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サレ夫の独り言

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甲斐( ♂ 4xuonb )
22/11/05 11:47(更新日時)

妻にW不倫された夫の独り言です。

結婚生活15年

平凡な家庭を襲った悲劇

家庭崩壊の危機


ノンフィクションです。

No.1753298 12/02/23 09:55(スレ作成日時)

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No.101 12/03/02 07:31
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

その日は会社をズル休みしたので夕方には家に帰った。

俺が早く帰ったので子供達は大喜びしていた

しかし、マルは暗く落ち込んだ顔をしている

きっとタカからメールがあったんだろうとおもっていた。

子供達が寝付いたころ…

マルが

ちょっといい?

と声を掛けてきた。

俺は

俺から別に話はないよ…
と答えたがマルは

聞いて欲しい話があるから…

と俺は布団から出てリビングへ行った

いよいよ別れる時が来た…そう思っていた。

No.102 12/03/02 07:50
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

リビングのテーブルにつくと…

マルから話だした。

甲斐…ごめんなさい…
私…今までずっと嘘ついてた…

自分がどれだけの人を傷つけていたかやっと分かった…

今度は本当に別れるから…
許して…

涙を流しながら言った。
俺は

マル…気づくのが遅いよ…

今までどれだけ嘘を付いてきたんだ?

今までだって涙流しながら嘘ついて…

いまさらマルの言葉を信じろって無理だと思わないか?

ここで俺がマルを信じても タカに

巧くごまかしたよ

とか言うんだろ?

と言った


するとマルは…

甲斐が私を信じられないのは当たり前だと思ってる…
だけど今はホントの気持ちだから…信じて…



しかし もう俺はマルを信じることができない
マルの話を真っ直ぐに受け止めることができない位に性格が曲がってしまっていた。

No.103 12/03/02 08:20
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

甲斐…甲斐はどうしたいの?やっぱり離婚?

マルが聞いて来た…

俺は…

いろいろなことが頭に浮かんだ…


マルと出会ってから…

一緒にいろいろな所へ行ったこと

結婚式

ミカやシゲが生まれた時のこと

言葉に詰まっていると…

マルが話だした

私は…何が大切か…やっと分かった…だから…今までの…家族四人での生活を大切にしたい…

俺はそれを聞いて
何をいまさらと思いながら

大事にしなかったのは誰だ?

と聞き返した。

すると…ミカが起きてきた…

パパとママまだ起きてるの?
早く寝ようよ…

分かった 分かった…

と言いながら

マルには

続きはまたにしよう…

と言ってミカを子供部屋に連れて行った。

No.104 12/03/02 08:40
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

ミカの隣で横になりながら…

マルの本当の気持ちは?

どうなんだろう?

別れることで固まっていた俺の気持ちが揺るぎはじめた…

でも…もう騙されて苦しい思いをするのも…嫌だ…

やり直し…?できるわけがない…

寝られないまま…朝になってしまった。

No.105 12/03/02 09:25
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

翌朝…

一睡もできないまま…会社へ…

気になるのは仕事より…マルのメール…

仕事の途中でネットカフェへ行き マルのメールを見た…

実家に帰ると言ったメールからやりとりはなかった…

バレたのか…

と思いながら仕事に戻ると

俺の携帯が鳴った…

マルの実家からだった…

No.106 12/03/02 12:02
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

もしもし…甲斐さん?

マルのお母さんからだった。

はい…

と俺が返事をすると義母は…

ごめんなさいね…仕事中に…

マルからは甲斐さんには話すなって言われてたんだけど…

心配で…

実はね…
一昨日…マルから電話があって…

甲斐さんと別れて…子供連れて帰りたいなんて言うから…

理由を聞いたら…

どこの家にでもあるような理由で…

そのうえ好きな人ができて…とか言うから…

離婚も帰ってくることも許さない…甲斐さんに謝って許してもらいなさい
って言ったんだけど…

マルと話をしてくれた…?

