運命
もしも…
もしも神様が本当に居るなら、聞いてみたい。 2人が出逢った事に 意味はあるのですか。 いつかは、この苦しさから解放されますか。 この苦しみしみから 抜け出せるなら 今までの29年間の記憶なんて全部無くしてもイイです。
※初めての小説です。 ド素人なので誤字脱字、文章もメチャクチャかも知れないですが、 宜しくお願いします。
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「サクラも。一年間お疲れ様でした。」
トシ君は、そう言って
私の目を見て微笑んだ
胸に熱い物が込み上げる
私は、この人と一緒に居たいよ。
私は、あなたが、どうしても欲しいです。
いつか本物になれますか
三人で胸を張って、並んで歩いて行ける時は
くるのでしょうか…
「トシ君、ありがとう」
「今はこんな事しか出来なくてゴメンな。」
今は、って事は
今後はって事もあるのかな。言葉には出来なかったけど、
私はそんな淡い希望を
胸に抱いた。
その日、優樹は大はしゃぎで遊び、帰りの車内では寝てしまった。
「お前、新しい男出来たのか?」
突然の質問。
「出来てないし、作る気もないけど。」
相変わらずのセックスレスだけど、誰でもいいから抱いて欲しいって訳ではない。
優樹が産まれてから
毅とは完全に家庭内別居状態で、今では体の触れ合う距離にすら居ない。
「そっか、そうなんだ。」
「そっちは?クミとも離婚したんだし、再婚も視野に入れてるって聞いたけど。」
「再婚?ないね~。向こうは、結婚したいみたいだけどな。考たくもないかな…」
「そぅなんだ。」
その言葉を聞いて
なぜかホッとした私がいた。
結婚は考えられない程度の気持ちしかないんだ。
勝手にそぅ解釈した。
あの日見た、彼女の姿を思い出す。
トシ君の彼女として
堂々と隣に並ぶ姿。
悔しくて、悲しくて
その場から逃げる様に帰った私。
【でも、所詮は、その程度しか想われてない人だったのね。】
彼を好きになって
私はどんどん嫌な人間になっていく。
もう、人間でもないのかもしれない。
彼を好きな気持ちと
自分が嫌いな気持ちと
比例するように
どんどん大きくなって
私の体を占拠する。
側に居て
彼の笑顔が見れるなら
その温かい手のひらに
包まれて居れるなら
例え
その影で誰かが涙を流していても
私の目には映らない。
もう、何も感じない。
「私は…今でもトシ君が好きだよ。」
彼の顔を真っ直ぐに見て私は想いを口にした。
「でも、お前、旦那いるじゃん。」
離婚の約束まで後一年。
「今すぐに離婚は出来ないけど、離婚するのは話し合って決まってるよ。」
「そっか、俺もサクラが好きだよ。でも、お前に旦那が居て、俺は1人でってのは、やっぱり嫌だから…俺は彼女とも別れない。」
「じゃあ、私が別れたら、彼女とも別れてくれるの?」
トシ君はこっちを見て
「うん。」と頷いた。
「分かった。」
そう言って、私達は昔の様に手を握った。
幸せな気持ちだった。
自分にはまだ、夫が居ると言う罪悪感すら沸かない。
あるなは、早く離婚して
三人で仲良く暮らしたいと言ういう幻想だけ。
次の日、私は優樹を保育所に入所させる手続きに出掛けた。
当然、そんなにすぐ入れる訳でもなく
優先順位が高い人は
現在仕事をしていて
子供の預け先に困っていること。
私のように
これから仕事を探す人間は、いつになったら入所出来るのかも分からなかった。
本末転倒じゃないか…
本当に預け先がない親は
仕事だって探せない。
それとも、家に子供を残して働けと言うの?!
一通りの書類を貰って帰宅した。
就業証明書…
私は、その紙を持って
トシ君の働くBARに足を運んだ。
お店はまだ開店前。
仕込みや、開店準備でお店にみんなは出勤してる時間
私は駅のホームで
お店に電話を掛けた。
オーナーに状況を説明して、証明書に記入して貰えないか頼んだのだ。
「詳しい話はお店で聞くよ。もう向かってるんだろう?」
駅のアナウンスが聞こえたのか、オーナーは、そう言って、「気をつけて来るんだよ。」と言って電話を切った。
…こんなの間違ってる。
…分かってる。
でも、私にはお金が必要なんだもん。
他に、何かいい案はないじゃない…
それに…
今更、そんなイイコになって何になる?
