同居し
自分を溺愛してくれた祖母の暴力を見て育ち
配偶者に暴力をふるう事が悪いことではない
むしろ暴力をふるわせる相手が悪い
と暴力に対し
モラ夫は全く反省すらしていなかったという事に私はまだ気付いていなかったのだった
義母の話しを聞きながら
お義母さんも大変だったんですね…
と言いかけた時
モラ夫が控室に入ってきた
「お母さん、疲れたんじゃない?少し休んだら?今日は僕らと帰れるの?」
この人はいつでもそう
私達より義母が第一
「大丈夫よ~
でも今日はここにいないとまずいみたいだから一緒には帰れないわ~
ありがとう」
「梨緒達を理由に一緒に帰ろうよ
梨緒がばーばが一緒じゃないとぐずって手に負えないとかいってさぁ…」
「でもお父さん一人にするわけにいかないわ、ありがとう、本当にあなたは優しいわ」
眠そうにぐずっているのは梨緒
もうすでにねんねしている勇希を抱っこしながら梨緒をあやしている私は
一刻も早く家に帰りたかった
モラ夫は私の方を見るなり
「しょうがない、お母さん置いてくのは気がひけるけど…
帰ろうか梨緒も眠いみたいだし
あんたも疲れたでしょ」
モラ夫は私の事は一度も名前で呼んだ事がなかった
それは今でも変わらないのだが
久しぶりに聞いたモラ夫の優しい言葉だった
それからもモラ夫は気に入らない事があると
物を投げたり
ドアを蹴飛ばしたり
時々爆発したかと思えば
急に優しい言葉をかけてきたり
義父母を交えて避暑地に旅行に連れて行ってくれたり
記念日や誕生日には必ず
結婚指輪と同じブランドのカルティエのアクセサリーをプレゼントしてくれた
そんな中ある事件が起こった
不規則仕事のモラ夫とは元々寝室が別々であった
勇希を妊娠してからは切迫流産で入院したり経過が思わしくなかったので夫婦生活は一年以上なかった
子供達が寝静まった頃
モラ夫が突然襲い掛かってきたのだ
嫌だ!嫌だ!やめて!お願い!
私にはその行為がとても負担になっていたのだ
モラ夫は嫌がるその行為を止めてくれなかった
夫婦生活がこれほどにも苦痛に感じたことはなかった
たった一度の事であったが
私は妊娠してしまった…
妊娠がわかったかわからない位に
私はまた出血してしまい仕事に穴をあけざるおえなかった
今度で二回目という事もあり二人の子供達もいたので私は入院せず自宅で安静と内服治療を選択した
職場は泣く泣く退職した
症候状態ながらも妊娠は継続できたが妊娠四ヶ月に入った頃
勇希が肺炎で入院する事になった
病院は小児の為に付き添わなければいけなかった
付き添いは誰でも良かったのだが
切迫流産で自宅安静だった私は勇希が心配だったので梨緒は義母がみてくれるというので付き添う事にした
だが思ったより付き添い中は手がかかり
具合が悪くぐずる勇希を常に抱っこしたりご飯を食べさせたり
勇希がやっと寝たかと思えば
その間に自分の食事や家に帰ってお風呂に入ってまた出直す
切迫流産の体にはかなりの負担だった
モラ夫にも何度も代わってくれないかな?
と頼んでみたが
「どうせ一週間位の入院でしょ?あんたが仕事辞めたんだから働かなくちゃいけないだろ?仕事は休めない 」
あっさり断られた
だったら義母に一日でいいから代わってもらえないか聞いてみてもらえないかな?