本当にごめんなさいね…

分かっていると思うけどマルはイノシシと一緒で回りも見ないで一直線なところがあるから…

もう二度としないっていってるから…

ミカやシゲのこともあるし…

甲斐さんマルを許してあげて…お願い…


俺は義母に

昨日 少し話はしたんですが…結論は出てません
私はもうマルのこと信じらんないんです…

と答えた

義母は

そんなこと言わないでお願い…

と言ったが俺は

仕事なんで切ります

と電話を切った。

No.107 12/03/02 17:52
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

義母からの電話を切った後…

もし将来ミカが同じことをしたら…マルのお母さんと同じように

帰って来るな

と言っただろうな…

と思った。

早くマルときちんと話をつけなければいけない。

俺はマルに

今日は早めに帰る
きちんと話をしよう

とメールをした。

マルからは

分かりました

と返事があった。

マルからの返事の後、俺は先輩に電話をして

会社近くのファミレスで待ち合わせた。

No.108 12/03/02 21:43
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

先輩とファミレスで会って今まであったことをすべて話した。

先輩は

そうか…奥さんは実家にも帰れないからお前にすがっているんじゃないか?

一緒に暮らしてもお前が辛いだけだぞ…

奥さんを信じられるのか?

やり直しは別れるより大変だと思うな…

ただこれを乗り越えられるなら…きっと いい夫婦になれるんじゃないかな?

まぁ お前だけの話じゃないから よく話はしないとな…

お前の気持ちは…どうなんだ…

俺は…

No.109 12/03/02 21:58
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

俺はどうしていいか分かりません…

俺の気持ち子供のこと…考えれば考えるほど分からないんです

と言うと先輩は

甲斐…お前さ…自分でどうしたいとか 考えてないだろう?奥さんの態度の受け身だろ?

違うか?

おれはそんな経験ないけどお前の言葉を聞くとそう感じた…

No.110 12/03/03 11:46
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

先輩の言葉は

その通りかもしれない…

自分がどうしたいのか?

マルがどうしたらと出方を伺っているのかもしれない…

先輩と別れ一人車のなかで考えた…


別れるしかないかな…

と思った。

マルに言う言葉を考えながら早めに家路についた。

No.111 12/03/05 08:14
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

家に帰ると子供達が丁度寝るところだった。

パパおやすみ~

子供達は子供部屋へいってもすぐには寝ない

暫くは笑い声やドタドタ音がしている。

俺はマルとリビングのテーブルに向かい合って座り子供達が静かになるまで黙っていた。

子供達が静かになったころマルの方から

甲斐…私…この前話したとおり…離婚はしたくない…

と話し始めた。

俺はそれを聞いて

マル…前にも言ったかもしれないけど…

もし俺が女作ったりしたら…


マルは俺を許してくれるか?

マルは首を横に振った。
それなら…マルは俺がどう考えてるか分かるよな?

マルの目から涙がこぼれだした。

俺は

もうその涙には騙されない

と思いながら

マル…泣いても俺はもう…マルのこと信用できないんだ…

このまま一緒には生活できない…

とマルに言った。

マルは

子供達は?

とかすれるような声で言った。

俺が

マルが考えることじゃない…

俺が親の手を借りるか…転職するかしてでも
ちゃんと育てるから

と言うと

マルは泣き崩れた…

No.112 12/03/05 11:41
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

子供達とは…離れたくない…

マルは顔を伏せたまま
小さな声で言った。

俺は

こうなったのは…
俺も悪かったけど…
マル…お前がもう戻れなくしたんだぞ…

と言うとマルは

ごめんなさい…

と泣きながら言った。

俺は

もうマルとは一緒には生活できない…

父親であっても夫ではないようなマルにとって都合のいい男にはなれない。


と思いながら

マルだって こんな状態で俺と家にいたって辛いだろ?

と言った。

マルは

私がしたことだから…辛いのは我慢します…
だから…お願いします…

と言いながらリビングで土下座を始めた

No.113 12/03/05 11:57
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

マル…そんなことされても…話しにならないだろ?

ちゃんと座れよ

と言ってマルをイスに座らせた。

マルは体を震わせながら泣き続けた。

俺は

今まで嘘つかれて急に信じるなんてできるわけないだろ!