最低な人間なんだから
とことん最低な人間になればいい。
お店に着くと
オーナーに奥の部屋に行くように促された。
カウンターの前で
歩く足を止める…
彼女が座っていた。
「サクラさん、こんにちは。」
振り向いて私に挨拶をする
「優樹くぅん、久しぶりだねぇ。」
そう言って、抱いてる優樹の手を握る。
【止めて、触らないで】
私は優樹を抱き直して
その手から優樹を離した。
「こんにちは。」
そう言って歩き始めると
また呼び止められた。
「オーナーと話す間、優樹君、見てましょうか?」
ニッコリ笑って訪ねられた
私はカウンターの中で仕込みをしていたトシ君と
一瞬、目があった。
「ありがとう。でも、大丈夫だから…」
私は目も合わせず
呟くように答えて、奥の部屋へと又、歩き出した
【何で、あの女がここに居るの?!】
昨日までの幸せな気分が隠されるように
暗闇に包まれる。
オーナーの向かい側に座った私は、電話で話した内容を再度、説明する。
「お願いします。こんな事頼めるの、オーナーだけなんです…」
オーナーは、少し困った様子で
「しょうがない…」
と言ってくれた。
万が一の為に
BARの店員としてではなく、会社の事務員として働いてる事にして、記入してくれた。
「ありがとうございます」
頭を下げる私の横で
何も分からない優樹も
真似してペコリと頭を下げた。
「優樹の為なら仕方ないよなぁ~、保育所で友達を沢山作らないとなぁ~。」
子供の居ないオーナーが、孫を見るような優しい微笑みで優樹の手を取った。
部屋を出て、店内に入ると開店準備を終えて
みんなで休憩していた。
みんなが談笑する、その中に彼女はいる。
彼女の隣には
当然のようにトシ君が座っている…
「千春さん、今日、仕事何時からっすか?」
拓の声もする。
「サクラもコーヒー飲んで行けよ」
後ろからオーナーが
声を掛けてくれた。
それと同時に
トシ君は私の分のコーヒーと、優樹にオレンジジュースを出してくれた。
「ありがとう。オーナー、頂きます。」
そう言って私は
みんなの居るテーブル席の端っこに座った。
「サクラ、今日電車で来たの?」
トシ君が聞いてきた。
「あぁ、うん。」
「サクラさんの家って、トシの家と凄い近いんですよね?」
彼女…千春が聞いてきた
「うん、まぁ。」
「じゃぁ、今度、あの辺、案内して下さいよ。安いスーパーとかあったら教えて下さい。」
なんで?
なんで彼の家の近所のスーパーなんて知る必要があるの…?
千春の屈託のない笑顔が私を、また暗闇へと導く
暗闇は
さっきよりも濃く、深くなって私を襲う。
「お前、今日の態度は何なんだよ!凄く感じ悪かったぞ。」
仕事が終わったトシ君から、電話が来た。
今日の、彼女に対する私の態度を怒っている。
「感じ悪い?当たり前じゃん!トシ君の彼女に愛想良くなんて出来ない。」
「彼女?俺が本気で想ってるのはお前だけ。お前が、旦那と別れたら、俺はいつだって、あいつと別れるよ。」
「彼女なんて形だけなんだよ。それなのに、お前は、そんな小さい事で嫉妬するような女じゃないだろ?」
そんな風に言われたら
嫉妬してる自分は
すごく小さい人間みたいじゃない…
彼には、そんな風に見られたくない
「うん。そうだね、次から気をつけるよ」
私は、そう言うしか出来なかった。
彼に捨てられたくなくて、彼の望むような女になりたくて。
数日後、
初めての試練の日がやって来た。
「 BARの開店記念日のイベントがあるから 店に顔出さないか?」 と誘われたのだ。
…勿論、彼女も来る。
それでも、私は断れる訳が無かった。
その日、お店はいつになく大盛況で、
顔馴染みの常連さんから、私の知らないお客さんまで、
本当に沢山の人が集まってきていた。
さすがに優樹は連れて来れない。と、毅に頼んで、優樹を寝かせてから家を出た。