「俺からはそんな大変な事言えない」
と聞いてくれなかった
5日目にして限界を感じた私は思い切って義母にそれとなく話してみた
「婦人科の先生からも張りが強いから薬が増えて付き添いを代わってもらうように云われたんですけど…しょうがないですよね…」
私は医師から云われた言葉をそのまま伝えた
すると義母は
「自分の子供だから仕方ないわよね」
その一言だった
祐子の子供が入院した時は確か何度も足を運び
弘人がかわいそうでかわいそうで…と何度もこぼしていたのを私は覚えていた
もういい…
お腹の赤ちゃんには申し訳ないが今ある命
勇希を守るのは私しかいない
私は勇希の付き添いをしながら張り止めの薬を飲み幸い同じ病院の婦人科に受診していたのでわざわざそんな私の為に病室に出張してお腹の診察もしてくれたスタッフがいた事に涙ながらに感謝した
今回の妊娠も経過が経過だった為に
長野の実母に東京に来てもらい
こちらで出産する事にした
どうにか臨月を迎え陣痛がきた時にモラ夫に病院まで送ってもらった
旦那さん立ち合いますか?
と聞かれ
立ち合い分娩について全く勉強していないんですが
と聞いた所
妊婦さんの頭の方で立っている分には問題ないとの事だった
私はこの出産が恐らく最後であるだろうと思っていたし
この出産に立ち合ったらモラ夫が変わってくれるような気がした
「助産師さん、でしたら主人を私の下の方が絶対に見えない位置に連れてきて下さい」
モラ夫は私の頭の近くで第三子の出産に立ち会った
ただモラ夫は立っているだけだった
私はモラ夫の事など頭にはなく
三度目であるが強烈な陣痛の痛みが襲ってきて必死だった
何となく周囲が慌ただしい事に気付いた
どうやら心音が低下してきているらしく
一刻も早く赤ちゃんを取り出さないと危険な状態らしかった
助産師さんはお腹を思い切っり押して赤ちゃんを出そうとしているがなかなか出てこない
いつも穏やかな先生の表情が変わっていた
赤ちゃん…!
祈る気持ちだった
赤ちゃんの心音が低下した為に
吸引分娩をしますよ
と簡単に説明された
私の赤ちゃん…
頑張って!!
しばらくして泣き声が聞こえた
男の子ですよ、おめでとう
嬉しくて涙がこぼれた
無事に産まれてきてくれてありがとう
新しい命…
新しい力…
名前を「新」
とつけた
私の出産は夕方だったので
モラ夫一族の長男として産まれた新に
義父母はたいそう喜んだ
入院中の私はさておき子供達や私の実母、祐子や弘人まで呼んで老舗料亭を予約し御祝いの席を設けた
義母は
「立ち合いはどうだったの?あなたも大変だったわね」
「いやー、どうって事なかったけどね~。全然見えないし何やってんだかわかんないしさー、そしたらスルって産まれたからさ~、三人目だったから楽だったんじゃないの~?」
モラ夫は笑いながら話した
義母は
「そうよね~、祐子は弘人の出産の時、丸一日かかったから本当に皆が心配したわ。代わる代わる腰をさすったりしたものね。ママは楽なもんよね~」
続けて祐子は
「そうよ!私は大変だったんだから!もうあんな大変な思いしたくないわ!楽な人はいいよねー、こんなに楽なら代わりに産んでもらおうっかな~!ポコって」
実母は黙ってそれを聞いていた
〔私がここで釘をさしたらあの子が悪者になる、ここは玉って話しを聞いていた方がいい〕
母なりに悔しい気持ちで一杯だったが私の為に我慢していたのだった…
話しは尽きずに
義母と祐子とモラ夫は義父の経営していた会社の話題へと変えた
お父さん今年で定年だから新も産まれた事だし皆で旅行にでも行こうよ
そうだね、そうだね!
9月頃がいいねー、紅葉も綺麗だし
〔9月?新はまだ2ヶ月じゃないの?まさかね…〕
そのまさかが来ようとは…
その時私は産まれたばかりの新を目を細めて眺めていた
9月
モラ夫は突然
「お父さんの退職祝と俺の誕生日祝を兼ねて軽井沢の温泉に行くから準備しておいてよ」
え?…
新、二ヶ月だよ?
温泉とかムリじゃないの?
