『チョコレートのような恋』
これは甘くて苦い恋物語です。
小説は初めて書きます。
※ノンフィクションの中に実話も少しいれてみました。
※荒らし禁止。
※感想のカキコはOK。
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こんにちわ。
私、澤村奈帆。22歳。彼氏なし。仕事しても何しても中途半端だから「どーせ、こんな私をスキになってくれる人なんてイナイよね」と毎日ユウウツな日々で諦めていた時……突然の出会いで運命が動きだす。
―2006年11月15日―
朝、6時半。
少し早く起きて支度する李亜(姉)。妹の奈帆(妹)は、少し遅れて仕事いく支度をする。
李亜『はやくしないと遅刻する~~~。』
奈帆『わわ、待つて…携帯。携帯。』
毎日、慌てて出かける朝。
「なんだろう。
良く目があうけど…。
気のせいだよね。」
そう思い私は目を、そらし仕事に取りかかった。しばらくして「つまらない。帰りたい。」と落ち込んでたら
敬『そんな暗い顔してたら幸せ逃げていくよ。』
奈帆『…………』
私は…その言葉に涙が溢れてきて思わず黙ってしまった。
本当の事を言われて悔しくて…次の日まで何も会話しなかった。
11月16日
私は昨日の事まだ怒っていた。あの男の子にとっては会話しないのが我慢できなくて仕事の帰り際ミンナを車で送ったあと『私と会話したい。』と言った。私を車で送る前に
敬『店よっても良い?』と聞いてきたので
奈帆『いいよ。』と答えた。
間を、あけて、昨日の事を話しだした。
敬『昨日は、まさか泣くとは思ってなくてゴメン。』
奈帆『私こそ、いきなり泣いたりしてゴメンね。』
敬『そういえば気になってたんだけど彼氏いるの?』
奈帆『いないよ。』
敬『いないんだ。』
奈帆『うん。』
敬『あのさ土手いかない?』
奈帆『別にイイよ。』
と、そう答えた。
私は土手に何しに行くのか全く予想できなかったが、さっそく黒沢君は車で土手に向かった。
土手に車を止め2人で色々な事を話した16日の夜は、いつもより綺麗な星が輝いていた。
黒沢君は時間より
五分おくれて
やってきた。
私の目の前に
車を止めて
窓を開けて
敬『お待たせ。』
と、仕事の疲れを見せないくらい優しい笑顔で私に微笑んだ。
奈帆「どきっ!!!わ、カワイイ!!」
黒沢君のカワイイ笑顔に、おもわず私は声を出さずに言葉を飲んだ。
敬『隣りのってイイよ。』と言うので私は
奈帆『うん。』
と、言って乗った。
私は心の中で
「男性の車に、しかも男性の隣りに自分が座ってるんだ。」と思うと、どきどきしていた。
そして緊張したり、そわそわしていた。
なぜなら黒沢君が
気になり
はじめていたから。
敬『何処か行きたいとこある?』
と、聞かれ「んー、何処か行きたいところ…特にナイんだよね。ただ黒沢君に会いたかっただけなんだけど…。」
私は、周りを見渡し「今の時間帯で空いてる店ほとんどナイし、こんな夜おそくに行くところなんてナイよ。」と思っていた。その時、私は
奈帆『行きたいとこナイよ。黒沢君は?』
敬『俺もナイ…。とりあえず土手いっていい?』
と、いうので「また土手?」不思議に思ったけど「ま、いいか。」
そして私は『いいよ。』と答えた。
黒沢君は、さっそく土手に車で向かった。
数分後、土手に到着した。しばらく会話して疲れたから「急に眠くなってきた。どうしよう。」と目をこすっていたら、
黒沢君は気付いて私に、こう言った。
敬『眠かったら寝ていいよ。』
奈帆『んー、じゃあ少しだけ寝かしてもらうね。』
私は危機感なく安心して黒沢君の車の中で寝た。寝て数分も、たたないうちに黒沢君は耳の側で「かわいい寝顔だなぁ。」と囁いた。
