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花田美織( 20代 ♀ zZacob )
22/09/08 09:10(更新日時)

俺は弓野光里(ゆみのひかり)。
高校一年だ。ここは、名門校の私立村川学院中学、高等学校。
中高一貫校で俺は、中等部から入ったため、高校受験はしていない。
中等部組と高等部から入ってきた組は、クラスが違うが部活や委員会が同じになることがある。趣味のサークルなどを立ち上げてもいい村川学院は、俺の大好きなゆみきょんという、バーチャルアイドル(男子)のサークルを作った。
すると、ある男の高等部からの入学、
葉覇磨理裕翔(ははまりゆうと)が入ってきた。見た目は女の子みたいな小柄体型。身長は162ぐらいで、体重は40キロ台と女性みたいな体型だ。そんな奴がゆみきょんに興味を持つのかって思うが、入ってくれる人はまだ見つかってないから入れてあげようと考え、ゆみきょん同好会を裕翔と一緒に活動する事にした。
裕翔の言葉使いは敬語だった。
俺に恐怖感を抱いているのかわからないが、話しかけた時には、「はい。そうですね。」とかしか言わなくて。
俺たちの絆は全然深まらないから、俺は裕翔に言った。
「裕翔。今週の日曜日空いてる?」
「はい。空いてますが?」「一緒に遊ばないか?」「えっ。僕とですか?」
「うん。」「わかりました。いいですよ。どこで遊びますか?」「うーんと。
今、水曜日だし、まだ決まってないからさ、連絡先交換しない?」
さらっと聞く事が大事だとテレビで聞いた。
「いいですよ。電話番号です。これで登録してください。」「ありがとう。それじゃあ…」「あの。」「なに?」「行く時ってどんな服装でもいいですか?」
「別にいいけど。なんで?」「いや。聞きたかっただけです。」「お、おう。じゃあ、授業に戻らないとね。じゃあね。」
「はい。」
それにしてもなんで服装の事聞かれたんだろうか。不思議だけど、早速裕翔に連絡してみた。
光里」裕翔ヤッホー。光里だよ。
裕翔」どうも。裕翔です。日曜日は、どこに行くんですか?
光里」渋谷!
裕翔」渋谷ですか。楽しみです。
光里」裕翔って渋谷好き?
裕翔」はい。よく行ってるお店があって。
光里」じゃあそこ行こっか。
裕翔」いいんですか?嬉しいです。
光里」喜んでくれたならよかった!
渋谷のLOOK miiduh(ルックミーター)
に待ち合わせな!
裕翔」LOOK miiduhって?
光里」俺の姉さんが経営してるカフェ。
そこに入ってて。姉さんに言っておく。
葉覇磨理さんが来るから、葉覇磨理ですって言ってたら中に入れていいよって。
裕翔」ありがとうございます。じゃあ、そこで待ってますね。
光里」うん。よろしく。

そして日曜日。
「葉覇磨理きてる?」「うん。来てたわよ。すごーく可愛かったわ。あんた、彼女なの?あの子。」「は?あいつ男だぜ?」「え?女の子の格好してたけど。」
「そんなはずはないよ。」「うっそー!
葉覇磨理さん!」「はい。」
そこに現れたのは綺麗で可愛い女の子だった。
「お前裕翔か?」「は、はい。葉覇磨理裕翔です。」「お前もしかして女装男子なのか!?」「そんな大声で言わないでください。その事は私がついてきてほしいところで話しますから!ほら!ついてきて♡」「ちょ、ちょっと!裕翔!」
普通の裕翔じゃなかった。自分のことは私って言うし。
「私、実は女装男子なんですよね。」
「うん。見た感じわかった。裕翔、この格好じゃないとダメなのか?」 つづく

No.3624899 22/09/07 22:17(スレ作成日時)

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No.1 22/09/08 09:10
花田美織 ( 20代 ♀ zZacob )

「はい。私、この姿じゃないと自分自身の事明かせなくて。学校の時の自分なんて私嫌いなんです。だから、外に出る時はずっとこの格好なんです。誰にも明かしてなかったんですけどね。」
「可愛いよ。」「え?」「かわいいよ。裕翔。」「嬉しいです。そう言われると。
親にも明かしてなくて。社会人でブランド社長をしている姉がいて。姉にだけ明かしてます。」「よかった。ちゃんと1人でも話せる相手って必要だもんね。もしかしえ、あの時どの服でもいい?って聞いたのそう言うことか?」「うん。そう言うことだよ。」
裕翔が敬語を使わなかった。女の格好をすると心が軽くなるのか知らんが、すごく関わりやすくなっていた。
「あの。私、服を買いたくて。」「いいよ。裕翔が行きたいところ行きな?俺もついていくから。」「じゃあ、行きましょう!」バサッ
裕翔の手がいつのまにか俺の手の上に。
今、俺は裕翔と手を繋いでいる!?
確かにかわいいなとは思ったが…
こんな仕草まで女子だとは。
俺、裕翔の事…す、スキ?なのかもしれない。
「行きましょっ!光里さんっ。」
“光里さんっ”
照れながら言う裕翔の姿は只者ではなかった。本当に可愛い。
いつのまにか俺は裕翔に恋愛感情を抱くようになってきた。
「今日は楽しかったです!ありがとうございました!一緒に遊びに行けて楽しかったです!また、今度も遊びましょっ!」
「あぁ、いいよ。待ってるな。それじゃあ。」「ちょっと待って!」「?」
ギュッ
「私、光里さんのこと好きです。付き合ってください。」「?」
突然のことだった。俺が恋愛感情を抱いたばっかりなのにもう告白されるとは。
「無理だって言われることは分かってます。でも、私は光里さんの事が好きです。
自分に自信を持って行動するし、学校での私みたいに、クズな奴にも関わってくれるから。光里さんと関わって気づいたんです。光里さんに助けてばっかりだなって。
私には光里さんがいないとダメなのかなって。だから、私と付き合ってほしいです。」「ちょ、ちょっと待って。裕翔は女装男子だよ?女子じゃないよ?」「はい。私自身が好きなだけですから。そんな事関係ありません。」「わかった。返事は待ってくれないか?」「はい。分かりました。待っているので。では。」
俺は初めて告られた。その相手は男子。
俺も好きだけど。
そんな気持ちは裕翔本人に伝えられなかった。つづく

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