店内に彼女の姿を探す。
なるべく、近づきたくはないから。
ポン。
誰かに肩を叩かれる。
「サクラさん、こんばんは。」
「あっ…」
…振り返ると千春が立っていた。
「今日は1人なんですね?優樹君はお留守番ですか?」
どこからか
トシ君の視線を感じる。
…気がする。
「うん。今日は留守番なの。夜遅いのに連れ回すとね…」
そう答えて、
微笑んでみた。
多分、上手く笑えたはず
「千春ちゃんは?今日は仕事休みなの?」
彼女は一駅先の24時間のファミレスで働いていると聞いた事がある。
「それがぁ…休みたかったんですけど、無理だったんですよ。あと少ししたら、出勤なんです。」
残念そうに俯く彼女を見て、私の心は浮き足立った。
「そっかぁ、残念だなぁ。今度は、ゆっくり飲もうね。」
私は残念そうな顔をした。
…つもり。
そのまま千春にバイバイをして店内の奥へと足を進める。
オーナーを見つけて
この間のお礼と
開店記念日のお祝いを話した。
「今日は優樹、お留守番かぁ。寂しいなぁ。サクラも、久しぶりに1人なんだから、ノンビリして行きなよ」
そぅ言うと
空いてるカウンターに通してくれた。
カウンターの中では
忙しそうに働くトシ君がいる。
慣れた手つきで
リキュールのボトルを次々に手に取り
シェーカーを振る姿。
何度見ても
やっぱり色気があって
格好良い…。
「サクラは何飲む?」
「私は…お任せで。」
何となく…
今日はトシ君に
選んで貰いたかった。
私の為のお酒を
私を想って選んで欲しかったんだ。
「これなんて、どうでしょうかぁ?」
私の前にビールジョッキを置く。
「今日はビールじゃ無くて他のが良かったんだよぉ」
ふてくされながら
ジョッキを掴む。
「大丈夫!そのビールに魔法掛けておいたから!」
「魔法ぉ~??」
思わず笑ってしまった
でもトシ君は
自信満々に私を見る。
一口飲むと、いつものビールとは違う事に気付いた。
「…?何か、飲みやすい。」
「だろぉ?!」
「魔法成功だな♪」
満足そうに笑って
彼は仕事に戻った。
私は同じカウンターに座っていた、仲良かった常連さんと久し振りに話をしていた。
すると、後ろから千春が近づいてきた。
「トシ!私、もぅ仕事行くからね。」
「おぉ。」
と言って作業中の手を止めてカウンターの中から手を振る。
「サクラさん、麻里さん、お先ですぅ。」
「仕事頑張ってね。」
私達は、軽く手を振る。千春の背中が見えなくなると、ようやく私の
息苦しさは消えた。
【今日は楽しもう…】
私はジョッキを空にして、お代わりを頼んだ。
「ねぇ、その魔法のビールは、何て名前なの?」
私のお代わりを作るトシ君に訪ねた。
ビールを半分入れて、
後は何を入れてるんだ?
「コレはねぇ【シャンディガフ】って言うんだよ。ビールとジンジャエール混ぜてんだよ」
ジンジャエール…
ビール…
私が働いていた頃に
お疲れ一杯で飲んでた
彼はジンジャエール
私はビール…
いつもカウンターに並んで乾杯してたなぁ。
2つ合わさると、
こんなに美味しいんだ。
なぜか、
とても幸せな気持ちになった。
お店は閉店の時間が迫って来ていた。
店内も、ようやく落ち着き始めた。
「サクラ、今日一緒に帰るだろ?」
「うん。いいかな?」
今日は、トシ君と
一緒に居たい。
「良かった。じゃあ、先車行って休んでなよ。」
そぅ言うと、優しく私に触れて車の鍵を渡された
私は、グラスに残ったお酒を一気に飲み干して
お会計を済ませ、車へと向かった。
優樹の事を考えた
優樹は寝てるかな…
泣いてないかな…
母親としての私が忠告する。
【今なら終電に間に合うじゃない。】
でも…久し振りにトシ君と2人になれるのに…
【大丈夫、毅が居るでしょ?今日位、羽伸ばしてもいいじゃない?】