とマルに言った

マルは

信じてもらえないのはわかるけど…
今は本当だから信じて…
どうしたら…信じてもらえるの?

と…

俺は…

どうしたらって…

と言葉に詰まった…

正直どうしたらと聞かれても…答えようがなかったからだ…

そして俺は

マルはどうしたら俺が信用すると思う?
信じてもらうためにはどうしょうと思っているんだ?
自分も許せないようなことを許すにはどうする?

と聞き返した。

No.114 12/03/06 08:55
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

私は…どうしたらいいか分からない…
でも…もう…携帯電話も持たない…バレーボールもやめる…

えっ…

俺は驚いた…

携帯は分かるが…

バレーボールまで…

マルは高校時代バレーボールで関東大会まで行ったことがあり、今でも近所のチームで活躍しており、

俺から見てもバレーボールをしているマルは今でも輝いていた。

そのバレーボールまでやめると…

俺は迷った…

No.115 12/03/06 14:03
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

マルがここまで言っているのを聞いて

俺は迷った…

子供達のことを考えると…

夫婦揃っていた方がいいに決まっている…

でもそれは…夫婦として…お互いに信頼があってでのことだ…

たとえ別れずにいたとしても、これからも夫婦としてマルとやっていけるのか?

また騙されるのか?


迷いながら

俺はマルに

バレーボールまでやめることはないだろ?

と言った。


するとマルは

いいの…私の罰はこんなものじゃ足りない…

と泣きながら携帯を俺の前に置いた。

No.116 12/03/06 14:52
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

そのとき俺は

マルの携帯を見ながら

こんなものがなければ…

と思った。


しかし

今、思えば携帯には何の罪もなく…

俺たち夫婦がお互いに意志の疎通を図っていなかったことが原因だった…

俺は俺で

仕事で
帰りが遅くても
休みかなくても
子供の面倒があまり見れなくても
仕事のストレスを家に持って帰っていたかもしれなくても


俺に文句一つ言わないマルに感謝していたが…

言葉や態度に示していなかった…

マルが不満のサインを出していたのにも気づかなかった…


マルはマルで

俺に不満があってサインを出してはいたかもしれないが…

気づかない俺にはっきりと気づかせることをせず自分の心の中にしまい込んだ

そして…心のすき間に入り込んできた男に安易に流された…

と感じている。

No.117 12/03/06 17:11
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

マルから携帯を差し出され俺はマルに

マル…悪いけど…今、俺はマルのこと…信用できない…

これから先も信用できないかもしれない…

と言った…

マルは

そうだよね…
いっぱい嘘ついてたもんね…
信じられないよね…

甲斐…でも…信じて欲しい…
目が覚めたの…
何が大切か…分かったの…

すがるような目でマルは俺を見ていた…

No.118 12/03/07 11:49
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

俺は

どうしたらいいか…迷ってしまった…

マルを信じるか?

信じて裏切られたら?




そして…

マルの気持ちは分かった…

でも…俺は今すぐに気持ちの整理はつけられない…

ちょっと考えさせてくれ

とりあえず…携帯は預かる…バレーボールはやめることはない…

と言った。

その時、時計は夜中の二時を指していた。


今日はもう寝ろよ…

マルを床につかせた

No.119 12/03/08 07:52
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

考えているうちに外は明るくなってしまった。

一睡もしないまま俺は仕事へ…

仕事の合間にマルの携帯を見たが…

タカとのやりとりは消されて残ってはいなかった。

すると…マルの電話が鳴った…

非通知だ…

恐る恐るでると…

もしもし…

女の声だ…

はい…

と返事をすると

向こうも驚いた様子で

○子さんの携帯じゃないですか?

はいそうですが…

ご主人?

はい…

タカの奥さんからだった…

No.120 12/03/08 11:03
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

タカの奥さんからは

先日は取り乱してすみませんでした…

直接 奥さんに文句を言いたくて…

今、携帯ご主人が持っているんですね…

お宅はどうするんですか?
離婚ですか?



