注目の話題
家に帰るのが苦痛、ストレス。離婚したい。
マッチングアプリで知り合って、、
飲んでないからいいよ!‥?

ウルトラ八兄弟サーガ

No.12 18/02/21 15:32
作家
あ+あ-

怪獣出現の前兆はすでにあった。
ここは都内のジオフロント最深下部。都内が洪水に見舞われないために巨大なトンネルみたいな用水路を掘削機シールドで掘り進めていた。
がある日、突如獣のような声が聞こえると工事関係者の間で話題となり一部の都市伝説サイトでも上げられていた。
オォォ…………。
「またか」
「いったいなにがいるっていうんだ」
「無駄口を叩くな。工期が遅れるぞ」
わかってます、と言いながらシールドを動かす作業員。モーターがまわり静かにシールドはドリルのように岩を掘り進めていく。
だがある時にシールドの動きがモーター音と共に突如止んだ。
「故障か」
「いや機械は正常なはずだが」
「見せてみろ」
整備規定はクリアーしており毎日の点検は欠かせず彼らは真面目な作業員なのだ。
オォォ……。
シールドに取り付く作業員、地道に手や作業場で掘り進めていた者たちはみな動きを止めた。
がらがら……。
地震?と誰もが思うなかトンネル内でいちばん奥に進む年配の作業員去田は目の前の岩盤を叩いてみた。
「かたいな、こりゃ」
「おい。チーフが作業中止するかもてよ」
「まあ待て」
スコップで岩盤を叩くとがんがんと音が跳ね返ってきてつるはしの先で刺すように岩に当てた。
オォォ……ン!!
瞬間だった!岩の奥から輝く獣のような瞳がこちらを見たのだった。
ひっ!?
去田は妖怪かもののけを見たように声を上げた時に再び岩が崩れ始めた!
「に、逃げろ!!」
「あぶねえ!!」
ベテラン作業員の去田たちは慌てふためくようにトンネルから逃げてきてチーフたちは何事かと聞いた。
「か、怪獣かもしんねえ!!」
「怪獣?そんなのがいるわけないだろう」
「ウルトラマンレオが最後に怪獣を倒したのは三年前だぞ」
この時代怪獣はすでにいないものというのが科学者や防衛軍の見解があり地球は平和だった。
だがあくまで見解であり一部の科学者や怪獣好きのマニアは怪獣は滅びていないと騒ぐ者もいる。
オォォ……ン!
瞬間雄叫びのような声と共にトンネルは崩れはじめチーフや去田たちはみな一斉に逃げはじめた。
防衛軍にもこの報が伝わり極東支部の調査チームが出ることになった。
だがここは都会のジオフロント、何かあれば地盤崩落する危険がある。調査チームは息を呑む。

12レス目(15レス中)
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