女である私が、そう提案する。
「あ~…疲れた。」
「お疲れ様ぁ。」
温かい手の平にそっとふれる。
「じゃ、行きますか。」
私は、トシ君との時間を選んでしまった。
どこまで最低な女なんだろうか…
こんな自分は本当に嫌いだよ…優樹…ごめんね。
私の弱さもズルさも
汚さも、トシ君だけは全部知っている…
一番そばで見て来た人
私も彼も共犯者…
同じ罪を抱えている
こんな私を好きだと言ってくれる人…
今のこの私の過ちも
彼と共有する。
「久し振りに2人だな」
トシ君は私の手を握りながら言った。
車は家とは逆方向に走っている。
そうなる予感はあった。
…本当は、そうなる事を望んでさえいた。
「サクラ、今日時間まだ平気?」
この時が神から与えられた最後のチャンスだったのかも知れない。
大きな分かれ道だったのかも知れない…
愚かな私は差し伸べられた最後の糸に
気付く事すら無く
「大丈夫だよ。」
そう答えた。
車は、ホテルの駐車場で停まった。
エレベーターの中で
待ちきれない様に
抱きしめ合った。
見つめ合うと
何だか胸が苦しくて
苦しみの理由は考えたくないから、私はトシ君を力いっぱい抱きしめた。
部屋に入ると
シャワーも浴びずに
ベッドに倒れ込む。
「…トシくん…」
抱き締め合ってキスしてるだけなのに
息が荒くなる。
「…トシ君…好き…」
好き…好き…大好き…
言葉に出せば出すほど
気持ちが溢れてくる。
彼の指先が優しく触れてくる度に
私は少しずつ溶け始める。
私の体と彼の体が
ぴったりくっついて
このまま溶け合って一つになれたらイイ。
そしたら、
もう離れないで済むよ
ずっと
ずっと、ずっと一緒。
彼に抱かれるその間だけは、現実の煩わしさも
忘れる事が出来る。
他の事、何も考えられないの。
彼の温もりだけは
私の弱さも醜さも
私と言う存在を、
認めてくれる。
「別に。お前が寝てる間、寝顔ずっと見ていられたし。」
そう言って
私の腕を引っぱると腰に手を回し
体の向きを変えた。
トシ君に背中を向けて
体を彼に預ける格好になった。
後ろから、抱きしめられると
彼の息づかいを感じる。
耳元で、彼の唇を感じる
「くすっぐたいよ。」
体をよじって逃げ出そうとするが
抱きしめる彼の腕からは
逃げ出す事はできない。
「もう、逃げらんないよ。」
彼の腕の中で
私は何度も壊されていく。
何度も、
何度も、
終わりのない闇が
私の体を支配する。
これからも。
きっと、ずっと続く
暗い闇の中。
彼が腕を離しても
私は、その闇から抜け出せずにいる。
彼が去った今も。
【もう、逃げられないよ・・】
家に帰ると
もう朝の7時を回っていた。
優樹はまだ眠っていたが
毅はすでに、仕事に行く準備を始めていた。
「ただいま。」
さすがに怒られるかと思った私は毅の顔を見る事が出来ない。
そのまま私は自分の部屋に入って行った。
暫くすると
部屋のドアをノックされ
「行ってくるから。」
とだけ声がして
玄関の閉まる音がした。
【このままじゃダメだ】
その日、私は改めて
離婚について真剣に考えた
私は携帯を手に取り
実家に電話を掛けた。
「はい。高橋です」
久しぶりに聞く母の声。
昔とちっとも変わってない
「もしもし。お母さん?私、サクラです…」
「あぁ…なに?」
電話の相手が私であると分かると、声色が代わる。
電話口で伝わる面倒臭そうな、怒っている様な母の声を聞くと、私は次の言葉を言い出せない。
【こわい…】
【もっと嫌われるかも】
「今、忙しいんだけど。何なのよ?」
ため息混じりに母は言う。
私も覚悟を決めて母に
離婚する事を伝えた。
「あっそぅなの。離婚するのは構わないけど。うちの家族に迷惑だけは掛けないで」
母は、【うちの家族…】の辺りで声のボリュームを上げた。
「分かってる。迷惑は掛けないから。」
