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母と過ごした25年

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ゆっきー( mzX6h )
08/07/30 22:09(更新日時)

私と母の人生を書いてみようと思います。
言語力がないので、表現などに誤りがあるかもしれません。批判、中傷はご遠慮下さい🙇
ただ、自分の過去を書くつもりです。
結末ははっきりと考えていません。ダラダラと読みづらかったり、過去にまた遡ったりするかもしれません。
もし、気にかけてもらえたら読んでいってください☺

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No.928307 08/07/30 07:26(スレ作成日時)

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No.1 08/07/30 07:41
ゆっきー ( mzX6h )

私は心臓に持病をもつ母と、病気なんて風邪を引くくらいの大病を一切したことのない健康な父の間に生まれた。

母が自分の病気に気づいた‥気付かされたきっかけは中学生の時らしい。体の不調を訴え、病院へ行き、血圧を測ると、左腕は正常値、右腕は上が200を超えていた。
病名ははっきり覚えていないが、大動脈の太さが違い、左右の血圧が違うらしい。20歳の時に胸を開き、大手術をしたという。


そんな状態で子供なんて産めるはずがなく、医師からは命に関わるから産むなと言われていた。

No.2 08/07/30 07:47
ゆっきー ( mzX6h )

>> 1 母は自分の体がどうなろうと子供を産むことを決めていた。命がけの出産で私が誕生した。

母の体には、胸を開けた時の傷と、子供を産んだ時の傷が痛々しく残っていた。

No.3 08/07/30 08:01
ゆっきー ( mzX6h )

>> 2 当然だが、一人っ子の家族3人水入らずで生活を送っていた。

母は自分の病気の事は小さい時から話してくれていた。その頃はまだ不調もなく、日常生活は普通に過ごしていたから、私も一人っ子というのもあり、だいぶ甘やかされて成長していた。
欲しい物はすぐ買ってもらえたし、遊びにもよく連れて行ってもらっていた。

No.4 08/07/30 08:12
ゆっきー ( mzX6h )

>> 3 そんな両親の楽しみと言えば、パチンコ。私の記憶では、幼稚園ぐらいから一緒に行っていたのを覚えている。
パチンコ屋の近くにはスーパーがあり、お金を渡されて、好きなもの買って来なさい。それで待たされた。まだ小さかった私は、お菓子を買って食べてすぐ手持ちが無くなり、母のところへ行く。ひとりじゃつまらない。そうすると、パチンコ玉と引き換えにおもちゃを買ってくれる。だが、遊ぶ時間なんてたかがしれている。

No.5 08/07/30 08:24
ゆっきー ( mzX6h )

>> 4 パチンコ屋に行く日は昼から夜まで。目の前にあるラーメン屋かとんかつ屋での夕食が主になり、とんかつ屋に行けば、野菜嫌いの私が食べていたのは、玉ねぎ抜きの親子丼。行く度に同じ物しか頼まないから、私には「いつもの」で通じるようになっていた。

私が幼稚園の年長になった時、パチンコ屋に来ていた年上の男の子(小学校高学年くらいか?)と遊ぶようになり、パチンコ屋の外で遊んでいた。男の子もひとりで遊び相手がいて嬉しかっただろう。
その数日後…

No.6 08/07/30 12:20
ゆっきー ( mzX6h )

>> 5 男の子と私はパチンコ屋の中で追いかけっこをしていた。
追いかけられるのは好きじゃなく、怖くて逃げていたと言っても良かったかもしれない。
必死で走り、とっさに出入り口のドアを開けて外に飛び出した…

No.7 08/07/30 21:31
ゆっきー ( mzX6h )

>> 6 出入り口の先には、車が一台通れる道。すれ違うことは出来ないが、一台だけ走行するには余裕のある道幅。その道の突き当たりには県道が走っていて、裏道に利用する人が多い。だから、とっさに飛び出した私は、運悪く県道に向かって突っ走るワゴン車に…


その時の状況ははっきり覚えていない。気付くと病院の中。
母はその場面を説明してくれた。

大きな急ブレーキに気づいた店員が、事故だと叫んだ。 その声で母は私ではないかと察し、出入り口に突っ走った。

No.8 08/07/30 21:38
ゆっきー ( mzX6h )

>> 7 そこには、一台のワゴン車、その下に女の子がいた。
私だと気づいた母は、救急車を呼んで!!と助けを求めた。




私は、ワゴン車の車高が高かったのが不幸中の幸いで、うずくまって下に入っていた。だが、タイヤがあと数センチ前に来ていたら、私は今、ここにはいなかったかもしれなかった。

No.9 08/07/30 21:50
ゆっきー ( mzX6h )

>> 8 病院では、レントゲン、傷の処置がされた。おでこと両肘、両膝。包帯を巻かれる。あと、解熱の坐薬を入れられる。



それだけの怪我で後遺症もなく済んだ。
これに懲りてもうパチンコはしないと思ったのはほんの束の間だったようだ。

No.10 08/07/30 21:56
ゆっきー ( mzX6h )

>> 9 またパチンコに通う日が訪れるが、小学校にあがった私は一緒に行く事は少なくなり、家で留守番をする事になる。
あの一件もあり、また、遊んでいた男の子に会うのも怖くなったから。

No.11 08/07/30 22:02
ゆっきー ( mzX6h )

>> 10 パチンコ屋はもう1軒近所にあり、いつからかそっちに移っていた。
私はあの子は居ないだろうと、両親と一緒に付いて行っていた。


またあの子がいた。

No.12 08/07/30 22:09
ゆっきー ( mzX6h )

>> 11 母もあの子がこっちに来ていることを知っていた。
あの子は知恵遅れ(知能障害)みたいね。親も普通と違うし。
それがどうだか私には分からなかった。

避けてはいたが、また遊ぶ日が来た。自分も少し落ち着いていたから、危険な事はせず、何かあればすぐ両親の元へ行くつもりで。



ある日、何気ない行動があの子を変える。

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