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続・彷徨う罪

No.123 13/03/31 02:47
ゆい ( vYuRnb )
あ+あ-


「さてと…じゃぁ、高瀬さん。
ちょっくら行ってきますか!」

岩屋は、スーツに付いた塵を叩きおとして立ち上がる。

「あぁ…!」

俺も、零の肩を抱いて立ち上がった。

事の事態を理解出来ずに困惑する零の顔を覗いて、「大丈夫だな?」と問い掛ける。

零は、コクリと頷いた。

「お前は、ある程度の腕がある…自分の身は、自分で守れるよな?」

そう言うと、今度は強い眼差しで力強く頷いて見せた。

「よし!」

零の頭を撫でて、俺たちは一課を出る準備を固める。

「待て、高瀬っ!
勝手な事をするなっ!」

刑事部長が止めに入るが、俺は躊躇なく足を進めた。

「ここに居ても、テロリストに侵入され拘束されるだけです。
それなら、こっちも事態の集結に向かわないと負けます。」

「高瀬っ!」

呼び止める声を振り切り、俺は一課を出た。

あぁ…移動だけじゃなくて、今度は降格処分も覚悟しなきゃならねーな。

そんな事を思いながら、身を構えて廊下を壁伝いに進んだ。

辺りは、妙に静かだ。

他の部署も既に拘束されたのかも知れない。

岩屋の携帯にタイムラインで送られてくる映像を頼りに、テロリストがウロついてる場所を探る。

階段に差し掛かると、ブルーの清掃服を着た男が踊り場で立っているのが見えた。





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