「なら、いいけど。彩香も受験なんだし、あんまり家の中を引っ掻き回さないで」
そう言うと母は
電話を切った。
電話が切れた後も
しばらく私は
携帯を握ったまま、
ただ、込み上げる涙を
必死に堪えた。
こんな事で私は泣かない
泣きたくない
泣くことしか出来なかった、あの頃とは違う。
私は私の足で
いくらでも歩いて行ける。
親の支えなんて無くても
私は今までだって生きてきたんだ。
15歳、高校1年の夏に家を出てから、7年経った今も、私は1度も実家に入る事を許されていない。
優樹が産まれて、久し振りに両親に会った時も
実家の近くのデパートのフードコートで2時間位の会話をしただけ。
今更、頼ろうなんて思ってない。
【じゃあ、何で、何の為に電話したの?】
【本当は何て言って欲しかったのよ?】
【優しく、相談に乗って欲しかったんでしょ?】
私の中で
愚かな私を嘲笑う。
「ママァ~」
優樹が座っている私の膝によじ登って顔を覗きこむ。
「優樹、お外に行こうか」
今日は朝からずっと家の中に居たから、優樹は【お外】の言葉に喜んで
ニコニコ笑いながら拍手している。
車で20分程の場所にある大きな公園に着いた。
優樹を砂場に連れて行くと、スコップとバケツを持って遊びだした。
その時、携帯の着信音がなり、慌ててポケットの中を探る。
「おぅ、おはよ!」
「トシ君、おはよう。珍しいね、こんな早くに起きてるなんて。」
時間は午後1時。
夕方から仕事の彼は、普段は3時頃にならないと起きない。
「うん。何か天気良かったから、眩しくて起きちゃった。」
アクビ混じりで、まだ眠そうな声を出す。
「そっか。今日、天気良いもんね。」
私は空を見上げる。
気付かなかった。
今日は雲1つない快晴だったんだね。
「何かあったのか?」
トシ君の心配そうな声が
さっきまでの隠したはずの感情を再び呼び寄せる。
「なぁぁんも無いよ!」
わざと明るい声で言った。
「ふぅぅん。サクラ今どこに居るの?」
「優樹と一緒に公園だよ」
「おっ。そっか。場所は?」
私は公園の場所を答えた。
「俺も、たまには日の光でも浴びるかなぁ。」
そう言うと
「30分待ってて」と言い電話は切れた。
携帯をポケットに閉まって優樹とお砂のケーキを作った。
昔、母がそうしてくれたように。私も砂の入ったバケツを引っくり返し
ゆっくりとバケツを持ち上げた。
トシ君が公園に着くと
私達の回りには
沢山の崩れかけのケーキが並んでいた。
優樹は、山盛りのお砂ケーキを作る側から
スコップで「いたなきます。」と言って、満面の笑みでケーキを崩して行った。
「何か凄い事になってますなぁ。」
トシ君は笑いながら砂場の縁に座った。
「で?何があったのさ?」
太陽の眩しさに目を細めながら私に聞く。
「えっ?何も無いって。」
私は砂を弄りながら答えた
「ばぁぁか。お前の声聞けば、何かあった事位、分かるんだよ!」
「何それ。私のストーカーなんですか?」
思わず笑いが出る。
「そだよ。俺に隠し事しようなんて甘いんだよ。」
笑いながら砂場に入り
優樹を抱き上げて
砂場の外に連れ出した。
芝生の上で
優樹の服に着いた砂を落とし、靴の中の砂を捨てている。
私は1人、スコップを持ったまま、動けずに居る。
「ちょっと、あっちの方まで散歩しようぜ。」
私の返事は待たずに
優樹をベビーカーに乗せて移動の準備を始める。
お散歩コースは
沢山の緑と池のある遊歩道だった。
最初は「とり!」「ちょちょ!」と指差して笑って居た優樹もいつの間にか、静かな寝息に変わってた。
「ちょっと休むか。」
近くの自販機で
コーヒーを買って
池の側にあるベンチに座った。
「どした?何があった?」
私の左手を軽く握りながら彼が聞く。
「うん…何かね。何なんだろ。」
何から言えばいい?
