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ゆぅ( ♀ hQFYnb )
17/11/19 13:49(更新日時)

優愛は叶わない恋をしている
相手は血の繋がってない義弟の慎
だんだん2人は両想いになるが慎の元カノ、深雪にライバル宣言されたり優愛の憧れの先輩、凪に告白されたりと2人の恋を邪魔されさぁ、大変!
2人は無事結ばれるのか?

No.2559940 17/11/09 19:58(スレ作成日時)

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No.1 17/11/10 20:46
ゆぅ ( ♀ hQFYnb )

あたしの名前は藤咲優愛!高校3年のピッチピッチのラスト女子高生!
あたしは叶わない恋をしている
相手は義弟の慎、高校2年の16歳。
かれこれ8年は片想いしている
気持ちは伝えたいけど今の関係を崩したくないのと育ててくれた施設の人に言えないからだと思う
あたしたちが出会ったのは9年前
金銭の関係で親と暮らせなくなったあたしと両親の離婚が原因で人を信じれなくなった慎
当時の慎は警戒心むき出しで何度も施設を飛びだしてたけど半年後には心を開き始め今の状態に辿り着いた
あたしたちが義姉弟になったのは施設の人たちが考えたもので施設で一番あたしに懐いてた慎とあたしを義姉弟にしようという考えだった
と昔のことを考えてたらねぇねぇという声が聞こえる

「優愛?話聞いてる?」
「えっと...なんだっけ?」
「話聞いてなかったの?もう、最近咲が可愛くて仕方ないって話だよ!」
「相変わらず咲さんのことが好きだよね。あたしには全然できない」
「そりゃ、同性愛だからね。優愛のほうこそどうなの?」

彼女の名前は彩葉!あたしの親友で男装モデルをしている
ボーイッシュな性格でよくジーパンやパンツを着たりと男の子らしい服装を好むから今の仕事は充実しているみたい
ただ、恋愛相手は女性という生粋の同性愛者で彼女のことが好きな女性ファンは多い
ちなみにあたしが慎に想いを寄せてることを知ってる
咲さんっていうのは彩葉の彼女さんで女のあたしから見たら元気で明るい性格の女性
かれこれ半年くらい付き合っている
対してあたしは普通の女子高生で唯一いいとこは優しいという感じかな
私服はスカートやワンピースが多く女の子らしい服装を好む
恋愛に関しては異性に好かれることはあるけどだいたいは相手から振られることが多い

「相変わらずだよ。今の関係を壊したくないから自分の想いは伝えれないよ」
「複雑な関係だからね、優愛と慎クンは。
ただ気をつけたほうがいいよ?
慎クンモテるんだからさ」

No.2 17/11/10 22:01
ゆぅ ( ♀ hQFYnb )

>> 1 確かに慎はモテる。
整った顔立ちに高い身長、逞しい腕、何より性格がいい。
そんな彼を放っておく女子はいないと断言できる。

「でも今のほうが充分、幸せだからこのままでいいの」
「優愛が決めたことならいいんだけどムリしないでね?」

彼女なりの優しさであたしは充分助かってる
今までも、それからこの先もずっと...。
しばらく雑談をしていると携帯の着信音が鳴る。着信音からしてメールかな
相手は千夏、あたしの元カレ。
何の用だろうと画面を見る

【今から会えるか?話がしたい】
【分かった。今、ドコ?】
【桜公園】

桜公園とは名前の通り桜がたくさん咲く公園で千夏から告白された場所でもある
彩葉にちょっと呼ばれたから帰ると告げ、桜公園に向かう
幸い、ここから遠くないため徒歩で向かう
しばらく歩いてるとベンチのほうで腰かけている千夏がいた

「待った?」
「いや、全然?呼び出して悪いな
ここ、座れよ」

千夏との会話に初々しいカップルか、と思いながらもベンチに腰かける

「この公園も変わらないな」
「そうだね、たくさん思い出があるね」

千夏に告白された時も、失恋して千夏に慰められた時も、キスした時も、別れた時も。

「俺、あれから恋してないんだよな。
何というか、あの時が俺にとって初恋であり初めての彼女だったからな。
すごく後悔したよ」
「そっか...。今は何してるの?」
「今はカメラマンとして活躍している!主に風景がメインだけどな」
「夢、叶ったんだね!よかった」
「優愛は優しいな。ま、そんなとこに惹かれたんだけどな。
そういや本題を忘れるとこやった」