耳もとで囁かれると眠りづらいから顔を上にあげたら……いきなり黒沢君にキスされた。
最初は寝たフリしてたんだけど……段々やばくなってきて、つい声が出てきてしまった。
奈帆『んっ…。んんっ…。んんっ。はぁ…。んっ。』
「う…嘘でしょ?」
訳も分からず黒沢君は何度も私にキスをした。
敬『…………』
無言でキスする黒沢君。
私は止めてもらおうとして『や…やめっ。』と声かけたが黒沢君は、なかなか止めてくれない。
黒沢君と私は結局、車の中で30分もキスしてた。
「な…なんで付き合ってもナイのにキスしたの?」
と、問いただしたかったが聞けずに無言のまま黒沢君は私を家まで送った。
家についた途端
敬『じゃあね。』
奈帆『うん。』
私は家に入り黒沢君は車で帰った。
家に帰ってきたら姉に言われた。
李亜『顔あかいよ。』
奈帆『えっ!?』
その言葉に慌てて鏡みたら顔が赤かった。
奈帆『本当だ。』
顔赤くても、あまり気にせず、その後パジャマに着替えたから寝ようとしたんだけど眠れない…。
寝不足になって次の日に仕事いったら黒沢君が、いた。
「なんで平気な顔してるんだろう。私は、こんなにドキドキしちゃってるのに…なんか悔しい!!!」
と、思いながら昨日の事が気になって気付いたら黒沢君ばかり目で追っていた。
あれから一か月。
今日は2月7日。
バレンタインまで後、一週間。
特にチョコあげる人は決ってないけど黒沢君が気になってたから、あげようか悩んでいた私。
そんな時、黒沢君は私の前で
敬『チョコレートほしいな』と言った。
それを聞いて「チョコレートすきなんだ。でも甘い物?苦い物?よく分かんないから、あげんの、やめよ。」と決意した。
そして三月。
私はメールで、また黒沢君に『会いたい』と呼び出し深夜7時半に待ち合わせ場所で会う約束した。黒沢君は仕事がえりに車で来てくれた。
敬『遅れてゴメン。急いでこようと思ったんだけど…。』
奈帆『大丈夫だよ。急いで来なくても無事に来てくれれば良いから。』
敬『確かに事故ちゃ大変だからね。』
そういう会話しながら、また、あの場所へ向かう黒沢君。
黒沢君は私に言った。
敬『俺、今年の一月にカノジョと別れたんだ。別れた理由だけどカノジョしつこくてさ。』
奈帆『カノジョいたんだ。』
敬『うん。今は元カノに全然キョーミないんだけどね。』
奈帆『そーなんだぁ。』
この話しを軽くながしたつもりだった。
敬『俺、好きかどうか分からないんだよね澤村さんの事。』
奈帆『うん。実は私も黒沢君の事スキか分からないんだよね。』
2人して、そう答えたのに黒沢君は、あの場所で車を止めて私にキスを何度もした。
あれから春が過ぎた。
5月1日。宮公園にて。
この日、私は黒沢君の元カノ・瀧原紅実という人に出会う。
瀧原『敬、この人だれ?』
敬『俺と同じ仕事している澤村さん。』
奈帆『はじめまして。澤村奈帆です。』
瀧原『瀧原紅実です。』
私は元カノを見て「なに、この子。よくみると大した事ナイじゃん。背は低いし体型も、ぽっちゃりだし。これで私より年下だし。なんか気に入らない。」と思ったが口には出さずに我慢した。
黒沢君は
敬『紅実ちゃんと仲良くしてあげて。』
と、言った。
「本当は元カノと仲良くするのは嫌だったけど…スキな人の為なら我慢する」そう決心した。
紅実『ねえ、ねえ。敬のことスキ?』
奈帆『うん。スキ。』
「元カノは、まだ黒沢君がスキなんだろうなぁ」と私は確信して何故か元カノに嫉妬した。
仲良くしたくなくって話しをしないでいたら黒沢君が
敬『なんで仲良くしないの?』
その言葉に私はムッとした。何故なら