この気持ちは
どんな言葉で表現すればいいのかな。
なかなか言葉に出来ない私を焦らせるでも無く
ゆっくり、ゆっくり、
私の心の中にある言葉を
彼は拾い上げてくれた。
私が家族の一員で無くなったのは、いつからだったかな。
私の両親は若くして結婚し、お互いの不倫の末に離婚した。
当時の不倫相手が今の母。
父は三人の子供を連れて、今の母が26歳の時に結婚した。その時、すでに、母のお腹には妹である彩花を身籠っていた。
26歳にして、突然4人の母になった。二人だけの新婚生活もないままに。
兄達は小学生。
私は三歳位。
子供は純粋さ故に、時に残酷な生き物。
次第に母から、そして家族から笑顔が消えて行く。
私達三人は、いつも誰かが仲間外れにされていた。
始まりの合図が出ると
私達は仲間外れの人間とは口を聞く事も許されない。
母の意に背けば
次は自分が、そうされる。
私達は、血を別けた兄弟なのに助け合う事さえ出来なくなって行った。
仲間外れは、いつ終わるか分からない。
数週間で終わる時もあれば、数ヵ月に及ぶ時もある。
私が、中学生になった位から、私にも意思が芽生えて来たんだ。
こんな家族はおかしい。って。もっと笑ったり、話し合ったり、お互い言い合いして、喧嘩しても最後に仲直りするのが家族なんじゃないのかな。って。
そんな事、言っても、母の心には届かなかった。
「所詮あんたとは血が繋がってないから。本物の家族になんてなれないの。」
そう言って、また、いつものゲームが始まる。
3歳の頃から育てて貰ってさ、前の母親の記憶なんて、殆んどないんだ、私。
記憶にある母は
酒に寄って暴れる姿と
綺麗に着飾って父が留守の夜に家を出ていく姿だけ。
だから、今の母親が私にとっては「お母さん」なんだ。血の繋がりなんて関係あるのかな。そんなに大切な事なのかね。
高校に入学してから私は
もぅ、怖がるの止めたの。
嫌な事は嫌って言うし
シカトされても、いいや。って開き直っちゃって。
敵が私になってれば
家族は平和だったんだ。
皆が笑ってた。
その中に私が居なくても、もう別にいいや。って思ってたんだ。
でもさ、私は自分の居場所がずっと欲しくて。
ただ普通に毎日笑って居たかったの。
私が私で居られるのは
学校で。仲間の前で。
居心地いい場所があるとさ
、あの家に居るのが苦痛で仕方無かった。玄関の前で、足が前に進まないの。
扉を開く事が出来なくて
ずっと立ちつくしてた。
夏休みになって、家出をしたの。小学生の時から仲良かった子の家に。
その子の親も事情は全部知ってたから、「帰らなくていいから。」って言ってくれて。うちに電話もしてくれたんだ。
最後に電話替わったら
うちの親は「あ、そう。元気でね。」ってだけ。
それから、学校も辞めて
仕事して、職場の人に保証人になって貰って1人暮らし始めて。
親とは手紙だけのやり取りはしてたの。
育てて貰って感謝はしてるし。やっぱり、私にとっては家族だったから。
忘れて欲しく無かった。
頑張ってるよって知って欲しかった。
まあ、全部がカラ回りだったけどね。
話し始めると
今まで溜めて来た物が
流れ出す様に
言葉が次から次へと出てくる。
トシ君は私の言葉に時々、相槌を打ちながら
背中を擦ってくれたり
涙を拭いてくれていた。
「今日、親にね、離婚の事を言ったんだ。でも、理由も聞かないの。」
…私は…
聞いて欲しかったんだ。
お母さんに。
どうしたの?って。
昔、怖い夢を見て、泣きながら母の部屋に行った。
まだお腹の大きかった母は
私を抱き寄せて
「どうしたの?」と優しく髪を撫でてくれた。
その柔らかな掌の温もりを感じながら、私は、気付くと眠ってた。
もう、あの頃の私は居ない
子供じゃないのに。
「バカみたいだね。もぅ大人なのにさ。結局、甘えたかったのかもね。」
優しくて温かいぬくもりが
私はずっと、ずっと欲しくて仕方なかったんだ。
トシ君は私の事をきつく抱き締めてくれた。
「そっか。お前も頑張って生きてきたんだな。」
私は子供みたいに声を出して泣きじゃくった。
「でも、お前はさ、お母さんの弱い気持ちも分かるだろ?」
そう言って私の体を少し離して
顔を覗きこまれた。
私は言葉が出なくて
首を横に振るだけだった。
分からない。
分からない。
お母さんの気持なんて