「だってお父さん達は温泉がいい、って言ってるし、祐子はアウトレットに行きたいんだって。ちょうどいいホテルがあったんだよ」
え?祐子さん達も行くの?でも二ヶ月の赤ちゃんと梨緒達を連れてあちこち行くのはちょっと気が進まないんだけど…まだ夜泣きもするし…
「あんたって何なんだよ? お父さんの御祝じゃないか!祐子だって御祝いしたいんだよ!あんた何かしてあげようとかそうゆう気持ちになんないの?あんたはさ、新の面倒だけ見てりゃいいだろ!梨緒達はお母さんがいるからいいだろうよ?温泉だって嫌なら入らなきゃいいんだ!本当にお前はとことん厭味な奴だな!どうせ文句いうだろうと思ってもう予約したんだよ!クソアマ!」
一方的にまくし立てた
返す言葉がなく産後で不安定な気持ちもあり涙が自然と出てきた
そんな私を見てドアをドンドン叩いて威嚇するモラ夫はまさに鬼の形相だった…
しばらくはまたいつもの無視が始まった
そうゆう期間は二週間位経つと大体おさまる
だが決して謝罪はしない
悪いなんてこれっぽっちも思っていないからである
そうさせる相手が悪いから謝る必要はない
こんなに人を怒らせるなんてあんたは天才だ、人を怒らす天才だ!すごい才能だ!
一言でも言い返せば何倍にも返ってくるし酷い時には物が飛んでくる
家のあちこちは穴が空いている
私は渋々ながらも旅行の計画に従うしかなかったのだった…
とうとう旅行の日が来てしまった
同じ長野に行くのに私の実家に寄ろうなんて事はモラ夫一家の頭にはこれっぽっちもなかった
「いいか、この旅行はお父さんの定年の御祝いと俺の誕生祝いなんだからな、予定がびっしり組んであるんだから寄り道してる時間はない」
事前に圧力をかけられていた
途中の観光地で湖でボートに乗る所があり、祐子が乗りたいと言い出した
「じゃあせっかくだし皆で乗ろう」
ボートといっても手漕ぎボートではなくモーターのついた釣り舟のようなボートで屋根もなくかなりのスピードが出ていた
私と新はもちろん見学だと思っていたので抱っこしながら沖で待っていた
するとモラ夫は怒り口調で
「なんで乗んねーの?皆で乗ろう、って言ってんだろ?!そうゆう態度、シラケるんだよ!」
だって新を抱っこしてこんなスピードの出るボートに乗るなんて危ないと思わない?
今度は祐子が
「私達は乗りたいんだけどぉ~!弘人待ちくたびれちゃったしぃ~」
スピードは80キロ近く出るらしい
絶対ムリだ
私達は残るからみんなで行ってきて
「大丈夫だって釣り舟のオジサンも言ってんだから早くしろよ!」
こんな押し問答がしばらく続き
しびれをきらした義母が
「こうゆう時は何を言っても駄目なもんよ、気が進まないんだから無理矢理進めても駄目よ。私達だけで行きましょう」
この一言で私達は乗らずに済んだ
まだ二ヶ月になったばかりの首の座らぬ赤ちゃんと私は救われた気がした
無事に帰ってきたモラ夫達は
「あ~楽しかった!!楽しかった!風が気持ちいいし最高だったねぇ~!景色もサイコー!乗れなくてざんねん~だったねぇ~もう二度と乗る機会なんてないんじゃな~い」
イヤミたっぷりにモラ夫に言われた
だが思ったよりスピードがあったらしく実は景色を楽しむ所ではなく風の抵抗が強くて目もあけられなかったと後から義母から聞いた私は
なんだかモラ夫が滑稽に感じた
翌日は祐子が行きたがっていたアウトレットショップへ行った
だがまだまだ甘えたい盛りの勇希はすぐに
抱っこ~
と言ってくるので、私は勇希をおんぶし
新のベビーカーを押しながらアウトレットショップへと行った
久しぶりの買い物に私も嬉しくなり
昨夜新に夜泣きされて寝不足だったし背中も重いけれど
そんな事すら忘れる位心が久しぶりに弾んだ
梨緒は弘人と一緒に義母達が連れて行ってくれたので
私達はモラ夫とショップを見て
「この洋服どうかな?」
「いいんじゃない?」
久しぶり買い物に会話も弾んでいた
所が何軒目かのショップを後にして次のショップに移ろうとした瞬間
「俺だってみたい所があるんだ!いつまで付き合わすんだ!」
突然キレた
私はびっくりして
「なんで急に怒るの?