俺は

ウチはまだ…結論は…

と答えた

するとタカの奥さんは

直接お話しませんか?
見せたいものがありますから…



見せたいものって?

と聞いたがタカの奥さんは

電話じゃ…

俺は気になってタカの奥さんと夕方に駅前の喫茶店で会うことにした

No.121 12/03/08 11:39
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

夕方待ち合わせた喫茶店に着くとタカの奥さんが着いていた

席につくと…

タカの奥さんは

ウチは話し合ってやり直すことにしました。

ですからもうお宅の奥さんに関わって欲しくないんです…

もしお宅が離婚するなら私の持っているものを差し上げますから…主人を訴えたりしないでください

と言って写真をだした

その写真を見ると

タカとマルの2ショットのものだった…
その中には…

ホテルで二人で布団から顔を出しているものまで…

No.122 12/03/08 13:00
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

この写真は?

俺が聞くとタカの奥さんは

夫の携帯にあったものです。

俺は

たとえ別れる別れないにしてもマルのこんな写真の存在を消したい

と思った

そこで…

妻を旦那さんには近づけないようにしますから携帯の写真消してください
と頼んだ

するとタカの奥さんは

だめです‼

と強い口調で言った

No.123 12/03/08 22:22
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

えっ…こんな写真お互いに見たくもないものじゃ…

とタカの奥さんに言うと

この写真は消しません‼

私が夫の浮気を許さないために一生残します。


そんな…

俺はどうしたらいいか考えた…

じゃ…買わせてもらえますか?

と言ったがタカの奥さんは

売りません‼
そういうつもりはありません‼

と断られた…

タカの奥さんの考えが分からない…

するとタカの奥さんは

ところで…甲斐さん…
どうしてウチがわかったんですか?

と聞いてきた

俺は

アドレスから弁護士に頼んで…

と答えた。

そうですか…そんなことできるんですね…

とタカの奥さんは返事した。

そして

とりあえず奥さんのことは許せません‼
きちんとけじめをつけさせてください

と言い出した。

俺は

それは私も同じです‼
旦那さんにケジメつけさせてください

と返した

タカの奥さんとは四人で会う機会を作ることを約束して分かれた。

No.124 12/03/08 22:32
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

タカの奥さんと別れ家に帰った。

家に帰るとマルは起きていた…

俺はマルに

今日…相手の奥さんに会ってきた

と告げた。

マルは

そう…それで…?

俺は写真を見せられたことは言えなかった

自分自身が認めたくない事実だったし
それをマルに認めさせたくなかったからだ

そしてマルには

相手は別れないみたいだ
二人の写真があることは聞いた
実際には見ていないからどんなものか分からない相手の奥さんはお前を許さないと言っている

とだけ告げた

するとマルは

そう…私どうしたら…



俺は

相手の奥さんにはちゃんと謝れ‼
その場は作るから

と言った

マルは

うん…

とだけ返事した。

No.125 12/03/08 22:36
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

しかし…俺は写真を見ている…

マルの顔が見れない…

見ると写真以上のことを想像してしまう…

その日から寝室で寝ても寝れない…

寝ても嫌な夢ばかりみてしまっていた

寝室の壁を蹴り飛ばし
翌朝足が痛い時もあった

俺は客間に布団を写しマルとは別々に寝ることにした

No.126 12/03/08 23:52
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

それから…

俺は…暫くマルの顔は見れないまま…

マルも今までと同じように俺とはほとんど話をしない…

俺は

イラついていた…

タカの奥さんとのこと
マルの今の態度に

そして

仕事から帰り寝ているマルに声を掛けた

起きてるか?

マルは

うん

と答えた

俺は

マル…今 楽しいか?

というとマルからの返事はなかった

こんな生活嫌だろ?
俺は嫌だ‼

俺は今のマルの態度からしてマルのこと許せる自信はない

別れよう…
それがお互いのためだ…
と言った

マルは

子供は…

と言ったが俺は

お前には任せられないよ…

とするとマルは

子供だけは絶対はなさない…



しかし俺は

マルには無理だよ…

するとマルは

法律とかじゃなくて私は子供と離れたくない‼

俺は

子供も大切だが…俺は?
俺の気持ちはどうでもいいのか?

