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No.156 17/04/10 07:59
自由人
あ+あ-

再びロシアの絵里。
亜里沙は流之介と十蔵のただならぬ雰囲気にちょっと怖くなり姉にくっついていた。
流之介は聞く。

流之介 「十蔵、おぬしはなぜよみがえった」

十蔵 「しらん」

流之介 「なぜ答えぬ」

十蔵 「知らんものは知らん」

互いに浅からぬも深くもある因縁ある者同士。
流之介にしてみれば慕うべき殿こと志波丈瑠が一時期十蔵にこだわっていたことがあるからよけい気にし厄介なのである。

流之介 「何故ロシアにおる」

さすがに三度もしつこく聞かれて嫌気がさしたのか十蔵はふらりとしながら厳しい瞳で流之介を見つめ静かに厳かに不気味に言う。
知らんと。

流之介 「ううむ」

学 「戦うつもりがない者に無理に聞いてもしかたがないだろう。奴は一度死んだのだろう?」

ええ、と流之介は頷く。健太はおもしろくなさそうに腕を組む。「やってらんないぜ」みたいに。
彼らは知らないが燐獣殿の理央やメレも戦隊や真の敵の前に一度は敗れ亡くなったはずだが2017年という時代によみがえった。
しかし彼らは一度死した身だからか目的がないまま現世にいることに悩んでいるようでもあった。
世界征服など俗な野望がないに等しいからか。

亜里沙 「時代劇みたい」

絵里 「ええ」

健太 「科学万能でもわからねえことはあるもんだ。ガハハ!」

十蔵 「うるさいぞ八百屋」

十蔵は健太を見つめたがやはり戦うつもりはないらしく窓外に目をやる。
窓の外はまだまだ白銀の世界が広がる。

絵里 「ちょっと花を摘みに失礼するわ」

亜里沙 「あたしも」

暖房が効いた車内でも長旅のせいかふたりはトイレに向かう。
十蔵の表現しようのない怖さもあったかもしれない。
鉄道は走り続ける。

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