何が気に入らないの?」
モラ夫はお得意の言葉攻撃を発射した
「てめぇの行きたいとこばっか行ってんじゃねぇよ!俺だってみたいとこがあるってさっきから言ってんだろーが!それをずーっとてめぇの行きたいとこばっか行ってよぉ!
俺の時間はあんのか?!てめぇ聞こえてんだろ?!返事くらいしろよ!聞こえてんのかバカ!」
私を罵り始めた
「そこまで言うんだったら子供達連れてあちこち行くの大変だし一人で行って来たらどうなの?」
ドスッ
モラ夫の持っていたセカンドバックを投げ付けられた
そうしてモラ夫はプイッとひとりで行ってしまった
この光景を立ち止まって見ていたカップルもいた
悔しくて涙が出そうになったが
新が泣き出してしまい
私の自由時間は20分足らずで終了となった
授乳を済ませてオムツを替えて…
私はもう罵られる事に慣れていた…
結局モラ夫は何も買わずに帰ってきたのだが
集合場所には義父母もいたので不機嫌な態度を取るわけもなく
「う~ん、いいのはなかったなぁ
お母さん達は何かいいのあったの?」
と何事もなかったかのように話し始めたが当然私には無視を続けた
私はこのパターンにすっかり慣れていた
リゾートホテルでの晩餐会はモラ夫と義父の講演会状態だった
元々滑舌良く話すモラ夫は話しだしたら止まらなく
巧みな話術を持っていた
そして外面が良い
それは身内である親までにもだ
義父はモラ夫と晩酌しながら
「しかしモラ夫はいい男になったな、家も建てて子供も三人つくって。うん、本当にいい男になったな、うん」
モラ夫は少し照れた顔をしていたが
「俺は夫として父親として当たり前の事をしているだけだよ。家事も育児も協力するしね。子供が寄り付かない父親になりたくないしね。子供達に色んな事を教えたい」
べらべらべらべら…
まるで機関銃のように語りはじめた
私はこの説教じみた話し方をいつしか受け流す癖がついていた
まともに聞いていたら何だか洗脳されそうだったから…
新の授乳の時間だ…
やっとこの場から解放だ…
他の子供達も飽きてしまってゆっくり食事所ではない状態になってきた
私は子供達を連れてお先に失礼した
モラ夫のおしゃべりに付き合わなくて済む…
あぁ助かった…
短いようで長かった旅行もやっと終盤を迎え
やっと家でゆっくり休めると思ったのもつかの間
「定年の御祝いと俺の誕生会なんだから普通ケーキでしょ?家に帰ったらケーキで御祝いだからね、あんたそれ位用意してよ」
旅行から帰ってきたその足でケーキを買いに行かされ
間もなく誕生会が始まった
「記念写真を撮るから」
カメラを渡された
私以外のみんなで集合写真
嬉しそうな義父を見て嫁はこれでいいんだ
と自分に言い聞かせた
すでに酔っ払っていたモラ夫は早々横になってテレビを見ている
子供達を一人でお風呂に入れ
寝静まってから誕生会の後片付けをひとりぼっちで黙々とやって…
テレビを見て寝ていたモラ夫に声をかけると
「俺は明日仕事なんだよなー、いいよなー、休みの人はなー、まるでニートだな」
主婦ってニート?
子育てってニート?