子供達はいずれいなくなる

夫婦ってそんなもんじゃないだろ?

と思った

今考えると…俺は

子供にヤキモチを焼いていたのかもしれない…

特に下のシゲはママ ママと甘えていて…

俺から見てマルにつきっきりで俺とマルの間にいつも入っていた…

そんなシゲに嫉妬していたのかもしれない…

親としては失格だが…

No.127 12/03/09 00:12
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

マル…マルはこれからどうしたいんだ…

俺は…やり直せるならやり直したい…

と言った。

こんなことがあって自分でもオカシイと思ったが…

俺は…マルのことが嫌いになれなかった…

嫌いだったり、嫌いになれたら…どんなに楽になれただろう?

好きだから…苦しい、悲しい、辛い…

父親失格かもしれないが子供よりもマル…

と考えていた。

しかしマルは…

私は…今は甲斐のことは考えられない…

子供が第一で考えてる…
甲斐のことは…もう少し時間が欲しい…

と答えた…

予想はしていたものの俺にとってかなりショックだった…

あれだけ嘘をついたのだから…

同じように嘘でもいいから…

俺のことを好きといって欲しかった…

No.128 12/03/09 00:20
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

時間が解決するかも…

今の俺にはそんな余裕はない…

待ってなんかいられない…

直ぐに答えが欲しい…

そんな気持ちだった…

しかし、将来まで約束した相手に気持ちが簡単に変えられるのも…ありえない…

その日はそれ以上は話さなかった…

No.129 12/03/09 08:19
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

それから…俺は

マルとはほとんど話をしなかった…

マルは俺がいない時は分からないが…

休みで家にいるときは

食事を作りながら

涙を流しているときもあった。

マルの涙の理由は分からないが俺は気づかない振りをしていた。

しかし ミカは気づいていた。

そしてマルが買い物に行っているとき…ミカが

パパ…ママ泣いていたけど…どうしたのかな?

と聞かれた

俺はそうかな?花粉症じゃないかな?

と誤魔化した。

子供達には気づかれてはいけない…

俺はそう思った。

No.130 12/03/09 10:03
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

このころの俺はマルの顔を見るのが辛かった…

写真のことやメール…見なければ…

マルへの思いがなければ…

こんなには辛くなかったかもしれない…

しかも…マルの落ち込んだ様子…

タカと別れることに落ち込んでいるのか?

マル自身が後悔して落ち込んでいるのか?

全然分からない。

悪い方にしか考えられなかった。

だからといって明るくされれば されたで頭に来ていたのかもしれないが…

俺自身も躁鬱の状態で

マルとやり直そう

と思うときと

やっぱりだめだ別れるしかない

という思いが交互にやってきていた

No.131 12/03/09 10:30
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

そんな状態の中…

タカの奥さんから俺の携帯に電話があった。

甲斐さん‼奥さんがうちの旦那とまだ連絡とってますよ‼

俺は驚いた…

まさか…携帯以外に連絡する方法はいくらでもあるのは分かっていたが…
俺は

どうやって連絡を?

と聞くと タカの奥さんは興奮しながら

公衆電話です‼
旦那の携帯見たら…公衆電話からの着信が…

俺は

旦那さんがマルからと言っているんですか?

と聞き返すと

いえ…旦那は誰からとはいいません…言わないから 奥さんだと思います…

もう許さない‼

メール見たから…
お宅の家も
子供の名前も小学校も
旦那さんの会社も
奥さんのパート先もバレーのチームも

分かっているんですよ‼
みんなにバラして住めないようにしてやる‼

タカの奥さんは冷静さを失っている…

俺は

ちょっと待ってくださいマルが電話したとは限らないじゃないですか‼

帰って本人に確認しますから早まらないでください‼

タカの奥さんは

早く確認して電話ください‼

と言って電話を切った。

No.132 12/03/09 13:55
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

俺は…慌てて家に電話をした…

電話に出たマルに

相手と連絡取ってないよな?