そんなの分からないよ。
「お前、分かってるはずだよ?」
優しく諭す様に問いかける。
「向き合う事から逃げたのはお前もお母さんも、家族みんな一緒だろ?」
・・・そう。
家族から逃げ出したのは私。
向き合う事から逃げたの・・
私も母も。
一生懸命だったんだね。
頑張りすぎて疲れちゃったんだね。
「うん。分かる・・」
認めたくなかったのかもしれない。
分からない振りして
いつまでも【子供】のままで居たかったのかも知れない。
「お前は今までさ、しなくてもいい苦労してきた。
でも、それは、絶対に無駄にはならないから。」
今まで生きて来た事。
経験した事
沢山の涙を流した事。
何度も行き詰った。
立ち止まって
後ろを振り返った事もある。
汚いことも沢山やってきた。
色んな人を傷つけて来た。
それでも
沢山の失敗や後悔が今の私を作っている
どれか一つでも欠けていたら
今の私は居なかった
今、私の周りにいる人を
出会えていなかったんだ。
「ありがとう。トシ君に話したら、スッキリしたよ」
「うん。あんまり1人で抱え込もうとすんなよ!」
私達は手を取り合って車に向かって歩き出した。
今まで、こんな話しをしても、同情されるか
家族を悪く言われるか…だった。
でも、トシ君は違った。
一番欲しかった答えに彼は気付かせてくれた。
「本当にありがとう。大好きだよ。」
腕に抱き付いて笑いながら歩いた。
私はトシ君が好き。
凄く好きなの。
だから、絶対に、この手を離さない。
絶対に。
それから暫くして
優樹の保育所の入所が決まり、私はパチンコ屋で働き始めた。
離婚に向けて、一歩ずつ前に進み始めた。
トシ君とは、三人で会ったり、時には二人で会う事もあった。
ただ、私は、トシ君の家に呼ばれた事がなかった。
二人で時間のある時は
ホテルに行き、体を重ね
時間のない時は車の中が多かった。
嫌な予感は勿論あった。
でも、トシ君に確かめる勇気がなかった。
家に行きたい。と言った時、「凄く汚れてるから。」と断られて以来、私は、その言葉を信じるしかなかった。信じていたかった。
ある日、優樹を連れて出掛けた帰りに、私は何気なくトシ君の家の前を通った。
時間はもう8時を回っていた。当然、トシ君は仕事中。
なのに、家の電気が付いてる…
消し忘れたのかな。
そう思いながらも
嫌な予感はどんどん大きくなる。
反対側の窓まで見に行くと窓が空いている。
中から千春の姿が見えた。
私は急いで家に帰った。
まるで、そこから逃げ出す様に。
遊びに来ていただけ?
それとも…?
確かめたい。
でも、怖い。聞けない。
この時には、もう、私の中でトシ君の存在は
大きくなりすぎていた。
家族の悩みを打ち明けて以来、私は、急速に彼に依存して居た。
私は、次の日優樹を連れてトシ君のBARに遊びに行った。
案の定、千春はカウンターに座っていた。
私は千春の隣に座る。
トシ君は驚きながら私達を見た。
「サクラさん、久しぶりですね!優樹君、歩ける様になったんですね。」
「うん。保育所入る頃にようやくね。歩き始めたの」
「あぁ、トシから聞きましたよ~、サクラさんも働き始めたって。」
やっぱりダメ。
イライラする。
気安くトシとか言わないで!私と千春がトシ君を共有している事実が
こんな時、凄く思い知らされる。
「あ~私も早く赤ちゃん欲しいんですよ。でも、なかなか出来ないんですよ。」
そう言って、「ねっ?!」と言いながら千春はトシ君の顔を見た。
やっぱり。
やっぱり嫌だよ。
私、トシ君には誰にも触れて欲しくない。
私以外を見ないでよ。
付き合ってたら、当然の行為だろうけど。
赤ちゃんって?
別れるつもりで居るんじゃなかったの?
やっぱり割り切れない。
こんなの嫌だよ。
千春は悪びれる事なく
話を続ける。
「一緒に住んでから結構、経つんですけどね。未だに近所に友達も出来なくて。あの辺、子供も多いし、早く私も仲間入りしたいんですよね。」
一番聞きたかった言葉
でも知りたくなかった現実
その後、私は何て千春に声を掛けたのか
どうやって家まで帰ったのか思い出せない。
気付くと真夜中のベットの中に居た。
そして耳元で携帯電話が激しく鳴っている。
この時間に電話を掛けてくる相手は
トシ君しかいない。
分かってて電話に出た。
言い訳?弁解?