「そんな言い方あんまりじゃないの!家事だって立派な仕事だよ!」
「じゃあよ、お前の分の住宅ローンは誰が払ってんだよ?ガス光熱費は誰が払ってんだ?誰が稼いでんだ?あぁ?!」
モラ夫はまた激しく罵り始めた
今までは住宅ローンをモラ夫と半々、食費と子供達の洋服代や雑費を私が負担する形だったが
私が退職してからはモラ夫の給料がいくらなのかわからぬまま食費他オムツや洋服、雑費代として平均して毎月10万のお金をもらっていた
モラ夫はいつも得意げに
「10万なんてもらいすぎだ。他の主婦はこんなにもらっていない、あんたは贅沢だ、だから余った時は返してくれ」
いちいちレシートでチェックはされなかったが毎月余ったお金は必ず「返金」させられていた
「あんたが退職する事は計算外だったし子供が三人っていうのも計算外だったから、俺だってお金ないのにあんたの住宅ローンを払ってやってんだから」
何かあるとこの一言だった
私が退職してからは
事ある事に
「あんたの住宅ローンの支払いをしている」
これが定番だった
「あのさー、あんた退職金いくらもらったの?その退職金を住宅ローンに回して繰り上げ返済しないか?そうしたら月々の支払いが楽になるし。俺一人の収入じゃあやっぱりきついから」
事ある事に言われ続けていた私はモラ夫の収入では支払いが困難なんだろうと思い退職金500万を繰り上げ返済する事にした
モラ夫にこれで責められなくなる…
私の分の住宅ローンは少しは楽になる…
その時はそう思っていた
私は言われるがまま
退職金を住宅ローンの繰り上げ返済にあてた
これで月々の支払いが少なくなってモラ夫の負担も少なくなる…
私の分の支払いだからこれでいいんだ
子供達の為にと思って貯めておいた退職金…
また働けるようになったら貯めよう…
これで責められる事もないだろう…
私はそう思っていた
モラ夫は車を買い替えたから
と突然言い出した
モラ夫は小銭にはうるさいのにいつも大きな買い物を突然してしまう
今回もいきなり車を買い替えてしまった
新車代はモラ夫の祖母の遺産だったらしく
住宅ローンの返済にあてなさい
と義母から頂いていたのだった
モラ夫は私の退職金で先に住宅ローンの繰り上げ返済をしたのをいい事に遺産を新車に使ってしまっていたのだった
勿論義母には私の退職金を宛がった事など一切話すわけもなくあの人が仕事やめたから俺の負担が大きくて大変なんだ。だから遺産で繰り上げ返済できて助かった。車は長期のローンを組んで買ったから問題ない。
と義母に嘘をついていたらしい
義母は「あの子、時々嘘つく事があるのよね」
とだけ言っていたが遺産の使い道に関しては
「そんな事だろうと思ってたわ~ママ大変よね。本当に嘘つきで嫌になるわ!」
と私にモラ夫の愚痴をこぼしていた
義母なら私の気持ちを理解してくれる唯一の理解者だ
義母なら私の気持ちを理解してくれる
私はそう思っていた
月々の住宅ローン返済は減ったからといって私が頂く食費分は以前同様であり
相変わらず余ったおお金は「返金」していた
だが
「お前の分のローン返済をしている」
こう罵られなくなった分気持ちは楽になっていた
そして新が四ヶ月になった時
忘れられない大事件が起こってしまったのだった…
二歳になったばかりの勇希はおっとり型の梨緒とは正反対に自我がとても強く
よく癇癪を起こしては泣いていた
買い物に連れて行ってもキーキー騒いで買い物どころではなくなるのだ
まだ赤ちゃんの新と
とにかく手がかかる勇希
やっと年中さんになった梨緒
この三人を連れて買い物に行くのは本当に大変だったので
モラ夫の休みの時にまとめ買いをするようにしていた
またいつものように勇希が騒ぎ出した
抱っこ~
これやーや!