もうタカの名前も出したくなくタカのことは相手と言って

するとマルは

黙って返事をしない…

おい‼マルどうなんだ?
今相手の奥さんから電話があって聞かれたから聞いてんだ‼

どっちなんだ?

それでもマルは黙っていた。

今から帰るから‼

電話を切り 直ぐに会社に電話した

子供の具合が悪く学校まで迎えにいかなければならないと嘘を付き出先から直帰した。

No.133 12/03/09 14:58
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

家につくとマルはリビングに正座していた。

俺は

マルどっちなんだ?
電話したのか?しないのか?

と大声でどなった。

マルは小さな声で

電話した…

と俺は

何で電話なんかするんだ‼
何の用があるんだ‼

と聞いた

すると

謝ろうと…思って…

俺が

もう連絡するなっていっただろ‼

電話番号のメモとかあるなら出せ‼

と言うとマルは

でも…出なかったの
それにメモなんて…ない…
覚えてるから…

俺はマルが忘れるくらい殴りたい気持ちだった

No.134 12/03/09 16:32
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

電話したのは間違いないんだな?

相手が出なかったのも間違いないんだな?

マルに念を押して聞いた。

マルは黙って頷いた

俺は

分かった…

と返事をしてタカの奥さんに電話をした。

すみません…妻は電話したそうです。

ただ旦那さんは出なかったようです

妻は謝りたくて電話したと…

そう言うとタカの奥さんは…

絶対許さない‼

と言って電話を切った。

俺はマルに

何でそんなことするんだ‼

お前一人だけのことじゃないんだぞ‼

と怒鳴りつけた…

マルは黙ってうつむいていた…

俺はマルがタカへの気持ちが捨てられないのだろう

と思った。

そして

マル…マルはどうしたいんだよ

別れたいなら別れよう…
と言うとマルは

別れたくない…

と返事をした。

俺は

それなら相手とは別れろよ…
今ここで俺の前で電話しろよ…

と言った…

俺はマルとタカが本当に別れるのか目の前で見て確証が欲しかった

No.135 12/03/11 12:55
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

俺はマルに携帯を手渡した…

しかし…マルは電話をせず

甲斐の前で てきない…
と俺は

なんでできないんだ…

マルから返事はなかった。

俺は

マルがタカへの気持ちを断ち切れてない

と思った。

じゃ 俺のいないところで電話すればいいだろ

電話して帰って来なければいいだろ

俺はマルに怒鳴った

No.136 12/03/11 14:57
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

もう電話しないから…

とマルが言った。

俺は

それでいいのか?

と聞き返した。

マルは頷いた

俺は

マルはタカへの思いを断ち切れるのか

疑問に思っていた。

そして俺は

電話で別れられるなら、電話していいよ…
俺の目の前じゃなくても…

と言った

俺はマルがタカに電話してタカと別れられなくなったら離婚する区切りになる

と思ったからだ

No.137 12/03/11 18:17
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

電話はしない…

マルが言った

俺は

俺に分からないようにタカに連絡するかもしれない

と思っていた。

今までと同じように…

マルは俺の顔を見て

信じて…

とだけ言った。

しかし俺は信じられない…

マルに返事はしなかった。

No.138 12/03/11 20:43
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

マルは

信じてって言っても
もう信じられないよね…
いっぱい嘘ついてたからね…

と言った…

俺は心の中で

そうだよ…

と思いながら返事はしなかった。

そこへ子供達が学校から帰ってきた…

ただいまー

なんでパパいるの?