千夏はポケットから神を出しあたしに手渡す。
中身を見るとアドレスと番号、それからずっと忘れられなかったというメッセージ。

「やっぱ、あれから忘れることができなかった。だんだん好きな気持ちが溢れたんだな
なぁ、優愛。俺ら、ヨリ戻さない?」



No.3 17/11/11 20:54
ゆぅ ( ♀ hQFYnb )

>> 2 千夏の言葉にあたしは何も言えない。
千夏の気持ちは嬉しいけど叶わない恋をしているから。
千夏を傷つけたくないけど自分の気持ちに素直になろう

「気持ちは嬉しいけど...ゴメン。
好きな人がいるから...。」
「...慎クンか?」
「!!なんで...知って...」
「いや、何回か優愛が話してたから知ってる。だいたいわかってたからね、付き合ってた時から。
俺と話してる時と仕草が違うから。」
「ゴメンね...傷ついたよね。」
「別の人が好きって知ってたけどそれでも優愛が好きだった。愛してた。
本当はヨリ戻したいけど優愛の幸せを一番に願ってるから諦めるよ。
優愛の恋、うまくいくといいな。応援してるから頑張れ。
ただ一つだけ、お願いがあるんだけど友だちになってくれない?あの頃のように」
「うん、いいよ!これからもよろしくね、千夏」
「あぁ。よろしくな、優愛!
っと、そろそろ俺は帰るな。
夜道は危ないから気をつけろよ?」
「千夏も気をつけてね!おやすみ」
「おやすみ、優愛」

千夏と別れ家路に向かった。


「ただいまー」

家に着くと電気が点いてある。慎、帰ってきたのかな?
玄関に入ると怒鳴り声と叫びに似た声が聞こえる。
恐らく、あの子がいて慎が怒鳴っているんだろう。
複雑な気持ちになりながらも部屋から聞こえる声を聞こえない振りをしながら部屋を通り過ぎ執筆部屋に向かう。
あそこなら防音だから集中して執筆ができる。
ディスクに向かい、原稿と睨めっこしながら執筆していく。
あたしは現役ではないけど小説作家でよく自分が書いた小説を公開している。
昔から物語を考えるのが好きでよく人から物語を聞いたりたくさん小説を読んで研究もしている。
あたしは黙々と執筆作業に取りかかった。

No.4 17/11/12 19:19
ゆぅ ( ♀ hQFYnb )

>> 3 「ふぅ、やっと終わった!
ココアでも飲もうかな」

執筆作業を無事終え、ココアを飲もうと執筆部屋から出てリビングに向かう。
向かう途中、慎の部屋から甘い声が聞こえる。
耳を塞ごうにも声がだんだん大きくなり逃げるように玄関まで走り、靴を履いて家を出る。
わかってた、あの子が未だに慎を想ってることも。未練がなくても慎があの子を好きだったことも。
少し涙を流しながら走ってたらドンっと誰かにぶつかってしまった。
顔を見上げると見慣れた人物だった。

「優愛?こんな遅くにどうした?
まさか俺に会いに...ってわけないよな。
泣いてない?なんかあったのか?」
「...っ、凪...先輩...。」
「とりあえず女が一人でいたら危険だから暖かい場所に行こう。
歩くのは...無理そうだな。ケガしてるし。
これでも巻いとけ」

凪先輩の背中に乗り、静かに涙を流す。
彼、塩谷凪先輩は中学時代の先輩であたしより2歳上の20歳。
中学時代の時しか知らないけど凪先輩はヤンキーとして有名で周りから怖がれていたけどあたしは誰よりも強い凪先輩に憧れを抱いていた。
凪先輩に連れてかれた場所はお洒落な雰囲気のバーだった。

「おい、蒼!いるんだろう?
とっとと出てきやがれ」
「やれやれ、他に客がいるんだから静かにしようね?
ってあれ?凪、女連れなんて珍しい、てか初めて見た」
「なんか泣いてたから連れてきた。優愛、紹介する!
コイツは俺の親友、蒼だ!」
「な、凪...女を泣かせたらダメだろ?可哀想に、凪に虐められて。
俺は蒼!優愛ちゃん、よろしくな!」
「優愛です。よろしくお願いします」
「俺が泣かしたんじゃない!優愛、蒼は優愛と同い年だからタメでいい。
蒼、ココアといつものカクテル持ってきて」
「了解!優愛ちゃん、ゆっくりくつろいでね」