モラ夫は明らかに苛立っていた
いつものように夕飯の支度をしていたら
なんだかリビングが騒がしかった
どうやら子供達がおもちゃの取り合いをしているらしい
またか…
今日はモラ夫がいるから任せよう…
私は揚げ物中だった事もあり夕飯の支度を続けた
すると勇希が突然大泣きする声が響き渡ったと同時にドスンという音がした
私の目に映ったのは勇希が床に転がって大泣きしている姿だった
モラ夫が勇希を投げ飛ばしたんだ…
「勇希に何するの!」
モラ夫は物凄い形相で私を睨みつけている
「こいつ俺に向かって玩具を投げてきたんだぜ!仕返しして何が悪い!」
モラ夫は続けてまくし立てた
「こいつが新や梨緒に意地悪すっから俺が怒ったらこいつが俺に向かって玩具で叩いてきやがったんだ!だから仕返ししただけだ!」
「相手は子供だよ?投げ飛ばしてケガでもしたらどうするの?仕返しじゃなくて言葉で説明したらどうなの?」大泣きしている勇希を抱きしめ私は泣きながらモラ夫に訴えた
「じゃあよ、叩かれた俺の気持ちはどうなんだ?俺は痛かったんだよ!俺の気持ちはどうでもいいのかよ!だったらてめぇこいつらが揉めてんのわかってんだったらこうなる前にてめぇが止めろ!てめぇが教えろ!」
「やっと二歳になったばかりの子供相手に仕返し?
叩かれた俺の気持ち?それは親なんだから教えてあげなきゃしょうがないんじゃないの?」
「そこまで言うならてめぇが教えろ!大体世の中叩く仕付けをしなくなったから度をこした事件が起こるんだ!親が叩かなくなったから痛みがわかんねぇんだ!」
モラ夫は反省するどころか叩く育児論を語りはじめ自分のした事を正当化していた
「叩いたら叩く子供になるんじゃないの?私は叩いて教える子育てには賛成できない!」
この時私は必死で訴えた
だがモラ夫は相変わらず
玩具で叩いてきたこいつが悪い
この一点張りだった
モラ夫お得意のグチグチネチネチが始まったので
子供達が眠そうだから、お風呂に
と、切り上げた
モラ夫がいる時はまだ赤ちゃんの新とモラ夫に先に入ってもらい、洗い終わったら新を受け取るのが私の役割だった
その晩もモラ夫は不機嫌ではあったが新を連れてお風呂に入っていった
「新、上がるぞ!早く勇希達を連れて来い!」
この声に焦った私は勇希がまた怒鳴られないように新を受け取ってから勇希を急いでお風呂場に行かせた
勇希が入った事を確認すると
私は少しホッとしたのか
梨緒に
「梨緒も早く行かないと叩かれちゃうよ。コワイコワイよ」
するとお風呂場からタオル一枚巻いて物凄い剣幕でモラ夫が出てきた
「てめぇ~!今なんて言いやがった!!」
まさか聞かれているとは思っていなかった私は凍り付いた…
「てめぇ~!このバカ女!!てめぇなんか死んでしまえ!!」
そういいながら脅える私を捕まえ
逃げようとした私の髪の毛をわしづかみにし
床に思い切り投げ飛ばし
モラ夫は私に馬乗りになり首を絞めたのだった…
首を絞められながらもそんな事を考えてた
モラ夫は気が済んだのかまずいと思ったのかその手を緩め
再び何事もなかったように風呂に入って行った
私は何ともいえない恐怖と嫌悪感とそして屈辱的な感情に襲われ
しばらくは壁に張り付いたまま声にならない声で泣きじゃくった
床にはわしづかみにされて抜け落ちたのだろう髪の毛が
束になって落ちていた
私はそれを見てまた
涙が込み上げてきた
まだ赤ちゃんの新は何が起こったか知らない
勇希はお風呂場にいたからこの場面は知らない…
全てを見ていた梨緒…
梨緒…
下を向いて本を読んでいる…
気付いてないはずがない…
梨緒…
ごめんね…
梨緒…
ママ、もう大丈夫だよ…
梨緒…
怖かったよね?