何でもいいから、
私を繋ぎ止める言葉を聞かせて欲しい。
離したくない・大切なんだって。
そしたら、
私は馬鹿だから
きっと又、その言葉を信じてついて行くから。
「もしもし?」
「あっ。俺。寝てた?ごめんな。」
「うん。大丈夫。」
沈黙が続く。
私は、何て言っていいのか分からない。
「トシ君、彼女と一緒に住んでたんだね。知らなかった。」
言葉を考えてる内に
いきなり核心をついてしまった。
「あぁ、うん。あいつも色々ある子でさ。住む所なくてな。」
彼は大して気にする様でもなく
悪びれることなく
あっさりと認める。
>> 143
「私、嫌だよ。そんなの嫌だよ。」
暫く沈黙した後、
彼は静かに言った。
「ねぇ、俺だって嫌なんだよ。お前が毅君と暮らしてる事。でも、俺は、何も言わずに我慢してきたよな?」
…それを言われたら、
私はもう何も言えない。
自分でも分かってる。
自分の事、棚に上げてるって。
分かってるけど。
でも嫌なんだもん…
「でも…私は毅とはエッチしてないから。」
「そんなのさ、口では何とでも言える!でも本当はどうなのか、本人達にしか分からないだろ!」
喋りながら彼は
声を荒げ始めた。
「俺だって、早くお前だけを愛したい。でも、そうさせないのはお前だろ?」
離婚をしない私が
全て悪い。
これ以上は
何を言っても無駄。
離婚しない内は
私は不満を言う事も出来ないんだね。
「今、お前の家の下に居るから。ちょっと降りて来いよ。」
仕方なく、パジャマのまま下に降りると
車に乗るように言われた。
車はそのまま走り出す。
トシ君は無言で運転する
私は窓の外を見て
ただ流れる景色を見ていた
暫く走ると、
いつもの場所にたどり着いた。
トシ君の秘密基地。
車を停めるとハンドルから手を離し、体ごと、私の方を向く。
窓に映るトシ君と目が合った、彼の悲しみを含む眼差しに気付き、胸が苦しくなり、私は俯き、彼の視線から逃げた。
その時、ふいに後ろから抱き締められる。
「さくら、ごめんな。」
何て答えていいのか分からなくて、抱き締められたその腕をきつく握った。
「俺、さくらの事が本当に好きなんだよ。好きになりすぎちゃったんだ。」
そう言って私を抱き締める腕に力を込めた。
私は、その力に負けない位、ギュッと腕を握る。
その言葉を私は素直に嬉しいと思った。
「だから、怖いんだ。」
怖い…?
「好きになった分だけ、お前を失う時が怖い。」
「私だって同じ気持ちだよ?トシ君を、もう失いたくないよ。」
「でも、お前は今、俺を失っても戻る家庭があるよな?だから、お前はいつだって、俺なんか捨てられる。」
「そんな事ないよ!私は…」
私の言葉はトシ君の声に遮られた。
「言葉では、何とでも言えるんだよ…」
言葉だけでは、
もう気持ちを伝える事さえ出来ないんだね。
「俺は、もう1人にはなりたくないんだ。」
お前が去った後に
1人で耐えて行くなんて絶対に出来ない。
俺が弱くてズルイ男になってしまう位、
お前が好きなんだよ。
彼は抱き締めたまま
私に、そう言った。
彼の顔は見えない。
もしもタイムマシーンがあったら、どんな顔で話してたのか見てみたいな。
きっと、
自分の名演技に酔いしれていたはずだね。
「ごめんね。トシ君。」
あなたを、こんなに苦しめて。
「もぅ、分かったから。」
今ここで頷けば
千春との関係を認める事になると、分かっていた。
それでも
トシ君の側に居たいと
願っていたの。
ほら、バカな女。
簡単に騙されたでしょ。
以前、トシ君と一緒に行った誠さんのBARで
イベントが開かれた。
その日は
トシ君のBARも休みだったので、お店のみんなと一緒に参加する事になった。
勿論、トシ君の隣には千春の姿がある。
私は仲の良い女友達を誘って参加した。
お店に着くと
前と変わらず、大人のムード漂う店内と
正英そっくりな誠さんが出迎えてくれた。
ただ、その日、違った事は店内に流れる有線のジャズが
今日は生バンドの演奏で行われていた事だった。
先に来ていたオーナーや常連さん達の姿を見つけ
一先ず挨拶回りをした。
その席にトシ君と千春の姿を見つけた。
「さくら達も、こっち座れよ。」トシ君は自分の隣をポンポン叩きながら
私達を誘ってくれた。
トシ君の顔が赤い。
目の前には飲みかけのブランデー。
【すでに、酔っ払いか。】
私はトシ君の方を見て
ニッコリ微笑みながら
断わった。
「行こう、真美。」
真美の手を取って、二人でカウンターの隅っこに座った。
「ごめんね、真美。着いて来て貰って。」
真美とは中学時代からの友人で、今までの事もトシ君との事も、いつもリアルタイムで相談していた。
「別にイイけど。あんた、平気なの?あんなの見せつけられて。」
そう言って、トシ君の方に顎をしゃくる。
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