注目の話題
気になる人が社内恋愛。それを理由に仕事をやめるのはありか
箱入り妹について
連れ子が嫌いと言われた

神社仏閣珍道中・改

No.199 19/06/07 00:34
旅人
あ+あ-

以前、【日本の奇祭】が書かれた本を読んだことがあり、そのなかに【悪口祭り(あくたいまつり)】というものがあったのですが、実にこの大岩山毘沙門天でとり行われている伝統行事だったのです。

一言でいえば大晦日の夜に大声で悪口をつきながら列をなして歩くというものであります。


【悪口祭り】は江戸末期、慶応年間より始まったもので、大晦日の夜11時より、ふもとから登山道を出発し、毘沙門天本堂まで歩いて参るといったもののようです。
山頂の毘沙門天本堂までの道中、参加者の皆様が「ばかやろう」等の悪口を言いながら登って行き、一年の厄を落とし、溜まったうっぷんを晴らして、清々しい新年を迎えるという行事なのだそうです。


厄落としの木札に一年間の厄(災いや苦しみ、災難)を書き込み、山頂の毘沙門天まで持ち歩き、お焚き上げで木札を焚き上げ、厄落とすのだそうです。


悪口祭りでは言ってはいけない悪口があって「びんぼう」や「どろぼう」などの「ぼう」のつく悪口は言ってはならないとされています。それ以外であれば何を言ってもかまわないとか。実際に参加したことがないため詳細はわかりませんが、ここに挙げられている「ぼう」がつかない暴言の方が、恐かったりしないかと思ったりするのですが┉。


「悪口祭り」の由来は諸説あるようですが、その一つに架空の動物「獏(ばく)」に関するものがあり、江戸末期、厄病で亡くなる人が多く、厄病退散を願っており、悪夢を食べる架空の動物「獏」にこの悪夢のような現実を食べてもらい、 厄病退散を願ったとされます。「獏」を「ばくさま」と祈っていたものが「ばくやろう」、「ばかやろう」と訛っていったという説。
この他に飢饉などで年貢を納められずに苦しむ農民に粋な計らいで悪口をつく御許しがあった説など、定かではないそうです。
この「獏」に災難や厄を食べて頂き、開運厄落とし祈願をする絵馬がせんだっての参拝の折も授与品としてご用意されておりました。


悪口を言いながら山道を登っていく際、暗い山道を提灯(ちょうちん)で照らして行列を作っていたことから、提灯行列とも呼ばれるそうです。暗くて細い真夜中の山道を提灯を持ってねり歩くだけでも充分に奇祭ですが┉。
希望すると提灯と毘沙門天のお面を授与していただけるようです。
うーん、参加してみたいような、無理なような┉ (・・;)








199レス目(500レス中)

新しいレスの受付は終了しました

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