「黒沢君は元カノばかり構っているから気に入らないんだもん。」
この気持ちが邪魔してると黒沢君は私に怒った。
敬『頼むから仲良くしてよ。紅実ちゃんと似たもの同士なんだから。』
「なんで元カノばかり優しくするの?」
「何処が似てるっていうの?」
この疑問に私は元カノと比べられ同じに見られてるのかと思うと、ますます不機嫌になった。
瀧原『澤村さん私だと話ししてくんないから私、仲良くしたくない。』
その言葉に
「元カレと元カノ同士が友達ってだけで気に入らないのに。」
そう思っていた。
黒沢君は自分が原因なの分かってて
敬『2人とも謝って』
と、言った。
お互い謝りたくなくても
紅実『ごめんなさい。』
奈帆『ゴメンナサイ!!』
と、2人同士に謝って仲直りした。
謝ったのは良いんだけど…。
元カノは、やたらと
瀧原『敬。敬。』
と、黒沢君の名前を呼んで黒沢君の後をベタベタ。
ベタベタくっついている姿をみて
「元カノだからってボディタッチしすぎ。しかも別れたのに下の名前で呼びすぎ。」
これを毎回みてると怒りが治まらないが我慢ばかりしていた。
しばらくして苛立ちも治まった。
―2007年5月13日(土曜日)の夜―
突然、私の携帯が鳴りだした。
ピリリリッ。ピリリリッ。ピッ。
奈帆『もしもし。』
電話にでたら黒沢君が
敬『話したい事が、ある。大事な話しなんだ。』
奈帆『えっ!?でも明日はライブだし………』
敬『どうしても明日じゃなくちゃダメなんだ。宮公園に明日きて。』
奈帆『…………うん。わかった。』
私は悩んで悩んで…仕方なくライブ行きをやめ黒沢君に会いに次の日、宮公園にいった。
そして…5月14日(日曜日)の夜。
元カノや弟がいる目の前で
敬『澤村さんの事スキだから。』
と、突然、告白された。
しかも外でミンナがいる目の前で堂々と私の目を、まっすぐみて告白する黒沢君に私は何もいえず立ちすくんでしまったまま結局、告白されても返事が出来ずに電話してOKしようと心に決めた。
覚悟きめて私は黒沢君の携帯に電話した。
プルルル。プルルル。
どきどきしながら携帯を握りしめてたら黒沢君がでた。
敬『もしもし。』
奈帆『く…黒沢君…あのね私……黒沢君の事がスキ。』
敬『俺も澤村さんがスキ。付き合って。』
奈帆『…はい。』
そして一週間後、付き合いはじめた私達。
「もう私達の邪魔する人いないんだ。」
そう思うと嬉しくて私は彼の腕に、しがみついた。
―2007年の秋―
噂で瀧原さんは黒沢君を諦め他にスキな人が出来たので来年あたり結婚すると聞いて
奈帆『おめでとう。』
と、言った。
この時、私は瀧原さんの幸せを願い私達は幸せに暮らしました。
さてさて私の話しは、これで、おわり。
次は私の、お姉ちゃんの話しだよ。
私の名前は澤村李亜。23歳。彼氏なし。現在、レジで働く名前の知らない男の子に片想い中。あの男の子はジャ〇ーズの〇下〇久くんにソックリで思わず目がいってしまう。
名前なんていうのかな。どきどき。そんな、ある日の事。妹の奈帆がビデオテープを持って、あの人のいるレジに並んだ。妹は早速、家に帰ってきてレシートをみてアルバムを確認した。バタバタバタ。バタバタバタ。慌てて妹が階段から降りてきて
奈帆『お姉ちゃん、あの人。私の元同級生だよ。』
李亜『えっ!?そうなの?』
とりあえず妹のアルバム見せてもらった。
李亜『本当だ。』
「妹の同級生かぁ。意外と妹の同級生は噂ひろがりやすいからなぁ。」
と、私は悩んだ。
「うーん。彼女いんのかなぁ。」
何故か、そわそわしてる。
落ち着かない。
とりあえず私は聞くべきか聞かないべきか悩みながら目で、あの人を追っていた。