子供達の問いかけに

俺は

具合が悪くて…

と言って一人で客間の布団に入った。

布団の中で

マルを信じるべきか…

と考えながら…

No.139 12/03/12 10:02
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

この週の土曜日はマルのバレーの試合があった。

俺は子供達を連れ応援にいった。

試合を見ていてもマルは元気もなくミスばかりしている。

いろいろなことを考え試合に集中できないのだろう…

いつものように輝いているマルはいなかった。



このころ俺は…気を紛らわせるために
いろいろな本を読んだ

その中に

人を信じられない者は相手からも信じてもらえない…

自分がしたことに見返りを求めると期待どおり見返りがないと腹が立つ…

と書かれていた…

自分を考えるとそのとおりになっていることに気づいた。

また騙されるならそれでもいい…
もう一度だけマルを信じてみてから結論を出しても遅くはないだろう

と思った。

バレーの帰りの車の中…

子供達は寝てしまった。

黙って窓の外ばかり見ているマルに俺は

マル…俺はマルを信じる…信じるしかないからな…

自分に言い聞かせるようにマルに言った。

マルは

うん

とだけ返事をした。

No.140 12/03/12 11:20
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

俺は

マルを信じる

と言った手前もあり

家に帰り持っていたマルの携帯をマルに渡した。

そして
アドレスを変更させた。
アドレスを変更した位ではいくらでもタカと連絡できることは分かっていたが

マルが今度タカと連絡を取ったら…離婚する…

最後の賭のつもりで…

No.141 12/03/12 11:28
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

しかし…

俺は…まだ…マルの顔が見れなかった…

マルの顔を見るとタカの奥さんに見せられた写真を思いだしてしまい…

息がつまる思いだった…

また
マルの携帯の着信音が聞こえるだけで…

タカからか?

と疑ってしまっていた…
自分で自分のことがいやになり…顔や態度に出さないようにしているつもりでも出ていたのだろう

No.142 12/03/14 13:26
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

俺の態度もあってか

マルは俺とほとんど話をしない日が続いた。

俺自身も…

マルとこれから生活していけるのか不安だった

マルとタカを完全に別れさせなければ無理だとおもいタカの奥さんに電話をした

四人で話をする機会を作ろうと考えたからだ

もしもし甲斐ですが…
四人で会う話なんですが…

と言うとタカの奥さんは

ウチのは…イヤだと言って…
あまり言うと…また浮気されそうで…

との返事だった…俺は

奥さんはそれでいいんですか?

と聞き返すと

私はお宅の奥さんに言いたいことは山ほどあります
三人ではどうですか?

と言い出した
俺は

逃げるタカを許せない
こんな男にマルは…
マルだけ攻められるのは見ていられない

と思い

四人でなければダメです意味がありません

と返事をした。

そして再度タカの奥さんと直接会うことになった。

No.143 12/03/14 17:55
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

タカの奥さんとは前に会った喫茶店で会った

タカの奥さんは

お宅の奥さんがウチのをそそのかしたんだから

おたくの方が悪いんだから…

と言い出した

俺は

こういうのはお互い様では…

と言っても聞く耳をもたない。

タカに会いたいと言っても

無理ですあの人は自分に都合が悪いと逃げる人だから…

前の時もそうでした…

話をしていくうちに泣き出した…

俺は

必ず四人で話す場を作ってください。
三人ではダメですから

と言ってその日は別れた。

No.144 12/03/14 18:04
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

家に帰ってからもタカの奥さんの自分勝手さにはイライラした

寝ているマルに

起きてる?

と声をかけると

うん

と返事があった

ちょっといい?

と言って俺は今日奥さんと話しをしたことを話した。

マルは

私からなんて…

と絶句した…

俺は

もうこれ以上マルからタカとの話を聞きたくなかった

聞いてしまったら 戻れなくなりそうで怖かった

俺はマルに

マルが今なにを考えているか俺にはわからない

苦しいとか悲しいとか考えたりして
俺に話して楽になるなら話してくれ…

と言った

言葉どおりの意味もあったが 俺はマルの本心が知りたかった…

No.145 12/03/15 10:36
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

マルは…

特にない…

としか返事をしなかった。

本当にないの?

と聞き返したが…

それ以上の返事はなかった…

俺の疑心暗鬼に加えマルの返事から俺は

マルはまだ心を開いていない

そう思った

たとえタカに対する気持ちであっても話して欲しかった…

俺は頭に来てマルに自分の思いをぶつけた

No.146 12/03/16 16:21
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

マル…お前は今何を考えているんだ?