「ママ…この本ね…とっても面白いんだよ…
ほら、扉を開けると何か出てくるんだよ…」
梨緒は丸で何も見なかったのかのように話しかけてきた
風呂から勇希とモラ夫が出てきた
まだ恐怖感で一杯の私は勇希を呼び寄せ逃げるように別の部屋に移り着替えさせた
モラ夫はリビングに行ったようだ
梨緒…
もう遅いしお風呂に入れなきゃ…
お風呂に入ってくるから新の面倒みててね
まだ二歳の勇希に言い聞かせ
私は梨緒と急いでお風呂に入り出てきた
モラ夫は怒鳴ったり物を投げたりした後は家事育児を全面的に放棄する
新はもう寝てしまっている
勇希も眠いとぐずり始めた
梨緒は明日幼稚園か…
これからどうしよう…
でも…
私何でこんな酷い仕打ちを受けなくちゃいけないの?
私が悪いの?
私、そんなに酷い事言ってた…?
また涙がこぼれてきた
時刻はすでに23時をすぎていた
新も勇希も寝てしまった
梨緒は私を心配しているのか私の側を離れない
今晩は怖いけどモラ夫はもう私達に無関心だろうからとりあえずはここに居よう…
明日の朝ご飯の支度にキッチンに行かなくちゃいけない…
モラ夫がいたらどうしよう…
恐る恐るリビングを覗くとモラ夫はいない
奥の部屋でまたパソコンか…
今のうちにご飯をとがなくちゃ…梨緒のお弁当…
梨緒と二人でキッチンに行きご飯をセットした時
奥の部屋からモラ夫が出てきた
すると梨緒がモラ夫に笑顔で
「ねぇパパ、鉄棒でさかあがりできる?」
モラ夫に話しかけたのだった
モラ夫はそれに機嫌を良くしたのか
「昔はできたけど今はどうかなー?
あれ?何でこんな時間まで起きてるの?
梨緒、早く寝ないと明日幼稚園行けないよ。
このバカ女に付き合ってるとろくな事ないよ、早く寝たら~」
そう言うと睨みつけながらバカにしたような目つきでこちらを見てほくそ笑んだのだった
「ちょっと…
さっきからあんまりじゃない?
梨緒の前で言う事でもないし
あんな酷い暴力は許せない…
梨緒、怖がってるのわかんないの?」
途中から涙が流れてきた
「あのさー、梨緒なんか見ちゃいねーだろうよ
それに怖がってねーからこうやって俺んとこ来んだろ?こうやって笑っててどこが怖がってんだよ!
てめぇいい加減にしろよ?
あぁ?今度こそぶっ殺してやろーか?」
モラ夫はキッチンにしまってあった包丁を取り出しちらつかせながら
「ぶっ殺してやろーか?」
を連呼した
梨緒は私の後ろにピッタリと隠れて無言でそれを見ていた
私は梨緒を連れて急いで勇希達のいる寝室に逃げ込んだ
梨緒は私の手を握りながら寝てしまった
その晩は子供達の寝顔を見ながら涙が取り留めもなく出てきて
結局一睡もできなかった
朝になって鏡を見たら
私の首周りには赤い細かな斑点がいくつもできていた
それを見た私はまた涙が出てきた…
梨緒…
幼稚園行けるかな…
とりあえずお弁当作らなきゃ…
モラ夫は既に出勤していて顔を合わせる事はなかったのがせめてもの救いだった…
今日のモラ夫の帰宅は夜中か…
良かった…
逢わなくてすむ…
梨緒が起きてきた
「幼稚園どうする?眠かったらまだ寝ててもいいんだよ」
「昨日まおちゃんと鉄棒やろう、って約束してたから、幼稚園行く」
「わかった。具合悪かったり眠くなったら先生に言ってね。」
梨緒は幼稚園に行くと言ったので急いで支度をした
まもなく送迎バスが来て梨緒は幼稚園に向かった
私は首周りのアザを見られないように季節外れのタートルネックを着た
その後悶々としながらも家事をしていたが何かのふいに涙が出てきてしまう…
私がいけないから?
