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正解なき罪にまみれて…

No.16 18/04/04 14:31
名無し0 ( ♂ )
あ+あ-

僕は音大に向けてまずは高校でアルバイトをしながら

楽器のレッスンに通うことをすでに決めていた。

多くの同級生が地域の高校を受験するなか僕は遠くの高校を受験した。


以下、続き

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無事受験も終わり、結果を待つのみとなった段階で

吹奏楽部からお別れ会兼打ち上げのお誘いがあった。

僕は数少ない男子部員に声をかけ一緒に予定のお店へ向かった。

正直、部活メンバーと私服で会うのは気恥ずかしかった。

Uさん、Kさん、後輩3人とほんの数回楽器屋さんに行った程度である。

みんなどんな格好をしてくるのか、僕はどんな格好をしていけばかっこ悪くないか。

こういう時になって急に男女を意識してしまう自分が恥ずかしいけど

15歳とはそういうものだ。


お店には60人程度の女子とほんの数名の男子が集まった。

顔から火が出そうなくらい恥ずかしくなった。

みんな普通のことなのだろうけど

この時の女子はみんな少し違って見えた。

人数的にもお店は大混雑という雰囲気だったことと恥ずかしさで

僕はその場で立ち尽くしてしまった。

そこに後ろから「何突っ立ってるの?こっちこっち!!」と

明るく無邪気な声が聞こえた。

振り返ってみるとそこにはUさんとKちゃんがいた。

二人ともいつになく満面の笑みを浮かべはしゃいでいた。

「か、かわいい。。。」

心の中でそう思った。

僕は私服姿の二人を前に動けなかった。

次の瞬間手首をつかまれ引っ張られた。

「早く!こっちだってば!」

と無邪気に笑うUさん。

僕の心臓ははちきれそうだった。

連れていかれた先にはいつものメンバーと

Kちゃんと同じくトランペットパートの男子が一人いた。

その時は何も思わなかったが配席は決まっていなかったためKちゃんか誰かが気を利かせて

いつものメンバーと男子一人を呼んで席を取っておいてくれたのではないか

といまになっては思っている。

Kちゃんは普段から活発で周りを明るくさせる元気な女の子だが

Uさんはどちらかというと口数が少なく、時折その口から放たれる鋭いツッコミは

周りから「鬼だぁ(笑)」とからかわれるくらいだった。

しかし、そんなUさんを僕は「お茶目だな」と思っていた。


つづく・・・

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