今の生活を我慢して何年かしたらタカと一緒になるつもりか?

と言うとマルは

首を横に振った

じゃ何なんだよ?
やり直すつもりとかあるのか?
あるなら何をするか考えろよ
話しもしないで
イヤなら出ていけばいいだろ

マルは下を向いたままだった

自分がしたこと分かってるのか

俺の気持ちも考えろ

俺は今まで腹に溜まっていたことをマルにぶつけた

マルは

もうやめて…

と耳をふさいで寝室へ行ってしまった。

No.147 12/03/19 09:23
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

俺は寝室に行ってしまったマルを追いかけることはしなかった。

これ以上責めてもマルは変わらないと思ったからだった。

翌日

俺はタカの奥さんと会った‥

タカの奥さんはマルの様子を気にしているようで

最近奥さんはどうですかウチのに連絡している様子はありませんか?

と聞かれ俺は

大丈夫だと‥

と答えお宅はどうですか

と聞き返すと

子供に仲良くするように言われ今は仲良くしています。

と答えた

子供?

ドアの外から聞いた声はまだ小さい感じだったので思わず声に出してしまった

するとタカの奥さんは

ええ 結婚して外にいますが‥

と俺は

お宅にいた小さいお子さんは?

と聞くと

孫です

聞かされた。

タカの奥さんは

お宅の奥さん勘違いしてませんか?

タカの奥さんから今まで知らなかったことを聞かされた

No.148 12/03/19 11:48
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

タカの奥さんは

私たち×1同士なんです。

ネットで知り合って‥

W不倫でお互いに元の家庭があって‥

子供もお互いにいて

私の子供の方には孫がいるんです‥

と話しだした。

今まで不倫なんてドラマの中だけしか知らなかった俺は驚いた。

タカの奥さんは続けて

だから奥さんはウチの人のこと勘違いしているか‥
ウチの人が嘘ついてたか‥

どちらかだと‥

もし奥さんが知らないのなら‥教えてあげてください‥

あと‥ウチの人私と一緒に
なるときも元旦那と直接話しもしなかったので‥お宅とも話すのは無理だと思います‥

このまま暫く様子を見た方が‥

と言った

俺は

けじめをつけられないとウチは‥これからが決められません

と言ったが タカの奥さんは

無理矢理会わせたりしたら‥ウチがうまく行かなくなりそうで‥

と結局 話はつかなかった。

No.149 12/03/20 03:54
甲斐 ( 30代 ♂ 4xuonb )

俺は家に帰り‥

マルにタカの奥さんから聞いた話をした‥

マルは

信じられないような顔をしなから

ホントに‥

とショックを感じているようだった。

俺はマルに

お前は騙されていたんじゃないのか?

と言った

マルは

黙っていた

俺は‥

やり直す決断をするのは今しかないと思って

マル‥俺は今までのこと忘れることはできないかもしれない‥

忘れるように努力するけど‥記憶を薄くしてくれるのはマルだから‥

マル‥俺もがんばるけどマルも頑張ってくれるか?

この数ヶ月のことなんて俺たちが過ごした20年弱に比べれば一瞬かもしれない

たった一瞬のことで今までを無駄にしたくないんだ

これから一緒に暮らして行くならつまらないより楽しい方がいいだろ

楽しくやろう 同じ時間を過ごすなら楽しくやろう

一緒に幸せになろう

と言った‥

マルは

私は‥もう幸せにはなちゃいけない‥
幸せになんてなれないんだよ‥
幸せなんて考えちゃいけないんだよ
みんなをキズつけたから‥
と泣きだした

No.150 12/03/22 04:53
通りすがり ( 30代 ♀ J4i9h )

(あまりにも身勝手するぎる女だ…旦那さんが忙しいから浮気?寂しいから浮気?
ふざけんな 子供が居るだろが 浮気するなら 子供が成人してからにしろよ

ちなみに親は、無くても子は、育つだからね
あたしがそうだったから
旦那さん…今1度、考えた方がいいと思う
子供は、敏感だからね、)

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