そして店に何度か見に行っては居るかなと探してみると今日は居た。昨日は居なかったと何故か確認してしまう。気付いたら
奈帆『さっきから、よく通るね。私達の前。』
李亜『そうだね。』
と、何事も、なかったように会話する私達。
みてても恋は動かない。分かっていても忙しいから恋愛どころじゃないままクリスマスが終わって大晦日がきたが忙しすぎて、なかなか会わずに年を越す。そして迎えた新しい年に寺から鐘の音が聞こえてきた。
ゴーーン。ゴーーン。
ゴーーン。ゴーーン。
奈帆『もう、お正月だね。』
李亜『早いね。』
ふぁああー。眠い。
眠いから、もう寝よう。2人は別々のベッドで寝た。
なんだかんだ忙しくて一月は無理だったが二月にはバレンタインが待つていた。このバレンタインを使って仲良くなろうと思い行動に移すことにした。
―そして2月13日(木曜日)―
バレンタイン一日前だけど…あげるしかない。
そう決めて店に向かった店に着くと、あの男の子が、いた。声かけたいが人がいて声かけづらい。「うーん。今あげる?もう少ししたらあげる?」私は悩んだ。夜7時半チャンスが来て私は話しかけた。
李亜『これ受け取って下さい。』
悠久『ありがとうございます。』
李亜『あの名前は?』
悠久『黒沢悠久です。』
李亜『澤村李亜です。』
と、言ってバレンタインチョコと手紙を渡した。あとは返事待つだけ。
ある日、悠久君からメールが来た。メールの内容は〔チョコレートありがとう。今度あそびに行かない?〕だった。私は悩んだあげく休みをとりOKした。さて何日にしようかなぁ。カレンダーをみて日にちと曜日を確認して会う事になった。
噴水のある場所で待ち合わせをして3月に悠久君と会った。時間より遅くなってしまったけど
李亜『遅れてゴメンナサイ。』
私は、ためらわず声かけた。
悠久『いま来たとこだから大丈夫。じゃあ行こうか。』
向かった先は遊園地。しかし、そこで妹がデートしてるところを見てしまう。妹は嬉しそうな顔して彼氏と会話してる。
妹も私に気付いたのか彼氏を待たせて私のとこに来た。
奈帆『あれ~?お姉ちゃんだ。ここで何してんの?』
李亜『友達と遊びに来てんの。』
妹は私じゃなく悠久君をみた。
奈帆『あれ?黒沢君だよね。久しぶり。』
悠久『久しぶり。』
李亜『ところで奈帆。彼氏とデート中でしょ?』
奈帆『うん。』
悠久『えっ!?彼氏いるの?』
奈帆『うん。』
悠久『そっか。上手くいったんだ。』
なんか悠久君の様子が変だ。少し落ち込んでるみたい。妹と、どんな関係なのかな。私は不思議そうに悩んだ。
悠久『彼氏だれ?』
奈帆『この人。』
妹は写メを見せた。
悠久『あれ?兄さんじゃん!!』
私と奈帆は驚いた。
奈帆『えっ!?』
李亜『えっ!?』
話しをそらす為、私は考えた。
李亜『その話しは今度にしよう?いま奈帆はデート中なんだから彼氏またせすぎちゃダメじゃない?』
奈帆『そっか。じゃあね。』
妹は彼氏のとこに戻った。彼氏は待ちくたびれて不機嫌だったが妹がキスしたら照れていた。相変わらず妹は彼氏とLoveLoveだと知らされた気がした。
私は落ち込んでる悠久くんに気を使って
李亜『黒沢君とりあえず、あれ乗ろう。せっかく来たんだし楽しまないと損だよ。』
と、声かけた。
悠久『そうだね。』
悠久くんは楽しんでたが心の中は落ち込んでいるんだろうな。
家に帰って妹に聞いてみた。
李亜『ねえ奈帆。悠久くんとは、どういう関係だったの?』
奈帆『えっと……秘密…。』
李亜『なによ~。教えてくれてもイイじゃない。けち。』
―その頃の黒沢家―
悠久『兄さんの彼女だれ?名前なんていうの?』
