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続・彷徨う罪

No.129 13/04/03 02:57
ゆい ( vYuRnb )
あ+あ-


「ダメだ、高瀬…。
あいつの銃口の向きと指の動き…それから標的を定める視線は精確だ。
下手に挑発しようもんなら、本気で零を撃つぞ…!」

「へぇ〜、あんな一瞬でオレの事を見分けちゃうのスゴイね。」

岩屋の本気の目…久しぶりに見た。
あんたのその目、逆に恐いんだけど…。

どうやら、高瀬と岩屋は手出しが出来ないみたい。

私が、人質に捕られたからだ。

自分の失態は、自分で何とかしないとダメだ。

「さて、零ちゃん…ご対面しようか。」

男は、銃口を突き付けながら私の前へと回り込んだ。

深く被った帽子から、半分だけ瞳が覗く。

「あれ?ホントに美少女だ。
さすが、修也さんが入れ込んだだけの顔してんね。
リーダーが話を盛ってるだけかと思ったけど…期待以上だよ。」

「何の話し?」

「リーダーが、あんたの事を飛び切り可愛いって言ってたんだよ。
痛ぶるには、S心を掻き立てられて最高だって。」

私を知ってる奴がリーダー?
そいつは、私に会った事が?

「なぁ、そこの2人の刑事さんって零ちゃんに惚れてんの?」

小馬鹿にする訳でもないような飄々とした質問だ。

こんなKYな奴、きっと社会でも上手く行かなくてテロリストに成り下がったに違いない。

「そんな事…お前に関係なっ「惚れてるよ。」

高瀬にかぶせて岩屋が言った。

「因みに、強がってる横のコイツも惚れてるよ。」

これまた飄々と、隣の高瀬を指差して岩屋は続けた。

そんな岩屋の手を、高瀬がブチ切れながら叩き落とした。

「痛いよぅ…ホントの事言って何が悪いんだよぅ…。」

「黙ってろ、バカっ!」

岩屋も元祖KY男だからな…。

岩屋は警察に入って良かったかも…一歩間違えたら、テロリスト側になってもおかしくない気質だ。










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