No.5 17/11/13 21:04
ゆぅ ( ♀ hQFYnb )

>> 4 「ん、やっぱカクテル美味いわ!ここのカクテルは最高!」
「はいはい、褒めても何も出さないからね。で、何?用事があったんだろ?」
「優愛、辛い時は全部吐き出せばいい。受け止めてやるから。なんならハグやらポンポンしてやる」
「おい、ハグはさすがに抵抗あるだろ。軽いセクハラだぞ?確かに溜め込むのはダメだよな...どんなことがあっても俺たちは味方だから気軽に話せばいい」

2人の優しさに涙が溢れそうになるのを抑え、自分の想いを打ち明けることにした。
慎に想いを寄せてること、関係、さっき起きた出来事全てを。
2人は真剣に話を聞いてくれる。
話を終えると何も言わず凪先輩があたしを抱きしめ蒼はワナワナとしている。

「さっそくハグするのかよ!スキンシップが激しいなぁ。
でもそっかぁ。叶わない恋...ね。
自分が好きな人が他の人とキスしてるとこに遭遇するのは例えドアの向かう側でも辛いし悲しいよな」
「俺も叶わない恋をしたから気持ちはわかる!デートしてるのを想像するだけでも無理!キスシーンなんてもっとダメ!」
「つってもどうするかが問題だよな」

3人でうーんと考えてると凪先輩がいいことを思いついたように提案を出してくれた。

「優愛、男の傷は男しか埋まらない。つまりキスすれば忘れられる。つーことで
一発俺と試すのはどうだろ...ったぁ!蒼!殴ることはないだろ」
「そういうのは好きな人としないとダメだろ!優愛ちゃん、狼から逃げろ」

蒼が凪先輩を止めてる内にあたしは逃げようと考えたが今は家に帰れないためドアの前で立ち尽くす。

No.6 17/11/15 20:51
ゆぅ ( ♀ hQFYnb )

>> 5 「優愛?どうし...あぁ、そうか。
なるほどな」
「まだ何も言ってねぇよ!ま、察しはついてるけどな。
優愛ちゃん、どこか当てはある?」
「ちょっと電話してみる」

2人から少し離れた場所で彩葉に電話をかける。
数コールで出てくれて事情を話す。

「...ってことなの。どうしたらいい?」
「うーん、泊めてあげたいけど咲とラブラブしてるからね。
千夏クンは危ないからダメとして...その凪さんか蒼さんがいいと思うんだけど蒼さんとは初対面みたいだからね。
とりあえず凪さんにしてみない?
1人では心細いんでしょ」
「そうだね、わかった!
じゃ、咲さんとラブラブしてね。
おやすみ」

電話を切り凪先輩の方を向く。

「今晩だけでいいので...よろしくお願いします!凪先輩!」
「うわー、すげぇプレッシャーがかかるんだけど?
蒼、狼になったらどうしよ」
「凪は元々狼だからどうしようもないな。優愛ちゃん、もし襲われそうになったら腹にパンチでもしていいからな?」
「想像するだけで怖い。そろそろ閉店時間だろ?俺たちは帰るよ」
「はいはい、いくら男女で密室とはいえ手は出すなよ?凪の場合、無理か。
今日は可愛いらしい子を紹介してくれたから半額な?」
「ん...じゃ行くよ。
蒼も今から彼女とデートだろ?楽しんでこいよ!」
「おう!優愛ちゃん、おやすみ」
「おやすみ、蒼!」

蒼と別れて凪先輩の後をついて行く。
凪先輩の家はここから近くの場所にあるマンションに住んでいるらしい。
月があたしたちを明るく照らす。
凪先輩と一緒にいても慎のことを考えてしまう。
今頃、2人きりなのか。あたしがいなくて心配してないだろうか。また何処かへ行ってないだろうか。
考えこんでるあたしを凪先輩が切なそうな表情であたしを見ていることなんて知らず夜道を歩く。

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