敬『澤村奈帆だよ。俺のカワイイ彼女なんだ。』
さっそくアルバムを持って来て調べたら、なんと俺の元カノじゃん。悠久は慌てて敬に話しかけた。
悠久『兄さんには隠してたけど奈帆さんは俺の元カノなんだ。』
敬『えっ!?うそだろ?悠久の元カノ?』
よくみたら確かにアルバムにのっていた。この子が悠久の好きだった元カノ。その事を知り敬は悠久に言った。
敬『まだ奈帆の事スキなのか?』
悠久『奈帆さんの事、今もスキなんだ。』
悠久と俺は同じく奈帆がスキ。でも俺が奈帆の今カレなんだから気にする事ないかも。でも忠告しておくか。
敬『彼女は渡さないからな。』
と、悠久に忠告したが
悠久『兄さんに隙があったら狙うから。』
とライバル宣言した。
次の日。買い物しようと奈帆は家を出たら玄関に悠久君が居た。
悠久『あ。奈帆さん。』
奈帆『ゆ…悠久くん。ここで何してるの?あ、お姉ちゃんだったら仕事で居ないよ。』
悠久『奈帆さんに話しがあるんだ。』
奈帆『えっ!?私?』
どうしよう。買い物しなきゃいけないのに。そうだ!!喫茶店いこう。ここだと話しは出来ないし。
奈帆『喫茶店に行かない?』
悠久『行こうか。』
私達は喫茶店へ向かった。
奈帆『で、話しって何?』
悠久『いまさらかも知れないけど兄さんと付き合ってるって昨日、分かっても…やっぱり諦められないくらい今も奈帆さんがスキなんだ。』
奈帆『えっ!?そ、そんな事いまさら言われても困るよ。』
そう言って立ち上がった途端、
悠久『スキなんだ。』
と、言われ、いきなり腕を掴まれキスされた。
たまたま喫茶店の近くにいた敬は悠久と奈帆がキスしてるのを見てしまった。
よくみると奈帆は、どうやらキスされて悠久の顔にビンタしたらしい。喫茶店から泣きながら出てくる奈帆をみて俺は奈帆に声かけられなかった。
―黒沢家にて―
悠久『ただいま~。』
敬『悠久…今日どこいったんだ?』
悠久『兄さんには関係ナイでしょ?俺、部屋に戻るから。』
バタン。
部屋に戻った悠久は奈帆さんの事かんがえた。兄さんには悪いけど奈帆さんとキスしちゃった。これくらいイイよね。
―その頃、澤村家では―
奈帆『ただいま~。』
李亜『おかえり。夕飯できてるよ。』
奈帆『部屋で食べるから。』
李亜『じゃあ部屋の前に置いておくから、ちゃんと食べるのよ。』
奈帆『うん。』
お姉ちゃんには言えない。悠久君にキスされたなんて…。しかも元カレという事も隠してるから余計いいづらい。どうしよう。
次の日。
仕事の帰り際に奈帆は悠久くんにバッタリあう。奈帆は逃げようとしたが、
悠久『奈帆さん逃げないでほしい。』
奈帆『わ、私。怒ってるんだからね。昨日…き…キスした事。』だんだん声が小さくなる。
悠久『俺あやまらないよ。奈帆さんが好きだからキスしたんだ。』
奈帆『な…だからって。もし敬くんや、お姉ちゃんに見られてたら、どうするのよ。』
悠久『兄さんが見てたら奈帆さんを奪うよ。』
奈帆『私のお姉ちゃんに、なんて言うの?』
悠久『正直に言うよ。奈帆さんがスキだって。』
奈帆『……………』かあぁぁぁ。思わず顔が赤くなる。
赤くなっちゃダメ。私には敬くんが、いるんだから、きちんとしないと。
奈帆『私…付き合う気ナイから。』あっさり断る私。
悠久『俺、あきらめないから。』まっすぐな目で私を見た悠久くん。
奈帆『私、敬くんとは別れないよ。』
悠久『まぁ、そのうち兄さんから奪うけどね。』
ぐいっ。悠久くんは優しく抱き締めるが私は悠久くんから離れた。その近くに敬が通りかかる。
敬『悠久…奈帆…何してんの?』
奈帆『ん?なんでもナイよ。帰ろう。』
そう言って奈帆さんは俺の目の前で兄さんにキスをした。