私がいけないからこうなるの?
私のせいなの?
新が産まれた時に区役所からもらった
「家庭の事、育児に悩んだら一人で悩まずにまずお電話下さい」
こんな冊子をもらった事を思い出した
「子育て支援センター」の案内だった
電話してみようかな…
この悶々とした気持ち…
誰かに聞いてもらいたい…
本当に私がいけないんだろうか…
「はい、子育て支援センターの佐藤です」
声からして50代半ばの優しく尚且つ、きりっとした女性の声が電話の向こうから聞こえた
「あの…
しつけについてちょっと相談したい事があるんですが…大丈夫ですか…?」
「ええ、大丈夫ですよ、ここはそうゆう場所だから遠慮しなくていいんですよ。
どうしたのかな?」
「あの…
先日子供の躾について夫と意見が合わずに喧嘩になってしまって…
夫は叩くしつけも必要だ、今の子は叩かれないから痛みを知らない、だから限度を知らずに相手が死んでしまう事件が起きるんだ、と言って叩く躾は必要だと言うんです…
でも私は叩いて子供を躾するのはちょっと違うような気がして…
それで…
夫が子供に玩具を投げられたからといって子供を投げとばしたのでやり過ぎじゃないの?と口論になったんです。でもどうしても納得いかない私は悶々としてしまって…」
私は震える声で一生懸命話した
電話口の佐藤さんは時々相槌をうちながらとてもよく話しを聞いてくれていた
佐藤さんの優しく包みこむような声に私はいつの間にか昨夜の出来事を話していた
……ただモラ夫から暴力を受けた事以外は……
佐藤さんは
「正解を言うわね。
叩く躾は間違いよ、
あなたが正しいの!
叩いて教えたら叩く子になるのよ。
明日、ちょうどあなたの住んでる近くの保育園で開放保育があるでしょ?そこの2階で子育て支援センターが毎週木曜だけそっちで開かれているの。良かったら明日いらっしゃらない?叩く躾がいかに良くない事なのか資料も用意しておくわよ。」
私は実際顔を合わせるのに抵抗があった
何故なら首にはまだ赤い斑点のアザが残っていたので
明日はもう少し薄くなっているかな…
そんな事を考えながらも
「はい、行けそうだったら伺います」
と返事をし、電話を切った
木曜日の朝
梨緒を幼稚園に送り
家事を済ませた昼近くに
勇希をベビーカーに新をおんぶして
歩いて20分程の子育て支援センターにたどり着いた
首周りのアザはよく見ればわかるけど
大分薄くなってきていた
だが念のためにタートルネックを着て出かけた
おんぶまでしていたのでとにかく暑く
勇希と水筒を飲みながら頑張って歩いた
トントントン…
勇希の手を繋いで階段を登ると
中からドタバタ子供達の騒いでいる声が聞こえてきた
ガチャ…
「こんにちは…」
あの…昨日電話で…」
と言いかけたと同時に
玄関先に50代半ばの優しい顔をした小さな女性が直ぐさま駆け寄ってきた
「佐藤です!いらっしゃい!お待ちしてたわ!暑かったでしょ~ささ~上がって~」
中に入るとそこは12畳位のスペースがあり
保育士さんが子育て中のママさん達の悩みを聞いたり
手遊び歌や読み聞かせなどを行っていた
ママさん同士もお互いの子供達の様子を見ながら楽しく会話していた
佐藤さんは
「本当によく来てくれたわ~!私、もしかしたら来ないんじゃないかと思いながらも資料を集めてコピーしておいたのよ♪良かったわ、本当に来てもらえて」
と、にっこり笑顔で言ってくれた
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