7月。
李亜『ねぇねぇ。悠久君からメール来たんだけどね。4人で海いかない?』
奈帆『4人で?メンバーは誰?』
李亜『私と奈帆と悠久君と、お兄さん。』
奈帆『えー!!じゃあ私達は2人で目的地に行くから、お姉ちゃんは黒沢君と2人で目的地に行ってね。』
―そして海―
眩しい太陽。キレイな海。最高な天気。晴れて良かった。さっそく海に来た途端、
敬『ねぇ、俺。奈帆の水着姿が見たい。特にビキニ。』はっきり言った彼氏の言葉。
奈帆『海来て、いきなりビキニ!?』あまりの恥ずかしさに戸惑ったが仕方なく着替える私。
なんか恥ずかしい~~。でも彼氏の為。そして5分後。
奈帆『お待たせ。』
敬『うっわぁ。すっごいスタイルいいね。』
奈帆『ありがとう。でも恥ずかしいな。』照れて笑う私を見た男達が
男達『なぁなぁ!あの子かわいいよな。』
男達『すっげースタイルいい。』
男達『かわいい……。』
と、騒ぎだした。
男達の声を聞いた敬はヤキモチやいた。
奈帆『どうしたの?』
敬『その上から俺の服きて。』
そういって自分の着てた服を貸して隠してくれた。
もしかしてヤキモチ?
奈帆『ヤキモチやいてるの?』
敬『そうだよ。奈帆かわいいから。』
奈帆『嬉しい~。敬くん大好き!!』
奈帆『ところで飲み物かってきてイイ?』
敬『いいよ。俺はコーヒーね。』
―その時の李亜と悠久―
李亜『やっと着いたね。』
悠久『そうだね。』
李亜『私、食事の用意しておくから奈帆と兄さん探して連れて来て。』
悠久『わかった。』
どこにいるのかなぁ。ん?あそこにカワイイ子が、いる。何か様子が変だ。ナンパされて困ってるみたいだ。助けなきゃ。
奈帆『やめてください!!』
男達『カワイイね~。俺と楽しい事しない?』
奈帆『嫌ですってば。はなして。』
男達『いいね~。最高!!』
悠久『お前ら俺の友達に何すんだよ!!』
男達『ちっ。邪魔はいっちまった。いこうぜ。』
悠久『大丈夫ですか?…って奈帆さんじゃん!!』
奈帆『悠久君たすけてくれて、ありがとう。』
悠久『自動販売機の前で何してるの?兄さんは?』
奈帆『飲み物かいにきたんだ。敬くんは、あっちにいるよ。』
悠久『…まったく、もう…兄さんってば。』
悠久君と私は敬くんのところへ歩いた。
奈帆『お待たせ~。飲み物かってきたよ。』
悠久『兄さん。ダメだよ。彼女ひとりで歩かせちゃ。』
敬『ところで悠久は何しに来たの?』
悠久『呼びに来たんだよ奈帆さんと兄さんを。李亜さんが呼んできてっていってたから。』
敬『わかった。今いく。』支度をしはじめる。
小声で
奈帆『悠久君。私がナンパされてた事ナイショにして。』
悠久『なんで?』
奈帆『すぐヤキモチやくから。』
確かに兄さんはヤキモチやきだからなぁ。でもチャンスかも。しかし奈帆さん…なかなかイイかんじ。あのスタイル。俺好みだ。ますます惚れる。
奈帆『悠久君?』
悠久『うん。わかった。』
ヒソヒソ話してると
敬『奈帆。あまり他の異性とか仲良くすんなよ。ちなみに悠久は、まだ狙ってるんだからな。』
奈帆『もう大丈夫よ。悠久君には、お姉ちゃんがいるんだから。』
敬『まーな。でも奈帆は周りの男が寄ってきやすいから気をつけて行動してね。』
奈帆『わかった。』
歩いて10分。店内に入った。カラン。カラン。お姉ちゃんは心配そうにしてたが次第に明るくなった。
李亜『3人共おそーーーい。』
悠久『遅れてゴメン。』
奈帆『心配かけてゴメンね。』
敬『すんません。』
この後みんなで食事したりして1日が終わった。
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